JP2001334817A - 産業車両の揺動制御装置 - Google Patents

産業車両の揺動制御装置

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JP2001334817A JP2000158450A JP2000158450A JP2001334817A JP 2001334817 A JP2001334817 A JP 2001334817A JP 2000158450 A JP2000158450 A JP 2000158450A JP 2000158450 A JP2000158450 A JP 2000158450A JP 2001334817 A JP2001334817 A JP 2001334817A
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  • Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 後車軸に対してフレームが揺動可能に支持さ
れた産業車両に於いて、車両の状態に応じてフレームの
揺動を規制または許容して、車両の姿勢を安定に保持す
る。 【解決手段】 フレーム1は支持ピン10を中心として
後車軸9に対して揺動可能に支持されている。後車軸9
の一端部とフレーム1との間に油圧シリンダ13を介装
し、油圧シリンダの上室13aと下室13bとを結ぶ油
路16,17に電磁切替弁18とアキュムレータ19と
圧力センサ20及び21を設ける。フレーム1の揺動角
の変化及び油圧シリンダの上室13aと下室13bの圧
力変化に応じて電磁切替弁18を遮断位置18aまたは
連通位置18bに切り替え操作し、フレーム1の時計方
向と反時計方向の両方向の揺動を規制または許容するコ
ントローラ22を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は産業車両の揺動制御
装置に関するものであり、特に、フォークリフト等の産
業車両に於いて後車軸に対するフレームの揺動を規制ま
たは許容する揺動制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】此種産業車両の一例としてフォークリフ
トが挙げられ、図13に一般的なフォークリフトの概要
を示す。同図に於いて、1はフレーム、2はフレーム1
の前側に前後方向へ回動可能に立設されたマスト、3は
マスト2に沿って上昇下降する荷役用のフォーク、4は
フォークを昇降させるリフトシリンダ、5はマスト2を
前後に傾斜させるチルトシリンダである。また、6はフ
ォークリフトの走行駆動輪である前車輪、7は操舵輪で
ある後車輪、8はフォークリフトの操舵ハンドルであ
る。
【0003】図14及び図15は従来のフォークリフト
の揺動装置を示し、9は左右の後車輪7,7が装着され
る後車軸、10は該後車軸9の長手方向略中央部の前後
両側に凸設された支持ピン、11は夫々の支持ピン1
0,10を前記フレーム1に保持する支持サポートであ
る。また、12はフレーム1の下面両側に固設されたス
トッパであり、通常走行状態に於いて後車軸9の上面と
所定の間隙を有するように設けられ、左右何れかのスト
ッパ12が後車軸9の上面に当接するまで、後車軸9に
対してフレーム1が揺動可能となっている。
【0004】斯くして、フォークリフトが走行する路面
に凹凸があったり、或いは路面が傾斜している場合であ
っても、前記フレーム1が後車軸9の支持ピン10を中
心に左右に揺動するので、前車輪6及び後車輪7は路面
に接地して安定走行することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のフォークリフト
は、前述したようにフレームが後車軸に対して揺動可能
に形成されているが、フォークリフトが旋回するときに
は車両に遠心力や慣性力が働き、横方向力が前車輪間の
中心と後車輪間の中心を結ぶ車両センタ軸に垂直方向に
働くため、図16に示すように、後車軸に対してフレー
ムが揺動して旋回中心側の前車輪が路面から浮上し、車
両の姿勢が不安定になることがある。
【0006】また、高積み荷役作業に於いては、荷重の
重心位置の左右へのずれやマストの左右のガタや撓み等
により車両に横方向力が働くため、然るときも、後車軸
に対してフレームが揺動し、横方向力がかかる側と反対
側の前車輪が路面から浮上して車両の姿勢が不安定にな
ることがある。
【0007】これに対して、フレームの揺動を規制する
装置が提案されているが(例えば特開平10−5893
5号公報等)、フォークリフト等の産業車両が走行する
路面は必ずしも平面ではないため、フレームが水平であ
っても後車軸が路面の凹凸や傾斜により大きく揺動して
いる状態のときにフレームの揺動を規制すると、後車軸
が接している路面が水平に戻ったときや、路面の傾斜が
反対になったときは、フレームを横方向に揺動させた状
態で固定することになり、揺動を規制する装置を装備し
ていない産業車両よりも車両の姿勢が不安定となる。
【0008】そこで、後車軸に対してフレームが揺動可
能に支持された産業車両に於いて、車両の状態に応じて
フレームの揺動を規制または許容して、車両の姿勢を安
定に保持するために解決すべき技術的課題が生じてくる
のであり、本発明はこの課題を解決することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために提案されたものであり、後車軸の略中央部に
フレームを揺動可能に支持した産業車両に於いて、該後
車軸の端部とフレームとの間に油圧シリンダを介装し、
この油圧シリンダの上室と下室とを結ぶ油路に、作動油
の連通と遮断とを切り替える電磁切替弁と、作動油の給
排をするアキュムレータと、前記油圧シリンダの揺動荷
重を検出する手段とを設け、前記フレームの揺動角及び
前記油圧シリンダの揺動荷重に応じて電磁切替弁を切り
替え操作し、フレームの揺動を規制し得る制御手段を備
えた産業車両の揺動制御装置、及び、後車軸の略中央部
にフレームを揺動可能に支持した産業車両に於いて、該
後車軸の端部とフレームとの間に油圧シリンダを介装
し、この油圧シリンダの上室と下室とを結ぶ油路に、作
動油の連通と遮断とを切り替える電磁切替弁を設けると
ともに、該電磁切替弁と並列にアキュムレータを配設し
て油圧シリンダの上室と下室へ絞り弁を介して該アキュ
ムレータを接続し、前記電磁切替弁を切り替え操作し、
フレームの揺動を規制し得る制御手段を備えた産業車両
の揺動制御装置を提供するものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
乃至図12に従って詳述する。尚、産業車両の一例とし
てフォークリフトの揺動制御装置について説明するが、
フォークリフトの概要は図13に示したものと同一であ
るので、その説明は省略するものとし、また、従来と同
一構成部分には同一符号を使用する。
【0011】図1は本発明の実施形態1を示し、同図に
於いて、13は両ロッド式の油圧シリンダであり、該油
圧シリンダ13のロッド側は後車軸9の左右何れかの端
部に固設したブラケット14に支持され、該油圧シリン
ダ13のヘッド側は前記フレーム1の下面に固設したブ
ラケット15に支持されている。該油圧シリンダ13の
上室13aに連通する油路16と下室13bに連通する
油路17の途中に、3ポート2位置の電磁切替弁18を
設け、油路16と油路17に作動油を給排するアキュム
レータ19を配設する。油圧回路から作動油が漏れた場
合は、該アキュムレータ19内の油を油路16,17に
補給し、油圧回路の作動油が熱膨張した場合は該アキュ
ムレータ19に油を吸収する。また、油圧シリンダ13
の上室13aの圧力を検出する手段として油路16に圧
力センサ20を設けるとともに、下室13bの圧力を検
出する手段として油路17に圧力センサ21を設ける。
これら圧力センサ20,21の検出信号はコントローラ
22へ入力され、上室13aと下室13bの圧力が演算
される。
【0012】ここで、前記電磁切替弁18のソレノイド
23がコントローラ22からの電流によって励磁された
ときは、該電磁切替弁18が遮断位置18aから連通位
置18bに切り替わる。従って、油圧シリンダ13の上
室13aと下室13bの作動油が流出入して、油圧シリ
ンダ13の伸縮が可能になるとともに、アキュムレータ
19が油路16,17に連通して作動油がアキュムレー
タ19に給排される。然るときは、後車軸9に対してフ
レーム1の左右方向の揺動、即ち支持ピン10を中心と
する時計方向及び反時計方向の両方向の揺動が可能とな
る(以後、本作動モードを「規制解除」と称する)。
【0013】一方、コントローラ22からの電流が停止
してソレノイド23が非励磁になると、前記電磁切替弁
18が遮断位置18aに切り替わる。従って、油圧シリ
ンダ13の上室13aと下室13bの作動油が流出入で
きなくなり、油圧シリンダ13の伸縮が不可能となる。
然るときは、後車軸9に対して前記フレーム1の時計方
向及び反時計方向の両方向の揺動が規制される(以後、
本作動モードを「両方向規制」と称する)。
【0014】ここで、前記圧力センサ20,21以外の
センサについて説明すれば、後車軸9に対するフレーム
1の揺動角を検出する手段として、前記支持サポート1
1の上部に揺動角センサ24を設け、車両の操舵角を検
出する手段として、後車軸9のキングピン25に操舵角
センサ26を設ける。また、27は車両の走行速度を検
出するためにトランスミッションやデファレンシャルギ
ヤ等の減速機構部(図示せず)に取り付けられた速度セ
ンサ、28は積載荷重を検出するためにリフトシリンダ
4等の油圧回路(図示せず)に設けられた荷重センサで
あり、29は積載荷重の揚高を検出するためにマスト2
に取り付けられた揚高センサである。
【0015】図2は本発明の実施形態2を示し、図1に
示した実施形態1と同一構成部分については、同一符号
を付してその説明を省略する。同図に於いて、31は片
ロッド式の油圧シリンダであり、該油圧シリンダ31の
ロッド側は後車軸9の左右何れかの端部に固設したブラ
ケット14に支持され、該油圧シリンダ31のヘッド側
は前記フレーム1の下面に固設したブラケット15に支
持されている。該油圧シリンダ31の上室31aに連通
する油路16と下室31bに連通する油路17の途中
に、2ポート2位置の電磁切替弁32,33を直列に設
け、双方の電磁切替弁32と33の間にアキュムレータ
19を配設する。油圧回路から作動油が漏れた場合は、
該アキュムレータ19内の油を油路16,17に補給
し、油圧回路の作動油が熱膨張した場合は該アキュムレ
ータ19に油を吸収するとともに、油圧シリンダ31の
ロッドの差体積を給排する作用をなすものである。
【0016】一方の電磁切替弁32のソレノイド34が
コントローラ22からの電流によって励磁されたとき
は、該電磁切替弁32が遮断位置32aから連通位置3
2bに切り替わり、他方の電磁切替弁33のソレノイド
35がコントローラ22からの電流によって励磁された
ときは、該電磁切替弁33が遮断位置33aから連通位
置33bに切り替わる。従って、双方の電磁切替弁3
2,33が夫々連通位置32b,33bに切り替わった
状態では、油圧シリンダ31の上室31aと下室31b
の作動油が流出入して、油圧シリンダ31の伸縮が可能
になるとともに、アキュムレータ19が油路16,17
に連通して作動油がアキュムレータ19に給排される。
然るときは、後車軸9に対してフレーム1が時計方向及
び反時計方向に揺動が可能な「規制解除」の作動モード
となる。
【0017】これに対して、コントローラ22からの電
流によってソレノイド34及び35が非励磁になると、
前記電磁切替弁32,33が夫々遮断位置32a,33
aに切り替わる。従って、油圧シリンダ31の上室31
aと下室31bの作動油が流出入できなくなり、油圧シ
リンダ31の伸縮が不可能となる。然るときは、後車軸
9に対するフレーム1の揺動が規制される「両方向規
制」の作動モードとなる。
【0018】図3は本発明の実施形態3を示し、図1に
示した実施形態1及び図2に示した実施形態2と同一構
成部分については、同一符号を付してその説明を省略す
る。同図に於いて、13は両ロッド式の油圧シリンダで
あり、該油圧シリンダ13の上室13aに連通する油路
16と下室13bに連通する油路17の途中に、2ポー
ト2位置の電磁切替弁36を設け、この電磁切替弁36
と並列に油路16と油路17に作動油を給排するアキュ
ムレータ19を配設する。38,39はアキュムレータ
19と油圧シリンダ13の上室13aまたは下室13b
との間に設けられた絞り弁であり、この絞り弁38,3
9は遮断されてはいないが略全閉に近い状態に絞られて
おり、油漏れ時にアキュムレータ19から作動油を補給
するとともに、作動油膨張時にアキュムレータ19へ作
動油の排出を可能にしている。
【0019】電磁切替弁36のソレノイド37がコント
ローラ22からの信号によって励磁されたときは、該電
磁切替弁36が遮断位置36aから連通位置36bに切
り替わる。従って、油圧シリンダ13の上室13aと下
室13bの作動油が流出入して、油圧シリンダ13の伸
縮が可能となる。然るときは、後車軸9に対してフレー
ム1が時計方向及び反時計方向に揺動が可能な「規制解
除」の作動モードとなる。
【0020】これに対して、コントローラ22からの信
号がなくなりソレノイド37が非励磁になると、前記電
磁切替弁36が遮断位置36aに切り替わる。従って、
油圧シリンダ13の上室13aと下室13bの作動油が
流出入できなくなり、油圧シリンダ13の伸縮が不可能
となる。然るときは、後車軸9に対するフレーム1の揺
動が規制される「両方向規制」の作動モードとなる。
【0021】次に、図4及び図5に従って、操舵角セン
サ26の組み付け構造について説明する。後車軸9の中
央部にベルクランク40が回動可能に枢着され、後車軸
9の両端部にブラケット41,41を設け、このブラケ
ット41,41に後車輪7,7を支持するナックルアー
ム42,42を装着する。ナックルアーム42にはキン
グピン25を固着してあり、該キングピン25の上端部
及び下端部が軸受43,43を介して後車軸9に回動自
在に支持されている。また、ベルクランク40は左右一
対のタイロッド44,44を介してナックルアーム4
2,42に連結してある。前記操舵ハンドル8の操作に
よってベルクランク40がベルクランクピン45を中心
に回動し、タイロッド44,44が左右方向に押し引き
されると、ナックルアーム42,42がキングピン2
5,25を中心に回動して後車輪7,7が操舵される。
操舵角センサ26は左右何れかのキングピン25に装着
されている。而して、操舵ハンドル8の操作によって後
車輪7,7が操舵されると、キングピン25の回転が操
舵角センサ26に伝達され、キングピン25の回転変位
をコントローラ22にて判別することにより操舵角が演
算される。
【0022】図6は揺動角センサ24の組み付け構造を
示し、該揺動角センサ24は円筒形の本体部24aと、
本体部24aの端部に設けられた取付フランジ24b
と、取付フランジ24bから水平に突出する入力軸24
cとを備え、入力軸24cの先端部にリンクプレート5
0を固着してあり、このリンクプレート50の先端部に
は長手方向に沿ってガイド孔51が開穿されている。そ
して、前記取付フランジ24bにより揺動角センサ24
をフレーム1にボルト付けしてある。一方、後車軸9に
逆L字形のアーム52を立設するとともに、該アーム5
2の先端部にピン53を揺動角センサ24側へ突設し、
このピン53が前記リンクプレート50のガイド孔51
に挿入されている。
【0023】同図(a)の二点鎖線に示すように、後車
軸9に対してフレーム1が支持ピン10を中心に時計方
向へ揺動したときは、前記揺動角センサ24の位置が図
中右上方へ移動し、アーム52のピン53がリンクプレ
ート50のガイド孔51に係合しているために、揺動角
センサ24に対して該リンクプレート50及び入力軸2
4cが反時計方向に回動する。従って、該揺動角センサ
24の検出信号の変化がコントローラ22に入力され
て、後車軸9に対するフレーム1の揺動方向及び揺動角
(換言すればフレーム1に対する後車軸9の揺動方向及
び揺動角)が演算される。
【0024】このように、揺動角センサ24を後車軸9
の揺動中心である支持ピン10から離れた位置で、且
つ、該支持ピン10と、揺動角センサ24の入力軸24
cと、リンクプレート50のガイド孔51と、アーム5
2のピン53とを直線状に設置することにより、揺動角
センサ24の回動角度が増幅されて、安価なセンサにて
正確な揺動角を検出することができる。後車軸9の揺動
角が例えば±3°であっても、揺動角センサ24の入力
軸24cに対する前記ピン53の回転角度が例えば±4
5°に増幅されるため、高精度の特別な線背を使用せず
に一般的なセンサにて揺動角を正確に検出できる。ま
た、前記支持ピン10と、揺動角センサ24の入力軸2
4cと、リンクプレート50のガイド孔51と、アーム
52のピン53とが直線状に設置されているので、時計
方向と反時計方向の揺動角センサ24の回転角度が対称
となり、揺動角の正と負の値が同一となって判定が容易
になる。
【0025】更に、リンケージを使用しないので誤差が
少なく、リンケージの調整が不要であるとともに、部品
点数の減少によって組み立て工数が低減でき、簡易且つ
安価構成で正確な揺動角を検出することが可能となる。
また、組み立てに際しても、フレーム1に揺動角センサ
24を取り付け、後車軸9にピン53の付いたアーム5
2を装着するのみであり、きわめて簡単な構造で正確な
揺動角の検出が可能である。
【0026】而して、前記コントローラ22は制御シス
テム起動時に故障フラグfを初期化し、圧力センサ20
及び21、揺動角センサ24、操舵角センサ26、速度
センサ27、荷重センサ28、揚高センサ29からの検
出信号を読み込み、各センサからの入力値が故障や断線
または短絡時に発生する値になっているか否かを検証し
て故障の有無を判断する。
【0027】ここで、図1に示した実施形態1及び図2
に示した実施形態2に於いては、圧力センサ20,21
が正常であるときは夫々の入力値から油路16と油路1
7の圧力を演算し、油圧シリンダ13の上室13aと下
室13bの圧力差または油圧シリンダ31の上室31a
と下室31bの圧力差を算出する。この圧力差pは上室
の圧力から下室の圧力を引いた差圧である。圧力センサ
20,21からの入力値が故障や断線等の値であるとき
は圧力差pに「0」を入力し、故障フラグfに「圧力セ
ンサ20(または21)の故障」を入力する。
【0028】揺動角センサ24が正常であるときは入力
値から後車軸9に対するフレーム1の揺動角yを演算す
る。揺動角yはフレーム1が時計方向へ揺動したときに
正の値とする。揺動角センサ24からの入力値が故障や
断線等の値であるときは揺動角yに「エラー」を入力
し、故障フラグfに「揺動角センサ24の故障」を入力
する。
【0029】また、操舵角センサ26が正常であるとき
は入力値から操舵角r、操舵方向d、操舵角速度drを
演算する。ここでいう操舵角rはキングピン25の切れ
角ではなく、車両の実操舵角の絶対値であり、操舵角速
度drは実操舵角の時間に対する変化率である。操舵角
センサ26からの入力値が故障や断線等の値であるとき
は、操舵角rに「最大操舵角」を入力するとともに操舵
方向dに「エラー」を入力し、且つ、操舵角速度drに
「最大操舵角速度」を入力し、故障フラグfに「操舵角
センサ26の故障」を入力する。
【0030】これと同様に、速度センサ27が正常であ
るときは入力値から車両の走行速度vを演算する。速度
センサ27からの入力値が故障や断線等の値であるとき
は走行速度vに「最高速」を入力し、故障フラグfに
「速度センサ27の故障」を入力する。また、荷重セン
サ28が正常であるときは入力値から積載荷重wを演算
する。荷重センサ28からの入力値が故障や断線等の値
であるときは積載荷重wに「最大荷重」を入力し、故障
フラグfに「荷重センサ28の故障」を入力する。
【0031】更に、揚高センサ29が正常であるときは
入力値から積載荷重の揚高hを演算する。揚高センサ2
9からの入力値が故障や断線等の値であるときは揚高h
に「最高値」を入力し、故障フラグfに「揚高センサ2
9の故障」を入力する。例えば、低揚高と中揚高と高揚
高との3つの揚高センサを装備した場合は、低揚高以
下の揚高、低揚高から中揚高までの揚高、中揚高か
ら高揚高までの揚高、高揚高以上の揚高と4段階の揚
高を出力できるが、いま仮に、中揚高のセンサが故障し
たときは、低揚高以下の揚高、低揚高から高揚高までの
揚高、高揚高以上の揚高と3段階の揚高を出力する。
【0032】また、コントローラ22は各電磁切替弁の
ソレノイド23及び34,35並びに37の通電状態を
検証することにより、各ソレノイド23,34,35,
37の故障を調査する。何れかのソレノイドが故障して
いるときは、故障フラグfに「ソレノイド24(または
34,35,37)が故障」と入力する。そして、故障
フラグfに故障したセンサまたはソレノイドが入力され
た場合は、インストルメントパネルに設けられている故
障ランプ(図示せず)を点灯し、LEDもしくはLCD
(いずれも図示せず)に故障個所を表示する。
【0033】次に、本発明の揺動制御装置により後車軸
9に対するフレーム1の揺動を規制または許容する制御
方法について説明する。コントローラ22は荷役作業時
に於ける揚高hと積載荷重wを検出し、図7に示すよう
に、予め設定されたマップのどの領域に該揚高hと積載
荷重wの交点が存在するかを検出する。例えば、該揚高
hと積載荷重wの交点がA1領域内にあるときは揺動規
制が不要であると判断し、荷役規制フラグfnに「解
除」を入力する。これに対して、該揚高hと積載荷重w
の交点がA3領域内にあるときは揺動規制が必要である
と判断し、荷役規制フラグfnに「規制」を入力する。
尚、A2領域は「規制」及び「解除」を頻繁に繰り返す
ことを防止するために設けられたヒステリシス領域であ
り、A1領域またはA3領域からA2領域内に入ったと
きはそれまでの荷役規制フラグfnを保持する。
【0034】また、コントローラ22は走行状態に於け
る揺動規制の要否を判断するために、揚高hと荷重wに
基づいて予め複数設定されたマップ、例えば図8に示す
ような走行速度vと操舵角rとの関係を示すマップと、
図9に示すような走行速度vと操舵角速度drとの関係
を示すマップを設定しておく。尚、前記操舵角センサ2
6によって検出した操舵角速度drと操舵方向dを比較
し、操舵角速度drが操舵角rを減少させる数値になっ
ている場合は操舵角速度drに0を入力し、操舵角速度
drが操舵角rを増加させる数値になっている場合は操
舵角速度drの検出値を絶対値に置き換える。
【0035】例えば、走行速度vと操舵角rの交点が図
8のB1領域内にあるときは揺動規制が不要であると判
断し、走行規制フラグfS1に「解除」を入力する。これ
に対して、該走行速度vと操舵角rの交点がB3領域内
にあるときは揺動規制が必要であると判断し、走行規制
フラグfS1に「規制」を入力する。一方、走行速度vと
操舵角速度drの交点が図9のC1領域内にあるときは
揺動規制が不要であると判断し、走行規制フラグfS2
「解除」を入力する。これに対して、該走行速度vと操
舵角速度drの交点がC3領域内にあるときは揺動規制
が必要であると判断し、走行規制フラグfS2に「規制」
を入力する。尚、B2領域及びC2領域は「規制」及び
「解除」を頻繁に繰り返すことを防止するために設けら
れたヒステリシス領域であり、B1領域またはB3領域
からB2領域内に入ったとき、或いは、C1領域または
C3領域からC2領域内に入ったときは、夫々それまで
の荷役規制フラグfS1またはfS2を保持する。
【0036】そして、図1に示した実施形態1並びに図
2に示した実施形態2に於いては、コントローラ22
は、前記走行規制フラグfS1とfS2の双方が「解除」に
なっている場合は走行規制フラグfSに「解除」を入力
し、それ以外の場合は走行規制フラグfSに「規制」を
入力する。また、走行規制フラグfSに基づく揺動制御
よりも、フレーム1の揺動方向が不明確な荷役規制フラ
グfnによる揺動制御を優先的に処理する。即ち、荷役
規制フラグfnと走行規制フラグfSの双方が「規制」と
なっている場合は、荷役規制フラグfnから決定される
作動モードを優先する。但し、揺動角yに「エラー」が
入力されたときは荷役規制フラグfnによる作動モード
は採用せず、走行規制フラグfSによる作動モードのみ
を採用して揺動制御を行う。
【0037】而して、荷役規制フラグfnが「規制」に
設定されている場合は、「両方向規制」の作動モードに
てフレーム1の揺動を規制する。コントローラ22は
「両方向規制」が機能しているときに、図10に示すよ
うに、揺動角yがy5以上大きく揺動し且つ圧力センサ
20,21の圧力差pがp1以上大きくなった場合、或
いは、揺動角yが−y5より小さく揺動し且つ圧力セン
サ20,21の圧力差pが−p1より小さくなった間
は、作動モードを「規制解除」に変更してフレーム1の
揺動を許容する。
【0038】例えば、図11(a)に示すように、フレ
ーム1が水平であっても路面の凹凸や傾斜面等によって
後車軸9が右下がりに揺動した場合は、揺動角yが負の
値になるとともに、油圧シリンダ13が収縮しようとし
て上室13aの圧力が下室13bの圧力よりも大きくな
り、圧力差pが正方向に増加するため「両方向規制」の
作動モードにて揺動を規制する。
【0039】斯かる状態で、同図(b)に示すように、
路面が水平または逆傾斜面等になった場合は、フレーム
1を反時計方向に揺動させた状態で後車軸9を規制する
ことになり、却って車両の姿勢が不安定となる。然ると
き、フレーム1の水平復元力により油圧シリンダ13が
伸長しようとして上室13aの圧力が下室13bの圧力
よりも小さくなり、圧力差pが負方向に増加する。フレ
ーム1の揺動角yが−y5より小さい状態で、且つ、フ
レーム1が水平方向に戻ろうとする状態を検出している
間(圧力差pが−p1より小さいとき)は、作動モード
を「規制解除」に変更する。
【0040】従って、後車軸9に対するフレーム1の揺
動が許容されて、同図(c)に示すように、車両の姿勢
が安定する。尚、フレーム1に対して後車軸9が左下が
りに揺動した場合は、右下がりに揺動した場合と対照的
な規制を行うものとする。
【0041】一方、荷役規制フラグfnが「解除」に設
定されている場合、または揺動角yが「エラー」の場合
は、走行規制フラグfSに基づいて作動モードを決定す
る。走行規制フラグfSが「解除」に設定されていると
きは「規制解除」の作動モードとし、走行規制フラグf
Sが「規制」に設定されているときは「両方向規制」の
作動モードにて揺動を規制する。コントローラ22は、
「両方向規制」が機能しているときに、車両が右旋回し
た場合で、且つ図10に示すように、揺動角yが−y5
より小さく且つ圧力センサ20,21の圧力差pが−p
1より小さくなった間は、作動モードを「規制解除」に
変更してフレーム1の揺動を許容する。
【0042】これに対して、コントローラ22は、「両
方向規制」が機能しているときに、車両が左旋回した場
合で、且つ図10に示すように、揺動角yが時計方向へ
y5以上大きく揺動し且つ圧力センサ20,21の圧力
差pがp1以上大きくなった場合は、作動モードを「規
制解除」に変更してフレーム1の揺動を許容する。
【0043】また、「両方向規制」が機能しているとき
に、車両が直進した場合で、且つ図10に示すように、
揺動角yが−y5より小さく揺動し且つ圧力センサ2
0,21の圧力差pが−p1より小さくなった間、或い
は、揺動角yが時計方向へy5以上大きく揺動し且つ圧
力センサ20,21の圧力差pがp1以上大きくなった
間は、作動モードを「規制解除」に変更してフレーム1
の揺動を許容する。
【0044】このように、実施形態1及び実施形態2に
於いては、フレーム1が後車軸9に対して一定以上揺動
して「両方向規制」の作動モードになった場合に、フレ
ーム1が大きく揺動した状態から水平状態に戻ろうとす
る状態を検出した間は、「両方向規制」を解除して揺動
を許容することにより、車両の姿勢を安定させることが
できる。即ち、圧力センサ20,21によって油圧シリ
ンダ13または31の荷重方向を検出し、安全側に荷重
が掛かっている場合は揺動規制を解除して車両の安定化
を図っている。
【0045】そして、図3に示した実施形態3に於いて
は、コントローラ22は、前記走行規制フラグfS1とf
S2の双方が「解除」になっている場合は走行規制フラグ
Sに「解除」を入力し、それ以外の場合は走行規制フ
ラグfSに「規制」を入力する。また、走行規制フラグ
Sに基づく揺動制御よりも、フレーム1の揺動方向が
不明確な荷役規制フラグfnによる揺動制御を優先的に
処理する。即ち、荷役規制フラグfnと走行規制フラグ
Sの双方が「規制」となっている場合は、荷役規制フ
ラグfnから決定される作動モードを優先する。但し、
揺動角yに「エラー」が入力されたときは荷役規制フラ
グfnによる作動モードは採用せず、走行規制フラグfS
による作動モードのみを採用して揺動制御を行う。
【0046】而して、荷役規制フラグfnが「規制」に
設定されている場合は、図12に示すように、揺動角y
の検出値によって揺動制御の作動モードを決定する。揺
動角yが時計方向にy2以上揺動している場合は「規制
解除」の作動モードとし、揺動角yが0からy1までの
場合は「両方向規制」の作動モードで揺動を規制する。
そして、揺動角yがy1からy2の間に入った場合はそ
れまでの作動モードを保持する。尚、揺動角yが反時計
方向へ揺動している場合は、時計方向へ揺動している場
合と対照的な規制を行うものとする。尚、コントローラ
22は走行規制フラグfSが「解除」に設定されている
場合は作動モードを「規制解除」とし、走行規制フラグ
Sが「規制」に設定されている場合は作動モードを
「両方向規制」とする。
【0047】このように、実施形態3に於いては、フレ
ーム1が後車軸9に対して一定以上揺動して「両方向規
制」の作動モードになった場合に、フレーム1が大きく
揺動した状態では作動モードを「規制解除」に変更して
フレーム1の揺動を許容するので、車両の姿勢を安定さ
せることができる。また、アキュムレータ19と油圧シ
リンダ13の上室13a及び下室13bとの間に夫々絞
り弁38,39を設けてあるので、電磁切替弁36を遮
断位置36aに切り替えたときは油圧シリンダ13の上
室13aと下室13bの作動油の流出入が阻止される。
そして、油路16及び17の作動油膨張時に油圧の上昇
を該アキュムレータ19にて吸収できるとともに、油漏
れ時には該アキュムレータ19から作動油を補給するこ
とが可能である。斯くして、簡単な油圧回路構成とな
り、油圧シリンダ13の大きさを小型化することが可能
となり、油圧回路の製作費用の低廉化を図ることができ
る。
【0048】尚、本発明は、本発明の精神を逸脱しない
範囲で、例えば下記のように変更して実施することも可
能である。 1.後車軸の支持ピンを支えるフレームの部分に、ゴム製
のサポートを介在させるラバーマウント式支持機構を用
いた車両に適用する。 2.故障箇所を表示するLEDを搭載しない車両に適用す
る。 3.揺動規制作動時に揺動規制の作動をオペレータに認識
させるために、揺動規制作動ランプを点灯させる。 4.センサ故障時に特定の数値を入力して揺動規制の要否
を判断する制御を用いたが、センサ故障時は揺動規制の
要否を判断することなく、即時にフレームの揺動を規制
してランプに故障を表示する制御とする。 5.センサ故障時に特定の数値を入力して揺動規制の要否
を判断する制御を用いたが、センサ故障時は揺動規制の
要否を判断することなく、即時にフレームの揺動を可能
な状態にしてランプに故障を表示する制御とする。 6.揚高センサとしてはリミットスイッチをはじめとし
て、ポテンショメータ、ロータリエンコーダ、シリンダ
内臓ストロークセンサ等を使用する。 7.操舵角センサを後車軸のキングピン部分に取付けた
が、本センサの代わりにパワーステアリングのシリンダ
内臓ストロークセンサを用いた制御とする。 8.揺動角センサを後車軸とフレームの間に取付けたが、
本センサの代わりに揺動規制に用いる油圧シリンダのシ
リンダ内臓ストロークセンサを用いた制御とする。 9.操舵角速度drと操舵方向dを比較し、操舵角速度d
rが操舵角rを減少させる数値になっている場合は操舵
角速度drに0を入力することにより、操舵角rが減少
する場合は揺動規制を解除して揺動規制時間を極力少な
くする制御としたが、スラローム走行時に於いても揺動
規制を継続させるために、操舵方向dに関わらず操舵角
速度drを絶対値に変換し、その値で走行時の揺動規制
の要否を判定する。この場合、スラローム走行時にも揺
動規制が継続するため、規制解除時と規制時の揺動の挙
動が少なくなる。 10.揺動角yがエラーの場合は荷役規制フラグfnによる
揺動規制はせずに走行規制フラグfSだけで揺動規制の
作動モードを決定したが、揺動角yがエラーの場合は即
時に揺動規制を中止したり、荷役規制フラグfnによる
揺動規制を行う制御とする。 11.図1に示した実施形態1に於いて、アキュムレータ
を電磁切替弁に接続する代わりに、実施形態3のように
絞り弁を介してアキュムレータを油圧シリンダの上室に
接続した油圧回路にする。 12.予め揚高と荷重で設定された複数のマップから、揚
高と荷重で適合したマップを選定したが、マップを複数
設定せずにひとつのマップだけを登録して使用する。 13.荷役規制フラグfnと走行フラグfsの両方で揺動
を規制するようにしたが、どちらか一方のみを適用す
る。等の改変を為すことができ、そして、本発明がこれ
らの改変されたものにも及ぶことは当然である。
【0049】
【発明の効果】本発明は上記一実施の形態に詳述したよ
うに、請求項1記載の発明は後車軸に対して揺動可能な
フレームと後車軸の一端部との間に油圧シリンダを介装
し、この油圧シリンダの上室と下室とを結ぶ油路に電磁
切替弁とアキュムレータと油圧シリンダの揺動荷重を検
出する手段とを設け、前記フレームの揺動角及び油圧シ
リンダの揺動荷重に応じて電磁切替弁を切り替え操作
し、フレームの揺動を規制または許容するように構成し
たので、フレームが後車軸に対して一定以上揺動した場
合は「両方向規制」の作動モードになり、更に、フレー
ムが大きく揺動した状態から水平状態に戻ろうとする状
態を検出している間は、「両方向規制」を解除して揺動
を許容することにより、車両の姿勢を安定させることが
できる。即ち、油圧シリンダの上室と下室との圧力差に
よって油圧シリンダの荷重方向を検出し、安全側に荷重
が掛かっている場合は揺動規制を解除して車両の安定化
を図っている。
【0050】また、請求項2記載の発明は後車軸に対し
て揺動可能なフレームと後車軸の一端部との間に油圧シ
リンダを介装し、この油圧シリンダの上室と下室とを結
ぶ油路に電磁切替弁とアキュムレータとを並列に配設
し、前記フレームの揺動角の変化に応じて電磁切替弁を
切り替え操作し、フレームの時計方向と反時計方向の両
方向の揺動を規制または許容するように構成したので、
車両の姿勢を安定させることができる。アキュムレータ
と油圧シリンダの上室及び下室との間には夫々絞り弁を
設けてあるので、高価な油圧検出手段を使用せずして簡
単な油圧回路構成となり、油圧シリンダの大きさを小型
化することが可能となり、油圧回路の製作費用の低廉化
を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1の揺動制御装置を示す解説
図。
【図2】本発明の実施形態2の揺動制御装置を示す解説
図。
【図3】本発明の実施形態3の揺動制御装置を示す解説
図。
【図4】操舵角センサの組み付け構造を示す後車軸の平
面図。
【図5】操舵角センサの組み付け構造を示すキングピン
部分の後車軸の縦断面図。
【図6】(a)揺動角センサの組み付け構造を示す正面
図。 (b)揺動角センサの組み付け構造を示す側面図。
【図7】揚高と積載荷重に対する揺動規制の要否判断を
示すマップ図。
【図8】走行速度と操舵角に対する揺動規制の要否判断
を示すマップ図。
【図9】走行速度と操舵角速度に対する揺動規制の要否
判断を示すマップ図。
【図10】実施形態1及び実施形態2に於ける揺動角と
圧力差に対する揺動規制と規制解除を示すマップ図。
【図11】(a)乃至(c)はフレームの揺動と規制に
関しての説明図。
【図12】実施形態3に於ける揺動角と揺動規制の作動
モードを示すマップ図。
【図13】産業車両の一例である一般的なフォークリフ
トの概要を示す側面図。
【図14】従来のフォークリフトの揺動装置を示す後車
軸の正面図。
【図15】従来のフォークリフトの揺動装置を示す後車
軸の縦断側面図。
【図16】フレームが揺動した状態を示すフォークリフ
トの背面図。
【符号の説明】
1 フレーム 9 後車軸 13 油圧シリンダ 13a 上室 13b 下室 16,17 油路 18 電磁切替弁 19 アキュムレータ 20,21 圧力センサ 22 コントローラ 24 揺動角センサ 31 油圧シリンダ 31a 上室 31b 下室 32,33 電磁切替弁 36 電磁切替弁 38,39 絞り弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3D001 AA00 AA03 AA13 AA18 CA09 DA01 EA00 EA04 EA08 EA22 EA41 EA42 EB03 EC11 ED05 ED06 3F333 AA02 AB13 AE02 BB12 BD02 BE02 CA06 CA12 DA07 DB10 FA09 FB10 FH08

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 後車軸の略中央部にフレームを揺動可能
    に支持した産業車両に於いて、該後車軸の端部とフレー
    ムとの間に油圧シリンダを介装し、この油圧シリンダの
    上室と下室とを結ぶ油路に、作動油の連通と遮断とを切
    り替える電磁切替弁と、作動油の給排をするアキュムレ
    ータと、前記油圧シリンダの揺動荷重を検出する手段と
    を設け、前記フレームの揺動角及び前記油圧シリンダの
    揺動荷重に応じて電磁切替弁を切り替え操作し、フレー
    ムの揺動を規制し得る制御手段を備えたことを特徴とす
    る産業車両の揺動制御装置。
  2. 【請求項2】 後車軸の略中央部にフレームを揺動可能
    に支持した産業車両に於いて、該後車軸の端部とフレー
    ムとの間に油圧シリンダを介装し、この油圧シリンダの
    上室と下室とを結ぶ油路に、作動油の連通と遮断とを切
    り替える電磁切替弁を設けるとともに、該電磁切替弁と
    並列にアキュムレータを配設して油圧シリンダの上室と
    下室へ絞り弁を介して該アキュムレータを接続し、前記
    電磁切替弁を切り替え操作し、フレームの揺動を規制し
    得る制御手段を備えたことを特徴とする産業車両の揺動
    制御装置。
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