JP2988609B2 - 符号化音声聴話回路 - Google Patents

符号化音声聴話回路

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JP2988609B2
JP2988609B2 JP6160146A JP16014694A JP2988609B2 JP 2988609 B2 JP2988609 B2 JP 2988609B2 JP 6160146 A JP6160146 A JP 6160146A JP 16014694 A JP16014694 A JP 16014694A JP 2988609 B2 JP2988609 B2 JP 2988609B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディジタル移動通信網
において通信中の回線から情報を取り込んで通話を聴話
(通話モニタ)するための音声聴話回路に関し、特にデ
ィジタル移動通信交換機の保守等のために使われる符号
化音声聴話回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の音声聴話回路では、一般
に通話路スイッチにより通信中の回線から通話路信号を
分岐し、ディジタル/アナログ変換回路に取り込んでデ
ィジタル/アナログ変換を行い、これをレシーバあるい
はスピーカに供給して通話信号を聴話するようにしてい
た。そして、通話路スイッチから分岐してディジタル/
アナログ変換回路に取り込まれる通話信号は、64kb
it/sのμ−law信号に限られていた。ここでμ−
law信号というのは、周知のように、符号化に際し、
標本化に続いて量子化を行う際の非直線量子化の圧縮特
性として音声信号に関して用いられている信号(対数変
換を折線近似した圧縮則の圧縮PCM符号化信号)のこ
とである。なお、この日本および北米系のμ−law
(μ=255,15折線)の信号は、これと同種のヨー
ロッパ系のA−law(A=87.6,13折線)の信
号と共にCCITTで勧告化されていることが知られて
いる。
【0003】しかし近年、音声符号化方式として、μ−
law圧縮則を採用した符号化方式以外のもの(例えば
ディジタル移動通信用日本標準方式VSELP)が導入
されつつあり、その場合、上記の従来回路のままでは聴
話が正しく機能しないという問題が生じていた。
【0004】そこで、μ−law圧縮則を採用した符号
化方式のものは勿論のこと、それ以外の符号化方式を採
る音声信号であっても、正しく聴話することができるよ
うに図った図5に示すような音声聴話回路が提案されて
いる(特開平05−083373号公報参照)。
【0005】図5において、1,2は端末、3は試験対
象の回線から通話信号を分岐する通話路スイッチ、4は
μ−law信号をアナログ信号に変換するディジタル/
アナログ変換回路、5は音声聴話付加回路であり、音声
聴話付加回路5は音声符号化識別回路6,音声符号化変
換回路7およびセレクタ回路8からなる。
【0006】通話中である端末1,2間の回線を聴話す
る場合、通話路スイッチ3において通話信号を分岐し、
取り込んだ信号を音声符号化識別回路6において、その
入力信号を構成する符号系列内に、音声符号化方式によ
りあらかじめ定められた特定の同期パターンが含まれて
いるか否かを検出する。その同期信号が検出されるとき
は、その旨の判定信号を音声符号化変換回路7に通知し
て入力信号をμ−law信号に音声符号化変換させ、同
時にその判定信号をセレクタ回路8に通知して音声符号
化変換回路7からの出力信号(μ−law信号)を選択
出力させる。音声符号化識別回路6により所定の同期パ
ターンが検出できないときは、音声聴話付加回路5に入
力された信号はμ−law信号としてそのままセレクタ
回路8から出力される。音声聴話付加回路5から出力さ
れた信号はディジタル/アナログ変換回路4によりアナ
ログ信号に変換され、さらにレシーバあるいはスピーカ
41で音声に変換されて聴話されていた。
【0007】図6は上記の音声符号化識別回路6に入力
する信号を構成する符号列の例を示している。図6の
(a)は、符号列がμ−law符号列である場合を示
し、図6の(b)は符号列がμ−law符号列以外の、
すなわちディジタル移動通信用日本標準方式VSELP
の符号列である場合を示している。μ−law符号列で
は第1〜第8のビットがμ−lawの音声符号になって
いるが、μ−law符号化以外の符号列では第7,第8
ビットにのみ、高能率符号化された音声信号が入ってお
り、第1〜第6ビットは空きである。第7,第8ビット
の高能率符号化は、123μs毎に1組として現れる
が、その状態が20ms継続したときの各ビットの状態
をも図6は示している。図6の(b)の第7,第8ビッ
トの高能率符号の状態図において、ビットF1〜F16
に符号化方式を特定する同期パターンが入っており、第
7ビットの斜線部分は空きである、ビット1〜ビット
(n+1)が音声信号である。
【0008】音声符号化識別回路6は、常時第7,第8
ビットを取り込み、同期パターン(ビットF1〜F1
6)を捜している。ビットF1〜F16としては、通常
のμ−law符号列には出現しないビット列が用いられ
ているため、μ−law信号中にはこの同期パターンが
通常検出されない。ここでμ−law符号列中に、一時
的に同期パターンと同一の符号列が出現した場合には、
本来、μ−law符号化列である信号がμ−lawと異
なる信号に復号されるため、レシーバ41に一時的に異
音として再生されるが、実際の聴話用には特に問題な
い。前述のように、同期パターンが検出されると、その
旨の判定信号が音声符号化識別回路6から出力する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述のような従来例で
は、図5に示すように音声聴話回路は、単一の音声符号
化識別回路6を含む1個の音声聴話付加回路5とディジ
タル/アナログ変換回路4とから構成されており、その
ため予め同期パターンが定められている一種類の音声符
号化方式の信号に適応が限られていた。
【0010】しかしながら、次々と新たな音声符号化方
式が導入された場合、または音声以外(ディジタル移動
通信においてのデータ通信やファクシミリ通信)の情報
が回線に入力された場合には、従来の音声聴話回路では
対応できないという問題がある。
【0011】本発明は、上述の点に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、複数の新たな音声符号化
方式がディジタル移動通信網に導入されても柔軟に対応
でき、さらには音声以外の情報が入力された場合にも対
応できる符号化音声聴話回路を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、複数の音声符号化方式を適用す
るディジタル通信網で通信中の任意の回線から通話路分
岐手段を介して情報を取り込み、該情報を復号して音声
発生手段を用いて聴話を行う符号化音声聴話回路におい
て、前記通話路分岐手段を通じて通信中の回線から取り
込んだ前記情報を構成する符号系列内に予め定めた音声
符号化方式に対応する識別情報があるか否を検出し、該
識別情報を検出した場合には通信中の回線から取り込ん
だ該音声符号化方式の情報を復号して聴話用信号として
出力し、該識別情報を検出できない場合には取り込んだ
前記情報をそのまま出力する音声符号化変換モジュール
、前記通話路分岐手段と前記音声発生手段との間に、
前記ディジタル通信網で使用する音声符号化方式の種類
に応じて複数個直列に接続し、かつ複数個の前記音声符
号化変換モジュールがそれぞれ異なる音声符号化方式に
対応することにより、前記ディジタル通信網で通信中の
任意の回線から前記通話路分岐手段を介して取り込んだ
任意の音声符号化方式の情報を前記複数個の前記音声符
号化変換モジュールのいずれかにより聴話用信号に復号
して聴話を行うことを可能にしたことを特徴とする。
【0013】また、本発明は、好ましくはその一形態と
して、通信中の回線から取り込んだ前記情報に含まれる
識別情報が非音声信号の識別情報であるか否かを検出
し、該非音声信号の識別情報を検出した場合には非音声
通信であることをアナウンスする情報を聴話用として出
力し、該非音声信号の識別情報を検出できない場合には
取り込んだ前記情報をそのまま聴話用として出力する非
音声対応モジュールを1または複数有し、該非音声対応
モジュールを前記音声符号化モジュールに対して直列に
接続したことを特徴とすることができる。
【0014】また、本発明は、好ましくは他の形態とし
て、前記非音声対応モジュールは、通信中の前記回線か
ら取り込んだ入力情報に含まれる識別情報が非音声信号
の識別情報であるか否かを検出する非音声識別情報検出
回路と、非音声通信であることをアナウンスするガイダ
ンス情報を予め記憶した音声ROMと、前記非音声識別
情報検出回路からの前記識別情報が検出された旨の信号
に応じて前記音声ROMから読み出された前記ガイダン
ス情報を聴話用として出力し、前記非音声識別情報検出
回路からの前記識別情報が検出されない旨の信号に応じ
て取り込んだ前記入力情報をそのまま聴話用として出力
するセレクタ回路とを有することを特徴とすることがで
きる。
【0015】また、本発明は、好ましくは更に他の形態
として、各前記モジュールの直列接続は、通話中の回線
から情報を分岐して取り込む通話路スイッチを介して行
われることを特徴とすることができる。
【0016】また、本発明は、好ましくは更に他の形態
として、前記音声符号化変換モジュールは、通信中の前
記回線から取り込んだ情報を構成する符号系列内に特定
の音声符号化方式に対応する識別情報、即ち該音声符号
化方式を識別する同期パターン、または該音声符号化方
式を識別する符号化列情報があるか否かを検出する音声
符号化情報検出回路と、該音声符号化情報検出回路から
の前記識別情報を検出した旨の信号に応じて通信中の回
線から取り込んだ前記音声符号化方式の情報を復号する
音声符号化変換回路と、前記音声符号化情報検出回路か
らの前記識別情報を検出した旨の信号に応じて前記音声
符号化変換回路からの複号化情報を聴話用として出力
し、前記音声符号化情報検出回路からの前記識別情報を
検出できない旨の信号に応じて取り込んだ前記情報をそ
のまま聴話用として出力するセレクタ回路とを有するこ
とを特徴とすることができる。
【0017】また、本発明は、好ましくは更に他の形態
として、ディジタル移動通信網で使用する音声符号化方
式の数に応じて複数の前記音声符号化変換モジュールを
1個だけに減少させることができ、該一個の音声符号化
変換モジュールと前記非音声対応モジュールが直列に接
続され得ることを特徴とすることができる。
【0018】また、本発明は、好ましくは更に他の形態
として、前記通話路スイッチはディジタル/アナログ変
換回路に接続する迂回用の共通回線を有し、前記音声符
号化変換モジュールは前記識別情報を検出して複号化情
報を出力する場合には該複号化情報を前記共通回線に出
力し、前記識別情報を検出できないときは入力情報をそ
のまま次段のモジュールへ出力することを特徴とするこ
とができる。
【0019】
【作用】本発明では、音声符号化変換デバイスをモジュ
ール化し、通話路スイッチで分岐された入力信号に対し
てそれぞれ別々の音声符号化方式に対応の複数の音声符
号化変換モジュールを直列に接続しているので、聴話対
象の回線に流れる情報がそのディジタル移動通信網で使
われるどの様な複数種類の音声符号方式であっても、常
に正しく聴話することができる。また、非音声対応モジ
ュールを上記音声符号化変換モジュールに直列に接続し
ているので、非音声の情報であっても非音声通信である
ということが分かる。更に、複数の音声符号化変換モジ
ュールを通話路スイッチを介してそのスイッチ動作によ
り直列に接続するようにしているので、そのモジュール
の接続個数も任意にかつ容易に増減できる。
【0020】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の実施例を
詳細に説明する。
【0021】図1は本発明の一実施例の符号化音声聴話
回路の構成を示す。なお、図5に示した従来例と同様な
機能の構成要素には同一符号を付してある。
【0022】図1において、10,11および12はそ
れぞれ異なる音声符号化方式に対応する音声符号化変換
モジュールであり、それぞれ図5に示した音声聴話付加
回路5と同様な構成のもので、音声符号識別回路6,音
声符号化変換回路7およびセレクタ回路8を有する。即
ち、音声符号化変換モジュール10〜12の音声符号化
識別回路6および音声符号化変換回路7は、それぞれそ
のモジュール毎に予め決めた異なる音声符号化方式の信
号を識別し、識別した場合に入力信号をμ−law信号
に音声符号化変換する。
【0023】13は入力信号が音声信号以外の情報(例
えば、ディジタル移動通信においてのデータ通信やファ
クシミリ通信)の場合に対応するための非音声対応モジ
ュールであり、後述の図2のような構成を有する。非音
声対応モジュール13は入力された信号の符号列から非
音声通信の識別情報を検出したとき、μ−law符号化
された非音声通信であることを保守者へ知らせるガイダ
ンス(通知情報)をμ−law信号で出力し、非音声通
信の識別情報を検出できないときは、入力された信号を
そのまま出力する。これら音声符号化変換モジュール1
0〜12と非音声対応モジュール13は、好ましくは互
いに入出力端子(プラグ)が同一規格で形成され、外形
もほぼ同一形状にモジュール化される。
【0024】音声符号化変換モジュール10〜12と非
音声対応モジュール13は、図1に示すように、通話路
スイッチ(ディジタル交換スイッチ)3のジャックある
いはレセプタクルにそれぞれのプラグを差し込むことに
より、通話路スイッチ3のスイッチ機能を介して直列に
接続される。また、非音声対応モジュール13の出力端
にディジタル/アナログ変換回路4が接続する。通話路
スイッチ3にはさらに任意の1以上の新たな音声符号化
変換モジュールを直列接続で簡単に増設可能なようにそ
のスイッチ機能が設定されている。そして、端末1,2
間の試験対象回線から通話路スイッチ3において分岐し
た入力信号(14)はまず最初の音声符号化変換モジュ
ール10に接続する。
【0025】図2は図1の非音声対応モジュール13の
内部構成の一例を示す。図2において、15は入力信号
が非音声情報か否かを識別して判定信号を出力する非音
声情報識別回路である。16は入力信号が非音声信号で
あることを保守者に知らせる旨の音声ガイダンス(メッ
セージ情報)をμ−law符号化した情報として予め書
き込まれている音声ROM(リードオンリーメモリ)で
ある。17は非音声識別回路15からの判定信号に応じ
て入力信号と音声ROMから読み出した音声ガイダンス
のいずれかを選択出力するセレクタ回路である。
【0026】非音声対応モジュール13に取り込まれた
信号は非音声識別回路15に入力する。非音声識別回路
15は入力された信号の符号化列に非音声識別情報が含
まれているか否かを検出し、非音声識別情報が検出され
るときはその旨を示す判定信号をセレクタ回路17に送
る。音声ROM16は書き込まれた情報を常にセレクタ
回路17に対して出力している。セレクタ回路17は非
音声識別回路15から非音声である旨の判定信号を受け
取ると、音声ROM16から入力した信号を出力し、一
方非音声識別情報が検出できないときは非音声対応モジ
ュール13に入力された情報(14−3)をそのまま出
力する。
【0027】次に、以上の構成における全体の動作を説
明する。ここで、例えば10の音声符号化変換モジュー
ルAはディジタル移動通信用日本標準方式VSELPに
対応し、11および12の音声符号化変換モジュール
B,Cはそれぞれネットワーク事業者独自の異なる音声
符号化方式に対応しているものとして、以下に説明す
る。
【0028】通話路スイッチ3から取り込んだ信号(1
4)を入力した音声符号化変換モジュール10は、その
入力信号を構成する符号列から上記VSELPの信号に
対応する同期信号(図6の(b)に示すビットF1〜F
16)を検出すると、そのVSELP信号をμ−law
信号に変換した信号を出力信号(14−1)として出力
し、他方VSELPの同期信号が検出できなかったとき
は、上記入力信号をそのまま出力信号(14−1)とし
て出力する。この出力された信号(14−1)は再び通
話路スイッチ3に入力し、通話路スイッチ3のスイッチ
動作により次に接続されるモジュールに接続する。
【0029】音声符号化変換モジュール11,12は上
記音声符号化変換モジュール10と同じ様に、それぞれ
のモジュールが対応する音声符号化方式の識別情報(即
ち、その音声符号化方式を識別する同期パターン、また
はその音声符号化方式を識別する符号化列情報)を入力
信号(14−1),(14−2)から検出すると、それ
ぞれの音声符号化方式の入力信号をμ−law信号に符
号化変換を行って、その変換されたμ−law信号を出
力し、他方その入力信号からそれぞれのモジュールが対
応する音声符号化方式の識別情報が検出されない場合に
は、その入力信号をそのまま出力する。なお、現在VS
ELP信号は、図6の(b)に示すように、第1〜第6
ビットが空きであるが、例えばこのビット箇所に新たな
音声符号化方式を識別するための固有の符号化列情報が
設定された場合、これに対応する音声符号化変換モジュ
ールはこの符号化列情報を識別情報として検出すること
になる。
【0030】最後の音声符号化変換モジュール12の出
力信号(14ー3)は再び通話路スイッチ3に入力し、
通話路スイッチ3のスイッチ動作により次に接続される
非音声対応モジュール13に接続する。非音声対応モジ
ュール13は入力された信号の符号列から非音声通信の
識別情報を検出したとき、μ−law符号化された非音
声通信であることを保守者へ知らせるガイダンス情報
(通知情報)をμ−law信号で出力し、他方非音声通
信の識別情報を検出できないときは、入力された信号を
そのまま出力する。非音声対応モジュール13から出力
された信号はディジタル/アナログ変換回路4によりア
ナログ信号に変換され、さらにレシーバあるいはスピー
カ41で音声に変換されてディジタル移動通信交換器の
保守者により聴話(音声モニター)される。
【0031】この様に、通話路スイッチ3で分岐された
入力信号に対して、ネットワーク上で使用されるμ−l
aw音声符号化方式以外のそれぞれ別々の音声符号化方
式に対応の複数の音声符号化変換モジュールを直列に接
続しているので、音声符号化変換モジュールを全て通過
した信号はμ−law符号化された信号となり、ディジ
タル/アナログ変換回路4により取り込んだ回線の音声
情報を聴話することができる。また、非音声対応モジュ
ール13を接続しているので、回線の情報が非音声情報
である場合にも非音声通信であるということが保守者に
分かる。
【0032】以上の説明では、聴話する音声情報をμ−
law符号化された信号に変換してディジタル/アナロ
グ変換しているが、ディジタル/アナログ変換回路4が
μ−law符号化以外の符号化方式(例えば前述のA−
law符号化方式)の信号をアナログ信号に変換する回
路であれば、モジュールの出力信号はμ−law符号化
された信号に限らない。
【0033】また、複数の音声符号化変換モジュールを
通話路スイッチ3を介して直列に接続しているので、そ
のモジュールの接続個数も任意にかつ容易に増減でき
る。即ち、本実施例では音声音声符号化変換モジュール
が3個の構成の場合について述べているが、ネットワー
クで使用する音声符号化方式が4方式を越える場合に
は、新たな音声符号化変換モジュールを追加設置し、通
話路スイッチのスイッチ動作によりそれら全てのモジュ
ールを直列に接続すれば、容易に対応することができ
る。同様に、非音声対応モジュールについても非音声識
別情報が複数存在するときは、非音声対応モジュールも
複数接続するばよい。
【0034】本実施例では非音声対応モジュール3は他
のモジュールの最後尾に接続され、その出力側にディジ
タル/アナログ変換回路4が直接接続されているが、こ
のモジュール3の接続の順番は他のモジュールの場合と
同様に、いづれの位置でも良く接続位置を限定されない
のは勿論である。また、本実施例の変形例として、図1
から非音声対応モジュールを省いたもの、また1個の音
声符号化変換モジュールと1個の非音声対応モジュール
と1個のディジタル/アナログ変換回路で構成したもの
も本発明の範囲に含まれる。
【0035】図3及び図4は本発明の第2の実施例を示
す。図3は全体の構成を示し、図4は図3の各音声符号
化変換モジュールの内部構成を示す。本実施例では、各
音声符号化変換モジュール10〜13はそれぞれが対応
する音声符号化方式の識別情報を検出すると、対応する
音声符号化方式で符号化変換を行ったμ−law信号を
迂回用の共通回線21に出力し、次段のモジュールには
出力しない。そして、それらモジュール10〜13は対
応する音声符号化方式の識別情報を検出できないとき
に、次段のモジュールに入力信号をそのまま出力する。
【0036】これにより、一度符号化変換をされたμ−
law信号が再度音声符号化識別処理を受けることがな
くなる。これは、例えば図4に示すように、各音声符号
化変換モジュール内に2個のセレクタ8A,8Bとイン
バータを設け、通話路スイッチ内に共通回線21を設け
ることにより達成できる。セレクタ8Aは音声符号化識
別回路6からの信号の反転信号に応じて入力信号(1
4)をそのまま次段のモジュールに接続するスイッチで
あり、セレクタ8Bは音声符号化識別回路6からの判定
信号に応じて音声符号化変換回路7の出力信号を共通回
線21に接続するスイッチである。例えば、最初の音声
符号化変換モジュール10で対応する識別信号が検出さ
れたときには対応する音声符号化方式で符号化変換を行
ったμ−law信号が共通回線21に出力され、ディジ
タル/アナログ変換回路4を経て、レシーバまたはスピ
ーカ41により音声に変換される。その他の動作等は、
前記実施例と同様なので、その説明を省略する。
【0037】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、それぞれ別々の音声符号化方式に対応の複数の音声
符号化変換回路をモジュール化し、これらモジュールを
直列に接続しているので、複数の音声符号化方式の信号
が混在するディジタル通信網に容易に適用でき、聴話対
象の回線に流れる情報がそのディジタル移動通信網で使
われるどの様な種類の音声符号方式であっても、常に正
しく聴話することができるという効果がある。また、同
様な理由で、音声符号化方式の実用化および増加に伴っ
て回路を容易に拡張できるという効果がある。
【0038】また、本発明では、非音声対応モジュール
を接続することで非音声の情報であっても非音声通信で
あるということが分かるという効果がある。
【0039】更に、本発明では、複数の音声符号化変換
モジュールを通話路スイッチを介してそのスイッチ動作
により直列に接続することで、そのモジュールの接続個
数も任意にかつ容易に増減できるという利点がある。
【0040】従って、本発明によれば、ディジタル移動
通信交換機の保守性が増し、音声符号化方式が追加され
ても既存の回路に変更を加えること無く、対応のモジュ
ールを追加することにより対応することができ、経済性
も向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の符号化音声聴話回路の構成
を示すブロック図である。
【図2】図1の非音声対応モジュールの構成例を示すブ
ロック図である。
【図3】本発明の他の実施例の符号化音声聴話回路の構
成を示すブロック図である。
【図4】図3の音声符号化変換モジュールの構成例を示
すブロック図である。
【図5】従来例の符号化音声聴話回路の構成を示すブロ
ック図である。
【図6】聴話対象の入力信号を構成する符号列の一例を
示すもので、(a)は、符号列がμ−law符号列であ
る場合を示し、(b)は符号列がμ−law符号列以外
の、すなわちディジタル移動通信用日本標準方式VSE
LPの符号列を示す図である。
【符号の説明】
1,2 端末 3 通話路スイッチ(ディジタル交換スイッチ) 4 ディジタル/アナログ変換回路(D/A変換器) 5 音声聴話付加回路 6 音声符号化識別回路 7 音声符号化変換回路 8,8A,8B セレクタ回路 10,11,12 音声符号化変換モジュール 13 非音声対応モジュール 15 非音声情報識別回路 16 音声ROM 17 セレクタ回路 21 共通回線 41 レシーバまたはスピーカ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04M 3/22

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の音声符号化方式を適用するディジ
    タル通信網で通信中の任意の回線から通話路分岐手段を
    介して情報を取り込み、該情報を復号して音声発生手段
    を用いて聴話を行う符号化音声聴話回路において、前記通話路分岐手段を通じて 通信中の回線から取り込ん
    だ前記情報を構成する符号系列内に予め定めた音声符号
    化方式に対応する識別情報があるか否を検出し、該識別
    情報を検出した場合には通信中の回線から取り込んだ該
    音声符号化方式の情報を復号して聴話用信号として出力
    し、該識別情報を検出できない場合には取り込んだ前記
    情報をそのまま出力する音声符号化変換モジュールを
    前記通話路分岐手段と前記音声発生手段との間に、前記
    ディジタル通信網で使用する音声符号化方式の種類に応
    じて複数個直列に接続し、 かつ複数個の前記音声符号化変換モジュールがそれぞれ
    異なる音声符号化方式に対応することにより、前記ディ
    ジタル通信網で通信中の任意の回線から前記通話路分岐
    手段を介して取り込んだ任意の音声符号化方式の情報を
    前記複数個の前記音声符号化変換モジュールのいずれか
    により聴話用信号に復号して聴話を行うことを可能にし
    たことを特徴とする符号化音声聴話回路。
  2. 【請求項2】 通信中の回線から取り込んだ前記情報に
    含まれる識別情報が非音声信号の識別情報であるか否か
    を検出し、該非音声信号の識別情報を検出した場合には
    非音声通信であることをアナウンスする情報を聴話用と
    して出力し、該非音声信号の識別情報を検出できない場
    合には取り込んだ前記情報をそのまま聴話用として出力
    する非音声対応モジュールを1または複数有し、該非音
    声対応モジュールを前記音声符号化モジュールに対して
    直列に接続したことを特徴とする請求項1に記載の符号
    化音声聴話回路。
  3. 【請求項3】 前記非音声対応モジュールは、 通信中の前記回線から取り込んだ入力情報に含まれる識
    別情報が非音声信号の識別情報であるか否かを検出する
    非音声識別情報検出回路と、 非音声通信であることをアナウンスするガイダンス情報
    を予め記憶した音声ROMと、 前記非音声識別情報検出回路からの前記識別情報が検出
    された旨の信号に応じて前記音声ROMから読み出され
    た前記ガイダンス情報を聴話用として出力し、前記非音
    声識別情報検出回路からの前記識別情報が検出されない
    旨の信号に応じて取り込んだ前記入力情報をそのまま聴
    話用として出力するセレクタ回路とを有することを特徴
    とする請求項2に記載の符号化音声聴話回路。
  4. 【請求項4】 各前記モジュールの直列接続は、通話中
    の回線から情報を分岐して取り込む通話路スイッチを介
    して行われることを特徴とする請求項1乃至3のいづれ
    かに記載の符号化音声聴話回路。
  5. 【請求項5】 前記音声符号化変換モジュールは、 通信中の前記回線から取り込んだ情報を構成する符号系
    列内に特定の音声符号化方式に対応する識別情報、即ち
    該音声符号化方式を識別する同期パターン、または該音
    声符号化方式を識別する符号化列情報があるか否かを検
    出する音声符号化情報検出回路と、 該音声符号化情報検出回路からの前記識別情報を検出し
    た旨の信号に応じて通信中の回線から取り込んだ前記音
    声符号化方式の情報を復号する音声符号化変換回路と、 前記音声符号化情報検出回路からの前記識別情報を検出
    した旨の信号に応じて前記音声符号化変換回路からの複
    号化情報を聴話用として出力し、前記音声符号化情報検
    出回路からの前記識別情報を検出できない旨の信号に応
    じて取り込んだ前記情報をそのまま聴話用として出力す
    るセレクタ回路とを有することを特徴とする請求項1乃
    至4のいづれかに記載の符号化音声聴話回路。
  6. 【請求項6】 ディジタル移動通信網で使用する音声符
    号化方式の数に応じて複数の前記音声符号化変換モジュ
    ールを1個だけに減少させることができ、該一個の音声
    符号化変換モジュールと前記非音声対応モジュールが直
    列に接続され得ることを特徴とする請求項2に記載の符
    号化音声聴話回路。
  7. 【請求項7】 前記通話路スイッチはディジタル/アナ
    ログ変換回路に接続する迂回用の共通回線を有し、前記
    音声符号化変換モジュールは前記識別情報を検出して複
    号化情報を出力する場合には該複号化情報を前記共通回
    線に出力し、前記識別情報を検出できないときは入力情
    報をそのまま次段のモジュールへ出力することを特徴と
    する請求項4に記載の符号化音声聴話回路。
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