JPH11112950A - 秘匿情報復号再生装置 - Google Patents

秘匿情報復号再生装置

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JPH11112950A
JPH11112950A JP9274151A JP27415197A JPH11112950A JP H11112950 A JPH11112950 A JP H11112950A JP 9274151 A JP9274151 A JP 9274151A JP 27415197 A JP27415197 A JP 27415197A JP H11112950 A JPH11112950 A JP H11112950A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 テレビ番組を視聴した人だけが知ることがで
きる秘匿情報をテレビ番組の放送に先立って予め配信す
ることができるようにする。 【解決手段】 放送局は、テレビ番組の開始に先立っ
て、その番組と連動して復号化されるべき、暗号化され
た秘匿データを、それを特定するための番組識別情報な
どとともに、放送する。受信機は、その秘匿データを受
信して、秘匿情報記憶部6に記憶する。放送局は、番組
の進行に合わせて、秘匿データを復号化できる復号化鍵
を送信する。視聴者が番組を見ていれば、受信機は、そ
の復号化鍵を受信して、秘匿情報復号化部9で、秘匿情
報記憶部6に記憶されている秘匿データを、その復号化
鍵によって復号化する。復号化された秘匿データは、秘
匿情報再生部10によって処理されて、テレビ映像とと
もに表示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、テレビ放送また
はラジオ放送を受信し、受信したテレビまたはラジオの
映像または音声と関連する暗号化された秘匿情報を、テ
レビまたはラジオの映像または音声の再生タイミングに
合わせて復号化して、テレビまたはラジオの映像または
音声に伴って再生する装置に関する。なお、この明細書
では、「テレビジョン」を「テレビ」と称する。
【0002】
【従来の技術】従来のインターネットは、ユーザが自分
の欲しい情報を能動的に取りに行くという利用形態で用
いられることが多い。この利用形態は、「PULL型」
と呼ばれている。これに対して、ユーザが情報を能動的
に取りに行くのではなく、放送局からユーザに対してデ
ータが次々と送られてくる「PUSH型」の利用形態で
インターネットが用いられることが増えてきた。PUS
H型サービスで送られたデータは、ユーザのパソコン表
示画面上に次々と表示される。
【0003】しかしながら、一般家庭でインターネット
を利用する場合には、電話回線をインターネットプロバ
イダに接続する場合が多い。そのため、放送局から随時
送られてくるPUSH型データを受信するには、電話を
インターネットプロバイダに常時かけっぱなしにする必
要があり、電話代が非常に高額になるという問題があ
る。
【0004】一方、地上波テレビ放送信号の垂直帰線消
去期間(VBI)を利用してHTML(Hyper T
ext Makeup Language)書式のイン
ターネットデータを重畳して放送する「Webキャス
ト」(出典:インターネットアスキー、Vol.2,N
o.5,pp.166−167,1997年5月号)が
米国で開始されている。日本では1996年4月から、
地上波テレビ放送信号の21ライン分の垂直帰線消去期
間中の4ラインがデータ多重放送として割り当てられ、
この4ラインの伝走路によってWebキャストが行われ
ている。
【0005】また、衛星デジタルテレビ放送でも、デジ
タル化した映像情報および音声情報にHTML書式のイ
ンターネットデータを重畳して放送する試みが開始され
ている。デジタルテレビ放送の場合には、映像情報、音
声情報およびデータの三者を統一的にデジタル情報とし
て扱えるので、垂直帰線消去期間を利用することなくイ
ンターネットデータをテレビ電波で放送することができ
る。
【0006】そして、地上波テレビ放送や衛星デジタル
テレビ放送に重畳されて放送されるインターネットデー
タを受信する場合には、電話回線を用いる必要がないた
め、放送局から随時送られてくるPUSH型データを非
常に安価に常時受信することができる利点がある。
【0007】さらに、データをテレビ放送に重畳する場
合には、テレビ映像とデータを連動させてユーザに配信
することができる利点がある。これによって、テレビ番
組と関連のあるデータを配信することができ、例えば、
教育番組などの映像と同時に教材テキストなどのデータ
を配信して、テレビ画面やパソコン画面にマルチウィン
ドウで表示する、といった使い方が可能になる。また、
テレビ放送の内容や話題が変わるたびに新たなデータを
放送することによって、内容や話題に追従してデータ内
容を変えることができるようになる。
【0008】また、日本で放送開始が計画されているB
itcast/VBIサービス(出典:日経マルチメデ
ィア、pp.52−59,1997年4月号)の受信機
を利用する場合には、テレビ放送によって送信されたイ
ンターネットデータを受信機の記憶装置に一旦蓄積して
おき、その蓄積されたインターネットデータを放送番組
と連動させて表示することができる。すなわち、テレビ
番組やテレビコマーシャルと連動するデータを予めデー
タ放送によって放送しておき、そのテレビ番組やテレビ
コマーシャルが始まった瞬間に画面上に表示させること
ができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、Webペー
ジ(インターネットデータ)の中には、情報提供者によ
って許可された人以外の人は見ることができないように
されているページがある。一般的には、これらの秘匿W
ebページにはパスワードが設定され、このパスワード
を知る人のみが、その秘匿Webページにアクセスでき
るようになっている。
【0010】このように、ユーザが自分の欲しい情報を
能動的に取りに行くという「PULL型」の利用形態で
インターネットを利用する場合には、情報提供者は、秘
匿したいWebページにパスワードを設定することによ
って、適切なユーザからのアクセスのみを許すWebペ
ージをインターネット上に公開することができる。
【0011】そこで、テレビ映像と連動して表示される
べきWebページについても、情報提供者が許可した視
聴者にだけアクセスを許すWebページを放送または公
開することができれば、非常に便利である。例えば、秘
匿Webページをテレビ番組の開始時刻に先立って放送
し、情報提供者が許可した視聴者だけがテレビ番組の進
行に合わせて、その秘匿Webページを読み出して見る
ことができるようにする、というものである。
【0012】しかしながら、前述のBitcast/V
BIサービスのように、PUSH型サービスによってデ
ータを配信する場合には、受信機の記憶装置に蓄積され
たデータは、誰もが、いつでも見ることができるため、
適切なユーザからのアクセスのみを許すWebージを、
テレビ番組の放送時刻に先立って予め配信しておくこと
はできないという問題がある。
【0013】公知の暗号技術を利用して、この問題を解
決する方法として、放送局は、テレビ番組に関連したデ
ータを暗号化して放送し、受信機では、その暗号化デー
タを受信して記憶装置に記憶し、視聴者は、その記憶さ
れた暗号化データを別途、電子メールや郵便はがきによ
って放送局から送られた復号化鍵(パスワードなど)を
用いて復号化する、という方法が考えられる。
【0014】例えば、放送局から送られる電子メールや
郵便はがきに、復号化鍵のほかに、その復号化鍵を利用
できる放送番組名が書かれていれば、復号化鍵を入手し
た視聴者は、放送局によって指定された放送番組に関連
する暗号化データのみを復号化することができる。
【0015】しかしながら、この方法の場合、テレビ番
組と連動して再生されるべき秘匿データを再生するため
には、視聴者は、受信機の記憶装置に記憶された暗号化
データの中から、当該テレビ番組に関連する暗号化デー
タを検索し、その検索した暗号化データを、電子メール
や郵送によって放送局から送られた復号化鍵によって復
号化する必要があり、この操作のために、視聴している
テレビ番組に集中できないという問題がある。
【0016】しかも、同一のテレビ番組内であっても、
番組の進行または秘匿データの内容に応じて、秘匿デー
タを視聴できる人を動的に変えたい場合もあり、このよ
うな場合には、放送局から予め電子メールや郵送によっ
て復号化鍵を送付しておくことは極めて困難であるとい
う問題もある。
【0017】さらに、電子メールや郵送によって放送局
から送られた復号化鍵によって暗号化データを復号化す
る場合には、視聴者は復号化鍵を入手した時点以降のタ
イミングであれば、いつでも暗号化データを復号化でき
てしまうために、テレビ番組と連動して再生されるべき
秘匿データをテレビ番組の放送開始以前のタイミングで
は視聴できないようにするなどの、時間制限を付けたア
クセス制御をすることができないという問題がある。
【0018】また、特開平9−139933号公報に
は、秘匿データを保持するデータベースにアクセスする
ための方法として、放送局が、データベースアクセスの
ための案内情報をテレビ映像に重畳して放送し、視聴者
は、その受信したデータベースアクセスのための案内情
報と、視聴者自身が知るパスワードとを入力して、電話
回線を通じてデータベースにアクセスすることにより、
秘匿データを入手する方法が示されている。
【0019】しかしながら、この方法は、電話回線を使
用する必要があるので、通信コストがかかるという問題
がある。また、電話回線に接続するための通信装置を備
える必要があるため、テレビ受信システムが複雑になる
という問題がある。さらに、この場合に視聴者が入力す
べきパスワードは別途、電子メールや郵送によって入手
する必要があり、前述したように手間がかかるという問
題がある。
【0020】ところで、テレビコマーシャルを視聴者に
見てもらう方法の一つとして、スポンサーが提供するテ
レビ番組を見た視聴者だけに、そのスポンサーからのプ
レゼントを送る場合があるが、同様にテレビ番組を見た
視聴者だけに、有益な情報や特別の権利を提供すること
によって、スポンサーが放送したテレビコマーシャルを
より多くの視聴者に見てもらうことができる。
【0021】例えば、テレビ番組と連動して動作するコ
ンピュータプログラムを予め放送しておき、テレビ番組
を見た視聴者だけに、そのコンピュータプログラムを実
行する権利を与えるようにすることができれば、コンピ
ュータプログラムを実行したい視聴者がテレビ番組を見
るようになるので、テレビコマーシャルを視聴者に見て
もらう方法として、非常に有益である。
【0022】しかしながら、前述したように、PUSH
型サービスによってデータを配信する場合には、受信機
の記憶装置に蓄積されたデータは、誰もが、いつでも見
ることができるため、テレビ番組を見た視聴者だけにア
クセスを許すWebページを、テレビ番組の放送時刻に
先立って予め配信しておくことはできないという問題が
ある。
【0023】日本国内で放送が開始されている衛星デジ
タルテレビ放送「PerfecTV!」では、スクラン
ブル映像と、このスクランブル映像を復号化するための
復号化鍵とを同時に放送するようになっているが、この
場合にも、テレビ番組で使用するデータやプログラム
を、テレビ番組の放送時刻に先立って予め視聴者に配信
しておくことはできない。
【0024】すなわち、PerfecTV!の場合に
は、テレビ番組と連動して復号化されるべき秘匿データ
が大量に存在する場合でも、秘匿データを利用するタイ
ミングで秘匿データを放送する必要がある。さらに、同
一の秘匿データを複数の場面または番組で利用する場合
でも、放送局は秘匿データを利用するタイミングで毎
回、当該秘匿データを放送しなければならないという問
題がある。
【0025】さらに、PerfecTV!の場合には、
スクランブル映像と、このスクランブル映像を復号化す
るための復号化鍵とを同時に配信するようになっている
ため、CDROMなどの放送以外のメディアによって視
聴者に提供された秘匿データを、テレビ番組と連動させ
て復号化し、再生するというようなことができないとい
う問題がある。
【0026】以上の点から、この発明は、(1)テレビ
またはラジオの番組を視聴した人だけが知ることができ
る秘匿情報を番組の放送に先立って予め配信することが
でき、(2)テレビまたはラジオの番組に関連した秘匿
情報を不特定多数の視聴者に対して配信する場合でも、
特定の視聴者だけに情報を知る権利を与えることがで
き、(3)テレビまたはラジオの番組の進行に合わせ
て、情報の公開・非公開、または情報を知ることができ
る視聴者を動的に変更することができ、(4)視聴者が
秘匿情報を復号化する操作を強いられず、視聴している
テレビまたはラジオの番組に集中することができ、
(5)同一の秘匿情報を複数の場面または番組で利用す
る場合には、一度配信した秘匿情報を再利用することが
でき、(6)CDROMなどの放送以外のメディアによ
って視聴者に提供された秘匿情報でも、テレビまたはラ
ジオの番組に連動させて復号化して再生することができ
る、ようにすることにある。
【0027】
【課題を解決するための手段】この発明では、秘匿情報
復号再生装置として、暗号化された情報を秘匿情報とし
て記憶する秘匿情報記憶手段と、テレビ放送信号または
ラジオ放送信号の映像情報または音声情報である映像音
声情報を受信する映像音声情報受信手段と、この映像音
声情報受信手段によって受信された映像音声情報を再生
する映像音声情報再生手段と、前記テレビ放送信号また
はラジオ放送信号に重畳されたデータを検出するデータ
検出手段と、このデータ検出手段によって検出されたデ
ータに含まれる情報に基づいて、前記秘匿情報記憶手段
に記憶された秘匿情報のうちの、前記映像音声情報が再
生されるのに伴って復号化されるべき秘匿情報を特定す
る秘匿情報特定手段と、前記データ検出手段によって検
出されたデータに含まれる情報から、前記秘匿情報特定
手段によって特定された秘匿情報を復号化するための復
号化鍵を抽出する復号化鍵抽出手段と、前記秘匿情報記
憶手段に記憶された秘匿情報のうちの、前記秘匿情報特
定手段によって特定された秘匿情報を、前記復号化鍵抽
出手段によって抽出された復号化鍵によって復号化する
秘匿情報復号化手段と、この秘匿情報復号化手段によっ
て復号化された秘匿情報を、前記映像音声情報が再生さ
れるのに伴って再生する秘匿情報再生手段と、を設け
る。
【0028】この場合、前記秘匿情報記憶手段に記憶さ
れる秘匿情報は、当該秘匿情報を復号化するための復号
化鍵が前記復号化鍵抽出手段によって抽出される時点よ
り前の時点において、前記テレビ放送信号またはラジオ
放送信号に重畳されて放送されて、前記データ検出手段
によって検出されたものとすることができる。
【0029】あるいはまた、前記秘匿情報記憶手段は、
暗号化された情報が秘匿情報として書き込まれた外部記
憶装置とすることができる。
【0030】なお、この明細書では、暗号化された情報
だけでなく、その暗号化された情報を復号化した情報
も、便宜上、秘匿情報と称する。
【0031】
【作用】上記のように構成した、この発明の秘匿情報復
号再生装置においては、放送局がテレビまたはラジオの
番組の放送に先立って予め、その番組と連動して復号化
されるべき秘匿情報を放送することによって、番組放送
前に、その番組と連動して復号化されるべき秘匿情報
が、秘匿情報記憶手段に記憶されるようになる。あるい
はまた、放送局が番組の放送に先立って予め、その番組
と連動して復号化されるべき秘匿情報が書き込まれた、
CDROMなどの外部記憶装置を視聴者に配布すること
によって、秘匿情報記憶手段は、番組放送前に、その番
組と連動して復号化されるべき秘匿情報を記憶した状態
となる。
【0032】このように秘匿情報記憶手段に秘匿情報が
記憶された状態で、番組開始とともに放送局が、当該番
組の映像情報または音声情報が再生されるのに伴って復
号化されるべき秘匿情報を特定することができる、放送
番組識別情報などの情報と、これによって特定される秘
匿情報を復号化するための復号化鍵とを放送することに
よって、秘匿情報復号再生装置においては、秘匿情報特
定手段によって、秘匿情報記憶手段に記憶された秘匿情
報のうちの、当該番組の映像情報または音声情報が再生
されるのに伴って復号化されるべき秘匿情報が特定さ
れ、復号化鍵抽出手段によって、その特定された秘匿情
報を復号化するための復号化鍵が抽出され、秘匿情報復
号化手段によって、その特定された秘匿情報が、その抽
出された復号化鍵によって復号化され、秘匿情報再生手
段によって、その復号化された秘匿情報が、当該番組の
映像情報または音声情報が再生されるのに伴って、画像
または音声として再生される。
【0033】したがって、テレビまたはラジオの番組を
視聴した人だけが知ることができる秘匿情報を番組の放
送に先立って予め配信することができ、視聴者が秘匿情
報を復号化する操作を強いられず、視聴しているテレビ
またはラジオの番組に集中することができ、同一の秘匿
情報を複数の場面または番組で利用する場合には、一度
配信した秘匿情報を再利用することができるとともに、
CDROMなどの放送以外のメディアによって視聴者に
提供された秘匿情報でも、テレビまたはラジオの番組に
連動させて復号化して再生することができる。
【0034】さらに、放送局で復号化鍵の送信や内容を
調整することによって、テレビまたはラジオの番組の進
行に合わせて、情報の公開・非公開、または情報を知る
ことができる視聴者を動的に変更することができるとと
もに、テレビまたはラジオの番組に関連した秘匿情報を
不特定多数の視聴者に対して配信する場合でも、特定の
視聴者だけに情報を知る権利を与えることができるよう
になる。
【0035】
【発明の実施の形態】この発明の実施形態を、この発明
をテレビ放送の送受信システムに適用した場合につき示
す。ただし、後述するように、この発明はラジオ放送の
送受信システムにも適用することができる。
【0036】なお、「特許請求の範囲」および「課題を
解決するための手段」では、「映像情報または音声情
報」を「映像音声情報」と定義したが、以下の実施形態
は、この発明をテレビ放送の送受信システムに適用した
場合であるので、以下の実施形態では、「映像音声情
報」は「映像情報および音声情報」を意味するものとす
る。
【0037】[第1の実施形態]第1の実施形態では、
放送局は、テレビ番組の開始に先立って予め、テレビ放
送によって秘匿データを放送し、テレビ番組の進行に合
わせて、先に放送した秘匿データを復号化するための復
号化鍵を放送する。テレビ受信機を含む受信システムで
は、先に放送された秘匿データを秘匿情報記憶部に記憶
し、テレビ番組の進行に合わせて放送された復号化鍵を
検出して、この復号化鍵によって秘匿情報記憶部に記憶
された秘匿データを復号化して、画像または音声として
表示または再生する。
【0038】ただし、以下においては、秘匿データが画
像として表示されるものである場合についてのみ示す。
【0039】また、第1の実施形態は、この発明を地上
波テレビ放送の送受信システムに適用した場合である。
【0040】(構成)図1は、第1の実施形態の送受信
システムの一例を示す。テレビ放送局30は、テレビ放
送電波31によって、地上波テレビ放送として、変調さ
れたアナログ映像音声信号を送信するとともに、例え
ば、テレビ映像信号の垂直帰線消去期間中の第10ライ
ンから第13ラインまでの4ラインを利用して、秘匿デ
ータや復号化鍵などのデジタルデータを送信する。1ラ
イン当たり9.6kbpsの伝送容量があるので、4ラ
イン分では38.4kbpsのデータを伝送することが
できる。
【0041】この例の場合、送信されるデジタルデータ
は、HTML書式のインターネットデータであり、秘匿
データについては暗号化されたものである。典型的なイ
ンターネットデータは、レイアウト情報、プレーンテキ
スト、動画、静止画、音声、他のインターネットデータ
へのリンク情報、またはコンピュータプログラムを含
む。
【0042】受信システムは、全体として、テレビ受信
機40、テレビアンテナ41、記憶装置部44、テレビ
操作リモコン50、およびプリンタ60を備え、テレビ
放送局30からの、変調されたアナログ映像音声信号、
および秘匿データや復号化鍵などのデジタルデータを含
むテレビ放送信号は、テレビアンテナ41で受信され
て、テレビ受信機40内の選局部で選局される。
【0043】テレビ受信機40は、その表示画面上にテ
レビ映像42とインターネットデータによるデータ画像
43とを同時に表示できるようにし、通常は、表示画面
全体にテレビ映像42を表示するが、秘匿データを受信
して秘匿情報記憶部に記憶し、その後、この秘匿データ
を復号化するための復号化鍵を受信して、その復号化鍵
によって秘匿情報記憶部に記憶されている秘匿データを
復号化したときには、その復号化したインターネットデ
ータによるデータ画像43を、テレビ映像42と同時に
表示するようにする。
【0044】テレビ映像42とデータ画像43とを同時
に表示する方法としては、図示するように表示画面を横
方向に2分割する方法以外に、いわゆるピクチャインピ
クチャ方式や、表示画面全体にテレビ映像42を表示
し、それにオーバーラップさせる形で、テレビ映像42
上の複数の領域に分散させてデータ画像43を表示する
方法などを用いることができる。さらに、テレビ受信機
40の表示部とは別の表示装置にデータ画像43を表示
するようにしてもよい。
【0045】記憶装置部44は、上記の秘匿情報記憶部
および後述する復号化鍵記憶部を構成するもので、記憶
媒体として、ハードディスク(磁気ディスク)、光磁気
ディスク、フラッシュメモリなどを用い、USB(Un
iversal Serial Bus)47によって
テレビ受信機40と接続する。これによって、テレビ受
信機40と記憶装置部44との間では12Mbpsでデ
ータを転送することができる。
【0046】ただし、記憶装置部44はテレビ受信機4
0内に設置してもよい。また、記憶装置部44の記憶媒
体として、MD、ZIPディスク、PCMPCIA対応
フラッシュメモリカードなどの交換可能な記録媒体を利
用すれば、容易に記憶容量を増やすことができるように
なる。
【0047】テレビ操作リモコン50は、テレビ受信機
40の赤外線受信部45に赤外線リモコン信号を送信し
て、テレビ受信機40を制御するもので、データ選択ダ
イヤル51、データ印刷キー53、データ消去キー5
4、およびその他のキー群59を有する。その他のキー
群59は、通常のテレビ操作リモコンが備える電源スイ
ッチ、選局キー、音量調節キーなどである。
【0048】データ選択ダイヤル51は、これを回すこ
とによって、記憶装置部44の秘匿情報記憶部に記憶さ
れている秘匿データから、再表示すべき秘匿データを選
択するものである。後述するように、その選択された秘
匿データは、記憶装置部44の復号化鍵記憶部に記憶さ
れている、その選択された秘匿データを復号化するため
の復号化鍵によって復号化されて、データ画像43とし
て再表示される。
【0049】データ印刷キー53は、秘匿データが復号
化鍵によって復号化されて表示されているときに、また
はデータ選択ダイヤル51によって再表示すべき秘匿デ
ータを選択して再表示した状態で、これを押下すること
によって、その表示または再生された秘匿データをプリ
ンタ60によって用紙61上に画像として印刷するもの
である。
【0050】この場合、復号化された秘匿データは、テ
レビ受信機40の赤外線送信部46で赤外線信号とされ
てプリンタ60に送信される。この赤外線伝送は、Ir
DA1.1規格に準拠したもので、4Mbpsで印刷デ
ータを転送することができる。
【0051】データ消去キー54は、これを押下するこ
とによって、後述するように、記憶装置部44の秘匿情
報記憶部に記憶されている秘匿データを消去するもので
ある。
【0052】図2は、第1の実施形態の秘匿情報復号再
生装置の機能ブロック構成を示す。この実施形態の秘匿
情報復号再生装置は、選局部1、アナログ復調部2、映
像・音声・データ出力部3、およびデータ処理部15を
備える。
【0053】変調されたアナログ映像音声信号、および
秘匿データや復号化鍵などのデジタルデータを含むテレ
ビ放送信号は、選局部1で選局され、その選局されたテ
レビ放送信号中の変調されたアナログ映像音声信号が、
アナログ復調部2で復調され、その復調されたアナログ
映像音声信号が、映像・音声・データ出力部3に供給さ
れる。映像・音声・データ出力部3は、図1に示したテ
レビ受信機40の表示部およびスピーカによって構成さ
れ、表示部の表示画面にテレビ映像およびデータ画像が
表示され、スピーカからテレビ音声が再生される。
【0054】データ処理部15は、システムバス4に対
して、データ検出部5、秘匿情報記憶部6、秘匿情報特
定部7、復号化鍵抽出部8、秘匿情報復号化部9、秘匿
情報再生部10、復号化鍵記憶部11、秘匿情報消去部
12、印刷処理部13、および制御部14が、それぞれ
接続されて構成される。
【0055】ただし、データ処理部15は、実装的に
は、1つのブロックが幾つかの機能部分を含むように、
または1つの機能部分が幾つかのブロックに分割される
ように、構成することができる。
【0056】データ検出部5は、選局部1で選局された
テレビ放送信号中の、秘匿データや復号化鍵などのデジ
タルデータを検出して、システムバス4に出力する。
【0057】秘匿情報記憶部6は、データ検出部5によ
って検出されたデータに含まれる秘匿データを記憶する
もので、上述したように記憶装置部44に設けられる。
【0058】秘匿情報特定部7は、データ検出部5によ
って検出されたデータに含まれる後述する放送番組識別
情報などの情報に基づいて、秘匿情報記憶部6に記憶さ
れた秘匿データのうちの、テレビの映像および音声が再
生されるのに伴って復号化されるべき秘匿データを特定
する。
【0059】復号化鍵抽出部8は、データ検出部5によ
って検出されたデータに含まれる情報から、秘匿情報特
定部7によって特定された秘匿データを復号化するため
の復号化鍵を抽出する。
【0060】秘匿情報復号化部9は、秘匿情報記憶部6
に記憶された秘匿データのうちの、秘匿情報特定部7に
よって特定された秘匿データを、復号化鍵抽出部8によ
って抽出された復号化鍵によって復号化する。
【0061】秘匿情報再生部10は、秘匿情報復号化部
9によって復号化された秘匿データ、すなわち、この例
ではHTML書式のインターネットデータを、表示する
ように処理して、映像・音声・データ出力部3に出力す
る。
【0062】復号化鍵記憶部11は、復号化鍵抽出部8
によって抽出された復号化鍵を記憶するもので、上述し
たように記憶装置部44に設けられる。
【0063】秘匿情報消去部12は、テレビ操作リモコ
ン50のデータ消去キー54が押下されることによっ
て、後述するように秘匿情報記憶部6から秘匿データを
消去する。
【0064】印刷処理部13は、テレビ操作リモコン5
0のデータ印刷キー53が押下されることによって、後
述するように秘匿データをプリンタ60で印刷させるよ
うに処理して、赤外線送信部46に出力する。
【0065】制御部14は、秘匿情報復号再生装置全体
の処理を制御するものである。なお、必要に応じて、デ
ータ伝送エラーを訂正するエラー訂正部をシステムバス
4に接続する。
【0066】(秘匿データ受信記憶時の動作)第1の実
施形態では、まず、テレビ放送局30は、テレビ番組の
開始時刻より前の時点において、そのテレビ番組と連動
すべきデータを、秘匿データとして暗号化して、テレビ
映像信号の垂直帰線消去期間を利用して放送する。
【0067】この場合の暗号化方式としては、例えば、
IDEA(International Data E
ncryption Algorithm)を用いる。
IDEAは、スイス連邦工科大学において開発された暗
号化方式であり、情報を暗号化するための暗号化鍵と、
この暗号を解くための復号化鍵とが同一の鍵である共有
鍵暗号方式(または秘密鍵暗号方式)である。鍵のビッ
ト長は128と定められている。IDEA暗号方式は、
暗号メールソフトPGP(Pretty Good P
rivacy)にも使われており、鍵が128ビット長
のIDEAは、現在主流のDES(鍵は56ビット
長)、トリプルDES(鍵は112ビット長)よりも、
安全性が高いと言われている。
【0068】なお、データを暗号化する暗号化方式とし
ては、共有鍵暗号方式以外にも、公開鍵暗号方式、また
は公開鍵暗号方式と共有鍵暗号方式とを組み合わせたハ
イブリッド暗号方式を用いることができる。公開鍵暗号
方式とは、暗号化鍵(公開鍵)と復号化鍵(秘密鍵)と
が異なる場合の暗号化方式であり、RSAが代表的な方
式である。公開鍵暗号方式を用いる場合には、テレビ放
送局30は、公開鍵で暗号化したデータを放送する。ま
た、ハイブリッド暗号方式は、暗号化すべきデータごと
にランダムなセッション鍵を作成して、そのセッション
鍵でデータを暗号化し、次に、公開鍵暗号方式の公開鍵
でセッション鍵を暗号化して、暗号化されたデータと暗
号化されたセッション鍵とを一緒にして放送する方式で
ある。
【0069】さらに、この実施形態では、テレビ放送局
30は、放送する秘匿データに対して、当該秘匿データ
を参照するテレビ番組の放送番組識別情報を付加して放
送する。この放送番組識別情報としては、例えば、Gコ
ード(VCR・PLUSとも呼ばれる、米国ジェムスタ
ー社製のテレビ番組識別コード)を用いる。
【0070】そして、第1の実施形態の秘匿情報復号再
生装置では、以下のように、テレビ放送局30によって
放送された秘匿データが受信され、秘匿情報記憶部6に
記憶される。
【0071】すなわち、図3は、この場合のデータ処理
部15が行う受信記憶処理ルーチンを示し、その受信記
憶処理ルーチン100では、まずステップ101におい
て、データ検出部5でデジタルデータを検出したか否か
を判断する。
【0072】この例では、そのデジタルデータは、MI
ME(Mutlpurpose Internet M
ail Extensions)構文で表現されたもの
である。図4は、そのMIME構文で表現されたデジタ
ルデータの一例を示し、1つのデジタルデータ中に複数
のオブジェクトを格納するために、マルチパートタイプ
を利用しており、図4の例では、”−−−−−−−−−
−−−2424F803488”によって、各オブジェ
クトが区切られている。
【0073】このうちの1つめのオブジェクトは、”C
ontent−Type:text/control”
以下に記述された内容である。”Content−Ty
pe:text/control”以下の部分には、テ
レビ受信機40が当該デジタルデータをどのように処理
すべきかを記述するようになっており、図4の例では、
当該デジタルデータを表示(または再生)すべきタイミ
ングを記述している。
【0074】”<program gcode=425
334 id=32>”の部分が、その表示タイミング
を記述した部分であり、当該デジタルデータを表示すべ
きテレビ番組の番組識別子と、このテレビ番組中でのデ
ジタルデータのデータ識別子とが記述されている。すな
わち、テレビ受信機40が、Gコード番号が42533
4のテレビ番組を受信している最中に、デジタルデータ
識別子が32のデジタルデータの表示開始命令を受信し
た場合には、そのタイミングで当該デジタルデータをテ
レビ受信機40に表示することとなる。
【0075】なお、デジタルデータを表示すべきタイミ
ングを示す情報は、絶対時刻、または番組開始時点から
の相対時間でもよい。
【0076】一方、2つめのオブジェクトは、”Con
tent−Type:application/enc
ripted−by−idea”以下に記述された内容
である。”Content−Type:applica
tion/encripted−by−idea”以下
の部分には、IDEA暗号方式で暗号化された秘匿デー
タを記述するようになっている。ここで、”appli
cation/encripted−by−idea”
という構文は、IDEA暗号を処理するアプリケーショ
ンを実行して、当該オブジェクトを処理すべきことを示
す構文である。
【0077】また、図4の例のように、”Conten
t−Transfer−Encoding:base6
4”の記述がある場合には、暗号化された秘匿データを
さらにbase64形式にエンコードして記述するよう
になっている。Base64は、バイナリデータの8ビ
ット×3バイトを6ビット×4バイトに振り分けて、そ
れを通信データの7ビットに変換する方法である。
【0078】なお、複数の情報を多重化する方法として
は、MIMEエンコードを用いる代わりに、MPEG−
2Systemsに準拠したパケット多重方式を用いて
もよい。MPEG−2Systemsでは、TS(Tr
ansport Stream)パケットと呼ぶ188
バイト固定長のパケットを伝送の基本単位としており、
このTSパケットのパケットヘッダにパケット識別のた
めのPID(Packet Identifier)を
含む構造となっている。
【0079】データ検出部5が、デジタルデータとして
上記のMIMEデータを検出したときには、ステップ1
02に進んで、データ検出部5は、その検出したMIM
Eデータをデコードする。
【0080】受信記憶処理ルーチン100では、次にス
テップ103において、そのデコードされたデータ、す
なわち、MIMEデータから抽出された秘匿データ、そ
の秘匿データについての暗号化方式、およびその秘匿デ
ータを特定するための識別情報を、秘匿情報記憶部6に
記憶する。
【0081】図5は、秘匿情報記憶部6における記憶状
態の一例を示す。同図に示すように、秘匿情報記憶部6
は、秘匿データと、その秘匿データについての暗号化方
式と、その秘匿データを特定するための識別情報である
Gコード(テレビ番組識別子)およびID(デジタルデ
ータ識別子)とを、対応づけて記憶する。
【0082】(秘匿データ復号再生時の動作)上述した
ように秘匿データを放送した後、テレビ放送局30は、
テレビ番組の進行に合わせて、秘匿データを復号化する
ための復号化鍵を放送する。第1の実施形態では、上述
したように、復号化鍵もテレビ映像信号の垂直帰線消去
期間を利用して放送する。
【0083】そして、第1の実施形態の秘匿情報復号再
生装置では、以下のように、テレビ放送局30によって
放送された復号化鍵が受信され、その復号化鍵によって
秘匿情報記憶部6に記憶されている秘匿データが復号化
されて、画像として表示される。
【0084】すなわち、図6は、この場合のデータ処理
部15が行う復号再生処理ルーチンを示し、その復号再
生処理ルーチン200では、まずステップ201におい
て、データ検出部5でデジタルデータを検出したか否か
を判断する。
【0085】この例では、そのデジタルデータも、MI
ME構文で表現されたものである。図7は、そのMIM
E構文で表現されたデジタルデータの一例を示し、図4
において上述したように、”Content−Typ
e:text/control”以下の部分は、テレビ
受信機40が当該デジタルデータをどのように処理すべ
きかを記述している部分であり、図7の例では、添付し
た復号化鍵によって、秘匿情報記憶部6に記憶されてい
る秘匿データを復号化し、再生するように指示してい
る。
【0086】”<play gcode=425334
id=32 decryption−key−bas
e64=GTvb7ujJn85bBG4VfyF7G
1==>”という構文は、Gコード番号が425334
であり、かつデジタルデータ識別子が32である秘匿デ
ータが、秘匿情報記憶部6に記憶されているならば、復
号化鍵”GTvb7ujJn85bBG4VfyF7G
1==”(128bit)を用いて、その秘匿データを
復号化し、正常に復号化できた場合には、テレビ受信機
40に表示するように指示する命令文である。この例で
は、復号化鍵はbase64によってエンコードされて
いる。
【0087】データ検出部5が、デジタルデータとして
上記のMIMEデータを検出したときには、ステップ2
02に進んで、データ検出部5は、その検出したMIM
Eデータをデコードし、復号化鍵抽出部8は、そのデコ
ードされたデータから復号化鍵を抽出する。
【0088】次に、ステップ203において、秘匿情報
特定部7は、そのデコードされたデータ、すなわちMI
MEデータから抽出された情報中の、秘匿データ特定情
報、図7の例では”gcode=425334 id=
32”という情報に基づいて、秘匿情報記憶部6に記憶
されている秘匿データを検索して、テレビ番組と連動し
て復号化すべき秘匿データを特定できるか否かを判断す
る。
【0089】例えば、テレビ番組の開始前の秘匿データ
の放送時に、視聴者がテレビ放送を受信していなかった
場合には、秘匿情報記憶部6には、秘匿データ特定識別
情報によって特定されるべき秘匿データが記憶されてい
ないので、ステップ203では特定不能と判断されて、
ステップ201に戻る。
【0090】ステップ203で、秘匿情報特定部7が、
テレビ番組と連動して復号化すべき秘匿データを特定で
きると判断したときには、ステップ204に進んで、秘
匿情報特定部7は、テレビ番組と連動して復号化すべき
秘匿データを特定する。
【0091】さらに、ステップ205において、秘匿情
報復号化部9は、その秘匿情報特定部7によって特定さ
れた、秘匿情報記憶部6に記憶されている秘匿データ
を、ステップ202で復号化鍵抽出部8によって抽出さ
れた復号化鍵、図7の例では復号化鍵”GTvb7uj
Jn85bBG4VfyF7G1==”を用いて復号化
する。この復号化の際には、秘匿情報記憶部6に記憶さ
れている暗号化方式を用いる。
【0092】復号再生処理ルーチン200では、さらに
ステップ206において、復号化鍵抽出部8によって抽
出された復号化鍵を、復号化鍵記憶部11に記憶する。
この場合、図8に一例を示すように、復号化鍵記憶部1
1には、復号化鍵と、その復号化鍵の復号化鍵記憶部1
1への記憶時刻と、その復号化鍵によって復号化された
秘匿データの秘匿情報記憶部6における記憶位置(図5
のNoカラムの値)ととを、対応づけて記憶する。
【0093】そして、ステップ207において、ステッ
プ205で秘匿情報復号化部9によって復号化されたデ
ータを、秘匿情報再生部10で処理して、映像・音声・
データ出力部3に出力する。これによって、テレビ番組
と連動して表示されるべき秘匿データが、図1に示した
ように、データ画像43として、テレビ映像42ととも
に表示される。
【0094】復号再生処理ルーチン200では示してい
ないが、このようにテレビ受信機40にデータ画像43
が表示されているタイミングで、視聴者がテレビ操作リ
モコン50のデータ印刷キー53を押下すると、そのと
き表示されている秘匿データが、印刷処理部13で印刷
処理されて、赤外線送信部46からプリンタ60に送信
され、プリンタ60で画像として印刷される。
【0095】(秘匿データの再表示と消去)第1の実施
形態では、復号化鍵記憶部11が設けられて、これに復
号化鍵が記憶されるので、復号化鍵記憶部11に復号化
鍵が記憶された後においては、視聴者は、復号化鍵記憶
部11に記憶されている復号化鍵によって、いつでも、
秘匿情報記憶部6に記憶されている秘匿データを復号化
して、再表示することができる。
【0096】秘匿データを再表示する場合には、視聴者
は、テレビ操作リモコン50のデータ選択ダイヤル51
を回して、秘匿情報記憶部6に記録されている秘匿デー
タ、および復号化鍵記憶部11に記憶されている復号化
鍵を、次々と呼び出す。
【0097】図8に示して上述したように、復号化鍵記
憶部11には、復号化鍵の復号化鍵記憶部11への記憶
時刻と、その復号化鍵によって復号化された秘匿データ
の秘匿情報記憶部6における記憶位置とが記憶されてい
る。
【0098】視聴者がデータ選択ダイヤル51を左に回
すと、データ処理部15は、この復号化鍵記憶部11に
記憶されている記憶時刻から、復号化鍵記憶部11に最
も後に記憶された復号化鍵から順に復号化鍵を特定し
て、復号化鍵記憶部11から呼び出すとともに、復号化
鍵記憶部11に記憶されている秘匿データ記憶位置か
ら、その呼び出される復号化鍵によって復号化される秘
匿データを、秘匿情報記憶部6から呼び出す。
【0099】呼び出された秘匿データは、復号化鍵復号
化部9において、呼び出された復号化鍵によって復号化
され、その暗号化された秘匿データが、秘匿情報再生部
10で処理されて、映像・音声・データ出力部3に出力
され、テレビ受信機40に再表示される。
【0100】逆にデータ選択ダイヤル51を右に回す
と、その時点で再表示されている秘匿データを復号化す
る復号化鍵より、より後に復号化鍵記憶部11に記録さ
れた復号化鍵によって復号化される秘匿データが順次、
復号化されて、テレビ受信機40に再表示される。
【0101】このようにデータ選択ダイヤル51の操作
によって秘匿データを再表示した状態で、視聴者がテレ
ビ操作リモコン50のデータ印刷キー53を押下する
と、そのとき再表示されている秘匿データが、印刷処理
部13で印刷処理されて、赤外線送信部46からプリン
タ60に送信され、プリンタ60で画像として印刷され
る。
【0102】上記の例のように、秘匿情報記憶部6に記
憶される秘匿データがHTML書式のインターネットデ
ータである場合には、データ中にリンク情報が埋め込ま
れている場合があるので、データ選択ダイヤル51によ
ってリンクアンカーを指定できるようにしてもよい。
【0103】この場合、指定されたリンクアンカーから
辿ったリンク先のデータが、秘匿情報記憶部6に記憶さ
れた秘匿データであった場合には、この秘匿データの秘
匿情報記憶部6における記憶位置(図5のNoカラムの
値)を検索キーとして、図8に示した復号化鍵記憶部1
1における秘匿データアドレスカラムを検索して、対応
する復号化鍵を特定する。そして、この秘匿データを復
号化して、テレビ受信機40に再表示するようにする。
【0104】秘匿情報記憶部6に記憶された秘匿データ
中には、テレビ番組放送時に参照される(復号化され
る)情報もあれば、参照されない(復号化されない)情
報もある。しかし、いづれの情報であっても、テレビ番
組終了時には消去するようにしても構わない。
【0105】秘匿情報記憶部6に記憶されている秘匿デ
ータをテレビ番組終了時に消去するには、例えば、視聴
者が適当な時点でテレビ操作リモコン50のデータ消去
キー54を押下することによって、秘匿情報消去部12
が、図5に示したように秘匿情報記憶部6に記憶されて
いるGコードに含まれる放送時刻情報から、番組終了時
刻を検出して、番組終了時刻を過ぎた秘匿データのみ
を、秘匿情報記憶部6から消去するようにする。また
は、放送局が、番組終了時に番組終了を通知する信号を
放送し、テレビ受信機40では、この信号を検知して、
秘匿情報消去部12が、番組終了時刻を過ぎた秘匿デー
タのみを、秘匿情報記憶部6から消去するようにしても
よい。
【0106】(変形例)秘匿データは、複数の特定の復
号化鍵を組み合わせた場合にのみ正しく復号化できるも
のとすることもできる。この場合には、その秘匿データ
が秘匿情報記憶部6に記憶されている状態で、放送局か
らテレビ番組と連動して順次、送信された複数の復号化
鍵を順次、復号化鍵記憶部11に記憶し、秘匿データを
復号化するための復号化鍵が揃った時点で、秘匿データ
を復号化するようにする。このようにすることによっ
て、例えば、10回に渡って連続するドラマの10回す
べてを視聴した視聴者にだけ、放送局から有益な情報を
提供するというようなことができる。
【0107】地上波テレビ放送の放送電波によって秘匿
データまたは復号化鍵を伝送する方法としては、テレビ
映像信号の垂直帰線消去期間を利用する以外に、音声副
搬送波を利用することもできる。音声副搬送波を用いて
データを放送する場合には、音声信号の空いている2チ
ャンネル分の周波数を使ってデータを送る。1チャンネ
ル当たり約9.6kbpsの伝送容量があるので、2チ
ャンネル分では約19.2kbpsのインターネットデ
ータを放送することができる。
【0108】また、上記の例は、復号化鍵をテレビ映像
情報およびテレビ音声情報に対して独立した情報として
送信する場合であるが、データハイディング技術(日経
エレクトロニクス、No.683,pp149−16
2,1997.2.24)を用いて、復号化鍵をテレビ
映像情報またはテレビ音声情報に埋め込んで放送しても
よい。この場合には、復号化鍵抽出部8を、アナログ復
調部2からの映像情報または音声情報から復号化鍵を抽
出して、システムバス4に出力するものとする。
【0109】このように、テレビ映像情報またはテレビ
音声情報に復号化鍵を埋め込んで放送する場合には、ビ
デオ録画した後でも、録画されたテレビ映像情報または
テレビ音声情報の中に復号化鍵を保持できるので、ビデ
オ映像を再生表示しながら、ビデオ映像に関連した秘匿
情報を復号化して表示できるようになる。
【0110】また、上記の例は、放送局が秘匿データを
放送する場合であるが、秘匿データを視聴者に配信する
方法としては、放送局などが秘匿データをCDROMな
どの記憶媒体に記憶させて、この記憶媒体そのものを視
聴者に配布するようにしてもよい。この場合には、その
記録媒体が秘匿情報記憶部6を構成することになる。
【0111】さらに、上述した第1の実施形態は、デジ
タルテレビ放送の送受信システムにも適用することがで
きる。例えば、人工衛星を利用した衛星デジタルテレビ
放送でも、デジタル化したテレビ映像情報およびテレビ
音声情報にHTML書式のインターネットデータを多重
化して放送する試みが開始されており、この衛星データ
放送を受信する場合には、約1.5Mbpsで高速伝送
されるインターネットデータを受信することができる。
【0112】(効果)上述した第1の実施形態によれ
ば、テレビ番組を視聴した人だけが知ることができる秘
匿情報をテレビ番組の放送に先立って予め配信すること
ができ、秘匿情報を不特定多数の視聴者に対して配信す
る場合でも、テレビ番組を見た視聴者だけに情報を知る
権利を与えることができる。
【0113】また、テレビ番組の進行に合わせて、情報
の公開・非公開を動的に変更することができるととも
に、同一の秘匿情報を複数の場面または番組で利用する
場合には、一度配信した秘匿情報を再利用することがで
きる。
【0114】さらに、視聴者が秘匿情報を復号化する操
作を強いられず、視聴しているテレビ番組に集中できる
ようになる。また、CDROMなどの放送以外のメディ
アによって視聴者に提供された秘匿情報でも、テレビ番
組に連動させて復号化して再生することができる。
【0115】[第2の実施形態]第1の実施形態は、放
送局が、不特定多数の視聴者に対して、暗号化されたW
ebページを予め配信しておき、テレビ番組を見た視聴
者だけが、その秘匿Webページの内容を見ることがで
きるようにした場合である。
【0116】これに対して、第2の実施形態は、情報提
供者が許可した特定の視聴者だけにアクセスを許すWe
bページを放送する場合である。すなわち、第2の実施
形態では、放送局は、秘匿Webページをテレビ番組の
開始に先立って放送し、放送局(情報提供者)が許可し
た視聴者だけが、テレビ番組の進行に合わせて、その秘
匿Webページを読み出して見ることができるようにす
る。
【0117】また、第2の実施形態は、この発明を衛星
デジタルテレビ放送の送受信システムに適用した場合で
ある。この衛星デジタルテレビ放送を受信する受信機
は、例えば、日本国内で放送が開始されているPerf
ecTV!放送を受信する受信機である。
【0118】(構成)第2の実施形態では、テレビ受信
機にはICカードを装着できるようにする。図10に示
すように、このICカード81内には、メモリ部82の
ほかに演算部83を設け、メモリ部82には、ユーザI
D、およびユーザ鍵Kuを記憶させる。演算部83は、
後述するように鍵復号化演算を行うものである。
【0119】ユーザ鍵Kuは、視聴者が放送によって配
信された秘匿データを復号化する権利を有するか否かを
識別するために用いられる鍵であって、各視聴者ごとに
異なるものである。なお、衛星デジタルテレビ放送など
の、映像スクランブルの復号に用いられている、視聴者
ごとに異なる復号化鍵を、この実施形態のユーザ鍵Ku
として用いてもよい。
【0120】第2の実施形態では、放送局は、図9に示
すように、放送局データベース71として、放送データ
を管理するための放送データ管理データベース72と、
ユーザ情報を管理するためのユーザ管理データベース7
3とを備え、放送データ管理データベース72には、放
送データ、暗号化/復号化鍵Ke、および秘匿データ特
定情報を保持し、ユーザ管理データベース73には、宛
先ユーザID、および宛先ユーザのユーザ鍵Kuを保持
するものとする。
【0121】放送データ管理データベース72の放送デ
ータは、暗号化して秘匿データとするデータである。
【0122】鍵Keは、その放送データを暗号化するた
めの暗号化鍵であり、かつ、この鍵Keによって暗号化
された秘匿データを復号化するための復号化鍵である。
すなわち、第2の実施形態では、情報を暗号化するため
の暗号化鍵と、この暗号を解くための復号化鍵とが同一
の鍵である共有鍵暗号方式を用いる。
【0123】ただし、データを暗号化する暗号化方式と
しては、共有鍵暗号方式以外にも、公開鍵暗号方式、ま
たは公開鍵暗号方式と共有鍵暗号方式とを組み合わせた
ハイブリッド暗号方式を用いてもよい。例えば、公開鍵
暗号方式を用いる場合には、暗号化鍵Keと復号化鍵K
eとは、公開鍵ペアとなるように生成する。
【0124】放送データ管理データベース72の秘匿デ
ータ特定情報は、秘匿データを特定するための識別情報
であり、例えば、放送番組識別子としてのGコード、お
よびデジタルデータ識別子である。
【0125】ユーザ管理データベース73のユーザ鍵K
uは、上記の鍵Keを暗号化する鍵である。すなわち、
放送局のユーザ管理データベース73には、各視聴者が
保持するICカード81に記憶されているユーザ鍵(第
2の復号化鍵)Kuと同一のユーザ鍵(第2の暗号化
鍵)Kuが保持される。したがって、ユーザ管理データ
ベース73に保持されるユーザ鍵Kuで暗号化された復
号化鍵Keは、視聴者が保持するICカード81に記憶
されているユーザ鍵Kuで復号化することによって、取
り出せることになる。
【0126】なお、この場合も、公開鍵暗号方式、また
は公開鍵暗号方式と共有鍵暗号方式とを組み合わせたハ
イブリッド暗号方式を用いてもよい。例えば、ユーザ管
理データベース73に保持されるユーザ鍵Kuと、各視
聴者が保持するICカード81に記憶されているユーザ
鍵Kuとを、公開鍵ペアとなるように生成する。
【0127】(秘匿データ受信記憶時の動作)テレビ番
組の開始に先立って、放送局は秘匿データを放送し、テ
レビ受信機は、その放送された秘匿データを受信して秘
匿情報記憶部に記憶する。
【0128】具体的に、図11に示すように、テレビ放
送局70では、暗号化すべき放送データごとにランダム
な暗号化鍵Keを作成して、データ暗号化部74におい
て、その暗号化鍵Keで放送データを暗号化し、その暗
号化された秘匿データを、テレビ番組の開始時刻より前
の時点において放送する。
【0129】この場合、MIMEエンコーダ75におい
て、その暗号化された秘匿データに対して、この秘匿デ
ータを受信すべき視聴者を指定する宛先ユーザIDリス
トと、この秘匿データを後から特定できるようにするた
めの秘匿データ特定情報、例えば上記のGコードおよび
デジタルデータ識別子とを、多重化して放送する。
【0130】図12に示すように、テレビ受信機40で
は、MIMEデコーダ21によって、テレビ放送局70
からの多重化された放送信号から、暗号化された秘匿デ
ータ、宛先ユーザIDリスト、および秘匿データ特定情
報を分離し、宛先照合部22において、宛先ユーザID
リスト中に、ICカード81に記憶されている自分のユ
ーザIDが含まれているか否かを照合する。
【0131】そして、宛先ユーザIDリスト中に自分の
ユーザIDが含まれている場合には、受信した秘匿デー
タおよび秘匿データ特定情報を自分宛てのものとして、
その秘匿データおよび秘匿データ特定情報を秘匿情報記
憶部6に記憶する。この場合、秘匿情報記憶部6は、図
5に示したように、秘匿データ、その秘匿データについ
ての暗号化方式、および秘匿データ特定情報を、対応づ
けて記憶する。
【0132】(秘匿データ復号再生時の動作)放送局
は、テレビ番組と連動して復号化されるべき秘匿データ
を復号化するための復号化鍵Keを、その秘匿データを
正しく復号化する権利を有する視聴者のユーザ鍵Kuに
よって暗号化して、テレビ番組の進行に合わせて放送す
る。
【0133】すなわち、図13に示すように、テレビ放
送局70では、鍵暗号化部76において、復号化鍵Ke
(秘匿データを暗号化したときの暗号化鍵Keと同一の
鍵)を、宛先視聴者に固有のユーザ鍵Ku(宛先視聴者
のICカード81内のユーザ鍵Kuと同一の鍵)によっ
て、宛先視聴者の数だけ暗号化し、その暗号化された復
号化鍵Ke′のリストを、テレビ番組の進行に合わせて
放送する。
【0134】この場合、MIMEエンコーダ75におい
て、その暗号化された復号化鍵Ke′のリストに対し
て、この復号化鍵Ke′の宛先視聴者を指定する宛先ユ
ーザIDリストと、この復号化鍵Ke′によって復号化
されるべき秘匿データを特定するための秘匿データ特定
情報、例えば上記のGコードおよびデジタルデータ識別
子とを、多重化して放送する。
【0135】図14に示すように、テレビ受信機40で
は、MIMEデコーダ21によって、テレビ放送局70
からの多重化された放送信号から、暗号化された復号化
鍵Ke′のリスト、宛先ユーザIDリスト、および秘匿
データ特定情報を分離し、宛先照合部22において、宛
先ユーザIDリスト中に、ICカード81のメモリ部8
2に記憶されている自分のユーザIDが含まれているか
否かを照合する。
【0136】そして、宛先ユーザIDリスト中に自分の
ユーザIDが含まれている場合には、受信した暗号化さ
れた復号化鍵Ke′および秘匿データ特定情報を自分宛
てのものとして、ICカード81内の演算部83におい
て、その暗号化された復号化鍵Ke′を、自分がICカ
ード81のメモリ部82内に所有する、自分に固有のユ
ーザ鍵Kuによって復号化して、復号化鍵Keを取り出
す。
【0137】同時に、宛先ユーザIDリスト中に自分の
ユーザIDが含まれている場合には、秘匿情報特定部7
は、秘匿情報記憶部6に記憶されている秘匿データのう
ちの、MIMEデコーダ21により分離された秘匿デー
タ特定情報によって特定される秘匿データを特定し、さ
らに秘匿情報復号化部9は、その秘匿情報特定部7によ
って特定されて秘匿情報記憶部6から読み出された秘匿
データを、ICカード81内の演算部83から得られた
復号化鍵Keによって復号化する。
【0138】その復号化された秘匿データは、秘匿情報
再生部10によって処理されて、映像・音声・データ出
力部3に出力され、テレビ受信機40の表示画面に表示
される。
【0139】(効果)この第2の実施形態によれば、視
聴者が不正に他人宛ての秘匿データを受信できるように
テレビ受信機40を改造した場合でも、テレビ放送局7
0が復号化鍵Keの暗号化の際に用いたユーザ鍵Ku
と、視聴者のICカード81に記憶されているユーザ鍵
Kuとが一致しない場合には、秘匿データを正しく復号
化することができないので、システムの安全性が保証さ
れる。
【0140】[第3の実施形態]第2の実施形態は、情
報提供者が許可した特定の視聴者だけにアクセスを許す
Webページを放送する場合に、すでに放送した秘匿W
ebページを復号化するための復号化鍵Keを、宛先視
聴者に固有のユーザ鍵Kuによって、宛先視聴者の数だ
け暗号化して、放送するもので、放送局の放送システム
および受信側の受信システムを比較的簡単にできる特長
があるが、テレビ番組と同期したタイミングで、宛先視
聴者ごとに異なる暗号化された復号化鍵Ke′を放送す
るため、宛先視聴者の数が多い場合には、テレビ番組の
進行に合わせて復号化鍵を送信することが困難になる可
能性がある。
【0141】そこで、第3の実施形態は、テレビ番組の
開始に先立って秘匿データを放送する際に、当該秘匿デ
ータを復号化するための復号化鍵を暗号化して、秘匿デ
ータとともに放送し、その後、テレビ番組の進行に合わ
せて、先に放送した暗号化された復号化鍵を復号化する
ための復号化鍵を放送し、これによって得られた復号化
鍵を用いて当該秘匿データを復号化するものである。
【0142】この場合、秘匿データとともに放送する暗
号化された復号化鍵は、各視聴者ごとに異なる個別復号
化鍵とし、テレビ番組の進行に合わせて放送する復号化
鍵は、全視聴者に共通の共通復号化鍵とする。
【0143】この第3の実施形態によれば、秘匿データ
を復号化するための復号化鍵の宛先が多い場合でも、テ
レビ番組の進行に合わせて放送する復号化鍵は、わずか
に1つで済むので、テレビ番組の進行に合わせて復号化
鍵を送信することが困難になるというようなことは全く
ない。
【0144】第3の実施形態も、第2の実施形態と同様
に、この発明を衛星デジタルテレビ放送の送受信システ
ムに適用した場合である。この衛星デジタルテレビ放送
を受信する受信機は、例えば、日本国内で放送が開始さ
れているPerfecTV!放送を受信する受信機であ
る。
【0145】(構成)第3の実施形態でも、第2の実施
形態と同様に、テレビ受信機にはICカードを装着でき
るようにする。第2の実施形態と同様に、図10に示す
ように、このICカード81のメモリ部82には、ユー
ザ鍵Kuを記憶させる。第2の実施形態と同様に、この
ユーザ鍵Kuは、視聴者が放送によって配信された秘匿
データを復号化する権利を有するか否かを識別するため
に用いられる鍵であって、各視聴者ごとに異なるもので
ある。
【0146】第2の実施形態と同様に、ICカード81
は内部に演算部83を備えるものとする。また、第3の
実施形態では、図17に示すように、テレビ受信機40
は、さらに暗号化鍵記憶部23を備えるものとする。
【0147】放送局データベース71については、第3
の実施形態では、図15に示すように、放送データ管理
データベース72には、上述した第1の暗号化鍵として
の暗号化/復号化鍵Keとともに、第3の暗号化鍵とし
ての暗号化/復号化鍵Kcを保持するようにする。ユー
ザ管理データベース73には、第2の暗号化鍵としての
ユーザ鍵Kuを保持することは、第2の実施形態と同じ
である。
【0148】第3の暗号化鍵としての暗号化/復号化鍵
Kcは、テレビ番組の進行に合わせて放送する鍵であっ
て、全視聴者に共通のものである。
【0149】(秘匿データ受信記憶時の動作)テレビ番
組の開始に先立って、放送局は、上記の第1暗号化鍵K
eを第2暗号化鍵Kuで暗号化し、その暗号化された暗
号化鍵Ke′を、さらに第3暗号化鍵Kcで暗号化し
て、その暗号化された暗号化鍵Ke″と、秘匿データと
を放送し、テレビ受信機は、その放送された秘匿データ
および暗号化された暗号化鍵Ke″を受信して、秘匿デ
ータを秘匿情報記憶部に記憶し、暗号化された暗号化鍵
Ke″を上記の暗号化鍵記憶部に記憶する。
【0150】すなわち、図16に示すように、テレビ放
送局70では、暗号化すべき放送データごとにランダム
な第1暗号化鍵Keおよび第3暗号化鍵Kcを作成し
て、データ暗号化部74において、その第1暗号化鍵K
eで放送データを暗号化し、その暗号化された秘匿デー
タを、MIMEエンコーダ75に送出する。
【0151】また、鍵暗号化部76において、第1復号
化鍵Keを、宛先視聴者に固有の第2暗号化鍵(ユーザ
鍵)Kuによって、宛先視聴者の数だけ暗号化して、そ
の暗号化された暗号化鍵Ke′のリストを得る。さら
に、鍵暗号化部77において、その暗号化された暗号化
鍵Ke′のリストを、第3暗号化鍵Kcで暗号化して、
その暗号化された暗号化鍵Ke″のリストを、MIME
エンコーダ75に送出する。
【0152】そして、MIMEエンコーダ75におい
て、暗号化された秘匿データ、暗号化された暗号化鍵K
e″のリスト、宛先ユーザIDリスト、および秘匿デー
タ特定情報を多重化して、テレビ番組の開始時刻より前
の時点において放送する。
【0153】図17に示すように、テレビ受信機40で
は、MIMEデコーダ21によって、テレビ放送局70
からの多重化された放送信号から、暗号化された秘匿デ
ータ、暗号化された暗号化鍵Ke″のリスト、宛先ユー
ザIDリスト、および秘匿データ特定情報を分離し、宛
先照合部22において、宛先ユーザIDリスト中に、I
Cカード81に記憶されている自分のユーザIDが含ま
れているか否かを照合する。
【0154】そして、宛先ユーザIDリスト中に自分の
ユーザIDが含まれている場合には、受信した秘匿デー
タおよび暗号化された暗号化鍵Ke″などを自分宛ての
ものとして、その秘匿データおよび秘匿データ特定情報
を秘匿情報記憶部6に記憶するとともに、暗号化された
暗号化鍵Ke″を暗号化鍵記憶部23に記憶する。
【0155】この場合、秘匿情報記憶部6は、図5に示
したように、秘匿データ、その秘匿データについての暗
号化方式、および秘匿データ特定情報を、対応づけて記
憶するとともに、記憶された秘匿データの秘匿情報記憶
部6における記憶位置(図5のNoカラムの値)を、暗
号化鍵記憶部23に出力し、暗号化鍵記憶部23は、図
18に示すように、暗号化された暗号化鍵Ke″と、秘
匿情報記憶部6から入力された、秘匿データの秘匿情報
記憶部6における記憶位置とを、対応づけて記憶する。
【0156】(秘匿データ復号再生時の動作)放送局
は、上記の第3暗号化鍵Kcを、テレビ番組と連動して
復号化されるべき秘匿データを復号化するための復号化
鍵として、テレビ番組の進行に合わせて放送する。
【0157】すなわち、図19に示すように、テレビ放
送局70では、MIMEエンコーダ75において、復号
化鍵(第3暗号化鍵)Kcと、この復号化鍵Kcによっ
て復号化されるべき秘匿データを特定するための秘匿デ
ータ特定情報とを、多重化して、テレビ番組の進行に合
わせて放送する。
【0158】図20に示すように、テレビ受信機40で
は、MIMEデコーダ21によって、テレビ放送局70
からの多重化された放送信号から、復号化鍵Kc、およ
び秘匿データ特定情報を分離する。そして、秘匿情報特
定部7は、秘匿情報記憶部6に記憶されている秘匿デー
タのうちの、MIMEデコーダ21により分離された秘
匿データ特定情報によって特定される秘匿データを特定
して、その特定した秘匿データの秘匿情報記憶部6にお
ける記憶位置を、秘匿情報記憶部6から暗号化鍵記憶部
23に出力させる。
【0159】これによって、図18に示したように秘匿
データの秘匿情報記憶部6における記憶位置に対応して
暗号化鍵記憶部23に記憶されている、暗号化された暗
号化鍵Ke″が、暗号化鍵記憶部23から鍵復号化部2
4に出力され、鍵復号化部24において、暗号化された
暗号化鍵Ke″が、MIMEデコーダ21により分離さ
れた復号化鍵Kcによって復号化されて、鍵復号化部2
4から、暗号化された暗号化鍵Ke′が出力される。
【0160】さらに、ICカード81内の演算部83に
おいて、その暗号化された暗号化鍵Ke′が、ICカー
ド81のメモリ部82に記憶されているユーザ鍵Kuに
よって復号化されて、演算部83から、復号化鍵(第1
暗号化鍵)Keが得られる。
【0161】そして、秘匿情報復号化部9において、秘
匿情報特定部7によって特定されて秘匿情報記憶部6か
ら読み出された秘匿データが、演算部83から得られた
復号化鍵Keによって復号化される。その復号化された
秘匿データは、秘匿情報再生部10によって処理され
て、映像・音声・データ出力部3に出力され、テレビ受
信機40の表示画面に表示される。
【0162】(効果)この第3の実施形態によれば、第
2の実施形態と同様に、視聴者が不正に他人宛ての秘匿
データを受信できるようにテレビ受信機40を改造した
場合でも、テレビ放送局70が復号化鍵Keの暗号化の
際に用いたユーザ鍵Kuと、視聴者のICカード81に
記憶されているユーザ鍵Kuとが一致しない場合には、
秘匿データを正しく復号化することができないので、シ
ステムの安全性が保証される。
【0163】さらに、秘匿データを復号化するための復
号化鍵の宛先が多い場合でも、テレビ番組の進行に合わ
せて放送する復号化鍵は、わずかに1つで済むので、テ
レビ番組の進行に合わせて復号化鍵を送信することが困
難になるというようなことは全くない。
【0164】[第4の実施形態]第4の実施形態は、第
3の実施形態の変形である。図16に示したように、第
3の実施形態では、放送局は、放送データを暗号化した
第1暗号化鍵Keを、宛先視聴者に固有の第2暗号化鍵
(ユーザ鍵)Kuで、宛先視聴者の数だけ暗号化し、そ
の後、さらに全視聴者に共通の第3暗号化鍵Kcで暗号
化する場合である。
【0165】これに対して、第4の実施形態では、放送
局は、放送データを暗号化した第1暗号化鍵Keを、全
視聴者に共通の第3暗号化鍵Kcで暗号化した後に、宛
先視聴者に固有の第2暗号化鍵(ユーザ鍵)Kuで、宛
先視聴者の数だけ暗号化する。
【0166】これによって、放送局の暗号化処理時間を
短縮することができる。さらに、この第4の実施形態に
よれば、テレビ受信機がテレビ番組の進行に合わせてデ
ータを復号化する際に、ICカードにアクセスする必要
がなくなるという効果がある。
【0167】(秘匿データ受信記憶時の動作)テレビ番
組の開始に先立って、放送局は、上記の第1暗号化鍵K
eを第3暗号化鍵Kcで暗号化し、その暗号化された暗
号化鍵Ke′を、さらに第2暗号化鍵Kuで暗号化し
て、その暗号化された暗号化鍵Ke″と、秘匿データと
を放送する。
【0168】すなわち、図21に示すように、テレビ放
送局70では、暗号化すべき放送データごとにランダム
な第1暗号化鍵Keおよび第3暗号化鍵Kcを作成し
て、データ暗号化部74において、その第1暗号化鍵K
eで放送データを暗号化し、その暗号化された秘匿デー
タを、MIMEエンコーダ75に送出する。
【0169】また、鍵暗号化部76において、第1復号
化鍵Keを、全視聴者に共通の第3暗号化鍵Kcによっ
て暗号化して、その暗号化された暗号化鍵Ke′を得
る。さらに、鍵暗号化部77において、その暗号化され
た暗号化鍵Ke′を、宛先視聴者に固有の第2暗号化鍵
(ユーザ鍵)Kuによって、宛先視聴者の数だけ暗号化
して、その暗号化された暗号化鍵Ke″のリストを、M
IMEエンコーダ75に送出する。
【0170】そして、MIMEエンコーダ75におい
て、暗号化された秘匿データ、暗号化された暗号化鍵K
e″のリスト、宛先ユーザIDリスト、および秘匿デー
タ特定情報を多重化して、テレビ番組の開始時刻より前
の時点において放送する。
【0171】図22に示すように、テレビ受信機40で
は、MIMEデコーダ21によって、テレビ放送局70
からの多重化された放送信号から、暗号化された秘匿デ
ータ、暗号化された暗号化鍵Ke″のリスト、宛先ユー
ザIDリスト、および秘匿データ特定情報を分離し、宛
先照合部22において、宛先ユーザIDリスト中に、I
Cカード81に記憶されている自分のユーザIDが含ま
れているか否かを照合する。
【0172】そして、宛先ユーザIDリスト中に自分の
ユーザIDが含まれている場合には、受信した秘匿デー
タおよび暗号化された暗号化鍵Ke″などを自分宛ての
ものとして、ICカード81内の演算部83において、
その暗号化された暗号化鍵Ke″を、自分がICカード
81のメモリ部82内に所有する、自分に固有のユーザ
鍵Kuによって復号化して、暗号化された暗号化鍵K
e′を取り出す。
【0173】そして、MIMEデコーダ21により分離
された秘匿データおよび秘匿データ特定情報を秘匿情報
記憶部6に記憶するとともに、演算部83から得られ
た、暗号化された暗号化鍵Ke′を暗号化鍵記憶部23
に記憶する。
【0174】この場合、秘匿情報記憶部6は、図5に示
したように、秘匿データ、その秘匿データについての暗
号化方式、および秘匿データ特定情報を、対応づけて記
憶するとともに、記憶された秘匿データの秘匿情報記憶
部6における記憶位置(図5のNoカラムの値)を、暗
号化鍵記憶部23に出力し、暗号化鍵記憶部23は、図
23に示すように、暗号化された暗号化鍵Ke′と、秘
匿情報記憶部6から入力された、秘匿データの秘匿情報
記憶部6における記憶位置とを、対応づけて記憶する。
【0175】(秘匿データ復号再生時の動作)放送局
は、上記の第3暗号化鍵Kcを、テレビ番組と連動して
復号化されるべき秘匿データを復号化するための復号化
鍵として、テレビ番組の進行に合わせて放送する。
【0176】すなわち、図24に示すように、テレビ放
送局70では、MIMEエンコーダ75において、復号
化鍵(第3暗号化鍵)Kcと、この復号化鍵Kcによっ
て復号化されるべき秘匿データを特定するための秘匿デ
ータ特定情報とを、多重化して、テレビ番組の進行に合
わせて放送する。
【0177】図25に示すように、テレビ受信機40で
は、MIMEデコーダ21によって、テレビ放送局70
からの多重化された放送信号から、復号化鍵Kc、およ
び秘匿データ特定情報を分離する。そして、秘匿情報特
定部7は、秘匿情報記憶部6に記憶されている秘匿デー
タのうちの、MIMEデコーダ21により分離された秘
匿データ特定情報によって特定される秘匿データを特定
して、その特定した秘匿データの秘匿情報記憶部6にお
ける記憶位置を、秘匿情報記憶部6から暗号化鍵記憶部
23に出力させる。
【0178】これによって、図23に示したように秘匿
データの秘匿情報記憶部6における記憶位置に対応して
暗号化鍵記憶部23に記憶されている、暗号化された暗
号化鍵Ke′が、暗号化鍵記憶部23から鍵復号化部2
4に出力され、鍵復号化部24において、暗号化された
暗号化鍵Ke′が、MIMEデコーダ21により分離さ
れた復号化鍵Kcによって復号化されて、鍵復号化部2
4から、復号化鍵(第1暗号化鍵)Keが出力される。
【0179】そして、秘匿情報復号化部9において、秘
匿情報特定部7によって特定されて秘匿情報記憶部6か
ら読み出された秘匿データが、鍵復号化部24から得ら
れた復号化鍵Keによって復号化される。その復号化さ
れた秘匿データは、秘匿情報再生部10によって処理さ
れて、映像・音声・データ出力部3に出力され、テレビ
受信機40の表示画面に表示される。
【0180】(効果)この第4の実施形態によれば、第
2または第3の実施形態と同様に、視聴者が不正に他人
宛ての秘匿データを受信できるようにテレビ受信機40
を改造した場合でも、テレビ放送局70が復号化鍵Ke
の暗号化の際に用いたユーザ鍵Kuと、視聴者のICカ
ード81に記憶されているユーザ鍵Kuとが一致しない
場合には、秘匿データを正しく復号化することができな
いので、システムの安全性が保証される。
【0181】また、第3の実施形態と同様に、秘匿デー
タを復号化するための復号化鍵の宛先が多い場合でも、
テレビ番組の進行に合わせて放送する復号化鍵は、わず
かに1つで済むので、テレビ番組の進行に合わせて復号
化鍵を送信することが困難になるというようなことは全
くない。
【0182】さらに、テレビ受信機40がテレビ番組の
進行に合わせてデータを復号化する際に、ICカード8
1にアクセスする必要がなくなる。
【0183】〔その他の実施形態〕上述した各実施形態
は、この発明をテレビ放送の送受信システムに適用した
場合であるが、この発明はラジオ放送の送受信システム
にも適用することができる。
【0184】秘匿情報、またはテレビ放送信号またはラ
ジオ放送信号に重畳されるデータとしては、電波または
ケーブルによって伝送されたテレビ放送信号の垂直帰線
消去期間に多重化された情報、テレビ放送またはラジオ
放送の音声副チャンネルによって伝送された情報、テレ
ビ放送またはラジオ放送の音声副搬送波によって伝送さ
れた情報、デジタルテレビ放送に複合化された情報、ま
たはテレビ放送またはラジオ放送の映像情報または音声
情報に埋め込まれた隠し情報が考えられるが、この発明
は、これらのいずれの場合にも適用することができる。
【0185】[各種の実施形態と効果]この発明では、
以下のような実施形態にすることによって、それぞれ以
下のような効果が得られる。
【0186】(1)放送局は、秘匿データを復号化する
ための復号化鍵と、この復号化鍵を適用すべき秘匿デー
タを特定する秘匿データ特定情報とを、テレビ映像番組
の進行に合わせて放送し、テレビ受信機は、放送された
復号化鍵と秘匿データ特定情報とを受信して、記憶媒体
に記憶された秘匿データのうちの、秘匿データ特定情報
によって特定された秘匿データを、復号化鍵によって復
号化するように構成することにより、不特定多数人に対
してデータを予め配信しておいた場合でも、テレビ番組
を見た視聴者だけが、このデータの内容を見ることがで
きるようになり、これによって、放送局は、テレビ番組
を見た視聴者だけに有益なデータを提供することができ
る。
【0187】(2)テレビ受信機によって、放送された
復号化鍵と秘匿データ特定情報とを受信し、記憶媒体に
記憶された秘匿データのうちの、秘匿データ特定情報に
よって特定された秘匿データを、復号化鍵によって復号
化し、この復号化されたデータをテレビ映像番組の進行
に合わせてテレビ受像機に表示再生するように構成する
ことにより、テレビ番組を見た視聴者が、このデータの
内容を見る場合でも、秘匿データを復号化する操作を強
いられず、視聴しているテレビ番組に集中することがで
きる。
【0188】(3)放送局によって放送された復号化鍵
を記憶できるように構成することにより、視聴者は、復
号化鍵が記憶された後のタイミングにおいて、秘匿デー
タを随時復号化して表示再生することができる。
【0189】(4)放送局が、秘匿データを復号化する
ための復号化鍵とともに、放送番組識別情報をデータ放
送した場合に、テレビ受信機によって、この放送された
放送番組識別情報を受信し、記憶媒体に記憶された秘匿
データのうちの、放送番組識別情報によって特定された
テレビ番組に関連する秘匿データを復号化鍵によって復
号化するように構成することにより、不特定多数の視聴
者に対してテレビ番組に関連するデータを予め配信して
おいた場合でも、テレビ番組を見た視聴者だけが、この
データの内容を見ることができるようになり、これによ
って、放送局は、テレビ番組を見た視聴者だけに有益な
データを提供することができる。
【0190】(5)テレビ受信機によって、放送局から
放送された復号化鍵を受信した場合に、記憶媒体に記憶
された秘匿データのうちの、視聴中のテレビチャンネル
番号と復号化鍵受信時刻とに基づいて、記憶媒体に記憶
された秘匿データのうちの、受信した復号化鍵に対応す
る秘匿データを特定するように構成することにより、放
送局から放送番組識別情報が放送されなかった場合で
も、放送中のテレビ番組に関連する秘匿データを特定す
ることができるので、テレビ番組を見た視聴者だけが秘
匿データの内容を見ることができるようになり、これに
よって、放送局は、テレビ番組を見た視聴者だけに有益
なデータを提供することができる。
【0191】(6)秘匿データを、放送局から放送され
る秘匿データ特定情報によって特定できるように、イン
デックス情報を付加するなどして、記憶媒体に記憶する
ように構成することにより、放送中の放映内容に関連す
る秘匿データを特定することができるので、例えば、同
一テレビ番組中であっても、テレビ放送番組の進行に合
わせて情報の公開・非公開を動的に変更することができ
る。
【0192】(7)放送局が、テレビ番組放送開始時刻
より前の時点において秘匿データを放送した場合に、テ
レビ受信機が、放送された秘匿データを記憶媒体に記憶
するように構成することにより、放送局がテレビ番組放
送と連動して秘匿データを復号化する復号化鍵を放送し
た時に、記憶媒体に記憶された秘匿データを復号化鍵に
よって復号化できるので、テレビ番組放送開始時刻より
前の時点において不特定多数の視聴者に対してデータを
予め配信しておいた場合でも、テレビ番組を見た視聴者
だけが、このデータの内容を見ることができるようにな
り、これによって、放送局は、テレビ番組を見た視聴者
だけに有益なデータを提供することができる。
【0193】(8)放送局は、秘匿データを復号化する
ための第1の復号化鍵と、この復号化鍵を適用すべき秘
匿データを特定する秘匿データ特定情報とを、テレビ映
像番組の進行に合わせて放送し、テレビ受信機は、放送
された第1の復号化鍵と秘匿データ特定情報とを受信し
て、記憶媒体に記憶された秘匿データのうちの、秘匿デ
ータ特定情報によって特定された秘匿データを、第1の
復号化鍵と、ICカードメモリなどから入力した第2の
復号化鍵とによって復号化するように構成することによ
り、不特定多数の視聴者に対してデータを予め配信して
おいた場合でも、特定の人だけにデータを見る権利を与
えることができるようになり、これによって、放送局
は、特定の視聴者だけに有益なデータを提供することが
できる。
【0194】(9)テレビ受信機によって、放送された
第1の復号化鍵と秘匿データ特定情報とを受信し、記憶
媒体に記憶された秘匿データのうちの、秘匿データ特定
情報によって特定された秘匿データを、第1の復号化鍵
と、各視聴者が所有する第2の復号化鍵によって復号化
するように構成することにより、不特定多数の視聴者に
対してデータを予め配信しておいた場合でも、秘匿デー
タを復号化する権利を持った視聴者のみがデータの内容
を見ることができ、これによって、放送局は、特定の視
聴者だけに有益なデータを提供することができる。
【0195】(10)放送局は、秘匿データを復号化す
るための復号化鍵を暗号化鍵で暗号化して、この暗号化
した復号化鍵を、テレビ映像番組の進行に合わせて放送
し、テレビ受信機は、放送された暗号化された復号化鍵
を、ICカードメモリなどから入力した第2の復号化鍵
によって復号化し、これによって取り出した復号化鍵を
用いて、秘匿データを復号化するように構成することに
より、不特定多数の視聴者に対してデータを予め配信し
ておいた場合でも、特定の人だけにデータを見る権利を
与えることができるようになり、これによって、放送局
は、特定の視聴者だけに有益なデータを提供することが
できる。
【0196】(11)放送局は、秘匿データを復号化す
るための復号化鍵を暗号化鍵で暗号化して、この暗号化
した復号化鍵を、テレビ映像番組の進行に合わせて放送
し、テレビ受信機は、放送された暗号化された復号化鍵
を、ICカードメモリなどから入力した第2の復号化鍵
によって復号化し、これによって取り出した復号化鍵を
用いて、秘匿データを復号化するように構成することに
より、不特定多数の視聴者に対してデータを予め配信し
ておいた場合でも、秘匿データを復号化する権利を持っ
た視聴者のみがデータの内容を見ることができ、これに
よって、放送局は、特定の視聴者だけに有益なデータを
提供することができる。
【0197】(12)放送局は、秘匿データを復号化す
るための全視聴者または全受信機に共通の第1の復号化
鍵と、この復号化鍵を適用すべき秘匿データを特定する
秘匿データ特定情報とを、テレビ映像番組の進行に合わ
せて放送し、テレビ受信機は、放送された第1の復号化
鍵と秘匿データ特定情報とを受信して、記憶媒体に記憶
された秘匿データのうちの、秘匿データ特定情報によっ
て特定された秘匿データを、前記第1の復号化鍵と、I
Cカードメモリなどから入力した視聴者または受信機ご
とに異なる個別の第2の復号化鍵とによって復号化する
ように構成することにより、不特定多数の視聴者に対し
てデータを予め配信しておいた場合でも、特定の人だけ
にデータを見る権利を与えることができるようになり、
これによって、放送局は、特定の視聴者だけに有益なデ
ータを提供することができる。
【0198】(13)秘匿情報記憶部に記憶された秘匿
データが、第1の暗号化鍵によって暗号化されており、
かつ、暗号化鍵情報記憶部に記憶された暗号化鍵情報
が、第1暗号化鍵に対応した第1の復号化鍵を、視聴者
または受信機ごとに異なる個別の第2の暗号化鍵と、第
3の暗号化鍵とを用いて暗号化した情報であった場合
に、テレビ受信機は、テレビ映像番組の進行に合わせて
放送された第3の暗号化鍵に対応する第3の復号化鍵
と、ICカードメモリなどから入力した第2の暗号化鍵
に対応する第2の復号化鍵とを用いて、暗号化鍵情報記
憶部に記憶された暗号化鍵情報から第1の復号化鍵を抽
出し、この第1の復号化鍵を用いて秘匿情報記憶部に記
憶された秘匿データを復号化するように構成することに
より、不特定多数の視聴者に対してデータを予め配信し
ておいた場合でも、特定の人だけにデータを見る権利を
与えることができ、しかも、放送局は、テレビ番組放送
時には、第3の暗号化鍵に対応する第3の復号化鍵を放
送するだけでよいので、復号化鍵の宛先視聴者の数が多
い場合にも対応することができる。
【0199】(14)秘匿情報記憶部に記憶された秘匿
データが、第1の暗号化鍵によって暗号化されており、
かつ、暗号化鍵情報入力部から入力された暗号化鍵情報
が、第1の暗号化鍵に対応した第1の復号化鍵を、第3
の暗号化鍵を用いて暗号化し、この暗号化した情報をさ
らに視聴者または受信機ごとに異なる個別の第2の暗号
化鍵を用いて暗号化した情報であった場合に、テレビ受
信機は、ICカードメモリなどから入力した第2の暗号
化鍵に対応する第2の復号化鍵を用いて、暗号化鍵情報
入力部から入力された暗号化鍵情報を復号化して、この
復号化した暗号化鍵情報を暗号化鍵情報記憶部に記憶す
るようにし、さらに、テレビ受信機は、テレビ映像番組
の進行に合わせて第3の暗号化鍵に対応する第3の復号
化鍵が放送された場合に、この第3の復号化鍵によっ
て、暗号化鍵情報記憶部に記憶された暗号化鍵情報を復
号化して、第1の暗号化鍵に対応した第1の復号化鍵を
抽出し、この第1の復号化鍵を用いて秘匿情報記憶部に
記憶された秘匿データを復号化するように構成すること
により、不特定多数の視聴者に対してデータを予め配信
しておいた場合でも、特定の人だけにデータを見る権利
を与えることができ、しかも、放送局は、テレビ番組放
送時には、第3の暗号化鍵に対応する第3の復号化鍵を
放送するだけでよく、さらに、テレビ受信機は、テレビ
番組受信時には、ICカードにアクセスする必要がない
ために、復号化鍵の宛先視聴者の数が多い場合にも対応
でき、かつ、テレビ受信機の秘匿データ復号化処理を高
速化することができる。
【0200】(15)秘匿情報記憶部に記憶された秘匿
データが、第1の暗号化鍵によって暗号化されており、
かつ、暗号化鍵情報記憶部に記憶された暗号化鍵情報
が、第1の暗号化鍵に対応した第2の復号化鍵を、視聴
者または受信機ごとに異なる個別の第2の暗号化鍵と、
第3の暗号化鍵とを用いて暗号化した情報であった場合
に、テレビ受信機は、テレビ映像番組の進行に合わせて
放送された第3の暗号化鍵に対応する第3の復号化鍵
と、ICカードメモリなどから入力した第2の暗号化鍵
と同一の鍵である第2の復号化鍵とを用いて、暗号化鍵
情報記憶部に記憶された暗号化鍵情報から第1の復号化
鍵を抽出し、この第1の復号化鍵を用いて秘匿情報記憶
部に記憶された秘匿データを復号化するように構成する
ことにより、不特定多数の視聴者に対してデータを予め
配信しておいた場合でも、特定の人だけにデータを見る
権利を与えることができ、しかも、放送局は、テレビ番
組放送時には、第3の暗号化鍵に対応する第3の復号化
鍵を放送するだけでよいので、復号化鍵の宛先視聴者の
数が多い場合にも対応することができる。
【0201】(16)秘匿情報記憶部に記憶された秘匿
データが、第1の暗号化鍵によって暗号化されており、
かつ、暗号化鍵情報記憶部に記憶された暗号化鍵情報
が、第1の暗号化鍵に対応した第1の復号化鍵を、視聴
者または受信機ごとに異なる個別の第2の暗号化鍵と、
第3の暗号化鍵とを用いて暗号化した情報であった場合
に、テレビ受信機は、テレビ映像番組の進行に合わせて
放送された第3の暗号化鍵に対応する第3の復号化鍵
と、ICカードメモリなどから入力した第2の暗号化鍵
と公開鍵ペアである第2の復号化鍵とを用いて、暗号化
鍵情報記憶部に記憶された暗号化鍵情報から第1の復号
化鍵を抽出し、この第1の復号化鍵を用いて秘匿情報記
憶部に記憶された秘匿データを復号化するように構成す
ることにより、不特定多数の視聴者に対してデータを予
め配信しておいた場合でも、特定の人だけにデータを見
る権利を与えることができ、しかも、放送局は、テレビ
番組放送時には、第3の暗号化鍵に対応する第3の復号
化鍵を放送するだけでよく、さらに、視聴者が保有する
第2の復号鍵を放送局に秘密にすることができる。
【0202】(17)秘匿情報記憶部に記憶された秘匿
データが、全視聴者または全受信機に共通の第1の暗号
化鍵によって暗号化されており、かつ、暗号化鍵情報記
憶部に記憶された暗号化鍵情報が、第1の暗号化鍵に対
応した第1の復号化鍵を、視聴者または受信機ごとに異
なる個別の第2の暗号化鍵と、全視聴者または全受信機
に共通の第3の暗号化鍵とを用いて暗号化した情報であ
った場合に、テレビ受信機は、テレビ映像番組の進行に
合わせて放送された第3の暗号化鍵に対応する第3の復
号化鍵と、ICカードメモリなどから入力した第2の暗
号化鍵に対応する第2の復号化鍵とを用いて、暗号化鍵
情報記憶部に記憶された暗号化鍵情報から第1の復号化
鍵を抽出し、この第1の復号化鍵を用いて秘匿情報記憶
部に記憶された秘匿データを復号化するように構成する
ことにより、不特定多数の視聴者に対してデータを予め
配信しておいた場合でも、特定の人だけにデータを見る
権利を与えることができ、しかも、放送局は、テレビ番
組放送時には、第3の暗号化鍵に対応する第3の復号化
鍵を放送するだけでよいので、復号化鍵の宛先視聴者の
数が多い場合にも対応することができる。
【0203】(18)秘匿情報記憶部に記憶された秘匿
データが、全視聴者または全受信機に共通の第1の暗号
化鍵によって暗号化されており、かつ、暗号化鍵情報入
力部から入力された暗号化鍵情報が、第1の暗号化鍵に
対応した第1の復号化鍵を、全視聴者または全受信機に
共通の第3の暗号化鍵を用いて暗号化し、この暗号化し
た情報をさらに視聴者または受信機ごとに異なる個別の
第2の暗号化鍵を用いて暗号化した情報であった場合
に、テレビ受信機は、ICカードメモリなどから入力し
た第2の暗号化鍵に対応する第2の復号化鍵を用いて、
暗号化鍵情報入力部から入力された暗号化鍵情報を復号
化して、この復号化した暗号化鍵情報を暗号化鍵情報記
憶部に記憶するようにし、さらに、テレビ受信機は、テ
レビ映像番組の進行に合わせて第3の暗号化鍵に対応す
る第3の復号化鍵が放送された場合に、この第3の復号
化鍵によって、暗号化鍵情報記憶部に記憶された暗号化
鍵情報を復号化して、第1の暗号化鍵に対応した第1の
復号化鍵を抽出し、この第1の復号化鍵を用いて秘匿情
報記憶部に記憶された秘匿データを復号化するように構
成することにより、不特定多数の視聴者に対してデータ
を予め配信しておいた場合でも、特定の人だけにデータ
を見る権利を与えることができ、しかも、放送局は、テ
レビ番組放送時には、第3の暗号化鍵に対応する第3の
復号化鍵を放送するだけでよく、さらに、テレビ受信機
は、テレビ番組受信時には、ICカードメモリにアクセ
スする必要がないために、復号化鍵の宛先視聴者の数が
多い場合にも対応でき、かつ、テレビ受信機の秘匿デー
タ復号化処理を高速化することができる。
【0204】(19)テレビ受信機によって、放送され
た復号化鍵と秘匿データ特定情報とを受信し、記憶媒体
に記憶された秘匿データのうちの、秘匿データ特定情報
によって特定された秘匿データを、復号化鍵によって復
号化し、この復号化されたデータをテレビ映像番組の進
行に合わせてプリンタに出力して印刷できるように構成
することにより、視聴者は、秘匿データを復号化する操
作を強いられず、視聴しているテレビ番組に集中するこ
とができる。
【0205】
【発明の効果】この発明によれば、テレビまたはラジオ
の番組を視聴した人だけが知ることができる秘匿情報を
番組の放送に先立って予め配信することができ、視聴者
が秘匿情報を復号化する操作を強いられず、視聴してい
るテレビまたはラジオの番組に集中することができ、同
一の秘匿情報を複数の場面または番組で利用する場合に
は、一度配信した秘匿情報を再利用することができると
ともに、CDROMなどの放送以外のメディアによって
視聴者に提供された秘匿情報でも、テレビまたはラジオ
の番組に連動させて復号化して再生することができる。
【0206】さらに、テレビまたはラジオの番組の進行
に合わせて、情報の公開・非公開、または情報を知るこ
とができる視聴者を動的に変更することができるととも
に、テレビまたはラジオの番組に関連した秘匿情報を不
特定多数の視聴者に対して配信する場合でも、特定の視
聴者だけに情報を知る権利を与えることができるように
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態のシステム構成を示す図であ
る。
【図2】第1の実施形態の機能ブロック構成を示す図で
ある。
【図3】第1の実施形態の受信記憶処理ルーチンを示す
図である。
【図4】第1の実施形態の秘匿データの一例を示す図で
ある。
【図5】第1の実施形態の秘匿情報記憶部の記憶状態の
一例を示す図である。
【図6】第1の実施形態の復号再生処理ルーチンを示す
図である。
【図7】第1の実施形態の復号化鍵の一例を示す図であ
る。
【図8】第1の実施形態の復号化鍵記憶部の記憶状態の
一例を示す図である。
【図9】第2の実施形態の放送局データベースを示す図
である。
【図10】第2の実施形態のテレビ受信機に装着される
ICカードを示す図である。
【図11】第2の実施形態の秘匿データ放送時の放送局
の機能構成を示す図である。
【図12】第2の実施形態の秘匿データ受信時の受信機
の機能構成を示す図である。
【図13】第2の実施形態の復号化鍵放送時の放送局の
機能構成を示す図である。
【図14】第2の実施形態の復号化鍵受信時の受信機の
機能構成を示す図である。
【図15】第3の実施形態の放送局データベースを示す
図である。
【図16】第3の実施形態の秘匿データ放送時の放送局
の機能構成を示す図である。
【図17】第3の実施形態の秘匿データ受信時の受信機
の機能構成を示す図である。
【図18】第3の実施形態の暗号化鍵記憶部の記憶状態
の一例を示す図である。
【図19】第3の実施形態の復号化鍵放送時の放送局の
機能構成を示す図である。
【図20】第3の実施形態の復号化鍵受信時の受信機の
機能構成を示す図である。
【図21】第4の実施形態の秘匿データ放送時の放送局
の機能構成を示す図である。
【図22】第4の実施形態の秘匿データ受信時の受信機
の機能構成を示す図である。
【図23】第4の実施形態の暗号化鍵記憶部の記憶状態
の一例を示す図である。
【図24】第4の実施形態の復号化鍵放送時の放送局の
機能構成を示す図である。
【図25】第4の実施形態の復号化鍵受信時の受信機の
機能構成を示す図である。
【符号の説明】
1 選局部 2 アナログ復調部 3 映像・音声・データ出力部 5 データ検出部 6 秘匿情報記憶部 7 秘匿情報特定部 8 復号化鍵抽出部 9 秘匿情報復号化部 10 秘匿情報再生部 11 復号化鍵記憶部 30 テレビ放送局 40 テレビ受信機 50 テレビ操作リモコン 60 プリンタ 70 テレビ放送局
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI // H04N 7/167 H04N 7/167 Z

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】暗号化された情報を秘匿情報として記憶す
    る秘匿情報記憶手段と、 テレビ放送信号またはラジオ放送信号の映像情報または
    音声情報である映像音声情報を受信する映像音声情報受
    信手段と、 この映像音声情報受信手段によって受信された映像音声
    情報を再生する映像音声情報再生手段と、 前記テレビ放送信号またはラジオ放送信号に重畳された
    データを検出するデータ検出手段と、 このデータ検出手段によって検出されたデータに含まれ
    る情報に基づいて、前記秘匿情報記憶手段に記憶された
    秘匿情報のうちの、前記映像音声情報が再生されるのに
    伴って復号化されるべき秘匿情報を特定する秘匿情報特
    定手段と、 前記データ検出手段によって検出されたデータに含まれ
    る情報から、前記秘匿情報特定手段によって特定された
    秘匿情報を復号化するための復号化鍵を抽出する復号化
    鍵抽出手段と、 前記秘匿情報記憶手段に記憶された秘匿情報のうちの、
    前記秘匿情報特定手段によって特定された秘匿情報を、
    前記復号化鍵抽出手段によって抽出された復号化鍵によ
    って復号化する秘匿情報復号化手段と、 この秘匿情報復号化手段によって復号化された秘匿情報
    を、前記映像音声情報が再生されるのに伴って再生する
    秘匿情報再生手段と、 を備えることを特徴とする秘匿情報復号再生装置。
  2. 【請求項2】請求項1の秘匿情報復号再生装置におい
    て、 前記秘匿情報記憶手段に記憶される秘匿情報は、当該秘
    匿情報を復号化するための復号化鍵が前記復号化鍵抽出
    手段によって抽出される時点より前の時点において、前
    記テレビ放送信号またはラジオ放送信号に重畳されて放
    送されて、前記データ検出手段によって検出されたもの
    であることを特徴とする秘匿情報復号再生装置。
  3. 【請求項3】請求項1の秘匿情報復号再生装置におい
    て、 前記秘匿情報記憶手段は、暗号化された情報が秘匿情報
    として書き込まれた外部記憶装置であることを特徴とす
    る秘匿情報復号再生装置。
  4. 【請求項4】請求項1〜3のいずれかの秘匿情報復号再
    生装置において、 当該秘匿情報復号再生装置は、さらに復号化鍵記憶手段
    を備え、 その復号化鍵記憶手段は、前記復号化鍵抽出手段によっ
    て抽出された復号化鍵と、この復号化鍵によって復号化
    可能な前記秘匿情報記憶手段に記憶された秘匿情報を特
    定する特定情報とを、互いに対応づけて記憶し、 前記秘匿情報復号化手段は、前記秘匿情報記憶手段に記
    憶された秘匿情報のうちの、前記復号化鍵記憶手段に記
    憶された特定情報によって特定された秘匿情報を、前記
    復号化鍵記憶手段に記憶された復号化鍵によって復号化
    することを特徴とする秘匿情報復号再生装置。
  5. 【請求項5】請求項1〜4のいずれかの秘匿情報復号再
    生装置において、 前記秘匿情報特定手段は、前記データ検出手段によって
    検出されたデータに含まれる放送番組識別情報によっ
    て、前記映像音声情報が再生されるのに伴って復号化さ
    れるべき前記秘匿情報記憶手段に記憶された秘匿情報を
    特定することを特徴とする秘匿情報復号再生装置。
  6. 【請求項6】請求項1〜4のいずれかの秘匿情報復号再
    生装置において、 前記秘匿情報特定手段は、前記データ検出手段によって
    検出されたデータに含まれる放送局識別情報と、この放
    送局識別情報を含むデータが前記データ検出手段によっ
    て検出されたタイミングとに基づいて、前記映像音声情
    報が再生されるのに伴って復号化されるべき前記秘匿情
    報記憶手段に記憶された秘匿情報を特定することを特徴
    とする秘匿情報復号再生装置。
  7. 【請求項7】請求項1〜6のいずれかの秘匿情報復号再
    生装置において、 前記秘匿情報復号化手段は、前記秘匿情報記憶手段に記
    憶された秘匿情報のうちの、前記秘匿情報特定手段によ
    って特定された秘匿情報を、前記復号化鍵抽出手段によ
    って抽出された復号化鍵と、外部メモリ装置に記憶され
    た第2の復号化鍵とによって復号化することを特徴とす
    る秘匿情報復号再生装置。
  8. 【請求項8】請求項7の秘匿情報復号再生装置におい
    て、 前記第2の復号化鍵は、視聴者または秘匿情報復号再生
    装置が前記秘匿情報特定手段によって特定された秘匿情
    報を復号化する権利を有するか否かを識別するために用
    いられる鍵であって、視聴者または秘匿情報復号再生装
    置が前記権利を有する場合には、前記復号化鍵抽出手段
    によって抽出された復号化鍵と、当該第2の復号化鍵と
    によって、前記秘匿情報特定手段によって特定された秘
    匿情報を正しく復号化できるものであることを特徴とす
    る秘匿情報復号再生装置。
  9. 【請求項9】請求項8の秘匿情報復号再生装置におい
    て、 前記秘匿情報記憶手段に記憶される秘匿情報が、視聴者
    または秘匿情報復号再生装置ごとに異なる個別暗号化鍵
    と、全視聴者または全秘匿情報復号再生装置に共通の共
    通暗号化鍵とによって暗号化されたものであることを特
    徴とする秘匿情報復号再生装置。
  10. 【請求項10】請求項1〜6のいずれかの秘匿情報復号
    再生装置において、 前記復号化鍵抽出手段によって抽出される復号化鍵は、
    暗号化されたものであり、 前記秘匿情報復号化手段は、この復号化鍵抽出手段によ
    って抽出された復号化鍵を、外部メモリ装置に記憶され
    た第2の復号化鍵によって復号化し、その復号化された
    復号化鍵によって、前記秘匿情報記憶手段に記憶された
    秘匿情報のうちの、前記秘匿情報特定手段によって特定
    された秘匿情報を復号化することを特徴とする秘匿情報
    復号再生装置。
  11. 【請求項11】請求項10の秘匿情報復号再生装置にお
    いて、 前記第2の復号化鍵は、視聴者または秘匿情報復号再生
    装置が前記秘匿情報特定手段によって特定された秘匿情
    報を復号化する権利を有するか否かを識別するために用
    いられる鍵であって、視聴者または秘匿情報復号再生装
    置が前記権利を有する場合には、前記復号化鍵抽出手段
    によって抽出された復号化鍵を、当該第2の復号化鍵に
    よって正しく復号化できるものであることを特徴とする
    秘匿情報復号再生装置。
  12. 【請求項12】請求項1〜6のいずれかの秘匿情報復号
    再生装置において、 当該秘匿情報復号再生装置は、さらに暗号化鍵検出手段
    と暗号化鍵記憶手段とを備え、 前記秘匿情報記憶手段に記憶される秘匿情報は、第1の
    暗号化鍵によって暗号化されたものであり、 前記暗号化鍵検出手段は、前記第1の暗号化鍵が第2の
    暗号化鍵と第3の暗号化鍵とによって暗号化されて、前
    記テレビ放送信号またはラジオ放送信号に重畳されて放
    送された暗号化鍵情報を検出し、 前記暗号化鍵記憶手段は、この暗号化鍵検出手段によっ
    て検出された暗号化鍵情報を、前記秘匿情報記憶手段に
    記憶された秘匿情報と対応づけて記憶し、 前記復号化鍵抽出手段は、前記秘匿情報特定手段によっ
    て特定された秘匿情報を復号化するための復号化鍵とし
    て前記第3の暗号化鍵を抽出し、 前記秘匿情報復号化手段は、この復号化鍵抽出手段によ
    って抽出された第3の暗号化鍵と、外部メモリ装置に記
    憶された、視聴者または秘匿情報復号再生装置ごとに異
    なる第2の復号化鍵とによって、前記暗号化鍵記憶手段
    に記憶された暗号化鍵情報を復号化して、前記第1の暗
    号化鍵を抽出するとともに、この抽出した第1の暗号化
    鍵を復号化鍵として、前記秘匿情報特定手段によって特
    定された秘匿情報を復号化することを特徴とする秘匿情
    報復号再生装置。
  13. 【請求項13】請求項1〜6のいずれかの秘匿情報復号
    再生装置において、 当該秘匿情報復号再生装置は、さらに暗号化鍵検出手段
    と暗号化鍵記憶手段とを備え、 前記秘匿情報記憶手段に記憶される秘匿情報は、第1の
    暗号化鍵によって暗号化されたものであり、 前記暗号化鍵検出手段は、前記第1の暗号化鍵が第3の
    暗号化鍵によって暗号化され、さらにその暗号化された
    情報が第2の暗号化鍵によって暗号化されて、前記テレ
    ビ放送信号またはラジオ放送信号に重畳されて放送され
    た暗号化鍵情報を検出し、 前記暗号化鍵記憶手段は、この暗号化鍵検出手段によっ
    て検出された暗号化鍵情報が、外部メモリ装置に記憶さ
    れた、視聴者または秘匿情報復号再生装置ごとに異なる
    第2の復号化鍵によって復号化された暗号化鍵情報を、
    前記秘匿情報記憶手段に記憶された秘匿情報と対応づけ
    て記憶し、 前記復号化鍵抽出手段は、前記秘匿情報特定手段によっ
    て特定された秘匿情報を復号化するための復号化鍵とし
    て前記第3の暗号化鍵を抽出し、 前記秘匿情報復号化手段は、この復号化鍵抽出手段によ
    って抽出された第3の暗号化鍵によって、前記暗号化鍵
    記憶手段に記憶された暗号化鍵情報を復号化して、前記
    第1の暗号化鍵を抽出するとともに、この抽出した第1
    の暗号化鍵を復号化鍵として、前記秘匿情報特定手段に
    よって特定された秘匿情報を復号化することを特徴とす
    る秘匿情報復号再生装置。
  14. 【請求項14】請求項12または13の秘匿情報復号再
    生装置において、 前記第1の暗号化鍵が、全視聴者または全秘匿情報復号
    再生装置に共通のものであり、前記第2の暗号化鍵が、
    視聴者または秘匿情報復号再生装置ごとに異なるもので
    あり、前記第3の暗号化鍵が、全視聴者または全秘匿情
    報復号再生装置に共通のものであることを特徴とする秘
    匿情報復号再生装置。
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