JP3505861B2 - 熱転写記録用シート - Google Patents
熱転写記録用シートInfo
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Description
り、特に、被記録紙として汎用の普通紙を使用すること
が出来る昇華型熱転写記録用シートに関する。
段により加熱することによって、気化性または熱拡散性
の色素を色材層から、これら色素に対して染着性の有る
樹脂を主構成成分とする受像層へ転写し、受像層上に画
像を得る昇華型熱転写記録方式が知られている。しか
し、この記録方法では被記録紙が特定の受像層を有する
受像紙に限られ、簡便性やコスト面において難点を有し
ていた。
溶融転写性受像層を設け、まず該熱溶融転写性受像層を
被記録材料に転写し、その後、その転写した受像層に色
材層から色素を転写することによって、被記録材料とし
て汎用の普通紙を使用することが出来るように工夫され
た昇華型熱転写記録用シートが知られている(特開昭6
3−170091号公報、特開昭64−87390号公
報等参照)。また、深みのある画像が出せるように、前
記転写性受像層が色素により染着する染着層と、印画部
の白色度を上げるための白色隠ぺい層とに分離された昇
華型熱転写記録シートも提案されている。(特開平5−
139056号公報参照)。
されている汎用の普通紙を被記録材料として使用する場
合、まず熱転写記録用シートの熱溶融転写性受像層を普
通紙と重ね合わせ、シートの基材の反対面より加熱し、
当該熱溶融転写性受像層を基材から普通紙上へ溶融転写
する必要がある。
は、熱溶融転写性を持たせているために色素が染まり易
い性質があった。一方、生産工程によっては塗工乾燥
後、ロール状に巻取る為に色材層と背面層が重なり、色
材層から色素が背面層へと移行し、いわゆる裏移りとい
う現象が発生する。次にこれを製品にすべく更にスリッ
ト・小巻する工程があり巻き返しを行うと、巻き返しす
ることで裏移りしている背面層部に受像層とが重なり、
裏移りしている色素が更に接着層に移行してしまう、い
わゆる裏々移りという現象が生じてしまう。裏々移りし
た受像層を用いて画像を形成した場合には、下地のゴー
ストが重なり高品位画像が得られないという問題があっ
た。一方裏々移りの少ない接着層樹脂を使用すると、転
写条件によっては、普通紙へ正常な溶融転写が出来ない
という難点を有していた。
性にすぐれ、かつ色材層より背面層に色素が移行(裏移
り)しても受像層の接着層へ再移行(裏々移り)せず、
高品位の優れた画像が得られる受像層の接着層を持った
熱転写記録用シートを提供することにある。また本発明
の別の目的は、通常の取扱い時には受像層部分の剥離等
の問題を生じず、しかも熱印加時には転写性の優れた熱
転写シートを提供することにある。
意検討を重ねた結果、染着層上に接着層が設けられた熱
転写記録用シートにおいて、接着層に特定のポリアクリ
ル酸エステル系樹脂を用いることにより、染着層の接着
層へ再移行(裏々移り)がなく、かつ高温保存下でも背
面層と接着層が融着を起こさず、高品位の優れた画像が
得られることを見出し、本発明に到達した。
形成された熱により被記録紙上に転写可能な受像層を有
する熱転写記録用シートにおいて、該受像層が少なくと
も染着層と該染着層上に形成された接着層を有し、この
接着層が重合性ビニル基を有するカルボン酸単位を樹脂
100重量部中に1〜30重量部含有するポリアクリル
酸エステル系樹脂であって、かつガラス転移点が30℃
以下のものと60℃以上の2種以上の樹脂を含有するこ
とを特徴とする熱転写記録用シートに存する。
熱転写記録シートの基材としては、従来の熱転写シート
に使用されているものと同じ基材がそのまま用いること
が出来ると共に、その他のものも使用することが出来、
特に制限されない。好ましい基材の具体例としては、例
えば、グラシン紙、コンデンサ紙、パラフィン紙等の薄
葉紙、ポリエステル、ポリプロピレン、セロハン、ポリ
カーボネート、酢酸セルロース、ポリエチレン、ポリ塩
化ビニル、ポリスチレン、ナイロン、ポリイミド、ポリ
塩化ビニリデン、アイオノマー等のプラスチック或はこ
れらプラスチックと紙と複合した基材等が挙げられる。
が適切になる様に、材料に応じて適宜変更することが出
来るが、その厚さは、好ましくは、3〜100μmであ
る。基材上に、熱により被記録紙上に転写可能な受像層
を設ける。本発明において受像層は染着層と接着層を含
む二層以上の多層で構成する。たとえば、図1に示すよ
うに、基材(1)上に設けた受像層(2)において、お
もに色材層からの色素を受容するための染着層(3)を
基材上に設け、その上に直接又は白色隠ぺい層(4)を
介して接着層(5)を設ける。
主成分とする。染着層に用いられる樹脂としては、飽和
ポリエステル樹脂、アクリル樹脂、メタクリル樹脂、ス
チレン樹脂、ポリカーボネート樹脂、酢酸セルロース、
ポリビニルアセタール樹脂、ポリビニルフェニルアセタ
ール樹脂、塩化ビニル樹脂、塩化ビニル・酢酸ビニル共
重合樹脂、ポリアリレート樹脂、AS樹脂または上記樹
脂の架橋体など気化性または熱拡散性色素に対し染着性
を有する樹脂があげられ、単独または配合して用いられ
る。
は、無機粒子では、例えばシリカ、炭酸カルシウム、ア
ルミナホワイト、硫酸バリウムなどが、また有機粒子と
しては、シリコーン樹脂、尿素樹脂、ベンゾグアナミン
樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリメチルメタクリレート樹
脂、マイクロカプセルなどが挙げられる。これら微粒子
の粒経は、0.01〜10μmが好ましい。特に好まし
くは0.02〜5μmである。染着層への微粒子の添加
量は樹脂100重量部に対して1〜50重量部が好まし
い。また、染着層の塗工量は1〜10g/m2が好まし
い。
し、樹脂としては、染着層に用いられるのと同様な樹脂
が用いられる。白色顔料としては、酸化チタン、酸化亜
鉛、炭酸カルシウム、タルク、クレーなどが挙げられ、
単独または混合して用いることができる。これら白色顔
料の粒径は、0.01μm〜5μmが好ましい。特に好
ましくは0.02μm〜3μmである。また、白色顔料
の添加量は、通常、染着層樹脂100重量部に対し50
〜300重量部が好ましく、更に好ましくは80〜20
0重量部である。また、染着層に用いるものと同種の微
粒子を添加してもよく、さらに白色度を上げるために、
各種の蛍光増白剤を添加することができる。通常、白色
隠ぺい層の塗工量は20g/m2以下が適当であり、よ
り好ましくは、3〜10g/m2である。
エステル系樹脂を主成分とし、かつ該樹脂の構成成分と
して、重合性ビニル基を有するカルボン酸単位を含有す
る。該カルボン酸は、カルボキシル基と重合性のビニル
基を分子内に有するものであればいずれもよく、例えば
アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、イタコン酸、
2−メタクリロイルオキシエチルコハク酸等が挙げられ
るが、特にアクリル酸、メタクリル酸が好ましい。構成
成分としてカルボン酸を含有する割合は、樹脂100重
量部に対して1〜30重量部とし、5〜20重量部共重
合していることが好ましい。
分子量は、5千〜10万の範囲が好ましく、特に7千〜
7万の範囲が好ましい。更にモノマーとしての該カルボ
ン酸を樹脂100重量部に対して1〜10部、好ましく
は3〜7重量部共重合しているポリアクリル酸エステル
樹脂であることが好ましい。さらに接着層は、該ポリア
クリル酸エステル樹脂は、ガラス転移点が30℃以下の
ものと60℃以上の2種以上の樹脂を配合して用いる
が、その比率としては、Tg30℃以下のものとTg6
0℃以上のものが1:9〜7:3(重量比)が望まし
い。Tg30℃以下のものが10%より少ないと低エネ
ルギーでの熱溶融転写性が悪く、70%より多いとカラ
ーシートの高温高湿下での保存性が低下し、ブロッキン
グが発生する。
妨げない範囲で微粒子を添加することができる。微粒子
の種類には特に制限がなく、染着層と同種のものが使用
できる。添加量は接着層の樹脂100重量部に対し、2
5〜150重量部が好ましく、50〜100重量部がさ
らに好ましい。なお、本発明の染着層には上記の染着性
樹脂および微粒子の他に、カラーシート色材層とのブロ
ッキング防止の目的で各種離型剤が添加できる。
が好ましく、特に好ましくは、2〜5g/m2である。
また、本発明の染着層と基材との熱転写時の剥離性を容
易とするため、基材表面にシリコーン樹脂系、ケトン樹
脂系、ポリビニルアセタール樹脂系などの剥離層を設け
ることもできる。
色顔料を含めた微粒子の含有量が、それぞれ樹脂100
重量部に対し25重量部以上であれば、端部の切れを改
良し、高品位の転写画像を得ることができるため好まし
いが、特定の層の微粒子含有量がこの範囲外であって
も、全体の受像層としての微粒子含有量が所定の範囲内
であれば、期待される効果を得ることができる。また、
白色顔料を含めた微粒子の添加量は通常、受像層の樹脂
100重量部に対し200重量部まで添加可能である。
微粒子が多すぎると受像層が脆くなり、基材からの剥が
れや被転写材料に転写後、記録時にカラーシートとブロ
ッキングを起こす可能性が高くなり、一方少なすぎると
当然ながら膜強度が上がり、切れ性が悪くなる。従っ
て、樹脂100重量部に対し微粒子は60〜200重量
部であることがより好ましく、さらに好ましくは、80
〜170重量部である。
有率は次の様にして求める。まず受像層を構成する全て
の層について、それぞれの層の樹脂100重量部に対す
る微粒子の重量部数にその層の厚みを掛け合わせる。次
にその掛け合わせた結果を合計し、その合計数を受像層
全体の厚みで割ることにより、受像層全体の微粒子の含
有率を求めることができる。
分にその効果を発揮するためには、微粒子が充分に受像
層中に分散していることが重要である。そのためには、
受像層を形成するため後述する塗工液を調製する際に、
充分に微粒子を分散させる必要がある。その分散には、
良く知られた分散方法を使用すれば良く、例えば、ホモ
ジナイザー、ペイントコンデショナー、サンドグライン
ドミル等を使用すればよい。また、塗工液の貯蔵安定
性、再分散性を改良する目的で、少量の添加剤を加える
こともできる。
して塗布、形成される。樹脂、微粒子、添加剤等を用い
て作る塗工液に使用する溶媒としては、各樹脂に適した
有機溶剤を使用すればよい。本発明の受像層の基材上へ
の形成方法としては、通常用いられている方法から任意
に選ぶことが出来、例えば、リバースロールコーター、
グラビアコーター、ロッドコーター、エアドクターコー
ター、ダイコーター、グラビア印刷機などを用いる方法
(原崎勇次著「コーティング方式」、槇書店1979年
発行参照)などが用いられるが、特に好ましくは、グラ
ビア印刷方式による塗工があげられる。複数回の塗工で
受像層を形成するときは、前記の塗工方法を任意に組み
合わせれば良い。塗工量は、受像層全体で乾燥塗工量と
して通常1〜30g/m2、好ましくは2〜20g/m2
である。
転写記録用の色材層に使用される気化性または熱拡散性
色素としては、公知のアゾ系、アントラキノン系、ニト
ロ系、スチリル系、ナフトキノン系、キノフタロン系、
アゾメチン系、クマリン系、縮合多環系、などの種々の
非イオン性の色素が用いられる。尚、本発明の熱転写記
録用シートの形態としては、例えば図2に示すように、
同一基材上に受像層(2)を設け、それに隣接してイエ
ロー(6)、マゼンタ(7)、シアン(8)の色材層を
形成させたものが挙げられる。
記録用シートと一体になっているので、余分の操作が不
要であり、又被記録紙に転写される受像層部を画像部分
のみに限定することも極めて簡便に可能であるので好適
である。しかし本発明はこれに限らず、受像層を全面転
写しても良く、更には本発明の受像層のみが塗布された
シートと別個の色材層を有するカラーシートを併用して
受像層の転写と画像の転写を別個の操作で行うこともで
きる。従って本発明の熱転写記録用シートは上述の如き
各種の場合を包含するものである。
るが、本実施例はその要旨を越えない限り本発明を限定
するものではない。 実施例−1 図2に示す熱転写記録用シートを作製した。 (a)染着層及び白色隠ぺい層の作製 塩化ビニル・酢酸ビニル共重合樹脂(商品名:UCAR
−VYHD、ユニオンカーバイド社製)100重量部、
シリコーン樹脂微粒子(商品名:トスパール120、平
均粒径2μm、東芝シリコーン社製)25重量部、トル
エン200重量部、メチルエチルケトン200部、およ
び離型剤としてアミノ変性シリコーン(商品名:KF−
393、信越化学工業社製)5重量部よりなる染着層塗
工液を調製した。また、塩化ビニル・酢酸ビニル共重合
樹脂(商品名:UCAR−VROH、ユニオンカーバイ
ド社製)100重量部、酸化チタン微粒子(商品名:C
R−60、平均粒径0.3μm、石原産業社製)200
重量部、メチルエチルケトン500重量部よりなる白色
隠ぺい層塗工液を調製した。
耐熱滑性加工された二軸延伸ポリエチレンテレフタレー
トフィルム(4.5μm厚)に、まず乾燥塗工量が3g
/m 2となるように染着層を作製し、その上に乾燥塗工
量が7g/m2になるように白色隠ぺい層を重ね塗り
し、トータルの乾燥塗工量が10g/m2の受像層塗工
部を作製した。受像層中の樹脂100重量部に対する微
粒子は、染着層に於て25重量部、白色隠ぺい層に於て
200重量部であり、全体として148重量部である。
ト:エチルアクリレート:メタクリル酸の重量比 2
0:60:20の共重合樹脂、ガラス転移点;25℃、
固形分25%、分子量7千〜2万)100重量部、ポリ
アクリル酸エステル系樹脂液(メチルメタクリレート:
メチルアクリレート:メタクリル酸の重量比 60:3
0:10の共重合樹脂、ガラス転移点;76℃、固形分
25%、分子量3万〜5万)400重量部、マイクロカ
プセル(商品名:マツモトマイクロスフェアF−30V
SD、松本油脂製薬社製)100重量部、イソプロピル
アルコール、400重量部よりなる接着層塗工液を、グ
ラビア印刷機にて、前記(a)にて作製された白色隠ぺ
い層(4)上に乾燥塗工量が3g/m2になるように接
着層を作製した。
エロー系色素(PTY52、三菱化学社製)5重量部、
フェノキシ樹脂(商品名;PKHJ、ユニオンカーバイ
ド社製)10重量部、メチルエチルケトン90重量部、
イソプロピルアルコール10重量部からなる塗布液。
で表されるマゼンタ系色素(PTR−63、三菱化学社
製)5重量部、フェノキシ樹脂10重量部、メチルエチ
ルケトン90重量部、イソプロピルアルコール10重量
部からなる塗布液。
表されるシアン系色素(PBK、三菱化学社製)5重量
部、フェノキシ樹脂10重量部、メチルエチルケトン9
0重量部、イソプロピルアルコール10重量部からなる
塗布液。
ー、マゼンタ、及びシアン色材層塗布液の3色の塗工液
をそれぞれ塗布、乾燥し、乾燥塗工量がそれぞれ約1g
/m 2の色材層を有する熱転写シートを作製した。
マゼンタを、基材上に塗工された耐熱滑性背面層面に合
わせて一定巻圧で巻き込み、90℃のオーブン中に1時
間放置して裏移りした背面層を作製した。 (e)裏々移り量の確認 (d)で得られた一定量の裏移りした背面層に(b)の
接着層を合わせて一定巻圧で巻き込み、40℃のオーブ
ン中に1週間放置して裏々移りを測定した。 (f)転写記録試験 上記得られた受像層を坪量200gの上質紙(神崎製紙
製)と重ね、5.4ドット/mmの発熱抵抗体密度を有
する部分グレース型ラインサーマルヘッドを使用して、
下記条件で転写し、裏々移り量(汚染濃度)をマクベス
反射濃度計にて測定、その結果を表−1に示した。
ベス反射濃度計にて測定した。 転写性:裏々移り試験後の上質紙への転写状態を目視観
察し評価した。 評価基準: ○ 良好 × 不良 ブロッキング:裏々移り試験で背面層と接着層のブロッ
キング(融着)有無を目視観察し、 評価した。 評価基準: ○ ブロッキング無し △ 一部ブロッキング有り × 全面ブロッキング
作製し、使用する以外は実施例−1と同様の方法で試験
を行い、その結果を表−1に示した。 (b)接着層の作製 ポリアクリル酸エステル系樹脂液(メチルメタクリレー
ト:エチルアクリレート:メタクリル酸の重量比 2
0:60:20の共重合樹脂、ガラス転移点;25℃、
固形分25%、分子量7千〜2万)300重量部、ポリ
アクリル酸エステル系樹脂液(メチルメタクリレート:
メチルアクリレート:メタクリル酸の重量比 60:3
0:10の共重合樹脂、ガラス転移点;76℃、固形分
25%、分子量3万〜5万)200重量部、マイクロカ
プセル(商品名:マツモトマイクロスフェアF−30V
SD、松本油脂製薬社製)100重量部、イソプロピル
アルコール、400重量部よりなる接着層塗工液(樹脂
の比率は6:4)を、グラビア印刷機にて、前記(a)
にて作製された白色隠ぺい層(4)上に乾燥塗工量が3
g/m2になるように接着層を作製した。
酸エステル系樹脂液(メチルメタクリレート:メチルア
クリレート:メタクリル酸の重量比 60:30:10
の共重合樹脂、ガラス転移点;76℃、固形分25%、
分子量3万〜5万)とした以外は、実施例−2と同様の
方法で試験を行い、その結果を表−1に示した。
ル酸エステル系樹脂液(メチルメタクリレート:エチル
アクリレート:メタクリル酸の重量比 20:60:2
0の共重合樹脂、ガラス転移点;25℃、固形分25
%、分子量7千〜2万)とした以外は、実施例−2と同
様の方法で試験を行い、その結果を表−1に示した。
ル酸エステル系樹脂液(メチルメタアクリレート:n−
ブチルメタクリレートの重量比60:40の共重合樹
脂、ガラス転移点65℃、固形分25%)、溶剤をトル
エンに変更する以外は、実施例−2と同様の方法で試験
を行い、その結果を表−1に示した。
熱溶融転写性にすぐれ、受像層に裏々移りが少なく画像
転写時の受像層と色材層の融着、受像層のはがれ等がな
いため、幅広い範囲の汎用紙に対し高品位の画像を転写
することができる。
態の一例を示す図。
用シートの接着層を有する受像層を形成した部分の構成
を示す模式図。
Claims (4)
- 【請求項1】 基材と、該基材上に形成された熱により
被記録紙上に転写可能な受像層を有する熱転写記録用シ
ートにおいて、該受像層が少なくとも染着層と該染着層
上に形成された接着層とを有し、該接着層が重合性ビニ
ル基を有するカルボン酸単位を樹脂100重量部中に1
〜30重量部含むポリアクリル酸エステル系樹脂であっ
て、かつガラス転移点が30℃以下のものと60℃以上
との2種以上の樹脂を含有することを特徴とする熱転写
記録用シート。 - 【請求項2】 受像層が染着層と接着層の間に、白色隠
ぺい層を有する多層構造からなることを特徴とする請求
項1記載の熱転写記録用シート。 - 【請求項3】 染着層及び白色隠ぺい層が、それぞれ樹
脂と微粒子とを含有することを特徴とする請求項2に記
載の熱転写記録用シート。 - 【請求項4】 基材上に、受像層の他に少なくとも1つ
の色材層を設けていることを特徴とする請求項1、2又
は3に記載の熱転写記録用シート。
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JP19751295A JP3505861B2 (ja) | 1995-08-02 | 1995-08-02 | 熱転写記録用シート |
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JPH0939422A JPH0939422A (ja) | 1997-02-10 |
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1995
- 1995-08-02 JP JP19751295A patent/JP3505861B2/ja not_active Expired - Fee Related
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