JP2001339380A

JP2001339380A - 送受信装置および方法、並びに記録媒体

Info

Publication number: JP2001339380A
Application number: JP2000155824A
Authority: JP
Inventors: Masami Yamashita; 雅美山下
Original assignee: Sony Corp
Current assignee: Sony Corp
Priority date: 2000-05-26
Filing date: 2000-05-26
Publication date: 2001-12-07

Abstract

(57)【要約】【課題】衛星放送信号をCATV放送信号に変換させる中
継器を低コストで実現させる。【解決手段】デマルチプレクサ１３１は、衛星放送信
号から映像信号と音声信号を分離し、多重化器７６に、
番組情報または個別情報を分離し、番組・個別情報解析
部１４１に出力する。番組・個別情報解析部１４１は、
ワーク鍵でスクランブル鍵を復号し、番組情報暗号器７
３に出力する。個別情報暗号器７５は、ワーク鍵を番組
情報暗号器７３に出力し、ワーク鍵と契約情報を個別鍵
で暗号化し、CATV個別情報として多重化器７６に出力す
る。番組情報暗号器７３は、CATV番組番号とスクランブ
ル鍵をワーク鍵で暗号化し、CATV番組情報として多重化
器７６に出力する。多重化器７６は、映像信号、音声信
号、およびCATV番組情報またはCATV個別情報を多重化
し、変調器７７に出力する。変調器７７は、多重化信号
を変調処理して、送信する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、送受信装置および
方法、並びに記録媒体に関し、特に、衛星放送の放送信
号をCATV放送に対応した放送信号へ変換するに際し、衛
星放送信号に含まれる番組情報と個別情報を、CATV放送
の番組情報と個別情報に置き換える処理を、低コストで
実現できるようにした送受信装置および方法、並びに記
録媒体に関する。

【０００２】

【従来の技術】図１と図２を参照して、従来のデジタル
放送システムについて説明する。

【０００３】衛星等を利用したデジタル放送システムに
おいては、映像、音声、データ等の他に、番組情報、お
よび、個別情報が送信される。個別情報には、個々の衛
星放送受信装置に対応する契約情報が含まれている。衛
星放送受信装置は、この契約情報を受信し、記憶する。
その後、衛星放送受信装置は、放送信号を受信したと
き、番組に含まれる番組情報を、記憶している契約情報
と照合し、一致した番組（契約した番組）のみを復調
し、モニタに表示する。

【０００４】図１は、主に、衛星放送送信装置１の構成
例を示している。実際の衛星放送送信装置１において
は、スクランブラ１７の後に、誤り訂正符号化部や変調
器、その他伝送に関する装置が設けられているが、ここ
では、省略されている。

【０００５】番組制御部１１は、番組に応じて制御信号
をエンコーダ１５に出力し、制御するとともに、番組番
号を発生し、関連情報送出部１４に提供する。顧客管理
部１２は、多数の衛星放送受信装置２からアップロード
されるアップロード情報（視聴情報）を受信し、視聴者
からの契約要求に応じた契約情報を生成し、スクランブ
ル制御部１３に出力する。

【０００６】スクランブル制御部１３は、衛星放送受信
装置２の全ての個別鍵を予め記憶しており、顧客管理部
１２から入力される複数の契約情報とワーク鍵を、その
個別鍵で暗号化し、複数の個別情報として多重化器１６
に出力する。また、スクランブル制御部１３は、ワーク
鍵を関連情報送出部１４に出力する。

【０００７】関連情報送出部１４は、スクランブラ１７
でスクランブル処理をするのに使用するスクランブル鍵
を予め記憶しており、このスクランブル鍵をスクランブ
ラ１７に出力する。また、関連情報送出部１４は、スク
ランブル制御部１３から入力されたワーク鍵で、予め記
憶しているスクランブル鍵と番組制御部１１より入力さ
れた番組番号を暗号化し、番組情報として多重化器１６
に出力する。

【０００８】エンコーダ１５は、番組制御部１１からの
制御信号に基づいて、放送する映像信号や音声信号をデ
ジタル化し、圧縮し、多重化器１６に出力する。多重化
器１６は、複数のエンコーダ１５より入力されたデジタ
ル化され、圧縮された映像信号および音声信号と、スク
ランブル制御部１３より入力された複数の個別情報、ま
たは、関連情報送出部１４より入力された番組情報を時
分割多重化し、多重化信号としてスクランブラ１７に出
力する。

【０００９】スクランブラ１７は、関連情報送出部１４
より供給されたスクランブル鍵により、多重化器１６よ
り入力された多重化信号を必要に応じてスクランブル処
理する。このとき、個別情報と番組情報は制御のための
情報であるので、スクランブラ１７は、この個別情報と
番組情報をスクランブル処理しないように制御される。
契約情報が含まれた個別情報は、正式に契約をした視聴
者の衛星放送受信装置２に個別に送られる（対応する視
聴者の衛星放送受信装置２だけに受信される）。また、
番組情報は、番組に付随する情報で、番組視聴者に共通
に送られる（全ての衛星放送受信装置２により受信され
る）。

【００１０】図２は、衛星放送受信装置２の構成例を示
している。実際の衛星放送受信装置２は、デマルチプレ
クサ３１の前に復調器や誤り訂正部、その他伝送信号の
復号に関する装置が設けられているが、ここでは、省略
されている。

【００１１】受信復号装置２１のデマルチプレクサ３１
は、時分割多重化された複数のエンコーダ出力（図１で
は、エンコーダ１５が１個のみ示されているが、実際に
は、複数個存在する）と、番組情報または個別情報とを
分離する装置である。

【００１２】セキュリティモジュール２２の番組・個別
情報解析部４１は、デマルチプレクサ３１により分離さ
れた信号が、番組情報であるか、または、個別情報であ
るかを解析し、個別情報である場合、契約情報記憶部４
２に予め記憶されている個別鍵で個別情報を復号し、そ
こに含まれる契約情報とワーク鍵を抽出し、契約情報記
憶部４２に供給して記憶させる。また、入力されたのが
番組情報である場合、番組・個別情報解析部４１は、受
信した暗号化されている番組情報を、契約情報記憶部４
２に記憶されたワーク鍵で復号する。番組・個別情報解
析部４１は、契約情報記憶部４２に予め記憶された契約
情報と、いま復号されている番組番号を照合し、両者が
一致する場合、受信した番組が視聴可であるものとみな
し、視聴制御情報（スクランブル鍵を含む）を、デスク
ランブラ３２に送出する。さらに、番組・個別情報解析
部４１は、視聴履歴を視聴情報記憶部４３に供給し、記
憶させる。この視聴履歴は、例えば、月に１回など、所
定のタイミングで、受信復号装置２１のモデム３４によ
り、視聴情報として電話回線４を介して衛星放送送信装
置１の顧客管理部１２にアップロードされる。

【００１３】デスクランブラ３２は、セキュリティモジ
ュール２２の番組・個別情報解析部４１により生成され
た視聴制御情報（スクランブル鍵）により、デマルチプ
レクサ３１より供給されるスクランブル処理された映像
信号と音声信号をデスクランブル処理し、デコーダ３３
に出力する。デコーダ３３は、デジタル化された映像信
号や音声信号をデコードし、モニタ５１に出力し、表示
させる。

【００１４】次に、衛星放送送信装置１が、衛星放送受
信装置２に放送信号と共に個別情報または番組情報を送
信するときの動作について説明する。視聴者は、まず衛
星放送受信装置２を購入した後、紙面やファックス、電
話などを用いて衛星放送事業者と所望の受信内容を契約
する。そして、この契約に基づいて衛星放送事業者など
が、衛星放送送信装置１の顧客管理部１２に、その契約
の内容を入力する。

【００１５】この状態で、番組制御部１１は、エンコー
ダ１５に制御信号を出力し、放送する番組（プログラ
ム）の映像信号および音声信号を圧縮させ、多重化器１
６に出力させる。また、番組制御部１１は、その番組の
番組番号を関連情報送出部１４に出力する。顧客管理部
１２は、入力された契約内容に応じた契約情報をスクラ
ンブル制御部１３に出力する。スクランブル制御部１３
は、各視聴者毎の契約情報から個別情報を生成し、個別
鍵で暗号化し、多重化器１６に出力すると共に、ワーク
鍵を関連情報送出部１４に出力する。

【００１６】関連情報送出部１４は、番組制御部１１か
らの番組番号に対応する番組の番組情報を生成し、スク
ランブル制御部１３からのワーク鍵で暗号化し、多重化
器１６に出力する。多重化器１６は、映像信号、音声信
号、個別情報、および、番組情報を時分割多重化し、多
重化信号として、スクランブラ１７に出力する。スクラ
ンブラ１７は、入力された多重化信号のうち、映像信号
と音声信号、または、映像信号だけを関連情報送出部１
４から入力されるスクランブル鍵でスクランブル処理
し、衛星放送伝送路３を介して、衛星放送受信装置２に
送信する。

【００１７】次に、衛星放送受信装置２が、衛星放送送
信装置１からの放送信号と共に個別情報または番組情報
を受信するときの動作について説明する。衛星放送受信
装置２のデマルチプレクサ３１は、衛星放送伝送路３を
介して入力された信号から番組情報と個別情報を分離
し、番組・個別情報解析部４１に出力すると共に、映像
信号と音声信号を分離し、デスクランブラ３２に出力す
る。番組・個別情報解析部４１は、デマルチプレクサ３
１より入力された信号が個別情報であるか番組情報であ
るかを判別し、個別情報である場合、その契約情報記憶
部４２に予め記憶されている個別鍵で復号し、その個別
情報に含まれる契約情報およびワーク鍵を契約情報記憶
部４２に記憶させる。

【００１８】また、デマルチプレクサ３１より入力され
た信号が番組情報である場合、番組・個別情報解析部４
１は、入力された番組情報を、契約情報記憶部４２に上
記の処理により予め記憶されているワーク鍵で復号し、
さらに、その番組情報に含まれる番組番号と、契約情報
記憶部４２に記憶されている契約情報とが一致するか否
かを判定する。

【００１９】番組情報に含まれている番組番号と契約情
報が一致すると判定された場合、番組・個別情報解析部
４１は、番組情報に含まれているスクランブル鍵をデス
クランブラ３２に出力する。デスクランブラ３２は、ス
クランブル処理されている映像信号と音声信号を、番組
・個別情報解析部４１より入力されたスクランブル鍵を
使用して、デスクランブル処理し、デコーダ３３に出力
する。デコーダ３３は、入力された信号をデコードし、
モニタ５１に表示させる。また、番組・個別情報解析部
４１は、視聴情報を視聴情報記憶部４３に記憶させる。
そして、モデム３４は、一定期間毎に、契約情報記憶部
４２に記憶されている契約情報と、視聴情報記憶部４３
に記憶されている視聴情報を、電話回線４を介して衛星
放送送信装置１の顧客管理部１２にアップロードする。

【００２０】番組情報に含まれている番組番号と契約情
報が一致しないと判定された場合、番組・個別情報解析
部４１は、番組情報に含まれているスクランブル鍵をデ
スクランブラ３２に出力しない。このため、デスクラン
ブラ３２は、映像信号と音声信号をデスクランブル処理
できないため、その後、デコーダ３３が、デコードを施
しても、モニタ５１には、正しく再生された画像が表示
されない。すなわち、契約していない番組は、正しく表
示されないことになる。

【００２１】

【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な構成で送受信される衛星放送信号を、上記の衛星放送
受信装置２の代わりに中継器が受信し、さらに、受信し
た衛星放送信号をCATV（Cable Television）放送信号に
変換し、CATV放送の番組として放映することがある。こ
の場合、CATV放送の事業者は、衛星放送の事業者から、
衛星放送により放映されている番組をCATV放送として放
映するための放映権を購入し、CATV放送の契約者に提供
すると共に、CATV放送の契約者から受信料を徴収してい
る。これにより、CATV放送の事業者は、契約者からの受
信料と放映権の購入額の差額分を利潤としたビジネスを
成立させている。

【００２２】このようなCATV放送を実施する場合、中継
器には、２つの方式が考えられる。第１の方式は、中継
器では、衛星放送信号の復調と再変調のみを行い、デジ
タル信号をデスクランブル処理することなく、CATV放送
信号として送信する方式である。第２の方式は、中継器
では、復調と再変調に加えて、デジタル信号のデスクラ
ンブル処理と再スクランブル処理を行い、CATV放送信号
として送信する方式である。

【００２３】前者の方式のように、中継器が受信した衛
星放送信号に復調と再変調のみを行う方式は、中継器の
構成をできるだけ簡略化し、低コスト化するものであ
る。このため、CATV放送受信装置には、衛星放送信号を
受信する際に使用するセキュリティモジュール２２が、
そのまま使用される。従って、CATV放送の事業者は、衛
星放送の事業者により設定された番組の料金体系に従っ
て、番組を提供することしかできず、独自に料金を設定
することができないという課題があった。

【００２４】また、後者の方式のように、中継器が受信
した衛星放送信号の復調と再変調に加えて、デジタル信
号のデスクランブル処理と再スクランブル処理を施し
て、CATV放送信号として送信する場合、CATV放送の事業
者は、デジタル信号をデスクランブル処理し、再スクラ
ンブル処理を行うとき、CATV放送の番組情報と個別情報
を新たに発生させるので、CATV放送の事業者が独自に設
定した料金体系による番組の提供が可能となる。

【００２５】しかしながら、中継器にデスクランブル処
理と再スクランブル処理を実行させるようにすると、装
置規模が増大し、コストが高くなるという課題があっ
た。

【００２６】本発明は、このような状況に鑑みてなされ
たものであり、中継器が衛星放送信号を受信し、CATV放
送信号として送信する際、衛星放送信号に含まれる個別
情報と番組情報をCATV放送用のCATV個別情報とCATV番組
情報に置き換えることにより、低コストで中継器を実現
できるようにするものである。

【００２７】

【課題を解決するための手段】本発明の送受信装置は、
第１の放送信号を受信する受信手段と、受信手段により
受信された第１の放送信号より、予め記憶されている第
1の個別鍵を用いて、第１のワーク鍵を抽出する第1のワ
ーク鍵抽出手段と、受信手段により受信された第１の放
送信号より、第１のワーク鍵により暗号化されているス
クランブル鍵を抽出するスクランブル鍵抽出手段と、第
２のワーク鍵を生成する第２のワーク鍵生成手段と、第
２のワーク鍵生成手段により生成された第２のワーク鍵
で、スクランブル鍵を暗号化するスクランブル鍵暗号化
手段と、第２の個別鍵を記憶する記憶手段と、第２の個
別鍵で第２のワーク鍵を暗号化する第２のワーク鍵暗号
化手段と、受信手段により受信された第１の放送信号よ
り、スクランブル鍵によりスクランブルされている映像
信号または音声信号を抽出する映像音声信号抽出手段
と、映像音声信号抽出手段により抽出された、スクラン
ブル鍵によりスクランブルされている映像信号または音
声信号、スクランブル鍵暗号化手段により第２のワーク
鍵で暗号化されたスクランブル鍵、並びに、第２のワー
ク鍵暗号化手段により暗号化された第２のワーク鍵を多
重化して、第２の放送信号を生成する放送信号生成手段
とを備えることを特徴とする。

【００２８】前記第１のワーク鍵と前記第２のワーク鍵
は、同一の鍵とすることができる。

【００２９】本発明の送受信方法は、第１の放送信号を
受信する受信ステップと、受信ステップの処理で受信さ
れた第１の放送信号より、予め記憶されている第1の個
別鍵を用いて、第１のワーク鍵を抽出する第1のワーク
鍵抽出ステップと、受信ステップの処理で受信された第
１の放送信号より、第１のワーク鍵により暗号化されて
いるスクランブル鍵を抽出するスクランブル鍵抽出ステ
ップと、第２のワーク鍵を生成する第２のワーク鍵生成
ステップと、第２のワーク鍵生成ステップの処理で生成
された第２のワーク鍵で、スクランブル鍵を暗号化する
スクランブル鍵暗号化ステップと、第２の個別鍵を記憶
する記憶ステップと、第２の個別鍵で第２のワーク鍵を
暗号化する第２のワーク鍵暗号化ステップと、受信ステ
ップの処理で受信された第１の放送信号より、スクラン
ブル鍵によりスクランブルされている映像信号または音
声信号を抽出する映像音声信号抽出ステップと、映像音
声信号抽出ステップの処理で抽出された、スクランブル
鍵によりスクランブルされている映像信号または音声信
号、スクランブル鍵暗号化ステップの処理で第２のワー
ク鍵で暗号化されたスクランブル鍵、並びに、第２のワ
ーク鍵暗号化ステップの処理で暗号化された第２のワー
ク鍵を多重化して、第２の放送信号を生成する放送信号
生成ステップとを含むことを特徴とする。

【００３０】本発明の記録媒体のプログラムは、第１の
放送信号の受信を制御する受信制御ステップと、受信制
御ステップの処理で受信された第１の放送信号より、予
め記憶されている第1の個別鍵を用いて、第１のワーク
鍵の抽出を制御する第1のワーク鍵抽出制御ステップ
と、受信制御ステップの処理で受信された第１の放送信
号より、第１のワーク鍵により暗号化されているスクラ
ンブル鍵の抽出を制御するスクランブル鍵抽出制御ステ
ップと、第２のワーク鍵の生成を制御する第２のワーク
鍵生成制御ステップと、第２のワーク鍵生成制御ステッ
プの処理で生成された第２のワーク鍵での、スクランブ
ル鍵の暗号化を制御するスクランブル鍵暗号化制御ステ
ップと、第２の個別鍵の記憶を制御する記憶制御ステッ
プと、第２の個別鍵での第２のワーク鍵の暗号化を制御
する第２のワーク鍵暗号化制御ステップと、受信制御ス
テップの処理で受信された第１の放送信号より、スクラ
ンブル鍵によりスクランブルされている映像信号または
音声信号の抽出を制御する映像音声信号抽出制御ステッ
プと、映像音声信号抽出制御ステップの処理で抽出され
た、スクランブル鍵によりスクランブルされている映像
信号または音声信号、スクランブル鍵暗号化制御ステッ
プの処理で第２のワーク鍵で暗号化されたスクランブル
鍵、並びに、第２のワーク鍵暗号化制御ステップの処理
で暗号化された第２のワーク鍵の多重化による、第２の
放送信号の生成を制御する放送信号生成ステップとを含
むことを特徴とする。

【００３１】本発明の送受信装置および方法、並びに記
録媒体のプログラムにおいては、第１の放送信号が受信
され、受信された第１の放送信号より、予め記憶されて
いる第1の個別鍵を用いて、第１のワーク鍵が抽出さ
れ、受信された第１の放送信号より、第１のワーク鍵に
より暗号化されているスクランブル鍵が抽出され、第２
のワーク鍵が生成され、生成された第２のワーク鍵で、
スクランブル鍵が暗号化され、第２の個別鍵が記憶さ
れ、第２の個別鍵で第２のワーク鍵が暗号化され、受信
された第１の放送信号より、スクランブル鍵によりスク
ランブルされている映像信号または音声信号が抽出さ
れ、抽出された、スクランブル鍵によりスクランブルさ
れている映像信号または音声信号、第２のワーク鍵で暗
号化されたスクランブル鍵、並びに、暗号化された第２
のワーク鍵が多重化され、第２の放送信号が生成され
る。

【００３２】

【発明の実施の形態】図３は本発明を適用したデジタル
放送システムの一実施の形態の構成を示している。尚、
以下の説明において、図１と図２における構成と対応す
る部分には、同一の番号を付してあり、その説明は適宜
省略する。このシステムにおいては、図１に示した衛星
放送送信装置１の他に、中継器６１とCATV放送受信装置
６３が新たに設けられている。

【００３３】中継器６１は、CATV放送の事業者により運
用されるものであり、衛星放送伝送路３を介して受信さ
れた衛星放送信号をCATV放送の放送信号に変換し、CATV
放送伝送路６２を介して各CATV放送受信装置６３に送信
する。尚、中継器６１の詳細については、図４を参照し
て後述する。

【００３４】CATV放送受信装置６３は、中継器６１より
CATV放送伝送路６２を介して、CATV放送信号を受信し、
受信した信号を復調し、モニタ５１に表示させる。尚、
CATV放送受信装置６３の詳細については、図５を参照し
て後述する。

【００３５】次に、図４を参照して、中継器６１につい
て説明する。

【００３６】中継器６１は、受信復号装置１２１とセキ
ュリティモジュール１２２を有している。受信復号装置
１２１とセキュリティモジュール１２２は、図２の衛星
放送受信装置２の受信復号装置２１およびセキュリティ
モジュール２２と基本的に同様の構成とされ、それぞ
れ、デマルチプレクサ１３１、デスクランブラ１３２、
およびデコーダ１３３、または、番組・個別情報解析部
１４１および契約情報記憶部１４２を有している。図２
における場合と対応する名称の部分は、対応する機能を
有しているので、その説明は省略する。

【００３７】中継器６１には、その受信復号装置１２１
に復調器７１が設けられている他、CATV番組制御部７
２、番組情報暗号器７３、CATV顧客管理部７４、個別情
報暗号器７５、多重化器７６、及び、変調器７７が設け
られている。

【００３８】復調器７１は、衛星放送伝送路３を介して
衛星放送送信装置１より送信されてくる衛星放送信号
を、復調処理し、デジタル信号としてデマルチプレクサ
１３１に出力する。

【００３９】CATV番組制御部７２は、CATV放送の事業者
により設定されたCATV放送として放映される番組に対応
したCATV番組番号を含むCATV番組情報を生成し、番組情
報暗号器７３に出力する。番組情報暗号器７３は、番組
・個別情報解析部１４１より入力されたスクランブル鍵
と、CATV番組制御部７２より入力されたCATV番組情報
を、個別情報暗号器７５より入力されたワーク鍵により
暗号化し、多重化器７６に出力する。

【００４０】CATV顧客管理部７４は、CATV放送の受信契
約をしている各顧客（視聴者）が契約している視聴可能
チャンネル、有効期限、およびチャージ金額などの契約
情報と、各視聴者の持つ全てのCATV放送受信装置６３に
対応する個別鍵を記憶しており、これらを個別情報暗号
器７５に供給する。個別情報暗号器７５は、ワーク鍵を
生成し、番組情報暗号器７３に供給すると共に、ワーク
鍵とCATV顧客管理部７４より供給された契約情報からな
るCATV個別情報を、各CATV放送受信装置６３に対応する
個別鍵で暗号化し、多重化器７６に出力する。

【００４１】尚、図１の衛星放送送信装置１のスクラン
ブル制御部１３により生成されるワーク鍵と、個別情報
暗号器７５により生成されるワーク鍵は、同一のものと
しても良いし、異なるものとしても良い。また、個別鍵
も、ワーク鍵と同様に、スクランブル制御部１３に記憶
している個別鍵と、CATV顧客管理部７４に記憶している
個別鍵とは、同一のものとしても良いし、異なるものと
しても良い。

【００４２】多重化器７６は、デマルチプレクサ１３１
より入力された、スクランブル鍵によりスクランブル処
理された映像信号および音声信号、番組情報暗号器７３
より入力されたCATV番組情報、並びに、個別情報暗号器
７５より入力されたCATV個別情報を、時分割多重化し、
変調器７７に出力する。

【００４３】変調器７７は、多重化器７６より入力され
た時分割多重化されたCATV放送信号を変調処理し、CATV
放送伝送路６２を介して、各CATV放送受信装置６３にCA
TV放送信号として送信する。

【００４４】尚、図４に示す中継器６１は、受信した衛
星放送をモニタ１５１に表示できるようにデスクランブ
ラ１３２およびデコーダ１３３を備えているが、中継器
６１において、受信している衛星放送の番組をモニタ１
５１に表示させる必要が無く、中継機能（衛星放送信号
を受信し、CATV放送信号に変換して送信する機能）のみ
を備えていれば良い場合、デスクランブラ１３２および
デコーダ１３３は、設ける必要が無い。従って、デスク
ランブラ１３２およびデコーダ１３３を省いた構成とす
ることにより、中継器６１をさらに低コストで構成する
ことが可能となる。

【００４５】次に、図５を参照して、CATV放送受信装置
６３の詳細について説明する。

【００４６】CATV放送受信装置６３は、図２の衛星放送
受信装置２と同様に、受信復号装置２１とセキュリティ
モジュール２２で構成されている。ただし、CATV放送受
信装置６３の受信復号装置２１においては、デマルチプ
レクサ３１の前段に、復調器１７１が設けられている。
受信復号装置２１のその他の構成は、図２における場合
と同様であり、その説明は省略する。

【００４７】図５に示すCATV放送受信装置６３のセキュ
リティモジュール２２の番組・個別情報判別部８１は、
デマルチプレクサ３１により分離された信号が、CATV番
組情報であるのか、または、CATV個別情報であるのかを
判別し、CATV個別情報であると判別した場合、内蔵する
メモリに予め記憶されている個別鍵で、CATV個別情報を
復号し、そこに含まれる契約情報（例えば、視聴可能チ
ャンネル、有効期限、および、チャージ金額）とワーク
鍵を抽出し、記憶部８４に出力し、記憶させる。また、
デマルチプレクサ３１により分離され、入力された信号
が、暗号化されているCATV番組情報である場合、番組・
個別情報判別部８１は、受信したCATV番組情報を番組情
報復号部８２に出力する。

【００４８】番組情報復号部８２は、番組・個別情報判
別部８１より入力された暗号化されているCATV番組情報
を、記憶部８４に予め記憶されているワーク鍵で復号処
理し、そこに含まれているCATV番組番号およびスクラン
ブル鍵を抽出し、判定部８３に出力する。

【００４９】判定部８３は、番組情報復号部８２より入
力されたCATV番組番号に対応する番組が、記憶部８４に
記憶されている契約情報（視聴可能チャンネルの番組）
と比較し、契約情報に対応した視聴可能な番組であるか
否かを判定する。

【００５０】判定部８３は、その判定結果に基づいて、
番組情報復号部８２より供給されたスクランブル鍵をデ
スクランブラ３２に出力する。デスクランブラ３２は、
デマルチプレクサ３１より供給された映像信号および音
声信号をデスクランブル処理し、デコーダ３３に出力す
る。デコーダ３３は、デスクランブラ３２により供給さ
れたデスクランブル処理された映像信号と音声信号をデ
コードし、モニタ５１に出力する。これにより契約され
ているCATV放送の番組が表示される。

【００５１】次に、図６のフローチャートを参照して中
継器６１が衛星放送信号を受信しCATV放送信号を送信す
る処理（中継処理）について説明する。

【００５２】中継器６１は、電源がオンされると処理を
開始する。ステップＳ１において、復調器７１は、受信
した衛星放送信号を復調処理し、デマルチプレクサ１３
１に出力する。ステップＳ２において、デマルチプレク
サ１３１は、復調器７１より入力された信号から、映像
信号と音声信号を分離し、デスクランブラ１３２に出力
すると共に、入力された信号から番組情報または個別情
報を分離して、番組・個別情報解析部１４１に出力す
る。

【００５３】ステップＳ３において、番組・個別情報解
析部１４１は、デマルチプレクサ１３１より入力された
信号が個別情報であるか否かを判定し、個別情報である
と判定した場合、その処理は、ステップＳ４に進む。

【００５４】ステップＳ４において、番組・個別情報解
析部１４１は、入力された個別情報を契約情報記憶部１
４２に予め記憶されている個別鍵で復号し、そこに含ま
れている（衛星放送の事業者との）契約情報とワーク鍵
を抽出し、契約情報記憶部１４２に記憶させ、処理を終
了する。

【００５５】通常、個別情報は、契約直後、または、契
約内容を変更した直後にだけ送られてくる。

【００５６】ステップＳ３において、デマルチプレクサ
１３１より入力された信号が、個別情報ではない、すな
わち、番組情報であると判定された場合、ステップＳ５
において、番組・個別情報解析部１４１は、デマルチプ
レクサ１３１より入力された番組情報を、契約情報記憶
部１４２に予め記憶されているワーク鍵で復号し、そこ
に含まれている番組番号とスクランブル鍵を抽出する。

【００５７】ステップＳ６において、番組・個別情報解
析部１４１は、復号された番組情報に含まれている番組
番号と、契約情報記憶部４２に予め記憶されている契約
情報とが一致するか否かを判定し、一致しないと判定し
た場合、（例えば、その番組番号が、契約情報に含まれ
ていない場合、または、含まれていたとしても、契約期
間が満了している場合）その処理は終了される。すなわ
ち、中継器６１は、衛星放送信号を受信することができ
ないので、CATV放送信号に変換して出力することができ
ないため、ここで、処理が終了されることになる。

【００５８】ステップＳ６において、復号された番組情
報に含まれている番組番号と、契約情報記憶部１４２に
予め記憶されている契約情報とが一致すると判定された
場合、ステップＳ７において、番組・個別情報解析部１
４１は、スクランブル鍵を、デスクランブラ１３２およ
び番組情報暗号器７３に出力する。

【００５９】ステップＳ８において、CATV番組制御部７
２は、その番組のCATV番組番号を生成し、番組情報暗号
器７３に出力する。また、CATV顧客管理部７４は、CATV
放送の各視聴者の契約情報及び個別鍵を個別情報暗号器
７５に出力する。

【００６０】ステップＳ９において、個別情報暗号器７
５は、その番組に対応したワーク鍵を番組情報暗号器７
３に供給すると共に、契約情報とワーク鍵を個別鍵で暗
号化し、CATV個別情報として多重化器７６に出力する。

【００６１】ステップＳ１０において、番組情報暗号器
７３は、CATV番組制御部７２より入力されたCATV番組番
号と、番組・個別情報解析部１４１より入力されたスク
ランブル鍵を、個別情報暗号器７５より入力されたワー
ク鍵で暗号化し、CATV番組情報として多重化器７６に出
力する。

【００６２】ステップＳ１１において、多重化器７６
は、デマルチプレクサ３１より入力されたスクランブル
処理されている映像信号および音声信号、個別情報暗号
器７５より入力されたCATV個別情報、並びに、番組情報
暗号器７３より入力されたCATV番組情報を時分割多重化
処理し、多重化信号として変調器７７に出力する。

【００６３】ステップＳ１２において、変調器７７は、
多重化器７６より入力された多重化信号を変調処理し、
CATV放送信号としてCATV放送伝送路６２を介してCATV放
送受信装置６３に向けて送信する。

【００６４】すなわち、中継器６１は、受信した衛星放
送信号の番組情報および個別情報を、CATV放送信号に対
応したCATV番組情報およびCATV個別情報に置き換えて、
CATV放送伝送路６２に送信することになる。従って、CA
TV放送の事業者は、このCATV番組情報とCATV個別情報を
設定することにより、衛星放送の事業者により設定され
た料金体系とは異なる、独自の料金体系を設定し、CATV
放送の番組を提供することができる。

【００６５】また、CATV放送信号のCATV番組情報および
CATV個別情報の転送レートは、一般に衛星放送信号の番
組情報および個別情報の転送レートに比べて小さい。こ
のため、多重化器７６は、衛星放送信号の転送レート時
の映像信号および音声信号のパケットの位置がずれない
ように、余分となるパケット部分にダミーパケットを挿
入し、CATV放送信号の転送レートに対応させ、クロック
再生に影響を与えないように時分割多重化処理を実行す
る。

【００６６】次に、図７のフローチャートを参照して、
CATV放送受信装置６３が、CATV放送信号を受信する処理
について説明する。

【００６７】CATV放送受信装置６３の電源がオンされる
と、その処理が開始される。ステップＳ２１において、
復調器１７１は、受信されたCATV放送信号を復調処理
し、デマルチプレクサ３１に出力する。ステップＳ２２
において、デマルチプレクサ３１は、復調器１７１より
入力されたCATV放送信号からスクランブル処理されてい
る映像信号と音声信号を分離し、デスクランブラ３２に
出力すると共に、入力されたCATV放送信号からCATV番組
情報またはCATV個別情報を分離し、番組・個別情報判別
部８１に出力する。

【００６８】ステップＳ２３において、番組・個別情報
判別部８１は、デマルチプレクサ３１より入力された信
号が、CATV個別情報であるか否かを判別し、入力された
信号がCATV個別情報であると判定された場合、その処理
は、ステップＳ２４に進む。

【００６９】ステップＳ２４において、番組・個別情報
判別部８１は、暗号化されているCATV個別情報を、内蔵
するメモリに記憶されている個別鍵により復号し、そこ
に含まれる契約情報（視聴可能チャンネル、有効期限、
または、チャージ金額）と、ワーク鍵を抽出し、記憶部
８４に記憶させる。

【００７０】ステップＳ２３において、入力された信号
がCATV個別情報ではない、すなわち、CATV番組情報であ
ると判定された場合、ステップＳ２５において、番組・
個別情報判別部８１は、入力されたCATV番組情報を番組
情報復号部８２に出力する。

【００７１】ステップＳ２６において、番組情報復号部
８２は、記憶部８４に記憶されているワーク鍵を使用し
て、暗号化されているCATV番組情報を復号し、そこに含
まれているスクランブル鍵とCATV番組番号を抽出し、判
定部８３に出力する。

【００７２】ステップＳ２７において、判定部８３は、
番組情報復号部８２より入力されたスクランブル鍵をデ
スクランブラ３２に出力する。ステップＳ２８におい
て、デスクランブラ３２は、判定部８３より入力された
スクランブル鍵により、デマルチプレクサ３１より入力
されたスクランブル処理されている映像信号と音声信号
をデスクランブル処理し、デコーダ３３に出力する。

【００７３】ステップＳ２９において、デコーダ３３
は、デスクランブラ３２より入力されたデスクランブル
処理された映像信号と音声信号をデコードし、モニタ５
１に出力して、表示させる。

【００７４】尚、上述のように、CATV放送受信装置６３
によりCATV個別情報とCATV番組情報の両方が時分割多重
化されたCATV放送信号が受信された場合、受信されてい
る状態の映像信号と音声信号の再生に必要とされるCATV
個別情報は、事前に予め受信されていることが前提とな
る。このため、通常、CATV個別情報は、契約直後、また
は、契約変更直後などにおいて事前に受信、記憶される
ことになる。

【００７５】以上によれば、中継器が衛星放送信号を受
信し、CATV放送信号として送信する際、デスクランブル
処理および再スクランブル処理することなく、衛星放送
信号に含まれる個別情報と番組情報を、CATV放送用のCA
TV個別情報とCATV番組情報に置き換える処理ができるよ
うになるので、中継器にデスクランブラとスクランブラ
を設ける必要が無くなり、装置のコストを低く抑えるこ
とが可能となる。

【００７６】上述した一連の処理は、ハードウェアによ
り実行させることもできるが、ソフトウェアにより実行
させることもできる。一連の処理をソフトウェアにより
実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプロ
グラムが、専用のハードウェアに組み込まれているコン
ピュータ、または、各種のプログラムをインストールす
ることで、各種の機能を実行させることが可能な、例え
ば汎用のパーソナルコンピュータなどに記録媒体からイ
ンストールされる。

【００７７】図８は、中継器６１をソフトウェアにより
実現する場合のパーソナルコンピュータの一実施の形態
の構成を示している。パーソナルコンピュータのCPU２
０１は、パーソナルコンピュータの動作の全体を制御す
る。また、CPU２０１は、バス２０４および入出力イン
ターフェース２０５を介してユーザからキーボードやマ
ウスなどからなる入力部２０６から指令が入力される
と、それに対応してROM(Read Only Memory)２０２に格
納されているプログラムを実行する。あるいはまた、CP
U２０１は、ドライブ２１０に接続された磁気ディスク
２２１、光ディスク２２２、光磁気ディスク２２３、ま
たは半導体メモリ２２４から読み出され、記憶部２０８
にインストールされたプログラムを、RAM(Random Acces
s Memory)２０３にロードして実行する。これにより、
上述した中継器６１の機能が、ソフトウェアにより実現
されている。さらに、CPU２０１は、通信部２０９を制
御して、外部と通信し、データの授受を実行する。

【００７８】プログラムが記録されている記録媒体は、
図８に示すように、コンピュータとは別に、ユーザにプ
ログラムを提供するために配布される、プログラムが記
録されている磁気ディスク２２１（フロッピー（登録商
標）ディスクを含む）、光ディスク２２２（CD-ROM(Com
pact Disk-Read Only Memory)，DVD（Digital Versatil
e Disk）を含む）、光磁気ディスク２２３（MD（Mini-D
isc）を含む）、もしくは半導体メモリ２２４などより
なるパッケージメディアにより構成されるだけでなく、
コンピュータに予め組み込まれた状態でユーザに提供さ
れる、プログラムが記録されているROM２０２や、記憶
部２０８に含まれるハードディスクなどで構成される。

【００７９】尚、本明細書において、記録媒体に記録さ
れるプログラムを記述するステップは、記載された順序
に沿って時系列的に行われる処理は、もちろん、必ずし
も時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に
実行される処理を含むものである。

【００８０】また、本明細書において、システムとは、
複数の装置により構成される装置全体を表すものであ
る。

【００８１】

【発明の効果】本発明の送受信装置および方法、並びに
記録媒体のプログラムによれば、受信した第１の放送信
号より、抽出した、スクランブル鍵によりスクランブル
されている映像信号または音声信号を、第２のワーク鍵
で暗号化したスクランブル鍵、並びに、暗号化した第２
のワーク鍵と多重化し、第２の放送信号を生成するよう
にしたので、第２の放送信号を低コストで送信すること
が可能となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】従来のデジタル放送システムの構成を示すブロ
ック図である。

【図２】図１のデジタル放送システムに用いられる衛星
放送受信装置の構成を示すブロック図である。

【図３】本発明を適用したデジタル放送システムの構成
を示すブロック図である。

【図４】図３のデジタル放送システムに用いられる中継
器の構成を示すブロック図である。

【図５】図３のデジタル放送システムに用いられるCATV
放送受信装置の構成を示すブロック図である。

【図６】図３のデジタル放送システムに用いられる中継
器の送信処理を説明するフローチャートである。

【図７】図３のデジタル放送システムに用いられるCATV
放送受信装置の処理を説明するフローチャートである。

【図８】媒体を説明する図である。

【符号の説明】

１衛星放送送信装置，２衛星放送受信装置，１１
番組制御部，１２顧客管理部，１３スクランブル制
御部，１４関連情報送出部，１５エンコーダ，１６
多重化器，１７スクランブラ，２１受信復号装
置，２２セキュリティモジュール，３１デマルチプ
レクサ，３２デスクランブラ，３３デコーダ，３４
モデム，４１番組・個別情報解析部，４２契約情
報記憶部，４３視聴情報記憶部，６１中継器，６２
CATV放送伝送路，６３ CATV放送受信装置，７１復
調器，７２ CATV番組制御部，７３番組情報暗号器，
７４CATV顧客管理部，７５個別情報暗号器，７６多
重化器，７７変調器，８１番組・個別情報判別部，
８２番組情報復号部，８３判定部，８４記憶部，
１２１受信復号装置，１２２セキュリティモジュー
ル，１３１デマルチプレクサ，１３２デスクランブ
ラ，１３３デコーダ，１４１番組・個別情報解析
部，１４２契約情報記憶部，１５１モニタ

フロントページの続き (51)Int.Cl.⁷ 識別記号ＦＩテーマコート゛(参考）Ｈ０４Ｎ 7/167 Ｚ

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】第１の個別鍵により暗号化されている第
１のワーク鍵、前記第１のワーク鍵により暗号化されて
いるスクランブル鍵、並びに、前記スクランブル鍵によ
り少なくとも一方がスクランブルされている映像信号と
音声信号を含む第１の放送信号を受信し、前記第１の放
送信号に基づいて、第２の放送信号を生成し、送信する
送受信装置において、前記第１の放送信号を受信する受信手段と、前記受信手段により受信された前記第１の放送信号よ
り、予め記憶されている前記第1の個別鍵を用いて、前
記第１のワーク鍵を抽出する第1のワーク鍵抽出手段
と、前記受信手段により受信された前記第１の放送信号よ
り、前記第１のワーク鍵により暗号化されているスクラ
ンブル鍵を抽出するスクランブル鍵抽出手段と、第２のワーク鍵を生成する第２のワーク鍵生成手段と、前記第２のワーク鍵生成手段により生成された前記第２
のワーク鍵で、前記スクランブル鍵を暗号化するスクラ
ンブル鍵暗号化手段と、第２の個別鍵を記憶する記憶手段と、前記第２の個別鍵で前記第２のワーク鍵を暗号化する第
２のワーク鍵暗号化手段と、前記受信手段により受信された前記第１の放送信号よ
り、前記スクランブル鍵によりスクランブルされている
映像信号または音声信号を抽出する映像音声信号抽出手
段と、前記映像音声信号抽出手段により抽出された、前記スク
ランブル鍵によりスクランブルされている前記映像信号
または前記音声信号、前記スクランブル鍵暗号化手段に
より前記第２のワーク鍵で暗号化された前記スクランブ
ル鍵、並びに、前記第２のワーク鍵暗号化手段により暗
号化された前記第２のワーク鍵を多重化して、前記第２
の放送信号を生成する放送信号生成手段とを備えること
を特徴とする送受信装置。
【請求項２】前記第１のワーク鍵と前記第２のワーク
鍵は、同一の鍵であることを特徴とする請求項１に記載
の送受信装置。
【請求項３】第１の個別鍵により暗号化されている第
１のワーク鍵、前記第１のワーク鍵により暗号化されて
いるスクランブル鍵、並びに、前記スクランブル鍵によ
り少なくとも一方がスクランブルされている映像信号と
音声信号を含む第１の放送信号を受信し、前記第１の放
送信号に基づいて、第２の放送信号を生成し、送信する
送受信装置の送受信方法において、前記第１の放送信号を受信する受信ステップと、前記受信ステップの処理で受信された前記第１の放送信
号より、予め記憶されている前記第1の個別鍵を用い
て、前記第１のワーク鍵を抽出する第1のワーク鍵抽出
ステップと、前記受信ステップの処理で受信された前記第１の放送信
号より、前記第１のワーク鍵により暗号化されているス
クランブル鍵を抽出するスクランブル鍵抽出ステップ
と、第２のワーク鍵を生成する第２のワーク鍵生成ステップ
と、前記第２のワーク鍵生成ステップの処理で生成された前
記第２のワーク鍵で、前記スクランブル鍵を暗号化する
スクランブル鍵暗号化ステップと、第２の個別鍵を記憶する記憶ステップと、前記第２の個別鍵で前記第２のワーク鍵を暗号化する第
２のワーク鍵暗号化ステップと、前記受信ステップの処理で受信された前記第１の放送信
号より、前記スクランブル鍵によりスクランブルされて
いる映像信号または音声信号を抽出する映像音声信号抽
出ステップと、前記映像音声信号抽出ステップの処理で抽出された、前
記スクランブル鍵によりスクランブルされている前記映
像信号または前記音声信号、前記スクランブル鍵暗号化
ステップの処理で前記第２のワーク鍵で暗号化された前
記スクランブル鍵、並びに、前記第２のワーク鍵暗号化
ステップの処理で暗号化された前記第２のワーク鍵を多
重化して、前記第２の放送信号を生成する放送信号生成
ステップとを含むことを特徴とする送受信方法。
【請求項４】第１の個別鍵により暗号化されている第
１のワーク鍵、前記第１のワーク鍵により暗号化されて
いるスクランブル鍵、並びに、前記スクランブル鍵によ
り少なくとも一方がスクランブルされている映像信号と
音声信号を含む第１の放送信号を受信し、前記第１の放
送信号に基づいて、第２の放送信号を生成し、送信する
送受信装置を制御するプログラムであって、前記第１の放送信号の受信を制御する受信制御ステップ
と、前記受信制御ステップの処理で受信された前記第１の放
送信号より、予め記憶されている前記第1の個別鍵を用
いて、前記第１のワーク鍵の抽出を制御する第1のワー
ク鍵抽出制御ステップと、前記受信制御ステップの処理で受信された前記第１の放
送信号より、前記第１のワーク鍵により暗号化されてい
るスクランブル鍵の抽出を制御するスクランブル鍵抽出
制御ステップと、第２のワーク鍵の生成を制御する第２のワーク鍵生成制
御ステップと、前記第２のワーク鍵生成制御ステップの処理で生成され
た前記第２のワーク鍵での、前記スクランブル鍵の暗号
化を制御するスクランブル鍵暗号化制御ステップと、第２の個別鍵の記憶を制御する記憶制御ステップと、前記第２の個別鍵での前記第２のワーク鍵の暗号化を制
御する第２のワーク鍵暗号化制御ステップと、前記受信制御ステップの処理で受信された前記第１の放
送信号より、前記スクランブル鍵によりスクランブルさ
れている映像信号または音声信号の抽出を制御する映像
音声信号抽出制御ステップと、前記映像音声信号抽出制御ステップの処理で抽出され
た、前記スクランブル鍵によりスクランブルされている
前記映像信号または前記音声信号、前記スクランブル鍵
暗号化制御ステップの処理で前記第２のワーク鍵で暗号
化された前記スクランブル鍵、並びに、前記第２のワー
ク鍵暗号化制御ステップの処理で暗号化された前記第２
のワーク鍵の多重化による、前記第２の放送信号の生成
を制御する放送信号生成ステップとを含むことを特徴と
するコンピュータが読み取り可能なプログラムが記録さ
れている記録媒体。