JP4072552B2 - ワイヤレス・デバイスのための薄型埋め込みアンテナ・アーキテクチャ - Google Patents

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Description

本発明は、一般に、ラップトップ・コンピュータ等のコンピューティング・デバイスと共に用いてワイヤレス接続および通信を可能とするための埋め込みアンテナ設計に関する。更に具体的には、本発明は、限られたスペースを有するワイヤレス・デバイス内での一体化を容易にすることができると同時に、広い動作帯域幅に渡ってインピーダンス整合および放射効率等の適切なアンテナ特性および性能を提供する、薄型(low-profile)のコンパクトな埋め込みアンテナ設計に関する。
例えば、WPAN(Wireless Personal Area Network:ワイヤレス・パーソナル・エリア・ネットワーク)、WLAN(Wireless Local Area Network:ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワーク)、WWAN(Wireless Wide Area Network:ワイヤレス・ワイド・エリア・ネットワーク)、およびセルラー式ネットワーク等の・ネットワーク/システムにおいて、デバイス間のワイヤレス接続および通信は、ワイヤレス・デバイスにアンテナを搭載することによって達成可能である。例えば、WLANは、既知の「Bluetooth」規格のもとで動作して、携帯型ラップトップ・コンピュータ、サーバ、プリンタ、キーボード、モデム等のデバイス間で、ワイヤレス・ネットワーク接続を提供する。デバイスは、無線周波数(RF)通信によってデータを送信および受信するためのアンテナを含む。
一般に、ワイヤレス・デバイスは、その筐体の外部に配置されるか、または内部に埋め込まれたアンテナを有するように設計することができる。例えば、携帯型ラップトップ・コンピュータの中には、かかるコンピュータのディスプレイ・ユニットの上部に位置する外部アンテナ、またはPCカード上に位置する外部アンテナを有するように設計されているものがある。しかしながら、例えば、製造コストおよびアンテナの壊れやすさ、更には外部アンテナによってデバイスの外観が損なわれることを含めて、外部アンテナ設計には欠点がある。他の携帯型ラップトップ・コンピュータ設計では、かかるコンピュータのディスプレイ・ユニット内にアンテナが埋め込まれている。
一般に、ワイヤレス・デバイスのための埋め込みアンテナ設計では、例えば、かかるデバイスの外観が優れていること、およびアンテナの偶発的な破損の可能性が低いことを含めて、外部アンテナ設計よりも優れた利点が得られる。しかしながら、スペースが限られ、損失が多い環境のコンピューティング・デバイスの筐体内にアンテナが埋め込まれている場合、アンテナ性能に悪影響を与える恐れがある。例えば、ラップトップ・コンピュータのディスプレイ・ユニットに埋め込まれたアンテナは、金属製ディスプレイ・カバー、ディスプレイ・パネル・フレーム、または他の損失が多い材料等、周囲の金属性構成要素から干渉を受ける場合があるが、かかる干渉は、ディスプレイ・ユニットにおいて、そのような金属/損失が多い構成要素から離して埋め込みアンテナを配置する/方向付けることによって回避することができる。しかしながら、コンピューティング・デバイスがいっそう小型化し、ますますスペースが限られてくるにつれて、埋め込みアンテナを、よりコンパクトな構造および高さ(profile)で設計しなければならない。これは問題である。実際、所与の動作帯域およびアンテナ設計では、アンテナが小さくなるにつれて、帯域内でのアンテナ性能が低下する。
本明細書中で説明する本発明の例示的な実施形態は、ラップトップ・コンピュータ等のコンピューティング・デバイスと共に用いてワイヤレス接続および通信を可能とするための埋め込みアンテナ設計を含む。更に具体的には、本発明の例示的な実施形態は、薄型でコンパクトな埋め込みアンテナ設計を含み、これは、所望の動作帯域幅に渡って適切なアンテナ性能(例えばインピーダンス整合および放射効率)を得ながら、限られたスペースを有するコンピューティング・デバイス内での一体化を容易にすることができる。概して、本発明の例示的な実施形態は、スロット付きの接地面設計あるいは二重アンテナ給電方式またはその双方を用いて、コンパクトなアンテナのアンテナ・サイズ(例えばアンテナ高)を縮小し、動作帯域幅(例えば広帯域インピーダンス整合)を拡大するための方法を含む。
例えば、本発明の例示的な実施形態による薄型アンテナは、平面状放射要素と、この平面状放射要素と同一平面上にある平面状接地要素を含む接地要素と、を含む。平面状放射要素は、平面状接地要素の第1の縁部から離間しこれに隣接する第1の縁部を含む。平面状接地要素は、平面状放射要素の第1の縁部に隣接した平面状接地要素の第1の縁部の一部に沿って形成されたスロット付きの領域を含む。スロット付きの領域には、平面状接地要素の第1の縁部から延び第1の縁部に沿って並んで配置された複数の開放端スロットが形成されている。
スロット付きの領域は、放射要素に隣接した接地要素上で放射要素によって誘導される位相のずれた電流を最小限に抑えるかまたは排除するように、パターニングされている。これによって、所与の動作帯域幅について、平面状接地要素の上方の平面状放射部の高さを著しく縮小することができ、一方で、この所与の動作帯域幅内の放射効率およびインピーダンス整合は維持される。換言すると、接地面にスロットまたはノッチを設けることによって、放射部に近い接地面上に誘導される電流を制御して、高放射効率を得る。
本発明の例示的な実施形態によれば、薄型INF(inverted-F:逆F)型およびUWB(ultra-wide band:超広帯域)型のアンテナを設計するために、高さ縮小方法およびインピーダンス整合技法を用いる。例えば、2.45GHz ISM帯域での動作のため、本発明の例示的な実施形態に従ったスロット付き接地面を有する薄型逆F(INF)アンテナを提供し、これによって、良好なアンテナ特性を維持しながら、スロットを設けない接地面を有する薄型INFアンテナの高さの2分の1にアンテナ高を縮小することができる。
更に、ワイヤレス3.1GHz〜10.6GHz UWB帯域での動作のため、本発明の例示的な実施形態に従ったスロット付き接地面を有する薄型UWB平面状モノポール・アンテナを提供し、これによって、良好なアンテナ特性を維持しながら、アンテナ高を約6mm以下に、厚さを0.5mmにすることができる。これは、スロットを設けない接地面を有する従来のUWB設計よりも著しく小型である。本発明の他の例示的な実施形態では、二重給電方式によって薄型UWBアンテナを設計して、広い動作帯域幅に渡ってインピーダンス整合を向上させる。
本発明のこれらおよび他の例示的な実施形態、特徴、および利点は、添付図面と関連付けて読まれる以下の例示的な実施形態の詳細な説明から、説明されまたは明らかになろう。
概して、本発明の例示的な実施形態は、コンピューティング・デバイスと共に用いてワイヤレス接続および通信を可能とするためのコンパクトな埋め込みアンテナ設計を含む。例示的な目的のため、薄型埋め込みアンテナ設計およびこの薄型アンテナを携帯型ラップトップ・コンピュータ(例えばIBM社のThinkPadコンピュータ)のディスプレイ・ユニット内に埋め込むための方法に関連付けて、本発明の典型的な実施形態を以下で詳細に記載するが、ここでは、何ら本発明の範囲を限定するとは解釈しないものとする。
図1および2は、本発明の例示的な実施形態に従った、携帯型ラップトップ・コンピュータのディスプレイ・ユニット内にアンテナを埋め込むための方法を概略的に示す。具体的には、図1は、ディスプレイ・ユニット(11)を有するラップトップ・コンピュータ(10)の概略斜視図である。ディスプレイ・ユニット(11)は、ディスプレイ・カバー(11a)、ディスプレイ・パネル(11b)、および、ディスプレイ・パネル(11b)をカバー(11a)に堅固に支持する金属ヒンジ・バー(図示せず)を含む。例えば、IBM社のThinkPadラップトップ・コンピュータでは、ディスプレイ・パネルの左側および右側にヒンジ・バーが配置され、かかるバーの下端はベース・ユニットに固定されている。ディスプレイ・カバー(11a)は、金属材料、複合材料、またはプラスチック材料で形成することができる。ラップトップの設計によっては、電磁遮蔽の目的で、ディスプレイ・パネル(11b)の背面に遮蔽板を配置することも可能である。
本発明の例示的な実施形態によれば、ディスプレイ・カバー(11a)とディスプレイ・パネル(11b)との間の空間/間隙において、様々な概略的な位置(12)、(13)、(14)、あるいは(15)またはそれら全ての1つ以上で、ディスプレイ・ユニット(11)内に薄型埋め込みアンテナを配置することができる。これについて以下で詳細に説明する。埋め込みアンテナを、ディスプレイ(11)の左側および右側の縁部の位置(12)および(15)に配置して、ある方向においてディスプレイによって生じる遮断を低減し、ワイヤレス通信システムで空間ダイバーシチを得ることができる。または、1つのアンテナを側縁部の位置(12)または(15)に配置し、第2のアンテナをディスプレイ・ユニット(11)の上縁部の位置(13)または(14)に配置して、アンテナ偏波ダイバーシチを得ることができる(用いるアンテナ設計に応じて異なる)。
図2は、本発明の例示的な実施形態による、ラップトップ・コンピュータのディスプレイ・ユニット内にアンテナを埋め込むための方法を概略的に示す。具体的には、図2は、図1に示したディスプレイ・ユニット(11)の線1B−1Bに沿った概略側面図である。ディスプレイ・カバー(11a)は、側壁の厚さTCを有するものとして図示され、ディスプレイ・パネル(11b)は、側壁の厚さTDを有するものとして図示されている。図2の例示的な実施形態は、更に、放射要素(R)および接地要素(G)を有する埋め込みアンテナ(16)を示す。放射要素(R)および接地要素(G)は、同一平面上の金属細片(例えばスタンピングした要素)である。図1の例示的な実施形態では、アンテナ(16)は、逆F(INF)放射要素(R)および給電タブ(F)を有するINFアンテナの形態の薄型接地モノポール・アンテナであるが、アンテナは、例えば本発明の教示に従って設計することができるいかなるタイプのアンテナとすることも可能である。アンテナ(16)は、ディスプレイ・カバー(11a)とディスプレイ・パネル(11b)との間に、いずれかの所望の位置/向きに搭載して、アンテナ(16)の面をパネル(11b)の面に対してほぼ垂直(またはわずかに傾斜している)とすれば良い。
本発明の例示的な実施形態に従って、ディスプレイ・ユニットにおけるスペースの制約および損失が多い環境を考慮して、ラップトップ・コンピュータのディスプレイ・ユニット内に一体化する薄型埋め込みアンテナを設計することによって、高性能でコンパクトなアンテナ設計を提供する。実際、例えば、ディスプレイ・パネル、金属製ディスプレイ・カバー、または金属製ディスプレイ・フレーム等の損失が多い半導体/導電性材料の近くに埋め込みアンテナがあると、アンテナの放射効率が大きく低下する恐れがある。本発明の例示的な実施形態によれば、図2に示すように、許容可能なアンテナ性能を達成するための1つの方法は、アンテナ(16)を配置する際に、放射部(R)を、ディスプレイ・パネル(11b)の前面から高さHRに位置する(またはこの前面を越えて延出する)ようにすることである。現在のラップトップ設計では、カバー(11a)の側壁の厚さTCは約12mm以下であり、ディスプレイ・パネル(11b)の厚さTDは約5mmである。このため、アンテナ放射部の高さHRは約7mm以下に限定される。
ラップトップ・コンピュータのディスプレイ・ユニットが、いっそう小さい厚みおよび少ないスペースで設計されるようになると、埋め込みアンテナは、例えば高さHRを減らして、サイズを小さくしなければならない。しかしながら、所与の動作帯域幅のためのアンテナ設計が物理的に小さくなると、サイズ縮小の結果、所望の帯域幅内のインピーダンス整合が不良になり、放射効率が低くなる。原理的には、放射部(R)からの放射は、接地面(G)上で誘導された位相がずれた電流からの放射によって無効になる。例えば、図2に示すような薄型INFアンテナでは、アンテナの高さが動作波長の約0.04倍であると好ましい。例えば、2.45GHzのISM帯における動作では、アンテナの高さHRは、好ましくは、5mm=5/122=動作波長の0.04倍である。更に、アンテナ(16)の高さが、例えば5mmから半分すなわち2.5mm、つまり動作波長の0.02倍まで小さくなると、結果として、アンテナの入力インピーダンスが高くなりすぎて整合しないか、または放射効が低くなりすぎて有効に放射しない。以下で述べる方法を用いて、図2に示す例示的な薄型INFアンテナ(16)の構造を変更して、所望のアンテナ性能を維持しながら放射部の高さHRを小さくすることができる。
図3は、本発明の例示的な実施形態による薄型アンテナの概略斜視図である。更に具体的には、図3は、本発明の例示的な実施形態による、スロット付き接地面を有する薄型逆F(INF)アンテナ(20)を概略的に示す。全体として、アンテナ(20)は、接地要素(21)(または接地)および放射要素(22)(または放射部)を含む。接地要素(21)は、第1(水平)の接地要素(21a)および第2(垂直)の接地要素(21b)を含む。接地要素(21)は、好ましくは、高導電性金属シートを用いて形成する。図3の例示的な実施形態では、放射部(22)は、基板(23)の一方の側に印刷または他の方法で形成された逆F(INF)要素を含む。放射部(22)(INF要素)は、水平アーム(22a)部、端(垂直)部(22b)、および給電タブ(22c)を含む。放射部(22)は、垂直端部(22b)を介して第2の接地要素(21b)に接続されている。給電タブ(22c)は、図4を参照して以下に示し論じるように、同軸ケーブル等の外部給電線のための接続点を提供する。
図3の例示的な実施形態に更に示すように、放射要素(22)の水平アーム(22a)に隣接した第2の接地要素(21b)の一部に、複数の狭い開放端スロット(24)(またはノッチ)がパターニングされている。以下で詳細に説明するように、スロット(24)は、放射部(22)の近くで接地(21)上に誘導される電流を変化させ(または電流分布を変化させ)て、高い放射効率および広いインピーダンス帯域幅を維持しながらアンテナの高さ(H1)の著しい縮小を可能とするための機構を提供する。換言すると、放射機構に応じて、接地面(21)にスロットまたはノッチを設けることによって、接地面上で誘導される電流を制御して、アンテナ放射効率および帯域幅を最適化することができる。
例示的なアンテナ(20)は、図1および2に示すように、ラップトップ・コンピュータのディスプレイ・ユニット内に埋め込むことができ、その場合、放射部(22)は、ディスプレイ・パネルの表面よりも上方に延出する。ディスプレイ(11b)は極めて損失が多いので、垂直接地要素(21b)は、好ましくは、ディスプレイ(11b)と同じ高さ(V1)を有し、このため、損失が多いディスプレイよりも上方に放射部(22)を配置して、高い放射効率を達成する。しかしながら、垂直接地要素(21b)は、垂直接地要素(21b)に形成されたスロットの短絡を防ぐように、ディスプレイの金属製カバーの側壁またはヒンジ・バー等の金属製構成要素に直接接続しない。第1(水平)の接地要素(21a)は、ディスプレイ・パネル(11b)の支持バー等の金属製構成要素または金属製ディスプレイ・カバー(11a)に直接接続することができる。更に、別の例示的な実施形態では、第1(水平)の接地要素(21a)は、ディスプレイ・パネル(11b)の背面のRF遮蔽フォイルに接続することができる。
一実施形態では、第2の接地要素(21b)は、基板(23)上で放射部(22)と共に印刷/形成されて、垂直接地要素(21b)および放射部(22)が同一平面上にあるようになっている。他のアンテナの実施形態では、放射要素(複数の要素)は、接地要素のノッチ/スロット部分と同一平面上にない。しかしながら、垂直接地面が放射部の水平方向の底部に近い場合、インピーダンス整合を容易に達成することができる。特に、主放射部の底部の近くで垂直接地面を用いることによって、インピーダンス整合がいっそう安定する。すなわち、アンテナを設置する環境による影響が少なくなる。放射部の下縁部に近い垂直接地面の縁部は、いかなる形状とすることも可能である。
図6および7は、スロットのない接地面を有する従来のINFアンテナおよび本発明の実施形態によるスロット付きの接地面を有する薄型INFアンテナの電流分布をそれぞれ示す概略図であり、これらは、同一の共振周波数で動作する(例えば同一の周波数帯、2.45GHz ISM帯で動作する)ように設計されている。更に具体的には、図6は、スロットのない接地面を有する薄型INFアンテナ(40)を示し、放射要素の水平アーム(40a)は、接地面(41b)から高さ(H)にある。図6からわかるように、接地面(40b)、特に垂直部上で誘導される電流は、INFアンテナ(40)の水平アーム(40a)上の電流に対して位相がずれている。アンテナ(40)の水平アーム(40a)からの放射は、動作波長の約0.04倍という短い距離のため、接地面(40b)の垂直部上の位相のずれた電流からの放射によって部分的に無効になる。水平アーム(40a)と垂直部(40b)との間の間隙が更に小さくなると、位相のずれた電流の無効化が増大し、結果として放射効率が低下しインピーダンス整合が不良になる。
図7は、スロット付きの接地面を有するINFアンテナ(41)を示す。放射要素の水平アーム(41a)は、垂直接地面(41b)から高さ(0.5H)にある。接地面(41b)にスロット(41c)が形成されているため、アンテナ(41)の水平アーム(41a)上の電流とは位相がずれている垂直接地要素(41b)上の水平方向の電流成分は、図6の実施形態の電流分布と比べて、水平アーム(41a)から更に離れた箇所に集中している(例えば、水平接地要素に近い垂直接地要素(41b)の底部に集中している)。換言すると、水平アーム(41a)および垂直接地要素(41b)上の位相のずれた電流は、スロット(41c)のために分離され、結果として、放射効率が上昇し、共振周波数が低下し、インピーダンス整合が改善する。更に、所与の動作周波数について、薄型INFアンテナ(40)(図6)によって達成したものと同一または同様のアンテナ性能を維持しながら、アンテナ(40)の高さ(H)の半分まで、アンテナ(41)の高さ(0.5H)を縮小することができる。
図3は、所与の動作帯域幅についてアンテナ(20)を構成/調整するために考慮されたアンテナ(20)の様々な寸法を示す。アンテナ(20)の共振周波数は、主に、INF要素(22)の合計長(L1+L2+L3+H2)によって決定されるが、これは、およそ、共振周波数における4分の1波長である。また、共振周波数は、スロット深さ(SD)に依存する。INF要素(22)を形成する金属細片部分の幅(W1)および(W2)は、共振周波数に与える影響はわずかであるが、インピーダンス整合には著しい影響を与える(例えば、幅(W1)および(W2)を大きくすると帯域幅が広くなる)。
アンテナ(20)のインピーダンス整合は、水平放射アーム(22a)の短絡端部と給電タブ(22c)との間の長さ(L3)を調節することによって調整することができる。具体的には、アンテナ(20)のインピーダンスは、給電点(FP)を移動させることによって変化させることができる。FPを左側(開放端)に移動させるとアンテナ・インピーダンスが増大し、FPを右(短絡端部)(すなわち垂直要素(22b)へと)移動させるとアンテナ・インピータンスが減少する。FPの位置は、共振周波数に多少の影響を与える。また、アンテナ(20)のインピーダンスは、ある程度、給電タブ(22c)の下縁部と垂直接地要素(21b)の上縁部との間の給電間隙(F1)に依存する。給電間隙(F1)は、長さ(L3)よりもインピーダンス整合に与える影響が少ない。
距離(V1)は、アンテナ(20)を設置するラップトップ・コンピュータのディスプレイ・ユニットの寸法に対応し、ディスプレイ・パネルの厚さとほぼ同じである。必要に応じて、スロットを水平接地要素まで延出させることができる(例えば、距離(V1)が、動作波長の0.04倍等、ある値よりも小さい場合)。給電点(FP)と第1の隣接スロットとの間の分離距離(V3)は、インピーダンス整合および共振周波数に大きく影響する。距離(V3)を小さくして、給電点の周囲の電流の水平成分を抑制しなければならない。アンテナ・アームの下に位置するスロットは、給電点の右側に位置するよりもはるかに良い効果を与える。アンテナの水平アームからの放射の無効化は、主に、この領域(アンテナの長い方のアームの直下)に誘導される電流の水平成分によるものである。誘導された電流の水平成分は強力で、位相がずれている。水平方向の放射は、主に、アンテナの長い方のアームからのものである。(V3)が小さくなればなるほど、動作周波数が低くなる。
スロットの幅(SW)は、距離(V4)に比べて重要ではない。距離(V4)は、電流の水平方向の成分を抑制するために、充分に狭くしなければならない。1つの例示的な実施形態では、V4=2mmであり、SW=0.2mmである。開放端スロットの深さ(SD)は、共振周波数、インピーダンス帯域幅、および放射効率等のアンテナ性能に著しい影響を及ぼす。薄型設計では、深さ(SD)を大きくするとよい。なぜなら、アンテナの水平アーム上の放射電流に対して位相がずれている接地面の垂直部上の電流の水平成分は、アンテナの水平アーム上の放射電流から遠くなるためである。
アンテナの水平アームとスロット付きの領域の底部との間の合計距離(H2+SD)は、有効な放射のため、動作波長の0.04倍よりも大きくしなければならない。スロットの数は、アンテナの水平アームの大きさに依存する。スロットは、アンテナの水平アームの直下の領域のほとんどをカバーしなければならない。図3の例示的な実施形態では、スロットの数を更に増やすと(例えば5よりも多く)、アンテナの性能がわずかに影響を受ける。垂直接地面にスロットを設けると、電流経路の増大のため、共振周波数が低下する。
水平接地要素(21a)の寸法G1およびG2は、利用の際には重要でない。なぜなら、水平接地要素(21a)はシステム接地面に電気的に接続されるからである。1つの例示的な実施形態では、最小寸法を動作波長の約半分として、様々な設置環境において設計を安定して維持する。
本発明の実施形態による薄型INFアンテナ設計の電気的特性および特徴を試験し判定する目的のため、ラップトップの適用について、具体的には金属製カバーを有するIBM ThinkPadラップトップについて、図3に示したアンテナ・フレームワークを用いて、アンテナの試作品を構成した。図4および5は、図3に示すようなアンテナ・フレームワークを有する例示的な試作品のINFアンテナについて、約2.40GHzから2.50GHz(2.45GHz ISM帯)の動作帯域幅を提供するための具体的な寸法(単位はmm)を示す。図4は、試作品のアンテナの概略斜視図である。放射部(22)は、同軸ケーブル(30)によって給電される。同軸ケーブルの内側導体は、給電点(FP)に接続され、外側遮蔽は、垂直あるいは水平接地要素またはその両方に接続されている(しかしながら、向きは問わない)。放射部(22)および垂直接地要素(21a)は、薄い誘電性スラブPCB上に形成した。具体的には、10GHzで誘電率が3.38であり損失正接が0.0025である7.5mmx50mmx20ミルの25N Arlon PCBスラブ上に、アンテナをエッチングした。接地要素を、金属製カバーに電気的に結合し、RFケーブル外側導体に接続した。図5は、7.5mmx50mmの寸法を有する基板(23)の背面図を示す。図示するように、アンテナ・パターンは、基板(23)の一方の側に形成し、基板(23)の背面側には金属パターンを形成していない。基板(23)の背面側は、金属製カバーの側壁に接触する。
図4および5の試作品のINFアンテナを、金属複合カバーを有するIBM ThinkPadラップトップ・コンピュータに設置した。カバーの側壁に、高さ6mm長さ45mmの寸法のノッチを形成し、放射部がノッチの中央に位置するように試作品のアンテナをカバーの内側側壁に取り付けた。基板(23)(y−z平面)を、ディスプレイ・パネルの面に対してほぼ垂直に配置し、放射部分はディスプレイ・パネルの面を越えて延出した。カバーの側壁は、高さが11mm(内部)であった。ディスプレイのフレームに沿って、長さ12cmのRF給電ケーブルが設置されている。支持ヒンジ・バー(ディスプレイ・パネルとアンテナとの間)とアンテナとの間の最小距離は、約1mmであった。ディスプレイ・パネルの厚さは5mmであった。アンテナの上部は、カバーの側壁の上部よりも3.5mm低かった(これは、もっと薄いディスプレイ・ユニットにおいて試作品のアンテナを使用可能であることを示す)。
図29は、2.45Ghz ISM帯で動作する試作品のINFアンテナのSWR(定在波比)の測定値を示す。図29に示すように、ラップトップにおいて実装した試作品のINFアンテナは、2.45GHz ISN帯を完全にカバーする(2.4〜2.5GHz)ために充分な帯域幅(2:1SWR)を提供する。
図30は、ラップトップ・ディスプレイをベース・ユニットに対して90度に開いた場合に、2.45GHzで測定した放射パターンをグラフで示す。具体的には、図30は、垂直偏波および水平偏波および水平面における全電界の放射パターンを示す。放射パターンは、全方向性放射パターンに近いものを示し、これはモバイルの用途に適用される。
更に、下の表1は、試作品のINFアンテナについて、帯域幅内の異なる周波数において測定した平均利得値およびピーク利得値を示す。
Figure 0004072552
表1から明らかであるように、利得値は、帯域内で大きくは変動しない。実際、平均およびピーク利得は、−20度<θ<20度の仰角の範囲内で、−4dBiおよび0dBiよりも高い。θ=ゼロは水平面上であり、負の角度は水平面よりも上方である。
図8〜16は、本発明の例示的な実施形態による、アンテナの接地要素に形成可能な異なるスロット・パターンを示す概略図である。これらの例示的なパターンは、例えば、本明細書中に記載した例示的な薄型INFおよびUWBアンテナによって実施可能である。基本的に、接地面のスロット・パターンを変更して接地面上の電流分布を変えることで、高い放射効率を有しながらアンテナのサイズを縮小することができる。異なるスロット/ノッチ・パターンを選択して、接地面のスロット付きの領域における画像電流の方向を変更して、かかる画像電流成分を無効にするかまたは最小限に抑え、更にアンテナ放射を増大させることができる。これについては、当業者には理解されよう。
図17は、本発明の別の例示的な実施形態による薄型アンテナの概略斜視図である。更に具体的には、図7は、本発明の例示的な実施形態による薄型UWB(超広帯域)アンテナ(60)を概略的に示す。これは、スロット付きの接地面および二重給電方式を有するように設計されて、アンテナ高の縮小を可能とし、広帯域インピーダンス整合を達成する。全体として、例示したUWBアンテナ(60)は、接地要素(61)(または接地)、放射要素(62)(または放射部)、ならびに、第1および第2の給電線(FL1)および(FL2)を含む。接地要素(61)は、第1(水平)の接地要素(61a)および第2(垂直)の接地要素(61b)を含む。放射部(62)、給電線(FL1)および(FL2)、ならびに第2(垂直)の接地要素(61b)は、基板(63)の一方側に、パターニング、印刷、またはその他の方法で形成される。これらの要素は、高導電性金属シートを用いて形成される。
図17の例示的な実施形態では、放射部(62)は、HxWの寸法を有する矩形である(しかしながら、例えば図21〜28に示すような他の形状も実施することができる)。垂直接地要素(61b)は、高さV1の第1の領域を含み、その縁部は、放射部(62)の水平下縁部に隣接して間隙(g1)だけ離れて配置されている。垂直接地要素(61b)は、V2xV3の寸法の第2の領域を含み、その縁部は、放射部(62)の垂直側縁部に隣接して間隙(g3)だけ離れて配置されている。
給電線(FL1)および(FL2)は、それぞれL1xS1およびL2xS2の寸法を有する。給電線(FL1)および(FL2)は、互いにほぼ垂直であり、給電点(FP)において接続されている。給電線(FL1)は、放射部(62)の側縁部と垂直接地要素(61b)との間の間隙(g3)において垂直に配置され、給電線(FL1)は、放射部(62)から間隙(g6)だけ離れ、垂直接地要素(61b)から間隙(g7)だけ離れている。給電線(FL2)は、垂直接地要素(61b)と放射部(62)の下縁部との間の間隙において水平に配置され、給電線(FL2)は、垂直接地要素(61b)の縁部から間隙(g4)だけ離れている。給電線(FL2)に隣接した垂直接地要素の縁部は、水平接地要素(61a)から高さ(V4)まで延出する。給電線(FL1)は、放射部(62)の上縁部から距離(d1)の箇所で放射部(62)に接続し、給電線(FL2)は、放射部(62)の側縁から距離(d2)の箇所で放射部に接続する。
垂直接地要素(61b)は、放射部(62)の下縁部の下に形成された複数の開放端スロットを含むスロット付き領域(64)を含む。図17の例示的な実施形態では、4つのスロットが図示され、これらは(D1xW1)の寸法を有し、均一な距離(D2)だけ離れている。スロット付き領域(64)は、所望のアンテナ特性を維持しながら、高さ(H)を小さくすることができる。ノッチ(64)によって、垂直接地要素(61b)上の位相のずれた電流は、放射部(62)の下縁部からの距離が大きくなる(g1+D1)。距離(g1+D1)が増すと、電流からの放射の無効化が小さくなり、これによって放射効率が改善する。寸法D1、D2、およびW1の選択は、好ましくは、格子領域に存在する水平方向の位相のずれた誘導電流が最小であることを確実とするように行う。
図17の例示的な実施形態では、所望のアンテナ特性を得るように、様々な寸法を選択することができる。例えば、動作帯域幅に関して、アンテナ(60)の帯域幅の下限周波数(FL)は、主として放射部(62)の寸法(W)によって決定し、ある程度は放射部(62)の寸法(H)によって決定する。寸法(W)または(H)のいずれかが増大すると、下限周波数(FL)が低下する。矩形の平面状放射部(62)の底部が広いため、広帯域インピーダンス変成器が有効に生成される。
アンテナ(60)は、同軸ケーブルを用いて給電することができ、同軸ケーブルの中央導体は給電線(FL1)および(FL2)の共通の給電点(FP)に接続されている。給電点(FP)の位置は、インピーダンス整合に影響を与える。更に、間隙g4、g6、およびg7が、インピーダンスに影響を与え、これらの間隙のサイズが小さいほど、インピーダンス整合が増大する。寸法V2xV3を有する垂直接地要素(61b)の領域は、インピーダンス整合に大きな影響を及ぼし、かかる領域は、放射部(62)の垂直縁部の近くに配置されている。寸法G1xG2の水平接地要素(61a)は、インピーダンス整合に対する設置環境(例えば金属製カバーおよびディスプレイ)の影響を軽減し、カバーあるいはLCDパネルまたはその両方に電気的に接続しなければならない。
上述のように、所与の動作帯域幅についてのアンテナ高(H)を、スロット付きの領域(64)の形成により最適に縮小して、例えばラップトップ・コンピュータ用途のための薄型設計を提供することができる。スロット付きの接地面を設けなければ、高さ(H)を縮小した結果として、下限周波数(FL)が上昇する(すなわち帯域幅が小さくなる)。スロット(64)の幅(W1)は、上限周波数(FH)によって決定される。例えば、スロットの幅(W1)は、帯域幅内の上限動作波長よりもはるかに小さくなければならない。寸法(D1)は、放射効率に著しい影響を与える。なぜなら、ノッチ(64)によって、放射部(62)上の電流に対して位相がずれている垂直接地要素(61b)上の電流分布が変化するからである。更に、接地要素(61b)上の強力な水平方向の位相ずれ電流を防ぐため、分離距離(D2)は、上限周波数(FH)の動作波長よりも小さくなければならない。
本発明による例示的なUWBアンテナの電気的特性および特徴を試験し判定する目的のため、ラップトップの適用について、図17に示したアンテナ・フレームワークを用いて、アンテナの試作品を構成した。具体的には、図18〜19は、図17に示すようなアンテナ・フレームワークを有する例示的な試作品のUWBアンテナについて、約3.1GHzから10.6GHzの動作帯域幅を提供するための具体的な寸法(単位はmm)を示す。図18は、例示的な試作品のアンテナの前部の概略斜視図である。放射部(62)は、同軸ケーブル(C)によって給電される。同軸ケーブルの内側導体は、給電点(FP)に接続され、外側遮蔽は、垂直あるいは水平接地要素またはその両方に接続されている(しかしながら、向きは問わない)。放射部(62)および垂直接地要素(61b)は、薄い誘電性PCB基板(63)上に形成した。具体的には、10GHzで誘電率が3.38であり損失正接が0.0025である10mmx50mmx20ミルの25N Arlon PCB基板(63)上に、アンテナをエッチングした。図19は、10mmx50mmの寸法を有する基板(63)の背面図を示す。
図18から19の試作品のUWBを、金属複合カバーを有するIBM ThinkPadラップトップ・コンピュータに、図20に示すような位置および向きで設置した。放射部(62)および垂直接地要素(61b)を有する基板(63)を、ThinkPadのフレーム・カバー側壁(これは高さが12mm(内側)であり、傾斜が10度以下である)と平行に配置し(例えば、基板(63)(y−z平面)を、ディスプレイ・パネルの面にほぼ垂直に配置した)、放射部分はディスプレイ・パネルの面を越えて延出した。ディスプレイのフレームに沿って、長さ12cmのRF給電ケーブルを設置した。ディスプレイ・パネルのフレームとアンテナ(底部)の底部との間の最小距離は、約3mmであった。ディスプレイ・パネルの厚さは5mmであった。アンテナの上部は、カバー側壁の上部よりも約2mm低かった。
試作品のUWBアンテナを用いて、自由空間において、および無響室内で試作品ラップトップに取り付けた場合の双方で、定在波比(SWR)および放射測定を実行した。具体的には、図31は、2GHz〜12GHzの周波数帯で、自由空間およびラップトップ・ディスプレイにおける試作品のUWBアンテナのSWR測定値を比較する。自由空間では、試作品UWBアンテナは、UWB帯(3.1GHz〜10.6GHz)をカバーするのに充分な3:1SWR帯域幅を提供することがわかった。更に、ラップトップに取り付けたUWBアンテナの測定に関して、同様の反射減衰量の測定値が得られたが、下限周波数では設置環境がインピーダンス整合にある程度の影響を与えて帯域幅を小さくする。しかし、UWB帯全体では許容可能であった。
更に、図32は、3.0GHz、7.0GHz、および10.5GHzの周波数において、ラップトップ・ディスプレイに取り付けた試作品のUWBアンテナの水平面((y−z)面)上の放射パターン測定値を示す(ラップトップ・ディスプレイをベース・ユニットに対して90度で開いた場合)。図32に示すように、放射パターンは実質的に同様であるが、帯域全体ではある程度変化し、特に、ディスプレイが放射を妨げる高い周波数においては変化が見られる。
図33および34は、ラップトップ・コンピュータに設置された例示的な試作品UWBアンテナについて、3〜10.5Ghzまでの異なる周波数において測定した平均利得および最大(ピーク)利得をリスト化した表である。例示的なUWBアンテナは、良好な電気的特性(例えば、許容可能な利得、+/−30度の仰角内で全方向性の方位面放射パターン)を提供する。更に、単一の給電点の実施によって、ほとんどのラップトップ・コンピュータ等で利用可能な小さいスペース内に、UWBアンテナを容易に一体化することができる。更に、例示的なUWB設計は、5.15GHz〜5.35GHzおよび5.47GHz〜5.825GHzの他のWLAN帯域を充分にカバーする。
他の薄型UWBアンテナ設計も実施可能であり、図17の例示的なUWBアンテナは単に1つの例示的な実施形態であることは認められよう。例えば、図21〜28は、本発明の例示的な実施形態によるUWBアンテナを示す。放射部(R)および同一平面上の接地要素(G)を、様々な幾何学的寸法および形状で設計して、動作帯域幅の増大を可能とする。例えば、図21、23、24、26、27、および28に示す放射部(R)は、円滑または先細の構造を有し、これはアンテナ帯域幅を広げる傾向がある。更に、例えば図21および22に示す垂直接地要素(G)は、先細の縁部を有し、これはアンテナ帯域幅を改善するように調節可能である。更に、図25の例示的なアンテナでは、放射部(R)のかどは、放射部に対する給電線接続点の近くで先細になり、これもアンテナ帯域幅を改善するように調節可能である。
本明細書において、添付図面を参照して例示的な実施形態を説明したが、本発明はこれらの明確な実施形態に限定されず、本発明の範囲から逸脱することなく当業者によって様々な他の変更および変形を実施可能であることは理解されよう。
上述のように、本発明は、一般に、ラップトップ・コンピュータ等のコンピューティング・デバイスと共に用いてワイヤレス接続および通信を可能とするための埋め込みアンテナ設計に有用であり、特に薄型(low-profile)のコンパクトな埋め込みアンテナ設計に適している。
ディスプレイ・ユニットを有するラップトップ・コンピュータの概略斜視図であり、本発明の例示的な実施形態による埋め込みアンテナと共に実施可能である。 図1のディスプレイ・ユニットの概略側面図であり、本発明の例示的な実施形態による、ディスプレイ・ユニット内の埋め込みアンテナの位置および向きを示す。 本発明の例示的な実施形態による薄型アンテナを示す概略図である。 本発明の例示的な実施形態による、2.45GHz ISM帯域で動作するための、図3のものと同様のフレームワークを有する薄型アンテナの寸法を概略的に示す図である。 本発明の例示的な実施形態による、2.45GHz ISM帯域で動作するための、図3のものと同様のフレームワークを有する薄型アンテナの寸法を概略的に示す図である。 図7のアンテナと同一の共振周波数で動作する(同一の周波数帯域すなわち2.45GHz ISM帯域で動作する)ように設計された、スロットを設けない接地面を有する薄型INFアンテナの電流分布を示す概略図である。 図6のアンテナと同一の共振周波数で動作する(同一の周波数帯域すなわち2.45GHz ISM帯域で動作する)ように設計された、本発明の実施形態によるスロット付き接地面を有する薄型INFアンテナの電流分布を示す概略図である。 本発明の例示的な実施形態による、アンテナ高の縮小を可能とするため接地面にスロット・パターンを形成するための方法を示す図である。 本発明の例示的な実施形態による、アンテナ高の縮小を可能とするため接地面にスロット・パターンを形成するための方法を示す図である。 本発明の例示的な実施形態による、アンテナ高の縮小を可能とするため接地面にスロット・パターンを形成するための方法を示す図である。 本発明の例示的な実施形態による、アンテナ高の縮小を可能とするため接地面にスロット・パターンを形成するための方法を示す図である。 本発明の例示的な実施形態による、アンテナ高の縮小を可能とするため接地面にスロット・パターンを形成するための方法を示す図である。 本発明の例示的な実施形態による、アンテナ高の縮小を可能とするため接地面にスロット・パターンを形成するための方法を示す図である。 本発明の例示的な実施形態による、アンテナ高の縮小を可能とするため接地面にスロット・パターンを形成するための方法を示す図である。 本発明の例示的な実施形態による、アンテナ高の縮小を可能とするため接地面にスロット・パターンを形成するための方法を示す図である。 本発明の例示的な実施形態による、アンテナ高の縮小を可能とするため接地面にスロット・パターンを形成するための方法を示す図である。 本発明の別の例示的な実施形態による薄型アンテナを示す概略図である。 本発明の例示的な実施形態による、3.1GHzから10.6GHzまでの広帯域動作のための、図17のものと同様のフレームワークを有する薄型アンテナの寸法を概略的に示す図である。 本発明の例示的な実施形態による、3.1GHzから10.6GHzまでの広帯域動作のための、図17のものと同様のフレームワークを有する薄型アンテナの寸法を概略的に示す図である。 本発明の例示的な実施形態に従ってラップトップ・コンピュータに実装した薄型UWBアンテナの試作品の実装を概略的に示す図である。 本発明の他の例示的な実施形態による薄型UWBアンテナを示す図である。 本発明の他の例示的な実施形態による薄型UWBアンテナを示す図である。 本発明の他の例示的な実施形態による薄型UWBアンテナを示す図である。 本発明の他の例示的な実施形態による薄型UWBアンテナを示す図である。 本発明の他の例示的な実施形態による薄型UWBアンテナを示す図である。 本発明の他の例示的な実施形態による薄型UWBアンテナを示す図である。 本発明の他の例示的な実施形態による薄型UWBアンテナを示す図である。 本発明の他の例示的な実施形態による薄型UWBアンテナを示す図である。 図4〜5のフレームワークを有する試作品の薄型アンテナのSWR測定値を示すグラフである。 図4〜5のフレームワークを有する試作品の薄型アンテナの放射パターン測定値を示すグラフである。 図18〜19のフレームワークを有する試作品の薄型アンテナについて、2〜12GHzの帯域幅でのSWR測定値を示すグラフである。 図18〜19のフレームワークを有する試作品の薄型アンテナについて、3、7、および10.5GHzの周波数での放射パターン測定値を示すグラフである。 図18〜19のフレームワークを有する試作品の薄型アンテナについて、3〜10.5GHzの帯域幅での平均利得の測定値を示す図表である。 図18〜19のフレームワークを有する試作品の薄型アンテナについて、3〜10.5GHzの帯域幅でのピーク利得の測定値を示す図表である。
符号の説明
10 ラップトップ・コンピュータ
11 ディスプレイ・ユニット
11a ディスプレイ・カバー
11b ディスプレイ・パネル
12、13、14、15 位置
16、20、 アンテナ
21、21a、21b 接地要素
22 放射要素(放射部)
22a 水平アーム
22b 端(垂直)部
22c 給電タブ
23 基板
24 開放端スロット
40 薄型INFアンテナ
40a 水平アーム
40b、41b 接地面
41c スロット
60 アンテナ
61a、61b 接地要素
62 放射要素(放射部)
63 基板
64 ノッチ(スロット付き領域)
C 同軸ケーブル
d1、D1、D2 距離
H 上限周波数
L 下限周波数
FL1、FL2
FP 給電点
F1 給電間隙
G 接地面
H、H1、HR 高さ
L3 長さ
R 放射部
SD スロット深さ
SW スロットの幅
SWR 定在波比
V1 距離
V4 距離(高さ)
W1、W2 幅
g1、g3、g6、g7 間隙

Claims (36)

  1. アンテナであって、
    平面状放射要素と、
    前記平面状放射要素と同一平面上にある平面状接地要素を含む接地要素と、
    を含み、前記平面状放射要素が、前記平面状接地要素の第1の縁部から離間しこれに隣接する第1の縁部を含み、
    前記平面状接地要素が、前記平面状放射要素の前記第1の縁部に隣接した前記平面状接地要素の前記第1の縁部の一部に沿って形成されたスロット付きの領域を含み、
    前記スロット付きの領域には、前記平面状接地要素の前記第1の縁部から延び該第1の縁部に沿って並んで配置された複数の開放端スロットが形成されている、アンテナ。
  2. 前記平面状放射要素によって誘導される位相のずれた電流が前記放射要素に隣接した前記接地要素に対して及ぼす作用を最小限に抑えるように、前記スロット付きの領域がパターニングされている、請求項1に記載のアンテナ。
  3. 前記平面状放射要素および平面状接地要素が平面状基板の一方側にパターニングされている、請求項1に記載のアンテナ。
  4. 前記平面状放射要素の前記第1の縁部および前記平面状接地要素の前記第1の縁部がほぼ平行である、請求項1に記載のアンテナ。
  5. 前記開放端スロットが蛇行しているスロットを含む、請求項に記載のアンテナ。
  6. 前記開放端スロットが先細スロットを含む、請求項に記載のアンテナ。
  7. 前記開放端スロットがほぼ平行であり均一に離間している、請求項に記載のアンテナ。
  8. 前記平面状放射要素が、これに接続された1本以上の平面状信号給電線を含む、請求項1に記載のアンテナ。
  9. 前記1本以上の平面状信号給電線が前記平面状放射要素と同一平面上にある、請求項に記載のアンテナ。
  10. 前記平面状接地要素は、前記平面状放射要素の、前記第1の縁部と交差する第2の縁部から離間しこれに隣接する第2の縁部を含む、請求項1に記載のアンテナ。
  11. 前記平面状接地要素の前記第1および第2の縁部がほぼ垂直である、請求項1に記載のアンテナ。
  12. 前記平面状放射要素の前記第1および第2の縁部がほぼ垂直である、請求項1に記載のアンテナ。
  13. 前記平面状放射要素の前記第1の縁部の少なくとも一部が前記平面状接地要素の前記第1の縁部と平行である、請求項1に記載のアンテナ。
  14. 前記平面状放射要素の前記第1の縁部の少なくとも一部が湾曲している、請求項1に記載のアンテナ。
  15. 前記平面状放射要素の前記第1の縁部の少なくとも一部が、前記平面状接地要素の前記第1の縁部に対して傾斜している、請求項1に記載のアンテナ。
  16. 前記アンテナが逆Fアンテナである、請求項1に記載のアンテナ。
  17. 前記接地要素が、前記平面状接地要素に対してある角度で延出する第2の平面状接地要素を更に含む、請求項1に記載のアンテナ。
  18. コンピューティング・デバイスであって、
    フラット・パネル・ディスプレイと前記フラット・パネル・ディスプレイを収容するカバーとを含むディスプレイ・ユニットと、
    前記ディスプレイ・ユニット内に埋め込まれたアンテナであって、
    平面状放射要素と、
    前記平面状放射要素と同一平面上にある平面状接地要素を含む接地要素と、
    を含み、前記平面状放射要素が、前記平面状接地要素の第1の縁部から離間しこれに隣接する第1の縁部を含み、
    前記平面状接地要素が、前記平面状放射要素の前記第1の縁部に隣接した前記平面状接地要素の前記第1の縁部の一部に沿って形成されたスロット付きの領域を含み、
    前記スロット付きの領域には、前記平面状接地要素の前記第1の縁部から延び該第1の縁部に沿って並んで配置された複数の開放端スロットが形成されている、アンテナと、
    を含む、コンピューティング・デバイス。
  19. 前記アンテナが、前記フラット・パネル・ディスプレイの側壁と前記ディスプレイ・カバーの側壁との間に配置され、前記平面状放射要素が前記フラット・パネル・ディスプレイの表面よりも上方に配置されるようになっている、請求項18に記載のコンピューティング・デバイス。
  20. 前記アンテナに接続され、前記アンテナに給電するための同軸ケーブルを更に含む、請求項19に記載のコンピューティング・デバイス。
  21. 前記アンテナが平面状基板を含み、前記平面状放射要素および平面状接地要素が前記平面状基板の一方側にパターニングされている、請求項18に記載のコンピューティング・デバイス。
  22. 前記接地要素が、前記平面状接地要素に対してある角度で延出する第2の平面状接地要素を更に含む、請求項18に記載のコンピューティング・デバイス。
  23. 前記アンテナがINF(逆F)型アンテナであり、前記平面状放射要素が逆F要素を含み、前記逆F要素が、
    前記平面状接地要素の前記第1の縁部の一部に沿って延出する平面状放射アームと、
    前記平面状放射アームの一端を前記平面状接地要素に接続する平面状短絡要素と、
    前記放射アームに接続され、前記短絡要素から離間した、前記アンテナの給電点における給電タブと、
    を含む、請求項18に記載のコンピューティング・デバイス。
  24. 前記INFアンテナが2.45GHz ISM帯域で動作するように設計され、前記放射要素の高さが、前記平面状接地要素の前記第1の縁部よりも約2.5mm上方にある、請求項2に記載のコンピューティング・デバイス。
  25. 前記平面状接地要素の前記スロット付きの領域が、前記給電タブと前記平面状放射アームの非接地端部との間の前記平面状放射アームの部分に隣接している、請求項2に記載のコンピューティング・デバイス。
  26. 前記開放端スロットが蛇行しているスロットを含む、請求項18に記載のコンピューティング・デバイス。
  27. 前記開放端スロットが先細スロットを含む、請求項18に記載のコンピューティング・デバイス。
  28. 前記開放端スロットがほぼ平行であり均一に離間している、請求項18に記載のコンピューティング・デバイス。
  29. 同軸線を更に含み、前記同軸線の内側導体が前記給電タブに接続され、前記同軸の外側遮蔽が前記平面状接地要素に接続されている、請求項2に記載のコンピューティング・デバイス。
  30. 記放射要素の高さが、前記平面状接地要素の前記第1の縁部よりも約6mm以下だけ上方にある、請求項18に記載のコンピューティング・デバイス。
  31. 前記平面状放射要素が平面状単極要素からなり、前記平面状接地要素が前記平面状接地要素の前記第1の縁部にほぼ垂直である第2の縁部を含み、前記平面状単極要素が前記平面状接地要素の前記第2の縁部から離間しこれに隣接している、請求項18に記載のコンピューティング・デバイス。
  32. 前記平面状単極要素が矩形である、請求項3に記載のコンピューティング・デバイス。
  33. 前記平面状単極要素が楕円形である、請求項3に記載のコンピューティング・デバイス。
  34. 記アンテナが2本の給電線を更に含み、前記給電線が、各々、それらの異なる箇所で前記平面状単極放射要素に接続された第1の端部と、共に接続された第2の端部とを有する、請求項3に記載のコンピューティング・デバイス。
  35. 同軸線を更に含み、前記同軸線の内側導体が前記2本の給電線の前記共に接続された第2の端部に接続され、前記同軸線の外側遮蔽が前記平面状接地要素に接続されている、請求項3に記載のコンピューティング・デバイス。
  36. 前記平面状接地要素が、前記平面状接地要素の前記第1の縁部とほぼ平行であるが前記平面状単極放射要素から前記第1の縁部より大きい距離に離間している第3の縁部を含み、前記第3の縁部が前記平面状接地要素の前記第2の縁部と交差し、
    前記平面状接地要素の前記第2の縁部と前記平面状単極放射要素との間の間隙に一方の前記給電線が配置され、前記平面状接地要素の前記第3の縁部と前記平面状単極要素との間の間隙に他方の前記給電線が配置されている、請求項3に記載のコンピューティング・デバイス。
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