JPH06282639A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH06282639A
JPH06282639A JP5067101A JP6710193A JPH06282639A JP H06282639 A JPH06282639 A JP H06282639A JP 5067101 A JP5067101 A JP 5067101A JP 6710193 A JP6710193 A JP 6710193A JP H06282639 A JPH06282639 A JP H06282639A
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JP5067101A
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Hironobu Machida
弘信 町田
Koichi Watanabe
功一 渡邉
Kazuo Sasama
和雄 笹間
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】2値と多値の画像データをそのままの形態で同
一のメモリに蓄積することによりメモリの有効利用を図
る。 【構成】画像を2値化及び多値化して入力するスキャナ
と、画像データを記憶するページメモリ28と、2値画
像データ及び多値画像データを出力し画像形成するプリ
ンタと、スキャナからの画像データを所定ビット幅単位
に変換し、2値画像データ及び多値画像データをそれぞ
れの形態のままページメモリに蓄積する画像データイン
ターフェース210を設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機等の画像形成装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、メモリの大容量化、低コスト化に
ともない、2値画像の他に多値画像も扱う画像形成装置
が開発されている。多値化のメリットは階調画像を扱え
ること、2値画像で生じる文字・線画の斜線部分のジャ
ギー(ギザギザ)がない等高精細な画像が得られる点に
ある。
【0003】例えば、特開平4−186971号公報の
ものは、多値画像データあるいは2値画像データを共通
のラインを介して入力する画像入力手段と、2値画像デ
ータに対しては多値画像データに変換する2値多値変換
手段と、多値画像データを出力する出力手段とを設け、
2値多値変換手段においては1ビット/画素の2値デー
タを“0”は“00”、“1”は“FF”のように多値
データに変換し、全て多値データにした状態でページメ
モリに格納するようになっている。
【0004】また、特開平4−199975号公報のも
のは、多値メモリと、2値メモリと、2つのメモリから
データが混在する領域を検出する検出手段と、混在領域
に該当する一方のメモリのデータを他方のメモリの解像
度に変換する変換手段と、変換手段によって得られたデ
ータを他方のメモリに展開する手段とを設け、2値デー
タと多値データの合成を行い、かつ多値データに対して
は多値データ専用の多値メモリを使用し、2値データに
対しては2値データ専用の2値メモリを使用するように
なっている。
【0005】さらに、特開平4−247769号公報の
ものは、2値画像と多値画像を扱っているが、多値画像
データに対しては2値化手段により2値化を行い、全て
2値データとして2値プリンタへ出力している。また、
多値画像に対しては多値画像専用のメモリを設けてお
り、特開平4−199975号公報と同様、2値データ
と多値データを異なるメモリに記憶するようになってい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】特開平4−19997
5号公報及び特開平4−247769号公報のものは、
2値画像用メモリと多値画像用メモリとが別々に設けら
れているため、2値画像データのみを扱うときは2値画
像メモリのみを使用することになって多値画像メモリが
無駄になり、逆に多値画像データのみを扱うときは多値
画像メモリのみを使用することになって2値画像メモリ
が無駄になってしまうという問題があった。
【0007】例えば2値画像のみのデータを複数入力し
ている時に2値画像メモリが満杯になると、たとえ多値
画像メモリに十分な空きがあっても多値画像メモリを使
用することができず、このため2値画像の入力を途中で
一旦停止させなければならない問題があり、また2値画
像と多値画像の合成のように同時に2値データと多値デ
ータを使用する場合においても、2値画像メモリの空き
領域と多値画像メモリの空き領域の合計の容量が多値画
像を入力することが可能な容量であったとしても、2値
画像メモリと多値画像メモリが独立しているため多値画
像を2値画像メモリに入力できないという問題がある。
【0008】このようにメモリが別々であると、メモリ
の空き容量が十分有るにもかかわらず画像の性質が異な
るために画像を記憶させることができなく、このためメ
モリを無駄にするという問題を生じる。
【0009】また特開平4−186971号公報のもの
は、2値画像と多値画像を同じフォーマットにするため
2値画像(1ビット/画素)を必ず多値画像(8ビット
/画素)に変換(8倍の画像データに変換)してメモリ
に格納している。このため2値画像を一枚記憶するのに
2値画像データをそのまま記憶するときの8倍の記憶容
量を必要とし、また多値画像1ページ分の記憶容量に2
値画像が8ページ分記憶することが可能であるのに、多
値化しているため1ページしか記憶することができない
という問題がある。
【0010】また、多値画像を2値化して、全ての画像
を2値データとして扱えばメモリの容量は削減できる
が、2値化による画質劣化が生じてしまうという問題が
ある。
【0011】以上のように、2値画像データと多値画像
データの両方を扱うために、それぞれ独立のメモリを設
けたものでは、メモリが無駄になるという問題があり、
また多値画像のフォーマットに統一してメモリに記憶す
るものでは、2値画像を記憶する時にメモリを無駄に使
用するという問題があり、さらに2値画像データのフォ
ーマットに統一した場合は2値化による画質劣化が生じ
るという問題があった。
【0012】そこで本発明は、2値画像データ及び多値
画像データをそのままの形態で同一のメモリに蓄積で
き、メモリの有効利用ができるとともに多値画像を画像
劣化させることなく画像形成できる画像形成装置を提供
しようとするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1対応の発明は、
画像を2値化及び多値化して入力する入力手段と、画像
データを記憶するメモリと、2値画像データ及び多値画
像データを出力し画像形成する出力手段と、入力手段か
らの画像データを所定ビット幅単位に変換し、2値画像
データ及び多値画像データをそれぞれの形態のままメモ
リに蓄積する画像データ蓄積制御手段とを設けたもので
ある。
【0014】請求項2対応の発明は、請求項1対応の発
明において、メモリに対して2値画像データ及び多値画
像データを異なるタイミングで蓄積するものである。
【0015】請求項3対応の発明は、請求項1対応の発
明において、メモリに対して2値画像データ及び多値画
像データを同じタイミングで混在して蓄積するものであ
る。
【0016】請求項4対応の発明は、請求項1対応の発
明において、画像データ蓄積制御手段は、入力手段から
の画像データのビット幅に応じてまとめる画素数を変化
し、画像データを所定ビット幅単位に変換するデータ変
換手段と、このデータ変換手段にて変換された画像デー
タを、その画像データと同じ所定ビットのデータ幅で前
記メモリに転送するデータ転送手段を設けたものであ
る。
【0017】請求項5対応の発明は、画像を2値化及び
多値化して入力し、一旦入力動作を開始すると一連の画
像入力処理が終了するまで動作を停止させることができ
ない入力手段と、画像データを記憶するメモリと、2値
画像データ及び多値画像データを出力し一旦出力動作を
開始すると一連の画像出力処理が終了するまで動作を停
止させることができない出力手段と、画像データの解像
度変換、画像データの圧縮及び伸長、画像データの送受
信制御等を行うデータ処理・制御手段と、入力手段から
の画像データを所定ビット幅単位に変換し、2値画像デ
ータ及び多値画像データをそれぞれの形態のままメモリ
に蓄積する画像データ蓄積制御手段とを設け、画像デー
タ蓄積制御手段は、メモリと入力手段、出力手段及びデ
ータ処理・制御手段との間の画像データ転送を、入力手
段、出力手段からの転送要求及びデータ処理・制御手段
からの各種転送要求を時分割で同時並行処理して実行す
る転送制御手段を設け、その転送制御手段は、さらに入
力手段及び出力手段からの転送要求に対しては優先的に
交互に許可し、かつデータ処理・制御手段からの各種転
送要求に対しては、入力手段及び出力手段からの転送要
求が無いときに順次許可するものである。
【0018】請求項6対応の発明は、画像を2値化及び
多値化して入力し、一旦入力動作を開始すると一連の画
像入力処理が終了するまで動作を停止させることができ
ない入力手段と、画像データを記憶するメモリと、2値
画像データ及び多値画像データを出力し画像形成する出
力手段と、画像データの解像度変換、画像データの圧縮
及び伸長、画像データの送受信制御等を行うデータ処理
・制御手段と、入力手段からの画像データを所定ビット
幅単位に変換し、2値画像データ及び多値画像データを
それぞれの形態のままメモリに蓄積する画像データ蓄積
制御手段と、入力手段、出力手段及びデータ処理・制御
手段をそれぞれ制御する主制御手段を設け、画像データ
蓄積制御手段は、メモリと入力手段、出力手段及びデー
タ処理・制御手段との間の画像データ転送を、入力手
段、出力手段からの転送要求及びデータ処理・制御手段
からの各種転送要求を時分割で同時並行処理して実行す
る転送制御手段を設け、主制御手段は、画像データ転送
の元となる処理プロセスの起動及び終了を行うと共に現
在実行中の画像データ転送数を監視し、新しい処理プロ
セスを起動するときには、その処理プロセスに含まれる
画像データ転送が実行可能か否かを監視結果に基づいて
判断し、その新しい処理プロセスを起動するか、待機さ
せるか、あるいは中止させるかを決定するものである。
【0019】
【作用】このような構成の本発明においては、入力手段
から入力される画像データは所定ビット幅単位に変換さ
れて2値画像データ及び多値画像データをそれぞれの形
態のままメモリに蓄積される。そしてメモリの2値画像
データ及び多値画像データは出力手段により2値画像及
び多値画像として画像形成される。
【0020】また入力手段、出力手段からの転送要求及
びデータ処理・制御手段からの各種転送要求があると、
それらの転送要求を時分割で同時並行処理してメモリに
対する画像データ転送を行う。その場合に、入力手段及
び出力手段からの転送要求はデータ処理・制御手段から
の各種転送要求に対して優先される。
【0021】さらに入力手段、出力手段及びデータ処理
・制御手段をそれぞれ制御する主制御手段により、画像
データ転送の元となる処理プロセスの起動及び終了が行
われると共に現在実行中の画像データ転送数が監視さ
れ、新しい処理プロセスが起動されたときには、その処
理プロセスに含まれる画像データ転送が実行可能か否か
が監視結果に基づいて判断され、処理プロセスを起動す
るか、待機させるか、あるいは中止させるかが決定され
る。
【0022】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。
【0023】図1は画像形成装置の全体構成を示すブロ
ック図で、この装置は、基本的な複写機能を実行する基
本ユニット1、本装置を他のシステムと接続する時に画
像データを一時的に記憶したり、画像データを編集・加
工して複写するときに画像データを記憶するページメモ
リ等を有するシステム基本ユニット2、前記基本ユニッ
ト1から入力した画像データを電子的かつ半永久的に保
存するための光デイスク装置等を有し、かつ他のシステ
ムとの間で画像データあるいは制御データをやりとりす
る時に、画像データ及び制御データを他のシステムの制
御体系、画像フォーマットに変換する制御手段を有する
システム拡張ユニット3の3つのシステムで構成されて
いる。
【0024】前記基本ユニット1とシステム基本ユニッ
ト2は制御データをやりとりする基本部システムインタ
フェース4と画像データをやりとりする基本部画像イン
タフェース5とにより接続されている。
【0025】前記システム基本ユニット2とシステム拡
張ユニット3は制御データをやりとりする拡張部システ
ムインタフェース6と画像データをやりとりする拡張部
画像インタフェース7とにより接続されている。
【0026】すなわち前記基本ユニット1とシステム拡
張ユニット3とは直接接続されておらず、制御データ及
び画像データのやりとりは必ずシステム基本ユニット2
を介して行われるようになっている。
【0027】この画像形成装置は、システム基本ユニッ
ト2及びシステム拡張ユニット3の接続の有無により3
つの形態をとりうる。
【0028】すなわち第1の形態は基本ユニット1のみ
の構成で、この構成での基本的な機能は複写機能であ
り、拡大縮小処理やマスキング/トリミング処理等の簡
易的な編集処理を伴う複写処理が可能である。
【0029】第2の形態は基本ユニット1にシステム基
本ユニット2を接続した形態で、この形態では基本ユニ
ット1での複写機能のほかに、画像データを一時的に記
憶するページメモリを用いて、画像の回転処理、複数の
画像の合成処理等の編集処理が可能となる。また、この
システム基本ユニット2には、システム拡張ユニット3
の他にファクシミリ等の通信回線制御手段を構成するF
AX(ファクシミリ)ユニット8及び基本ユニット1の
プリンタを外部のパソコン等の制御機器のリモートプリ
ンタとして使用するためのプリンタコントローラ9を接
続することが可能となっており、このFAXユニット8
から通信回線を介して他のシステムや機器に画像を送信
したり、逆に通信回線を介して他のシステムや機器から
画像データを受信することが可能であり、受信した画像
データは基本ユニット1に送られ後述するプリンタによ
り印字出力される。
【0030】第3の形態は基本ユニット1、システム基
本ユニット2及びシステム拡張ユニット3を接続した形
態で図1に示す形態となる。
【0031】この形態においては第1及び第2の形態で
の機能の他に画像データを電子的かつ半永久的に保存
し、保存した画像データを管理するデータ保存/管理機
能、後述するローカルエリアネットワーク(LAN)回
線制御手段からLAN回線を介して他のシステムや機器
に画像を送信したり、逆にLAN回線を介して他のシス
テムや機器から画像データを受信するLANによる画像
データの送受信機能、汎用インタフェースを介してパー
ソナルコンピュータから送られてくる印字制御コードを
イメージデータに変換し、システム基本ユニット2のペ
ージメモリを介して基本ユニット1のプリンタから上記
イメージデータを印字出力するプリンタ機能等が可能と
なる。
【0032】前記基本ユニット1は、図2に示すよう
に、制御部本体を構成するシステムCPU11、操作部
及び表示部を備えたコントロールパネル12、原稿から
画像を読み取る入力手段としてのイメージスキャナ1
3、画像処理回路14及び出力手段としてのプリンタ1
5で構成されている。前記システムCPU11は基本部
システムバス16を介してコントロールパネル12、ス
キャナ13、画像処理回路14及び画像形成出力を行う
出力手段としてのプリンタ15と接続され、これらを制
御するようになっている。この基本部システムバス16
は前記基本部システムインタフェース4に接続されてい
る。
【0033】前記スキャナ13は列状に配置された複数
(1ライン)の受光素子からなるCCDラインセンサ
(図示せず)を有し、原稿台(図示せず)に載置された
原稿の画像をシステムCPU11からの指示に従い1ラ
イン毎に読みとり、画像の濃淡を8ビットのデジタル・
データに変換した後、スキャナインタフェースを介し
て、同期信号と共に時系列デジタル・データとして画像
処理回路14へ出力する。
【0034】前記プリンタ15は、レーザ光学系(図示
せず)と転写紙に画像形成が可能な電子写真方式を組み
合わせた画像形成部(図示せず)から構成され、システ
ムCPU11からの指示に従い画像処理回路14から4
ビットのデジタル画像データをプリンタインタフェース
を介して、同期信号に同期して入力し、画像データの大
きさに応じたパルス幅のレーザ光により感光体ドラム
(図示せず)上に静電潜像を形成した後、可視化手段
(図示せず)により上記静電潜像を可視化し、転写手段
(図示せず)により可視化された画像を転写紙に転写
し、定着手段(図示せず)により転写紙上の画像を定着
して該転写紙を出力するものである。
【0035】前記コントロールパネル12は、本装置の
動作モードやパラメータを設定する操作部とシステムの
状態、またはシステム基本ユニット2のページメモリに
格納された画像イメージを表示する表示部から構成され
る。
【0036】前記システムCPU11は、後述するシス
テム基本ユニット2の各部も制御するようになってい
る。
【0037】前記画像処理回路14は、図5に示すよう
に、平滑化エッジ強調回路141、編集/移動回路14
2、拡大/縮小回路143及び階調変換回路144から
なる。
【0038】前記平滑化エッジ強調回路141は、画像
読み取り時に混入したノイズを平滑化回路により除去
し、平滑化によってボケが生じたエッジをエッジ強調回
路により先鋭化する。
【0039】前記編集/移動回路142は、ライン単位
の簡易的な編集処理を行うブロックで、例えばライン方
向の移動処理、マスキング/トリミング処理を行う。
【0040】前記拡大/縮小回路143は、指定した変
倍率に応じた画素の繰り返し処理あるいは間引き処理と
補間処理の組み合わせにより拡大縮小処理を行う。
【0041】前記階調変換回路144は、面積階調手法
を用いて前記スキャナ13で読み取った1画素8bit
の画像データを指定した階調数に階調変換する。そして
階調変換した画像データはプリンタのビット数である1
画素4bitの画像データでプリンタ15、あるいはス
キャナデータバス17および前記基本部画像インタフェ
ース5を介して前記システム基本ユニット2へ送られ
る。
【0042】前記プリンタ15の入出力特性の非線形性
の補正は面積階調手法を用いて階調処理を行うときに同
時に行われる。
【0043】前記システム基本ユニット2は、図3に示
すように、画像データを一時的に記憶しておくページメ
モリ28、基本ユニット1内のシステムCPU11とシ
ステム拡張ユニット3内のCPUとの制御情報の通信を
制御したり、基本ユニット1およびシステム拡張ユニッ
ト3からのページメモリ28へのアクセスを制御するシ
ステム制御回路21、ペジメモリ28のアドレスを生成
するページメモリアドレス制御回路26、システム基本
ユニット2内の各デバイス間のデータ転送を行う画像バ
ス29、この画像バス29を介してページメモリ28と
他のデバイスとのデータ転送を行うときのデータ転送を
制御するページメモリデータ制御回路27を設けてい
る。
【0044】また、基本部画像インタフェース5を介し
て基本ユニット1と画像データを転送するときに画像デ
ータをインタフェースする画像データI/F210、解
像度の異なる機器に画像データを送信するときに画像デ
ータを他の機器の解像度に変換したり、解像度の異なる
機器から受信した画像データを基本ユニット1のプリン
タ15の解像度に変換したり、2値画像データの90度
回転処理を実行する解像度変換2値回転回路212、フ
ァクシミリ送信や光ディスク記憶のように画像データを
圧縮して送信したり、記憶したりするデバイスのために
入力した画像データを圧縮したり、圧縮された形態の画
像データがプリンタ15を介して可視化するために伸長
する圧縮/伸長回路211を設けている。
【0045】また、文字フォントが記憶されているFO
NTメモリ、システムCPU11が使用する制御情報を
一時的に記憶するワークメモリ、システム基本ユニット
2を使用して処理を行う時の処理プログラムが記憶され
ているプログラムメモリ等で構成されるシステムメモリ
(ROM/RAM)24、基本部システムバス16のデ
バイス間でのデータ転送を高速に行うためのシステムD
MAコントローラ23、プリンタコントローラ9とシス
テムCPU11との間で制御情報のやり取りをしたり、
プリンタコントローラ9と画像バス29との間で画像デ
ータ転送を行うときに上記制御情報および画像データを
インタフェースするプリンタコントローラインタフェー
ス213を設けている。
【0046】さらに、システム制御回路21に接続さ
れ、システムCPU11とシステム拡張ユニット3のC
PUとの間で制御情報の通信を行うときに制御情報を記
憶させるための通信メモリ25、画像データI/F21
0に接続され、プリンタ15から画像データを出力する
ときに画像データを90度あるいは180度回転して出
力するときに使用する多値回転メモリ214を設けてい
る。
【0047】なお、前記FAXユニット8及びプリンタ
コントローラ9はオプションにより接続されようになっ
ている。
【0048】前記システム拡張ユニット3は、図4に示
すように、内部の各デバイスを拡張部システムバス43
を介して制御する拡張CPU31、拡張部システムバス
43上でのデータ転送を制御する拡張DMAコントロー
ラ32、汎用的なISAバス44、拡張部システムバス
43とISAバス44をインタフェースするISAバス
コントローラ33、拡張部システムバス43に接続され
画像データを電子的に保存するための保存手段、例えば
ハードディスク装置35、そのインタフェースであるハ
ードディスクインターフェース34、前記ISAバス4
4に接続され画像データを電子的に保存するための保存
手段、例えば光ディスク装置38、そのインタフェース
である光ディスクインタフェース37、LAN機能を実
現するためのローカルエリアネットワーク回線制御装置
(LAN)41、プリンタ機能を実現するためのプリン
タコントローラ制御装置40、G4・FAX制御機能を
有するG4・FAX制御回路39、SCSI仕様のデバ
イスを接続するときに使用する拡張SCSIインタフェ
ース42、前記プリンタコントローラ制御装置40から
のイメージデータを前記拡張画像インタフェース7を介
してシステム基本ユニット2へ出力するための拡張部画
像バス45、前記拡張部システムバス43と拡張部画像
バス45との間でデータをやりとりするときのインタフ
ェースを行うバッファメモリ36で構成される。
【0049】なお、前記光ディスクインターフェース3
7、光ディスク装置38、G4・FAX制御回路39、
プリンタコントローラ制御装置40、ローカルエリアネ
ットワーク回線制御装置41、拡張SCSIインターフ
ェース42はオプションでありシステム拡張ユニット3
から着脱可能な構成となっている。
【0050】前記光ディスク装置38は、インタフェー
ス37を介してISAバス44と接続され、前記拡張C
PU31は、SCSIコマンドを用いて拡張部システム
バス43、ISAバスコントローラ33、ISAバス4
4を介して前記光ディスク装置38を制御する。
【0051】前記ローカルエリアネットワーク回線制御
装置41は、接続されるネットワークシステムのプロト
コルに基づいてネットワーク上の他の機器と制御データ
やイメージデータの通信を制御する回線制御部、LAN
からの通信制御データやイメージデータ、あるいはシス
テム拡張バスからの制御データやイメージデータを一時
的に格納しておく共有メモリ、システム拡張バスインタ
フェースから構成される。
【0052】前記プリンタコントローラ制御装置40
は、パーソナルコンピュータとの間で制御コードやイメ
ージデータのやりとりを行うセントロニクス準拠のパラ
レルインタフェース、ビットイメージデータをシステム
基本ユニットのページメモリ28へ転送するためのシス
テム拡張部画像バス45とのインタフェースをとるシス
テム拡張画像バスインタフェース、装置内のイメージデ
ータの転送を制御するイメージデータ転送制御部、パー
ソナルコンピュータからの制御コードを解釈し、拡張部
システムバス43及びISAバス44を介して拡張CP
U31に制御情報を知らせたり、パーソナルコンピュー
タからの印字制御コードを解釈し、ビット情報に変換し
た後、ビット情報を装置内のメモリに記憶する制御手
段、ISAバス44とのインタフェースをとるシステム
拡張バスインタフェースとから構成される。
【0053】次に前記システム基本ユニット2内の要部
の構成と機能について詳細を説明する。
【0054】前記システム制御回路21は、図6に示す
ように、前記システムCPU11と拡張CPU31との
制御情報の通信を制御する通信メモリアクセス制御回路
401、前記通信メモリ25とのインタフェースをとる
通信メモリインターフェース402、基本ユニット1お
よびシステム拡張ユニット3からのページメモリ28へ
のアクセスを制御するページメモリアクセス制御回路4
03、基本部システムバス16を介して基本ユニット1
のシステムCPU11から送られてくる制御情報やイメ
ージ情報を同時に送られてくるアドレスをデコードして
該当するシステム基本ユニット2内のブロックに上記制
御情報あるいはイメージ情報を振り分ける基本部システ
ムバスインタフェース405、システム拡張ユニット3
からの制御情報やイメージ情報を同時に送られてくるア
ドレスをデコードして回路内の該当するブロックに振り
分けるシステム拡張バスインタフェース406、基本部
システムバス16上のページメモリアクセスが可能な手
段(基本ユニット内のCPU11およびDMAコントロ
ーラ22)やシステム拡張バス43上のページメモリア
クセスが可能な手段(システム拡張ユニット3のCPU
31およびDMAコントローラ32)が各々のシステム
バスを介してページメモリ28内のイメージ情報をアク
セスするときに、前記ページメモリアクセス制御回路4
03とページメモリ28の間でイメージデータのやりと
りをインタフェースするページメモリインタフェース4
04から構成される。
【0055】前記通信メモリアクセス制御回路401は
基本ユニット1のCPU11とシステム拡張ユニット3
のCPU31がシステム制御回路21内の通信メモリイ
ンタフェース402を介して通信メモリ25と制御コー
ドの受け渡しを行うとき、その通信メモリ25のアクセ
スを制御する。
【0056】前記通信メモリ25は基本ユニット1のC
PU11及びシステム拡張ユニットのCPU31のメモ
リ空間にマッピングされており、それぞれからは特定の
領域をアクセスすることにより前記通信メモリ25との
データのリード、ライトが可能となる。
【0057】前記通信メモリアクセス制御回路401
は、図7に示すように、調停回路410、通信メモリア
クセスシーケンサ412、双方向セレクタ413及び割
込制御回路414により構成される。
【0058】前記調停回路410は基本ユニット1のC
PU11とシステム拡張ユニット3のCPU31の通信
メモリアクセスの優先度制御を行う。前記基本ユニット
1のCPU11とシステム拡張ユニット3のCPU31
が通信メモリ25を同時にアクセスした時には、設定さ
れた優先度に基づきどちらか一方のアクセスを許可し、
他方のアクセスを待たせる。
【0059】前記通信メモリアクセスシーケンサ412
は、許可されたCPUの要求に基づき通信メモリ25に
対してリードあるいはライトの制御信号を出力する。
【0060】前記双方向セレクタ413は、調停回路4
10の調停結果に基づき、許可された制御手段が出力し
た通信メモリ25に対するアドレスを通信メモリアクセ
スシーケンサ412が出力するタイミング信号に同期し
て通信メモリ25へ出力する。そしてライト動作におい
ては許可されたCPUがアドレスと一緒に出力する通信
情報(データ)をアドレス情報と共に通信メモリ25へ
出力する。また、リード動作においては許可されたCP
Uからの通信メモリ25に対するアドレスと通信メモリ
アクセスシーケンスサ412が出力するタイミング信号
により通信メモリ25から読み出された通信情報を入力
し、許可されたCPUへ出力する。
【0061】前記ページメモリアクセス制御回路403
は、図8に示すように、調停回路430、データレジス
タ431,432,436,437、アドレスレジスタ
433、双方向セレク434及びページメモリアクセス
シーケンサ435により構成さている。
【0062】前記調停回路430は、基本ユニット1の
CPU11とシステム拡張ユニット3のCPU31のペ
ージメモリアクセスの優先度制御を行う。CPU11と
CPU31がページメモリ28を同時にアクセスした時
には、設定された優先度に基づきどちらか一方のCPU
のアクセスを許可し、他方のCPUのアクセスを待たせ
る。
【0063】前記ページメモリアクセスシーケンサ43
5は、許可されたCPUの要求に基づきページメモリ2
8に対してリードあるいはライトの制御信号をアドレス
制御回路26に出力する。
【0064】前記双方向セレクタ434は、調停回路4
30の調停結果に基づき、許可されたCPUが出力した
ページメモリ28に対するアドレスをページメモリアク
セスシーケンサ435が出力するタイミング信号に同期
してアドレス制御回路26へ出力する。そしてライト動
作においては許可されたCPUがアドレスと一緒に出力
する情報(データ)をアドレス情報と共にデータ制御回
路27へ出力する。また、リード動作においては許可さ
れたCPUからのページメモリ28に対するアドレスと
ページメモリアクセスシーケンサ435が出力するタイ
ミング信号によりページメモリ28から読み出された情
報(データ)をデータ制御回路27を介して入力し、上
記許可されたCPUへ出力する。
【0065】前記データレジスタ431及びデータレジ
スタ432は、基本ユニット1がページメモリ28をア
クセスするときにデータを一時的蓄えるレジスタであ
り、前記アドレスレジスタ433は基本ユニット1が出
力するページメモリ28のアドレスを一時的に記憶して
おくレジスタである。
【0066】ここで、基本ユニット1がデータレジスタ
431を使用してページメモリ28をアクセスする場合
は、基本ユニット1が出力したアドレスがアドレスレジ
スタ433に一時的に蓄えられ、アドレス制御回路26
を介してページメモリ28へ出力される。これに対して
基本ユニット1がデータレジスタ432を使用してペー
ジメモリをアクセスする場合、基本ユニット1が出力す
るアドレスは無視され、アドレス制御回路26のアドレ
ス発生部が設定情報に基づいてアドレスをページメモリ
28に出力する。
【0067】また前記データレジスタ436及びデータ
レジスタ437は、システム拡張ユニット3がページメ
モリ28をアクセスするときにデータを一時的に蓄える
レジスタであり、システム拡張ユニット3がページメモ
リ28をアクセスする場合は2つのレジスタ共アドレス
制御回路26のアドレス発生部が設定情報に基づいてア
ドレスをページメモリ28に出力する。
【0068】基本ユニット1のシステムDMAコントロ
ーラ23は基本部システムバス22上のデバイス間のデ
ータ転送を基本ユニット1のCPU11を介在せずにハ
ード的に高速に転送するためのコントローラである。
【0069】前記システムDMAコントローラ23を使
用してデータ転送を行う処理としては、FAX送受信処
理におけるページメモリ28とFAXユニット8間の圧
縮データ(コードデータ)の転送、ページメモリ28上
のイメージをコントロールパネル12に表示するための
ページメモリ28とコントロールパネル12間のイメー
ジデータの転送、操作画面をコントロールパネル12に
表示するためのシステムメモリ24とコントロールパネ
ル12間のデータ転送等がある。
【0070】前記ページメモリ28のアドレスを生成す
るアドレス制御回路26は、図9に示すように、画像バ
スからのリクエストによって各種の転送シーケンスを実
行する転送制御シーケンサ610、画像バスのリクエス
トとシステムバスのリクエストを調停を行う調停部61
1、画像バスからの転送において複数チャンネルの各種
メモリアドレスを発生するアドレス発生部612、この
アドレス発生部612から出力されるアドレスとシステ
ムアドレスとを切り換えるセレクタ613、DRAMの
アドレス及び制御信号を発生するDRAM制御部614
から構成されている。
【0071】前記アドレス制御回路26は、画像バス及
びシステムバスの2系統からメモリ・アクセス・リクエ
ストを受け付ける。このリクエストは調停部611によ
り調停が行われ、調停に勝った側のデータ転送処理が行
われる。
【0072】システムバス側のリクエストが調停に勝っ
た場合、セレクタ613によって選択されたシステムア
ドレスはDRAM制御部614に入力される。DRAM
制御部614は入力されたアドレスをDRAMのアドレ
スに変換すると共に、リード、ライトに必要な制御信号
を発生する。
【0073】また、転送制御シーケンサ610には画像
バスからリクエストと共にアドレスチャンネル信号が入
力され、アドレス発生部612内の複数のアドレス発生
器から1つを選択する。画像バス側のリクエストが調停
に勝つと、選択されたチャンネルのメモリアドレスがア
ドレス発生部612から出力され、DRAM制御部61
4に入力される。
【0074】前記アドレス発生部612は、図10に示
すように、4チャンネルの2次元アドレス発生器63
1,632,633,634、2チャンネルのFIFO
アドレス発生器635,636及び転送シーケンサから
のチャンネルセレクト信号によって、それらの発生する
メモリアドレスの内の1つを選択するセレクタ637に
より構成されている。
【0075】前記各2次元アドレス発生器631〜63
4は、各種のアドレスが発生可能である。例えば図11
の(a) に示すように、転送制御シーケンサからのクロッ
クに同期してX方向にアドレスを順次発生することも可
能である。また、パラメータを変更することによって図
11の(b) に示すように、Y方向の逆にアドレスを順次
発生することも可能である。
【0076】さらに、スタートアドレスや1ラインの主
走査幅(XW)も原稿の紙サイズに応じて任意の設定が
可能である。
【0077】このような各種のアドレスの発生可能な2
次元アドレス発生器を使用することによって、ページメ
モリ28の任意の矩形領域に対する転送、回転読み出し
や繰り返し読み出し、また、2次元アドレス発生器を2
チャンネル使用することによって、ページメモリ28の
任意の領域間で画像の移動、回転、縦横変換、繰り返
し、鏡像等の画像編集が可能である。
【0078】FIFOアドレス発生器635,636
は、ページメモリ28をFIFOメモリとして使用する
ためのFIFOアドレス、FIFO制御に必要なステー
タスを発生する。
【0079】ステータスとしては、FIFOフル(FI
FO領域が未読出しのデータで満杯の状態)、FIFO
エンプティー(FIFO領域に未読出しのデータがない
状態)、FIFOハーフ(FIFO領域に半分以上の未
読出しデータがある状態)がある。また、システムCP
U11からFIFOのレジスタを読み出すことによっ
て、FIFOに入っているデータ量及び空き容量を知る
ことが出来る。
【0080】これらのステータスを用いてFIFO制御
を行うことで、画像バス29のデバイスからデバイス、
または、画像バス29のデバイスからシステムバス22
へ転送する際に、それぞれの転送速度や、転送タイミン
グの差をFIFOメモリで吸収することができ、高速な
データ転送が可能である。
【0081】また、FIFOアドレス発生器635,6
36はFIFO制御を行わない場合、1チャンネルにつ
き2チャンネル分の1次元アドレス発生器として使用す
ることが可能である。
【0082】図12はページメモリ28を2次元アクセ
スする場合の概念図である。
【0083】ページメモリ28の1回のアクセス幅(図
の場合は64ビット)を1カラムとすると、1ラインは
1カラムの整数倍によって構成されている。また、同じ
ラインに於いてX方向に連続なカラムはページメモリ2
8のリニア・アドレスが連続で、ラインの最終カラム
と、次のラインの先頭カラムのリニア・アドレスは連続
している。
【0084】図13は,図12のページメモリ28の2
次元メモリをリニア・アドレスに書き表わしたものであ
る。
【0085】前記データ制御回路27は、図14に示す
ように、システム基本ユニット2内の画像バス29上の
デバイス間のデータ転送、および画像バス29上のデバ
イスとページメモリ28間のデータ転送を制御する画像
データ転送制御部701、ビットブロック転送及び種々
のラスタオペレーション(論理演算)を実行するイメー
ジ処理部702、基本ユニット1のCPU11あるいは
システム拡張ユニット3のCPU31が前記システム制
御回路21を介してページメモリ28をアクセス(リー
ド/ライト)するときのデータをインタフェースするシ
ステムインターフェース703、ページメモリ28への
書き込み処理において前記アドレス制御回路26のペー
ジメモリアクセス調停結果に基づいて前記画像データ転
送制御部701を介して送られてくる画像バス29上の
デバイスからのデータか、あるいはシステムインターフ
ェース703を介して送られてくるCPU(基本ユニッ
ト1のCPU11あるいはシステム拡張ユニット3のC
PU31)からのデータかを選択するセレクタ704、
ページメモリ28からのデータの読出し処理において前
記アドレス制御回路26のページメモリアクセス調停結
果に基づいて前記画像データ転送制御部701を介した
画像バス29上のデバイスへデータを送るか、あるいは
システムインターフェース703を介したCPU(基本
ユニット1のCPU11あるいはシステム拡張ユニット
3のCPU31)へデータを送るかを選択するセレクタ
705で構成されている。
【0086】前記イメージ処理部702は、図15に示
すように、データ経路部710,711、セレクタ71
2、パラメータレジスタ713、イメージインターフェ
ース714、メモリインターフェース715、制御バス
インターフェース716及びアドレス制御回路インター
フェース717により構成されている。
【0087】前記イメージ処理部702は、ページメモ
リ28からデータをリードする経路(データ経路部71
0)とライトする経路(データ経路部711)が独立し
ており、それぞれがパイプライン処理を行っているため
リード/ライトの最大転送サイクルは同じであり、最大
4chの並行処理が可能となっている。
【0088】前記セレクタ回路712は、画像バス29
上のデバイスからのページメモリアクセスがリードアク
セスか、リード・モディファイ・ライトアクセスかによ
りデータの出力方向を切り換える。
【0089】リードアクセスにおいてはページメモリ2
8からのデータはデータ経路部710へ出力され、前記
画像データ転送制御部701を介して画像バス29上の
デバイスへ送られる。
【0090】リード・モディファイ・ライトアクセスに
おいては、ページメモリ28からのデータはデータ経路
711へ出力され、前記画像データ転送制御部701お
よびセレクタ704を介して画像バス29上のデバイス
から送られてきたデータとデータ経路部711上で論理
演算処理が行われページメモリ28へ書き込まれる。
【0091】前記パラメータレジスタ713は、データ
経路部710,711の動作モードをチャンネル毎に格
納しておくレジスタで、これらのパラメータは前記アド
レス制御回路26が出力するページメモリアクセスシー
ケンス信号及びチャンネル選択信号によりデータ経路部
710あるいは711に出力される。前記各データ経路
部L710,711はこのパラメータに基づいて種々の
論理演算処理を実行する。
【0092】図16は、データ経路部710の内部構成
を示すブロック図で、720はラッチ、721はデータ
の1/0を反転させる1項演算部である。前記演算部7
21は、パラメータレジスタへの設定により反転オンの
場合、入力したデータで“1”のビットは“0”に、
“0”のビットは“1”に変換する。
【0093】722はビット左右反転部で、設定により
ページメモリ28から読み出したデータの最上位ビット
(MSB)から最下位ビット(LSB)までのビット列
を反転させる。すなわち反転部722は左90度回転お
よび180度回転処理に使用する。
【0094】723はパイプラインレジスタで、ページ
メモリ28の矩形リードアクセスにおいて先頭がページ
メモリ28のデータ幅の境界にない場合に、データを一
時的に記憶しておくレジスタである。
【0095】724はデータのビット列を最上位ビット
側あるいは最下位ビット側にシフトするバレルシフタ
で、前記パイプラインレジスタ723と共にページメモ
リ28のデータ幅の境界にない場合に、前記パイプライ
ンレジスタ723に蓄えられた1つ前のデータの残りの
ビットと現アクセスのデータのビット列が連続するよう
に現アクセスのビットをシフトし32ビットのデータ列
として出力する。
【0096】725はビット拡張部で、2値(1ビット
/画素)のデータを多値に変換する。
【0097】図17は、データ経路部711の内部構成
を示すブロック図で、726,727,728はラッ
チ、729はビット左右反転部、730はパイプライン
レジスタ、731はバレルシフタ、732はビット拡張
部で、これらは前記データ経路部710のラッチ、ビッ
ト左右反転部、パイプラインレジスタ、バレルシフタ及
びビット拡張部と同様の機能を有する。
【0098】733は2項演算部で、前記データ経路部
710と同様に設定によりデータの1/0を反転させた
り、リード・モディファイ・ライトモードにおいてはペ
ージメモリ28から読み出したデータと画像データ転送
制御部701を介して入力したデータとを設定により論
理和、論理積、排他的論理和等の論理演算による合成処
理を実行してページメモリ28へ出力する。
【0099】次に前記画像データ転送制御部701の制
御について述べると、画像データ転送制御部701が制
御する画像データの転送形態には次の2つの形態があ
る。
【0100】1つの形態はシステム基本ユニット2の画
像バス29上のI/Oデバイス間のデータ転送で、ソー
ス(転送元)/ディスティネーション(転送先)とも画
像バス29上にあり、ソースから画像データ転送制御部
701内のデータバッファにデータを取り込むリードサ
イクルとデータバッファ上のデータをディスティネーシ
ョンに書き込むライトサイクルの2サイクルで構成され
る。
【0101】もう1つの形態はシステム基本ユニット2
の画像バス29上のI/Oデバイスとページメモリ28
間のデータ転送で、I/Oデバイスと画像データ転送制
御部701内のデータバッファ間のデータ転送サイクル
と、データバッファとページメモリ28間のデータ転送
の2つのサイクルで構成される。
【0102】ページメモリ28とデータバッファ間は画
像バス29と独立なため、2つのサイクルは並行して動
作することが可能となっている。
【0103】また画像データ転送制御部701は上記し
た2つの形態のデータ転送を8チャンネル指定すること
が可能で、同時に8チャンネルのデータ転送が可能とな
っている。
【0104】前記画像データ転送制御部701は、図1
8に示すように、データバッファ740、画像バス優先
度制御部741、画像バスタイミング制御部742、ペ
ージメモリ優先度制御部743、ページメモリタイミン
グ制御部744、ターミナルカウンタ745、割込制御
部746、制御バスインターフェース747、パラメー
タレジスタ748及びI/Oバッファ749により構成
されている。
【0105】前記データバッファ740はデータ転送に
おいてソースからのデータを一時的に格納しておくデー
タレジスタをチャンネル数分有する。
【0106】前記画像バス優先度制御部741は、画像
バス29上のデバイスからのデータ転送リクエスト(B
DRQ)を入力し、所定の優先度制御によりデータ転送
を許可するデバイスを決定し、許可されたデバイスにデ
ータ転送を開始を通知(BDAK)する。
【0107】前記画像バスタイミング制御部742は、
前記画像バス優先度制御部741の優先度制御結果に基
づいて決定したソースデバイスとディスティネーション
デバイス間のデータ転送のタイミング信号を生成し画像
バス29に出力する。
【0108】図19はページメモリ28からI/Oデバ
イスに対して画像データを転送するときの画像バス29
上のデータ転送タイミングを示し、図20はI/Oデバ
イスからページメモリ28に対して画像データを転送す
るときの画像バス29上のデータ転送タイミングを示し
ている。
【0109】BDRQはデバイスごとのデータ転送リク
エスト信号で、BDRQ信号により画像バス優先度制御
部741は調停動作を開始する。BDAK信号は画像バ
ス優先度制御部741が出力する調停結果で、BDAK
信号がアクティブになったデバイスのデータ転送を許可
する。BADSは転送開始を示す信号、BW/Rはデバ
イスへのアクセスがリードかライトかを示す信号、BR
DYはデバイスからのデータ転送終了信号である。
【0110】前記ページメモリ優先度制御部743は、
データバッファ740が出力するリクエスト信号を入力
し、ページメモリ28とデータバッファ740との間の
データ転送チャンネルを所定の優先度に基づいて決定す
る。
【0111】前記ページメモリタイミング制御部744
は、ページメモリ優先度制御部743の優先度制御結果
に基づいて決定した転送チャンネルのページメモリ28
とデータバッファ740間のデータ転送のタイミング信
号を生成しアドレス制御回路26に出力する。データバ
ッファ740からの転送リクエスト信号は、ページメモ
リ28へのライト処理においては画像バス29上のデバ
イスからのデータがデータバッファ740内に格納され
ている状態のときに、ページメモリ28からのデータの
リード処理においてはデータバッファ740内にデータ
が格納されていない状態のときに、ページメモリ優先度
制御部743に出力される。
【0112】前記ターミナルカウンタ745は、各チャ
ンネル毎の転送バイト数をカウントするもので、転送バ
イト数が設定値に達した転送チャンネルに対しては、画
像バスタイミング制御部742を介してデータ転送終了
信号(BTC)を出力する。また設定により転送バイト
数が設定値に達した場合、前記割り込み制御部746か
ら制御バスインターフェース747、基本部システムバ
ス16を介して基本ユニット1のCPU11に転送終了
割り込みをかけることが可能となっている。
【0113】前記パラメータレジスタ748は、転送チ
ャンネル毎の転送元、転送先、転送バイト数、転送終了
時の割り込み処理の有無等を設定しておくレジスタであ
る。前記画像バス29は,32ビットのデータ幅を有
し、1画素のビット幅によらず常に32ビットのデータ
転送が行われる。例えばスキャナ13から2値(1ビッ
ト/画素)のデータをページメモリ28へ書き込む場合
は、画像バス29上は32画素データが一度に画像デー
タI/F210から画像データ転送制御部701を介し
てページメモリ28へ転送され、また多値(4ビット/
画素)のデータをページメモリ28へ書き込む場合は、
8画素のデータが画像バス29上を一度に転送される。
データの32ビット化は画像バス29上の各デバイスで
1画素のビット数に応じてそれぞれ行われる。
【0114】前記画像バス29上のデータ転送優先度制
御はプリンタ15への出力、スキャナ13からの入力処
理のように、データ転送を途中で停止したり、待たせた
りできないデバイスからの転送リクエストを優先的に許
可し、圧縮/伸長処理や解像度変換処理のようにデータ
転送を待たせることが可能なデバイスの転送リクエスト
は優先度の高いデバイスからの転送リクエストがないと
きのみ許可するというようにデバイスの性質により優先
度を決定するように決められている。
【0115】次に画像バス29上のデバイスで、ページ
メモリ28とスキャナ13あるいはプリンタ15との画
像データ転送を画像処理回路14を介してインタフェー
スし、スキャナ13から画素単位に入力される画像デー
タを1画素のビット数に応じてとりまとめる画素を決定
し、常に画像バス29のデータ幅である32ビットのデ
ータに変換して画像バス29上に出力し、画像バス29
から入力した32ビットの画像データは1画素単位に分
割してプリンタ15に出力する画像データI/F210
について説明する。
【0116】概要としては、画像データI/F210
は、画像処理回路14との画像データのやり取り、プリ
ンタコントローラ9との画像データのやりとりを行う部
分である。画像処理回路14から受け取った画像デー
タ、画像処理回路14へ出す画像データ、さらにプリン
タコントローラ9とのやり取りするデータはページメモ
リ28と32bit幅の画像バス29を通してやり取り
を行う。
【0117】前記画像データI/F210は、図21に
示すように、画像処理部14より転送されるスキャナ画
像データを入力する為のスキャナI/F801、入力さ
れたスキャナ画像データを画素ビット数単位に選択し画
像バス29へ出力する為の32bit画像データに変換
するた為の32bit変換部802、32bit変換部
802により作られた32bit画像データを画像バス
29を通じてページメモリ28へ転送するためのスキャ
ナ用の画像バスI/F803、ページメモリ28のプリ
ンタ画像データを画像バス29を通じて32bit単位
に転送入力する為のプリンタ用の画像バスI/F80
4、画像バスI/F804に転送されたプリンタ画像デ
ータ32bitを1画素のビット数単位に変換する為の
Pixel変換部805、入力されたページメモリ28
からのプリンタ画像データを90度右回転させ1画素の
ビット数単位にして出力する為の回転処理部806、P
ixel変換部805又は回転処理部806からのプリ
ンタ画像データを画像処理回路14へ出力する為のプリ
ンタI/F807、ページメモリ28に対して拡張I/
F用の画像データを画像バス29を通じて32bit単
位に転送入出力する為の画像バスI/F808、画像バ
スI/F808へ入力された32bit画像データを8
bit単位に変更する為のLW→byte変換部80
9、拡張I/F811からの8bit画像データを32
bit単位の画像データに変更する為のbyte→LW
変換部810、8bit単位にページメモリ28に対し
て入出力用画像データを転送入出力する為の拡張I/F
811、画像データI/F210の内部画像データ全体
の動きを制御するシーケンス制御部812、各ブロック
への動作設定及び動作状態を書き込み/読み出しする為
のSYSーI/F813により構成されている。
【0118】次に前記画像データI/F210の機能に
ついて詳述する。
【0119】(a) スキャナ13からの画像データをペー
ジメモリ28に転送する場合 画像処理回路14から転送されたスキャナ画像データを
32bit変換部802により32bit単位のデータ
に変換し、画像バス29を通じてページメモリ28へ転
送する。
【0120】このとき、取り扱うスキャナ画像データは
1画素のビット数が8、4、2、1bitの4種類で、
8bit/画素では4画素分、4bit/画素では8画
素分、2bit/画素では16画素分、1bit/画素
では32画素分を1度に画像バス29へ出力する。但
し、1ページ単位では1画素のビット数は変化しない。
【0121】(b) ページメモリ28から画像データをプ
リンタ15に転送する場合 ページメモリ28の画像データを画像バス29を通じて
32bit単位で画像データI/F210に入力し、P
ixel変換部805で画素単位の画像データに変換
し、画像処理回路14へプリンタ用画像データとして転
送する。
【0122】このとき、取り扱うプリンタ画像データは
1画素のビット数が4、2、1bitの3種類である。
但し、1ページ単位では1画素のビット数は変化しな
い。
【0123】画像バス29上では32bitを1度に画
像データI/F210へ転送する為、出力するプリンタ
画像データのビット数により画像バス上の1回の転送画
素数が変わる。4bit/画素では8画素分を1回に画
像バス29から入力する。2bit/画素では16画素
分、1bit/画素では32画素分を1回に画像バス2
9から入力する。
【0124】(c) ページメモリ28から画像データを回
転処理部806を経由してプリンタ15に転送する場合 ページメモリ28上の画像データを画像バス29を通じ
て2bit単位で画像データI/F210に入力し、回
転処理部806で90度右回転を行いプリンタ用画像デ
ータとして転送する。
【0125】このとき、取り扱うプリンタ画像データは
1画素のビット数が4、2、1bitの3種類である。
但し、1ページ単位では1画素のビット数は変化しな
い。
【0126】回転処理部806では3種類のビット数を
有する画像データの回転をラインバッファ814,81
5を使用して実行することができる。
【0127】(d) 拡張部から画像データをページメモリ
28へ転送する場合 拡張部、例えばプリンタコントローラ9の画像データを
拡張I/F811を通じて画像データI/F210に入
力し、byte→LW変換部810により1回の転送b
it数である8bitの4個分から32bitの画像デ
ータに変換し、画像バス29を通じてページメモリ28
へ転送する。
【0128】このとき、取扱う画像データは1画素のビ
ット数が8、4、2、1bitの4種類である。但し、
1ページ単位では1画素のビット数は変化しない。
【0129】拡張I/F811では8bit単位の画像
転送を行っている為、8bit/画素では1画素、4b
it/画素では2画素、2bit/画素では4画素分、
1bit/画素では8画素を1回に転送することにな
る。
【0130】(e) ページメモリ28から画像データを拡
張部へ転送する場合 ページメモリ28の画像データを画像バス29を通じて
32bit単位で画像データI/F210へ入力し、L
W→byte変換部809で8bit単位の画像データ
に変換し、拡張I/F811を通じて拡張部へ出力す
る。
【0131】このとき、取扱う画像データは1画素のビ
ット数が8、4、2、1bitの4種類である。但し、
1ページ単位では1画素のビット数は変化しない。
【0132】拡張I/F811では8bit単位の画像
転送を行っている為、8bit/画素では1画素、4b
it/画素では2画素、2bit/画素では4画素、1
bit/画素では8画素を1回に転送することになる。
【0133】次にスキャナ入力時の32bit変換処理
について説明する。
【0134】画像処理回路14より画像データI/F2
10へ転送入力されるスキャナ画像データはSDATX
−1(Xは7〜0)の信号にMSB基準で使用されて転
送入力される。転送入力されたスキャナ画像データはス
キャナI/F801を通じてTDX−1(Xは7〜0)
の信号により32bit変換部802へ転送される。こ
の時、SDATX−1の各信号は1対1でTDX−1の
信号に対応している。
【0135】32bit変換部802ではTDX−1信
号から1画素のbit数に対応して有効な画像データの
みを選択する。又、選択された画像データを32bit
単位の画像データに変換する。変換は8bit/画素時
は4画素分、4bit/画素時は8画素分、2bit/
画素時は16画素分、1bit/画素時は32画素分を
1個の32bit画像データに変換する。
【0136】各画素bit時の変換後の出力信号を示
す。
【0137】8bit/画素時は、TD[7:0]−1
の8bitの画像データを、1画素目はBISD[0
7:00]−1へ、2画素目はBISD[15:08]
−1へ、3画素目はBISD[23:16]−1へ、4
画素目はBISD[31:24]−1へ出力する。
【0138】4bit/画素時は、TD[7:4]−1
の4bitの画像データを、1画素目はBISD[0
3:00]−1へ、2画素目はBISD[07:04]
−1へ、3画素目はBISD[11:08]−1へ、4
画素目はBISD[15:12]−1へ、5画素目はB
ISD[19:16]−1へ、6画素目はBISD[2
3:20]−1へ、7画素目はBISD[27:24]
−1へ、8画素目はBISD[31:28]−1へ出力
する。
【0139】2bit/画素時は、TD[7:6]−1
の2bitの画像データを、1画素目はBISD[0
1:00]−1へ、2画素目はBISD[03:02]
−1へ、3画素目はBISD[05:04]−1へ、4
画素目はBISD[07:06]−1へ、5画素目はB
ISD[09:08]−1へ、6画素目はBISD[1
1:10]−1へ、7画素目はBISD[13:12]
−1へ、8画素目はBISD[15:14]−1へ、9
画素目はBISD[17:16]−1へ、10画素目は
BISD[19:18]−1へ、11画素目はBISD
[21:20]−1へ、12画素目はBISD[23:
22]−1へ、13画素目はBISD[25:24]−
1へ、14画素目はBISD[27:26]−1へ、1
5画素目はBISD[29:28]−1へ、16画素目
はBISD[31:30]−1へ出力する。
【0140】1bit/画素時は、TD7−1の1bi
tの画像データを、1画素目はBISD00−1へ、2
画素目はBISD01−1へ、3画素目はBISD02
−1へ、4画素目はBISD03−1へ、5画素目はB
ISD04−1へ、6画素目はBISD05−1へ、7
画素目はBISD06−1へ、8画素目はBISD07
−1へ、9画素目はBISD08−1へ、10画素目は
BISD09−1へ、11画素目はBISD10−1
へ、12画素目はBISD11−1へ、13画素目はB
ISD12−1へ、14画素目はBISD13−1へ、
15画素目はBISD14−1へ、16画素目はBIS
D15−1へ、17画素目はBISD16−1へ、18
画素目はBISD17−1へ、19画素目はBISD1
8−1へ、20画素目はBISD19−1へ、21画素
目はBISD20−1へ、22画素目はBISD21−
1へ、23画素目はBISD22−1へ、24画素目は
BISD23−1へ、25画素目はBISD24−1
へ、26画素目はBISD25−1へ、27画素目はB
ISD26−1へ、28画素目はBISD27−1へ、
29画素目はBISD28−1へ、30画素目はBIS
D29−1へ、31画素目はBISD30−1へ、32
画素目はBISD31−1へ出力する。
【0141】但し、画像バスI/F(スキャナ)803
への転送は32bit分を1転送単位とし32bit分
揃った時点で出力が切り変わる。32bit変換部80
2から出力された32bit単位の画像データBISD
[31:00]−1は画像バスI/F(スキャナ)80
3からBD[31:00]−1へ1:1にデータ転送さ
れる。
【0142】次にプリンタ出力時のPixel変換処理
について説明する。
【0143】画像バス29を通じて転送入力された画像
データBD[31:00]−1は画像バスI/F(プリ
ンタ)804にて1:1にBIPD[31:00]−1
信号としてPixel変換部805へ入力される。
【0144】Pixel変換部805ではプリンタ出力
用画像データの1画素のbit数に対応してBIPD
[31:00]−1信号の最下位ビットから順番に1画
素のbit数単位に選択出力される。
【0145】すなわち、4bit/画素時には、1画素
目はBIPD[03:00]−1から、2画素目はBI
PD[07:04]−1から、3画素目はBIPD[1
1:08]−1から、4画素目はBIPD[15:1
2]−1から、5画素目はBIPD[19:16]−1
から、6画素目はBIPD[23:20]−1から、7
画素目はBIPD[27:24]−1から、8画素目は
BIPD[31:28]−1から選択しPXD[7:
4]−1信号に出力される。
【0146】また2bit/画素時には、1画素目はB
IPD[01:00]−1から、2画素目はBIPD
[03:02]−1から、3画素目はBIPD[05:
04]−1から、4画素目はBIPD[07:06]−
1から、5画素目はBIPD[09:08]−1から、
6画素目はBIPD[11:10]−1から、7画素目
はBIPD[13:12]−1から、8画素目はBIP
D[15:14]−1から、9画素目はBIPD[1
7:16]−1から、10画素目はBIPD[19:1
8]−1から、11画素目はBIPD[21:20]−
1から、12画素目はBIPD[23:22]−1か
ら、13画素目はBIPD[25:24]−1から、1
4画素目はBIPD[27:26]−1から、15画素
目はBIPD[29:28]−1から、16画素目はB
IPD[31:30]−1から選択しPXD[7:6]
−1信号に出力される。
【0147】また1bit/画素時には、1画素目はB
IPD00−1から、2画素目はBIPD01−1か
ら、3画素目はBIPD02−1から、4画素目はBI
PD03−1から、5画素目はBIPD04−1から、
6画素目はBIPD05−1から、7画素目はBIPD
06−1から、8画素目はBIPD07−1から、9画
素目はBIPD08−1から、10画素目はBIPD0
9−1から、11画素目はBIPD10−1から、12
画素目はBIPD11−1から、13画素目はBIPD
12−1から、14画素目はBIPD13−1から、1
5画素目はBIPD14−1から、16画素目はBIP
D15−1から、17画素目はBIPD16−1から、
18画素目はBIPD17−1から、19画素目はBI
PD18−1から、20画素目はBIPD19−1か
ら、21画素目はBIPD20−1から、22画素目は
BIPD21−1から、23画素目はBIPD22−1
から、24画素目はBIPD23−1から、25画素目
はBIPD24−1から、26画素目はBIPD25−
1から、27画素目はBIPD26−1から、28画素
目はBIPD27−1から、29画素目はBIPD28
−1から、30画素目はBIPD29−1から、31画
素目はBIPD30−1から、32画素目はBIPD3
1−1から選択しPXD7−1信号に出力される。
【0148】Pixel変換から出力される画素データ
は画像処理回路14への1画素の画像転送スピードに同
期し1画素単位に変換される。その後セレクタ816に
よりPID[7:4]−1信号に1:1に変換され、画
像処理回路14はPDAT[7:4]−1信号として転
送出力される。
【0149】画像処理回路14ではプリンタ画像データ
はPDAT[7:4]−1信号に対して1画素のbit
数によりMSB基準で使用される。
【0150】次に画像バス29とのデータのインタフェ
ースについて説明する。
【0151】転送する画素の1画素bit数により1回
の転送画素数は、8bit/画素時は4画素、4bit
/画素時は8画素、2bit/画素時は16画素、1b
it/画素時は32画素となる。
【0152】画像処理回路14から画像データI/F2
10へ転送入力されるスキャナ画像データは32bit
単位ではD0、D1、D2、‥‥Dn(n:3、7、1
5、31)の順番で入力され、32bitの最下位ビッ
トから1画素のbit単位に配置され、1画素のbit
内でも最下位ビットが32bitの最下位ビット側に配
置される。
【0153】ページメモリ28への画像データの転送入
力は1画素のbit数によって配置が決められ、ページ
メモリ28へ転送出力した配置とページメモリ28から
転送入力した配置は変わらない。
【0154】ページメモリ28から転送入力された画像
データは転送される画像データ32bit単位ではD
0、D1、D2、‥‥Dn(n:3、7、15、31)
の順番で1画素単位の画素データに変換され、画像処理
回路14へプリンタ画像データとして出力される。
【0155】前記スキャナ13からページメモリ28へ
のスキャナ入力動作について説明する。
【0156】前記スキャナ13が読み取った8bit/
画素の画像出力データは、画像処理回路14を通じて8
bit/画素または4bit/画素または2bit/画
素または1bit/画素のスキャナ画像データとして画
像データインターフェース210へ転送され、その画像
データインターフェース210内部でスキャナ画像デー
タの複数画素(4、8、16、32画素)を集め、32
bit単位の転送データとして画像バス29を通じてデ
ータ制御回路27へDMA転送される。データ制御回路
27ではアドレス制御回路26で発生するページメモリ
28のアドレスに32bitのスキャナ画像データの書
き込みを行う。
【0157】次にページメモリ28からプリンタ15へ
のプリンタ出力動作について説明する。
【0158】ページメモリ28からプリンタ15へ画像
データを出力する。前記ページメモリ28はアドレス制
御回路26で発生するページメモリのアドレスにより3
2bit単位に画像データをデータ制御回路27へ転送
し、画像バス29を通じて画像データインターフェース
210へDMA転送する。
【0159】前記画像データI/F210内部では32
bitの画像データからプリンタ15へ出力する為の1
画素のビット数4bit/画素または2bit/画素ま
たは1bit/画素に変換を行い、画像処理内部を通じ
てプリンタ15へ転送出力する。
【0160】次に、本画像形成装置の主な動作モードの
処理フローについて説明する。
【0161】まず、FAXユニット8からページメモリ
28へのコードデータ(圧縮画像データ)の入力処理に
ついて説明する。
【0162】図22はFAX入力処理の一例を示すフロ
ーチャートである。
【0163】まず、FAXユニット8に対して、一定量
の受信データが蓄積されたときにページメモリ28に対
する転送リクエストを発生するように設定する。
【0164】次に、転送チャンネルのFIFOに対し、
FIFO領域のスタートアドレス及びサイズを設定す
る。これによりページメモリ28がFIFOメモリとし
て使用可能になる。
【0165】次に、データ制御回路27及びシステム制
御回路21に設定を行い、FAXユニット8からページ
メモリ28に至るデータ及びアドレスの経路作成する。
【0166】次に、FIFOをイネーブルにし動作可能
状態にする。よって、これ以降、FIFO領域にリード
可能なデータがあれば、画像バスデバイス(この場合圧
縮・伸長回路211)はFIFOステータスがエンプエ
ィーになるまでデータを読み出すことが出来る。
【0167】次に、システムCPU11はFIFOのレ
ジスタをリードして、FIFOの空き容量を調べ、FA
Xからの転送サイズ分の空きが出来るまで待つ。転送サ
イズ分の空きが出来ると、システムDMAコントローラ
23に転送サイズを設定し、DMA転送を開始する。
【0168】次に、FAXユニット8からの割り込みの
有無、及び、DMA転送終了を調べ、FAXユニット8
から割り込みがあれば、FAXユニット8からステータ
スをリードし、ステ−タスがエラーであればエラー処理
を、ステータスが終了であればFIFOをディセーブル
し、FAXユニット8の終了処理を行い、システムDM
Aコントローラ23のFIFO転送チャンネルをディセ
ーブルにして一連の転送を終了する。
【0169】また、DMA転送が終了した場合、次のデ
ータブロックの転送作業を行う。この動作は、FAXユ
ニット8からの終了割り込みが発生するまで繰り返され
る。
【0170】図23はFAX入力処理の他の一例を示す
フローチャートである。
【0171】まず、FAXユニット8に対して、1つで
も受信データがあればページメモリ28に対する転送リ
クエストを発生するように設定する。
【0172】次に、システムDMAコントローラ23に
FAXユニット8からのリクエストに対し1ワード単位
で転送するように設定する。
【0173】次に転送チャンネルのFIFOに対し、F
IFO領域のスタートアドレス及びサイズを設定する。
これによりページメモリ28がFIFOメモリとして使
用可能になる。
【0174】次に、データ制御回路27及びシステム制
御回路21に設定を行い、FAXユニット8からページ
メモリ28に至るデータ及びアドレス経路を作成する。
【0175】次に、FIFOをイネーブルにし動作可能
状態にする。よって、これ以降、FAXユニット8はF
IFOステータスがフルになるまで、すなわちFIFO
領域にライト可能な空きがなくなるまでデータのライト
が可能であり、FIFO領域にリード可能なデータがあ
れば、画像バスデバイス(この場合圧縮・伸長回路21
1)はFIFOステータスがエンプティーになるまでデ
ータを読み出すことが出来る。
【0176】次に、FAXユニット8からの割り込みの
有無を調べ、FAXユニット8から割り込みがあれば、
FAXユニット8からステータスをリードし、ステータ
スがエラーであればエラー処理を、ステータスが終了で
あればFIFOをディセーブルし、FAXユニット8の
終了処理を行い、システムDMAコントローラ23のF
IFO転送チャンネルをディセーブルにして一連の転送
を終了する。
【0177】次に、ページメモリ28からFAXユニッ
ト8へのコードデータ(圧縮画像データ)の出力処理に
ついて説明する。
【0178】図24はFAX出力処理の一例を示すフロ
ーチャートである。
【0179】まず、FAXユニット8に対して、一定量
の受信データが取り込み可能なときにページメモリ28
に対する転送リクエストを発生するように設定する。
【0180】次に、転送チャンネルのFIFOに対し、
FIFO領域のスタートアドレス及びサイズを設定す
る。これによりページメモリ28がFIFOメモリとし
て使用可能になる。
【0181】次に、データ制御回路27及びシステム制
御回路21に設定を行い、ページメモリ28からFAX
ユニット8に至るデータ及びアドレスの経路作成する。
【0182】次に、FIFOをイネーブルにし動作可能
状態にする。よって、これ以降、FIFO領域にライト
可能な空きがあれば、画像バスデバイス(この場合圧縮
・伸長回路211)はFIFOステータスがフルになる
までデータを書き込むことが出来る。
【0183】次に、システムCPU11はFIFOのレ
ジスタをリードして、FIFO領域の未読み出しデータ
量を調べ、FAXユニット8への転送サイズ分のデータ
量に達するまで待つ。転送サイズ分のデータ量に達する
と、システムDMAコントローラ23に転送サイズを設
定し、DMA転送を開始する。
【0184】次に、FAXユニット8からの割り込みの
有無、及び、DMA転送終了を調べ、FAXユニット8
から割り込みがあれば、FAXユニット8からステータ
スをリードし、ステータスがエラーであればエラー処理
を、ステータスが終了であればFIFOをディセーブル
し、FAXユニット8の終了処理を行い、システムDM
Aコントローラ23のFIFO転送チャンネルをディセ
ーブルにして一連の転送を終了する。
【0185】また、DMA転送が終了した場合、次のデ
ータブロックの転送作業を行う。この動作は、FAXユ
ニット8からの終了割り込みが発生するまで繰り返され
る。
【0186】図25はFAX出力処理の他の一例を示す
フローチャートである。
【0187】まず、FAXユニット8に対して、ひとつ
でもデータが取り込み可能なときにページメモリ28に
対する転送リクエストを発生するように設定する。
【0188】次に、システムDMAコントローラ23に
FAXユニット8からのリクエストに対し1ワード単位
で転送するように設定する。
【0189】次に、転送チャンネルのFIFOに対し、
FIFOの領域のスタートアドレス及びサイズを設定す
る。これによりページメモリ28がFIFOメモリとし
て使用可能になる。
【0190】次に、データ制御回路27及びシステム制
御回路21に設定を行い、ページメモリ28からFAX
ユニット8に至るデータ及びアドレス経路を作成する。
【0191】次に、FIFOをイネーブルにし動作可能
状態にする。よって、これ以降、FAXユニット8はF
IFOステータスがエンプティーになるまで、すなわち
FIFO領域に未読み出しのデータがなくなるまでデー
タのリードが可能であり、FIFO領域にライト可能な
空きがあれば、画像バスデバイス(この場合圧縮・伸長
回路211)はFIFOステータスがフルになるまでデ
ータを書き込むことが出来る。
【0192】次に、FAXユニット8からの割り込みの
有無、及び、DMA転送終了を調べ、FAXユニット8
から割り込みがあれば、FAXユニット8からステータ
スをリードし、ステータスがエラーであればエラー処理
を、ステータスが終了であればFIFOをディセーブル
し、FAXユニット8の終了処理を行い、システムDM
Aコントローラ23のFIFO転送チャンネルをディセ
ーブルにして一連の転送を終了する。
【0193】次にスキャナ13で読み取った画像データ
をシステム拡張ユニット3内の保存手段である光ディス
ク装置(ODD)38に保存する場合の処理について説
明する。
【0194】ファイル登録処理の起動は基本ユニット1
のコントロールパネル12上でユーザーがファイル登録
処理を選択することにより行われる。
【0195】システムCPU11はファイル登録処理が
起動するとページメモリ28の空き領域、圧縮・伸長回
路211の使用状況をチェックし使用可能であればシス
テム制御回路21の通信メモリ25を介してシステム拡
張ユニット3の拡張CPU31にファイル登録起動を通
知する。
【0196】ページメモリ28上に空き領域がない場合
は“ページメモリFULL”をコントロールパネル12
に表示し、圧縮・伸長回路211が他の処理(例えばF
AX送受信処理)で使用している場合は“デバイスFU
LL”をコントロールパネル12に表示しファイル登録
処理を終了させる。
【0197】システム拡張ユニット3のCPU31はフ
ァイル登録処理が起動すると光ディスク装置38に登録
処理の諸設定を行い、システム拡張ユニット3のDMA
コントローラ32に転送元としてページメモリ28上の
FIFOを、転送先として光ディスク装置38を設定し
て両者を転送待機状態にしておく。そしてFIFO領域
にデータが書き込まれたかどうかをアドレス制御回路2
6がシステム制御回路21に出力するFIFO制御信号
(FIFO−FULL、FIFO−EMP、FIFO−
HALF)を一定の時間ごとに監視する。
【0198】同時に基本ユニット1のCPU11はスキ
ャナ13からページメモリ28へデータを書き込むため
にアドレス制御回路26にアドレス発生チャンネルを、
画像データ転送制御部701にデータ転送チャンネル、
転送元(画像データI/F210)、転送先(ページメ
モリ28)、転送バイト数等を設定し、またスキャナ1
3及び画像データI/F210に所定の設定を行って1
ビット/画素でデータをページメモリ28へ取り込む。
【0199】次に基本ユニット1のCPU11は圧縮・
伸長回路211に圧縮処理の諸設定を行い、画像データ
転送制御部701の転送チャンネルを2チャンネル使用
してページメモリ28からスキャナ13で読み取ったデ
ータを圧縮・伸長回路211へ送る設定と圧縮・伸長回
路211で圧縮したデータをページメモリ28のFIF
O領域に書き込むように設定し、アドレス制御回路26
に対してはページメモリ28からデータを読み出す時に
使用するアドレス発生チャンネル、圧縮データをページ
メモリ28へ書き込むときに使用するFIFOチャンネ
ルを設定してデータ転送を開始させる。
【0200】これによりページメモリ28からアドレス
発生チャンネルに設定したアドレスの順番にデータが圧
縮・伸長回路211に入力され、圧縮・伸長回路211
で圧縮されたデータがページメモリ28のFIFO領域
に順次書き込まれていく。
【0201】システム拡張ユニット3のCPU31はF
IFO−HALFを監視し、FIFO領域に所定のデー
タ量だけデータが蓄積されると拡張DMAコントローラ
32に対してデータ転送を開始させる。これを圧縮デー
タが全て転送されるまで繰り返す。
【0202】圧縮・伸長回路211は1ページの圧縮が
完了すると基本ユニット1のCPU11に対して圧縮終
了割り込みをかける。CPU11は画像データ転送制御
部701のターミナルカウンタ745の転送カウント値
(圧縮・伸長回路211からページメモリ28のFIF
O領域への転送チャンネル)をリードすることにより1
ページの圧縮データ量を知ることができこれを通信メモ
リ25を介してシステム拡張ユニット3のCPU31に
通知する。
【0203】システム拡張ユニット3のCPU31はF
IFOから光ディスク装置38へのデータ転送が、この
圧縮データ量に達したところでデータ転送を終了させ
る。複数ページのファイル登録処理においては圧縮処理
のためのページメモリ28から圧縮・伸長回路211へ
のデータの転送以降の処理と次のページのスキャナ13
からページメモリ28へのデータ入力処理が並行して動
作する。
【0204】次にシステム拡張ユニット3内の光ディス
ク装置38に保存してある画像情報を基本ユニット1の
プリンタ15から印字出力する処理を説明する。
【0205】起動はファイル登録処理と同様に基本ユニ
ット1のコントロールパネル12上でユーザの選択によ
り発生し、システム拡張ユニット3のCPU31に通信
メモリ25を介して通知する。また使用するデバイス
(ページメモリ28、圧縮・伸長回路211、光ディス
ク装置38、拡張DMAコントローラ32)が使用不可
の状態の時には基本ユニット1のCPU11はコントロ
ールパネル12に“デバイス−FULL”を表示してフ
ァイル印刷処理を終了させる。
【0206】システム拡張ユニット3のCPU31は、
ファイル印刷処理が起動すると光ディスク装置38に印
刷(読み出し)処理の諸設定を行い、システム拡張ユニ
ット3のDMAコントローラ32に転送先としてページ
メモリ28上のFIFOを、転送元として光ディスク装
置38を設定して両者を転送待機状態にしておく。
【0207】そしてFIFO領域に所定の空き領域が有
るかどうかをアドレス制御回路26がシステム制御回路
21に出力するFIFO制御信号(FIFO−HAL
F)を一定の時間ごとに監視し、空き領域があればDM
Aコントローラ32にデータ転送を開始させる。これを
1ページ分繰り返す。
【0208】同時に基本ユニット1のCPU11は圧縮
・伸長回路211に伸長処理の諸設定を行い、画像デー
タ転送制御部701の転送チャンネルを2チャンネル使
用して、1チャンネルは光ディスク装置38からページ
メモリ28のFIFO領域に書き込まれたデータを伸長
処理するよう転送元としてページメモリ28のFIFO
領域、転送先として圧縮・伸長回路211を設定し、も
う1チャンネルは伸長したデータをページメモリ28へ
書き込むために転送元として圧縮・伸長回路211、転
送先としてページメモリ28を設定し、アドレス制御回
路26に対してはFIFOからのデータリードのための
チャンネル、伸長されたデータを書き込むためのアドレ
スを生成するアドレスチャンネルを設定し、データ転送
を開始する。
【0209】こうして光ディスク装置38から読出され
た圧縮データは、ページメモリ28のFIFO領域を通
って圧縮・伸長回路211で伸長処理が施された後、ペ
ージメモリ28の所定の領域にイメージデータとして書
き込まれる。
【0210】圧縮・伸長回路211は、伸長処理におい
て圧縮データの中から1ページの終了を解釈すると、基
本ユニット1のCPU11に対して割り込みにより伸長
処理終了を通知する。
【0211】基本ユニット1のCPU11は次に転送元
として伸長したデータが格納されているページメモリ2
8、転送先としてプリンタ15を設定し、ページメモリ
28からデータ読み出すアドレスを出力するアドレス発
生チャンネルをアドレス制御回路26に設定し、画像デ
ータI/F210及びプリンタ15に印刷処理のための
所定の設定を行ってからデータ転送を開始させる。
【0212】これによりページメモリ28からアドレス
発生チャンネルに設定したアドレスの順番に伸長したイ
メージデータが画像データI/F210を介してプリン
タ15へ出力され、プリンタ15にて可視化される。
【0213】1ページの印刷処理が終了するとプリンタ
15から印字終了割込みが基本ユニット1のCPU11
に対して出力される。複数ページのファイル印刷処理に
おいては伸長したデータの印刷処理と次ページの伸長処
理は並行して動作する。
【0214】次に同時並行動作について説明する。
【0215】本画像形成装置では使用デバイス(スキャ
ナ13、プリンタ15、圧縮・伸長回路211、解像度
変換・2値回転回路212)が競合しない複数の処理を
同時に処理することが可能となっている。
【0216】例えばスキャナ13からページメモリ28
へのイメージの入力処理、ページメモリ28上のイメー
ジのプリンタ15への出力処理、光ディスク装置38へ
画像データを蓄積するためのページメモリ28上のイメ
ージを解像度変換した後、圧縮処理する解像度変換/圧
縮処理、これらは使用デバイスが競合しないため同時並
行処理ができる。
【0217】例えばスキャナ入力処理(スキャナ13→
画像処理回路14→画像データI/F210→データ制
御回路27→ページメモリ28)、プリンタ出力処理
(ページメモリ28→データ制御回路27→画像データ
I/F210→画像処理回路14→スキャナ13)及び
解像度変換/圧縮処理(ページメモリ28→データ制御
回路27→解像度変換・2値回転回路212→データ制
御回路27→圧縮・伸長回路211→データ制御回路2
7→ページメモリ28)の3つの処理同時並行処理につ
いて述べる。
【0218】画像バス29は画像バス上のデータ制御回
路27のみがマスタとなるシングルマスタ構成であり、
各I/OデバイスはDMA転送リクエスト(BDRQ)
信号をアクティブにすることによりマスタに対してDM
A転送を要求する。
【0219】マスタは各I/OデバイスからのDMA要
求を調停し、ただ1つのI/Oデバイスに対してDMA
転送を許可するDMA応答(BDAK)信号を送出し、
データ転送を行う。
【0220】DMA転送リクエスト信号が1つだけで優
先度制御をする必要がない場合の基本的なデータ転送タ
イミングを図26及び図27に示す。またスキャナ入力
処理、プリンタ出力処理及び解像度変換/圧縮処理の3
つの処理の各デバイスとデータ制御回路27のDMA転
送リクエスト(BDREQ)信号とDMA応答(BDA
CK)信号の接続模式図を図28に示す。
【0221】また各デバイスに対するDMA転送リクエ
スト信号チャンネルの対応について述べると、BDRQ
0 −1 のチャンネルは出力でスキャナ13、BDRQ1
−1のチャンネルは入力でプリンタ15、BDRQ2 −1
のチャンネルは出力で解像度変換・2値回転回路21
2、BDRQ3 −1 のチャンネルは入力で解像度変換・
2値回転回路212、BDRQ4 −1 のチャンネルは出
力で圧縮・伸長回路211、BDRQ5 −1 のチャンネ
ルは入力で圧縮・伸長回路211、BDRQ6−1 のチ
ャンネルは出力で拡張部画像バス45、BDRQ7 −1
のチャンネルは入力で拡張部画像バス45にそれぞれ対
応している。
【0222】これらの3つの処理が同時に起動したと
き、画像データは画像バス上を時分割処理して転送され
る。データ転送の優先度制御は各デバイスからのDMA
転送リクエスト信号をもとにデータ制御回路27内の画
像バス優先制御回路741で行われ、唯一のデバイスに
対してDMA応答信号(BDACK)を出力する。
【0223】次に優先度制御回路741の優先度制御に
ついて述べる。
【0224】優先度制御回路741は各転送チャンネル
単位に高優先度、低優先度の指定をすることが可能とな
っており、複数の転送チャンネルからの転送リクエスト
が同時に起こった場合、優先度制御回路741は高優先
度指定の転送チャンネルの転送を低優先度指定の転送チ
ャンネルに優先して許可し、同一優先度(高優先度指定
どうしや低優先度指定どうし)の転送チャンネルの転送
リクエストが競合した場合は、転送リクエストを出力し
たデバイスの中で一つ前に実行されたデータ転送が一番
古いデバイスの転送リクエストに対してデータ転送を許
可する。
【0225】高優先度の指定は、スキャナ13及びプリ
ンタ15等の画像データ転送を一時的に停止することが
できなく、決まった周期でデータ転送しなければならな
いデバイスに対して行う。
【0226】スキャナ13、プリンタ15以外のデバイ
スで圧縮・伸長回路211、解像度変換・2値回転回路
212を使用した処理、すなわち解像度変換/圧縮処理
はデータの入力元及び出力先が共にページメモリ28で
あるため、データ転送時間にスキャナ13やプリンタ1
5のような制限は無く、途中でデータ転送を一時的に停
止しても問題はない。このように入力元及び出力先共に
ページメモリ28である処理のデバイスに対しては低優
先度の指定を行う。
【0227】画像バス転送の状態遷移を示すと図29に
示すようになる。図においてデバイスからの転送リクエ
ストが一つも無い状態のときはアイドルステートの状態
を保持する。アイドル状態とは画像バス29上において
データ転送が実行されていない状態を表わしている。
【0228】アイドル状態において転送リクエストが1
つ発生した場合、転送サイクルは以下のように状態遷移
する。
【0229】DMA転送リクエストが1つの場合、転送
サイクルは8ステートとなる。すなわちアイドル→調停
サイクル(1) →調停サイクル(2) →転送サイクル(1) →
転送サイクル(2) →転送サイクル(3) →転送サイクル
(4) →転送サイクル(5) →アイドルのように遷移する。
【0230】ここで1ステートは基本クロックの1クロ
ックに相当し、そのタイミングは図26及び図27に示
すようになる。このとき実際に画像バス29を占有する
期間は8クロックのうち4クロックで、その他は調停サ
イクル及び転送終了サイクルとなる。
【0231】また、画像データ転送サイクル中に他のデ
バイスからのDMA転送リクエストがアクティブになっ
た場合、そのDMAリクエストがアクティブになったと
きの現在実行中の画像転送サイクルのステートに応じ
て、転送サイクル(2) ,(3) ,(4) ,(5) のステートか
ら次の画像データ転送のチャンネルを選択する調停サイ
クルに入る。
【0232】このように画像データ転送を要求するチャ
ンネルが増えるほど画像データ転送と次のデータ転送チ
ャンネルを選択する調停サイクルが同時に行われるた
め、画像バス29上は4クロックサイクルで次から次へ
とデータ転送を実行することになる。このとき画像転送
は、転送サイクル(1) →転送サイクル(2) →調停サイク
ル(1) (転送サイクル(3) )→調停サイクル(2) (転送
サイクル(4) )→転送サイクル(1) のように遷移する。
【0233】前記画像バス優先度制御回路741の優先
度制御をフローチャートで示すと図30に示すようにな
る。
【0234】まずI/OデバイスからのDMA転送リク
エストがあるか否かをチェックする。DMA転送リクエ
ストがアクティブの場合、優先度制御回路741はその
ときの画像バス29の状態をチェックし、画像バス29
の状態が転送サイクル(2) ,(3) ,(4) ,(5) あるいは
アイドル状態のときに調停サイクルに入る。
【0235】調停サイクルは2つのサイクルに分かれて
いる。第1のサイクル(調停サイクル(1) )では高優先
度指定のDMAリクエストがあるかどうかをチェックす
る。高優先度指定のDMAリクエストがあった場合、同
じくDMA転送を要求している低優先度指定のI/Oデ
バイスからの転送リクエストを無視する。これにより調
停サイクル(1) では同一レベルの優先度指定のI/Oデ
バイスからのリクエストが残る。
【0236】次に第2のサイクル(調停サイクル(2) )
では同一レベルの転送リクエストから転送すべき転送チ
ャンネルを1つ選択する。
【0237】図31は転送チャンネル選択回路の構成を
示すブロック図で、この選択回路は右シフト専用のバレ
ルシフタ901、左シフト専用のバレルシフタ902、
優先度セレクタ903、エンコーダ904及びデータを
一時的にラッチするDラッチ905から構成される。
【0238】この選択回路でのチャンネル選択(優先度
制御)はラウンドロビンで行われる。すなわち画像デー
タ転送を実行したチャンネルの優先度が次の調停サイク
ルにおいては一番低くなる。
【0239】初期優先度はBDRQ0 が一番高く、BD
RQ7 が一番低くなっている。右シフト専用のバレルシ
フタ901は1つ前のデータ転送を許可されたチャンネ
ル分右シフトして出力される。
【0240】優先度セレクタ903は、複数の転送リク
エストから転送する唯一のチャンネルを選択し出力す
る。
【0241】前記優先度セレクタ903は、図32に示
すように、ゲート回路911〜917により構成され
る。
【0242】優先度セレクタ903の入力D7 〜D0 の
うち、D0 の優先度が一番高く、D7 の優先度が一番低
い。優先度セレクタ903では優先度の一番高い入力
(D0に一番近いリクエスト)のみをそのまま出力し、
それ以外のリクエストを無視する。
【0243】前記左シフト専用のバレルシフタ902
は、右シフト専用のバレルシフタ901で右シフトされ
た転送チャンネルのリクエストを元に戻す働きをする。
この左シフト専用のバレルシフタ902の出力がDMA
応答信号(BDAK7 〜0 )として画像バスタイミング
制御回路742が出力するタイミング信号に基づいて出
力される。また、この左シフト専用のバレルシフタ90
2の出力は、エンコーダ904にて3bitのバイナリ
ーデータにエンコードされ、次の調停サイクルにおける
バレルシフタのシフト量としてDラッチ905へラッチ
される。
【0244】以上のように、途中で画像データ転送を停
止できないスキャナ入力やプリンタ出力に対して高優先
度指定を行うことにより、低優先度指定のデバイスから
のリクエストに優先して画像転送を実行することがで
き、途中でデータ転送が中断することはない。
【0245】しかし、低優先度指定の画像データ転送
中、あるいは高優先度指定どうしのリクエストが競合し
て相手方にバスの使用権を取られた場合はデータ転送を
待たされることがある。これを考慮して各デバイスの画
像バスインターフェースには画像データを一時的に蓄え
る4段程度のFIFOバッファが備え付けてある。
【0246】これにより所定の時間で画像データ転送を
行えなかった場合は、予め先読みしておいたFIFOバ
ッファからデータを取出してプリンタ15へ出力した
り、スキャナ13からのデータを一時的にFIFOバッ
ファへ格納しておき、バスの使用権が得られたときにF
IFOバッファから画像バス29上にデータを出力する
ことができ、見掛け上所定の時間でデータ転送を実行し
ているように見える。
【0247】しかし、高優先度指定を無闇に行うと問題
が生じる。仮に16クロックサイクルに1度画像バス上
でデータ転送を実行する必要があるデバイスが5つあっ
たとする。これら全てを高優先度指定にして同時に処理
を実行させた場合、5つのチャンネル全てが高優先度指
定であるため、5つの転送が交互に繰り返される。
【0248】調停サイクルは画像転送サイクルの中で処
理できたとして、1つのデータ転送サイクルは4クロッ
クかかる。5つの転送チャンネルをそれぞれ1度実行す
ると、20クロックかかることになり、16クロックに
1度というデバイスの転送サイクルが守れないことにな
る。
【0249】これを避けるため、画像バス上のデータ転
送を伴う処理の要求があった場合、CPU11は現在実
行中の画像データ転送チャンネルのデータ転送周期を予
めチェックし、また要求された処理のデータ転送周期を
チェックし、要求された処理を実行することにより上述
したような不具合が生じる場合には要求された処理を待
機あるいは中止する。
【0250】以上のように、画像バス29上の各デバイ
スがデバイス上で1画素のビット数に応じてデータ幅を
画像バス29のデータ幅に変換してデータ転送を行うた
め、異なるビット幅のイメージデータをそれぞれ専用の
メモリに格納する必要がなく、同一の構成のページメモ
リ28に異なるビット幅のデータを記憶することができ
る。従ってメモリを有効に利用できる。また読み取った
多値画像をそのままページメモリ28に蓄積し、さらに
それを多値画像としてプリンタ15により印字出力でき
るので、読み取った多値画像を画像劣化させることなく
印字出力させることができる。
【0251】また、画像バス29上の各デバイスがデバ
イス上で1画素のビット数に応じてデータ幅を画像バス
29のデータ幅に変換してデータ転送を行うため、画像
バス上における転送バンド幅は1画素のビット幅に関係
なくいつも同じであり、1画素のビット幅が小さいデー
タほど画像バス上での転送占有時間が短くなるため、画
像バス上での転送処理の多重度が多くとれ、転送処理の
効率を向上できる。
【0252】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、2
値画像データ及び多値画像データをそのままの形態で同
一のメモリに蓄積でき、メモリの有効利用ができるとと
もに多値画像を画像劣化させることなく画像形成できる
画像形成装置を提供できる。
【0253】また、画像バス上での転送処理の多重度が
多くとれ、転送処理の効率を向上できる画像形成装置を
提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す全体のブロック図。
【図2】同実施例の基本ユニットの構成を示すブロック
図。
【図3】同実施例のシステム基本ユニットの構成を示す
ブロック図。
【図4】同実施例のシステム拡張ユニットの構成を示す
ブロック図。
【図5】図2の画像処理回路の構成を示すブロック図。
【図6】図3のシステム制御回路の構成を示すブロック
図。
【図7】図6の通信メモリアクセス制御回路の構成を示
すブロック図。
【図8】図6のページメモリアクセス制御回路の構成を
示すブロック図。
【図9】図3のアドレス制御回路の構成を示すブロック
図。
【図10】図9のアドレス発生部の構成を示すブロック
図。
【図11】図9のアドレス発生部のアドレス発生方向の
例を示す図。
【図12】図3のページメモリを2次元アクセスする場
合の概念を示す図。
【図13】図3のページメモリの2次元アクセスをリニ
ア・アドレスで表わした図。
【図14】図3のデータ制御回路の構成を示すブロック
図。
【図15】図14のイメージ処理部の構成を示すブロッ
ク図。
【図16】図15におけるリード用のデータ経路部の構
成を示すブロック図。
【図17】図15におけるライト用のデータ経路部の構
成を示すブロック図。
【図18】図14の画像データ転送制御部の構成を示す
ブロック図。
【図19】同実施例においてページメモリからI/Oデ
バイスに対してデータ転送するときの画像バス上のデー
タ転送タイミングを示す図。
【図20】同実施例においてI/Oデバイスからページ
メモリに対してデータ転送するときの画像バス上のデー
タ転送タイミングを示す図。
【図21】図3の画像データインターフェースの構成を
示すブロック図。
【図22】同実施例のFAX入力処理の一例を示す流れ
図。
【図23】同実施例のFAX入力処理の他の一例を示す
流れ図。
【図24】同実施例のFAX出力処理の一例を示す流れ
図。
【図25】同実施例のFAX出力処理の他の一例を示す
流れ図。
【図26】同実施例において優先度制御をする必要がな
い場合の基本的なデータ転送タイミングを示す図。
【図27】同実施例において優先度制御をする必要がな
い場合の基本的なデータ転送タイミングを示す図。
【図28】同実施例においてスキャナ入力、プリンタ出
力、解像度変換/圧縮の各処理に使用する信号を示すブ
ロック図。
【図29】同実施例における画像バス転送の状態遷移を
示す図。
【図30】同実施例の画像バス調停処理を示す流れ図。
【図31】同実施例における転送チャンネル選択回路の
構成を示す図。
【図32】図31における優先度セレクタの構成を示す
回路図。
【符号の説明】
1…基本ユニット 2…システム基本ユニット 11…システムCPU 13…イメージスキャナ 14…画像処理部 15…プリンタ 21…システム制御回路 26…アドレス制御回路 27…データ制御回路 28…ページメモリ 210…画像データインターフェース 211…圧縮・伸長回路 212…解像度変換・2値回転回路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像を2値化及び多値化して入力する入
    力手段と、画像データを記憶するメモリと、2値画像デ
    ータ及び多値画像データを出力し画像形成する出力手段
    と、前記入力手段からの画像データを所定ビット幅単位
    に変換し、2値画像データ及び多値画像データをそれぞ
    れの形態のまま前記メモリに蓄積する画像データ蓄積制
    御手段とを具備したことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 メモリに対して2値画像データ及び多値
    画像データを異なるタイミングで蓄積することを特徴と
    する請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 メモリに対して2値画像データ及び多値
    画像データを同じタイミングで混在して蓄積することを
    特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 画像データ蓄積制御手段は、前記入力手
    段からの画像データのビット幅に応じてまとめる画素数
    を変化し、画像データを所定ビット幅単位に変換するデ
    ータ変換手段と、このデータ変換手段にて変換された画
    像データを、その画像データと同じ所定ビットのデータ
    幅で前記メモリに転送するデータ転送手段とを設けたこ
    とを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 画像を2値化及び多値化して入力し、一
    旦入力動作を開始すると一連の画像入力処理が終了する
    まで動作を停止させることができない入力手段と、画像
    データを記憶するメモリと、2値画像データ及び多値画
    像データを出力し一旦出力動作を開始すると一連の画像
    出力処理が終了するまで動作を停止させることができな
    い出力手段と、画像データの解像度変換、画像データの
    圧縮及び伸長、画像データの送受信制御等を行うデータ
    処理・制御手段と、前記入力手段からの画像データを所
    定ビット幅単位に変換し、2値画像データ及び多値画像
    データをそれぞれの形態のまま前記メモリに蓄積する画
    像データ蓄積制御手段とを具備し、 前記画像データ蓄積制御手段は、前記メモリと前記入力
    手段、出力手段及びデータ処理・制御手段との間の画像
    データ転送を、前記入力手段、出力手段からの転送要求
    及びデータ処理・制御手段からの各種転送要求を時分割
    で同時並行処理して実行する転送制御手段を設け、前記
    転送制御手段は、さらに前記入力手段及び出力手段から
    の転送要求に対しては優先的に交互に許可し、かつ前記
    データ処理・制御手段からの各種転送要求に対しては、
    前記入力手段及び出力手段からの転送要求が無いときに
    順次許可することを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】 画像を2値化及び多値化して入力し、一
    旦入力動作を開始すると一連の画像入力処理が終了する
    まで動作を停止させることができない入力手段と、画像
    データを記憶するメモリと、2値画像データ及び多値画
    像データを出力し一旦出力動作を開始すると一連の画像
    出力処理が終了するまで動作を停止させることができな
    い出力手段と、画像データの解像度変換、画像データの
    圧縮及び伸長、画像データの送受信制御等を行うデータ
    処理・制御手段と、前記入力手段からの画像データを所
    定ビット幅単位に変換し、2値画像データ及び多値画像
    データをそれぞれの形態のまま前記メモリに蓄積する画
    像データ蓄積制御手段と、前記入力手段、出力手段及び
    データ処理・制御手段をそれぞれ制御する主制御手段を
    具備し、 前記画像データ蓄積制御手段は、前記メモリと前記入力
    手段、出力手段及びデータ処理・制御手段との間の画像
    データ転送を、前記入力手段、出力手段からの転送要求
    及びデータ処理・制御手段からの各種転送要求を時分割
    で同時並行処理して実行する転送制御手段を設け、 前記主制御手段は、画像データ転送の元となる処理プロ
    セスの起動及び終了を行うと共に現在実行中の画像デー
    タ転送数を監視し、新しい処理プロセスを起動するとき
    には、その処理プロセスに含まれる画像データ転送が実
    行可能か否かを監視結果に基づいて判断し、その新しい
    処理プロセスを起動するか、待機させるか、あるいは中
    止させるかを決定することを特徴とする画像形成装置。
JP5067101A 1993-03-25 1993-03-25 画像形成装置 Pending JPH06282639A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7038818B2 (en) 1999-12-27 2006-05-02 Ricoh Company, Ltd Method and apparatus for image processing method, and a computer product
WO2015198395A1 (ja) * 2014-06-24 2015-12-30 株式会社日立製作所 並列計算装置及びその制御方法

Cited By (3)

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