JP2001335630A - ポリアルキレンエーテルグリコールの製造方法 - Google Patents

ポリアルキレンエーテルグリコールの製造方法

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JP2001335630A JP2000159378A JP2000159378A JP2001335630A JP 2001335630 A JP2001335630 A JP 2001335630A JP 2000159378 A JP2000159378 A JP 2000159378A JP 2000159378 A JP2000159378 A JP 2000159378A JP 2001335630 A JP2001335630 A JP 2001335630A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 粗PTMG中のオリゴマーを効率的に且つ経
済的に蒸発分離して、分子量分布の狭いPTMGを製造
する方法の提供。 【解決手段】 粗ポリアルキレンエーテルグリコールを
薄膜蒸発器に供給し、回転翼による遠心力により薄膜蒸
発器の伝熱面にポリアルキレンエーテルグリコールの薄
膜を形成せしめ、低分子量ポリアルキレンエーテルグリ
コールを蒸発除去して、分子量の調整されたポリアルキ
レンエーテルグリコールを得る方法において、蒸発する
低分子量ポリアルキレンエーテルグリコール及び残りの
ポリアルキレンエーテルグリコールを同一方向に流し、
且つ蒸発した低分子量ポリアルキレンエーテルグリコー
ルを薄膜蒸発器の外部で凝縮回収する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポリアルキレンエ
ーテルグリコールの製造方法に関する。詳しくは、粗ポ
リアルキレンエーテルグリコール中の低分子量物を効率
よく蒸発除去する方法に関する。ポリアルキレンエーテ
ルグリコール、特にポリテトラメチレンエーテルグリコ
ール(以下、PTMGと略記することがある)は、ポリ
エステル樹脂、ウレタン樹脂等のソフトセグメントとし
て用いられ、ロール等の工業製品、また、靴底、衣料用
弾性繊維(スパンデックス等)等に加工されて広く生活
に役立っている。
【0002】
【従来の技術】PTMGの製造方法については、これ迄
にいろいろな方法が開示されている。例えば、テトラヒ
ドロフラン(以下、THFと略記することがある)及び
カルボン酸無水物、例えば無水酢酸を固体酸触媒の存在
下に反応させてTHFの開環重合を行いポリテトラメチ
レンエーテルグリコールのジカルボン酸エステルを製造
し、次いで低級アルコール、例えばメタノールにより塩
基性触媒の存在下にエステル交換によってPTMGを製
造する方法が知られている。或いはフルオロ硫酸を触媒
としてTHFの開環重合反応を行い、PTMGを製造す
る方法も知られている。通常これらの方法においては、
200〜3000の間の分子量を持つPTMGが重合に
より製造されるが、目的とする分子量、例えばスパンデ
ックス用途のPTMGの場合には分子量:2000、に
限りなく近い平均分子量を有し、且つ狭い分子量分布を
有するPTMGを製造するために幾つかの方法が開示さ
れている。
【0003】これらの方法を大別すると、重合反応条件
を制御する方法(特公平6−15609号公報)、溶媒
を用いてオリゴマーを除去する方法、例えば水とPTM
G貧溶媒を用いる方法(特開昭60−42421号公
報)、水−メタノール又は水−エタノール溶液を用いる
方法(特開昭60−108424号公報)或いは機械装
置を用いて物理的にオリゴマーを除去する方法、例えば
円筒型薄膜蒸発器を用いて高温、高真空下でオリゴマー
を除去する方法(特表平7−505178号公報)、又
は限外濾過による方法(米国特許第5,434,315
号明細書)、等である。
【0004】しかしながら、重合反応条件を制御する方
法や溶媒を用いる方法の場合、分子量分布の狭いPTM
Gを得ることができるが、収率が低下したり、溶媒コス
トがかかるという問題があり、通常、機械装置を用いて
オリゴマーを物理的に除去する方法が行われている。こ
のPTMGのオリゴマーはTHFの5〜6量体以下のも
のを指し、その分子量が500以下のものであるが、モ
ノマーと比べて蒸発しにくいため、通常は、分子蒸留装
置の一種である、伝熱面から蒸発した分子が殆んど衝突
しないで凝縮面迄達するように流下薄膜式を採用し、凝
縮面を蒸発器内部に持つ凝縮器内蔵型薄膜蒸発器を用い
て、高温、高真空下で蒸発分離される。
【0005】この凝縮器内蔵型薄膜蒸発器は、通常、伝
熱面の下部に凝縮器を設置するため薄膜蒸発器の回転翼
のローターを固定する上下のローター支持台のうち、下
部支持台の設置が困難となり、回転翼のローターは上部
支持台のみにて固定し、回転による振れ防止のために回
転翼の先端を樹脂製(例えばテフロン(登録商標)製)
にして、伝熱面である金属面と直接接触させることによ
りローターの安定を図っている。
【0006】しかしながら、このような凝縮器内蔵型薄
膜蒸発器をPTMGのオリゴマー除去に採用すると、回
転翼先端の樹脂が運転時間の経過と共に劣化し、磨耗す
るためにPTMG製品中に樹脂等の異物が混入するとい
う問題を抱えている。一方、凝縮面を薄膜蒸発器内部に
持たない流下薄膜式蒸発器の場合、一般的には縦型薄膜
蒸発器として広く工業的に使用されている。しかしなが
ら、PTMGのオリゴマー除去を縦型薄膜蒸発器にて実
施しても、所望する分子量のPTMGとオリゴマーの分
離は出来ず、所望の分子量を有するPTMGを全く得る
ことが出来なかった。これは縦型薄膜蒸発器の場合、凝
縮器を薄膜蒸発器の外部に設置し、薄膜蒸発器の上部に
あるベーパー出口と凝縮器を配管にて連絡し、原料PT
MGを薄膜蒸発器の上部供給口より供給するために、薄
膜蒸発器の伝熱面にて蒸発したオリゴマーと原料PTM
Gの流れが相対することにより、蒸発したオリゴマーが
薄膜蒸発器の外部に出ることなく凝縮して原料PTMG
中に取り込まれるため、オリゴマーの分離が十分でな
く、分子量分布の狭いものが得られないものと推定され
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、粗P
TMG中のオリゴマーを薄膜蒸発器を用いて蒸発分離す
る場合、凝縮器内蔵型薄膜蒸発器を用いた場合には、回
転翼先端の摩耗した樹脂の混入という問題があり、ま
た、縦型薄膜蒸発器を用いた場合には、オリゴマーの分
離が不十分であるという問題がある。
【0008】本発明の目的は、薄膜蒸発器を用いてオリ
ゴマーを効率的に且つ経済的に蒸発分離して、分子量分
布の狭いPTMGを得る方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、かかる事
情に鑑み鋭意検討した結果、いわゆる横型薄膜蒸発器を
用い、蒸発するオリゴマー及び残りのPTMGを同一方
向に流し、且つ蒸発したオリゴマーを外部の凝縮器にて
凝縮回収することにより、効率的且つ経済的に分子量分
布の狭いPTMGが得られることを見い出し、本発明を
完成するに至った。
【0010】即ち、本発明の要旨は、粗ポリアルキレン
エーテルグリコールを薄膜蒸発器に供給し、回転翼によ
る遠心力により薄膜蒸発器の伝熱面にポリアルキレンエ
ーテルグリコールの薄膜を形成せしめ、低分子量ポリア
ルキレンエーテルグリコールを蒸発除去して、分子量の
調整されたポリアルキレンエーテルグリコールを得る方
法において、蒸発する低分子量ポリアルキレンエーテル
グリコール及び残りのポリアルキレンエーテルグリコー
ルを同一方向に流し、且つ蒸発した低分子量ポリアルキ
レンエーテルグリコールを薄膜蒸発器の外部で凝縮回収
することを特徴とするポリアルキレンエーテルグリコー
ルの製造方法、にある。
【0011】
【発明の実施の形態】(ポリアルキレンエーテルグリコ
ールの製造方法)本発明の方法の対象となるポリアルキ
レンエーテルグリコールについては、特に限定されるも
のではないが、PTMGが好ましい。ポリアルキレンエ
ーテルグリコールの製造方法については、特に限定され
ないが、環状エーテルを酸触媒及び無水カルボン酸の存
在下に開環重合させてポリアルキレングリコールのジカ
ルボン酸エステルを得、次いでこのポリアルキレンエー
テルグリコールのジカルボン酸エステルを低級アルコー
ルによりエステル交換させることにより製造される。P
TMGの製造方法については特に限定はされないが、例
えばTHFを酸触媒及び無水酢酸の存在下に開環重合さ
せてPTMGのジ酢酸エステル(以下、PTMEという
ことがある)を得、次いでこのPTMEをメタノールの
ような低級アルコールによりエステル交換させることに
より製造される。
【0012】THFの開環重合によるPTMEの製造に
用いられる酸触媒としては分離が容易であり、固定床流
通反応に好適な固体酸触媒が好ましい。そして無機固体
酸触媒の具体例としては、例えば活性白土、ジルコニ
ア、ゼオライト、シリカアルミナ、等が挙げられ、ま
た、有機固体酸触媒の具体例としては、例えばイオン交
換樹脂、等が挙げられる。
【0013】反応条件については、目的とするPTMG
の分子量や用いる酸触媒の種類により異なるが、無水酢
酸/THFのモル比については、通常、0.001〜
0.3、反応液中における無水酢酸及び触媒の濃度がそ
れぞれ、0.5〜30重量%及び0.1〜30重量%と
なるように、原料が仕込まれて、反応温度が、通常、5
5℃以下好ましくは20〜50℃、より好ましくは25
〜45℃の範囲で、反応圧力が、常圧ないしやや加圧下
で、反応時間が、通常0.5〜10時間の範囲で重合が
行われ、THFの無水酢酸とのモル比を調整することに
より、生成ポリマーの分子量を調整することができる。
【0014】かくして得られた重合反応液には、目的と
するPTMEの他に、未反応のTHF及び無水酢酸が含
まれているので、通常、これらの未反応原料を常圧又は
減圧下で留去させる。留去されたTHFと無水酢酸は、
必要に応じて精製して反応に再利用することができる。
次いで、得られた重合物にエステル交換触媒とアルコー
ルを加えてエステル交換反応を行う。エステル交換の触
媒としてはナトリウム、カリウム等のアルカリ金属、カ
ルシウム、バリウム等のアルカリ土類金属の酸化物、水
酸化物又はアルコキシド等が好適に用いられる。特に、
アルカリ金属、中でもナトリウムのアルコキシドは、反
応速度が大きく、アルコールに対する溶解度も大きいの
で取り扱いが容易で好適に用いられる。低級アルコール
としては、通常、炭素数1〜4の低級アルコールが用い
られるが、特にメタノールが分子量が小さく、同じ重量
でもPTMEのモル比が大きく取れることから好適に用
いられる。エステル交換は、PTMGの酢酸エステルに
対して触媒を0.001〜1重量%、低級アルコールを
5〜50モル倍用いて実施される。また、少量の水の存
在下で反応を行っても差し支えない。
【0015】PTMEと低級アルコールとからPTMG
を得るエステル交換反応は、平衡反応であるので、末端
が全て水酸基のPTMGを得るには、何らかの形で生成
する低級アルコールの酢酸エステルを除去しながら実施
する必要がある。その方法としては、(1)蒸留設備を
設けた回分反応器によってエステル交換反応する方法、
(2)蒸留設備を備えた反応器を使用して連続的にエス
テル交換反応する方法、(3)蒸留塔内でエステル交換
反応と分離を同時に連続的に行う反応蒸留方法等がある
が、連続的に反応する(2)、(3)の方法が好まし
く、中でも(3)の方法は設備が小さくて済むので有利
である。PTMEよりPTMGを製造するための反応蒸
留は、例えばWO97/23559号公報に記載されて
いる。この方法では、PTME、触媒及び低級アルコー
ルの混合物を、蒸留等の中部より供給し、エステル交換
と同時に生成する酢酸メチルを除去する。更に、蒸留塔
下部より、加熱メタノール蒸気を供給し反応を完結させ
る。
【0016】抜き出された塔底液は、PTMGと低級ア
ルコールの混合物であるが、この溶液から中和又は吸着
等により触媒を除去した後、更にこの溶液を、例えば流
下下薄膜蒸発器、強制循環型蒸発器のような蒸発器、必
要に応じて更に不活性気体を向流接触させるところの、
例えば放散塔のような気液接触装置を用いて処理して、
溶液中に含まれる低級アルコールを分離、回収し、得ら
れるところの分子量(Mw)1000〜3000、分子
量分布Mw/Mn1.0〜3.0、好ましくは1.5〜
2.5、低級アルコール1000ppm以下、好ましく
は200ppm以下、粘度200cps以下(150
℃)のものを本発明の処理の対象とする。
【0017】なお、かかる粗PTMG中に含まれる分子
量500以下のPTMGのオリゴマーの含有量は、通常
0.1〜10%である。 (オリゴマーの除去)本発明の方法において用いられる
薄膜蒸発器については、回転翼のローターが両末端で固
定され、回転翼のローター及び伝熱面の中心軸と水平面
とのなす角度が60°以下、好ましくは0°であり、回
転翼と伝熱面との間に0.5〜5.0mm、好ましくは
1〜3mmの間隙のあるものが好ましい。このような蒸
発器としては、いわゆる横型薄膜蒸発器が知られてお
り、例えば(株)日立製作所製日立コントロ、日本車輌
製造(株)製遠心分子蒸留装置等が挙げられる。
【0018】かかる横型薄膜蒸発器を用いて粗PTMG
中のオリゴマーを分離、回収する操作手順の一例(図1
参照)は次の通りである。原料PTMGをタンク1に仕
込み、ポンプ2にて一定量を薄膜蒸発器3に供給する。
ポンプ2の吐出配管は予熱器8に接続し、薄膜蒸発器に
供給される前に所定の温度まで予熱する。
【0019】原料供給配管9は二重管構造とし、外管に
熱媒を供給して原料PTMGの温度が低下しないように
する。薄膜蒸発器3の加熱ジャケットには熱媒を供給
し、所定の温度まで加熱する。薄膜蒸発器のベーパー出
口配管10も二重管構造として外管に熱媒を供給し、ベ
ーパーの凝縮が起こらないように温度を維持する。
【0020】オリゴマー(低分子量PTMG)は、薄膜
蒸発器の上側にあるベーパー出口配管10を経由して凝
縮器5に送られ凝縮する。凝縮器5には真空ポンプを接
続し、所定の圧力が維持されるように減圧しておく。薄
膜蒸発器3の下部には製品回収タンク4を設置し、凝縮
器5の下部にはオリゴマー回収タンク6を設置する。
【0021】薄膜蒸発器3に供給されたPTMGは、オ
リゴマーを分離された後、製品PTMGとして製品回収
タンク4に回収され、オリゴマーはオリゴマー回収タン
ク6に回収される。なお、従来法では図1の薄膜蒸発器
の替りに、図2の薄膜蒸発器7を用いるが、縦型薄膜蒸
発器におけるオリゴマーの分離、回収操作はほぼ同様で
ある。
【0022】また、蒸発器の運転条件については、処理
すべき粗PTMGの分子量、分子量分布の目標値、処理
量等により異なるが、通常、150〜300℃、好まし
くは200〜250℃、圧力0.001〜1.0kP
a、好ましくは0.01〜0.1kPaで操作される。
また、オリゴマーの分離をよくするために、蒸発器内に
おいてオリゴマーの蒸発分と残りの未蒸発分とは同一方
向に流すように運転することが好ましい。
【0023】そして、このような操作により所望の分子
量分布を有するPTMGを原料の粗PTMGに対して9
5%以上の割合で回収することができる。更に商業的規
模のプラントにおいては、近赤外分析計を使用して薄膜
蒸発器へ供給するPTMG中の水酸基価と薄膜蒸発器の
製品出口より回収したPTMG中の水酸基価を測定し、
製品出口から回収するPTMGの分子量分布を常に目標
値に達するように薄膜蒸発器へ供給する熱媒量を調整し
ベーパー出口からのオリゴマー蒸発量を制御することで
容易に所望の分子量を有するPTMGを取得することが
可能となる。
【0024】
【実施例】以下、実施例及び比較例を挙げて本発明を具
体的に説明するが、本発明はその要旨を越えない限り、
これらの実施例に限定されるものではない。 実施例1〜6 数平均分子量1807、分子量500未満のオリゴマー
含量8.4重量%、分子量500以上、1000未満の
オリゴマー含量6.4重量%の粗PTMGを原料として
用い、(株)日立製作所製日立コントロの伝熱面積0.
1m2 の横型薄膜蒸発器を用いて、前記の操作手順に従
って、オリゴマーの分離、回収を行った。操作条件及び
得られた製品PTMGの分子量及び分子量分布は表1の
通りである。
【0025】表1より、オリゴマーの蒸発率の上昇に伴
い、製品PTMGの分子量が上昇しており、分子量を容
易に制御することが可能であることが分かる。 比較例1〜3 実施例と同一のPTMGを使用して木村化工機(株)製
LUWA型伝熱面積0.1m2 を有する縦型薄膜蒸発器
7に供給した。表2に結果を示すように温度を上げて蒸
発の起こりやすい条件としてもオリゴマーの蒸発は起こ
らず、PTMGの分子量の制御は出来なかった。
【0026】
【表1】
【0027】
【表2】
【0028】
【発明の効果】本発明によれば、粗PTMG中のオリゴ
マーを効率的に且つ経済的に蒸発分離して、分子量分布
の狭いPTMGを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】横型薄膜蒸発器を用いて粗PTMG中のオリゴ
マーを分離、回収する本発明の方法のフローシート。
【図2】縦型薄膜蒸発器を用いて粗PTMG中のオリゴ
マーを分離、回収する従来の方法のフローシート。
【符号の説明】 1 原料供給タンク 2 原料供給ポンプ 3 横型薄膜蒸発器 4 製品回収タンク 5 凝縮器 6 オリゴマー回収タンク 7 縦型薄膜蒸発器 8 予熱器 9 原料供給配管 10 ベーパー出口配管

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粗ポリアルキレンエーテルグリコールを
    薄膜蒸発器に供給し、回転翼による遠心力により薄膜蒸
    発器の伝熱面にポリアルキレンエーテルグリコールの薄
    膜を形成せしめ、低分子量ポリアルキレンエーテルグリ
    コールを蒸発除去して、分子量の調整されたポリアルキ
    レンエーテルグリコールを得る方法において、蒸発する
    低分子量ポリアルキレンエーテルグリコール及び残りの
    ポリアルキレンエーテルグリコールを同一方向に流し、
    且つ蒸発した低分子量ポリアルキレンエーテルグリコー
    ルを薄膜蒸発器の外部で凝縮回収することを特徴とする
    ポリアルキレンエーテルグリコールの製造方法。
  2. 【請求項2】 回転翼及び伝熱面の中心軸と水平面とが
    なす角度が60°以下であり、且つ回転翼及び伝熱面の
    間に0.5〜5.0mmの間隙が存在する請求項1に記
    載の製造方法。
  3. 【請求項3】 ポリアルキレンエーテルグリコールがポ
    リテトラメチレンエーテルグリコールである請求項1又
    は2に記載の製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007506811A (ja) * 2003-07-08 2007-03-22 ビーエーエスエフ アクチェンゲゼルシャフト ポリテトラヒドロフランまたはテトラヒドロフラン−コポリマーのオリゴマーの獲得法
JP2008007664A (ja) * 2006-06-30 2008-01-17 Hitachi Plant Technologies Ltd ポリヒドロキシカルボン酸合成方法及び装置

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