JPH06176213A - 無線ｉｃカード - Google Patents
無線ｉｃカードInfo
- Publication number
- JPH06176213A JPH06176213A JP4326344A JP32634492A JPH06176213A JP H06176213 A JPH06176213 A JP H06176213A JP 4326344 A JP4326344 A JP 4326344A JP 32634492 A JP32634492 A JP 32634492A JP H06176213 A JPH06176213 A JP H06176213A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- antenna
- dielectric
- radio waves
- circuit part
- dielectrics
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 アンテナ性能を低下させることなく小型化・
薄型化を実現する無線ＩＣカードを提供することであ
る。 【構成】 平板状の誘電体１，２を接合し、誘電体１の
表面に上部グランドプレーン３を、誘電体２の表面に下
部グランドプレーン４を設け、上部グランドプレーン３
にスリット状の切欠き（アンテナ）６を形成し、電子部
品９を有する電子回路部５を誘電体２内に組み込み、両
誘電体１，２間にて電子回路部５に接続した給電線８を
アンテナ６の対応位置まで延在させた。
薄型化を実現する無線ＩＣカードを提供することであ
る。 【構成】 平板状の誘電体１，２を接合し、誘電体１の
表面に上部グランドプレーン３を、誘電体２の表面に下
部グランドプレーン４を設け、上部グランドプレーン３
にスリット状の切欠き（アンテナ）６を形成し、電子部
品９を有する電子回路部５を誘電体２内に組み込み、両
誘電体１，２間にて電子回路部５に接続した給電線８を
アンテナ６の対応位置まで延在させた。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、無線ＩＣカードに関す
る。
る。
【０００２】
【従来の技術】無線ＩＣカードは、電波の送受信を行う
ものであり、例えば電子部品を実装したアンテナ基板を
介在させて互いに接合された誘電体と、両誘電体の相対
表面にそれぞれ設けられた導体と、アンテナとしてのパ
ッチアンテナ等とを備える。
ものであり、例えば電子部品を実装したアンテナ基板を
介在させて互いに接合された誘電体と、両誘電体の相対
表面にそれぞれ設けられた導体と、アンテナとしてのパ
ッチアンテナ等とを備える。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、パッチ
アンテナ等を使用する場合、アンテナ基板表面に電子部
品からなる電子回路部を実装すると、アンテナ性能が低
下してしまうという問題点があるばかりか、アンテナ素
子と電子回路部にそれぞれのスペースが必要なため、小
型化・薄型化が困難であるという問題点もある。
アンテナ等を使用する場合、アンテナ基板表面に電子部
品からなる電子回路部を実装すると、アンテナ性能が低
下してしまうという問題点があるばかりか、アンテナ素
子と電子回路部にそれぞれのスペースが必要なため、小
型化・薄型化が困難であるという問題点もある。
【０００４】従って、本発明は、上記問題点に着目して
なされたものであって、アンテナ性能を低下させること
なく小型化・薄型化を実現する無線ＩＣカードを提供す
ることを目的としている。
なされたものであって、アンテナ性能を低下させること
なく小型化・薄型化を実現する無線ＩＣカードを提供す
ることを目的としている。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明の請
求項１又は請求項２記載の無線ＩＣカードにより達成さ
れる。即ち、請求項１記載のカードは、２枚の平板状の
誘電体を接合し、両誘電体の相対表面にそれぞれ導体を
設け、電波の送受信を行う側の導体に所定の波長の電波
を送受するためのスリット状の切欠き部（アンテナ）を
形成し、電子部品からなる回路部を誘電体内の適所に組
み込み、両誘電体間にて前記回路部に接続した給電線を
アンテナに対応する位置まで延在させたことを特徴とす
る。
求項１又は請求項２記載の無線ＩＣカードにより達成さ
れる。即ち、請求項１記載のカードは、２枚の平板状の
誘電体を接合し、両誘電体の相対表面にそれぞれ導体を
設け、電波の送受信を行う側の導体に所定の波長の電波
を送受するためのスリット状の切欠き部（アンテナ）を
形成し、電子部品からなる回路部を誘電体内の適所に組
み込み、両誘電体間にて前記回路部に接続した給電線を
アンテナに対応する位置まで延在させたことを特徴とす
る。
【０００６】又、請求項２記載のカードは、２枚の平板
状の誘電体を接合し、両誘電体の相対表面にそれぞれ導
体を設け、電波の送受信を行う側の導体に所定の波長の
電波を送受するための２個のスリット状の切欠き部（ア
ンテナ）を相互に直交する方向に形成し、電子部品から
なる回路部を誘電体内の適所に組み込み、両誘電体間に
て前記回路部に接続した給電線を各アンテナに対応する
位置まで延在させたことを特徴とする。
状の誘電体を接合し、両誘電体の相対表面にそれぞれ導
体を設け、電波の送受信を行う側の導体に所定の波長の
電波を送受するための２個のスリット状の切欠き部（ア
ンテナ）を相互に直交する方向に形成し、電子部品から
なる回路部を誘電体内の適所に組み込み、両誘電体間に
て前記回路部に接続した給電線を各アンテナに対応する
位置まで延在させたことを特徴とする。
【０００７】
【作用】請求項１及び請求項２記載のいずれのカードで
も、受信の場合には、一方の誘電体表面上の導体に形成
されたスリット状の切欠き部（アンテナ）から電波が誘
電体内に伝播し、この電波は給電線で受けられて回路部
に送られる。送信の場合には、逆に電波は回路部から給
電線を経てアンテナから放射される。
も、受信の場合には、一方の誘電体表面上の導体に形成
されたスリット状の切欠き部（アンテナ）から電波が誘
電体内に伝播し、この電波は給電線で受けられて回路部
に送られる。送信の場合には、逆に電波は回路部から給
電線を経てアンテナから放射される。
【０００８】但し、請求項２記載のカードでは、２個の
スリット状のアンテナが直交方向に設けられているた
め、伝播の送受は円偏波で行われる。
スリット状のアンテナが直交方向に設けられているた
め、伝播の送受は円偏波で行われる。
【０００９】
【実施例】以下、本発明の無線ＩＣカードを実施例に基
づいて説明する。まず、請求項１記載の無線ＩＣカード
に係る実施例の斜視図を図１に、その要部断面図を図２
に示す。このカードは、互いに接合された２枚の平板状
の誘電体１，２と、誘電体１の表面に設けられた導体か
らなる上部グランドプレーン３と、誘電体２の表面に設
けられた下部グランドプレーン４と、誘電体２内の適所
に組み込まれた電子回路部５とを備える。
づいて説明する。まず、請求項１記載の無線ＩＣカード
に係る実施例の斜視図を図１に、その要部断面図を図２
に示す。このカードは、互いに接合された２枚の平板状
の誘電体１，２と、誘電体１の表面に設けられた導体か
らなる上部グランドプレーン３と、誘電体２の表面に設
けられた下部グランドプレーン４と、誘電体２内の適所
に組み込まれた電子回路部５とを備える。
【００１０】電波の送受信を行う側の上部グランドプレ
ーン３には、スリット状の切欠き部、即ちアンテナ６が
形成され、下部グランドプレーン４はアンテナ６の反射
器として作用する。このアンテナ６は、送受する電波の
波長に応じて所定の長さに設定されている。両誘電体
１，２間の回路パターン面７には、電子回路部５に接続
された給電線８が設けられ、この給電線８はアンテナ６
に対応する位置まで延びており、給電線８により、アン
テナ６から入射した電波を受けたり、アンテナ６に向け
て電波を放射する。
ーン３には、スリット状の切欠き部、即ちアンテナ６が
形成され、下部グランドプレーン４はアンテナ６の反射
器として作用する。このアンテナ６は、送受する電波の
波長に応じて所定の長さに設定されている。両誘電体
１，２間の回路パターン面７には、電子回路部５に接続
された給電線８が設けられ、この給電線８はアンテナ６
に対応する位置まで延びており、給電線８により、アン
テナ６から入射した電波を受けたり、アンテナ６に向け
て電波を放射する。
【００１１】図２から分かるように、電子回路部５を構
成する種々の電子部品９はアンテナ基板（図示せず）に
実装されており、アンテナ基板から突出する電子部品９
が誘電体２内に配置されている。又、電子回路部５には
接続ピン１０が取付けられ、接続ピン１０は誘電体２か
ら外方に突出し、この接続ピン１０により、外部とのデ
ータの授受や電子回路部５への給電を行うことができ
る。
成する種々の電子部品９はアンテナ基板（図示せず）に
実装されており、アンテナ基板から突出する電子部品９
が誘電体２内に配置されている。又、電子回路部５には
接続ピン１０が取付けられ、接続ピン１０は誘電体２か
ら外方に突出し、この接続ピン１０により、外部とのデ
ータの授受や電子回路部５への給電を行うことができ
る。
【００１２】この構造から分かるように、電子部品９が
誘電体２内に埋め込まれるように配置されているため、
電子部品９のためのスペースが要らず、それだけカード
を小型化、薄型化できる。勿論、電波の送受はアンテナ
６と給電線８を通じて行われ、アンテナ６の性能も従来
のパッチアンテナ等に比べて大差ない。次に、請求項２
記載の無線ＩＣカードの実施例を図３に示す。この無線
ＩＣカードは、円偏波で送受信を行うものであり、上部
グランドプレーン３にスリット状の２つのアンテナ１６
ａ，１６ｂが直交方向に設けられ、各アンテナ１６ａ，
１６ｂに対応する位置に電子回路部１５に接続された給
電線１８が図示のようなパターンで延びている。従っ
て、給電線１８によってアンテナ１６ａ，１６ｂにそれ
ぞれ９０°の位相差で給電し、円偏波を励振する。その
他の構造は、先の実施例と同様である。
誘電体２内に埋め込まれるように配置されているため、
電子部品９のためのスペースが要らず、それだけカード
を小型化、薄型化できる。勿論、電波の送受はアンテナ
６と給電線８を通じて行われ、アンテナ６の性能も従来
のパッチアンテナ等に比べて大差ない。次に、請求項２
記載の無線ＩＣカードの実施例を図３に示す。この無線
ＩＣカードは、円偏波で送受信を行うものであり、上部
グランドプレーン３にスリット状の２つのアンテナ１６
ａ，１６ｂが直交方向に設けられ、各アンテナ１６ａ，
１６ｂに対応する位置に電子回路部１５に接続された給
電線１８が図示のようなパターンで延びている。従っ
て、給電線１８によってアンテナ１６ａ，１６ｂにそれ
ぞれ９０°の位相差で給電し、円偏波を励振する。その
他の構造は、先の実施例と同様である。
【００１３】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項１
及び請求項２記載の無線ＩＣカードは、アンテナとして
スリット状のアンテナを使用し、電子部品からなる回路
部を誘電体内に組み込んであるため、下記の効果を有す
る。 （１）回路部を実装する基板の枚数を少なくすることが
できるので、小型化・薄型化が可能である。 （２）回路部の特に電子部品が誘電体内に配置されるの
で、アンテナの性能を低下させることなく小型化・薄型
化が可能である。
及び請求項２記載の無線ＩＣカードは、アンテナとして
スリット状のアンテナを使用し、電子部品からなる回路
部を誘電体内に組み込んであるため、下記の効果を有す
る。 （１）回路部を実装する基板の枚数を少なくすることが
できるので、小型化・薄型化が可能である。 （２）回路部の特に電子部品が誘電体内に配置されるの
で、アンテナの性能を低下させることなく小型化・薄型
化が可能である。
【図１】請求項１記載の無線ＩＣカードの実施例の斜視
図である。
図である。
【図２】図１に示す無線ＩＣカードの要部断面図であ
る。
る。
【図３】請求項２記載の無線ＩＣカードの実施例の斜視
図である。
図である。
１，２ 誘電体 ３，４ 上部及び下部グランドプレーン
（導体） ５，１５ 電子回路部 ６，１６ａ，１６ｂ スリット状アンテナ ８，１８ 給電線 ９ 電子部品
（導体） ５，１５ 電子回路部 ６，１６ａ，１６ｂ スリット状アンテナ ８，１８ 給電線 ９ 電子部品
Claims (2)
- 【請求項１】２枚の平板状の誘電体を接合し、両誘電体
の相対表面にそれぞれ導体を設け、電波の送受信を行う
側の導体に所定の波長の電波を送受するための１個のス
リット状の切欠き部（アンテナ）を形成し、電子部品か
らなる回路部を誘電体内の適所に組み込み、両誘電体間
にて前記回路部に接続した給電線をアンテナに対応する
位置まで延在させたことを特徴とする無線ＩＣカード。 - 【請求項２】２枚の平板状の誘電体を接合し、両誘電体
の相対表面にそれぞれ導体を設け、電波の送受信を行う
側の導体に所定の波長の電波を送受するための２個のス
リット状の切欠き部（アンテナ）を相互に直交する方向
に形成し、電子部品からなる回路部を誘電体内の適所に
組み込み、両誘電体間にて前記回路部に接続した給電線
を各アンテナに対応する位置まで延在させたことを特徴
とする無線ＩＣカード。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4326344A JPH06176213A (ja) | 1992-12-07 | 1992-12-07 | 無線ｉｃカード |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4326344A JPH06176213A (ja) | 1992-12-07 | 1992-12-07 | 無線ｉｃカード |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06176213A true JPH06176213A (ja) | 1994-06-24 |
Family
ID=18186741
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4326344A Pending JPH06176213A (ja) | 1992-12-07 | 1992-12-07 | 無線ｉｃカード |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06176213A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPWO2005083838A1 (ja) * | 2004-02-27 | 2008-01-17 | 富士通株式会社 | 無線タグ |
| US11354558B2 (en) | 2013-01-18 | 2022-06-07 | Amatech Group Limited | Contactless smartcards with coupling frames |
-
1992
- 1992-12-07 JP JP4326344A patent/JPH06176213A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPWO2005083838A1 (ja) * | 2004-02-27 | 2008-01-17 | 富士通株式会社 | 無線タグ |
| US11354558B2 (en) | 2013-01-18 | 2022-06-07 | Amatech Group Limited | Contactless smartcards with coupling frames |
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