JP3059551U

JP3059551U - 収納ラック付チェスト

Info

Publication number: JP3059551U
Application number: JP1998009995U
Authority: JP
Inventors: 晋小林
Original assignee: Iris Ohyama Inc
Current assignee: Iris Ohyama Inc
Priority date: 1998-12-01
Filing date: 1998-12-01
Publication date: 1999-07-09
Anticipated expiration: 2004-12-01

Abstract

(57)【要約】【課題】チェスト本体の側面に有効な収納スペースを
確保し、チェスト本体には収納できない平面状の収納物
や小物等を能率良く収納できるものとする。【解決手段】チェスト本体Ｐの側面に着脱可能に吊掛
される矩形箱状に形成された収納ラック体１を有する。
この収納ラック体１は、矩形状の正面部２と、底面部３
と、両側面部４とが夫々組み合わされて上部が収納開口
部５となってトレー枠状に形成されていて、前記両側面
部４の収納開口部５側には、先端が背面開放側から外方
へ向けられた短尺のアーム６を突設し、該アーム６に
は、チェスト本体Ｐの側面に形成した一対の穴部１０ま
たは突起に着脱可能に係着される突起状のフック部７ま
たは凹部を形成する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、チェスト本体の側面に着脱可能に吊掛され、マガジン雑誌、ファイル等の平面状の収納物や小物等を収納するための収納ラック付チェストに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、チェスト本体と収納ラックとは、夫々別体に形成されているものであって、チェスト本体の側面に収納スペースを確保した物は存在しなかった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

そのため、従来は、チェスト本体に入れられないマガジン雑誌、ファイルフォルダー等の平面状の収納物や小物等は、別のマガジンラック等を用意し、そこに入れておかなければならなかった。

【０００４】また、平面状の収納物をチェスト本体の引き出し内に無理に押し込むと収納物が変形したり折れ込んでしまい、使用上非常に不便であった。

【０００５】そこで本考案は、叙上のような従来存した問題点に鑑み創案されたもので、チェスト本体に入れられないマガジン雑誌、ファイルフォルダー等の平面状の収納物や小物等を能率良く収納できるように、チェスト本体の側面に収納スペースを確保して、使い勝手の良い収納ラック付チェストを提供することを目的としたものである。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

このため、本考案にあっては、チェスト本体Ｐの側面に着脱可能に吊掛される矩形箱状に形成された収納ラック体１を有したことで、上述した課題を解決した。

【０００７】また、前記収納ラック体１は、矩形状の正面部２と、底面部３と、両側面部４とが夫々組み合わされて上部が収納開口部５となってトレー枠状に形成されていて、前記両側面部４の収納開口部５側には、先端が背面開放側から外方へ向けられた短尺のアーム６を突設し、該アーム６には、チェスト本体Ｐの側面に形成した一対の穴部１０または突起に着脱可能に係着される突起状のフック部７または凹部を形成したことで、同じく上述した課題を解決した。

【０００８】そして、前記フック部７は、小径突起部７Ａの先端に円環状のフランジ部７Ｂを有して成り、前記穴部１０は、フランジ部７Ｂを挿入させる大径穴部１０Ａと、小径突起部７Ａを嵌合させるよう当該小径突起部７Ａと略同径の小径穴部１０Ｂとが夫々同一方向に向けて連通形成されていることで、同じく上述した課題を解決した。

【０００９】さらに、前記収納ラック体１の背面開放側には、収納物落下防止用の板材８または棒材９を付設させたことで、同じく上述した課題を解決した。

【００１０】また、前記収納ラック体１の両側面部４には、ハンギングフォルダー１１の両端にある吊掛部１１Ａを掛架させるようにしたことで、同じく上述した課題を解決した。

【００１１】本考案に係る収納ラック付チェストにあっては、収納ラック体１の両側面部４の収納開口部５側には夫々内方に向けて対向し、且つ先端が背面開放側から外方へ向けられた短尺のアーム６を突設し、該アーム６先端の下面には、チェスト本体Ｐの側面に形成した一対の穴部１０に着脱可能に係着される突起状のフック部７または凹部を形成したことで、収納ラック体１の底面部３側がその自重によりチェスト本体Ｐ側に寄せ付けられ、収納ラック体１を安定的な状態で吊掛保持させる。

【００１２】また、収納ラック体１のフック部７のフランジ部７Ｂを、チェスト本体Ｐの側面に形成した一対の穴部１０に挿入させ、小径突起部７Ａが小径穴部１０Ｂ内に嵌合させる位置まで一方向にスライドさせることにより、収納ラック体１をチェスト本体Ｐに安定的に保持させる。

【００１３】さらに、収納ラック体１の背面開放側に配した収納物落下防止用の板材８または棒材９は、何らかの反動で収納ラック体１の底面部３がチェスト本体Ｐから離反されたとしても収納物をしっかりと保持し、落下させない。

【００１４】また、収納ラック体１の両側面部４にハンギングフォルダー１１の両端にある吊掛部１１Ａを夫々掛架させることで、収納スペースの有効利用を可能にさせる。

【００１５】

【考案の実施の形態】

以下、図面を参照して本考案の一実施の形態を説明する。本考案は、図１に示すように、合成樹脂製のチェスト本体Ｐの引き出し方向に沿っての側面両脚部２１を連結させた横枠部２０に、着脱可能に吊掛される矩形箱状に形成された合成樹脂製の収納ラック体１を有している。

【００１６】この収納ラック体１は、図３に示すように、矩形状の正面部２と、細長の底面部３と、細長の両側面部４とが夫々組み合わされて上部が収納開口部５となり且つ背面側が開放されている縦長のトレー枠状に形成されている。

【００１７】また、前記両側面部４の収納開口部５側には、前記チェスト本体Ｐの側面両脚部２１間に導入されるように夫々内方に向けて対向し、且つ先端が背面開放側から外方へ向けられた短尺で略Ｌ字形状のアーム６を突設している。このアーム６６先端の下面には、図２に示すように、チェスト本体Ｐの側面の横枠部２０上面に形成した一対の穴部１０に着脱可能に係着される突起状のフック部７を形成してある。

【００１８】そして、前記フック部７は、小径突起部７Ａの先端に円環状のフランジ部７Ｂを有して成り、前記穴部１０は、フランジ部７Ｂを挿入させる大径穴部１０Ａと、小径突起部７Ａを嵌合させるよう当該小径突起部７Ａと略同径の小径穴部１０Ｂとが夫々同一方向に向けて連通形成されている。また、アーム６先端の上面には、チェスト本体Ｐ側に向けて補強用のリブ１２を形成してある。さらに、前記収納ラック体１の背面開放側には、収納物落下防止用の板材８または棒材９を付設させてある。

【００１９】尚、この収納物落下防止用の板材８または棒材９を削除しても十分に収納物落下防止機能を発揮させるものである。また、図示による説明を省略するが、横枠部２０上面に一対の穴部１０を形成する代わりに突起を設け、これに対向してアーム６先端の下面に凹部を設けることにより、アーム６の凹部を横枠部２０の突起に嵌合させてチェスト本体Ｐに収納ラック体１を固定するようにしても良い。

【００２０】次に、本考案の使用の一例を説明する。例えば、図２に示すように、収納ラック体１のアーム６をチェスト本体Ｐの側面の両脚部２１の間に置き、アーム６の両フック部７のフランジ部７Ｂを、チェスト本体Ｐの側面の両脚部２１を連結する横枠部２０上面に形成した一対の穴部１０に挿入する。そして、小径突起部７Ａが小径穴部１０Ｂ内に嵌合する位置まで一方向に水平スライドさせることにより、収納ラック体１をチェスト本体Ｐに安定的に保持させる。このとき、収納ラック体１の底面部３側がその自重によりチェスト本体Ｐ側に寄せ付けられ、両側面部４の縁部がチェスト本体Ｐの側面脚部２１に夫々当接し、収納ラック体１が安定的な状態で吊掛保持されるのである（図１参照）。

【００２１】また、図５に示すように、前記収納ラック体１の両側面部４に、ハンギングフォルダー１１の両端に設けた吊掛部１１Ａを掛架させて使用しても良い。

【００２２】

【考案の効果】本考案は以上のように構成されており、チェスト本体Ｐの側面に着脱可能に吊掛される矩形箱状に形成された収納ラック体１を有したことで、特にチェスト本体Ｐに収納不可能なマガジン雑誌、ファイルフォルダー等の平面状の収納物や小物等を能率良く収納させることができ、チェスト本体１の側面に有効な収納スペースを確保することができる。

【００２３】また、収納ラック体１の両側面部４の収納開口部５側には、先端が背面開放側から外方へ向けられた短尺のアーム６を突設し、該アーム６には、チェスト本体Ｐの側面に形成した一対の穴部１０または突起に着脱可能に係着される突起状のフック部７または凹部を形成したことで、収納ラック体１の底面部３側がその自重によりチェスト本体Ｐ側に寄せ付けられ、収納ラック体１を安定的な状態で吊掛保持することができる。

【００２４】そして、フック部７は、小径突起部７Ａの先端に円環状のフランジ部７Ｂを有して成り、前記穴部１０は、フランジ部７Ｂを挿入させる大径穴部１０Ａと、小径突起部７Ａを嵌合させるよう当該小径突起部７Ａと略同径の小径穴部１０Ｂとが夫々同一方向に向けて連通形成されていることで、収納ラック体１のフック部７のフランジ部７Ｂを、チェスト本体Ｐの側面に形成した一対の穴部１０に挿入させ、小径突起部７Ａが小径穴部１０Ｂ内に嵌合する位置まで一方向にスライドさせることにより、収納ラック体１をチェスト本体Ｐに安定的に保持することができる。

【００２５】さらに、収納ラック体１の背面開放側には、収納物落下防止用の板材８または棒材９を付設させたことで、何らかの反動で収納ラック体１の底面部３がチェスト本体Ｐから離反しても収納物をしっかりと保持して落下させない。

【００２６】また、収納ラック体１の両側面部４にハンギングフォルダー１１の両端にある吊掛部１１Ａを夫々掛架させることで、収納ラック体１の収納スペースを任意に複数分割し、使い勝手を向上できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施の形態を示す使用状態の斜視図
である。

【図２】同じくチェスト本体と収納ラック体の組み付け
状態を示す一部拡大分解斜視図である。

【図３】本考案の一実施の形態における収納ラック体を
示し、（ａ）は斜め正面側から見た斜視図、（ｂ）は斜
め背面側から見た斜視図である。

【図４】本考案の収納ラック体の背面に棒材と板材を取
り付けた例を示す斜視図である。

【図５】収納ラック体にハンギングフォルダーを掛架し
た使用状態を示す分解斜視図である。

【符号の説明】

１…収納ラック体２…正面部３…底面部４…側面部５…収納開口部６…アーム７…フック部７Ａ…小径突起部７Ｂ…フランジ部８…板材９…棒材１０…穴部１０Ａ…大径穴部１０Ｂ…小径穴
部１１…ハンギングフォルダー１１Ａ…吊掛部１２…リブ２０…横枠部２１…両脚部Ｐ…チェスト
本体

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】チェスト本体の側面に着脱可能に吊掛さ
れる矩形箱状に形成された収納ラック体を有することを
特徴とする収納ラック付チェスト。
【請求項２】前記収納ラック体は、矩形状の正面部
と、底面部と、両側面部とが夫々組み合わされて上部が
収納開口部となってトレー枠状に形成されていて、前記
両側面部の収納開口部側には、先端が背面開放側から外
方へ向けられた短尺のアームを突設し、該アームには、
チェスト本体の側面に形成した一対の穴部または突起に
着脱可能に係着される突起状のフック部または凹部を形
成してあることを特徴とする請求項１記載の収納ラック
付チェスト。
【請求項３】前記フック部は、小径突起部の先端に円
環状のフランジ部を有して成り、前記穴部は、フランジ
部を挿入させる大径穴部と、小径突起部を嵌合させるよ
う当該小径突起部と略同径の小径穴部とが夫々同一方向
に向けて連通形成されていることを特徴とする請求項１
または２記載の収納ラック付チェスト。
【請求項４】前記収納ラック体の背面開放側には、収
納物落下防止用の板材または棒材を付設させたことを特
徴とする請求項１乃至３のいずれか記載の収納ラック付
チェスト。
【請求項５】前記収納ラック体の両側面部には、ハン
ギングフォルダーの両端にある吊掛部を掛架させるよう
にしたことを特徴とする請求項１乃至４のいずれか記載
の収納ラック付チェスト。
【請求項６】チェスト本体の引き出し方向の側面に着
脱可能に吊掛される矩形箱状に形成された収納ラック体
であって、前記収納ラック体は、矩形状の正面部と、底
面部と、両側面部とが夫々組み合わされて上部が収納開
口部となってトレー枠状に形成されていて、前記両側面
部の収納開口部側には夫々内方に向けて対向し、且つ先
端が背面開放側から外方へ向けられた短尺で略Ｌ字形状
のアームを突設し、該アーム先端の下面には、チェスト
本体の側面に形成した一対の穴部に着脱可能に係着され
る突起状のフック部を形成し、前記フック部は、小径突
起部の先端に円環状のフランジ部を有して成り、前記穴
部は、フランジ部を挿入させる大径穴部と、小径突起部
を嵌合させるよう当該小径突起部と略同径の小径穴部と
が夫々同一方向に向けて連通形成されていることを特徴
とする収納ラック付チェスト。