JP2001333612A - 田植機のウエイト取付構造 - Google Patents

田植機のウエイト取付構造

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JP2001333612A
JP2001333612A JP2000153873A JP2000153873A JP2001333612A JP 2001333612 A JP2001333612 A JP 2001333612A JP 2000153873 A JP2000153873 A JP 2000153873A JP 2000153873 A JP2000153873 A JP 2000153873A JP 2001333612 A JP2001333612 A JP 2001333612A
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Application number
JP2000153873A
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English (en)
Inventor
Toshio Nakao
敏夫 中尾
Tsunatake Yamashita
綱丈 山下
Yasushi Miyake
康司 三宅
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yanmar Co Ltd
Original Assignee
Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ウエイト装着作業の作業性を向上させるこ
と。 【解決手段】 本発明では、機体前後の重量バランスを
調節するためのウエイトを装着可能に構成した田植機に
おいて、ウエイトを支持するためのウエイト支持部材を
機体に設け、同ウエイト支持部材にウエイトをスライド
自在に装着できるべく構成することとした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、田植機に関するも
のであり、特に前後の重量バランスを調節するために機
体に設けたウエイトの取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】田植機は、走行可能に構成した走行機体
の後部に重量物である苗載台を配設しており、機体の後
方に施肥機等を装着した場合には、機体の前側に比べて
後側の方が重量が重くなって安定性が低下するおそれが
あるため、機体の前側部にウエイトを装着して、機体の
前後の重量バランスを調整できるように構成している。
【0003】従来の田植機としては、機体の先端部にウ
エイトをボルトで直接取付ける構造のものや、機体の前
方左右両側部にウエイト支持部材を取付け、同ウエイト
支持部材の上部にウエイトを載設する構造のものが知ら
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記したよ
うに、機体の先端部にウエイトをボルトで直接取付ける
構造のものでは、重量のあるウエイトを持ち上げたまま
の状態で保持しながらウエイトの脱着作業を行わなけれ
ばならず、また、機体の前方左右両側部にウエイト支持
部材を取付け、同ウエイト支持部材の上部にウエイトを
載設する構造のものでは、重量のあるウエイトをウエイ
ト支持部材から一端持ち上げなければウエイトの脱着作
業ができなかった。
【0005】そのため、ウエイトの脱着作業を容易なも
のとするウエイトの取付構造の開発が望まれていた。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明では、機
体前後の重量バランスを調節するためのウエイトを装着
可能に構成した田植機において、ウエイトを支持するた
めのウエイト支持部材を機体に設け、同ウエイト支持部
材にウエイトをスライド自在に装着できるべく構成し
た。
【0007】特に、ウエイトの上下中途部に切欠を形成
する一方、ウエイト支持部材に水平状の支持板を設け、
同支持板にウエイトの切欠をスライド自在に装着できる
べく構成した。
【0008】また、機体にステップを配設し、同ステッ
プの下方にウエイト及びウエイト支持部材を配設した。
【0009】また、ウエイト支持部材で予備苗載台を支
持すべく構成して、ウエイト支持部材を予備苗載台の支
持部材として兼用することとした。
【0010】また、ウエイトとは別個に設けた補助ウエ
イトを支持するための補助ウエイト支持部材をウエイト
支持部材に設けた。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明に係る田植機のウエイト取
付構造は、前後方向に伸延する左右一対のメインパイプ
と両メインパイプの前端間に左右幅方向に伸延させて横
架した前端パイプとから機体フレームを構成し、同機体
フレームのメインパイプと前端パイプとの交差部分にウ
エイト支持部材を取り付け、同ウエイト支持部材にウエ
イトをスライド自在に装着できるように構成したもので
ある。
【0012】そのため、ウエイトを持ち上げた状態のま
ま保持しなくてもウエイト支持部材にウエイトを簡単な
操作で装着することができ、ウエイト装着作業の作業性
を向上させることができるものである。
【0013】特に、ウエイトの上下中途部に切欠を形成
する一方、ウエイト支持部材に水平状の支持板を設け、
同支持板にウエイトの切欠をスライド自在に装着できる
ように構成することによって、ウエイトをウエイト支持
部材の上方まで持ち上げなくてもウエイトの一部を支持
板の上部に載置した後にスライド移動させるだけでウエ
イト支持部材にウエイトを装着することができ、ウエイ
ト装着作業の作業性を一層向上させることができるもの
である。
【0014】
【実施例】以下に、本発明の実施例について図面を参照
しながら具体的に説明する。
【0015】本発明に係る田植機1は、図1に示すよう
に、自走可能に構成した走行機体2の後部に植付機3を
昇降機構4を介して昇降可能に連設している。
【0016】走行機体2は、図1に示すように、機体フ
レーム5の下部に走行部6を配設する一方、機体フレー
ム5の前側上部に原動機部7を配設し、同原動機部7の
直後方位置に運転操作部8を配設している。
【0017】機体フレーム5は、図1及び図2に示すよ
うに、前後方向に向けて伸延させた左右一対の断面矩形
状のメインパイプ9,10と、同メインパイプ9,10の前端部
間に左右幅方向に向けて伸延させた状態で架設した中空
円筒状の前端パイプ11とから構成している。
【0018】また、機体フレーム5は、メインパイプ9,
10の前側中途部間に左右幅方向に向けて伸延させた円筒
状のエンジン支持パイプ12を架設し、同エンジン支持パ
イプ12の中央部と前端パイプ11の中央部との間に前後方
向に伸延させたエンジン支持板13を架設する一方、エン
ジン支持パイプ12の中央後部に左右一対のミッション支
持ブラケット14,15を取付け、更には、メインパイプ9,1
0の後部を前低後高の傾斜状に形成し、同メインパイプ
9,10の後端部に前高後低の傾斜状に伸延させた左右一対
の断面矩形状の傾斜パイプ16,17の前端部を連設し、前
記エンジン支持パイプ12に取付けたミッション支持ブラ
ケット14,15と傾斜パイプ16,17の後端部との間に前後方
向に伸延させたミッションケース18を架設している。図
中、19はメインパイプ9,10の中途部間に架設した門型状
の座席支持パイプ、20,21はメインパイプ9,10の中途部
に左右幅方向に伸延させた状態で取付けたステップ支持
パイプである。
【0019】また、本実施例では、図1〜図4に示すよ
うに、機体フレーム5の前側部に、機体の前後の重量バ
ランスを調節するための左右一対のウエイト22,22を装
着できるように構成するとともに、機体フレーム5を構
成するフレーム構成体としての前端パイプ11に、植付条
数分だけ予め畦から間隔を開けて植え付ける際に機体の
側方に伸延させて機体と畦との間隔を一定に保持するた
めに使用する回り植え用マーカー23を装着できるように
構成している。これらのウエイト取付構造や回り植え用
マーカー取付構造については後述する。
【0020】走行部6は、図1及び図2に示すように、
ミッションケース18の前側部にフロントアクスルケース
24を一体的に形成し、同フロントアクスルケース24に左
右一対の前車輪25,26を連動連結する一方、ミッション
ケース18の後側部にリアアクスルケース27を一体的に形
成し、同リアアクスルケース27に左右一対の後車輪28,2
9を連動連結している。
【0021】原動機部7は、図1及び図2に示すよう
に、エンジン支持板13の上部に原動機としてのエンジン
30を載置し、同エンジン30にミッションケース18を連動
連結している。
【0022】また、原動機部7は、エンジン30の直上方
位置に燃料タンク101を配設するとともに、エンジン30
をボンネット31で被覆しており、同ボンネット31の左右
側方位置には、予備の苗を載置しておくための予備苗載
台32,32を配設している。
【0023】運転操作部8は、図1に示すように、ボン
ネット31にステアリングシャフト102を回動自在に立設
し、同ステアリングシャフト102の上端にステアリング
ホイール33を取付け、同ステアリングホイール33の直方
向位置に座席34を配設している。
【0024】また、運転操作部8は、ボンネット31の左
側部に、走行機体2の変速操作をするための変速レバー
35と機体の外部からもクラッチ操作ができるようにした
クラッチレバー36とを前後方向に向けて揺動操作可能に
配設するとともに、クラッチペダル37を踏み込み操作可
能に配設する一方、座席34の右側部に植付機3の昇降操
作をするための昇降レバー38を前後方向に向けて揺動操
作可能に配設している。
【0025】さらに、運転操作部8は、ボンネット31の
左右側部に左右一対のフロントステップ39,39を配設す
る一方、座席34の下部から左右側部にかけてカバー体40
を配設しており、フロントステップ39,39とカバー体40
とによって床部を形成している。図中、41はカバー体40
に形成した昇降ステップである。
【0026】植付機3は、図1に示すように、昇降機構
4の後部に植付作業装置92を連結し、同植付作業装置92
の上部に苗載台93を前高後低の傾斜状に載設している。
図中、94はフロートである。
【0027】そして、図2に示すように、ミッションケ
ース18の中途部から後方に向けて突出するPTO出力軸
95の先端部にPTOジョイント96の基端部を連動連結
し、同PTOジョイント96の先端部に中継軸97の基端部
を連動連結し、同中継軸97の先端部に伝導軸98の基端部
を連動連結し、同伝導軸98の先端部を植付作業装置92に
連動連結して、動力を植付機3に伝達しており、中継軸
97を支持する軸受99は、右側のメインパイプ10の内側部
に取付けている。
【0028】そのため、機体の外部から誤って軸受99に
触れることがなくなり、安全性を向上させることができ
るとともに、ミッションケース18から植付作業装置92へ
の伝達機構の省スペース化が図れ、更には、機体フレー
ム5に直接取付けているため位置精度を良好に確保でき
る。
【0029】次に、ウエイト取付構造について説明する
と、図3〜図7に示すように、メインパイプ9,10の前端
部分の間隔を中途部の間隔よりも広げてメインパイプ9,
10の前端部を機体の前側左右端の近傍に位置させるとと
もに、前端パイプ11をメインパイプ9,10よりも機体の左
右外側方に張り出させ、メインパイプ9,10の前端部と前
端パイプ11の張り出し部との交差部分にウエイト22を支
持するためのウエイト支持部材42を取付け、同ウエイト
支持部材42にウエイト22を前後方向に向けてスライド自
在に装着できるように構成している。
【0030】すなわち、ウエイト支持部材42は、上下一
対の水平状の支持板43,44と、両支持板43,44の基端部を
連結する連結板45とから正面視で略コ字状に形成し、上
側の支持板43の前端部を前端パイプ11の上部に載置させ
た状態で支持板43,44の先端部をメインパイプ9,10の前
端部に溶接している。
【0031】このように、メインパイプ9,10の前端部と
前端パイプ11の張り出し部との交差部分にウエイト支持
部材42を取付けているため、メインパイプ9,10と前端パ
イプ11とでウエイト支持部材42を強固に保持でき、ウエ
イト支持部材42に重いウエイト22を装着することができ
るとともに、メインパイプ9,10のねじれ等の変形を防止
することができる。
【0032】上側の支持板43は、前側中途部に矩形状の
貫通孔46を穿設し、同貫通孔46の上部にナット47を溶接
し、同ナット47に固定用ボルト48を進退自在に螺設して
いる。下側の支持板44は、後端部にウエイト22の横幅と
略同一幅を有する切欠49を形成している。
【0033】一方、ウエイト22は、矩形箱型の塊状に形
成し、上下中途部に前後方向に伸延する切欠50を形成し
ており、上下一対のウエイト構成体51,52と連結体53と
から側面視で略コ字状に形成し、上側のウエイト構成体
51の上側表面の前側左右端縁部に左右幅方向に伸延する
左右一対の固定溝54,55を刻設している。
【0034】そして、ウエイト支持部材42の上側の支持
板43にウエイト22の切欠50を機体の後方から前方に向け
てスライドさせ、上側の支持板43でウエイト22を支持
し、その後、固定用ボルト48を締め付けて先端部を固定
溝54に当接させることによって固定用ボルト48と下側の
支持板44とでウエイト22の上側のウエイト構成体51を挟
持することにより、ウエイト支持部材42にウエイト22を
装着するようにしている。
【0035】このように、本実施例では、ウエイト支持
部材42にウエイト22をスライドさせて装着できるように
構成しているため、ウエイト22を持ち上げた状態のまま
保持しなくてもウエイト支持部材42にウエイト22を装着
することができ、ウエイト装着作業の作業性を向上させ
ることができる。
【0036】特に、ウエイト22の上下中途部に前後方向
に伸延する切欠50を形成する一方、ウエイト支持部材42
に水平状の支持板43を設け、同支持板43にウエイト22の
切欠50をスライドさせて装着できるように構成すること
によって、ウエイト22をウエイト支持部材42の上方まで
持ち上げなくてもウエイト22の一部を支持板43の上部に
載置した後にスライド移動させるだけでウエイト支持部
材42にウエイト22を装着することができ、これによって
ウエイト装着作業の作業性を一層向上させることができ
る。
【0037】しかも、下側の支持板44の後端部にウエイ
ト22の横幅と略同一幅の切欠49を形成し、同切欠49にウ
エイト22の連結体53を位置させているため、ウエイト22
の左右幅方向への移動が切欠49によって規制され、更に
は、ウエイト22の側方にメインパイプ9,10が位置してい
るため、同メインパイプ9,10によってもウエイトの左右
幅方向への移動が規制され、これら切欠49やメインパイ
プ9,10によってウエイト22が機体の振動に伴って左右幅
方向にずれるのを防止でき、ウエイト22のずれに起因す
る振動音の発生や脱落を防止することができる。
【0038】また、ウエイト22に左右幅方向に伸延する
固定溝54,55を刻設し、同固定溝54,55に固定用ボルト48
の先端を係入させているため、固定用ボルト48によって
ウエイト22の前後方向への移動が規制され、機体の振動
によってウエイト22が前後方向にずれるのを防止でき、
これによっても、ウエイト22のずれに起因する振動音の
発生や脱落を防止することができる。
【0039】特に、ウエイト22に左右一対の固定溝54,5
5を刻設しているため、左右のウエイト22を兼用するこ
とができる。
【0040】本実施例では、図1に示すように、ボンネ
ット31の左右側部に配設した左右一対のフロントステッ
プ39,39よりも下方にウエイト支持部材42とウエイト22
とを位置させている。
【0041】そのため、機体の前方側からの昇降時や苗
継作業時に作業者の身体がウエイト22やウエイト支持部
材42に衝突することがなくなり、安全性を向上させるこ
とができる。
【0042】また、本実施例では、図3〜図7に示すよ
うに、ウエイト支持部材42で予備苗載台32を支持するよ
うに構成している。
【0043】すなわち、予備苗載台32を、上下方向に伸
延させた支持支柱56の先端部と中途部とに予備苗保持枠
57,57をブラケット58,58を介して取付けることによって
形成する一方、ウエイト支持部材42の下側の支持板44の
後方外側端部に断面略C字状の支持ボス59を立設してお
り、同支持ボス59に予備苗載台32の支持支柱56を挿入す
ることによって、ウエイト支持部材42で予備苗載台32を
支持するようにしている。図中、60は取付用のナット、
61は取付用の蝶ネジである。
【0044】このように、ウエイト支持部材42で予備苗
載台32を支持するように構成しているため、ウエイト支
持部材42を予備苗載台32の支持部材としても兼用するこ
とができ、田植機1を構成する部品点数を削減すること
ができ、製造コストの低廉化や組立作業の容易化を図る
ことができる。
【0045】また、本実施例では、ウエイト支持部材42
にウエイト22とは別個の補助ウエイト62を装着できるよ
うに構成している。
【0046】すなわち、ウエイト支持部材42の下側の支
持板44に補助ウエイト62を支持するための正面視略コ字
状の補助ウエイト支持部材63を着脱自在に取付け、同補
助ウエイト支持部材63に補助ウエイト62を前後方向に向
けてスライド自在に装着できるように構成している。図
中、64はスペーサー、65は固定用ボルト、66は固定用ナ
ットである。
【0047】補助ウエイト支持部材63は、上下一対の水
平状の支持板67,68と、両支持板67,68の基端部を連結す
る連結板69とから正面視で略コ字状に形成し、上側の支
持板67の前側中途部に貫通孔70を穿設し、同貫通孔70の
上部にナット71を溶接し、同ナット71に固定用ボルト72
を進退自在に螺設している。
【0048】一方、補助ウエイト62は、上下一対のウエ
イト構成体73,74と連結体75とから側面視で略コ字状に
形成し、上下のウエイト構成体73,74の間に前後方向に
伸延する切欠76を形成し、上側のウエイト構成体73の上
側表面の前側中央部に円形状の固定溝77を刻設してい
る。
【0049】そして、補助ウエイト支持部材63の上側の
支持板67に補助ウエイト62の切欠76を機体の後方から前
方に向けてスライドさせ、上側の支持板67で補助ウエイ
ト62を支持し、その後、固定用ボルト72を締め付けて先
端部を固定溝77に当接させることによって固定用ボルト
72と下側の支持板68とで補助ウエイト62の上側のウエイ
ト構成体73を挟持することにより、補助ウエイト支持部
材63に補助ウエイト62を装着するようにしている。
【0050】このように、本実施例では、ウエイト22と
は別個に設けた補助ウエイト62を支持するための補助ウ
エイト支持部材63をウエイト支持部材42に着脱できるよ
うに構成しているため、ウエイト22だけでは機体の前後
の重量バランスの調節が困難な場合であっても、さらに
補助ウエイト62を容易に装着することができる。
【0051】次に、回り植え用マーカー23の取付構造に
ついて説明すると、本実施例では、機体フレーム5の一
部を構成するフレーム構成体としての前端パイプ11の左
右両端部に回り植え用マーカー23を装着できるように構
成して、前端パイプ11を回り植え用マーカー23の支持部
材として兼用しており、中空円筒状の前端パイプ11の内
部に伸縮自在に形成した回り植え用マーカー23を収納で
きるように構成している。図中、100はセンターマーカ
ーである。
【0052】すなわち、図3、図4及び図11に示すよ
うに、前端パイプ11の左右両端上部に貫通孔78,78を穿
設し、同貫通孔78,78に固定用ナット79,79を溶接し、同
固定用ナット79,79に固定用ボルト80,80を進退自在に螺
設しており、同固定用ボルト80によって前端パイプ11の
内部に挿入した回り植え用マーカー23の基端部を保持で
きるようにしている。
【0053】回り植え用マーカー23は、図10及び図11に
示すように、前端パイプ11の内径よりも細い中空円筒状
の第1段マーカー構成体81の先端内部に第1段マーカー
構成体81の内径よりも細い中空円筒状の第2段マーカー
構成体82の基端部を進退自在に収容し、同第2段マーカ
ー構成体82の先端内部に第2段マーカー構成体82の内径
よりも細い円筒状の第3段マーカー構成体83の基端部を
進退自在に収容して伸縮自在に構成し、第3段マーカー
構成体83の中途部を前方に向けて折曲するとともに、第
3段マーカー構成体83の先端に先端マーカー84を装着し
ている。
【0054】また、回り植え用マーカー23は、第1段マ
ーカー構成体81の先端上部に貫通孔85を穿設し、同貫通
孔85に固定用ナット86を溶接し、同固定用ナット86に固
定用ボルト87を進退自在に螺設して、固定用ボルト87に
よって第1段マーカー構成体81の先端部で第2段マーカ
ー構成体82の基端部を保持できるようにし、更には、第
2段マーカー構成体82の先端部に固定用パイプ88の基端
部を取付け、同固定用パイプ88の先端上部に貫通孔89を
穿設し、同貫通孔89に固定用ナット90を溶接し、同固定
用ナット90に固定用ボルト91を進退自在に螺設して、固
定用ボルト87によって第2段マーカー構成体82の先端部
で第3段マーカー構成体83の基端部を保持できるように
している。
【0055】このように、本実施例では、機体フレーム
5の一部を構成するフレーム構成体としての前端パイプ
11を回り植え用マーカー23の支持部材として兼用してい
るため、回り植え用マーカー23を支持するための支持部
材を別途用意する必要がなく、田植機1を構成する部品
点数を削減することができ、製造コストの低廉化や組立
作業の容易化を図ることができる。
【0056】また、回り植え用マーカー23を前端パイプ
11の内部に収容可能としているため、回り植え用マーカ
ー23を使用していないときには、回り植え用マーカー23
のコンパクト化が図れ、回り植え用マーカー23に障害物
が接触するおそれがなくなり、回り植え用マーカー23の
破損を防止することができる。
【0057】また、前端パイプ11の左右両端部に回り植
え用マーカー23を着脱できるように構成しているため、
回り植え用マーカー23を1本用意しておくだけで、それ
を左右に付け替えて使用することができ、これによって
も、田植機1を構成する部品点数を削減することがで
き、製造コストの低廉化や組立作業の容易化を図ること
ができる。
【0058】また、回り植え用マーカー23を伸縮自在に
構成しているため、回り植え用マーカー23を使用してい
ないときには、回り植え用マーカー23のコンパクト化が
図れ、回り植え用マーカー23に障害物が接触するおそれ
がなくなり、回り植え用マーカー23の破損を防止するこ
とができる。
【0059】しかも、回り植え用マーカー23を伸縮自在
に構成する一部の構成体81,82,83が損傷した場合には、
その一部の構成体81,82,83を取り替えるだけでよく、回
り植え用マーカー23のメンテナンス性を向上させること
ができる。
【0060】また、本実施例では、各構成体81,82,83を
回動自在に連結しているため、先端マーカー84の回動角
度や各固定用ボルト87,91の回動角度を適宜調節するこ
とができる。
【0061】また、ウエイト22及び補助ウエイト62を左
右幅方向に伸延させた前端パイプ11よりも後方に位置さ
せているため、前端パイプ11に収容した回り植え用マー
カー23とウエイト22や補助ウエイト62が干渉することが
なく、前端パイプ11に回り植え用マーカー23をコンパク
トに収納することができる。
【0062】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0063】(1)本発明では、ウエイト支持部材にウ
エイトをスライド自在に装着できるように構成している
ため、ウエイトを持ち上げた状態のまま保持しなくても
ウエイト支持部材にウエイトを簡単な操作で装着するこ
とができ、ウエイト装着作業の作業性を向上させること
ができる。
【0064】(2)本発明では、ウエイトの上下中途部
に切欠を形成する一方、ウエイト支持部材に水平状の支
持板を設け、同支持板にウエイトの切欠をスライド自在
に装着できるように構成しているため、ウエイトをウエ
イト支持部材の上方まで持ち上げなくてもウエイトの一
部を支持板の上部に載置した後にスライド移動させるだ
けでウエイト支持部材にウエイトを装着することがで
き、ウエイト装着作業の作業性を一層向上させることが
できる。
【0065】(3)ステップの下方にウエイト及びウエ
イト支持部材を配設しているため、機体の前方側からの
昇降時や苗継作業時に作業者の身体がウエイトやウエイ
ト支持部材に衝突することがなくなり、安全性を向上さ
せることができる。
【0066】(4)ウエイト支持部材で予備苗載台を支
持すべく構成して、ウエイト支持部材を予備苗載台の支
持部材として兼用しているため、田植機を構成する部品
点数を削減することができ、製造コストの低廉化や組立
作業の容易化を図ることができる。
【0067】(5)ウエイトとは別個に設けた補助ウエ
イトを支持するための補助ウエイト支持部材をウエイト
支持部材に設けているため、ウエイトだけでは機体の前
後の重量バランスの調節が困難な場合であっても、さら
に補助ウエイトを容易に装着することができ、機体前後
の重量バランスを良好に調節することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る田植機を示す左側面図。
【図2】機体フレームを示す平面図。
【図3】機体フレームの前端部分を示す平面図。
【図4】同右側面図。
【図5】ウエイト及びウエイト支持部材を示す平面図。
【図6】同右側面図。
【図7】同正面図。
【図8】補助ウエイト及びウエイトを示す平面図。
【図9】同正面図。
【図10】回り植え用マーカーを示す分解図。
【図11】同正面図。
【符号の説明】
1 田植機 2 走行機体 3 植付機 4 昇降機構 5 機体フレーム 6 走行部 7 原動機部 8 運転操作部 9,10 メインパイプ 11 前端パイプ 18 ミッションケース 22 ウエイト 23 回り植え用マーカー 30 エンジン 32 予備苗載台 39 フロントステップ 42 ウエイト支持部材 43,44 支持板 49 切欠 62 補助ウエイト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三宅 康司 大阪府大阪市北区茶屋町1番32号 ヤンマ ー農機株式会社内 Fターム(参考) 2B064 AA05 AA07 CA02 CA11 CB01

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機体前後の重量バランスを調節するため
    のウエイトを装着可能に構成した田植機において、 ウエイトを支持するためのウエイト支持部材を機体に設
    け、同ウエイト支持部材にウエイトをスライド自在に装
    着できるべく構成したことを特徴とする田植機のウエイ
    ト取付構造。
  2. 【請求項2】 ウエイトの上下中途部に切欠を形成する
    一方、ウエイト支持部材に水平状の支持板を設け、同支
    持板にウエイトの切欠をスライド自在に装着できるべく
    構成したことを特徴とする請求項1記載の田植機のウエ
    イト取付構造。
  3. 【請求項3】 機体にステップを配設し、同ステップの
    下方にウエイト及びウエイト支持部材を配設したことを
    特徴とする請求項1又は請求項2記載の田植機のウエイ
    ト取付構造。
  4. 【請求項4】 ウエイト支持部材で予備苗載台を支持す
    べく構成して、ウエイト支持部材を予備苗載台の支持部
    材として兼用することを特徴とする請求項1〜請求項3
    のいずれかに記載の田植機のウエイト取付構造。
  5. 【請求項5】 ウエイトとは別個に設けた補助ウエイト
    を支持するための補助ウエイト支持部材をウエイト支持
    部材に設けたことを特徴とする請求項1〜請求項4のい
    ずれかに記載の田植機のウエイト取付構造。
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KR20170111783A (ko) * 2016-03-29 2017-10-12 대동공업주식회사 중량조절 웨이트가 부착된 승용 이앙기

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