JP2001335789A - 潤滑油 - Google Patents

潤滑油

Info

Publication number
JP2001335789A
JP2001335789A JP2000160306A JP2000160306A JP2001335789A JP 2001335789 A JP2001335789 A JP 2001335789A JP 2000160306 A JP2000160306 A JP 2000160306A JP 2000160306 A JP2000160306 A JP 2000160306A JP 2001335789 A JP2001335789 A JP 2001335789A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lubricating oil
carbon atoms
mol
parts
group
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000160306A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4573398B2 (ja
Inventor
Takeshi Okamoto
毅 岡本
Takakazu Imai
堯一 今井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Chemical Industries Ltd
Original Assignee
Sanyo Chemical Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Chemical Industries Ltd filed Critical Sanyo Chemical Industries Ltd
Priority to JP2000160306A priority Critical patent/JP4573398B2/ja
Publication of JP2001335789A publication Critical patent/JP2001335789A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4573398B2 publication Critical patent/JP4573398B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Lubricants (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】炭化水素との相溶性、潤滑性、粘度指数及び高
温清浄性に優れた潤滑油を提供する。 【解決手段】一般式1で表わされ、HLBが4.5以
下、重量平均分子量が500〜10,000であるポリ
エーテル(E)を含有する潤滑油。 R−(O−A)−OR (1) [R、Rは炭素数1〜4のアルキル基、m個のAの
1つ以上は一般式2の分岐アルキレン基、残りのAはC
1〜4のアルキレン基であり、mは(E)の重量平均分
子量が500〜10,000を満たす数である。 (nは3または4、Rは同一または異なる水素またはC
1〜4のアルキル基であり、Rの炭素数計は2〜8であ
る。)]

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はポリエーテル系潤滑
油に関する。さらに詳しくは、炭化水素系潤滑油との相
溶性に優れたポリエーテル系潤滑油に関する。
【0002】
【従来の技術】作動油、ギヤ油、エンジン油、繊維加工
用潤滑油、金属加工用潤滑油等は粘度特性、潤滑性、高
温での清浄性等が要求される。特に2サイクルエンジン
用潤滑油のように、消費される潤滑油がすべて燃焼室で
燃えるものでは、潤滑性、高い粘度指数、高温での清浄
性ばかりでなく、ガソリンのような炭化水素系物質との
相溶性が要求される。現在、2サイクルエンジン用潤滑
油として、ポリブテンあるいはポリイソブテン等の炭化
水素系潤滑油が広く普及している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、炭化水素系潤
滑油は潤滑性、粘度指数が不十分である。また、一般的
に潤滑性、粘度指数が良好とされるエステル系油は長時
間の加熱で炭化物が生成し、スラッジの原因となる。ま
た、潤滑性、粘度指数、高温での清浄性が良好とされる
多くのポリエーテル系油は炭化水素系潤滑油との相溶性
が不足している。本発明は炭化水素系潤滑油との相溶性
に優れ、潤滑性、粘度指数及び高温清浄性に優れたポリ
エーテル系潤滑油を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の問
題点に鑑み、鋭意検討した結果、本発明に到達した。即
ち、本発明は、下記一般式(1)で表され、HLBが
4.5以下であり、かつ重量平均分子量(以下、Mwと
略記。)が500〜10,000であるポリエーテル
(E)を含有する潤滑油である。 R1−(O−A)m−OR2 (1) [式中R1、R2は炭素数1〜4のアルキル基、m個のA
の少なくとも1つは下記一般式(2)で表される分岐ア
ルキレン基であり、残りのAは炭素数1〜4のアルキレ
ン基であり、mは(E)の重量平均分子量が500〜1
0,000を満たす数である。]
【0005】
【化2】
【0006】[式中nは3または4であり、Rは同一ま
たは異なる水素または炭素数1〜4のアルキル基であ
り、Rの炭素数の合計は2〜8である。]
【0007】
【発明の実施の形態】前記一般式(1)におけるR1
2は炭素数1〜4の直鎖もしくは分岐のアルキル基で
あり、例えばメチル基、エチル基、n−及びiso−プ
ロピル基、n−,iso−,sec−及びtert−ブ
チル基が挙げられる。これらのうち好ましいのはメチル
基、エチル基、n−プロピル基、n−ブチル基であり、
特にメチル基である。炭素数が5以上であると粘度指数
が悪くなる。
【0008】一般式(1)におけるAは炭素数1〜4の
アルキレン基、及び前記一般式(2)で表される分岐ア
ルキレン基から選ばれる一種以上であり、複数(m個)
のAの少なくとも1つは該分岐アルキレン基である。複
数のAの中に該分岐アルキレン基がないと炭化水素との
相溶性が悪くなる。炭素数1〜4のアルキレン基として
は、例えばメチレン基、エチレン基、1,2−及び1,
3−プロピレン基、1,2−,2,3−及び1,4−ブ
チレン基及びイソブチレン基が挙げられる。これらのう
ち好ましいのはエチレン基、1,2−プロピレン基、
1,2−及び1,4−ブチレン基であり、特に好ましい
のは1,2−プロピレン基及び1,4−ブチレン基であ
る。
【0009】一般式(2)におけるnは3または4であ
り、Rは同一または異なる水素または炭素数1〜4のア
ルキル基であり、Rの炭素数の合計は2〜8である。n
が3未満であると清浄性が悪くなり、4を超えると潤滑
性が悪くなる。Rの炭素数の合計が2未満であると高温
で分解しにくくなって炭化物が生成しやすくなるために
清浄性が悪くなり、8を超えると潤滑性が悪くなる。炭
素数1〜4のアルキル基としては、例えばメチル基、エ
チル基、n−及びiso−プロピル基、n−,iso
−,sec−及びtert−ブチル基、1−メチルプロ
ピル基が挙げられる。これらのうち好ましいのはメチル
基、エチル基、n−プロピル基、iso−プロピル基及
びn−ブチル基である。さらに好ましいのはメチル基、
エチル基、iso−プロピル基及びn−ブチル基であ
る。一般式(2)で表される基としては、分岐ジオール
(e)から2個の水酸基を除いた残基が挙げられ、好ま
しいのは、2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタン
ジオール(以下、TMPDと略記)、2,2−ジメチル
−1,3−プロパンジオール、2−ブチル−2−エチル
−1,3−プロパンジオール及び2,5−ジメチルヘキ
サン−2,5−ジオールからなる群より選ばれる分岐ジ
オールの残基、特にTMPDの残基である。
【0010】本発明における(E)のHLB値は、有機
概念図に基づく小田式による計算値であり、通常4.5
以下である。好ましくは4.3以下であり、さらに好ま
しくは2〜4である。(E)のHLB値が4.5を超え
ると鉱物油及びポリブテン等の炭化水素との相溶性が悪
くなる。なお、有機概念図に基づく小田式によるHLB
値の計算方法は、例えば「乳化・可溶化の技術」〔昭和
51年、工学図書(株)〕に記載されている。またHL
B値を導き出すための有機性値及び無機性値については
「有機概念図−基礎と応用−」〔昭和59年 三共出版
(株)〕記載の無機性基表(昭和49年、藤田らの報告
値)を用いて算出できる。
【0011】(E)のMw[ゲルパーミエーションクロ
マトグラフィー(GPC)測定による。以下も同様とす
る。]は、500〜10,000であり、好ましくは6
00〜5,000、さらに好ましくは700〜2,00
0である。500未満では潤滑性が不良であり、10,
000を超えると動粘度が高くなりすぎる。
【0012】一般式(1)におけるmは、上記の(E)
の分子量を満たす範囲の整数であればよいが、好ましく
は5〜180、特に8〜100である。
【0013】本発明のポリエーテル系潤滑油は(E)を
必須成分とするが、他のポリエーテル[一般式(1)に
おけるR1、R2のうちの1つ、あるいは両方が水素原子
であるポリエーテル、該分岐アルキレン基を有しないポ
リエーテル等]を含有していてもよい。その含有量は2
0質量%以下が好ましい。
【0014】(E)の好ましいものとしては、一般式
(3)で示されるものが挙げられる。 R1−(O−A1m1−O−X−O−(A1−O)m2−R2 (3) [式中、Xは一般式(2)で示される分岐アルキレン
基、A1は炭素数2〜4のアルキレン基、m1及びm2
はm1+m2+1=mを満たす0または1以上の整数、
1及びR2は炭素数1〜4のアルキル基を表す。] 一般式(3)で示される(E)は、一般式HO−X−O
Hで示される分岐ジオール(e)のポリオキシアルキレ
ンエーテル(アルキレンの炭素数2〜4)のジアルキル
エーテルであり、これは(e)に触媒の存在下で炭素数
2〜4のアルキレンオキシド(以下、AOと略記)の1
種または2種以上を付加し、得られたポリエーテルジオ
ール(b)の末端の水酸基をアルキルエーテル化して製
造できる。
【0015】上記触媒としては、AOの付加に通常用い
られる公知の触媒でよく、例えば、水酸化物[KOH、
NaOH、CsOH、Ca(OH)2等のアルカリ金属
もしくはアルカリ土類金属の水酸化物等];酸化物(K
2O 、CaO、BaO等のアルカリ金属もしくはアルカ
リ土類金属の酸化物等);アルカリ金属(Na、K
等)、及びその水素化物(NaH、KH等);トリエチ
ルアミン、トリメチルアミン等のアミン類;BF3、B
Cl3、AlCl3、FeCl3、SnCl3等のルイス
酸、及びそれらの錯体[例えばBF3エーテル錯体、B
3テトラヒドロフラン錯体(BF3・THF)];H2
SO4、HClO4等のプロトン酸;KClO4、NaC
lO4等のアルカリ金属の過塩素酸塩;Ca(ClO4
2、Mg(ClO42等のアルカリ土類金属の過塩素酸
塩;Al(ClO43等の前記以外の金属の過塩素酸塩
等が挙げられる。これらのうち、好ましくは、KOH、
NaOH、CsOH及びBF3である。付加するAOと
しては、一般式(1)でAが炭素数2〜4のアルキレン
基となるものであり、例えば、エチレンオキシド(E
O)、プロピレンオキシド(PO)、1,2−ブチレン
オキシド、2,3−ブチレンオキシド、イソブチレンオ
キシド及びテトラヒドロフラン(THF)等が挙げられ
る。これらのうち好ましいのはEO、PO、1,2−ブ
チレンオキシド及びTHF、特にPO、THFである。
これらは併用してもよく、重合形式はランダムでもブロ
ックでもよい。AOの付加モル数(m1+m2)は、5
〜179、特に7〜99が好ましい。
【0016】上記ジアルキルエーテルは、(b)をアル
カリ(KOH、NaOH及びCsOH等のアルカリ金属
の水酸化物等)の存在下にハロゲン化アルキル(炭素数
1〜4)と反応させることで製造できる。炭素数1〜4
のアルキル基は前記R1、R2である。ハロゲン化アルキ
ルの量は、(b)の水酸基に対しモル比で1/1〜5/
1、特に1.2/1〜4/1が好ましい。アルカリの添
加量は、(b)の水酸基に対しモル比で1/1〜10/
1、特に1.2/1〜5/1が好ましい。(E)の他の
例には、一般式(4)で示されるものが含まれる。
【0017】
【化3】
【0018】[式中A2は炭素数1〜4のアルキレン
基、X、A1、R1及びR2は一般式(3)におけると同
じ、nは1以上の整数、m1、m2、m3及びm4は式
(m1+m2)×n+m3+m4+1=mを満たす0ま
たは1以上の整数を表す。] 一般式(4)で示される(E)は、分岐ジオール(e)
もしくはそのAO付加物及び炭素数1〜4のアルカノー
ルもしくはそのAO付加物をアルカリの存在下に炭素数
1〜4のジハロアルカンと反応させてエーテル化(ジョ
イント)することにより製造することができる。AO付
加に用いる触媒及びエーテル化に用いるアルカリは上記
と同様のものが使用できる。(e)に付加するAOのモ
ル数は177以下、特に97以下が好ましい。アルカノ
ールに付加するAOのモル数は176以下、特に96以
下が好ましい。ジハロアルカンとしては、例えばジクロ
ルメタン、1,2−ジクロルエタン、1,2−及び1,
3−ジクロルプロパン、1,2−、1,3−、1,4−
及び2,3−ジクロルブタン、及びこれらに相当するジ
ブロムアルカンが挙げられる。(e)もしくはそのAO
付加物とアルカノールもしくはそのAO付加物とのモル
比は、0.5〜5/1、特に0.8〜4/1が好まし
い。
【0019】本発明のポリエーテル系潤滑油は、必要に
応じて炭化水素系潤滑油を添加することが好ましい。炭
化水素系潤滑油としては溶剤精製油、パラフィン系鉱
油、ナフテン系鉱油、アルキル(炭素数10〜100)
ベンゼン、アルキル(炭素数10〜100)ナフタレ
ン、ポリ−α−オレフィン(炭素数2〜50)、ポリブ
テン、ポリイソブテン等が挙げられる。好ましいのは、
ポリブテン及びポリイソブテンである。これらの炭化水
素系潤滑油の動粘度(JIS K 2283に従って測
定。)は、40℃において1〜3520mm2/sであ
る。ポリエーテル系潤滑油と炭化水素系潤滑油の配合割
合は任意であるが、好ましくはポリエーテル系潤滑油/
炭化水素系潤滑油の質量比が5/95〜95/5、特に
20/80〜80/20である。この範囲内であれば、
混合潤滑油はポリエーテルと炭化水素の両方の特長を発
揮することができる。
【0020】さらに、必要に応じて、清浄分散剤、酸化
防止剤、油性剤、極圧剤、金属不活性化剤、防錆剤、消
泡剤、粘度指数向上剤、流動点降下剤から選ばれる一種
以上の添加剤を含有させ、潤滑油組成物とすることが好
ましい。なお、添加剤の添加量は、特記しない限り、基
油(ポリエーテル系潤滑油またはポリエーテル系潤滑油
/炭化水素系潤滑油の混合物)に対する添加量であり、
%は質量%を表す。
【0021】清浄分散剤としては中性または塩基性のス
ルフォネート〔例えばカルシウム石油スルフォネート
(正塩)や塩基性バリウムスルフォネート等の石油スル
フォン酸やアルキル(炭素数5〜36)置換芳香族スル
フォン酸の正または塩基性金属塩等〕;中性または塩基
性のフェネート〔例えばアルキル(炭素数1〜36)フ
ェノール、アルキル(炭素数1〜36)フェノールサル
ファイド、アルキル(炭素数1〜36)フェノールアル
デヒド縮合物の正または塩基性金属塩等〕;中性または
塩基性のフォスフォネート、チオフォスフォネート;ア
ルキル(炭素数1〜36)置換サリチレート;アルキル
(炭素数5〜36)メタクリレートまたは該メタクリレ
ートと極性基(アミン、アミド、イミド、ヒドロキシ
ル、カルボキシル、ニトリル等)を含むモノマーと(モ
ル比99/1〜10/90)の共重合物〔例えばアルキ
ル(炭素数1〜36)メタクリレート−ビニルピロリジ
ノン共重合物(Mw1,000〜100,000)、ア
ルキル(炭素数1〜36)メタクリレート−ジエチルア
ミノエチルメタクリレート共重合物(Mw1,000〜
100,000)、アルキル(炭素数1〜36)メタク
リレート−ポリエチレングリコール−メタクリレート共
重合物(Mw1,000〜100,000)等〕;N−
置換アルケニル(炭素数5〜36)コハク酸イミド(例
えばN−テトラエチレンペンタミンポリイソブテニルコ
ハク酸イミド等);高分子量アミド[例えばポリステア
ラミド(Mw1,000〜100,000)等]等が挙
げられる。使用する場合の添加量は、好ましくは1〜1
5%、特に2〜10%である。
【0022】酸化防止剤としてはフェノール系酸化防止
剤〔例えば2,4−ジメチル−6−tert−ブチルフ
ェノール、4,4−ブチリデンビス(6−tert−ブ
チルメタクレゾール)等〕;アミン系酸化防止剤(例え
ばフェニル−α−ナフチルアミン、フェニル−β−ナフ
チルアミン等);ジアルキル(炭素数1〜36)ジチオ
リン酸亜鉛;ジアリル(炭素数2〜36)ジチオリン酸
亜鉛;有機硫化物;有機セレナイド等が挙げられる。使
用する場合の添加量は、好ましくは0.01〜2%、特
に0.1〜1%である。
【0023】油性剤としてはラードオイル等の油脂;炭
素数8〜36の長鎖脂肪酸(例えばオレイン酸、ステア
リン酸等);炭素数8〜36の高級アルコール及びその
エステル類が挙げられる。使用する場合の添加量は、好
ましくは0.05〜2%、特に0.1〜1%である。
【0024】極圧剤としては鉛石けん(ナフテン酸鉛
等);硫黄化合物(硫化脂肪酸エステル、硫化スパーム
油、硫化テルペン、ジベンジルダイサルファイド等);
塩素化合物(塩素化パラフィン、クロロナフサザンテー
ト等);リン化合物(トリクレジルホスフェート、トリ
ブチルホスフェート、トリクレジルホスファイト、n−
ブチルジ−n−オクチルホスフィネート、ジ−n−ブチ
ルジヘキシルホスホネート、ジ−n−ブチルフェニルホ
スホネート、ジブチルホスホロアミデート、アミンジブ
チルホスフェート等)が挙げられる。使用する場合の添
加量は、好ましくは1〜15%、特に5〜10%であ
る。
【0025】金属不活性化剤としては例えばベンゾトリ
アゾール、メルカプトベンゾチアゾール、N、N’−ジ
サリチリデン−1,2−ジアミノプロパン、アリザリン
等が挙げられる。使用する場合の添加量は、好ましくは
0.01〜2%、特に0.1〜1%である。
【0026】防錆剤としては例えばドデカン二酸塩、炭
素数12〜22のアルケニルコハク酸塩;アルキル基の
炭素数が8〜18のアルキルリン酸エステル塩;(シク
ロ)アルキルアミン(炭素数1〜36)もしくは複素環
アミン(炭素数4〜36)アルキレンオキシド(炭素数
2〜4)(1〜10モル)付加物(例えばシクロヘキシ
ルアミンEO2モル付加物、シクロヘキシルアミンPO
2モル付加物、モルホリンEO1モル付加物、モルホリ
ンPO1モル付加物等);石油スルホネート;アルキル
(炭素数1〜36)ナフタレンスルホン酸塩及びソルビ
タンエステル(例えばソルビタンラウレート、ソルビタ
ンステアレート等)等が挙げられる。使用する場合の添
加量は、好ましくは0.05〜2%、特に0.1〜1%
である。
【0027】消泡剤としてはポリオルガノシロキサン
(例えばポリジメチルシロキサン等)等が挙げられる。
使用する場合の添加量は、好ましくは1〜700pp
m、特に2〜100ppmである。
【0028】粘度指数向上剤としてはMwが20,00
0〜1,500,000のポリアルキル(炭素数1〜1
8)メタクリレートやポリアルキル(炭素数1〜18)
アクリレート;Mwが5,000〜300,000のポ
リイソブチレン;Mwが10,000〜300,000
のポリアルキル(炭素数8〜12)スチレン;オレフィ
ン(炭素数2〜12)共重合体[例えばエチレン−プロ
ピレン(モル比5/95〜95/5)共重合体、スチレ
ン−イソプレン(モル比5/95〜95/5)共重合体
の水添物等]等が挙げられる。使用する場合の添加量
は、好ましくは1〜15%、特に2〜10%である。
【0029】流動点降下剤としてはポリアルキル(炭素
数6〜24)メタクリレート;ナフタレン−塩素化パラ
フィン縮合生成物;エチレン−ビニルアセテート(モル
比5/95〜95/5)共重合体;ポリアクリルアミ
ド;ビニルカルボキシレート(炭素数1〜36)−ジア
ルキル(炭素数1〜36)フマレート(モル比5/95
〜95/5)共重合体等が挙げられる。これらの流動点
降下剤のMwはいずれも1,000〜100,000で
ある。使用する場合の添加量は、好ましくは0.05〜
1%、特に0.1〜0.5%である。
【0030】上記の添加剤の含有量の合計は、潤滑油中
の20%以下であることが好ましい。また、これらの添
加剤は、2種以上を併用してもよい。
【0031】本発明のポリエーテル系潤滑油は、作動
油、ギヤ油、エンジン油、繊維用潤滑油、金属加工(例
えば圧延、研削等)用潤滑油、冷凍機用潤滑油等に用い
ることができるが、特に2サイクルエンジン用エンジン
オイルのような潤滑油として好適に用いることができ
る。
【0032】
【実施例】以下の実施例によって本発明を詳細に説明す
るが、本発明はこれに限定されるものではない。なお、
潤滑油の動粘度および粘度指数はJIS K 2283
に従って測定した。相溶性は、スピンドル油〔コスモ石
油(株)製 SYスピンドル油〕及びポリブテン〔日本
石油化学(株)製 日石ポリブテンLV−25E〕との
相溶性を臨界温度を測定することにより評価した。臨界
温度は、0℃〜85℃において、実施例及び比較例の潤
滑油と上記炭化水素を質量比30/70の割合で試験管
中で混合し、分離するまでの温度を測定した。高温にお
ける清浄性の評価は次のようにして行った。アルミニウ
ム製シャーレ(直径5cm)に、潤滑油0.5gを入
れ、300℃で約30分間保持した。その後、シャーレ
中の残存物の外観を目視にて観察した。高温清浄性の評
価基準は以下の通りである。 ○:炭化物等の残存物がほとんどない △:炭化物が一部残存する ×:炭化物が多量に残存する 潤滑性は振動摩擦摩耗試験器(SRV試験器)を用い、
鋼球と平面の鋼円盤との点接触(荷重200N、300
N及び500N)における摩擦係数及び鋼球上の摩耗痕
径を観察することにより、評価した。なお、特記しない
限り、文中の部は質量部を表す。
【0033】製造例1 ガラス製オートクレーブにTMPD146部(1.0モ
ル)とKOH3.3部を仕込み、耐圧滴下ロートからP
O1154部(19.9モル)を105℃で33時間か
けて滴下した。その後、130℃で10時間反応させ、
冷却した。さらに、粉末状NaOH160部(4.0モ
ル)を加え、80℃で塩化メチル121.2部(2.4
モル)を滴下した。その後、減圧(圧力1〜50mmH
g。以下の例の減圧度も同様である。)として未反応の
塩化メチルを除去し、過剰のNaOHと生成した塩を水
洗により分液除去した。有機層を吸着処理剤〔協和化学
工業(株)製キョーワード600。以下同様とする。〕
で処理し、濾過し、減圧脱水後、TMPDのPO19.
9モル付加物の末端メチルエーテル化物1182部(a
1)を得た。
【0034】製造例2 ガラス製オートクレーブにTMPD146部(1.0モ
ル)とTHF504部(7.0モル)及びBF3・TH
Fを7.6部を仕込み、耐圧滴下ロートからPO580
部(10.0モル)を35〜50℃で4時間かけて滴下
した。その後、50℃で3時間熟成し、75℃で減圧と
し、未反応のTHFを除去した後、冷却した。さらに、
粉末状NaOH160部(4.0モル)を加え、80℃
で塩化メチル121.2部(2.4モル)を滴下した。
その後、減圧として未反応の塩化メチルを除去し、過剰
のNaOHと生成した塩を水洗により分液除去した。有
機層を吸着処理剤で処理し、濾過し、減圧脱水後、TM
PDのPO10.0モル/THF5.7モルランダム付
加物の末端メチルエーテル化物1180部(a2)を得
た。
【0035】製造例3 (a2)を30部とポリブテン〔日本石油化学(株)製
日石ポリブテンLV−25E〕を70部を混合し、
(a2)とポリブテンの混合物100部(a3)を得
た。
【0036】比較製造例1 ガラス製オートクレーブにTMPD146部(1.0モ
ル)とKOH3.3部を仕込み、耐圧滴下ロートからP
O1067部(18.4モル)を105℃で30時間か
けて滴下した。その後、130℃で5時間反応させ、さ
らに耐圧滴下ロートからEO88部(2.0モル)を1
30℃で3時間かけて滴下し、5時間熟成し、冷却し
た。さらに、粉末状NaOH160部(4.0モル)を
加え、80℃で塩化メチル121.2部(2.4モル)
を滴下した。その後、減圧として未反応の塩化メチルを
除去し、過剰のNaOHと生成した塩を水洗により分液
除去した。有機層を吸着処理剤で処理し、濾過し、減圧
脱水後、TMPDのPO18.4モル/EO2.0モル
ブロック付加物の末端メチルエーテル化物1050部
(b1)を得た。
【0037】比較製造例2 ガラス製オートクレーブにTMPD146部(1.0モ
ル)とKOH3.3部を仕込み、耐圧滴下ロートからP
O1154部(19.9モル)を105℃で33時間か
けて滴下した。その後、130℃で10時間反応させ、
冷却した。冷却後、吸着処理剤で処理し、濾過し、減圧
脱水後、TMPDのPO19.9モル付加物1230部
(b2)を得た。
【0038】比較製造例3 ガラス製オートクレーブにn−ブタノール74部(1.
0モル)とKOH1.1部を仕込み、耐圧滴下ロートか
らEO224.4部(5.1モル)とPO226.2部
(3.9モル)の混合物を110℃で15時間かけて滴
下した。その後、130℃で10時間反応させ、冷却し
た。冷却後、吸着処理剤で処理し、濾過し、減圧脱水
後、n−ブタノールのEO5.1モル/PO3.9モル
ランダム付加物475部(b3)を得た。
【0039】比較製造例4 KOHを4.8部、EOを915.2部(20.8モ
ル)、POを916.4部(15.8モル)に代えた以
外は比較製造例3と同様にして、n−ブタノールEO2
0.8モル/PO15.8モルランダム付加物(b4)
を得た。
【0040】比較製造例5 KOHを3.4部、POを1281.8部(22.1モ
ル)に代えて、EOを使用しない以外は比較製造例3と
同様にして、n−ブタノールPO22.1モル付加物
(b5)を得た。
【0041】比較製造例6 ガラス製オートクレーブにプロピレングリコール66部
(1.0モル)とKOH3.7部を仕込み、耐圧滴下ロ
ートからPO1398部(24.1モル)を105℃で
20時間かけて滴下した。その後、130℃で5時間反
応させ、冷却した。さらに、粉末状NaOH160部
(4.0モル)を加え、80℃で塩化メチル121.2
部(2.4モル)を滴下した。その後、減圧として未反
応の塩化メチルを除去し、過剰のNaOHと生成した塩
を水洗により分液除去した。有機層を吸着処理剤で処理
し、濾過し、減圧脱水後、ポリプロピレングリコールジ
メチルエーテル化物1200部(b6)を得た。
【0042】比較製造例7 ガラス製オートクレーブにTMPD146部(1.0モ
ル)とKOH0.8部を仕込み、耐圧滴下ロートからP
O273部(4.7モル)を105℃で20時間かけて
滴下した。その後、130℃で5時間反応させ、冷却し
た。さらに、粉末状NaOH160部(4.0モル)を
加え、80℃で塩化メチル121.2部(2.4モル)
を滴下した。その後、減圧として未反応の塩化メチルを
除去し、過剰のNaOHと生成した塩を水洗により分液
除去した。有機層を吸着処理剤で処理し、濾過し、減圧
脱水後、TMPDのPO4.7モル付加物の末端メチル
エーテル化物390部(b7)を得た。
【0043】実施例1〜3、比較例1〜8 (a1)〜(a3)を実施例1〜3、(b1)〜(b
7)を比較例1〜7、ポリブテン[日本石油化学(株)
製 日石ポリブテンLV−25E]を比較例8の潤滑油
とした。Mw、HLB、40℃及び100℃での動粘度
(mm2/s)、粘度指数、潤滑性を表す200N、3
00N、500Nの荷重下における摩擦係数及び摩耗痕
径、炭化水素との相溶性を表す潤滑油が分離する臨界温
度、高温清浄性の結果を表1〜3に示す。
【0044】
【表1】
【0045】
【表2】
【0046】
【表3】
【0047】本発明のポリエーテル系潤滑油を用いた実
施例1〜3のいずれも、スピンドル油やポリブテンのよ
うな炭化水素との相溶性に優れ(臨界温度範囲が広
い)、粘度指数、潤滑性、高温清浄性の点で優れてい
る。それに対して、比較例1〜6は炭化水素との相溶性
が不十分である。また、比較例7は潤滑性が不十分であ
り、比較例8は粘度指数が著しく悪く、潤滑性も不十分
である。
【0048】
【発明の効果】本発明のポリエーテル系潤滑油は鉱物油
及びポリブテン等の炭化水素との相溶性に優れ、潤滑
性、粘度指数及び高温清浄性に優れているため、2サイ
クルエンジン用エンジンオイルのような潤滑油として極
めて好適である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // C10N 20:00 C10N 20:00 Z 20:04 20:04 30:02 30:02 30:04 30:04 30:08 30:08 40:26 40:26

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(1)で表され、HLBが
    4.5以下であり、かつ重量平均分子量が500〜1
    0,000であるポリエーテル(E)を含有する潤滑
    油。 R1−(O−A)m−OR2 (1) [式中R1、R2は炭素数1〜4のアルキル基、m個のA
    の少なくとも1つは下記一般式(2)で表される分岐ア
    ルキレン基であり、残りのAは炭素数1〜4のアルキレ
    ン基であり、mは(E)の重量平均分子量が500〜1
    0,000を満たす数である。] 【化1】 [式中nは3または4であり、Rは同一または異なる水
    素または炭素数1〜4のアルキル基であり、Rの炭素数
    の合計は2〜8である。]
  2. 【請求項2】 該分岐アルキレン基が分岐ジオール
    (e)から2個の水酸基を除いた残基であり、(E)が
    (e)のポリオキシアルキレンエーテルのジアルキルエ
    ーテルである請求項1記載の潤滑油。
  3. 【請求項3】 (e)が2,2,4−トリメチル−1,
    3−ペンタンジオール、2,2−ジメチル−1,3−プ
    ロパンジオール、2−ブチル−2−エチル−1,3−プ
    ロパンジオール及び2,5−ジメチルヘキサン−2,5
    −ジオールからなる群より選ばれる請求項2記載の潤滑
    油。
  4. 【請求項4】 R1及びR2がメチル基である請求項1〜
    3いずれか記載の潤滑油。
  5. 【請求項5】 さらに炭化水素系潤滑油を含有する請求
    項1〜4いずれか記載の潤滑油。
  6. 【請求項6】 さらに清浄分散剤、酸化防止剤、油性
    剤、極圧剤、金属不活性化剤、防錆剤、消泡剤、粘度指
    数向上剤及び流動点降下剤から選ばれる一種以上の添加
    剤を含有する請求項1〜5のいずれかに記載の潤滑油。
  7. 【請求項7】 2サイクルエンジン用エンジンオイルで
    ある請求項1〜6いずれか記載の潤滑油。
JP2000160306A 2000-05-30 2000-05-30 潤滑油 Expired - Fee Related JP4573398B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000160306A JP4573398B2 (ja) 2000-05-30 2000-05-30 潤滑油

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000160306A JP4573398B2 (ja) 2000-05-30 2000-05-30 潤滑油

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001335789A true JP2001335789A (ja) 2001-12-04
JP4573398B2 JP4573398B2 (ja) 2010-11-04

Family

ID=18664518

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000160306A Expired - Fee Related JP4573398B2 (ja) 2000-05-30 2000-05-30 潤滑油

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4573398B2 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06212182A (ja) * 1993-01-20 1994-08-02 Nippon Oil Co Ltd 2サイクルエンジン用潤滑油
JPH07331262A (ja) * 1994-05-31 1995-12-19 Tonen Corp パティキュレート低減用添加剤及び該添加剤を用いたディーゼルエンジン用燃料組成物
JPH08170088A (ja) * 1994-12-19 1996-07-02 Tonen Corp 2サイクルエンジン用潤滑油組成物
JPH10251677A (ja) * 1997-03-17 1998-09-22 Nippon Oil Co Ltd 2サイクルエンジン用潤滑油組成物

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06212182A (ja) * 1993-01-20 1994-08-02 Nippon Oil Co Ltd 2サイクルエンジン用潤滑油
JPH07331262A (ja) * 1994-05-31 1995-12-19 Tonen Corp パティキュレート低減用添加剤及び該添加剤を用いたディーゼルエンジン用燃料組成物
JPH08170088A (ja) * 1994-12-19 1996-07-02 Tonen Corp 2サイクルエンジン用潤滑油組成物
JPH10251677A (ja) * 1997-03-17 1998-09-22 Nippon Oil Co Ltd 2サイクルエンジン用潤滑油組成物

Also Published As

Publication number Publication date
JP4573398B2 (ja) 2010-11-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR102609788B1 (ko) 가솔린 엔진용 윤활유 조성물 및 그의 제조 방법
JP6761851B2 (ja) 潤滑剤配合物中での摩擦調整剤としてのポリグリセロールエステルの使用
US20060223718A1 (en) Engine oils for racing applications and method of making same
JP2016539225A (ja) オルガノシロキサン組成物
JP2010215734A (ja) 水系潤滑剤
US5431835A (en) Lubricant refrigerant comprising composition containing fluorohydrocarbon
JP2015155553A (ja) 潤滑油添加剤組成物およびその製造方法
JP2011178990A (ja) 潤滑油添加剤及びそれを含有する潤滑油組成物
KR20170033245A (ko) 윤활유 조성물의 제형화를 위한 첨가제 농축물
JP2015227454A (ja) 潤滑油組成物
KR20190011215A (ko) 모터사이클 윤활제
JP2008280500A (ja) 潤滑油
JP5509547B2 (ja) 工業用潤滑油組成物
JP2015227453A (ja) 潤滑油組成物
JPH06293892A (ja) 潤滑油組成物
JP2008037994A (ja) 潤滑油
JP2004256817A (ja) 対エラストマー適合性の改善方法
JP4347996B2 (ja) 潤滑油
JP4573398B2 (ja) 潤滑油
JP2005225957A (ja) 潤滑油基剤および潤滑油
JP6906890B2 (ja) 潤滑油組成物
JP4392154B2 (ja) 金属加工油
JP3977644B2 (ja) 油圧作動油
JP2003034795A (ja) 潤滑油用基油
JP2000219888A (ja) 潤滑油組成物

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070410

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100726

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100810

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100817

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130827

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees