JP2001343204A - 雄ネジ部の自動検査方法及び自動検査装置 - Google Patents

雄ネジ部の自動検査方法及び自動検査装置

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JP2001343204A
JP2001343204A JP2000164080A JP2000164080A JP2001343204A JP 2001343204 A JP2001343204 A JP 2001343204A JP 2000164080 A JP2000164080 A JP 2000164080A JP 2000164080 A JP2000164080 A JP 2000164080A JP 2001343204 A JP2001343204 A JP 2001343204A
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JP
Japan
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inspection
male screw
work
load
nut jig
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JP2000164080A
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English (en)
Inventor
Takatoshi Nakamura
貴年 中村
Masayuki Ninokata
雅之 二ノ方
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 雄ネジ部を検査する時の人的労力の軽減を図
り、また手感によるバラツキをなくして安定した検査が
行えるようにする。 【解決手段】 ワークWの軸方向一端側の雄ネジ部mを
検査する際、ワークWを左右一対のセンター支持部材
2、3で挟み込んでクランプすると同時に、一方側のセ
ンター支持部材3に設けた検査用ナット治具部6の検査
用ナットNを雄ネジ部mの先端に圧接し、検査用ナット
Nを駆動モータ等により逆回転させて正確な螺合初期位
置に設定した後、検査用ナットNを正転させて回転トル
クを測定し、このトルクと基準トルクを比較することに
より雄ネジ部mの良否を自動的に判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば軸状ワーク
の端部に形成される雄ネジ部の検査技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば車両用部品であるカウンタ
ーシャフトの端部に形成される雄ネジ部のネジ検査は、
例えば完成品を梱包する時に、図3に示すような要領で
ワークWの雄ネジ部mに検査用ナットNを螺合させるこ
とで打痕の有無等を検査するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
検査は、全数検査が必要であり、その都度ワークWの雄
ネジ部mに検査用ナットNを締付けたり、解除したりす
る作業を一日に多数回繰り返す必要があるため作業者の
腕の疲れが大きく、また、人によって手感にバラツキが
あるため安定した検査を行いにくいという難点がある。
【0004】そこで本発明は、検査時の人的労力の軽減
を図るとともに、手感によるバラツキをなくして安定し
た検査が行えるようにすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、ワークの軸方向一端側に形成される雄ネジ部
を自動的に検査するようにした検査方法において、ワー
クの左右のセンターを一対のセンター支持部材で挟み込
んでクランプし、雄ネジ部の先端に検査用ナット治具部
を圧接するとともに、検査用ナット治具部を逆回転させ
て正確な螺合初期位置に設定した後、検査用ナット治具
部を正転させて回転中の負荷を測定し、この負荷と基準
負荷を比較することにより雄ネジ部の良否を判定するよ
うにした。
【0006】このように、センター支持部材によりセン
タークランプしたワークの雄ネジ部の先端に検査用ナッ
ト治具部を圧接し、正確な螺合初期位置に設定した後、
螺合させる途中で負荷測定を行うような作業を自動的に
行うことにより、常に一定の基準で判定することが出
来、しかも作業者の労働負荷を軽減出来る。
【0007】そして請求項2のように、雄ネジ部の自動
検査装置として、ワークの左右のセンターを挟み込んで
クランプする一対のセンター支持部材と、一方側のセン
ター支持部材の外周部に回転自在に設けられ且つ軸方向
に沿ってフローティング支持されるナット治具部と、こ
のナット治具部を正・逆回転させることの出来る駆動部
と、ナット治具部の回転負荷を測定し、測定した負荷を
基準負荷と比較して良否を判定する判定ユニットを設け
れば好適である。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について添付
した図面に基づき説明する。ここで図1は本発明に係る
自動検査装置の構成概要を示す説明図、図2は作用図で
(a)はワークをアンクランプした時の状態図、(b)
はワークをクランプした時の状態図である。
【0009】本発明に係る雄ネジ部の自動検査技術は、
例えば車両用変速機等の部品であるカウンターシャフト
のように、一端側に雄ネジ部が形成されるワークWのネ
ジ検査を自動的に行うことにより人的労力の軽減を図
り、また客観的な判断基準で判定できるようにされ、こ
のワークWの雄ネジ部mは、図1に示すように、軸方向
の端部に形成されている。
【0010】そしてこのワークWの雄ネジ部mを検査す
る検査装置1としては、軸状ワークWの左右のセンター
を挟持してクランプする一対のセンター支持部材2、3
と、一方側のセンター支持部材3の周囲に軸受4を介し
て回転自在に配設される回転体5と、この回転体5の先
端に設けられる検査用ナット治具部6と、回転体5の基
端側に設けられるギア部10を備えており、前記回転体
5と検査用ナット治具部6と、ギア部10は一体化され
ている。
【0011】そして、ギア部10には不図示の駆動モー
タ等の駆動ギアが噛合しており、駆動モータ等の駆動に
よって回転体5が正逆回転可能にされている。
【0012】前記検査用ナット治具部6は、回転体5の
先端側のカップ状凹部5d内に内装され且つ軸方向に沿
って摺動自在なナットホルダ7を備えており、このナッ
トホルダ7内に検査用ナットNが設けられ、蓋9をボル
トBで締め付け固定されている。そして、前記ナットホ
ルダ7の背面側とカップ状凹部5dの底面との間にはス
プリング8が挟装されており、このためナットホルダ7
等は軸方向に対してフローティング支持されるととも
に、カップ状凹部5dの側面に設けられた長穴5Nを通
してピンPがナットホルダ7に植設され、回転体5と一
緒に回転するようにされている。
【0013】また検査用ナット治具部6をワークWの雄
ネジ部mに螺合させ、このときの回転負荷(トルク)を
回転体5及びギヤ部10を通じて不図示の判定ユニット
に送り込むことが出来るようにされている。
【0014】以上のような検査装置1における検査方法
について説明する。まず、図2(a)に示すように、ワ
ークWをセンター支持部材2、3の中間部にセットした
後、図2(b)に示すように少なくとも一方側のセンタ
ー支持部材2、3を前進させて、ワークWの両センター
を回転不能にクランプ支持する。この時、検査用ナット
Nがスプリング8の付勢力により雄ネジ部mの先端に軽
い力で圧接されるようにしている。
【0015】次いで、不図示の駆動モータ等により回転
体5を逆回転させ、雄ネジ部mに圧接する検査用ナット
Nを正確な螺合初期位置に設定する。すなわち、最初に
センター支持部材2、3によりクランプする際、検査用
ナットNの姿勢が傾いて雄ネジ部mに係合しているよう
な時は、この逆回転によって正確な姿勢に戻すことが出
来る。
【0016】次に、回転体5を正回転させて検査用ナッ
ト治具部6をワークWの雄ネジ部mに螺合させ、このと
きの回転負荷(トルク)を回転体5及びギヤ部10を通
じて判定ユニットに送って判定する。このトルクは、例
えば検査用ナットNが回転していない時をゼロにする等
により、基準トルクから一定範囲を逸脱すると不良と判
定するが、この基準トルクの設定によっては、微細な打
痕等の不良でも判定できるようにすることが可能であ
る。
【0017】そして、検査が終了すると、回転体5を逆
回転させ、検査用ナットNを弛めて検査を終了する。
【0018】以上のような要領により、作業者は最初に
ワークWをセンター支持部材2、3でクランプする作業
のみを行えば良く、作業者にかかる労力の軽減が図られ
るとともに、一定の基準で良否を判定することが出来、
検査品質が向上する。また、設定等によっては微細な打
痕等の不具合も発見出来る。
【0019】尚、本発明は以上のような実施形態に限定
されるものではない。本発明の特許請求の範囲に記載し
た事項と実質的に同一の構成を有し、同一の作用効果を
奏するものは本発明の技術的範囲に属する。例えばワー
クWの種類等は任意である。
【0020】
【発明の効果】以上のように本発明は、ワークの軸方向
一端側の雄ネジ部を検査する際、ワークの左右のセンタ
ーを一対のセンター支持部材で挟み込んでクランプし、
雄ネジ部の先端に検査用ナット治具部を圧接するととも
に、検査用ナット治具部を逆回転させて正確な螺合初期
位置に設定した後、検査用ナット治具部を正転させて回
転中の負荷を測定し、この負荷と基準負荷を比較するこ
とにより雄ネジ部の良否を判定するようにしたため、常
に一定の基準で判定することが出来、しかも作業者の労
働負荷を軽減することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動検査装置の構成概要を示す説
明図
【図2】作用図で、(a)は同装置でワークをアンクラ
ンプした時の状態図、(b)はワークをクランプした時
の状態図
【図3】従来の検査方法の説明図
【符号の説明】
1…自動検査装置、2、3…センター支持部材、6…検
査用ナット治具部、N…検査用ナット、W…ワーク、m
…雄ネジ部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F061 AA35 AA44 CC17 DD22 DD23 FF52 FF72 GG04 2F062 AA51 BC62 CC22 CC23 EE01 EE62 FF08 GG26 GG51 MM06 MM08

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークの軸方向一端側に形成される雄ネ
    ジ部を自動的に検査するようにした検査方法であって、
    前記ワークの左右のセンターを一対のセンター支持部材
    で挟み込んでクランプする工程と、前記雄ネジ部の先端
    に検査用ナット治具部を圧接する工程と、前記検査用ナ
    ット治具部を逆回転させて正確な螺合初期位置に設定し
    た後、該検査用ナット治具部を正転させて回転中の負荷
    を測定する工程と、この負荷と基準負荷を比較すること
    により雄ネジ部の良否を判定する工程を備えたことを特
    徴とする雄ネジ部の自動検査方法。
  2. 【請求項2】 ワークの軸方向一端側に形成される雄ネ
    ジ部を自動的に検査するようにした検査装置であって、
    前記ワークの左右のセンターを挟み込んでクランプする
    一対のセンター支持部材と、一方側のセンター支持部材
    の外周部に回転自在に設けられ且つ軸方向に沿ってフロ
    ーティング支持される検査用ナット治具部と、この検査
    用ナット治具部を正・逆回転させることの出来る駆動部
    と、該検査用ナット治具部の回転負荷を測定し、測定し
    た負荷を基準負荷と比較して良否を判定する判定ユニッ
    トを備えたことを特徴とする雄ネジ部の自動検査装置。
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