JP2002062897A - 音声符号化装置と音声復号化装置及び音声符号化方法と音声復号化方法 - Google Patents

音声符号化装置と音声復号化装置及び音声符号化方法と音声復号化方法

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JP2002062897A
JP2002062897A JP2000248399A JP2000248399A JP2002062897A JP 2002062897 A JP2002062897 A JP 2002062897A JP 2000248399 A JP2000248399 A JP 2000248399A JP 2000248399 A JP2000248399 A JP 2000248399A JP 2002062897 A JP2002062897 A JP 2002062897A
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JP2000248399A
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English (en)
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Kenji Aoyama
健二 青山
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 音声符号化手段又は音声復号化手段の現
用から待機系への切り替えを、簡単な機能で、音声信号
に雑音が重畳されないように実行すること。 【解決手段】 現用側の第1有音判定部108によっ
て、受信PCM音声信号が音声の発音レベルである有音
状態か、発音レベルでない無音状態かを判定する。この
判定結果が無音状態の場合に、受信PCM音声信号を圧
縮して高能率音声信号に変換する複数の符号化サブブロ
ック105,106の内、現用中の第1符号化サブブロ
ック105を予備側の第2符号化サブブロック106に
切り替える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタル移動体
通信システムにおける基地局装置を制御する基地局制御
装置や、交換局装置内に設けられるか、単独装置として
基地局制御装置や交換局装置に接続されて用いられ、P
CM(Pulse Code Modulation)音声信号と高能率音声信
号(圧縮信号)とを相互に変換する音声符号化装置と音
声復号化装置及び音声符号化方法と音声復号化方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の音声符号化装置と音声復
号化装置及び音声符号化方法と音声復号化方法として
は、特許第2518519号公報に記載されているもの
がある。
【0003】図3は、従来の音声符号化装置の構成を示
すブロック図である。
【0004】この図3に示す音声符号化装置301は、
PCM音声信号を複数チャネル分収容して符号化を行う
ことによって高能率音声信号に変換するものであり、音
声符号化装置制御部302と、PCM音声信号分配部3
03と、複数の符号化サブブロック(ここでは第1符号
化サブブロック305及び第2符号化サブブロック30
6の2つを有する)と、高能率音声多重部304とを備
えて構成されている。
【0005】第1符号化サブブロック305は、第1符
号化サブブロック制御部307及び第1音声符号化部3
08を備え、第2符号化サブブロック306は、第2符
号化サブブロック制御部309及び第2音声符号化部3
10を備えて構成されている。
【0006】図4は、従来の音声復号化装置の構成を示
すブロック図である。
【0007】この図4に示す音声復号化装置401は、
高能率音声信号を複数チャネル分収容して復号化を行う
ことによってPCM音声信号に変換するものであり、音
声復号化装置制御部402と、高能率音声分配部403
と、複数の復号化サブブロック(ここでは第1復号化サ
ブブロック405及び第2復号化サブブロック406を
有する)と、PCM音声信号多重部404とを備えて構
成されている。
【0008】第1復号化サブブロック405は、第1復
号化サブブロック制御部407及び第1音声復号化部4
08を備え、第2復号化サブブロック406は、第2復
号化サブブロック制御部409及び第2音声復号化部4
10を備えて構成されている。
【0009】多数チャネルを収容する音声符号化装置3
01及び音声復号化装置401では、保守目的で符号化
サブブロック305,306及び復号化サブブロック4
05,406を、運用中に交換する必要がある。
【0010】交換する場合には、交換対象の符号化サブ
ブロック(例えば305)及び復号化サブブロック(例
えば405)で処理しているチャネルを、待機中の符号
化サブブロック306及び復号化サブブロック406に
移す必要が生じる。
【0011】このような構成の音声符号化装置301及
び音声復号化装置401の動作を説明する。
【0012】最初に、音声符号化装置301において1
チャネルの音声信号の符号化動作中に、符号化サブブロ
ック305が切り替わる動作を説明する。但し、音声符
号化装置301は図示せぬ交換局装置と接続されている
とする。
【0013】まず、1つのチャネルの音声信号符号化処
理が、第1符号化サブブロック305で行われており、
これを待機中の第2符号化サブブロック306に切り替
えるものとする。
【0014】交換局装置よりPCM音声信号伝送路31
1を介して伝送されてきたPCM音声信号がPCM音声
信号分配部303で受信され、この受信PCM音声信号
が第1符号化サブブロック305へ出力される。
【0015】第1符号化サブブロック305では、第1
符号化ブロック制御部307の制御に応じて第1音声符
号化部308が、入力されたPCM音声信号を圧縮して
高能率音声信号に変換し、この高能率音声信号を高能率
音声信号多重部304へ出力する。高能率音声信号多重
化部304は、入力された高能率音声信号を高能率音声
信号伝送路312を介して交換局装置へ出力する。
【0016】このような動作中に、第1符号化サブブロ
ック305が切り替えられる場合、音声符号化装置制御
部302から、PCM音声信号分配部303、高能率音
声信号多重部304、第1符号化サブブロック制御部3
07、第2符号化サブブロック制御部309に対して符
号化サブブロックの切替が指示される。
【0017】この切替指示を受けてPCM音声信号分配
部303は、当該PCM音声信号の出力先を第2符号化
サブブロック306に切り替える。第2符号化サブブロ
ック306では、第2符号化ブロック制御部309の制
御に応じて第2音声符号化部310が、入力されたPC
M音声信号を圧縮して高能率音声信号に変換し、この高
能率音声信号を高能率音声信号多重部304へ出力す
る。高能率音声信号多重化部304は、入力された高能
率音声信号を交換局装置へ出力する。
【0018】以上のような処理によって音声符号化装置
301の符号化サブブロックの切替が行われる。
【0019】次に、図4を参照して音声復号化装置40
1において、1チャネルの音声信号の復号化動作中に復
号化サブブロック405が切り替わる動作を説明する。
ここでは、音声復号化装置401が交換局装置と接続さ
れているとする。
【0020】まず、1つのチャネルの音声信号符号化処
理が、第1復号化サブブロック405で行われており、
これを待機中の第2復号化サブブロック406に切り替
えるものとする。
【0021】交換局装置より高能率音声信号伝送路41
1を介して伝送されてきた高能率音声信号が高能率音声
信号分配部404で受信され、この受信高能率音声信号
が第1復号化サブブロック405へ出力される。
【0022】第1復号化サブブロック405では、第1
復号化ブロック制御部407の制御に応じて第1音声復
号化部408が、入力された高能率音声信号をPCM音
声信号に変換し、このPCM音声信号をPCM音声信号
多重部404へ出力する。PCM音声信号多重部404
は、入力されたPCM音声信号をPCM音声信号伝送路
412を介して交換局装置へ出力する。
【0023】このような動作中に、第1復号化サブブロ
ック405が切り替えられる場合、復号化装置制御部4
02から、高能率音声信号分配部404、PCM音声信
号多重部404、第1復号化サブブロック制御部40
7、第2復号化サブブロック制御部409に対して復号
化サブブロックの切替が指示される。
【0024】この切替指示を受けて高能率音声信号分配
部404は、当該PCM音声信号の出力先を第2復号化
サブブロック406に切り替える。第2復号化サブブロ
ック406では、第2復号化ブロック制御部409の制
御に応じて第2音声復号化部410が、入力された高能
率音声信号をPCM音声信号に変換し、このPCM音声
信号をPCM音声信号多重部404へ出力する。PCM
音声信号多重部404は、入力されたPCM音声信号を
交換局装置へ出力する。
【0025】以上のような処理によって音声復号化装置
401の復号化サブブロックの切替が行われる。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
符号化装置301においては、ある音声チャネルを処理
している符号化サブブロック305を、保守や障害時等
に切り替える場合、切り替え時に音声信号に雑音が重畳
され、聴覚上違和感が生じる原因となる。また復号化装
置401においても、ある音声チャネルを処理している
復号化サブブロック405を切り替える場合に、切り替
え時に音声信号に雑音が重畳され、聴覚上違和感が生じ
る原因となる。
【0027】この課題に対処するために、例えば音声符
号化部308の処理状態を、切替先の音声符号化部31
0に転送すれば、上記雑音を低減させることが可能であ
る。しかし、その処理状態の情報量は大きく、その転送
機能がハードウェア及びソフトウェア共に複雑となり、
実際の装置に転送機能を設けるのは大きな負担となると
いう問題がある。
【0028】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、音声符号化手段又は音声復号化手段の現用から待
機系への切り替えを、簡単な機能で、音声信号に雑音が
重畳されないように実行することができる音声符号化装
置と音声復号化装置及び音声符号化方法と音声復号化方
法を提供することを目的とする。
【0029】
【課題を解決するための手段】本発明の音声符号化装置
は、受信されたPCM音声信号が音声の発音レベルであ
る有音状態か、前記発音レベルでない無音状態かを判定
する判定手段と、前記PCM音声信号を圧縮して高能率
音声信号に変換する符号化手段とを各々が有する複数の
符号化ブロック手段と、前記無音状態の場合に前記複数
の符号化ブロック手段の内、現用中の符号化ブロック手
段から予備側の符号化ブロック手段に切り替える制御手
段と、を具備する構成を採る。
【0030】この構成によれば、簡単な機能で、音声信
号の有音部分に雑音が重畳されることを防止又は抑制し
ながら符号化ブロック手段の切り替えを行うことができ
る。従って、現用から待機側への切替時に聴覚上違和感
を無くす又は減少させることができる。
【0031】本発明の音声符号化装置は、上記構成にお
いて、現用及び予備側の符号化ブロック手段に受信PC
M音声信号を同時に分配する分配手段を具備し、前記予
備側の符号化ブロック手段も音声符号化処理状態とする
構成を採る。
【0032】この構成によれば、予備側の符号化ブロッ
ク手段の処理状態を、現用側の符号化ブロック手段に近
づけることができるので、より音声信号の有音部分に雑
音が重畳されることを防止又は抑制しながら符号化ブロ
ック手段の切り替えを行うことができ、より聴覚上違和
感を無くす又は減少させることができる。
【0033】本発明の音声復号化装置は、受信された高
能率音声信号をPCM音声信号に変換する復号化手段
と、この手段で変換されたPCM音声信号が音声の発音
レベルである有音状態か、前記発音レベルでない無音状
態かを判定する判定手段とを各々が有する複数の復号化
ブロック手段と、前記無音状態の場合に前記複数の復号
化ブロック手段の内、現用中の復号化ブロック手段から
予備側の復号化ブロック手段に切り替える制御手段と、
を具備する構成を採る。
【0034】この構成によれば、簡単な機能で、音声信
号の有音部分に雑音が重畳されることを防止又は抑制し
ながら復号化ブロック手段の切り替えを行うことができ
る。従って、現用から待機側への切替時に聴覚上違和感
を無くす又は減少させることができる。
【0035】本発明の音声復号化装置は、上記構成にお
いて、現用及び予備側の復号化ブロック手段に受信高能
率音声信号を同時に分配する分配手段を具備し、前記予
備側の符号化ブロック手段も音声復号化処理状態とする
構成を採る。
【0036】この構成によれば、予備側の復号化ブロッ
ク手段の処理状態を、現用側の復号化ブロック手段に近
づけることができるので、より音声信号の有音部分に雑
音が重畳されることを防止又は抑制しながら復号化ブロ
ック手段の切り替えを行うことができ、より聴覚上違和
感を無くす又は減少させることができる。
【0037】本発明のディジタル信号処理装置は、上記
いずれかと同構成の音声符号化装置及び音声復号化装置
を具備する構成を採る。
【0038】この構成によれば、ディジタル信号処理装
置において、上記いずれかと同様の作用効果を得ること
ができる。
【0039】本発明の基地局制御装置は、上記いずれか
と同構成の音声符号化装置及び音声復号化装置を具備す
る構成を採る。
【0040】この構成によれば、基地局制御装置におい
て、上記いずれかと同様の作用効果を得ることができ
る。
【0041】本発明の交換局装置は、上記いずれかと同
構成の音声符号化装置及び音声復号化装置を具備する構
成を採る。
【0042】この構成によれば、交換局装置において、
上記いずれかと同様の作用効果を得ることができる。
【0043】本発明の音声符号化方法は、受信されたP
CM音声信号が音声の発音レベルである有音状態か、前
記発音レベルでない無音状態かを判定し、この判定結果
が無音状態の場合に、前記PCM音声信号を圧縮して高
能率音声信号に変換する複数の符号化手段の内、現用中
の符号化手段を予備側の符号化手段に切り替えるように
した。
【0044】この方法によれば、簡単な機能で、音声信
号の有音部分に雑音が重畳されることを防止又は抑制し
ながら符号化手段の切り替えを行うことができる。従っ
て、現用から待機側への切替時に聴覚上違和感を無くす
又は減少させることができる。
【0045】本発明の音声復号化方法は、受信された高
能率音声信号をPCM音声信号に変換し、この変換され
たPCM音声信号が音声の発音レベルである有音状態
か、前記発音レベルでない無音状態かを判定し、この判
定結果が無音状態の場合に、前記高能率音声信号を前記
PCM音声信号に変換する複数の復号化手段の内、現用
中の復号化手段を予備側の復号化手段に切り替えるよう
にした。
【0046】この方法によれば、簡単な機能で、音声信
号の有音部分に雑音が重畳されることを防止又は抑制し
ながら復号化手段の切り替えを行うことができる。従っ
て、現用から待機側への切替時に聴覚上違和感を無くす
又は減少させることができる。
【0047】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して詳細に説明する。
【0048】(実施の形態1)図1は、本発明の実施の
形態1に係る音声符号化装置の構成を示すブロック図で
ある。
【0049】この図1に示す音声符号化装置101は、
PCM音声信号を複数チャネル分収容することができ、
PCM音声信号を圧縮して高能率音声信号に変換するも
のであり、音声符号化装置制御部102と、PCM音声
信号分配部103と、複数の符号化サブブロック(ここ
では第1符号化サブブロック105及び第2符号化サブ
ブロック106の2つを有する)と、高能率音声多重部
104とを備えて構成されている。
【0050】第1符号化サブブロック105は、第1符
号化サブブロック制御部107、第1有音判定部108
及び第1音声符号化部109を備え、第2符号化サブブ
ロック106は、第2符号化サブブロック制御部11
0、第2有音判定部111及び第2音声符号化部112
を備えて構成されている。
【0051】このような構成の音声符号化装置101に
おいて、1チャネルの音声信号の符号化動作中に、符号
化サブブロック105が切り替わる動作を説明する。但
し、音声符号化装置101は図示せぬ交換局装置と接続
されているとする。
【0052】まず、1つのチャネルの音声信号符号化処
理が、第1符号化サブブロック105で行われており、
これを待機中の第2符号化サブブロック106に切り替
えるものとする。
【0053】交換局装置よりPCM音声信号伝送路11
3を介して伝送されてきたPCM音声信号がPCM音声
信号分配部103で受信され、この受信PCM音声信号
が第1符号化サブブロック105へ出力される。
【0054】第1符号化サブブロック105では、第1
符号化ブロック制御部107の制御に応じて第1有音判
定部108が、PCM音声信号の音声が音声の発音レベ
ルである有音状態か、発音レベルでない無音状態かを判
定し、この判定結果である有音/無音情報を音声符号化
装置制御部102へ出力する。
【0055】また、第1音声符号化部109が、PCM
音声信号を圧縮して高能率音声信号に変換し、この高能
率音声信号を高能率音声信号多重部104へ出力する。
高能率音声信号多重化部104は、入力された高能率音
声信号を高能率音声信号伝送路114を介して交換局装
置へ出力する。
【0056】このような動作中に、第1符号化サブブロ
ック105が切り替えられる場合、音声符号化装置制御
部102は、第1有音判定部108から入力された有音
/無音情報が無音状態を示す時に、符号化サブブロック
切替指示を行う。この指示は、PCM音声信号分配部1
03、高能率音声信号多重部104、第1符号化サブブ
ロック制御部107、第2符号化サブブロック制御部1
10に対して行われる。
【0057】その切替指示を受けたPCM音声信号分配
部103は、当該PCM音声信号の出力先を第2符号化
サブブロック106に切り替える。第2符号化サブブロ
ック106はPCM音声信号を圧縮して高能率音声信号
に変換して、高能率音声信号多重部104へ出力する。
高能率音声信号多重部104は高能率音声信号を交換局
装置へ出力する。
【0058】このように、実施の形態1の音声符号化装
置101によれば、伝送される音声信号の無音区間を判
定し、この無音区間において符号化サブブロックを現用
から待機系へ切り替えるようにした。これによって、簡
単な機能で、音声信号の有音部分に雑音が重畳されるこ
とを防止又は抑制しながら符号化サブブロックの切り替
えを行うことができる。従って、現用から待機系への切
替時に聴覚上違和感を無くす又は減少させることができ
る。
【0059】また、PCM音声信号分配部103におい
て、PCM音声信号を、現用側の第1符号化サブブロッ
ク105及び予備側の第2符号化サブブロック106に
同時に出力し、予備側の第2音声符号化部112に予め
音声符号化処理を行わせるようにしてもよい。
【0060】この場合、予備側の音声符号化部112の
処理状態を、現用側の第1音声符号化部109に近づけ
ることができるので、より音声信号の有音部分に雑音が
重畳されることを防止又は抑制しながら符号化サブブロ
ックの切り替えを行うことができ、より聴覚上違和感を
無くす又は減少させることができる。
【0061】(実施の形態2)図2は、本発明の実施の
形態2に係る音声復号化装置の構成を示すブロック図で
ある。
【0062】この図2に示す音声復号化装置201は、
高能率音声信号を複数チャネル分収容して復号化を行う
ことによってPCM音声信号に変換するものであり、音
声復号化装置制御部202と、高能率音声信号分配部2
03と、複数の復号化サブブロック(ここでは第1復号
化サブブロック205及び第2復号化サブブロック20
6を有する)と、PCM音声信号多重部204とを備え
て構成されている。
【0063】第1復号化サブブロック205は、第1復
号化サブブロック制御部207、第1有音判定部208
及び第1音声復号化部209を備え、第2復号化サブブ
ロック206は、第2復号化サブブロック制御部21
0、第2有音判定部211及び第2音声復号化部212
を備えて構成されている。
【0064】このような構成の音声復号化装置201に
おいて、1チャネルの音声信号の復号化動作中に、復号
化サブブロック205が切り替わる動作を説明する。但
し、音声復号化装置201は図示せぬ交換局装置と接続
されているとする。
【0065】まず、1つのチャネルの音声信号復号化処
理が、第1復号化サブブロック205で行われており、
これを待機中の第2復号化サブブロック206に切り替
えるものとする。
【0066】交換局装置より高能率音声信号伝送路21
3を介して伝送されてきたPCM音声信号が高能率音声
信号分配部203で受信され、この受信高能率音声信号
が第1復号化サブブロック205へ出力される。
【0067】第1復号化サブブロック205では、第1
復号化ブロック制御部207の制御に応じて第1音声復
号化部209が、高能率音声信号をPCM音声信号に変
換し、第2有音判定部208へ出力する。
【0068】第2有音判定部208は、PCM音声信号
の音声が音声の発音レベルである有音状態か、発音レベ
ルでない無音状態かを判定し、この判定結果である有音
/無音情報を音声復号化装置制御部202へ出力する。
【0069】また、PCM音声信号をPCM音声信号多
重部204へ出力する。PCM音声信号多重部204
は、入力されたPCM音声信号をPCM音声信号伝送路
214を介して交換局装置へ出力する。
【0070】このような動作中に、第1復号化サブブロ
ック205が切り替えられる場合、音声復号化装置制御
部202は、第1有音判定部208から入力された有音
/無音情報が無音状態を示す時に、復号化サブブロック
切替指示を行う。この指示は、高能率音声信号分配部2
03、PCM音声信号多重部204、第1復号化サブブ
ロック制御部207、第2復号化サブブロック制御部2
10に対して行われる。
【0071】その切替指示を受けた高能率音声信号分配
部203は、当該高能率音声信号の出力先を第2復号化
サブブロック206に切り替える。第2復号化サブブロ
ック206は高能率音声信号をPCM音声信号に変換し
て、PCM音声信号多重部204へ出力する。PCM音
声信号多重部204はPCM音声信号を交換局装置へ出
力する。
【0072】このように、実施の形態2の音声復号化装
置201によれば、伝送される音声信号の無音区間を判
定し、この無音区間において復号化サブブロックを現用
から待機系へ切り替えるようにした。これによって、簡
単な機能で、音声信号の有音部分に雑音が重畳されるこ
とを防止又は抑制しながら復号化サブブロックの切り替
えを行うことができる。従って、現用から待機系への切
替時に聴覚上違和感を無くす又は減少させることができ
る。
【0073】また、高能率音声信号分配部203におい
て、PCM音声信号を、現用側の第1復号化サブブロッ
ク205及び予備側の第2復号化サブブロック206に
同時に出力し、予備側の第2音声復号化部212に予め
音声復号化処理を行わせるようにしてもよい。
【0074】この場合、予備側の音声復号化部212の
処理状態を、現用側の第1音声復号化部209に近づけ
ることができるので、より音声信号の有音部分に雑音が
重畳されることを防止又は抑制しながら復号化サブブロ
ックの切り替えを行うことができ、より聴覚上違和感を
無くす又は減少させることができる。
【0075】なお、音声信号以外に、音声の有音/無音
が明らかな音声符号であれば、有音判定部での有音/無
音の判定が可能である。
【0076】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
音声符号化手段又は音声復号化手段の現用から待機系へ
の切り替えを、簡単な機能で、音声信号に雑音が重畳さ
れないように実行することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る音声符号化装置の
構成を示すブロック図
【図2】本発明の実施の形態2に係る音声復号化装置の
構成を示すブロック図
【図3】従来の音声符号化装置の構成を示すブロック図
【図4】従来の音声復号化装置の構成を示すブロック図
【符号の説明】
101 音声符号化装置 102 音声符号化装置制御部 103 PCM音声信号分配部 104 高能率音声多重部 105 第1符号化サブブロック 106 第2符号化サブブロック 107 第1符号化サブブロック制御部 108 第1有音判定部 109 第1音声符号化部 110 第2符号化サブブロック制御部 111 第2有音判定部 112 第2音声符号化部 113 PCM音声信号伝送路 114 高能率音声信号伝送路 201 音声復号化装置 202 音声復号化装置制御部 203 高能率音声信号分配部 204 PCM音声信号多重部 205 第1復号化サブブロック 206 第2復号化サブブロック 207 第1復号化サブブロック制御部 208 第1有音判定部 209 第1音声復号化部 210 第2復号化サブブロック制御部 211 第2有音判定部 212 第2音声復号化部 213 高能率音声信号伝送路 214 PCM音声信号伝送路

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信されたPCM音声信号が音声の発音
    レベルである有音状態か、前記発音レベルでない無音状
    態かを判定する判定手段と、前記PCM音声信号を圧縮
    して高能率音声信号に変換する符号化手段とを各々が有
    する複数の符号化ブロック手段と、前記無音状態の場合
    に前記複数の符号化ブロック手段の内、現用中の符号化
    ブロック手段から予備側の符号化ブロック手段に切り替
    える制御手段と、を具備することを特徴とする音声符号
    化装置。
  2. 【請求項2】 現用及び予備側の符号化ブロック手段に
    受信PCM音声信号を同時に分配する分配手段を具備
    し、前記予備側の符号化ブロック手段も音声符号化処理
    状態とすることを特徴とする請求項1記載の音声符号化
    装置。
  3. 【請求項3】 受信された高能率音声信号をPCM音声
    信号に変換する復号化手段と、この手段で変換されたP
    CM音声信号が音声の発音レベルである有音状態か、前
    記発音レベルでない無音状態かを判定する判定手段とを
    各々が有する複数の復号化ブロック手段と、前記無音状
    態の場合に前記複数の復号化ブロック手段の内、現用中
    の復号化ブロック手段から予備側の復号化ブロック手段
    に切り替える制御手段と、を具備することを特徴とする
    音声復号化装置。
  4. 【請求項4】 現用及び予備側の復号化ブロック手段に
    受信高能率音声信号を同時に分配する分配手段を具備
    し、前記予備側の符号化ブロック手段も音声復号化処理
    状態とすることを特徴とする請求項3記載の音声復号化
    装置。
  5. 【請求項5】 請求項1又は請求項2記載の音声符号化
    装置及び、請求項3又は請求項4記載の音声復号化装置
    を具備することを特徴とするディジタル信号処理装置。
  6. 【請求項6】 請求項1又は請求項2記載の音声符号化
    装置及び、請求項3又は請求項4記載の音声復号化装置
    を具備することを特徴とする基地局制御装置。
  7. 【請求項7】 請求項1又は請求項2記載の音声符号化
    装置及び、請求項3又は請求項4記載の音声復号化装置
    を具備することを特徴とする交換局装置。
  8. 【請求項8】 受信されたPCM音声信号が音声の発音
    レベルである有音状態か、前記発音レベルでない無音状
    態かを判定し、この判定結果が無音状態の場合に、前記
    PCM音声信号を圧縮して高能率音声信号に変換する複
    数の符号化手段の内、現用中の符号化手段を予備側の符
    号化手段に切り替えることを特徴とする音声符号化方
    法。
  9. 【請求項9】 受信された高能率音声信号をPCM音声
    信号に変換し、この変換されたPCM音声信号が音声の
    発音レベルである有音状態か、前記発音レベルでない無
    音状態かを判定し、この判定結果が無音状態の場合に、
    前記高能率音声信号を前記PCM音声信号に変換する複
    数の復号化手段の内、現用中の復号化手段を予備側の復
    号化手段に切り替えることを特徴とする音声復号化方
    法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011180466A (ja) * 2010-03-03 2011-09-15 Nec Corp 音声復号化切替え装置、音声復号化切替えシステム及びそれらに用いる音声復号化切替え方法
US10811020B2 (en) 2015-12-02 2020-10-20 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Voice signal decoding device and voice signal decoding method

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