JPH1155836A - ケーブル把持具 - Google Patents

ケーブル把持具

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JPH1155836A
JPH1155836A JP9210390A JP21039097A JPH1155836A JP H1155836 A JPH1155836 A JP H1155836A JP 9210390 A JP9210390 A JP 9210390A JP 21039097 A JP21039097 A JP 21039097A JP H1155836 A JPH1155836 A JP H1155836A
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JP
Japan
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cable
stop ring
gripping
adjusting member
threaded rod
Prior art date
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Pending
Application number
JP9210390A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Kawamura
隆 河村
Takumi Kurokawa
工 黒川
Takeshi Hasegawa
健 長谷川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SYODENSHA KK
Original Assignee
SYODENSHA KK
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Publication date
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Publication of JPH1155836A publication Critical patent/JPH1155836A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 クランプ部材の内側に把持径調整部材を設け
たケーブル把持具で、1種類の把持径調整部材で外径の
異なるケーブルに対応でき、しかもケーブル外径に応じ
た把持径調整部材の位置決めが簡単に行えるようにす
る。 【解決手段】 把持径調整部材6を、鞍形部材11と、そ
の外周面に突設されたネジ棒12と、このネジ棒にゴム弾
性による締め付け力で取り付けられたストップリング13
とで構成する。ネジ棒12を、クランプ部材2A、2Bに
形成されたネジ穴8A、8Bにねじ込むことによりクラ
ンプ部材2A、2Bに取り付ける。ネジ棒12はストップ
リング13の取り付け位置までしかねじ込めないので、ス
トップリング13の取り付け位置を調整することにより、
鞍形部材11によるケーブル把持径を調整できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ケーブル接続箱の
中などでケーブルを所定の位置に保持しておくためのケ
ーブル把持具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】通信ケーブル(光ケーブルを含む)の接
続部などでは、ケーブル接続箱の中にケーブルを所定の
位置に保持しておくためのケーブル把持具が組み込まれ
ている。従来のこの種のケーブル把持具の一例を図5に
示す。図において、1はケーブル、2A、2Bはケーブ
ル1を把持する1対のクランプ部材である。クランプ部
材2A、2Bはケーブル1の片側でヒンジピン3とヒン
ジフック4により開閉可能に連結され、ケーブル1の反
対側でボルト5により締め付けられるようになってい
る。
【0003】クランプ部材2A、2Bの内側にはそれぞ
れ円弧形の把持径調整部材6が設けられ、クランプ部材
2A、2Bはこの把持径調整部材6を介してケーブル1
を把持するようになっている。なお、このケーブル把持
具はケーブルを4本まで把持できるものであるが、図面
ではそのうちの1本のケーブル1を把持する状態を示し
ている。
【0004】従来のケーブル把持具は、1対のクランプ
部材2A、2Bで、外径の異なる種々のケーブルを把持
できるようにするため、内径(肉厚)の異なる把持径調
整部材6を多種類用意しておき、その中からケーブル外
径に合う把持径調整部材を選択して使用している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のケーブル把持具
は、把持径調整部材をケーブル外径に合わせて多種類用
意しておく必要があるため、部品点数が多く、管理が面
倒で、コスト高になるだけでなく、ケーブル外径に合う
把持径調整部材を選択する手間がかかるという難点があ
る。
【0006】このほか、把持径調整部材がネジを介して
クランプ部材に取り付けられていて、把持径調整部材の
中にケーブルを導入した後、外部から工具を用いてネジ
を回転させてケーブルを把持する方式も公知であるが、
この方式では、2つの把持径調整部材の位置を個別にネ
ジで調整することになるため、ケーブルの中心位置がず
れてしまうことがあり、調整が面倒であると共に、反作
業者側からの位置調整も必要となり、作業がやり難いと
いう問題がある。
【0007】本発明の目的は、以上のような問題点に鑑
み、1種類の把持径調整部材で外径の異なるケーブルに
対応でき、しかもケーブル外径に応じた把持径調整部材
の位置決めが簡単に行えるケーブル把持具を提供するこ
とにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明は、ケーブルを把持する2つのクランプ部材の内
側に把持径調整部材を設けて外径の異なるケーブルを把
持できるようにしたケーブル把持具において、前記把持
径調整部材は、内周面がケーブルに接する円弧面となっ
ている鞍形部材と、この鞍形部材の外周面にケーブル把
持方向に突設されたネジ棒と、このネジ棒にゴム弾性に
よる締め付け力で取り付けられたストップリングとから
構成されており、前記クランプ部材には前記ネジ棒がね
じ込まれるネジ穴がケーブル把持方向に形成され、前記
把持径調整部材はネジ棒を前記ネジ穴にねじ込むことに
よりクランプ部材に取り付けられるようになっており、
前記ネジ棒はストップリングの取り付け位置までしかネ
ジ穴へねじ込めないようになっていて、前記ストップリ
ングの取り付け位置を調整することにより、鞍形部材に
よるケーブル把持径が調整できるようになっていること
を特徴とするものである。
【0009】なお、前記ネジ棒は、長さ方向に平面部が
形成され、この平面部にケーブル外径に対応するストッ
プリングの位置を示す目盛りが表示されている構成とす
ることが好ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して詳細に説明する。図1ないし図4は本発明の一
実施形態を示す。図において、1はケーブル、2A、2
Bはクランプ部材、5は締め付け用のボルト、6は把持
径調整部材である。
【0011】一方のクランプ部材2Aは、図2に示すよ
うな構造で、ケーブル挿通部の片側にヒンジフック4
が、反対側にボルト5がねじ込まれるボルト穴7が形成
されている点では従来と同じであるが、中間部にケーブ
ル把持方向にネジ穴8Aが形成されている点が従来と異
なっている。
【0012】また他方のクランプ部材2Bは、図3に示
すような構造で、ケーブル挿通部の片側にヒンジピン3
が、反対側にボルト5が挿通されるボルト挿通穴9が形
成されている点では従来と同じであるが、中間部にケー
ブル把持方向にネジ穴8Bが形成されている点が従来と
異なっている。
【0013】また把持径調整部材6は、図4に示すよう
に、内周面がケーブルに接する円弧面となっている鞍形
部材11と、この鞍形部材11の外周面にケーブル把持
方向に突設されたネジ棒12と、このネジ棒12にゴム
弾性による締め付け力で取り付けられたストップリング
13とから構成されている。鞍形部材11とネジ棒12
は相対的に回転しないように一体に形成されている。鞍
形部材11の内周面には把持したケーブルがずれないよ
うにするため周方向に突条14が形成されている。
【0014】ストップリング13としてはゴム製のOリ
ングなどを使用するとよい。ストップリング13はその
内周長がネジ棒12の外周長より短いものを使用するこ
とにより、ネジ棒12に取り付けたときに、ゴム弾性に
よる収縮力でネジ棒12を締め付け、かつネジ山の間に
落ち込むようにしておくことが好ましい。このようにす
ると通常の状態ではストップリング13がネジ棒12の
長さ方向に移動することがなく(ネジ棒12の長さ方向
の位置決めが確実になり)、しかも作業者が指などでス
トップリング13に外力を加えれば取り付け位置(ネジ
棒12の長さ方向の位置)を変更することが可能であ
る。
【0015】ネジ棒12に上記のようにストップリング
13を取り付けておくと、ネジ棒12を図1のようにク
ランプ部材2A、2Bのネジ穴8A、8Bにねじ込むと
きに、ストップリング13の位置までしかねじ込むこと
ができない。つまりストップリング13の位置によって
ネジ穴8A、8Bへのねじ込み量が規制される。したが
ってストップリング13の取り付け位置を調整すれば、
ネジ棒13のネジ穴8A、8Bへのねじ込み量を調整で
き、これによって鞍形部材11によるケーブル把持径を
調整できることになる。
【0016】またこの実施形態では、ネジ棒12の両側
面に長さ方向に連続する平面部15が形成されており、
そのうちの少なくとも一方の平面部15には図4(D)
に示すように目盛り16が表示されている。この目盛り
16はケーブル外径に対応するストップリングの取り付
け位置を示している。
【0017】上記構成のケーブル把持具によってケーブ
ルを把持する場合には、次のように行う。まず2つの把
持径調整部材6を用意し、各々のネジ棒12の、把持す
るケーブルの外径に対応する目盛り16の所にストップ
リング13を位置させた後、ネジ棒12をネジ穴8A、
8Bにねじ込み、ストップリング13によりねじ込みが
できなくなるまでねじ込む。これによって把持径調整部
材6はケーブルを適正に把持できる位置に取り付けられ
たことになる。その後、鞍形部材11の間にケーブル1
を配置し、クランプ部材2Bを閉じて、ボルト5を締め
付ければ、ケーブル1を適正に把持することができる。
【0018】このように本発明によれば、ネジ棒12の
ねじ込み量によりケーブル把持径を調整でき、ネジ棒1
2のねじ込み量はストップリング13の取り付け位置に
より設定できるので、1つのサイズの把持径調整部材6
で外径の異なるケーブルを把持することができると共
に、ケーブル外径に応じた把持径調整部材6の位置決め
を簡単に行うことができる。
【0019】なお上記実施形態では、目盛り16を表示
するための平面部15をネジ棒12の周方向の2箇所
(両側面)に形成したが、平面部15は周方向の1箇所
のみに形成してもよい。また平面部を形成せずにネジ部
に目盛りを直接表示することもできる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ケ
ーブル把持径はネジ棒のねじ込み量によって調整でき、
ネジ棒のねじ込み量はストップリングによって設定でき
るようしたので、1種類の把持径調整部材で外径の異な
る種々のケーブルを把持することができると共に、ケー
ブル外径に応じた把持径調整部材の位置決めも簡単に行
うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るケーブル把持具の一実施形態を
示す正面図。
【図2】 図1のケーブル把持具の一方のクランプ部材
を示す、(A)は平面図、(B)は正面図、(C)は側
面図。
【図3】 図1のケーブル把持具の他方のクランプ部材
を示す、(A)は平面図、(B)は正面図、(C)は底
面図。
【図4】 図1のケーブル把持具の把持径調整部材を示
す、(A)は平面図、(B)は正面図、(C)は底面
図、(D)は側面図。
【図5】 従来のケーブル把持具の一例を示す正面図。
【符号の説明】
1:ケーブル 2A、2B:クランプ部材 3:ヒンジピン 4:ヒンジフック 5:ボルト 6:把持径調整部材 8A、8B:ネジ穴 11:鞍形部材 12:ネジ棒 13:ストップリング 15:平面部 16:目盛り

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケーブル(1)を把持する2つのクランプ
    部材(2A、2B)の内側に把持径調整部材(6)を設
    けて外径の異なるケーブルを把持できるようにしたケー
    ブル把持具において、 前記把持径調整部材(6)は、内周面がケーブルに接す
    る円弧面となっている鞍形部材(11)と、この鞍形部
    材の外周面にケーブル把持方向に突設されたネジ棒(1
    2)と、このネジ棒にゴム弾性による締め付け力で取り
    付けられたストップリング(13)とから構成されてお
    り、 前記クランプ部材(2A、2B)には前記ネジ棒(1
    2)がねじ込まれるネジ穴(8A、8B)がケーブル把
    持方向に形成され、前記把持径調整部材(6)はネジ棒
    (12)を前記ネジ穴(8A、8B)にねじ込むことに
    よりクランプ部材に取り付けられるようになっており、 前記ネジ棒(12)はストップリング(13)の取り付
    け位置までしかネジ穴(8A、8B)へねじ込めないよ
    うになっていて、前記ストップリング(13)の取り付
    け位置を調整することにより、鞍形部材(11)による
    ケーブル把持径が調整できるようになっていることを特
    徴とするケーブル把持具。
  2. 【請求項2】ネジ棒(12)には長さ方向に平面部(1
    5)が形成されており、この平面部にケーブル外径に対
    応するストップリング(13)の位置を示す目盛り(1
    6)が表示されていることを特徴とする請求項1記載の
    ケーブル把持具。
JP9210390A 1997-08-05 1997-08-05 ケーブル把持具 Pending JPH1155836A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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