JP2001336241A - 木造建築物の壁構造体 - Google Patents

木造建築物の壁構造体

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 壁体内部に空気層を有する2重壁構造体にお
いて、十分な断熱性能を発揮でき、かつ十分な耐壁力を
持ち、構造がシンプルで、施工がしやすい木造建築物の
2重壁構造体を提供する。 【解決手段】 各木製柱の対向面に長手方向に連続する
溝を設け、構造材となる軸部材を介して所定の間隔が設
けられた2枚の木製パネル材の両端部を各々対抗する溝
に嵌め込み、該木製パネル材を複数段に積み重ねて接合
し、内壁体と外壁体による2重の壁体が構成され、壁構
造体内部に空気層を形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、木造建築物の壁構
造体に関し、特に木製の厚板パネル材を組み合わせた2
重壁構造による壁構造体に関する。
【0002】
【従来の技術】木造建築は、木材が本来持っている特性
を活かした建築工法となっており、多孔質であるため、
木材が呼吸して自然な湿度調節機能が働き、また熱伝導
率が低いため、外部からの輻射熱を効果的に遮断するこ
とができる。
【0003】また、日本古来からの建築様式であり、建
築物に木が使用していることで、落ち着いた感覚が得ら
れ、安らぎを感じるものである。
【0004】近年では、新建材を使用したコンクリート
住宅や鉄骨プレハブ住宅などの急速な普及に伴い、これ
らの新建材によるシックハウス症候群などの問題も発生
しており、木造建築が見直されてきており、子供や老人
用の部屋などに木造建築を採用する例も増えている。
【0005】従来の木造建築物の建築工法においては、
大きく分けて、在来軸組構法と、ツーバイフォー構法
(2×4構法)と、丸太組構法との3つに分けられる。
【0006】在来軸組構法における壁構造体は、柱と柱
の間に木の骨組を作り、内外両側から仕上材である内装
板と外装板を貼り合わせて壁を構成したものである。
【0007】ツーバイフォー構法における壁構造体は、
一定サイズ(2インチ×4インチ)の部材を構造体とし
て骨組みを作り、内外両側から仕上げ材である内装板と
外装板を貼り合わせて壁を構成したものである。
【0008】丸太組構法における壁構造体は、基本的
に、原木から加工した部材を組み上げて壁を構成する構
法である。
【0009】これらの木造住宅においてより快適な住環
境を提供するために、外気からの断熱性能を向上させる
方法が数多く開発されている。壁構造体の壁内の通気を
実現し、断熱性能を高めているものもある。
【0010】前記の丸太組構法においては、構造上、壁
内通気は困難であるが、在来軸組構法およびツーバイフ
ォー構法においては、壁体内部に通気層を設けたものが
開発されている。
【0011】在来軸組構法においては、例えば、特開平
10−102608号では、中壁の外側に、スペーサ部
材を介して対面させた板材の間に通気層を形成させたも
のである。通気層の下方の空間と上方の空間とを連通さ
せ、自然換気を可能としたものである。ポリエチレン製
の薄板の表面に小さな突起を多数設けたスペーサを使用
したものなどもある。
【0012】また、特開平11−247320号では、
壁内にグラスウールなどの断熱材層を設け、該断熱材層
と外壁との間に通気層を設けたものであり、該断熱材に
溜まる水蒸気を通気層を通して外部へ放出させるように
したものである。
【0013】ツーバイフォー構法においては、例えば、
特開平6−2378号では、防湿シートで覆われた断熱
材が設けられた内壁パネルと外装板との間に空気層を形
成させるようにしたものであり、気密性と断熱性を実現
しようとするものである。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記に
示すような壁体内部に空気層を有する壁構造体において
は、十分な通気を確保することは困難であり、断熱性能
の向上に伴い、該壁体内部の結露などの問題が発生す
る。
【0015】前記の特開平10−102608号の中壁
の外側に通気層を形成する場合には、スペーサ部材の厚
さを十分に確保する必要があるが、通気層を形成する板
材の強度が低いため、スペーサ部材の厚さを大きくする
ことができず、十分な通気が確保されたとは言いがた
く、断熱性能も満足するものとはなり難い。
【0016】また、前記の特開平11−247320号
や特開平6−2378号の場合も同様であり、外壁材の
取付の問題から通気性を十分に確保することは困難であ
る。
【0017】また、いずれの場合にも通気性を確保する
ために、壁の構成が複雑になり、施工が難しくなる。
【0018】本発明は、上記の問題点に鑑みてなされた
ものであり、木造建築物において、十分な断熱性能を発
揮でき、かつ十分な耐壁力を持ち、構造がシンプルで、
施工がしやすい2重壁構造体を提供することを課題とす
る。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、ツーバイフォー構法と在来軸組構法との本質を取
り合い、厚板パネル材を構造材として軸部材を挟んだ壁
体を構成し、壁体内部に空気層を形成し、筋違いより剛
性の高い耐力壁と高断熱性を実現しようとするものであ
る。
【0020】本発明では、各木製柱の対向面に長手方向
に連続する溝を設け、構造材となる軸部材を介して所定
の間隔が設けられた2枚の木製パネル材の両端部を各々
対抗する溝に嵌め込み、該木製パネル材を複数段に積み
重ねて接合し、内壁体と外壁体による2重の壁体が構成
され、壁構造体内部に空気層が形成されている木造建築
物の壁構造体である。
【0021】該木製パネル材は、壁面構造体としての壁
面強度を十分に確保できる厚さのパネル材であり、材質
により異なるが、単一材質では、15mm以上とし、4
0mm程度が好ましい。15mm以下では、壁面構造体
としての強度を十分に発揮することができなくなるた
め、間柱などで補強する必要が生じ好ましくない。
【0022】また、該木製パネル材は、単一材質の木材
を所定の幅に加工されたものを使用することができる。
例えば、厚さ40mm、幅が120mmで長さが5mの
ヒバ材などを使用しても良い。材質は、杉や檜、ヒバ
材、その他の種々の木材を使用することができる。
【0023】該木製柱に設けられる長手方向の溝は、木
製の2重パネルの左右の両端部を嵌め込むことにより支
持できる溝であればいずれでも良く、上方から木製2重
パネルを吊りこんで挿入し、順次重ねて嵌め込むことに
より、容易に設置することができる。
【0024】嵌め込んだ木製パネル材同士は、接着材な
どで接合しても良く、内壁と外壁の間に適時、構造材と
しての軸部材を設け、その軸部材に釘などで固定しても
良い。
【0025】該空気層は、厚さを15mm以上とし、5
0mm程度が好ましい。15mm以下では、空気層の厚
さが不充分であり、十分な断熱性能を発揮できない。
【0026】また本発明では、前記の木製パネル材にお
いて、その上部端面と下部端面、あるいは側部端面同士
を嵌め合わせて接合できるように、嵌め合わせる両端面
に凸条と凹条溝とを形成し、各々の木製パネル材を嵌め
合わせにより接合して壁体を構成するようにした木造建
築物の壁構造体である。
【0027】一方の端面の凸条は、長手方向に突起が連
続して形成されているものであり、他方の端面の凹状溝
とは、前記凸条に嵌め合わせて接合できる凹形状の溝で
ある。該凸条および凹条溝の形状は、嵌め合わせて接合
できるものであればいずれでも良く、断面が角型凸形状
や丸型凸形状でも良い。
【0028】木製パネル材を嵌め合わせタイプとするこ
とにより、各木製パネル材同士の接合部分に隙間が発生
しにくく、壁体としての気密性も高くなり、壁体同士の
隙間を強制的に密着固定させる必要がなくなり施工が容
易となる。
【0029】また、本発明では、前記の2重の壁体の間
に所定の間隔で構造材としての縦軸部材が設けられ、上
下方向に通気性を有する空気層が設けられている木造建
築物の壁構造体である。
【0030】該縦軸部材は、前記の木製パネル材で形成
される2重壁の内壁体と外壁体との間に設けられ、構造
的に縦方向の強度を確保するための部材であるととも
に、空気層の間隔を保持する部材でもあり、壁体内部で
上下方向の通気を可能とするように設けられる。例え
ば、45〜90mm角の細長い角材を上下方向に取付、
各々を60〜90cm間隔で設けたものでも良い。
【0031】該壁体は、木製パネル材を水平に積み重ね
て形成されるため、強度的に横桁を設ける必要がなく、
縦方向に構造材としての縦軸部材を設けて空気層を保持
できれば良く、壁構造体としての強度は非常に高い。
【0032】また、本発明では、前記の空気層内に調湿
材や断熱材あるいは吸音材が設けられていることを特徴
とする木造建築物の壁構造体である。
【0033】該調湿材は、木炭などの湿度調節機能を有
する材料を使用することができる。また、該断熱材は、
グラスウールなどの断熱機能を有する材料を使用するこ
とができる。また、該吸音材は、サーモウールなどの羊
毛を加工して作られる吸音性能を有する材料を使用する
ことができる。該壁体が嵌め合わせにより構成され、適
度な透湿作用があるため、室内の適度な調湿作用と、外
部からの効果的な断熱作用とが発揮され、結露なども発
生し難い。また、吸音材により内外部からの騒音を遮断
することが可能となる。
【0034】また、前記の空気層内の通気性を確保する
ために、空気層と同時に調湿材層や断熱材層あるいは吸
音材層を組み合わせて複数層設けるようにしても良い。
【0035】
【発明の実施の形態】本発明は、建築業を業務とし、長
年実績を積み重ねてきた中で、木造建築の利点を見なお
し、健康的で産業廃棄物の少ないリサイクルやリフォー
ムを考慮した住宅建築に取り組んできた中で、新建材を
使用せずに「木」本来の素材を重視した建築工法に着目
し、従来の在来軸組構法と壁式構法における利点につい
て鋭意研究を重ねた結果、厚板パネル材を組み合わせて
2重壁とし、そのまま内・外壁として使用することによ
り、構造が簡単でありながら、効果的な断熱効果と壁耐
力が得られることを見出し、発明を完成させたものであ
る。
【0036】以下に、本発明による実施の形態を図面を
用いて説明する。図1は、本発明による木造建築物の壁
構造体の一実施例を示す概略斜視図であり、瓦葺の木造
建築として使用するものであり、屋根1は瓦葺で、壁面
2、天井、床面のすべてが木材を使用して建築されたも
のである。木に囲まれた住環境は、非常に安らぎのある
落ち着いた環境となる。
【0037】この木造建築では、柱3と柱3との間、ま
た柱3と窓枠4の柱4aとの間を木製パネル材5を複数
段重ねて積み上げて壁体が構成されている。
【0038】該木製パネル材5により構成される壁体6
は、外壁7と内壁8とで構成されており、その間に空気
層9が形成されている。該空気層9は、構造材であり、
かつスペーサ材となる縦軸部材10により維持されてお
り、該縦軸部材10は、1箇所に2本設けられ、該2本
の縦軸部材10間にはアンカーボルト11が設けられて
いる。
【0039】該木製パネル材5は、図2に示すように、
厚い板材であり、上部端面5aに長手方向に連続する凸
条5bが設けられている。また下部端面5cには、長手
方向に連続する凹条溝5dが設けられている。
【0040】該凸条5bと凹条溝5dは、互いに嵌め合
わせることができるように形成されており、積み重ねて
壁体6を構成しやすいようになっている。
【0041】図2(3)は、本発明による木製パネル材
の他の実施例の縦断面図であり、上部端面5fの内部側
に長手方向に連続し、段状に形成された凸条5gが設け
られたものであり、下部端面5hの内部側の面に前記凸
条に嵌め合い、段状となった凹状溝5iが設けられたも
のである。
【0042】この木製パネル材を用いた場合には、壁体
の部分的な補修が容易となる。すなわち、該木製パネル
材5の嵌め合わせ部分が階段状となった凸条5gおよび
凹状溝5iとなっており、嵌め合い部分を横方向にずら
して取り付け、取り外しができるため、組み合わせて構
成した壁体の一部の木製パネル材5を容易に取り替える
ことが可能となる。
【0043】このような木製パネル材5により構成され
る壁体6は、図3(1)に示すように、木製パネル材5
の上部端面5aの凸条5bと下部端面5cの凹状溝5d
と嵌め合わせて複数段に積み重ね、各々外壁7および内
壁8を構成し、外壁7と内壁8との間に空気層9を形成
するものである。
【0044】また、該木製パネル材5の両端部5eは、
図3(2)に示すように、柱3に長手方向に連続して設
けられる縦溝12に、縦軸部材10とともにその両端部
5eを嵌め込んで接合し、空気層9を形成する。
【0045】また、前記の2重壁構造体は、壁パネルと
して予め工場にて製作し、ユニット化し、現場でクレー
ンなどで組上げていくこともできる。
【0046】また、前記木製パネル材5により構成され
る壁体6は、図4に示すように、前記の空気層9に断熱
材13や調湿材14あるいは吸音材を充填しても良い。
図4(1)は、該空気層9にグラスウールによる断熱材
13を充填したものであり、(2)は、木炭による調湿
材14を充填した壁体6を示す。該吸音材は断熱材と同
様に充填することができる。(3)は、前記の空気層9
を複数層に形成し、一方の層を断熱材層13aとし、他
方の層を空気層9aとしたものである。
【0047】このように、木製パネル材5による壁体6
は、耐力壁として強固であるため、空気層9の厚さを大
きくとることが可能となり、断熱材層や調湿材層や吸音
材層およびそれらの複数層を形成することも可能であ
る。
【0048】従来の空気層は、かなり薄いため、断熱性
能は低く、さらに通気性により、結露などの問題があっ
た。しかし、本発明では、空気層が厚く、しかも木製パ
ネル材による組合せ構造であるため、適度な透湿性を有
するため、結露の問題もなく、さらに断熱性能を飛躍的
に向上させることができるものである。
【0049】さらにまた、空気層が厚く取れることか
ら、該空気層を電気設備や水道設備などのための配管や
配線を設けるスペースとして利用することができる。
【0050】また、図5は、前記の木製パネル材の組立
て状況を示す図であり、(1)は該アンカーボルトの取
付状態を示す正面図であり、(2)は、B−B断面での
平面図である。
【0051】該木製パネル材5の凹凸部同士を十分に嵌
め合わせるために、アンカーボルト11が設けられてお
り、(1)に示すように、所定の段数毎に押さえプレー
ト11aを設け、土台15との間で、締めつけボルト1
1bにより締め付けることにより、簡単にかつ、確実に
固定することができる。
【0052】また、木材は、本来、経年変化により、収
縮してひずみを生じるものである。この木製パネル材の
場合には、長手方向には、収縮せず、板幅すなわち、高
さ方向に収縮する。しかしながら、構造材としての縦軸
部材が設けられており、該縦軸部材に木製パネル材が固
定されているため、前記の高さ方向の収縮によるひずみ
を抑制することができる。
【0053】このように、本発明の木製パネル材5は、
厚板材であり、嵌め合わせ構造となっているため、嵌め
合わせを強固に密着させることにより、より強固な壁体
とすることが可能である。
【0054】また、本発明の壁構造体は、壁体以外に
も、天井や床にも使用することができ、木造建築物とし
て、室内全ての面に対して使用可能であり、その木製パ
ネル材がそのまま内壁となるため、木材の素材を活か
し、美しい木目をデザインして、落ち着いた安らぎの住
空間を提供することができる。
【0055】さらにまた、新建材の使用が少なく、産業
廃棄物を大幅に削減でき、リサイクルやリフォームに適
し、環境問題に対応した住宅を提供することができる。
【0056】
【発明の効果】以上、詳細に説明した本発明では、以下
に示すような効果がある。 1)2重壁構造体であり、空気層を十分に確保できるた
め、断熱効果が高い。
【0057】2)空気層には、横桁などの通気を遮るも
のがなく、上下方向の通気性が非常に良い。
【0058】3)木製パネル材を積み重ねた壁体と縦軸
部材とで構成されているため、構造体が簡単であり、施
工しやすく、また、従来のものと比較して、建物強度が
極めて高くなる。
【0059】4)空気層を広く確保でき、調湿材や断熱
材を十分に充填でき、調湿効果、断熱効果、防音・吸音
効果が高い。また、複数層を形成することも可能であ
る。
【0060】5)木製パネル材が嵌め合わせ構造である
ため、接合しやすく施工が容易である。また、適度な気
密性を確保でき、接合部に隙間などがなく、木目の美し
い外観としてそのまま内外壁に使用することができる。
【0061】6)2重壁構造であるため、壁体内部の空
間に各種設備のための配管や配線などのスペースを十分
とることができる。
【0062】7)縦軸部材が設けられているため、木製
パネル材の収縮により生じるひずみを抑制することがで
き、経年変化の少ない耐久性に優れた木造建築物とな
る。
【0063】このように、本発明によれば、木造建築物
において、十分な断熱性能、調湿性能、吸音性能を発揮
でき、かつ十分な耐壁力を持ち、構造がシンプルであり
ながら、施工がしやすい2重壁構造体を実現することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による木造建築物の壁構造体の実施例を
示す図である。
【図2】本発明による木製パネル材の実施例を示す図で
ある。
【図3】本発明による2重壁構造体の実施例を示す図で
ある。
【図4】本発明による2重壁構造体の他の実施例を示す
図である。
【図5】本発明による木製パネル材の接合状況を示す図
である。
【符号の説明】
1 屋根 2 壁面 3 柱 4 窓枠 5 木製パネル材 5a 上部端面 5b 凸条 5c 下部端面 5d 凹状溝 6 壁体 7 外壁 8 内壁 9 空気層 10 縦胴縁 11 アンカーボルト 11a 押さえプレート 11b 締めつけボルト 13 断熱材 14 調湿材
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) E04B 1/10 E04B 1/10 B 1/61 1/64 D 1/38 1/70 D 1/64 1/76 L 1/70 1/82 M 1/76 1/54 311B 1/82 1/60 509 Fターム(参考) 2E001 DB02 DB03 DD01 DF04 EA08 FA03 FA04 FA06 FA14 FA65 FA66 GA12 HA33 HC01 HC05 LA07 NA07 2E002 EB12 FA03 FB01 FB07 GA00 GA04 HA00 HA02 HB04 MA11 MA16 MA27 MA31 MA33 MA47 2E125 AA02 AA03 AA53 AB12 AC23 AE16 AG02 AG07 AG23 AG25 AG56 CA78 EA01 EA22 EA24 EA33

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各木製柱の対向面に長手方向に連続する
    溝を設け、構造材となる軸部材を介して所定の間隔が設
    けられた2枚の木製パネル材の両端部を各々対抗する溝
    に嵌め込み、該木製パネル材を複数段に積み重ねて接合
    し、内壁体と外壁体による2重の壁体が構成され、壁構
    造体内部に空気層が形成されていることを特徴とする木
    造建築物の壁構造体。
  2. 【請求項2】 前記の木製パネル材において、その上部
    端面に凸条が形成され、下部端面には、前記の凸条に嵌
    め合う形状の凹状溝が形成されており、該凹凸状部分を
    嵌め合わせて接合し、壁体が構成されていることを特徴
    とする請求項1に記載の木造建築物の壁構造体。
  3. 【請求項3】 前記の木製パネル材において、その一方
    の側部端面に凸条が形成され、他方の側部端面には、前
    記の凸条に嵌め合う形状の凹状溝が形成されており、該
    凹凸状部分を嵌め合わせて接合し、壁体が構成されてい
    ることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の木造
    建築物の壁構造体。
  4. 【請求項4】 前記の2重の壁体の間に所定の間隔で構
    造材となる縦軸部材が設けられており、上下方向に通気
    性を有する空気層が設けられていることを特徴とする請
    求項1から請求項3までのいずれかの項に記載の木造建
    築物の壁構造体。
  5. 【請求項5】前記の空気層内に湿分を調節する機能を有
    する調湿材が設けられていることを特徴とする請求項1
    から請求項4までのいずれかの項に記載の木造建築物の
    壁構造体。
  6. 【請求項6】前記の空気層内に断熱機能を有する断熱材
    が設けられていることを特徴とする請求項1から請求項
    5までのいずれかの項に記載の木造建築物の壁構造体。
  7. 【請求項7】前記の空気層内に音を吸収する機能を有す
    る吸音材が設けられていることを特徴とする請求項1か
    ら請求項6までのいずれかの項に記載の木造建築物の壁
    構造体。
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JP2005290778A (ja) * 2004-03-31 2005-10-20 Tokuei Kensetsu Kk 建築構造
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CN113404337A (zh) * 2021-07-01 2021-09-17 深圳九唐设计集团有限公司 一种仿古建筑结构

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