JPH08178606A - タップ雌ねじ穴検査器具及びこれを用いた検査装置 - Google Patents
タップ雌ねじ穴検査器具及びこれを用いた検査装置Info
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- JPH08178606A JPH08178606A JP32562594A JP32562594A JPH08178606A JP H08178606 A JPH08178606 A JP H08178606A JP 32562594 A JP32562594 A JP 32562594A JP 32562594 A JP32562594 A JP 32562594A JP H08178606 A JPH08178606 A JP H08178606A
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Abstract
ができる。 【構成】駆動軸13はハウジング11に回転可能に取付
けられ先端に駆動用摩擦傘車14を有する。主軸12は
駆動軸に直交してハウジング内に回転可能にかつ摺動可
能に設けられる。ねじ模範16が主軸の一端に取付けら
れる。正転用摩擦傘車18及び逆転用摩擦傘車19は主
軸に駆動用摩擦傘車を挟むように互いに対向して固着さ
れる。スプリング21は主軸を付勢する。駆動手段22
は駆動軸を回転駆動する。ハウジングを引くとき駆動用
摩擦傘車が逆転用摩擦傘車に接触係合する。主軸は摩擦
傘車軸と、摩擦傘車軸に摺動可能にかつ回転不能に取付
けられた回転軸と、予圧スプリングを設けることが好ま
しい。ハウジングを主軸の軸方向に往復動する往復動手
段と、主軸の移動量を検出するセンサと、センサが主軸
の移動量を所定時間検出しないとき警報を発する警報手
段とを備える。
Description
雌ねじ穴を検査する器具及び装置に関する。更に詳しく
はタップにより雌ねじ穴があけられているか否かを検査
する器具及びこの器具を用いた検査装置に関するもので
ある。
なねじの互換性を確保するために限界ねじゲージが用い
られている。この限界ねじゲージには、通りゲージと止
りゲージとがあり、この2つのゲージによって製造され
たねじの合不が判断される。通りゲージはねじに螺合
し、雌ねじの場合は通り抜けること、雄ねじの場合は、
元まで螺合することを検査するものであり、雌ねじは通
り抜け、雄ねじは元まで螺合することで適合判定を行
う。また、止まりゲージは、ねじに螺合して、2回りし
て停止することで合不を判定するもので、規定のねじ寸
法より雌ねじ用止まりゲージは大きく、雄ねじ用止まり
ゲージは小さく作られているものである。このようにね
じは通りゲージの通り抜け及び止まりゲージの規定回数
以下の回転での停止によって合格と判定される。
ねじ山が形成されたねじ部と、このねじ部の軸方向に延
長して設けられたアームと、このアームの先端に設けら
れ手で把持するだけの長さを有するシャフトとにより構
成される。このねじゲージにより雌ねじを検査する場合
には、先ず通りゲージを用い通りゲージのシャフトを手
で回転させることにより、ねじ部を雌ねじに螺合して通
り抜けるか否かを検査する。次に止まりゲージを用いゲ
ージのシャフトを手で回転させることにより、ねじ部を
雌ねじに螺合して止まるか否かを検査する。しかし、ね
じゲージにおいては雌ねじにねじ部を螺合するため、手
でねじゲージを回転させてねじ込まなければならず手間
がかかる等の問題点を有している。また雌ねじ部の長さ
を測定するためには通りゲージの螺合した長さを測定す
る必要があり、目視による測定では正確性に欠ける不具
合もあった。
され一端にねじゲージ回転駆動手段を嵌着可能に形成す
るハウジングと、ハウジングの他端にねじゲージを着脱
可能に設けられたスリーブと、ねじゲージの進入量に応
じてねじ深さの上限値及び下限値を検知する検知手段を
設けたねじ部長さ測定装置が提案されている(特開平1
−174901)。この装置によれば、スリーブの先端
と、ねじゲージの始端を面一で一致させ、この状態から
雌ねじ部にねじゲージを螺合することによる位置のずれ
量を検知手段により検知することにより雌ねじの有効ね
じ深さを検知することができる。一方、近年の雌ねじ穴
加工の精度は向上し、従来の止まりゲージをしようしな
くても通りゲージのみが螺合できれば実際の使用上にお
いては問題とならない場合が多い。特に、雌ねじ穴を加
工する場合に自動化された機械によりタップ切りが行わ
れる場合には雌ねじ不良の発生する場合は少ないと言わ
れている。
化されても、タップ損傷による製品の不良を防止するた
めにタップによる雌ねじ穴の検査の必要性は残存してい
る。即ち、雌ねじが自動化された機械によりタップ切り
が行われ、大量に加工される途中でタップが摩耗又は折
れる等の損傷が生じた場合には損傷以後の製品には通り
ゲージが螺合しないからである。この雌ねじ穴の検査の
ために、作業者がそれぞれの雌ねじ穴を通りゲージによ
り一本ずつ螺合した場合には検査に手間がかかる問題点
がある。かといって、この点を避けるために前述したセ
ンサを用いた検査装置を用いた場合には設備費が高価に
なる問題点がある。本発明の目的は、通常のねじの形状
をしたねじ模範が螺合するか否かにより雌ねじ穴を簡易
に検査することができる雌ねじ穴検査器具を提供するこ
とにある。本発明の別の目的は、上記検査器具を用いて
設備費が安価であって、雌ねじ穴の合否判定が容易な検
査装置を提供することにある。
の本発明の構成を、実施例に対応する図1を用いて説明
する。本発明の特徴ある構成は、ハウジング11に回転
可能に取付けられハウジング11内に臨む先端に駆動用
摩擦傘車14を有する駆動軸13と、駆動軸13に直交
してハウジング11内に回転可能にかつ摺動可能に設け
られた主軸12と、ハウジング11外に位置するように
主軸12の一端に取外し可能に取付けられ検査されるタ
ップ雌ねじ穴17に螺合可能なねじ模範16と、主軸1
2に駆動用摩擦傘車14を挟むように互いに対向して固
着され主軸12の摺動時に駆動用摩擦傘車14に択一的
に接触係合する正転用摩擦傘車18及び逆転用摩擦傘車
19と、正転用摩擦傘車18を駆動用摩擦傘車14に接
触係合するように主軸12をハウジング11に対して付
勢するスプリング21と、駆動軸13を回転駆動する駆
動手段22とを備え、ねじ模範16がタップ雌ねじ穴1
7に螺合している状態でハウジング11をタップ雌ねじ
穴17から遠ざけるように引くとき駆動用摩擦傘車13
が逆転用摩擦傘車19に接触係合するように構成された
ところにある。
逆転用摩擦傘車19を有する摩擦傘車軸27とねじ模範
16が取付けられる回転軸28とにより構成され、回転
軸28は摩擦傘車軸27に所定の範囲で摺動可能にかつ
回転不能に取付けられ、回転軸27を摩擦傘車軸28に
対して突出させるように付勢する予圧スプリング29を
設けてもよい。タップ雌ねじ穴検査器具10のハウジン
グ11を主軸12の軸方向に往復動する往復動手段31
と、ねじ模範16を検査されるタップ雌ねじ穴17に螺
合するとき主軸12のタップ雌ねじ穴17に対する移動
量を検出するセンサ41と、センサ41が所定の主軸1
2の移動量を所定時間検出しないとき警報を発する警報
手段51とを備えることもできる。
7に位置合わせした後、ハウジング11を雌ねじ穴17
に近づけねじ模範16を雌ねじ穴17に当てる。これに
により駆動用摩擦傘車14は正転用摩擦傘車18に接触
係合し、駆動軸13の回転が直接主軸12の回転に伝達
される。主軸12の回転によりねじ模範16は雌ねじ穴
17に螺合する。螺合が確認された後、ハウジング11
を雌ねじ穴17から遠ざけるように引くとスプリング2
1はその引く力に負けて縮むことにより駆動用摩擦傘車
14が主軸12のベアリング11e側に設けられた逆転
用摩擦傘車19に接触係合する。駆動用摩擦傘車14が
逆転用摩擦傘車19に接触係合すると駆動軸13の回転
により主軸12はねじ模範16が雌ねじ穴17から抜け
る方向に回転する。
擦傘車軸27と回転軸28とにより構成すれば、ねじ模
範16に不当な外力が加わる場合に予圧スプリング29
が外力に負けて縮む。図7〜図9に示すように、往復動
手段31により検査器具10を摺動させると、ねじ模範
16は雌ねじ穴17に当接し、検査器具10の主軸12
はねじ模範16を雌ねじ穴17に螺合する。センサ41
は主軸12の移動を検知する。ここでセンサ41が所定
時間主軸12の移動を検知しない場合に警報手段51に
より警報を発する。
査器具を図面に基づいて詳しく説明する。図1に示すよ
うに、本検査器具10はハウジング11と主軸12とを
有する。ハウジング11は主軸12が挿入されるハウジ
ング本体11aと、ハウジング本体11aの一端を塞ぐ
蓋体11bと、主軸12を回転させる駆動軸13が設け
られる枢支部材11cとにより構成される。駆動軸13
は枢支部材11cに設けられた一対のベアリング11
d,11dにより枢支され、枢支部材11cをハウジン
グ本体にねじ手段により取付けた状態で先端がハウジン
グ11内部に臨むようになっている。また駆動軸13の
先端には駆動用摩擦傘車14が設けられる。駆動軸13
はその基端に設けられたねじ部(図示せず)にナット1
3aを螺合して前述した一対のベアリング11d,11
dを挟持することにより枢支部材11cに取付けられる
ようになっている。
ウジング本体11aに挿入され、ハウジング本体11a
と蓋体11bに挟持されたベアリング11eにその基端
が挿入される。これにより主軸12は回転可能にかつ摺
動可能にハウジング11に設けられる。主軸12の先端
にはねじ模範16を着脱可能なコレット軸12aが設け
られ、雌ねじサイズの大きさが異なる場合にねじ模範1
6を交換することができるようになっている。ねじ模範
16は検査されるタップ雌ねじ穴17に螺合することに
より雌ねじ穴17の合否が判定できるようになってい
る。
4を挟むように互いに対向して正転用摩擦傘車18と逆
転用摩擦傘車19が固着され、主軸12の摺動時に駆動
用摩擦傘車14に択一的に接触係合するようになってい
る。駆動用摩擦傘車14、正転用摩擦傘車18及び逆転
用摩擦傘車19は銅、鉄又はステンレス等の金属から構
成され、逆転用摩擦傘車19は更に耐油性を有するウレ
タンゴム等の摺動抵抗の大きい樹脂で被包される。正転
用摩擦傘車18が駆動用摩擦傘車14に接触係合してい
る状態でも比較的大きなトルクがねじ模範16に加わる
と駆動軸13の回転は空回りして正転用摩擦傘車18に
伝達されなくなるようになっている。これに対して、逆
転用摩擦傘車19が駆動用摩擦傘車14に接触係合して
いる状態では比較的大きなトルクがねじ模範16に加わ
っても駆動軸13の回転は逆転用摩擦傘車19に伝達さ
れるようになっている。
基端にはねじ山(図示せず)が加工され、スプリング2
1が嵌入された状態でナット12bが螺合される。スプ
リング21はナット12bとベアリング21の間を広げ
ようと付勢するために、主軸12の先端側に設けられた
正転用摩擦傘車18が常に駆動用摩擦傘車14に接触係
合する。また図2に示すように、ねじ模範16がタップ
雌ねじ穴17に螺合している状態でハウジング11をタ
ップ雌ねじ穴17から遠ざけるように引くとスプリング
21はその引く力に負けて縮むことにより駆動用摩擦傘
車14が主軸13のベアリング11e側に設けられた逆
転用摩擦傘車19に接触係合するようになっている。図
3に示すように、駆動軸13の基端には駆動手段である
外部に設置された小型モータ22の回転軸22aが自在
ワイヤ23を介して連結され、小型モータ22の回転軸
22aが回転することにより駆動軸13が回転駆動する
ようになっている。
器具の使用方法を説明する。検査者は本検査器具10を
持ってねじ模範16を雌ねじ山がタップにより加工され
た検査されるタップ雌ねじ穴17に位置合わせした後、
ハウジング11を雌ねじ穴17に近づけねじ模範16を
雌ねじ穴17に当てる。これにより駆動用摩擦傘車14
は図1の実線矢印で示すように、正転用摩擦傘車18に
接触係合し、駆動軸13の回転が直接主軸12の回転に
伝達される。主軸12の回転によりねじ模範16は雌ね
じ穴17に螺合し、検査者は螺合によるねじ模範16の
移動を目視により確認することで合格品と判定できる。
仮に雌ねじ穴17が不良品である場合にはねじ模範16
は移動せず、作業者は不良であることを目視により確認
する。
じ模範16が螺合したならば作業者はハウジング11を
雌ねじ穴17から遠ざけるように引くとスプリング21
はその引く力に負けて縮むことにより、図2の実線矢印
で示すように、駆動用摩擦傘車14が主軸12のベアリ
ング11e側に設けられた逆転用摩擦傘車19に接触係
合する。駆動用摩擦傘車14が逆転用摩擦傘車19に接
触係合すると駆動軸13の回転により主軸12はねじ模
範16が雌ねじ穴17から抜ける方向に回転することに
よりやがてねじ模範16は雌ねじ穴17から抜けること
になる。ねじ模範16が雌ねじ穴17から抜けたならば
作業者は次の雌ねじ穴17の検査を続行する。
にウレタンゴムを被包したが、逆転用摩擦傘車19にロ
ーレット加工を施してもよい。また、上記実施例では作
業者が本発明の検査器具10を手に持って検査を行った
が、検査される雌ねじ穴17が深く、ねじ模範16を螺
合する際の垂直度が要求される場合には、図4に示すよ
うに、平行リンク機構をしようした補助具26の先端に
設けられた取付部26aに取付けて使用してもよい。こ
の補助具26を使用すればリンク機構によりねじ模範1
6は常に検査される雌ねじ穴17に対して、本実施例で
は実線矢印で示すように、常に垂直に螺合させることが
できる。
合するか否かにかかわらずねじ模範16を雌ねじ穴17
に進入させようとするロボット等の自動機械により使用
する場合には、ねじ模範16又は正転用摩擦傘車18を
保護するための保護手段を用いることが好ましい。本実
施例における保護手段は、図5及び図6に示すように、
主軸12が正転用摩擦傘車18及び逆転用摩擦傘車19
を有する摩擦傘車軸27とねじ模範16取付けられる回
転軸28とにより構成されたところにある。図5に示す
ように摩擦傘車軸27の正転用摩擦傘車18側端部は回
転軸28が挿入可能な筒部27aが形成され、回転軸2
8はその筒部27aに挿入されることで摩擦傘車軸27
に対して摺動可能に取付けられる。また筒部27aには
軸方向に平行な一対の長孔27b(片側のみ示す)が対
称位置に設けられ、回転軸28が挿入された状態で回転
軸28の端縁に筒部27aの長孔27bを貫通するピン
28aが設けられる。これにより回転軸28は摩擦傘車
軸27に対して回転不能に取付けられ、かつピン28a
が長孔27b内を移動する範囲で摺動することができる
ように構成される。
ストッパ28bが設けられ、ストッパ28bと摩擦傘車
軸27の正転用摩擦傘車18の間の回転軸28に予圧ス
プリング29が設けられる。この予圧スプリング29は
正転用摩擦傘車18とストッパ28bの間を広げようと
付勢することにより、摩擦傘車軸27に対して回転軸2
8を突出させるように付勢する。
範16に不当な外力が加わる場合には予圧スプリング2
9が外力に負けて縮むことにより、図6の実線矢印で示
すように、回転軸28を移動させ、ねじ模範16及び正
転用摩擦傘車18を保護するようになっている。このた
めロボット等の自動機械を使用して本検査器具10によ
り雌ねじ穴17を検査しても不慮の外力による検査器具
10自体の損傷を防止することができる。
検査器具を用いた検査装置を図面に基づいて詳しく説明
する。図7〜図9に示すように、タップ雌ねじ穴検査装
置は上述したタップ雌ねじ穴検査器具10のハウジング
11を主軸12の軸方向に往復動する往復動手段31
と、ねじ模範16を検査されるタップ雌ねじ穴17に螺
合するとき主軸12のタップ雌ねじ穴17に対する移動
量を検出するセンサ41と、センサ41が主軸12の移
動量を所定時間検出しないとき警報を発する警報手段5
1とを備える。
32に摺動可能に設けられた摺動台33と、摺動台33
を作業台32に対して摺動させるアクチュエータ34と
により構成される。摺動台33には摺動方向に細長くか
つ検査器具10が挿入可能な幅寸法を有する溝33aが
設けられ、主軸12方向が溝33aの長手方向と平行に
なるよう検査器具10が挿入される。検査器具10は主
軸12方向の前後にスプリング33b,33bにより挟
持され、溝33aの長手方向に対して摺動可能に設けら
れる。スプリング33b,33bは検査器具10を常に
溝33aの中央に位置させるように付勢する。
12の移動量を検知するようになっている。ハウジング
11の蓋体11b中央には図示しない孔が設けられ、主
軸12の基端がその孔を通過して延長され、センサ41
は延長された主軸12の基端の移動量を検知するように
なっている。センサ41の検出出力はコントローラ42
に入力されるようになっている。また摺動台33にはセ
ンサ41が所定時間主軸12の移動量を検知しない場合
に警報を発する警報手段51が設けられる。警報手段5
1はコントローラ42からの出力が入力され、コントロ
ーラ42はセンサ41からの信号に基づき内蔵されたタ
イマに従って所定時間主軸12が移動しない場合に警報
手段51により警報を発するようになっている。
装置の使用方法を説明する。この装置はタップ雌ねじ穴
17を加工する一連の流れの中に組み込まれることが好
ましい。タップにより雌ねじ穴17が加工された製品は
この装置により検査される。検査される製品が所定の位
置にセットされ、雌ねじ穴17が検査器具10のねじ模
範16に対応する位置に位置した状態でアクチュエータ
34が摺動台33を図7の実線矢印で示すように摺動さ
せる。この摺動によりねじ模範16は、図8に示すよう
に、雌ねじ穴17に当接し、検査器具10は溝33aに
沿って破線矢印で示す方向に移動する。スプリング33
b,33bは検査器具10を溝33aの中立位置に付勢
するために主軸12方向にねじ模範16を雌ねじ穴17
に押付けることになる。このスプリング33b,33b
の付勢により主軸12は回転することでねじ模範16を
雌ねじ穴17に螺合させる。ねじ模範16が螺合する
と、図9に示すように、検査器具10は中立位置になり
主軸12の移動をセンサ41が検知し、合格品と判定す
る。
の状態から検査器具10が移動することなくセンサ41
は主軸12の移動を検知することがない。このため、コ
ントローラ42はタイマにより所定時間主軸12の移動
を検知しない場合に警報手段51により警報を発するこ
とにより検査者に不良品であることを知らせる。
ップ検査器具を用いた検査装置を図面に基づいて詳しく
説明する。図10に示すように、本実施例における往復
動手段31は検査器具10が固着された基台36を主軸
12方向に摺動させる作業台32に設けられたスライド
ベアリング37と、ブラケット38aを介して設けられ
たアクチュエータ38とにより構成される。本実施例に
おけるアクチュエータ38はエア圧の調節により摺動軸
38bに加わる力の調整が可能なエアシリンダである。
アクチュエータ38の摺動軸38bは基台36に取付け
られ、摺動軸38bの延び縮みに従って基台36は主軸
12方向に摺動するようになっている。基台36の摺動
方向と平行な側面の片側にはセンサ41である一対のリ
ミットスイッチ46,47が設けられ、作業台のリミッ
トスイッチ46,47に対応する箇所には一対のドッグ
39a,39bが軸39を介して取付けられる。
いねじ手段により取付けられ、ねじ手段を緩めて軸39
に従って摺動させることによりその位置を調整すること
が可能に構成される。ドッグ39a,39bは基台36
がアクチュエータ38により摺動するときに基台36に
設けられた一対のリミットスイッチ46,47にそれぞ
れ当接することにより主軸12の移動を検知することが
できるようになっている。リミットスイッチ46,47
の検出出力は図示しないコントローラ42に入力され
る。コントローラ42と警報手段51は図示しないが上
述した実施例と同様であるので繰返しての説明を省略す
る。
ップ雌ねじ穴検査装置の使用方法を説明する。検査され
る製品が所定の位置にセットされ、雌ねじ穴17が検査
器具10のねじ模範16に対応する位置に位置した状態
でアクチュエータ38が基台36を図10の実線矢印で
示すように摺動させる。この摺動によりねじ模範16は
雌ねじ穴17に当接する。アクチュエータ38は主軸1
2方向にねじ模範16を雌ねじ穴17に押付けるように
付勢する。この付勢によりねじ模範16は雌ねじ穴17
に螺合する。ねじ模範16が螺合すると突出側のリミッ
トスイッチ47がドッグ39bが当接して合格品と判定
できる。
器具10が移動することはないので、突出側のリミット
スイッチ47がドッグ39bに当接することはない。こ
のため、コントローラ42はタイマにより所定時間リミ
ットスイッチ47からの検知信号がない場合に警報手段
51により警報を発することにより検査者に不良品であ
ることを知らせる。良品によりリミットスイッチ47の
検知信号により、又は不良品による警報の後は検査者の
手動によりアクチュエータ38は基台を元の状態に戻す
べく摺動軸38bを縮める。基台36の摺動は収納側の
リミットスイッチ46がドッグ39aに当接することに
より終了する。
じ模範をタップ雌ねじ穴に螺合するように付勢すること
により主軸が正転方向に回転し、タップ雌ねじ穴に螺合
している状態でハウジングをタップ雌ねじ穴から遠ざけ
るように引くと主軸が逆転するように構成したので、検
査者は検査器具を押し付け又は引張る動作だけで雌ねじ
穴を簡易に検査することができる。
構成し、回転軸を摩擦傘車軸に所定の範囲で摺動可能に
かつ回転不能に取付け、回転軸に回転軸を摩擦傘車軸に
対して突出させるように付勢するスプリングを設けれ
ば、ねじ模範に不慮の外力が加わってもスプリングがそ
の外力を吸収するので、ねじ模範又は正転用摩擦傘車の
破損を防止することができる。更に、軸方向に往復動す
る往復動手段と、ねじ模範をタップ雌ねじ穴に螺合する
ときの主軸の移動量を検出するセンサと、センサが所定
の主軸の移動量を所定時間検出しないとき警報を発する
警報手段とを備えるだけで、ねじ模範が雌ねじ穴に螺合
しない場合に警報手段により異常の発生を知ることがで
きる設備費が安価でしかも合否の判定が容易な検査装置
を得ることができる。
合している状態でハウジングをタップ雌ねじ穴から遠ざ
けるように引いた状態を示す図1に対応する図。
視図。
態を示す拡大図。
た状態を示す図5に対応する図。
7に対応する図。
状態を示す図7に対応する図。
図。
Claims (3)
- 【請求項1】 ハウジング(11)に回転可能に取付けられ
前記ハウジング(11)内に臨む先端に駆動用摩擦傘車(14)
を有する駆動軸(13)と、 前記駆動軸(13)に直交して前記ハウジング(11)内に回転
可能にかつ摺動可能に設けられた主軸(12)と、 前記ハウジング(11)外に位置するように前記主軸(12)の
一端に取外し可能に取付けられ検査されるタップ雌ねじ
穴(17)に螺合可能なねじ模範(16)と、 前記主軸(12)に前記駆動用摩擦傘車(14)を挟むように互
いに対向して固着され前記主軸(12)の摺動時に前記駆動
用摩擦傘車(14)に択一的に接触係合する正転用摩擦傘車
(18)及び逆転用摩擦傘車(19)と、 前記正転用摩擦傘車(18)を前記駆動用摩擦傘車(14)に接
触係合するように前記主軸(12)を前記ハウジング(11)に
対して付勢するスプリング(21)と、 前記駆動軸(13)を回転駆動する駆動手段(22)とを備え、 前記ねじ模範(16)が前記タップ雌ねじ穴(17)に螺合して
いる状態で前記ハウジング(11)を前記タップ雌ねじ穴(1
7)から遠ざけるように引くとき前記駆動用摩擦傘車(13)
が前記逆転用摩擦傘車(19)に接触係合するように構成さ
れたタップ雌ねじ穴検査器具。 - 【請求項2】 主軸(12)が正転用摩擦傘車(18)及び逆転
用摩擦傘車(19)を有する摩擦傘車軸(27)とねじ模範(16)
が取付けられる回転軸(28)とにより構成され、 前記回転軸(28)は前記摩擦傘車軸(27)に所定の範囲で摺
動可能にかつ回転不能に取付けられ、 前記回転軸(27)を前記摩擦傘車軸(28)に対して突出させ
るように付勢する予圧スプリング(29)が設けられたこと
を特徴とする請求項1記載のタップ雌ねじ穴検査器具。 - 【請求項3】 請求項1記載のタップ雌ねじ穴検査器具
(10)のハウジング(11)を主軸(12)の軸方向に往復動する
往復動手段(31)と、 ねじ模範(16)を検査されるタップ雌ねじ穴(17)に螺合す
るとき前記主軸(12)の前記タップ雌ねじ穴(17)に対する
移動量を検出するセンサ(41)と、 前記センサ(41)が所定の前記主軸(12)の移動量を所定時
間検出しないとき警報を発する警報手段(51)とを備えた
タップ雌ねじ穴検査装置。
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