JP2001339612A - 画情報通信装置 - Google Patents

画情報通信装置

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JP2001339612A JP2000157726A JP2000157726A JP2001339612A JP 2001339612 A JP2001339612 A JP 2001339612A JP 2000157726 A JP2000157726 A JP 2000157726A JP 2000157726 A JP2000157726 A JP 2000157726A JP 2001339612 A JP2001339612 A JP 2001339612A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 必要最低限のメモリ容量で多重通信を実現す
ることができる画情報通信装置を提供すること。 【解決手段】 各通信ユニットにおける通信時に使用さ
れ、それぞれが1または複数の参照ラインを参照して画
像データの符号化・復号化を行う符号化復号化器群と、
それら符号化復号化器により共用される、多重通信に必
要な数のメモリブロックにより構成されるメモリブロッ
ク群と、前記各符号化復号化器のそれぞれについて、動
作開始時に、前記メモリブロック群を構成する各メモリ
ブロックのうちの空いているものを参照ライン保持用に
割り付ける一方、動作終了時に、それまで使用させてい
たメモリブロックの割り付けを解除する動的メモリ割付
管理手段とを備えたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、G3ファクシミリ
装置、G4ファクシミリ装置、ネットワークファクシミ
リ装置等の画情報通信装置に関し、特に、複数の通信ユ
ニットを備え、それらの各通信ユニットを使用して、画
像データを所定の符号化方式で符号化して得られた符号
化画像データを相手先に送信する一方、相手先から受信
した符号化画像データを所定の復号化方式で復号化して
元の画像データを得る多重通信が可能な画情報通信装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のファクシミリ装置等の画情報通信
装置に搭載される、符号化復号化器は、画像データの符
号化・復号化を行う際に、符号化効率の向上のために、
現在処理中のラインに属する画素のみならず、隣接する
1つまた複数のラインに属する隣接画素をも参照して符
号化復号化を行う必要があるため、内部または外部に、
参照ライン保持のためのメモリを必要とする。具体的に
は、例えば、G3ファクシミリ等に適用される、MH方
式では、一次元符号化方式なので参照ラインを必要とし
ないが、二次元符号化方式であるMR、MMR方式で
は、現ラインの直前の1ラインを参照する必要があり、
同じく、JBIG方式では、現ラインの直前の2または
3ラインを参照する必要がある。
【0003】また、通常のファクシミリ装置等の画情報
通信装置においては、網制御部、モデムを含む通信制御
部等の相手先との通信に必要な通信ユニットを、1ユニ
ットのみ備え、同時に1つの送信または受信の通信にの
み対応できるものが普通であるが、複数の通信ユニット
を備え、同時に複数の送信または受信の通信に対応した
多重通信が可能なものもある。
【0004】一方、特定の通信ユニットを使用して行わ
れる実際の通信時における符号化方式は、相手先装置が
対応している符号化復号化方式に適合させる必要がある
ため、特定の通信ユニットを使用して行われる通信にお
いて実行される可能性のある各方式用の符号化復号化器
を備える必要があり、全通信ユニット数以上の符号化復
号化器が必要となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そのため、通信ユニッ
トにより使用中でない符号化復号化器用の参照ライン保
持のためのメモリは未使用状態となり、参照ライン保持
用のメモリを有効利用できないという問題点があった。
【0006】もっとも、異なる符号化方式の参照ライン
を共通のメモリ領域に割り付る技術は知られてはいるが
(例えば、特開平11−122498号公報参照)、そ
の公知技術では、参照ライン保持用のメモリを、多数の
符号化復号化器により共有使用することはできない。
【0007】本発明は係る事情に鑑みてなされたもので
あり、必要最低限のメモリ容量で多重通信を実現するこ
とができる画情報通信装置を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の画情報通信装置は、複数の通信ユ
ニットを備え、それらの各通信ユニットを使用して、画
像データを所定の符号化方式で符号化して得られた符号
化画像データを相手先に送信する一方、相手先から受信
した符号化画像データを所定の復号化方式で復号化して
元の画像データを得る多重通信が可能な画情報通信装置
において、前記各通信ユニットにおける通信時に使用さ
れ、それぞれが1または複数の参照ラインを参照して画
像データの符号化・復号化を行う符号化復号化器群と、
前記各符号化復号化器により共用される、多重通信に必
要な数のメモリブロックにより構成されるメモリブロッ
ク群と、前記各符号化復号化器のそれぞれについて、動
作開始時に、前記メモリブロック群を構成する各メモリ
ブロックのうちの空いているものを参照ライン保持用に
割り付ける一方、動作終了時に、それまで使用させてい
たメモリブロックの割り付けを解除する動的メモリ割付
管理手段とを備えたことを特徴とする。
【0009】請求項2に記載の画情報通信装置は、複数
の通信ユニットを備え、それらの各通信ユニットを使用
して、画像データを所定の符号化方式で符号化して得ら
れた符号化画像データを相手先に送信する一方、相手先
から受信した符号化画像データを所定の復号化方式で復
号化して元の画像データを得る多重通信が可能な画情報
通信装置において、前記各通信ユニットにおける通信時
に使用され、それぞれが1または複数の参照ラインを参
照して画像データの符号化・復号化を行う符号化復号化
器群と、前記各符号化復号化器により共用される、多重
通信に必要な数の1ライン分の容量のメモリブロックに
より構成されるメモリブロック群と、前記各符号化復号
化器のそれぞれについて、動作開始時に、前記メモリブ
ロック群を構成する各メモリブロックのうちの空いてい
るものを、前記各符号化復号化器の符号化復号化方式に
応じて必要となるライン数分だけ参照ライン保持用に割
り付ける一方、動作終了時に、それまで使用させていた
メモリブロックの割り付けを解除する動的メモリ割付管
理手段とを備えたことを特徴とする。
【0010】請求項3に記載の画情報通信装置は、複数
の通信ユニットを備え、それらの各通信ユニットを使用
して、画像データを所定の符号化方式で符号化して得ら
れた符号化画像データを相手先に送信する一方、相手先
から受信した符号化画像データを所定の復号化方式で復
号化して元の画像データを得る多重通信が可能な画情報
通信装置において、前記各通信ユニットにおける通信時
に使用され、それぞれが1または複数の参照ラインを参
照して画像データの符号化・復号化を行う符号化復号化
器群と、前記各符号化復号化器により共用される、多重
通信に必要な数の所定の主走査幅で所定の最低主走査画
素密度の1ライン分の容量のメモリブロックにより構成
されるメモリブロック群と、前記各符号化復号化器のそ
れぞれについて、動作開始時に、前記メモリブロック群
を構成する各メモリブロックのうちの空いているもの
を、前記各符号化復号化器の符号化復号化方式及び符号
化復号化対象画像データの主走査画素密度に応じて必要
となるライン数分だけ参照ライン保持用に割り付ける一
方、動作終了時に、それまで使用させていたメモリブロ
ックの割り付けを解除する動的メモリ割付管理手段とを
備えたことを特徴とする。
【0011】請求項4に記載の画情報通信装置は、複数
の通信ユニットを備え、それらの各通信ユニットを使用
して、画像データを所定の符号化方式で符号化して得ら
れた符号化画像データを相手先に送信する一方、相手先
から受信した符号化画像データを所定の復号化方式で復
号化して元の画像データを得る多重通信が可能な画情報
通信装置において、前記各通信ユニットにおける通信時
に使用され、それぞれが1または複数の参照ラインを参
照して画像データの符号化・復号化を行う符号化復号化
器群と、前記各符号化復号化器により共用される、多重
通信に必要な容量のメモリと、前記各符号化復号化器の
それぞれについて、動作開始時に、前記メモリの記憶領
域のうちの空き領域を参照ライン保持用に割り付ける一
方、動作終了時に、それまで使用させていた記憶領域の
割り付けを解除すると共に、前記各符号化復号化器の前
記メモリへのアクセスを調停して順番にアクセスさせる
動的メモリ割付管理手段とを備えたことを特徴とする。
【0012】請求項5に記載の画情報通信装置は、複数
の通信ユニットを備え、それらの各通信ユニットを使用
して、画像データを所定の符号化方式で符号化して得ら
れた符号化画像データを相手先に送信する一方、相手先
から受信した符号化画像データを所定の復号化方式で復
号化して元の画像データを得る多重通信が可能な画情報
通信装置において、前記各通信ユニットにより使用さ
れ、それぞれが1または複数の参照ラインを参照して画
像データの符号化・復号化を行う符号化復号化器群と、
前記各符号化復号化器により共用される、多重通信に必
要な容量のメモリと、前記各符号化復号化器のそれぞれ
について、動作開始時に、前記メモリの記憶領域のうち
の空き領域を前記各符号化復号化器の符号化復号化方式
に応じて必要となるライン数分だけ参照ライン保持用に
割り付ける一方、動作終了時に、それまで使用させてい
た記憶領域の割り付けを解除すると共に、前記各符号化
復号化器の前記メモリへのアクセスを調停して順番にア
クセスさせる動的メモリ割付管理手段とを備えたことを
特徴とする。
【0013】請求項6に記載の画情報通信装置は、複数
の通信ユニットを備え、それらの各通信ユニットを使用
して、画像データを所定の符号化方式で符号化して得ら
れた符号化画像データを相手先に送信する一方、相手先
から受信した符号化画像データを所定の復号化方式で復
号化して元の画像データを得る多重通信が可能な画情報
通信装置において、前記各通信ユニットにおける通信時
に使用され、それぞれが1または複数の参照ラインを参
照して画像データの符号化・復号化を行う符号化復号化
器群と、前記各符号化復号化器により共用される、多重
通信に必要な容量のメモリと、前記各符号化復号化器の
それぞれについて、動作開始時に、前記メモリの記憶領
域のうちの空き領域を前記各符号化復号化器の符号化復
号化方式及び符号化復号化対象画像データの主走査画素
密度に応じて必要となるライン数分だけ参照ライン保持
用に割り付ける一方、動作終了時に、それまで使用させ
ていた記憶領域の割り付けを解除すると共に、前記各符
号化復号化器の前記メモリへのアクセスを調停して順番
にアクセスさせる動的メモリ割付管理手段とを備えたこ
とを特徴とする。
【0014】請求項7に記載の画情報通信装置は、請求
項1、2、3、4、5または6のいずれかに記載の画情
報通信装置において、前記各符号化復号化器には、複数
の符号化復号化対象画像データを時分割処理して複数の
論理チャネルの符号化復号化処理を行うものがふくまれ
る一方、前記動的メモリ割付管理手段は、複数の論理チ
ャネルの符号化復号化処理を行う符号化復号化器につい
ては、各論理チャネルを個別の符号化復号化器とみなし
て前記メモリブロックの割付・解放を行うものであるこ
とを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら、
本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0016】先ず、図1は、本発明の実施の形態に係る
画像処理装置としてのファクシミリ装置1のブロック構
成を示している。
【0017】同図において、ファクシミリ装置1は、シ
ステム制御部2、ROM3、RAM4、スキャナ5、プ
ロッタ6、画像メモリ7、符号化復号化部8、操作表示
部9、10−0ないし10−lの複数の通信制御部、1
1−0ないし11−lの複数の網制御部、及び、システ
ムバス12により構成されている。なお、通信制御部1
0−p及び網制御部11−p(p=0、…、l)の組
は、通信ユニットを構成している。
【0018】システム制御部2は、ROM3書き込まれ
た制御プログラムに従って、RAM4を作業領域として
使用しながら、装置各部を制御するマイクロコンピュー
タである。
【0019】ROM3は、前述したように、システム制
御部2が上記装置各部を制御するための制御プログラム
やデータテーブルが記憶されているリードオンリメモリ
である。
【0020】RAM4は、前述したようにシステム制御
部2の作業領域として使用されるランダムアクセスメモ
リである。なお、RAM4は、図示しないバックアップ
用回路によりバックアップされており、装置電源遮断時
にも記憶内容は保持される。
【0021】スキャナ5は、原稿画像を、図示しないラ
インイメージセンサにより1主走査ライン単位で光学的
にスキャンして得られた画像データに画像処理を施し2
値化してシステムに渡すためのものである。
【0022】プロッタ6は、受信した画像データを、記
録出力したり、スキャナ5で読み取った画像データを、
記録出力(コピー動作)したりして、画像データを物理
的にイメージ化するためのものである。
【0023】画像メモリ7は、スキャナ5で読み取った
画像データを、メモリ送信するために一時的にファイル
として蓄積したり、受信した画像データを、プロッタ6
により記録するまでファイルとして一時的に蓄積したり
するためのものである。
【0024】符号化復号化部8は、送信画像データを、
G3ファクシミリに適合する、MH符号化方式、MR符
号化方式、MMR符号化方式、JPEG符号化方式等の
所定の符号化方式で符号化圧縮する一方、受信画像デー
タをMH符号化方式、MR符号化方式、MMR符号化方
式、JPEG符号化方式等に対応する所定の復号化方式
で復号伸長するものである。
【0025】操作表示部9は、相手先ファクシミリ番号
を指定するためのテンキー、送信スタートキー、ワンタ
ッチダイヤルキー、ファンクションキー、及び、その他
各種キーが配設される一方、液晶表示装置等の表示器を
備え、ユーザに知らせるべき装置の動作状態や、各種メ
ッセージを表示するものである。
【0026】通信制御部10−p(p=0、…、l)
は、互いに同一構成で、それぞれ、G3モデム機能を含
み、それぞれ網制御部11−p(p=0、…、l)を介
して公衆網に送信するデータを変調する一方、網制御部
11−p(p=0、…、l)を介して公衆網から受信し
た信号を復調するものである。また、通信制御部10−
p(p=0、…、l)は、ダイヤル番号に対応してDT
MF信号の送出も行う。網制御部11p(p=0、…、
l)は、公衆網に接続されて、通信制御部10−p(p
=0、…、l)への回線接続制御や、回線の直流ループ
の閉結・解放や、回線の極性反転の検出、回線解放の検
出、発信音の検出、ビジートーン(話し中)等のトーン
信号の検出、呼出信号の検出等の回線との接続制御や、
ダイヤルパルスの生成を行うものである。システムバス
12は、上記各部がデータをやり取りするための信号ラ
インである。
【0027】以上のように構成されるファクシミリ装置
1は、通信制御部10−p及び網制御部11−p(p=
0、…、l)により構成される複数(l+1個)の通信
ユニットのそれぞれが並行して同時的に送信または受信
の通信を行うことが可能である。
【0028】そのため、符号化復号化部8は、各通信ユ
ニットをそれぞれ使用した画像データの送受信に伴う符
号化・復号化に対応するため、複数チャンネルの符号化
・復号化の同時的を行う必要があり、また、各通信ユニ
ットを使用した通信において複数の符号化復号化方式の
うちのいずれかが適用される可能性があるため、1通信
ユニット当たり、符号化復号化方式が異なる複数の符号
化復号化器を備える必要があり、通信ユニット数以上の
数の符号化復号化器を備える必要がある。
【0029】以下、本実施の形態に係る符号化復号化部
8の構成の第1ないし第5例について説明する。
【0030】先ず、第1例の符号化復号化部8について
説明する。
【0031】図2に、第1例に係る符号化復号化部8の
具体的な構成について示す。
【0032】同図において、DCR81−0ないしDC
R81−nの各符号化復号化器は、各通信ユニットにお
ける画像データの送受信に関連してシステムバス12を
介して入力される未符号化画像データを符号化して得ら
れる符号化後画像データをシステムバス12を介して出
力し、または、システムバス12を介して入力される符
号化画像データを復号化して得られる画像データをシス
テムバス12を介して出力する。なお、以後の説明で、
DCR81−0ないしDCR81−nを特に区別しない
場合には単にDCR81と称する。他の構成についても
同様である。
【0033】各DCR81としては、1次元、2次元符
号化を行うDCRと、JBIG符号化を行うDCR等、
符号化方式の異なるものが個別に搭載され、装置に要求
される多重通信数に必要な数が搭載される。
【0034】各DCR81は、符号化・復号化の際に参
照するラインメモリが格納される、各DCR81で共用
のメモリブロック86−0ないし86−mの各メモリブ
ロックに、メモリ管理部80を介して参照ラインデータ
の入出力アクセスを行う。
【0035】メモリ管理部80は、DCR81−0ない
し81−nのそれぞれに対応したストローブ生成部82
−0ないし82−nとアドレス生成部83−0ないし8
3−nを備え、また、マルチプレクサ85及びメモリ設
定レジスタ84を備えていて、各メモリブロック83の
各DCR81への動的な割付及び割付解除を行う。
【0036】メモリ設定レジスタ84は、システム制御
部2からアクセスされて設定されるもので、搭載される
メモリブロック86−0ないし86−mの数と同数の設
定ワード数を持ち、各メモリブロック86と1対1に対
応していて、該当するメモリブロック86をどのDCR
81に割り当てて使用させるかを設定するものである。
【0037】システム制御部2は、多重通信の状況に応
じて、使用開始しようとするDCR81についてメモリ
設定レジスタ84に使用するメモリブロック86を設定
し、使用終了したDCR81については、それまで使用
していたメモリブロック86に対応してメモリ設定レジ
スタ84に「未使用」を示す番号を設定して、割り付け
を解除する。
【0038】なお、DCR81より参照される1つまた
は複数の参照ライン記憶のためのメモリブロック86の
総数(m+1)は、DCR81の総数(n+1)とは同
数ではなく、それよりも少ない、多重通信に必要な数で
ある。また、各メモリブロック86は、符号化復号化方
式の違いから参照ライン数が異なり得る各DCR81の
全てに割り付けられる可能性があるため、各DCR81
のうちの参照ライン数が最多のものに対応できるよう
に、その参照ライン数が最多のものが必要とするライン
数分の容量を備える。
【0039】図3に第1例におけるメモリ設定レジスタ
84の設定例を示す。同図においては、メモリブロック
86−0に対応する設定レジスタ0に、DCR81−2
を示す設定番号がライトされて、メモリブロック86−
0をDCR81−2に割り付けている。未使用のメモリ
ブロック86については、設定レジスタには未使用を示
す設定番号がライトされて、未使用のメモリブロック8
6を識別可能としている。
【0040】図2に戻って、マルチプレクサ85は、各
メモリブロック86のデータバスDATA、アドレスバ
スADD、チップセレクト信号CS、リード信号RD及
びライト信号WRの各信号に、メモリ設定レジスタ84
に設定されているDCR81から直接入出力されるデー
タバスDATA、当該DCR81に対応するストローブ
生成部82から入力されるリード信号RD及びライト信
号WR、当該DCR81に対応するアドレス生成部83
からの入力されるチップセレクト信号CS及びアドレス
バスADDの各信号を切換接続する。
【0041】それにより、メモリ設定レジスタ84によ
り特定のメモリブロック86が割り付けられたDCR8
1は、データバスDATAが当該特定のメモリブロック
86に接続された状態で、リクエスト信号REQを出力
し、対応するストローブ生成部82からのアックノリッ
ジ信号ACKによりデータバスDATA上のデータの書
き込み読み込みを行う。なお、DCR81が複数の参照
ラインをもつ場合は同数のリクエスト信号REQ及びア
ックノリッジ信号ACKが存在する。
【0042】ストローブ生成部82は、対応するDCR
81からのデータ転送のリクエスト信号REQからリー
ド信号RD及びライト信号WRを生成し、また、アック
ノリッジ信号ACKの返す。アドレス生成部83は、チ
ップセレクト信号CSを出力する一方、アドレスバスA
DDに対して、リード、ライト動作毎のストローブ生成
部82からのタイミングでカウンタをインクリメントし
下位アドレスを生成すると共に、対応するDCR81が
参照ラインを複数もつ場合は、DCR81からのリクエ
スト信号REQの種類により上位アドレスを切り替え、
DCR81からのラインエンド信号LENDによりアド
レスをリセットする。
【0043】このように、第1例によれば、DCR81
の総数よりも少ない、多重通信数に見合う数だけのメモ
リブロック86を各DCR81に必要に応じて割り付け
て共有することができるようになる。
【0044】次に第2例に係る符号化復号化部8につい
て説明する。
【0045】この第2例の符号化復号化部8の構成は、
図2に示した第1例に係るものと同一ブロック構成で、
その細部構成と動作のみが異なる。
【0046】つまり、各メモリブロック86の容量は、
参照ライン1ライン分の容量を持ち、それらのメモリブ
ロック86は、多重通信に必要な数だけ備わっている。
また、メモリ設定レジスタ54が、各DCR81の符号
化方式によって必要な数だけ参照ライン保持用のメモリ
ブロック86を割り付ける。
【0047】図4に第2例におけるメモリ設定レジスタ
84の設定例を示す。同図においては、メモリブロック
86−0及び86−1にそれぞれ対応する設定レジスタ
0及び1に、DCR81−2を示す設定番号がライトさ
れて、メモリブロック86−0及び86−1をDCR8
1−2に必要な2ライン分の参照ライン用に割り付けて
いる。
【0048】また、マルチプレクサ85は、各メモリブ
ロック86のデータバスDATA、アドレスバスAD
D、チップセレクト信号CS、リード信号RD及びライ
ト信号WRの各信号に、メモリ設定レジスタ84に設定
されているDCR81から直接入出力されるデータバス
DATA、当該DCR81に対応するストローブ生成部
82から入力されるリード信号RD及びライト信号W
R、当該DCR81に対応するアドレス生成部83から
の入力されるチップセレクト信号CS及びアドレスバス
ADDの、各信号を切換接続するのは第1例と同様であ
るが、図4に示したように、特定のDCR81、ストロ
ーブ生成部82及びアドレス生成部83の組が、複数の
メモリブロック86と接続される場合もある。
【0049】また、アドレス生成部83は、リード、ラ
イト動作毎のストローブ生成部82からのタイミングで
カウンタをインクリメントしアドレスを生成すると共
に、対応するDCR81が参照ラインを複数もつ場合
は、DCR81からのリクエスト信号REQの種類によ
りメモリブロック86を切り替える。なお、メモリブロ
ック86の切り替えは異なるチップセレクト信号CSを
発生することによりマルチプレクサ85で行われる。
【0050】このように、第2例によれば、多重通信数
に見合う数だけの、参照ライン1ライン分の容量のメモ
リブロック86を各DCR81が必要とする本数だけ必
要に応じて割り付けて共有することができるようにな
る。
【0051】次に第3例に係る符号化復号化部8につい
て説明する。
【0052】この第3例の符号化復号化部8の構成は、
図2に示した第1例に係るものと同一ブロック構成で、
その細部構成と動作のみが異なる。
【0053】つまり、各メモリブロック86の容量は、
装置に要求される主走査方向の最大サイズで画素密度2
00dpi分の容量を持ち、それらのメモリブロック8
6は、多重通信に必要な数だけ備わっている。また、メ
モリ設定レジスタ54が、各DCR81の符号化方式と
主走査画素密度によって必要な数だけのメモリブロック
86を割り付ける。例えば、必要な参照ライン数が2本
で、符号化・復号化対象の画像データの主走査画素密度
が400dpiであれば、4個のメモリブロック86が
割り付けられることになる。
【0054】また、マルチプレクサ85は、各メモリブ
ロック86のデータバスDATA、アドレスバスAD
D、チップセレクト信号CS、リード信号RD及びライ
ト信号WRの各信号に、メモリ設定レジスタ84に設定
されているDCR81から直接入出力されるデータバス
DATA、当該DCR81に対応するストローブ生成部
82から入力されるリード信号RD及びライト信号W
R、当該DCR81に対応するアドレス生成部83から
の入力されるチップセレクト信号CS及びアドレスバス
ADDの、各信号を切換接続するのは第1例と同様であ
るが、特定のDCR81、ストローブ生成部82及びア
ドレス生成部83の組が、複数のメモリブロック86と
接続される場合もある。
【0055】また、アドレス生成部83は、リード、ラ
イト動作毎のストローブ生成部82からのタイミングで
カウンタをインクリメントしアドレスを生成すると共
に、対応するDCR81の参照ラインが、200dpi
を越える場合は、カウンタフルの時にメモリブロックを
切り替え、対応するDCR81が参照ラインを複数もつ
場合は、DCR81からのリクエスト信号REQの種類
によりメモリブロック86を切り替える。なお、メモリ
ブロック86の切り替えは異なるチップセレクト信号C
Sを発生することによりマルチプレクサ85で行われ
る。
【0056】このように、第3例によれば、多重通信数
に見合う数だけの、最大主走査サイズで200dpiの
主走査画素密度に相当する画素数分の単位容量のメモリ
ブロック86を各DCR81が必要とする本数だけ必要
に応じて割り付けて共有することができるようになる。
【0057】次に第4例に係る符号化復号化部8につい
て説明する。
【0058】この第4例は第3例の変形例で、その第4
例の符号化復号化部8の構成は、図5に示すもので、図
2に示した第3例に係るものとは、メモリ管理部80が
調停部88を備えた点と、多数のメモリブロック86を
メモリ87に統合して、データバスDATA、アドレス
バスADD、チップセレクトCS、リードRD、ライト
WRの各制御信号を大幅に省いた点が異なっている。な
お、メモリ87に各DCR81が同時にアクセスするこ
とはでないため、その調停は調停部88により行われ
る。
【0059】図5において、メモリ87は、各DCR8
1が参照する参照ラインを保持するための共用のメモリ
で、多重通信に必要なだけの容量を持つ。メモリ87
は、装置に要求される主走査方向の最大サイズで画素密
度200dpi分の容量を単位として分割利用される。
また、メモリ設定レジスタ84が、各DCR81の符号
化方式と主走査画素密度によって必要となる容量分のメ
モリブロックをメモリ87から確保する。例えば、必要
な参照ライン数が2本で、符号化・復号化対象の画像デ
ータの主走査画素密度が400dpiであれば、4つの
メモリブロックが割り付けられることになる。
【0060】調停部88は、各DCR81からのリクエ
スト信号REQから1つを選択し、各ストローブ生成部
82のうちちの選択したリクエスト信号REQのDCR
81に対応するものに対してのみメモリセレクト信号M
SELを発生する。調停部88は、リクエスト信号RE
Qが複数発生している場合は、優先回路、順序回路等に
て1つのリクエストのみを選択する。 そして、選択し
たリクエスト信号REQのDCR81に対して、アック
ノリッジ信号ACKを発生しデータ転送を行なう事を通
知する。
【0061】また、アドレス生成部83は、リード、ラ
イト動作毎のストローブ生成部82からのタイミングで
カウンタをインクリメントし下位アドレスを生成する
が、チップセレクト信号CSは発生しない。対応するD
CR81の参照ラインが、200dpiを越える場合
は、カウンタフルの時に、メモリブロックを切り替え、
対応するDCR81が参照ラインを複数もつ場合は、D
CR81からのリクエスト信号REQの種類によりメモ
リブロックを切り替えるが、そのメモリ87上に構成さ
れる仮想的なメモリブロックの切り替えは、異なる上位
アドレスを発生することによりマルチプレクサ85で行
われる。
【0062】このように、第4例によれば、多重通信数
に見合う容量の、最大主走査サイズで200dpiの主
走査画素密度に相当する画素数分の単位容量のメモリブ
ロックを仮想的にメモリ87上に構成して、各DCR8
1が必要とする本数だけ必要に応じて割り付けて共有す
ることができるようになる。なお、第4例と同様の単一
のメモリ87をメモリブロック構成用に共有する構成
は、第1例または第2例にも同様に適用可能である。
【0063】次に第5例に係る符号化復号化部8につい
て説明する。
【0064】この第5例は第4例の変形例で、その第5
例の符号化復号化部8の構成は、図6に示すもので、図
5に示した第4例に係るものとは、各DCR81の中
に、複数の論理チャンネルで符号化・復号化を行うもの
が含まれ、その複数の論理チャンネル対応のDCR81
からマルチプレクサ85にチャンネル信号CHが入力さ
れる点が異なっている。
【0065】図6において、特に、2次元符号化を行う
DCR81−1は、複数の符号化・復号化対象データを
1ライン又は数ライン毎に時分割で処理し、1つのDC
R81−1が複数チャンネルの符号化・復号化処理を行
うことが可能とする。
【0066】その場合現在動作中の論理チャンネルを示
すチャンネル信号CHをマルチプレクサ85に出力す
る。
【0067】メモリ設定レジスタ84は、図7に示すよ
うに設定され、設定レジスタ0に、DCR81−1の論
理チャンネルAを示す設定番号がライトされ、設定レジ
スタ1に、DCR81−1の論理チャンネルBを示す設
定番号がライトされることにより、論理チャンネルA、
Bそれぞれに、あたかも各論理チャンネルが独立したD
CR81であるかのように、メモリブロックがメモリ8
7上に割り当てられる。
【0068】マルチプレクサ85は、メモリ87上に構
成される仮想的なメモリブロックの各DCR81(論理
チャンネルによるり仮想的なものを含む)への切り替え
を、調停部86からのメモリセレクト信号MSEL及び
チャンネル信号CHに基づいて、異なる上位アドレスを
発生することにより行う。
【0069】このように、第5例によれば、複数の論理
チャンネルでの符号化・復号化を行うDCR81が含ま
れる場合でも、各DCR81(論理チャンネルを含む)
が必要とする本数だけ必要に応じて割り付けてメモリ8
7を共有することができるようになる。なお、第5例と
同様の、複数の論理チャンネルを備えたDCR81に対
応するための構成は、第1例または第2例にも同様に適
用可能である。
【0070】以上の第1ないし第5例の符号化復号化部
8は、システム制御部2によりその全体動作が制御され
る。
【0071】第1ないし第5例の符号化復号化部8を適
用したファクシミリ装置1におけるメモリブロックの割
付と解放の動作例を下記に示す。
【0072】つまり、システム制御部2は、各通信ユニ
ットによる各通信処理からの、符号化または復号化処理
の要求があると、メモリ設定レジスタ84の設定レジス
タ0ないしmを読み出し(処理1)、 未使用の設定レ
ジスタがある場合は、要求元のDCR81の設定番号を
書き込む(処理2)。
【0073】未使用の設定レジスタがない場合は、定期
的に前期処理2を実行し、設定レジスタ0ないしmをポ
ーリングする(処理3)。
【0074】そして、設定レジスタを設定できたDCR
81(論理チャンネルを含む)による符号化または復号
化処理を行う(処理4)。
【0075】前期処理4が終了すると、処理2で設定し
た設定レジスタに未使用を意味する設定番号を書き込
む。
【0076】このように本実施の形態によれば、各DC
R81がメモリブロック群またはメモリを共有しつつ、
多重通信に対応した符号化・復号化を行うことが可能と
なる。
【0077】なお、以上説明した実施の形態において
は、本発明をG3ファクシミリに適用したが、本発明は
それに限らず、画像データの多重通信を行う画情報通信
装置であれば、同様に適用可能なものである。
【0078】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、前記各符
号化復号化器が、参照メモリ保持用のメモリブロックを
個別にもつのではなく、多重通信に必要なだけの数のメ
モリブロックにより構成されるメモリブロック群を共用
するようにしたため、必要最低限のメモリ容量で多重通
信を実現することが可能となる効果が得られる。
【0079】請求項2に係る発明によれば、請求項1に
係る発明と同様な、必要最低限のメモリ容量で多重通信
を実現することが可能となる効果に加えて、前記各符号
化復号化器が、参照メモリ保持用のメモリブロックを個
別にもつのではなく、多重通信に必要なだけの数の1ラ
イン分の容量のメモリブロックにより構成されるメモリ
ブロック群を共用するようにしたため、各符号化復号化
器ごとの符号化復号化方式の違いによって必要参照ライ
ン数が異なることに起因して、請求項1に係る発明では
発生し得た、メモリブロックの未使用領域の発生がなく
なり、前記メモリブロック群の合計のメモリ容量を請求
項1に係る発明の場合よりも低減することが可能となる
効果が得られる。
【0080】請求項3に係る発明によれば、請求項2に
係る発明と同様な、必要最低限のメモリ容量で多重通信
を実現することが可能となる効果に加えて、前記各符号
化復号化器が、参照メモリ保持用のメモリブロックを個
別にもつのではなく、多重通信に必要なだけの数の、所
定の最大主走査幅で所定の最低主走査画素密度の1ライ
ン分の容量のメモリブロックにより構成されるメモリブ
ロック群を共用するようにしたため、各符号化復号化器
ごとに、符号化復号化方式によって必要参照ライン数が
異なることや、符号化復号化対象画像データの主走査画
素密度が前記所定の最低主走査画素密度の等倍であった
り2倍であったりして異なることに起因して、請求項1
や2に係る発明では発生し得た、メモリブロックの未使
用領域の発生がなくなるため、前記メモリブロック群の
合計のメモリ容量を請求項2に係る発明の場合よりも低
減することが可能となる効果が得られる。
【0081】請求項4に係る発明によれば、複数のメモ
リブロックで実現された請求項1と同様の効果を、単一
のメモリを使用しで実現することができるため、メモリ
アクセスのための制御信号、データバス等を少なくで
き、回路規模の縮小が可能となる効果が得られる。
【0082】請求項5に係る発明によれば、複数のメモ
リブロックで実現された請求項2と同様の効果を、単一
のメモリを使用しで実現することができるため、メモリ
アクセスのための制御信号、データバス等を少なくで
き、回路規模の縮小が可能となる効果が得られる。
【0083】請求項6に係る発明によれば、複数のメモ
リブロックで実現された請求項3と同様の効果を、単一
のメモリを使用しで実現することができるため、メモリ
アクセスのための制御信号、データバス等を少なくで
き、回路規模の縮小が可能となる効果が得られる。
【0084】請求項7に係る発明によれば、1つの符号
化復号化器が複数の符号化復号化対象画像データに対し
て符号化復号化処理を時分割で行うような、必要な参照
ラインの保持に関しては、実質的に複数の符号化復号化
器としてふるまうような状況に対しても、請求項1ない
し6の各発明の適用が可能で、各発明の効果を得ること
が可能となる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る画情報通信装置とし
てのファクシミリ装置のブロック構成を示す図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るファクシミリ装置の
符号化復号化部の構成について示す図である。
【図3】メモリ設定レジスタの設定例について示す図で
ある。
【図4】メモリ設定レジスタの設定例について示す図で
ある。
【図5】本発明の実施の形態に係るファクシミリ装置の
符号化復号化部の、図2に示したものとは別の構成につ
いて示す図である。
【図6】本発明の実施の形態に係るファクシミリ装置の
符号化復号化部の、図2または図5に示したものとは別
の構成について示す図である。
【図7】メモリ設定レジスタの設定例について示す図で
ある。
【符号の説明】
1 ファクシミリ装置 2 システム制御部 3 ROM 4 RAM 5 スキャナ 6 プロッタ 7 画像メモリ 8 符号化復号化部 9 操作表示部 10−0、10−1、…、10−l 通信制御部 11−0、11−1、…、11−l 網制御部 12 システムバス 80 メモリ管理部 81−0、81−1、81−2、…、81−n DCR
(符号化復号化器) 82−0、82−1、82−2、…、82−n ストロ
ーブ生成部 83−0、83−1、83−2、…、83−n アドレ
ス生成部 84 メモリ設定レジスタ 85 マルチプレクサ 86−0、86−1、…、86−m メモリブロック 87 メモリ 88 調停部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の通信ユニットを備え、それらの各
    通信ユニットを使用して、画像データを所定の符号化方
    式で符号化して得られた符号化画像データを相手先に送
    信する一方、相手先から受信した符号化画像データを所
    定の復号化方式で復号化して元の画像データを得る多重
    通信が可能な画情報通信装置において、 前記各通信ユニットにおける通信時に使用され、それぞ
    れが1または複数の参照ラインを参照して画像データの
    符号化・復号化を行う符号化復号化器群と、前記各符号
    化復号化器により共用される、多重通信に必要な数のメ
    モリブロックにより構成されるメモリブロック群と、前
    記各符号化復号化器のそれぞれについて、動作開始時
    に、前記メモリブロック群を構成する各メモリブロック
    のうちの空いているものを参照ライン保持用に割り付け
    る一方、動作終了時に、それまで使用させていたメモリ
    ブロックの割り付けを解除する動的メモリ割付管理手段
    とを備えたことを特徴とする画情報通信装置。
  2. 【請求項2】 複数の通信ユニットを備え、それらの各
    通信ユニットを使用して、画像データを所定の符号化方
    式で符号化して得られた符号化画像データを相手先に送
    信する一方、相手先から受信した符号化画像データを所
    定の復号化方式で復号化して元の画像データを得る多重
    通信が可能な画情報通信装置において、 前記各通信ユニットにおける通信時に使用され、それぞ
    れが1または複数の参照ラインを参照して画像データの
    符号化・復号化を行う符号化復号化器群と、前記各符号
    化復号化器により共用される、多重通信に必要な数の1
    ライン分の容量のメモリブロックにより構成されるメモ
    リブロック群と、前記各符号化復号化器のそれぞれにつ
    いて、動作開始時に、前記メモリブロック群を構成する
    各メモリブロックのうちの空いているものを、前記各符
    号化復号化器の符号化復号化方式に応じて必要となるラ
    イン数分だけ参照ライン保持用に割り付ける一方、動作
    終了時に、それまで使用させていたメモリブロックの割
    り付けを解除する動的メモリ割付管理手段とを備えたこ
    とを特徴とする画情報通信装置。
  3. 【請求項3】 複数の通信ユニットを備え、それらの各
    通信ユニットを使用して、画像データを所定の符号化方
    式で符号化して得られた符号化画像データを相手先に送
    信する一方、相手先から受信した符号化画像データを所
    定の復号化方式で復号化して元の画像データを得る多重
    通信が可能な画情報通信装置において、 前記各通信ユニットにおける通信時に使用され、それぞ
    れが1または複数の参照ラインを参照して画像データの
    符号化・復号化を行う符号化復号化器群と、前記各符号
    化復号化器により共用される、多重通信に必要な数の所
    定の主走査幅で所定の最低主走査画素密度の1ライン分
    の容量のメモリブロックにより構成されるメモリブロッ
    ク群と、前記各符号化復号化器のそれぞれについて、動
    作開始時に、前記メモリブロック群を構成する各メモリ
    ブロックのうちの空いているものを、前記各符号化復号
    化器の符号化復号化方式及び符号化復号化対象画像デー
    タの主走査画素密度に応じて必要となるライン数分だけ
    参照ライン保持用に割り付ける一方、動作終了時に、そ
    れまで使用させていたメモリブロックの割り付けを解除
    する動的メモリ割付管理手段とを備えたことを特徴とす
    る画情報通信装置。
  4. 【請求項4】 複数の通信ユニットを備え、それらの各
    通信ユニットを使用して、画像データを所定の符号化方
    式で符号化して得られた符号化画像データを相手先に送
    信する一方、相手先から受信した符号化画像データを所
    定の復号化方式で復号化して元の画像データを得る多重
    通信が可能な画情報通信装置において、 前記各通信ユニットにおける通信時に使用され、それぞ
    れが1または複数の参照ラインを参照して画像データの
    符号化・復号化を行う符号化復号化器群と、前記各符号
    化復号化器により共用される、多重通信に必要な容量の
    メモリと、前記各符号化復号化器のそれぞれについて、
    動作開始時に、前記メモリの記憶領域のうちの空き領域
    を参照ライン保持用に割り付ける一方、動作終了時に、
    それまで使用させていた記憶領域の割り付けを解除する
    と共に、前記各符号化復号化器の前記メモリへのアクセ
    スを調停して順番にアクセスさせる動的メモリ割付管理
    手段とを備えたことを特徴とする画情報通信装置。
  5. 【請求項5】 複数の通信ユニットを備え、それらの各
    通信ユニットを使用して、画像データを所定の符号化方
    式で符号化して得られた符号化画像データを相手先に送
    信する一方、相手先から受信した符号化画像データを所
    定の復号化方式で復号化して元の画像データを得る多重
    通信が可能な画情報通信装置において、 前記各通信ユニットにより使用され、それぞれが1また
    は複数の参照ラインを参照して画像データの符号化・復
    号化を行う符号化復号化器群と、前記各符号化復号化器
    により共用される、多重通信に必要な容量のメモリと、
    前記各符号化復号化器のそれぞれについて、動作開始時
    に、前記メモリの記憶領域のうちの空き領域を前記各符
    号化復号化器の符号化復号化方式に応じて必要となるラ
    イン数分だけ参照ライン保持用に割り付ける一方、動作
    終了時に、それまで使用させていた記憶領域の割り付け
    を解除すると共に、前記各符号化復号化器の前記メモリ
    へのアクセスを調停して順番にアクセスさせる動的メモ
    リ割付管理手段とを備えたことを特徴とする画情報通信
    装置。
  6. 【請求項6】 複数の通信ユニットを備え、それらの各
    通信ユニットを使用して、画像データを所定の符号化方
    式で符号化して得られた符号化画像データを相手先に送
    信する一方、相手先から受信した符号化画像データを所
    定の復号化方式で復号化して元の画像データを得る多重
    通信が可能な画情報通信装置において、 前記各通信ユニットにおける通信時に使用され、それぞ
    れが1または複数の参照ラインを参照して画像データの
    符号化・復号化を行う符号化復号化器群と、前記各符号
    化復号化器により共用される、多重通信に必要な容量の
    メモリと、前記各符号化復号化器のそれぞれについて、
    動作開始時に、前記メモリの記憶領域のうちの空き領域
    を前記各符号化復号化器の符号化復号化方式及び符号化
    復号化対象画像データの主走査画素密度に応じて必要と
    なるライン数分だけ参照ライン保持用に割り付ける一
    方、動作終了時に、それまで使用させていた記憶領域の
    割り付けを解除すると共に、前記各符号化復号化器の前
    記メモリへのアクセスを調停して順番にアクセスさせる
    動的メモリ割付管理手段とを備えたことを特徴とする画
    情報通信装置。
  7. 【請求項7】 前記各符号化復号化器には、複数の符号
    化復号化対象画像データを時分割処理して複数の論理チ
    ャネルの符号化復号化処理を行うものがふくまれる一
    方、前記動的メモリ割付管理手段は、複数の論理チャネ
    ルの符号化復号化処理を行う符号化復号化器について
    は、各論理チャネルを個別の符号化復号化器とみなして
    前記メモリブロックの割付・解放を行うものであること
    を特徴とする請求項1、2、3、4、5または6のいず
    れかに記載の画情報通信装置。
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