JP2007513953A - ダイズ胚芽抽出物 - Google Patents
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Abstract
本発明は豆胚芽由来のイソフラボン含有抽出物を調製する方法を特徴とする。この方法にはイソフラボン含有溶液を得るために、豆胚芽から可溶物、不可溶物を分離するべく豆胚芽を十分な時間(この混合物は撹拌される)水に浸すことを含む。豆胚芽と水の混合物は約30℃から約99℃の温度に保たれ、豆胚芽タンパク質の等電点のpHを有する。
Description
本発明は、豆胚芽抽出物、特に、ダイズ胚芽抽出物の調製プロセスに関する。
[関連出願の相互参照]
本発明は、2003年12月12日出願の米国特許仮出願番号第60/529,030号(本明細中に参照により援用される)に基づき、優先権を主張する。
本発明は、2003年12月12日出願の米国特許仮出願番号第60/529,030号(本明細中に参照により援用される)に基づき、優先権を主張する。
[発明の背景]
ダイズはイソフラボンに富み、抗癌活性を有することが示されている。しかし、その臭い、味、又はテクスチャーのためにダイズ食品を好まない人が多い。したがって、栄養補助食品として摂取することができるようにダイズからイソフラボンを抽出する必要がある。
ダイズはイソフラボンに富み、抗癌活性を有することが示されている。しかし、その臭い、味、又はテクスチャーのためにダイズ食品を好まない人が多い。したがって、栄養補助食品として摂取することができるようにダイズからイソフラボンを抽出する必要がある。
ダイズからのイソフラボンの抽出には、典型的には、ダイズタンパク質の除去が必要である。ダイズタンパク質の除去方法がいくつか報告されている。例えば、水性ダイズ懸濁液のpHを調整した後で、ダイズタンパク質を沈殿させ、他の成分から分離することができる。塩などの凝固剤を使用して、水性ダイズ懸濁液からタンパク質を沈殿させることもできる。
本発明は、豆胚芽抽出物、特に、ダイズ胚芽抽出物を調製する方法を提供する。
[発明の概要]
本発明は、ダイズ胚芽タンパク質の等電点のpHでイソフラボンをダイズ胚芽から容易に抽出することができるという予期せぬ発見に基づく。得られた抽出物は、食品において使用される場合、タンパク質が溶解度の問題を引き起こさないほど十分にタンパク質レベルが低い。許容可能な利用レベルでは、軽く風味づけした飲料でさえ、その抽出物は、風味、におい、及び色が最小であるか、検出不可能である。さらに、得られた抽出物は、イソフラボンに加えて、サポニン、オリゴ糖、及びフィチン酸などの一定範囲の植物性栄養素を含み、これらは、潜在的な栄養的及び商業的な有意性及び価値を有する。
本発明は、ダイズ胚芽タンパク質の等電点のpHでイソフラボンをダイズ胚芽から容易に抽出することができるという予期せぬ発見に基づく。得られた抽出物は、食品において使用される場合、タンパク質が溶解度の問題を引き起こさないほど十分にタンパク質レベルが低い。許容可能な利用レベルでは、軽く風味づけした飲料でさえ、その抽出物は、風味、におい、及び色が最小であるか、検出不可能である。さらに、得られた抽出物は、イソフラボンに加えて、サポニン、オリゴ糖、及びフィチン酸などの一定範囲の植物性栄養素を含み、これらは、潜在的な栄養的及び商業的な有意性及び価値を有する。
したがって、本発明は、ダイズ、マングビーン、ブラックビーン、及び/又はインゲンマメの胚芽などの豆胚芽由来のイソフラボン含有抽出物の調製プロセスを特徴とする。このプロセスは、豆胚芽(そのまま又は粉砕物)を水と十分な時間接触させる工程であって、それにより、可溶性物質と不溶性物質とを分離し、イソフラボン含有液を得る、接触工程を含む。豆胚芽/水混合物において、全プロセスを通して、豆胚芽タンパク質の等電点のpH(例えば、約3.0〜5.0又は約3.5〜4.5)に保持し、好ましくは、温度を約30〜99℃(例えば、約50〜80℃又は約65〜75℃)に保持する。豆胚芽は、機械的撹拌器又は他の適当な手段によって水中で撹拌することができるが、撹拌は必須という訳ではない。例えば、連続フロープロセスにおいて、攪拌せずに豆胚芽を水の中に入れることができる。濾過、遠心分離、デカンテーション、又は他の適当な手段によって、不溶性物質を除去することができる。
利用した豆胚芽は、そのままの形態(非粉砕)又は粉砕形態とすることができる。胚芽を一定サイズの粒子へ破砕することによって、粉砕豆胚芽を得ることができる。粉砕する場合、微粉が抽出物に混入し、除去が必要になるほど豆胚芽を小さくすべきではない。粉砕する場合、豆胚芽は、例えば、70%の粒子が約250μm未満であるような平均粒子サイズを有する。豆胚芽を高温の水の中に入れ、それにより、水溶性イソフラボンを溶解する。ほとんどの水溶性イソフラボンが溶解した時点で、滞留時間は十分であり、この時間は経験的に決定することができる。適当な、好ましくは食用の酸味料を使用して、混合物のpHを、豆胚芽タンパク質の等電点に調整し、それによりタンパク質の溶解度を最小にする。豆胚芽タンパク質の等電点は、タンパク質が0又は0付近の正味の電荷を有し、それにより、タンパク質の水溶性が最小であるpHである。この方法を実施する場合、豆胚芽/水混合物のpHを、豆胚芽タンパク質の等電点(すなわち、タンパク質の正味の電荷が最低でゼロであるpH)に、又はその特異的pHの約±0.5(好ましくは、±0.3)pH単位の範囲内のpHに調整する。
十分な滞留時間後、上澄みから不溶性物質を除去し、それによりイソフラボン含有液を得ることができる。不溶性物質は、水不溶性の豆胚芽成分、及び他のpH値では水に溶解するがpH調整により不溶性になる豆胚芽成分の両方を含む。したがって、このようにして得たイソフラボン含有液を、水を除去することによってさらに濃縮し、それにより、乾燥形態(例えば、粉末)又は湿潤形態(wet form)(例えば、濃縮液)の抽出物を生成することができる。
本発明の1つ又は複数の実施形態の詳細を、以下の説明で記載する。本発明の他の特徴、目的、及び利点は、詳細な説明及び特許請求の範囲から明らかとなる。
[発明の詳細な説明]
イソフラボン含有抽出物を、例えば、以下の方法によって調製することができる。豆胚芽(そのまま又は粉砕物のいずれか)を容器に入れ、高温(例えば、70℃)の水に浸漬してスラリーを形成させる。水の温度は、一般に、その沸点未満であるが、加圧下100℃を超える温度の水を使用することができる。胚芽を、その浸漬中に撹拌することができる。次いで、スラリーのpHを、豆胚芽タンパク質の等電点に調整する。この調整を、スラリーの直接pH調整によって行うことができるか、又は、水が胚芽と完全に接触した後に所望のpHに到達するのに十分な適定液を使用することによって水中への胚芽の浸漬前に水のpHを調整することができる。スラリーを、豆胚芽イソフラボンを可溶化するのに十分な時間維持し、この時間は、予め決定しておくかスラリー化工程中に決定することができる。不溶性物質を容器中で静置し、その後、デカンテーションによってイソフラボン含有上澄みから分離させる。濾過又は遠心分離によって不溶性物質を除去し、それにより、イソフラボン含有液を得ることもできる。スラリー化工程中及び不溶性物質の除去中、容器を高温に保持する。
イソフラボン含有抽出物を、例えば、以下の方法によって調製することができる。豆胚芽(そのまま又は粉砕物のいずれか)を容器に入れ、高温(例えば、70℃)の水に浸漬してスラリーを形成させる。水の温度は、一般に、その沸点未満であるが、加圧下100℃を超える温度の水を使用することができる。胚芽を、その浸漬中に撹拌することができる。次いで、スラリーのpHを、豆胚芽タンパク質の等電点に調整する。この調整を、スラリーの直接pH調整によって行うことができるか、又は、水が胚芽と完全に接触した後に所望のpHに到達するのに十分な適定液を使用することによって水中への胚芽の浸漬前に水のpHを調整することができる。スラリーを、豆胚芽イソフラボンを可溶化するのに十分な時間維持し、この時間は、予め決定しておくかスラリー化工程中に決定することができる。不溶性物質を容器中で静置し、その後、デカンテーションによってイソフラボン含有上澄みから分離させる。濾過又は遠心分離によって不溶性物質を除去し、それにより、イソフラボン含有液を得ることもできる。スラリー化工程中及び不溶性物質の除去中、容器を高温に保持する。
バッチ式抽出の好ましい実施形態では、上記の手順後に不溶性物質を再度抽出する。このようにして得たイソフラボン含有液を、第1の抽出から得た溶液と合わせる。合わせたイソフラボン含有液中の水を蒸発させ、それにより、濃縮又は乾燥イソフラボン含有抽出物を生成することができる。必要に応じて適当なキャリア(例えば、マルトデキストリン)を使用した濃縮抽出物の凍結乾燥又は噴霧乾燥などの他の適当な乾燥方法によって、乾燥抽出物を調製することもできる。連続抽出では、十分な抽出効率に達するまで、水を循環又は再循環させる。
本発明の方法を実施するために、十分な接触又は浸漬(又は、やるなら、撹拌)時間を経験的に決定することができる。例えば、豆胚芽中の水溶性イソフラボン量を水に溶解したイソフラボンの量と比較し、十分量の水溶性イソフラボンが溶解したかどうかを判定することができる。イソフラボンの水への溶解量を、アリコートを取出し、これを分析することによって求めることができる。十分量(画分)のイソフラボンが水に溶解した時点で、接触/浸漬時間は十分であると見なす。水へのイソフラボンの溶解量がそれ以上時間をかけても有意に増加しなくなった時点でも、接触/浸漬時間は十分であると見なす。典型的には、接触/浸漬時間は、約15分間から約2時間の間、好ましくは約30分間から約60分間の間である。イソフラボンを溶解させるための当該分野で公知の材料を、溶液に添加することができる。例えば、2002年10月1日発行のOno他による米国特許第6,458,406号及び2002年4月25日公開のOno他による米国特許出願公開公報第2002/0048627号(共に本明細中に参照により援用される)を参照のこと。
豆胚芽タンパク質の等電点を求めるために、異なるpH値での上澄みのタンパク質濃度を測定することができる。等電点は、水溶液中でのタンパク質の溶解性が全体で最小か、最小付近となるpHである。タンパク質の等電点は、しばしば、等電点電気泳動法(IEF)の電気泳動技術を用いて測定される。しかし、天然に存在するタンパク質の混合物を取扱う場合、経験的アプローチがここでは有効である。上澄みのタンパク質濃度を、UV−Vis分光法又は他の適当な手段によって測定することができる。本発明の方法を実施する場合、豆胚芽/水混合物を、豆胚芽タンパク質の溶解性が全体で最小となるpHに保持することができる。
イソフラボン含有抽出物を当該分野で公知の技術を利用して脱色し、それにより上記のプロセス中に任意の望ましくない色を除去することができる。例えば、イソフラボン含有液を濃縮前に脱色し、それにより、イソフラボン含有抽出物を形成することができる。当該分野で公知の脱色方法の例として、活性炭又は漂白土の使用が挙げられる。例えば、K.Liu著「Soybeans, Chemistry, Technology, and Utilization」(Aspen Publication刊)(1999)を参照のこと。
出発物質として種々の豆由来の豆胚芽を利用して、イソフラボン含有抽出物を調製することができる。例えば、ダイズイソフラボンの大部分を含むダイズ胚芽を、上記方法によって抽出することができる。市販のダイズ胚芽を、アカトリス(ミネアポリス,ミネソタ)(例えば、ソイライフ フォーカス又はソイライフ 混合物)又はカルギル(ミネアポリス,ミネソタ)(例えば、アドバンタ 大豆 コンプリート)から得ることができる。利用することができる他の豆胚芽の例には、マングビーン胚芽、ブラックビーン胚芽、及びインゲンマメ胚芽が含まれる。
本発明の方法を、バッチプロセス又はフロープロセス、すなわち連続的な抽出及び濾過プロセス、として実施することができる。典型的には、合理的な製造コストの維持を補助するために、フロープロセスを利用する。フロープロセスを利用する場合、豆胚芽/水混合物の撹拌は必要ないことが多い。
本発明の方法によって得られたイソフラボン含有抽出物を、乾燥形態又は湿潤形態のどちらかで食品に添加することができる。食品は、固体、ペースト、又は液体の食品(ミルク、茶、ソフトドリンク、ジュース、コーヒー、調味料、シリアル、水、ビール、クッキー、チューインガム、チョコレート、又はスープなどであるが、これらに限定されない)とすることができる。
イソフラボン含有抽出物には、2つ又はそれ以上の異なる豆又は豆胚芽由来の抽出物が含まれ、オオムギ、イネ、及び麦芽などの他の穀物由来の同時抽出物も含まれることができる。さらに、抽出物を、電解質(例えば、硫酸マグネシウム及び塩化カリウム)、香味物質、防腐剤(例えば、アスコルビン酸及び没食子酸プロピル)、及び他の添加物(例えば、ビタミン及びミネラル)によって強化することができる。
植物胚芽は、望ましい栄養素の供給源であることが知られている。本発明によって作製された濃縮物の種々のバッチの組成が、独立した研究所によって決定された。
本発明のプロセスによってダイズ胚芽から抽出したイソフラボンの範囲は、ダイズ胚芽中に存在するイソフラボンの分布に反映されている。ダイズ胚芽中に天然に存在するイソフラボンを、抽出中の化学変化を避ける条件下でのエタノールなどの溶媒への抽出後にHPLCによって分析する。典型的な分布を以下に示す。
以下に示すように、本発明の抽出においてより水溶性の高い天然のイソフラボンのグリコン形態も優位である。
LC−MSによって示されるように、マロニル誘導体は未処理のダイズ胚芽及び抽出物の両方にも存在したが、標準が利用可能でなかったので定量しなかった。
ダイズは、炭水化物及び糖類ならびにイソフラボン以外の植物性栄養素の供給源であることが知られている。ダイズ中のダイズ胚芽と子葉貯蔵部位との間のこのような成分の分布が完全に確立されていないために抽出物中のこのような成分の存在及び濃度を推測することができないにもかかわらず、独立した研究所による分析よって、本発明の濃縮抽出物が生理学的に有意である可能性のあるレベルのこのような栄養素及び植物性栄養素を含むことが立証された。結果を以下に示す。抽出物中に有意に存在する主な植物性栄養素は、イソフラボンである。
植物胚芽は、ビタミンの供給源であることが知られている。約10mgイソフラボン/mLを含む本発明の濃縮ダイズ胚芽抽出物のサンプルを、独立した研究所で分析した。20mgのイソフラボン(2mL)を得るためのこの抽出物の添加によって求められるRDI/RDA比の計算と共に、結果を以下に報告する。
抽出物において、20mgのイソフラボンの1日摂取量で食料品に添加した場合、試験したこれらビタミンのRDI/RDAが1%未満を占める。
予想どおり、抽出物は、可溶性食物繊維のみの供給源である。
以下の特殊な実施例は、例示に過ぎないと解釈されるべきであり、決して残りの開示を制限しない。さらに詳述することなく、当業者は、本明細書中の説明に基づいて、その最も広い範囲で本発明を利用することができると考えられる。本明細書中で引用した全ての刊行物は、その全体が本明細書中に参照により援用される。
〔実施例1〕
925mLの脱イオン水を、プロペラ型のパドルを備えたオーバーヘッド(overhead:高架)撹拌機を具備した混合容器中で70℃に加熱した。75gのダイズ胚芽(SoyLife Focus, Batch #83H/1284/RG, Acatris)を、温水に添加し、混合物を撹拌してスラリーを形成した。スラリーのpHを積分熱補償(integral thermal compensation)を有するpH電極を使用して測定した。全部で8gのクエン酸をアリコートに添加し、それによりpHを3.75に調整した。スラリーを30分間撹拌した。次いで、撹拌機のスイッチを切り、不溶性物質を15〜30分間沈殿させた。上澄みを、70℃に維持した第2の混合容器にデカントした。575gの上澄みを回収した(抽出物番号1)。
925mLの脱イオン水を、プロペラ型のパドルを備えたオーバーヘッド(overhead:高架)撹拌機を具備した混合容器中で70℃に加熱した。75gのダイズ胚芽(SoyLife Focus, Batch #83H/1284/RG, Acatris)を、温水に添加し、混合物を撹拌してスラリーを形成した。スラリーのpHを積分熱補償(integral thermal compensation)を有するpH電極を使用して測定した。全部で8gのクエン酸をアリコートに添加し、それによりpHを3.75に調整した。スラリーを30分間撹拌した。次いで、撹拌機のスイッチを切り、不溶性物質を15〜30分間沈殿させた。上澄みを、70℃に維持した第2の混合容器にデカントした。575gの上澄みを回収した(抽出物番号1)。
実践的アプローチで、等電点を決定した。タンパク質の濁り(haze)が最小になるpHを見出すことを目的とした。第1の研究は、pH5.00、4.00、3.50、及び3.00での不溶物の沈殿率及び上澄みの透明度の観察(70℃、標準的条件)に関し、この研究を、クエン酸の連続的添加、溶解するための撹拌、及び静置によって行った。目視観察により、pH3.50〜4.00が有効範囲であることが示唆された。一定範囲のpH値でさらなる研究を行い、Lowryタンパク質アッセイを使用してpHが約3.75のとき最小タンパク質濃度になることが確認された。これを、さらなる実施例で説明する。
抽出物番号2を、不溶性物質、及び第1の抽出物由来の残りの上澄みから調製した。第1の混合容器への575gの脱イオン水の添加によって、不溶性物質を再抽出した。混合物を、70℃で30分間撹拌した。次いで、撹拌機のスイッチを切り、不溶性物質を15〜30分間静置した。
35gのCelite番号560を抽出物番号1に添加した。混合物を撹拌して懸濁液を形成した。次いで、4番のWhatman濾紙を備えた直径150mmのBuchner漏斗によって、懸濁液を吸引濾過した。抽出物番号2も、70℃でBuchner漏斗上に形成したCeliteベッドによって吸引濾過した。1,250gのダイズ胚芽抽出物の濾過物を回収し、その後40mmHgでの減圧蒸留によって濃縮し、それにより、濃縮抽出物(溶液83.3g)を得た。蒸発後の濃縮抽出物は、約70℃で透明な溶液であるが、室温又はそれ以下に冷却すると沈殿物を形成し、この沈殿物は、約70℃への再加熱によって再溶解することができる。
濃縮抽出物1gに対して、19.5mgのイソフラボンが含まれていた。水溶性グリコン形態のイソフラボンは、抽出物イソフラボンの約95%を占めていた。
ダイズ抽出物を、2695 Waters Alliance HPLC systemを使用して分析した。サンプルの注入量は3μLであり、260nmでのUV吸収をWaters 2996 Photodiode Array Detectorでモニタリングした。各イソフラボンを、逆相C18カラム(3.9×75mm、粒子サイズ4mm、Symmetry, Waters Corporation)を使用して分離した。溶媒系は、0.1%酢酸水溶液(A)及びアセトニトリル(B)から成る。初期条件にて、90%A及び10%Bから成り、直線勾配によって20分間で65%A及び35%Bにする移動相を使用し、0.8mL/分の流速で溶離した。
標準調製−ダイジン、ゲニスチン、グリシチン、ゲニステイン、アセチルダイジン、アセチルゲニスチン、及びアセチルグリシチンの標準品を、LC Laboratoriesから得た。エタノール中に各イソフラボンを0.2mg/mL含むストック溶液を調製した。1mLの各ストック溶液を取り、エタノールで10mLに希釈した標準的な実験溶液を調製した。各イソフラボンの反応因子を計算し、サンプルの定量に使用した。
サンプル調製−80%v/vエタノール溶液を使用して粉末サンプルを抽出し、30分間超音波処理した。液体サンプルを濾過し、直接注入した。
イソフラボン抽出後の使用済みダイズ胚芽スラッジを、大量ダイズサポニン抽出のためにエタノールで均質化することができる。
〔実施例2〕
抽出及び濾過−ロードセル上に取り付けられ、温度維持のために使用されるジャケットを備えた50ガロン(約0.1893m3)のGroen撹拌ケトル中で、ダイズ胚芽粉(32ポンド(約14.51kg))を、392ポンド(約177.8kg)の予熱(約70℃)で脱イオン水に分散させた。内蔵温度補正プローブを備えた組み合わせpHプローブでの、3ポンド(約1.361kg)のクエン酸の添加によってpH3.75±0.1に調整した。懸濁液中の粉を維持するための撹拌及び温度を維持するための加熱を30分間継続した。次いで、撹拌機を停止し、固体を静置させた。約30分後、比較的透明な上澄みを、吸引によって除去し、100μmのバッグフィルターによる濾過及び36インチ(約0.9144m)の吸引Buchner漏斗上のCelite560ベッドによるさらなる濾過によって除去した。真空レシーバに到達するまで抽出物の著しい冷却を避けるのに十分な速度で濾過した。真空レシーバの内容物を、撹拌機を備え、約70℃に維持した、ロードセル上に取り付けた200ガロン(0.7571m3)のジャケット付きGroenケトルに移した。これを、抽出物1とする。全部で約200ポンドの上澄みを、静置後に除去及び濾過した。これは、添加した水の約50%に相当した。ケトル中に残存する固体を、抽出物1と同重量の脱イオン水のさらなるバッチで抽出した。必要重量の水をケトルに添加した後、温度を約70℃に上げ、pHをチェックした。クエン酸をさらに添加する必要はなかった。30分間撹拌下で抽出し、撹拌しないで30分間静置した後、抽出物を抽出物1について説明したように濾過した。温度を維持しながら、Buchner漏斗でスラリーをできるだけ完全に脱水した。この抽出物を抽出物2とし、200ガロン(約0.7571m3)のGroenケトル中の同一のバッチ由来の抽出物1と合わせた。
抽出及び濾過−ロードセル上に取り付けられ、温度維持のために使用されるジャケットを備えた50ガロン(約0.1893m3)のGroen撹拌ケトル中で、ダイズ胚芽粉(32ポンド(約14.51kg))を、392ポンド(約177.8kg)の予熱(約70℃)で脱イオン水に分散させた。内蔵温度補正プローブを備えた組み合わせpHプローブでの、3ポンド(約1.361kg)のクエン酸の添加によってpH3.75±0.1に調整した。懸濁液中の粉を維持するための撹拌及び温度を維持するための加熱を30分間継続した。次いで、撹拌機を停止し、固体を静置させた。約30分後、比較的透明な上澄みを、吸引によって除去し、100μmのバッグフィルターによる濾過及び36インチ(約0.9144m)の吸引Buchner漏斗上のCelite560ベッドによるさらなる濾過によって除去した。真空レシーバに到達するまで抽出物の著しい冷却を避けるのに十分な速度で濾過した。真空レシーバの内容物を、撹拌機を備え、約70℃に維持した、ロードセル上に取り付けた200ガロン(0.7571m3)のジャケット付きGroenケトルに移した。これを、抽出物1とする。全部で約200ポンドの上澄みを、静置後に除去及び濾過した。これは、添加した水の約50%に相当した。ケトル中に残存する固体を、抽出物1と同重量の脱イオン水のさらなるバッチで抽出した。必要重量の水をケトルに添加した後、温度を約70℃に上げ、pHをチェックした。クエン酸をさらに添加する必要はなかった。30分間撹拌下で抽出し、撹拌しないで30分間静置した後、抽出物を抽出物1について説明したように濾過した。温度を維持しながら、Buchner漏斗でスラリーをできるだけ完全に脱水した。この抽出物を抽出物2とし、200ガロン(約0.7571m3)のGroenケトル中の同一のバッチ由来の抽出物1と合わせた。
濃縮−Pfaudler Wiped Filmエバポレーター(WFE 4.2 ft.2、316Lステンレススチール、テフロン(登録商標)ワイパーブレード)を使用して濃縮した。約2ポンド(約0.9072kg)/分の蒸発速度及び比較的低温の蒸発表面温度が得られるように条件を調整した。約24水銀柱インチ(約609.6水銀柱ミリメートル)の減圧吸引を行った。
200ガロン(約0.7571m3)のGroenケトル由来の合わせた抽出物を、吸引によってWFEに供給し、濃縮物をケトルで再利用した。蒸留物は破棄した。ケトル重量が10倍の濃度に達するまで濃縮を続けた。濃縮中のケトルの温度は約70℃に維持した。
濃縮終了時に、濃縮物を衛生上エタノールで洗浄し、完全に流した6ガロン(約0.00271m3)のプラスチックペールに詰め込んだ。ペールを冷蔵保存した。
〔実施例3〕
250KgのSoyLife Focus Unmilled(Acatris, Minneapolis, MN,総イソフラボン1.5%)を、Schrader抽出器に入れた。別のタンクに、2,500Kgの逆浸透処理水及び16.75Kgのクエン酸を、プレートフレーム(plate and flame)熱交換器による再循環によって75℃に加温した。加温した溶液を、熱交換器及び4,000L/時間の流速での上昇流によってSchrader抽出器に通過させて、タンクに戻した。2時間の再循環中の温度を74〜76℃に維持し、pHを3.63〜3.7に安定させた。再循環の停止後、温かい抽出物を、25μmのバッグフィルターで濾過して微粉を除去した。得られた2,200Lの抽出物中の総イソフラボン濃度は、1.3mg/mLであった(ダイズ胚芽からの抽出収率は76%)。蒸留器の最小作業体積で約305Kgの濃縮物が得られるまで、Schrader2段階真空エバポレーターにて約27水銀柱インチ(約685.8水銀柱ミリメートル)の真空度で抽出物を濃縮した。濃縮物中の総イソフラボンは、7.3mg/mLであった。
250KgのSoyLife Focus Unmilled(Acatris, Minneapolis, MN,総イソフラボン1.5%)を、Schrader抽出器に入れた。別のタンクに、2,500Kgの逆浸透処理水及び16.75Kgのクエン酸を、プレートフレーム(plate and flame)熱交換器による再循環によって75℃に加温した。加温した溶液を、熱交換器及び4,000L/時間の流速での上昇流によってSchrader抽出器に通過させて、タンクに戻した。2時間の再循環中の温度を74〜76℃に維持し、pHを3.63〜3.7に安定させた。再循環の停止後、温かい抽出物を、25μmのバッグフィルターで濾過して微粉を除去した。得られた2,200Lの抽出物中の総イソフラボン濃度は、1.3mg/mLであった(ダイズ胚芽からの抽出収率は76%)。蒸留器の最小作業体積で約305Kgの濃縮物が得られるまで、Schrader2段階真空エバポレーターにて約27水銀柱インチ(約685.8水銀柱ミリメートル)の真空度で抽出物を濃縮した。濃縮物中の総イソフラボンは、7.3mg/mLであった。
〔実施例4〕
ダイズ胚芽抽出プロセス中のタンパク質抽出が最小になるpHの決定
ダイズ胚芽からのイソフラボンの水抽出の間のタンパク質溶解を最小にする抽出最適pHを求めるために、ダイズ胚芽を温水に分散させ、所望のpHレベルを達成するために連続的にクエン酸のアリコートを添加し、pHを平衡化する実験抽出を行った。各pHレベルでは、液体抽出物サンプルを取出し、濾過し、標準的なタンパク質アッセイに供した。
ダイズ胚芽抽出プロセス中のタンパク質抽出が最小になるpHの決定
ダイズ胚芽からのイソフラボンの水抽出の間のタンパク質溶解を最小にする抽出最適pHを求めるために、ダイズ胚芽を温水に分散させ、所望のpHレベルを達成するために連続的にクエン酸のアリコートを添加し、pHを平衡化する実験抽出を行った。各pHレベルでは、液体抽出物サンプルを取出し、濾過し、標準的なタンパク質アッセイに供した。
このようにして、オーバーヘッド撹拌機及び温度補正pHプローブを使用して、ビーカー中で75gのSoyLife FOCUS(登録商標)Unmilled(Batch 54G/1309/F)を、925mLの脱イオン水と共に撹拌し、その際ビーカーアセンブリ全体を72℃の温度制御水浴に入れた。平衡化後、5mLのサンプルを除去し、0.45μmのACRODISC(登録商標)で濾過して粒子を除去し、pHを記録した(pH6.07)。平衡化後のpHを5.27に低下させるのに十分な固体クエン酸アリコートを添加した。サンプルを前と同一の方法で除去し、別のクエン酸アリコートを添加し、連続的により低いpH値で一定範囲のサンプルが得られるまで、このプロセスを繰り返した。
イソフラボンなどのポリフェノールによる任意の妨害を回避するためのタンパク質のTCA沈殿及び上澄みの除去後、1mLのこれらの抽出サンプルのサブサンプルを、標準的なLowryタンパク質アッセイ(Sigmaタンパク質アッセイキットP5656)に供した。最も低いタンパク質濃度が約pH3.75であることは視覚的に明らかであった。650nmでの吸収度を測定し、得られたデータからタンパク質の可溶化が最小であることが明らかであった。
これらのデータを、以下の表にまとめる。
[他の実施形態]
本明細書中に開示の全ての特徴を、任意の組み合わせで組み合わせることができる。本明細書中に開示の各特徴を、同一、等価、又は類似の目的を果たす別の特徴と置き換えることができる。したがって、他で明確に示さない限り、開示の各特徴は、一般的な一連の等価又は類似の特徴の例に過ぎない。
本明細書中に開示の全ての特徴を、任意の組み合わせで組み合わせることができる。本明細書中に開示の各特徴を、同一、等価、又は類似の目的を果たす別の特徴と置き換えることができる。したがって、他で明確に示さない限り、開示の各特徴は、一般的な一連の等価又は類似の特徴の例に過ぎない。
上記説明から、当業者は、本発明の本質的特質を容易に確認することができ、その精神及び範囲を逸脱することなく、種々の用途及び条件に適合させるために、本発明の種々の変更及び修正を行うことができる。したがって、他の実施形態も、添付した特許請求の範囲の範囲内に含まれる。
Claims (24)
- 豆胚芽を水と十分な時間接触させて、該豆胚芽から可溶性物質と不溶性物質とを分離し、イソフラボン含有液を得るとともに、
該豆胚芽/水混合物は、約30℃〜約99℃の温度を有し、豆胚芽タンパク質のほぼ等電点のpHを有する、豆胚芽由来のイソフラボン含有抽出物を調製する方法。 - 前記豆胚芽は、ダイズ胚芽、マングビーン胚芽、ブラックビーン肺胚芽、インゲンマメ胚芽、及びこれらの混合物から選択される、請求項1に記載の豆胚芽由来のイソフラボン含有抽出物を調製する方法。
- 前記豆胚芽は、粉砕される、請求項2に記載の豆胚芽由来のイソフラボン含有抽出物を調製する方法。
- 前記豆胚芽は、ダイズ胚芽である、請求項3に記載の豆胚芽由来のイソフラボン含有抽出物を調製する方法。
- 前記豆胚芽/水混合物は、pH約3.0〜pH約5.0である、請求項4に記載の豆胚芽由来のイソフラボン含有抽出物を調製する方法。
- 前記豆胚芽/水混合物の温度は、約50℃〜約80℃である、請求項5に記載の豆胚芽由来のイソフラボン含有抽出物を調製する方法。
- 前記豆胚芽/水混合物は、pH約3.75である、請求項6に記載の豆胚芽由来のイソフラボン含有抽出物を調製する方法。
- 前記豆胚芽/水混合物の温度は、約70℃である、請求項7に記載の豆胚芽由来のイソフラボン含有抽出物を調製する方法。
- 前記接触させる工程を約30分間〜約60分間行う、請求項8に記載の豆胚芽由来のイソフラボン含有抽出物を調製する方法。
- 前記イソフラボン含有液から不溶性物質を取り除くことをさらに含む、請求項1に記載の豆胚芽由来のイソフラボン含有抽出物を調製する方法。
- 前記イソフラボン含有液から水を更に蒸発させて、濃縮又は乾燥させたイソフラボン含有抽出物を得る、請求項1に記載の豆胚芽由来のイソフラボン含有抽出物を調製する方法。
- 前記豆胚芽/水混合物の温度は、約50℃〜約80℃である、請求項1に記載の豆胚芽由来のイソフラボン含有抽出物を調製する方法。
- 前記豆胚芽/水混合物の温度は、約65℃〜約75℃である、請求項12に記載の豆胚芽由来のイソフラボン含有抽出物を調製する方法。
- 前記豆胚芽/水混合物は、pH約3.0〜pH約5.0である、請求項1に記載の豆胚芽由来のイソフラボン含有抽出物を調製する方法。
- 前記豆胚芽/水混合物は、pH約3.5〜pH約4.5である、請求項14に記載の豆胚芽由来のイソフラボン含有抽出物を調製する方法。
- 前記豆胚芽と水との混合物は撹拌される、請求項1に記載の豆胚芽由来のイソフラボン含有抽出物を調製する方法。
- 連続フロープロセスとして行われる、請求項1に記載の豆胚芽由来のイソフラボン含有抽出物を調製する方法。
- 前記イソフラボン含有抽出物は、前記ダイズ胚芽由来の植物性栄養素をさらに含む、請求項4に記載の豆胚芽由来のイソフラボン含有抽出物を調製する方法。
- 請求項1に記載のプロセスによって作製される生成物。
- 請求項3に記載のプロセスによって作製される生成物。
- 請求項7に記載のプロセスによって作製される生成物。
- 請求項10に記載のプロセスによって作製される生成物。
- 請求項11に記載のプロセスによって作製される生成物。
- 前記イソフラボン含有抽出物は、前記ダイズ胚芽由来の植物性栄養素をさらに含む、請求項1に記載のプロセスによって作製される生成物。
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