JP2001341431A - 感熱転写記録媒体 - Google Patents

感熱転写記録媒体

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JP2001341431A JP2000162420A JP2000162420A JP2001341431A JP 2001341431 A JP2001341431 A JP 2001341431A JP 2000162420 A JP2000162420 A JP 2000162420A JP 2000162420 A JP2000162420 A JP 2000162420A JP 2001341431 A JP2001341431 A JP 2001341431A
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carbon black
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Yoshihide Kaneshiro
宜秀 金城
Seigo Kato
精吾 加藤
Yukihiro Uejima
之博 植嶋
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Fujicopian Co Ltd
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    • B41M5/00Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
    • B41M5/26Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used
    • B41M5/382Contact thermal transfer or sublimation processes
    • B41M5/385Contact thermal transfer or sublimation processes characterised by the transferable dyes or pigments
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
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    • B41M5/42Intermediate, backcoat, or covering layers

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 溶剤を含まないホットメルトインクの塗工性
を損なうことなく導電性を付与し、静電気障害のない感
熱転写記録媒体を提供する。 【解決手段】 基材と、該基材上に設けられた、溶剤を
含まないホットメルトインクを塗工して形成される感熱
転写性インク層とからなる感熱転写記録媒体において、
前記ホットメルトインク層は、DBP吸油量が100〜
200ml/100gでかつBET法による比表面積が
150m2/g以下であるカーボンブラックを含有し、
前記ホットメルトインク層の表面抵抗率が1013Ω/□
以下であることを特徴とする感熱転写記録媒体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は感熱転写記録媒体に
関する。
【0002】
【従来の技術】感熱転写記録媒体は一般に基材上にワッ
クス、樹脂などからなるビヒクルと着色剤からなるイン
クを塗布したものである。そしてこの感熱転写記録媒体
用インクとしては、塗布時の形態により大別して、溶剤
を含まないホットメルトインクと、溶剤に溶解、分散さ
せた溶剤インクとがある。溶剤インクは材料選択の自由
度が大きく、さまざまな特性のインクを得ることが容易
であるが、溶剤を使用することから、その分だけ材料費
が高くつき、また乾燥コストがかかるなど、ホットメル
トインクに比べてコスト高になるという問題がある。
【0003】一方、前記ホットメルトインクは溶剤を使
用しない点で溶剤インクにくらべて有利であるが、ホッ
トメルトコーティングにより塗布するためインクの溶融
粘度の上限が制限され使用できる材料に制約があり、種
々の特性のインクを得るのが困難であった。たとえば黒
色インクの場合、溶融粘度の制約上、着色剤としてDB
P吸油量の小さいカーボンブラックを使用する必要があ
ったが、DBP吸油量の小さいカーボンブラックを着色
剤とした溶剤を含まないホットメルトインクは塗布後の
インク層の導電性がわるく静電気による障害が発生する
惧れがあった。また、前記溶剤を含まないホットメルト
インクの問題点を解消するために導電性カーボンブラッ
クを使用しようとすると、一般的に導電性カーボンブラ
ックはDBP吸油量が大きく、比表面積が大きいため、
ホットメルトインクの溶融粘度が大きくなり塗工性が著
しく損なわれ、実用しえないとされていた。
【0004】なお、前記溶剤を含まないホットメルトイ
ンクを用いた感熱転写記録媒体において、印画の判読性
向上のため基材とホットメルトインク層のあいだにマッ
ト層を設け、印画の艶消しを行なうと同時にマット層の
マット剤として導電性粉体を使用し、静電気障害を防止
することが提案されているが、マット層のような薄膜に
おいて導電性を発現するには相当量の導電性粉体を添加
する必要がある。そのためバインダーの強度が低下し、
印画条件によっては印画の際にマット層が剥離し、印画
の艶消し効果が得られなくなるという問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記の点に
鑑みて、ホットメルトインクの塗工性を損なうことな
く、静電気による障害の発生を防止できる感熱転写記録
媒体を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、請求項1に係
る発明は、基材と、該基材上に設けられた、溶剤を含ま
ないホットメルトインクを塗工して形成される感熱転写
性インク層とからなる感熱転写記録媒体において、前記
感熱転写性インク層は、DBP吸油量が100〜200
ml/100gでかつBET法による比表面積が150
2/g以下であるカーボンブラックを含有し、前記感
熱転写性インク層の表面抵抗率が1013Ω/□以下であ
ることを特徴とする感熱転写記録媒体に関する。
【0007】請求項2に係る発明は、前記ホットメルト
インクが油溶性染料を含有することを特徴とする請求項
1記載の感熱転写記録媒体に関する。
【0008】請求項3に係る発明は、前記カーボンブラ
ックが前記ホットメルトインク100重量部に対して5
〜50重量部含まれ、かつ前記油溶性染料が前記カーボ
ンブラック100重量部に対して1〜30重量部含まれ
ることを特徴とする請求項2記載の感熱転写記録媒体に
関する。
【0009】請求項4に係る発明は、基材と前記感熱転
写性インク層との間にマット層を有することを特徴とす
る請求項1〜3のいずれかに記載の感熱転写記録媒体に
関する。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明者らは、溶剤を含まないホ
ットメルトインクを塗工して形成される感熱転写性イン
ク層(以下、ホットメルトインク層という)を有する感
熱転写記録媒体における静電気による障害の問題を解消
すべく鋭意検討を重ねた結果、着色剤として、DBP吸
油量が100〜200ml/100gでかつBET法に
よる比表面積が150m2/g以下のカーボンブラック
を使用することによって、カーボンブラックの比表面積
が小さいためホットメルトインクの粘度の上昇を招か
ず、しかも吸油量が大きいため、インク層の表面抵抗率
が1013Ω/□以下となり、静電気障害の発生を防止す
ることができることを見出し、本発明を完成した。
【0011】さらに、前記溶剤を含まないホットメルト
インクに油溶性染料を添加することにより、ホットメル
トインクの溶融時の流動性をさらに向上させることが可
能となり、塗工性が良好となることが見出された。すな
わち前記油溶性染料は、ビヒクルであるワックス、樹脂
などに溶解し、カーボンブラック粒子の表面に吸着する
ため、分散されたカーボンブラックの凝集を抑え、その
ためカーボンブラックの凝集によるインクの流動性の劣
化を防止できる考えられてる。本発明にて使用するカー
ボンブラックは比表面積が小さいため、カーボンブラッ
ク粒子に吸着する油溶性染料の添加量も少なくできるの
で、ビヒクルに溶解できる染料量で充分にインク流動性
の向上に効果がある。
【0012】以下、本発明を詳細に説明する。
【0013】本発明の感熱転写記録媒体は、基材と、基
材上に溶剤を含まないホットメルトインクを塗工して形
成されるホットメルトインク層からなる構成を基本構成
とするものであり、必要に応じて、基材と該ホットメル
トインク層との間に、あるいは該ホットメルトインク層
の上に、その他の層を設けてもよい。
【0014】本発明において用いる溶剤を含まないホッ
トメルトインクは、着色剤とビヒクルを主要成分とし、
該着色剤として、DBP吸油量が100〜200ml/
100gでかつBET法による比表面積が150m2
g以下のカーボンブラックを使用するものである。ここ
で、DBP吸油量は、カーボンブラック100gが吸収
しうるジブチルフタレートのml数を示す。DBP吸油
量が100ml/100g未満では、ホットメルトイン
ク層の表面抵抗率が1013Ω/□を超え、静電気障害の
発生を防止することができない。一方、DBP吸油量が
200ml/100gを超えると、ホットメルトインク
の溶融時の流動性が低下し、塗工性が低下する。この点
からは、DBP吸油量は150ml/100g以下であ
るのがより好ましい。BET法による比表面積が150
2/gを超えると、ホットメルトインクの溶融粘度が
高くなりすぎ、塗工性が低下する。この点からは、BE
T法による比表面積は100m2/g以下であるのがよ
り好ましい。BET法による比表面積の下限値は特に制
限されないが、市販品の入手性の点からは20m2/g
程度が限度である。このような特定のカーボンブラック
としては、市販品としては、トーカブラック#735
0、トーカブラック#7100F(以上、東海カーボン
(株)製)、ラーベン520、ラーベン1040(以
上、コロンビアカーボン日本(株)製)、プリンテック
ス60、プリンテックス3、プリンテックスA(以上、
デグサ・ヒュルス社製)などが使用できる。
【0015】本発明における溶剤を含まないホットメル
トインク中における前記特定のカーボンブラックの使用
割合は、溶剤を含まないホットメルトインク100重量
部に対して5〜50重量部、なかんづく10〜30重量
部の範囲が好ましい。前記カーボンブラックの使用割合
が前記範囲未満では、インク層の表面抵抗率が1013Ω
/□を超え、導電性が不充分で静電気障害発生の惧れが
あり、一方前記範囲を超えると、インクの溶融流動性が
わるく塗工性が損なわれる惧れがある。
【0016】本発明の油溶性染料を併用する好ましい実
施態様において、油溶性染料の使用割合はカーボンブラ
ック100重量部に対して1〜30重量部、なかんづく
5〜25重量部の範囲が好ましい。油溶性染料の使用割
合が前記範囲未満ではその添加によるインクの流動性向
上効果が充分に発揮されない。油溶性染料の使用割合が
前記範囲を超えると、かえってインクの流動性がわるく
なり塗工性が損なわれる可能性がある。
【0017】前記油溶性染料としては、たとえばアジン
系染料、モノアゾ系染料、金属錯塩型モノアゾ染料、ア
ントラキノン系染料、フタロシアニン系染料、トリアリ
ールメタン系染料などの油溶性染料があげられ、その中
でも黒色系ないし青色系の油溶性染料が好ましい。具体
的にはニグロシンベース、オイルブラック、バリファー
ストブラック(以上、オリエント化学工業(株)製)、
アイゼンスピロンブラック、アイゼンスピロンブルー
(以上、保土谷化学工業(株)製)、スミプラストブラ
ック(住友化学(株)製)、ダイアレジン(三菱化学
(株)製)などがあげられる。これら油溶性染料は単独
で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
【0018】本発明における溶剤を含まないホットメル
トインクのビヒクルとしては、従来から感熱転写記録材
料に用いられるワックス類、熱可塑性樹脂がとくに制限
なく使用できる。通常ワックス類を主成分とし、必要に
応じ、熱可塑性樹脂を併用するものが好ましく用いられ
る。
【0019】前記ワックスとしては、たとえばラノリ
ン、カルナバワックス、キャンデリラワックス、モンタ
ンワックス、セレシンワックスなどの天然ワックス、パ
ラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックスなど
の石油系ワックス、酸化ワックス、合成エステルワック
ス、低分子量ポリエチレン、α−オレフィン−無水マレ
イン酸共重合ワックス、ウレタン化ワックス、フィッシ
ャートロプシュワックス、合成石油ワックスなどの合成
ワックスなどがあげられる。これらワックス類は、単独
で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
【0020】前記熱可塑性樹脂としては、たとえばエチ
レン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−酪酸ビニル共重
合体、エチレン−(メタ)アクリル酸共重合体、エチレ
ン−(メタ)アクリル酸アルキルエステル共重合体、エ
チレン−アクリロニトリル共重合体、エチレン−アクリ
ルアミド共重合体、エチレン−N−メチロールアクリル
アミド共重合体、エチレン−スチレン共重合体などのエ
チレン系共重合体、(メタ)アクリル酸エステル樹脂、
ポリ塩化ビニル、塩化ビニル−ビニルアルコール共重合
体などの塩化ビニル系共重合体、ポリエステル系樹脂、
ポリアミド系樹脂、エポキシ系樹脂、フェノール系樹
脂、アセトフェノン−ホルムアルデヒド樹脂、セルロー
ス系樹脂、天然ゴム、スチレン−ブタジエン共重合体、
イソプレン重合体、クロロプレン重合体、石油系樹脂、
スチレン系樹脂、ロジン系樹脂、テルペン系樹脂、クマ
ロンインデン樹脂などがあげられる。これら樹脂は単独
で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
【0021】本発明において、必要に応じて設けられる
マット層はバインダーとマット剤を主要成分とするもの
である。マット剤としてはとくに制限はなく、各種の粒
子を使用できる。たとえば、シリカ、タルク、酸化チタ
ン、炭酸カルシウム、カーボンブラックなどの無機粒子
や着色有機顔料などの有機粒子があげられる。これら粒
子は単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
【0022】マット剤の使用割合は、マット層100重
量部中に10〜50重量部、なかんづく20〜40重量
部の範囲が好ましい。マット剤の使用割合が前記範囲未
満ではマット層表面の凹凸が不足し印画の艶消し効果が
不充分であり、一方前記範囲を超えるとバインダーの強
度が不足し印画条件によっては、マット層が剥離し、印
画の艶消し効果が奏されない惧れがある。
【0023】マット層のバインダーとしては、熱可塑性
樹脂がとくに制限なく使用できる。この熱可塑性樹脂と
しては、前記ホットメルトインクで使用する熱可塑性樹
脂と同じものから適宜選択して使用できる。
【0024】本発明の感熱転写記録媒体に用いる基材と
しては、ポリエチレンテレフタレートフィルム、ポリエ
チレンナフタレートフィルム、ポリアリレートフィルム
などのポリエステルフィルム、ポリカーボネートフィル
ム、ポリアミドフィルム、アラミドフィルムなど、その
他感熱転写記録媒体の基材用フィルムとして一般に使用
されている各種のプラスティックフィルムが使用でき
る。またコンデンサーペーパーのよう高密度の薄い紙を
使用してもよい。基材の厚さは熱伝導と強度の観点か
ら、1〜10μm程度、なかんづく2〜7μm程度が好
ましい。
【0025】前記基材のホットメルトインク層を設ける
側と反対側の面に、必要に応じて、たとえばシリコーン
樹脂、フッ素樹脂、ニトロセルソース、アクリル樹脂な
ど、またはこれらにより変性された各種の滑性耐熱性樹
脂、たとえばシリコーン−ウレタン樹脂、シリコーン−
アクリル樹脂などからなるスティック防止層を設けても
よい。
【0026】本発明の感熱転写記録媒体においては、被
転写体に対する転写性向上のため、前記ホットメルトイ
ンク層の上に、感熱接着性のオーバーコート層を設けて
もよい。
【0027】
【実施例】以下に実施例をあげて本発明を説明する。
【0028】実施例1〜6および比較例1、2 表1に示される成分を3本ロールミルで均一に溶融混練
してホットメルトインクを調製した。なお、ホットメル
トインクに使用したカーボンブラックのDBP吸油量お
よび比表面積の値を表2に示す。
【0029】前記で得られた溶剤を含まない各ホットメ
ルトインクを、片面にシリコーン樹脂よりなるスティッ
ク防止層を形成した厚さ6μmのポリエチレンテレフタ
レートフィルムのスティック防止層と反対側の面にホッ
トメルトコーターにて塗布量4.0g/m2で塗布し、
感熱転写記録媒体を作製した。
【0030】
【表1】
【0031】
【表2】
【0032】実施例7 表3に示される成分をアトライターにて分散してマット
層用塗工液を調製し、該塗工液を実施例1〜6で用いた
ものと同じ基材のスティック防止層と反対側の面に塗布
量0.5g/m2でグラビア塗工してマット層を形成し
た。
【0033】
【表3】
【0034】前記マット層の上に実施例2のホットメル
トインクをホットメルトコーターにて塗布量4.0g/
2となるよう塗布し、感熱転写記録媒体を作製した。
【0035】前記で得られた各ホットメルトインクおよ
び各感熱転写記録媒体について以下の項目の評価を行な
った。評価結果を表4に示す。
【0036】<ホットメルトインクの流動性>各ホット
メルトインクについて平行板粘度計((株)安田精機製
作所製)にて90℃における降伏値を測定し、流動性を
評価した。降伏値が小さいほど流動性がよいことを示
す。 ◎:降伏値が10未満である。 ○:降伏値が10以上20未満である。 ×:降伏値が20以上である。
【0037】<静電気障害防止機能>各感熱転写記録媒
体のインク層の表面抵抗率、および綿布でインク層表面
を摩擦したときの帯電量を測定し、静電気障害防止機能
を評価した。
【0038】表面抵抗率値はハイレスターIP MCP
−HT260(三菱化学(株)製)にて測定した。 ○:表面抵抗率が1×1013Ω/□未満である。 ×:表面抵抗率が1×1013Ω/□以上である。
【0039】帯電量はインク層表面を綿布で10往復擦
り、直後の帯電量をスタチロンDZ3(シンド静電気
(株)製)にて測定した。 ○:帯電量が±2.0KV以内である。 ×:帯電量が±2.0KVの範囲外である。
【0040】<印画の光沢度>各感熱転写記録媒体を用
い、熱転写プリンターで被転写紙(三菱製紙(株)製T
TR−PW)に印画を形成し、得られた印画の光沢度を
光沢度計(村上色彩技術研究所製GM−26D)で測定
した。 ○:光沢度が30未満である。 ×:光沢度が30以上である。
【0041】
【表4】
【0042】
【発明の効果】本発明においては、溶剤を含まないホッ
トメルトインクの着色剤として特定のカーボンブラック
を使用することにより、ホットメルトインクの塗工性を
損なうことなくインク層に導電性を付与でき、静電気の
帯電による障害のない感熱転写記録媒体を提供できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 植嶋 之博 大阪府大阪市西淀川区御幣島五丁目4番14 号 フジコピアン株式会社技術センター内 Fターム(参考) 2H111 AA01 AA26 AA33 BA03 BA07 BA34 BA38 BA61 BA74 BA78

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材と、該基材上に設けられた、溶剤を
    含まないホットメルトインクを塗工して形成される感熱
    転写性インク層とからなる感熱転写記録媒体において、
    前記感熱転写性インク層は、DBP吸油量が100〜2
    00ml/100gでかつBET法による比表面積が1
    50m2/g以下であるカーボンブラックを含有し、前
    記感熱転写性インク層の表面抵抗率が1013Ω/□以下
    であることを特徴とする感熱転写記録媒体。
  2. 【請求項2】 前記ホットメルトインクが油溶性染料を
    含有することを特徴とする請求項1記載の感熱転写記録
    媒体。
  3. 【請求項3】 前記カーボンブラックが前記ホットメル
    トインク100重量部に対して5〜50重量部含まれ、
    かつ前記油溶性染料が前記カーボンブラック100重量
    部に対して1〜30重量部含まれることを特徴とする請
    求項2記載の感熱転写記録媒体。
  4. 【請求項4】 基材と前記感熱転写性インク層との間に
    マット層を有することを特徴とする請求項1〜3のいず
    れかに記載の感熱転写記録媒体。
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