JP2001339232A - 円偏波アンテナの特性調整方法 - Google Patents

円偏波アンテナの特性調整方法

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JP2001339232A
JP2001339232A JP2000159209A JP2000159209A JP2001339232A JP 2001339232 A JP2001339232 A JP 2001339232A JP 2000159209 A JP2000159209 A JP 2000159209A JP 2000159209 A JP2000159209 A JP 2000159209A JP 2001339232 A JP2001339232 A JP 2001339232A
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circularly polarized
pin
antenna
radiating element
polarized antenna
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JP2000159209A
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Akiyoshi Kato
明美 加藤
Takeshi Saito
毅 斉藤
Toshihiko Inaba
寿彦 稲葉
Nobuo Tamura
信雄 田村
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Mitsumi Electric Co Ltd
Original Assignee
Mitsumi Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 円偏波アンテナの特性調整を容易化する。 【解決手段】 円偏波アンテナ11の給電ピン取付け用
ピン孔15を長孔形状とし、給電ピン16の取付け位置
を変化させて特性を調整する。放射素子を個別にトリミ
ングする従来の特性調整方法に比較して調整が容易化
し、工程も単純化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、円偏波アンテナ
の特性調整方法に関するものであり、特に、微調整を容
易化した円偏波アンテナの特性調整方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】GPS方式のカーナヴィゲーション装置
や携帯用ナヴィゲーション装置の受信アンテナとして平
面形の円偏波パッチアンテナが用いられている。図5は
GPS用円偏波アンテナ1を示し、セラミック等の誘電
体基板2の表面に角形の放射素子3が成形され、裏面の
全面にグランドパターン4が設けられている。
【0003】円偏波アンテナ1には中心からやや変位し
た位置に、表裏へ貫通するピン孔5が成形されていて、
ピン孔5へ上方から給電ピン6を挿入して給電ピン6の
頭と放射素子3とをハンダ付けする。図5(c)に示す
ように、グランドパターン4にはピン孔5よりも大径の
切欠き4aが形成されていて、下方へ突出する給電ピン
6とグランドパターン4とは絶縁されている。
【0004】円偏波アンテナ1のLNA基板7は、LN
A基板7の回路搭載面の裏面と円偏波アンテナ1のグラ
ンドパターン4面とが突き合わされて重ね合わされ、例
えば両面テープ等によって接着されて固着される。給電
ピン6をLNA基板7のピン孔に挿通してハンダ付けす
ることにより、LNA基板7と放射素子3とが電気的に
接続される。LNA基板7と放射素子3は防水ケース
(図示せず)に収納され、LNA基板7はアンテナケー
ブルによってGPS受信機へ接続される。
【0005】円偏波アンテナ1の受信周波数やインピー
ダンス等の特性を調整する場合は、図6に示すように放
射素子3の横辺或いは縦辺またはその両方をレーザトリ
マーにより一様にトリミング(ハッチング部分)して行
っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の特性調整方法
は、放射素子のトリミング加工の手間と時間がかかり、
トリミング工程がコストに反映するという問題がある。
【0007】そこで、アンテナ特性の調整を容易化して
生産性を改善するために解決すべき技術的課題が生じて
くるのであり、本発明は上記課題を解決することを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記目的を
達成するために提案するものであり、誘電体基板の表面
に放射素子を設けたアンテナ素子に、表面から裏面へ貫
通するピン孔を形成し、ピン孔に放射素子と回路基板と
を接続可能とする給電ピンを挿通した円偏波アンテナの
特性調整方法であって、ピン孔を長孔形状とし、給電ピ
ンの固定位置を長孔の範囲で調節してアンテナ特性を調
整する円偏波アンテナの特性調整方法を提供するもので
ある。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
図に従って詳述する。図1において11はGPS用円偏
波アンテナ、12はセラミック等の誘電体基板、13は
放射素子、14は裏面の全面グランドパターンである。
【0010】放射素子13はほぼ四角形であって、回転
対称位置にある二つの角を斜めに削除した形状の斜辺部
13aが形成されていて、この斜辺部13aが円偏波を
発生させる摂動素子として作用する。
【0011】円偏波アンテナ11の中心からやや変位し
た位置(図1において右)に形成したピン孔15は放射
素子面上において横方向(図1において上下)へ長い長
孔であり、挿入した給電ピン16をピン孔15の範囲で
左右へスライドさせることができる。
【0012】図1(c)に示すように、グランドパター
ン14にはピン孔15よりも大径の切欠き14aが形成
されていて、下方へ突出する給電ピン16とグランドパ
ターン14とは絶縁されている。
【0013】アンテナ特性の調整は、給電ピン16をピ
ン孔15に沿ってスライドさせて行い、調整後に給電ピ
ン16の頭と放射素子13とをハンダ付けする。
【0014】図2は円偏波アンテナの特性を示すスミス
チャートであり、一般的に中央の閉鎖ループ部分の先端
(マーカ1)の周波数fcが円偏波としての中心周波数を
示し、ここでは、中心周波数fcがGPS送信周波数の1.
57542GHzであるGPS用円偏波アンテナの設計特性を示
している。
【0015】次に、給電ピン16の取付け位置による特
性変化例を説明する。図3は、給電ピン16をピン孔1
5の右端(図1(a)において上)に位置させた場合の
特性変化を示し、給電ピン16を右へスライドするにつ
れて円偏波のfcのインピーダンスが右廻りに回転する。
【0016】図4は、給電ピン16をピン孔15の左端
(図1(a)において下)に位置させた場合の特性変化
を示し、給電ピン16を左へスライドさせるとfcのイン
ピーダンスが左廻りに回転する。尚、給電ピン16をい
ずれの方向へスライドさせた場合にも、円偏波の発生要
素である縮退分離(閉鎖ループの前後長)については殆
ど変化が認められない。
【0017】したがって、給電ピン16をピン孔15の
左右中央に位置させたときの特性パターンが左廻りに回
転している場合は、給電ピン16を右方向へスライドさ
せることにより、特性パターンが右廻りに回転して特性
偏差を補正できる。また、上記と逆に特性パターンが右
廻りに回転している場合は、給電ピン16を左へスライ
ドさせることにより、特性パターンを左廻りに回転させ
て特性偏差を補正することができる。
【0018】また、給電ピン16の取付け位置調整のみ
では調整不足となる場合は、本発明の調整方法と放射素
子の横辺13cまたは縦辺13dをトリマーによって削
る従来の調整方法とを併用すればよい。
【0019】以上は、角形の放射素子の偏波アンテナを
例にとって説明したが、円形放射素子の外周部に一箇所
または二箇所のノッチを形成した形状の円偏波アンテナ
においても本発明の調整方法を適用できることは言うま
でもない。
【0020】尚、この発明は上記の実施形態に限定する
ものではなく、この発明の技術的範囲内において種々の
改変が可能であり、この発明がそれらの改変されたもの
に及ぶことは当然である。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の円偏波ア
ンテナの特性調整方法は、放射素子及び誘電体基板の給
電ピン挿入孔を長孔形状とし、放射素子に対する給電ピ
ンの取付け位置を調節してアンテナ特性を調整するの
で、放射素子を個別にトリミングする従来の特性調整方
法よりも調整が容易化し、生産性の向上に寄与する発明
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の円偏波アンテナの特性調整方法を示
し、(a)は円偏波アンテナの平面図、(b)は側面
図、(c)は底面図である。
【図2】円偏波アンテナの設計特性を示すスミスチャー
ト。
【図3】給電ピンの取付け位置をピン孔の右端とした場
合の特性変化を示すスミスチャート。
【図4】給電ピンの取付け位置をピン孔の左端とした場
合の特性変化を示すスミスチャート。
【図5】従来の円偏波アンテナを示し、(a)は平面
図、(b)は側面図、(c)は底面図である。
【図6】従来の特性調整方法を示し、円偏波アンテナの
平面図である。
【符号の説明】
11 GPS用円偏波アンテナ 12 誘電体基板 13 放射素子 13a 斜辺 13b 角部 13c 横辺 13d 縦辺 14 グランドパターン 15 ピン孔 16 給電ピン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 稲葉 寿彦 秋田県南秋田郡飯田川町飯塚字上堤敷95番 地2 秋田ミツミ株式会社内 (72)発明者 田村 信雄 秋田県南秋田郡飯田川町飯塚字上堤敷95番 地2 秋田ミツミ株式会社内 Fターム(参考) 5J045 AA01 AA02 AB05 AB06 CA04 DA10 EA07 HA03 MA04 NA01

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 誘電体基板の表面に放射素子を設けたア
    ンテナ素子に、表面から裏面へ貫通するピン孔を形成
    し、ピン孔に放射素子と回路基板とを接続可能とする給
    電ピンを挿通した円偏波アンテナの特性調整方法であっ
    て、ピン孔を長孔形状とし、給電ピンの固定位置を長孔
    の範囲で調節してアンテナ特性を調整する円偏波アンテ
    ナの特性調整方法。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100464863B1 (ko) * 2001-12-20 2005-01-05 주식회사 선우커뮤니케이션 유전체 세라믹 안테나의 주파수 응답특성 제어방법 및 그방법을 이용한 안테나
JP2009049452A (ja) * 2007-08-13 2009-03-05 Toppan Forms Co Ltd アンテナ部材
US7649498B2 (en) 2007-02-01 2010-01-19 Mitsumi Electric Co., Ltd. Antenna apparatus
US7893879B2 (en) 2006-09-21 2011-02-22 Mitsumi Electric Co., Ltd. Antenna apparatus
US8094088B2 (en) 2008-02-18 2012-01-10 Mitsumi Electric Co., Ltd. Antenna apparatus

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