JP2001337614A - プラズマデイスプレイパネル用フイルタ、プラズマデイスプレイパネル用前面板およびプラズマデイスプレイパネル表示装置 - Google Patents

プラズマデイスプレイパネル用フイルタ、プラズマデイスプレイパネル用前面板およびプラズマデイスプレイパネル表示装置

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JP2001337614A
JP2001337614A JP2000163145A JP2000163145A JP2001337614A JP 2001337614 A JP2001337614 A JP 2001337614A JP 2000163145 A JP2000163145 A JP 2000163145A JP 2000163145 A JP2000163145 A JP 2000163145A JP 2001337614 A JP2001337614 A JP 2001337614A
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plasma display
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JP2000163145A
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English (en)
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Kazuhiko Miyauchi
和彦 宮内
Yoshihiro Hieda
嘉弘 稗田
Toshitaka Nakamura
年孝 中村
Yukiko Azumi
由起子 安積
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Nitto Denko Corp
Original Assignee
Nitto Denko Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高温環境下で長時間使用したのちでも色変化
が小さい粘着剤を用いてPDPの色調を損なう心配のな
いPDP用フイルタを提供する。 【解決手段】 透明基体10と電磁波または/および近
赤外線の遮蔽層11とからなるフイルタ本体1の少なく
とも片面にL*a*b*表色系において計算される、初
期状態と80℃で1,000時間保持した状態との色差
ΔE*abが2.0以下の粘着剤層2(2a,2b)を
設けてなるPDP用フイルタ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラズマデイスプ
レイパネル(以下、PDPという)から発生する電磁波
または/および近赤外線を遮蔽するPDP用フイルタ、
このフイルタを貼り合わせたPDP用前面板およびPD
P表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、従来の冷陰極管を用いたテレビや
デイスプレイなどの表示装置に代え、薄型で軽量かつ大
画面化のデイスプレイとしてPDPの開発が進められて
いる。PDPは、パネル内部に封入された希ガス、とく
にネオンを主体としたガス中で放電を発生させ、その際
発生する真空紫外線によりパネル内部のセルに設けられ
たR、G、Bの蛍光体を発光させる。この発光過程にお
いて、PDPの作動に不必要な電磁波や近赤外線が同時
に放出されるため、これを遮蔽する必要がある。とく
に、電磁波は、VCCIやFCCなどにより放射電磁波
が規制されており、また近年電磁波による人体への悪影
響も懸念されている。
【0003】これらの電磁波や近赤外線を遮蔽するた
め、各種フイルタが提案されている。たとえば、特開平
10−188822号公報では、透明基体上に上記遮蔽
層として金属酸化物膜と銀系透明導電体膜を積層したフ
イルタを用い、これをPDPの前面表示ガラス部に直接
貼り合わせたり、PDPの前面側に空気層を介して設置
される透明成形体からなる前面板に貼り合わせる方法が
提案されている。
【0004】ここで、上記PDP用フイルタの貼り合わ
せには、粘着剤が使用されている。この粘着剤には、P
DPの色調を損なうことのないように、透明でかつ高温
環境下で長時間使用しても僅かな色変化しか生じない、
耐熱性にすぐれたものであることが要求される。とく
に、PDPは表面温度が高くなるため、これに適用する
粘着剤としては、非常に高度な耐熱性が要求される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、一般に使用
されている透明粘着剤は、高温環境下で剥がれや発泡な
どが生じない程度の耐熱性は有しているが、高温環境下
で長時間保持した場合、粘着剤層の色調が変化し、たと
えば褐色または黄褐色に変化し、これを使用したPDP
用フイルタがPDPの色調を損なう問題があつた。
【0006】本発明は、このような事情に照らして、高
温環境下で長時間使用したのちでも色変化が小さい、耐
熱性にすぐれた粘着剤を用いて、PDPの色調を損なう
心配のないPDP用フイルタを提供すること、またこの
PDP用フイルタを貼り合わせたPDP用前面板および
PDP表示装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の目
的を達成するため、鋭意検討した結果、PDP用フイル
タの粘着剤として、L*a*b*表色系において計算さ
れる、初期状態と80℃で1,000時間保持した状態
との色差ΔE*abが特定値以下となる色変化を示すも
のを使用すると、この粘着剤の良好な耐熱性により、P
DP用フイルタを高温環境下で長時間経過したのちの色
変化がPDPの色調にほとんど悪影響を及ぼさないもの
であることを知り、本発明を完成した。
【0008】すなわち、本発明は、透明基体と電磁波ま
たは/および近赤外線の遮蔽層とからなるフイルタ本体
の少なくとも片面に、L*a*b*表色系において計算
される、初期状態と80℃で1,000時間保持した状
態との色差ΔE*abが2.0以下の粘着剤層を設けて
なるPDP用フイルタに係るものであり、とくに上記粘
着剤層の上記色差ΔE*abが1.0以下である上記P
DP用フイルタ、上記粘着剤層が(メタ)アクリル酸ア
ルキルエステルを主成分とするアクリル系単量体の重合
体を含有する粘着剤からなる上記PDP用フイルタ、上
記透明基体と電磁波または/および近赤外線の遮蔽層と
からなるフイルタ本体上に反射防止層または/およびノ
ングレア層を有する上記PDP用フイルタに係るもので
ある。また、本発明は、PDPの前面表示ガラス部に、
上記PDP用フイルタを粘着剤層を介して貼り合わせて
なるPDP表示装置に係るものである。
【0009】さらに、本発明は、PDPの前面側に空気
層を介して設置される透明成形体のPDP側と逆の面
に、上記PDP用フイルタを粘着剤層を介して貼り合わ
せてなるPDP用前面板、とくに上記透明成形体のPD
P側の面にノングレア層またはアンチニユ―トンリング
層を設けてなる上記PDP用前面板に係るものである。
また、本発明は、上記透明成形体のPDP側の面に、上
記PDP用フイルタを粘着剤層を介して貼り合わせ、上
記透明成形体のPDP側と逆の面に、ハ―ドコ―ト層ま
たは反射防止層を設けてなるPDP用前面板に係るもの
である。さらに、本発明は、PDPの前面表示ガラス部
にノングレア層またはアンチニユ―トンリング層を設
け、このPDPの前面側に上記PDP用前面板を空気層
を介して設置してなるPDP表示装置に係るものであ
る。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明におけるフイルタ本体は、
透明基体と電磁波または/および近赤外線の遮蔽層とか
らなり、上記透明基体には、厚さが通常10〜250μ
mの透明なプラスチツクフイルムが用いられる。また、
上記遮蔽層は、電磁波または/および近赤外線を遮蔽す
る機能と透明性を備えたものであればよく、たとえば、
全厚が通常10〜900μmの単層または積層構造のも
のとして、透明導電体薄膜やこれと高屈折率誘電体膜と
の積層膜、これらに近赤外線吸収色素を含む層を設けた
もの、さらに貼り付け、印刷またはパタ―ニング処理に
よる導電性メツシユ材料やこれに近赤外線吸収色素を含
む層を設けたものなどが挙げられる。
【0011】このフイルタ本体には、電磁遮蔽性能を高
めるため、PDP本体のア―ス電極と接続させるための
電極を設けることができる。また、このフイルタ本体に
は、PDP用フイルタとして使用する際に、室内照明や
窓の外からの日光の反射を低減したり、映り込みを低減
し、またPDPの視認性を向上させる目的で、反射防止
層または/およびノングレア層を設けることができる。
これらの層は、PDP用フイルタ上に直接形成してもよ
いし、透明フイルム基材上に形成したものを本発明の粘
着剤層を介してPDP用フイルタ上に貼り合わせてもよ
い。また、これら層の形成方法には制限はなく、公知の
方法、たとえば、反射防止層では特開昭59−5040
1号公報に記載の方法、ノングレア層では特開平7−1
81306号公報に記載の方法などを、適宜使用するこ
とができる。
【0012】本発明では、このようなフイルタ本体の少
なくとも片面に粘着剤層を設けて、PDP用フイルタと
する。このPDP用フイルタは、これを上記の粘着剤層
を介して、PDPの前面表示ガラス部に直接貼り合わせ
るか、透明成形体に貼り合わせてPDP用前面板を構成
させ、これをPDPの前面側に空気層を介して設置する
ことにより、PDP用表示装置とする。上記の粘着剤層
をフイルタ本体の両面に設けたものでは、粘着剤層の一
方が上記貼り合わせに利用され、他方が前記した透明フ
イルム基材上に反射防止層または/およびノングレア層
を形成したものを上記フイルタに貼り合わせる手段など
として利用される。
【0013】本発明においては、このように利用される
上記の粘着剤層を、L*a*b*表色系において計算さ
れる、初期状態と80℃で1,000時間保持した状態
との色差ΔE*abが2.0以下、好ましくは1.5以
下、より好ましくは1.0以下となる粘着剤で構成した
ことを特徴としている。この粘着剤は、耐熱性にすぐれ
ており、高温環境下に長時間放置しても色変化をほとん
ど生じることがなく、これを設けたPDP用フイルタも
上記放置後に色変化がみられず、その結果として、前記
のように作製されるPDP用表示装置は、PDP本体が
本来持つている色調をほとんど損なわないという効果を
発揮する。
【0014】すなわち、粘着剤層の上記色差ΔE*ab
が2.0を超えると、これを用いたPDP用フイルタの
色差ΔE*abも2.0を超え、高温環境下に長時間放
置したときに、このフイルタを通して見ることとなるP
DPの表示色の相関色温度がPDP本体の相関色温度か
ら約170K以上低下して、黄色味がかつた色調を呈す
るようになる。これに対し、粘着剤層の上記色差ΔE*
abを2.0以下にすると、上記のような色調の劣化が
抑えられ、とくに粘着剤層の上記色差ΔE*abを1.
0以下にすると、このフイルタを通して見ることとなる
PDPの表示色の相関色温度がPDP本体の相関色温度
から約85Kに満たない低下に止まり、この場合、PD
Pの色調の劣化がほとんどみられなくなる。
【0015】なお、粘着剤層の上記色差ΔE*abは、
公知の方法として、以下のように、測定、算出される。
最初に、透明フイルム基材の一面に粘着剤層を設け、こ
のフイルムをガラス基板上に貼り合わせて、測定サンプ
ルをつくる。このサンプルについて、まず、初期状態の
透過率を測定し、2°視野、D65光源を使用したとき
の物体色L*_0、a*_0、b*_0を、JIS Z
−8729番に準じ、算出する。つぎに、上記のサンプ
ルを80℃で1,000時間保持したのち、再度、透過
率を測定し、上記同様にして、2°視野、D65光源を
使用したときの物体色L*_1、a*_1、b*_1を
算出する。上記の初期状態のサンプルの物体色L*_
0、a*_0、b*_0と、高温保持(80℃で1,0
00時間)後の状態のサンプルの物体色L*_1、a*
_1、b*_1とから、JIS Z−8730番に準じ
て、色差ΔE*abを求めることができる。
【0016】本発明に用いられる上記色差ΔE*abが
2.0以下となる粘着剤は、その種類に関して、とくに
限定されないが、一般には、(メタ)アクリル酸アルキ
ルエステルを主成分とするアクリル系単量体の重合体を
主剤成分として含有する粘着剤、つまりアクリル系粘着
剤を用いるのが望ましい。このアクリル系粘着剤は、凝
集力や耐熱性を向上させるための分子間架橋剤の配合量
を適宜調節するなどにより、上記色差ΔE*abを容易
に2.0以下に設定することができる。
【0017】上記のアクリル系粘着剤において、アクリ
ル系単量体の主成分として使用する(メタ)アクリル酸
アルキルエステルには、たとえば、メチル基、エチル
基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、イ
ソアミル基、ヘキシル基、ヘブチル基、シクロヘキシル
基、2−エチルヘキシル基、イソオクチル基、イソノニ
ル基、ラウリル基、ドデシル基、イソミリスチル基、オ
クタデシル基などのアルキル基を有するアクリル酸また
はメタクリル酸のアルキルエステルがある。このような
主成分とともに、凝集力や接着性を改質したり架橋反応
性を付与するための単量体を、共重合成分として併用し
てもよい。この共重合成分については、とくに限定はな
く、上記主成分と共重合可能なものであればよい。
【0018】このような共重合成分には、(メタ)アク
リル酸、カルボキシエチル(メタ)アクリレ―ト、カル
ボキシペンチル(メタ)アクリレ―ト、イタコン酸、マ
レイン酸、クロトン酸などのカルボキシル基含有単量
体、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシエチル、(メ
タ)アクリル酸2−ヒドロキシプロピル、(メタ)アク
リル酸4−ヒドロキシブチル、(メタ)アクリル酸6−
ヒドロキシヘキシル、(メタ)アクリル酸8−ヒドロキ
シオクチル、(メタ)アクリル酸10−ヒドロキシデシ
ル、(メタ)アクリル酸12−ヒドロキシラウリル、
(4−ヒドロキシメチルシクロヘキシル)−メチルアク
リレ―トなどのヒドロキシル基含有単量体、(メタ)ア
クリル酸グリシジルなどのエポキシ基含有単量体、(メ
タ)アクリルアミド、N−アクリロイルモルホリン、N
−置換(メタ)アクリルアミド、N−ビニルピロリドン
などのアミド系単量体などがある。
【0019】また、他の共重合成分として、N−シクロ
ヘキシルマレイミド、N−イソプロピルマレイミド、N
−ラウリルマレイミド、N−フエニルマレイミドなどの
マレイミド系単量体、N−メチルイタコンイミド、N−
エチルイタコンイミド、N−ブチルイタコンイミド、N
−オクチルイタコンイミド、N−2‐エチルヘキシルイ
タコンイミド、N−シクロヘキシルイタコンイミド、N
−ラウリルイタコンイミドなどのイタコンイミド系単量
体、N−(メタ)アクリロイルオキシメチレンスクシン
イミド、N−(メタ)アクリロイル−6−オキシヘキサ
メチレンスクシンイミド、N−(メタ)アクリロイル−
8−オキシオクタメチレンスクシンイミドなどのスクシ
ンイミド系単量体などを挙げることができる。
【0020】さらに、他の共重合成分として、2−アク
リルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸などのスル
ホン酸基含有単量体、2−ヒドロキシエチルアクリロイ
ルホスフエ―トなどの燐酸基含有単量体、酢酸ビニルや
スチレンなどのビニル系単量体、ジビニルベンゼンなど
のジビニル系単量体、1,4−ブチルジアクリレ―トや
1,6−ヘキシルジアクリレ―トなどのジアクリレ―ト
系単量体、テトラヒドロフルフリル(メタ)アクリレ―
ト、ポリエチレングリコ―ル(メタ)アクリレ―ト、ポ
リプロピレングリコ―ル(メタ)アクリレ―ト、フツ化
(メタ)アクリレ―ト、シリコ―ン(メタ)アクリレ―
トなどのアクリル酸エステル系単量体、トリメトキシシ
リルプロピルアクリレ―トなどのアルコキシ基含有単量
体、無水マレイン酸や無水イタコン酸などの酸無水物単
量体などが挙げられる。
【0021】また、その他に、ヘキサンジオ―ルジ(メ
タ)アクリレ―ト、(ポリ)エチレングリコ―ルジ(メ
タ)アクリレ―ト、(ポリ)プロピレングリコ―ルジ
(メタ)アクリレ―ト、ネオペンチルグリコ―ルジ(メ
タ)アクリレ―ト、ペンタエリスリト―ルジ(メタ)ア
クリレ―ト、トリメチロ―ルプロパントリ(メタ)アク
リレ―ト、ペンタエリスリト―ルトリ(メタ)アクリレ
―ト、ジペンタエリスリト―ルヘキサ(メタ)アクリレ
―ト、エポキシアクリレ―ト、ポリエステルアクリレ―
ト、ウレタンアクリレ―トなども使用することができ
る。
【0022】このようなアクリル系単量体を、常法によ
り溶液重合、乳化重合、塊状重合、懸濁重合などの方式
で重合させることにより、アクリル系の重合体が得られ
る。重合時には、熱重合開始剤や光重合開始剤が用いら
れ、その他、過硫酸カリウム、過硫酸アンモニウム、過
酸化水素などや、これらと還元剤を併用したレドツクス
系開始剤などが用いられる。重合開始剤の使用量は、と
くに限定されないが、アクリル系単量体に対し、通常
0.001〜5重量%とするのがよい。
【0023】熱重合開始剤には、過酸化ベンゾイル、t
−ブチルパ―ベンゾエイト、クメンヒドロパ―オキシ
ド、ジイソプロピルパ―オキシジカ―ボネ―ト、ジ−n
−プロピルパ―オキシジカ―ボネ―ト、ジ(2−エトキ
シエチル)パ―オキシジカ―ボネ―ト、t−ブチルパ―
オキシネオデカノエ―ト、t−ブチルパ―オキシビバレ
―ト、(3,5,5−トリメチルヘキサノイル)パ―オ
キシド、ジプロピオニルパ―オキシド、ジアセチルパ―
オキシドなどの有機過酸化物、2,2′−アゾビスイソ
ブチロニトリル、2,2′−アゾビス(2−メチルブチ
ロニトリル)、1,1′−アゾビス(シクロヘキサン1
−カルボニトリル)、2,2′−アゾビス(2,4−ジ
メチルバレロニトリル)、2,2′−アゾビス(2,4
−ジメチル−4−メトキシバレロニトリル)、ジメチル
−2,2′−アゾビス(2−メチルプロピオネ―ト)、
4,4′−アゾビス(4−シアノバレリツク酸)、2,
2′−アゾビス(2−ヒドロキシメチルプロピオニトリ
ル)、2,2′−アゾビス〔2−(2−イミダゾリン−
2−イル)プロパン〕などのアゾ系化合物がある。
【0024】光重合開始剤には、4−(2−ヒドロキシ
エトキシ)フエニル(2−ヒドロキシ−2−プロピル)
ケトン、α−ヒドロキシ−α,α′−ジメチルアセトフ
エノン、メトキシアセトフエノン、2,2−ジメトキシ
−2−フエニルアセトフエノン、1−ヒドロキシシクロ
ヘキシルフエニルケトン、2−メチル−1−〔4−(メ
チルチオ)−フエニル〕−2−モルホリノプロパン−1
などのアセトフエノン系開始剤、ベンゾイルエチルエ―
テル、ベンゾインイソプロピルエ―テルなどのベンゾイ
ンエ―テル系開始剤、ベンジルメチルケタ―ルなどのケ
タ―ル系開始剤、ベンゾフエノン、ベンゾイル安息香
酸、3,3′−ジメチル−4−メトキシベンゾフエノン
などのベンゾフエノン系開始剤、チオキサンソン、2−
クロロチオキサン、2−メチルチオキサンソン、2,4
−ジメチルチオキサンソン、イソプロピルチオキサンソ
ン、2,4−ジシクロチオキサンソン、2,4−ジエチ
ルチオキサンソン、2,4−ジイソプロピルチオキサン
ソンなどのチオキサンソン系開始剤などがあり、その
他、カンフア―キノン、ハロゲン化ケトン、アシルホス
フイノキシド、アシルホスフオナ―トなども、使用でき
る。
【0025】このようにして得られるアクリル系の重合
体を、通常は公知の方法で適度に架橋処理して、前記色
差ΔE*abが2.0以下となるアクリル系粘着剤とす
る。架橋処理は、分子間架橋剤を配合する方式などによ
り行うことができる。分子間架橋剤には、重合体分子内
に含まれる分子間架橋に関与する官能基の種類などに応
じて、適宜なものが用いられる。具体的には、トリレン
ジイソシアネ―ト、トリメチロ―ルプロパントリレンジ
イソシアネ―ト、ジフエニルメタントリイソシアネ―ト
などの多官能イソシアネ―ト系架橋剤、ポリエチレング
リコ―ルジグリシジルエ―テル、ジグリシジルエ―テ
ル、トリメチロ―ルプロパントリグリシジルエ―テルな
どのエポキシ系架橋剤、メラミン樹脂系架橋剤、金属塩
系架橋剤、金属キレ―ト系架橋剤、アミノ樹脂系架橋剤
などが挙げられる。
【0026】本発明における上記のアクリル系粘着剤を
はじめとする前記色差ΔE*abが2.0以下となる粘
着剤には、透明性を損なわない範囲内で、近赤外線吸収
特性を有する顔料や汚染などの色素、酸化防止剤、老化
防止剤、天然物や合成物の樹脂類、ガラス繊維やガラス
ピ―スなどの添加剤が配合されていてもよい。また、微
粒子の配合によつて光拡散性を示す粘着剤とされていて
もよい。
【0027】本発明において、フイルタ本体の少なくと
も片面に上記構成の粘着剤層を設けるには、上記のアク
リル系重合体などをトルエンや酢酸エチルなどの適宜の
有機溶剤に溶解または分散させて、10〜40重量%程
度の粘着剤溶液を調製し、これを流延方式や塗工方式な
どにより、フイルタ本体上に直接塗布し、乾燥して、粘
着剤層を形成すればよい。また、上記の粘着剤溶液をセ
パレ―タ上に塗布し、乾燥して、粘着剤層を形成したの
ち、これをフイルタ本体の少なくとも片面に貼り合わせ
るようにしてもよい。粘着剤層の厚さは、とくに限定さ
れないが、通常は、5〜100μmの厚さとなるように
するのがよい。
【0028】図1は、このように作製される本発明のP
DP用フイルタの一例を示したものである。図中、1は
透明基体10と電磁波または/および近赤外線の遮蔽層
11とからなるフイルタ本体、2(2a,2b)はフイ
ルタ本体1の両面側に設けられた前記色差ΔE*abが
2.0以下の粘着剤層である。上記のフイルタ本体1上
には、粘着剤層2bを介して、透明フイルム基材に反射
防止層または/およびノングレア層を形成してなる機能
性フイルム3が貼り合わされており、これと同じ側のフ
イルタ本体1上の周縁部には電極4が形成されている。
なお、機能性フイルム3を粘着剤層2bにより貼り合わ
せる代わりに、フイルム本体1上に反射防止層または/
およびノングレア層を直接形成することもできる。
【0029】このようなPDP用フイルタは、図1に示
すように、上記の粘着剤層2aを介して、PDP5の前
面表示ガラス部5Aに直接貼り合わせることにより、P
DP表示装置とすることができる。この表示装置は、上
記のフイルタをPDP5に対して直接貼り合わせている
ため、PDPが破損した場合のガラスの飛散防止や、P
DP自体の軽量化、薄型化、低コスト化に寄与でき、ま
たPDPの前面側に透明成形体からなる前面板を設置す
る場合に比べると、PDPとフイルタとの間に屈折率の
低い空気層をなくせるため、界面反射による可視光反射
率の増加、二重反射などの問題を解決でき、PDPの視
認性により好結果が得られる。
【0030】また、PDPの前面表示ガラスの強度が十
分でない点を考慮すると、上記のようにPDP用フイル
タをPDPに対して直接貼り合わせるのではなく、PD
Pの前面側に空気層を介して設置される透明成形体に貼
り合わせてPDP用前面板を構成させ、これをPDPの
前面側に空気層を介して設置することにより、PDP用
表示装置とすることもできる。この表示装置は、前記直
接貼り合わせるタイプのものに比べると、既述したよう
な不利はあるが、本来の電磁波または/および近赤外線
の遮蔽効果の面でより好結果が得られることがあり、ま
たPDPの前面表示ガラスの補強効果などの面でも好結
果を得ることができる。
【0031】図2は、上記のPDP用前面板の一例を示
したもので、PDP5の前面側に空気層を介して設置さ
れる透明成形体6のPDP5側と逆の面に、図1に示す
構成のPDP用フイルタを粘着剤層2aを介して貼り合
わせている。上記の透明成形体6には、厚さが通常1〜
10mm程度のガラス板、アクリル板、ポリカ―ボネ―ト
板などの硬質板が用いられるが、材質や厚さはとくに制
限されない。このようなPDP用前面板を、PDP5の
前面側に適当な間隔の空気層を介して設置することによ
り、PDP表示装置とすることができる。
【0032】上記構成のPDP用前面板では、図2に示
すように、透明成形体6のPDP5側の面に、透明フイ
ルム基材にノングレア層またはアンチニユ―トンリング
層を形成してなる機能性フイルム7を、透明な粘着剤層
2cを介して、貼り合わせることにより、2重反射やニ
ユ―トンリングの発生を抑制してもよい。上記機能性フ
イルム7を粘着剤層2cにより貼り合わせる代わりに、
透明成形体6上にノングレア層またはアンチニユ―トン
リング層を直接形成することもできる。ノングレア層ま
たはアンチニユ―トンリング層とは、公知のように、
0.1〜10μm程度の微小な凹凸の表面状態を有し、
可視光線に対して透明な層を意味するものである。ま
た、粘着剤層2cは、粘着剤層2a,2bと同様のも
の、つまり前記した色差ΔE*abが2.0以下となる
粘着剤層が用いられる。
【0033】また、図2に示すのとは異なるPDP用前
面板として、透明成形体6のPDP5側の面に、図1に
示すPDP用フイルタを粘着剤層2aを介して貼り合わ
せ、透明成形体6のPDP5側と逆の面に、透明フイル
ム基材にハ―ドコ―ト層または反射防止層(兼防汚染
層)を形成した機能性フイルムを前記同様の透明な粘着
剤層を介して貼り合わせて、PDP用前面板を構成させ
てもよい。上記のハ―ドコ―ト層または反射防止層(兼
防汚染層)は、透明成形体6上に直接形成することもで
きる。このPDP用前面板もこれをPDP5の前面側に
適当な間隔の空気層を介して設置することにより、PD
P表示装置とすることができる。
【0034】なお、上記の図2に示すのとは異なるPD
P用前面板や、図2に示すPDP用前面板で透明成形体
上にノングレア層またはアンチニユ―トンリング層を持
たないものでは、これらの層をPDPの前面表示ガラス
部に設け、これに上記の各PDP用前面板を空気層を介
して設置して、PDP表示装置としてもよい。
【0035】また、本発明のPDP用フイルタやPDP
用前面板において、透過色の色調を調整するための色素
などを、透明基体10、透明成形体6、透明な粘着剤層
2(2a,2b,2c)、透明なハ―ドコ―ト層などを
作製する際に、これらの構成材料中に添加したり、これ
らとは異なる層として、適宜のバインダ樹脂に上記の色
素などを分散させた別の層を設けるようにしてもよい。
【0036】
【実施例】つぎに、本発明の実施例を記載して、より具
体的に説明する。ただし、本発明は、以下の実施例にの
み限定されるものではない。なお、以下の実施例で用い
たフイルタ本体は、つぎのようにして作製したものであ
る。また、以下において、部とあるのは重量部を意味す
るものとする。
【0037】<フイルタ本体の作製>透明基体として、
厚さが125μmの透明なポリエチレンテレフタレ―ト
(PET)フイルムを使用した。この透明基体の片面に
反応性パルスDCスパツタリング法によりSiO2 薄膜
を形成し、その面上にDCマグネトロンスパツタ法によ
り、高屈折率誘電体膜、銀系透明導電体膜、高屈折率誘
電体膜の順に繰り返し膜形成する手法により、電磁波ま
たは/および近赤外線の遮蔽層を形成した。なお、高屈
折率誘電体膜を形成するタ―ゲツト材料には、In2
3 −12.6重量%TiO2 を使用した。また、銀系透
明導電体膜を形成するタ―ゲツト材料には、Ag−3重
量%Auを使用した。
【0038】このようにして形成した電磁波または/お
よび近赤外線の遮蔽層は、透明基体側より、SiO2
膜(94nm)/高屈折率誘電体膜(34nm)/銀系
透明導電体薄膜(14nm)/高屈折率誘電体膜(68
nm)/銀系透明導電体薄膜(14nm)/高屈折率誘
電体膜(68nm)/銀系透明導電体薄膜(14nm)
/高屈折率誘電体膜(34nm)の構成であつた。
【0039】なお、上記の各膜厚の測定は、表面粗さ計
(DEKTAK3)による製膜速度の検量線と透過型電
子顕微鏡による精密測定により行つたものである。つぎ
に、このように構成したフイルタ本体上の上記遮蔽層側
の四辺に、銀ペ―スト〔藤倉化成(株)製、「ド―タイ
トFA−301CA」〕をスクリ―ン印刷し、100℃
で20分間、硬化させて、厚さが2μmの電極を形成し
た。
【0040】実施例1 冷却管、窒素導入管、温度計および撹拌装置を備えた反
応容器に、アクリル酸イソオクチル99.7部、6−ヒ
ドロキシヘキシルアクリレ―ト0.3部および2,2′
−アゾビスイソブチロニトリル0.3部を、酢酸エチル
とともに加えて窒素ガス気流下、60℃で4時間反応さ
せたのち、その反応液に酢酸エチルを加えて、固形分濃
度30重量%のアクリル系重合体溶液を得た。アクリル
系重合体の重量平均分子量(ゲルパ―ミユエ―シヨンク
ロマトグラフイによるポリスチレン換算)は194万で
あつた。この溶液に、その固形分100部あたり、トリ
メチロ―ルプロパントリレンジイソシアネ―ト0.1
部、γ−グリシドキシプロピルメトキシシラン0.01
部を配合して、アクリル系粘着剤を得た。これを、セパ
レ―タ(ポリエステルフイルムを剥離剤で処理したも
の)に塗工し、150℃で5分間加熱処理して、厚さが
23μmの粘着剤層を形成した。
【0041】このように形成した粘着剤層を、前記した
フイルム本体における電極形成面とは反対側の面に貼り
付けた。また、このフイルム本体における電極形成面に
も、その電極を被覆しないように上記の粘着剤層を貼り
付け、この粘着剤層を利用して、反射防止フイルム〔日
本油脂(株)製の「リアルツク1200」〕を貼り付け
ることにより、PDP用フイルタを作製した。このPD
P用フイルタは、上記電極形成面とは反対側の面に貼り
付けた粘着剤層を利用して、PDPに対して、直接貼り
付けることができ、また適宜の透明成形体に貼り付ける
ことによつて、PDP用前面板を構成させることができ
る。
【0042】実施例2 アクリル系単量体としてアクリル酸ブチル95部、アク
リル酸4.8部およびアクリル酸2−ヒドロキシエチル
0.2部を使用し、重合開始剤として過酸化ベンゾイル
0.3部を使用した以外は、実施例1と同様にして、重
量平均分子量(測定方法は実施例1と同じ)が155万
のアクリル系重合体を含む溶液を得た。この溶液に、そ
の固形分100部あたり、トリメチロ―ルプロパントリ
レンジイソシアネ―ト0.6部、γ−グリシドキシプロ
ピルメトキシシラン0.075部を配合して、アクリル
系粘着剤を得た。このアクリル系粘着剤を使用して、実
施例1と同様にして、厚さが23μmの粘着剤層を形成
し、以下、実施例1と同様にして、PDP用フイルタを
作製した。
【0043】比較例1 トリメチロ―ルプロパントリレンジイソシアネ―トの配
合量を10部に変更した以外は、実施例2と同様にし
て、アクリル系粘着剤を得た。このアクリル系粘着剤を
使用して、実施例1と同様にして、厚さが23μmの粘
着剤層を形成し、以下、実施例1と同様にして、PDP
用フイルタを作製した。
【0044】上記の実施例1,2および比較例1の各P
DP用フイルタについて、粘着剤層の色差ΔE*abを
測定した。また、上記の各PDP用フイルタの可視光線
透過率と80℃保持下の色変化を、下記の方法により、
評価した。これらの測定、評価に際し、分光透過率の測
定には、大塚電子(株)製の「瞬間マルチ測光器MCP
D−3000」を使用して、0°入射分光透過率を測定
した。
【0045】<粘着剤層の色差ΔE*ab>PETフイ
ルムの片面に粘着剤層を貼り付け、これをスライドガラ
スに貼り付けたものを測定サンプルとした。このサンプ
ルの初期状態と80℃で1,000時間保持したのちと
の分光透過率を測定し、JIS Z−8730に準じ、
2°視野、D65光源における初期状態からの色差ΔE
*abを算出した。
【0046】<可視光線透過率>分光透過率より、JI
S R−3016に準じ、可視光線透過率を求めた。
【0047】<80℃保持下の色変化>PDP用フイル
タを、初期(高温保持前)のサンプルと、80℃で1,
000時間保持したのちの高温保持後のサンプルとにつ
いて、それぞれ、PDPの前面表示ガラスに貼り付け、
それぞれのサンプルを貼り付けた場所の光源色の相関色
温度をJIS Z−8725に準じて求め、相関温度の
差が85K未満のものを◎、85K以上となるものを
×、と評価した。
【0048】
【0049】上記の表1の結果から明らかなように、本
発明の実施例1,2のPDP用フイルタは、可視光線透
過率が高くて、視認性を満足するとともに、これに使用
した粘着剤層の色差ΔE*ab、つまり、L*a*b*
表色系において計算される、初期状態と80℃で1,0
00時間保持した状態との色差ΔE*abが1.0以下
であるため、同色差ΔE*abが2.0を超える比較例
1のPDP用フイルタに比べて、高温環境下で長時間使
用したのちでも色変化がみられず、PDPの色調を損な
う心配のないPDP用フイルタであることがわかる。
【0050】
【発明の効果】以上のように、本発明は、透明基体と電
磁波または/および近赤外線の遮蔽層とからなるフイル
タ本体の少なくとも片面に、L*a*b*表色系におい
て計算される、初期状態と80℃で1,000時間保持
した状態との色差ΔE*abが2.0以下となる粘着剤
層を設ける構成としたことにより、高温環境下で長時間
使用したのちでも色変化が小さい、PDPの色調を損な
う心配のないPDP用フイルタを提供することができ
る。また、このPDP用フイルタを貼り合わせたPDP
用前面板およびPDP表示装置を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のPDP用フイルタの一例を示す断面図
である。
【図2】本発明のPDP用前面板の一例を示す断面図で
ある。
【符号の説明】
1 フイルタ本体 10 透明基体 11 電磁波または/および近赤外線の遮蔽層 2(2a,2b,2c) 粘着剤層 3 機能性フイルム(反射防止層または/およびノング
レア層形成フイルム) 4 電極 5 PDP 5A 前面表示ガラス部 6 透明成形体 7 機能性フイルム(ノングレア層またはアンチニユ―
トンリング層形成フイルム)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01J 11/02 G02B 1/10 Z (72)発明者 中村 年孝 大阪府茨木市下穂積1丁目1番2号 日東 電工株式会社内 (72)発明者 安積 由起子 大阪府茨木市下穂積1丁目1番2号 日東 電工株式会社内 Fターム(参考) 2H048 CA04 CA12 CA25 GA07 GA17 GA43 GA60 2K009 AA00 AA02 AA15 BB24 CC24 DD01 EE00 EE01 5C040 GH01 GH10 MA08 5G435 AA04 AA16 BB06 GG11 GG33 KK02 KK05 KK07 KK10

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明基体と電磁波または/および近赤外
    線の遮蔽層とからなるフイルタ本体の少なくとも片面
    に、L*a*b*表色系において計算される、初期状態
    と80℃で1,000時間保持した状態との色差ΔE*
    abが2.0以下の粘着剤層を設けてなるプラズマデイ
    スプレイパネル用フイルタ。
  2. 【請求項2】 粘着剤層は、L*a*b*表色系におい
    て計算される、初期状態と80℃で1,000時間保持
    した状態との色差ΔE*abが1.0以下である請求項
    1に記載のプラズマデイスプレイパネル用フイルタ。
  3. 【請求項3】 粘着剤層は、(メタ)アクリル酸アルキ
    ルエステルを主成分とするアクリル系単量体の重合体を
    含有する粘着剤からなる請求項1または2に記載のプラ
    ズマデイスプレイパネル用フイルタ。
  4. 【請求項4】 透明基体と電磁波または/および近赤外
    線の遮蔽層とからなるフイルタ本体上に反射防止層また
    は/およびノングレア層を有する請求項1〜3のいずれ
    かに記載のプラズマデイスプレイパネル用フイルタ。
  5. 【請求項5】 プラズマデイスプレイパネルの前面表示
    ガラス部に、請求項1〜4のいずれかに記載のプラズマ
    デイスプレイパネル用フイルタを粘着剤層を介して貼り
    合わせてなるプラズマデイスプレイパネル表示装置。
  6. 【請求項6】 プラズマデイスプレイパネルの前面側に
    空気層を介して設置される透明成形体のプラズマデイス
    プレイパネル側と逆の面に、請求項1〜4のいずれかに
    記載のプラズマデイスプレイパネル用フイルタを粘着剤
    層を介して貼り合わせてなるプラズマデイスプレイパネ
    ル用前面板。
  7. 【請求項7】 透明成形体のプラズマデイスプレイパネ
    ル側の面に、ノングレア層またはアンチニユ―トンリン
    グ層を設けてなる請求項6に記載のプラズマデイスプレ
    イパネル用前面板。
  8. 【請求項8】 プラズマデイスプレイパネルの前面側に
    空気層を介して設置される透明成形体のプラズマデイス
    プレイパネル側の面に、請求項1〜4のいずれかに記載
    のプラズマデイスプレイパネル用フイルタを粘着剤層を
    介して貼り合わせ、上記透明成形体のプラズマデイスプ
    レイパネル側と逆の面に、ハ―ドコ―ト層または反射防
    止層を設けてなるプラズマデイスプレイパネル用前面
    板。
  9. 【請求項9】 プラズマデイスプレイパネルの前面表示
    ガラス部にノングレア層またはアンチニユ―トンリング
    層を設け、このプラズマデイスプレイパネルの前面側
    に、請求項6または8に記載のプラズマデイスプレイパ
    ネル用前面板を空気層を介して設置してなるプラズマデ
    イスプレイパネル表示装置。
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