JP2001333704A - ローヤルゼリー調製物およびその製法 - Google Patents

ローヤルゼリー調製物およびその製法

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JP2001333704A JP2000160099A JP2000160099A JP2001333704A JP 2001333704 A JP2001333704 A JP 2001333704A JP 2000160099 A JP2000160099 A JP 2000160099A JP 2000160099 A JP2000160099 A JP 2000160099A JP 2001333704 A JP2001333704 A JP 2001333704A
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acid
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Yoshio Shimizu
良雄 清水
Hajime Kurumiya
元 久留宮
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Tokiwa Pharmaceutical Co Ltd
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Tokiwa Yakuhin Kogyo KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 食品、医薬品、医薬部外品および化粧品に使
用でき、経時的に沈殿、浮遊、油浮きを生じない安定な
ローヤルゼリー調製物を提供する。 【解決手段】 ローヤルゼリー原料を水に溶解し、アル
カリ化合物を投与して加熱抽出を行い、しかる後、冷却
し、遠心分離および/または濾過により固液分離を行っ
て得られた透明な濾液を濃縮する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】古来、ローヤルゼリーは不老
不死の妙薬と言われ、紀元前より健康への効用が知られ
ていた。近年、その名が注目され話題となったのは、1
954年ローマ法王ピオ12世が重態となった折、ロー
ヤルゼリーが試されて奇跡的に助かったという事実が1
956年の第2回国際生物遺伝化学会議で発表されたた
めである。現在、ローヤルゼリーは、食品、医薬品、医
薬部外品、化粧品等の分野において幅広く利用されてい
るが、その効能成分などについては、いまだ科学的に解
明されておらず神秘的な部分が多い。しかしながら、そ
の臨床例として、自律神経失調症、更年期障害、動脈硬
化、高血圧、腺病質、小児発育不全、食欲不振、糖尿病
等の治療に効果があることが報告されている。さらに、
火傷、皮膚病、リウマチ、関節炎の他、性機能や性欲の
低下、貧血および不眠症の治療にも有効なことが知られ
ている。また、化粧品の分野においては、ローヤルゼリ
ーの摂取により、表皮細胞とその下層との物質交換が盛
んになり、表皮細胞の生理機能が促進され、皮膚に透明
感、抵抗性、弾力性を与えると言われており、小皺、鮫
肌、日焼け防止などの美容効果が認められている。
【0002】本発明は、食品、医薬品、医薬部外品、化
粧品等に幅広く使用可能なローヤルゼリー調製物に関す
る。より詳しくは、本発明は、ローヤルゼリーが本来有
する効能成分を保持し、かつ、食品、医薬品、医薬部外
品および化粧品に安定に使用し得るローヤルゼリー調製
物に関する。本発明のローヤルゼリー調製物は、食品、
医薬品、医薬部外品および化粧品に対する規格に適合す
るものである。さらに、本発明は、有機溶媒、酵素など
を一切使用することなく、そのようなローヤルゼリー調
製物を製造する方法に関する。
【0003】
【従来の技術】従来、食品添加用、医薬品添加用のロー
ヤルゼリー調製物は、水溶性化を目的とした種々の方法
により製造されている。例えば、特開平1−12152
68には、有機溶媒であるエタノールを用いてローヤル
ゼリー純度の指標成分である10−ヒドロキシデセン酸
を抽出する方法が開示されている。また、医薬品、医薬
部外品および化粧品の原料として用いる場合には、一般
的に、30〜80%の濃度にてエタノールを用いて抽出
を行っている。特開平2−174642には、ローヤル
ゼリーに含まれる粗タンパク質の沈殿を乳化剤の添加に
より抑制する方法が開示されている。また、酵素を用い
て粗タンパク質の沈殿を水溶化する方法が、例えば、特
開平3−151838および特開平4−200355に
開示されている。
【0004】しかしながら、このようなアルコール抽出
により製造されたローヤルゼリー調製物においては、経
時的に沈殿物または油状の浮遊物が生じるという問題が
あり、また、アルコールに弱い人や老人子供の飲用には
適さない。さらに、効能成分をアルコールで抽出した調
製物を含有するドリンク剤を飲用して運転したたために
飲酒運転とみなされた事例があり、厚生省からの通達に
より、ドリンク剤中のエタノール含量を低下させること
が推進されている。乳化剤を用いた場合においては、長
期間安定な状況を保つことは難しい。また、乳化剤のえ
ぐみが出るので、味覚的にも問題がある。また、酵素に
よる処理は、医薬品、医薬部外品および化粧品において
は許容されないため、使用できる分野が限定される。ま
た、酵素処理によるローヤルゼリー調製物を食品添加物
として用いる場合、ローヤルゼリーが本来含有する酵素
以外の酵素が混入することになり、酵素の種類によって
はアレルギー反応を引起こすこともあり、安全上望まし
くない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
のような問題を含まず、老若を問わず安心して摂取可能
であり、食品、医薬品、医薬部外品および化粧品に添加
し得るローヤルゼリー調製物を提供することにある。す
なわち、食品、医薬品、医薬部外品および化粧品の基準
範囲内の品質を有するローヤルゼリー調製物を提供する
ことにある。さらに、本発明の目的は、そのようなロー
ヤルゼリー調製物の製法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本願発明者らは、上記の
問題点に鑑み鋭意研究を行った結果、ローヤルゼリー原
料を水に溶解し、アルカリ性物質を投与して加熱抽出を
行い、しかる後、冷却し、遠心分離および/または濾過
により固液分離を行い、高分子量のタンパク質を除去し
て得られた透明な濾液を濃縮することにより、有機溶媒
による抽出、乳化剤の添加および酵素処理を全く行うこ
となく、食品、医薬品、医薬部外品および化粧品等に添
加し得る安定なローヤルゼリー調製物を提供し得ること
を見出した。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明において、原料として用い
るローヤルゼリーの産地および供給形態(生、冷凍また
は乾燥)は問わないが、ローヤルゼリー公正取引協議会
の規格に適合する品質を有していることが望ましい。ロ
ーヤルゼリーの取引規約においては、ローヤルゼリーの
純度を定める指標物質として10−ヒドロキシデセン酸
を用いており、生ローヤルゼリーでは1.4重量%以
上、乾燥ローヤルゼリーでは3.5%以上の10−ヒド
ロキシデセン酸を含有することを要している。したがっ
て、ローヤルゼリーを表示するにあたっては、上記指標
物質含有量が上記規格内であることが望ましい。
【0008】本発明のローヤルゼリー調製物を以下の方
法により製造する。例えば、1重量部の凍結乾燥ローヤ
ルゼリー原料を、0〜60℃、好ましくは40〜60℃
にて5〜100重量部の水に投入し、攪拌し、ホモジナ
イザー等を用いて均一分散化する。このときのpHは約
3.0〜3.5の範囲にある。次いで、上記ローヤルゼ
リー原料1重量部に対して0.75〜3.25重量部の
適当なアルカリ性物質、好ましくは食用上、医薬上、医
薬部外品上および化粧品上許容される水溶性の水酸化ナ
トリウム、水酸化カリウム、アンモニア、炭酸ナトリウ
ム、炭酸水素ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸アンモニ
ウム等を直接添加するか、または水に溶解させたものを
添加し、均一に溶解混合して、pHを約4.5〜5.5
の範囲に調整する。
【0009】次に、該混合物を70℃以上に加熱し、水
溶性成分、特に、指標成分である10−ヒドロキシデセ
ン酸、水溶性タンパク質、ペプチドおよび糖類の抽出を
行う。加熱時間は温度に依存し、温度が高ければ短く、
低ければ長くする必要がある。好ましくは、70℃で6
0〜70分間、95℃で5〜30分間加熱処理を行う。
次に、60℃以下、好ましくは50℃以下に冷却する。
冷却した液を遠心分離器により水不溶性成分を固液分離
する、遠心力が高い場合、そのまま使用できるが、低い
場合には、濾過筒、フィルタープレス等の濾過装置を用
いて精密濾過を行うことにより、遠心分離のみにより固
液分離を行った液よりも澄んだ液を得ることができる。
濾過装置のみ使用して固液分離を行うこともできるが、
濾過面積の大きな装置が必要となる。濾過装置に用いる
濾過材は一般的に使用されるもので良く、例えば、ステ
ンレス、布、紙、素焼きフィルター等が挙げられる。ま
た、濾過助剤として、用いたローヤルゼリー原料1重量
部に対して5〜150重量部の珪藻土、セライト、パー
ライト、結晶セルロース、シリカゲル、活性炭、アルミ
ナ末、イオン交換樹脂等を用いることによりローヤルゼ
リー中の水不溶性の脂質類を吸着除去して、さらに澄ん
だ液を得ることができる。この様にして得られた液を6
0℃以下の温度にて濃縮器により減圧濃縮する。濃縮率
は、使用する濃縮器の性能等、または保存温度あるいは
期間などの保存条件を考慮して適宜決定する。例えば、
長期保存する場合には、濃縮率を高くして冷凍保存を行
う。
【0010】この様にして得られた濃縮液を、加熱殺菌
後に冷蔵または冷凍保存するか、または、加熱殺菌時ま
たは後で、適当な酸、好ましくは食用上および医薬上許
容されるクエン酸、リンゴ酸、コハク酸、フマル酸、酒
石酸、フタル酸、乳酸、グルコン酸、酢酸、食酢、アジ
ピン酸、グルクロン酸、塩化カルニチンのごとき有機酸
あるいはそれらの混合物、または塩酸、硝酸、硫酸のご
とき無機酸あるいはそれらの混合物を添加して、該濃縮
液のpHを4.2以下、好ましくは3.9以下に調整す
ることにより、一般的な微生物(真菌類および酵母類を
除く。)の繁殖を抑制する。上記グルコン酸の代りにグ
ルコノラクトンを添加することができる。グルコノラク
トンとグルコン酸とは、水中で平衡状態になることは当
該分野でよく知られている。また、「一般的な微生物」
とは、一般生菌数として測定され得る微生物であり、よ
り詳しくは、標準寒天培地、SDC寒天培地およびSC
DLP寒天培地で生存可能な微生物のことを言う。
【0011】上記で得られたローヤルゼリー調製物は、
ローヤルゼリー原料と同量の重量になるまでさらに濃縮
したとき、酸性度、10−ヒドロキシデセン酸含有量お
よび一般生菌数が、社団法人全国ローヤルゼリー公正取
引協議会の定める基準値の範囲内である。さらに、本発
明のローヤルゼリー調製物を含む食品、医薬品、医薬部
外品および化粧品を製造する際に必要とされる微生物除
菌の工程において、微生物除菌フィルターへの圧力負荷
も少なく、ドリンク剤の液調合も液量が少なくでき、経
時的な沈殿物、浮遊物、油分の浮きが目視により確認さ
れない安定したものを製造することができる。すなわ
ち、本発明によれば、従来のものと比較し、安定でかつ
人に対して安全なローヤルゼリー調製物を提供すること
ができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明のローヤルゼリー調製物の製造
方法を詳細に説明するが、本発明はこれらに限定される
ものではない。
【0013】実施例1 生ローヤルゼリー210kgを50℃の温水4,200
kgに投入し、ホモジナイザーにより均一に分散させ
た。次いで、炭酸ナトリウム2kgを投入し、さらに、
ホモジナイザーにより攪拌溶解した。得られた均一な溶
液を85℃にて20分間加熱攪拌しながら、抽出処理を
行った。その後、60℃まで冷却し、該抽出物をシャー
プレス型遠心分離器に通液し、13,000〜15,0
00回転/分にて固液分離を行った。得られた分離液
を、珪藻土10kgを付着させたステンレス製濾過筒に
通液し、澄んだ濾液を得た。得られた濾液を、60℃以
下の温度にて減圧濃縮して210kgの最終液量とし
た。濃縮液を90℃にて30分間加熱殺菌を行い、この
温度にて適当な容器に充填した。
【0014】得られた濃縮液の10−ヒドロキシデセン
酸含有量は1.84%であった。一方、原料の生ローヤ
ルゼリー中の10−ヒドロキシデセン酸含有量は1.8
4%であった。従って、本発明の方法により製造したロ
ーヤルゼリー調製物中には、原料である生ローヤルゼリ
ーの効能成分が実質的に全て回収されていることが明ら
かである。
【0015】得られたローヤルゼリー調製物を、10倍
量の水に60℃にて溶解させたとき、沈殿、浮遊物は目
視により一切認められなかった。このときの経時安定性
の結果を表1に示す。沈殿および濁りは目視により確認
した。
【0016】
【表1】
【0017】実施例2 乾燥ローヤルゼリー140kgを60℃の温水4,20
0kgに投入し、ホモジナイザーにより均一に分散させ
た。次いで、水酸化ナトリウム3.8kgを投入し、さ
らにホモジナイザーにより攪拌溶解した。得られた均一
な溶液を75℃にて120分間加熱攪拌しながら、抽出
処理を行った。その後、60℃まで冷却し、該抽出物
を、ラジオフィライト100kgおよびセライト20k
gを付着させたフィルタープレス器に通液し、澄んだ濾
液を得た。ここで、ラジオフィライトおよびセライト
は、予め混合してからフィルタープレス器に付着させる
こともできるし、単独で2層にして付着させることもで
きる。得られた濾液を、60℃以下の温度にて減圧濃縮
して420kgの最終液量とした。濃縮液を熱交換殺菌
プレートにより140℃にて1分間加熱殺菌を行い、9
0〜100℃にて適当な容器に充填した。
【0018】得られた濃縮液中の10−ヒドロキシデセ
ン酸含有量は2.01%であった。一方、原料の乾燥ロ
ーヤルゼリー中の10−ヒドロキシデセン酸含有量は
6.04%であった。該濃縮液は原料ローヤルゼリーの
3倍希釈物に相当するため、本発明の方法により抽出し
たローヤルゼリー抽出物中には、原料とした乾燥ローヤ
ルゼリーの効能成分が実質的に全て回収されていること
は明らかである。
【0019】得られたローヤルゼリー調製物を、10倍
量の水に60℃にて溶解させたとき、沈殿、浮遊物は目
視により一切認められなかった。このときの経時安定性
の結果を表2に示す。沈殿および濁りは目視により確認
した。
【0020】
【表2】
【0021】
【発明の効果】本発明によると、アルコール等の有機溶
媒、乳化剤、ローヤルゼリー本来の酵素以外のタンパク
質を含まない安全なローヤルゼリー調製物を提供するこ
とができる。さらに、本発明のローヤルゼリー調製物を
食品、医薬品、医薬部外品および化粧品に用いた場合、
経時的に沈殿、浮遊、油浮きを生じない安定なローヤル
ゼリー含有製品を提供することができる。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 47/18 A61K 47/18 47/26 47/26 A61P 1/14 A61P 1/14 3/10 3/10 5/06 5/06 9/10 101 9/10 101 9/12 9/12 15/10 15/10 15/12 15/12 17/00 17/00 17/02 17/02 19/02 19/02 25/02 103 25/02 103 Fターム(参考) 4B041 LD06 LK02 LK07 LK40 LP01 LP05 LP25 4C076 AA11 CC40 DD22 DD25 DD31 DD41 DD42 DD43 DD67 GG45 4C083 AA071 AA072 AB011 AB031 AB032 AB051 AB081 AB311 AB312 AC241 AC291 AC301 AC311 AC711 AD191 EE01 EE09 FF01 4C087 AA03 BB22 MA27 MA52 NA03 ZA05 ZA42 ZA45 ZA69 ZA81 ZA89 ZA96 ZC03 ZC35

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 以下の工程: (1)生、冷凍または乾燥ローヤルゼリー原料を水に投
    入し、攪拌して、均一分散化を行い、(2)食用上、医
    薬上、医薬部外品上および化粧品上許容されるアルカリ
    性物質を添加し、加熱抽出処理し、(3)遠心分離およ
    び/または濾過により、該抽出物の固液分離を行い、次
    いで(4)得られた透明な分離液を濃縮することにより
    製造されるローヤルゼリー調製物。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の均一分散化工程におい
    て、1重量部のローヤルゼリー原料を5〜100重量部
    の水に投入する請求項1記載のローヤルゼリー調製物。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の均一分散化工程におい
    て、ローヤルゼリー原料を0〜60℃の水に投入する請
    求項1または2記載のローヤルゼリー調製物。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の加熱抽出処理工程におい
    て、1重量部のローヤルゼリー原料に対して0.75〜
    3.25重量部のアルカリ性物質が添加される請求項1
    ないし3いずれか1記載のローヤルゼリー調製物。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の加熱抽出処理工程におい
    て、70℃以上の温度にて加熱抽出を行うことを特徴と
    する請求項1ないし4いずれか1記載のローヤルゼリー
    調製物。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の加熱抽出処理工程におい
    て、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、アンモニア、
    炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸カリウム、
    および炭酸アンモニウムよりなる群から選択されるアル
    カリ性物質が添加される請求項1ないし5いずれか1記
    載のローヤルゼリー調製物。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の固液分離工程において、
    遠心分離し、次いで濾過を行う請求項1ないし6いずれ
    か1記載のローヤルゼリー調製物。
  8. 【請求項8】 請求項1記載の固液分離工程において、
    珪藻土、セライト、パーライト、結晶セルロース、シリ
    カゲル、活性炭、アルミナ末、イオン交換樹脂およびそ
    れらの混合物よりなる群から選択される濾過助剤を用い
    ることにより製造される請求項1ないし7いずれか1記
    載のローヤルゼリー調製物。
  9. 【請求項9】 請求項1記載の固液分離工程において、
    60℃以下の温度にて固液分離を行う請求項1ないし8
    いずれか1記載のローヤルゼリー調製物。
  10. 【請求項10】 請求項1記載の固液分離工程におい
    て、50℃以下の温度にて固液分離を行う請求項1ない
    し8いずれか1記載のローヤルゼリー調製物。
  11. 【請求項11】 酸の添加により、pHが4.2以下に
    調整されていることを特徴とする請求項1ないし10い
    ずれか1記載のローヤルゼリー調製物。
  12. 【請求項12】 酸の添加により、pHが3.9以下に
    調整されていることを特徴とする請求項1ないし10い
    ずれか1記載のローヤルゼリー調製物。
  13. 【請求項13】 該酸が、クエン酸、リンゴ酸、コハク
    酸、フマル酸、酒石酸、フタル酸、乳酸、グルコン酸、
    酢酸、食酢、アジピン酸、グルクロン酸、塩化カルニチ
    ンおよびそれらの混合物よりなる群から選択される有機
    酸である請求項11または12記載のローヤルゼリー調
    製物。
  14. 【請求項14】 該酸が、塩酸、硝酸、硫酸およびそれ
    らの混合物よりなる群から選択される無機酸である請求
    項11または12記載のローヤルゼリー調製物。
  15. 【請求項15】 以下の: (1)生、冷凍または乾燥ローヤルゼリー原料を水に投
    入し、攪拌して、均一分散化を行う工程、(2)食用
    上、医薬上、医薬部外品上および化粧品上許容されるア
    ルカリ性物質を添加し、加熱抽出処理する工程、(3)
    遠心分離および/または濾過により、該抽出物の固液分
    離を行う工程、および(4)得られた透明な分離液を濃
    縮する工程を含むローヤルゼリー調製物の製造方法。
  16. 【請求項16】 請求項15記載の均一分散化工程にお
    いて、1重量部のローヤルゼリー原料を5〜100重量
    部の水に投入する請求項15記載のローヤルゼリー調製
    物の製造方法。
  17. 【請求項17】 請求項15記載の均一分散化工程にお
    いて、ローヤルゼリー原料を0〜60℃の水に投入する
    請求項15または16記載のローヤルゼリー調製物の製
    造方法。
  18. 【請求項18】 請求項15記載の加熱抽出工程におい
    て、1重量部のローヤルゼリー原料に対して0.75〜
    3.25重量部のアルカリ性物質を添加する請求項15
    ないし17いずれか1記載のローヤルゼリー調製物の製
    造方法。
  19. 【請求項19】 請求項15記載の加熱抽出工程におい
    て、70℃以上の温度にて加熱抽出を行う請求項15な
    いし18いずれか1記載のローヤルゼリー調製物の製造
    方法。
  20. 【請求項20】 請求項15記載の加熱抽出工程におい
    て、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、アンモニア、
    炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸カリウム、
    および炭酸アンモニウムよりなる群から選択されるアル
    カリ性物質が添加される請求項15ないし19いずれか
    1記載のローヤルゼリー調製物の製造方法。
  21. 【請求項21】 請求項15記載の固液分離工程におい
    て、遠心分離し、次いで、濾過を行う請求項15ないし
    20いずれか1記載のローヤルゼリー調製物の製造方
    法。
  22. 【請求項22】 請求項15記載の固液分離工程におい
    て、珪藻土、セライト、パーライト、結晶セルロース、
    シリカゲル、活性炭、アルミナ末、イオン交換樹脂およ
    びそれらの混合物よりなる群から選択される濾過助剤を
    用いる請求項15ないし21いずれか1記載のローヤル
    ゼリー調製物の製造方法。
  23. 【請求項23】 請求項15記載の固液分離工程におい
    て、60℃以下の温度にて固液分離を行うことを特徴と
    する請求項13ないし22いずれか1記載のローヤルゼ
    リー調製物の製造方法。
  24. 【請求項24】 請求項15記載の固液分離工程におい
    て、50℃以下の温度にて固液分離を行うことを特徴と
    する請求項13ないし22いずれか1記載のローヤルゼ
    リー調製物の製造方法。
  25. 【請求項25】 請求項15記載の工程の後、さらに、
    酸を添加して、ローヤルゼリー調製物のpHを4.2以
    下にすることを含む請求項15ないし24いずれか1記
    載のローヤルゼリー調製物の製造方法。
  26. 【請求項26】 請求項15記載の工程の後、さらに、
    酸を添加して、ローヤルゼリー調製物のpHを3.9以
    下にすることを含む請求項15ないし24いずれか1記
    載のローヤルゼリー調製物の製造方法。
  27. 【請求項27】 該酸が、クエン酸、リンゴ酸、コハク
    酸、フマル酸、酒石酸、フタル酸、乳酸、グルコン酸、
    酢酸、食酢、アジピン酸、グルクロン酸、塩化カルニチ
    ンおよびそれらの混合物よりなる群から選択される有機
    酸である請求項25または26記載のローヤルゼリー調
    製物の製造方法。
  28. 【請求項28】 該酸が、塩酸、硝酸、硫酸およびそれ
    らの混合物よりなる群から選択される無機酸である請求
    項25または26記載のローヤルゼリー調製物の製造方
    法。
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