JP2001334017A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

Info

Publication number
JP2001334017A
JP2001334017A JP2000157515A JP2000157515A JP2001334017A JP 2001334017 A JP2001334017 A JP 2001334017A JP 2000157515 A JP2000157515 A JP 2000157515A JP 2000157515 A JP2000157515 A JP 2000157515A JP 2001334017 A JP2001334017 A JP 2001334017A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
game
information
gaming machine
control device
winning
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000157515A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4004209B2 (ja
Inventor
Keiji Ando
啓二 安藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympia KK
Original Assignee
Olympia KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympia KK filed Critical Olympia KK
Priority to JP2000157515A priority Critical patent/JP4004209B2/ja
Publication of JP2001334017A publication Critical patent/JP2001334017A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4004209B2 publication Critical patent/JP4004209B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Slot Machines And Peripheral Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技機の操作に関する情報を、外部へ向かっ
て送出することにより、客層に関する定量的データを得
ることができて、客層を判断することができ、遊技ホー
ルの運営や、機種選定等の判断を容易に行うことができ
る遊技機を提供する。 【解決手段】 前記制御装置(20)は、遊技の制御を行う
ための遊技制御装置(21)と、前記演出情報を記憶すると
共に、前記演出の実施を制御するための演出制御装置(2
2)とを備え、前記演出制御装置(22)は、前記遊技制御装
置(21)から取り込んだ遊技機(10)の操作に関する情報を
通信回線により外部に送出するためのサブデータ送出部
(160)を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、遊技機に関し、
更に詳しくは、演出制御装置から遊技機の操作に関する
情報を外部に送出している遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の遊技機としては、遊技メ
ダルの投入枚数や、払い出し枚数や、BBゲーム及びR
Bゲームの開始及び終了等の遊技ホールの営業上、必要
不可欠な情報のみが、いわゆる遊技制御装置からホール
コンピューターに送出されて、かかる情報が遊技ホール
の管理者によって管理されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
の遊技機では、上述した情報によっては、どの程度の技
量の遊技者であるかや、遊技の操作に関して初心者であ
るのか、或いは熟練者であるのか等の、いわゆる客層の
判断をすることはできず、客層に関する情報を、定量的
に得ることはできなかった。このため、どのような客層
の遊技者が、遊技を行っているのかを判断をすることは
容易ではなく、出玉設定等の遊技ホールの運営や、新機
種導入時における機種選定等の判断を容易に行うことが
できないといった第一の問題点がある。
【0004】また、遊技機が、いわゆるスロットマシン
の場合、スロットマシンには、特別遊技(いわゆるビッ
グボーナスゲーム(以下「BBゲーム」という)や、レ
ギュラーボーナスゲーム(以下、「RBゲーム」とい
う))の内容や、その制限回数等により、Aタイプや、
Bタイプ等の型式の違いを有し、さらに、RBゲームを
有さないものや、いわゆるチャレンジタイムゲーム(以
下、「CTゲーム」という)等の他の遊技内容を有する
もの等、種々のものが存在する。かかる場合に、ストッ
プスイッチ等の操作スイッチの操作情報の生データを、
外部のホール管理者が管理するホールコンピューターに
送出しても、それらの生データを、型式の違いや、遊技
内容の違い等により、遊技機毎にそれぞれ分析して判断
しなければならず、大変、手間である。さらに、型式
や、遊技内容の異なる新機種の導入の際にも、ホールコ
ンピューターの判断用のプログラム内容を変更しなけれ
ばならず、大変、手間であるという第二の問題点があ
る。
【0005】そこで、各請求項にそれぞれ記載された各
発明は、上記した従来の技術の有する問題点に鑑みてな
されたものであり、その目的とするところは、次の点に
ある。 (請求項1)すなわち、請求項1記載の発明は、上記し
た従来の技術の有する第一の問題点に鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは、遊技機の操作に関
する情報を、外部へ向かって送出することにより、客層
に関する定量的データを得ることができて、客層を判断
することができ、遊技ホールの運営や、機種選定等の判
断を容易に行うことができる遊技機を提供しようとする
ものである。
【0006】(請求項2)請求項2記載の発明は、上記
した請求項1記載の発明の目的に加え、次の点を目的と
する。すなわち、請求項2記載の発明は、上記した従来
の技術の有する第二の問題点に鑑みてなされたものであ
り、その目的とするところは、型式や、遊技内容等の異
なる種々の遊技機からの情報を、共通化した判断結果と
して、外部に送出し、利用することができ、また、遊技
ホール内における機種変更等にも容易に対応可能な遊技
機を提供しようとするものである。
【0007】(請求項3)請求項3記載の発明は、上記
した請求項2記載の発明の目的に加え、次の点を目的と
する。すなわち、請求項3記載の発明は、遊技者の種々
の操作スイッチの操作時間を得ることができて、操作し
ている遊技者が操作に慣れた熟練者であるか、操作に不
慣れな初心者であるかの判断をすることが可能な遊技機
を提供しようとするものである。
【0008】(請求項4)請求項4記載の発明は、上記
した請求項2記載の発明の目的に加え、次の点を目的と
する。すなわち、請求項4記載の発明は、入賞フラグ成
立から入賞が確定するまでの遊技回数の合計により、遊
技者の目押しの技量を判断することができて、遊技者が
初心者であるか、熟練者であるかの判断の一助とするこ
とができる遊技機を提供しようとするものである。
【0009】(請求項5)請求項5記載の発明は、上記
した請求項2記載の発明の目的に加え、次の点を目的と
する。すなわち、請求項5記載の発明は、ストップスイ
ッチの操作順番により、当該遊技者のレベルを判断可能
な遊技機を提供しようとするものである。
【0010】(請求項6)請求項6記載の発明は、上記
した請求項2記載の発明の目的に加え、次の点を目的と
する。すなわち、請求項6記載の発明は、不正遊技が行
われている状態であることを、外部から判断することが
でき、不正遊技を阻止することが可能な遊技機を提供し
ようとするものである。
【0011】(請求項7)請求項7記載の発明は、上記
した請求項2記載の発明の目的に加え、次の点を目的と
する。すなわち、請求項7記載の発明は、遊技機の各部
品の品質の悪いものや、部品の修理や、交換の時期を、
把握することができ、また、不正行為の手がかりを知る
ことができる遊技機を提供しようとするものである。
【0012】(請求項8)請求項8記載の発明は、上記
した請求項3記載の発明の目的に加え、次の点を目的と
する。すなわち、請求項8記載の発明は、遊技時間を計
測することにより、遊技者の遊技の進め方を判断するこ
とができて、新機種の選択の際、遊技者が好むような遊
技機の条件を判断することができる遊技機を提供しよう
とするものである。
【0013】(請求項9)請求項9記載の発明は、上記
した請求項3記載の発明の目的に加え、次の点を目的と
する。すなわち、請求項9記載の発明は、遊技者の当該
遊技機の操作スイッチの操作の熟練度を判断することが
でき、遊技者が、熟練者であるか、初心者であるかの判
断をすることができる遊技機を提供しようとするもので
ある。
【0014】(請求項10)請求項10記載の発明は、
上記した請求項1〜9のいずれか1項に記載の発明の目
的に加え、次の点を目的とする。すなわち、請求項10
記載の発明は、遊技者に関する情報を、一括して見るこ
とができ、遊技ホール内の遊技者等の客層の判断を総括
的に把握することができ、また、異常発生や、不正遊技
等を、早期に発見することが可能な遊技機を提供しよう
とするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】(特徴点)各請求項にそ
れぞれ記載された各発明は、上記した各目的を達成する
ためになされたものであり、各発明の特徴点を図面に示
した発明の実施の形態を用いて、以下に説明する。
【0016】なお、カッコ内の符号は、発明の実施の形
態において用いた符号を示し、本発明の技術的範囲を限
定するものではない。また、図面番号も、発明の実施の
形態において用いた図番を示し、本発明の技術的範囲を
限定するものでない。 (請求項1)請求項1記載の発明は、次の点を特徴とす
る。
【0017】すなわち、本発明に係る遊技機(10)は、周
囲に複数の図柄(61)を表示した回転リール(40)と、前記
回転リール(40)の回転を制御すると共に、一定確率で入
賞図柄(61)の抽選を行うための制御装置(20)とを備えて
いる。そして、前記制御装置(20)は、遊技の制御を行う
ための遊技制御装置(21)と、演出情報を記憶すると共
に、前記演出の実施を制御するための演出制御装置(22)
とを備えている。
【0018】そして、前記演出制御装置(22)は、前記遊
技制御装置(21)から取り込んだ遊技機(10)の操作に関す
る情報を通信回線により外部に送出するためのサブデー
タ送出部(160)を備えていることを特徴とする。なお、
ここで、「回転リール(40)」とあるのは、周囲に複数の
図柄を表示したものが、実際に回転するようなものに限
定されるものではなく、液晶画面に表示されるようなも
のも含まれるものである。具体的には、例えば、パチン
コ機等の遊技盤面の中央に設けた液晶装置を使用するこ
とにより、周囲に複数の図柄を表示した回転リールが回
転するような画像を当該液晶装置によって遊技者に向か
って表示するものも含まれる。さらに、この「回転リー
ル(40)」の数は、複数であれば良いものであって、特定
の個数に限定されるものではなく、二個、三個、四個或
いはそれ以上の個数であっても良いものである。また、
ここで、「遊技機(10)」とは、具体的には、例えば、ス
ロットマシンであるが、上述した回転リール(40)を有す
るパチンコ機や、その他の遊技機を含むものである。
【0019】また、ここで、「サブデータ送出部(16
0)」とは、遊技制御装置(21)から演出制御装置(22)に取
り込んだ遊技機(10)の操作に関する情報を遊技制御装置
(21)を経由せずに通信回線により外部に送出するため、
演出制御装置(22)を有するサブ基板(24)に設けた接続部
や、通信回線の差し込み端子等を含むものである。さら
に、カードやプラグ、その他のハードウェアと演出制御
装置(22)とを接続することによって、遊技機(10)の操作
に関する内部情報を外部へ転送可能なインターフェイス
を含むものである。具体的には、RS−232Cや、S
CSI等の標準化されたデータ転送用インターフェイス
等も含むものである。
【0020】また、ここで、「遊技機(10)の操作に関す
る情報」とは、遊技者が、遊技機(10)の種々のスイッチ
類を操作することによって行われた操作情報であって、
具体的には、例えば、遊技メダルを投入したり、ベット
スイッチ(16)を押すことにより、投入スイッチ(15)がO
Nとなることや、スタートスイッチ(30)を押し下げるこ
とや、ストップスイッチ(50)を操作すること等の生デー
タからなる情報を含むものである。さらに、「遊技機(1
0)の操作に関する情報」には、上述した各種の操作スイ
ッチの操作情報の生データを、分析加工することにより
得られるような判断情報も含まれるものである。例え
ば、遊技者の遊技に関する技量が、熟練者であるのか、
或いは初心者であるのか等のいわゆる客層の判断結果も
含まれるものである。具体的には、例えば、入賞フラグ
成立から入賞確定までの遊技数がどの程度であるのか
を、算出し、予め設定した平均技量の遊技者が遊技を行
ったときの遊技数と比較して、少ない遊技数で入賞確定
しているような遊技者は、いわゆる目押しの技量に優れ
ている者であって、熟練者であるということが判断でき
るものである。かかる熟練者が常に多く遊技を行ってい
るような遊技ホールでは、新しい機種の遊技機を導入す
る際、熟練者が好むような機種の選定が可能となる。
【0021】さらに、また、例えば、1回の遊技の開始
から終了までの遊技時間を、通常の遊技者の遊技時間と
比較して、短いことが継続して行われるような場合、そ
の遊技者は、遊技を早く進めてBBゲームの入賞を導入
するような遊技を行っているものと推定することができ
る。このような遊技者が多い遊技ホールでは、長時間の
演出を行うような機種の遊技機(10)を好まない客層だと
判断することができるものである。
【0022】また、ここで、「遊技機(10)の操作に関す
る情報」は、各種の操作スイッチを遊技者が操作する度
に、サブデータ送出部(160)から外部に送出するように
しても良いものである。また、「遊技機(10)の操作に関
する情報」は、各種の操作スイッチの操作情報、或い
は、それらの操作情報を所定の条件により加工した情報
を、所定時間、一旦、演出制御装置(22)に保存し、所定
時間経過後にサブデータ送出部(160)から送出するよう
にしても良いものである。
【0023】(作用)本発明によれば、演出制御装置(2
2)は、遊技機(10)の操作に関する情報を通信回線により
外部へ送出するためのサブデータ送出部(160)を備えて
いる。このため、遊技機(10)の操作に関する情報を、外
部へ向かって送出し、外部の者が、当該情報を利用する
ことができる。すなわち、当該遊技機(10)の操作に関す
る情報を分析することにより、遊技機(10)の操作を行っ
ている遊技者が、当該遊技の技量に関して熟練者である
か、或いは初心者であるかの判断等の、いわゆる客層の
客観的な判断が可能な定量的データを得ることが可能と
なる。これにより、遊技機(10)を管理する側の者が、ど
のような客層の遊技者が、遊技を行っているのかを客観
的に判断をすることが容易となり、出玉設定等の遊技ホ
ールの運営や、新機種導入時における機種選定等の判断
を容易に行うことができる。
【0024】また、本発明によれば、演出制御装置(22)
は、遊技機(10)の操作に関する情報を、通信回線により
サブデータ送出部(160)から外部に送出している。この
ため、外部から当該通信回線を利用して、遊技制御装置
(21)の内部に直接、外部信号が浸入することを防止する
ことができる。これにより、外部より、入賞確率や、設
定値等の遊技に関する内部情報が改ざんされることを防
止することができる。
【0025】(請求項2)請求項2記載の発明は、上記
した請求項1記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴
とする。すなわち、前記演出制御装置(22)は、前記遊技
制御装置(21)から取り込んだ遊技機(10)の操作に関する
情報を、記憶するための取込情報記憶手段(155)と、前
記取込情報記憶手段(155)からの遊技機(10)の操作に関
する情報を、判断するための取込情報判断手段(154)と
を備えている。
【0026】そして、前記制御装置(20)は、取込情報判
断手段(154)による判断結果に関する情報をサブデータ
送出部(160)から外部に送出していることを特徴とす
る。なお、ここで、「遊技機(10)の操作に関する情報
を、判断する」とは、スタートスイッチ(30)、ストップ
スイッチ(50)、精算スイッチ(17)、投入スイッチ(15)又
は精算スイッチ(17)等の種々の操作スイッチの操作の生
データを、所定の目的のために、所定の手順により、加
工して、特定の判断を行うものである。具体的には、例
えば、複数のストップスイッチ(50)の操作する順番が、
いわゆる順押しであるのか、或いは、変則押しであるの
かの操作情報の生データにより、順押しである場合に
は、その遊技者が初心者であると推定し、変則押しであ
る場合には、その遊技者が中上級者であると推定するよ
うな判断を行うようなものを含むものである。
【0027】また、「取込情報判断手段(154)による判
断結果に関する情報」とは、上記スタートスイッチ(30)
等の種々の操作スイッチの操作情報の生データを、所定
の目的のため、所定の手順により、分析加工して、特定
の判断を行った判断結果を意味するものである。具体的
には、例えば、上述した例の場合には、遊技者が、順押
しにより初心者、或いは、変則押しにより中上級者であ
るような情報を含むものである。
【0028】また、ここで、「取込情報記憶手段(15
5)」は、具体的には、例えば、バッテリーを有するバッ
クアップメモリーや、EEPROM(electrically era
sableand programmable ROM)等を含むものであって、
電力遮断時に、記憶された内容が消失しないようなもの
が、好ましいものである。本発明は、具体的には、例え
ば、遊技機(10)がいわゆるスロットマシンの場合、Aタ
イプや、Bタイプ等の型式の違いや、さらに、RBゲー
ムを有さないものや、いわゆるCTゲーム等の他の遊技
内容を有するもの等、種々の機種が存在しても、各遊技
機(10)の演出制御装置(22)の取込情報判断手段(154)に
より、機種毎に分析判断して、所定の判断結果を得てい
る。このため、取込情報判断手段(154)による判断結果
に関する情報は、異なる機種間にも共通のデータとして
利用することができるものであり、ホールコンピュータ
ー(200)側での管理や、分析を容易にすることができる
ものである。さらに、型式や、遊技内容の異なる新機種
の導入の際にも、ホールコンピューター(200)の判断用
のプログラム内容を変更する必要がなく、新機種導入へ
の対応も容易に行うことができるものである。
【0029】(作用)本発明によれば、演出制御装置(2
2)は、取込情報記憶手段(155)及び取込情報判断手段(15
4)を備えている。このため、取込情報記憶手段(155)
が、遊技制御装置(21)からの遊技機(10)の操作に関する
情報を、一旦記憶させることができ、取込情報判断手段
(154)が、記憶した遊技機(10)の操作に関する情報を、
判断することができる。そして、かかる判断結果を、サ
ブデータ送出部(160)から外部に送出することができ
る。これにより、外部に送出された判断結果により、外
部の者が、当該遊技機(10)の遊技者のいわゆる客層を判
断することが可能となる。
【0030】また、本発明によれば、取込情報判断手段
(154)が、取込情報記憶手段(155)からの遊技機(10)の操
作に関する情報を、判断している。そして、制御装置(2
0)が、前記判断結果に関する情報をサブデータ送出部(1
60)から外部に送出している。このため、型式や遊技内
容等の異なる種々の遊技機(10)の操作に関する機種毎に
種々の条件が異なる生データが、何の加工もされずに、
送出されるのではなく、それらの生データを加工した所
定の判断結果として所定の形式等に一般化された共通デ
ータとして外部に送出することができる。これにより、
型式や、遊技内容等の異なる種々の遊技機(10)からの情
報を、共通化した判断結果として利用することができ
る。また、型式や、遊技内容等の異なる種々の遊技機(1
0)に対応することができるため、遊技ホール内における
機種変更等にも容易に対応することができる。
【0031】(請求項3)請求項3記載の発明は、上記
した請求項2記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴
とする。すなわち、前記演出制御装置(22)は、所定の契
機により、時間をカウントするための時間カウント手段
(153)を備えている。
【0032】そして、前記取込情報判断手段(154)は、
前記取込情報記憶手段(155)に記憶された遊技機(10)の
操作に関する情報を、前記時間カウント手段(153)がカ
ウントした所定時間に基づいて、判断していることを特
徴とする。なお、ここで、「所定の契機」とは、具体的
には、例えば、投入スイッチ(15)がONとなったとき
や、或いはベットスイッチ(16)を操作したときを含むも
のである。さらに、遊技機(10)の電源を投入してから、
或いは、24時間連続して時間をカウントするようなも
のも含まれるものである。
【0033】(作用)本発明は、取込情報判断手段(15
4)が、取込情報記憶手段(155)に記憶された遊技機(10)
の操作に関する情報を、時間カウント手段(153)が、所
定の契機により、カウントした所定時間に基づいて、判
断している。このため、時間カウント手段(153)が、時
間をカウントする所定の契機を、遊技者が各操作スイッ
チの操作を開始したときからに設定し、操作終了までの
時間をカウントするように設定することにより、遊技者
の種々の操作スイッチの操作時間を得ることができる。
これにより、操作スイッチの操作に要した時間が、どれ
くらい早い、若しくは遅いを比較することにより、操作
に熟練しているか否かを判断することが可能となり、操
作している遊技者が操作に慣れた熟練者であるか、操作
に不慣れな初心者であるかの判断をすることができる。
【0034】(請求項4)請求項4記載の発明は、上記
した請求項2記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴
とする。すなわち、前記遊技機(10)は、入賞図柄(61)の
抽選結果が入賞である場合に入賞フラグが成立し、前記
入賞フラグ成立中に、前記回転リール(40)が停止した状
態で、予め設定した所定の方向の有効入賞ライン上に前
記入賞フラグ成立中の入賞図柄(61)が揃うことを条件に
入賞が確定して遊技メダルが払い出されるように設定さ
れている。
【0035】そして、前記取込情報判断手段(154)は、
前記取込情報記憶手段(155)からの記憶情報に基づい
て、前記入賞フラグ成立から入賞が確定するまでの遊技
回数を合計し、かかる合計遊技回数を、予め定めた標準
の合計遊技回数と比較していることを特徴とする。 (作用)本発明は、取込情報判断手段(154)が、取込情
報記憶手段(155)からの記憶情報に基づいて、入賞フラ
グ成立から入賞が確定するまでの遊技回数を合計してい
る。このため、入賞フラグ成立から入賞が確定するまで
の遊技回数が、少ない程、いわゆる目押しの技量に優れ
ている遊技者であることが推定される。これにより、遊
技者の目押しの技量を判断することができて、遊技者が
初心者であるか、熟練者であるかの判断の一助とするこ
とができる。
【0036】(請求項5)請求項5記載の発明は、上記
した請求項2記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴
とする。すなわち、前記回転リール(40)を、複数個有
し、前記制御装置(20)の入力側には、前記各回転リール
(40)の回転をそれぞれ停止させるための各回転リール(4
0)に対応する複数のストップスイッチ(50)を備えてい
る。
【0037】そして、前記取込情報判断手段(154)は、
前記取込情報記憶手段(155)からの記憶情報に基づい
て、複数の前記ストップスイッチ(50)の操作する順番を
順押しであるか、或いは、変則押しであるかを判断して
いることを特徴とする。なお、ここで、「順押し」及び
「変則押し」とは、ストップスイッチ(50)の停止操作の
順番により、ストップスイッチ(50)の停止操作を大きく
二つに分類したものである。具体的には、例えば、回転
リール(40)が三個形成され、それに対応するストップス
イッチ(50)が三個形成されているような場合、三個横方
向に並んだストップスイッチ(50)を左側、中央、右側の
順に停止操作するものを、「順押し」と分類している。
この「順押し」は、一般的な停止操作であって、普段
は、この順番で停止操作する遊技者が多いものであり、
初心者は、一般的に「順押し」を用いる場合が多い。そ
して、ストップスイッチ(50)を、「順押し」以外の停止
操作方法で、行うものを「変則押し」と分類しているも
のである。この「変則押し」としては、代表的なもの
に、左側、右側、中央の順に停止操作する、「ハサミ打
ち」や、右側、中央、左側の順に停止操作する、「逆押
し」や、中央、右側、左側の順に停止操作する、「中押
し」等が有名である。これらの「変則押し」は、一般的
に中上級者が使用する場合が多いものである。このた
め、ストップスイッチ(50)による回転リール(40)の停止
操作の手順が、「順押し」であるか、「変則押し」であ
るかにより、遊技者のレベルを判断するための手がかり
とすることができるものである。
【0038】(作用)本発明は、取込情報判断手段(15
4)が、取込情報記憶手段(155)からの記憶情報に基づい
て、複数のストップスイッチ(50)の操作する順番を、順
押しであるか、或いは、変則押しであるかを判断してい
る。通常、初心者は、順押しである場合が多く、熟練者
は変則押しである場合が多いため、このストップスイッ
チ(50)の停止操作が順押しであるか、或いは、変則押し
であるかを判断することにより、当該遊技者が、初心者
であるか、或いは、熟練者であるかの判断の一助とする
ことができる。
【0039】(請求項6)請求項6記載の発明は、上記
した請求項2記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴
とする。すなわち、前記制御装置(20)の出力側には、遊
技の入賞確定に基づいて、遊技者に遊技メダルを払い出
すためのホッパーユニット(65)を備えている。
【0040】そして、前記取込情報判断手段(154)は、
前記取込情報記憶手段(155)からの記憶情報に基づい
て、前記遊技制御装置(21)からの遊技メダルの払い出し
命令が出力されていない状態で、前記ホッパーユニット
(65)の遊技メダルの払い出しが行われたときに、不正遊
技が行われている状態であると判断していることを特徴
とする。
【0041】(作用)本発明は、取込情報判断手段(15
4)は、取込情報記憶手段(155)からの記憶情報に基づい
て、遊技制御装置(21)からの遊技メダルの払い出し命令
が出力されていない状態で、ホッパーユニット(65)の遊
技メダルの払い出しが行われたときに、不正遊技が行わ
れている状態であると判断している。すなわち、遊技制
御装置(21)からの遊技メダルの払い出し命令が出力され
ていない状態で、ホッパーユニット(65)における遊技メ
ダルの払い出しが行われているときには、外部からの異
物浸入等の不正操作により、不正な遊技が行われている
可能性が高いため、かかる場合には、不正遊技が行われ
ている状態と判断して、当該判断結果に関する情報をサ
ブデータ送出部(160)から外部に送出しているものであ
る。これにより、不正遊技が行われている状態であるこ
とを、外部から判断することができ、不正遊技を阻止す
ることが可能となる。
【0042】(請求項7)請求項7記載の発明は、上記
した請求項2記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴
とする。すなわち、前記制御装置(20)は、前記遊技機(1
0)の各部品が正常な使用状態でない場合に各部品からの
情報を基にしてエラー信号を発生するエラー信号発生手
段(156)を備えている。
【0043】そして、前記取込情報判断手段(154)は、
前記取込情報記憶手段(155)からの記憶情報に基づい
て、所定の遊技回数における、前記エラー信号発生手段
(156)からのエラー信号の発生頻度により、前記遊技機
(10)の部品の修理又は交換が必要な状態であることを判
断していることを特徴とする。 (作用)本発明は、取込情報判断手段(154)が、所定の
遊技回数における、エラー信号発生手段(156)からのエ
ラー信号の発生頻度により、遊技機(10)の各部品の修理
又は交換が必要な状態であることを判断している。これ
により、遊技機(10)の各部品の品質の悪いものや、部品
の修理や、交換の時期を、把握することができる。さら
に、エラー信号の集中発生により、不正行為の手がかり
を知ることができる。
【0044】(請求項8)請求項8記載の発明は、上記
した請求項3記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴
とする。すなわち、前記時間カウント手段(153)は、1
回の遊技の開始から終了までの遊技時間をカウントし、
前記取込情報判断手段(154)は、前記遊技時間を、予め
設定した所定の時間と比較判断していることを特徴とす
る。
【0045】なお、ここで、「予め設定した所定の時
間」とは、具体的には、例えば、標準的な技量を有する
平均的な遊技者が、遊技を行ったときの、1回の遊技の
開始から終了までの平均時間を含むものである。 (作用)本発明は、取込情報判断手段(154)が、1回の
遊技の開始から終了までの遊技時間を、予め設定した所
定の時間と比較判断している。このため、遊技者の遊技
の進め方を推定することができ、遊技者が遊技に何を求
めているのかを判断することができる。これにより、新
機種の選択の際、このような遊技者が好むような遊技機
(10)の条件を判断することができる。
【0046】具体的には、例えば、遊技時間が、所定の
時間と比較して、短いものが、多数継続するような場
合、その遊技者は、遊技を早く進めて、いわゆる特別遊
技(例えばBBゲーム)の入賞を導くような遊技を行っ
ているものと判断することができる。このような遊技者
が多い遊技ホールでは、いわゆる演出時間が長く設定さ
れているような機種は、好まれないような客層からなる
ものと判断することができる。これにより、演出時間が
短く設定された遊技機(10)等の客層の好む機種を選択す
ることが可能となる。
【0047】(請求項9)請求項9記載の発明は、上記
した請求項3記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴
とする。すなわち、前記制御装置(20)の入力側には、投
入された遊技メダルを検知するための投入スイッチ(15)
と、遊技機(10)内部に貯留された貯留メダル数を減じて
遊技メダルの投入に代えるためのベットスイッチ(16)
と、前記投入スイッチ(15)又は前記ベットスイッチ(16)
による遊技メダルの投入を条件に、前記回転リール(40)
の回転を開始させるためのスタートスイッチ(30)とを備
えている。
【0048】そして、前記取込情報判断手段(154)は、
前記投入スイッチ(15)による遊技メダルの投入開始の時
から、前記スタートスイッチ(30)による回転リール(40)
の回転開始の時まで、前記時間カウント手段(153)によ
りカウントした時間を、予め設定した所定の時間と比較
判断していることを特徴とする。 (作用)本発明は、投入スイッチ(15)による遊技メダル
の投入開始の時から、スタートスイッチ(30)による回転
リール(40)の回転開始の時まで、時間カウント手段(15
3)によりカウントした時間を、予め設定した所定の時間
と比較している。これにより、遊技者の当該遊技機の操
作スイッチの操作の熟練度を判断することができ、結果
として、遊技者が、当該遊技機(10)の熟練者であるか、
初心者であるかの判断の一助とすることができる。すな
わち、一般的に、熟練者は、上記操作をできるだけ早く
進めるため、操作時間が短くなるが、初心者は、上記操
作をていねいに操作するため、操作時間が長くなること
を利用しているものである。
【0049】(請求項10)請求項10記載の発明は、
上記した請求項1〜9のいずれか1項に記載の発明の特
徴点に加え、次の点を特徴とする。すなわち、遊技ホー
ル内には、複数の前記遊技機(10)を管理するためのホー
ルコンピューター(200)が設けられている。
【0050】そして、前記ホールコンピューター(200)
は、前記取込情報判断手段(154)からの判断結果が、前
記サブデータ送出部(160)を介して、入力される客層判
断用制御装置(210)と、前記客層判断用制御装置(210)に
入力された前記取込情報判断手段(154)からの判断結果
に関する情報に基づいて、遊技者又は遊技機(10)に関す
る情報を表示するためのホール用情報表示装置(230)と
を備えていることを特徴とする。
【0051】(作用)本発明によれば、ホールコンピュ
ーター(200)が、取込情報判断手段(154)からの判断結果
に関する情報に基づいて、遊技者又は遊技機(10)に関す
る情報を表示している。これにより、当該遊技ホールの
ホール管理者は、種々の機種からなる遊技機(10)から送
出される遊技者に関する情報を、一括して見ることがで
き、遊技ホール内の遊技者等の客層の判断を総括的に把
握することができる。また、遊技機(10)に関する情報
も、一括して見ることができるため、遊技機(10)の異常
発生や、不正遊技等を、早期に発見することができる。
【0052】
【発明の実施の形態】(図面の説明)図1乃至図6は、
本発明の実施の形態を示すものである。図1は遊技機の
入力、制御及び出力のブロック図、図2は遊技機の外観
正面図及び図3乃至図6は遊技機の動作の概略のフロー
をそれぞれ示すものである。
【0053】(遊技機10)図2中、10は、遊技機10を示
すものである。遊技機10は、図2に示すように、四角箱
状の筐体11を有する。前記筐体11の中央部及び上部に
は、遊技者側に向かって臨む四角窓状の表示窓12が形成
されている。そして、この中央部の表示窓12の中央に
は、三個の回転リール40の図柄61を見ることができる図
柄表示窓13が形成されている。
【0054】上記回転リール40は、図2の向かって左端
側に位置する左側回転リール43と、図2の向かって右端
側に位置する右側回転リール45と、この左側回転リール
43及び右側回転リール45の間に位置する中央回転リール
44とからなるものである。そして、遊技機10の前面側に
は、特に図示しないが、横方向に三本、左右の対角線上
の斜め方向に二本の合計五本の有効入賞ラインが形成さ
れている。
【0055】遊技機10の内部には、図示していないが、
遊技機10の全体の動作を制御するための制御装置20(図
1参照)が内蔵されている。 (制御装置20)上記制御装置20は、図示しないが、CP
Uを中心に構成され、ROM、RAM、I/O等を備え
ている。そして、CPUがROMに記憶されたプログラ
ムを読み込むことで、次の(1)及び(2)の装置を有
するものである。
【0056】(1)遊技制御装置21 (2)演出制御装置22 図1に示すように、スタートスイッチ30及びストップス
イッチ50の操作により、回転リール40の回転及び停止を
制御するための遊技制御装置21と、ランプやスピーカ等
の表示装置66を制御するための演出制御装置22とが内蔵
されている。また、CPUは、遊技制御装置21及び演出
制御装置22に、それぞれ一個ずつ配置されているが、特
にこれに限定されるものではなく、一個のCPUで制御
しても良く、或いは、二個以上のCPUで制御するよう
にしても良いものである。
【0057】また、CPU、ROM、RAM及びI/O
等は一体化されてワンチップを構成しても良いものであ
る。 (遊技制御装置21)上記遊技制御装置21は、スタートス
イッチ30及びストップスイッチ50の操作により、回転リ
ール40の回転及び停止を制御するためのものである。そ
して、この遊技制御装置21は、次の(1)乃至(4)の
手段として機能する。
【0058】(1)通常遊技制御手段70 (2)特別遊技制御手段80 (3)入賞抽選手段110 (4)メインデータ送出部120 なお、前記通常遊技制御手段70は、通常遊技を行わせる
ために通常遊技に関する制御を行うものであり、前記特
別遊技制御手段80は、特別遊技を行わせるために特別遊
技に関する制御を行うものである。
【0059】また、遊技制御装置21としては、上記した
(1)〜(4)の手段に限定されるものではなく、他の
手段を含んでいても良い。 (演出制御装置22)上記演出制御装置22は、演出を実施
する場合等のランプやスピーカ等の表示装置66を制御す
るためのものである。そして、遊技制御装置21の内部デ
ータの信頼性を担保するため、遊技制御装置21から、演
出制御装置22に向かって出力信号のみが送出され、この
演出制御装置22から遊技制御装置21に向かっていかなる
信号も送出されないように設定されている。そして、こ
の演出制御装置22は、次の(1)乃至(7)の手段とし
て機能する。
【0060】(1) 表示制御手段151 (2) 演出情報記憶手段152 (3) 時間カウント手段153 (4) 取込情報判断手段154 (5) 取込情報記憶手段155 (6) エラー信号発生手段156 (7) サブデータ送出部160 なお、演出制御装置22としては、上記した(1)乃至
(7)に限定されるものではなく、他のものを含んでい
ても良い。
【0061】また、ここで、遊技機10は、遊技制御装置
21を配置した主基板23の他に、前記演出制御装置22を配
置したサブ基板24を設けているものである。このため、
サブ基板24を交換することにより、演出内容の一部だけ
が異なる姉妹機を簡単に製造することができる。また、
サブ基板24のみを容量や性能が異なる別のものに簡単に
交換することができるため、演出内容だけを、例えば、
所定の領域内部のランプの点灯や点滅や、静止画からな
る文字表示だけ等の比較的簡単な演出内容のものから、
表示装置66に液晶表示装置を使用して、種々の背景の中
で、キャラクターが登場する等の多色、高精細の動画か
らなる複雑な種々の演出内容のもの等に容易に変更する
ことができる。
【0062】また、遊技機に使用する制御プログラムを
開発するにあたって、主基板23とサブ基板24とに分離さ
れていることにより、開発中のバグが、主基板23側に存
在するのか、サブ基板24側に存在するのかの判断を容易
に行うことができ、制御プログラム全体を見直さなけれ
ばならなくなる可能性が低くなり、デバッグを容易に行
うことができ、制御プログラムの開発期間の短縮を図る
ことができる。
【0063】また、遊技の制御を行う主基板23と、演出
データ等を有するサブ基板24とを有しているため、主基
板23は外部からの操作や交換や異物の浸入が難しい密閉
式の容器内に堅固に固定し、サブ基板24は外部からの交
換が容易な容器内に簡便な手段により着脱可能に取り付
けることが可能となる。これにより、演出データ等は、
簡単に他のものに交換することができるが、抽選確率等
の重要データは外部から操作できないような構造のもの
に設計することが容易となる。
【0064】なお、本実施の形態は、上述したような主
基板23及びサブ基板24を備えているが、特にこれに限定
されるものではなく、主基板23のみからなるようなもの
や、或いは、更に複数のサブ基板24を備えているような
ものでも良いものである。 (入力段)上記制御装置20の入力段には、図1に示すよ
うに、次のパーツが接続されている。
【0065】(1)投入スイッチ15 (2)ベットスイッチ16 (3)精算スイッチ17 (4)スタートスイッチ30 (5)ストップスイッチ50 なお、入力段としては、上記した(1)乃至(5)のパ
ーツに限定されるものではない。
【0066】(出力段)上記制御装置20の出力段には、
図1に示すように、次のパーツが接続されている。 (1)リールユニット60 (2)ホッパーユニット65 (3)表示装置66(ランプ及びスピーカ) なお、出力段としては、上記した(1)乃至(3)のパ
ーツに限定されるものではない。
【0067】(投入スイッチ15)上記投入スイッチ15
は、図2に示すように、回転リール40の斜め下方に位置
するスイッチであって、投入された遊技メダルを検知す
るためのものである。 (ベットスイッチ16)上記ベットスイッチ16は、図2に
示すように、回転リール40の下方に位置するスイッチで
あって、貯留メダル数を減じてメダル投入に代えるため
のものである。
【0068】(精算スイッチ17)上記精算スイッチ17
は、図2に示すように、回転リールの斜め下方に位置す
るスイッチであって、貯留した投入メダルを払い出すた
めのものである。 (スタートスイッチ30)上記スタートスイッチ30は、図
2に示すように、回転リール40の斜め下方に位置するレ
バーであって、遊技メダルの投入若しくはベットスイッ
チ16の投入を条件に、または、「再遊技(Replay)」時
には前遊技から所定時間経過を条件に、リールユニット
60の駆動を開始させるためのものである。
【0069】なお、ここで、「再遊技(Replay)」と
は、入賞抽選手段110の抽選により、「再遊技(Repla
y)」のフラグが成立し、「再遊技(Replay)」の図柄
が有効入賞ライン上に揃うことにより、次の遊技におい
て、遊技メダルを新たに投入することなく、再度、遊技
を行うことができるものである。 (ストップスイッチ50)上記ストップスイッチ50は、リ
ールユニット60の駆動を停止させるためのものである。
具体的には、ストップスイッチ50は、図2に示すよう
に、各回転リール40に対応した三個のスイッチから構成
され、各回転リール40の下方に1個ずつ配置されている
ものである。回転リール40に対応したストップスイッチ
50の操作により、当該対応した回転リール40が回転を停
止するように設定されているものである。
【0070】(リールユニット60)上記リールユニット
60は、特に図示しないが枠体に固定或いは支持された三
個のモータと、各々のモータの出力軸に固定された三個
の回転リール40とから構成されている。そして、各回転
リール40は、合成樹脂からなる回転ドラムと、この回転
ドラムの周囲に貼付されるテープ状のリールテープ42と
を備えている。このリールテープ42の外周面には、複数
個(例えば21個)の図柄61が表示されている。
【0071】(ホッパーユニット65)上記ホッパーユニ
ット65は、図示しないが、遊技の結果に基づいて、遊技
者にメダルを払い出すためのものである。 (表示装置66)上記表示装置66は、スピーカや表示ラン
プ等であって、遊技者に入賞等を報知させるためのもの
である。具体的には、演出制御装置22の制御により、入
賞フラグ成立時や、入賞確定時にスピーカから電子音か
らなる入賞音等を発生させ、表示ランプを点灯又は点滅
させることにより、遊技者に入賞等を報知させるための
ものである。
【0072】なお、この表示装置66は、表示ランプを使
用しているが、特にこれに限定されるものではなく、大
型のLEDを組み合わせたものや、液晶表示画面を有す
る液晶表示装置からなるようなものであっても良いもの
である。 (通常遊技制御手段70)上記通常遊技制御手段70は、通
常遊技を行わせるためのものである。
【0073】すなわち、メダルの投入若しくはベットス
イッチ16の投入を条件に、または、「再遊技(Repla
y)」時には前遊技から所定時間経過を条件に、スター
トスイッチ30を操作すると、リールユニット60が駆動さ
れ、三個の回転リール40が回転を開始する。その後、ス
トップスイッチ50の一個を操作すると、当該対応する回
転リール40の回転が停止する。そして、ストップスイッ
チ50を三個全て操作し終わると、三個の回転リール40の
回転が全て停止する。このとき、表示窓12の有効入賞ラ
イン上に、予め設定された図柄61が停止すると、ホッパ
ーユニット65を介して所定枚数のメダルが払い出され
る。なお、メダルを払い出す代わりに、クレジットして
も良い。
【0074】入賞には、遊技メダルの払い出しを伴い、
遊技者に利益を付与する小役入賞と、この小役入賞より
もさらに大きな利益を遊技者に付与する特別入賞と、遊
技メダルの払い出しは無いが、遊技メダルを新たに投入
することなく再度の遊技を行うことができる「再遊技
(Replay)」とを備えている。そして、その抽選結果が
いずれかの入賞となった場合、その入賞に対応した入賞
フラグが成立する。そして、抽選結果が特別入賞である
場合に、特別入賞フラグが成立し、この特別入賞フラグ
成立中に、リールユニット60の回転リール40の停止図柄
61の組み合わせが、予め定められた所定の特別入賞図柄
61(例えば、有効入賞ライン上に「7」が三個揃うも
の)と一致したことを条件に入賞が確定し、遊技者に有
利な特別遊技を行わせるように形成されている。そし
て、抽選により特別入賞フラグが成立したが、回転リー
ル40の停止図柄61の組み合わせが特別入賞図柄61と一致
していない場合、それ以後の遊技に特別入賞フラグ成立
の権利が持ち越されるように設定されている。なお、小
役の入賞フラグは、入賞フラグが成立した遊技で入賞を
確定させられない場合、入賞フラグ成立の権利の次の遊
技への持ち越しはない。
【0075】また、いずれかの入賞フラグが成立中に、
対応する入賞図柄61を有効入賞ライン上に揃えることが
できるか否かは、回転リール40の回転速度が一定の場
合、ストップスイッチ50のタイミングによるものであ
る。具体的には、ストップスイッチ50を操作した後、1
90ms以内に回転リール40が停止するように設定され
ているため、ストップスイッチ50を操作した後、そのま
ま停止させるか、或いは190ms以内に停止可能な回
転リール40の円周上の引き込み可能図柄61、例えば停止
図柄から連続する4個の引き込み可能図柄61の中に、対
応する入賞図柄61が含まれているような場合には、停止
するまでの時間を遅らせて、回転リール40は有効入賞ラ
イン上にその入賞図柄61を引き込んで停止する。一方、
かかる4個の引き込み可能図柄61の中に、対応する入賞
図柄61が含まれていないような場合には、有効入賞ライ
ン上にその入賞図柄61を引き込んで停止することができ
ない。
【0076】(特別遊技制御手段80)上記特別遊技制御
手段80は、抽選手段の抽選結果に基づいて、遊技者に有
利な特別遊技を行わせるためのものである。上記特別遊
技としては、大別すると、次のゲームがある。 (1)特定導入遊技(BBゲーム) (2)特定遊技(RBゲーム) (3)特定入賞遊技(JACゲーム) なお、特定遊技、例えばRBゲームは、特定導入遊技、
例えばBBゲーム中に行われる場合と、BBゲーム中で
無い場合にも単独で行われるものである。また、上記特
定入賞遊技、いわゆるJACゲームは、RBゲーム中に
行われるものである。また、特別遊技としては、上記し
た(1)乃至(3)の遊技に限定されるものではない。
【0077】具体的には、通常遊技において、図示しな
いが、例えば「7」等の図柄61が有効入賞ライン上に三
個揃うと、ホッパーユニット65を介して、例えば15枚
のメダルが払い出される。このとき、BBゲームが開始
される。そして、特別遊技制御手段80は、図1に示すよ
うに、大別すると、次の手段を備える。
【0078】(1)特定導入遊技制御手段91(BBゲー
ム制御手段90) (2)特定遊技制御手段101(RBゲーム制御手段100) (特定導入遊技制御手段91) 上記特定導入遊技制御手段91は、BBゲームを制御する
ためのBBゲーム制御手段90である。
【0079】具体的には、BBゲームに移行すると、通
常遊技と同様の小役遊技が、最大3枚のメダルの投入に
よって開始され、3つの回転リールの回転を各々停止さ
せた際に、有効入賞ライン上に入賞図柄が揃っているか
否かによって、メダルの払い出しが行われるものであ
る。したがって、BBゲーム中の小役遊技では、通常遊
技と同様に小役を含めた抽選が毎回行われるものであ
る。ただ、このBBゲーム中にRBゲームに移行するた
めの特定入賞図柄が有効入賞ライン上に揃った場合に
は、その後RBゲームに移行するものである。
【0080】なお、通常、BBゲーム中はRBゲームへ
の移行が、例えば最大3回行われることになっているた
めに、1回目のRBゲームが終了した後は、また前述し
たような通常遊技と同様な小役遊技の抽選及び制御が行
われるものである。そして、BBゲームでは、BBゲー
ム中のRBゲームが所定の最大回数、例えば3回か、或
いはBBゲーム中の小役遊技が所定の最大回数、例えば
最大30回の終了により、BBゲームは終了するもので
ある。
【0081】(特定遊技制御手段101)上記特定遊技制
御手段101は、RBゲームを制御するためのものであ
る。具体的には、RBゲームに移行すると、メダルが1
枚投入となり、回転リール40の所定の図柄61が表示窓12
のセンターライン上に揃った場合に入賞確定となる特定
入賞遊技が行われるものである。そして、RBゲームで
は、入賞するか否かの特定入賞遊技が最大12回行える
ものであり、そのうち、最大8回の入賞確定が可能であ
る。すなわち、最大8回の入賞が確定するか、或いは最
大12回の特定入賞遊技の終了により、RBゲームは終
了するものである。
【0082】(入賞抽選手段110)上記入賞抽選手段110
は、予め定めた抽選確率に基づいて入賞か否かの入賞判
定の抽選を行うものである。そして、入賞抽選手段110
による抽選結果が入賞である場合に入賞フラグが成立
し、この入賞フラグ成立中に、回転リール40の停止図柄
の組み合わせが予め定められた入賞図柄と一致したこと
を条件に入賞が確定し、遊技者にメダルの払い出しや、
特別遊技等の利益が付与されるように設定されている。
【0083】上記入賞抽選手段110は、図1に示すよう
に、大別すると、次の手段を備える。 (1)乱数発生手段111 (2)乱数抽出手段112 (3)入賞判定テーブル113 (4)判定手段114 なお、入賞抽選手段110としては、上記した(1)乃至
(4)に限定されるものではない。
【0084】(乱数発生手段111)上記乱数発生手段111
は、入賞抽選用の乱数を所定の領域内(例えば十進数で
0〜65535)で発生させるものである。なお、ここ
で、「乱数発生手段」とは、ソフト乱数としての平均採
中法等で乱数を発生させることができるものの、一定範
囲の数字を高速で1ずつ加算するカウンタを用いて構成
することもできる。例えば、0〜16383の範囲の数
字を、1秒間に数百万回程度順次繰り返すようにしたカ
ウンタが考えられる。
【0085】そして、「乱数抽出手段」としては、スタ
ートスイッチを押したタイミングでカウンタの数字を読
みとることとなる。このように形成すると、「乱数発生
手段」では乱数を発生しているわけではないものの、
「乱数抽出手段」によって抽出される数字は、あたかも
乱数のような分布となるものである。このように結果と
して乱数のような分布を示す数字が得られる手段を、こ
こでは、「乱数発生手段」或いは「乱数抽出手段」に含
めて考えるものである。
【0086】(乱数抽出手段112)上記乱数抽出手段112
は、乱数発生手段111が発生する乱数を、所定の条件
(例えば、スタートスイッチ30の操作)で抽出するもの
である。なお、この抽出した乱数を抽出乱数データとす
る。 (入賞判定テーブル113)上記入賞判定テーブル113は、
乱数発生手段111がとる乱数の全領域中、各入賞項目の
入賞領域を有するものである。
【0087】(判定手段114)上記判定手段114は、乱数
抽出手段112が抽出した抽出乱数データと、入賞判定テ
ーブル113の抽選確率データを基に、乱数発生手段111が
とる乱数の全領域中の各入賞項目の入賞領域からなる入
賞判定領域データとを照合し、当該抽出乱数データが属
する入賞領域に対応する入賞を決定するものである。
【0088】(メインデータ送出部120)上記メインデ
ータ送出部120は、遊技制御装置21から、出玉に関する
情報及び遊技に関する情報を、通信回線により、外部の
ホールコンピューター200に送出するためのものであ
る。具体的には、出玉に関する情報とは、投入メダル枚
数及び払い出しメダル枚数を含むものであり、遊技に関
する情報とは、BBゲームや、RBゲームや、CTゲー
ム等の入賞フラグ成立中であるか否かや、入賞確定した
か否か等を含むものである。なお、これらの情報は、メ
インデータ送出部120からホールコンピューター200の出
玉遊技情報制御装置220の内部に送出され、この出玉遊
技情報制御装置220からホール用情報表示装置230に表示
されるものである。これにより、当該情報が、遊技ホー
ルの管理者に報知され、遊技ホールの運営に利用できる
ように設定されている。
【0089】(表示制御手段151)上記表示制御手段151
は、演出情報記憶手段152からの演出情報を、表示装置6
6により、遊技者に向かって報知させるためのものであ
る。具体的には、BBゲームや、RBゲームや、他の小
役等の入賞フラグが成立したときや、入賞が確定したと
きに、表示装置66の所定のランプを点灯や点滅させた
り、表示装置66のスピーカから所定の電子音を発生させ
るものである。
【0090】(演出情報記憶手段152)上記演出情報記
憶手段152は、入賞フラグ成立を報知するための演出
や、入賞確定を報知するための演出等の種々の演出内容
を記憶するためのものである。具体的には、表示装置66
のスピーカからの音と、表示装置66のランプの点灯の組
合せによって、種々の異なる演出内容を設定しているも
のである。もちろん、演出内容は、これらに限定される
ものではなく、例えば、回転リール40の停止図柄によ
る、いわゆるリーチ目により報知するものや、回転リー
ル40を照らす光の色の変更や、回転リール40へのフラッ
シュ光の照射や、回転リール40の回転速度の変更や、回
転リール40の回転開始のタイミングを、標準よりも、遅
く或いは早くずらす等の種々の報知手段の組合せによる
ものでも良いものである。
【0091】(時間カウント手段153)上記時間カウン
ト手段153は、時間をカウントするためのものである。
この時間カウント手段153は、時計を内蔵しているもの
であって、通常時刻をカウント可能に設定されている。
さらに、所定の契機により、時間のカウントを開始可能
に設定されているものである。ここで、所定の契機と
は、具体的には、例えば、スタートスイッチ30の操作
や、ストップスイッチ50の操作等が含まれるものであ
る。また、この時間カウント手段153は、投入スイッチ
のONによる遊技の開始から、当該遊技の終了までの1
回の遊技の遊技時間をカウント可能に設定されている。
【0092】(取込情報判断手段154)上記取込情報判
断手段154は、取込情報記憶手段155からの遊技機10の操
作に関する情報を、判断するためのものである。具体的
には、スタートスイッチ30、ストップスイッチ50、精算
スイッチ17、投入スイッチ15又は精算スイッチ17等の種
々の操作スイッチの操作の生データを、所定の目的のた
めに、所定の手順により、分析加工して、特定の判断を
行うものである。
【0093】さらに、取込情報判断手段154が行う特定
の判断について、具体的に説明する。取込情報判断手段
154は、取込情報記憶手段155からの記憶情報に基づい
て、入賞フラグ成立から入賞が確定するまでの遊技回数
を合計し、かかる合計遊技回数を、予め定めた標準の合
計遊技回数と比較するものである。入賞フラグ成立から
入賞が確定するまでの遊技回数が、少ない程、いわゆる
目押しの技量に優れている遊技者であることが推定され
ることにより、遊技者の目押しの技量を判断することが
できて、遊技者が初心者であるか、熟練者であるかの判
断の一助とすることができるものである。
【0094】また、取込情報判断手段154は、取込情報
記憶手段155からの記憶情報に基づいて、三個のストッ
プスイッチ50の操作する順番を順押しであるか、或い
は、変則押しであるかを判断するものである。通常、初
心者は、順押しである場合が多く、熟練者は変則押しで
ある場合が多いため、このストップスイッチ50の操作順
番が順押しであるか、或いは、変則押しであるかを判断
することにより、当該遊技者が、初心者であるか、或い
は、熟練者であるかの判断の一助とすることができるも
のである。
【0095】また、取込情報判断手段154は、取込情報
記憶手段155からの記憶情報に基づいて、遊技制御装置2
1からの遊技メダルの払い出し命令が出力されていない
状態で、ホッパーユニット65の遊技メダルの払い出しが
行われたときに、不正遊技が行われている状態であると
判断するものである。すなわち、遊技制御装置21からの
遊技メダルの払い出し命令が出力されていない状態で、
ホッパーユニット65における遊技メダルの払い出しが行
われているときには、外部からの異物浸入等の不正操作
により、不正な遊技が行われている可能性が高いため、
かかる場合には、不正遊技が行われている状態と判断し
て、当該判断結果に関する情報をサブデータ送出部160
から外部に送出しているものである。これにより、不正
遊技が行われている状態であることを、外部から判断す
ることができ、不正遊技を阻止することができるもので
ある。
【0096】また、取込情報判断手段154は、取込情報
記憶手段155からの記憶情報に基づいて、所定の遊技回
数(例えば1000回)における、エラー信号発生手段
156からのエラー信号の発生頻度により、遊技機10の部
品の修理又は交換が必要な状態であることを判断するも
のである。これにより、遊技機10の各部品の品質の悪い
ものや、部品の修理や、交換の時期を、把握することが
できる。さらに、エラー信号の集中発生により、不正行
為の手がかりを知ることができるものである。
【0097】また、取込情報判断手段154は、1回の遊
技の開始から終了までの遊技時間を、予め設定した所定
の時間と比較判断するものである。これにより、遊技者
の遊技の進め方を判断することができ、新機種の選択の
際、このような遊技者が好むような遊技機10の条件を判
断することができるものである。また、取込情報判断手
段154は、投入スイッチ15による遊技メダルの投入開始
の時から、スタートスイッチ30による回転リール40の回
転開始の時まで、時間カウント手段153によりカウント
した時間を、予め設定した所定の時間と比較判断するも
のである。これにより、遊技者の当該遊技機の操作スイ
ッチの操作の熟練度を判断することができ、結果とし
て、遊技者が、当該遊技機10の熟練者であるか、初心者
であるかの判断の一助とすることができる。
【0098】なお、取込情報記憶手段155による各種操
作スイッチの操作情報を基に行う判断は、上述したもの
に限定されるものではなく、各種操作スイッチの操作情
報を種々組合せて、若しくは、他の判断条件を付加する
ことにより、遊技者に関連する他の判断や、遊技機に関
連する他の判断でも良いものである。 (取込情報記憶手段155)上記取込情報記憶手段155は、
遊技制御装置21から演出制御装置22の内部に取り込んだ
遊技機10の操作に関する情報を、記憶するためのもので
ある。具体的には、スタートスイッチ30、ストップスイ
ッチ50、精算スイッチ17、投入スイッチ15又は精算スイ
ッチ17等の種々の操作スイッチの操作履歴の生データ
を、記憶しているものである。なお、これらの生データ
は、必要によって、時間カウント手段153の時間情報と
共に記憶されるように設定されている。
【0099】(エラー信号発生手段156)上記エラー信
号発生手段156は、遊技機10に使用されている各部品
が、正常の使用状態でない場合に各部品からの情報を基
に、エラー信号を発生するためのものである。このエラ
ー信号発生手段156から発生されるエラー信号が、同一
部品のものに集中することにより、当該部品の修理又は
交換が必要な状態であることを察知することが可能とな
るものである。また、エラー信号の発生により、不正遊
技等の判断も可能となるものである。
【0100】(サブデータ送出部160)上記サブデータ
送出部160は、遊技制御装置21から取り込んだ遊技機10
の操作に関する情報を通信回線により演出制御装置22か
ら外部に送出するためのものである。なお、このサブデ
ータ送出部160から送出されたデータは、外部のホール
コンピューター200の客層判断用制御装置210に入力され
る。そして、客層判断用制御装置210により、ホール用
情報表示装置230に表示されて、遊技ホールのホール管
理者に報知されるように設定されている。
【0101】(ホールコンピューター200)上記ホール
コンピューター200は、遊技ホール内部の複数の遊技機1
0を管理し、維持するためのものである。具体的には、
次の二つの装置を有している。 (1) 客層判断用制御装置210 (2) 出玉遊技情報制御装置220 なお、上記ホールコンピューター200は、上述した
(1)及び(2)に限定されるものではない。
【0102】(客層判断用制御装置210)上記客層判断
用制御装置210は、演出制御装置22のサブデータ送出部1
60から送出される遊技機10の操作に関する情報が、通信
回線により入力されるものである。そして、この客層判
断用制御装置210は、かかる遊技機10の操作に関する情
報をホール用情報表示装置230に表示するものである。
【0103】(出玉遊技情報制御装置220)上記出玉遊
技情報制御装置220は、遊技制御装置21のメインデータ
送出部120から送出される投入メダル枚数や、払い出し
メダル枚数等の出玉情報や、BBゲームや、RBゲーム
や、CTゲーム等の入賞フラグ成立の有無等の遊技情報
が、通信回線により、入力されるものである。そして、
この出玉遊技情報制御装置220は、かかる出玉情報や、
遊技情報を、ホール用情報表示装置230に表示するもの
である。
【0104】そして、上述した客層判断用制御装置210
からの遊技機10の操作に関する情報と、出玉遊技情報制
御装置220からの出玉情報とは、ホール用情報表示装置2
30に出力され、遊技ホールのホール管理者が利用可能な
状態となる。 (ホール用情報表示装置230)上記ホール用情報表示装
置230は、客層判断用制御装置210からの遊技機10の操作
に関する情報と、出玉遊技情報制御装置220からの出玉
情報とを、ホール管理者に向かって報知するためのもの
である。具体的には、例えば、液晶画面からなり、種々
の情報を、画面を切り替えることにより、表示可能に設
定されているものである。なお、このホール用情報表示
装置230は、遊技機10の島の一端に設置され、或いは、
遊技ホールのホール管理者の管理室等に設置されるもの
である。
【0105】(遊技機10の動作)次に、上記構成を備え
た遊技機の動作の概略について、図3乃至図6に示した
フローを用いて説明する。先ず、図3に示すステップ1
00において、メダルの投入若しくはベットスイッチ16
の押し下げにより、投入スイッチがONとなる。そし
て、次のステップ101に進む。
【0106】ステップ101において、投入スイッチ15
の操作情報が、採取される。具体的には、投入スイッチ
15の操作信号が、遊技制御装置21を介して、演出制御装
置22の取込情報記憶手段155により、時間カウント手段1
53の時間情報と共に採取される。同時に投入スイッチ15
の操作信号は、メインデータ送出部120からホールコン
ピューター200の出玉遊技情報制御装置220に送出され、
かかる情報は、メダル投入枚数として、ホール用情報表
示装置230に表示されて、ホール管理者に報知される。
そして、次のステップ102に進む。
【0107】ステップ102において、スタートスイッ
チ30が操作されることにより、スタートスイッチ30がO
Nとなる。そして、次のステップ103に進む。ステッ
プ103において、スタートスイッチ30の操作に関する
情報が、遊技制御装置21を介して、演出制御装置22の取
込情報記憶手段155により、時間カウント手段153の時間
情報と共に採取される。そして、当該情報に基づいて、
取込情報判断手段154により、所定の手順に沿って、当
該遊技者に関する判断が行われる。そして、当該判断結
果が、サブデータ送出部160からホールコンピューター2
00の客層判断用制御装置210に送出される。
【0108】具体的には、取込情報判断手段154は、投
入スイッチ15による遊技メダルの投入開始の時から、ス
タートスイッチ30による回転リール40の回転開始の時ま
で、時間カウント手段153によりカウントした時間を、
予め設定した所定の時間と比較する。そして、この遊技
者の当該遊技機の操作スイッチの操作の熟練度に基づい
て、遊技者が、当該遊技機10の熟練者であるか、初心者
であるかの判断を行い、当該判断結果を、サブデータ送
出部160からホールコンピューター200に送出する。
【0109】そして、次のステップ104に進む。ステ
ップ104において、入賞抽選手段110により抽選処理
が行われる。そして、次のステップ105に進む。ステ
ップ105において、入賞抽選手段110の抽選結果、入
賞フラグが成立しているか否かが判定される。そいて、
入賞フラグが成立していると判定された場合、次のステ
ップ106に進む。
【0110】ステップ106において、入賞フラグ成立
情報が、遊技制御装置21を介して、演出制御装置22の取
込情報記憶手段155により、採取される。具体的には、
入賞フラグが成立してからの遊技回数がカウントされる
ものである。同時にBBゲームや、RBゲームの入賞フ
ラグ成立情報は、メインデータ送出部120からホールコ
ンピューター200の出玉遊技情報制御装置220に送出され
る。そして、この入賞フラグ成立情報は、ホール用情報
表示装置230に表示され、ホール管理者に報知される。
そして、次のステップ107に進む。
【0111】ステップ107において、回転リール40の
回転が開始する。そして、次のステップ108に進む。
ステップ108において、ストップスイッチ50が操作さ
れることにより、ストップスイッチ50がONとなる。そ
して、次のステップ109に進む。そして、ステップ1
09において、ストップスイッチ50の操作に関する情報
が、遊技制御装置21を介して、演出制御装置22の取込情
報記憶手段155により、採取される。そして、当該情報
に基づいて、取込情報判断手段154により、所定の手順
に沿って、当該遊技者に関する判断が行われる。そし
て、当該判断結果が、サブデータ送出部160からホール
コンピューター200の客層判断用制御装置210に送出され
る。
【0112】具体的には、取込情報判断手段154による
判断は、三個のストップスイッチ50の操作する順番を順
押しであるか、或いは、変則押しであるかを決定するも
のである。そして、ストップスイッチ50の操作順番が順
押しであるか、或いは、変則押しであるかにより、当該
遊技者が、初心者であるか、或いは、熟練者であるかの
判断を行い、この操作順番に基づく判断結果をサブデー
タ送出部160から客層判断用制御装置210に送出する。
【0113】そして、次のステップ110に進む。ステ
ップ110において、回転リール40の回転停止処理が行
われる。そして、次のステップ111に進む。ステップ
111において、三個の回転リール40に対応するストッ
プスイッチ50の操作が行われたか否かが判定される。そ
して、三個の回転リール40に対応するストップスイッチ
50の操作が行われたと判定された場合、図4に示すよう
に、次のステップ130に進む。
【0114】ステップ130において、入賞フラグ成立
中に当該入賞フラグに対応する入賞図柄が有効入賞ライ
ン上に揃ったか否か、すなわち、入賞が確定したか否か
が判定される。そして、入賞が確定したと判定された場
合、次のステップ131に進む。ステップ131におい
て、入賞図柄に相当するメダルが払い出される。そし
て、次のステップ132に進む。
【0115】ステップ132において、入賞フラグ成立
から入賞確定するまでにカウントされた遊技回数が演出
制御装置22の取込情報記憶手段155により、採取され
る。そして、当該情報に基づいて、取込情報判断手段15
4により、所定の手順に沿って、当該遊技者に関する判
断が行われる。具体的には、取込情報判断手段154は、
取込情報記憶手段155による入賞フラグ成立から入賞が
確定するまでの遊技回数の合計回数を、予め定めた標準
の合計遊技回数と比較し、当該比較結果により、遊技者
の目押しの技量の判断を行う。そして、当該判断結果
が、サブデータ送出部160からホールコンピューター200
の客層判断用制御装置210に送出される。
【0116】また、同時にメダル払い出し枚数の情報
が、遊技制御装置21のメインデータ送出部120からホー
ルコンピューター200の出玉遊技情報制御装置220に送出
される。そして、当該メダル払い出し枚数の情報がホー
ル用情報表示装置230に表示され、ホール管理者に報知
される。そして、次のステップ133に進む。ステップ
133において、不正遊技が行われたか否かの判定が行
われる。具体的には、取込情報判断手段154は、取込情
報記憶手段155からの記憶情報に基づいて、遊技制御装
置21からの遊技メダルの払い出し命令が出力されていな
い状態で、ホッパーユニット65の遊技メダルの払い出し
が行われているか否かを判定するものである。そして、
遊技制御装置21からの遊技メダルの払い出し命令が出力
されていない状態で、ホッパーユニット65の遊技メダル
の払い出しが行われているときに、不正遊技が行われて
いる状態であると判断するものである。かかる場合に
は、外部からの異物浸入等の不正操作により、不正な遊
技が行われている可能性が高いからである。そして、上
記の判定結果、不正遊技が行われていると判定された場
合、次のステップ134に進む。
【0117】ステップ134において、不正遊技が行わ
れている状態であるという判断結果に関する情報を、サ
ブデータ送出部160からホールコンピューター200の客層
判断用制御装置210に送出する。そして、次のステップ
135に進む。ステップ135において、エラー信号が
発生したか否かが判定される。そして、エラー信号が発
生したと判定された場合、次のステップ136に進む。
【0118】ステップ136において、エラー情報の採
取、判断、送出が行われる。具体的には、遊技機10の各
部品が正常な使用状態でない場合に各部品からの情報を
基にしてエラー信号発生手段156がエラー信号を取込情
報記憶手段155に送出し、取込情報記憶手段155が当該エ
ラー信号発生手段156からのエラー信号を採取する。そ
して、取込情報判断手段154が、取込情報記憶手段155か
らの記憶情報に基づいて、所定の遊技回数(例えば10
00回)における、エラー信号発生手段156からのエラ
ー信号の発生頻度に応じて、遊技機10の部品の修理又は
交換が必要な状態であることの判断を行う。そして、当
該判断結果は、サブデータ送出部160からホールコンピ
ューター200の客層判断用制御装置210に送出される。そ
して、次のステップ137に進む。
【0119】ステップ137において、遊技時間の採
取、判断、送出が行われる。具体的には、時間カウント
手段153により、1回の遊技の開始から終了までの時間
がカウントされ、当該情報が取込情報記憶手段155に採
取される。そして、取込情報判断手段154が、取込情報
記憶手段155が採取した遊技時間を、予め設定した標準
の遊技時間と比較し、当該遊技者の遊技の進め方を判断
する。そして、当該判断結果は、サブデータ送出部160
からホールコンピューター200の客層判断用制御装置210
に送出される。そして、当該情報は客層判断用制御装置
210を介して、ホール用情報表示装置230に表示され、ホ
ール管理者に報知される。そして、当該遊技が終了す
る。
【0120】前記ステップ105において、入賞フラグ
が成立していないと判定された場合、ステップ107に
進む。前記ステップ111において、三個の回転リール
40に対応するストップスイッチ50の操作が行われていな
いと判定された場合、ステップ108に戻る。前記ステ
ップ130において、入賞が確定していないと判定され
た場合、ステップ133に進む。
【0121】前記ステップ133において、不正遊技が
行われていないと判定された場合、次のステップ135
に進む。前記ステップ135において、エラー信号が発
生していないと判定された場合、次のステップ137に
進む。上述したステップ104の抽選処理について、図
5のフローを用いて説明する。
【0122】ステップ200において、入賞抽選手段11
0の乱数発生手段111により発生された乱数の中から乱数
抽出手段112により乱数が抽出される。そして、次のス
テップ201に進む。ステップ201において、抽出さ
れた乱数が乱数抽出手段112の内部に記憶される。そし
て、次のステップ202に進む。
【0123】ステップ202において、判定手段114に
より、抽出された乱数と、入賞判定テーブル113の入賞
判定領域データとの比較が行われる。そして、次のステ
ップ203に進む。ステップ203において、判定手段
114により、抽出された乱数が、入賞判定テーブル113の
どの入賞領域に含まれるか決定され、抽選処理の評価が
決定される。そして、次のステップ204に進む。
【0124】ステップ204において、所定の図柄の蹴
飛ばしと、所定図柄の引き込みとが設定される。そし
て、抽選処理が終了する。上述したステップ110の回
転リール40の回転停止処理について、図6を用いて説明
する。ステップ300において、所定の図柄に対して、
蹴飛ばしの設定が達成されたか否かが判定される。そし
て、所定の図柄の蹴飛ばしの設定が達成されていないと
判定された場合、次のステップ301に進む。
【0125】ステップ301において、1個の図柄分だ
け、回転リール40を回転させる。すなわち、1個の図柄
分だけ蹴飛ばしを行う。そして、次のステップ302に
進む。ステップ302において、上述した1個の図柄分
だけ回転リール40を回転させた当該図柄の数がストップ
スイッチ50の操作後の4個目に該当するか否かが判定さ
れる。そして、ストップスイッチ50を操作した後、1図
柄ずつ回転リール40を回転させてずらした図柄の数が4
個目の場合には、次のステップ303に進む。
【0126】ステップ303において、回転リール40の
回転を停止させる。これにより、メダル投入から回転リ
ール40の回転停止までの遊技機10の動作が終了する。前
記ステップ300において、所定の図柄の蹴飛ばしの設
定が達成されていると判定された場合、次のステップ3
04に進む。ステップ304において、いずれかの図柄
に対して引き込みが設定されているか否かが判定され
る。そして、いずれかの図柄に対して引き込みが設定さ
れていると判定された場合、次のステップ305に進
む。
【0127】ステップ305において、引き込み設定が
達成されたか否かが判定される。そして、引き込み設定
が達成されたと判定された場合、次のステップ303に
進む。前記ステップ304において、いずれの図柄に対
しても引き込みが設定されていないと判定された場合、
ステップ303に進む。
【0128】前記ステップ305において、引き込み設
定が達成されていないと判定された場合、ステップ30
1に進む。前記ステップ302において、ストップスイ
ッチ50を操作した後、1図柄ずつ回転リール40を回転さ
せてずらした図柄の数が4個目でない場合には、ステッ
プ300に戻る。
【0129】なお、上述した実施の形態において、回転
リール40の停止処理に関してステップ301〜ステップ
305で説明しているが、この例は、いわゆる最小引き
込み停止制御の例であり、逆に最大引き込み停止制御と
しても良い。更には、例えば、ストップスイッチ50を押
すタイミングで予め定めたテーブルに従って回転リール
40の停止位置を決定する、いわゆるテーブル停止制御の
方法によるものでも良いものである。このテーブル停止
制御は、入賞フラグ成立の有無や、入賞フラグ成立中の
入賞図柄に基づいた複数のテーブルを有し、この複数の
テーブルから適宜、遊技状況に応じたテーブルが選択さ
れるものである。
【0130】また、テーブル停止制御においても、入賞
フラグが成立しているときには、その入賞フラグに対応
する図柄が有効入賞ライン上に揃うように、予めテーブ
ルの上で停止位置が決定されてあり、いわゆる引き込み
設定の一種を備えているものである。また、入賞フラグ
が成立していないときには、他の入賞図柄が有効入賞ラ
イン上に揃わないように、予めテーブルの上で停止位置
が決定されてあり、いわゆる蹴飛ばし設定の一種を備え
ているものである。
【0131】また、上述した実施の形態において、投入
スイッチ15や、スタートスイッチ30や、ストップスイッ
チ50等の種々の操作スイッチの操作情報の履歴を、演出
情報記憶手段152に記憶させている。このため、入賞
や、メダルの払い出し等に関係なく、操作スイッチの操
作に関する情報が所定の条件を満足したときに、景品が
もらえるようなホール内でのイベントを容易に行うこと
ができるものである。具体的には、例えば、投入スイッ
チ15の投入回数や、ストップスイッチ50やスタートスイ
ッチ30の操作回数が1000回に達したときに、当該取
込情報判断手段154が1000回達成を判断し、サブデ
ータ送出部160から当該情報がホールコンピューター200
に送出されて、ホール用情報表示装置230に表示され、
ホール管理者に報知される。これにより、ホール管理者
が、所定の景品を当該遊技者にプレゼントするようなも
のである。
【0132】また、上述した実施の形態では、種々の操
作スイッチの操作情報を基に、各遊技機10の取込情報判
断手段154が、当該遊技者に関連する情報や、当該遊技
機に関連する情報を判断し、その判断結果を、サブデー
タ送出部160からホールコンピューター200に送出してい
るが、情報の判断は、取込情報判断手段154によるもの
に限定されるものではない。具体的には、例えば、各遊
技機10における各種操作スイッチの操作情報を、各遊技
機10内部では、加工や判断を行わずに、操作情報の生デ
ータを、そのままサブデータ送出部160からホールコン
ピューター200に送出して、ホールコンピューター200内
部に蓄積させるようにしても良いものである。そして、
ある程度、当該操作情報が蓄積された段階で、ホールコ
ンピューター200内のプログラムにより、上述したよう
な評価方法等の手順に沿って、遊技者や、遊技機に関連
する所定の判断を行うようにしても良いものである。
【0133】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成されている
ので、以下に記載されるような効果を奏する。 (請求項1)請求項1記載の発明によれば、次のような
効果を奏する。
【0134】すなわち、請求項1記載の発明によれば、
遊技機の操作に関する情報を、外部へ向かって送出する
ことにより、客層に関する定量的データを得ることがで
きて、客層を判断することができ、遊技ホールの運営
や、機種選定等の判断を容易に行うことができる遊技機
を提供することができる。 (請求項2)請求項2記載の発明によれば、上記した請
求項1記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏す
る。
【0135】すなわち、請求項2記載の発明によれば、
型式や、遊技内容等の異なる種々の遊技機からの情報
を、共通化した判断結果として、外部に送出し、利用す
ることができ、また、遊技ホール内における機種変更等
にも容易に対応可能な遊技機を提供することができる。 (請求項3)請求項3記載の発明によれば、上記した請
求項2記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏す
る。
【0136】すなわち、請求項3記載の発明によれば、
遊技者の種々の操作スイッチの操作時間を得ることがで
きて、操作している遊技者が操作に慣れた熟練者である
か、操作に不慣れな初心者であるかの判断をすることが
可能な遊技機を提供することができる。 (請求項4)請求項4記載の発明によれば、上記した請
求項2記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏す
る。
【0137】すなわち、請求項4記載の発明によれば、
入賞フラグ成立から入賞が確定するまでの遊技回数の合
計により、遊技者の目押しの技量を判断することができ
て、遊技者が初心者であるか、熟練者であるかの判断の
一助とすることができる遊技機を提供することができ
る。 (請求項5)請求項5記載の発明によれば、上記した請
求項2記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏す
る。
【0138】すなわち、請求項5記載の発明によれば、
ストップスイッチの操作順番により、当該遊技者のレベ
ルを判断可能な遊技機を提供することができる。 (請求項6)請求項6記載の発明によれば、上記した請
求項2記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏す
る。
【0139】すなわち、請求項6記載の発明によれば、
不正遊技が行われている状態であることを、外部から判
断することができ、不正遊技を阻止することが可能な遊
技機を提供することができる。 (請求項7)請求項7記載の発明によれば、上記した請
求項2記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏す
る。
【0140】すなわち、請求項7記載の発明によれば、
遊技機の各部品の品質の悪いものや、部品の修理や、交
換の時期を、把握することができ、また、不正行為の手
がかりを知ることができる遊技機を提供することができ
る。 (請求項8)請求項8記載の発明によれば、上記した請
求項3記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏す
る。
【0141】すなわち、請求項8記載の発明によれば、
遊技時間を計測することにより、遊技者の遊技の進め方
を判断することができて、新機種の選択の際、遊技者が
好むような遊技機の条件を判断することができる遊技機
を提供することができる。 (請求項9)請求項9記載の発明によれば、上記した請
求項3記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏す
る。
【0142】すなわち、請求項9記載の発明によれば、
遊技者の当該遊技機の操作スイッチの操作の熟練度を判
断することができ、遊技者が、熟練者であるか、初心者
であるかの判断をすることができる遊技機を提供するこ
とができる。 (請求項10)請求項10記載の発明によれば、上記し
た請求項1〜9のいずれか1項に記載の発明の効果に加
え、次のような効果を奏する。
【0143】すなわち、請求項10記載の発明によれ
ば、遊技者に関する情報を、一括して見ることができ、
遊技ホール内の遊技者等の客層の判断を総括的に把握す
ることができ、また、異常発生や、不正遊技等を、早期
に発見することが可能な遊技機を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態であって、遊技機の入力、
制御及び出力を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態であって、遊技機を示す外
観正面図である。
【図3】本発明の実施の形態であって、遊技機の動作の
概略を示すフローである。
【図4】本発明の実施の形態であって、遊技機の動作の
概略を示すフローである。
【図5】本発明の実施の形態であって、遊技機の動作の
うち、抽選処理の概略を示すフローである。
【図6】本発明の実施の形態であって、遊技機の動作の
うち、回転リールの回転停止処理の概略を示すフローで
ある。
【符号の説明】
10 遊技機 11 筐体 12 表示窓 13 図柄表示窓 15 投入スイッチ 16 ベットスイ
ッチ 17 精算スイッチ 20 制御装置 21 遊技制御装置 22 演出制御装
置 30 スタートスイッチ 40 回転リール 42 リールテープ 43 左側回転リ
ール 44 中央回転リール 45 右側回転リ
ール 50 ストップスイッチ 60 リールユニ
ット 61 図柄 65 ホッパーユ
ニット 66 表示装置 70 通常遊技制
御手段 80 特別遊技制御手段 90 BBゲーム
制御手段 91 特定導入遊技制御手段 100 RBゲー
ム制御手段 101 特定遊技制御手段 110 入賞抽選手
段 111 乱数発生手段 112 乱数抽出手
段 113 入賞判定テーブル 114 判定手段 120 メインデータ送出部 151 表示制御手
段 152 演出情報記憶手段 153 時間カウン
ト手段 154 取込情報判断手段 155 取込情報記
憶手段 156 エラー信号発生手段 160 サブデータ
送出部 200 ホールコンピューター 210 客層判断用
制御装置 220 出玉遊技情報制御装置 230 ホール用情
報表示装置

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周囲に複数の図柄を表示した回転リール
    と、 前記回転リールの回転を制御すると共に、一定確率で入
    賞図柄の抽選を行うための制御装置とを備えた遊技機に
    おいて、 前記制御装置は、 遊技の制御を行うための遊技制御装置と、 演出情報を記憶すると共に、前記演出の実施を制御する
    ための演出制御装置とを備え、 前記演出制御装置は、前記遊技制御装置から取り込んだ
    遊技機の操作に関する情報を通信回線により外部に送出
    するためのサブデータ送出部を備えていることを特徴と
    する遊技機。
  2. 【請求項2】 前記演出制御装置は、 前記遊技制御装置から取り込んだ遊技機の操作に関する
    情報を、記憶するための取込情報記憶手段と、 前記取込情報記憶手段からの遊技機の操作に関する情報
    を、判断するための取込情報判断手段とを備え、 前記制御装置は、取込情報判断手段による判断結果に関
    する情報をサブデータ送出部から外部に送出しているこ
    とを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 【請求項3】 前記演出制御装置は、所定の契機によ
    り、時間をカウントするための時間カウント手段を備
    え、 前記取込情報判断手段は、前記取込情報記憶手段に記憶
    された遊技機の操作に関する情報を、前記時間カウント
    手段がカウントした所定時間に基づいて、判断している
    ことを特徴とする請求項2記載の遊技機。
  4. 【請求項4】 前記遊技機は、入賞図柄の抽選結果が入
    賞である場合に入賞フラグが成立し、前記入賞フラグ成
    立中に、前記回転リールが停止した状態で、予め設定し
    た所定の方向の有効入賞ライン上に前記入賞フラグ成立
    中の入賞図柄が揃うことを条件に入賞が確定して遊技メ
    ダルが払い出されるように設定され、前記取込情報判断
    手段は、前記取込情報記憶手段からの記憶情報に基づい
    て、前記入賞フラグ成立から入賞が確定するまでの遊技
    回数を合計し、かかる合計遊技回数を、予め定めた標準
    の合計遊技回数と比較していることを特徴とする請求項
    2記載の遊技機。
  5. 【請求項5】 前記回転リールを、複数個有し、 前記制御装置の入力側には、前記各回転リールの回転を
    それぞれ停止させるための各回転リールに対応する複数
    のストップスイッチを備え、 前記取込情報判断手段は、前記取込情報記憶手段からの
    記憶情報に基づいて、複数の前記ストップスイッチの操
    作する順番を順押しであるか、或いは、変則押しである
    かを判断していることを特徴とする請求項2記載の遊技
    機。
  6. 【請求項6】 前記制御装置の出力側には、遊技の入賞
    確定に基づいて、遊技者に遊技メダルを払い出すための
    ホッパーユニットを備え、 前記取込情報判断手段は、前記取込情報記憶手段からの
    記憶情報に基づいて、前記遊技制御装置からの遊技メダ
    ルの払い出し命令が出力されていない状態で、前記ホッ
    パーユニットの遊技メダルの払い出しが行われたとき
    に、不正遊技が行われている状態であると判断している
    ことを特徴とする請求項2記載の遊技機。
  7. 【請求項7】 前記制御装置は、前記遊技機の各部品が
    正常な使用状態でない場合に各部品からの情報を基にし
    てエラー信号を発生するエラー信号発生手段を備え、 前記取込情報判断手段は、前記取込情報記憶手段からの
    記憶情報に基づいて、所定の遊技回数における、前記エ
    ラー信号発生手段からのエラー信号の発生頻度により、
    前記遊技機の部品の修理又は交換が必要な状態であるこ
    とを判断していることを特徴とする請求項2記載の遊技
    機。
  8. 【請求項8】 前記時間カウント手段は、1回の遊技の
    開始から終了までの遊技時間をカウントし、 前記取込情報判断手段は、前記遊技時間を、予め設定し
    た所定の時間と比較判断していることを特徴とする請求
    項3記載の遊技機。
  9. 【請求項9】 前記制御装置の入力側には、 投入された遊技メダルを検知するための投入スイッチ
    と、 前記遊技機内部に貯留された貯留メダル数を減じて遊技
    メダルの投入に代えるためのベットスイッチと、 前記投入スイッチ又は前記ベットスイッチによる遊技メ
    ダルの投入を条件に、前記回転リールの回転を開始させ
    るためのスタートスイッチとを備え、 前記取込情報判断手段は、前記投入スイッチによる遊技
    メダルの投入開始の時から、前記スタートスイッチによ
    る回転リールの回転開始の時まで、前記時間カウント手
    段によりカウントした時間を、予め設定した所定の時間
    と比較判断していることを特徴とする請求項3記載の遊
    技機。
  10. 【請求項10】 遊技ホール内には、複数の前記遊技機
    を管理するためのホールコンピューターが設けられ、 前記ホールコンピューターは、 前記取込情報判断手段からの判断結果が、前記サブデー
    タ送出部を介して、入力される客層判断用制御装置と、 前記客層判断用制御装置に入力された前記取込情報判断
    手段からの判断結果に関する情報に基づいて、遊技者又
    は遊技機に関する情報を表示するためのホール用情報表
    示装置とを備えていることを特徴とする請求項1〜9の
    いずれか1項に記載の遊技機。
JP2000157515A 2000-05-29 2000-05-29 遊技機 Expired - Fee Related JP4004209B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000157515A JP4004209B2 (ja) 2000-05-29 2000-05-29 遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000157515A JP4004209B2 (ja) 2000-05-29 2000-05-29 遊技機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001334017A true JP2001334017A (ja) 2001-12-04
JP4004209B2 JP4004209B2 (ja) 2007-11-07

Family

ID=18662137

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000157515A Expired - Fee Related JP4004209B2 (ja) 2000-05-29 2000-05-29 遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4004209B2 (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005168877A (ja) * 2003-12-12 2005-06-30 Heiwa Corp スロットマシン及び遊技機
JP2005177102A (ja) * 2003-12-19 2005-07-07 Heiwa Corp 回胴式遊技機
JP2005177103A (ja) * 2003-12-19 2005-07-07 Heiwa Corp 回胴式遊技機
JP2007061333A (ja) * 2005-08-31 2007-03-15 Heiwa Corp 遊技機
JP2007313062A (ja) * 2006-05-26 2007-12-06 Olympia:Kk 遊技機、遊技機用プログラム、及び遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2008194388A (ja) * 2007-02-15 2008-08-28 Olympia:Kk 遊技機、プログラム及び記録媒体
JP2012254328A (ja) * 2012-08-27 2012-12-27 Sankyo Co Ltd スロットマシン
JP2013017868A (ja) * 2012-10-31 2013-01-31 Sankyo Co Ltd スロットマシン
JP2016007494A (ja) * 2014-06-26 2016-01-18 株式会社ニューギン 遊技機

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005168877A (ja) * 2003-12-12 2005-06-30 Heiwa Corp スロットマシン及び遊技機
JP2005177102A (ja) * 2003-12-19 2005-07-07 Heiwa Corp 回胴式遊技機
JP2005177103A (ja) * 2003-12-19 2005-07-07 Heiwa Corp 回胴式遊技機
JP2007061333A (ja) * 2005-08-31 2007-03-15 Heiwa Corp 遊技機
JP2007313062A (ja) * 2006-05-26 2007-12-06 Olympia:Kk 遊技機、遊技機用プログラム、及び遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2008194388A (ja) * 2007-02-15 2008-08-28 Olympia:Kk 遊技機、プログラム及び記録媒体
JP2012254328A (ja) * 2012-08-27 2012-12-27 Sankyo Co Ltd スロットマシン
JP2013017868A (ja) * 2012-10-31 2013-01-31 Sankyo Co Ltd スロットマシン
JP2016007494A (ja) * 2014-06-26 2016-01-18 株式会社ニューギン 遊技機

Also Published As

Publication number Publication date
JP4004209B2 (ja) 2007-11-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2009142630A (ja) ゲーミングマシン
JP2006034379A (ja) 遊技機
JP3762880B2 (ja) 遊技機及びその制御方法、制御プログラム並びにこれを記録した記録媒体
JP4004209B2 (ja) 遊技機
JP3774641B2 (ja) 遊技機、遊技機の制御方法、遊技機の制御プログラム及びそれを記録した記録媒体
JP2002052137A (ja) 遊技機
JP4015416B2 (ja) 遊技機、遊技機用プログラム、及び遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2003144617A (ja) 遊技機、遊技機用プログラム、及び遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2002355363A (ja) 遊技機、遊技機用プログラム、及び遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2002000794A (ja) 遊技機
JP2001340538A (ja) 遊技機
JP2002143376A (ja) 遊技機
JP2002113151A (ja) 遊技機システム
JP2002369909A (ja) 遊技機
JP2003334297A (ja) 遊技機及び遊技機用プログラム及び遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2007098174A (ja) 遊技機
US8109822B2 (en) Gaming machine
JP2005143527A (ja) 遊技機、遊技機用プログラム、及び遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2002336412A (ja) 遊技機、遊技機の制御方法、遊技機の制御プログラム及びそれを記録した記録媒体
JP2002346046A (ja) 遊技機、遊技機用プログラム、及び遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2002126169A (ja) 遊技機
JP3863453B2 (ja) 遊技機、遊技機用プログラム及び遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2006006481A (ja) 遊技機
JP3751224B2 (ja) スロットマシン及び遊技機用プログラム及び遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2007159849A (ja) 回胴式遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20031218

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040213

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20040317

A912 Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20040416

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070821

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100831

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100831

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110831

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120831

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120831

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130831

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees