JP2001335204A - ロール状包装体への接着テープの貼り付け方法及び貼り付け装置並びにその接着テープの搬送装置、巻き解き装置及び定尺カッタ - Google Patents

ロール状包装体への接着テープの貼り付け方法及び貼り付け装置並びにその接着テープの搬送装置、巻き解き装置及び定尺カッタ

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JP2001335204A
JP2001335204A JP2000156038A JP2000156038A JP2001335204A JP 2001335204 A JP2001335204 A JP 2001335204A JP 2000156038 A JP2000156038 A JP 2000156038A JP 2000156038 A JP2000156038 A JP 2000156038A JP 2001335204 A JP2001335204 A JP 2001335204A
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Yoshiyuki Nomura
由之 野村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 接着テープの位置決め定尺貼り付けが自動的
に確実容易に行えるようにし、側面遮光部材の折り曲げ
部のある周面への巻き付け接着が貼り曲がりを生ずるこ
と無く行え、その先頭位置の確保や定尺長の保持も確実
に行え、接着テープの元巻きからの巻き解きも円滑で静
かに繰り出されるようにし、定尺カッタによる接着テー
プ切断後のカッタへのからみつきによるジャムを防止
し、光漏れの無いロール状感光材料包装体が円滑に効率
良く製造できるようにする。 【解決手段】 接着テープが周面に貼りつけられるロー
ル状感光材料包装体に前記接着テープの先端部を貼り付
け後、前記ロール状感光材料包装体の周面と前記接着テ
ープを供給しながら貼り付けるテープヘッドとの間に所
定のクリアランスをあけながら貼り付けることを特徴と
する接着テープの貼り付け方法及び装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロール状包装体、
特に写真感光材料用包装材料を用いたロール状感光材料
包装体の接着テープの貼り付けを伴う製造装置及び製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、いわゆるミニラボと称されるコン
パクトな自動現像機が普及し、設置場所もスーパーマー
ケット、ゲームセンター、小売り店先、駅前のような人
の集まるところであれば場所を問わないようになってき
ている。このため感光材料の使用量も増大し、新たな装
填頻度も増している。感光材料を新たに装填するには、
遮光に十分な配慮を払った上でマガジンに装填する必要
がある。
【0003】しかし、装填作業者は一般に素人が多いの
で、暗室装填は不便であることから、近年、明室装填が
可能なロール状感光材料包装体が提案されている。
【0004】従来の明室装填用の包装体としては、一般
的には黒色のポリエチレン袋が用いられていたが、マガ
ジンへの装填が不便であることから、DL(Day L
ight Loading)包装と称される技術によっ
て包装された包装体が開発されている。
【0005】従来、このようなロール状感光材料包装体
としては、例えば実公平1−38582号公報に開示さ
れているものがある。このロール状感光材料包装体は、
図19(a)の分解斜視図に示すように円筒状のコア部
材2に感光材料ウェブ1を巻き付けてロール状に形成し
たロール状感光材料4と、このロール状感光材料4の両
側の平坦な側面3に配置された円板状の側面遮光部材5
と、感光材料ウェブ1の末端に接合されている帯状のリ
ーダ7と、ロール状感光材料4の外周面を覆う帯状の遮
光カバー6とから構成されている。遮光カバー6は、感
光材料ウェブ1及びリーダ7よりも幅広であり、ロール
状感光材料4の外周面を覆うと、その両側の側端部8が
ロール状感光材料4の幅方向に突出するようになってお
り、更にその両側の側端部8には、複数のスリット9が
設けられている。
【0006】そして、ロール状感光材料4に対して更に
リーダ7を先端迄巻き付け、粘着テープ等からなる終端
ラベル11で固定して解け止めを行う。続いて、ロール
状感光材料4の側面3に側面遮光部材5を当接させ、遮
光カバー6の側端部8を側面遮光部材5の周辺部に沿っ
て折り曲げて側面遮光部材5に接着し、図19(b)の
斜視図に示すロール状感光材料包装体20を形成する。
【0007】また、実公昭56−16608号公報に開
示されているロール状感光材料包装体がある。図20
(a)の分解斜視図及び図20(b)の斜視図に示すよ
うに、このロール状感光材料包装体30は、先のロール
状感光材料包装体20で用いている遮光カバー6に代え
て、遮光性を備えた遮光リーダ12を用いており、ロー
ル状感光材料の側面を遮光する側面遮光部材として、ロ
ール状感光材料13の両側面14の外径より大きい外径
で周縁部16にスリット17の入った円板状側面カバー
15を両側面14に用い、更にスリット17の入った周
縁部16をロール状感光材料13の端部近傍の外周面に
沿って折り曲げて接着している。この構成においては、
前述のロール状感光材料包装体20と相違しているが、
他の部分は同様の構成である。
【0008】また、実開平6−6290号公報に開示さ
れているロール状感光材料包装体がある。図21の斜視
図に示すように、このロール状感光材料包装体40は、
先のロール状感光材料包装体30とは異なり、円板状の
側面遮光部材24の周縁部にはスリットが入っておら
ず、ロール状感光材料の端部近傍の外周面に沿って折り
曲げられてロール状感光材料の外周面に接着されてい
る。
【0009】そして、これらロール状感光材料包装体2
0、30、40は、明室状態でマガジン(図示せず)に
装填されて使用に供される。
【0010】ところで、このようにマガジンに装填され
て使用されるロール状感光材料包装体は、その特有の包
装形態、材質等に起因して、漏光し易かったり、それを
マガジンにいれて遮光状態を解き感光材料ウエブをマガ
ジンから引き出し例えばプリンタ内に送り込まれると
き、遮光部材特に側面遮光部材の細片が切れてその糊と
共にかすとなってマガジンのテレンプに付着したりカラ
ーペーパ等感光材料の画像面や裏面に付着したり、引き
出し不良が起こったりしたときは感光材料そのものがジ
ャムを起こしたり甚だしくは切断されたりして品質上や
収率上好ましくない現象が起こっていた。その上、写真
性能を阻害し、特にカブリとなって表れ易いことが判明
した。
【0011】このような状態になるのを避けるため、前
記包装体を改善した包装体を提供できるようになった
が、その組み立てや加工を行う製造工程において、手作
業では困難を伴う面が多く、前記包装体が正しく安定し
て生産されず不良品の包装体を作って収率を落とす傾向
があった。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述のよう
な製造上の問題点を解消するために、特に、写真感光材
料用包装材料を用いたロール状感光材料包装体の折り重
ね部のある外周面に接着テープの貼り付けを行い、包装
体への漏光を安定して抑制できるように改良した包装体
に対し、その接着テープの貼り付け工程が効率よく安定
して確実に作動できる製造装置及び製造方法を提供する
ことを課題目的にする。但し、本発明は感光材料包装体
に限定されるものではない。
【0013】
【課題を解決するための手段】この目的は次の技術手段
(1)〜(25)の何れか1項によって達成される。
【0014】(1) ロール状包装体を回転させ、その
速度に同期した搬送速度で接着テープを送り込みながら
前記ロール状包装体に接着テープを巻き付けて貼り付け
ることを特徴とする接着テープの貼り付け方法。
【0015】(2) 少なくとも搬入コンベア、位置決
めST、貼り付けST、搬出コンベアを有し、ロール状
包装体の外周に接着テープを巻き付けて貼る貼り付け装
置であって、前記位置決めSTには、前記ロール状包装
体の位相を判断するエンコーダと、リーダテーパ部を際
だたせるプッシャーと、接着テープ貼り始め位置及び前
記ロール状包装体の外径を検出するセンサと、該センサ
によって検出したテープ貼り始め位置の位相及び前記外
径を元に前記ロール状包装体に必要なテープ長や送り速
度をプログラムにより演算する演算手段と、その演算情
報を巻き付けSTに伝達する情報伝達手段とが設けら
れ、前記貼り付けSTには、前記ロール状包装体を回転
させるサーボモータと、該サーボモータにより前記ロー
ル状包装体を回転させてテープを巻きつけて接着するテ
−プヘッドとが設けられていることを特徴とする接着テ
ープの貼り付け装置。
【0016】(3) 前記センサには、レーザセンサ、
レーザ変位センサ、超音波センサ、接触式変位センサ等
の少なくとも1つが用いられることを特徴とする(2)
項に記載の接着テープの貼り付け装置。
【0017】(4) 少なくとも前記貼り付けSTには
縦方向の溝が設けられたゴムローラーが設置されている
ことを特徴とする(2)又は(3)項に記載の接着テー
プの貼り付け装置。
【0018】(5) 少なくとも前記センサ及び前記貼
り付けSTが上下に2セット設置されており、同時に複
数のテープを貼りつけることが可能であることを特徴と
する(2)〜(4)項の何れか1項に記載の接着テープ
の貼り付け装置。
【0019】(6) 接着テープが周面に貼りつけられ
るロール状包装体に前記接着テープの先端部を貼り付け
後、前記ロール状包装体の周面と、前記接着テープを供
給しながら貼り付けるテープヘッドとの間に所定のクリ
アランスをあけながら貼り付けることを特徴とする接着
テープの貼り付け方法。
【0020】(7) 前記クリアランスは0.5〜1.
0mmであることを特徴とする(6)項に記載の接着テ
ープの貼り付け方法。
【0021】(8) ロール状包装体への接着テープの
貼り付け装置であって、あらかじめ接着テープを搬送し
て位置決めする少なくともサクションベルトコンベアよ
りなるテープヘッドを有し、該テープヘッドが第1の移
動手段及び第2の移動手段によって前進することにより
接着テープの先端部を前記ロール状包装体の外周面に貼
りつける先端部貼り付け手段と、第3の移動手段によっ
て前記テープヘッドを前記ロール状包装体の外周面から
後退させてクリアランスを形成するクリアランス形成手
段と、前記ロール状包装体の回転手段と、その回転に合
わせた接着テープの送り込み手段とを有することを特徴
とする接着テープの貼り付け装置。
【0022】(9) 前記ロール状包装体の縁辺部は両
側にあり、それぞれに対応してテープヘッドとその駆動
手段が設けられており、前記第1の移動手段は両テープ
ヘッドを共通に一体化して駆動し、第2,第3の移動手
段は各テープヘッド毎にそれぞれ別の移動手段によって
駆動されるようにしたことを特徴とする(8)項に記載
の接着テープの貼り付け装置。
【0023】(10) 前記第1の移動手段、第2の移
動手段及び第3の移動手段はそれぞれ空圧又は液圧によ
って駆動される別々のシリンダであり、第3の移動手段
のシリンダの本体には前記シリンダ以外のシリンダによ
るクランプ手段が設けられていることを特徴とする
(8)又は(9)項に記載の接着テープの貼り付け装
置。
【0024】(11) 前記クリアランスは0.5〜1
mmであることを特徴とする(8)〜(10)項の何れ
か1項に記載の接着テープの貼り付け装置。
【0025】(12) 接着テープの搬送装置におい
て、片側のフランジを可動式にして、固定のフランジと
共に形成するガイドローラを設け、該ガイドローラの接
着テープ搬送部のフランジ面に少なくとも接着テープの
厚み分の、搬送面に直角なガイド面が設けられていて、
前記ガイドローラの下流には接着テープの元巻から接着
テープを引き出して送り出す送り出しローラと、孔加工
を行ったサクションベルトに吸着した接着テープを搬送
して位置決めするテープヘッドとが設けられていること
を特徴とする接着テープの搬送装置。
【0026】(13) 前記サクションベルトの材質は
ステンレススチールであることを特徴とする(12)項
に記載の接着テープの搬送装置。
【0027】(14) 前記可動式のフランジは、ばね
部材によって対向する固定のフランジ側へ加圧されてい
ることを特徴とする(12)又は(13)項に記載の接
着テープの搬送装置。
【0028】(15) 前記孔加工を行ったサクション
ベルトの内部にセンサを設け、前記孔加工部から接着テ
ープの位置を検知することを特徴とする(12)〜(1
4)項の何れか1項に記載の接着テープの搬送装置。
【0029】(16) 前記孔加工を行ったサクション
ベルトのプーリには太鼓ローラが用いられることを特徴
とする(12)〜(15)項の何れか1項に記載の接着
テープの搬送装置。
【0030】(17) 前記送り出しローラによる接着
テープの搬送速度よりも前記サクションベルトの回動速
度を大きくしたことを特徴とする(12)〜(16)項
の何れか1項に記載の接着テープの搬送装置。
【0031】(18) 接着テープの搬送装置におい
て、接着テープの先端部をロール状包装体に貼り付けて
そのまま巻き付けて貼るためのテープヘッドを上流から
下流に配置された2つのサクションベルト及びその間に
設けられた定尺カッタによって構成し、前記上流側のサ
クションベルトの幅を接着テープ幅よりも短くし、両サ
イドにサイドガイドと粘着剤側に接触するローラを設け
ることにより搬送される接着テープの断面形状がU字型
に形成されるようにしたことを特徴とする接着テープの
搬送装置。
【0032】(19) 接着テープの搬送装置におい
て、接着テープの先端部をロール状包装体に貼り付けて
そのまま巻き付けて貼るためのテープヘッドを上流から
下流に配置された2つのサクションベルト及びその間に
設けられた定尺カッタによって構成し、前記上流側のサ
クションベルトの幅を接着テープ幅よりも短くし、両サ
イドにサイドガイドを、粘着剤側に接触するローラを、
非粘着剤側の中心部の一部に接触する突出部を設けるこ
とにより搬送される接着テープの断面形状がW型に形成
されるようにしたことを特徴とする接着テープの搬送装
置。
【0033】(20) 元巻からの接着テープの巻き解
き装置において、前記元巻からの剥離部に巻き解き中常
時前記元巻外周面と接触を続ける剥離部材を設けたこと
を特徴とする接着テープの巻き解き装置。
【0034】(21) 前記剥離部材はフリーローラ又
はブレーキローラであることを特徴とする(20)項に
記載の接着テープの巻き解き装置。
【0035】(22) 接着テープの搬送装置におい
て、接着テープの送り出しローラから接着テープが剥離
する剥離点のローラ切線に対して90〜180度方向を
変えながら下流側に接着テープのたるみを設けながら搬
送して、貼りつけが殆ど張力無しで行われる制御手段を
有することを特徴とする接着テープの搬送装置。
【0036】(23) 前記制御手段はレーザ変位セン
サにより接着テープの必要量を演算し、接着テープのた
るみをつくりながら制御することを特徴とする(22)
項に記載の接着テープの搬送装置。
【0037】(24) 前記制御手段は前記たるみの上
限下限をセンサによって検出し、その検出値によって送
り量の制御を行えるようにしたことを特徴とする(2
2)又は(23)項に記載の接着テープの搬送装置。
【0038】(25) 接着テープの先端部をロール状
包装体に貼り付けてそのまま巻き付けて貼るためのテー
プヘッドを上流から下流に配置された2つのサクション
ベルト及びその間に設けられた定尺カッタによって構成
し、該定尺カッタは上刃と下刃角度が異なり、上下の刃
物のどちらか一方が、スプリング等により後方へ可動可
能になっていて、接着テープの粘着剤側の刃物を下流側
に設置してあることを特徴とする接着テープの定尺カッ
タ。
【0039】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係わるロール状包
装体、特に改良された最新のロール状感光材料包装体1
00についての構成を説明すると共に、その組み立てや
加工に技術的困難を伴う箇所として、前記包装体100
の周縁部に接着テープを巻き付けて貼る加工組立手段に
ついて逐次説明してゆく。
【0040】図1は、本発明に係るロール状感光材料包
装体100の一例を示す全体斜視図、図2はその分解斜
視図である。
【0041】この包装体100は、巻芯111の外周面
に感光材料ウェブ112を巻きつけてロール状に巻き取
ったロール状感光材料110と、このロール状感光材料
110の外周面を被覆して遮光する帯状の周面遮光部材
としての遮光リーダ120と、該ロール状感光材料11
0の両側面を被覆して遮光する2枚の側面遮光部材13
0とから構成されている。
【0042】ロール状感光材料110は、巻芯111の
外周面に感光材料ウェブ112を巻きつけてロール状に
巻き取ったものである。上記感光材料ウェブ112は、
通常の写真フィルム、例えばカラーネガフィルム、カラ
ーペーパー、並びに印刷製版用フィルム、ペーパー等を
用いることができる。
【0043】上記巻芯111は、外周面に感光材料ウェ
ブ112を巻きつける円筒形状を呈しており、その内径
は、使用するプリンタに合わせた内径とする。巻芯11
1の長さ即ち感光材料ウェブ112の幅方向の長さは、
感光材料ウェブ112の幅と同じかそれより僅か短いこ
とが好ましい。
【0044】また、巻芯111の端面には側面遮光部材
130を固定するので、巻芯111の肉厚は2〜10m
mが好ましく、5〜7mmが更に好ましい。
【0045】この巻芯111の材質は、紙を基材とする
ものや、その他、巻芯111全体を樹脂のみで構成して
もよい。
【0046】遮光リーダ120は、幅が感光材料ウェブ
112の幅と同じか僅かに狭い程度、また長さがロール
状感光材料110の外周と同じかそれ以上の帯状部材に
より1周以上巻きつけられており、その一端は、上記巻
芯111に巻き取られている感光材料ウェブ112の端
部にスプライステープ113で接合されている。また、
超音波溶着により接合してもよい。
【0047】一方、この遮光リーダ120の先端側に
は、先端近傍の両側端から先端に向けて幅が漸次狭めら
れていくテーパ部121を介して細幅状となった細幅部
122が形成されている。このテーパ部121は直線状
であることが加工上は好ましく、遮光リーダ120のエ
ッジとのなす角度γは30〜60°が好ましく、45°
が最も好ましかった。しかし、必ずしもこれにはよら
ず、図3(c)や図4に示すように途中で段差を付ける
ことで更に好ましい状態にすることができる。これにつ
いては更に後述する。
【0048】上記遮光リーダ120は、光、湿気及び埃
等から感光材料ウェブ112の周面を保護する周面遮光
部材としての機能を持つものである。従って、この遮光
リーダ120を構成する包装フィルム材は、遮光リーダ
120として十分な遮光性、防湿性及び上述の関係を有
し、後述する側面遮光部材との関係を有する物理的強度
(引き裂け難い等)を具備し、感光材料上の感光乳剤に
対してカブリ等の悪影響を及ぼすものでなければ特に限
定されるものではなく、種々の包装フィルム材を用いる
ことが可能である。更に、包装フィルム材は、上記性質
に加え、一方の面は熱接着し易く他方の面は熱接着し難
い性質を有するものを用いると更に好ましい。具体的に
は、カーボンブラックを含有させた遮光性ポリエチレン
フィルム又は、カーボンブラックを含有させた遮光性ポ
リエチレンフィルムと、紙、ポリエステル、アルミ箔等
とを組み合わせて貼り合わせた積層フィルムが好まし
い。また、遮光リーダ120は総厚さ100〜200μ
m程度とするのが好ましい。
【0049】また、写真感光材料用包装材料として周面
遮光部材としての遮光リーダ120に用いる材料は、上
下層に黒のポリエチレン層を設け、表面からの光透過を
防止すると共に、その中間層に白色不透明な発泡ポリエ
ステル層を用いることにより遮光リーダの先端端面から
の光の進入が防止され、スプライスされている中の感光
材料の光かぶりの現象は回避されるようになった。ま
た、白色不透明な発泡ポリエステル層はカーボン含有ポ
リエステル層よりも作業環境上製造し易く入手し易いシ
ートである。
【0050】更に、上記遮光リーダ120の先端には、
図1に示すように再剥離可能な粘着テープにより形成さ
れた終端ラベル140が貼着されており、この終端ラベ
ル140により遮光リーダ120の先端は該遮光リーダ
120の外周面に固定されて巻解け防止がなされてい
る。終端ラベル140はマガジンへの装填時に、この巻
解け防止を解除して遮光リーダ120を引き出すために
引き裂かれる。このため終端ラベル140の材質には引
き裂き作業性が良好な材質、特に紙製のラベルを用いる
ことが好ましい。また、この終端ラベル140には、図
示しないが、マガジンへのセット方向を示す矢印等の記
号や、巻長さ、幅を示すデータ等の意匠を施してもよ
い。
【0051】なお、これら巻芯111、感光材料ウェブ
112、遮光リーダ120及び終端ラベル140によっ
てロール状感光材料スクロール100Aが構成される。
【0052】この終端ラベル140は、上記遮光リーダ
120の巻解けを防止する一方で、包装体100をマガ
ジンに装填する際にオペレーターが該遮光リーダ120
の先端部分を持ってこの終端ラベル140を引き裂き、
その巻解け防止を解除して、該遮光リーダ120の先端
をマガジンのスリット口から引き出す作業を円滑に行う
ようにするために、図示するように、遮光リーダ120
の先端に位置する付近、更に詳細には遮光リーダ120
の先端をまたぐ部分に切り欠き141を設け、ロール軸
方向と略平行である終端ラベル140の幅を部分的に減
少させている。従って、この終端ラベル140はそれが
引き裂かれる際、上記切り欠き141によって終端ラベ
ル140の引き裂き力に対する抵抗力が低下され、その
引き裂き作業性が向上するものとなる。しかも、このよ
うに終端ラベル140にその幅を部分的に減少させる切
り欠き141を設けることによって、例えば遮光リーダ
120の先端側の細幅部122が該終端ラベル140と
同じ程度の幅であっても、この切り欠き141から臨む
遮光リーダ120先端の角部をつまむことによって終端
ラベル140を容易に引き裂くことができるようにな
る。
【0053】側面遮光部材130は、感光材料ウェブ1
12の側面を保護する遮光部材としての機能を持つもの
で、中央部に穴が形成された薄肉のドーナツ状円形板材
により形成されている。その内径は、巻芯111の内径
と同じか僅か大きくなるように形成され、その外径は、
ロール状感光材料110の外径より10〜50mm大き
く、好ましくはロール状感光材料110の外径より15
〜30mm大きくなるように形成されている。
【0054】かかる側面遮光部材130は、ロール状感
光材料スクロール100Aの端面、具体的には巻芯11
1の端面に、エマルジョン系接着剤または粘着テープ等
により、または熱接着により接着され、ロール状感光材
料110の側面を被覆しないロール状感光材料110の
外径よりも大きい部分、即ち余剰の周縁部dが、上記ロ
ール状感光材料110の端部の遮光リーダ部に接合さ
れ、複数箇所において略中心方向に向かう山と谷の折り
目を付けて折り重ねてロール状感光材料110の外周面
を覆う遮光リーダ120の外周面に沿って倒されている
と共に、上記遮光リーダ120の外周面に対して貼り付
け固定されている。この側面遮光部材130の周縁部d
が貼り付け固定される遮光リーダ120の外周面は、専
ら該遮光リーダ120の幅広部分であり、該遮光リーダ
120の先端側の細幅部122の外周面には被らないよ
うに貼り付け固定される。従って、図示するように、側
面遮光部材130の周縁部dは、遮光リーダ120のリ
ーダテーパ部121に一部被るような状態で貼り付け固
定されるようになっている。ここに、リーダテーパ部1
21は遮光リーダ120の全幅の部分から細幅部122
に移るところに形成される傾斜部のことである。
【0055】この側面遮光部材130は、ロール状感光
材料スクロール100Aの端面から90°方向に剥離さ
せる際に要する力が9.8N以上である接着力を持って
接着されていることが好ましい。これよりも小さい力で
接着されていると、ロール状感光材料110に巻きずれ
が生じて所謂竹の子状になった場合に、側面遮光部材1
30が剥がれて遮光性が解除されてしまう恐れがあり好
ましくない。
【0056】なお、側面遮光部材130の周縁部dの折
り曲げ加工は機械的に行うことができ、詳細には特願平
9−117007号に記載の手段を採用することができ
る。
【0057】そしてこのようにしてスクロール100A
の外周部の遮光リーダ120の周面上に折り曲げられた
側面遮光部材130の折り曲げ部分(折り重ね部)は、
そこについている接着剤によって遮光リーダ120の周
面に接着されるが、今までは接着剤が透明に近かったた
め、接着が良好であっても接着層を光が透過してしま
い、遮光性はあまり良くなくスクロール100Aの側面
部にかぶりを生ずることがあったが、本発明に用いたカ
ーボン含有量が1質量%以上の接着剤によりこのかぶり
現象を皆無にできた。
【0058】ただし、折り目を付けたとき、折り目が弱
いと図6に示すようにそのふくらみから光が進入する可
能性が大きい。これを解決したのが本発明が対象とする
包装体であり、これについては後程詳しく説明する。
【0059】接着剤としてはアクリル系接着剤、ゴム系
接着剤等が好ましく用いられる。勿論、この側面遮光部
材130は十分な遮光性、折り曲がり性、ピンホールの
ないことの保証性、強度特性を有していなければならな
い。従って、側面遮光部材130は折り曲げ性を良好に
し、引き裂き強度を縦横方向ともに近い数値にし遮光リ
ーダ120との接着部分が引き裂け易くするために、縦
横方向ともに伸度150%以下、引っ張り強度1960
N/cm以下、引き裂き強度196mN以上490mN
以下、且つ引っ張り強度及び引き裂き強度が遮光リーダ
120の周面方向及び幅方向の弱い方に対して各強度、
その中でも特に引き裂き強度が50%以下の条件を満た
す材料から、総厚さ200μm以下となるように形成す
るのが好ましい。
【0060】さて、図3(a)の斜視図及び図3(b)
の部分拡大側面図に示すように、側面遮光部材130の
周縁部の一部を大きくした部分である突出部130Aを
周面遮光部材120のリーダテーパ部121及び細幅部
122の一部上に被せて貼り付け、前記大きくした部分
である突出部130Aに、前記周面遮光部材のリーダエ
ッジ例えば細幅部122の繰り出し方向に対し平行に近
い切り込み(スリット)130Sを設けたものであり、
これによりこの包装体をマガジンに装填して遮光リーダ
120の細幅部122を持って引っ張り出すと前記切り
込み(スリット)130Sの間から引き裂かれるとき切
断線の両側の、側面遮光部材130の周縁部の一部を大
きくした部分である突出部130Aの部分は、遮光リー
ダ120の細幅部122及び1枚下の広幅部に貼り付い
たまま切り分けられるので切れ端が遮光リーダ120か
らはみ出すことなく綺麗に切られてゆく。尚、前記突出
部130Aは側面遮光部材130と別体にしてあっても
良い。
【0061】そして、図3(c)の部分拡大側面図に示
すように、リーダテーパ部の途中に段差部125,12
6を設けておくと光の屈折により光の進入が弱まり、前
記折り曲げの不完全や接着の不完全があっても遮光効果
が確保される。
【0062】更に前述の側面遮光部材130の周縁部の
一部を大きくした突出部130Aを遮光性向上と破れ防
止のために設け、更に、切り込み(スリット)130S
を設けておくとその効果は顕著になる。
【0063】また、図4(d)の部分側面図に示すよう
に側面遮光部材130の周縁部の一部に複数の切り込み
(スリット)130Hを刻み、該切り込み(スリット)
は前記周面遮光部材としての遮光リーダ120のリーダ
エッジに対し約30度以上でピッチが10mm程度、長
さが約10mm程度に配置され、且つ、周面遮光部材と
しての遮光リーダ120の45度に形成されたリーダテ
ーパ部121が前記切り込み(スリット)130Hを横
切るように貼り合わされており、これにより図4(b)
に示すような遮光リーダ120による切り裂き部からは
み出す側面遮光部材130の細片は僅かになり、はみ出
し部がちぎれて、それがマガジンの引き出し口204の
テレンプ206に引っかかって脱落して感光材料ウェブ
112の供給に障害を与えたり感光材料ウェブ112の
表面や裏面に付着したりする現象は回避できるようにな
った。
【0064】因みに、図4(a),(c)に示すよう
に、切り込み(スリット)130Hの近くで遮光リーダ
120による側面遮光部材130の切り裂きが始まると
きは切りかすの細片が外側にはみ出すことは殆ど起こら
ない。逆に図4(b)に示すように、切り込み(スリッ
ト)130Hから離れた位置で遮光リーダ120による
側面遮光部材130の切り裂きが始まるときは切りかす
の細片が外側にはみ出してしまい、それが前述の災いを
もたらしている。そして図4(d)に示す状態は常に切
りかすが外にはみ出さない構造といえる。
【0065】また、図5(a)の斜視図や図5(b)の
一部拡大側面図に示すように、側面遮光部材130の周
面上の折り重ね部にその起き上がりを防止する接着テー
プ171を周面遮光部材としての遮光リーダ120のリ
ーダテーパ部121を避けて一周弱貼り付け、前記接着
テープの先端及び後端の切断角度を前記リーダテーパ部
121の傾斜角度とほぼ同じにしている。これにより折
り重ね部の起き上がりが無くなり、起き上がりによる光
漏れは皆無になる。そして前記切断角度をリーダテーパ
部121の傾斜角度とほぼ同じにしたことによりテープ
の貼り位置が円周方向に少しずれても支障が無く製造を
容易にさせる効果がある。
【0066】即ち、リーダテーパ部121で接着テープ
171を引き裂くことなく遮光解除することができるの
で、引き裂き力の大きい接着テープ等色々の接着テープ
を使用することができる。
【0067】以下にこのような接着テープを効率的に巻
き付けて貼り付けるロール状包装体、特に、ロール状感
光材料包装体の製造工程に用いる装置とその各機能につ
いて詳述する。
【0068】本発明の各実施の形態が含まれる装置の構
成は、図7の平面図及び図8の側面図に示すように、搬
入コンベア180、位置決めST200、貼り付けST
300及び搬出コンベア400からなっている。
【0069】搬入コンベア180は、スリップトルク式
コンベア181を採用しており、ロール状感光材料包装
体(以下単に包装体ということがある)100の傷を防
止しながら該包装体100を搬送する。ストッパ203
で前記包装体100が停止すると、図8の側面図に示す
ように搬入コンベア180の下方から位置決めチャック
210が上昇し、包装体100の巻芯111に挿入さ
れ、前記ストッパ203の位置から少し戻されること
で、位置決めがなされ、且つ、搬入コンベア180上か
ら上昇し、回転位置決めが可能になる。
【0070】前記位置決めチャック210はロールの径
が変動した場合に対応可能なテーパ(径変動X/2m
m)が加工されている。Xは16mmにとってある。
【0071】また、前記包装体100の上方から搬送キ
ャリア250に取り付けられた搬送用のチャック220
が下降し、上下から前記包装体100を挟み込みサーボ
モータにより包装体100を回転させ、図9のブロック
ダイアグラムに示すように、レーザセンサ231及びレ
ーザ変位センサ232によりリーダテーパ部121を検
出し、貼りはじめ位置の位置情報及び包装体100の外
径の測定演算情報を貼り付けST300に転送する。セ
ンサとしてはそのほかに、超音波センサや接触式のセン
サを用いることができる。
【0072】この時、リーダテーパ部121には、図
1,図5及び図9(b)に示すようにように、側面遮光
部材130と一体か又は独立したシール紙で形成される
突出部130Aが貼られているので、図9(c)に示す
ようにレーザセンサ231でこれを明確に検出できるよ
うに、シリンダに取りつけられたゴム材のプッシャー2
36でこれを加圧し前記リーダテーパ部121を際だた
せる。ゴム材は薄板の積層体が望ましい。ゴム材は硬度
50〜60、厚み1.0mm〜1.5mmのものを積層
したものを用いるのが効果的である。
【0073】包装体100の外径変動が大きい場合は、
比較的大きい大径のときと、小径のときとでセンサ位置
をシリンダで移動させて対応している。これらの情報伝
達が終了すると、前記チャック220に内蔵された、バ
ルーン223が包装体100をつかみ、上昇する。この
バルーン223で巻芯111の内径を保持することで径
変動が多少あってもセンタ出しがほぼ満足に行われる。
このとき包装体100の外周は、ロールの巻ズレを防止
するために図示しない外周チャックによりチャックさ
れ、また前記チャック220が回転するのを防止するた
めに、ブレーキがかけられている。
【0074】上方から搬送キャリア250の搬送用のチ
ャック220によりチャックされた状態で、貼り付けS
T300に搬送された前記包装体100は、チャック3
10が挿入されて、前記搬送キャリア250が元の位置
に戻された後、該搬送キャリア250に設けられたチャ
ック315と共に上下をチャックされることにより保持
される。
【0075】尚、搬送キャリア250に設けられた前記
チャック315は、接着テープの貼り付けを完了した包
装体100をチャックして搬出コンベア400上に移送
させるようにしてある。移送後、直ちに元に復して、前
述のような位置決めを終えた新しい包装体の上部からの
チャックにあたる。
【0076】位置決めST200からの情報で、包装体
100の接着テープ貼りはじめ位置(リーダテーパ部近
傍)を、接着テープの先頭部が位置決めされている、テ
ープヘッド300H上の所定位置に対応する所まで回転
させ、テープヘッド300Hが前進し包装体100に押
しつけて貼りつける。
【0077】前記先頭部の貼りつけ後に包装体100が
サーボモータにより回転し、計測ステーションからの径
情報から必要な接着テープの長さ及び接着テープの送り
速度を算出し残りの貼り付け長さが100mmになった
所で停止し、定尺カッタ340で接着テープをカットし
更に回転してその100mmの部分を巻き付けることに
より一周弱の長さの貼り付けを完了する。
【0078】前記包装体100を止めたまま、接着テー
プをそのユニットごと回動させて貼り付けていた従来技
術に比べ飛躍的に省スペース化が可能であり、また、位
置決めと巻き付けて貼ることとを分割することで、生産
性も飛躍的に向上した。
【0079】また、サクションベルトコンベア320,
330及び定尺カッタ340を包含するテープヘッド3
00Hの接着テープ先頭位置は、包装体100のセンタ
ーラインに沿って前進するため包装体100の外径の変
動の影響を受けずに貼りはじめの位置を確定させること
が可能になる。
【0080】そして、巻き付け回転時には、テープヘッ
ド300Hの接着テープ先頭部の位置に対して180°
に位置した部分に図5(a)及び図7に示すように、ゴ
ムローラのセット304を設けて接着テープの確実な貼
り付けに対する駄目押しを行っている。該セット304
は平ローラ303と縦溝ローラ302のセットであり、
上流に縦溝ローラ302が設置されている。貼られる接
着テープが外周長の異なる側面遮光部材130の有ると
ころと無いところをまたいでいるために、側面遮光部材
130が無いところでたるみが生じる。このローラは図
5(c)に示すように、接着テープのたるみを細分化す
ることを目的に作られており、シワは最小化される。ゴ
ムの硬度は縦溝ローラ302が50〜70度、平ローラ
303が40〜50度が望ましく、凹凸のピッチは2〜
4mmのものが皺を最も減少できた。
【0081】あらかじめ各サクションベルトコンベア3
20,330上で接着テープを位置決めしたテープヘッ
ド300Hが第1の移動手段としてのシリンダ351に
よって前進し、第2の移動手段としてのシリンダ352
が、接着テープを包装体100に貼りつける。シリンダ
351は上下のテープヘッド300Hを兼用の1個のシ
リンダで駆動し、シリンダ352は上下双方に別々のシ
リンダが設けられている。これは上下の貼り始め位置が
若干ずれている場合に、片側を貼りつけた後で若干包装
体100を回転し、他の片側を貼りつけることが可能で
あるからである。
【0082】また、図7に示すように、シリンダ352
で稼動されるテープヘッド300Hは、前述のように接
着テープの先頭位置が包装体100のセンターに向かっ
て移動するように設置されている。
【0083】シリンダ352に従属して動いた第3の移
動手段としてのシリンダ353が、シリンダ354によ
ってロックされ、その後動作することで、包装体100
の外径の変動の影響を受けずに、常に最適なクリアラン
スが確保できる。図14のグラフに示すようにクリアラ
ンスは0.5mm〜1.0mmが最適であることが実験
で確認されている。
【0084】これは、ロールの変芯量+ギャザリング部
(側面遮光部材130の折り曲げ部)の厚みを足して
も、常にクリアランスが保てる寸法である。因みに、ク
リアランスは1.0mm以上では外周長の長い包装体1
00の縁辺側が接着テープをより多く消費しようとして
縁辺側により多く流れようとする。そして外周長の長い
(径の大きい)縁辺部と貼り付けヘッドが偏当たりし、
包装体100のセンターと反対側へ蛇行してしまう。ま
た、クリアランスが減り0より小さくなると加圧が起こ
り、中心側に蛇行するようになる。上記のクリアランス
が0.5〜1.0mmとすることにより蛇行の無い貼り
付けが可能となると共に、感光材料に圧力が掛かり傷や
かぶりが発生するのを防止している。
【0085】一方、梱包用のテープの幅精度は25mm
幅のテープではJISで24〜26mmと定められてお
り、貼りつけ精度に、このバラツキの影響を含ませない
ために、図15の平面図に示すように、搬送部のガイド
ローラ363の片側可動フランジ363Aを可動式に
し、常に接着テープを片側に寄せて搬送することで精度
に影響の無いようにすることができる。
【0086】また、通常のサクションベルトでは、製作
誤差や蛇行量が2〜3mmあり、精度が悪化する。
【0087】そこで、図16,図17に示すように、テ
ープヘッド300Hのサクションベルトコンベア32
0,330に用いるスチールベルトに穴加工したスチー
ルベルト321,331を製作し、プーリ324,33
4を太鼓ローラーにした山登り効果によって極小化する
ことで、蛇行を0.2mm以下に押さえることが出来
た。この太鼓ローラーの高さは、0.02〜0.04m
mが望ましい。
【0088】さらに、貼りつけスタンバイ位置に接着テ
ープ171,172を停止させるために、該接着テープ
の先端を図17に示すセンサ325で検出しているが、
スペースを考慮し、サクション穴322、又は別個にあ
けられたセンサ穴323内から接着テープを検出するよ
うにしてあり、この場合、ベルト速度を送り出しローラ
360の接着テープ送り速度よりも10〜50%程度早
め、センサ325は穴が2つ連続でふさがれていた場合
に接着テープがあると検出するような制御にしてある。
【0089】また、テープが横切った後に、タイマーで
テープを戻しながら同様の検出を行い、この場合は移動
距離が少ないのでテープ送りは非常に低速で行え、精
度、タクト共に向上する。
【0090】スチールベルト321,331は、レーザ
で溶接するため焼きなましが発生し、疲労強度が明らか
に低下する。
【0091】そこで、接合後に圧延し、溶接部の空泡を
潰し(この時の圧延率は50%以上)さらに、焼き入れ
を行うことで寿命を向上する。繰り返し回数は1000
→80000000回に向上する。
【0092】円盤材を圧延した場合は溶接部が無くなる
ため、圧延加工のみで使用可能である。
【0093】図10の模式図にも示すように、定尺カッ
タ340で定尺カットを行った後の、先端がフリーにな
った接着テープをサクションベルトコンベア320から
次のサクションベルトコンベア330へ受け渡すとき、
前記コンベア間の空中(定尺カッタ340設置のための
空間)を搬送することになるが、一つには接着テープが
帯電しているため(離型帯電)、定尺カッタ340に貼
りついてしまう。そこで、その対策として図16に示す
ように、接着テープを吸着する第1のサクションベルト
コンベア320を接着テープの幅よりも 細くした幅に
し、そのコンベアからはみ出した両端部を、図11の正
面図に示すように、非粘着側から、スチールベルト32
1よりも若干高くしたサイドガイド326で押すこと
で、断面がU字形になるようにベンディングさせ、剛性
を向上させる。
【0094】この際、U字形の基点部には、粘着材側か
らもローラ327で押さえることで、しっかりとしたU
字形を形成可能だが、このローラ327は粘着材の付着
や抵抗の増加を考慮し、算盤ダマ形状のローラを用いて
いる。
【0095】今回のケースでは、テープは0.065m
mのPP又はOPPの接着テープを用いた。受け渡し距
離が50mmの場合では、テープ幅25mmに対し、コ
ンベア幅が9〜15mm、サイドガイドの高さが1〜
1.3mmとし、良好な結果が得られた。本条件で、粘
着側からエアを拭きつければ100mmまでの受け渡し
が可能で、通常の場合の15mmに比べて飛躍的な向上
である。
【0096】また、受け渡し距離が100mmを超える
場合には、テープをW形状にベンディングすると良好で
あることがわかった。
【0097】さらに、テープカットにおいて、U字形が
崩れる場合を想定し、カット後にテープを定量戻しU字
を完全に発生させてから、フィードする方法を採用して
いる。
【0098】本機では、更に空中搬送を安定化さすため
に上記U字曲げと、除電ブラシ328を併用する事で、
搬送安全性を向上している。
【0099】除電ブラシ328は、図10の模式図にも
示すような位置に取り付けられ、パイル太さ0.1〜
0.2mm、材質はSUSまたはカーボンを用いると良
い。
【0100】また、接着テープを元巻装填位置380に
装填された元巻から離型すると、離型位置が自由である
ため、ビリビリと断続的な音を発生して巻出される。こ
の断続音が鳴った時に最大テンションがかかっており、
テープの変形や巻きつけ変動が派生し、また、騒音が大
きい。
【0101】そこで、図7に示すように離型部または、
若干上流にタッチローラ又はバーよりなる剥離部材37
0を設け、そこを基点に離型するとテンションが一定に
なり騒音発生がない。
【0102】剥離部材370にローラのような回転部材
を用いる場合、ローラ部にブレーキを設け、接着テープ
のバックテンションを調整する事も可能である。
【0103】また、送り出しローラ360と、サクショ
ンベルトコンベア320の間に、たるみを設けて、テン
ションをカットするようにしてある。
【0104】前述のように接着テープのフィード量は、
レーザ変位センサ232による検出値による外径値から
算出されており、このフィード量は送り出しローラ36
0をサーボモーターで駆動することによって定尺送りさ
れる。
【0105】また、図7に示すように送り出しローラ3
60であらかじめ、巻きつけ前に、たるみを発生させ
る。たるみ量はたるみセンサにより検出し一定化可能で
ある。そして、剥離角度を図12(a)のグラフ及び図
12(b)の剥離状態の模式図にも示すように100〜
180度にすることにより剥離力を低くすることができ
た。
【0106】また、送り出しローラ360は、巻き付け
の際に、ロールに引き出されていくテープ速度Vとほぼ
同速で又は、数%低速でフィードし、たるみを一定化
(これ以上大きくしない)する。
【0107】巻き付け中に、上下のたるみセンサがオン
した場合は、制御手段が働き速度を調整してループを調
整可能である。
【0108】このとき、接着テープが送り出しローラ3
60から、離れるときに若干のテンションを発生するが
500mm/分以上で巻き付けることで、図13ののグ
ラフに示すように、ガラス状剥がれになり、ほぼ0テン
ションでの貼り付けが可能である。本発明の実施の形態
では主として800mm/分で行なった。また、巻き付
け速度や、送り出しローラ360表面に施した凹凸の面
積によってテンションをコントロールすることも可能で
ある。一般的には、本発明と反対側にループを作成する
が、粘着力は、剥離角度によって大きく変動し、反対方
向では剥離力過大によりループ形成は困難になり、生産
速度が著しく低下する。
【0109】通常カッタは上下の刃を平行に設置し、適
切なクリアランスを設定するが、本方式ではクリアラン
スの設定が困難であり、クリアランスに糊が入りこみ切
断性が悪化する。そこでこれを避けるために、図7の平
面図及び図18の斜視図に示すように、上下の刃34
2,341の角度を変え、点接触させることで、クリア
ランスレスであり、且つ、刃接触時に刃物についた糊を
切断動作でクリーニングが可能にした。
【0110】上下刃の角度は1〜10°が良好である
が、これに限定するものではない。片側の刃物341は
スプリング等で付勢され、一方の刃342の下降に従
い、接触を保ちながら後方に平行移動し、刃がかみ込む
のを防止している。
【0111】切断時には、どうしても糊側の刃341
は、粘着材が付着するので、これを接着テープの流れの
下流側に設置することでテープの巻き付けによって自動
的に剥がれ、次の接着テープの先端が前記刃341に付
着してスタンバイ位置にフィードできなくなるのを防止
している。
【0112】本装置は高さや径の異なる製品への接着テ
ープの貼り付けを行うため、前記テープヘッド、ロー
ラ、センサには距離を変更するサーボモータやシリンダ
が具備されており、予め決定された値の上流からの情報
によりサイズチェンジが可能にしてある。
【0113】
【発明の効果】本発明により、接着テープの位置決め定
尺貼り付けが自動的に確実容易に行えるようになった。
また、各作動が分業化して行われ効率化され省スペース
化された。
【0114】そして側面遮光部材の折り曲げ部のある周
面への巻き付け接着が貼り曲がりを生ずることなく感光
材料にもストレスを与えることなく行え、幅の異なる接
着テープの搬送も精度に影響を及ぼすことなく、その先
頭位置の確保や定尺長の保持も確実に行われるようにな
り、接着テープの元巻きからの巻き解きも円滑で静かに
繰り出されるようになり、定尺カッタによる接着テープ
切断後のカッタへのからみつきによるジャムの発生もな
く円滑な搬送も達成され、光漏れの無いロール状感光材
料包装体の製造に当たり、接着テープの巻き解き、搬
送、切断、貼り付けを伴う手段が円滑に効率良くできる
ようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明で用いるロール状感光材料包装体の一例
を示す斜視図である。
【図2】本発明で用いるロール状感光材料包装体の構造
を示す分解斜視図である。
【図3】(a)は本発明で用いる側面遮光部材の周縁部
の一部に切り込みを入れたロール状感光材料包装体の斜
視図であり(b)、(c)はその部分拡大側面図であ
る。
【図4】周縁部の一部に切り込みをいれた側面遮光部材
と遮光リーダとの関係を示す部分側面図である。
【図5】(a)は本発明によって加工したロール状感光
材料包装体の斜視図であり、(b)はその一部拡大側面
図であり、(c)はそのたるみを細分化する状態を示す
部分平面図である。
【図6】側面遮光部材の折り重ね部の根本の光の進入す
る隙間を示す模式図である。
【図7】ロール状感光材料包装体の製造装置における各
部の機能を示す平面図である。
【図8】ロール状感光材料包装体の製造装置における各
STにおけるチャック機構を示す側面図である。
【図9】(a)はロール状感光材料の位置出しSTにお
けるリーダテーパ部の位置及び直径の検出を示すブロッ
ク図であり、(b)はリーダテーパ部と側面遮光部材の
突出部を示す断面図であり、(c)はリーダテーパ部及
び突出部の検出信号の作動線図である。
【図10】接着テープのサクションベルトコンベアと定
尺カッタで構成されるテープヘッドの模式図である。
【図11】(a)は接着テープをU字形断面にする機構
を示す正面図であり、(b)は接着テープをW字形断面
にする機構を示す正面図である。
【図12】(a)は接着テープの離型角度と剥離力の関
係を示すグラフであり、(b)は剥離の状態の模式図で
ある。
【図13】接着テープの剥離速度と剥離力の関係を示す
グラフである。
【図14】接着テープの蛇行量とクリアランス又は接触
圧との関係を示すグラフである。
【図15】接着テープの基準出し方式を示す平面図であ
る。
【図16】上流側サクションベルトコンベアの側面図及
び平面図である。
【図17】下流側サクションベルトコンベアの側面図及
び平面図である。
【図18】定尺カッタの斜視図である。
【図19】従来のロール状感光材料包装体の一例を示す
分解斜視図及び組立斜視図である。
【図20】従来のロール状感光材料包装体の別の一例を
示す分解斜視図及び組立斜視図である。
【図21】従来のロール状感光材料包装体の別の一例を
示す組立斜視図である。
【符号の説明】
100 ロール状感光材料包装体 110 ロール状感光材料 111 巻芯 112 感光材料ウェブ 113 スプライステープ 120 遮光リーダ(周面遮光部材) 121 リーダテーパ部 122 細幅部 130 側面遮光部材 130A 突出部 130S,130H 切り込み(スリット) 131 裏面部材 140 終端ラベル 141 切り欠き 171,172 接着テープ 180 搬入コンベア 181 スリップトルク式コンベア 200 位置決めST 203 ストッパ 210,220 チャック 223 バルーン 231 レーザセンサ 232 レーザ変位センサ 236 プッシャー 250 搬送キャリア 300 貼り付けST 300H テープヘッド 302 縦溝ローラ 303 平ローラ 304 ゴムローラセット 310,315 チャック 320 サクションベルトコンベア 321,331 スチールベルト 322 サクション穴 323 センサ穴 324,334 プーリ 325 センサ 326 サイドガイド 327 ローラ 328 除電ブラシ 330 サクションベルトコンベア 340 定尺カッタ 351,352,353 シリンダ 360 送り出しローラ 363 ガイドローラ 363A 可動フランジ 370 剥離部材 380 元巻装填位置 400 搬出コンベア d 周縁部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03C 3/00 590 G03C 3/00 590B

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロール状包装体を回転させ、その速度に
    同期した搬送速度で接着テープを送り込みながら前記ロ
    ール状包装体に接着テープを巻き付けて貼り付けること
    を特徴とする接着テープの貼り付け方法。
  2. 【請求項2】 少なくとも搬入コンベア、位置決めS
    T、貼り付けST、搬出コンベアを有し、ロール状包装
    体の外周に接着テープを巻き付けて貼る貼り付け装置で
    あって、前記位置決めSTには、前記ロール状包装体の
    位相を判断するエンコーダと、リーダテーパ部を際だた
    せるプッシャーと、接着テープ貼り始め位置及び前記ロ
    ール状包装体の外径を検出するセンサと、該センサによ
    って検出したテープ貼り始め位置の位相及び前記外径を
    元に前記ロール状包装体に必要なテープ長や送り速度を
    プログラムにより演算する演算手段と、その演算情報を
    巻き付けSTに伝達する情報伝達手段とが設けられ、前
    記貼り付けSTには、前記ロール状包装体を回転させる
    サーボモータと、該サーボモータにより前記ロール状包
    装体を回転させてテープを巻きつけて接着するテ−プヘ
    ッドとが設けられていることを特徴とする接着テープの
    貼り付け装置。
  3. 【請求項3】 前記センサには、レーザセンサ、レーザ
    変位センサ、超音波センサ、接触式変位センサ等の少な
    くとも1つが用いられることを特徴とする請求項2に記
    載の接着テープの貼り付け装置。
  4. 【請求項4】 少なくとも前記貼り付けSTには縦方向
    の溝が設けられたゴムローラーが設置されていることを
    特徴とする請求項2又は3に記載の接着テープの貼り付
    け装置。
  5. 【請求項5】 少なくとも前記センサ及び前記貼り付け
    STが上下に2セット設置されており、同時に複数のテ
    ープを貼りつけることが可能であることを特徴とする請
    求項2〜4の何れか1項に記載の接着テープの貼り付け
    装置。
  6. 【請求項6】 接着テープが周面に貼りつけられるロー
    ル状包装体に前記接着テープの先端部を貼り付け後、前
    記ロール状包装体の周面と、前記接着テープを供給しな
    がら貼り付けるテープヘッドとの間に所定のクリアラン
    スをあけながら貼り付けることを特徴とする接着テープ
    の貼り付け方法。
  7. 【請求項7】 前記クリアランスは0.5〜1.0mm
    であることを特徴とする請求項6に記載の接着テープの
    貼り付け方法。
  8. 【請求項8】 ロール状包装体への接着テープの貼り付
    け装置であって、あらかじめ接着テープを搬送して位置
    決めする少なくともサクションベルトコンベアよりなる
    テープヘッドを有し、該テープヘッドが第1の移動手段
    及び第2の移動手段によって前進することにより接着テ
    ープの先端部を前記ロール状包装体の外周面に貼りつけ
    る先端部貼り付け手段と、第3の移動手段によって前記
    テープヘッドを前記ロール状包装体の外周面から後退さ
    せてクリアランスを形成するクリアランス形成手段と、
    前記ロール状包装体の回転手段と、その回転に合わせた
    接着テープの送り込み手段とを有することを特徴とする
    接着テープの貼り付け装置。
  9. 【請求項9】 前記ロール状包装体の縁辺部は両側にあ
    り、それぞれに対応してテープヘッドとその駆動手段が
    設けられており、前記第1の移動手段は両テープヘッド
    を共通に一体化して駆動し、第2,第3の移動手段は各
    テープヘッド毎にそれぞれ別の移動手段によって駆動さ
    れるようにしたことを特徴とする請求項8に記載の接着
    テープの貼り付け装置。
  10. 【請求項10】 前記第1の移動手段、第2の移動手段
    及び第3の移動手段はそれぞれ空圧又は液圧によって駆
    動される別々のシリンダであり、第3の移動手段のシリ
    ンダの本体には前記シリンダ以外のシリンダによるクラ
    ンプ手段が設けられていることを特徴とする請求項8又
    は9に記載の接着テープの貼り付け装置。
  11. 【請求項11】 前記クリアランスは0.5〜1mmで
    あることを特徴とする請求項8〜10の何れか1項に記
    載の接着テープの貼り付け装置。
  12. 【請求項12】 接着テープの搬送装置において、片側
    のフランジを可動式にして、固定のフランジと共に形成
    するガイドローラを設け、該ガイドローラの接着テープ
    搬送部のフランジ面に少なくとも接着テープの厚み分
    の、搬送面に直角なガイド面が設けられていて、前記ガ
    イドローラの下流には接着テープの元巻から接着テープ
    を引き出して送り出す送り出しローラと、孔加工を行っ
    たサクションベルトに吸着した接着テープを搬送して位
    置決めするテープヘッドとが設けられていることを特徴
    とする接着テープの搬送装置。
  13. 【請求項13】 前記サクションベルトの材質はステン
    レススチールであることを特徴とする請求項12に記載
    の接着テープの搬送装置。
  14. 【請求項14】 前記可動式のフランジは、ばね部材に
    よって対向する固定のフランジ側へ加圧されていること
    を特徴とする請求項12又は13に記載の接着テープの
    搬送装置。
  15. 【請求項15】 前記孔加工を行ったサクションベルト
    の内部にセンサを設け、前記孔加工部から接着テープの
    位置を検知することを特徴とする請求項12〜14の何
    れか1項に記載の接着テープの搬送装置。
  16. 【請求項16】 前記孔加工を行ったサクションベルト
    のプーリには太鼓ローラが用いられることを特徴とする
    請求項12〜15の何れか1項に記載の接着テープの搬
    送装置。
  17. 【請求項17】 前記送り出しローラによる接着テープ
    の搬送速度よりも前記サクションベルトの回動速度を大
    きくしたことを特徴とする請求項12〜16の何れか1
    項に記載の接着テープの搬送装置。
  18. 【請求項18】 接着テープの搬送装置において、接着
    テープの先端部をロール状包装体に貼り付けてそのまま
    巻き付けて貼るためのテープヘッドを上流から下流に配
    置された2つのサクションベルト及びその間に設けられ
    た定尺カッタによって構成し、前記上流側のサクション
    ベルトの幅を接着テープ幅よりも短くし、両サイドにサ
    イドガイドと粘着剤側に接触するローラを設けることに
    より搬送される接着テープの断面形状がU字型に形成さ
    れるようにしたことを特徴とする接着テープの搬送装
    置。
  19. 【請求項19】 接着テープの搬送装置において、接着
    テープの先端部をロール状包装体に貼り付けてそのまま
    巻き付けて貼るためのテープヘッドを上流から下流に配
    置された2つのサクションベルト及びその間に設けられ
    た定尺カッタによって構成し、前記上流側のサクション
    ベルトの幅を接着テープ幅よりも短くし、両サイドにサ
    イドガイドを、粘着剤側に接触するローラを、非粘着剤
    側の中心部の一部に接触する突出部を設けることにより
    搬送される接着テープの断面形状がW型に形成されるよ
    うにしたことを特徴とする接着テープの搬送装置。
  20. 【請求項20】 元巻からの接着テープの巻き解き装置
    において、前記元巻からの剥離部に巻き解き中常時前記
    元巻外周面と接触を続ける剥離部材を設けたことを特徴
    とする接着テープの巻き解き装置。
  21. 【請求項21】 前記剥離部材はフリーローラ又はブレ
    ーキローラであることを特徴とする請求項20に記載の
    接着テープの巻き解き装置。
  22. 【請求項22】 接着テープの搬送装置において、接着
    テープの送り出しローラから接着テープが剥離する剥離
    点のローラ切線に対して90〜180度方向を変えなが
    ら下流側に接着テープのたるみを設けながら搬送して、
    貼りつけが殆ど張力無しで行われる制御手段を有するこ
    とを特徴とする接着テープの搬送装置。
  23. 【請求項23】 前記制御手段はレーザ変位センサによ
    り接着テープの必要量を演算し、接着テープのたるみを
    つくりながら制御することを特徴とする請求項22に記
    載の接着テープの搬送装置。
  24. 【請求項24】 前記制御手段は前記たるみの上限下限
    をセンサによって検出し、その検出値によって送り量の
    制御を行えるようにしたことを特徴とする請求項22又
    は23に記載の接着テープの搬送装置。
  25. 【請求項25】 接着テープの先端部をロール状包装体
    に貼り付けてそのまま巻き付けて貼るためのテープヘッ
    ドを上流から下流に配置された2つのサクションベルト
    及びその間に設けられた定尺カッタによって構成し、該
    定尺カッタは上刃と下刃角度が異なり、上下の刃物のど
    ちらか一方が、スプリング等により後方へ可動可能にな
    っていて、接着テープの粘着剤側の刃物を下流側に設置
    してあることを特徴とする接着テープの定尺カッタ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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