JP2001341451A - 感熱孔版印刷用原紙およびその製造方法 - Google Patents

感熱孔版印刷用原紙およびその製造方法

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JP2001341451A
JP2001341451A JP2000167815A JP2000167815A JP2001341451A JP 2001341451 A JP2001341451 A JP 2001341451A JP 2000167815 A JP2000167815 A JP 2000167815A JP 2000167815 A JP2000167815 A JP 2000167815A JP 2001341451 A JP2001341451 A JP 2001341451A
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polylactic acid
heat
sensitive stencil
porous support
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Yukio Kawazu
幸雄 河津
Kenji Kida
健次 喜田
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Toray Industries Inc
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Toray Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、低エネルギーでの穿孔性に優れ、高
解像度の印刷物が得られる感熱孔版印刷用原紙およびそ
の製造方法を提供せんとするものである。 【解決手段】本発明の感熱孔版印刷用原紙は、ポリ乳酸
フィルムの片面に、ポリ乳酸繊維からなる多孔性支持体
が接合されてなることを特徴とするものである。また、
かかる感熱孔版印刷用原紙の製造方法は、ポリ乳酸フィ
ルムとポリ乳酸繊維からなる多孔性支持体とを熱接着し
た後、共延伸することを特徴とするものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、サーマルヘッド、
あるいはハロゲンランプ、キセノンランプ、フラッシュ
ランプ、レーザー光線等によって穿孔製版される感熱孔
版印刷用原紙に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、感熱孔版印刷用原紙(以下、
原紙という)としては、塩化ビニリデンフィルム、ポリ
エステルフィルム、ポリプロピレンフィルム等の熱可塑
性樹脂フィルムに、天然繊維、化学繊維または合成繊維
あるいはこれらを混抄した薄葉紙、不織布、紗等によっ
て構成された多孔性支持体を接着剤で貼り合わせた構造
のものが知られている(例えば、特開昭51−2513
号公報、特開昭57−182495号公報など)。
【0003】しかしながら、昨今では、印刷物に対して
高い解像度が要求されており、例えばサーマルヘッドに
よる穿孔では、高い解像度を得るために、サーマルヘッ
ドの熱素子を小さくするとともに、サーマルヘッドの加
熱周期を短かくして、単位面積当たりの穿孔数を増やす
試みがなされている。このような場合に、短時間で適正
な大きさの穿孔を得るためには、サーマルヘッドに供給
するエネルギーを低減させる必要があり、そのためには
原紙を構成するフィルムが低いエネルギーで穿孔される
こと、いわゆるフィルムが高感度であることが必須であ
る。また、サーマルヘッドの寿命延長の点からも、個々
のヘッドに供給するエネルギーを低減させる必要があ
り、そのためにもフィルムの高感度化が望まれている。
【0004】従来より、フィルムの高感度化を目的に、
フィルムに用いられるポリマーの組成を規定したフィル
ム(特開平2−158391号公報、特開平7−276
839号公報、特開平10−119453号公報)や、
熱収縮特性を規定したフィルム(特開昭62−2829
83号公報、特開昭63−160895号公報)などが
提案されているが、近年要求されている高解像度機に供
するには、感度の点において必ずしも十分なものではな
かった。
【0005】また、フィルムが適正に穿孔されたとして
も、必ずしも解像度の高い印刷物が得られるとは限ら
ず、上記の従来原紙では、いわゆる白抜け欠点を完全に
なくすることはできなかった。この原因は、原紙を構成
するフィルムが溶融穿孔されても、その開孔部分に多孔
性支持体や接着剤が存在することにより、印刷インキの
透過が阻害され、印刷用紙に画線を構成する点を形成で
きないことによるものである。
【0006】白抜け欠点を改良する目的で、多孔性支持
体のフィルムと接着する面側の繊維の太さや目付を規定
した原紙(特開平2−273297号公報、特開平3−
193445号公報)が提案されている。また、接着剤
の量を少なくした原紙として、例えば、多孔性薄葉紙と
合成樹脂フィルムとの間に網状接着剤層を形成したもの
(特開昭58−147396号公報)や、接着面積を特
定の範囲とするもの(特開平4−232790号公報)
などが提案されている。また、接着剤を用いないものと
して、熱可塑性樹脂フィルムの片面に合成繊維が散布さ
れ熱圧着されてなるもの(特開平4−212891号公
報)や、ポリエステルフィルムとポリエステル繊維から
なる多孔性支持体が直接固着してなるもの(特開平6−
305273号公報)などが提案されている。さらにま
た、接着剤を用いない原紙として、未延伸ポリエステル
フィルムと未延伸ポリエステル繊維からなる多孔性支持
体とを熱圧着して共延伸してなる原紙(特開平7−23
7368号公報)が提案されている。
【0007】しかしながら、これら改良された原紙であ
っても、近年要求されている高感度で、かつ、高解像度
の印刷物を得るには十分とはいえないものであった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる従来
技術では実現できなかった低エネルギーでの穿孔性に優
れる上に、白抜け欠点のない高感度・高解像度の感熱孔
版印刷用原紙およびその製造方法を提供せんとするもの
である。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、かかる課題を
解決するために、つぎのような手段を採用するものであ
る。すなわち、本発明の感熱孔版印刷用原紙は、ポリ乳
酸フィルムの片面に、ポリ乳酸繊維からなる多孔性支持
体が接合されてなることを特徴とするものである。ま
た、かかる感熱孔版印刷用原紙の製造方法は、ポリ乳酸
フィルムとポリ乳酸繊維からなる多孔性支持体とを熱接
着した後、共延伸することを特徴とするものである。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明は、前記課題、すなわち低
エネルギーでの穿孔性に優れる上に、白抜け欠点のない
高感度・高解像度の感熱孔版印刷用原紙について、感熱
孔版印刷用原紙の機能、穿孔製版および印刷メカニズム
に着目して鋭意研究した結果、特定のポリマーからなる
フィルムと多孔性支持体とを組み合わせて原紙を構成す
ることにより、かかる課題を一挙に解決することを究明
し、本発明を完成させたものである。
【0011】本発明の感熱孔版印刷用原紙におけるポリ
乳酸フィルムとポリ乳酸繊維に用いられるポリ乳酸と
は、乳酸ホモポリマー、乳酸と他のヒドロキシカルボン
酸等との共重合体、並びにそれらの混合物である。
【0012】かかるポリマーを構成する乳酸成分として
は、L−乳酸、D−乳酸、またはそれらの混合物を使用
することができる。また、乳酸成分と併用することがで
きるヒドロキシカルボン酸類としては、グリコール酸、
3−ヒドロキシ酪酸、4−ヒドロキシ酪酸、3−ヒドロ
キシ吉草酸、4−ヒドロキシ吉草酸、6−ヒドロキシカ
プロン酸等を挙げることができる。
【0013】さらには、本発明の効果を阻害しない範囲
において、ジカルボン酸類やグリコールも使用すること
ができる。乳酸成分とその他の成分との混合物は、ポリ
マー中の乳酸成分の含有率が50mol%以上となるよ
うに、種々の組合せで使用することが好ましい。
【0014】本発明におけるポリ乳酸フィルムは、少な
くとも一軸に延伸されているのが好ましく、二軸に延伸
されているのがより好ましい。
【0015】本発明におけるポリ乳酸フィルムは、80
℃で10分間処理したときの少なくとも一方向の熱収縮
率が10〜90%であるのが好ましく、より好ましくは
20〜80%、特に好ましくは30〜75%である。す
なわち、少なくとも一方向において80℃で10分間処
理後の熱収縮率が上記範囲であると、低エネルギー領域
でも適正な大きさの穿孔が得られ、また、穿孔径のばら
つきが小さくなるので好ましい。かかるフィルムにおい
て、その長手方向、幅方向の両方向において、それぞれ
が上記範囲であると、かかる性質をさらに向上させるこ
とができるので好ましい。
【0016】また、本発明のポリ乳酸フィルムの熱収縮
率は、60℃で10分間処理したときの少なくとも一方
向において好ましくは5%未満であり、より好ましくは
3%未満、更に好ましくは1%未満である。すなわち、
少なくとも一方向において60℃で10分間処理後の熱
収縮率が上記範囲であれば、長期保存時等の温湿度の変
化によりフィルムや原紙が変形したりすることがなく好
ましい。もちろん、上記収縮率は、該フィルムの長手方
向、幅方向の両方向においてそれぞれが上記範囲である
ことが特に好ましい。
【0017】本発明のポリ乳酸フィルムの厚さは、好ま
しくは0.1〜10μmであり、より好ましくは0.3
〜7μm、特に好ましくは0.5〜5μmである。フィ
ルムの厚さが上記範囲であれば、大量枚数印刷時の破れ
がなく好ましい。
【0018】また、本発明のポリ乳酸フィルムの結晶融
解エネルギー〔ΔHu〕は、温湿度の変化による寸法変
化が小さくなり、取扱性、低エネルギー穿孔性が良好と
なる点から、20〜60J/gであることが好ましく、
より好ましくは30〜50J/gである。
【0019】本発明のポリ乳酸フィルムの結晶融解温度
〔Tm〕は、好ましくは200℃以下、より好ましくは
190℃以下、特に好ましくは170℃以下である。結
晶融解温度を200℃以下とすることにより、穿孔開始
点となる溶融部が形成しやすく穿孔感度が良好となるた
め好ましい。また、フィルムの組成がブレンド体である
等によって、ショルダーが存在したり、複数のピークが
存在する場合については、少なくとも最も低温側のショ
ルダーまたはピークが上記範囲であることが好ましく、
全てのショルダーまたはピークが上記範囲を満足するこ
とがより好ましい。
【0020】本発明のポリ乳酸フィルムのガラス転移温
度〔Tg〕は、好ましくは50〜85℃、より好ましく
は55〜80℃である。ガラス転移温度が50〜85℃
であれば、寸法安定性、穿孔感度がともに良好となるた
め好ましい。
【0021】本発明のポリ乳酸繊維からなる多孔性支持
体としては、印刷インキの透過が可能で、フィルムが穿
孔される加熱条件では実質的に熱変形を起こさない多孔
質のものであればよく、抄造紙、不織布、織布、紗また
はその他の多孔体あるいはこららを併用したものを好ま
しく用いることができるが、なかでもインキ透過性、強
度、剛性の点で、不織布を用いるのが特に好ましい。
【0022】本発明のポリ乳酸繊維の平均繊維径は、支
持体としての強度、剛性の点で1〜10μmであるのが
好ましく、より好ましくは1〜8μmである。繊維は全
て同一直径のものであってもよいし、異なる繊維径の繊
維が混繊されたものであってもよい。
【0023】本発明の多孔性支持体の繊維目付は、イン
キの透過性と保持性のバランスの点で、1〜30g/m
2であるのが好ましく、より好ましくは1〜20g/
2、特に好ましくは1〜15g/m2である。
【0024】本発明の多孔性支持体を構成する繊維は、
インキとの親和性を付与するために必要に応じて、繊維
の表面に酸、アルカリ等の化学処理あるいはコロナ処
理、低温プラズマ処理等を施してもよい。
【0025】以下、本発明の感熱孔版印刷用原紙の製造
方法について説明する。
【0026】本発明におけるポリ乳酸ポリマーは、次の
ような方法で得ることができる。
【0027】すなわち、原料としては、L−乳酸または
D−乳酸の乳酸成分を主体として、グリコール酸、ヒド
ロキシ酪酸、ヒドロキシ吉草酸、ヒドロキシカプロン酸
等のヒドロキシカルボン酸類を併用することができる。
また、これらのヒドロキシカルボン酸の環状エステル中
間体、例えば、ラクチド、グリコリド等を原料として使
用することもできる。更にジカルボン酸類やグリコール
類等も使用することができる。
【0028】ポリ乳酸ポリマーは、上記原料を直接脱水
縮合する方法、または上記環状エステル中間体を開環重
合する方法によって得ることができる。例えば直接脱水
縮合して製造する場合、乳酸類または乳酸類とヒドロキ
シカルボン酸類を好ましくは有機溶媒、特にフェニルエ
ーテル系溶媒の存在下で共沸脱水縮合し、特に好ましく
は共沸により留出した溶媒から水を除き実質的に無水の
状態にした溶媒を反応系に戻す方法によって重合するこ
とにより本発明に適した高分子量のポリマーが得られ
る。
【0029】また、低分子量の重合体を高温減圧下で解
重合した際に生成するラクチド等の環状エステル中間体
をオクチル酸錫等の触媒を用い減圧下開環重合すること
によっても、高分子量のポリマーが得られる。
【0030】かかるポリマーの分子量は、成形性等の点
から重量平均分子量1万〜100万の範囲であることが
好ましく、より好ましくは10万〜50万である。
【0031】また、本発明のポリ乳酸ポリマーには、好
ましくは乳酸成分量が50モル%以上となる範囲内であ
れば、ヒドロキシカルボン酸成分を構成成分とするポリ
グリコール酸、ポリ酪酸、ポリヒドロキシブチレート等
や、ジカルボン酸成分とグリコール成分を構成成分とす
るポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン−2,6
−ナフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリヘ
キサメチレンテレフタレート、ポリエチレンイソフタレ
ート、ポリシクロヘキサンジメチレンテレフタレート、
ポリブチレンサクシネート等のポリエステル、またはこ
れらのポリエステルを主体とする共重合体等とのブレン
ド体であってもよい。また、共重合体の場合は、ランダ
ム共重合体でもブロック共重合体であってもよい。
【0032】本発明におけるポリ乳酸ポリマーには、必
要に応じて、難燃剤、熱安定剤、酸化防止剤、紫外線吸
収剤、帯電防止剤、結晶核剤、顔料、可塑剤、末端封鎖
剤、脂肪酸エステル、ワックス等の有機滑剤あるいはポ
リシロキサン等の消泡剤等を配合することができる。
【0033】さらには、目的に応じて、易滑性を付与す
ることもできる。かかる易滑性の付与方法としては、特
に制限はされないが、例えば、クレー、マイカ、酸化チ
タン、炭酸カルシウム、リン酸カルシウム、カオリン、
タルク、アルミナ、ジルコニア、スピネル、湿式あるい
は乾式シリカなどの無機粒子、アクリル酸系ポリマ類、
ポリスチレン等を構成成分とする有機粒子等を配合する
方法、界面活性剤を塗布する方法等を使用することがで
きる。かかる粒子の配合量としては、ポリマー100重
量部に対して0.05〜10重量部が好ましく、より好
ましくは0.1〜3重量部である。また、かかる粒子の
平均径としては、0.01〜3μmが好ましく、より好
ましくは0.1〜2μmである。このような粒子は、種
類、平均径の異なる複数の併用であってもよい。
【0034】本発明のポリ乳酸フィルムは、上述したポ
リマーを用いて一軸または二軸延伸することによって得
られる。延伸方法としては、インフレーション同時二軸
延伸法、ステンター同時二軸延伸法、ステンター逐次二
軸延伸法のいずれかの方法により製膜することができ
る。
【0035】以下に、具体的な製膜方法を説明する。
【0036】上記のポリマーを十分に乾燥させた後、押
出し機に供給して150〜250℃で溶融し、Tダイ押
し出し法によってキャスティングドラム上に押し出すこ
とによって未延伸フィルムを得る。
【0037】この場合、キャスティングドラムへの密着
方法としては、静電印加法、水等の表面張力を利用した
密着方法、エアーナイフ法、プレスロール法等などいず
れの方法を用いてもよいが、平面性が良好でかつ表面欠
点の少ないフィルムを得る手法として、水等の表面張力
を利用した密着キャスト法、または静電印加法とするの
が特に好ましい。このとき、口金のスリット幅、フィル
ムに用いられるポリマーの吐出量、キャスティングドラ
ムの回転速度を調整することによって、所望の厚さの未
延伸フィルムを作ることができる。
【0038】次いで、この未延伸フィルムを同時あるい
は逐次に二軸延伸することによって、二軸延伸フィルム
を製造することができる。また逐次二軸延伸の場合、そ
の延伸順序は、フィルムを長手方向、幅方向の順、ある
いはこの逆としても良い。更に逐次二軸延伸において
は、長手方向あるいは幅方向の延伸を2回以上行うこと
も可能である。
【0039】フィルムの延伸条件は、目的とするフィル
ムの熱収縮特性および配向度、強度、弾性率等に応じて
適宜調整し、任意の方法で行うことができる。フィルム
の延伸温度は、用いるポリマーのガラス転移温度以上、
結晶化温度以下の範囲のより低い温度が好ましく、さら
に好ましくはポリマーのガラス転移温度+20℃以下で
ある。また、延伸前の予熱は、フィルムの延伸温度以下
のより低い温度で行うことが好ましい。フィルムの長手
方向および幅方向の延伸倍率は、1.2〜5.0倍の範
囲の任意とすることができ、好ましくは1.5倍以上で
ある。長手方向、幅方向の延伸倍率はどちらを大きくし
てもよく、同一としてもよい。
【0040】更に、フィルムを二軸延伸した後に、経時
安定性、収縮特性の向上を目的に熱処理を行ってもよ
い。この熱処理は、オーブン中、加熱されたロール上
等、任意の方法で行うことができる。熱処理温度は30
℃以上融点以下の範囲の温度が好ましく、より好ましく
は100℃以下である。また熱処理時間は任意とするこ
とができるが、1〜60秒間の範囲で行うのが好まし
く、より好ましくは30秒以下である。熱処理はフィル
ムをその長手方向および/または幅方向に弛緩させつつ
行ってもよい。熱処理を行ったフィルムは、熱処理後ガ
ラス転移温度以下まで急冷してもよく、段階的に冷却を
行ってもよい。
【0041】本発明のポリ乳酸繊維からなる多孔性支持
体は、例えば、メルトブロー紡糸法、スパンボンド紡糸
法、フラッシュ紡糸法など直接溶融紡糸法により不織布
形態として製造することができる。この場合、ポリマー
吐出量、捕集時のコンベア速度等を調整することによ
り、任意の繊維径および目付の不織布を得ることができ
る。
【0042】本発明の感熱孔版印刷用原紙は、上記のポ
リ乳酸フィルムとポリ乳酸繊維からなる多孔性支持体と
を接合して製造される。
【0043】かかるフィルムと多孔性支持体との接合
は、フィルムの穿孔適性を妨げない条件であれば、接着
剤等を用いて接合してもよく、接着剤を用いずに熱接着
等により接合してもよい。接着剤は、フィルム側に塗布
して多孔性支持体と積層するか、多孔性支持体側に塗布
してフィルムと積層するかあるいは両方に塗布して積層
するかいずれかの方法を適宜採用することができる。
【0044】かかる接着剤としては、溶剤可溶型、ホッ
トメルト型、エマルジョン型、紫外線硬化型等を用いる
ことができる。塗布量は乾燥後の固形分として、0.1
〜5g/m2が好ましく、より好ましくは0.5〜3g
/m2である。
【0045】また、本発明の感熱孔版印刷用原紙は、好
ましくはポリ乳酸フィルムとポリ乳酸繊維からなる多孔
性支持体とを、接着剤を介することなく、直接接合した
ものがよい。
【0046】かかる接着剤を介することなく、直接接合
する方法としては、ポリ乳酸フィルムとポリ乳酸繊維か
らなる多孔性支持体とを熱接着した後、共延伸する方法
が特に好ましく採用される。かかる熱接着の方法は、一
旦ポリ乳酸フィルムを製膜した後に、該フィルムとポリ
乳酸繊維からなる多孔性支持体とを熱接着する方法であ
っても、ポリ乳酸フィルムの製膜工程中の任意の段階に
おいて熱接着する方法であっても、いずれの方法であっ
てもよいが、好ましくは後者の方法が採用される。特に
好ましい方法は、ポリ乳酸フィルムを延伸する工程にお
いて、この延伸工程の前の段階で、該フィルムと多孔性
支持体とを熱接着し、その後の延伸工程において、この
熱接着されたポリ乳酸フィルムとポリ乳酸繊維からなる
多孔性支持体とを共延伸する方法である。上記共延伸を
行う場合において、共延伸に供するフィルムは、未配向
もしくは低配向であることが好ましく、多孔性支持体と
して不織布を用いる場合、延伸性を良好に保つため、共
延伸に供する不織布の繊維も未配向もしくは低配向のも
のであることが好ましい。
【0047】この場合、未配向もしくは低配向の不織布
として、メルトブロー紡糸法によるものが特に好ましく
用いられる。メルトブロー紡糸法では、溶融したポリマ
ーを口金から吐出するに際して、口金周辺部から熱風を
吹き付け、該熱風によって吐出したポリマーを細繊度化
せしめ、次いで、しかるべき位置に配したネットコンベ
ア上に吹き付けて捕集し、ウエブを形成して製造され
る。
【0048】熱接着の方法は特に限定されるものではな
いが、該フィルムと多孔性支持体との密着性を高めるた
めには、好ましくは加熱ロールによる方法が用いられ
る。熱接着温度は50〜80℃の範囲であるのが好まし
い。
【0049】共延伸の方法は、特に限定されるものでは
なく、逐次二軸延伸法、同時二軸延伸法いずれの方法で
もよく、逐次二軸延伸法の場合、長手方向、幅方向の順
に延伸するのが一般的であるが、この順を逆にして延伸
してもよい。逐次二軸延伸法の場合、ポリ乳酸フィルム
とポリ乳酸繊維からなる多孔性支持体との熱接着は、前
述のとおり、第1段の延伸前、第1段の延伸後で第2段
の延伸前のいずれの段階に行ってもよい。
【0050】逐次共延伸の方法としては、Tダイ押し出
し法によって、キャスティングドラム上にポリマーを押
し出すことによって未延伸フィルムを得る。該未延伸フ
ィルムと前記の未延伸不織布とを重ね合わせて多段ロー
ル式延伸機に送り込み、ロール温度50〜80℃で両者
を熱接着して積層シートを形成し、続いて該積層シート
を延伸ロール間で長さ方向に1.5〜5倍共延伸した
後、冷却ロールで一旦室温まで冷却する。次いで、テン
ター式延伸機に導き、60〜90℃の温度で幅方向に
1.5〜5倍に共延伸し、その後必要に応じて60〜1
40℃の範囲で熱処理を施し、冷却して本発明の感熱孔
版印刷用原紙を巻き取る。
【0051】さらに、熱処理して得られた原紙を一旦室
温まで冷却した後、本発明の効果が阻害されない範囲
で、30〜60℃の温度で10分から1週間程度エージ
ング処理を施してもよい。エージング処理を施すことに
より、原紙保管時のカールの発生を抑制できる。
【0052】本発明の原紙は、サーマルヘッド等との融
着防止のため、サーマルヘッドと接触するフィルム表面
に離型剤を塗布するのが好ましい。離型剤としては、シ
リコーンオイル、シリコーン系樹脂、フッ素系樹脂、界
面活性剤、ワックス系離型剤等を用いることができる。
これら離型剤中には、本発明の効果を阻害しない範囲内
で帯電防止剤、耐熱剤、耐酸化防止剤など各種添加剤を
併用することができる。
【0053】塗布方法は、特に限定されないが、ロール
コーター、グラビアコーター、リバースコーター、バー
コーター等を用いて塗布するのが好ましい。また、離型
剤を塗布する前に、必要に応じて、塗布面に空気中その
他種々の雰囲気中でコロナ放電処理を施してもよい。
【0054】[特性の測定方法] (1)フィルムの厚さ(μm) サンプルを任意に10箇所を選んで断面方向に切り出
し、電子顕微鏡で倍率2000倍で写真撮影を行い、フ
ィルムの厚さを測定した。これを10枚の写真について
行い、その平均値を求めた。 (2)平均繊維径(μm) サンプルの多孔性支持体面に白金を蒸着し、電子顕微鏡
で倍率1000倍の写真を任意に10枚撮影し、該写真
から繊維径を測定した。約100本の繊維径を測定し、
その平均値を求めた。 (3)穿孔感度 作製した原紙を理想科学工業(株)製RISOGRAP
H“GR377”に供給して、サーマルヘッド式製版方
式により、5mm角の黒ベタを格子状に製版した。この
際、サーマルヘッドに投入するエネルギーを1ドット当
たり17μJとした。製版サンプルのフィルム面を走査
型電子顕微鏡で200倍の倍率で写真撮影を行った。該
写真から穿孔部分100個の面積をイメージアナライザ
ーで測定し、1ドット当たりの平均穿孔面積を求め、次
のように穿孔感度を判定した。◎、○が実用に供し得る
ものである。
【0055】 平均穿孔面積が450μm2 以上のものを◎ 平均穿孔面積が300μm2 以上450μm2 未満のも
のを○ 平均穿孔面積が150μm2 以上300μm2 未満のも
のを△ 平均穿孔面積が150μm2 未満のものを× とした。◎、○が実用に供し得るものである。 (4)印刷性 作製した原紙を理想科学工業(株)製RISOGRAP
H“GR377”に供給して、サーマルヘッド式製版方
式(投入エネルギー=17μJ/ドット)により、RISO
TEST CHART No.8を原稿として50枚の印刷を行い、
50枚目の印刷物を目視観察して次のように判定した。
【0056】 罫線の切れ、黒ベタ部分の白抜けが全くないものを◎ 罫線の切れ、黒ベタ部分の白抜けがわずかに発生したも
のを○ 罫線の切れ、黒ベタ部分の白抜けがやや目立つものを△ 罫線の切れ、黒ベタ部分の白抜けが著しいものを× とした。◎、○が実用に供し得るものである。
【0057】
【実施例】以下、本発明を実施例により、さらに詳細に
説明する。 実施例1 (ポリ乳酸ペレットの作製)L−乳酸80重量部とヒド
ロキシカプロン酸20重量部より合成したL−乳酸ポリ
マー100重量部に平均粒径1.5μmの炭酸カルシウ
ム粒子0.5重量部を加え混合後、回転方向の異なる2
軸押出機に供給して200℃で押し出しペレット化し
た。得られたペレットを減圧下50℃で処理して結晶化
および乾燥を行った。 (多孔性支持体の作製)上記のポリ乳酸ペレットを、孔
径0.35mm、孔数100個の矩形紡糸口金を用い
て、口金温度220℃、吐出量30g/分でメルトブロ
ー法にて紡出し、コンベア上に繊維を捕集して巻き取
り、繊維目付量100g/m2 の未延伸不織布を作製し
た。 (原紙の作製)上記ペレットをスクリュー径45mmの
押出機に供給し、Tダイ口金温度200℃で押し出し、
直径300mmの25℃に冷却したドラム上にキャスト
して厚さ18μmの未延伸フィルムを作製した。
【0058】得られた未延伸フィルムに前記の未延伸不
織布を重ね、加熱ロールに供給してロール温度80℃で
熱接着した。こうして得られた積層シートを、80℃の
温度で周速の異なるロール間で長さ方向に3.0倍延伸
した後、室温まで冷却した。
【0059】次いで、該延伸シートをテンター式延伸機
に導き、85℃の温度で幅方向に3.0倍延伸し、さら
にテンター内で70℃で熱処理して、厚さ60μmの感
熱孔版印刷用原紙を作製した。該原紙のフィルム面には
テンター入口部において、シリコーンエマルジョン系離
型剤をバーコーターを用いて塗布した。
【0060】得られた原紙のフィルム厚みは2μm、繊
維目付量は10g/m2 、平均繊維径は5μmであっ
た。該原紙の評価結果を表1に示すが、穿孔感度、印刷
性ともに◎であった。 実施例2 実施例1において、未延伸フィルムと未延伸不織布をそ
れぞれ別々に延伸して、厚さ2μmの延伸フィルムと繊
維目付量10g/m2 、平均繊維径5μmの多孔性支持
体を作製した。
【0061】次いで、前記フィルムの片面に酢酸ビニル
系接着剤を用いて前記多孔性支持体と貼り合わせ、フィ
ルムのもう一方の面にシリコーン系離型剤を塗布して感
熱孔版印刷用原紙を作製した。該原紙の評価結果を表1
に示すが、穿孔感度、印刷性ともに○であった。 実施例3 実施例1において、L−乳酸80重量部とヒドロキシカ
プロン酸20重量部のかわりにL−乳酸100重量部を
用い合成したL−乳酸ポリマーを用いること以外は実施
例1と同様にして感熱孔版印刷用原紙を作製した。
【0062】得られた原紙のフィルム厚みは2μm、繊
維目付量は11g/m2 、平均繊維径は6μmであっ
た。該原紙の評価結果を表1に示すが、穿孔感度、印刷
性ともに◎であった。 比較例1 実施例2で作製した厚さ2μmの延伸フィルムの片面
に、酢酸ビニル系接着剤を用いてマニラ麻を主成分とす
る目付10g/m2 の和紙と貼り合わせ、さらにフィル
ムのもう一方の面にシリコーン系離型剤を塗布して感熱
孔版印刷用原紙を作製した。該原紙の評価結果を表1に
示すが、該原紙の穿孔感度は○、印刷性は×であった。 比較例2 (多孔性支持体の作製)孔径0.35mm、孔数100
個の矩形紡糸口金を用いて、口金温度290℃、吐出量
35g/分でポリエチレンテレフタレート原料を用い
て、メルトブロー法にて紡出し、繊維目付量100g/
2 の未延伸不織布を作製した。 (原紙の作製)実施例1において、ポリ乳酸未延伸不織
布を上記の(多孔性支持体の作製)で得られたポリエス
テル未延伸不織布に変更したこと以外は実施例1と同様
にして、感熱孔版印刷用原紙を作製した。得られた原紙
のフィルム厚みは2μm、繊維目付量は12g/m2
平均繊維径は8μmであった。なお、得られた原紙の多
孔性支持体は延伸むらが発生し、繊維の分散が不均一で
あった。該原紙の評価結果を表1に示すが、該原紙の穿
孔感度は△、印刷性は×であった。 比較例3 実施例1において、ポリ乳酸未延伸不織布のみを製膜ラ
インに供給して長手方向、幅方向にそれぞれ3倍に延伸
して、繊維目付量10g/m2、平均繊維径5μmの多
孔性支持体を作製した。
【0063】一方、エチレンテレフタレートとエチレン
イソフタレートとの共重合ポリエステル(共重合モル比
85/15)からなる厚さ2μmの二軸延伸フィルムを
作製し、該フィルムの片面に、酢酸ビニル系接着剤を用
いて上記の多孔性支持体と貼り合わせ、さらにフィルム
のもう一方の面にシリコーン系離型剤を塗布して感熱孔
版印刷用原紙を作製した。該原紙の評価結果を表1に示
すが、該原紙の穿孔感度は×、印刷性は×であった。
【0064】
【表1】
【0065】実施例1〜3は、ポリ乳酸フィルムとポリ
乳酸繊維からなる多孔性支持体とを接合してなるよう構
成したので、穿孔感度、印刷性ともに良好で、高解像度
の印刷物が得られた。これに対して、比較例1〜3は穿
孔感度が不良であったり、印刷性に劣るものであった。
【0066】
【発明の効果】本発明によれば、サーマルヘッドを低エ
ネルギーとして製版しても良好な穿孔が形成され、該原
紙で印刷したものは罫線の切れや白抜け欠点のない高解
像度の印刷物を提供することができる。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポリ乳酸フィルムの片面に、ポリ乳酸繊維
    からなる多孔性支持体が接合されてなることを特徴とす
    る感熱孔版印刷用原紙。
  2. 【請求項2】該ポリ乳酸フィルムと該ポリ乳酸繊維から
    なる多孔性支持体とが、接着剤を介することなく、直接
    接合されてなることを特徴とする請求項1記載の感熱孔
    版印刷用原紙。
  3. 【請求項3】該ポリ乳酸フィルムは、乳酸成分量が50
    モル%以上であるポリ乳酸ポリマーで構成されているも
    のである請求項1または2に記載の感熱孔版印刷用原
    紙。
  4. 【請求項4】該フィルムの厚さが、0.1〜10μmで
    あることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の
    感熱孔版印刷用原紙。
  5. 【請求項5】該多孔性支持体が、不織布であることを特
    徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の感熱孔版印刷
    用原紙。
  6. 【請求項6】該ポリ乳酸繊維の平均繊維径が、1〜10
    μmであることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに
    記載の感熱孔版印刷用原紙。
  7. 【請求項7】ポリ乳酸フィルムとポリ乳酸繊維からなる
    多孔性支持体とを熱接着した後、共延伸することを特徴
    とする感熱孔版印刷用原紙の製造方法。
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