JP2001342747A - 建 物 - Google Patents

建 物

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JP2001342747A
JP2001342747A JP2000163616A JP2000163616A JP2001342747A JP 2001342747 A JP2001342747 A JP 2001342747A JP 2000163616 A JP2000163616 A JP 2000163616A JP 2000163616 A JP2000163616 A JP 2000163616A JP 2001342747 A JP2001342747 A JP 2001342747A
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JP
Japan
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space
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living room
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Pending
Application number
JP2000163616A
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English (en)
Inventor
Keizo Sato
恵三 佐藤
Junzo Mabuchi
順三 馬渕
Kenichi Kasuya
健一 粕谷
Manabu Fukuchi
学 福地
Hiroshi Nagamine
博 長嶺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
Original Assignee
Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 快適かつ機能的でありまた可変性と省エネル
ギーに優れる居室空間が得られ、設計および施工の標準
化、規格化、工業化が可能な建物を実現する。 【解決手段】 外周部に複数の機械室1を分散配置し、
各機械室間の外壁部にその内部の居室空間2に通じる窓
3を設ける。機械室とそれに隣接して設けられた窓とそ
の窓に面する所定領域の居室空間とを要素とするモジュ
ールMを設定し、該モジュールを多数連続配置すること
で各モジュールの居室空間を連続せしめた大居室空間5
を構成する。各モジュールの機械室に当該モジュールの
居室空間を対象として少なくともその空調負荷を処理し
得る空調設備を設置する。空調設備は当該モジュールの
居室空間に対する外気冷房が可能な構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は建物の形態に係わ
り、特に研究所や事務所、工場等に適用して最適な建物
に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の建物は、居室空間が快適で機能
的であることはことは言うに及ばず、内部レイアウトの
変更等に対応し得る高度の可変性を有すること、十分な
省エネルギーを実現できるものであること、といった性
能が要求される。また、建物を建設するに当たってはコ
スト節減のために設計および施工の標準化、規格化、工
業化も必要とされる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、建物に要求
される上記のような様々な機能、性能を満足させること
のできる有効な形態の建物を提供することを目的とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の建物
は、外周部に複数の機械室を分散配置し、各機械室間の
外壁部にその内部の居室空間に通じる窓を設けたもので
ある。
【0005】請求項2の発明は、請求項1の建物におい
て、前記機械室と該機械室に隣接して設けられた窓と該
窓に面する所定領域の居室空間とを要素とするモジュー
ルを設定し、該モジュールを多数連続配置することで外
周部に各モジュールの機械室を分散配置するとともに各
機械室間に窓を設け、その内部に各モジュールの居室空
間を連続せしめた大居室空間を構成したものである。
【0006】請求項3の発明は、請求項2の建物におい
て、各モジュールの機械室には当該モジュールの居室空
間を対象として少なくとも該居室空間の空調負荷を処理
し得る空調設備を設置したものである。
【0007】請求項4の発明は、請求項3の建物におい
て、前記空調設備は当該モジュールの居室空間に対する
外気冷房が可能な構成としたものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の建物を研究所に適
用した場合の実施形態を説明する。図1は本実施形態の
建物の基準階の平面図であって、この建物は外周部に複
数の機械室1が分散配置され、各機械室1間の外壁部に
内部の居室空間2に通じる窓(開口部)3が設けられて
いるものである。
【0009】そして、この建物では、上記の機械室1
と、その片側に隣接して設けられている上記の窓3と、
この窓3および機械室1に面している所定領域の居室空
間2とを要素とするモジュールMを設定し、そのモジュ
ールMを多数連続配置することで基準階の大半を構成し
ている。
【0010】具体的には、図示例の建物では、桁行方向
が2スパンで梁間方向が1スパンのモジュール(鎖線で
囲んだ範囲)Mを採用し、そのモジュールMをこの階の
中央部に片側に3モジュールずつ対称的に配置し、それ
ら6モジュールの居室空間2を連続させて全体として6
スパン×2スパンにわたる間仕切りなしの大居室空間5
(ワーキングエリア)を構成しており、その大居室空間
を研究室や実験室等として使用するとともにその中央部
に通路6を確保したものとなっている。
【0011】また、上記の大居室空間5に隣接している
一方の妻側(図1における右側)には2モジュールが間
仕切壁7で区画されてそれらモジュールMの居室空間2
が独立の室とされ、その一部が廊下として使用されてい
る。また、他方の妻側(同、左側)には2モジュールが
設けられ、それらモジュールMは間仕切り7によりそれ
ぞれ多数の諸室に仕切られている。
【0012】そして、各モジュールMの機械室1には、
それぞれのモジュールMの居室空間2を対象とする空調
設備(図示略)が設置されている。各機械室1に設置さ
れている空調設備は少なくともそれぞれのモジュールM
の居室空間2の空調負荷を処理し得る能力を有するもの
とされている。また、各機械室1が外周部に配置されて
いることから、それら機械室1内の空調設備は矢印にて
示しているように機械室1の一方の側壁部から外気8を
取り入れて居室空間2に供給し、かつ他方の側壁から排
気9を外部に排出することにより、居室空間2に対する
外気冷房を行い得るものとされている。なお、空調方式
については特に限定されないが、二重床をサプライチャ
ンバとして通気性床材を通して床全面から微風速で給気
を吹き出すフロアフロー方式が好適に採用可能である。
また熱源システムも任意であるが、蓄熱システム特に安
価な夜間電力を利用する水蓄熱システムを採用すること
が好ましい。
【0013】上記の建物にあっては、外周部に分散配置
された機械室1が居室空間2と外部との間に介在して外
部環境の変化からのバリアとして有効に機能する。つま
り、機械室1が設置された部分においては居室空間2と
外部との間に二重の壁体が介在することになるから、居
室空間2から機械室1を通しての外部への熱ロスは単な
る外壁の場合に比較して半減し、したがって居室空間2
の空調負荷特にペリメータ負荷を大きく低減させること
ができ、十分な省エネルギーを図ることができる。試算
によれば、上記のように機械室1を分散配置し、外壁に
断熱材を十分に使用し、窓ガラスとして熱線吸収ガラス
によるペアガラス(登録商標)を採用することにより、
年間熱負荷係数(PAL)を法定値(335MJ/m2
年=80Mcal/m2年)の半分以下にすることができ、
その分、空調ランニングコストを削減できるし、ひいて
は温室効果ガスの削減にも寄与し得る。
【0014】また、各機械室1の間には窓3を設けたの
で、それらの窓3を通しての眺望と居室空間2に対する
十分な採光を確保でき、必要であれば窓3を開いて通風
を確保することもできる。そして、図示しているように
それらの窓3に面する部分にテーブル10を配置してそ
こをミーティングコーナーや休憩コーナーとすることに
より、ワーキングエリアの一角に外部に面する開放的で
快適なアメニティスペースを確保することができる。な
お、夏期における日射負荷の削減のために窓3にはブラ
インド等を設けることが好ましい。
【0015】さらに、6モジュールの居室空間2が連続
している大居室空間5を構成しているので、その大居室
空間5をそのまま大部屋として使用することはもとよ
り、必要に応じて任意の位置に間仕切りを設けることが
できるし、間仕切りの変更も自由に行い得るものであ
り、また機械室1の壁面を利用して事務機や什器を支障
なくレイアウトすることができるから、機能的で可変性
に優れる執務空間を確保することができる。
【0016】さらに、建物全体を機械室1を含めてモジ
ュール化するとともに、各モジュールの機械室1にはモ
ジュールMの空調負荷に対応した空調設備を設置するこ
とにより、設計および施工における標準化、規格化、工
業化を図ることができ、建設コストの削減を図ることが
できる。なお、モジュールMは建物の規模や用途に応じ
て最適に設定すれば良い。
【0017】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明の建物
は、外周部に複数の機械室を分散配置し、各機械室間の
外壁部にその内部の居室空間に通じる窓を設けたもので
あるから、機械室が外部環境に対するバリアとなって特
にペリメータの空調負荷を低減できて十分な省エネルギ
ーを実現することができ、また、機械室間に窓を過不足
なく設けることで快適な居室空間を確保することがで
き、したがって快適性と省エネルギーを両立でき、研究
所や事務所、工場といった建物に要求される性能、機能
を十分に満足し得るものである。
【0018】請求項2の発明の建物は、機械室とそれに
隣接している窓と、窓に面する所定領域の居室空間とを
要素とするモジュールを設定して、そのモジュールを多
数連続配置することで各モジュールの居室空間を連続せ
しめた大居室空間を構成したので、そのような大居室空
間をそのまま大部屋として使用できることはもとより、
必要に応じて任意の位置に間仕切りを設けることができ
るし、間仕切りの変更も自由に行い得るものであり、機
能的で可変性に優れる居室空間を得ることができるし、
モジュール化による設計および施工上の標準化、規格
化、工業化を図ることで建設コストの削減を図ることが
できる。
【0019】請求項3の発明の建物は、各モジュールの
機械室に当該モジュールの居室空間を対象とする空調設
備を設置し、その空調設備は少なくとも当該モジュール
の居室空間の空調負荷を処理し得るものであるから、モ
ジュールごとに適正な空調を独立に行うことが可能であ
る。
【0020】請求項4の発明の建物は、上記の空調設備
により当該モジュールの居室空間に対する外気冷房を可
能としたので、省エネルギー効果をより高めることがで
きることはもとより、外気を機械室の壁面から直接的に
取り入れることができ、かつ排気を機械室の壁面から直
接的に排出することができ、合理的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態である建物の基準階平面図
である。
【符号の説明】
M モジュール 1 機械室 2 居室空間 3 窓 5 大居室空間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 粕谷 健一 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建設 株式会社内 (72)発明者 福地 学 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建設 株式会社内 (72)発明者 長嶺 博 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建設 株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周部に複数の機械室を分散配置し、各
    機械室間の外壁部にその内部の居室空間に通じる窓を設
    けてなることを特徴とする建物。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の建物において、前記機械
    室と該機械室に隣接して設けられた窓と該窓に面する所
    定領域の居室空間とを要素とするモジュールを設定し、
    該モジュールを多数連続配置することで外周部に各モジ
    ュールの機械室を分散配置するとともに各機械室間に窓
    を設け、その内部に各モジュールの居室空間を連続せし
    めた大居室空間を構成してなることを特徴とする建物。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の建物において、各モジュ
    ールの機械室には当該モジュールの居室空間を対象とし
    て少なくとも該居室空間の空調負荷を処理し得る空調設
    備を設置してなることを特徴とする建物。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の建物において、前記空調
    設備は当該モジュールの居室空間に対する外気冷房が可
    能な構成としたことを特徴とする建物。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103346499A (zh) * 2013-07-30 2013-10-09 中国电力工程顾问集团东北电力设计院 大型空冷火电机组空冷岛与高压配电装置的布置结构
CN106836468A (zh) * 2016-12-22 2017-06-13 清华大学建筑设计研究院有限公司 一种低多层装配式保温节能建筑

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