JP2001340538A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2001340538A
JP2001340538A JP2000167167A JP2000167167A JP2001340538A JP 2001340538 A JP2001340538 A JP 2001340538A JP 2000167167 A JP2000167167 A JP 2000167167A JP 2000167167 A JP2000167167 A JP 2000167167A JP 2001340538 A JP2001340538 A JP 2001340538A
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game
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winning
gaming machine
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JP2000167167A
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English (en)
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Shigeru Masuzawa
茂 増沢
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Olympia KK
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Olympia KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技者の技量の判定を客観的に行うことがで
きる遊技機を提供する。 【解決手段】 前記制御装置(20)は、遊技の制御を行う
ための遊技制御装置(21)と、演出情報を記憶すると共
に、演出の実施を制御するための演出制御装置(22)とを
備え、前記演出制御装置(22)は、前記遊技制御装置(21)
から取り込んだ遊技機(10)の操作に関する情報を、記憶
するための取込情報記憶手段(153)と、前記取込情報記
憶手段(153)からの遊技機(10)の操作に関する情報に基
づいて、遊技者の技量に関する判定を行うための技量判
定手段(154)とを備えていることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、遊技機に関し、
更に詳しくは、遊技者の技量に関する判定を行うことが
可能な遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の遊技機としては、遊技者
の遊技に関する技量が未熟な初心者から、遊技の技量に
優れた熟練者までが、同一の機能を有する遊技機を使用
していた。一方、遊技機の出玉率の設定や、ホール運営
のために、遊技者の技量レベルを把握することは、重要
であった。このため、遊技ホールのホール管理者は、経
験により、大凡の遊技者の技量レベルを判断していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
の遊技機では、各遊技者の技量レベルを定量的に判断す
ることは容易ではないといった第一の問題点があった。
さらに、遊技者の対象を初心者のレベルに設定して、初
心者が遊技内容を理解できるような種々の機能を設ける
と、初心者にとっては、遊技内容を理解することができ
て、親切に感じられる。しかし、初心者にとって親切な
機能であっても、熟練者にとっては、意味のない機能に
なる場合がある。一方、上級者にとって、有用な機能を
設けると、当該機能は、初心者にとって、到底理解でき
ないような機能になってしまう場合がある。このように
遊技者の技量の違いにより、必要とする機能が異なるた
め、技量の異なる遊技者を、満足させることは容易では
ないといった第二の問題点があった。
【0004】そこで、各請求項にそれぞれ記載された各
発明は、上記した従来の技術の有する問題点に鑑みてな
されたものであり、その目的とするところは、次の点に
ある。 (請求項1)すなわち、請求項1記載の発明は、上記し
た従来の技術の有する第一の問題点に鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは、遊技者の技量の判
定を客観的に行うことができる遊技機を提供しようとす
るものである。
【0005】(請求項2)請求項2記載の発明は、上記
した請求項1記載の発明の目的に加え、次の点を目的と
する。すなわち、請求項2記載の発明は、入賞フラグ成
立から入賞確定までの遊技回数を基づいて、遊技者の技
量判定が可能な遊技機を提供しようとするものである。
【0006】(請求項3)請求項3記載の発明は、上記
した請求項1記載の発明の目的に加え、次の点を目的と
する。すなわち、請求項3記載の発明は、入賞フラグ成
立時に入賞を確定できたか否かに基づいて、遊技者の技
量判定が可能な遊技機を提供しようとするものである。
【0007】(請求項4)請求項4記載の発明は、上記
した請求項1記載の発明の目的に加え、次の点を目的と
する。すなわち、請求項4記載の発明は、特別遊技中の
払い出しメダル枚数の合計枚数に基づいて、遊技者の技
量判定が可能な遊技機を提供しようとするものである。
【0008】(請求項5)請求項5記載の発明は、上記
した請求項1記載の発明の目的に加え、次の点を目的と
する。すなわち、請求項5記載の発明は、いわゆる「リ
プレイ外し」の回数に基づいて、遊技者の技量判定が可
能な遊技機を提供しようとするものである。
【0009】(請求項6)請求項6記載の発明は、上記
した請求項1〜5のいずれか1項に記載の発明の目的に
加え、次の点を目的とする。すなわち、請求項6記載の
発明は、合計技量点数に基づいて、遊技者のより客観的
な技量判定が可能な遊技機を提供しようとするものであ
る。
【0010】(請求項7)請求項7記載の発明は、上記
した請求項1〜6のいずれか1項に記載の発明の目的に
加え、次の点を目的とする。すなわち、請求項7記載の
発明は、判定結果表示手段により、自己の遊技の技量レ
ベルの判定結果を知ることができる遊技機を提供しよう
とするものである。
【0011】(請求項8)請求項8記載の発明は、上記
した請求項1〜7のいずれか1項に記載の発明の目的に
加え、次の点を目的とする。すなわち、請求項8記載の
発明は、上記した従来の技術の有する第二の問題点に鑑
みてなされたものであり、その目的とするところは、遊
技者の技量に対応した適正な演出頻度を設定することが
でき、技量の異なる遊技者を、満足させることができる
遊技機を提供しようとするものである。
【0012】(請求項9)請求項9記載の発明は、上記
した請求項1〜8のいずれか1項に記載の発明の目的に
加え、次の点を目的とする。すなわち、請求項9記載の
発明は、上記した従来の技術の有する第二の問題点に鑑
みてなされたものであり、その目的とするところは、遊
技者の技量に対応した適正な演出内容を設定することが
でき、技量の異なる遊技者を、満足させることができる
遊技機を提供しようとするものである。
【0013】(請求項10)請求項10記載の発明は、
上記した請求項1〜9のいずれか1項に記載の発明の目
的に加え、次の点を目的とする。すなわち、請求項10
記載の発明は、所定レベル以下の技量の遊技者であって
も、遊技を有利に進めることができる遊技機を提供しよ
うとするものである。
【0014】(請求項11)請求項11記載の発明は、
上記した請求項1〜9のいずれか1項に記載の発明の目
的に加え、次の点を目的とする。すなわち、請求項11
記載の発明は、所定レベル以上の遊技者が、効率的且つ
快適に遊技を進めることができる遊技機を提供しようと
するものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】(特徴点)各請求項にそ
れぞれ記載された各発明は、上記した各目的を達成する
ためになされたものであり、各発明の特徴点を図面に示
した発明の実施の形態を用いて、以下に説明する。
【0016】なお、カッコ内の符号は、発明の実施の形
態において用いた符号を示し、本発明の技術的範囲を限
定するものではない。また、図面番号も、発明の実施の
形態において用いた図番を示し、本発明の技術的範囲を
限定するものでない。 (請求項1)請求項1記載の発明は、次の点を特徴とす
る。
【0017】すなわち、本発明に係る遊技機(10)は、周
囲に複数の図柄(61)を表示した回転リール(40)と、前記
回転リール(40)の回転を制御すると共に、一定確率で入
賞図柄(61)の抽選を行うための制御装置(20)とを備えて
いる。そして、前記制御装置(20)は、遊技の制御を行う
ための遊技制御装置(21)と、演出情報を記憶すると共
に、演出の実施を制御するための演出制御装置(22)とを
備えている。
【0018】そして、前記演出制御装置(22)は、前記遊
技制御装置(21)から取り込んだ遊技機(10)の操作に関す
る情報を、記憶するための取込情報記憶手段(153)と、
前記取込情報記憶手段(153)からの遊技機(10)の操作に
関する情報に基づいて、遊技者の技量に関する判定を行
うための技量判定手段(154)とを備えていることを特徴
とする。
【0019】なお、ここで、「遊技機(10)の操作に関す
る情報」とは、遊技者が、遊技機(10)の種々のスイッチ
類を操作することによって行われた操作情報であって、
具体的には、例えば、遊技メダルを投入したり、ベット
スイッチ(16)を押すことにより、投入スイッチ(15)がO
Nとなることや、スタートスイッチ(30)を押し下げるこ
とや、ストップスイッチ(50)を操作すること等の生デー
タからなる情報や、これらの操作により得られる入賞確
定等の情報を含むものである。
【0020】また、ここで、「回転リール(40)」とある
のは、周囲に複数の図柄を表示したものが、実際に回転
するようなものに限定されるものではなく、液晶画面に
表示されるようなものも含まれるものである。具体的に
は、例えば、パチンコ機等の遊技盤面の中央に設けた液
晶装置を使用することにより、周囲に複数の図柄を表示
した回転リールが回転するような画像を当該液晶装置に
よって遊技者に向かって表示するものも含まれる。さら
に、この「回転リール(40)」の数は、複数であれば良い
ものであって、特定の個数に限定されるものではなく、
二個、三個、四個或いはそれ以上の個数であっても良い
ものである。また、ここで、「遊技機(10)」とは、具体
的には、例えば、スロットマシンであるが、上述した回
転リール(40)を有するパチンコ機や、その他の遊技機を
含むものである。
【0021】また、ここで、「遊技機(10)の操作に関す
る情報に基づいて、遊技者の技量に関する判定を行う」
とは、具体的には、例えば、複数のストップスイッチ(5
0)の操作する順番が、いわゆる順押しであるのか、或い
は、変則押しであるのかの操作情報の生データにより、
順押しである場合には、その遊技者が初心者であると判
定し、変則押しである場合には、その遊技者が中上級者
であると判定するようなものを含むものである。
【0022】また、ここで、「取込情報記憶手段(15
3)」は、具体的には、例えば、バッテリーを有するバッ
クアップメモリーや、EEPROM(electrically era
sableand programmable ROM)等を含むものであって、
電力遮断時に、記憶された内容が消失しないようなもの
が、好ましいものである。 (作用)本発明によれば、技量判定手段(154)が、取込
情報記憶手段(153)からの遊技機(10)の操作に関する情
報に基づいて、遊技者の技量に関する判定を行ってい
る。このため、ホール管理者の経験に基づくようなもの
ではなく、遊技者が、実際に遊技機(10)を操作した定量
的な情報を基にして、遊技者の技量の判定を客観的に行
うことができ、客観的な技量判定結果を得ることができ
る。これにより、遊技者の技量判定結果を、遊技内容に
反映することが可能となり、遊技者にとって、自己の技
量レベルに相当する遊技を行うことが可能となる。
【0023】(請求項2)請求項2記載の発明は、上記
した請求項1記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴
とする。すなわち、前記遊技機(10)は、入賞図柄(61)の
抽選結果が入賞である場合に入賞フラグが成立し、当該
入賞フラグが次の遊技に持ち越し可であって、前記入賞
フラグ成立中に、前記回転リール(40)が停止した状態
で、予め設定した所定の方向の有効入賞ライン上に前記
入賞フラグ成立中の入賞図柄(61)が揃うことを条件に入
賞が確定して遊技メダルが払い出されるように設定され
ている。
【0024】そして、前記技量判定手段(154)は、前記
入賞フラグ成立から入賞が確定するまでの遊技回数を合
計し、かかる合計遊技回数に基づいて、遊技者の技量を
判定していることを特徴とする。本発明は、入賞フラグ
が次の遊技に持ち越し可であって、入賞フラグ成立から
入賞確定までの遊技回数に基づいて、遊技者の技量判定
を行っているものである。具体的には、例えば、BBゲ
ームの入賞フラグが成立してから、何ゲームで、BBゲ
ームの入賞図柄を有効入賞ライン上に揃えることができ
て、BBゲームの入賞を確定させることができるかによ
って、遊技者のいわゆる目押しの技量を判定するもので
ある。
【0025】(作用)本発明によれば、技量判定手段(1
54)が、入賞フラグ成立から入賞が確定するまでの遊技
回数を合計し、かかる合計遊技回数に基づいて、遊技者
の技量を判定している。すなわち、入賞フラグ成立から
入賞が確定するまでの遊技回数が、少ない程、入賞フラ
グが成立している状態で、当該入賞図柄を所定の有効入
賞ライン上に引き込んで停止することができる、いわゆ
る目押しの技量に優れている遊技者であることが推定さ
れる。これにより、遊技者の目押しの技量に基づく遊技
者の技量レベルを客観的に判定することができる。
【0026】(請求項3)請求項3記載の発明は、上記
した請求項1記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴
とする。すなわち、前記遊技機(10)は、入賞図柄(61)の
抽選結果が入賞である場合に入賞フラグが成立し、当該
入賞フラグが次の遊技に持ち越し不可であって、前記入
賞フラグ成立中に、前記回転リール(40)が停止した状態
で、予め設定した所定の方向の有効入賞ライン上に前記
入賞フラグ成立中の入賞図柄(61)が揃うことを条件に入
賞が確定して遊技メダルが払い出されるように設定され
ている。
【0027】そして、前記技量判定手段(154)は、前記
入賞フラグ成立した場合に、入賞が確定したか否に基づ
いて、遊技者の技量を判定していることを特徴とする。
本発明は、入賞フラグが次の遊技に持ち越し不可であっ
て、当該入賞フラグ成立時に入賞を確定させることがで
きたか否かにより、目押しの技量に優れている遊技者で
あるか否かを判定しているものである。具体的には、例
えば、通常遊技中の小役入賞の場合であって、小役入賞
の入賞フラグ成立を報知しているときに、当該小役入賞
の入賞を確定させることができたか否かにより判定す
る。或いは、入賞フラグ成立を報知しないが、例えば、
左側回転リール(43)、中央回転リール(44)に当該小役入
賞の入賞図柄が停止している場合であって、最終停止リ
ールの右側回転リール(45)に当該小役入賞の入賞図柄を
目押しにより引き込んで停止させることができるか否か
により、遊技者の目押しの技量を判定するようなものを
含むものである。
【0028】(作用)本発明によれば、技量判定手段(1
54)が、入賞フラグが成立した場合に、入賞が確定した
か否に基づいて、遊技者の技量を判定している。すなわ
ち、入賞フラグが成立している状態で、当該入賞図柄を
所定の有効入賞ライン上に引き込んで停止することがで
きる、いわゆる目押しの技量に優れている遊技者である
ことが推定される。これにより、遊技者の目押しの技量
に基づく遊技者の技量レベルを客観的に判定することが
できる。
【0029】(請求項4)請求項4記載の発明は、上記
した請求項1記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴
とする。すなわち、前記遊技機(10)は、遊技として、通
常遊技と、抽選結果に基づいて開始する特別遊技とを少
なくとも設けている。
【0030】そして、前記技量判定手段(154)は、前記
特別遊技中に遊技者が獲得したメダルの獲得メダル枚数
の合計枚数に基づいて、遊技者の技量を判定しているこ
とを特徴とする。なお、ここで、「前記特別遊技中に遊
技者が獲得したメダルの獲得メダル枚数の合計枚数」と
は、特別遊技中に、遊技者に向かって払い出されたメダ
ルの払い出しメダル枚数の合計枚数から、遊技者が遊技
のために遊技機(10)内部に投入したメダル投入枚数の合
計枚数を引いた残りの枚数であって、遊技者が特別遊技
中に最終的に獲得することができたメダルの枚数の合計
を意味するものである。
【0031】(作用)本発明によれば、技量判定手段(1
54)が、特別遊技中に遊技者が獲得したメダル獲得枚数
の合計枚数に基づいて、遊技者の技量を判定している。
このため、遊技者が熟練者等のいわゆる目押しの技量に
優れているものであれば、特別遊技中に入賞フラグが成
立して入賞を確定することができ、通常の技量の者より
も、多くの枚数のメダルの払い出しを受け、メダル獲得
枚数の合計枚数が多くなる。一方、初心者等のいわゆる
目押しの技量に劣っているものであれば、入賞フラグが
成立しても、当該入賞図柄を所定の位置に停止させるこ
とができず、通常の技量の者よりも、メダル獲得枚数の
合計枚数が少なくなる。これにより、特別遊技中のメダ
ル獲得枚数の合計枚数に基づいて、遊技者の技量レベル
を客観的に判定することができる。
【0032】(請求項5)請求項5記載の発明は、上記
した請求項1記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴
とする。すなわち、前記遊技機(10)は、遊技として、通
常遊技と、抽選結果に基づいて開始する特別遊技とを少
なくとも設けている。
【0033】そして、前記特別遊技として、入賞確率の
大きい特定遊技と、この特定遊技の導入確率が高い特定
導入遊技とを少なくとも設けている。そして、前記特定
導入遊技中には、前記特定遊技と、前記通常遊技よりも
入賞確率の大きい小役遊技とが、それぞれ所定の制限回
数の遊技回数だけ遊技可能に設定されている。
【0034】そして、前記技量判定手段(154)は、前記
特定導入遊技中に、前記特定遊技の入賞確定を回避し
て、前記小役遊技の入賞を確定させた回数に基づいて、
遊技者の技量を判定していることを特徴とする。なお、
ここで、「前記特定遊技の入賞確定を回避して、前記小
役遊技の入賞を確定させた回数」とは、具体的には、例
えば、BBゲーム中のRBゲームの入賞確定図柄である
「リプレイ」図柄を外して、他の小役入賞、例えば、
「チェリー」等を入賞確定させる、いわゆる「リプレイ
外し」の回数を意味するものである。
【0035】(作用)本発明によれば、技量判定手段(1
54)が、特定遊技の入賞確定を回避して、前記小役遊技
の入賞を確定させた回数、いわゆる「リプレイ外し」の
回数で遊技者の技量を判定している。すなわち、いわゆ
る「リプレイ外し」は、所定の条件の下、例えば「チェ
リー」等の特定の小役入賞図柄を、所定の位置に、目押
しを用いて、停止させることにより、可能なものであ
る。したがって、熟練者等の目押しの技量に優れている
ものは、通常の技量の者と比較して、多くの回数「リプ
レイ外し」を行うことができ、一方、初心者等の目押し
の技量に劣っているものは、通常の技量の者と比較し
て、少ない回数しか「リプレイ外し」を行うことができ
ない。これにより、特別遊技中のいわゆる「リプレイ外
し」の回数に基づいて、遊技者の技量を判定することが
できる。
【0036】(請求項6)請求項6記載の発明は、上記
した請求項1〜5のいずれか1項に記載の発明の特徴点
に加え、次の点を特徴とする。すなわち、前記技量判定
手段(154)は、遊技機(10)の操作に関する判定毎に遊技
者の技量に対応する項目別技量点数を設定し、前記項目
別技量点数を加減した合計技量点数に基づいて、遊技者
の技量を判定するようにしていることを特徴とする。
【0037】なお、ここで、「遊技機(10)の操作に関す
る判定毎に遊技者の技量に対応する項目別技量点数を設
定し」とは、遊技機(10)の操作に関する種々の判定の種
類毎に、遊技者の技量に対応する項目別技量点数を設け
ることを意味している。具体的には、例えば、小役入賞
フラグ成立時に入賞確定させた(小役を取りこぼしてい
ない)ときに、+2点と設定し、小役入賞フラグ成立時
に入賞確定しなかった(小役を取りこぼした)ときに、
−2点と設定するようなものを含むものである。さら
に、いわゆるリプレイ外しに成功したときに、+2点と
設定し、リプレイ外しに失敗したときに、−2点と設定
するようなものを含むものである。さらに、入賞フラグ
成立から入賞確定させた遊技回数が、3回以内、4及び
5回、6及び7回、10回以上によって、それぞれ、+
8点、+3点、0点、−10点と設定するようなものを
含むものである。
【0038】また、ここで、「前記項目別技量点数を加
減した合計技量点数に基づいて」とは、上述した項目別
技量点数を、遊技の進展にしたがって、当該項目別技量
点数を加減し、その結果を、合計技量点数とするような
ものを含むものである。 (作用)本発明によれば、遊技機(10)の操作に関する判
定毎に遊技者の技量に対応する項目別技量点数を設定
し、当該項目別技量点数を加減した合計技量点数に基づ
いて、遊技者の技量を判定している。このため、1回の
操作により、遊技者の技量が最終決定されるのではな
く、遊技の進展に伴う、種々の操作によって、遊技者の
技量が最終的に決定されていく。これにより、遊技者の
技量のより客観的な判定結果を最終的に得ることができ
る。
【0039】また、途中で、技量の異なる遊技者に交代
したような場合であっても、交代直後は、技量判定に誤
差を含むが、遊技を進めるにつれて、合計技量点数は、
最終遊技者の真の技量の判定結果の数値に収束すること
となり、客観的な技量判定結果を最終的に得ることがで
きる。 (請求項7)請求項7記載の発明は、上記した請求項1
〜6のいずれか1項に記載の発明の特徴点に加え、次の
点を特徴とする。
【0040】すなわち、前記演出制御装置(22)は、前記
技量判定手段(154)による遊技者の技量の判定結果を、
表示可能な判定結果表示手段(170)を備えていることを
特徴とする。 (作用)本発明は、判定結果表示手段(170)により、技
量判定手段(154)による遊技者の技量の判定結果を、表
示することができる。このため、遊技者は、自己の遊技
の技量レベルの客観的な判定結果を知ることができる。
これにより、他人の技量と比較したり、継続して繰り返
し遊技を行うことにより、自己の技量が上達しているか
否か等の判断を行うことができ、遊技を興味溢れるもの
にすることができる。
【0041】(請求項8)請求項8記載の発明は、上記
した請求項1〜7のいずれか1項に記載の発明の特徴点
に加え、次の点を特徴とする。すなわち、前記演出制御
装置(22)は、前記技量判定手段(154)による遊技者の技
量の判定結果に基づいて、演出頻度を変化させているこ
とを特徴とする。
【0042】本発明は、具体的には、例えば、遊技者の
技量判定結果が上級者の場合には、入賞フラグが10回
成立したときに、当該入賞フラグ成立の演出は2回しか
行わずに、演出頻度を減らし、中級者や、初心者の場合
には、入賞フラグが10回成立したときに、当該入賞フ
ラグ成立の演出は10回行い、演出頻度を減らさないよ
うなものを含むものである。
【0043】(作用)本発明によれば、演出制御装置(2
2)が、遊技者の技量の判定結果に基づいて、演出頻度を
変化させている。このため、遊技者の技量に対応した適
正な演出頻度を設定することができ、遊技者が技量に応
じて、演出によるストレスや、不利益を被ることなく、
遊技を快適に行うことができる。これにより、技量の異
なる遊技者を、満足させることができる。
【0044】(請求項9)請求項9記載の発明は、上記
した請求項1〜8のいずれか1項に記載の発明の特徴点
に加え、次の点を特徴とする。すなわち、前記演出制御
装置(22)は、前記技量判定手段(154)による遊技者の技
量の判定結果に基づいて、演出内容を変化させているこ
とを特徴とする。
【0045】本発明は、具体的には、例えば、遊技者の
技量判定結果が上級者の場合には、簡単で且つ短時間な
演出内容に設定し、中級者や、初心者の場合には、長時
間であっても、丁寧且つ解りやすい演出内容に設定する
ようなものを含むものである。 (作用)本発明によれば、演出制御装置(22)が、遊技者
の技量の判定結果に基づいて、演出内容を変化させてい
る。このため、遊技者の技量に対応した適正な演出内容
を設定することができ、遊技者が技量に応じて、演出に
よるストレスや、不利益を被ることなく、遊技を快適に
行うことができる。これにより、技量の異なる遊技者を
満足させることができる。
【0046】(請求項10)請求項10記載の発明は、
上記した請求項1〜9のいずれか1項に記載の発明の特
徴点に加え、次の点を特徴とする。すなわち、前記演出
制御装置(22)は、前記技量判定手段(154)による遊技者
の技量の判定結果に基づいて、遊技者の技量が所定のレ
ベル以下の場合に、遊技内容の案内からなる案内情報
を、演出内容に付加することを特徴とする。
【0047】なお、ここで、「遊技内容の案内からなる
案内情報」とは、具体的には、例えば、「目押しが必要
です」を表示するものや、ストップスイッチ50の停止操
作の順番が、最も遊技者に有利となるような押し順を表
示するようなもの等を含むものである。 (作用)本発明によれば、技量判定手段(154)による遊
技者の技量の判定結果に基づいて、遊技者の技量が所定
のレベル以下の場合に、遊技内容の案内からなる案内情
報を、演出内容に付加している。すなわち、遊技者の技
量が所定のレベル以下の場合、当該遊技者は、初心者等
の遊技内容等の知識が乏しい者である可能性が高い。か
かる遊技者に、遊技内容の案内からなる案内情報を付加
した演出内容を行うことにより、正確且つ的確な遊技内
容の情報を提供することができ、この案内情報を基にし
て、遊技者にとって遊技を有利に進めることができ、遊
技を興味溢れるものにすることができる。
【0048】(請求項11)請求項11記載の発明は、
上記した請求項1〜9のいずれか1項に記載の発明の特
徴点に加え、次の点を特徴とする。すなわち、前記演出
制御装置(22)は、所定の遊技者の操作により、所定の演
出の実施を停止可能な演出停止手段(155)を備え、前記
技量判定手段(154)による遊技者の技量の判定結果に基
づいて、遊技者の技量が所定のレベル以上の場合に、前
記演出停止手段(155)の演出停止操作により、当該演出
内容の演出を停止することを特徴とする。
【0049】(作用)本発明によれば、技量判定手段(1
54)による遊技者の技量の判定結果に基づいて、遊技者
の技量が所定のレベル以上の場合に、演出停止手段(15
5)の演出停止操作により、当該演出内容の演出を停止し
ている。このため、各遊技者が、所定の演出内容を不要
であると判断した場合に、当該遊技者が、自ら演出停止
手段(155)を操作して、当該演出内容の演出を停止させ
た状態で遊技を進めることができる。これにより、遊技
者の技量レベルによっては、全く意味のないものとなっ
ているような演出や、理解できずに演出結果を利用しな
いような演出を、省略して、効率的且つ快適に遊技を進
めることができる。
【0050】
【発明の実施の形態】(図面の説明)図1乃至図6は、
本発明の実施の形態を示すものである。図1は遊技機の
入力、制御及び出力のブロック図、図2は遊技機の外観
正面図及び図3乃至図6は遊技機の動作の概略のフロー
をそれぞれ示すものである。
【0051】(遊技機10)図2中、10は、遊技機10を示
すものである。遊技機10は、図2に示すように、四角箱
状の筐体11を有する。前記筐体11の中央部及び上部に
は、遊技者側に向かって臨む四角窓状の表示窓12が形成
されている。そして、この中央部の表示窓12の中央に
は、三個の回転リール40の図柄61を見ることができる図
柄表示窓13が形成されている。
【0052】上記回転リール40は、図2の向かって左端
側に位置する左側回転リール43と、図2の向かって右端
側に位置する右側回転リール45と、この左側回転リール
43及び右側回転リール45の間に位置する中央回転リール
44とからなるものである。そして、遊技機10の前面側に
は、特に図示しないが、横方向に三本、左右の対角線上
の斜め方向に二本の合計五本の有効入賞ラインが形成さ
れている。
【0053】遊技機10の内部には、図示していないが、
遊技機10の全体の動作を制御するための制御装置20(図
1参照)が内蔵されている。 (制御装置20)上記制御装置20は、図示しないが、CP
Uを中心に構成され、ROM、RAM、I/O等を備え
ている。そして、CPUがROMに記憶されたプログラ
ムを読み込むことで、次の(1)及び(2)の装置を有
するものである。
【0054】(1)遊技制御装置21 (2)演出制御装置22 図1に示すように、スタートスイッチ30及びストップス
イッチ50の操作により、回転リール40の回転及び停止を
制御するための遊技制御装置21と、ランプやスピーカ等
の表示装置66を制御するための演出制御装置22とが内蔵
されている。また、CPUは、遊技制御装置21及び演出
制御装置22に、それぞれ一個ずつ配置されているが、特
にこれに限定されるものではなく、一個のCPUで制御
しても良く、或いは、二個以上のCPUで制御するよう
にしても良いものである。
【0055】また、CPU、ROM、RAM及びI/O
等は一体化されてワンチップを構成しても良いものであ
る。 (遊技制御装置21)上記遊技制御装置21は、スタートス
イッチ30及びストップスイッチ50の操作により、回転リ
ール40の回転及び停止を制御するためのものである。そ
して、この遊技制御装置21は、次の(1)乃至(3)の
手段として機能する。
【0056】(1)通常遊技制御手段70 (2)特別遊技制御手段80 (3)入賞抽選手段110 なお、前記通常遊技制御手段70は、通常遊技を行わせる
ために通常遊技に関する制御を行うものであり、前記特
別遊技制御手段80は、特別遊技を行わせるために特別遊
技に関する制御を行うものである。
【0057】また、遊技制御装置21としては、上記した
(1)〜(3)の手段に限定されるものではなく、他の
手段を含んでいても良い。 (演出制御装置22)上記演出制御装置22は、演出を実施
する場合等のランプやスピーカ等の表示装置66を制御す
るためのものである。そして、遊技制御装置21の内部デ
ータの信頼性を担保するため、遊技制御装置21から、演
出制御装置22に向かって出力信号のみが送出され、この
演出制御装置22から遊技制御装置21に向かっていかなる
信号も送出されないように設定されている。そして、こ
の演出制御装置22は、次の(1)乃至(6)の手段とし
て機能する。
【0058】(1) 表示制御手段151 (2) 演出内容記憶手段152 (3) 取込情報記憶手段153 (4) 技量判定手段154 (5) 演出停止手段155 (6) サブデータ送出部160 なお、演出制御装置22としては、上記した(1)乃至
(6)に限定されるものではなく、他のものを含んでい
ても良い。
【0059】また、ここで、遊技機10は、遊技制御装置
21を配置した主基板23の他に、前記演出制御装置22を配
置したサブ基板24を設けているものである。このため、
サブ基板24を交換することにより、演出内容の一部だけ
が異なる姉妹機を簡単に製造することができる。また、
サブ基板24のみを容量や性能が異なる別のものに簡単に
交換することができるため、演出内容だけを、例えば、
静止画からなる文字表示だけ等の比較的簡単な演出内容
のものから、種々の背景の中で、キャラクターが登場す
る等の多色、高精細の動画からなる複雑な種々の演出内
容のもの等に容易に変更することができる。
【0060】また、遊技機に使用する制御プログラムを
開発するにあたって、主基板23とサブ基板24とに分離さ
れていることにより、開発中のバグが、主基板23側に存
在するのか、サブ基板24側に存在するのかの判断を容易
に行うことができ、制御プログラム全体を見直さなけれ
ばならなくなる可能性が低くなり、デバッグを容易に行
うことができ、制御プログラムの開発期間の短縮を図る
ことができる。
【0061】また、遊技の制御を行う主基板23と、演出
データ等を有するサブ基板24とを有しているため、主基
板23は外部からの操作や交換や異物の浸入が難しい密閉
式の容器内に堅固に固定し、サブ基板24は外部からの交
換が容易な容器内に簡便な手段により着脱可能に取り付
けることが可能となる。これにより、演出データ等は、
簡単に他のものに交換することができるが、抽選確率等
の重要データは外部から操作できないような構造のもの
に設計することが容易となる。
【0062】なお、本実施の形態は、上述したような主
基板23及びサブ基板24を備えているが、特にこれに限定
されるものではなく、主基板23のみからなるようなもの
や、或いは、更に二つ以上の複数のサブ基板24を備えて
いるようなものでも良いものである。 (入力段)上記制御装置20の入力段には、図1に示すよ
うに、次のパーツが接続されている。
【0063】(1)投入スイッチ15 (2)ベットスイッチ16 (3)精算スイッチ17 (4)スタートスイッチ30 (5)ストップスイッチ50 なお、入力段としては、上記した(1)乃至(5)のパ
ーツに限定されるものではない。
【0064】(出力段)上記制御装置20の出力段には、
図1に示すように、次のパーツが接続されている。 (1)リールユニット60 (2)ホッパーユニット65 (3)表示装置66(ランプ及びスピーカ) (4)判定結果表示手段170 なお、出力段としては、上記した(1)乃至(4)のパ
ーツに限定されるものではない。
【0065】(投入スイッチ15)上記投入スイッチ15
は、図2に示すように、回転リール40の斜め下方に位置
するスイッチであって、投入された遊技メダルを検知す
るためのものである。 (ベットスイッチ16)上記ベットスイッチ16は、図2に
示すように、回転リール40の下方に位置するスイッチで
あって、貯留メダル数を減じてメダル投入に代えるため
のものである。
【0066】(精算スイッチ17)上記精算スイッチ17
は、図2に示すように、回転リールの斜め下方に位置す
るスイッチであって、貯留した投入メダルを払い出すた
めのものである。 (スタートスイッチ30)上記スタートスイッチ30は、図
2に示すように、回転リール40の斜め下方に位置するレ
バーであって、遊技メダルの投入若しくはベットスイッ
チ16の投入を条件に、または、「再遊技(Replay)」時
には前遊技から所定時間経過を条件に、リールユニット
60の駆動を開始させるためのものである。
【0067】なお、ここで、「再遊技(Replay)」と
は、入賞抽選手段110の抽選により、「再遊技(Repla
y)」のフラグが成立し、「再遊技(Replay)」の図柄
が有効入賞ライン上に揃うことにより、次の遊技におい
て、遊技メダルを新たに投入することなく、再度、遊技
を行うことができるものである。 (ストップスイッチ50)上記ストップスイッチ50は、リ
ールユニット60の駆動を停止させるためのものである。
具体的には、ストップスイッチ50は、図2に示すよう
に、各回転リール40に対応した三個のスイッチから構成
され、各回転リール40の下方に1個ずつ配置されている
ものである。回転リール40に対応したストップスイッチ
50の操作により、当該対応した回転リール40が回転を停
止するように設定されているものである。
【0068】(リールユニット60)上記リールユニット
60は、特に図示しないが枠体に固定或いは支持された三
個のモータと、各々のモータの出力軸に固定された三個
の回転リール40とから構成されている。そして、各回転
リール40は、合成樹脂からなる回転ドラムと、この回転
ドラムの周囲に貼付されるテープ状のリールテープ42と
を備えている。このリールテープ42の外周面には、複数
個(例えば21個)の図柄61が表示されている。
【0069】(ホッパーユニット65)上記ホッパーユニ
ット65は、図示しないが、遊技の結果に基づいて、遊技
者にメダルを払い出すためのものである。 (表示装置66)上記表示装置66は、スピーカや表示ラン
プ等であって、遊技者に入賞等を報知させるためのもの
である。具体的には、演出制御装置22の制御により、入
賞時にスピーカから入賞音を発生させ、表示ランプを点
灯又は点滅させることにより、遊技者に入賞等を報知さ
せるためのものである。
【0070】なお、この表示装置66は、表示ランプを使
用しているが、特にこれに限定されるものではなく、大
型のLEDを組み合わせたものや、液晶表示画面を有す
る液晶表示装置からなるようなものであっても良いもの
である。 (判定結果表示手段170)上記判定結果表示手段170は、
図2に示すように、上部の表示窓12の向かって右側に位
置し、技量判定手段154による遊技者の技量の判定結果
を、表示可能なものである。この判定結果表示手段170
は、技量判定手段154による技量判定の結果、遊技者
が、初級者、中級者及び上級者のいずれであるかを遊技
者に向かって表示するものである。具体的には、この判
定結果表示手段170は、液晶画面からなるものであり、
この液晶画面に、例えば、「あなたな上級者レベルです
!」の文字等を表示させるものである。もちろん、この
判定結果表示手段170は、このような液晶画面に限定さ
れるものではなく、上記と同様な文字表示を行うLED
(発行ダイオード)や、「上級者レベルです!」の文字
が描かれたプラカードを持ったモーター等により可動可
能なキャラクターの姿態からなる模型等が出現するもの
等でも良いものである。
【0071】(通常遊技制御手段70)上記通常遊技制御
手段70は、通常遊技を行わせるためのものである。すな
わち、メダルの投入若しくはベットスイッチ16の投入を
条件に、または、「再遊技(Replay)」時には前遊技か
ら所定時間経過を条件に、スタートスイッチ30を操作す
ると、リールユニット60が駆動され、三個の回転リール
40が回転を開始する。その後、ストップスイッチ50の一
個を操作すると、当該対応する回転リール40の回転が停
止する。そして、ストップスイッチ50を三個全て操作し
終わると、三個の回転リール40の回転が全て停止する。
このとき、表示窓12の有効入賞ライン上に、予め設定さ
れた図柄61が停止すると、ホッパーユニット65を介して
所定枚数のメダルが払い出される。なお、メダルを払い
出す代わりに、クレジットしても良い。
【0072】入賞には、遊技メダルの払い出しを伴い、
遊技者に利益を付与する小役入賞と、この小役入賞より
もさらに大きな利益を遊技者に付与する特別入賞と、遊
技メダルの払い出しは無いが、遊技メダルを新たに投入
することなく再度の遊技を行うことができる「再遊技
(Replay)」とを備えている。そして、その抽選結果が
いずれかの入賞となった場合、その入賞に対応した入賞
フラグが成立する。そして、抽選結果が特別入賞である
場合に、特別入賞フラグが成立し、この特別入賞フラグ
成立中に、リールユニット60の回転リール40の停止図柄
61の組み合わせが、予め定められた所定の特別入賞図柄
61(例えば、有効入賞ライン上に「7」が三個揃うも
の)と一致したことを条件に入賞が確定し、遊技者に有
利な特別遊技を行わせるように形成されている。そし
て、抽選により特別入賞フラグが成立したが、回転リー
ル40の停止図柄61の組み合わせが特別入賞図柄61と一致
していない場合、それ以後の遊技に特別入賞フラグ成立
の権利が持ち越されるように設定されている。なお、小
役の入賞フラグは、入賞フラグが成立した遊技で入賞を
確定させられない場合、入賞フラグ成立の権利の次の遊
技への持ち越しはない。
【0073】また、いずれかの入賞フラグが成立中に、
対応する入賞図柄61を有効入賞ライン上に揃えることが
できるか否かは、回転リール40の回転速度が一定の場
合、ストップスイッチ50のタイミングによるものであ
る。具体的には、ストップスイッチ50を操作した後、1
90ms以内に回転リール40が停止するように設定され
ているため、ストップスイッチ50を操作した後、そのま
ま停止させるか、或いは190ms以内に停止可能な回
転リール40の円周上の引き込み可能図柄61、例えば停止
図柄から連続する4個の引き込み可能図柄61の中に、対
応する入賞図柄61が含まれているような場合には、停止
するまでの時間を遅らせて、回転リール40は有効入賞ラ
イン上にその入賞図柄61を引き込んで停止する。一方、
かかる4個の引き込み可能図柄61の中に、対応する入賞
図柄61が含まれていないような場合には、有効入賞ライ
ン上にその入賞図柄61を引き込んで停止することができ
ない。
【0074】(特別遊技制御手段80)上記特別遊技制御
手段80は、抽選手段の抽選結果に基づいて、遊技者に有
利な特別遊技を行わせるためのものである。上記特別遊
技としては、大別すると、次のゲームがある。 (1)特定導入遊技(BBゲーム) (2)特定遊技(RBゲーム) (3)特定入賞遊技(JACゲーム) なお、特定遊技、例えばRBゲームは、特定導入遊技、
例えばBBゲーム中に行われる場合と、BBゲーム中で
無い場合にも単独で行われるものである。また、上記特
定入賞遊技、いわゆるJACゲームは、RBゲーム中に
行われるものである。また、特別遊技としては、上記し
た(1)乃至(3)の遊技に限定されるものではない。
【0075】具体的には、通常遊技において、図示しな
いが、例えば「7」等の図柄61が有効入賞ライン上に三
個揃うと、ホッパーユニット65を介して、例えば15枚
のメダルが払い出される。このとき、BBゲームが開始
される。そして、特別遊技制御手段80は、図1に示すよ
うに、大別すると、次の手段を備える。
【0076】(1)特定導入遊技制御手段91(BBゲー
ム制御手段90) (2)特定遊技制御手段101(RBゲーム制御手段100) (特定導入遊技制御手段91) 上記特定導入遊技制御手段91は、BBゲームを制御する
ためのBBゲーム制御手段90である。
【0077】具体的には、BBゲームに移行すると、通
常遊技と同様の小役遊技が、最大3枚のメダルの投入に
よって開始され、3つの回転リールの回転を各々停止さ
せた際に、有効入賞ライン上に入賞図柄が揃っているか
否かによって、メダルの払い出しが行われるものであ
る。したがって、BBゲーム中の小役遊技では、通常遊
技と同様に小役を含めた抽選が毎回行われるものであ
る。ただ、このBBゲーム中にRBゲームに移行するた
めの特定入賞図柄が有効入賞ライン上に揃った場合に
は、その後RBゲームに移行するものである。
【0078】なお、通常、BBゲーム中はRBゲームへ
の移行が、例えば最大3回行われることになっているた
めに、1回目のRBゲームが終了した後は、また前述し
たような通常遊技と同様な小役遊技の抽選及び制御が行
われるものである。そして、BBゲームでは、BBゲー
ム中のRBゲームが所定の最大回数、例えば3回か、或
いはBBゲーム中の小役遊技が所定の最大回数、例えば
最大30回の終了により、BBゲームは終了するもので
ある。
【0079】すなわち、BBゲーム(特定導入遊技)中
には、RBゲーム(特定遊技)と、通常遊技よりも入賞
確率の大きい小役遊技とが、設けられている。そして、
当該BBゲーム中は、RBゲームが最大3回、小役遊技
が最大30回の制限回数の遊技回数だけ遊技可能に設定
されているものである。 (特定遊技制御手段101)上記特定遊技制御手段101は、
RBゲームを制御するためのものである。
【0080】具体的には、RBゲームに移行すると、メ
ダルが1枚投入となり、回転リール40の所定の図柄61が
表示窓12のセンターライン上に揃った場合に入賞確定と
なる特定入賞遊技が行われるものである。そして、RB
ゲームでは、入賞するか否かの特定入賞遊技が最大12
回行えるものであり、そのうち、最大8回の入賞確定が
可能である。すなわち、最大8回の入賞が確定するか、
或いは最大12回の特定入賞遊技の終了により、RBゲ
ームは終了するものである。
【0081】(入賞抽選手段110)上記入賞抽選手段110
は、予め定めた抽選確率に基づいて入賞か否かの入賞判
定の抽選を行うものである。そして、入賞抽選手段110
による抽選結果が入賞である場合に入賞フラグが成立
し、この入賞フラグ成立中に、回転リール40の停止図柄
の組み合わせが予め定められた入賞図柄と一致したこと
を条件に入賞が確定し、遊技者にメダルの払い出しや、
特別遊技等の利益が付与されるように設定されている。
【0082】上記入賞抽選手段110は、図1に示すよう
に、大別すると、次の手段を備える。 (1)乱数発生手段111 (2)乱数抽出手段112 (3)入賞判定テーブル113 (4)判定手段114 なお、入賞抽選手段110としては、上記した(1)乃至
(4)に限定されるものではない。
【0083】(乱数発生手段111)上記乱数発生手段111
は、入賞抽選用の乱数を所定の領域内(例えば十進数で
0〜65535)で発生させるものである。なお、ここ
で、「乱数発生手段」とは、ソフト乱数としての平均採
中法等で乱数を発生させることができるものの、一定範
囲の数字を高速で1ずつ加算するカウンタを用いて構成
することもできる。例えば、0〜16383の範囲の数
字を、1秒間に数百万回程度順次繰り返すようにしたカ
ウンタが考えられる。
【0084】そして、「乱数抽出手段」としては、スタ
ートスイッチを押したタイミングでカウンタの数字を読
みとることとなる。このように形成すると、「乱数発生
手段」では乱数を発生しているわけではないものの、
「乱数抽出手段」によって抽出される数字は、あたかも
乱数のような分布となるものである。このように結果と
して乱数のような分布を示す数字が得られる手段を、こ
こでは、「乱数発生手段」或いは「乱数抽出手段」に含
めて考えるものである。
【0085】(乱数抽出手段112)上記乱数抽出手段112
は、乱数発生手段111が発生する乱数を、所定の条件
(例えば、スタートスイッチ30の操作)で抽出するもの
である。なお、この抽出した乱数を抽出乱数データとす
る。 (入賞判定テーブル113)上記入賞判定テーブル113は、
乱数発生手段111がとる乱数の全領域中、各入賞項目の
入賞領域を有するものである。
【0086】(判定手段114)上記判定手段114は、乱数
抽出手段112が抽出した抽出乱数データと、入賞判定テ
ーブル113の抽選確率データを基に、乱数発生手段111が
とる乱数の全領域中の各入賞項目の入賞領域からなる入
賞判定領域データとを照合し、当該抽出乱数データが属
する入賞領域に対応する入賞を決定するものである。
【0087】(表示制御手段151)上記表示制御手段151
は、演出内容記憶手段152からの演出情報を、表示装置6
6により、遊技者に向かって報知させるためのものであ
る。具体的には、BBゲームや、RBゲームや、他の小
役等の入賞フラグが成立したときや、入賞が確定したと
きに、表示装置66の所定のランプを点灯や点滅させた
り、表示装置66のスピーカから所定の電子音を発生させ
るものである。
【0088】そして、上記表示制御手段151は、技量判
定手段154による遊技者の技量レベル(上級者、中級者
及び初級者)により、演出内容を変化させている。具体
的には、表示制御手段151は、遊技者の技量レベルが初
級者の場合、初級者用の演出内容を実施する。この初級
者用演出は、遊技内容の案内や、遊技の進め方のアドバ
イス等が、付加された演出内容となるものである。具体
的には、「目押しができていません」や、ストップスイ
ッチ50の「押し順が不適切です」等の遊技の操作を助け
るような内容の文字表示が表示されるようなものを含む
ものである。また、初級者用演出では、演出停止手段15
5の操作による演出停止操作を行って、所定の演出内容
をキャンセルすることはできない。このため、初級者用
演出では、予め設定されている全ての演出内容が実施さ
れ、演出頻度は、上級者用演出及び中級者用演出と比較
して、最も多くなるように設定されている。
【0089】そして、表示制御手段151は、遊技者の技
量レベルが中級者の場合、中級者用の演出内容を実施す
る。この中級者用演出は、具体的には、遊技者の演出停
止手段155の操作により、一度でもキャンセルされた特
定の演出は、当該演出を実施しないように設定されてい
る。そして、表示制御手段151は、遊技者の技量レベル
が上級者の場合、上級者用の演出内容を実施する。この
上級者用演出は、具体的には、演出頻度が初級者用の演
出頻度と比較して、約5分の1程度に維持され、演出頻
度が少なくなるように設定されている。そして、上級者
用演出は、遊技者の演出停止手段155の操作により、一
度でもキャンセルされた特定の演出は、その後、当該演
出を実施しないように設定されている。
【0090】(演出内容記憶手段152)上記演出内容記
憶手段152は、入賞フラグ成立を報知するための演出
や、入賞確定を報知するための演出等の種々の演出内容
を記憶するためのものである。具体的には、表示装置66
のスピーカからの音と、表示装置66のランプの点灯の組
合せによって、種々の異なる演出内容を設定しているも
のである。もちろん、演出内容は、これらに限定される
ものではなく、例えば、回転リール40の停止図柄によ
る、いわゆるリーチ目により報知するものや、回転リー
ル40を照らす光の色の変更や、回転リール40へのフラッ
シュ光の照射や、回転リール40の回転速度の変更や、回
転リール40の回転開始のタイミングを、標準よりも、遅
く或いは早くずらす等の種々の報知手段の組合せによる
ものでも良いものである。
【0091】(取込情報記憶手段153)上記取込情報記
憶手段153は、遊技制御装置21から演出制御装置22の内
部に取り込んだ遊技機10の操作に関する情報を、記憶す
るためのものである。具体的には、スタートスイッチ3
0、ストップスイッチ50、精算スイッチ17、投入スイッ
チ15又は精算スイッチ17等の種々の操作スイッチの操作
履歴の生データや、入賞フラグ成立や、入賞確定等のデ
ータを、記憶しているものである。なお、これらの生デ
ータは、必要によって、時間情報と共に記憶されるよう
に設定されている。
【0092】(技量判定手段154)上記技量判定手段154
は、取込情報記憶手段153からの遊技機10の操作に関す
る情報に基づいて、遊技者の技量に関する判定を行うた
めのものである。具体的には、スタートスイッチ30、ス
トップスイッチ50、精算スイッチ17、投入スイッチ15又
は精算スイッチ17等の種々の操作スイッチの操作の生デ
ータを使用して、所定の手順により、分析加工して、遊
技者の技量の判定を行うものである。
【0093】さらに、技量判定手段154が行う遊技者の
技量の判定について、具体的に説明する。技量判定手段
154は、遊技機10の操作に関する判定毎に遊技者の技量
に対応する項目別技量点数を設定し、この項目別技量点
数を加減した合計技量点数に基づいて遊技者の技量を判
定する。具体的には、遊技者の技量判定は、表1に示す
ような各項目毎の項目別技量点数に基づいて、各項目毎
に遊技者の点数を設定する。
【0094】入賞フラグ成立後、入賞確定しないときに
次の遊技に当該入賞フラグが持ち越されないように設定
されている小役入賞の入賞フラグ成立を対象として、技
量判定手段154は、当該小役入賞の入賞フラグが成立
後、当該小役入賞が確定したか否か、すなわち当該小役
入賞の入賞フラグ成立を取りこぼしたか否かに基づい
て、遊技者の技量を判定する。具体的には、表1に示す
ように、小役入賞の入賞フラグ成立後、当該入賞図柄を
所定の有効入賞ライン上に停止させることができず、当
該小役入賞の取りこぼしが有ったときには、項目別技量
点数は−2点となり、小役入賞の入賞フラグ成立後、当
該入賞図柄を所定の有効入賞ライン上に停止させること
ができて、当該小役入賞を確定することができた、すな
わち当該小役入賞の取りこぼしが無かったとき、項目別
技量点数は+2点に設定されている。
【0095】
【表1】
【0096】入賞フラグが成立後、入賞確定しないとき
に次の遊技に当該入賞フラグが持ち越されるように設定
されているBBゲームや、RBゲームの入賞フラグ成立
を対象として、技量判定手段154は、当該入賞フラグ成
立から入賞が確定するまでの遊技回数を合計し、かかる
合計遊技回数に基づいて、遊技者の技量を判定する。具
体的には、表1に示すように、例えば、BBゲームの入
賞フラグ成立後、当該BBゲームの入賞図柄を所定の有
効入賞ライン上に停止させることができて、BBゲーム
の入賞を確定させるまでの遊技回数が、3ゲーム以内の
とき、項目別技量点数は+8点に設定され、4及び5ゲ
ームのとき、項目別技量点数は+3点に設定され、6〜
9ゲームのとき、項目別技量点数は0点に設定され、1
0ゲーム以上のとき、項目別技量点数は−10点に設定
されている。これは、入賞フラグ成立から少ない遊技回
数で入賞を確定できた程、いわゆる目押しの技量に優れ
ているものと推定されるからである。
【0097】技量判定手段154は、BBゲーム(特定導
入遊技)中に、RBゲームの入賞確定を回避して、小役
遊技の入賞を確定させる、いわゆる「リプレイ外し」の
回数に基づいて、遊技者の技量を判定する。具体的に
は、表1に示すように、例えば、BBゲーム中の「リプ
レイ外し」が成功した場合の項目別技量点数を、+2点
に設定し、BBゲーム中の「リプレイ外し」が失敗した
場合の項目別技量点数を、−2点に設定している。すな
わち、「リプレイ外し」に成功する程、合計技量点数が
増加するように設定されているものである。
【0098】技量判定手段154は、BBゲーム中に遊技
者に払い出されたメダルの払い出し枚数の合計枚数に基
づいて、遊技者の技量を判定する。具体的には、表1に
示すように、設定2における平均的なメダル獲得枚数、
設定3における平均的なメダル獲得枚数を基準として判
定するものである。すなわち、初級者の場合、設定2で
の平均メダル獲得枚数未満、設定3での平均メダル獲得
枚数未満及び設定3での平均メダル獲得枚数以上の項目
別技量点数を、それぞれ0点、+10点、及び+20点
に設定している。そして、中級者の場合、設定2での平
均メダル獲得枚数未満、設定3での平均メダル獲得枚数
未満及び設定3での平均メダル獲得枚数以上の項目別技
量点数を、それぞれ−20点、0点、及び+10点に設
定している。そして、上級者の場合、設定2での平均メ
ダル獲得枚数未満、設定3での平均メダル獲得枚数未満
及び設定3での平均メダル獲得枚数以上の項目別技量点
数を、それぞれ−40点、−20点、及び0点に設定し
ている。このように、BBゲーム中のメダル獲得枚数が
多くなるほど項目別技量点数が増加するように設定さ
れ、また、同一のメダル獲得枚数の場合は、上級者より
も中級者、さらに初級者の方が項目別技量点数が増加す
るように設定されている。
【0099】なお、この平均的なメダル獲得枚数は、予
め算出した設定2及び設定3におけるメダル獲得枚数の
平均値を設定しておいても良く、また、当該遊技機10に
おけるBBゲーム中の設定2及び設定3におけるメダル
獲得枚数の平均値を算出できるように設定しても良いも
のである。なお、ここで、設定(Mode)とは、入賞
確率により、メダルの出玉率を左右できる機能であっ
て、当該遊技機10では、設定1から設定6まであって、
入賞抽選手段110の抽選確率を変化させているものであ
り、設定の数値が大きい程、出玉率が大きく、遊技者の
利益が大きくなるように調整されている。
【0100】上記技量判定手段154は、上述したような
項目別技量点数を加減した合計技量点数に基づいて、遊
技者の技量を判定する。具体的には、表2に示すよう
に、初期化時には、全ての遊技者を初級者に設定し、4
0点を合計技量点数として計上する。そして、それ以後
の項目別技量点数を当該合計技量点数に加減して、当該
合計技量点数が、表2に示すように、初級者(0〜60
点)、中級者(61〜79点)、上級者(80点以上)
のいずれの範囲に含まれるかによって、当該遊技者の技
量レベルを、初級者、中級者、上級者のいずれかに決定
するものである。
【0101】具体的に、初期化状態からBBゲームを終
了した時点までの技量判定手段154による技量判定の計
算の一例を表2の下欄に示す。先ず、初期化時には、初
級者レベルの特定40点が計上される。そして、小役取
りこぼし(無し)が20回行われて、+2点×20回
で、計40点が計上される。そして、小役取りこぼし
(有り)が10回行われて、−2点×10回で、計−2
0点が計上される。そして、BBゲームの入賞フラグ成
立から入賞確定までの遊技回数が3回であって、表1の
3ゲーム以内に相当し、+8点が計上される。そして、
BBゲーム中の「リプレイ外し」の成功回数が4回とな
り、+2点×4回で、計+8点が計上される。そして、
BBゲーム中の「リプレイ外し」の失敗回数が2回とな
り、−2点×2回で、計−4点が計上される。そして、
BBゲーム中のメダル獲得枚数が480枚となり、表1
における初級者の設定3での平均メダル獲得枚数以上の
欄に相当し、+20点が計上される。上述した各項目別
技量点数を、合計すると、40点+40点−20点+8
点+8点−4点+20点=92点となり、現時点におけ
る合計技量点数は92点となる。この合計技量点数92
点は、表2の技量レベル別の合計技量点数では、80点
以上の上級者のレベルとなり、現時点では、遊技者の技
量レベルの判定結果は、上級者となる。
【0102】
【表2】
【0103】なお、この遊技途中では、中級者の状態も
含むものとなる。そして、現時点以後の遊技からは、こ
の合計技量点数92点から、各項目別技量点数が加減さ
れ、その結果の合計技量点数によって、遊技者の技量判
定を行う。また、本実施の形態では、合計技量点数の最
高得点は、100点に設定されてあり、それ以上の得点
は、加算されないように設定されている。
【0104】また、技量判定手段154が遊技者の技量を
判定する期間は、特に制限せず、判定結果をリセットす
るような期間は設けていない。これは、BBゲームを1
度でも入賞確定した時点で、適正な技量判断が可能であ
り、また、たとえBBゲームの抽選に入賞しなくても、
判断材料となる通常遊技の消化により、徐々に適正な技
量レベルへと収束するからである。
【0105】また、技量判定手段154による遊技者の技
量レベルを判定するための項目は、上述したものに限定
されるものではなく、その他の遊技者の技量レベルを推
定可能な項目を使用しても良いものである。具体的に
は、例えば、遊技者の3個のストップスイッチ50の操作
する順番がいわゆる「順押し」であるか、或いは、いわ
ゆる「変則押し」であるかを、遊技者の技量レベルの判
定の一助としても良いものである。なお、ここで、「順
押し」及び「変則押し」とは、ストップスイッチ50の停
止操作の順番により、ストップスイッチ50の停止操作を
大きく二つに分類したものである。具体的には、例え
ば、三個横方向に並んだストップスイッチ50を左側、中
央、右側の順に停止操作するものを、「順押し」と分類
している。この「順押し」は、一般的な停止操作であっ
て、普段は、この順番で停止操作する遊技者が多いもの
であり、初心者は、一般的に「順押し」を用いる場合が
多い。そして、ストップスイッチ50を、「順押し」以外
の停止操作方法で、行うものを「変則押し」と分類して
いるものである。この「変則押し」としては、代表的な
ものに、左側、右側、中央の順に停止操作する、「ハサ
ミ打ち」や、右側、中央、左側の順に停止操作する、
「逆押し」や、中央、右側、左側の順に停止操作する、
「中押し」等が有名である。これらの「変則押し」は、
一般的に中上級者が使用する場合が多いものである。こ
のため、ストップスイッチ50による回転リール40の停止
操作の手順が、「順押し」であるか、「変則押し」であ
るかにより、遊技者のレベルを判断するための手がかり
とすることができるものである。
【0106】さらに、また、上述した実施の形態では、
技量判定手段154の技量レベルの判定において、所定の
入賞フラグ成立の図柄を、所定の有効入賞ライン上に引
き込むことができて入賞確定した、或いは、引き込むこ
とができなくて入賞確定できなかったの2段階でしか判
定していない。これを、所定の入賞図柄の入賞を確定す
ることができた、或いは入賞を確定することができなか
った場合でも、所定の入賞図柄に対して、何個の図柄だ
け手前、或いは後ろで、ストップスイッチ50を操作した
かによって、さらに、判定要素を多数の段階に分割して
判定し、技量レベルの判定精度を上げるように設定して
も良いものである。
【0107】(演出停止手段155)上記演出停止手段155
は、遊技の技量レベルが所定のレベル以上からなる遊技
者の操作により、所定の演出の実施を停止するためのも
のである。この演出停止手段155は、図2に示すよう
に、ストップスイッチ50と、投入スイッチ15との間に位
置するものである。そして、技量判定手段154による遊
技者の技量の判定結果に基づいて、遊技者の技量が中級
者及び上級者の場合に、演出停止手段155の演出停止操
作により、当該演出内容の演出を停止するように設定さ
れているものである。具体的には、遊技において所定の
演出が実施された後、この演出停止手段155を操作する
ことにより、操作直前に実施された演出内容の演出停止
処理ができるように設定されている。もちろん、演出停
止手段155による演出停止処理は、この操作方法に限定
されるものではなく、例えば、液晶画面からなる判定結
果表示手段170に、種々の演出内容のタイトル一覧が表
示され、この液晶画面に表示される案内に沿って、演出
停止手段155を操作することにより、特定の演出内容の
演出停止処理ができるように設定しても良いものであ
る。
【0108】なお、特定の技量レベルからなる遊技者が
キャンセルした遊技内容は、技量レベルが変化すること
により、リセットされるように設定されている。(サブ
データ送出部160)上記サブデータ送出部160は、技量判
定手段154により判定された遊技者の技量レベル及びそ
れに関する情報を、通信回線により演出制御装置22から
外部に送出するためのものである。なお、このサブデー
タ送出部160から送出されたデータは、外部のホールコ
ンピューター200に入力される。そして、ホールコンピ
ューター200により、当該情報は記憶されると共に、ホ
ールコンピューター200の端末画面に表示されて、遊技
ホールのホール管理者に利用可能な状態となるものであ
る。
【0109】(ホールコンピューター200)上記ホール
コンピューター200は、遊技ホール内部の複数の遊技機1
0を管理し、維持するためのものである。このホールコ
ンピューター200に入力された遊技者の技量レベル及び
それに関する情報は、その内部において、各種プログラ
ムにより、時系列や、遊技機10の種類に基づいて、演算
処理され、ホール管理者により、ホールの管理、運営に
利用可能な状態となる。
【0110】(遊技機10の動作)次に、上記構成を備え
た遊技機の動作の概略について、図3乃至図6に示した
フローを用いて説明する。先ず、図3に示すステップ1
00において、メダルの投入若しくはベットスイッチ16
の押し下げにより、投入スイッチがONとなる。そし
て、次のステップ101に進む。
【0111】ステップ101において、投入スイッチ15
の操作情報が、採取される。具体的には、投入スイッチ
15の操作信号が、遊技制御装置21を介して、演出制御装
置22の取込情報記憶手段153により、採取される。そし
て、次のステップ102に進む。ステップ102におい
て、スタートスイッチ30が操作されることにより、スタ
ートスイッチ30がONとなる。そして、次のステップ1
03に進む。
【0112】ステップ103において、スタートスイッ
チ30の操作に関する情報が、遊技制御装置21を介して、
演出制御装置22の取込情報記憶手段153により、採取さ
れる。そして、次のステップ104に進む。ステップ1
04において、入賞抽選手段110により抽選処理が行わ
れる。そして、次のステップ105に進む。
【0113】ステップ105において、入賞抽選手段11
0の抽選結果、入賞フラグが成立しているか否かが判定
される。そいて、入賞フラグが成立していると判定され
た場合、次のステップ106に進む。ステップ106に
おいて、入賞フラグ成立情報が、遊技制御装置21を介し
て、演出制御装置22の取込情報記憶手段153により、採
取される。具体的には、入賞フラグが成立してからの遊
技回数がカウントされるものである。そして、次のステ
ップ107に進む。
【0114】ステップ107において、現時点での遊技
者の技量レベルの設定が、初級者であるか否かが判定さ
れる。そして、現時点での遊技者の技量レベルの設定
が、初級者でない場合、次のステップ108に進む。ス
テップ108において、現時点での遊技者の技量レベル
の設定が、中級者であるか否かが判定される。そして、
現時点での遊技者の技量レベルの設定が、中級者でない
場合、次のステップ109に進む。
【0115】ステップ109において、現時点での遊技
者の技量レベルが、初級者及び中級者のいずれでもない
ため、遊技者の技量レベルは上級者に設定されているこ
ととなり、予め設定されている上級者用の演出が行われ
る。具体的には、上級者用の演出は、演出頻度が初級者
用の演出頻度と比較して、約5分の1程度に維持され、
演出頻度が少なくなるように設定されている。そして、
遊技者の演出停止手段155の操作により、一度でもキャ
ンセルされた特定の演出は、演出を実施しないように設
定されている。
【0116】そして、次のステップ110に進む。ステ
ップ110において、回転リール40の回転が開始する。
そして、次のステップ111に進む。ステップ111に
おいて、ストップスイッチ50が操作されることにより、
ストップスイッチ50がONとなる。そして、次のステッ
プ112に進む。
【0117】ステップ112において、ストップスイッ
チ50の操作に関する情報が、遊技制御装置21を介して、
演出制御装置22の取込情報記憶手段153により、採取さ
れる。そして、次のステップ113に進む。ステップ1
13において、回転リール40の回転停止処理が行われ
る。そして、次のステップ114に進む。
【0118】ステップ114において、三個の回転リー
ル40に対応するストップスイッチ50の操作が行われたか
否かが判定される。そして、三個の回転リール40に対応
するストップスイッチ50の操作が行われたと判定された
場合、図4に示すように、次のステップ130に進む。
ステップ130において、入賞フラグ成立中に当該入賞
フラグに対応する入賞図柄が有効入賞ライン上に揃った
か否か、すなわち、入賞が確定したか否かが判定され
る。そして、入賞が確定したと判定された場合、次のス
テップ131に進む。
【0119】ステップ131において、入賞図柄に相当
するメダルが払い出される。そして、次のステップ13
2に進む。ステップ132において、入賞フラグ成立か
ら入賞確定するまでにカウントされた遊技回数が演出制
御装置22の取込情報記憶手段153により、採取される。
そして、次のステップ133に進む。
【0120】ステップ133において、本遊技における
項目別技量点数を加減して、合計技量点数を算出する。
具体的には、当該遊技から本遊技機10が稼動していると
きには、初期化時の合計技量点数に、或いは、遊技が前
回遊技から継続しているときには、前回遊技の合計技量
点数に、今回遊技の項目別技量点数を加減するものであ
る。項目別技量点数は、遊技内容によって、小役入賞の
取りこぼしや、BBゲームの入賞フラグ成立から確定ま
での遊技回数や、BBゲーム中の「リプレイ外し」や、
BBゲーム中のメダルの平均獲得枚数に関して、それぞ
れ適宜、必要な場合に得点が計算され、合計技量点数が
決定される。もちろん、項目別技量点数の内容は、上記
項目に限定されるものではなく、その他の遊技者の技量
レベルを判断することができるような項目を設定しても
良い。そして、次のステップ134に進む。
【0121】ステップ134において、技量判定手段15
4により、合計技量点数が、60点以下か否かが判定さ
れる。そして、合計技量点数が60点以下でないと判定
された場合、次のステップ135に進む。ステップ13
5において、技量判定手段154により、合計技量点数
が、61点以上、且つ79点以下であるか否かが判定さ
れる。そして、技量判定手段154により、合計技量点数
が、61点以上、且つ79点以下でないと判定された場
合、次のステップ136に進む。
【0122】ステップ136において、合計技量点数が
80点以上であることとなり、技量判定手段154によ
り、遊技者の技量レベルが上級者に設定される。そし
て、次のステップ137に進む。ステップ137におい
て、遊技者の技量レベル(上級者)を、判定結果表示手
段170により、遊技者に向かって報知する。そして、同
時に、当該判定結果は、サブデータ送出部160からホー
ルコンピューター200に送出される。そして、当該遊技
が終了する。
【0123】前記ステップ105において、入賞フラグ
が成立していないと判定された場合、ステップ107に
進む。前記ステップ107において、現時点での遊技者
の技量レベルの設定が、初級者である場合、次のステッ
プ115に進む。ステップ115において、初級者用演
出が行われる。この初級者用演出は、具体的には、遊技
内容の案内や、遊技の進め方のアドバイス等が、付加さ
れた演出内容となるものである。そして、演出停止手段
155の操作による演出停止操作を行って、所定の演出内
容をキャンセルすることはできない。このため、初級者
用演出では、予め設定されている全ての演出内容が実施
され、演出頻度は、上級者用演出及び中級者用演出と比
較して、最も多くなるように設定されている。そして、
次のステップ110に進む。
【0124】前記ステップ108において、現時点での
遊技者の技量レベルの設定が、中級者である場合、次の
ステップ116に進む。ステップ116において、中級
者用演出が行われる。この中級者用演出は、具体的に
は、遊技者の演出停止手段155の操作により、一度でも
キャンセルされた特定の演出は、当該演出を実施しない
ように設定されている。そして、次のステップ110に
進む。
【0125】前記ステップ114において、三個の回転
リール40に対応するストップスイッチ50の操作が行われ
ていないと判定された場合、ステップ111に戻る。前
記ステップ130において、入賞が確定していないと判
定された場合、ステップ133に進む。前記ステップ1
34において、合計技量点数が60点以下であると判定
された場合、次のステップ138に進む。
【0126】ステップ138において、技量判定手段15
4により、遊技者の技量レベルが、初級者に設定され
る。そして、次のステップ137に進む。前記ステップ
135において、技量判定手段154により、合計技量点
数が、61点以上、且つ79点以下であると判定された
場合、次のステップ139に進む。
【0127】ステップ139において、技量判定手段15
4により、遊技者の技量レベルが、中級者に設定され
る。そして、次のステップ137に進む。上述したステ
ップ104の抽選処理について、図5のフローを用いて
説明する。ステップ200において、入賞抽選手段110
の乱数発生手段111により発生された乱数の中から乱数
抽出手段112により乱数が抽出される。そして、次のス
テップ201に進む。
【0128】ステップ201において、抽出された乱数
が乱数抽出手段112の内部に記憶される。そして、次の
ステップ202に進む。ステップ202において、判定
手段114により、抽出された乱数と、入賞判定テーブル1
13の入賞判定領域データとの比較が行われる。そして、
次のステップ203に進む。
【0129】ステップ203において、判定手段114に
より、抽出された乱数が、入賞判定テーブル113のどの
入賞領域に含まれるか決定され、抽選処理の評価が決定
される。そして、次のステップ204に進む。ステップ
204において、所定の図柄の蹴飛ばしと、所定図柄の
引き込みとが設定される。そして、抽選処理が終了す
る。
【0130】上述したステップ113の回転リール40の
回転停止処理について、図6を用いて説明する。ステッ
プ300において、所定の図柄に対して、蹴飛ばしの設
定が達成されたか否かが判定される。そして、所定の図
柄の蹴飛ばしの設定が達成されていないと判定された場
合、次のステップ301に進む。
【0131】ステップ301において、1個の図柄分だ
け、回転リール40を回転させる。すなわち、1個の図柄
分だけ蹴飛ばしを行う。そして、次のステップ302に
進む。ステップ302において、上述した1個の図柄分
だけ回転リール40を回転させた当該図柄の数がストップ
スイッチ50の操作後の4個目に該当するか否かが判定さ
れる。そして、ストップスイッチ50を操作した後、1図
柄ずつ回転リール40を回転させてずらした図柄の数が4
個目の場合には、次のステップ303に進む。
【0132】ステップ303において、回転リール40の
回転を停止させる。これにより、メダル投入から回転リ
ール40の回転停止までの遊技機10の動作が終了する。前
記ステップ300において、所定の図柄の蹴飛ばしの設
定が達成されていると判定された場合、次のステップ3
04に進む。ステップ304において、いずれかの図柄
に対して引き込みが設定されているか否かが判定され
る。そして、いずれかの図柄に対して引き込みが設定さ
れていると判定された場合、次のステップ305に進
む。
【0133】ステップ305において、引き込み設定が
達成されたか否かが判定される。そして、引き込み設定
が達成されたと判定された場合、次のステップ303に
進む。前記ステップ304において、いずれの図柄に対
しても引き込みが設定されていないと判定された場合、
ステップ303に進む。
【0134】前記ステップ305において、引き込み設
定が達成されていないと判定された場合、ステップ30
1に進む。前記ステップ302において、ストップスイ
ッチ50を操作した後、1図柄ずつ回転リール40を回転さ
せてずらした図柄の数が4個目でない場合には、ステッ
プ300に戻る。
【0135】なお、上述した実施の形態において、回転
リール40の停止処理に関してステップ301〜ステップ
305で説明しているが、この例は、いわゆる最小引き
込み停止制御の例であり、逆に最大引き込み停止制御と
しても良い。更には、例えば、ストップスイッチ50を押
すタイミングで予め定めたテーブルに従って回転リール
40の停止位置を決定する、いわゆるテーブル停止制御の
方法によるものでも良いものである。このテーブル停止
制御は、入賞フラグ成立の有無や、入賞フラグ成立中の
入賞図柄に基づいた複数のテーブルを有し、この複数の
テーブルから適宜、遊技状況に応じたテーブルが選択さ
れるものである。
【0136】なお、テーブル停止制御においても、入賞
フラグが成立しているときには、その入賞フラグに対応
する図柄が有効入賞ライン上に揃うように、予めテーブ
ルの上で停止位置が決定されてあり、いわゆる引き込み
設定の一種を備えているものである。また、入賞フラグ
が成立していないときには、他の入賞図柄が有効入賞ラ
イン上に揃わないように、予めテーブルの上で停止位置
が決定されてあり、いわゆる蹴飛ばし設定の一種を備え
ているものである。
【0137】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成されている
ので、以下に記載されるような効果を奏する。 (請求項1)請求項1記載の発明によれば、次のような
効果を奏する。
【0138】すなわち、請求項1記載の発明によれば、
遊技者の技量の判定を客観的に行うことができる遊技機
を提供することができる。 (請求項2)請求項2記載の発明によれば、上記した請
求項1記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏す
る。
【0139】すなわち、請求項2記載の発明によれば、
入賞フラグ成立から入賞確定までの遊技回数を基づい
て、遊技者の技量判定が可能な遊技機を提供することが
できる。 (請求項3)請求項3記載の発明によれば、上記した請
求項1記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏す
る。
【0140】すなわち、請求項3記載の発明によれば、
入賞フラグ成立時に入賞を確定できたか否かに基づい
て、遊技者の技量判定が可能な遊技機を提供することが
できる。 (請求項4)請求項4記載の発明によれば、上記した請
求項1記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏す
る。
【0141】すなわち、請求項4記載の発明によれば、
特別遊技中の払い出しメダル枚数の合計枚数に基づい
て、遊技者の技量判定が可能な遊技機を提供することが
できる。 (請求項5)請求項5記載の発明によれば、上記した請
求項1記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏す
る。
【0142】すなわち、請求項5記載の発明によれば、
いわゆる「リプレイ外し」の回数に基づいて、遊技者の
技量判定が可能な遊技機を提供することができる。 (請求項6)請求項6記載の発明によれば、上記した請
求項1〜5のいずれか1項に記載の発明の効果に加え、
次のような効果を奏する。
【0143】すなわち、請求項6記載の発明によれば、
合計技量点数に基づいて、遊技者のより客観的な技量判
定が可能な遊技機を提供することができる。 (請求項7)請求項7記載の発明によれば、上記した請
求項1〜6のいずれか1項に記載の発明の効果に加え、
次のような効果を奏する。
【0144】すなわち、請求項7記載の発明によれば、
判定結果表示手段により、自己の遊技の技量レベルの判
定結果を知ることができる遊技機を提供することができ
る。 (請求項8)請求項8記載の発明によれば、上記した請
求項1〜7のいずれか1項に記載の発明の効果に加え、
次のような効果を奏する。
【0145】すなわち、請求項8記載の発明によれば、
遊技者の技量に対応した適正な演出頻度を設定すること
ができ、技量の異なる遊技者を、満足させることができ
る遊技機を提供することができる。 (請求項9)請求項9記載の発明によれば、上記した請
求項1〜8のいずれか1項に記載の発明の効果に加え、
次のような効果を奏する。
【0146】すなわち、請求項9記載の発明によれば、
遊技者の技量に対応した適正な演出内容を設定すること
ができ、技量の異なる遊技者を、満足させることができ
る遊技機を提供することができる。 (請求項10)請求項10記載の発明によれば、上記し
た請求項1〜9のいずれか1項に記載の発明の効果に加
え、次のような効果を奏する。
【0147】すなわち、請求項10記載の発明によれ
ば、所定レベル以下の技量の遊技者であっても、遊技を
有利に進めることができる遊技機を提供することができ
る。 (請求項11)請求項11記載の発明によれば、上記し
た請求項1〜9のいずれか1項に記載の発明の効果に加
え、次のような効果を奏する。
【0148】すなわち、請求項11記載の発明によれ
ば、所定レベル以上の遊技者が、効率的且つ快適に遊技
を進めることができる遊技機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態であって、遊技機の入力、
制御及び出力を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態であって、遊技機を示す外
観正面図である。
【図3】本発明の実施の形態であって、遊技機の動作の
概略を示すフローである。
【図4】本発明の実施の形態であって、遊技機の動作の
概略を示すフローである。
【図5】本発明の実施の形態であって、遊技機の動作の
うち、抽選処理の概略を示すフローである。
【図6】本発明の実施の形態であって、遊技機の動作の
うち、回転リールの回転停止処理の概略を示すフローで
ある。
【符号の説明】
10 遊技機 11 筐体 12 表示窓 13 図柄表示窓 15 投入スイッチ 16 ベットスイ
ッチ 17 精算スイッチ 20 制御装置 21 遊技制御装置 22 演出制御装
置 30 スタートスイッチ 40 回転リール 42 リールテープ 43 左側回転リ
ール 44 中央回転リール 45 右側回転リ
ール 50 ストップスイッチ 60 リールユニ
ット 61 図柄 65 ホッパーユ
ニット 66 表示装置 70 通常遊技制
御手段 80 特別遊技制御手段 90 BBゲーム
制御手段 91 特定導入遊技制御手段 100 RBゲーム
制御手段 101 特定遊技制御手段 110 入賞抽選手
段 111 乱数発生手段 112 乱数抽出手
段 113 入賞判定テーブル 114 判定手段 151 表示制御手段 152 演出内容記
憶手段 153 取込情報記憶手段 154 技量判定手
段 155 演出停止手段 160 サブデータ
送出部 170 判定結果表示手段 200 ホールコン
ピューター

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周囲に複数の図柄を表示した回転リール
    と、 前記回転リールの回転を制御すると共に、一定確率で入
    賞図柄の抽選を行うための制御装置とを備えた遊技機に
    おいて、 前記制御装置は、 遊技の制御を行うための遊技制御装置と、 演出情報を記憶すると共に、演出の実施を制御するため
    の演出制御装置とを備え、 前記演出制御装置は、 前記遊技制御装置から取り込んだ遊技機の操作に関する
    情報を、記憶するための取込情報記憶手段と、 前記取込情報記憶手段からの遊技機の操作に関する情報
    に基づいて、遊技者の技量に関する判定を行うための技
    量判定手段とを備えていることを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】 前記遊技機は、入賞図柄の抽選結果が入
    賞である場合に入賞フラグが成立し、当該入賞フラグが
    次の遊技に持ち越し可であって、前記入賞フラグ成立中
    に、前記回転リールが停止した状態で、予め設定した所
    定の方向の有効入賞ライン上に前記入賞フラグ成立中の
    入賞図柄が揃うことを条件に入賞が確定して遊技メダル
    が払い出されるように設定され、 前記技量判定手段は、前記入賞フラグ成立から入賞が確
    定するまでの遊技回数を合計し、かかる合計遊技回数に
    基づいて、遊技者の技量を判定していることを特徴とす
    る請求項1記載の遊技機。
  3. 【請求項3】 前記遊技機は、入賞図柄の抽選結果が入
    賞である場合に入賞フラグが成立し、当該入賞フラグが
    次の遊技に持ち越し不可であって、前記入賞フラグ成立
    中に、前記回転リールが停止した状態で、予め設定した
    所定の方向の有効入賞ライン上に前記入賞フラグ成立中
    の入賞図柄が揃うことを条件に入賞が確定して遊技メダ
    ルが払い出されるように設定され、 前記技量判定手段は、前記入賞フラグ成立した場合に、
    入賞が確定したか否に基づいて、遊技者の技量を判定し
    ていることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  4. 【請求項4】 前記遊技機は、遊技として、通常遊技
    と、抽選結果に基づいて開始する特別遊技とを少なくと
    も設け、 前記技量判定手段は、前記特別遊技中に遊技者が獲得し
    たメダルの獲得メダル枚数の合計枚数に基づいて、遊技
    者の技量を判定していることを特徴とする請求項1記載
    の遊技機。
  5. 【請求項5】 前記遊技機は、遊技として、通常遊技
    と、抽選結果に基づいて開始する特別遊技とを少なくと
    も設け、 前記特別遊技として、入賞確率の大きい特定遊技と、こ
    の特定遊技の導入確率が高い特定導入遊技とを少なくと
    も設け、 前記特定導入遊技中には、前記特定遊技と、前記通常遊
    技よりも入賞確率の大きい小役遊技とが、それぞれ所定
    の制限回数の遊技回数だけ遊技可能に設定され、 前記技量判定手段は、前記特定導入遊技中に、前記特定
    遊技の入賞確定を回避して、前記小役遊技の入賞を確定
    させた回数に基づいて、遊技者の技量を判定しているこ
    とを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  6. 【請求項6】 前記技量判定手段は、遊技機の操作に関
    する判定毎に遊技者の技量に対応する項目別技量点数を
    設定し、前記項目別技量点数を加減した合計技量点数に
    基づいて、遊技者の技量を判定するようにしていること
    を特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の遊技
    機。
  7. 【請求項7】 前記演出制御装置は、前記技量判定手段
    による遊技者の技量の判定結果を、表示可能な判定結果
    表示手段を備えていることを特徴とする請求項1〜6の
    いずれか1項に記載の遊技機。
  8. 【請求項8】 前記演出制御装置は、前記技量判定手段
    による遊技者の技量の判定結果に基づいて、演出頻度を
    変化させていることを特徴とする請求項1〜7のいずれ
    か1項に記載の遊技機。
  9. 【請求項9】 前記演出制御装置は、前記技量判定手段
    による遊技者の技量の判定結果に基づいて、演出内容を
    変化させていることを特徴とする請求項1〜8のいずれ
    か1項に記載の遊技機。
  10. 【請求項10】 前記演出制御装置は、前記技量判定手
    段による遊技者の技量の判定結果に基づいて、遊技者の
    技量が所定のレベル以下の場合に、遊技内容の案内から
    なる案内情報を、演出内容に付加することを特徴とする
    請求項1〜9のいずれか1項に記載の遊技機。
  11. 【請求項11】 前記演出制御装置は、所定の遊技者の
    操作により、所定の演出の実施を停止可能な演出停止手
    段を備え、 前記技量判定手段による遊技者の技量の判定結果に基づ
    いて、遊技者の技量が所定のレベル以上の場合に、前記
    演出停止手段の演出停止操作により、当該演出内容の演
    出を停止することを特徴とする請求項1〜9のいずれか
    1項に記載の遊技機。
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