JP3369314B2 - 無指向性平面アンテナ - Google Patents
無指向性平面アンテナInfo
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- JP3369314B2 JP3369314B2 JP19107094A JP19107094A JP3369314B2 JP 3369314 B2 JP3369314 B2 JP 3369314B2 JP 19107094 A JP19107094 A JP 19107094A JP 19107094 A JP19107094 A JP 19107094A JP 3369314 B2 JP3369314 B2 JP 3369314B2
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- planar antenna
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、マイクロストリップア
ンテナを用いた平面アンテナに係るもので、垂直偏波に
対して水平方向に無指向性を有する、無線ＬＡＮ等に適
した平面アンテナに関するものである。
ンテナを用いた平面アンテナに係るもので、垂直偏波に
対して水平方向に無指向性を有する、無線ＬＡＮ等に適
した平面アンテナに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】誘電体基板の片側に放射電極を形成し、
裏面に接地電極を形成した小型のマイクロストリップア
ンテナを、その小型、軽量である利点を生かして、各種
通信のアンテナとして利用することが考えられている。
裏面に接地電極を形成した小型のマイクロストリップア
ンテナを、その小型、軽量である利点を生かして、各種
通信のアンテナとして利用することが考えられている。
【０００３】すでに1.6GHz帯のＧＰＳ用のアンテナとし
て実用化されているが、2.5GHz帯の無線ＬＡＮに利用す
ることが考えられている。一般にこの分野ではホイップ
アンテナ（モノポールアンテナ）が利用されており、垂
直偏波が利用されている。
て実用化されているが、2.5GHz帯の無線ＬＡＮに利用す
ることが考えられている。一般にこの分野ではホイップ
アンテナ（モノポールアンテナ）が利用されており、垂
直偏波が利用されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】この垂直偏波用として
マイクロストリップアンテナを使用すると、水平方向す
なわち偏波軸に対して垂直な方向に８の字形またはまゆ
形の指向性を有してしまい、水平方向の無指向性を有す
るものは得られなかった。
マイクロストリップアンテナを使用すると、水平方向す
なわち偏波軸に対して垂直な方向に８の字形またはまゆ
形の指向性を有してしまい、水平方向の無指向性を有す
るものは得られなかった。
【０００５】マイクロストリップアンテナはホイップア
ンテナ等に比べて小型化、軽量化そして薄型化が可能で
あり、通信装置自体の小型化も可能となる。
ンテナ等に比べて小型化、軽量化そして薄型化が可能で
あり、通信装置自体の小型化も可能となる。
【０００６】本発明は、マイクロストリップアンテナを
用いた小型、軽量の平面アンテナで、垂直偏波に対して
水平面方向に無指向性を有する平面アンテナを提供する
ものである。
用いた小型、軽量の平面アンテナで、垂直偏波に対して
水平面方向に無指向性を有する平面アンテナを提供する
ものである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は、アンテナ素子
の電極から引き出す導体の構造を改良することによっ
て、上記の課題を解決するものである。
の電極から引き出す導体の構造を改良することによっ
て、上記の課題を解決するものである。
【０００８】すなわち、誘電体基板の一表面に放射電極
を形成するとともに裏面に接地電極を形成するマイクロ
ストリップ平面アンテナにおいて、放射電極の給電点に
接続される導体と接地電極に接続される導体とが偏波軸
方向に平行に配置され、接地導体から偏波軸に対して角
度を有して伸びる導体の突出部を具えたことに特徴を有
するものである。
を形成するとともに裏面に接地電極を形成するマイクロ
ストリップ平面アンテナにおいて、放射電極の給電点に
接続される導体と接地電極に接続される導体とが偏波軸
方向に平行に配置され、接地導体から偏波軸に対して角
度を有して伸びる導体の突出部を具えたことに特徴を有
するものである。
【０００９】具体的には、誘電体基板の一表面に放射電
極を形成するとともに裏面に接地電極を形成して配線基
板に搭載するマイクロストリップ平面アンテナにおい
て、放射電極の給電点に接続される導体パターンと接地
電極に接続される導体パターンとが配線基板の両面に対
向して偏波軸方向に平行に配置され、接地導体パターン
から偏波軸に対して角度を有して伸びる導体パターンの
突出部を具えたことに特徴を有するものである。
極を形成するとともに裏面に接地電極を形成して配線基
板に搭載するマイクロストリップ平面アンテナにおい
て、放射電極の給電点に接続される導体パターンと接地
電極に接続される導体パターンとが配線基板の両面に対
向して偏波軸方向に平行に配置され、接地導体パターン
から偏波軸に対して角度を有して伸びる導体パターンの
突出部を具えたことに特徴を有するものである。
【００１０】
【作用】本発明により、アースに接続する導体から付加
的な導体を突出させることによって、無指向性が実現さ
れることが確認された。その理由については完全には解
明されていないが、導体を付加した場合には指向性がま
ゆ型から円形に変化することが確認された。
的な導体を突出させることによって、無指向性が実現さ
れることが確認された。その理由については完全には解
明されていないが、導体を付加した場合には指向性がま
ゆ型から円形に変化することが確認された。
【００１１】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例につ
いて説明する。
いて説明する。
【００１２】図１は、本発明の実施例を示す平面図であ
る。プリント基板等の配線基板10に誘電体基板11が搭載
されている。この誘電体基板11の表面には長方形の放射
電極12が形成されている。裏面はほぼ全面に設置電極13
が形成されている。これらの電極は導体膜の印刷とメッ
キの工程によって形成される。
る。プリント基板等の配線基板10に誘電体基板11が搭載
されている。この誘電体基板11の表面には長方形の放射
電極12が形成されている。裏面はほぼ全面に設置電極13
が形成されている。これらの電極は導体膜の印刷とメッ
キの工程によって形成される。
【００１３】配線基板10は両面配線となっている。表面
側に接地電極13と接続されて基板の端面まで伸びる接地
導体15が形成されている。誘電体基板11のスルーホール
を通して放射電極12の給電点と配線基板10の給電マイク
ロストリップ14とが接続される。接地導体15と給電マイ
クロストリップ14とは基板の両面で対向し、垂直偏波の
偏波軸方向に伸びるように形成してある。
側に接地電極13と接続されて基板の端面まで伸びる接地
導体15が形成されている。誘電体基板11のスルーホール
を通して放射電極12の給電点と配線基板10の給電マイク
ロストリップ14とが接続される。接地導体15と給電マイ
クロストリップ14とは基板の両面で対向し、垂直偏波の
偏波軸方向に伸びるように形成してある。
【００１４】接地導体15の途中に突出部16が形成してあ
る。この突出部16は通常接地導体の伸びる方向すなわち
偏波軸に垂直の方向に伸びるように形成するとよい。ま
た、その長さをアンテナの共振周波数の波長の１／４程
度としたときが無指向性の効果が大きくなっていた。な
お、給電マイクロストリップ14と接地導体15とはコネク
タ17を介して同軸ケーブルで受信機に接続される。
る。この突出部16は通常接地導体の伸びる方向すなわち
偏波軸に垂直の方向に伸びるように形成するとよい。ま
た、その長さをアンテナの共振周波数の波長の１／４程
度としたときが無指向性の効果が大きくなっていた。な
お、給電マイクロストリップ14と接地導体15とはコネク
タ17を介して同軸ケーブルで受信機に接続される。
【００１５】図２は、本発明の他の実施例を示す平面図
で、アンテナの形状のみが異なったものである。偏波軸
が対角線と一致するようにし、また給電点もその線上に
形成したものである。配線基板20、給電マイクロストリ
ップ24、接地導体25および突出部26の形状はほぼ前記の
例と同じである。
で、アンテナの形状のみが異なったものである。偏波軸
が対角線と一致するようにし、また給電点もその線上に
形成したものである。配線基板20、給電マイクロストリ
ップ24、接地導体25および突出部26の形状はほぼ前記の
例と同じである。
【００１６】図３は、本発明の他の実施例を示す平面図
で、アンテナの形状のみが異なったものである。円形の
放射電極を用いたもので、誘電体基板31に放射電極32と
接地電極33を形成したものである。配線基板30、給電マ
イクロストリップ34、接地導体35および突出部36の形状
はほぼ前記の例と同じである。
で、アンテナの形状のみが異なったものである。円形の
放射電極を用いたもので、誘電体基板31に放射電極32と
接地電極33を形成したものである。配線基板30、給電マ
イクロストリップ34、接地導体35および突出部36の形状
はほぼ前記の例と同じである。
【００１７】本発明の平面アンテナに付加する突出部の
形状は前記のものに限られない。図４に示したように接
地導体45から伸びる突出部46の先端部に折り曲げ部46ａ
を形成したものである。これによって、突出部の長さを
実質的に長くすることができる。配線基板の寸法に制約
がある場合、このように折り曲げることによって１／４
波長の長さを確保することが可能となる。
形状は前記のものに限られない。図４に示したように接
地導体45から伸びる突出部46の先端部に折り曲げ部46ａ
を形成したものである。これによって、突出部の長さを
実質的に長くすることができる。配線基板の寸法に制約
がある場合、このように折り曲げることによって１／４
波長の長さを確保することが可能となる。
【００１８】図５と図６は、28mm角の誘電体基板に四角
形の電極を設けた2.45GHz 平面アンテナの水平方向の指
向性を示す説明図である。図５は従来の平面アンテナの
特性を示すもので、８の字形となっている。図６は本発
明により突出部を付加したもので、ほぼ円形となってい
る。
形の電極を設けた2.45GHz 平面アンテナの水平方向の指
向性を示す説明図である。図５は従来の平面アンテナの
特性を示すもので、８の字形となっている。図６は本発
明により突出部を付加したもので、ほぼ円形となってい
る。
【００１９】また、突出部の伸びる方向は偏波軸に対し
て直角な方向に限られるものではなく、斜め方向に伸ば
しても同様の効果がある。配線基板上の導体パターンで
はなく金属板を基板に対して垂直な方向に立ててもよ
い。また、アンテナを収容するレドーム内にアンテナを
立て、底面に円形の金属板を配置する構造としてもよ
い。
て直角な方向に限られるものではなく、斜め方向に伸ば
しても同様の効果がある。配線基板上の導体パターンで
はなく金属板を基板に対して垂直な方向に立ててもよ
い。また、アンテナを収容するレドーム内にアンテナを
立て、底面に円形の金属板を配置する構造としてもよ
い。
【００２０】
【発明の効果】本発明によれば、マイクロストリップア
ンテナを垂直偏波用として用いる場合、水平方向の無指
向性を有する平面アンテナが得られる。したがって、無
線ＬＡＮ等の垂直偏波を用い、かつ水平方向の送受信が
主となる通信装置用のアンテナとして特に適した平面ア
ンテナが得られる。
ンテナを垂直偏波用として用いる場合、水平方向の無指
向性を有する平面アンテナが得られる。したがって、無
線ＬＡＮ等の垂直偏波を用い、かつ水平方向の送受信が
主となる通信装置用のアンテナとして特に適した平面ア
ンテナが得られる。
【００２１】また、特別な装置を付加することもなく、
マイクロストリップアンテナの小型、軽量、薄型という
利点を生かし、取り付け場所等に制約の少ない平面アン
テナが得られる。
マイクロストリップアンテナの小型、軽量、薄型という
利点を生かし、取り付け場所等に制約の少ない平面アン
テナが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図１】 本発明の実施例の平面図
【図２】 本発明の他の実施例の平面図
【図３】 本発明の他の実施例の平面図
【図４】 本発明の他の実施例の平面図
【図５】 従来のる平面アンテナの特性の説明図
【図６】 本発明による平面アンテナの特性の説明図
10、20、30、40：配線基板
11、21、31：誘電体基板
12、22、32：放射電極
13、23、33：接地電極
14、24、34：給電マイクロストリップ
15、25、35、45：接地導体
16、26、36、46：突出部
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 平５−37226（ＪＰ，Ａ)
特開 平２−226805（ＪＰ，Ａ)
特開 平６−224619（ＪＰ，Ａ)
特開 平６−120729（ＪＰ，Ａ)
米国特許4445122（ＵＳ，Ａ)
Claims (5)
- 【請求項１】 誘電体基板の一表面に放射電極を形成す
るとともに裏面に接地電極を形成するマイクロストリッ
プ平面アンテナにおいて、放射電極の給電点に接続され
る導体と接地電極に接続される導体とが偏波軸方向に平
行に配置され、接地導体から偏波軸に対して角度を有し
て伸びる導体の突出部を具えたことを特徴とする無指向
性平面アンテナ。 - 【請求項２】 偏波軸に対する角度が直角である請求項
１記載の無指向性平面アンテナ。 - 【請求項３】 突出部の長さがアンテナの共振周波数の
波長のほぼ１／４である請求項１記載の無指向性平面ア
ンテナ。 - 【請求項４】 誘電体基板の一表面に放射電極を形成す
るとともに裏面に接地電極を形成して配線基板に搭載す
るマイクロストリップ平面アンテナにおいて、放射電極
の給電点に接続される導体パターンと接地電極に接続さ
れる導体パターンとが配線基板の両面に対向して偏波軸
方向に平行に配置され、接地導体パターンから偏波軸に
対して角度を有して伸びる導体パターンの突出部を具え
たことを特徴とする無指向性平面アンテナ。 - 【請求項５】 突出部の導体パターンが折り曲げた形状
に形成された請求項４記載の無指向性平面アンテナ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19107094A JP3369314B2 (ja) | 1994-07-21 | 1994-07-21 | 無指向性平面アンテナ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19107094A JP3369314B2 (ja) | 1994-07-21 | 1994-07-21 | 無指向性平面アンテナ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0837415A JPH0837415A (ja) | 1996-02-06 |
| JP3369314B2 true JP3369314B2 (ja) | 2003-01-20 |
Family
ID=16268376
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19107094A Expired - Fee Related JP3369314B2 (ja) | 1994-07-21 | 1994-07-21 | 無指向性平面アンテナ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3369314B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20020067906A (ko) * | 2002-07-26 | 2002-08-24 | 주식회사 선우커뮤니케이션 | 레이돔이 없는 외장형 마이크로스트립 패치 안테나 |
| JP2006311372A (ja) * | 2005-04-28 | 2006-11-09 | Hitachi Ltd | 無線ｉｃタグ |
-
1994
- 1994-07-21 JP JP19107094A patent/JP3369314B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0837415A (ja) | 1996-02-06 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |