JP2001340184A - フック用商品前出し具 - Google Patents

フック用商品前出し具

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JP2001340184A
JP2001340184A JP2000164021A JP2000164021A JP2001340184A JP 2001340184 A JP2001340184 A JP 2001340184A JP 2000164021 A JP2000164021 A JP 2000164021A JP 2000164021 A JP2000164021 A JP 2000164021A JP 2001340184 A JP2001340184 A JP 2001340184A
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hook
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Mitsuzo Hayashi
光蔵 林
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Chunichi Co Ltd
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Chunichi Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 商品陳列棚に既に取り付けられている商品陳
列用フックに対して、容易に後付けで組み付けることが
できるフック用商品前出し具を提供すること。 【解決手段】 商品陳列用フックの軸部に吊り下げられ
て前後方向に陳列された商品を前方側に移動可能に、商
品陳列用フックの軸部に対して、着脱可能に取り付けら
れるフック用商品前出し具11。商品の背面側に配置可
能に下方に突出し、軸部を挿通可能な挿通孔18を備え
る押圧片部13と、押圧片部13の上端付近から前方に
突出して形成され、前端付近に把持部27を備える横板
部26と、を備えて、挿通孔18に軸部を挿通させて商
品陳列用フックに取り付けられるように構成され、押圧
片部13若しくは横板部26に配設されて、押圧片部1
3の軸部周方向への回動を防止する回動防止部材を備え
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ショッピングセン
ター・ホームセンター等における商品陳列用フックの軸
部に着脱可能に取り付けられ、かつ、フックの軸部に沿
って前後方向に陳列された商品を、前方側に移動させる
フック用商品前出し具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、商品陳列用のフックには、その前
後方向に延びる軸部の前端側から後端側へ、多数の商品
が吊り下げられて陳列されており、購買者は、取り易い
前列の商品から取っていた。そのため、販売者は、次の
購買者が商品を取り易いように、後列側の商品を、軸部
の前端側に前出ししていた。
【0003】しかし、前出ししたい商品の周囲では、左
右の両隣に他の商品が近接して陳列されていたり、上方
側で吊り下げられて商品が接近している場合もあって、
手で、後列の商品を前に出す作業が行い難い場合があっ
た。
【0004】そこで、後列の商品を前に出す作業を容易
にするために、特開平9−135754号に示すような
商品陳列具が使用されていた。
【0005】この商品陳列具は、カードホルダ付商品陳
列フックと前出し具とからなるものであった。前出し具
は、カードホルダ用軸部に対してスライド可能に配置さ
れて、商品を前出し可能な押し付け体と、カードホルダ
の下端付近に配置される摘み部と、押し付け体と摘み部
とを連結して、カードホルダ用軸部にスライド可能に配
置されている操作バーと、を備えていた。そして、摘み
部を前方に引っ張ることにより、押し付け体を前方に移
動させて商品を前出し可能としていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前出し具は、
カードホルダ軸部に一体的に組み付けられている構成で
あり、商品陳列具製造時に、予め、組み付けられるもの
であった。そのため、フックバーに既に取り付けられて
いる商品陳列用フックに対して、後から、前出し具を組
み付けることは困難であった。
【0007】本発明は、上記にかんがみて、フックバー
に既に取り付けられている商品陳列用フックに対して、
容易に後付けで組み付けることができるフック用商品前
出し具を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のフック用商品前
出し具は、商品陳列用フックの軸部に吊り下げられて前
後方向に陳列された商品を前方側に移動可能に、商品陳
列用フックの軸部に対して、着脱可能に取り付けられる
ものであり、商品の背面側に配置可能に下方に突出し、
軸部を挿通可能な挿通孔を備える押圧片部と、押圧片部
の上端付近から前方に突出して形成され、前端付近に把
持部を備える横板部と、を備えて、挿通孔に軸部を挿通
させて商品陳列用フックに取り付けられるように構成さ
れ、さらに、押圧片部若しくは横板部に配設されて、押
圧片部の軸部周方向への回動を防止する回動防止部材を
備えて構成されている。
【0009】そのため、商品陳列用フックがフックバー
に取り付けられていても、挿通孔に軸部を挿通させるこ
とにより、容易に、商品陳列用フックに後付けで組み付
けることができる。そして、押圧片部が商品の背面側に
配置されていれば、商品が少なくなった際に、把持部を
手前側に引き、押圧片部を軸部に沿ってスライドさせる
ように前方側に移動させて、押圧片部で商品を前方側に
押し出すことができる。また、押圧片部に回動防止部材
が配置されているため、押圧片部の軸部周方向への回動
を極力抑えることができ、かつ、商品前出し時にも、安
定して商品を前出しすることができる。
【0010】従って、本発明のフック用商品前出し具
は、フックバーに既に取り付けられている商品陳列用フ
ックに対して、容易に後から組み付けることができ、か
つ、安定して商品を前出しすることができる。
【0011】さらに、押圧片部の後部側に、押圧片部を
後部側に付勢する付勢手段を配置させた構成とすれば、
商品を前出しした後、自動的に商品前出し部を後方側へ
復帰させることができるため、便利に使用できる。
【0012】さらにまた、回動防止部材として、押圧片
部の下端付近に錘体を配置させる構成とすれば、押圧片
部の重心が下端付近に位置することとなるため、押圧片
部の軸部周方向への回動を抑えることができ、かつ、商
品前出し時にも、安定して商品を前出しすることができ
る。
【0013】この場合、商品陳列用フックの先端付近に
設けられたカードホルダの下端付近に、把持部の上面が
当接するように、錘体が押圧片部の下端付近から後方に
突出して配設させる構成とすれば、把持部の上面がカー
ドホルダの下端付近に常に当接して、押圧片部の軸部周
方向へふらつくような回動を防ぐことができ、商品の前
出し作業を行わない場合にも、フック用商品前出し具
を、一層、商品陳列用フックに対して安定して組み付け
ておくことができる。
【0014】また、回動防止部材として、フック用商品
前出し具の作動前位置への配置時に、周囲の部材に対し
て、前方側へ離脱可能とし、かつ、押出片部の軸部周方
向への回動を防止するように係合される係合部を配置さ
せる構成とすれば、フック用商品前出し具を作動前位置
に配置させておく場合に、係合部が押出片部の軸部周方
向への回動を防止するため、一層、商品陳列用フックに
安定して組み付けておくことができる。
【0015】さらにまた、回動防止部材として、押圧片
部の上端付近に、商品陳列用フックに配設されたカード
ホルダ用軸部に対して摺動可能に係合するガイド部を配
置させる構成とすれば、押圧片部がカードホルダ用軸部
と軸部との二点で支持されることとなるため、押圧片部
の軸部周方向への回動を抑えることができ、かつ、商品
前出し時にも、一層、安定して商品を前出しすることが
できる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。
【0017】なお、実施形態では、本発明のフック用商
品前出し具を取り付ける商品陳列用フックとして、図5
に示すカードホルダ付商品陳列用フック1を例に採り説
明するが、本発明のフック用商品前出し具を取り付け可
能な商品陳列用フックとしては、これに限られるもので
はなく、カードホルダを備えない商品陳列用フック等に
も、本発明のフック用商品前出し具は使用できる。
【0018】実施形態のフック用商品前出し具11を取
り付けるカードホルダ付商品陳列用フック1は、図5に
示すように、後部側に、フックバーBに係止される断面
逆U字形状のブラケット3と、ブラケット3の上面に前
後方向に固着されて商品を吊り下げる軸部4と、カード
ホルダ用軸部5と、を備えて構成されている。軸部4
は、ブラケット3から水平方向に延びる水平部4aと、
水平部4aの前部側で斜め上方に延びる傾斜部4bと、
を備えて構成されている。カードホルダ用軸部5は、軸
部4の上方で軸部4の水平部4aに沿って配置される横
杆部5aと、横杆部5aの後端から下方へ延びてブラケ
ット3に固着される縦杆部5bと、を備えて構成されて
いる。横杆部5aの前端部には、カードホルダ6が取り
付けられている。
【0019】第一実施形態のフック用商品前出し具11
(以下、「商品前出し具」と省略する)を図1・2に示
す。
【0020】この商品前出し具11は、商品Sの背面側
に配置可能に下方に突出して形成される押圧片部13
と、押圧片部13の上端から前方に突出して形成され、
前端付近に把持部27を備える横板部26と、を備え
る。なお、押圧片部13は、ポリプロピレンやポリ塩化
ビニル等の合成樹脂で形成されており、横板部26及び
把持部27は、ポリカーボネートやアクリル樹脂等の透
明な合成樹脂で形成されている。
【0021】押圧片部13は、図3・4に示すように、
商品Sを押圧する押圧片部本体14と、押圧片部本体1
4の上方に配置されて横板部26を固定する固定部21
とを備えている。押圧片部本体14は、連結板部15
と、連結板部15の前後方向の両端部から下方に突出し
て配置される前・後板部16・17を備えている。連結
板部15には、左右方向の中央付近が、断面略半円状に
突出して、下面側から軸部4の水平部4bを挿通可能な
軸部挿通凹部15aが前後方向に全長にわたって形成さ
れている。そして、前板部16及び後板部17には、図
2〜4に示すように、軸部挿通凹部15aと連通され
て、かつ、上面が軸部挿通凹部15aと同一面を形成す
る長円状の挿通孔18・18が配置されている。
【0022】後板部17は、前板部16よりも下方に突
出して形成されており、後板部17の下端付近には、後
方へ突出する突出部17aが形成されている。突出部1
7a内部には、図2に示すように、略直方体状の金属製
の錘体19が埋設されている。この錘体19の重量と配
置位置は、把持部27の上面がカードホルダ6の下端付
近に常に当接できるように設定されている。
【0023】また、前板部16の前面側は、商品前出し
時に商品を押圧する押圧面部16aとされている。固定
部21は、連結板部15の左右方向の両端部から上方に
突出して、相互に対向して配置される2つの側壁部22
・22と、側壁部22・22の上端近傍に、略水平方向
に配置される固定板部23と、を備えている。固定板部
23は、横板部26を固定するものであり、図2に示す
ように、前方上方に向かって僅かに傾斜している。ま
た、側壁部22・22の上端には、横板部26のはずれ
を防止する係止突起22a・22aが、相互に接近する
ように形成されている。そして、固定板部23の上面中
央付近には、上方に突出して横板部26を位置決めする
固定突起23aが形成されている。
【0024】横板部26は、図5に示すように、軸部4
の水平部4aよりも若干短い長尺板状に形成されてお
り、後端付近に、押圧片部13の固定板部23に形成さ
れた固定突起20aに嵌合可能な固定穴部26aを備え
ている。そして、横板部26は、固定穴部26aに固定
突起20aを嵌合させ、係止突起22a・22aに上端
面を係止させて、押圧片部13の固定板部23に、後端
が固定されている。また、横板部26の前端付近には、
上方に向かって湾曲して形成される把持部27が形成さ
れている。
【0025】第一実施形態の商品前出し具11は、図5
に示すように、軸部4を押圧片部13に形成される挿通
孔18・18及び軸部挿通凹部15aに挿通させて、カ
ードホルダ付商品陳列用フック1に取り付け、その後、
押圧片部13の前方側に商品Sを陳列して使用する。そ
して、陳列されている商品Sが少なくなれば、図6に示
すように、把持部27を手前側に引き、押圧片部13
を、軸部4に沿ってスライドさせるようにして前方側に
移動させ、押圧片部13における押圧面部16aで商品
Sを押圧して、前方側に押し出すことができる。このと
き、押圧片部13の下端付近には、錘体19が配置され
ているため、押圧片部13の重心が下方に位置すること
となり、押圧片部13の軸部4周方向への回動を極力抑
えることができ、かつ、商品S前出し時にも、安定して
商品Sを前出しすることができる。
【0026】従って、実施形態の商品前出し具11は、
フックバーBに既に取り付けられている商品陳列用フッ
ク1に対して、容易に後から組み付けることができ、か
つ、安定して商品を前出しすることができる。
【0027】なお、図例では押圧面部16aで商品Sを
押圧しているが、陳列する商品の形状によっては、後板
部17の前面側で商品Sを押圧して押し出す場合もあ
る。
【0028】また、実施形態では、錘体19が、後板部
17の下端付近において後方に突出するように配置され
て、把持部27の上面がカードホルダ6の下端付近に常
に当接するように構成されているため、押圧片部13の
軸部4周方向へふらつくような回動を防ぐことができ
て、商品Sの前出し作業を行わない場合にも、商品前出
し具11を、商品陳列用フック1に対して安定して組み
付けておくことができる。
【0029】次に、本発明の第二実施形態である商品前
出し具31について説明をする。この商品前出し具31
は、図7・8に示すように、第一実施形態と同様に、押
圧片部33と、横板部26と、把持部27と、を備え、
さらに、押圧片部33の後部側に、付勢手段47を配置
させる構成である。付勢手段47は、実施形態の場合、
フックバーBに上方から嵌合される取付基部48と、押
圧片部33と取付基部48との間に配置されるコイルば
ね60と、からなる構成である。さらに、取付基部48
は、後述する押圧片部33に形成される係合部(回動防
止部材)44を係合させる被係合部ともなる。なお、横
板部26及び把持部27は、第一実施形態と同様の構成
であるため、同一の図符号を付して、説明を省略する。
【0030】押圧片部33は、第一実施形態と同様、図
9に示すように、商品Sを押圧する押圧片部本体34
と、押圧片部本体34の上方に配置されて横板部26を
固定する固定部37と、を備えている。押圧片部本体3
4は、連結板部35と、連結板部35の前後方向の両端
部から下方に突出して配置される前・後板部36・37
と、を備えている。連結板部35には、前述の実施形態
と同様に、軸部挿通凹部35aが前後方向に全長にわた
って形成されている。そして、前板部16及び後板部1
7には、前述の実施形態と同様に、挿通孔38・38
が、それぞれ形成されている。後板部37は、前板部3
6よりも下方に突出して形成されており、後板部37の
下端付近には、後方へ突出する突出部37aが形成され
て、突出部37a内部には、錘体19が埋設されてい
る。また、前板部36の前面側は、商品前出し時に商品
を押圧する押圧面部36aとされている。固定部41
は、連結板部35の左右方向の両端部から上方に突出し
て、相互に対向して配置される2つの側壁部42・42
と、側壁部42・42の上端近傍に、略水平方向に配置
される固定板部43とを備えている。側壁部42・42
の内側面の後端付近には、後方に突出する係合部(回動
防止部材)としての突出片44・44が、それぞれ形成
されている。この突出片44は、押圧片部33が取付基
部48側に付勢されている状態で、図14に示すよう
に、後述する取付基部48の側壁部56の内側面、天井
壁部57の下面及び連結板部51の上面に、それぞれ当
接して取付基部48内に係合されるものであり、押圧片
部33の軸部4周方向への回動を抑えている。この突出
片44は、取付基部48に対して、商品前出し時には、
前方側へ離脱可能に係合されている。側壁部42・42
の上端には、横板部26のはずれを防止する係止突起4
2a・42aが、相互に接近するように形成されてい
る。そして、固定板部43の上面中央付近には、上方に
突出して横板部26を位置決めする固定突起43aが形
成されている。また、固定板部43の下面の前端側中央
付近には、コイルばね60の前端を係止するコイルばね
固定部45が、下方に突出して形成されている。
【0031】取付基部48は、図10・12に示すよう
に、フックバーBに嵌合される本体部50と、本体部5
0の上方に配置されてコイルばね60を係止する固定部
55と、を備えている。本体部50は、略水平方向に配
置される長方形板状の連結板部51と、その四隅付近か
ら下方へ突出する4本の脚部52と、を備えて、前側の
脚部52Aが後側の脚部52Bよりも長く形成されてい
る。そして、各脚部52は、図11に示すように、断面
略L字形状若しくは逆L字形状に形成されており、前後
の脚部52A・52B間に形成される凹溝53をフック
バーBに嵌合させる部位とするものである。また、後側
の脚部52Bの後端側は、図12に示すように、下端付
近が切り欠かれて切欠凹部52aが形成されている。固
定部55は、連結板部51の短手方向の端部付近に対向
して配置される2つの側壁部56・56と、側壁部56
・56の上端付近に、略水平方向に配置される天井壁部
57とを備えている。天井壁部57の下面の後端側中央
付近には、コイルばね60の後端を係止するコイルばね
固定部58が、下方に突出して形成されている。そし
て、連結板部51及び天井壁部57の後端部中央付近に
は、カードホルダ用軸部5の縦杆部5bを配置させるた
めの半円状の切欠凹部51a、57aが、それぞれ、形
成されている。なお、脚部52Bの後部側下端付近に形
成される切欠凹部52aは、商品陳列用フック1のブラ
ケット3への嵌合作業を容易にするために形成されてい
るものである。
【0032】本実施形態の商品前出し具31は、軸部4
を押圧片部33に形成される挿通孔38・38及び軸部
挿通凹部35aに挿通させ、取付基部48を、図13に
示すように、前方側から、ブラケット3を覆うようにフ
ックバーBに嵌合させて、カードホルダ付商品陳列用フ
ック1に取り付けることができ、その後、押圧片部33
の前方側に商品Sを陳列して使用する。そして、陳列さ
れている商品Sが少なくなれば、図14に示すように、
把持部27を手前側に引き、押圧片部33を、軸部4に
沿ってスライドさせるようにして前方側に移動させて、
押圧片部33における押圧面部36aで商品Sを押圧し
て、前方側に押し出すことができる。そして、商品Sを
前出しした後、把持部27を離せば、コイルばね60の
付勢力により、押圧片部33を自動的に復帰させること
ができるため、便利に使用できる。
【0033】なお、第二実施形態の商品前出し具31で
は、押圧片部33における側壁部39・39の内側面の
後端付近に、後方に突出する2つの突出片44・44
が、それぞれ形成され、取付基部48の側壁部56の内
側面、天井壁部57の下面及び連結板部51の上面に、
それぞれ当接して取付基部48内に係合されている。こ
のような構成とすれば、押圧片部33の軸部4周方向へ
の回動を抑えることができる。なお、実施形態では突出
片44は2つ配置されているが、どちらか一方の側壁部
39に形成する構成としてもよく、さらには、突出片を
取付基部48に形成して、押圧片部33の側壁部42の
内側面、固定板部43の下面及び連結板部35の上面
に、それぞれ当接させて、押圧片部33の軸部4周方向
への回動を抑える構成としてもよい。勿論、上記点を考
慮しなければ、この突出片44を形成しない構成として
もよい。また、第一実施形態の商品前出し具にも、係合
部として、押圧片部の後端から、後方側へ突出する突出
片を形成してもよい。この突出片を、例えば、フックバ
ーの上面に当接可能な形状として、商品前出し時には前
方側へ離脱可能な構成とすれば、同様の効果が得られ
る。
【0034】また、第二実施形態では、押圧片部33と
取付基部48との間に、コイルばね60が配置されてい
るが、コイルばね60の代わりに、例えば、ゴム紐等の
弾性体を配置させる構成としてもよい。さらに、図15
に示すように、取付基部48を配置させずに、コイルば
ね60の端部を、直接縦杆部5bに係止させて固定する
構成としてもよい。
【0035】また、本発明では、押圧片部本体14・3
4が、それぞれ、前板部16・36と、後板部17・3
7と、両者を連結する連結板部15・35と、からなる
構成とされているため、軸部4と挿通孔18(軸部挿通
凹部15a)との接触面積が大きく、商品陳列用フック
1に対して安定して組み付けておくことができる。しか
し、この点を考慮しなければ、例えば、押圧片部とし
て、略矩形板状の押圧片部本体に挿通孔を形成して、上
端付近に横板部を連結させる構成のものを使用してもよ
い。
【0036】さらに、商品前出し具61として、図15
に示すように、固定部41の上方に、カードホルダ用軸
部5の横杆部5aに摺動可能に係合されるフック状のガ
イド部64を備える構成の押圧片部63を用いたものを
使用してもよい。ガイド部64は、軸部4を押圧片部3
3に形成される挿通孔38に挿通させた後、開口部64
aを拡開させるようにガイド部64を撓ませて、横杆部
5aに係合させるものであり、その内径は、横杆部5a
に対して摺動可能な内径とされている。このような構成
とすれば、押圧片部63がカードホルダ用軸部5の横杆
部5aと軸部4の水平部4aとの二点で支持されること
となるため、押圧片部63の軸部4周方向への回動を一
層抑えることができ、かつ、商品前出し時にも、さらに
安定して商品を前出しすることができる。なお、図15
では、押圧片部63の下端付近に錘体19が後方に突出
して配置されているが、押圧片部として、錘体を備えな
い構成としてもよい。
【0037】さらにまた、商品前出し具71として、図
16に示すように、略矩形板状の押圧片部本体74に挿
通孔75を形成して、上端付近に横板部26を連結させ
る構成の押圧片部73を用いたものを使用してもよい。
この商品前出し具71は、押圧片部本体74の下端付近
に、後方へ突出する突出部74aが形成されて錘体19
が埋設されており、押圧片部73の上方に、カードホル
ダ用軸部5の横杆部5aに摺動可能に係合されるフック
状のガイド部76が形成されている。ガイド部76は、
上記のガイド部64と同様に、横杆部5aに対して摺動
可能な内径として、開口部76aを拡開させるようにガ
イド部76を撓ませて、横杆部5aに係合させるもので
ある。また、挿通孔75は、軸部4の水平部4aを側方
から挿入させることが可能なように、側方が開口とされ
た略逆L字形状に形成されている。このような構成とす
れば、挿通孔75の開口から軸部4の水平部4aを挿通
させて、水平部4aの上面側を挿通孔75の上側内周面
に当接させると同時に、ガイド部76を、開口部76a
を拡開させるように撓ませて、横杆部5aに係合させる
ことにより、商品前出し具71を、商品陳列用フック1
の側方から取り付けることが可能となる。そのため、商
品陳列用フック1への取付作業が容易となる。また、取
付後には、押圧片部73がカードホルダ用軸部5の横杆
部5aと軸部4の水平部4aとの二点で支持されること
となるため、押圧片部73の軸部4周方向への回動を抑
えることができ、かつ、商品S前出し時にも、一層、安
定して商品を前出しすることができることとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態である商品前出し具の斜
視図
【図2】図1の商品前出し具の軸方向に沿った断面図
【図3】図1の商品前出し具における押圧片部の斜視図
【図4】図3の押圧片部の背面図
【図5】図1の商品前出し具を商品陳列用フックに取り
付けた状態を示す斜視図
【図6】図1の商品前出し具を用いた商品の前出し作業
を示す側面図
【図7】本発明の第二実施形態である商品前出し具の斜
視図
【図8】図7の商品前出し具の軸方向に沿った断面図
【図9】図7の商品前出し具における押圧片部の後方側
から見た斜視図
【図10】図7の商品前出し具における取付基部の斜視
【図11】図10の取付基部の底面図
【図12】図10の取付基部の背面図
【図13】図7の商品前出し具を商品陳列用フックに取
り付ける取付方法を示す斜視図
【図14】図7の商品前出し具を用いた商品の前出し作
業を示す側面図
【図15】他の実施形態である商品前出し具を商品陳列
用フックに取り付けた状態を示す斜視図
【図16】さらに他の実施形態である商品前出し具を商
品陳列用フックに取り付けた状態を示す斜視図
【符号の説明】
11、31、61、71 商品前出し具 13、33、63、73 押圧片部 18、38、75 挿通孔 19 錘体 26 横板部 27 把持部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 商品陳列用フックの軸部に吊り下げられ
    て前後方向に陳列された商品を前方側に移動可能に、前
    記商品陳列用フックの軸部に対して、着脱可能に取り付
    けられるフック用商品前出し具であって、 前記商品の背面側に配置可能に下方に突出し、前記軸部
    を挿通可能な挿通孔を備える押圧片部と、該押圧片部の
    上端付近から前方に突出して形成され、前端付近に把持
    部を備える横板部と、を備えて、前記挿通孔に前記軸部
    を挿通させて前記商品陳列用フックに取り付けられるよ
    うに構成され、 さらに、前記押圧片部若しくは前記横板部に配設され
    て、前記押圧片部の前記軸部周方向への回動を防止する
    回動防止部材を備えて、構成されていることを特徴とす
    るフック用商品前出し具。
  2. 【請求項2】 前記押圧片部の後部側には、前記押圧片
    部を後部側に付勢する付勢手段が配置されていることを
    特徴とする請求項1記載のフック用商品前出し具。
  3. 【請求項3】 前記回動防止部材が、前記押圧片部の下
    端付近に配置される錘体であることを特徴とする請求項
    1又は2記載のフック用商品前出し具。
  4. 【請求項4】 前記商品陳列用フックの先端付近に設け
    られたカードホルダの下端付近に、前記把持部の上面が
    当接するように、前記錘体が、前記押圧片部の下端付近
    から後方に突出して配設されていることを特徴とする請
    求項3記載のフック用商品前出し具。
  5. 【請求項5】 前記回動防止部材が、フック用商品前出
    し具の作動前位置への配置時に、周囲の部材に対して、
    前方側へ離脱可能とし、かつ、前記押圧片部の前記軸部
    周方向への回動を防止するように係合される係合部であ
    ることを特徴とする請求項1、2、3又は4記載のフッ
    ク用商品前出し具。
  6. 【請求項6】 前記回動防止部材が、前記押圧片部の上
    端付近若しくは前記横板部の上面に配設されて、前記商
    品陳列用フックに配設されたカードホルダ用軸部に対し
    て摺動可能に係合するガイド部であることを特徴とする
    請求項1、23、4又は5記載のフック用商品前出し
    具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8823355B2 (en) 2009-02-19 2014-09-02 Inventory Systems Gmbh Feed device for the automatic shifting of objects and method for detecting a movement of a feed unit in a feed device

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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