JPH08139664A - ディジタル信号通話モニタ装置 - Google Patents

ディジタル信号通話モニタ装置

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Publication number
JPH08139664A
JPH08139664A JP6271658A JP27165894A JPH08139664A JP H08139664 A JPH08139664 A JP H08139664A JP 6271658 A JP6271658 A JP 6271658A JP 27165894 A JP27165894 A JP 27165894A JP H08139664 A JPH08139664 A JP H08139664A
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JP
Japan
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signal
voice
mode
monitor
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JP6271658A
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Inventor
Kenji Munakata
健二 宗像
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】非音声モード信号をモニタする際には任意の音
声メッセージが出力されるディジタル信号通話モニタ装
置を提供する。 【構成】信号識別部2でモニタ信号が非音声モードであ
ることを識別すると代用データ部7に蓄積されている音
声メッセージを符号化音声信号に変換して出力させる。
この信号は入力切替部8、符号モード選択部3を経て複
号器41に入力される。複号器41でPCM符号化音声
信号に変換され、さらにPCMモニタ回路5でアナログ
音声信号に変換されて出力される。 【効果】データ信号による不快な雑音や無音でなく、非
音声モード信号をモニタしていることが明確にわかる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディジタル自動車電話
に代表されるディジタル移動通信システムの通話モニタ
装置に関し、特に音声モード、スルーモードおよび非音
声モードの少なくとも三種類のモードで動作する音声処
理処理装置より出力されるディジタル信号をモニタする
ディジタル信号通話モニタ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図1は、ディジタル移動通信システムの
音声処理装置の役割を説明するためのディジタル移動通
信システムの概略中継方式図である。
【0003】ディジタル移動通信システムにおいて、移
動機100と基地局200の間の無線区間では周波数の
有効利用、システム容量の増大を目的として高能率符号
化音声信号が用いられている。この高能率符号化のアル
ゴリズムとしては、例えばCELP(Code Excited LPC
Coding)方式やVSELP(Vector Sum Excited LPC
Coding)方式などがある。また、移動通信交換機400
以降の公衆固定通信網500では圧伸特性としてμlaw
/Alawを用いた非直線量子化PCM符号による音声信
号が用いられている。
【0004】音声処理装置300は、これらの無線区間
における高能率符号化音声信号と公衆固定通信網におけ
るPCM符号化音声信号との間の信号変換を行うもので
ある。
【0005】この音声処理装置300の動作モードに
は、音声モード、スルーモードおよび非音声モードの三
種類のモードがある。
【0006】音声モードは基地局200を介して移動機
100と固定局端末600との間で通話を行うためのモ
ードであり、音声処理装置300は無線区間の高能率符
号化音声信号を公衆固定通信網のPCM符号化音声信号
に変換して出力する。
【0007】また、スルーモードは移動機100が図示
しない他の移動機との間で通話を行うためのモードであ
り、この場合、音声処理装置300は無線区間の高能率
符号化音声信号の変換処理を行わずにそのまま出力す
る。これは、最終の相手区間も無線区間であり、高能率
符号化音声信号が使われるので、途中における変換処理
の繰り返しによる音声信号の劣化を防ぐためである。
【0008】非音声モードはFAX等のデータ通信用の
モードであり、音声処理装置300は受信したデータ信
号をそのまま出力する。
【0009】図5は、通話品質の監視等のために、この
音声処理装置から出力される信号のモニタを行う従来の
ディジタル信号通話モニタ装置の構成を示すブロック構
成図である。
【0010】この従来のディジタル信号通話モニタ装置
は、音声処理装置の出力信号を入力する入力端子1と、
この入力した信号が前記のいずれのモードであるかを識
別する信号識別部2と、入力端子1に入力した信号を信
号識別部2の識別結果により三種類の出力に切り分けて
接続する符号モード選択部3と、符号モード選択部3の
スルーモードに対応する出力に接続され、そこに伝達さ
れた高能率符号化音声信号をその符号化アルゴリズムに
応じてPCM符号化音声信号に変換する複号器41と、
符号モード選択部3の非音声モードに対応する出力に接
続され、そこに伝達された非音声のデータ信号を無音の
PCM符号化信号に変換する複号器42から成る複号化
部4と、符号モード選択部3の音声モードに対応する出
力と複号化部4のそれぞれの出力に接続され、それぞれ
に伝達されたPCM符号化信号をアナログ信号に変換し
て出力するPCMモニタ回路5と、モニタすべきアナロ
グ信号が出力される出力端子6とから構成されている。
【0011】この従来のディジタル信号通話モニタ装置
の動作を次に説明する。
【0012】入力端子1に入力された音声処理装置から
の信号は、信号識別部2の同期検出回路21に引き込ま
れる。この同期検出回路では、引き込んだ信号の同期パ
タンを検出して、音声モード、スルーモード、非音声モ
ードの各同期パタンを記憶している同期パタンメモリ2
2の内容と比較することにより、いずれのモードの信号
であるかを識別する。この識別結果は符号モード選択部
3に伝達される。
【0013】入力信号モードの識別情報を受信した符号
モード選択部3は、各モードに応じて、音声モードであ
れば出力0、スルーモードであれば出力1そして非音声
モードであれば出力2を選択して、入力される信号を各
モードに対応した出力に接続する。図5に示すように、
符号モード選択部3の出力0はそのまま、出力1は複号
器41を介して、そして出力2は複号器42を介してそ
れぞれPCMモニタ回路5に接続されている。
【0014】出力0に接続された音声モードでは、そこ
に伝達された信号は音声処理装置によりすでにPCM符
号化音声信号に変換されているので、そのままPCMモ
ニタ回路5に出力してアナログ音声信号に変換し、モニ
タに供することができる。
【0015】出力1に接続されたスルーモードでは、そ
こに伝達された信号は高能率符号化音声信号のままであ
るので、複号器41によりPCM符号化音声信号に変換
し、その後にPCMモニタ回路5に出力することにより
アナログ音声信号に変換してモニタに供する。
【0016】出力2に接続された非音声モードでは、そ
こに伝達された信号はデータ信号であり、モニタしたと
しても不快な雑音を発生するだけなので、複号器42に
より無音のPCM符号化信号に変換し、その後にPCM
モニタ回路5に出力する。そして、このアナログ音声出
力はもちろん無音である。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のディ
ジタル信号通話モニタ装置においては、非音声モードの
場合に扱う信号はデータ信号なので直接アナログ音声信
号に変換しても不快な雑音となるだけであり、またそれ
を防ぐために無音のPCM符号化信号に変換してから出
力すると、モニタ出力としては無音のままなのでモニタ
できているのか否かが判別不明であるという問題があっ
た。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明のディジタル信号
通話モニタ装置は、ディジタル移動通信システムの無線
区間の符号化音声信号と公衆回線区間の符号化音声信号
の変換を行う音声処理装置から出力される信号をモニタ
する装置であり、モニタする信号種別は、公衆回線区間
の符号化音声信号である音声モードと、無線区間の符号
化音声信号であるスルーモードと、データ信号である非
音声モードである。そして、非音声モードにおいては不
快な雑音を発生することもなく、明らかに非音声モード
の信号をモニタしていることがあきらかなモニタ装置を
提供することを目的とする。
【0019】そして、本発明のディジタル信号通話モニ
タ装置の特徴とするところは、前記の三種類の信号種別
を、予め記憶している同期パタンと比較することにより
識別する信号識別手段と、スルーモードの信号を公衆回
線区間の符号化音声信号に変換する複号手段と、公衆回
線区間の符号化音声信号をアナログ音声信号に変換する
モニタ変換手段と、予め定められた音声メッセージを無
線区間の符号化アルゴリズムと同一のアルゴリズムで符
号化した信号として出力する代用データ送出手段を備
え、モニタする信号種別が音声モードのときはその信号
を前記のモニタ変換手段に送出し、スルーモードのとき
はその信号を前記の複号手段を介してモニタ変換手段に
送出し、非音声モードのときは前記の代用データ送出手
段の出力信号を前記の複号手段を介してモニタ変換手段
に送出する。
【0020】また、前記の複号手段はそれぞれ異なる符
号化アルゴリズムの複数の複号器を有し、信号識別手段
は信号種別がスルーモードの場合は符号化アルゴリズム
種別を識別し、入力信号を信号識別手段が識別した符号
化アルゴリズムに対応する複号器を介してモニタ変換手
段に送出することをも特徴とする。
【0021】更に、前記の代用データ送出手段は前記の
複号手段が有する複数の複号器それぞれと同一の符号化
アルゴリズムを有する複数の符号化手段を有し、試験指
示を受けると、前記の複数の符号化手段より当該指示に
対応する符号化手段を選択し、予め定められた音声メッ
セージを当該符号化手段のアルゴリズムで符号化した信
号として信号識別手段に出力することをも特徴とする。
【作用】非音声モードの場合は、入力信号をアナログ信
号に変換しない。その代わり、非音声モードの場合にの
み使用する代用データを出力してそれをアナログ信号に
変換して非音声モードのモニタ中であることを知らせ
る。
【0022】
【実施例】次に、本発明に係るディジタル信号通話モニ
タ装置について図2乃至図4を参照して説明する。
【0023】図2は、本発明のディジタル信号通話モニ
タ装置の第1の実施例の構成を示すブロック図である。
同図において、入力端子1、符号モード選択部3、PC
Mモニタ回路5および出力端子6は図5で説明した従来
のディジタル信号通話モニタ装置の構成と同一のもので
ある。
【0024】これらの構成に加えて、予め定められた音
声メッセージを蓄積している音声データメモリ71と、
この音声データメモリに蓄積されている音声メッセージ
を無線区間で用いられている高能率符号化音声信号のフ
ォーマットに変換して出力する符号化データ送出部72
を備えた代用データ部7、入力端子1からの入力信号と
代用データ部7の出力信号を入力として、いずれか一方
の信号を符号モード選択部3に出力する入力信号切替部
8、無線区間で用いられている高能率符号化音声信号を
その符号化アルゴリズムに応じてPCM符号化音声信号
に変換する複号器41を備えた復号化部4および入力端
子1から入力した信号が音声モード、スルーモード、非
音声モードのいずれのモードであるかを識別し、その識
別結果を符号モード選択部3に伝達するとともに非音声
モードである場合にはその情報を代用データ部7と入力
信号切替部8に制御信号として送出する信号識別部2と
で構成される。
【0025】このように構成されたディジタル信号通話
モニタ装置の動作を説明する。
【0026】入力信号切替部8は信号識別部2からの制
御信号を受信するまでは入力端子1に入力された信号を
符号モード選択部3の入力に接続するので、音声モード
およびスルーモードの場合は、従来のディジタル信号通
話モニタ装置と同様の動作を行う。すなわち、PCM符
号化音声信号を扱う音声モードであれば符号モード選択
部3は信号識別部2から伝達される信号により入力信号
を出力0に接続し、高能率符号化音声信号を扱うスルー
モードであれば同じく符号モード選択部3は入力信号を
出力1に接続して複号器41を介してPCM符号化音声
信号に変換し、その後PCMモニタ回路5を通してアナ
ログ音声出力を得る。
【0027】一方、データ信号を扱う非音声モードの場
合の動作は次のようになる。
【0028】入力信号が信号識別部2の同期検出回路2
1により非音声モードの信号であることが検出される
と、同期検出回路21は入力信号切替部8、代用データ
部7の符号化データ送出部72および符号モード選択部
3にそれぞれ制御信号を送出する。この制御信号を受け
て、入力信号切替部8では符号モード選択部3に出力す
る信号を入力端子1からの信号ではなく代用データ部7
の出力信号に切替え、代用データ部7では符号化データ
送出部72が音声データメモリ71に蓄積されている音
声メッセージを高能率符号化音声信号に変換して出力す
る動作を開始し、符号モード選択部3では入力される信
号を出力1に接続するスルーモードと同じ選択動作を行
う。
【0029】これらの動作により、モニタした信号が非
音声モードのデータ信号である場合には、代用データ部
7の音声データメモリ71に蓄積されている音声メッセ
ージ、例えば、「ただいま非音声モード信号をモニタし
ています。」等、が符号化データ送出部72でスルーモ
ードと同じ高能率符号化音声信号に変換されて出力され
てくる。この符号化された信号は入力信号切替部8によ
り符号モード選択部3の入力に加えられ、さらに、符号
モード選択部3では入力が出力1に接続されるので、複
号器41に加えられる。複号器41では、入力する高能
率符号化音声信号をPCM符号化音声信号に変換して出
力するので、その変換された信号がPCMモニタ回路5
によりアナログ音声信号に変換されて出力される。
【0030】このようにして、本発明のディジタル信号
通話モニタ装置においては、非音声モードの信号をモニ
タした場合であっても音声データメモリに予め蓄積され
ている音声メッセージを聞くことができる。そのため、
従来のディジタル信号通話モニタ装置では非音声モード
のモニタにおいては不快な雑音または無音であったもの
が、本発明のディジタル信号通話モニタ装置では音声メ
ッセージにより非音声モードのモニタを行っていること
が的確に示されるという効果を有する。
【0031】なお、上記の説明において、符号化データ
送出部72は無線区間で使用される高能率符号化音声信
号に符号化変換するものであったが、これはPCM符号
化音声信号に変換するものであってもよい。この場合に
は、代用データ部7から出力される信号は音声モードの
信号と同じなので、符号モード選択部3では入力を出力
0に接続する制御を行えばよい。
【0032】次に、図3を用いて本発明のディジタル信
号通話モニタ装置の第2の実施例を説明する。この第2
の実施例は、ディジタル移動通信システムの無線区間に
おける音声信号の符号化モードに柔軟に対応できるディ
ジタル信号通話モニタ装置を提供するものである。音声
信号の高能率符号化のアルゴリズムとしては、例えばC
ELP(Code Excited LPC Coding)方式やVSELP
(Vector Sum ExcitedLPC Coding)方式などがある。ま
た、ADPCM(Adaptive Differential PCM)を使用
するシステムもある。このような各種の符号化モードの
いずれのシステムにおいても使用できるディジタル信号
通話モニタ装置を提供する。
【0033】図3は、本発明に係るディジタル信号通話
モニタ装置の第2の実施例の構成を示すブロック図であ
る。同図において図2に示した第1の実施例の構成と異
なるところは、複号化部4、信号識別部2、符号モード
選択部3および複号器制御部9である。
【0034】複号化部4は、種類の異なる複号器41〜
4nで構成されている。これらの複号器はディジタル移
動通信で使用され得る各種の音声信号符号化のアルゴリ
ズムにそれぞれ対応するものである。信号識別部2は、
音声モード、非音声モードおよびスルーモードの各信号
モード識別に加えて、スルーモードの場合にはどの種類
の符号化アルゴリズムであるかをも識別してそれらの情
報を出力する。符号モード選択部3はPCM符号化音声
信号である音声モード用の出力0に加えて、上記の各複
号器41〜4nに対応する出力1〜出力nを有してお
り、信号識別部2からの情報により出力を選択する。複
号器制御部9は、信号識別部2からの情報により、動作
させるべき複号器を選択して起動する。
【0035】また、代用データ部7の符号化データ送出
部72は、予め定められたPCM符号化も含めた上記の
いずれかの符号化アルゴリズムで音声データメモリに蓄
積されている音声メッセージを符号化音声信号に変換し
て送出する。
【0036】このように構成された本発明の第2の実施
例のディジタル信号通話モニタ装置の特徴となる動作を
説明する。
【0037】入力端子1に入力した信号は信号識別部2
に取り込まれ、その同期検出回路21により同期が検出
され、同期パタンメモリ22に記憶されているパタンと
比較されて、入力した信号が音声モード、非音声モード
またはスルーモードのいずれの信号モードであるかの識
別に加えスルーモードの場合にはどの種類の符号化アル
ゴリズムであるかも識別される。
【0038】この識別の結果、入力信号がスルーモード
で、その符号化アルゴリズムが特定されると、それらの
情報は符号モード選択部3と複号器制御部9に伝達され
る。この伝達情報にもとづいて、符号モード選択部3で
は、対応する出力1〜nのいずれかを選択して入力をそ
の出力に接続する。また、複号器制御部9は対応する複
号器41〜4nのいずれかを駆動する。
【0039】これらの動作により、入力したスルーモー
ドの信号は、対応する符号化アルゴリズムの複号器によ
りPCM符号化音声信号に変換され、さらにPCMモニ
タ回路5によってアナログ音声信号に変換されて出力さ
れる。
【0040】また、信号識別部2の識別結果が非音声モ
ードである場合は、第1の実施例における説明と同様
に、代用データ部7と入力信号切替部8に制御信号がそ
れぞれ送出されて、音声データメモリ71に蓄積されて
いる音声メッセージが符号化データ送出部72で音声符
号化されて出力され、符号モード選択部3の入力に達す
る。
【0041】一方、このとき信号識別部2は、代用デー
タ部7の符号化データ送出部72が有すると同じ符号化
アルゴリズムを持つ複号器に関する情報を符号モード識
別部3と複号器制御部9に送出する。
【0042】これらの動作により、入力信号が非音声モ
ードの信号である場合は、代用データ部7に蓄積されて
いる音声メッセージがモニタ出力として出力される。
【0043】なお、入力信号が音声モードの場合は、第
1の実施例と同様なので説明は省略する。
【0044】このようにして、第2の実施例では、ディ
ジタル移動通信システムの無線区間における音声信号の
符号化モードに柔軟に対応できるディジタル信号通話モ
ニタ装置を提供することができる。
【0045】次に、図4を用いて本発明のディジタル信
号通話モニタ装置の第3の実施例を説明する。この第3
の実施例は、第2の実施例で説明したディジタル信号通
話モニタ装置のモニタ機能が正常に働いているか否かを
セルフチェックする機能を提供するものである。
【0046】図4において代用データ部7および試験情
報が入力される試験入力端子10をのぞいて、構成は図
3に示した第2の実施例の構成と同じである。
【0047】代用データ部7は、音声メッセージが蓄積
されている音声データメモリ71、複号化部4の複号器
41〜4nそれぞれのアルゴリズムと同一の符号化アル
ゴリズムを有する複数の符号化データ送出部720〜7
2n、音声データメモリ71をそれら符号化データ送出
部720〜72nのいずれか一つの符号化データ送出部
に選択接続するモード切替部74、符号化データ送出部
の出力を入力信号切替部8側か入力端子1側のいずれか
に切り替えて出力する出力切替部75および試験入力端
子10と接続されて試験情報を入力し、モード切替部7
4、符号化データ送出部720〜72nおよび出力切替
部75を制御して試験動作を実行する試験制御部73よ
り構成されている。
【0048】このような構成のディジタル信号通話モニ
タ装置の第3の実施例の動作を説明する。
【0049】この場合、音声データメモリには試験動作
であることを示すメッセージ、例えば「ただいま試験中
です。」等の音声メッセージが蓄積されているものとす
る。また、試験とは信号識別部2が正しく信号を識別
し、複号化部4の各複号器41〜4nが正しく機能して
符号化音声信号を複号して最終的にアナログ音声信号が
出力されるか否かを確認するものであり、試験情報入力
端子10に入力される試験情報は、確認したい符号化ア
ルゴリズムの複号器種別を指定する内容のものである。
【0050】試験入力端子10に試験情報が入力される
と、試験制御部73は試験動作のための次の制御を行
う。
【0051】モード切替部74を制御して、試験対象と
なる符号化アルゴリズムを有する符号化データ送出部と
音声データメモリ71を接続する。なお、試験動作でな
い場合は、図示しない音声データメモリに蓄積された音
声メッセージが既に説明した第1および第2の実施例の
ように接続されている。
【0052】そして、試験対象となる符号化アルゴリズ
ムを有する符号化データ送出部を駆動する。更に、出力
切替部75を制御して、符号化データ送出部の出力が入
力端子1側に出力されるように切り替える。
【0053】試験制御部73が以上の制御動作を完了す
ると、音声データメモリ71に蓄積された音声メッセー
ジは、試験対象の符号化アルゴリズムで符号化音声信号
に変換されて入力端子1に供給され、あたかも音声処理
装置からスルーモードの信号を入力したのと同じ状態に
なる。
【0054】以降の動作は通常のモニタ動作と同じであ
り、信号識別部2でその信号が識別され、その識別結果
により符号モード選択部3と複号器制御部9が制御され
て入力信号と同一アルゴリズムを有する複号器が接続さ
れる。この複号器でPCM符号化音声信号に変換され、
さらに、PCMモニタ回路5でアナログ音声信号に変換
されて出力される。
【0055】従って、試験結果が良好であれば音声デー
タメモリに蓄積されている音声メッセージがアナログ音
声信号となって出力される。
【0056】このように、第3の実施例ではモニタ装置
自体の正常性の確認試験を容易に行うことができる。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るディ
ジタル信号通話モニタ装置は、代用データ部を設けて、
非音声モードのデータ信号のモニタの場合には代用デー
タ部に蓄積されている音声メッセージを送出するので、
データ信号を直接アナログ音声信号に変換してモニタす
る場合の不快な雑音の発生や、それを防ぐために無音の
PCM符号化信号に変換して出力することによるモニタ
出力の判別不明ということもなく明確に非音声モードの
信号をモニタしていることが確認できる。
【0058】また、符号化アルゴリズムに対応した複数
の複号器を設けることにより、同一のモニタ装置で高能
率符号化音声信号の異なるディジタル移動体通信システ
ムに対応できるという柔軟性を有する。
【0059】更に、自分で試験用の符号化データ信号を
出力し、それを用いて自装置の正常性を確認するセルフ
チェックを行うことができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】音声処理装置の働きを説明するディジタル移動
通信システムの概略中継方式図である。
【図2】本発明に係るディジタル信号通話モニタ装置の
第1の実施例の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明に係るディジタル信号通話モニタ装置の
第2の実施例の構成を示すブロック図である。
【図4】本発明に係るディジタル信号通話モニタ装置の
第3の実施例の構成を示すブロック図である。
【図5】従来のディジタル信号通話モニタ装置の構成を
示すブロック図である。
【符号の説明】
1 入力端子 2 信号識別部 3 符号モード選択部 4 複号化部 5 PCMモニタ装置 6 出力端子 7 代用データ部 8 入力信号切替部 9 複号器制御部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディジタル移動通信システムの無線区間
    の符号化音声信号と公衆回線区間の符号化音声信号の変
    換を行う音声処理装置から出力される信号をモニタする
    ディジタル信号通話モニタ装置において、 モニタする信号種別は、公衆回線区間の符号化音声信号
    である音声モードと、無線区間の符号化音声信号である
    スルーモードと、データ信号である非音声モードで、 前記信号種別を予め記憶している同期パタンと比較する
    ことにより識別する信号識別手段と、 前記スルーモードの信号を公衆回線区間の符号化音声信
    号に変換する複号手段と、 前記公衆回線区間の符号化音声信号をアナログ音声信号
    に変換するモニタ変換手段と、 予め定められた音声メッセージを無線区間の符号化アル
    ゴリズムと同一のアルゴリズムで符号化した信号として
    出力する代用データ送出手段を有し、 モニタする信号種別が音声モードのときは当該信号を前
    記モニタ変換手段に送出し、スルーモードのときは当該
    信号を前記複号手段を介して前記モニタ変換手段に送出
    し、非音声モードのときは前記代用データ送出手段の出
    力信号を前記複号手段を介して前記モニタ変換手段に送
    出することを特徴とするディジタル信号通話モニタ装
    置。
  2. 【請求項2】 前記複号手段はそれぞれ異なる符号化ア
    ルゴリズムの複数の複号器を有し、 前記信号識別手段は信号種別がスルーモードの場合は符
    号化アルゴリズム種別を識別し、 入力信号を当該信号識別手段が識別した符号化アルゴリ
    ズムに対応する複号器を介して前記モニタ変換手段に送
    出することを特徴とする請求項1に記載のディジタル信
    号通話モニタ装置。
  3. 【請求項3】 前記代用データ送出手段は前記複号手段
    が有する複数の複号器それぞれと同一の符号化アルゴリ
    ズムを有する複数の符号化手段を有し、 試験指示を受けると、前記複数の符号化手段より当該指
    示に対応する符号化手段を選択し、予め定められた音声
    メッセージを当該符号化手段のアルゴリズムで符号化し
    た信号として前記信号識別手段に出力することを特徴と
    する請求項2に記載のディジタル信号通話モニタ装置。
JP6271658A 1994-11-07 1994-11-07 ディジタル信号通話モニタ装置 Pending JPH08139664A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7068664B2 (en) 2000-05-19 2006-06-27 Nec Corporation Voice interception system for mobile switching system

Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0832675A (ja) * 1994-07-12 1996-02-02 N T T Ido Tsushinmo Kk 符号化音声聴話回路

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