JP3772501B2 - 材料試験機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、試験片にねじり負荷を与える材料試験機の改良に関し、特に試験片を引っ張り方向とねじり方向に同時に負荷可能な材料試験機に適したものである。
【0002】
【従来の技術】
材料試験機においては、上下一対の保持具の間に試験片を保持し、これらの保持具の相対移動によって試験片を負荷する。この場合、試験片を保持具に保持するために、試験片の円柱形状の両端外周にネジを形成し、このネジを上下の保持具に形成されたネジ穴にねじ込むことがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような材料試験機において、上下の保持具の相対回転により、試験片にねじり方向の負荷を与えようとすると、ネジを外す方向に対してはトルクを与えることはできない。
【0004】
そこで、例えば、試験片を3つ爪式のチャックで挟んで回転方向に支持することが考えられるが、これでは、被保持部が円柱形状をしている試験片とチャックとの間に滑りが生じやすく、確実にトルク伝達することができない。
【0005】
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、試験片に確実かつ安定的にねじり負荷を与えることのできる材料試験機を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
一実施の形態を示す図1〜図6を参照して説明すると、本発明は、一対の保持具4、5に形成したネジ穴21に試験片6両端の被保持部41に形成したネジ43をそれぞれねじ込むことにより、これらの保持具4、5の間に試験片6を保持し、これらの保持具4、5の相対移動により試験片6に負荷を与える材料試験機1において、ネジ穴21と一部が重なるように形成されたピン穴22と、このピン穴22に挿通されて固定される押さえピン30とを備え、押さえピン30はその両端部にネジ部32を備え、被押さえピン30の側面にテーパ状にテーパ平面34を形成し、保持部41の側面に形成されている平坦面44とテーパ平面34とが平面接触するように、押さえピン30をピン穴22に挿通し、押さえピン30の両端のネジ部32にそれぞれナット33をねじ込んで押さえピン30を固定している。
【0007】
なお、本発明の構成を説明する上記課題を解決するための手段の項では、本発明を分かり易くするために発明の実施の形態の図を用いたが、これにより本発明が実施の形態に限定されるものではない。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に基づいて、本発明の実施の形態について説明する。
【0009】
図1には、本発明の材料試験機1の全体構成を示す。
【0010】
図示されるように、この材料試験機1は、上下一対の上側アーム2、下側アーム3を同軸上に備える。対向し合う上側アーム2下端と下側アーム3の上端には、それぞれ上側保持具4、下側保持具5が設けられ、これらの保持具4、5の間に試験片6が保持されている。
【0011】
上側アーム2の上端は、ねじり負荷検出器7、引っ張りおよび圧縮負荷検出器8を介して、クロスヘッド9に連結する。クロスヘッド9は、図示されない駆動手段により材料試験機本体1Aに対して昇降される。このクロスヘッド9の昇降とともに、上下方向には固定の下側アーム3に対して上側アーム2が昇降し、試験片6には引っ張り負荷または圧縮負荷が与えられる。
【0012】
一方、下側アーム3は、材料試験機本体1Aに固定のスリーブ10内に回転自在に保持されている。そして、このスリーブ10を貫通した下側アーム3の下端3Aには、ギア11が取り付けられている。このギア11は、モータ12の出力軸外周のギア13と、ギア14を介して連係しており、モータ12により回転駆動される。これにより、ギヤ11と一体の下側アーム3は、回転方向には固定の上側アーム2に対して回転し、試験片6にはねじり負荷が与えられる。
【0013】
なお、試験片6に与えられたねじり負荷は、ねじり負荷検出器7により、また、引っ張りまたは圧縮荷重は、引っ張りおよび圧縮負荷検出器8により、それぞれ検出されるようになっている。
【0014】
図2〜図4には上側保持具4を、図5、図6には試験片6を詳細に示す。なお、下側保持具5は、上側保持具4と上下対称に同一の構成となっているので、以下の説明では、上側保持具4で代表させて説明する。
【0015】
図2、図3に示すように、上側保持具4は、下端面に開口する雌ネジ加工のネジ穴21を備える。このネジ穴21に、試験片6の上側被保持部41がねじ込まれる。なお、被保持部41の基端側には、ロックナット23がねじ込まれ、試験片6はネジ穴21に確実に固定される。
【0016】
また、上側保持具4には、このネジ穴21と直交する方向に、一部でネジ穴21と重なり合うように、ピン穴22が形成される。このピン穴22には、押さえピン30が挿通される。
【0017】
図4に示すように、この押さえピン30は、丸棒状のピン本体31の両端にネジ部32を備える。そして、ピン穴22に挿通された状態で、図2、図3に示すように、ネジ部32にロックナット33をねじ込むことにより、ピン穴22に対して固定される。
【0018】
さらに、図4に示すように、この押さえピン30は、円形の外周面の一部が平らに切りかかれたテーパ平面34を備えている。このテーパ平面34は、ピン本体31の側面の一部に、押さえピン30の軸に対して所定の角度で傾斜しつつ、軸に沿って延びている。後述するように、このテーパ平面34により、試験片6が回転方向に支持される。
【0019】
図5に示すように、棒状の試験片6は、円柱状の両端が、それぞれ被保持部41となっている。これらの被保持部41の外周には、それぞれ雄ネジ加工のネジ43が形成されており、上述したように、それぞれ上側保持具4、下側保持具5のネジ穴21にねじ込まれるようになっている。
【0020】
さらに、この被保持部41の外周の一部には、試験片6の軸と平行な平面に切りかかれた平坦面44が形成されている。そして、この平坦面44は、被保持部41がネジ穴21にねじ込まれたときにピン穴22側にはみ出し、ピン穴22に挿通された押さえピン30のテーパ平面34と平面接触するようになっている。
【0021】
つぎに作用を説明する。
【0022】
本発明の材料試験機1で、試験片6を試験するときには、まず、上側保持具4、下側保持具5のネジ穴21に、試験片6両端の被保持部41をそれぞれねじ込み、ロックナット23で固定する。これと同時に、上側保持具4、下側保持具5のピン穴21に押さえピン30を挿通し、その端部のネジ部32にロックナット33をねじ込んで固定する。
【0023】
この場合、押さえピン30の軸回りの回転角度および試験片6の軸回りの回転角度は、押さえピン30のテーパ平面34と試験片6の平坦面44が、真正面に平行に相対するように調整される。この結果、テーパ平面34と平坦面44は平面接触し、試験片6は、上側保持具2および下側保持具3において、軸回りに回転しないように保持される。
【0024】
なお、テーパ平面34は、押さえピン30の軸に対して所定の角度で傾斜しているので、試験片6において平坦面44の加工位置が多少異なった場合でも、押さえピン30を軸方向に動かすことで、テーパ平面34と平坦面44をぴったり平面接触させることができる。
【0025】
このように試験片6を上側保持具4、下側保持具5の間に保持したならば、クロスヘッド9の上下動による上側アームの上下動により、試験片6に引っ張りまたは圧縮負荷を与え、また、モータ12による下側アーム2の回転により、試験片6にねじり負荷を与えることで、試験片6を負荷する。
【0026】
この場合、試験片6は、ネジ穴22へとネジ43の噛み合いおよびロックナット23により、上側保持具4および下側保持具5に対して上下方向に確実に保持される一方、テーパ平面34と平坦面44の平面接触により、上側保持具4および下側保持具5に対して左右いずれの回転方向にも確実に保持される。したがって、試験片6に対して、引っ張りまたは圧縮荷重のみならず、回転方向のトルクも確実に伝達することができる。
【0027】
なお、本実施の形態では、ピン穴22をネジ穴21に直交する方向に形成したが、本発明はこのような形態に限られるものではない。すなわち、ピン穴22がネジ穴21に対して斜めに交差している場合でも、テーパ平面34と平坦面44が平面接触するようになっていれば、試験片6の上側保持具4または下側保持具5に対する軸回り回転を阻止できるので、本発明は成立する。
【0028】
また、本実施の形態では、材料試験機1は、試験片6に引っ張りおよび圧縮負荷とねじり負荷とを共に与えられるものとなっていたが、本発明の適用範囲はこのような材料試験機に限られず、試験片6の上側保持具4および下側保持具5への固定がねじ込み式のものであれば、例えば試験片6にねじり負荷しか与えられない材料試験機に対しても本願発明を適用することができる。
【0029】
また、上記実施の形態の図5では、試験片6の両端の被保持部41に形成した平坦面44は、軸回りの回転方向に対して同一の位相で形成されるように図示されてはいるが、本発明はこれに限られるものではなく、平坦面44の位相が上下の被保持部41(図5では左右の被保持部41)で異なっていてもよい。この場合には、例えば、上側保持具4または下側保持具5の上側アーム2または下側アーム3への取り付け角度を変えることにより、上下の平坦面44の位相が異なった分だけ、上側保持具4のピン穴22と下側保持具5のピン穴22の角度を変えるようにすればよい。これにより、試験片6を加工するときに、特に上下の平坦面44の位相を合わせる必要がなくなり、加工が容易となる。
【0030】
【発明の効果】
本発明によれば、試験片は両端の被保持部において一対の保持具のネジ穴にねじ込まれるとともに、このネジ穴と一部が重なるように形成されたピン穴に、押さえピンが挿通固定され、この押さえピンのテーパ平面が被保持部の平坦面と平面接触することにより、被保持部はネジ穴内で回転しないように押さえ込まれる。さらに、押さえピンの両端のネジ部にそれぞれナットをねじ込むことによって、押さえピンはピン穴に対して固定される。したがって、試験片はネジ穴内で、ネジを締める方向のみならず、ネジを外す方向にも回転しないように保持され、保持具を介しての試験片へのトルクの伝達が、確実かつ安定的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される材料試験機の一実施形態の一例を示す構成図である。
【図2】同じく上側保持具を示す断面図である。
【図3】同じく図2のA−A断面図である。
【図4】同じく押さえピンを示す側面図である。
【図5】同じく試験片を示す側面図である。
【図6】同じく図5のB−B断面図である。
【符号の説明】
1 材料試験機
2 上側アーム
3 下側アーム
4 上側保持具
5 下側保持具
6 試験片
7 ねじり負荷検出器
8 引っ張りおよび圧縮負荷検出器
9 クロスヘッド
10 スリーブ
11 ギア
12 モータ
13 ギア
14 ギア
21 ネジ穴
22 ピン穴
23 ロックナット
30 押さえピン
31 ピン本体
32 ネジ部
33 ロックナット
34 テーパ平面
41 被保持部
43 ネジ
44 平坦部

Claims (1)

  1. 一対の保持具に形成したネジ穴に試験片両端の被保持部に形成したネジをそれぞれねじ込むことにより、これらの保持具の間に試験片を保持し、これらの保持具の相対移動により試験片に負荷を与える材料試験機において、
    前記ネジ穴と一部が重なるように形成されたピン穴と、このピン穴に挿通されて固定される押さえピンとを備え、
    前記押さえピンはその両端部にネジ部を備え、
    前記押さえピンの側面にテーパ状にテーパ平面を形成し、前記被保持部の側面に形成されている平坦面と前記テーパ平面とが平面接触するように、前記押さえピンを前記ピン穴に挿通し、前記押さえピンの両端のネジ部にそれぞれナットをねじ込んで前記押さえピンを固定したことを特徴とする材料試験機。
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