JP2000115091A - 情報記録装置および情報再生装置 - Google Patents

情報記録装置および情報再生装置

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JP2000115091A
JP2000115091A JP10285665A JP28566598A JP2000115091A JP 2000115091 A JP2000115091 A JP 2000115091A JP 10285665 A JP10285665 A JP 10285665A JP 28566598 A JP28566598 A JP 28566598A JP 2000115091 A JP2000115091 A JP 2000115091A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 デスクランブルされたデジタル信号が不正に
複製されることに伴う著作権保護の問題、時間を経てデ
スクランブルして再生する場合の問題、多チャンネルの
ペイパービュー方式の番組を受信して記録する時の課金
の問題を解決する。 【解決手段】 限定受信方式を用いたデジタル放送を受
信して、そのスクランブルされて放送された信号をスク
ランブルされた信号のまま―旦記録し、これを再生する
ときにデスクランブルを行う。即ち、放送番組の開始以
前に送られるEMM(個別情報)を一旦受信機のEMM
記憶部113あるいは受信機に付属する情報処理媒体1
10内のメモリに記録しておき、放送番組の信号を記録
する際にはこの受信機内に記録されているEMMを読み
出して、スクランブルされた放送番組の信号及びECM
(番組情報)とともに記録媒体に記録し、再生時には、
この記録媒体に記録された信号を再生してデスクランブ
ルして視聴する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、限定受信方式を用
いた放送における受信システムに係わり、特にスクラン
ブルされて放送された信号をそのまま一旦記録し、これ
を再生するときにデスクランブルを行う情報記録装置及
び情報再生装置に関する。特に、本発明は、時間を経て
デスクランブルして再生する場合に必要な鍵情報の処理
手段を含んだ情報記録及び情報再生の技術を提供するも
のである。
【0002】
【従来の技術】有料放送方式は、ペイサービス、ペイテ
レビ(テレビの場合)、限定受信方式などと呼ばれる。
CATVなどケーブルによる放送ではケーブルの接続で
受信を制御できるが、無線による放送では、未契約者に
も同じ電波が到達するので、未契約者は番組が視聴でき
ないように、信号をスクランブルして放送する。また、
CATVなども特定の番組を別料金とする場合などにも
同じ手段が必要となる。契約した加入者はデコーダを用
いて正常な番組信号を得る。
【0003】従来、限定受信方式を用いて放送された信
号を受信して、VTR(ビデオテープレコーダ)等に記
録する場合には、デスクランブルして通常の信号に戻し
たのち、通常のVTR等に記録することが―般的であっ
た。このとき、放送される番組の内容によっては、著作
権者が記録を認めない場合があり、この場合はデスクラ
ンブルされた信号波形をVTR等に記録できないような
信号に変換することが行われる。
【0004】ところで、デジタル技術の発達により放送
の分野でもデジタル信号を用いて放送することが可能に
なり、世界的に広く実用化されている。このデジタル放
送では、デジタル圧縮技術により、従来、1つのテレビ
ジョン番組しか放送できなかったチャンネルで、複数の
番組が伝送できるようになった。
【0005】この場合、各番組の信号はデジタル圧縮さ
れているので、圧縮前の原信号や復号されたデジタル信
号よりも数分の1のデータ量に減っている。このため、
デジタル放送の信号を記録する場合には、復号された信
号よりは、伝送された信号の段階で記録する方が能率的
であり、このような信号を記録できる記録装置も実現さ
れている。
【0006】一方、放送の実施形態として、信号をスク
ランブルして放送し、契約した受信機でのみデスクラン
ブルして視聴できるようにする限定受信方式を使用する
放送も広く実施されるようになっている。ところが、こ
の限定受信方式を用いた信号を記録する場合に、デスク
ランブル後の信号を記録する場合は、複製が容易に行え
ることから、著作権保護の問題が生じる。
【0007】また、多チャンネル化で番組が増えること
から同時に複数の番組を視聴できないことから、多重化
されたまま収録しておき、後日視聴する用途も多くなっ
てくる。しかし、このときスクランブルされて放送され
るときにはデスクランブルして記録すると、一般的には
課金されてしまうが、後日全てを視るとは限らないの
で、実際に視聴したものだけ課金することができる方式
も望まれる。
【0008】これらの課題を解決する方法の一つとし
て、デスクランブル前の信号のまま記録し、再生してデ
スクランブルする段階で課金等の処理を行う方法が考え
られる。しかし、この方法には以下に述べるような解決
すべき課題がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】スクランブルされた信
号を記録する場合、再生された信号を視聴するためには
デスクランブルを行う必要がある。このスクランブル及
びデスクランブルを制御するための限定受信方式の基本
構成としては、図5に記載されているようなものが一般
に使用されている。この限定受信方式の送信機は、信号
をスクランブルするための鍵(以下、Ks:スクランブ
ル鍵と呼ぶ)を用いて番組信号(放送信号)のスクラン
ブル処理をするスクランブラ501と、スクランブル鍵
Ksを別な鍵(以下、Kw:ワーク鍵と呼ぶ)で暗号化
する暗号化部503と、個別情報(以下、EMMと呼
ぶ)を暗号化する暗号化部505とを有する。また、各
受信機は、それぞれスクランブルされた番組信号を元の
信号に戻すためのデスクランブル処理をするデスクラン
ブラ507と、その処理を可能にする鍵Ksをデスクラ
ンブラ507へ供給するセキュリティモジュール510
とを有する。セキュリティモジュール510は暗号化さ
れた個別情報EMMから鍵Kwを復号する暗号復号部5
11と、鍵Kwにより番組情報(以下、ECMと呼ぶ)
内の暗号化されたスクランブル鍵Ksを復号する暗号復
号部513と、これら暗号復号部511、513の出力
を基に番組をアクセスする資格を判定する資格判定部5
15と、資格判定部515の判定結果に基づいて鍵Ks
の供給のオン/オフ切替を行うスイッチ機能517を有
する。
【0010】ここで、番組信号をスクランブルする方法
は、我国の衛星デジタル放送では、ブロック暗号方式が
採用されているが、この暗号化の鍵、すなわちスクラン
ブル鍵Ksは例えば、1秒単位の時間で変化させること
により不正受信に対する安全性を高めている。このとき
受信側で信号をデスクランブルするためには、このKs
の情報を知る必要があるが、このKsはワーク鍵Kwで
暗号化され、その番組に関する情報(属性情報)ととも
に番組情報ECMと呼ばれるアクセス関連情報として受
信機に送られる。さらに、ワーク鍵Kwは安全性を保つ
ために、例えば、1ケ月や1年といった単位で更新でき
るようになっている。
【0011】このワーク鍵Kwも電波のような容易にア
クセスできる媒体で伝送する場合には、暗号化して送る
必要がある。従って、このKwは各受信機が契約してい
る内容を示すための情報とともに、個別情報(契約情
報)EMMと呼ばれる関連情報として、受信機に送られ
る。このEMMも電波などで伝送する場合には、不正に
利用されたり、情報内容が改ざんされたりしないように
するために暗号化される。このEMMの暗号化には受信
機毎に異なる鍵(以下Km:マスタ鍵と呼ぶ)が用いら
れる。
【0012】限定受信方式では、上記のような階層構成
の鍵を用いて放送するのが一般的であり、この信号を記
録して再生する際には、これら階層構成の鍵が再現され
る必要がある。すなわち、まず、デスクランブラ507
は、スクランブル信号を復元するための鍵として、スク
ランブル鍵Ksを例えば1秒ごとにECM(番組情報)
から得る必要がある。このとき、ECMにかけられてい
る暗号を復号するためにはワーク鍵Kwが必要となる
が、このワーク鍵Kwを受信機に知らせるEMM(個別
情報)は、1ケ月や1年といった間隔で送られる。従っ
て、スクランブルされた放送信号を記録する場合には、
ECMは一般に同じ放送信号のストリームの中に含まれ
ているが、EMMは一般には記録された信号に含まれる
ことはないので、放送された後に、視聴しようとすると
きには、再生された信号からワーク鍵Kwを得ることが
できず、ECMの暗号を復号することができない。
【0013】従って、スクランブルされた放送信号を受
信機側でそのままVTR等に記録して、時間を経て再生
してデスクランブルを行うのに必要となる鍵の処理方法
についてまず解決する必要がある。さらに、記録された
信号を再生してデスクランブルの処理を行う装置では、
リアルタイムで放送される信号に対するデスクランブル
処理を行うことも必要となる。このときにも、時間的に
異なる時点で使用された鍵の処理方法が問題となるが、
これらの点についてもこれまで検討されていない。
【0014】本発明の目的は、上述の点に鑑み、限定受
信方式においてデスクランブルされたデジタル信号が不
正に複製されることへの防止を図り、かなり時間を経て
もデスクランブルして再生することができるようにし、
また多チャンネルのペイパービュー方式の番組を受信し
て記録する時の課金の問題を解決できるようにした情報
記録装置および情報再生装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の情報記録装置の発明は、スクランブルし
て伝送された放送番組の信号を受信する特定の受信機
と、デスクランブルを制御するために放送局から送信さ
れる関連情報の内、当該放送番組の開始時刻以前に当該
受信機宛に送信された個別情報(EMM)と呼ばれる関
連情報を抽出して暗号化された状態のまま当該受信機又
は当該受信機に付属する情報処理媒体内のメモリに一旦
記録する第1の記録手段と、当該放送番組を記録する際
には、デスクランブルを行わずにその放送番組の信号と
当該放送番組の放送時間中に送信される番組情報(EC
M)と呼ばれる関連情報とともに、前記メモリから読み
出した前記EMMを暗号化された状態のまま記録媒体に
記録する第2の記録手段とを具備することを特徴とす
る。
【0016】ここで、好ましくは、前記第2の記録手段
により、前記EMMは前記放送番組の信号の記録開始時
点以前に、前記記録媒体上に少なくとも1回は記録され
る。
【0017】また、好ましくは、前記第2の記録手段に
より、前記EMMは前記放送番組の継続時間の間に繰り
返して前記記録媒体上に記録される。
【0018】また、好ましくは、前記第2の記録手段に
より、前記EMMは記録される信号中のヌルパケットと
置換されて前記記録媒体に記録される。
【0019】上記目的を達成するため、請求項5の情報
再生装置の発明は、スクランブルして伝送された放送番
組の信号を特定の受信機で受信した後、そのデスクラン
ブル前の放送番組の信号、該デスクランブルを制御する
ために放送局から送信される関連情報の内、当該放送番
組の開始時刻以前に当該受信機宛に送信された個別情報
(EMM)及び当該放送番組の放送時間中に送信される
番組情報(ECM)とを暗号化された状態のまま記録さ
れた記録媒体から信号を再生する情報再生装置であっ
て、当該記録媒体から信号を再生する信号再生手段と、
再生された前記EMMは、放送波等から受信されたEM
Mと区別して暗号復号化処理を行い、前記記録媒体から
再生された信号のデスクランブルを行うデスクランブル
手段とを具備することを特徴とする。
【0020】ここで、好ましくは、前記記録媒体から再
生された前記EMMを処理するICカード等の情報処理
媒体と、放送波等から受信されたEMMを処理するIC
カード等の情報処理媒体とを別体とし、前記デスクラン
ブル手段は両EMMをEMMの暗号化領域外に付加され
た識別符号により区別して処理する。
【0021】また、好ましくは、前記EMMを処理する
ICカード等の情報処理媒体内の個別情報を記憶する領
域について、同じ記憶領域を時間の経過に伴い記憶内容
を更新する手段と、前記記録媒体から再生されたEMM
を処理する場合に使用する記憶領域と放送波等から受信
されたEMMを処理する場合に使用する記憶領域とを別
個に設け、前記デスクランブル手段はこれら記憶領域を
EMMの暗号化領域外に付加された識別符号により区別
して使用することにより両EMMを区別して処理する。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。
【0023】図1は本発明の一実施形態においてデジタ
ル放送の受信信号を復号前の段階でデジタルVTR等の
記録機器に記録する場合の装置構成を示す。また、図2
は放送から受信された信号から記録装置に記録される信
号を生成する過程の概念を説明する図である。
【0024】図1において、101は放送番組の開始以
前に送られるEMM(個別情報)パケットを受信し当該
受信機で有効なEMMパケットのみを抽出するEMMフ
ィルタ、103はスクランブルされた放送信号から番組
選択入力に基づきECM(番組情報)パケットを抽出す
るECMフイルタである。なお、通常、ECMパケット
には、局識別、年月日時分、サービス種別、番組分類、
ティア用コード、ペイパービュー視聴料金、スクランブ
ル効果制御、スクランブル鍵Ksなどの内容が含まれ
る。また、EMMパケットには、デコーダID、個別情
報番号、契約サービス、有効期限、局種別、契約タイ
プ、契約コード、前払い金、ワーク鍵Kw、更新番号な
どの内容が含まれる。
【0025】105は当該受信機宛てのEMMパケット
のみを受信可能にするデコーダID(デコーダ識別番
号)をEMMフィルタ101に供給するデコーダID
部、107はEMMからワーク鍵Kwを復号する第1の
暗号復号部、109は上記ECMと鍵Kwからスクラン
ブル鍵Ksを取り出す第2の暗号復号部である。これら
デコーダID部105、暗号復号部107、109はI
Cカード等の関連情報処理媒体(セキュリティモジュー
ル)110に組み込まれている。また、111はスクラ
ンブルされた放送信号をスクランブル鍵Ksを用いて元
の放送信号に戻すデスクランブル処理を行うデスクラン
ブラである。
【0026】さらに、113はEMMを記録媒体に記録
させるため復号される前のEMMを記憶しておく記憶
部、115はスクランブルされたトランスポートストリ
ーム(以下、TSと記す)から番組選択入力に基づき記
録対象の放送番組(TSパケット)を選択抽出する番組
選択部、117は選択された番組のTSパケットを含む
Tsに対しEMM記憶部に113から読み出したEMM
を後述のヌルパケットの位置と置き換えることにより記
録用出力信号を生成するEMM重畳部である。
【0027】デジタル放送における信号の伝送方法とし
ては、MPEG(Moving Picturecoding Experts G
roup )で規格化された信号多重化方式を用いるのが―
般的となっている。この方式の詳細な説明は省略する
が、放送される信号やこの信号を記録する記録装置では
放送信号(TS)と呼ばれるデジタル信号列で伝送や記
録が行われる。このTSのビット列は188ビットの長
さの等長のTSパケットと呼ばれるパケットで構成さ
れ、各TSパケットのへッダ部分でそれぞれのTSパケ
ットがいずれの番組のどのような信号であるかが識別さ
れるようになっている。すなわち、例えば、番組Aの映
像信号はパケット識別子(以下、PIDと呼ぶ)が1、
音声信号はPID=2、番組Bの映像信号はPID=1
1、音声信号はPID=12、等の値を持つTSパケッ
トで伝送される。
【0028】このようにして、デジタル放送ではTSの
中に複数の番組の複数種類の信号が多重して伝送され
る。さらに、各番組の各信号がいかなる値のPIDのT
Sパケットで伝送されるかを示すテーブルが別なPID
の値、例えば、PID=100のTSパケット(図では
省略)で送られる。
【0029】このようにして、複数の番組の信号がTS
に多重化されるが、TSのビット伝送速度よりも、多重
化される信号の所要のビット伝送速度の合計が小さい場
合には、信号が伝送されていないTSパケットはヌルパ
ケット(全てのビットが1の長さ188バイトのパケッ
ト)として伝送される。
【0030】このようなデジタル放送の信号をデジタル
VTR等の記録機器に記録する場合には、全体のTSを
記録する方法や、希望の番組の信号のみを抽出して記録
する方法などが考えられる。後者の場合には、受信され
たTSの中から希望の番組の信号が伝送されるTSパケ
ットを番組選択部115で抽出し、これらのTSパケッ
トで再構築した形のTS(パーシャルTSと呼ばれる)
としてデジタルVTR等(図示しない)に収録するのが
一般的である。
【0031】ここで、例えば、番組Aの信号をスクラン
ブルして伝送する場合を考える。この場合には、スクラ
ンブルの対象となる信号のTSパケット、例えば前記の
例では、PID=1とPID=2のTSパケットのペイ
ロード部分(へッダを除く部分)を暗号化して送り、こ
の暗号化に用いる鍵Ksの情報を伝えるECMを別なP
IDの値(例えば、PID=200)を持つTSパケッ
トで送る。このECMは暗号化されて伝送され、この暗
号化の鍵Kwの情報は、EMMとして予め受信機に送ら
れるが、これも電波で送る場合は、別なPIDの値(例
えば、PID=201)を持つTSパケットで送られ
る。
【0032】以上のような点から、スクランブルされて
放送された番組Aを視聴するためには、少なくとも、予
めEMMをEMMフィルタ101を介して受信して、受
信したEMMから暗号復号部107で復号したKwを受
信機内に用意しておき、番組が開始されるとその番組に
対応するECMをECMフィルタ103を介して受信し
て暗号復号部109において上記KwでECM暗号を復
号して鍵Ksを得た後、この鍵Ksを使って映像や音声
等の信号のスクランブルをデスクランブラ111で復号
して番組Aの元の放送信号を得るという処理が必要であ
る。
【0033】ここで、この番組Aの信号をスクランブル
された状態のまま、デジタルVTR等の記録装置に記録
し、時間を経て、再生し視聴する場合を考える。このと
き、鍵Ksは例えば1秒といった単位で更新され、各E
CMはスクランブルされた番組の信号と同時に伝送され
るので、ECMを含んだTSとして記録媒体上に記録す
ることができる。
【0034】しかし、EMMは例えば1ケ月や1年とい
った間隔で更新され、加入者ごとに別個に送られるの
で、加入者の数が増すと同一受信機宛て(各EMMには
デコーダIDが付与されており、この値を見て自分の受
信機宛てのEMMのみを受信して記憶する)のEMMの
伝送間隔は長くなり、一般には記録する番組の放送期間
には送信されないと考える必要がある。ところが、記録
された番組を後日再生してデスクランブルする場合に
は、EMMが必要となる。
【0035】再生時に受信機内に記憶されているEMM
が記録時に使用されていたEMMのまま更新されていな
ければ、再生時にその記憶されていたEMMを使用する
ことが可能であるが、一般には、記録した信号を後日い
つでも再生できるようにするためには、EMMを別途記
録しておくことが必要になる。
【0036】本発明の実施形態では、このEMMを含む
TSパケットを当該番組の信号のTSパケット及びEC
MのTSパケットとともに記録媒体上に記録する。この
とき、放送される信号には一般にその番組の放送期間中
にEMMは多重化されていないので、EMMを予め受信
機内のいずれかの場所(図1ではEMM記憶部113)
に記憶しておき、EMM重畳部117により、TSを記
録機器に転送する際にこの記憶されていたEMMを当該
TS内の適当な位置のヌルパケットの部分を置き換えて
記録する。
【0037】その一例として、図2では、番組Aと番組
Bの信号が多重された放送信号から番組Aの信号を抜き
出して記録する場合を示している。図2の(A)は受信
された放送信号(MPEG多重方式によるTS信号)で
あり、図2の(B)は記録媒体に記録される信号(パー
シャルTS信号)である。図2の(B) に示すように、
本例では、番組Bの信号は除かれ、受信信号中の信号が
多重されていないヌルパケットの部分にEMMのパケッ
トが置き換えられて記録される。勿論、番組Bの信号が
多重化されていた部分をEMMを置き換えることも可能
である。
【0038】なお、EMMを受信するためには、EMM
が伝送されるTSパケットのPID(パケット識別子)
を知る必要があるが、このPIDはMPEG多重化方式
で規定されたCATと呼ばれるテーブルで指定されるの
で、このCATも記録する必要がある。限定受信方式を
用いて放送されている場合には、そのTSの中に一定頻
度でCATは伝送されているが、記録後時間を経て再生
する際に直ちに再生できるようにするためには、少なく
とも記録媒体上の最初のEMMの前にCATが記録され
ている必要がある。このため、CATについても、受信
機に予め記憶しておき、希望の番組を収録する時点で有
効なものをヌルパケットの位置を置き換えて記録するこ
とが必要である(このCATは図2では省略してある
が、EMMのパケットが挿入されるより前の時点に挿入
されていることが必要である)。
【0039】このとき、暗号を復号した状態でEMMを
記録すると、その情報を読み出すことにより不正が可能
になるので、EMMはKmの鍵で暗号化された状態で記
録することが必要である。このため、受信機本体、又
は、関連情報の処理を行うICカード等の情報処理媒体
(セキュリティモジュール)110内に暗号化された状
態のEMMを一時記憶しておく機構が必要である。この
とき、EMMの内容は暗号を復号しなければ分からない
ので、記録される番組に関係するEMMのみを抽出して
記録することはできない。従って、EMMを記録する場
合には、対象となる放送番組が放送される時点で、当該
受信機で有効な全てのEMM(デコーダIDで指定され
る)を一時記憶しておき、これら全てを記録時には記録
媒体上に転記することが必要である。
【0040】ところで、CATで指定されるEMMパケ
ットを受信すると、他のデコーダを対象とするEMMも
受信されるが、EMMフィルタ101によりこれらの中
から当該受信機で有効なEMMのみを抽出して記録媒体
に記録する。ここで、受信機で必要なEMMを抽出する
方法について述べておく。
【0041】限定受信方式の受信機としては、受信機本
体内にデコーダID等の識別番号を持ち、これにより受
信されるTSから当該ID番号を持つEMMパケットを
フィルタリングする構成のもの(図示しない)と、受信
機本体にはデコーダID等の識別番号を持たず、受信機
に装填されるICカード等の関連情報処理媒体内のデコ
ーダID部105からデコーダID等の識別番号を受信
機本体に転送して、これにより受信されるTSから必要
なEMMパケットをEMMフィルタ101で抽出する方
法がある。後者の場合には、記録に必要なEMMを予め
受信機本体やICカード等の情報処理媒体に記億するた
めには、予定する記録装置に対応するデコーダID等の
識別番号を受信機本体に予め登録しておき、それらに対
応するEMMを全て抽出してEMM記憶部113に記憶
しておく必要がある。
【0042】なお、受信機の構成においてセキュリティ
モジュール(110)とのインタフェースが図5で高速
インタフェースと記載された点で行う場合には、上記の
処理は図5の一点鎖線で囲まれた部分で行うことができ
る。一方、図5で低速インタフェースと記された点で行
う受信機の場合は、受信機本体側で処理を行うのが容易
であるが、図5の破線で囲まれたICカードの内部で行
う場合には、インタフェースの規格を別途考慮する必要
がある。
【0043】次に、図3を参照して、スクランブルされ
て記録された番組の信号や暗号化されて記録されたEC
MやEMMを再生する場合の処理について述べる。この
場合、記録機器からの再生信号を受信機のデスクランブ
ラ111や関連情報処理媒体110に加え、暗号復号処
理を行う必要がある。このとき、使用される機器は、装
置を簡略化するために、デジタル放送でリアルタイムで
受信された信号を処理する部分と共通に使用できること
が望ましい。このとき、ECMは一般的には短時間で更
新されるので問題はないが、EMMについては記録装置
から再生されたものと、リアルタイム放送用のものが異
なる場合が考えられる。このとき受信機内部のEMMメ
モリを記録媒体からのEMMで書き換えてしまうと、リ
アルタイムの放送を受信することができなくなる可能性
がある。
【0044】これらの問題を解決する第1の方法とし
て、記録機器からの再生信号を処理する場合は、その処
理を別なICカードに差し替えて行う方法、第2の方法
としてEMMメモリの領域をリアルタイム受信の処理用
と記録再生信号の処理用に別個に分ける方法、などが考
えられる。
【0045】第1の方法では、本発明による記録媒体上
には最初にEMMが記録されているので、記録再生専用
のICカード内のEMMメモリの内容が再生の都度書き
換えられても問題はない。すなわち、リアルタイム受信
用のICカードの場合はEMMは長期間送られないの
で、ICカードを兼用すると、記録媒体から再生された
EMMで書き換えられてしまうと、以後リアルタイム受
信に支障をきたすことになる。
【0046】従って、ICカードを差し替えて使用する
場合は、EMMを書き換える前に再生したEMMか否か
を確実に判別することが必要である。この方法として
は、記録媒体に記録されたEMMの種別(記録再生用、
リアルタイム受信用)を区別するために、EMMの暗号
化領域外に、特別の識別符号をつける方法などがある。
【0047】EMMメモリの領域を記録機器再生用とリ
アルタイム受信用に分ける第2の方法を具体化すると、
例えば図4に示すような構成になる。―般に、EMMは
複数の放送事業者や複数のサービスごとに契約内容やワ
ーク鍵Kwが送られ、これらEMMは受信機の例えばI
Cカード内のEMMメモリ108に記録再生用、リアル
タイム受信用ごとに分割して記憶される。このとき、E
MMメモリ108のアドレスは個別情報番号と呼ばれる
値で区別されるが、例えば、1ケ月や1年といった時間
が経過すると同じ個別情報番号を持つ内容が更新され
る。
【0048】従って、記録媒体から再生されたEMMの
個別情報番号に対応する情報内容は、リアルタイム受信
用の同じ個別情報番号の内容とは異なっている場合があ
る。このため、記録媒体から再生されたEMMは同じ個
別情報番号でも異なる領域にメモリする必要がある。こ
のとき、個別情報番号は一般に暗号化されている領域に
入っているので、暗号を復号するまで分からない。ま
た、暗号化された領域の中であるので、受信機で記録す
る段階でEMMの中の個別情報番号を付替えることはで
きない。
【0049】従って、ICカード110内でマスタ鍵K
m(記録再生用とリアルタイム受信用とで同一)で暗号
を復号した段階でEMMメモリ108のメモリ領域へ書
き込むときに区別するために、記録媒体に記録するEM
Mの暗号化領域外に記録再生用であることを示す識別符
号を付ける。この方法の1つとして、デコーダIDはE
MMの暗号化領域外にあることから、受信機で記録媒体
に転記する際に記録再生用のデコーダIDに付け替える
ことも可能である。この場合には、図4に示したよう
に、ICカード110の記録再生用デコーダID部10
5−1から記録再生用のデコーダIDを指定してEMM
フィルタ101でEMMのフィルタリングをした場合
は、EMMは記録再生用領域の個別情報番号を使用する
ように制御することができる。
【0050】ところで、記録された媒体を再生して視聴
する場合、その番組の視聴を開始する前にEMMが記録
媒体から再生され、受信機の処理部に転送されている必
要がある。このため、EMMは記録媒体上で対象とする
番組の開始位置よりも前の部分に少なくとも記録されて
いることが必要である。さらに、記録された媒体を再生
して視聴する場合には、その番組の途中からでも再生を
開始できる必要がある。
【0051】このための一つの方法としては、ビデオカ
セット等の記録媒体を当該再生機器に装填した場合に
は、予め、記録媒体上のEMMの記録されている場所を
探索して、EMMを受信機の処理部のEMMフィルタ1
01に転送した後に、再生を指定された場所から再生す
る方法も考えられる。しかし、この処理には時間がかか
るという問題がある。
【0052】この問題を解決するため、本発明では記録
媒体上でEMMを適当な間隔で繰り返し記録する。すな
わち、例えば、図2の(B)に示すように、ECMのT
Sパケットが記録される位置の一定時間前付近の位置の
ヌルパケットをEMMのTSパケットに置き換えて記録
する。この方法を用いると、再生開始位置によらずに、
デスクランブルを開始することが可能となる。
【0053】このとき、EMMとECMのTSパケット
が記録される位置の間隔は、再生装置でEMMの暗号を
復号して、ECMの暗号復号に必要なワーク鍵Kwを抽
出するのに必要な時間以上で、かつできるだけ短い時間
であれば、信号がデスクランブルされるまでの待ち時間
を最小にすることができる。ただし、この時間は受信機
器の設計にも依存するが、記録機器へ記録する際に、再
生時に使用される機器の能力を考慮して記録する間隔を
決めることができる。待ち時間を短くすることが重要で
ない場合には、EMMは適当な頻度で記録されていれば
よく、EMMの記録のために必要なヌルパケットの数は
少なくて済む。
【0054】なお、記録するEMMの個数が複数になる
場合には、それらを記録媒体上に記録する際に、再生す
るときのEMMの暗号復号処理時間を考慮して間隔を空
けて記録することが必要である。この点は、記録媒体の
先頭にEMMを記録する際に特に考慮する必要がある。
【0055】ところで、記録媒体上からEMMを再生す
る場合に、1度再生されれば、一般には、当該番組の再
生期間中は繰り返して記録されているEMMを再生する
必要はない。ただし、途中でEMMの情報が更新される
場合は再生し直す必要があるので、更新されたことを知
る方法が必要である。このためには、EMMの更新番号
を暗号化領域外で知ることが必要であるが、安全性等の
理由から更新番号を暗号化領域の中に置かなければなら
ない場合には、外からは更新されたことが分からないの
で、全てのEMMを再生して暗号復号を行う必要があ
る。
【0056】次に、放送された信号をスクランブルがか
かったまま記録して、視聴時に再生してデスクランブル
を行う方式に対する課金の方法について説明する。第1
にいわゆるチャンネル毎に加入(視聴契約)するフラッ
トフィー方式と呼ばれる方式について考えると、あらか
じめ支払いが終わった後にEMMが送られるので、その
チャンネルの番組を抽出して記録する場合には、対応す
るEMMが記録媒体上に記録されている。従って、この
記録媒体を再生する度に記録媒体上に転記されているE
MMを用いてデスクランブルすることができる。このと
き、EMMは受信されたTSパケットのままの形で記録
されているので、対応するデコーダIDを持つ受信機又
はICカードと組でなければ再生できないようにするこ
とができる。この方法を用いると、記録された信号を複
製しても加入したデコーダでなければ再生できないの
で、著作権保護の機能が実現できる。
【0057】ところで、これまでに述べてきた方式は、
スクランブルされた信号のまま記録を行うが、対応する
EMMを記録しておく必要があることから、予め加入
し、EMMが当該受信装置に送られてきている必要があ
る。
【0058】しかし、サービスの形態によっては、予め
広い範囲の番組をスクランブルがかかったまま記録して
おき、後に再生するときに、必要な番組のみを選択して
デスクランブルして視聴する、リアルタイム受信でのペ
イパービューに対応する方式も考えられる。この場合に
は、デスクランブルを行うときに、ICカード110の
中にその視聴した番組と視聴料金を記録しておき、後
に、受信デコーダに接続された電話線を通じて放送局側
にこれらの情報を送ることによって課金が行われる。こ
のとき、視聴した番組の番号を記録しておくことによ
り、同じ番組を再度視聴したときには課金しないような
処理を行うこともできる。
【0059】このようなサービスを行うためには、放送
局側からその番組が再生時課金であることを示す識別コ
ードを付加して送り、受信者はその番組を後日受信する
ことを予め登録して、対応するEMMを送ってもらい、
対象となる全ての番組の信号と共にそのEMMを記録し
ておく必要がある。
【0060】なお、上記の説明はMPEG多重方式に基
づいて行ったが、デジタル放送の信号を記録できる記録
媒体で使用される他の信号構成の場合にも同様に適用で
きることは明らかである。
【0061】また、本発明は、複数の機器(例えば、受
信機、デコーダ、デジタルVTRなどの再生機、TVモ
ニタなど)から構成されるシステムに適用しても、1つ
の機器からなる装置(例えば、記録再生機能付き専用受
信ユニットなど)に適用してもよい。
【0062】また、本発明の目的は、前述した実施の形
態の機能を実現するソフトウエアのプログラムコードを
記録した記録媒体を、システムあるいは装置に供給し、
そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCP
UやMPU)が記録媒体に格納されたプログラムコード
を読み出し、実行することによっても、達成されること
は勿論である。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
限定受信方式を用いて伝送されたデジタル放送等の信号
を、スクランブルした信号の段階で記録することがで
き、必要な時に再生してデスクランブルを行うことがで
きるので、デスクランブルされたデジタル信号が不正に
複製されることに伴う著作権保護の問題に対応すること
ができる。
【0064】また、本発明によれば、記録媒体にEMM
を記録するようにしたので、かなりの時間を経た後でも
記録媒体からスクランブルされた信号を読み出しデスク
ランブルして、元の放送信号に再生することができる。
【0065】また、多チャンネルのペイパービュー方式
の番組を受信するとき、デスクランブルしてから記録す
ると最終的に視聴しない番組があっても記録時に課金さ
れることになるが、本発明によれば、スクランブルされ
た状態のままで記録することができるので、余分に課金
されることはなくなる。現在、ホームサーバーと呼ばれ
る受信機に大容量のメモリを持ち、視聴する可能性のあ
る番組を予め全て記録しておき、見たいときにいつでも
見ることができるようにするサービスが考えられている
が、本発明はこのサービスにも好適である。すなわち、
有料の番組が含まれる場合には、必要な番組のみに課金
されるようにすることが実現でき、視聴者が利用しやす
くなる。
【0066】また、本発明では、再生された信号をデス
クランブルする際に、種々の課金方式に基づく制御が行
える。従って、本発明によれば、再生時ごとに課金する
方法、同じデコーダであれば何度でも視聴できる方法
(逆に複製しても同じデコーダでしか視聴できないよう
な方法)など、色々なデジタル放送の課金方式が実現で
きるようになり、放送サービスの形態を広げることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の装置の記録部の構成を示
すブロック図である。
【図2】本発明による記録信号生成処理の一例を説明す
るフォーマット図である。
【図3】本発明の一実施形態の装置の再生部の構成を示
すブロック図である。
【図4】図3の装置におけるEMMメモリの構成例を示
すブロック図である。
【図5】限定受信システムの基本構成例を示すブロック
図である。
【符号の説明】
101 EMMフィルタ 103 ECMフィルタ 105 デコーダID部 105−1 記録再生用デコーダID部 105−2 リアルタイム受信用デコーダID部 106 スイッチ 107 第1の暗号復号部 108 EMMメモリ 109 第2の暗号復号部 110 関連情報処理媒体(ICカード) 111 デスクランブラ 113 EMM記憶部 115 番組選択部 117 EMM重畳部 121、123 スイッチ 501 スクランブラ 503、505 暗号化部 507 デスクランブラ 510 セキュリティモジュール 511、513 暗号復号部 515 資格判定部 517 スイッチ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スクランブルして伝送された放送番組の
    信号を受信する特定の受信機と、 デスクランブルを制御するために放送局から送信される
    関連情報の内、当該放送番組の開始時刻以前に当該受信
    機宛に送信された個別情報(EMM)と呼ばれる関連情
    報を抽出して暗号化された状態のまま当該受信機又は当
    該受信機に付属する情報処理媒体内のメモリに一旦記録
    する第1の記録手段と、 当該放送番組を記録する際には、デスクランブルを行わ
    ずにその放送番組の信号と当該放送番組の放送時間中に
    送信される番組情報(ECM)と呼ばれる関連情報とと
    もに、前記メモリから読み出した前記EMMを暗号化さ
    れた状態のまま記録媒体に記録する第2の記録手段とを
    具備することを特徴とする情報記録装置。
  2. 【請求項2】 前記第2の記録手段により、前記EMM
    は前記放送番組の信号の記録開始時点以前に、前記記録
    媒体上に少なくとも1回は記録されることを特徴とする
    請求項1に記載の情報記録装置。
  3. 【請求項3】 前記第2の記録手段により、前記EMM
    は前記放送番組の継続時間の間に繰り返して前記記録媒
    体上に記録されることを特徴とする請求項1に記載の情
    報記録装置。
  4. 【請求項4】 前記第2の記録手段により、前記EMM
    は記録される信号中のヌルパケットと置換されて前記記
    録媒体に記録されることを特徴とする請求項1ないし3
    のいずれかに記載の情報記録装置。
  5. 【請求項5】 スクランブルして伝送された放送番組の
    信号を特定の受信機で受信した後、そのデスクランブル
    前の放送番組の信号、該デスクランブルを制御するため
    に放送局から送信される関連情報の内、当該放送番組の
    開始時刻以前に当該受信機宛に送信された個別情報(E
    MM)及び当該放送番組の放送時間中に送信される番組
    情報(ECM)とを暗号化された状態のまま記録された
    記録媒体から信号を再生する情報再生装置であって、 当該記録媒体から信号を再生する信号再生手段と、 再生された前記EMMは、放送波等から受信されたEM
    Mと区別して暗号復号化処理を行い、前記記録媒体から
    再生された信号のデスクランブルを行うデスクランブル
    手段とを具備することを特徴とする情報再生装置。
  6. 【請求項6】 前記記録媒体から再生された前記EMM
    を処理するICカード等の情報処理媒体と、放送波等か
    ら受信されたEMMを処理するICカード等の情報処理
    媒体とを別体とし、前記デスクランブル手段は両EMM
    をEMMの暗号化領域外に付加された識別符号により区
    別して処理することを特徴とする請求項5に記載の情報
    再生装置。
  7. 【請求項7】 前記EMMを処理するICカード等の情
    報処理媒体内の個別情報を記憶する領域について、同じ
    記憶領域を時間の経過に伴い記憶内容を更新する手段
    と、 前記記録媒体から再生されたEMMを処理する場合に使
    用する記憶領域と放送波等から受信されたEMMを処理
    する場合に使用する記憶領域とを別個に設け、前記デス
    クランブル手段はこれら記憶領域をEMMの暗号化領域
    外に付加された識別符号により区別して使用することに
    より両EMMを区別して処理することを特徴とする請求
    項5に記載の情報再生装置。
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