JPH05239416A - 粘着製品及びそれを使用する方法 - Google Patents

粘着製品及びそれを使用する方法

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JPH05239416A
JPH05239416A JP7867892A JP7867892A JPH05239416A JP H05239416 A JPH05239416 A JP H05239416A JP 7867892 A JP7867892 A JP 7867892A JP 7867892 A JP7867892 A JP 7867892A JP H05239416 A JPH05239416 A JP H05239416A
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JP
Japan
Prior art keywords
pressure
sensitive adhesive
release material
adhesive sheet
adherend
Prior art date
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Pending
Application number
JP7867892A
Other languages
English (en)
Inventor
Terumitsu Kotani
輝充 小谷
Yoshihiro Mogi
義博 茂木
Kazuo Yoneda
和生 米田
Akihiko Takano
明彦 高野
Toshikazu Yamada
敏数 山田
Akira Katayama
明 片山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Lintec Corp
Resonac Holdings Corp
Original Assignee
Showa Denko KK
Lintec Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 背割れがなく、製造適性、印刷適性及び取り
付け容易性に優れた粘着製品及びそれを使用する方法を
提供すること。 【構成】 少なくとも表面基材(1)に粘着剤層(2)
を施した粘着シートに剥離材(3)を仮着して成る粘着
製品(A)であって、前記剥離材(3)が引裂特性を有
するシートであることを特徴とする粘着製品。粘着製品
の剥離材(3)は、引裂特性方向に引き裂くことができ
るので背割れ等の加工を施す必要がなく製造適性及び印
刷適性に優れている。又、剥離材(3)はどの位置から
でも引き裂くことができるので、従来の背割れを施した
粘着製品に比べて、被着体への位置決めが極めて容易で
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は剥離材を仮着して成る粘
着製品に関し、特に被着体への貼着が容易な粘着製品に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、剥離材を仮着した粘着製品は、剥
離材に背割れを設けておき、この背割れに沿って剥離材
の一部を除去した後に、露出した粘着シートの粘着剤層
を被着体に貼着し、次いで残存する剥離材を剥がして粘
着シートを被着体に貼付するというように、被着体への
位置決めを容易にするための工夫がなされている。
【0003】通常、上記の背割れは、剥離材を粘着剤層
を介して表面基材に貼着した後、スリッターやダイカッ
ト刃等を用いて設けている。しかしながら、背割れをス
リッターやダイカット刃等で設ける方法は製造適性に劣
り、表面基材の厚みや物性(硬度)により、背割れを充
分に形成することができない場合があったり、特に表面
基材が極薄のものや柔軟なものの場合、表面基材まで切
れてしまうことがあるという欠点があった。又、これら
の方法で背割れを設ける場合には、スリッター刃やダイ
カット刃での刃の押圧により剥離材に背割れを形成して
いる為、粘着剤層及び表面基材にまで背割れの跡が出て
しまうので、その背割れ跡(凸状)により、基材表面へ
の印刷適性が低下するという欠点を有している。
【0004】又、ラベリングマシンで粘着シートを貼着
させる場合、表面基材が極薄、柔軟なものなどでは、ラ
ベリングマシンの剥離エッヂで粘着シートが剥離材上か
らうまく剥離しない為、上述のような予め剥離材に背割
れを入れた粘着製品を用いて、粘着シート下の剥離材の
一部を除去するようにしているが、剥離材が背割れによ
り、幅方向に分割されていると共に、表面基材が極薄、
柔軟である為、剥離材のズレが生じ易く、剥離材上の粘
着シートが伸びたり位置ズレしたり、粘着シートが切断
されてしまうなどの欠点を有している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明者等は
上記の欠点を解決するために鋭意検討を重ねた結果、剥
離材として引裂特性を有する材料を使用すれば、粘着製
品に背割れと同等の機能を持たせることができること、
又、この粘着製品を用いれば剥離材の所望の部分を除去
することができるので、被着体への位置決めが極めて容
易になり、使用し易くなることを見出し、本発明に到達
した。
【0006】従って、本発明の第1の目的は、背割れが
なく、製造適性に優れると共に印刷適性にも優れた粘着
製品を提供することにある。本発明の第2の目的は、粘
着シートを、被着体の所望の位置に容易に貼着するため
の粘着製品の使用方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の上記の諸目的
は、少なくとも表面基材に粘着剤層を施した粘着シート
に剥離材を仮着して成る粘着製品であって、前記剥離材
が引裂特性を有するシートであることを特徴とする粘着
製品、及びそれを使用する方法によって達成された。
【0008】本発明を図面をもって説明する。Aは、表
面基材(1)に、粘着剤層(2)を施して成る粘着シー
トを、剥離材(3)の剥離層面(3a)上に仮着されて
なるものである。粘着製品Aは、任意形状に設計される
ものであり、図1のように同一形状の粘着シートが剥離
材上に設けられたものであっても、粘着シートと剥離材
が同形状のもの(図示せず)であっても良い。
【0009】本発明における表面基材(1)に使用する
基材は、ポリエチレンフィルム、ウレタンフィルム、ポ
リ塩化ビニルフィルム等の軟質フィルム、ポリエチレン
テレフタレートフィルム等の硬質フィルム、紙、合成
紙、金属箔、その他、現行の背割れ入りラベルに使用さ
れる基材等、公知の材料の中から適宜選択して使用する
ことができる。
【0010】本発明で使用する粘着剤層(2)は、天然
ゴム又は合成ゴムを主成分としたゴム系感圧粘着剤、若
しくはアクリル酸アルキルエステル及びメタアクリル酸
アルキルエステルを主成分とした共重合体から成るアク
リル系感圧粘着剤等の公知の粘着剤を、公知の塗工方法
によって設けることができる。
【0011】本発明における引裂特性を有する剥離材
(3)とは、剥離材の縁端の任意の箇所に爪などで切り
込みを入れ、そのままその切り込みの延長線上に直線的
に引き裂くことのできる剥離材のことをいう。このよう
な剥離材は縁端引裂強度が7kg/25mm以下である
必要があり、特に2〜5kg/25mmであることが好
ましい。又、破断伸度は100%以下、好ましくは20
〜70%であり、引き裂き強度は50gf以下、特に1
0〜20gfであることが好ましい。
【0012】このような剥離材の具体例として、例えば
特開平2−175776号公報のように、プロピレン単
独重合体100重量部に対し、マイカ、炭酸カルシウ
ム、クレー、沈降性硫酸バリウム等の無機充填剤を3〜
20重量部配合すると共に1.5〜7倍に延伸させ、永
久変形率を多くとも2%とした剥離基材に、シリコーン
樹脂、シリコーン−アルキッド共重合体、アルコキシド
樹脂、ポリビニルアルコールとシリコーン樹脂との混合
物等の剥離剤を塗布形成した剥離剤;特願平2−292
493号のように、プロピレン単独重合体より成る層及
びプロピレン単独重合体100重量部に、無機充填剤を
3〜150重量部配合した組成物より成る層の少なくと
も2層から成る多層シート材を5〜12倍に延伸させ、
かつ伸度が50%以下である剥離基材に剥離剤を塗布形
成した剥離材;或いは実公昭51−35985号公報に
記載された剥離材等を挙げることができる。
【0013】本発明における剥離材は、縦又は横方向に
直線的に引き裂くことのできる剥離材であるが、剥離を
更に容易にするために予め剥離材の引裂特性方向と合致
するように、剥離材端部に切れ目(4)を入れたり、剥
離方向又は剥離場所を示す表示(5)を表面基材及び/
又は剥離材の端部に施すことが好ましい。
【0014】本発明の粘着製品は、使用に際し、図1の
ような場合では、予め剥離材に施された引き裂き場所
(4,5)から剥離材を引き裂き、そのまま同一方向に
引きながら粘着剤層の一部を露出させる。又、粘着シー
トと剥離材が同形状の場合には、剥離材を粘着シートの
縁端部で僅かに剥がして切り裂き、そのまま同一方向に
引きながら粘着剤層の一部を露出させる。次に、粘着剤
層が露出した部分を被着体の所定の箇所に貼着して位置
決めをする。最後に粘着シートに残存する剥離材を剥が
して、被着体に粘着シートを完全に貼付する。
【0015】又、ラベリングマシンを使用する場合に
は、例えば、図3のように剥離ロール(6)を用いて剥
離材の一部が残るように剥離材を引き裂いて除去しなが
ら、粘着シートをラベリングマシンの吸引部などに保持
させ、次いで被着体に貼付する。
【0016】
【実施例】次に、本発明を実施例によって更に説明する
が、本発明はこれによって限定されるものではない。
【0017】実施例1.表面基材として、厚さ25μm
のポリエチレンテレフタレートフィルム(PET♯2
5:東レ株式会社製)を用い、該基材の片面に、アクリ
ル酸アルキルエステルを主成分とする粘着剤層を厚さが
20μmになるように設けて粘着シートを作製した。
【0018】この粘着シートの粘着剤層面に、引裂特性
を有する剥離材として、厚さが80μm、延伸倍率が縦
方向に2.0倍のポリプロピレンフィルム(昭和電工株
式会社製)を仮着し、粘着製品を得た。更に、上記粘着
製品を縦400mm、横200mmに断裁した後、基材
表面に印刷を施すと共に、剥離材端部(横一片200m
mの端から20mmの場所)に引き裂き箇所の表示を施
し、本発明の粘着製品を作製した。
【0019】手貼りによって上記粘着シートを被着体に
貼付するに際し、先ず、上記の表示部分の粘着シートを
剥離材から剥がし、該表示部から剥離材を引き裂いて、
縦方向400mm、横方向20mm分の剥離材を除去
し、粘着剤層を露出させて被着体の所望の位置に仮着し
た。
【0020】次に残りの剥離材を除去し、粘着シート全
体を被着体に貼付した。この粘着シートは剥離材に背割
れがないので、表面基材上の印刷部に凹凸や印刷不良等
の異常がない上、粘着シートを正確な位置に素早く貼付
することができた。
【0021】実施例2.表面基材として厚さ60μmの
合成紙「ユポ」(王子油化合成紙株式会社製の商品名)
を用い、該基材の片面に、メタアクリル酸アルキルエス
テルを主成分とする粘着剤層を、厚さが30μmになる
ように設けた後、この粘着剤層面に、引裂特性を有する
剥離材である、厚さが80μmで延伸倍率が縦方向に
1.7倍のポリプロピレンフィルム(昭和電工株式会社
製)を仮着し、次に該粘着シートの表面基材上に印刷を
施し、粘着シートを多数の円形状に形成して、ロール状
の粘着製品を作製した(図3)。
【0022】得られた製品の使用に際し、剥離材を剥離
ロールにより分割し、中央剥離材上に上記円形粘着シー
トを保持させるようにして、ラベリングマシーンにてラ
ベリングを行った(図3)。これによって、粘着シート
の位置ズレ等を生ずることなく、被着体に粘着シートを
貼付することができた。
【0023】
【発明の効果】以上の如く本発明の粘着製品は、剥離材
の一部又は大部分を容易に剥離させることができるの
で、背割れ等の加工を施す必要がなく印刷適性に優れる
上製造が容易である。
【0024】又、本発明の粘着製品は、剥離材をどの位
置からでも引き裂くことができるので、従来の背割れを
施した粘着製品に比べて、被着体への位置決めが極めて
容易である。更に、極薄、柔軟な表面基材を用いた粘着
シートをラベリングマシン等で使用する場合であって
も、剥離材に背割れが形成されていない為、剥離材上の
粘着シートに位置ズレが生じたり粘着シートが切断され
ることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の粘着製品の正面図である。
【図2】図2は、図1のX−X線上を切断した断面図で
ある。
【図3】図3は、本発明の粘着製品の使用状態を示す斜
視図である。
【符号の説明】
A・・・・粘着製品 1・・・・表面基材 2・・・・粘着剤層 3・・・・剥離剤 3a・・・剥離層面 4・・・・切れ目 5・・・・表示 6・・・・剥離ロール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 米田 和生 東京都港区芝大門1−13−9 昭和電工株 式会社内 (72)発明者 高野 明彦 東京都板橋区本町23−23 リンテック株式 会社内 (72)発明者 山田 敏数 東京都板橋区本町23−23 リンテック株式 会社内 (72)発明者 片山 明 東京都板橋区本町23−23 リンテック株式 会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも表面基材に粘着剤層を施した
    粘着シートに剥離材を仮着して成る粘着製品であって、
    前記剥離材が引裂特性を有するシートであることを特徴
    とする粘着製品。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の粘着製品において、該
    剥離材の引裂特性と合致するように、該粘着製品の表面
    基材及び/又は剥離材の端部に切れ目及び/又は表示を
    施して成る請求項1に記載の粘着製品。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の粘着シートを被着体に
    貼付する方法であって、前記剥離材の一部を引き裂いて
    前記粘着シートの粘着剤層を部分的に露出せしめた後、
    位置決めして該粘着剤層の露出部分を被着体に貼着せし
    め、次いで残りの剥離材を除去して被着体に粘着シート
    を全部貼付することを特徴とする、請求項1に記載の粘
    着製品を使用する方法。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の粘着シートを被着体に
    貼付する方法であって、前記剥離材の一部が残るように
    剥離材を引き裂いて除去しながら、粘着シートをラベリ
    ングマシン等に保持させ、次いで被着体に貼付すること
    を特徴とする、請求項1に記載の粘着製品を使用する方
    法。
JP7867892A 1992-02-28 1992-02-28 粘着製品及びそれを使用する方法 Pending JPH05239416A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001337614A (ja) * 2000-05-29 2001-12-07 Nitto Denko Corp プラズマデイスプレイパネル用フイルタ、プラズマデイスプレイパネル用前面板およびプラズマデイスプレイパネル表示装置
US7201820B2 (en) 2004-10-14 2007-04-10 W. R. Grace & Co.-Conn. Flexible flashing for multiplanar building surfaces

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2001337614A (ja) * 2000-05-29 2001-12-07 Nitto Denko Corp プラズマデイスプレイパネル用フイルタ、プラズマデイスプレイパネル用前面板およびプラズマデイスプレイパネル表示装置
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