JP2001333070A - 音声信号傍受方式 - Google Patents
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- H04L2012/5653—Cell construction, e.g. including header, packetisation, depacketisation, assembly, reassembly using the ATM adaptation layer [AAL]
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- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
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- Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ATMスイッチ、STMスイッチを個別に制
御することなくATMスイッチを制御するのみで音声傍
受を可能とする音声信号傍受方式を提供することであ
る。 【解決手段】 移動体通信網において、音声信号処理装
置3−1に搭載されているボコーダ9−1の機能を、移
動体交換局2に応用することにより音声を傍受する。上
記した機能とは、ATMセルをATMセルデータAAL
2pfとAAL2とAAL1(PCM)の変換、またT
FO時におけるATMセルデータAAL2pfとAAL
1(TFO)の変換を行う機能をいう。ATM網のAT
MセルデータAAL2をATMスイッチ2−2から取り
出して傍受すること、特に、TFOという音声CODE
Cの手法を用いる場合に、上記した機能を音声モニタ装
置2−5に応用して、移動機−移動機間での通話中の音
声を傍受する。交換機内の音声モニタ装置2−5の周辺
パス接続を交換機の初期設定時に行っている。
御することなくATMスイッチを制御するのみで音声傍
受を可能とする音声信号傍受方式を提供することであ
る。 【解決手段】 移動体通信網において、音声信号処理装
置3−1に搭載されているボコーダ9−1の機能を、移
動体交換局2に応用することにより音声を傍受する。上
記した機能とは、ATMセルをATMセルデータAAL
2pfとAAL2とAAL1(PCM)の変換、またT
FO時におけるATMセルデータAAL2pfとAAL
1(TFO)の変換を行う機能をいう。ATM網のAT
MセルデータAAL2をATMスイッチ2−2から取り
出して傍受すること、特に、TFOという音声CODE
Cの手法を用いる場合に、上記した機能を音声モニタ装
置2−5に応用して、移動機−移動機間での通話中の音
声を傍受する。交換機内の音声モニタ装置2−5の周辺
パス接続を交換機の初期設定時に行っている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ATM交換機を用
いて移動体交換局を実現し、局間で伝送する音声信号を
AAL(ATM Adaptation Layer)
Type2で伝送するシステムにおける音声通話傍受方
式に関する。
いて移動体交換局を実現し、局間で伝送する音声信号を
AAL(ATM Adaptation Layer)
Type2で伝送するシステムにおける音声通話傍受方
式に関する。
【0002】
【従来の技術】ATM交換機を用いて移動体交換局を実
現し、局間で伝送する音声信号をAAL(ATM Ad
aptation Layer)Type2で伝送する
システムにおいて、3GPPの勧告によりTFO(Ta
ndem Free Operation)という音声
CODECの手法がリリースされたため、これに対応し
た音声傍受方式、装置の出現が待ち望まれていた。
現し、局間で伝送する音声信号をAAL(ATM Ad
aptation Layer)Type2で伝送する
システムにおいて、3GPPの勧告によりTFO(Ta
ndem Free Operation)という音声
CODECの手法がリリースされたため、これに対応し
た音声傍受方式、装置の出現が待ち望まれていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来で
はATMスイッチ、STMスイッチをソフトウエアが別
々に制御していた。このため、AAL1(TFO)から
AAL1(PCM)への変換を行うという、音声モニタ
装置特有のCODECの開発が必要であり、上記した音
声傍受方式の実現は困難であった。
はATMスイッチ、STMスイッチをソフトウエアが別
々に制御していた。このため、AAL1(TFO)から
AAL1(PCM)への変換を行うという、音声モニタ
装置特有のCODECの開発が必要であり、上記した音
声傍受方式の実現は困難であった。
【0004】本発明の目的は、ATMスイッチ、STM
スイッチを個別に制御することなくATMスイッチを制
御するのみで音声傍受を可能とする音声信号傍受方式を
提供することである。
スイッチを個別に制御することなくATMスイッチを制
御するのみで音声傍受を可能とする音声信号傍受方式を
提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、局間で
伝送する音声信号を第1のATMセルのデータ(AAL
(ATM Adaptation Layer)タイプ
2)で伝送するシステムにおいて、基地局制御装置と、
ATMセル組み立て/分解装置、第2のATMセルのデ
ータ(AALタイプ1(PCM))に変換する機能を有
する音声モニタ装置、及びTFO(Tandem Fr
ee Operation)時に前記音声モニタ装置か
ら送出された、前記第1のATMセルのデータと比較し
て1セルに対して1ユーザデータを収容すること、及び
スタートフィールドがないこと以外は前記第1のATM
セルのデータと同じである第3のATMセルのデータ
(AAL2pf)を折り返す機能を有するATMセル多
重/分離装置を有する移動体交換局と、前記第3のAT
Mセルのデータと前記第2のATMセルのデータとの相
互変換、前記TFO時の前記第3のATMセルのデータ
と前記第2のATMセルのデータとの相互変換を行う機
能を有するボコーダを有する音声信号処理装置と、前記
音声モニタ装置で前記第2のATMセルのデータに変換
されたものを最終的に音として聞くためのSTM網側の
三者通話装置を有し、さらに、局間で通話するときに張
られる第1のパスと、その通話を傍受するためにそれぞ
れの音声データを音声モニタ装置に引き込むための第2
のパス(Point−to−Multipointパ
ス)と、前記TFO時に前記第2のATMセルのデータ
から前記第3のATMセルのデータに変換し、当該第3
のATMセルのデータを一度前記ATMセル多重/分離
装置へ送出し、再び前記音声モニタ装置に送出し、前記
第3のATMセルのデータから前記第2のATMセルの
データへと変換させるための第3のパス(折り返しパ
ス)と、前記音声モニタ装置及び前記三者通話装置間の
第4のパスと、局間の音声データが三者通話装置にて合
成され、実際に音声傍受するまでの第5のパスを具備し
て構成されていることを特徴とする音声信号傍受方式が
得られる。
伝送する音声信号を第1のATMセルのデータ(AAL
(ATM Adaptation Layer)タイプ
2)で伝送するシステムにおいて、基地局制御装置と、
ATMセル組み立て/分解装置、第2のATMセルのデ
ータ(AALタイプ1(PCM))に変換する機能を有
する音声モニタ装置、及びTFO(Tandem Fr
ee Operation)時に前記音声モニタ装置か
ら送出された、前記第1のATMセルのデータと比較し
て1セルに対して1ユーザデータを収容すること、及び
スタートフィールドがないこと以外は前記第1のATM
セルのデータと同じである第3のATMセルのデータ
(AAL2pf)を折り返す機能を有するATMセル多
重/分離装置を有する移動体交換局と、前記第3のAT
Mセルのデータと前記第2のATMセルのデータとの相
互変換、前記TFO時の前記第3のATMセルのデータ
と前記第2のATMセルのデータとの相互変換を行う機
能を有するボコーダを有する音声信号処理装置と、前記
音声モニタ装置で前記第2のATMセルのデータに変換
されたものを最終的に音として聞くためのSTM網側の
三者通話装置を有し、さらに、局間で通話するときに張
られる第1のパスと、その通話を傍受するためにそれぞ
れの音声データを音声モニタ装置に引き込むための第2
のパス(Point−to−Multipointパ
ス)と、前記TFO時に前記第2のATMセルのデータ
から前記第3のATMセルのデータに変換し、当該第3
のATMセルのデータを一度前記ATMセル多重/分離
装置へ送出し、再び前記音声モニタ装置に送出し、前記
第3のATMセルのデータから前記第2のATMセルの
データへと変換させるための第3のパス(折り返しパ
ス)と、前記音声モニタ装置及び前記三者通話装置間の
第4のパスと、局間の音声データが三者通話装置にて合
成され、実際に音声傍受するまでの第5のパスを具備し
て構成されていることを特徴とする音声信号傍受方式が
得られる。
【0006】さらに、本発明によれば、前記第2のAT
Mセルのデータから前記第3のATMセルのデータへの
変換を施すための前記音声モニタ装置周辺のパス接続を
前記交換機の初期設定時に、前記第2のパスを除く他の
すべてのパスを呼処理のソフトウエア制御を介在させる
こと無く、初期設定段階で固定的に接続していることを
特徴とする音声信号傍受方式が得られる。
Mセルのデータから前記第3のATMセルのデータへの
変換を施すための前記音声モニタ装置周辺のパス接続を
前記交換機の初期設定時に、前記第2のパスを除く他の
すべてのパスを呼処理のソフトウエア制御を介在させる
こと無く、初期設定段階で固定的に接続していることを
特徴とする音声信号傍受方式が得られる。
【0007】さらに、本発明によれば、前記STM網側
の端子を半固定パスで張り、前記STM網と前記ATM
網とを固定的なパスで接続し、ソフトウエアによる呼処
理をATMスイッチのパス接続処理のみで行い、ソフト
ウエアからの制御として、ATMスイッチを制御するの
みで音声傍受を可能とすることを特徴とすることを特徴
とする音声信号傍受方式が得られる。
の端子を半固定パスで張り、前記STM網と前記ATM
網とを固定的なパスで接続し、ソフトウエアによる呼処
理をATMスイッチのパス接続処理のみで行い、ソフト
ウエアからの制御として、ATMスイッチを制御するの
みで音声傍受を可能とすることを特徴とすることを特徴
とする音声信号傍受方式が得られる。
【0008】さらに、本発明によれば、前記音声モニタ
装置では、ATM交換機内で前記第1のATMセルのデ
ータの音声信号を前記第3のATMセルのデータに変換
してからATMスイッチに送出し、前記第2のパスを張
ることによって取り込んだ音声データを音声として再現
できる前記第2のATMセルのデータ(PCMデータ)
へと変換し、当該変換された音声データをSTM網で音
声として再現させることを特徴とする音声信号傍受方式
が得られる。
装置では、ATM交換機内で前記第1のATMセルのデ
ータの音声信号を前記第3のATMセルのデータに変換
してからATMスイッチに送出し、前記第2のパスを張
ることによって取り込んだ音声データを音声として再現
できる前記第2のATMセルのデータ(PCMデータ)
へと変換し、当該変換された音声データをSTM網で音
声として再現させることを特徴とする音声信号傍受方式
が得られる。
【0009】さらに、本発明によれば、前記第2のパス
を張ることによって取り込んだ前記音声データは、TF
O時には前記第2のATMセルのデータ、非TFO時に
は前記第3のATMセルのデータであることを特徴とす
る音声信号傍受方式が得られる。
を張ることによって取り込んだ前記音声データは、TF
O時には前記第2のATMセルのデータ、非TFO時に
は前記第3のATMセルのデータであることを特徴とす
る音声信号傍受方式が得られる。
【0010】さらに、本発明によれば、TFO時には、
(1)前記基地局制御装置から送出された前記第1のA
TMセルのデータの音声データは前記ATMセル組み立
て/分解装置で前記第3のATMセルのデータに変換さ
れ、(2)変換された前記第3のATMセルのデータ
は、一度前記ボコーダを介して第4のATMセルのデー
タ(AAL1(TFO))に変換され、(3)前記移動
体交換局では、ATMスイッチにて前記第2のパスを張
り、前記第4のATMセルのデータを前記音声モニタ装
置に引き込み、(4)引き込んできた前記第4のATM
セルのデータを前記音声モニタ装置にて、前記第3のA
TMセルのデータに変換し、(5)当該変換したデータ
を一度前記ATMセル多重/分離装置へと送出し、
(6)ATMセル多重/分離装置内のスイッチにてパス
を折り返し、再び前記音声モニタ装置へ前記第3のAT
Mセルのデータを引き込み、(7)引き込まれた前記第
3のATMセルのデータを前記第2のATMセルのデー
タに変換する、STM網にて、専用の受話装置で傍受す
ることを特徴とする音声信号傍受方式が得られる。
(1)前記基地局制御装置から送出された前記第1のA
TMセルのデータの音声データは前記ATMセル組み立
て/分解装置で前記第3のATMセルのデータに変換さ
れ、(2)変換された前記第3のATMセルのデータ
は、一度前記ボコーダを介して第4のATMセルのデー
タ(AAL1(TFO))に変換され、(3)前記移動
体交換局では、ATMスイッチにて前記第2のパスを張
り、前記第4のATMセルのデータを前記音声モニタ装
置に引き込み、(4)引き込んできた前記第4のATM
セルのデータを前記音声モニタ装置にて、前記第3のA
TMセルのデータに変換し、(5)当該変換したデータ
を一度前記ATMセル多重/分離装置へと送出し、
(6)ATMセル多重/分離装置内のスイッチにてパス
を折り返し、再び前記音声モニタ装置へ前記第3のAT
Mセルのデータを引き込み、(7)引き込まれた前記第
3のATMセルのデータを前記第2のATMセルのデー
タに変換する、STM網にて、専用の受話装置で傍受す
ることを特徴とする音声信号傍受方式が得られる。
【0011】さらに、本発明によれば、非TFO時にお
いて、(1)前記基地局制御装置から送出された前記第
1のATMセルのデータは、前記ATMセル組み立て/
分解装置にて前記第3のATMセルのデータに変換さ
れ、(2)マルチメディア信号処理装置を通過せずに、
(3)当該変換された前記第3のATMセルのデータ
は、ATMスイッチにて前記第2のパスを張ることによ
り、一方を通常の移動機−移動機通信を保持するための
ものとして、他方を音声モニタ装置へと引き込むための
ものとして2方向に分けられ、(4)前記音声モニタ装
置へと引き込まれた前記第3のATMセルのデータは前
記第2のATMセルのデータ)に変換され、(5)前記
音声モニタ装置を通過し前記第2のATMセルのデータ
に変換された音声データは、ATM/STM変換装置を
経由することによりSTM網へと送出され、(6)当該
STM網にて三者通話装置でそれぞれの音声データをミ
キシングすることにより、それぞれの音声データを会話
のデータとして受話装置で傍受することを特徴とする音
声信号傍受方式が得られる。
いて、(1)前記基地局制御装置から送出された前記第
1のATMセルのデータは、前記ATMセル組み立て/
分解装置にて前記第3のATMセルのデータに変換さ
れ、(2)マルチメディア信号処理装置を通過せずに、
(3)当該変換された前記第3のATMセルのデータ
は、ATMスイッチにて前記第2のパスを張ることによ
り、一方を通常の移動機−移動機通信を保持するための
ものとして、他方を音声モニタ装置へと引き込むための
ものとして2方向に分けられ、(4)前記音声モニタ装
置へと引き込まれた前記第3のATMセルのデータは前
記第2のATMセルのデータ)に変換され、(5)前記
音声モニタ装置を通過し前記第2のATMセルのデータ
に変換された音声データは、ATM/STM変換装置を
経由することによりSTM網へと送出され、(6)当該
STM網にて三者通話装置でそれぞれの音声データをミ
キシングすることにより、それぞれの音声データを会話
のデータとして受話装置で傍受することを特徴とする音
声信号傍受方式が得られる。
【0012】
【発明の実施の形態】実施の形態の説明に入る前に、以
下で使用される種々の用語について述べる。AAL2p
fとは、本出願人がW−CDMAシステム開発に伴い、
新たに開発した、後述するAAL2の改良版をいう。後
述するAAL2との相違は、1セルに対して1ユーザデー
タを収容する点とスタートフィールドが無い点である。
尚、AAAL2のセルフォーマットはITU−T勧告I
363.2に記述されている。上記したAAL2pfの
セルフォーマットの具体的な構成を図3に示す。又、図
4にAAL2からのデコンポジット処理の流れを示す。
下で使用される種々の用語について述べる。AAL2p
fとは、本出願人がW−CDMAシステム開発に伴い、
新たに開発した、後述するAAL2の改良版をいう。後
述するAAL2との相違は、1セルに対して1ユーザデー
タを収容する点とスタートフィールドが無い点である。
尚、AAAL2のセルフォーマットはITU−T勧告I
363.2に記述されている。上記したAAL2pfの
セルフォーマットの具体的な構成を図3に示す。又、図
4にAAL2からのデコンポジット処理の流れを示す。
【0013】AAL1はITU−T勧告(I363.
1)に従うATMセルのデータであり、AAL2はIT
U−T勧告(I363.2)に従うATMセルのデータ
である。TFO(Tandem Free Opera
tion)は移動機−移動機通信時の二重符号化処理に
よる音声品質劣化を避けることを目的とする手法であ
る。送信元ボコーダ(Vocoder)において、エン
コードされた符号化データをSTM網での中継伝送を意
識したデータフォーマットに変換して、送信先ボコーダ
に伝送することで音声品質を保つものである。
1)に従うATMセルのデータであり、AAL2はIT
U−T勧告(I363.2)に従うATMセルのデータ
である。TFO(Tandem Free Opera
tion)は移動機−移動機通信時の二重符号化処理に
よる音声品質劣化を避けることを目的とする手法であ
る。送信元ボコーダ(Vocoder)において、エン
コードされた符号化データをSTM網での中継伝送を意
識したデータフォーマットに変換して、送信先ボコーダ
に伝送することで音声品質を保つものである。
【0014】本発明の特徴は、第1に移動体通信網にお
いて、マルチメディア信号処理装置に搭載されているボ
コーダの機能を、移動体交換局に応用することにより音
声を傍受することが可能となることである。ここで挙げ
ている機能とは、ATMセルをATMセルデータAAL
2pfとAAL2とAAL1(PCM)の変換、またT
FO時におけるATMセルデータAAL2pfとAAL
1(TFO)の変換を行うものである。
いて、マルチメディア信号処理装置に搭載されているボ
コーダの機能を、移動体交換局に応用することにより音
声を傍受することが可能となることである。ここで挙げ
ている機能とは、ATMセルをATMセルデータAAL
2pfとAAL2とAAL1(PCM)の変換、またT
FO時におけるATMセルデータAAL2pfとAAL
1(TFO)の変換を行うものである。
【0015】他の特徴としては、ATM網のATMセル
データAAL2をATMスイッチから取り出して傍受す
ること、特に、TFO(Tandem Free Op
eration)という音声CODECの手法を用いる
場合に、上記した機能を音声モニタ装置に応用して、移
動機−移動機間での通話中の音声を傍受することを可能
にしていることである。
データAAL2をATMスイッチから取り出して傍受す
ること、特に、TFO(Tandem Free Op
eration)という音声CODECの手法を用いる
場合に、上記した機能を音声モニタ装置に応用して、移
動機−移動機間での通話中の音声を傍受することを可能
にしていることである。
【0016】さらに他の特徴としては、ATMセルデー
タAAL1(TFO)からAAL2pfへの変換、AT
MセルデータAAL2pfからAAL1(PCM)への
変換を施すための、交換機内の音声モニタ装置周辺パス
接続(実線部以外の破線/一点破線で示したところを指
すものとする)を交換機の初期設定時に、ATM−SW
内のPoint−to−Multipointパス(太
線破線/一点破線)を除くすべてのパスを呼処理のソフ
トウエア制御を介在させること無く、初期設定段階で固
定的に接続(PVC接続)していることである。
タAAL1(TFO)からAAL2pfへの変換、AT
MセルデータAAL2pfからAAL1(PCM)への
変換を施すための、交換機内の音声モニタ装置周辺パス
接続(実線部以外の破線/一点破線で示したところを指
すものとする)を交換機の初期設定時に、ATM−SW
内のPoint−to−Multipointパス(太
線破線/一点破線)を除くすべてのパスを呼処理のソフ
トウエア制御を介在させること無く、初期設定段階で固
定的に接続(PVC接続)していることである。
【0017】さらに、他の特徴としては、STM網はA
TM網と固定的なパスで接続されているので、本音声傍
受方式に関してソフトウエアからの制御としては、AT
M−SW、STM−SWを個別に制御しなくともATM
−SWを制御するのみで、音声傍受が可能となること。
言い換えれば、STM−SWはATM−SWに見かけ上
くくり付けの状態となっていることになっているのであ
る。
TM網と固定的なパスで接続されているので、本音声傍
受方式に関してソフトウエアからの制御としては、AT
M−SW、STM−SWを個別に制御しなくともATM
−SWを制御するのみで、音声傍受が可能となること。
言い換えれば、STM−SWはATM−SWに見かけ上
くくり付けの状態となっていることになっているのであ
る。
【0018】以下、本発明の実施の形態について図面を
参照して詳細に説明する。まず、通話形態には移動機−
固定機通信(M−L(Mobile−to−Land)
通信)時、移動機−移動機通信(M−M(Mobile
−to−Mobile)通信)時とあるが、ここでは、
前記移動機−移動機通信時の音声傍受方式ついて述べて
いる。また、移動機−移動機通信時には、音声データの
CODEC(符号化処理)の手法がTFO(Tande
m Free Operation)、非TFOの2通
りが存在し、それぞれについて述べている。また、傍受
方法には3通りある。例えば、ここでAとBが移動機−
移動機通信で通話しているときを想定する。Aだけの音
声をモニタする場合、Bだけの音声を傍受する場合、
A,Bの通話を傍受(A,B両者の音声を傍受)する場
合である。これから述べる音声傍受方式はそれら3通り
の傍受を実現するものである。
参照して詳細に説明する。まず、通話形態には移動機−
固定機通信(M−L(Mobile−to−Land)
通信)時、移動機−移動機通信(M−M(Mobile
−to−Mobile)通信)時とあるが、ここでは、
前記移動機−移動機通信時の音声傍受方式ついて述べて
いる。また、移動機−移動機通信時には、音声データの
CODEC(符号化処理)の手法がTFO(Tande
m Free Operation)、非TFOの2通
りが存在し、それぞれについて述べている。また、傍受
方法には3通りある。例えば、ここでAとBが移動機−
移動機通信で通話しているときを想定する。Aだけの音
声をモニタする場合、Bだけの音声を傍受する場合、
A,Bの通話を傍受(A,B両者の音声を傍受)する場
合である。これから述べる音声傍受方式はそれら3通り
の傍受を実現するものである。
【0019】以下、図1及び図2を参照して本音声傍受
方式のシステム的な構成について説明する。本方式は以
下の(1)〜(11)で構成されている。
方式のシステム的な構成について説明する。本方式は以
下の(1)〜(11)で構成されている。
【0020】(1)基地局制御装置1、移動体交換局
2、音声信号処理装置3−1,3−2 (2)AとBが通話するときに張られるパス(図1及び
図2中ののパス:実線) (3)その通話を傍受するためにそれぞれの音声データ
を音声モニタ装置2−5に引き込む為のPoint−t
o−Multipointパス(図1及び図2中のの
パス) (4)TFO時にAAL1(TFO)からAAL2pf
に変換し、一度AAL2セル多重/分離装置2−4へ送
出し、再び音声モニタ装置2−5に送出しAAL2pf
からAAL1(PCM)へと変換させるための折り返し
パス。(図1及び図2中ののパス) (5)音声モニタ装置2−5〜STM網中の三者通話装
置7間のパス(図1及び図2中の) (6)A,Bの音声データが三者通話装置7にて合成さ
れ、実際に音声傍受するまでのパス(図1及び図2中の
) (7)移動体交換局2に搭載されている、AAL2セル
組み立て/分解装置2−1,2−3 (8)音声信号処理装置3−1,3−2に搭載されてい
るボコーダ(Vocoder)9−1,9−2 (9)上記したボコーダ9−1,9−2と同じ機能を持
つ、ATMセルのデータAAL1(PCM)に変換する
移動体交換局2に搭載された音声モニタ装置2−5 (10)TFO時に音声モニタ装置2−5から送出され
たAAL2pfのデータを折り返すための、ATMセル
多重/分離装置2−4 (11)音声モニタ装置でAAL1(PCM)に変換さ
れ、最終的に後、最後に音として聞くための既存のST
M網側の装置(STMスイッチ6,三者通話装置7等)
2、音声信号処理装置3−1,3−2 (2)AとBが通話するときに張られるパス(図1及び
図2中ののパス:実線) (3)その通話を傍受するためにそれぞれの音声データ
を音声モニタ装置2−5に引き込む為のPoint−t
o−Multipointパス(図1及び図2中のの
パス) (4)TFO時にAAL1(TFO)からAAL2pf
に変換し、一度AAL2セル多重/分離装置2−4へ送
出し、再び音声モニタ装置2−5に送出しAAL2pf
からAAL1(PCM)へと変換させるための折り返し
パス。(図1及び図2中ののパス) (5)音声モニタ装置2−5〜STM網中の三者通話装
置7間のパス(図1及び図2中の) (6)A,Bの音声データが三者通話装置7にて合成さ
れ、実際に音声傍受するまでのパス(図1及び図2中の
) (7)移動体交換局2に搭載されている、AAL2セル
組み立て/分解装置2−1,2−3 (8)音声信号処理装置3−1,3−2に搭載されてい
るボコーダ(Vocoder)9−1,9−2 (9)上記したボコーダ9−1,9−2と同じ機能を持
つ、ATMセルのデータAAL1(PCM)に変換する
移動体交換局2に搭載された音声モニタ装置2−5 (10)TFO時に音声モニタ装置2−5から送出され
たAAL2pfのデータを折り返すための、ATMセル
多重/分離装置2−4 (11)音声モニタ装置でAAL1(PCM)に変換さ
れ、最終的に後、最後に音として聞くための既存のST
M網側の装置(STMスイッチ6,三者通話装置7等)
【0021】上記した音声モニタ装置2−5では、AT
M交換機内でデータAAL2の音声信号をデータAAL
2pfに変換してからATMスイッチ2−2に送出し、
そこでPoint−to−Multipointパスを
張ることによって取り込んだ、音声データ(TFO時は
AAL1(TFO)、非TFO時はAAL2pf)を音
声として再現できるATMセルのタイプAAL1(PC
M)へと変換する。AAL1(PCM)に変換された音
声データをSTM網で音声として再現させる。
M交換機内でデータAAL2の音声信号をデータAAL
2pfに変換してからATMスイッチ2−2に送出し、
そこでPoint−to−Multipointパスを
張ることによって取り込んだ、音声データ(TFO時は
AAL1(TFO)、非TFO時はAAL2pf)を音
声として再現できるATMセルのタイプAAL1(PC
M)へと変換する。AAL1(PCM)に変換された音
声データをSTM網で音声として再現させる。
【0022】以下、図1及び図2を参照して本方式の動
作について説明する。先にも述べたように、本方式は、
A,Bが移動機−移動機通信を行っていることを前提条
件とする。また本発明では、上記で述べた音声傍受方式
の中の、(AAL1(TFO)⇒AAL2pf⇒AAL
1(PCM)へ変換させるためのパス接続をはじめ、音
声モニタ装置周辺の一連のパス接続を、ATM交換機の
初期設定段階でハード的に行う。
作について説明する。先にも述べたように、本方式は、
A,Bが移動機−移動機通信を行っていることを前提条
件とする。また本発明では、上記で述べた音声傍受方式
の中の、(AAL1(TFO)⇒AAL2pf⇒AAL
1(PCM)へ変換させるためのパス接続をはじめ、音
声モニタ装置周辺の一連のパス接続を、ATM交換機の
初期設定段階でハード的に行う。
【0023】まず、A(B)からの音声データは基地局
制御装置1(4)からAAL2で送信され、移動体交換
局内のAAL2セル組み立て/分解装置2−1(2−
3)によってAAL2のデータをAAL2pfのデータ
へと分解し変換する。ここから先は前述のTFO時と非
TFO時によって、音声傍受の方式が異なってくる。
制御装置1(4)からAAL2で送信され、移動体交換
局内のAAL2セル組み立て/分解装置2−1(2−
3)によってAAL2のデータをAAL2pfのデータ
へと分解し変換する。ここから先は前述のTFO時と非
TFO時によって、音声傍受の方式が異なってくる。
【0024】以下、非TFO時における傍受方式の動作
(以下の処理動作(1)〜(7))について図2を参照
して説明する。
(以下の処理動作(1)〜(7))について図2を参照
して説明する。
【0025】(1)基地局制御装置1(4)から来たデ
ータ(AAL2)は、移動体交換局2内のAAL2セル
組み立て/分解装置2−1(2−3)までAAL2で送
信されてくる。ここでAAL2からAAL2pfに変換
される。 (2)マルチメディア信号処理装置を通過しない。つま
り、CODEC Bypassである。 (3)変換されたデータは、ATMスイッチ2−2にて
Point−to−Multipointパスを張るこ
とにより、データを2方向に分ける。一方は通常の移動
機−移動機通信を保持するためのものであり、もう一方
は音声モニタ装置2−5へと引き込むためのものである
(図中太線破線、太線一点破線)。 (4)音声モニタ装置2−5へと引き込まれたAAL2
pfのデータは、AAL1(PCM)に変換される。 (5)音声モニタ装置2−5を通過しAAL1(PC
M)に変換された音声データは、STMスイッチ6(A
TM/STM変換装置)を経由することによりSTM網
へと送出される。 (6)STM網にて三者通話装置7でA,Bそれぞれの
音声データをミキシングすることにより、A,Bの音声
データを会話のデータとして見ることができる。 (7)ミキシングされた音声データは音声傍受用の受話
装置8で傍受することが可能となる。
ータ(AAL2)は、移動体交換局2内のAAL2セル
組み立て/分解装置2−1(2−3)までAAL2で送
信されてくる。ここでAAL2からAAL2pfに変換
される。 (2)マルチメディア信号処理装置を通過しない。つま
り、CODEC Bypassである。 (3)変換されたデータは、ATMスイッチ2−2にて
Point−to−Multipointパスを張るこ
とにより、データを2方向に分ける。一方は通常の移動
機−移動機通信を保持するためのものであり、もう一方
は音声モニタ装置2−5へと引き込むためのものである
(図中太線破線、太線一点破線)。 (4)音声モニタ装置2−5へと引き込まれたAAL2
pfのデータは、AAL1(PCM)に変換される。 (5)音声モニタ装置2−5を通過しAAL1(PC
M)に変換された音声データは、STMスイッチ6(A
TM/STM変換装置)を経由することによりSTM網
へと送出される。 (6)STM網にて三者通話装置7でA,Bそれぞれの
音声データをミキシングすることにより、A,Bの音声
データを会話のデータとして見ることができる。 (7)ミキシングされた音声データは音声傍受用の受話
装置8で傍受することが可能となる。
【0026】以上の構成で、非TFO時の音声傍受が実
現できる。これは同一事業所内の移動機−移動機通信に
対して適用される。
現できる。これは同一事業所内の移動機−移動機通信に
対して適用される。
【0027】次に、TFO時の傍受方式の動作(以下の
処理動作(1)〜(8))について図1を参照して説明
する。
処理動作(1)〜(8))について図1を参照して説明
する。
【0028】(1)基地局制御装置1(4)からきたA
AL2の音声データは移動体交換局2内のAAL2セル
組み立て/分解装置2−1(2−3)でAAL2pfに
変換される。 (2)AAL2pfに変換されたデータは、一度音声信
号処理装置3−1(3−2)内のボコーダ9−1(9−
2)を通る。しかし、ここで非TFOの時と比べて大き
く異なる点がある。それは、TFO時により通常のAA
L1(PCM)には変換されずに、AAL1(TFO)
の形に変換されることである。しかも、AAL1(TF
O)のデータの形のままで、STM網へと送出しても音
声に再現することはできない。 (3)上記した(2)の事情に鑑みると、AAL1(T
FO)のデータは再びそこから音声に再現可能なAAL
1(PCM)に変換する必要がある。そこで移動体交換
局2では、上記(3)と同様に、ATMスイッチ2−2
にてPoint−to−Multipointパスを張
り、AAL1(TFO)のデータを音声モニタ装置に引
き込んでくる(図1中の太線破線、太線一点破線)。 (4)引き込んできたAAL1(TFO)のデータを音
声モニタ装置2−5にて、AAL2pfの形に変換す
る。 (5)AAL2pfに変換したデータを一度ATMセル
多重/分離装置2−4へと送出する。 (6)ATMセル多重/分離装置2−4内のスイッチに
てパスを折り返し、再び音声モニタ装置2−5へとデー
タを引き込む。 (7)再び音声モニタ装置2−5に引き込まれたAAL
2pfのデータをAAL1(PCM)に変換する。 (8)これにより、上記(5)〜(7)と同様の動作を
もってSTM網にて、専用の受話装置8で傍受すること
が可能となる。
AL2の音声データは移動体交換局2内のAAL2セル
組み立て/分解装置2−1(2−3)でAAL2pfに
変換される。 (2)AAL2pfに変換されたデータは、一度音声信
号処理装置3−1(3−2)内のボコーダ9−1(9−
2)を通る。しかし、ここで非TFOの時と比べて大き
く異なる点がある。それは、TFO時により通常のAA
L1(PCM)には変換されずに、AAL1(TFO)
の形に変換されることである。しかも、AAL1(TF
O)のデータの形のままで、STM網へと送出しても音
声に再現することはできない。 (3)上記した(2)の事情に鑑みると、AAL1(T
FO)のデータは再びそこから音声に再現可能なAAL
1(PCM)に変換する必要がある。そこで移動体交換
局2では、上記(3)と同様に、ATMスイッチ2−2
にてPoint−to−Multipointパスを張
り、AAL1(TFO)のデータを音声モニタ装置に引
き込んでくる(図1中の太線破線、太線一点破線)。 (4)引き込んできたAAL1(TFO)のデータを音
声モニタ装置2−5にて、AAL2pfの形に変換す
る。 (5)AAL2pfに変換したデータを一度ATMセル
多重/分離装置2−4へと送出する。 (6)ATMセル多重/分離装置2−4内のスイッチに
てパスを折り返し、再び音声モニタ装置2−5へとデー
タを引き込む。 (7)再び音声モニタ装置2−5に引き込まれたAAL
2pfのデータをAAL1(PCM)に変換する。 (8)これにより、上記(5)〜(7)と同様の動作を
もってSTM網にて、専用の受話装置8で傍受すること
が可能となる。
【0029】以上の構成でTFO時の音声傍受が実現で
きる。これは他事業者との移動機−移動機通信に対して
適用される。以上がTFO/非TFO時それぞれの音声
傍受方式である。また、上記非TFO時の傍受方式中の
(4),TFO時の傍受方式中の(4)〜(7)が音声
傍受方式中で、音声モニタ装置特有のCODECであ
る。
きる。これは他事業者との移動機−移動機通信に対して
適用される。以上がTFO/非TFO時それぞれの音声
傍受方式である。また、上記非TFO時の傍受方式中の
(4),TFO時の傍受方式中の(4)〜(7)が音声
傍受方式中で、音声モニタ装置特有のCODECであ
る。
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、AAL1(TFO)か
らAAL1(PCM)への変換を行う、音声モニタ装置
特有のCODECの開発が不要になる。
らAAL1(PCM)への変換を行う、音声モニタ装置
特有のCODECの開発が不要になる。
【0031】又、本発明によれば、交換機の初期設定段
階において、STM網はATM網と固定的なパスで接続
されるので、本音声傍受方式に関してソフトウエアから
の制御としては、ATM−SW、STM−SWを個別に
制御しなくともATM−SWを制御するのみで、音声傍
受が可能となる。
階において、STM網はATM網と固定的なパスで接続
されるので、本音声傍受方式に関してソフトウエアから
の制御としては、ATM−SW、STM−SWを個別に
制御しなくともATM−SWを制御するのみで、音声傍
受が可能となる。
【図1】本音声傍受方式のTFO時におけるパス接続構
成を示す図である。
成を示す図である。
【図2】本音声傍受方式の非TFO時におけるパス接続
構成を示す図である。
構成を示す図である。
【図3】AAL2pfのセルフォーマットの構成を示し
た図である。
た図である。
【図4】AAL2からのデコンポジット処理の流れを示
す図である。
す図である。
1,4 基地局制御装置 2 移動体交換局 2−1,2−3 AAL2セル組み立て/分解装置 2−2 ATMスイッチ 2−4 ATMセル多重/分離装置 2−5 音声モニタ装置 3−1,3−2 音声信号処理装置 6 STMスイッチ 7 三者通話装置 8 受話装置 9−1,9−2 ボコーダ(Vocoder)
Claims (7)
- 【請求項1】 局間で伝送する音声信号を第1のATM
セルのデータ(AAL(ATM Adaptation
Layer)タイプ2)で伝送するシステムにおい
て、 基地局制御装置と、 ATMセル組み立て/分解装置、第2のATMセルのデ
ータ(AALタイプ1(PCM))に変換する機能を有
する音声モニタ装置、及びTFO(Tandem Fr
ee Operation)時に前記音声モニタ装置か
ら送出された、前記第1のATMセルのデータと比較し
て1セルに対して1ユーザデータを収容すること、及び
スタートフィールドがないこと以外は前記第1のATM
セルのデータと同じである第3のATMセルのデータ
(AAL2pf)を折り返す機能を有するATMセル多
重/分離装置を有する移動体交換局と、 前記第3のATMセルのデータと前記第2のATMセル
のデータとの相互変換、前記TFO時の前記第3のAT
Mセルのデータと前記第2のATMセルのデータとの相
互変換を行う機能を有するボコーダを有する音声信号処
理装置と、 前記音声モニタ装置で前記第2のATMセルのデータに
変換されたものを最終的に音として聞くためのSTM網
側の三者通話装置を有し、 さらに、局間で通話するときに張られる第1のパスと、
その通話を傍受するためにそれぞれの音声データを音声
モニタ装置に引き込むための第2のパス(Point−
to−Multipointパス)と、前記TFO時に
前記第2のATMセルのデータから前記第3のATMセ
ルのデータに変換し、当該第3のATMセルのデータを
一度前記ATMセル多重/分離装置へ送出し、再び前記
音声モニタ装置に送出し、前記第3のATMセルのデー
タから前記第2のATMセルのデータへと変換させるた
めの第3のパス(折り返しパス)と、前記音声モニタ装
置及び前記三者通話装置間の第4のパスと、局間の音声
データが三者通話装置にて合成され、実際に音声傍受す
るまでの第5のパスを具備して構成されていることを特
徴とする音声信号傍受方式。 - 【請求項2】 前記第2のATMセルのデータから前記
第3のATMセルのデータへの変換を施すための前記音
声モニタ装置周辺のパス接続を前記交換機の初期設定時
に、前記第2のパスを除く他のすべてのパスを呼処理の
ソフトウエア制御を介在させること無く、初期設定段階
で固定的に接続していることを特徴とする請求項1記載
の音声信号傍受方式。 - 【請求項3】 前記STM網側の端子を半固定パスで張
り、前記STM網と前記ATM網とを固定的なパスで接
続し、ソフトウエアによる呼処理をATMスイッチのパ
ス接続処理のみで行い、ソフトウエアからの制御とし
て、ATMスイッチを制御するのみで音声傍受を可能と
することを特徴とすることを特徴とする請求項1又は2
記載の音声信号傍受方式。 - 【請求項4】 前記音声モニタ装置では、ATM交換機
内で前記第1のATMセルのデータの音声信号を前記第
3のATMセルのデータに変換してからATMスイッチ
に送出し、前記第2のパスを張ることによって取り込ん
だ音声データを音声として再現できる前記第2のATM
セルのデータ(PCMデータ)へと変換し、当該変換さ
れた音声データをSTM網で音声として再現させること
を特徴とする請求項1乃至3のいずれか一つに記載の音
声信号傍受方式。 - 【請求項5】 前記第2のパスを張ることによって取り
込んだ前記音声データは、TFO時には前記第2のAT
Mセルのデータ、非TFO時には前記第3のATMセル
のデータであることを特徴とする請求項4記載の音声信
号傍受方式。 - 【請求項6】 TFO時には、(1)前記基地局制御装
置から送出された前記第1のATMセルのデータの音声
データは前記ATMセル組み立て/分解装置で前記第3
のATMセルのデータに変換され、(2)変換された前
記第3のATMセルのデータは、一度前記ボコーダを介
して第4のATMセルのデータ(AAL1(TFO))
に変換され、(3)前記移動体交換局では、ATMスイ
ッチにて前記第2のパスを張り、前記第4のATMセル
のデータを前記音声モニタ装置に引き込み、(4)引き
込んできた前記第4のATMセルのデータを前記音声モ
ニタ装置にて、前記第3のATMセルのデータに変換
し、(5)当該変換したデータを一度前記ATMセル多
重/分離装置へと送出し、(6)ATMセル多重/分離
装置内のスイッチにてパスを折り返し、再び前記音声モ
ニタ装置へ前記第3のATMセルのデータを引き込み、
(7)引き込まれた前記第3のATMセルのデータを前
記第2のATMセルのデータに変換する、STM網に
て、専用の受話装置で傍受することを特徴とする請求項
5記載の音声信号傍受方式。 - 【請求項7】 非TFO時において、(1)前記基地局
制御装置から送出された前記第1のATMセルのデータ
は、前記ATMセル組み立て/分解装置にて前記第3の
ATMセルのデータに変換され、(2)マルチメディア
信号処理装置を通過せずに、(3)当該変換された前記
第3のATMセルのデータは、ATMスイッチにて前記
第2のパスを張ることにより、一方を通常の移動機−移
動機通信を保持するためのものとして、他方を音声モニ
タ装置へと引き込むためのものとして2方向に分けら
れ、 (4)前記音声モニタ装置へと引き込まれた前記
第3のATMセルのデータは前記第2のATMセルのデ
ータ)に変換され、(5)前記音声モニタ装置を通過し
前記第2のATMセルのデータに変換された音声データ
は、ATM/STM変換装置を経由することによりST
M網へと送出され、(6)当該STM網にて三者通話装
置でそれぞれの音声データをミキシングすることによ
り、それぞれの音声データを会話のデータとして受話装
置で傍受することを特徴とする請求項5記載の音声信号
傍受方式。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000147347A JP3570499B2 (ja) | 2000-05-19 | 2000-05-19 | 音声信号傍受方式 |
US09/854,479 US7068664B2 (en) | 2000-05-19 | 2001-05-15 | Voice interception system for mobile switching system |
EP01111764A EP1170912A3 (en) | 2000-05-19 | 2001-05-15 | Voice interception system for mobile switching system |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000147347A JP3570499B2 (ja) | 2000-05-19 | 2000-05-19 | 音声信号傍受方式 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001333070A true JP2001333070A (ja) | 2001-11-30 |
JP3570499B2 JP3570499B2 (ja) | 2004-09-29 |
Family
ID=18653548
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000147347A Expired - Fee Related JP3570499B2 (ja) | 2000-05-19 | 2000-05-19 | 音声信号傍受方式 |
Country Status (3)
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---|---|
US (1) | US7068664B2 (ja) |
EP (1) | EP1170912A3 (ja) |
JP (1) | JP3570499B2 (ja) |
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CN100441028C (zh) * | 2004-06-10 | 2008-12-03 | 华为技术有限公司 | 一种环境监听的方法 |
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-
2000
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