JP2001338610A - メタルハライドランプ - Google Patents
メタルハライドランプInfo
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Abstract
ランプ製造段階で生じるランプばらつき等が発生しても
ランプ点灯時の発光色の色ばらつきが少なく、しかも、
調光点灯時の発光効率の低下が少なく色温度変化が少な
いメタルハライドランプを提供する。 【解決手段】一端部に口金10を設けた外管3内に発光
管1が収納されている。発光管1は石英ガラス等により
楕円球状に形成され、少なくとも発光物質としての数種
類の金属ハロゲン化物(主としてハロゲン化ナトリウム
及びハロゲン化スカンジウム)と希ガスとが封入されて
いる。発光管1の両端部における管壁外表面に設けた保
温膜14が、点灯時における最冷点温度が放電空間の両
端近傍よりも中央側になるように放電空間の両端近傍を
保温する保温手段を構成している。
Description
を封入してなるメタルハライドランプに関するものであ
る。
率、高演色性という特長をもつことから幅広い分野で用
いられている。一般的なメタルハライドランプには、ラ
ンプを始動させるための希ガスと、バッファガスの役割
を果たす水銀と、所望の光を発する金属ハロゲン化物が
封入されている。例えば、金属ハロゲン化物として、沃
化ナトリウム、沃化タリウム、及び沃化インジウムが発
光管に封入されたメタルハライドランプや、金属ハロゲ
ン化物として沃化ナトリウム及び沃化スカンジウムが発
光管に封入されたメタルハライドランプが広く利用され
ている。
では、いわゆる青みが強い、あるいは赤みが強い等と言
われる全体の色の感じからずれたランプがある場合や、
数が少なくても隣のランプとの比較で色ムラとして問題
となることがある。例えば、赤成分の光を主に発する沃
化ナトリウム、緑成分の光を主に発する沃化タリウム、
及び青成分の光を主に発する沃化インジウムが発光管に
封入されたメタルハライドランプでは以下の原因により
色ムラが発生する。
沃化インジウムはほとんど蒸発している。これに対し、
沃化ナトリウムは、点灯中に消耗することを考慮して発
光管に余剰に封入されているので、ランプの点灯中であ
っても大部分が液状で発光管内の温度の一番低い場所
(いわゆる最冷点)に存在している。ところで、最冷点
の温度(以下、最冷点温度と称す)は、例えば電源電圧
の変動によるランプ入力の変動や製造時の形状ばらつき
等の様々な要因でばらつきを生じ、このメタルハライド
ランプでは、最冷点部温度にばらつきがあるとナトリウ
ムの蒸発量が変化してナトリウムの発光強度が変化する
ので、3原色の発光バランスがくずれて色ムラが発生す
る。すなわち発光管の最冷点温度が低い場合にはナトリ
ウムの発光強度が低下し青みを帯び、発光管の最冷点温
度が高い場合にはナトリウムの発光強度が上昇し赤みを
帯びることになる。
ムが発光管に封入されたメタルハライドランプの場合に
は、スカンジウムが連続したスペクトルで発光している
ので、ナトリウムの発光強度が少々変化しても光色の変
化は目立ちにくい。
まま入力を変化させることにより光出力を自由に変化さ
せる点灯(いわゆる調光点灯)は、以下の理由から実現
が困難であった。
に依存するが、封入された水銀や金属ハロゲン化物は、
温度に対する蒸気圧特性が全て異なるので、それぞれの
蒸発量は最冷点温度の変化により大きく影響を受ける。
したがって、発光量は最冷点温度の影響を大きく受け
る。そこで、メタルハライドランプにおいては、所望の
発光色が得られるように定格ランプ電力時の最冷点温度
に合わせて水銀や金属ハロゲン化物の封入比率等のラン
プ設計を行なっている。
ランプにおいて、入力電力を増減させると、最冷点温度
がそれに伴って上下し、各金属の発光スペクトルがそれ
ぞれ変動するので、色バランスが崩れてしまったり、光
色が大幅に変化してしまう。例えば、アルゴン、水銀、
沃化ナトリウム及び沃化スカンジウムが発光管に封入さ
れたメタルハライドランプにおいて、入力電力を定格電
力よりも下げると、ナトリウム及びスカンジウムの発光
は大幅に弱まる。それに対して水銀は、蒸気圧が高いの
で、多少最冷点温度が低下しても発光は弱まらない。し
たがって、入力電力を定格時よりも下げると、ナトリウ
ムやスカンジウムの発光に対して水銀の発光の相対比率
が高まるので、光色に対する水銀の発光の影響が増加す
る。ここにおいて、水銀は主に青領域に発光を持ってい
るので、ランプからの放射光は白色から青白い色に変化
し、光色に大きな変化を生じてしまう。
の代わりにヨウ化セリウムを封入した場合にも同様の効
果が生じ、ランプへの入力電力を定格時よりも下げると
光色に大きな変化を生じてしまう。
ハライドランプとして、沃化ナトリウムおよび沃化スカ
ンジウムを封入したランプは、特開平6−84496号
公報(以下、従来例1と称す)、特開平6−11172
号公報(以下、従来例2と称す)、特開平8−2034
71号公報(以下、従来例3と称す)に開示されたメタ
ルハライドランプがある。
命、アークの安定性に与える影響については、例えば特
開昭55−32355号公報(以下、従来例4と称
す)、特開昭56−109447号公報(以下、従来例
5と称す)に開示されている。
は、米国特許第3,786,297号(以下、従来例6
と称す)に開示されている
し従来例3には、ランプへの入力電力を変化させた時の
色温度の変化、演色評価数の変化について開示されてい
るが、発光管の最冷点温度の影響や発光物質の封入量、
封入比率が色特性へ与える影響について明確な記載がな
い。そして、従来例1ないし従来例3に開示されたラン
プでは、ランプ個々における発光管の封止部の形状、寸
法のばらつき、ランプ電力のばらつき等のようなランプ
製造段階で生じるランプばらつき、電源電圧の変動や安
定器出力のばらつき等により、光色にばらつきが生じて
いるのが現状である。さらに、ランプへ供給される電力
(または電圧)が低下した場合に、発光効率の低下が大
きい。
は、最冷点温度や発光物質が効率、寿命、アークの安定
性に与える影響について開示されているが、色特性への
影響については開示されていない。また、従来例4及び
従来例5に記載されたランプ全て定格点灯時の特性につ
いて言及したものであり、ランプ電力、電源電圧変動に
よる色特性のばらつきについては解消できていない。
光管における封入物がヨウ化セリウムとヨウ化ナトリウ
ムを封入したセラミック発光管の条件が記載されている
が、ばらつき改善方法に関しては開示されておらず、こ
のときの発光効率の変化についても開示されていない。
あり、その目的は、電源電圧変動あるいは安定器出力の
ばらつき、ランプ製造段階で生じるランプばらつき等が
発生してもランプ点灯時の発光色の色ばらつきが少な
く、しかも、調光点灯時の発光効率の低下が少なく色温
度変化が少ないメタルハライドランプを提供することに
ある。
目的を達成するために、発光管の放電空間の両端近傍に
配設された一対の主電極と、点灯時における最冷点温度
部が放電空間の両端近傍よりも中央側になるように放電
空間の両端近傍を保温する保温手段とを備えることを特
徴とするものであり、点灯時における最冷点温度部が放
電空間の両端近傍よりも中央側になるように放電空間の
両端近傍の少なくとも一方を保温する保温手段を備えて
いることにより、電源電圧変動あるいは安定器出力のば
らつき、ランプ製造段階で生じるばらつき等が発生して
もランプ点灯時の発光色の色ばらつきを少なくすること
ができ、また、調光点灯時の発光効率が定格点灯時の発
光効率に比べて低下するのを抑制することができるとと
もに、調光点灯時の色温度の変化を少なくすることがで
きる。
て、上記発光管は上記一対の主電極が上下方向に沿って
位置するように配設されたものであって、上記保温手段
は、上下方向における発光管の管壁外表面の下端部に主
電極よりも高い位置まで設けた保温膜を備え、点灯時に
おける当該保温膜の上端の温度と放電空間の下端近傍の
当該保温膜の温度との温度差を50℃以内とするもので
ある。
て、上下方向において発光管の放電空間の上側で主電極
が封止された電極封止部を備え、上記保温手段は、上下
方向における発光管の管壁外表面の上端部において当該
上端部と当該電極封止部との境界近傍に設けた保温膜を
備えることを特徴とする。
て、上下方向において発光管の放電空間の上側で主電極
の近傍に配置される始動補助電極と、当該主電極および
始動補助電極が封止された電極封止部とを備え、当該電
極封止部の表面積を当該電極封止部からの放熱が抑制さ
れるように小さくしてなることを特徴とする。
て、上記電極封止部内でそれぞれ主電極、始動補助電極
と各電極導入線との間に挿入された一対の金属箔導体を
備え、上記一対の金属箔導体は厚み方向で重なるように
対向配置されてなることを特徴とする。
プは、図1に示すように、一端部に口金10を設けた外
管3内に発光管1が収納されている。要するに、外管3
は発光管1を包んでいる。発光管1は外管3に溶着され
たステム4に接続された2つの発光管支柱5を介して外
管3に支持されている。ここに一方の発光管支柱5の一
部は発光管1の側方を通るように配置されている。ま
た、外管3の内部(外管3と発光管1の間の空間)は不
活性ガスたる窒素が封入されている。
成され、少なくとも数種類の金属ハロゲン化物(主とし
てハロゲン化ナトリウム及びハロゲン化セリウム、また
はハロゲン化スカンジウム)と希ガスとが封入されてい
る。
ぞれ発光管1の両端の電極封止部11に封着された主電
極たる電極2,2が配設されている。すなわち、一対の
電極2,2が、発光管1の放電空間の両端近傍に配設さ
れている。電極2は、電極封止部11内で例えばモリブ
デンよりなる金属箔導体8の一端に接続されている。金
属箔導体8の他端は電極導入線9を介して発光管支柱5
に接続されている。
向(図1においては左右方向)に沿って位置するように
配設されたものであって、発光管1の上端部(図1にお
ける左端部)および下端部(図1における右端部)の管
壁外表面には、酸化ジルコニウム等からなる保温膜14
が設けられている(保温膜14は、図1中にクロスハッ
チングを施した部位に設けられている)。ここに、発光
管1の下端部側の保温膜14は、電極封止部11及び電
極2周囲を覆うように設け(電極2よりも高い位置まで
設け)、発光管1の上端部側の保温膜14は、電極封止
部11との境界近傍に設けてある。また、外管3の他端
部側でジルコニウム・アルミニウムゲッタ7が取り付け
られている。外管3内が真空である場合には、上記一方
の発光管支柱5には外管3の上記一端部側でバリウムゲ
ッタ6が取り付けられる。さらに、本実施形態では、発
光管1を囲む円筒状のスリーブ12が外管3内に収納さ
れている。ここに、スリーブ12は、発光管支柱5に接
続されたスリーブ支柱13により支持されている。な
お、口金10は、発光管支柱5、電極導入線9、金属箔
導体8を介して電極2と電気的に接続されている。ま
た、スリーブ12は透光性材料により形成されている。
させる放電灯点灯装置は、始動時に両電極2,2間へ印
加するパルス電圧を発生させるパルス発生器(始動装
置)を内蔵した安定器等を介して商用電源に接続される
(図示せず)。ここにおいて、安定器はメタルハライド
ランプへ供給する電力を変化させる機能を有しており、
該安定器が点灯手段を構成している。要するに、この放
電灯点灯装置では、安定器によってメタルハライドラン
プに供給される電力を変化させることができ、メタルハ
ライドランプの調光が可能になる。
壁外表面の上端部および下端部に設けた保温膜14が、
点灯時における最冷点温度が放電空間の両端近傍よりも
中央側になるように放電空間の両端近傍を保温する保温
手段を構成している。ここにおいて、保温膜14の形成
位置や材料は、点灯時における発光管1の下端部側の保
温膜14の上端の温度と放電空間の下端近傍の当該保温
膜14の温度との温度差を50℃以内とするように設計
されている。
ンプでは、点灯時における最冷点温度部が放電空間の両
端近傍よりも中央側になるように放電空間の両端近傍を
保温する保温手段を備えていることにより、定格点灯時
に高い発光効率が得られるとともに調光点灯時の発光効
率の低下を抑制することができ、また、電源電圧変動あ
るいは安定器出力のばらつき、ランプ製造段階で生じる
ばらつき等が発生してもランプ点灯時の発光色の色ばら
つきを少なくすることができ、また、発光管1に封入す
る発光物質の比率を変化させた場合にも、色ばらつきを
小さくしたまま、発光色を設計することが可能となる。
ていないが、該上限は発光管1の材料の耐熱温度等に応
じて適宜設定することが望ましい。また、本実施形態で
は、発光管1の材料を石英ガラスとしているが、発光管
1の材料として透光性セラミックスを用いても良い。発
光管の材質をセラミックとした場合、上記保温手段とし
て発光管1の両端部に金属膜よりなる保温膜を塗布した
り、発光管1の両端部にタンタル(Ta)などの薄膜を
巻きつけてもよい。
壁外表面の上端部(図2における左端部)に設ける保温
膜14は、発光管1の管壁外表面の上端部において上端
部と電極封止部11との境界近傍に設けることが望まし
い。また、上下方向において発光管1の放電空間の上側
で電極2の近傍に始動補助電極を設けるようにしてもよ
く、この場合には電極2と始動補助電極とが封止された
電極封止部11の表面積を当該電極封止部11からの放
熱が抑えられるように小さくすることが望ましい。ここ
に、始動補助電極も電極2と同様に電極封止部11内で
電極2用の金属箔導体8とは別に設けた金属箔導体に接
続されるが、始動補助電極が接続される金属箔導体を電
極2が接続される金属箔導体と厚み方向で重なるように
対向配置して、当該電極封止部11の表面積を小さく
し、当該電極封止部11での放熱を抑制することが望ま
しい。
ハライドランプにおいて、石英ガラス製の発光管1の中
央部の内径を約18mm、上記電極2間の距離を約50
mmとし、発光管1内に3.70×10-6mol/cm
3の沃化ナトリウム(NaI)、8.00×10-6mo
l/cm3の沃化セリウム(CeI3)を封入し、上記保
温手段として図2に示すように発光管1の上端部(図2
における左端部)および下端部(図2における右端部)
の両方の管壁外表面に酸化ジルコニウムからなる保温膜
14を塗布したメタルハライドランプを作成した。ここ
において、発光管1の上端部における保温膜14は、図
2に示すように発光管1の上端部と電極封止部11との
境界近傍にだけ形成されている。また、比較例1とし
て、図3に示すように発光管1に保温膜14を設けてい
ないメタルハライドランプ、比較例2として、図4に示
すように発光管1の下端部(図4における右端部)のみ
に保温膜14を設けたメタルハライドランプ、比較例3
として、図5に示すように発光管1の上端部(図5にお
ける右端部)と下端部(図5における左端部)とに同じ
ように保温膜14を設けたメタルハライドランプをそれ
ぞれ作成した。ここに比較例3では、発光管1の上端部
においても下端部同様、電極2を覆うように保温膜14
が形成されている。なお、実施例1と各比較例1〜3と
では、沃化ナトリウム及び沃化セリウム各々の封入量を
上記封入量で固定してある。
それぞれのメタルハライドランプの点灯実験を行った結
果を示す。点灯実験では、安定器出力及び電源電圧の変
動による発光効率の変化や、色温度のばらつきを評価す
るために、ランプ電力を変化(定格ランプ電力よりも減
少)させたときの最冷点温度の変化を測定した。なお、
ランプ個々のばらつきは発光管1の最冷点温度の変化で
代用できると考えた。
(V)」の欄、ランプ電圧を「Vla(V)」の欄、ラ
ンプ電流を「Ila(A)」の欄、ランプ電力を「Wl
a(W)」の欄、色温度を「Tc(K)」の欄、定格ラ
ンプ電力(400W)時の色温度を基準としたときの各
ランプ電力での色温度の変化幅を「△Tc(K)」の
欄、発光効率を「η(lm/W)」の欄に、それぞれ記
載してある。
(℃)」の欄に示した値は図6におけるC点の温度、
「下端部温度(℃)」の欄に示した値は図6におけるA
点の温度、「温度差(℃)」の欄に示した値はC点の温
度とA点の温度との温度差である。
れの最冷点温度部は保温膜14の有無や形成位置などに
よって変化し図6に示すA点、B点、C点、D点、E点
の5箇所のいずれかであった。ここに、A点は電極2の
付け根の部分、B点は発効管1の長手方向(図6におけ
る左右方向)において電極2と同じ位置の部分(つま
り、上下方向において同じ高さとなる部分)、C点は発
光管1の下端部の管壁外表面に設けた保温膜14の上
端、D点はいわゆるチップオフ部、E点はB点と対向す
る電極2の付け根部分である。
時に発光物質が堆積している位置を示している。例え
ば、「A〜B」と記載している例では、図6においてA
点からB点までの範囲に発光物質が堆積していることを
示している。「A〜CおよびE」と記載している例で
は、図6においてA点からC点までの範囲およびE点に
発光物質が堆積していることを示している。
保温膜14を設けたメタルハライドランプでは、定格ラ
ンプ電力(400W)時の発効効率ηが比較例1〜3に
比べて高く、調光点灯時(定格ランプ電力よりも低い電
力で点灯させた時)の発光効率ηを比較例1〜3に比べ
て高くなっていることが分かる。また、色温度の変化幅
△Tcも比較例1〜3に比べて小さくなっていることが
分かる。
発光物質が堆積しているが、これは発光管1に保温膜1
4を設けていないので、他の比較例2,3や実施例1に
比べて全体的に温度が低く発光物が蒸発しにくい状態で
あって、発光管1の下端部の温度が低くなっていること
により、この部分に発光物質が堆積しやすくなるためで
ある。
14を設けているので、保温膜14近傍では発光管1の
表面温度が上昇するが、調光点灯時には保温膜14を設
けていない上端部の温度が低くなるので、E点に発光物
質が堆積する。
14を同じように塗布してあるので、保温膜14を塗布
した周辺で発光管1の表面温度が上昇するが、下端部の
温度の方が上端部の温度より低くなり、A点からB点の
範囲に発光物質が堆積する。
例1では、図6におけるC点からDまでの範囲の表面温
度が最も低くなり(つまり、両端部よりも中央側の部位
が最冷点温度部となる)、この部分に発光物質が堆積す
るが、発光物質の蒸発が盛んに行われ、発光効率が上昇
する。このような現象は定格点灯時に限らず調光点灯時
にも起こるので、調光点灯時にも調光時にも発光効率が
高く、色温度の変化が小さくなる。
する保温膜14の塗布部位により、最冷点部分が変化す
ることが分かり、保温膜14の塗布部位を制御すること
により、定格ランプ電力(400W)で点灯する時のみ
ならず調光点灯時にも高い発光効率が得られ、しかもラ
ンプ電力を減少させた調光点灯時における色温度の変化
を小さくできることがわかった。
ハライドランプにおいて、石英ガラス製の発光管1の中
央部の内径を約18mm、上記電極2間の距離が約50
mmとし、発光管1内に約7.41×10-6mol/c
m3の沃化ナトリウム(NaI)、約6.52×10-6
mol/cm3の沃化スカンジウム(ScI3)を封入
し、上記保温手段として図2に示すように発光管1の上
端部(図2における左端部)および下端部(図2におけ
る右端部)の両方の管壁外表面に酸化ジルコニウムから
なる保温膜14を塗布したメタルハライドランプを作成
した。ここにおいて、発光管1の上端部における保温膜
14は、図2に示すように発光管1の上端部と電極封止
部11との境界近傍にだけ形成されている。また、比較
例4として、図3に示すように発光管1に保温膜14を
設けていないメタルハライドランプ、比較例5として、
図4に示すように発光管1の下端部のみに保温膜14を
設けたメタルハライドランプ、比較例3として、図6に
示すように発光管1の両端部に同じように保温膜14を
設けたメタルハライドランプをそれぞれ作成した。ここ
に比較例3では、発光管1の上端部においても下端部同
様、電極2を覆うように保温膜14が形成されている。
なお、実施例2と各比較例1〜3とでは、沃化ナトリウ
ム及び沃化スカンジウム各々の封入量を上記封入量で固
定してある。
それぞれのメタルハライドランプの点灯実験を行った結
果を示す。点灯実験では、安定器出力及び電源電圧の変
動による発光効率の変化や、色温度のばらつきを評価す
るために、ランプ電力を変化(定格ランプ電力よりも減
少)させたときの最冷点温度の変化を測定した。なお、
ランプ個々のばらつきは発光管1の最冷点温度の変化で
代用できると考えた。
を省略する。
保温膜14を設けたメタルハライドランプでは、定格ラ
ンプ電力(400W)時の発効効率ηが比較例4〜6に
比べて高く、調光点灯時(定格ランプ電力よりも低い電
力で点灯させた時)の発光効率ηを比較例4〜6に比べ
て高くなっていることが分かる。また、色温度の変化幅
△Tcも比較例4〜6に比べて小さくなっていることが
分かる。
発光物質が堆積しているが、これは発光管1に保温膜1
4を設けていないので、他の比較例5,6や実施例2に
比べて全体的に温度が低く発光物が蒸発しにくい状態で
あって、発光管1の下端部の温度が低くなっていること
により、この部分に発光物質が堆積しやすくなるためで
ある。
14を設けているので、保温膜14近傍では発光管1の
表面温度が上昇するが、調光点灯時には保温膜14を設
けていない上端部の温度が低くなるので、E点に発光物
質が堆積する。
14を同じように塗布してあるので、保温膜14を塗布
した周辺で発光管1の表面温度が上昇するが、下端部の
温度の方が上端部の温度より低くなり、A点からB点の
範囲に発光物質が堆積する。
例2では、図6におけるC点からDまでの範囲の表面温
度が最も低くなり(つまり、両端部よりも中央側の部位
が最冷点温度部となる)、この部分に発光物質が堆積す
るが、発光物質の蒸発が盛んに行われ、発光効率が上昇
する。このような現象は定格点灯時に限らず調光点灯時
にも起こるので、調光点灯時にも調光時にも発光効率が
高く、色温度の変化が小さくなる。
する保温膜14の塗布部位により、最冷点部分が変化す
ることが分かり、保温膜14の塗布部位を制御すること
により、定格ランプ電力(400W)で点灯する時のみ
ならず調光点灯時にも高い発光効率が得られ、しかもラ
ンプ電力を減少させた調光点灯時における色温度の変化
を小さくできることがわかった。
化ナトリウム及び沃化スカンジウムを使用した実施例2
のメタルハライドランプでも、発光物質として主として
沃化ナトリウム及び沃化セリウムを使用した実施例1の
メタルハライドランプと同様に、図2に示すような部位
に保温膜14を塗布すれば、色ばらつきを小さくしたい
場合や発光効率を高めたい場合に効果的であることが分
かった。
に保温膜14を塗布する場合も、単に塗布すれば良いの
ではなく、点灯時における最冷点温度部が放電空間の両
側近傍よりも中央側になるようにする必要があることが
分かる。
封入するハロゲン化物として沃化ナトリウム及び沃化セ
リウムを用いた場合、沃化ナトリウム及び沃化スカンジ
ウムを用いた場合について説明したが、他の金属ハロゲ
ン化物を用いた場合でも上記保温手段を設けることによ
り実施例1、2と同様の効果が得られる。また、ランプ
の設置状態に伴う点灯方向(例えば2つの電極2が上下
に位置する方向や2つの電極2が左右に位置する方
向)、発光管のサイズ、希ガスの封入圧力、定格ランプ
電力などは上記実施例に限定されるものではない。
1,2で説明したメタルハライドランプでは、発光管1
内に始動補助電極を設けていないので、始動にパルス発
生器等の始動装置が必要であり、安定器のコストが高く
なってしまう。これに対して、実施例3,4で実施形態
にて説明したメタルハライドランプにおいて、始動補助
電極2aを設け、石英ガラス製の発光管1の中央部の内
径を約18mm、上記電極2,2間の距離を約50mm
とし、発光管1内に約3.70×10-6mol/cm3
の沃化ナトリウム(NaI)、約6.52×10-6mo
l/cm3の沃化スカンジウム(ScI3)を封入してあ
る。また、実施例4では上記保温手段として図7に示す
ように発光管1の上端部(図7における左端部)および
下端部(図7における右端部)の両方の管壁外表面に酸
化ジルコニウムからなる保温膜14を塗布してある。ま
た、実施例3では上記保温手段として図9に示すように
発光管1の上端部(図9における左端部)および下端部
(図9における右端部)の両方の管壁外表面に酸化ジル
コニウムからなる保温膜14を塗布してある。また、比
較例7では図8に示すように発光管1の上端部(図7に
おける左端部)および下端部(図7における右端部)の
両方の管壁外表面に酸化ジルコニウムからなる保温膜1
4を塗布してある。ここにおいて、実施例3,4では始
動補助電極2aと電極2とを封止した側の電極封止部1
1の表面積を比較例7に比べて小さくしてある。なお、
実施例3,4と比較例7とでは、沃化ナトリウム及び沃
化スカンジウム各々の封入量を上記封入量で固定してあ
る。
れぞれのメタルハライドランプの点灯実験を行った結果
を示す。点灯実験では、安定器出力及び電源電圧の変動
による発光効率の変化や、色温度のばらつきを評価する
ために、ランプ電力を変化(定格ランプ電力よりも減
少)させたときの最冷点温度の変化を測定した。なお、
ランプ個々のばらつきは発光管1の最冷点温度の変化で
代用できると考えた。
を省略する。
に始動補助極2aと電極2とが封止された電極封止部1
1の表面積が比較的大きなメタルハライドランプでは、
当該電極封止部11での放熱効果が大きく、発光管1の
端部の表面温度が低下し、調光点灯時に保温膜14の両
端の温度差が大きくなり、50℃を超えてしまうことが
ある。
部11の表面積を小さくすることにより、当該電極封止
部11での放熱効果が低くなって、発光管1の温度分布
が改善され、保温膜14の両端の温度差が小さくなり、
比較例7に比べて、定格点灯時の発光効率η、調光点灯
時の発光効率ηおよび色温度変化幅ΔTcも改善され
た。
に接続された金属箔導体8と始動補助電極2aに接続さ
れた金属箔導体8’とを厚み方向で重なるように対向配
置して封止することにより、電極封止部11の表面積を
大幅に減少することがででき、電極封止部11からの放
熱効果が減少し、発光管1の温度分布が実施例4よりも
さらに改善され、定格ランプ電力での点灯時の効率、調
光点灯時の効率、色温度変化幅が大幅に改善された。
11の表面積も発光管1の温度分布に影響を与えること
が分かった。
る金属ハロゲン化物として沃化ナトリウムおよび沃化ス
カンジウムを用いた例について説明したが、他の金属ハ
ロゲン化物を用いた場合でも上記保温手段を設けること
により実施例3、4と同様の効果が得られる。また、ラ
ンプの設置状態に伴う点灯方向(例えば2つの電極2が
上下に位置する方向や2つの電極2が左右に位置する方
向)、発光管のサイズ、希ガスの封入圧力、定格ランプ
電力などは上記実施例に限定されるものではない。
管の放電空間の両端近傍に配設された一対の主電極と、
点灯時における最冷点温度部が放電空間の両端近傍より
も中央側になるように放電空間の両端近傍を保温する保
温手段とを備えるものであり、点灯時における最冷点温
度部が放電空間の両端近傍よりも中央側になるように放
電空間の両端近傍の少なくとも一方を保温する保温手段
を備えていることにより、電源電圧変動あるいは安定器
出力のばらつき、ランプ製造段階で生じるばらつき等が
発生してもランプ点灯時の発光色の色ばらつきを少なく
することができるという効果があり、また、調光点灯時
の発光効率が定格点灯時の発光効率に比べて低下するの
を抑制することができるとともに、調光点灯時の色温度
の変化を少なくすることができるという効果がある。
説明図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 発光管の放電空間の両端近傍に配設され
た一対の主電極と、点灯時における最冷点温度部が放電
空間の両端近傍よりも中央側になるように放電空間の両
端近傍を保温する保温手段とを備えることを特徴とする
メタルハライドランプ。 - 【請求項2】 上記発光管は上記一対の主電極が上下方
向に沿って位置するように配設されたものであって、上
記保温手段は、上下方向における発光管の管壁外表面の
下端部に主電極よりも高い位置まで設けた保温膜を備
え、点灯時における当該保温膜の上端の温度と放電空間
の下端近傍の当該保温膜の温度との温度差を50℃以内
とすることを特徴とする請求項1記載のメタルハライド
ランプ。 - 【請求項3】 上下方向において発光管の放電空間の上
側で主電極が封止された電極封止部を備え、上記保温手
段は、上下方向における発光管の管壁外表面の上端部に
おいて当該上端部と当該電極封止部との境界近傍に設け
た保温膜を備えることを特徴とする請求項2記載のメタ
ルハライドランプ。 - 【請求項4】 上下方向において発光管の放電空間の上
側で主電極の近傍に配置される始動補助電極と、当該主
電極および始動補助電極が封止された電極封止部とを備
え、当該電極封止部の表面積を当該電極封止部からの放
熱が抑制されるように小さくしてなることを特徴とする
請求項2記載のメタルハライドランプ。 - 【請求項5】 上記電極封止部内でそれぞれ主電極、始
動補助電極と各電極導入線との間に挿入された一対の金
属箔導体を備え、上記一対の金属箔導体は厚み方向で重
なるように対向配置されてなることを特徴とする請求項
4記載のメタルハライドランプ。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008140639A (ja) * | 2006-11-30 | 2008-06-19 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | ランプユニット及びプロジェクタ |
JP2010067472A (ja) * | 2008-09-11 | 2010-03-25 | Ushio Inc | 高圧水銀ランプ |
CN102693894A (zh) * | 2011-03-25 | 2012-09-26 | 岩崎电气株式会社 | 灯 |
-
2000
- 2000-05-26 JP JP2000155558A patent/JP3601413B2/ja not_active Expired - Fee Related
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