JP2002320211A - 送受信装置および方法 - Google Patents

送受信装置および方法

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JP2002320211A
JP2002320211A JP2001122338A JP2001122338A JP2002320211A JP 2002320211 A JP2002320211 A JP 2002320211A JP 2001122338 A JP2001122338 A JP 2001122338A JP 2001122338 A JP2001122338 A JP 2001122338A JP 2002320211 A JP2002320211 A JP 2002320211A
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JP2001122338A
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Fujiyuki Fukamatsu
藤幸 深松
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Sony Corp
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  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
  • Television Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 衛星放送信号をCATV放送信号に変換する中継
器を低コスト化する。 【解決手段】 デマルチプレクサ142は、衛星放送信
号から映像信号と音声信号を分離し、デスクランブル装
置143−1に出力し、番組情報または個別情報を分離
し、セキュリティモジュール132−1乃至132−3
に出力する。セキュリティモジュール132−1乃至1
32−3は、それぞれ対応するデスクランブル装置14
3−1乃至143−3に異なるチャンネルのスクランブ
ル鍵を渡す。デスクランブル装置143−1乃至143
−3は、各チャンネルの多重化状態は維持したまま、指
定されたチャンネルの信号をデスクランブルし、後段に
出力する。すべてのチャンネルがデスクランブルされた
多重化信号を受け取った変調器133は、変調処理を行
い、CATV放送伝送路4に送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、送受信装置および
方法に関し、特に複数の独立にスクランブルされた情報
が多重化された放送信号を、簡単な構成で、デスクラン
ブルし、再送信することができるようにする送受信装置
および方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図1乃至図5を参照して、従来のデジタ
ル放送システムについて説明する。
【0003】衛星等を利用したデジタル放送システムに
おいては、映像、音声、データ等の他に、番組情報、お
よび、個別情報が送信される。個別情報には、個々の衛
星放送受信装置に対応する契約情報が含まれている。衛
星放送受信装置は、この契約情報を受信し、記憶する。
その後、衛星放送受信装置は、放送信号を受信したと
き、番組に含まれる番組情報を、記憶している契約情報
と照合し、一致した番組(契約した番組)のみを復調
し、モニタに表示する。
【0004】衛星放送受信装置の代わりに中継器が衛星
放送信号を受信し、さらに、受信した衛星放送信号をCA
TV(Cable Television)放送信号に変換し、CATV放送の
番組として放映することがある。この場合、CATV放送の
事業者は、衛星放送の事業者から、衛星放送により放映
されている番組をCATV放送として放映するための放映権
を購入し、CATV放送の契約者に提供すると共に、CATV放
送の契約者から受信料を徴収している。これにより、CA
TV放送の事業者は、契約者からの受信料と放映権の購入
額の差額分を利潤としたビジネスを成立させている。
【0005】図1は、中継器を使用したデジタル放送シ
ステムの構成を示している。衛星放送送信装置1、中継
器3、およびCATV放送受信装置5が設けられている。
【0006】衛星放送送信装置1は、生成した衛星放送
信号を衛星放送伝送路2を介して、中継器3に送信す
る。尚、衛星放送送信装置1の詳細については、図2を
参照して後述する。
【0007】中継器3は、CATV放送の事業者により運用
されるものであり、衛星放送伝送路2を介して受信され
た衛星放送信号をCATV放送の放送信号に変換し、CATV放
送伝送路4を介して各CATV放送受信装置5に送信する。
尚、中継器3の詳細については、図3を参照して後述す
る。
【0008】CATV放送受信装置5は、中継器3よりCATV
放送伝送路4を介して、CATV放送信号を受信し、受信し
た信号を復調し、モニタ6に表示させる。
【0009】図2は、衛星放送送信装置1の構成例を示
している。実際の衛星放送送信装置1においては、スク
ランブル装置17の後に、誤り訂正符号化部や変調器、
その他伝送に関する装置が設けられているが、ここで
は、省略されている。
【0010】番組制御部11は、番組に応じて制御信号
をエンコーダ15に出力し、制御するとともに、番組番
号を発生し、関連情報送出部14に提供する。顧客管理
部12は、各衛星放送視聴者(この場合、CATV事業者)
からの契約要求に応じた契約情報を生成し、スクランブ
ル制御部13に出力する。
【0011】スクランブル制御部13は、中継器3の全
ての個別鍵を予め記憶しており、顧客管理部12から入
力される複数の契約情報とワーク鍵を、その個別鍵で暗
号化し、複数の個別情報として多重化器16に出力す
る。また、スクランブル制御部13は、ワーク鍵を関連
情報送出部14に出力する。
【0012】関連情報送出部14は、スクランブル装置
17でスクランブルするために使用するスクランブル鍵
を予め記憶しており、このスクランブル鍵をスクランブ
ル装置17に出力する。また、関連情報送出部14は、
スクランブル制御部13から入力されたワーク鍵で、予
め記憶しているスクランブル鍵と番組制御部11より入
力された番組番号を暗号化し、番組情報として多重化器
16に出力する。
【0013】エンコーダ15は、番組制御部11からの
制御信号に基づいて、放送する映像信号や音声信号をデ
ジタル化し、圧縮し、多重化器16に出力する。多重化
器16は、複数のエンコーダ15より入力されたデジタ
ル化され、圧縮された映像信号および音声信号と、スク
ランブル制御部13より入力された複数の個別情報、ま
たは、関連情報送出部14より入力された番組情報を時
分割多重化し、多重化信号としてスクランブル装置17
に出力する。
【0014】スクランブル装置17は、関連情報送出部
14より供給されたスクランブル鍵により、多重化器1
6より入力された多重化信号を必要に応じてスクランブ
ルする。このとき、個別情報と番組情報は制御のための
情報であるので、スクランブル装置17は、この個別情
報と番組情報をスクランブルしないように制御される。
契約情報が含まれた個別情報は、正式に契約をしたCATV
放送の事業者の中継器3に個別に送られる(対応するCA
TV放送の事業者の中継器だけに受信される)。また、番
組情報は、番組に付随する情報で、CATV放送の事業者お
よび、衛星放送番組視聴者に共通に送られる(全ての中
継器および、衛星放送受信装置により受信される)。
【0015】図3は、中継器3の構成例を示している。
実際の中継器3は復調器41の前に、誤り訂正部やその
他の伝送信号の復号に関する装置が設けられているが、
ここでは、省略されている。
【0016】受信復号器31は、復調器41、デマルチ
プレクサ42、およびデスクランブル装置43−1乃至
43−3から構成されている。復調器41は、衛星放送
伝送路2を介して衛星放送送信装置1より送信されてく
る衛星放送信号を、復調処理し、デジタル信号としてデ
マルチプレクサ42に出力する。
【0017】デマルチプレクサ42は、時分割多重化さ
れた複数のエンコーダ出力(図2では、エンコーダ15
が1個のみ示されているが、実際には、複数個存在す
る)と番組情報または個別情報とを、エンコーダ単位で
分離する。1つのエンコーダに対応する出力はデスクラ
ンブル装置43−i(i=1,2,3)に供給され、対
応する番組情報と個別情報は、セキュリティモジュール
32−i(i=1,2,3)に供給される。
【0018】デスクランブル装置は、複数の独立にスク
ランブルされた情報が多重化された信号からは、通常、
1つの情報をデスクランブルし、デコーダ/エンコーダ
33に出力する。
【0019】デスクランブル装置43−1とセキュリテ
ィモジュール32−1の処理についてさらに説明する。
セキュリティモジュール32−1の番組・個別情報解析
部44−1は、デマルチプレクサ42により分離された
信号が、番組情報であるか、または、個別情報であるか
を解析し、個別情報である場合、契約情報記憶部45−
1に予め記憶されている個別鍵で個別情報を復号し、そ
こに含まれる契約情報とワーク鍵を抽出し、契約情報記
憶部45−1に供給して記憶させる。また、入力された
信号が番組情報である場合、番組・個別情報解析部44
−1は、受信した暗号化されている番組情報を、契約情
報記憶部45−1に記憶されたワーク鍵で復号する。番
組・個別情報解析部44−1は、契約情報記憶部45−
1に予め記憶された契約情報と、いま復号されている番
組番号を照合し、両者が一致する場合、受信した番組が
視聴可であるものと判断し、視聴制御情報(スクランブ
ル鍵を含む)を、デスクランブル装置43−1に送出す
る。
【0020】デスクランブル装置43−1は、セキュリ
ティモジュール32−1の番組・個別情報解析部44−
1により生成された視聴制御情報(スクランブル鍵)に
より、デマルチプレクサ42より供給されるスクランブ
ルされた映像信号と音声信号をデスクランブルし、デコ
ーダ/エンコーダ33に出力する。
【0021】デスクランブル装置43−2とセキュリテ
ィモジュール32−2、並びにデスクランブル装置43
−3とセキュリティモジュール32−3においても、同
様の処理が行われる。
【0022】以上のようにして、デスクランブル装置4
3−1乃至43−3は、図4Aに示されるように、複数
の情報A,B,Cがスクランブルされ、多重化されてい
るストリームから、図4B乃至Dに示されるように、情
報A乃至Cをデスクランブルし、デコーダ/エンコーダ
33に出力する。
【0023】デスクランブル装置43−1乃至43−3
においてデスクランブルされた番組情報A乃至Cの各映
像信号および音声信号は、図4B乃至Dに示されるよう
に、CATV放送信号として送信するために、デコーダ/エ
ンコーダ33にて、一旦デコードされた後、必要に応じ
て、再びエンコードされ、多重化器34に出力される。
多重化器34は、入力された映像信号および音声信号
を、図4Eに示されるように、再度、時分割多重化す
る。尚、エンコードする必要のない場合、デコーダ/エ
ンコーダ33は、単なるデコーダの機能のみ行うことに
なる。
【0024】変調器35は、多重化器34より入力され
た時分割多重化されたCATV放送信号を変調処理し、CATV
放送伝送路4を介して、各CATV放送受信装置5にCATV放
送信号として送信する。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】このように、中継器3
において、複数の独立にスクランブルされた情報が多重
化された信号から、複数の情報をデスクランブルするた
めには、複数のデスクランブル装置が必要であり、さら
に、複数のデスクランブル装置からデスクランブルされ
た信号を再送するためには、再度、必要に応じてエンコ
ードし、多重化する必要があった。
【0026】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、複数の独立にエンコードされた情報が多重
化された信号を、簡単な構成で、デスクランブルし、再
送信することができるようにするものである。
【0027】
【課題を解決するための手段】本発明の送受信装置は、
視聴者が視聴すべき番組情報を含み、複数の独立にスク
ランブルされている情報が多重化された放送信号を受信
し、記憶されている個別情報と受信した放送信号に含ま
れる番組情報とを照合し、その照合結果に応じて、受信
した番組情報のうち、1つの番組情報を、多重化された
状態のままデスクランブルする第1のデスクランブル手
段と、第1のデスクランブル手段の出力の入力を受け、
第1のデスクランブル手段によりデスクランブルされて
いない1つの番組情報を、多重化された状態のまま、デ
スクランブルして出力する第2のデスクランブル手段と
を備えることを特徴とする。
【0028】本発明の送受信方法は、視聴者が視聴すべ
き番組情報を含み、複数の独立にスクランブルされてい
る情報が多重化された放送信号を受信し、記憶されてい
る個別情報と受信した放送信号に含まれる番組情報とを
照合し、その照合結果に応じて、受信した番組情報のう
ち、1つの番組情報を、多重化された状態のままデスク
ランブルする第1のデスクランブルステップと、第1の
デスクランブルステップの処理による出力の入力を受
け、第1のデスクランブルステップの処理によりデスク
ランブルされていない1つの番組情報を、多重化された
状態のまま、デスクランブルして出力する第2のデスク
ランブルステップとを含むことを特徴とする。
【0029】本発明の送受信装置および送受信方法にお
いては、複数の独立にスクランブルされている情報が多
重化された放送信号が受信され、1つの番組情報が、多
重化された状態のままデスクランブルされ、さらに、デ
スクランブルされていない1つの番組情報が、多重化さ
れた状態のままデスクランブルされ、出力される。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明の実施
の形態について説明する。
【0031】図5は、本発明を適用したデジタル放送シ
ステムの構成を示している。このデジタル放送システム
は、図1の中継器3に代わって、中継器103が設けら
れている点以外は、図1を用いて説明したデジタル放送
システムと、基本的に同様の構成を有するものである。
尚、図5において、図1における場合と対応する部分に
は対応する符号を付してあり、その説明は繰り返しにな
るので省略する。
【0032】図6を参照して、中継器103について説
明する。実際の中継器103は復調器141の前に誤り
訂正部やその他の伝送信号の復号に関する装置が設けら
れているが、ここでは、省略されている。
【0033】受信復号器131は、復調器141、デマ
ルチプレクサ142、並びにデスクランブル装置143
−1乃至143−3から構成されている。復調器141
は、衛星放送伝送路2を介して衛星放送送信装置1より
送信されてくる衛星放送信号を、復調処理し、デジタル
信号としてデマルチプレクサ142に出力する。
【0034】デマルチプレクサ142は、時分割多重化
された複数のエンコーダ出力と番組情報または個別情報
とを分離する。
【0035】デスクランブル装置143−1乃至143
−3は、前段の出力を後段に入力する所謂カスケード接
続になっている。最終段のデスクランブル装置143−
3の出力は、変調器133に入力されている。各デスク
ランブル装置143−1乃至143−3に対応してセキ
ュリティモジュール132−1乃至132−3が設けら
れており、それぞれは、対応するデスクランブル装置1
43−1乃至143−3にデスクランブル鍵を渡す機能
を有している。セキュリティモジュール132−1乃至
132−3は、それぞれ、番組個別情報解析部144−
1乃至144−3と契約情報記憶部145−1乃至14
5−3を有しており、図3における場合と対応する名称
の部分は、対応する機能を有しているので、その説明は
省略する。
【0036】次に、図7のフローチャートを参照して中
継器103が衛星放送信号を受信し、CATV放送信号を送
信する処理(中継処理)について説明する。衛星放送信
号は、複数の独立にスクランブルされた情報が多重化さ
れた信号であり、説明の便宜上、3つのチャンネル
(A,BおよびC)の番組情報が個別にスクランブルさ
れているものとする。
【0037】中継器103は、電源がオンされると処理
を開始する。ステップS1において、復調器141は、
受信した衛星放送信号を復調処理し、デマルチプレクサ
142に出力する。ステップS2において、デマルチプ
レクサ142は、復調器141より入力された信号か
ら、映像信号と音声信号を分離し、最初に位置するデス
クランブル装置143−1に出力すると共に、入力され
た信号から番組情報または個別情報を分離して、各番組
・個別情報解析部144−1乃至144−3に出力す
る。
【0038】ステップS3において、番組・個別情報解
析部144−1乃至144−3は、入力された個別情報
を契約情報記憶部145−1乃至145−3に予め記憶
されている個別鍵で復号し、そこに含まれている(衛星
放送の事業者との)契約情報とワーク鍵を抽出し、契約
情報記憶部145−1乃至145−3に記憶させる。な
お、契約情報記憶部145−1乃至145−3は、それ
ぞれ異なるチャンネルのワーク鍵を記憶する。
【0039】通常、個別情報は、契約直後、または、契
約内容を変更した直後にだけ送られてくる。
【0040】ステップS4において、デスクランブル装
置143−1は、デマルチプレクサ142より出力され
た信号を受け取ると、デスクランブル処理を開始する。
図8に基づいて、このデスクランブル処理を説明する。
【0041】ステップS21において、番組・個別情報
解析部144−1は、デマルチプレクサ142より入力
された番組情報を、契約情報記憶部145−1に予め記
憶されているワーク鍵で復号し、そこに含まれている番
組番号Aとスクランブル鍵Aを抽出する。
【0042】ステップS22において、番組・個別情報
解析部144−1は、復号された番組情報に含まれてい
る番組番号Aと、契約情報記憶部145−1に予め記憶
されている契約情報とが一致するか否かを判定し、一致
しないと判定した場合、(例えば、その番組番号Aが、
契約情報に含まれていない場合、または、含まれていた
としても、契約期間が満了している場合)その処理は終
了される。すなわち、この場合、中継器103は、その
チャンネルの衛星放送信号を受信することができないの
で、CATV放送信号に変換して出力することができないた
め、ここで、処理が終了されることになる。
【0043】ステップS22において、復号された番組
情報に含まれている番組番号Aと、契約情報記憶部14
5−1に予め記憶されている契約情報とが一致すると判
定された場合、ステップS23において、番組・個別情
報解析部144−1は、スクランブル鍵Aを、デスクラ
ンブル装置143−1に出力する。
【0044】ステップS24において、デスクランブル
装置143−1は、番組・個別情報解析部144−1よ
り出力されたスクランブル鍵Aを用いて、デマルチプレ
クサ142より分離、入力された、図9Aに示されるよ
うな、すべてのチャンネルがスクランブルされている映
像信号と音声信号のうち、チャンネルAの信号をデスク
ランブルする。各デスクランブル装置143−i(i=
1,2,3)は、情報が多重化された状態のまま、1つ
のチャンネルの信号をデスクランブルして出力する機能
を持っている。従って、デスクランブル装置143−1
は、図9Bに示されるように、複数のチャンネルの情報
が多重化された状態のままで、番組情報Aのみデスクラ
ンブルし、後段のデスクランブル装置143−2に出力
する。
【0045】その後、図7のステップS5において、中
継器103は、全てのチャンネルのデスクランブル処理
が完了したか否かを判別する。いまの場合、まだ、チャ
ンネルBおよびCのデスクランブル処理が残っているの
で、再度、ステップS4に戻り、図8のデスクランブル
処理が行われる。すなわち、いまの場合、デスクランブ
ル装置143−2によるデスクランブルが行われる。
【0046】デスクランブル装置143−2、番組・個
別情報解析部144−2および契約情報記憶部145−
2は、同様のデスクランブル処理を行う。従って、番組
・個別情報解析部144−2より出力されたスクランブ
ル鍵Bを用いて、前段のデスクランブル装置143−1
より供給された多重化信号(図9Bに示される信号)の
うち、チャンネルBの信号をデスクランブルし、図9C
に示される信号を、後段のデスクランブル装置143−
3に出力する。
【0047】ステップS5において、中継器103は、
再び、全てのチャンネルのデスクランブル処理が完了し
たか否かを判別する。いまの場合、まだ、チャンネルC
のデスクランブル処理が残っているので、再度、ステッ
プS4に戻り、図8のデスクランブル処理が行われる。
【0048】デスクランブル装置143−3、番組・個
別情報解析部144−3および契約情報記憶部145−
3は、同様のデスクランブル処理を行う。従って、番組
・個別情報解析部144−3より出力されたスクランブ
ル鍵Cを用いて、前段のデスクランブル装置143−2
より供給された多重化信号(図9Cに示される信号)の
うち、チャンネルCの信号をデスクランブルし、図9D
に示される信号を、変調器133に出力する。
【0049】ステップS5において、中継器103は、
再び、全てのチャンネルのデスクランブル処理が完了し
たか否かを判別する。いまの場合、全てのチャンネルの
デスクランブル処理が完了したので、処理はステップS
6に進む。
【0050】ステップS6において、変調器133は、
受け取った多重化信号を変調処理し、CATV放送信号とし
てCATV放送伝送路4を介してCATV放送受信装置5に向け
て送信する。
【0051】上記のように、ステップS4のデスクラン
ブル処理は、契約されたチャンネル分、すなわち、デス
クランブル鍵およびデスクランブル装置の数量分、順
次、繰り返し行われる。この場合、説明の便宜上、3つ
のチャンネル(A,BおよびC)の番組情報のデスクラ
ンブル処理を行ったが、この数量は、CATV放送の事業者
の契約内容によって異なるものとなる。
【0052】従って、中継器103は受信した複数の独
立にスクランブルされた情報が多重化された衛星放送信
号の番組情報を、複数のデスクランブル装置の入出力を
連結したシステムに接続することにより、多重化状態を
崩すことなく、デスクランブルされた信号をそのまま送
信することができる。従って、CATV放送信号として、CA
TV放送伝送路に送信する際に、デコードおよび、必要に
応じてエンコードしたり、再多重化する必要がなく、デ
コーダ/エンコーダや多重化器などの装置が必要なくな
り、構成を簡略化し、安価なシステムを構築することが
できる。
【0053】なお、本明細書において、システムとは、
複数の装置により構成される装置全体を表すものであ
る。
【0054】
【発明の効果】以上の如く、本発明の送受信装置および
方法によれば、複数の独立にスクランブルされている情
報が多重化された放送信号を受信し、1つの番組情報
を、多重化された状態のままデスクランブルし、さら
に、デスクランブルされていない1つの番組情報を、多
重化された状態のままデスクランブルするようにしたの
で、構成を簡略化し、装置のコストを低く抑えることが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のデジタル放送システムの構成を示すブロ
ック図である。
【図2】図1のデジタル放送システムに用いられる衛星
放送送信装置の構成を示すブロック図である。
【図3】図1のデジタル放送システムに用いられる中継
器の構成を示すブロック図である。
【図4】図3の中継器における番組の信号のデスクラン
ブルを説明する図である。
【図5】本発明を適用したデジタル放送システムの構成
を示すブロック図である。
【図6】図5のデジタル放送システムに用いられる中継
器の構成を示すブロック図である。
【図7】図6の中継器の処理を説明するフローチャート
である。
【図8】図7のステップS4のデスクランブル処理の詳
細を説明するためのフローチャートである。
【図9】図6の中継器における信号のデスクランブルを
説明する図である。
【符号の説明】
1 衛星放送送信装置,3 中継器,11 番組制御
部,12 顧客管理部,13 スクランブル制御部,1
4 関連情報送出部,15 エンコーダ,16多重化
器,17 スクランブル装置,31 受信復号器,32
セキュリティモジュール,33 デコーダ/エンコー
ダ,34 多重化器,35 変調器,41復調器,42
デマルチプレクサ,43 デスクランブル装置,44
番組・個別情報解析部,45 契約情報記憶部,10
3 中継器,131 受信復号器,132 セキュリテ
ィモジュール,133 変調器,141 復調器, 1
42 デマルチプレクサ,143 デスクランブル装
置,144 番組・個別情報解析部,145 契約情報
記憶部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 視聴者が視聴すべき番組情報を含み、複
    数の独立にスクランブルされている情報が多重化された
    放送信号を受信し、記憶されている個別情報と受信した
    前記放送信号に含まれる前記番組情報とを照合し、その
    照合結果に応じて、受信した前記番組情報のうち、1つ
    の前記番組情報を、多重化された状態のままデスクラン
    ブルする第1のデスクランブル手段と、 前記第1のデスクランブル手段の出力の入力を受け、前
    記第1のデスクランブル手段によりデスクランブルされ
    ていない1つの前記番組情報を、多重化された状態のま
    ま、デスクランブルして出力する第2のデスクランブル
    手段とを備えることを特徴とする送受信装置。
  2. 【請求項2】 視聴者が視聴すべき番組情報を含み、複
    数の独立にスクランブルされている情報が多重化された
    放送信号を受信し、記憶されている個別情報と受信した
    前記放送信号に含まれる前記番組情報とを照合し、その
    照合結果に応じて、受信した前記番組情報のうち、1つ
    の前記番組情報を、多重化された状態のままデスクラン
    ブルする第1のデスクランブルステップと、 前記第1のデスクランブルステップの処理による出力の
    入力を受け、前記第1のデスクランブルのステップの処
    理によりデスクランブルされていない1つの前記番組情
    報を、多重化された状態のまま、デスクランブルして出
    力する第2のデスクランブルステップとを含むことを特
    徴とする送受信方法。
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