JP2000101984A - ケーブルテレビの限定受信システム並びその送信装置及びその受信装置 - Google Patents

ケーブルテレビの限定受信システム並びその送信装置及びその受信装置

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JP2000101984A
JP2000101984A JP10270113A JP27011398A JP2000101984A JP 2000101984 A JP2000101984 A JP 2000101984A JP 10270113 A JP10270113 A JP 10270113A JP 27011398 A JP27011398 A JP 27011398A JP 2000101984 A JP2000101984 A JP 2000101984A
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Hiromi Tanaka
大幹 田中
Tsutomu Noda
勉 野田
Masami Nishida
正巳 西田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】デジタルケーブルテレビの限定受信システムに
おいて、番組選局時間の短い送受信装置を提供すること
にある。 【解決手段】送信装置側ではトランスポートストリーム
形式のデジタルデータとECM情報やEMM情報を時分
割多重すると共にECM情報およびEMM情報を記憶し
て繰り返し送出する機能を有する多重化装置を備え、受
信装置側では対応する契約チャンネル毎にECM情報及
びEMM情報をを記憶するECM記憶手段とEMM記憶
手段とを備え、ECM情報およびEMM情報が更新され
るまではこのECM記憶手段及びEMM記憶手段に記憶
された情報を用いてスクランブルを解除する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テレビジョン放送
の受信者を特定して受信を許可する限定受信方式に関わ
り,特にCATV(Cable Televisio
n)伝送路などを使用したデジタル有線テレビジョン放
送の限定受信システム並びにその送信装置及びその受信
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ケーブルテレビと呼ばれるCAT
V伝送路を使用したテレビジョン放送における限定受信
方式については、コロナ社発行、(社)電子機械工業会
ケーブルテレビ技術委員会編「ケーブルテレビ技術入
門」に記述されている。その記述によれば、1WAYア
ドレッサブルシステムと呼ばれる方式が記述されてい
る。この方式は、受信側ホームターミナル内のデスクラ
ンブル機能を送信側からのFSK(Frequency
Shift Keying)変調の下り回線で制御し
ている。そのスクランブルシステムの詳細な記述はない
が、以下の経緯で限定受信方式が進歩しながら変わって
きている。まず、簡単な限定受信方式として、映像信号
を伝送しているチャンネル以外の帯域でFSK変調など
で伝送される下り回線の制御情報によってCATV受信
機の選局を制限する俗称チャンネルスキップ方式があっ
た。そのチャンネルスキップ方式は、受信者が契約して
いないチャンネルを受信できないように、CATV受信
機が下り回線の制御情報に応じて受信可能たが、契約し
ていないチャンネルを飛ばすものである。ところが、C
ATVチャンネル対応テレビ受像機が一般ユーザーへ販
売されるようになって、チャンネルを飛ばすことができ
なくなり、限定受信の機能がなくなった。
【0003】他の限定受信方式として、同期圧縮のスク
ランブル方式がある。この方式では、NTSC(Nat
ional Television Commite
e)映像信号の水平同期信号の期間をレベルを少なくし
て送信することで、CATVチャンネル対応テレビ受像
機でも再生できなくなった。CATV受信機では、受信
者が契約しているチャンネルを受信する場合には、レベ
ルが圧縮されて少なくされた水平同期信号の振幅を下り
回線の制御情報、すなわちキー情報に応じてこの水平同
期信号を伸長して正規のレベルまで戻すことによって、
契約チャンネルを再生できる。この同期圧縮のスクラン
ブル方式がNTSC映像を伝送するアナログテレビジョ
ン放送の限定受信方式として一般的であるが、デジタル
有線テレビジョン放送の限定受信方式については記述さ
れていない。
【0004】また、最近のデジタル伝送技術などの発展
に伴い、アナログ信号であるNTSC映像の伝送チャン
ネル1チャンネルで複数のデジタル化された映像を伝送
することが計画されている。このケーブルテレビのデジ
タル伝送については、1995年9月21日に発表され
たテレビジョン学会技術報告(vol.19、No.4
2)19頁から24頁の「電気通信技術審議会暫定方式
デジタル有線テレビジョン放送伝送実験」に記載されて
いる。この報告によれば、エムペグ2(MPEG2:M
oving Picture Expert Grou
p phase2)と呼ばれるデジタル画像圧縮技術に
よって圧縮された画像などのデジタルデータが多重され
たトランスポートストリームと呼ばれる形式のデータ列
にされ、リードソロモン誤り訂正などの信号処理をされ
た後、64QAM(Quadrature Ampli
tude Modulation:64値直交振幅変
調)と呼ばれるデジタル変調技術によって変調されてC
ATV伝送路で伝送される。この報告でも、デジタルC
ATVの限定受信方式については記述されていない。
【0005】一方、多チャンネルのデジタル化された映
像を配信する方式としてデジタル衛星テレビジョン放送
があり、その放送については、日経エレクトロニクス1
996年9月2日号149頁の論文「70近くの多チャ
ンネルを実現する日本初のデジタル衛星放送」に記載さ
れているように、デジタル画像圧縮技術とデジタル伝送
技術の組み合わせによって実現している。この論文によ
れば、日本独自のスクランブルシステムとICカード
(半導体メモリ内蔵カード)によるスクランブル解除によ
って、受信者を特定して受信許可する限定受信方式を実
現している。このように、衛星テレビジョン放送は、衛
星を介した放送のため各家庭から送信側に情報を送る上
り回線は、ICカードや電話回線を用いたシステムとな
っている。この論文では、スクランブルシステムとIC
カードによるスクランブル解除の限定受信方式をデジタ
ル有線テレビジョン放送など他の伝送方式に適応するた
めの記述が無い。
【0006】また、ケーブルテレビのデジタルテレビジ
ョン放送における限定受信方式については、(社)日本
CATV技術協会 規格・標準化委員会において標準化
方式が検討され、1997年4月に規格書JCTEA
STD001−1.0が発行された。それによると、こ
の衛星テレビジョン放送に類似の方式で、送信側では映
像や音声などのトランスポートストリームデータを第1
の鍵データによりスクランブルし、その後第2の鍵デー
タにより暗号化した第1の鍵データをECM(Enti
tlement Control Message)情
報に入れてこれを多重器によってこの第1の鍵データに
よってスクランブルされた映像や音声などのトランスポ
ートストリームデータと時分割多重する。また、第2の
鍵データは第3の鍵データにより暗号化され、その後E
MM(EntitlementManagement
Message)情報に入れてこれを多重器によってこ
の第1の鍵データによってスクランブルされた映像や音
声およびこのECM情報(以下単にECMと云う)など
のトランスポートストリームデータと時分割多重して送
出する。この出力データストリームを64QAMなどの
デジタル変調する変調手段により変調し、信号合成手段
により複数の被変調波を周波数多重して伝送路に送出す
る。ここで第3の鍵データはICカート゛などに記憶させて
おく方法などが考えられている。一方受信側では周波数
多重されて伝送された64値などの多値QAMなどのデ
ジタル被変調波を復調手段により復調し、誤り訂正を施
した後、MPEG分離回路で多重されているトランスポ
ートストリームを分離する。この時ECM情報およびE
MM情報を検出し、予め与えられた第3の鍵データを用
いてEMM情報(以下単にEMMと云う)に含まれてい
る第2の鍵データを復号し、復号した第2の鍵データを
用いてECM情報に含まれている第1の鍵データを復号
する。この第1の鍵データを用いることでスクランブル
された映像や音声を復号することが可能となる。復号さ
れた映像や音声のトランスポートストリームはMPEG
分離回路で分離されそれぞれデコーダICを通して再生
される。但し、この時のECM情報およびEMM情報の
ビット単位の構成に関してはなんら規定はされていな
い。また、送信側におけるECM情報およびEMM情報
の送出頻度も任意とされている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術では、CA
TV伝送路を使用したデジタル有線テレビジョン放送に
関する限定受信方式の詳細な技術は公開されてはいな
い。しかしながら現在までに規格化されている事項から
考えると、CATVの送信側におけるECM情報および
EMM情報の送出頻度も任意とされている。その方式に
よれば、受信機側に於いてスクランブルの施されたチャ
ンネルを選ぶいわゆる選局動作をする場合には、受信機
がECM情報を受け取った時点で初めてスクランブルを
解くことができるため、受信機の選局から映像や音声が
スクランブルを解かれて出力するまでのいわゆる選局動
作とECM情報の送出頻度が密接に関係していた。その
ため、受信機の選局動作を早くするためにはECM情報
の送出頻度を上げる必要があった。しかし、送出頻度を
上げるとECM情報の伝送容量が増えるので、同時に多
重される映像や音声などのトランスポートストリームの
伝送容量を圧迫してしまうといった問題が考えられる。
【0008】本発明の目的は上記の欠点を解決したケー
ブルテレビの限定受信システム並びにその送信装置及び
その受信装置を提供することにある。本発明の他の目的
は受信装置での選局に要する時間を短縮することができ
るケーブルテレビの限定受信システム並びにその送信装
置及びその受信装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の目的を達成する
ために、本発明によるケーブルテレビの限定受信システ
ムは、第1の鍵データを第2の鍵データによって暗号化
する手段、第2の鍵データを第3の鍵データによって暗
号化する手段、前記暗号化された第1の鍵データによっ
て送信するコンテンツデータをスクランブルする手段、
前記スクランブル手段から取り出されたトランスポート
ストリーム形式の前記コンテンツデータ、暗号化された
前記第1の鍵データを含むECM情報及び暗号化された
前記第2の鍵データを含むEMM情報を時分割多重する
手段、前記時分割多重手段に設けられた前記ECM情報
を繰り返し出力するためのECM記憶手段、前記時分割
多重手段の出力を変調する手段を備えた送信装置と、前
記デジタル変調されたコンテンツデータ、前記ECM情
報、前記EMM情報を復調する手段、第3の鍵データの
出力手段、前記ECM情報及び復号された前記第1の鍵
データのいずれか一方を記憶する第1の記憶手段、前記
EMM情報及び復号された前記第2の鍵データのいずれ
か一方を記憶する第2の記憶手段、暗号化された前記第
2の鍵データを前記第3の鍵データを用いて復号する第
2の鍵データ復号手段、暗号化された前記第1の鍵デー
タを前記復号された第2の鍵データを用いて復号する第
1の鍵データ復号手段、復号された前記第1の鍵データ
を用いて前記コンテンツデータのスクランブルを解除す
る手段を備え、前記第1、前記第2の記憶手段の出力を
用いてスクランブルを解除する受信装置と、から構成さ
れる。
【0010】このケーブルテレビの限定受信システムに
おいて、前記送信装置の前記時分割多重手段にEMM情
報を繰り返し出力するためのEMM記憶手段を設ける。
また、このケーブルテレビの限定受信システムにおい
て、前記受信装置の前記第1の記憶手段はECM情報を
記憶し、前記第2の記憶手段はEMM情報を記憶する。
また、このケーブルテレビの限定受信システムにおい
て、前記受信装置の前記第1の記憶手段は復号された第
1の鍵データを記憶し、前記第2の記憶手段は復号され
た第2の鍵データを記憶する。また、このケーブルテレ
ビの限定受信システムにおいて、前記受信装置の前記第
1の記憶手段にはECM情報を記憶し、前記第2の記憶
手段には復号された第2の鍵データを記憶する。
【0011】本発明の目的を達成するために、本発明の
ケーブルテレビの送信装置は、第1の鍵データを第2の
鍵データによって暗号化する手段と、第2の鍵データを
第3の鍵データによって暗号化する手段と、暗号化され
た前記第1の鍵データによって送信するコンテンツデー
タをスクランブルする手段と、前記スクランブル手段か
ら取り出されたトランスポートストリーム形式の前記コ
ンテンツデータ、暗号化された前記第1の鍵データを含
むECM情報及び暗号化された前記第2の鍵データを含
むEMM情報を時分割多重手段と、前記時分割多重手段
に設けられ、前記ECM情報を繰り返し出力するための
ECM記憶手段と、前記時分割多重手段の出力を変調し
て送信する手段とを備えている。また、この送信装置に
おいて、前記送信装置の前記時分割多重手段に前記EM
M情報を繰り返し出力するためのEMM記憶手段を設け
る。
【0012】本発明の目的を達成するために、本発明の
ケーブルテレビ受信装置は、送信装置から送付されたス
クランブルされたコンテンツデータ、ECM情報、EM
M情報からコンテンツデータのスクランブルを解除する
ために、第3の鍵データの出力手段と、前記ECM情報
及び復号された前記第1の鍵データのいずれか一方を記
憶する第1の記憶手段と、前記EMM情報及び復号され
た前記第2の鍵データのいずれか一方を記憶する第2の
記憶手段と、暗号化された前記第2の鍵データを前記第
3の鍵データを用いて復号する第2の鍵データ復号手段
と、暗号化された前記第1の鍵データを前記復号された
第2の鍵データを用いて復号する第1の鍵データ復号手
段と、復号された前記第1の鍵データを用いて前記コン
テンツデータのスクランブルを解除する手段を備え、前
記第1、前記第2の記憶手段の出力を用いてスクランブ
ルを解除する。
【0013】このケーブルテレビの限定受信システムに
おいて、前記受信装置の前記第1の記憶手段は前記EC
M情報を記憶し、前記第2の記憶手段は前記EMM情報
を記憶する。また、このケーブルテレビの受信装置にお
いて、前記受信装置の前記第1の記憶手段は復号された
第1の鍵データを記憶し、前記第2の記憶手段は復号さ
れた第2の鍵データを記憶する。また、このケーブルテ
レビの受信装置において、前記受信装置の前記第1の記
憶手段はECM情報を記憶し、前記第2の記憶手段は復
号された第2の鍵データを記憶する。また、このケーブ
ルテレビの受信装置において、前記第1の記憶手段の出
力を用いて前記スクランブル解除手段でコンテンツデー
タのスクランブルが解除されない場合には、送信されて
きたECM情報を用いて前記第1の記憶手段を更新し、
前記第1の記憶手段の出力を用いてコンテンツデータの
スクランブルを解除する。また、このケーブルテレビの
受信装置において、前記第2の記憶手段の出力を用いて
前記第1の鍵データの復号ができない場合には、送信さ
れてきたEMM情報で前記第2の記憶手段を更新し、前
記更新された第2の記憶手段の出力を用いて前記第1の
鍵データを復号する。
【0014】本発明の目的を達成するために、本発明に
よるケーブルテレビの限定受信システムは、トランスポ
ートストリーム形式のデジタルデータを暗号化して伝送
するケーブルテレビシステムにおいて、映像や音声又は
他のデータをトランスポートストリームとして出力する
トランスポートストリーム出力手段、受信側でコンテン
ツのスクランブルを解除するために必要となる第1の鍵
データの暗号化されたデータを含むECM情報を生成し
スクランブル装置を制御するスクランブル制御装置、前
記第1の鍵データの暗号化を解除する場合に必要となる
第2の鍵データを含むEMM情報を生成する限定受信制
御装置、第2の鍵データの暗号化を解除するために必要
となる第3の鍵データ及び前記第1、前記第2の鍵デー
タ及び顧客情報を管理する鍵情報管理装置、トランスポ
ートストリーム形式のデジタルデータと前記ECM情報
や前記EMM情報を時分割多重すると共に前記ECM情
報及び前記EMM情報を記憶して繰り返し送出する機能
を有する多重化装置、前記スクランブル制御装置の出力
データストリームをデジタル変調する変調手段、複数の
被変調波を周波数多重して伝送路に送出する信号合成手
段を備えた送信装置と、周波数多重されて伝送されたデ
ジタル被変調波を復調する復調手段、前記復調手段で得
られた前記ECM情報より前記第1の鍵データを復号す
る第1の鍵データ復号手段、前記復調手段で得られた前
記EMM情報より前記第2の鍵データを復号する第2の
鍵データ復号手段、前記ECM情報を対応する契約チャ
ンネル毎に記憶するECM記憶手段、前記EMM情報を
対応する契約チャンネル毎に記憶するEMM記憶手段、
前記復調手段で得られたコンテンツスクランブルのかか
った前記データから前記第1の鍵データ復号手段で得ら
れた第1の鍵データによってトランスポートストリーム
形式のデジタルデータを得るデスクランブル手段、を備
えた受信装置と、から構成され、ECM情報に変更があ
るまでは契約チャンネルを選局する毎に前記ECM記憶
手段に記憶したECM情報を利用して、このデータを一
旦前記第1の鍵データ復号手段において復号することに
より前記第1の鍵データを抽出し、この抽出した前記第
1の鍵データを用いて前記復調手段で得られたコンテン
ツスクランブルのかかった前記データより前記デスクラ
ンブル手段によって前記トランスポートストリーム形式
のデジタルデータを得る。
【0015】また、本発明による限定受信システムは、
トランスポートストリーム形式のデジタルデータを暗号
化して伝送するケーブルテレビシステムにおいて、映像
や音声又は他のデータをトランスポートストリームとし
て出力するトランスポートストリーム出力手段、受信側
でコンテンツのスクランブルを解除するために必要とな
る第1の鍵データの暗号化されたデータを含むECM情
報を生成しスクランブル装置を制御するスクランブル制
御装置、前記第1の鍵データの暗号化を解除する場合に
必要となる第2の鍵データを含むEMM情報を生成し多
重化装置へ出力する限定受信制御装置、前記第2の鍵デ
ータの暗号化を解除するために必要となる第3の鍵デー
タ、前記第1、前記第2の鍵データ及び顧客情報を管理
する鍵情報管理装置、トランスポートストリーム形式の
デジタルデータと前記ECM情報や前記EMM情報を時
分割多重すると共に前記ECM情報及び前記EMM情報
を記憶して繰り返し送出する機能を有する多重化装置、
前記スクランブル制御装置の出力データストリームをデ
ジタル変調する変調手段、複数の被変調波を周波数多重
して伝送路に送出する信号合成手段、とを備えた送信装
置と、周波数多重されて伝送されたデジタル被変調波を
復調する復調手段と、前記復調手段で得られた前記EC
M情報より前記第1の鍵データを復号する第1の鍵デー
タ復号手段、前記復調手段で得られた前記EMM情報よ
り前記第2の鍵データを復号する第2の鍵データ復号手
段、前記第1の鍵データ復号手段によって復号された前
記第1の鍵データ自体を対応する契約チャンネル毎に記
憶する第1の鍵データ記憶手段、前記第2の鍵データ復
号手段によって復号された前記第2の鍵データ自体を対
応する契約チャンネル毎に記憶する第2の鍵データ記憶
手段、前記復調手段で得られたコンテンツスクランブル
のかかったデータから前記ECM復号手段から得られた
復号化された前記第1の鍵データによってトランスポー
トストリーム形式のデジタルデータを得るデスクランブ
ル手段、とを備えた受信装置と、から構成され、前記E
CM情報または前記EMM情報に変更があるまでは前記
鍵データ記憶手段に記憶された鍵データを利用して前記
デスクランブル手段によって前記復調手段で得られたコ
ンテンツスクランブルのかかったデータからトランスポ
ートストリーム形式のデジタルデータを得る。
【0016】本発明によるケーブルテレビの送信装置
は、暗号化されたトランスポートストリーム形式のデジ
タルデータを送信するために、映像や音声又は他のデー
タをトランスポートストリームとして出力するトランス
ポートストリーム出力手段と、受信側でコンテンツのス
クランブルを解除するために必要となる第1の鍵データ
の暗号化されたデータを含むECM情報を生成しスクラ
ンブル装置を制御するスクランブル制御装置と、前記第
1の鍵データの暗号化を解除する場合に必要となる第2
の鍵データを含むEMM情報を生成し多重化装置へ出力
する限定受信制御装置と、前記第2の鍵データの暗号化
を解除するために必要となる第3の鍵データ、前記第
1、前記第2の鍵データ及び顧客情報を管理する鍵情報
管理装置と、トランスポートストリーム形式のデジタル
データと前記ECM情報や前記EMM情報を時分割多重
すると共に前記ECM情報及び前記EMM情報を記憶し
て繰り返し送出する機能を有する多重化装置と、前記ス
クランブル制御装置の出力データストリームをデジタル
変調する変調手段と、複数の被変調波を周波数多重して
伝送路に送出する信号合成手段とを備えている。
【0017】本発明によるケーブルテレビの受信装置
は、周波数多重されて伝送されたデジタル被変調波を復
調する復調手段と、前記復調手段で得られたECM情報
より第1の鍵データを復号する第1の鍵データ復号手段
と、前記復調手段で得られたEMM情報より第2の鍵デ
ータを復号する第2の鍵データ復号手段と、前記ECM
情報を対応する契約チャンネル毎に記憶するECM記憶
手段と、前記EMM情報を記憶するEMM記憶手段と、
前記復調手段で得られたコンテンツスクランブルのかか
ったデータから前記第1の鍵データ復号手段で得られた
第1の鍵データによってトランスポートストリーム形式
のデジタルデータを得るデスクランブル手段とを備えて
いる。
【0018】このケーブルテレビの受信装置において、
前記受信装置が映像や音声の選択をするためのいわゆる
選局動作をする場合、まず前記ECM記憶手段に記憶さ
れたECM情報を用いて前記第1の鍵データを復号して
前記デスクランブル手段に供給し、前記第1の鍵データ
でデスクランブル処理がされない場合には前記復調手段
から新しくECM情報を抽出して前記ECM記憶手段に
記憶されたECM情報を更新し、更新されたECM情報
によって第1の鍵データを復号して前記デスクランブル
手段に供給してスクランブル解除する。
【0019】本発明によるケーブルテレビの受信装置
は、周波数多重されて伝送されたデジタル被変調波を復
調する復調手段と、前記復調手段で得られたECM情報
より第1の鍵データを復号する第1の鍵データ復号手段
と、前記復調手段で得られたEMM情報より第2の鍵デ
ータを復号する第2の鍵データ復号手段と、前記第1の
鍵データ復号手段によって復号された前記第1の鍵デー
タ自体を対応する契約チャンネル毎に記憶する第1の鍵
データ記憶手段と、前記第2の鍵データ復号手段によっ
て復号された前記第2の鍵データ自体を対応する契約チ
ャンネル毎に記憶する第2の鍵データ記憶手段と、前記
復調手段で得られたコンテンツスクランブルのかかった
データから前記ECM復号手段で得られた鍵データによ
ってトランスポートストリーム形式のデジタルデータを
得るデスクランブル手段とを備えている。
【0020】このケーブルテレビの受信装置において、
前記受信装置が映像や音声の選択をするためのいわゆる
選局動作をする場合、まず前記第1の鍵データ記憶手段
に記憶された前記第1の鍵データを前記デスクランブル
手段に用い、デスクランブル処理がされない場合には前
記復調手段から新しくECM情報を抽出して前記第1の
鍵データ復号手段によって第1の鍵データを復号して前
記第1の鍵データ記憶手段に記憶された第1の鍵データ
を更新し、前記更新された第1の鍵データを前記デスク
ランブル手段に供給してスクランブルを解除する。
【0021】本発明によるケーブルテレビの限定受信シ
ステムは、トランスポートストリーム形式のデジタルデ
ータを暗号化して伝送するケーブルテレビシステムにお
いて、映像や音声又は他のデータをトランスポートスト
リームとして出力するトランスポートストリーム出力手
段、受信側でコンテンツのスクランブルを解除するため
に必要となる第1の鍵データの暗号化されたデータを含
むECM情報を生成しスクランブル装置を制御するスク
ランブル制御装置、前記第1の鍵データの暗号化を解除
する場合に必要となる第2の鍵データを含むEMM情報
を生成し多重化装置へ出力する限定受信制御装置、前記
第2の鍵データの暗号化を解除するために必要となる第
3の鍵データ、前記第1、前記第2の鍵データ及び顧客
情報を管理する鍵情報管理装置、トランスポートストリ
ーム形式のデジタルデータと前記ECM情報や前記EM
M情報を時分割多重すると共に前記ECM情報を記憶し
て繰り返し送出する機能を有する多重化装置、前記スク
ランブル制御装置の出力データストリームをデジタル変
調する変調手段、複数の被変調波を周波数多重して伝送
路に送出する信号合成手段、とを備えた送信装置と、周
波数多重されて伝送されたデジタル被変調波を復調する
復調手段、前記復調手段で得られた前記ECM情報より
前記第1の鍵データを復号する第1の鍵データ復号手
段、前記復調手段で得られた前記EMM情報より前記第
2の鍵データを復号する第2の鍵データ復号手段、前記
ECM情報を対応する契約チャンネル毎に記憶するEC
M記憶手段、前記EMM情報を対応する契約チャンネル
毎に記憶するEMM記憶手段、前記復調手段で得られた
コンテンツスクランブルのかかったデータから前記第1
の鍵データ復号手段で得られた前記第1の鍵データによ
ってトランスポートストリーム形式のデジタルデータを
得るデスクランブル手段、とを備えた受信装置と、から
構成され、前記ECM情報に変更があるまでは契約チャ
ンネルを選局する毎に前記ECM記憶手段に記憶した前
記ECM情報を利用するために、このデータを一旦前記
第1の鍵データ復号手段で復号して前記第1の鍵データ
を抽出し、この抽出された前記第1の鍵データを用いて
前記復調手段で得られたコンテンツスクランブルのかか
ったデータより前記デスクランブル手段によってトラン
スポートストリーム形式のデジタルデータを得る。
【0022】本発明によるケーブルテレビの限定受信シ
ステムは、トランスポートストリーム形式のデジタルデ
ータを暗号化して伝送するケーブルテレビシステムにお
いて、映像や音声又は他のデータをトランスポートスト
リームとして出力するトランスポートストリーム出力手
段、受信側でコンテンツのスクランブルを解除するため
に必要となる第1の鍵データの暗号化されたデータを含
むECM情報を生成しスクランブル装置を制御するスク
ランブル制御装置、前記第1の鍵データの暗号化を解除
する場合に必要となる第2の鍵データを含むEMM情報
を生成し多重化装置へ出力する限定受信制御装置、前記
第2の鍵データの暗号化を解除するために必要となる第
3の鍵データ、前記第1、前記第2の鍵データ及び顧客
情報を管理する鍵情報管理装置、トランスポートストリ
ーム形式のデジタルデータと前記ECM情報や前記EM
M情報を時分割多重すると共に前記ECM情報を記憶し
て繰り返し送出する機能を有する多重化装置、前記スク
ランブル制御装置の出力データストリームをデジタル変
調する変調手段、複数の被変調波を周波数多重して伝送
路に送出する信号合成手段、とを備えた送信装置と、周
波数多重されて伝送されたデジタル被変調波を復調する
復調手段、前記復調手段で得られた前記ECM情報より
前記第1の鍵データを復号する第1の鍵データ復号手
段、前記復調手段で得られた前記EMM情報より前記第
2の鍵データを復号する第2の鍵データ復号手段、前記
ECM情報を対応する契約チャンネル毎に記憶するEC
M記憶手段、前記第2の鍵データ復号手段によって復号
された前記第2の鍵データ自体を対応する契約チャンネ
ル毎に記憶する第2の鍵データ記憶手段、前記復調手段
で得られたコンテンツスクランブルのかかったデータか
ら前記第1の鍵データ復号手段で得られた前記第1の鍵
データによってトランスポートストリーム形式のデジタ
ルデータを得るデスクランブル手段、を備えた受信装置
と、から構成され、前記ECM情報に変更があるまでは
契約チャンネルを選局する毎に前記ECM記憶手段に記
憶した前記ECM情報を利用すると共に、前記EMM情
報に変更があるまでは前記鍵データ記憶手段に記憶され
た鍵データを利用するために、このデータを一旦前記第
1の鍵データ復号手段で復号して前記第1の鍵データを
抽出し、この抽出された前記第1の鍵データを用いて前
記復調手段で得られたコンテンツスクランブルのかかっ
たデータより前記デスクランブル手段によってトランス
ポートストリーム形式のデジタルデータを得る。
【0023】本発明によるケーブルテレビの受信装置
は、周波数多重されて伝送されたデジタル被変調波を復
調する復調手段と、前記復調手段で得られたECM情報
より第1の鍵データを復号する第1の鍵データ復号手段
と、前記復調手段で得られたEMM情報より第2の鍵デ
ータを復号する第2の鍵データ復号手段と、前記ECM
情報を対応する契約チャンネル毎に記憶するECM記憶
手段と、前記第2の鍵データ復号手段によって復号され
た前記第2の鍵データ自体を対応する契約チャンネル毎
に記憶する第2の鍵データ記憶手段と、前記復調手段で
得られたコンテンツスクランブルのかかったデータから
前記第1の鍵データ復号手段で得られた第1の鍵データ
によってトランスポートストリーム形式のデジタルデー
タを得るデスクランブル手段とを備える。このケーブル
テレビの受信装置において、前記受信装置が映像や音声
の選択をするためのいわゆる選局動作をする場合、まず
前記ECM記憶手段に記憶されたECM情報を用いて前
記第1の鍵データを復号して前記デスクランブル手段に
用い、デスクランブル処理がされない場合には前記復調
手段から新しくECM情報を抽出して前記ECM記憶手
段に記憶された前記ECM情報を更新し、その更新され
たECM情報によって第1の鍵データを復号して前記デ
スクランブル手段に供給してスクランブル解除をする。
【0024】また、上記目的を達成するために、本発明
においては、送信側では映像や音声又は他のデータをト
ランスポートストリームとして出力するトランスポート
ストリーム出力手段とコンテンツのスクランブルを解除
するために必要となる第1の鍵データを含むECM情報
を生成しスクランブル装置を制御するスクランブル制御
装置と同じくコンテンツのスクランブルを解除するため
に必要となる第2の鍵データを含むEMM情報を生成し
多重化装置へ出力する限定受信制御装置とトランスポー
トストリーム形式のデジタルデータとECM情報やEM
M情報を時分割多重すると共に前記ECM情報を記憶し
て繰り返し送出する機能を有する多重化装置と前記スク
ランブル制御装置の出力データストリームを64値など
の多値QAMなどのデジタル変調する変調手段と複数の
被変調波を周波数多重して伝送路に送出する信号合成手
段とを備え、受信側では周波数多重されて伝送された6
4値などの多値QAMなどのデジタル被変調波を復調す
る復調手段と、前記復調手段で得られたECM情報を対
応する契約チャンネル毎に記憶するECM記憶手段と前
記ECM情報の中から第1の鍵データを復号する第1の
鍵データ復号手段と前記復調手段で得られたEMM情報
を対応する契約チャンネル毎に記憶するEMM記憶手段
と前記EMM情報の中から第2の鍵データを復号する第
2の鍵データ復号手段と予めトランスポートストリーム
とは別の経路によって与えられる第3の鍵データ記憶手
段と前記復調手段で得られたコンテンツスクランブルの
かかったデータから前記第1の鍵データ復号手段によっ
て得られた第1の鍵データによってトランスポートスト
リーム形式のデジタルデータを得るデスクランブル手段
とを備える。
【0025】ECM情報に変更があるまでは契約チャン
ネルを選局する毎に前記ECM記憶手段に記憶したEC
M情報を利用して前記第1の鍵データを抽出できる。ま
た、ECM情報が変更された場合など、前記ECM記憶
手段に記憶したECM情報を利用してデスクランブル処
理ができない場合には、復調手段から新しくECM情報
を抽出して更新して利用できる。EMMデータを一旦前
記第2の鍵データ復号手段において復号することにより
前記第2の鍵データを、ECMデータを一旦前記第1の
鍵データ復号手段において復号することにより前記第1
の鍵データを抽出できる。このECM記憶手段に記憶し
たECM情報より抽出した第1の鍵データを用いて前記
デスクランブル手段によってデスクランブルすることで
選局時間を短縮することができる。また、ECM情報や
EMM情報の更新頻度や送信頻度を低くした場合にも選
局時間の短縮が可能である。
【0026】
【発明の実施の形態】以下本発明によるケーブルテレビ
の限定受信システム並びにその送信装置及びその受信装
置の実施の形態について、実施例を用い、図面を参照し
て説明する。
【0027】図1は本発明によるケーブルテレビの限定
受信システム並びにその送信装置及びその受信装置の一
実施例を示すブロック図である。図1において、100
は送信側暗号化変調装置、200はMPEG圧縮装置や
音声信号や映像信号を記憶しておくサーバなどを有する
送信側映像信号源装置、300は暗号化鍵や顧客を管理
するための送信側鍵等管理装置、400はCATV伝送
路、500は受信側端末装置、600は映像音声表示
器、700は郵送などの配送手段である。暗号化装置1
01は映像音声多重化及びコンテンツスクランブル回路
111、112はスクランブル制御装置112、限定受
信制御装置113から構成されている。時分割多重回路
102はECM記憶回路121、EMM記憶回路122
から構成されている。103は64QAM(Quadr
ature AmplitudeModulatio
n)変調回路、104は信号合成回路である。151は
映像音声データ出力端子、152は第1の鍵データ出力
端子、153は第2の鍵データ出力端子、154は第3
の鍵データ出力端子、155は暗号化された第1の鍵デ
ータを含むECM(Entitlement Cont
rol Message)情報出力端子、156は暗号
化された第2の鍵データを含むEMM(Entitle
ment Management Message)情
報出力端子、157はスクランブル映像音声データ出力
端子、158はスクランブル映像音声、ECM情報、E
MM情報多重データ出力端子、159は64QAMデジ
タル被変調波信号出力端子である。501は周波数多重
信号分離回路、502は制御用マイコン、503は64
QAM復調回路、504は誤り訂正回路、508はコン
テンツデスクランブル回路、509はMPEG多重分離
回路、510はMPEGビデオデコーダ、511はNT
SC(National TelevisionSys
tem Committee)ビデオエンコーダ、51
2はオーディオデコーダ、513はICカードなどの情
報記憶媒体、514はECM記憶手段、515はEMM
記憶手段、505は鍵情報分離回路、506は第2の鍵
復号回路、507は第1の鍵復号回路である。551は
制御信号出力端子、552は64QAM被変調波信号出
力端子、553は64QAM復調デジタルデータ出力端
子、555は誤り訂正後デジタルデータ出力端子、55
6は暗号化された第1の鍵データ出力端子、557は暗
号化された第2の鍵データ出力端子、558は第3の鍵
データ出力端子、559は第2の鍵データ出力端子、5
60は第1の鍵データ出力端子、561はデスクランブ
ルデジタルデータ出力端子、568はEMM情報出力端
子、569はECM情報出力端子、562は圧縮映像デ
ータ出力端子、564は映像データ出力端子、563は
圧縮オーディオデータ出力端子、565はNTSCビデ
オ信号出力端子、566はアナログオーディオ信号出力
端子である。
【0028】限定受信方式を有したケーブルテレビの送
信装置は、送信側暗号化変調装置100、送信側映像信
号源装置200および送信側鍵等管理装置300で構成
され、送信側映像信号源装置200からの映像や音声の
データを含んだ映像音声データはMPEG2トランスポ
ートストリーム形式あるいはトランスポートストリーム
に変換可能な形式のデジタルデータであり、端子151
から暗号化装置101の映像音声多重化及びコンテンツ
スクランブル回路111に入力される。映像音声データ
は映像音声多重化及びコンテンツスクランブル回路11
1で送信側鍵等管理装置300から出力された第1の鍵
データによってトランスポートストリーム形式のデジタ
ルデータを暗号化したスクランブル映像音声データとし
て端子157に出力され、時分割多重回路102に供給
される。送信側鍵等管理装置300は第1の鍵データ1
52をスクランブル制御装置112へ送出し、第2の鍵
データ153及び第3の鍵データ154を限定受信制御
装置113へ送出する。スクランブル制御装置113は
送信側鍵等管理装置300より受信した第1の鍵データ
152を映像音声多重化及びコンテンツスクランブル回
路111へ送出すると共に限定受信制御装置113より
送られてくる第2の鍵データ153によって第1の鍵デ
ータ152を暗号化した後ECM情報の一部として時分
割多重回路102へ送出する。この時第1の鍵データを
スクランブル制御装置113に供給し、タイミングを制
御しながら映像音声多重化及びコンテンツスクランブル
回路111に供給しても良い。送信側鍵等管理装置30
0の端子153から取り出された第2の鍵データはスク
ランブル制御装置112に送出されると共に限定受信制
御装置113に供給される。限定受信制御装置113に
おいて、第2の鍵データは送信側鍵等管理装置300の
出力端子154から送られてくる第3の鍵データによっ
て第2の鍵データを暗号化した後EMM情報の一部とし
て時分割多重回路102へ送出する。時分割多重回路1
02には、端子155に取り出されたECM情報を記憶
するECM記憶回路121と端子156に取り出された
EMM情報を記憶するEMM記憶回路122とが設けら
れており、それぞれの情報が更新されるまでは一旦記憶
した情報を保持し、設定されたタイミングでECM記憶
回路121とEMM記憶回路122に記憶された情報で
ある暗号化された第1の鍵データを含むECM情報、暗
号化された第2の鍵データを含むEMM情報とスクラン
ブル映像音声データをトランスポートストリーム形式の
デジタルデータとして時分割多重して、時分割多重装置
102の端子158にスクランブル映像音声ECM情
報、EMM情報多重データとして64QAM変調回路1
03に加えられる。なお、このECM情報、EMM情報
は鍵情報だけを含む場合と、鍵情報のほかに他の情報、
例えば契約情報などが含まれる場合がある。この他の情
報は図示しない回路からスクランブル制御装置112及
び限定受信制御装置113に供給される。
【0029】64QAM変調回路103ではスクランブ
ル映像音声ECM情報、EMM情報多重データに誤り訂
正用符号を付加し、インターリーブ処理及びエネルギー
拡散処理などをが行なわれ、64QAMデジタル被変調
波信号に変換されて端子159に出力される。この64
QAMデジタル被変調波信号は信号合成回路104で他
の64QAMデジタル被変調波信号やアナログ被変調波
信号などと周波数多重されてCATV伝送路400に出
力される。第3の鍵データ154は、ICカード等の情
報記憶媒体513などによって郵送などの配送手段によ
って線路700を経由して限定受信方式を有したケーブ
ルテレビの受信装置に配られる。
【0030】一方、限定受信方式を有したケーブルテレ
ビの受信装置は、受信側端末装置500で構成される。
受信側端末装置500では、周波数多重されて伝送され
た64QAMデジタル被変調波信号をCATV伝送路4
00から受ける。選局などの制御を行う制御用マイコン
502の端子551に取り出された制御信号によって、
この信号は周波数多重信号分離回路501で選局され、
64QAM被変調波信号として端子552に取り出さ
れ、64QAM復調回路503に入力される。64QA
M復調回路503で64QAM被変調波信号は64QA
M復調デジタルデータに復調され、端子553を介して
誤り訂正回路504に供給され、ここで、伝送路で生じ
たデータの誤りが訂正される。誤り訂正後のデジタルデ
ータは端子555を介してコンテンツデスクランブル回
路508に入力される。誤り訂正回路504ではインタ
ーリーブ処理やエネルギー拡散処理されたデータの復号
も行なわれる。第1の鍵データ560が復号されるまで
はコンテンツデスクランブル回路508においてデスク
ランブルは実行されず、誤り訂正後デジタルデータはそ
のままMPEG分離回路509へ入力される。MPEG
分離回路509ではトランスポートストリーム形式で送
られてきたECM情報及びEMM情報を検出し、それぞ
れ端子569、568を通してECM記憶手段514及
びEMM記憶手段515へと送出される。ECM記憶手
段514に記憶されたECM情報とEMM記憶手段51
5に記憶されたEMM情報は必要に応じて鍵情報分離回
路505に送られる。鍵情報分離回路505は記憶され
ていたECM情報より暗号化された第1の鍵データを抽
出して端子556に出力し、第1の鍵復号回路507へ
送出する。また鍵情報分離回路505は記憶されていた
EMM情報より暗号化された第2の鍵データ557を抽
出して端子557に出力し、第2の鍵復号回路506へ
送出する。第2の鍵復号回路506では、郵送などの配
送手段によって線路700を経由して入手したICカー
ド等の情報記憶媒体513からの第3の鍵データを端子
558に出力し、これによって暗号化された第2の鍵デ
ータを復号して端子559に第2の鍵データが得られ
る。第2の鍵データを第1の鍵復号回路507に供給す
ることによって、第2の鍵データで暗号化された第1の
鍵データを復号して端子560に第1の鍵データを得
る。コンテンツデスクランブル回路508では、端子5
60から得られた第1の鍵データによって、暗号化され
ている誤り訂正後デジタルデータを復号して、MPEG
2トランスポートストリーム形式のデスクランブルデジ
タルデータ561に戻す。MPEG多重分離回路509
では圧縮映像データと圧縮オーディオデータに分離さ
れ、端子562には圧縮映像データが得られ、端子56
3には圧縮オーディオデータがえられ、それぞれMPE
Gビデオデコーダ510とオーディオデコーダ512に
入力される。圧縮映像データはMPEGビデオデコーダ
510によって映像データに変換され端子564に取り
出され、NTSCビデオエンコーダ511によってNT
SCビデオ信号に変換され、端子565からとりだされ
る。MPEG分離回路509の端子563に取り出され
た圧縮オーディオデータはオーディオデコーダ512に
供給され、ここでアナログオーディオ信号に変換されて
端子566に取り出される。このNTSCビデオ信号と
アナログオーディオ信号は映像音声表示器600に入力
されて、映像音声表示器600で表示された映像と音声
などの情報を視聴者に提供できる。
【0031】以上のように、図1に示す実施例では、視
聴者が契約したチャンネルを見る場合には、受信側端末
装置500内部のECM記憶手段514及びEMM記憶
手段515に記憶してあるECM情報や記憶してあるE
MM情報を用いることによって、直ちに記憶してある暗
号化された第1の鍵データ556を復号して、復号され
た第1の鍵データを得ることができる。従って、番組選
択の都度あらためてECM情報やEMM情報を検出する
必要はなく、その時間分だけ早く、コンテンツスクラン
ブルを施した誤り訂正後デジタルデータをコンテンツデ
スクランブル回路508で復号して、MPEG2トラン
スポートストリーム形式のデスクランブルデジタルデー
タに戻すことができ、短時間で表示された映像と音声な
どの情報を得ることができる。
【0032】なお、本実施例において、電源投入ととも
にECM記憶手段514に全てのECM情報が記憶さ
れ、EMM記憶手段515に全てのEMM情報が記憶さ
れるようにすることによって、第1の鍵データ、第2の
鍵データを短時間で得ることが出来る。
【0033】また、選局要求に従って前記ECM記憶手
段514に記憶されているECM情報より第1の鍵復号
回路507によって復号された第1の鍵データを使用し
てコンテンツデスクランブル回路508でデスクランブ
ルを行ってもスクランブルが解除できない場合には、改
めてMPEG分離回路509よりECM情報を抽出し、
ECM記憶手段514の記憶内容を更新すると共に、鍵
情報分離回路505を通して第1の鍵復号回路507に
より得られた暗号化された第1の鍵データを第2の鍵デ
ータで復号することによって、コンテンツデスクランブ
ル回路508においてデスクランブルが可能となる。一
方、送信側でECM情報やEMM情報が更新され、受信
側端末装置500内部に記憶された更新前のECM情報
やEMM情報が使用できなくなった場合には、時分割多
重回路102においてECM情報やEMM情報の送出頻
度を上げておけば比較的短時間で受信側端末装置500
でECM情報やEMM情報を検出することができる。
【0034】なお、本実施例では、第1の鍵データから
第3の鍵データまでの3種類の鍵データを用いたが、鍵
の数には関係無く送信側鍵等管理装置300より更新及
び送信される鍵の記憶・復号手段を受信側端末装置50
0内部に設けることによって短時間で選局動作を行うデ
ジタル有線テレビジョン放送の限定受信方式を実現でき
る。一般的には、その鍵の数を増やすほど盗聴できにく
いと言われている。
【0035】なお、本発明の実施例において、制御用マ
イコン502はECM情報やEMM情報が暗号化されて
いるか否か、ECM情報やEMM情報が周波数多重分離
回路501に入力されたか否かを監視すると共に画面上
での契約状況が確認できるよう制御することができる。
【0036】図2は本発明によるケーブルテレビの限定
受信システムに使用されるMPEG2トランスポートス
トリーム形式の信号構成を示す概念図である。図2にお
いて、2001はパケットヘッダであり、2002はM
PEG映像データや音声データであり、ECM情報やE
MM情報が含まれている。また、1チャンネルに複数、
例えば4つの番組が多重されており、この番組を識別す
るためにSI情報が用いられる。2003は誤り訂正符
号を示す。受信側端末装置500のMPEG2トランス
ポートストリーム形式に戻されたデスクランブルデジタ
ルデータのデータの構成は、4バイトのパケットヘッダ
2001と184バイトのMPEG映像データやMPE
G音声データおよびECM情報やEMM情報のパケット
2002で構成される。この4ビットのパケットヘッダ
2001と184バイトのパケット2002で構成され
る188バイトのMPEG2トランスポートストリーム
形式のデータに16バイトのリードソロモンと呼ばれる
誤り訂正符号2003が付加されている。
【0037】図3は本発明によるケーブルテレビの限定
受信システムに使用されるMPEG2トランスポートス
トリーム形式のパケットヘッダの信号構成を示す概念図
である。図3において、3001は同期バイト、3002
はトランスポートエラーインジケータ、3003はペイ
ロードユニット開始インジケータ、3004はトランス
ポート優先度、3005はパケット識別子、3006は
トランスポートスクランブル制御、3007はアダプテ
ーションフィールド制御、3008は連続性指標を示
す。図3は図2に示す4バイトのパケットヘッダ200
1の詳細を示すもので、MPEGデータ2002に記載
されるMPEG映像データやMPEG音声データおよび
ECM情報やEMM情報等のデータの内、特定の情報の
パケットを検出するためのパケット識別子3005やこ
のMPEG映像データパケットにスクランブルが施され
ているかを示すトランスポートスクランブル制御300
6などが付加されたものである。
【0038】図4は本発明によるケーブルテレビの限定
受信システム並びにその送信装置及びその受信装置の他
の実施例を示すブロック図である。図4において、52
0は第2の鍵データ記憶手段、521は第1の鍵データ
記憶手段である。573は第2の鍵データ記憶手段52
0の出力端子であり、この端子573に記憶された第2
の鍵データが出力される。572は第1の鍵データ記憶
手段521の出力端子であり、この端子572に第1の
鍵データ記憶手段521記憶された第1の鍵データが出
力される。なお、図4において、図1と同じ機能を有す
るブロックには同一の符号を付けている。
【0039】受信側端末装置500では、周波数多重さ
れて伝送された64QAMデジタル被変調波信号をCA
TV伝送路400から受け、周波数多重信号分離回路5
01で制御用マイコン502からの制御信号に応じて6
4QAM被変調波信号を選局する。この被変調波信号は
64QAM復調回路503に入力される。64QAM復
調回路503で64QAM被変調波信号は64QAM復
調デジタルデータに復調され、端子553を通して誤り
訂正回路504に供給され、この回路504で伝送路で
生じたデータの誤りが訂正され、誤り訂正後デジタルデ
ータとして端子555を通してコンテンツデスクランブ
ル回路508に入力される。
【0040】誤り訂正回路504では、インターリーブ
処理やエネルギー拡散処理されたデータの復号も行な
う。第1の鍵データ560が復号されるまではコンテン
ツでスクランブル回路508においてデスクランブルは
実行されず誤り訂正後デジタルデータはそのままMPE
G分離回路509へ入力される。ここまでは図1に示し
た他の実施形態における動作と全く同様である。MPE
G分離回路509ではトランスポートストリーム形式で
送られてきたECM情報及びEMM情報を検出し、それ
ぞれ端子569、568を通して鍵情報分離回路505
に送る。鍵情報分離回路505は送られてきたECM情
報より暗号化された第1の鍵データを抽出し、端子55
6を介して第1の鍵復号回路507へ送出する。また鍵
情報分離回路505はMPEG分離回路509より送ら
れてきたEMM情報より暗号化された第2の鍵データを
抽出し、端子557を介して第2の鍵復号回路506へ
送出する。郵送などの配送手段によって、伝送路700
を経由して入手したICカード等の情報記憶媒体513
から得られた第3の鍵データを端子558を介して第2
の鍵復号回路506に供給する。第2の鍵復号回路50
6では第3の鍵データによって暗号化された第2の鍵デ
ータを復号することによって、第2の鍵データが得られ
る。この第2の鍵データは一旦第2の鍵データ記憶手段
520に蓄えられた後端子573を介して第1の鍵復号
回路507へ送られる。第1の鍵復号回路507では第
2の鍵データ記憶手段520より送られた第2の鍵デー
タを用いて暗号化された第1の鍵データを復号して第1
の鍵データが得られる。復号された第1の鍵データは第
1の鍵データ記憶手段521に記憶された後、端子57
2を介してコンテンツデスクランブル回路508に送ら
れる。以後、必要な場合は第1の鍵データ記憶手段52
1に記憶された第1の鍵データ572がコンテンツデス
クランブル回路508に送られることになる。コンテン
ツデスクランブル回路508では、第1の鍵データ記憶
手段521より送られた第1の鍵データを用いて、暗号
化され且つ誤り訂正されたデジタルデータを復号して、
MPEG2トランスポートストリーム形式のデスクラン
ブルデジタルデータに戻され、MPEG多重分離回路5
09で圧縮映像データ562と圧縮オーディオデータ5
63に分離されてMPEGビデオデコーダ510とオー
ディオデコーダ512に入力される。
【0041】圧縮映像データはMPEGビデオデコーダ
510によって映像データ564に変換され、NTSC
ビデオエンコーダ511によってNTSCビデオ信号に
変換される。圧縮オーディオデータはオーディオデコー
ダ512によってアナログオーディオ信号に変換され
る。NTSCビデオ信号とアナログオーディオ信号はそ
れぞれ端子565,566を介して映像音声表示器60
0に入力されて、映像音声表示器600で表示された映
像と音声などの情報を視聴者に提供できる。また、選局
要求に従って第1の鍵データ記憶手段521より送られ
た第1の鍵データを使用してコンテンツデスクランブル
回路508でデスクランブルできない場合には、改めて
MPEG分離回路509よりECM情報を抽出し鍵情報
分離回路505を通して第1の鍵復号回路507により
暗号化された第1の鍵データを復号し、共に第1の鍵デ
ータ記憶手段521の内容を更新すると共に、第1の鍵
データをコンテンツデスクランブル回路508に送信す
ることでコンテンツデスクランブル回路508において
デスクランブルが可能となる。
【0042】図5は本発明によるケーブルテレビの限定
受信システム並びのその送信装置及びその受信装置のさ
らに他の実施例を示すブロック図である。図5におい
て、102はECM情報を記憶して設定された頻度でト
ランスポートストリーム形式のデジタルデータとして時
分割多重する時分割多重回路でありEMM情報の記憶手
段は含んでいない。その他は図1と同じである。ケーブ
ルテレビの送信側で限定受信システムにおける負荷の低
減および違法受信対策のためEMM情報の送出頻度を低
くする場合が考えられる。例えば、EMM情報の更新を
1日に1回行うような場合には、EMM情報を常に送出
すると伝送効率が下がる。よって、EMM情報の更新頻
度が少ない場合にはEMM情報を常時送出する必要はな
い。この場合時分割多重回路102におけるEMM記憶
回路は必要ではなくなる。むしろ受信側端末装置500
におけるEMM記憶手段515において低い頻度で送信
されるEMM情報を記憶することにより、短時間でのス
クランブルの解除が可能となる。なお、時分割多重回路
102にEMM記憶手段を設けな場合、EMM情報は外
部装置、例えばパソコンを通して時分割多重回路102
に入力されるため、EMM情報の送出頻度はこの外部装
置の能力によって左右される。また、本実施例では受信
側端末装置500の動作は図1に示した実施例と全く同
様である。
【0043】図6は本発明によるケーブルテレビの限定
受信システム並びのその送信装置及びその受信装置のさ
らに他の実施例を示すブロック図である。図6におい
て、102はECM情報を記憶して設定された頻度でト
ランスポートストリーム形式のデジタルデータとして時
分割多重する時分割多重回路でありEMM情報の記憶手
段は含んでいない。520は第2の鍵データ記憶手段で
ある。記憶された第2の鍵データは第2の鍵データ記憶
手段520の端子573に取り出される。その他図1と
同じ機能を有するブロックには同一の符号付けた。
【0044】受信側端末装置500では、周波数多重さ
れて伝送された64QAMデジタル被変調波信号をCA
TV伝送路400から受け、周波数多重信号分離回路5
01で制御用マイコン502からの制御信号に応じて選
局される。この選局された64QAM被変調波信号は6
4QAM復調回路503に入力される。64QAM復調
回路503で64QAM被変調波信号は64QAM復調
デジタルデータに復調され、誤り訂正回路504により
伝送路で生じたデータの誤りが訂正される。誤り訂正さ
れたデジタルデータはコンテンツデスクランブル回路5
08に入力される。誤り訂正回路504では、インター
リーブ処理やエネルギー拡散処理されたデータの復号も
行なわれる。第1の鍵データが復号されるまではコンテ
ンツデスクランブル回路508においてデスクランブル
は実行されず誤り訂正後デジタルデータはそのままMP
EG分離回路509へ入力される。MPEG分離回路5
09ではトランスポートストリーム形式で送られてきた
ECM情報及びEMM情報を検出し、ECM情報をEC
M記憶手段514へ送付し、EMM情報を鍵情報分離回
路505に送る。鍵情報分離回路505はECM記憶手
段514より送られてきた記憶されたECM情報より暗
号化された第1の鍵データを抽出し、端子556を介し
て第1の鍵復号回路507へ送出する。また鍵情報分離
回路505はMPEG分離回路509より送られてきた
EMM情報より暗号化された第2の鍵データを抽出し、
端子557を介して第2の鍵復号回路506へ送出す
る。
【0045】第2の鍵復号回路506では、郵送などの
配送手段により伝送路700を経由して入手したICカ
ード等の情報記憶媒体513からの第3の鍵データによ
って、暗号化された第2の鍵データを復号して第2の鍵
復号回路506の出力端子559に第2の鍵データが得
られる。この第2の鍵データは一旦第2の鍵データ記憶
手段520に蓄えられた後、第1の鍵復号回路507へ
送られる。第1の鍵復号回路507では第2の鍵データ
記憶手段520より送られた第2の鍵データを用いて暗
号化された第1の鍵データを復号して、その出力端子5
60に第1の鍵データを得る。復号された第1の鍵デー
タはコンテンツデスクランブル回路508に送られる。
コンテンツデスクランブル回路508では、第1の鍵復
号回路507より送られた第1の鍵データを用いて、暗
号化されており、且つ誤り訂正されたデジタルデータを
復号して、MPEG2トランスポートストリーム形式の
デスクランブルデジタルデータに戻され、MPEG多重
分離回路509で圧縮映像データと圧縮オーディオデー
タに分離され、それぞれMPEGビデオデコーダ510
とオーディオデコーダ512に入力される。圧縮映像デ
ータはMPEGビデオデコーダ510によって映像デー
タに変換され、NTSCビデオエンコーダ511によっ
てNTSCビデオ信号に変換される。圧縮オーディオデ
ータはオーディオデコーダ512によってアナログオー
ディオ信号に変換される。NTSCビデオ信号とアナロ
グオーディオ信号は映像音声表示器600に入力され
て、映像音声表示器600で表示された映像と音声など
の情報を視聴者に提供できる。また、選局要求に従って
前記ECM記憶手段514に記憶されているECM情報
より第1の鍵復号回路507によって復号された第1の
鍵データを使用してコンテンツデスクランブル回路50
8でデスクランブルできない場合には改めてMPEG分
離回路509よりECM情報を抽出し、ECM記憶手段
514の記憶内容を更新すると共に鍵情報分離回路50
5を通して第1の鍵復号回路507により暗号化された
第1の鍵データを復号することでコンテンツデスクラン
ブル回路508においてデスクランブルが可能となる。
【0046】
【発明の効果】本発明によれば、デジタル方式の限定受
信システムを成立させる情報であるECM情報とEMM
情報を記憶する手段を送信側と受信側双方に設けること
によって、システム負荷や盗聴に対するセキュリティ上
の問題に大きく関係するECM情報およびEMM情報の
送出頻度をシステムの運営に合わせて設定することがで
き、且つ短時間でのチャンネル選択(スクランブルの解
除)を可能にすることが出来る。また、本発明によれ
ば、受信装置にECM情報を記憶するECM記憶手段を
設けているので、ECM情報を利用して前記第1の鍵デ
ータを抽出でき、選局から映像や音声がスクランブルを
解かれて出力するまでのいわゆる選局動作を短くするこ
とができる。また、ECM情報が変更された場合など、
このECM記憶手段に記憶したECM情報を利用してデ
スクランブル処理ができない場合には、復調手段から新
しくECM情報を抽出し、記憶されているECM情報を
更新して利用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるケーブルテレビの限定受信システ
ム並びのその送信装置及びその受信装置の一実施例を示
すブロック図である。
【図2】本発明の実施例を説明のためのMPEG2トラ
ンスポートストリーム形式の信号構成を示す概念図であ
る。
【図3】本発明の実施例を説明するためのMPEG2ト
ランスポートストリーム形式のパケットヘッダの信号構
成を示す概念図である。
【図4】本発明によるケーブルテレビの限定受信システ
ム並びのその送信装置及びその受信装置の他の実施例を
示すブロック図である。
【図5】本発明によるケーブルテレビの限定受信システ
ム並びのその送信装置及びその受信装置のさらに他の実
施例を示すブロック図である。
【図6】本発明によるケーブルテレビの限定受信システ
ム並びのその送信装置及びその受信装置のさらに他の実
施例を示すブロック図である。
【符号の説明】
100…送信側暗号化変調装置、200…送信側映像信
号源装置、300…送信側鍵等管理装置、400…CA
TV伝送路、500…受信側端末装置、600…受信側
TV受像機、101…暗号化装置、102…時分割多重
回路、121…ECM記憶回路、122…EMM記憶回
路、111…映像音声多重化及びコンテンツスクランブ
ル回路、112…スクランブル制御装置、113…限定
受信制御装置、503…64QAM復調回路、506…
第2の鍵復号回路、507…第1の鍵復号回路、508…
コンテンツデスクランブル回路、514…ECM記憶手
段、515…EMM記憶手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04L 9/00 601E (72)発明者 西田 正巳 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所AV事業部内 Fターム(参考) 5C064 BA01 BB02 BB05 BC16 BC17 BC20 BC22 BD07 BD08 CA18 CB01 CC01 5J104 AA16 BA03 EA18 EA22 NA02 NA35 PA06

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の鍵データを第2の鍵データによって
    暗号化する手段、第2の鍵データを第3の鍵データによ
    って暗号化する手段、前記暗号化された第1の鍵データ
    によって送信するコンテンツデータをスクランブルする
    手段、前記スクランブル手段から取り出されたトランス
    ポートストリーム形式の前記コンテンツデータ、暗号化
    された前記第1の鍵データを含むECM情報及び暗号化
    された前記第2の鍵データを含むEMM情報を時分割多
    重する手段、前記時分割多重手段に設けられた前記EC
    M情報を繰り返し出力するためのECM記憶手段、前記
    時分割多重手段の出力を変調する手段を備えた送信装置
    と、 前記デジタル変調されたコンテンツデータ、前記ECM
    情報、前記EMM情報を復調する手段、第3の鍵データ
    の出力手段、前記ECM情報及び復号された前記第1の
    鍵データのいずれか一方を記憶する第1の記憶手段、前
    記EMM情報及び復号された前記第2の鍵データのいず
    れか一方を記憶する第2の記憶手段、暗号化された前記
    第2の鍵データを前記第3の鍵データを用いて復号する
    第2の鍵データ復号手段、暗号化された前記第1の鍵デ
    ータを前記復号された第2の鍵データを用いて復号する
    第1の鍵データ復号手段、復号された前記第1の鍵デー
    タを用いて前記コンテンツデータのスクランブルを解除
    する手段を備え、前記第1、前記第2の記憶手段の出力
    を用いてスクランブルを解除する受信装置と、 から構成されることを特徴とするケーブルテレビの限定
    受信システム。
  2. 【請求項2】請求項1記載のケーブルテレビの限定受信
    システムにおいて、前記送信装置の前記時分割多重手段
    にEMM情報を繰り返し出力するためのEMM記憶手段
    を設けることを特徴とするケーブルテレビの限定受信シ
    ステム。
  3. 【請求項3】請求項1記載のケーブルテレビの限定受信
    システムにおいて、前記受信装置の前記第1の記憶手段
    はECM情報を記憶し、前記第2の記憶手段はEMM情
    報を記憶することを特徴とするケーブルテレビの限定受
    信システム。
  4. 【請求項4】請求項1記載のケーブルテレビの限定受信
    システムにおいて、前記受信装置の前記第1の記憶手段
    は復号された第1の鍵データを記憶し、前記第2の記憶
    手段は復号された第2の鍵データを記憶することを特徴
    とするケーブルテレビの限定受信システム。
  5. 【請求項5】請求項1記載のケーブルテレビの限定受信
    システムにおいて、前記受信装置の前記第1の記憶手段
    にはECM情報を記憶し、前記第2の記憶手段には復号
    された第2の鍵データを記憶することを特徴とするケー
    ブルテレビの限定受信システム。
  6. 【請求項6】第1の鍵データを第2の鍵データによって
    暗号化する手段と、第2の鍵データを第3の鍵データに
    よって暗号化する手段と、暗号化された前記第1の鍵デ
    ータによって送信するコンテンツデータをスクランブル
    する手段と、前記スクランブル手段から取り出されたト
    ランスポートストリーム形式の前記コンテンツデータ、
    暗号化された前記第1の鍵データを含むECM情報及び
    暗号化された前記第2の鍵データを含むEMM情報を時
    分割多重する手段と、前記時分割多重手段に設けられ、
    前記ECM情報を繰り返し出力するためのECM記憶手
    段と、前記時分割多重手段の出力を変調して送信する手
    段とを備えることを特徴とするケーブルテレビの送信装
    置。
  7. 【請求項7】請求項6記載の送信装置において、前記送
    信装置の前記時分割多重手段に前記EMM情報を繰り返
    し出力するためのEMM記憶手段を設けることを特徴と
    するケーブルテレビの送信装置。
  8. 【請求項8】送信装置から送付されたスクランブルされ
    たコンテンツデータ、ECM情報、EMM情報からコン
    テンツデータのスクランブルを解除するために、第3の
    鍵データの出力手段と、前記ECM情報及び復号された
    前記第1の鍵データのいずれか一方を記憶する第1の記
    憶手段と、前記EMM情報及び復号された前記第2の鍵
    データのいずれか一方を記憶する第2の記憶手段と、暗
    号化された前記第2の鍵データを前記第3の鍵データを
    用いて復号する第2の鍵データ復号手段と、暗号化され
    た前記第1の鍵データを前記復号された第2の鍵データ
    を用いて復号する第1の鍵データ復号手段と、復号され
    た前記第1の鍵データを用いて前記コンテンツデータの
    スクランブルを解除する手段を備え、前記第1、前記第
    2の記憶手段の出力を用いてスクランブルを解除するこ
    とを特徴とするケーブルテレビの受信装置。
  9. 【請求項9】請求項8記載のケーブルテレビの限定受信
    システムにおいて、前記受信装置の前記第1の記憶手段
    は前記ECM情報を記憶し、前記第2の記憶手段は前記
    EMM情報を記憶することを特徴とするケーブルテレビ
    の受信装置。
  10. 【請求項10】請求項8記載のケーブルテレビの受信装
    置において、前記受信装置の前記第1の記憶手段は復号
    された第1の鍵データを記憶し、前記第2の記憶手段は
    復号された第2の鍵データを記憶することを特徴とする
    ケーブルテレビの受信装置。
  11. 【請求項11】請求項8記載のケーブルテレビの受信装
    置において、前記受信装置の前記第1の記憶手段はEC
    M情報を記憶し、前記第2の記憶手段は復号された第2
    の鍵データを記憶することを特徴とするケーブルテレビ
    の受信装置。
  12. 【請求項12】請求項8記載のケーブルテレビの受信装
    置において、前記第1の記憶手段の出力を用いて前記ス
    クランブル解除手段でコンテンツデータのスクランブル
    が解除されない場合には、送信されてきたECM情報を
    用いて前記第1の記憶手段を更新し、前記第1の記憶手
    段の出力を用いてコンテンツデータのスクランブルを解
    除することを特徴とするケーブルテレビの受信装置。
  13. 【請求項13】請求項8記載のケーブルテレビの受信装
    置において、前記第2の記憶手段の出力を用いて前記第
    1の鍵データの復号ができない場合には、送信されてき
    たEMM情報で前記第2の記憶手段を更新し、前記更新
    された第2の記憶手段の出力を用いて前記第1の鍵デー
    タを復号することを特徴とするケーブルテレビの受信装
    置。
  14. 【請求項14】トランスポートストリーム形式のデジタ
    ルデータを暗号化して伝送するケーブルテレビシステム
    において、 映像や音声又は他のデータをトランスポートストリーム
    として出力するトランスポートストリーム出力手段、 受信側でコンテンツのスクランブルを解除するために必
    要となる第1の鍵データの暗号化されたデータを含むE
    CM情報を生成しスクランブル装置を制御するスクラン
    ブル制御装置、 前記第1の鍵データの暗号化を解除する場合に必要とな
    る第2の鍵データを含むEMM情報を生成する限定受信
    制御装置、 第2の鍵データの暗号化を解除するために必要となる第
    3の鍵データ及び前記第1、前記第2の鍵データ及び顧
    客情報を管理する鍵情報管理装置、 トランスポートストリーム形式のデジタルデータと前記
    ECM情報や前記EMM情報を時分割多重すると共に前
    記ECM情報及び前記EMM情報を記憶して繰り返し送
    出する機能を有する多重化装置、 前記スクランブル制御装置の出力データストリームをデ
    ジタル変調する変調手段、 複数の被変調波を周波数多重して伝送路に送出する信号
    合成手段、 を備えた送信装置と、 周波数多重されて伝送されたデジタル被変調波を復調す
    る復調手段、前記復調手段で得られた前記ECM情報よ
    り前記第1の鍵データを復号する第1の鍵データ復号手
    段、 前記復調手段で得られた前記EMM情報より前記第2の
    鍵データを復号する第2の鍵データ復号手段、 前記ECM情報を対応する契約チャンネル毎に記憶する
    ECM記憶手段、 前記EMM情報を対応する契約チャンネル毎に記憶する
    EMM記憶手段、 前記復調手段で得られたコンテンツスクランブルのかか
    った前記データから前記第1の鍵データ復号手段で得ら
    れた第1の鍵データによってトランスポートストリーム
    形式のデジタルデータを得るデスクランブル手段、 を備えた受信装置と、 から構成され、ECM情報に変更があるまでは契約チャ
    ンネルを選局する毎に前記ECM記憶手段に記憶したE
    CM情報を利用して、このデータを一旦前記第1の鍵デ
    ータ復号手段において復号することにより前記第1の鍵
    データを抽出し、この抽出した前記第1の鍵データを用
    いて前記復調手段で得られたコンテンツスクランブルの
    かかった前記データより前記デスクランブル手段によっ
    て前記トランスポートストリーム形式のデジタルデータ
    を得ることを特徴とするケーブルテレビの限定受信シス
    テム。
  15. 【請求項15】トランスポートストリーム形式のデジタ
    ルデータを暗号化して伝送するケーブルテレビシステム
    において、 映像や音声又は他のデータをトランスポートストリーム
    として出力するトランスポートストリーム出力手段、 受信側でコンテンツのスクランブルを解除するために必
    要となる第1の鍵データの暗号化されたデータを含むE
    CM情報を生成しスクランブル装置を制御するスクラン
    ブル制御装置、 前記第1の鍵データの暗号化を解除する場合に必要とな
    る第2の鍵データを含むEMM情報を生成し多重化装置
    へ出力する限定受信制御装置、 前記第2の鍵データの暗号化を解除するために必要とな
    る第3の鍵データ、前記第1、前記第2の鍵データ及び
    顧客情報を管理する鍵情報管理装置、 トランスポートストリーム形式のデジタルデータと前記
    ECM情報や前記EMM情報を時分割多重すると共に前
    記ECM情報及び前記EMM情報を記憶して繰り返し送
    出する機能を有する多重化装置、 前記スクランブル制御装置の出力データストリームをデ
    ジタル変調する変調手段、 複数の被変調波を周波数多重して伝送路に送出する信号
    合成手段、とを備えた送信装置と、 周波数多重されて伝送されたデジタル被変調波を復調す
    る復調手段と、前記復調手段で得られた前記ECM情報
    より前記第1の鍵データを復号する第1の鍵データ復号
    手段、 前記復調手段で得られた前記EMM情報より前記第2の
    鍵データを復号する第2の鍵データ復号手段、 前記第1の鍵データ復号手段によって復号された前記第
    1の鍵データ自体を対応する契約チャンネル毎に記憶す
    る第1の鍵データ記憶手段、 前記第2の鍵データ復号手段によって復号された前記第
    2の鍵データ自体を対応する契約チャンネル毎に記憶す
    る第2の鍵データ記憶手段、 前記復調手段で得られたコンテンツスクランブルのかか
    ったデータから前記ECM復号手段から得られた復号化
    された前記第1の鍵データによってトランスポートスト
    リーム形式のデジタルデータを得るデスクランブル手
    段、 とを備えた受信装置と、 から構成され、前記ECM情報または前記EMM情報に
    変更があるまでは前記鍵データ記憶手段に記憶された鍵
    データを利用して前記デスクランブル手段によって前記
    復調手段で得られたコンテンツスクランブルのかかった
    データからトランスポートストリーム形式のデジタルデ
    ータを得ることを特徴とするケーブルテレビの限定受信
    システム。
  16. 【請求項16】暗号化されたトランスポートストリーム
    形式のデジタルデータを送信するために、映像や音声又
    は他のデータをトランスポートストリームとして出力す
    るトランスポートストリーム出力手段と、受信側でコン
    テンツのスクランブルを解除するために必要となる第1
    の鍵データの暗号化されたデータを含むECM情報を生
    成しスクランブル装置を制御するスクランブル制御装置
    と、前記第1の鍵データの暗号化を解除する場合に必要
    となる第2の鍵データを含むEMM情報を生成し多重化
    装置へ出力する限定受信制御装置と、前記第2の鍵デー
    タの暗号化を解除するために必要となる第3の鍵デー
    タ、前記第1、前記第2の鍵データ及び顧客情報を管理
    する鍵情報管理装置と、トランスポートストリーム形式
    のデジタルデータと前記ECM情報や前記EMM情報を
    時分割多重すると共に前記ECM情報及び前記EMM情
    報を記憶して繰り返し送出する機能を有する多重化装置
    と、前記スクランブル制御装置の出力データストリーム
    をデジタル変調する変調手段と、複数の被変調波を周波
    数多重して伝送路に送出する信号合成手段とを備えるこ
    とを特徴とするケーブルテレビの送信装置。
  17. 【請求項17】周波数多重されて伝送されたデジタル被
    変調波を復調する復調手段と、前記復調手段で得られた
    ECM情報より第1の鍵データを復号する第1の鍵デー
    タ復号手段と、前記復調手段で得られたEMM情報より
    第2の鍵データを復号する第2の鍵データ復号手段と、
    前記ECM情報を対応する契約チャンネル毎に記憶する
    ECM記憶手段と、前記EMM情報を記憶するEMM記
    憶手段と、前記復調手段で得られたコンテンツスクラン
    ブルのかかったデータから前記第1の鍵データ復号手段
    で得られた第1の鍵データによってトランスポートスト
    リーム形式のデジタルデータを得るデスクランブル手段
    とを備えることを特徴とするケーブルテレビの受信装
    置。
  18. 【請求項18】請求項17記載のケーブルテレビの受信
    装置において、前記受信装置が映像や音声の選択をする
    ためのいわゆる選局動作をする場合、まず前記ECM記
    憶手段に記憶されたECM情報を用いて前記第1の鍵デ
    ータを復号して前記デスクランブル手段に供給し、前記
    第1の鍵データでデスクランブル処理がされない場合に
    は前記復調手段から新しくECM情報を抽出して前記E
    CM記憶手段に記憶されたECM情報を更新し、更新さ
    れたECM情報によって第1の鍵データを復号して前記
    デスクランブル手段に供給してスクランブル解除するこ
    とを特徴とするケーブルテレビの受信装置。
  19. 【請求項19】周波数多重されて伝送されたデジタル被
    変調波を復調する復調手段と、前記復調手段で得られた
    ECM情報より第1の鍵データを復号する第1の鍵デー
    タ復号手段と、前記復調手段で得られたEMM情報より
    第2の鍵データを復号する第2の鍵データ復号手段と、
    前記第1の鍵データ復号手段によって復号された前記第
    1の鍵データ自体を対応する契約チャンネル毎に記憶す
    る第1の鍵データ記憶手段と、前記第2の鍵データ復号
    手段によって復号された前記第2の鍵データ自体を対応
    する契約チャンネル毎に記憶する第2の鍵データ記憶手
    段と、前記復調手段で得られたコンテンツスクランブル
    のかかったデータから前記ECM復号手段で得られた鍵
    データによってトランスポートストリーム形式のデジタ
    ルデータを得るデスクランブル手段とを備えたことを特
    徴とするケーブルテレビの受信装置。
  20. 【請求項20】請求項19記載のケーブルテレビの受信
    装置において、前記受信装置が映像や音声の選択をする
    ためのいわゆる選局動作をする場合、まず前記第1の鍵
    データ記憶手段に記憶された前記第1の鍵データを前記
    デスクランブル手段に用い、デスクランブル処理がされ
    ない場合には前記復調手段から新しくECM情報を抽出
    して前記第1の鍵データ復号手段によって第1の鍵デー
    タを復号して前記第1の鍵データ記憶手段に記憶された
    第1の鍵データを更新し、前記更新された第1の鍵デー
    タを前記デスクランブル手段に供給してスクランブルを
    解除することを特徴とするケーブルテレビの受信装置。
  21. 【請求項21】トランスポートストリーム形式のデジタ
    ルデータを暗号化して伝送するケーブルテレビシステム
    において、 映像や音声又は他のデータをトランスポートストリーム
    として出力するトランスポートストリーム出力手段、受
    信側でコンテンツのスクランブルを解除するために必要
    となる第1の鍵データの暗号化されたデータを含むEC
    M情報を生成しスクランブル装置を制御するスクランブ
    ル制御装置、 前記第1の鍵データの暗号化を解除する場合に必要とな
    る第2の鍵データを含むEMM情報を生成し多重化装置
    へ出力する限定受信制御装置、 前記第2の鍵データの暗号化を解除するために必要とな
    る第3の鍵データ、前記第1、前記第2の鍵データ及び
    顧客情報を管理する鍵情報管理装置、 トランスポートストリーム形式のデジタルデータと前記
    ECM情報や前記EMM情報を時分割多重すると共に前
    記ECM情報を記憶して繰り返し送出する機能を有する
    多重化装置、 前記スクランブル制御装置の出力データストリームをデ
    ジタル変調する変調手段、 複数の被変調波を周波数多重して伝送路に送出する信号
    合成手段、 とを備えた送信装置と、 周波数多重されて伝送されたデジタル被変調波を復調す
    る復調手段、前記復調手段で得られた前記ECM情報よ
    り前記第1の鍵データを復号する第1の鍵データ復号手
    段、 前記復調手段で得られた前記EMM情報より前記第2の
    鍵データを復号する第2の鍵データ復号手段、 前記ECM情報を対応する契約チャンネル毎に記憶する
    ECM記憶手段、 前記EMM情報を対応する契約チャンネル毎に記憶する
    EMM記憶手段、 前記復調手段で得られたコンテンツスクランブルのかか
    ったデータから前記第1の鍵データ復号手段で得られた
    前記第1の鍵データによってトランスポートストリーム
    形式のデジタルデータを得るデスクランブル手段、 とを備えた受信装置と、 から構成され、前記ECM情報に変更があるまでは契約
    チャンネルを選局する毎に前記ECM記憶手段に記憶し
    た前記ECM情報を利用するために、このデータを一旦
    前記第1の鍵データ復号手段で復号して前記第1の鍵デ
    ータを抽出し、この抽出された前記第1の鍵データを用
    いて前記復調手段で得られたコンテンツスクランブルの
    かかったデータより前記デスクランブル手段によってト
    ランスポートストリーム形式のデジタルデータを得るこ
    とを特徴とするケーブルテレビの限定受信システム。
  22. 【請求項22】トランスポートストリーム形式のデジタ
    ルデータを暗号化して伝送するケーブルテレビシステム
    において、 映像や音声又は他のデータをトランスポートストリーム
    として出力するトランスポートストリーム出力手段、 受信側でコンテンツのスクランブルを解除するために必
    要となる第1の鍵データの暗号化されたデータを含むE
    CM情報を生成しスクランブル装置を制御するスクラン
    ブル制御装置、 前記第1の鍵データの暗号化を解除する場合に必要とな
    る第2の鍵データを含むEMM情報を生成し多重化装置
    へ出力する限定受信制御装置、 前記第2の鍵データの暗号化を解除するために必要とな
    る第3の鍵データ、前記第1、前記第2の鍵データ及び
    顧客情報を管理する鍵情報管理装置、トランスポートス
    トリーム形式のデジタルデータと前記ECM情報や前記
    EM M情報を時分割多重すると共に前記ECM情報を記憶し
    て繰り返し送出する機能を有する多重化装置、 前記スクランブル制御装置の出力データストリームをデ
    ジタル変調する変調手段、 複数の被変調波を周波数多重して伝送路に送出する信号
    合成手段、 とを備えた送信装置と、 周波数多重されて伝送されたデジタル被変調波を復調す
    る復調手段、 前記復調手段で得られた前記ECM情報より前記第1の
    鍵データを復号する第1の鍵データ復号手段、 前記復調手段で得られた前記EMM情報より前記第2の
    鍵データを復号する第2の鍵データ復号手段、 前記ECM情報を対応する契約チャンネル毎に記憶する
    ECM記憶手段、 前記第2の鍵データ復号手段によって復号された前記第
    2の鍵データ自体を対応する契約チャンネル毎に記憶す
    る第2の鍵データ記憶手段、 前記復調手段で得られたコンテンツスクランブルのかか
    ったデータから前記第1の鍵データ復号手段で得られた
    前記第1の鍵データによってトランスポートストリーム
    形式のデジタルデータを得るデスクランブル手段、 とを備えた受信装置と、 から構成され、前記ECM情報に変更があるまでは契約
    チャンネルを選局する毎に前記ECM記憶手段に記憶し
    た前記ECM情報を利用すると共に、前記EMM情報に
    変更があるまでは前記鍵データ記憶手段に記憶された鍵
    データを利用するために、このデータを一旦前記第1の
    鍵データ復号手段で復号して前記第1の鍵データを抽出
    し、この抽出された前記第1の鍵データを用いて前記復
    調手段で得られたコンテンツスクランブルのかかったデ
    ータより前記デスクランブル手段によってトランスポー
    トストリーム形式のデジタルデータを得ることを特徴と
    するケーブルテレビの限定受信システム。
  23. 【請求項23】周波数多重されて伝送されたデジタル被
    変調波を復調する復調手段と、前記復調手段で得られた
    ECM情報より第1の鍵データを復号する第1の鍵デー
    タ復号手段と、前記復調手段で得られたEMM情報より
    第2の鍵データを復号する第2の鍵データ復号手段と、
    前記ECM情報を対応する契約チャンネル毎に記憶する
    ECM記憶手段と、前記第2の鍵データ復号手段によっ
    て復号された前記第2の鍵データ自体を対応する契約チ
    ャンネル毎に記憶する第2の鍵データ記憶手段と、前記
    復調手段で得られたコンテンツスクランブルのかかった
    データから前記第1の鍵データ復号手段で得られた第1
    の鍵データによってトランスポートストリーム形式のデ
    ジタルデータを得るデスクランブル手段とを備えること
    を特徴とするたケーブルテレビの受信装置。
  24. 【請求項24】請求項23記載のケーブルテレビの受信
    装置において、前記受信装置が映像や音声の選択をする
    ためのいわゆる選局動作をする場合、まず前記ECM記
    憶手段に記憶されたECM情報を用いて前記第1の鍵デ
    ータを復号して前記デスクランブル手段に用い、デスク
    ランブル処理がされない場合には前記復調手段から新し
    くECM情報を抽出して前記ECM記憶手段に記憶され
    た前記ECM情報を更新し、その更新されたECM情報
    によって第1の鍵データを復号して前記デスクランブル
    手段に供給してスクランブル解除をすることを特徴とす
    るケーブルテレビの受信装置。
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