JP2001331940A - 光ディスク記録方法および光ディスク記録装置並びに光ディスク - Google Patents
光ディスク記録方法および光ディスク記録装置並びに光ディスクInfo
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Abstract
て本番の記録を高品位に行えるようにする。 【解決手段】光ディスク10の本番の記録に先立ち、光
ディスク10のプログラム領域18よりも外周側の外周
側テスト領域22aで、所定の線速度に制御して記録パ
ワーを順次変化させてテスト記録を複数回繰り返し行
う。該外周側テスト領域での複数回のテスト記録の再生
信号に基づき、該線速度における適正な記録パワー値を
求める。光ディスク10の本番の記録時に、該求められ
た記録パワー値に基づき、線速度に応じて記録パワーを
適正な値に制御して記録を行う。
Description
レコーダブル)ディスク、CD−RW(CDリライタブ
ル)ディスク等の記録可能型光ディスクの記録方法およ
び記録装置並びに光ディスクに関し、テスト記録で光ビ
ームの適正な記録パワーを高精度に求めて、本番の記録
を高品位に行えるようにしたものである。
(CLV)記録型光ディスクの記録方法として、標準の
線速度(1倍速)よりも高い線速度で記録する高速記録
が用いられている。
ては、光ディスクの内周側ほどスピンドル回転数が高く
なり、例えば16倍速では8000rpm以上にもな
る。このため、ドライブの自励振動が大きくなる(特
に、偏重心ディスクの場合)。光ディスクの記録に際し
ては、予めテスト記録によるOPC(Optimum Power Con
trol:記録ビームの最適記録パワー調整)が行われる
が、従来のテスト記録はディスク最内周のPCA(Powe
r Calibration Area:パワー較正領域)で行われていた
ため、高速記録の場合、テスト記録時のスピンドル回転
数が非常に高くなる。このため、ドライブの自励振動に
よりテスト記録が不安定になって、OPCを高精度に行
うことができなくなり、この結果本番の記録を高品位に
行えなくなる。
に、ディスク内周側ほどスピンドル回転数が高くなり、
自励振動によってピット形成が不安定になる。また、ハ
ードディスクに一旦イメージファイルを作成することな
く別のCD−ROMドライブからCD−R(RW)ドラ
イブに書き込みを行ういわゆるオンザフライ書き込みを
高速で行う場合、CD−ROMドライブを回転速度一定
(CAV)で高速再生させ、CD−R(RW)ドライブ
を線速度一定で高速記録させて記録を行う方法がある
が、このときCAV再生されているCD−ROMドライ
ブの線速度は、外周側では32倍速位あっても内周側で
は16倍速位しかなく、内周側の再生時にデータ転送が
間に合わなくなり、いわゆるバッファアンダーランが生
じて書き込みが失敗することがある。
として、CD−R(RW)の記録を、図2に示すよう
に、内周側はCAVで行い、外周側はCLVで行う方法
が考えられている。すなわち、プログラム領域の最内周
位置で線速度が例えば12倍速に相当する回転数でCA
V記録を開始し、この回転数で線速度が例えば16倍速
に達したら、以後16倍速でCLV記録を行う。このよ
うにCAV記録とCLV記録を切り換えることにより、
最大回転数が抑えれられて自励振動が抑制され、かつオ
ンザフライ書き込みの失敗が防止される。
換えて記録を行う方法では、CAV記録時に線速度が変
化するため、記録レーザ光の最適記録パワーが順次変化
する。このため、本番の記録に先立ってテスト記録で行
われるOPCを、例えば該CAV記録の線速度初期値
(最低線速度)と線速度最終値(最高線速度)について
それぞれ行って、これら両線速度における最適記録パワ
ーを求める。本願の記録時には、CAV記録を行う領域
では、各位置の記録パワーを、該各位置の線速度に応じ
て、前記線速度初期値および線速度最終値について求め
られた最適記録パワーを内挿して求めてその値に制御
し、CLV記録を行う領域では、CAV記録の線速度最
終値における最適記録パワーを維持して記録を行う。こ
のようにCAV記録とCLV記録を切り換えて記録を行
う方法では、OPCをディスク最内周のPCA領域で行
うと、線速度最終値でのOPCを高い回転数で行わなけ
ればならなくなり、内周側をCAV記録にして最大回転
数を抑えるようにした意味が失われる。
で、テスト記録で光ビームの適正な記録パワーを高精度
に求めて、本番の記録を高品位に行えるようにした光デ
ィスク記録方法および記録装置並びに光ディスクを提供
しようとするものである。
録方法は、光ディスクの本番の記録に先立ち、該光ディ
スクのプログラム領域よりも外周側の外周側テスト領域
で、所定の線速度に制御して記録パワーを順次変化させ
て行うテスト記録を複数回繰り返し行い、該外周側テス
ト領域での複数回のテスト記録の再生信号に基づき、該
線速度における適正な記録パワー値を求め、前記光ディ
スクの本番の記録時に、前記所定の線速度で前記適正な
記録パワー値に制御し、または別の線速度で前記適正な
記録パワー値に基づき求められる適正な記録パワー値に
制御して記録を行うものである。
光ディスクのプログラム領域よりも外周側の外周側テス
ト領域でテスト記録を行うようにしたので、線速度が高
い場合でも比較的低い回転数でテスト記録を行うことが
できる。したがって、ドライブの振動を抑制して、テス
ト記録を正確に行って、該線速度での適正記録パワーを
高精度に求めることができる。また、ディスクの外周側
の部分はユーザのハンドリングによって傷や指紋が付き
やすく、その影響で適正記録パワーの測定に誤差が生じ
る可能性がある。そこで、この発明の記録方法では、外
周側テスト領域でのテスト記録を複数回繰り返し行い、
該外周側テスト領域での複数回のテスト記録の再生信号
に基づき、該線速度における適正な記録パワー値を求め
るようにしている。これにより、外周側テスト領域での
適正記録パワーの測定をより高精度化している。
側テスト領域での複数回のテスト記録の再生信号に基づ
き、再生信号品位に関する所定のパラメータが適正値と
なる記録パワー値を各回のテスト記録ごとに求め、該各
回のテスト記録ごとに求められた記録パワー値に基づき
前記所定の線速度における適正な記録パワー値を求める
ことができる。その場合、例えば前記外周側テスト領域
での複数回のテスト記録ごとに求められた記録パワー値
のうち異常値を除外して残りの平均値を求めて、該値を
前記所定の線速度における適正な記録パワー値として求
めることができる。
品位に関する所定のパラメータが適正値となる記録パワ
ー値は高くなる。また、ディスク外周側は内周側に比べ
て面振れの影響が大きく、該面振れによりディスク面と
光ビーム光軸とのなす角度が直角からずれると、再生信
号品位に関する所定のパラメータが適正値となる記録パ
ワー値は高くなる。そこで、平均値を求めるのに代え
て、前記外周側テスト領域での複数回のテスト記録ごと
に求められた記録パワー値のうち最小値を求めて、該値
を前記所定の線速度における適正な記録パワー値として
求めることもできる。
テスト記録を、前記光ディスクの周方向に順次ずらした
領域で行うことにより、複数回の測定で毎回同じ傷や指
紋の影響を受けるのを防止することができる。また、前
記外周側テスト領域は、例えばインフォメーション領域
の外周側の部分のうち、プログラム領域の最大可能外周
位置から所定のリードアウト領域分を確保した残りの領
域に設定することができる。
スクを、適宜の径方向位置を境に、その内周側で回転速
度一定に制御し、外周側で該回転速度一定制御における
線速度最終値で線速度一定に制御して本番の記録を行う
光ディスク記録方法において、前記光ディスクの本番の
記録に先立ち、該光ディスクのプログラム領域よりも内
周側の内周側テスト領域で、前記回転速度一定制御記録
における線速度初期値で線速度一定に制御し記録パワー
を順次変化させてテスト記録を1回行い、かつ該光ディ
スクの前記プログラム領域よりも外周側の外周側テスト
領域で、前記回転速度一定制御記録における線速度最終
値で線速度一定に制御し記録パワーを順次変化させてテ
スト記録を複数回繰り返し行い、前記内周側テスト領域
での1回のテスト記録の再生信号に基づき、再生信号品
位に関する所定のパラメータが適正値となる記録パワー
値を求めて、該値を前記回転速度一定制御記録の線速度
初期値における記録パワー値として設定し、前記外周側
テスト領域での複数回のテスト記録の再生信号に基づ
き、前記パラメータが適正値となる記録パワー値を各回
のテスト記録ごとに求め、該各回のテスト記録ごとに求
められた記録パワー値に基づき適正な記録パワー値を求
めて、該値を前記回転速度一定制御記録の線速度最終値
および前記線速度一定制御記録における記録パワー値と
して設定し、前記光ディスクの本番の記録時に、前記回
転速度一定制御記録を行う領域では、記録パワー値を、
各位置の線速度に応じて、前記線速度初期値における記
録パワー値として設定された値と前記線速度最終値にお
ける記録パワー値として設定された値を内挿して求めて
その値に制御し、前記線速度一定制御記録を行う領域で
は、記録パワー値を前記線速度一定制御記録における記
録パワー値として設定された値に制御して記録を行うも
のである。
のプログラム領域よりも内周側の内周側テスト領域で、
回転速度一定制御記録における線速度初期値で線速度一
定に制御し記録パワーを順次変化させてテスト記録を行
い、該光ディスクのプログラム領域よりも外周側の外周
側テスト領域で、回転速度一定制御記録における線速度
最終値で線速度一定に制御し記録パワーを順次変化させ
てテスト記録を行うようにしたので、線速度最終値での
テスト記録を比較的低い回転数で行うことができる。し
たがって、線速度最終値でのテスト記録を正確に行っ
て、該線速度最終値での適正記録パワーを高精度に求め
て、本番の記録時に各径方向位置で適正な記録パワーに
制御して記録を行うことができる。また、ディスクの外
周側の部分はユーザのハンドリングによって傷や指紋が
付きやすく、その影響で適正記録パワーの測定に誤差が
生じる可能性がある。そこで、この発明の記録方法で
は、外周側テスト領域でのテスト記録を複数回繰り返し
行い、各回のテスト記録ごとに求められた記録パワー値
に基づき適正な記録パワー値を求めて、該値を回転速度
一定制御記録の線速度最終値および前記線速度一定制御
記録における記録パワー値として設定するようにしてい
る。これにより、外周側テスト領域での適正記録パワー
の測定をより高精度化している。
側テスト領域での複数回のテスト記録ごとに求められた
記録パワー値のうち異常値を除外して残りの平均値を求
めて、該値を前記回転速度一定制御記録の線速度最終値
および前記線速度一定制御記録における記録パワー値と
して設定することができる。また例えば、前記外周側テ
スト領域での複数回のテスト記録ごとに求められた記録
パワー値のうち最小値を求めて、該値を前記回転速度一
定制御記録の線速度最終値および前記線速度一定制御記
録における記録パワー値として設定することもできる。
また、前記外周側テスト領域での複数回のテスト記録
を、前記光ディスクの周方向に順次ずらした領域で行う
ことにより、複数回の測定で毎回同じ傷や指紋の影響を
受けるのを防止することができる。また、外周側テスト
領域は、例えばインフォメーション領域の外周側の部分
のうち、プログラム領域の最大可能外周位置から所定の
リードアウト領域分を確保した残りの領域に設定するこ
とができる。
スクを、適宜の径方向位置を境に、その内周側で回転速
度一定に制御し、外周側で該回転速度一定制御における
線速度最終値で線速度一定に制御して本番の記録を行う
光ディスク記録装置であって、前記光ディスクを回転駆
動するディスクサーボと、該光ディスクに光ビームを照
射して記録および再生を行う光ピックアップと、該光ピ
ックアップから出射する光ビームのパワーを制御する光
パワー制御部と、該光ピックアップで検出される再生信
号に基づき、再生信号品位に関する所定のパラメータ値
を求める信号品位検出部と、システム制御部とを具備
し、該システム制御部は、前記光ディスクの本番の記録
に先立ち、該光ディスクのプログラム領域よりも内周側
の内周側テスト領域で、前記回転速度一定制御記録にお
ける線速度初期値で線速度一定に制御し記録パワーを順
次変化させてテスト記録を1回行い、かつ該光ディスク
の前記プログラム領域よりも外周側の外周側テスト領域
で、前記回転速度一定制御記録における線速度最終値で
線速度一定に制御し記録パワーを順次変化させてテスト
記録を複数回繰り返し行い、前記内周側テスト領域での
1回のテスト記録の再生信号に基づき、再生信号品位に
関する所定のパラメータが適正値となる記録パワー値を
求めて、該値を前記回転速度一定制御記録の線速度初期
値における記録パワー値として設定し、前記外周側テス
ト領域での複数回のテスト記録の再生信号に基づき、前
記パラメータが適正値となる記録パワー値を各回のテス
ト記録ごとに求め、該各回のテスト記録ごとに求められ
た記録パワー値に基づき適正な記録パワー値を求めて、
該値を前記回転速度一定制御記録の線速度最終値および
前記線速度一定制御記録における記録パワー値として設
定し、前記光ディスクの本番の記録時に、前記回転速度
一定制御記録を行う領域では、記録パワー値を、各位置
の線速度に応じて、前記線速度初期値における記録パワ
ー値として設定された値と前記線速度最終値における記
録パワー値として設定された値を内挿して求めてその値
に制御し、前記線速度一定制御記録を行う領域では、記
録パワー値を前記線速度一定制御記録における記録パワ
ー値として設定された値に制御するものである。
テム制御部が、前記外周側テスト領域での複数回のテス
ト記録ごとに求められた記録パワー値のうち異常値を除
外して残りの平均値を求めて、該値を前記回転速度一定
制御記録の線速度最終値および前記線速度一定制御記録
における記録パワー値として設定することができる。ま
た例えば、前記システム制御部が、前記外周側テスト領
域での複数回のテスト記録ごとに求められた記録パワー
値のうち最小値を求めて、該値を前記回転速度一定制御
記録の線速度最終値および前記線速度一定制御記録にお
ける記録パワー値として設定することもできる。また、
前記システム制御部が、前記外周側テスト領域での複数
回のテスト記録を、前記光ディスクの周方向に順次ずら
した領域で行うことにより、複数回の測定で毎回同じ傷
や指紋の影響を受けるのを防止することができる。ま
た、前記システム制御部は、前記外周側テスト領域を、
例えばインフォメーション領域の外周側の部分のうち、
プログラム領域の最大可能外周位置から所定のリードア
ウト領域分を確保した残りの領域に設定することができ
る。
よりも内周側に内周側テスト領域を形成し、該プログラ
ム領域よりも外周側に前記内周側テスト領域よりも広い
領域の外周側テスト領域を形成したものである。これに
よれば、内周側テスト領域での1回のテスト記録と外周
側テスト領域での複数回のテスト記録を行う1組のOP
Cを所要回数分実行することができる。
する。はじめに、この発明による線速度一定記録型光デ
ィスクの領域分割例を図3に示す。これは、CD−R
(RW)規格のディスクのインフォメーション領域16
の外周側の部分にテスト領域を設定したものである。光
ディスク10の直径46〜50mmの区間がリードイン
領域14として用意され、それよりも内周側に内周側P
CA領域12が用意されている。内周側PCA領域12
は、テスト領域12aとカウント領域12bで構成され
ている。テスト領域12aにはOPCのテスト記録が行
われる。このテスト記録は、例えば1回のテスト記録を
記録パワーを15段階に変化させて行い、1つの記録パ
ワーにつき1サブコードフレーム分(これに限らない)
のEFM信号を記録し、合計15サブコードフレーム分
のEFM信号を記録して行われる。テスト領域12aに
は、このテスト記録を例えば100回分(1回のOPC
でテスト記録を1回行うので、OPC100回分)行う
容量(例えば1500サブコードフレーム)が割り当て
られている。カウント領域12bにはOPCが行われる
ごとに1サブコードフレーム分のEFM信号が記録され
る。カウント領域12bには、テスト領域12aと同じ
OPC回数分の容量(例えばOPC100回分であれ
ば、100サブコードフレーム)が割り当てられてい
る。OPCを行う際には、予めカウント領域12bのE
FM信号がどこまで記録されているかを検出して、今回
のテスト記録をテスト領域12a内のどこから行うべき
かが判断される。
ム領域18が用意され、該プログラム領域18の最大可
能外周位置18eに隣接してその外周側に残余領域20
が用意されている。インフォメーション領域16全体の
トラック(プリグルーブ)のウォブルには、ATIP情
報として、時間情報が記録されている。ATIP時間情
報は、プログラム領域18の開始位置を基点として、そ
の外周側ではインフォメーション領域16の外周側端部
まで連続した(単純に増加する)値が記録され、内周側
ではインフォメーション領域16の内周側端部まで連続
した(単純に減少する)値が記録されている。リードア
ウト領域はプログラム領域18の終端部(記録を閉じた
位置)の直後に形成される。プログラム領域18が最大
可能外周位置18e付近まで形成(記録)された場合に
は、リードアウト領域はその外側の残余領域20まで入
り込んで形成されることになる。リードアウト領域は最
低1.5分の容量を確保する必要があり、残余領域20
からこのリードアウト領域分を除いた残りの領域を外周
側PCA領域22として利用する。外周側PCA領域2
2は内周側PCA領域12よりも広い領域が確保されて
いる。既存のCD−R(RW)ディスクにおいても、残
余領域20は4〜5分程度存在するので、外周側PCA
領域22を十分広く確保することができる。なお、既存
のCD−R(RW)ディスクを用いるほか、内周側PC
A領域12および外周側PCA領域22を形成した専用
の光ディスクとして構成したものを用いることもでき
る。
aとカウント領域22bで構成されている。図3の例で
は、カウント領域22bが内周側、テスト領域22aが
外周側に配置されているが、これとは逆に、カウント領
域22bが外周側、テスト領域22aが内周側に配置さ
れていてもよい。テスト領域22aではOPCのテスト
記録が行われる。このテスト記録は、例えば1回のテス
ト記録を記録パワーを15段階に変化させて行い、1つ
の記録パワーにつき1サブコードフレーム分のEFM信
号を記録し、合計15サブコードフレーム分のEFM信
号を記録して行われる。テスト領域22aには、OPC
を内周側テスト領域12aと同じ回数分行える容量が割
り当てられている。例えば、OPCを100回分とし、
1回のOPCでテスト記録を4回繰り返し行う場合に
は、合計でテスト記録を400回行う容量(例えば60
00サブコードフレーム)がテスト領域22aに割り当
られる。カウント領域22bにはテスト記録が行われる
ごとに1サブコードフレーム分のEFM信号が記録され
る。カウント領域22bには、テスト領域22aと同じ
OPC回数分の容量(例えばOPC100回分で、1回
のOPCにつき4回のテスト記録を行う場合には、40
0サブコードフレーム)が割り当てられている。OPC
を行う際には、予めカウント領域22bのEFM信号が
どこまで記録されているかを検出して、今回のテスト記
録をテスト領域22a内のどこから行うべきかが判断さ
れる。
態を図4に示す。光ディスク10はスピンドルモータ2
4で回転駆動される。スピンドルモータ24の回転数は
周波数発生器26で検出される。光ピックアップ28
は、光ディスク10にレーザ光を照射して、情報の記録
および再生を行う。光ピックアップ28の戻り光受光信
号(EFM信号)は、RFアンプ30に供給される。ア
ドレス検出回路32はEFM信号からウォブル信号成分
を抽出し、さらにこのウォブル信号成分に含まれるAT
IP情報を復号する。ATIP情報には、各位置の時間
情報(アドレス情報)が含まれている。β検出回路34
は、EFM信号波形から再生信号品位に関するパラメー
タとしてβ(アシンメトリ)値を算出する。エンベロー
プ検出回路36はEFM信号のエンベロープを検出す
る。このエンベロープ検出は、OPCを行う際に、予め
カウント領域12b、22b(図3)のどこまでEFM
信号が記録されているかを検出するのに用いられる。デ
コーダ38はEFM信号をEFM復調して再生データを
得る。
回転制御および光ピックアップ28のフォーカス、トラ
ッキング、送りの各制御を行う。スピンドルモータ24
の制御は、径方向位置に応じてCAV制御とCLV制御
を切り換えて行う。CAV制御は、周波数発生器26で
検出される回転数が、設定された回転数に一致するよう
にスピンドルモータ24を制御することにより行われ
る。CLV制御は、EFM信号から検出されるウォブル
信号が、設定された線速度倍率になるようにスピンドル
モータ24を制御することにより行われる。レーザドラ
イバ42は光ピックアップ28内のレーザ源を駆動す
る。光パワー制御回路44はレーザドライバ42を制御
して、記録時(テスト記録時および本番の記録時)およ
び再生時のレーザパワーを制御する。記録データはエン
コーダ46でEFM変調され、ストラテジ回路48で時
間軸が補正処理されて、レーザドライバ42のレーザ駆
動信号を変調する。この変調されたレーザ駆動信号で光
ピックアップ28のレーザ源を駆動することにより、情
報の記録が行われる。再生時は、レーザドライバ42は
光ピックアップ28のレーザ源を所定の再生パワーで駆
動する。システム制御回路50(CPU)は、この光デ
ィスク記録装置全体を制御する。
(テスト記録時および本番の記録時)の制御について説
明する。図5において、(a)は光ディスク10のプロ
グラム領域18(図3)に本番の記録をする際の線速度
(倍率)の変化を示し、(b)はその時の記録パワーの
変化を示す。ここでは、ディスクの内周側では、プログ
ラム領域18の最内周位置での線速度倍率が12倍速に
相当する回転数でCAV記録し、その回転数で線速度倍
率が16倍速に達したら、それ以降リードアウト領域の
最外周位置まで16倍速でCLV記録するものとする。
このとき、記録パワーは各線速度における最適記録パワ
ーに制御される。すなわち、CAV記録領域では当初の
記録パワー値P12xから、線速度に応じて記録パワー
は上昇し、CLV記録領域ではCAV記録領域での最終
記録パワー値P16xに保持される。本番の記録に先立
ち行われるOPCでは、内周側PCA領域12(図3)
で線速度初期値(12倍速)での最適記録パワー値P
12xが求められ、次いで外周側PCA領域22で線速
度最終値(16倍速)での最適記録パワー値P16xが
求められる(最適記録パワー値P12x、P16xを求
める順序は逆であってもよい。)。
4のシステム制御回路50によるOPCの制御フローの
一例を図1に示す。線速度倍率初期値として12倍速、
線速度倍率最終値として16倍速をそれぞれ設定する
(S1)。OPCが開始されると、光ピックアップ28
は内周側PCA領域12に移動する(S2)。ここで
は、まずカウント領域12bをトレースし、エンベロー
プ検出回路36の検出波形に基づきカウント領域12b
内の記録済み終端部を検出し、OPCの残り回数をチェ
ックする。そして、検出された残り回数に基づき、テス
ト領域12aにおける今回のテスト記録の開始位置を指
定し、その位置に光ビームを位置決めする。その位置で
ウォブル信号に基づき、線速度倍率を初期値(12倍
速)に制御し、記録パワーを例えば図6に示すように1
サブコードフレームごと15段階に変化させて(図6の
例では記録パワーを最高値から徐々に低下させている
が、逆に最低値から徐々に増大させることもできる。)
EFM信号のテスト記録を1回行う(S3)。テスト記
録後これを再生して、β検出回路34で各記録パワーに
おけるアシンメトリ値βを算出する。アシンメトリ値β
は再生EFM信号波形のピークレベル(符号は+)を
a、ボトムレベルをb(符号は−)とすると(a+b)
/(a−b)で求まる。そして、最適とされるアシンメ
トリ値に最も近いアシンメトリ値が得られる記録パワー
を選択して(または、各段階の記録パワーにおけるアシ
ンメトリ値から、最適とされるアシンメトリ値における
記録パワーを補間により求めて)、それを線速度倍率初
期値における最適記録パワー値P12xとする(S
4)。最適記録パワー値P12xが求まったら、カウン
ト領域12bの指定のアドレスに、EFM信号を該パワ
ー値P12xで1サブコードフレーム分12倍速記録し
て、テスト領域12aを1回分使用したことをマーキン
グする。
A領域22に移動する(S5)。ここでは、まずカウン
ト領域22bをトレースし、エンベロープ検出回路36
の検出波形に基づきカウント領域22b内の記録済み終
端部を検出し、OPCの残り回数をチェックする。そし
て、検出された残り回数に基づき、テスト領域22aに
おける今回のテスト記録の開始位置を指定し、その位置
に光ビームを位置決めする。その位置でウォブル信号に
基づき、線速度倍率を最終値(16倍速)に制御し、記
録パワーを例えば図6に示すように1サブコードフレー
ムごと15段階に変化させてEFM信号のテスト記録を
行う(S6)。このテスト記録は4回繰り返し行われる
(つまり、図6の動作が4回繰り返される。)。テスト
記録が、ディスク固有の線速度がv0の光ディスクにつ
いて、直径rの位置で、各回につき15サブコードフレ
ームずつ行われるとすると、1回のテスト記録当たりの
記録角度θは、次式で与えられる。 θ=(15v0/75・2πr)・360 これによれば、例えば直径59mmの位置でテスト記録が
行われたとすると、記録角度θは光ディスクの固有の線
速度v0に応じて、次表のようになる。 光ディスク固有の線速度(v0) 記録角度(θ) 1.2m/秒 233度 1.3m/秒 252度 1.4m/秒 272度 図7は、固有の線速度が1.3m/秒の光ディスクにつ
いてテスト記録したときの各回のテスト記録の光ディス
ク周方向の記録範囲(1回当たり252度)を示したも
のである。これによれば、記録範囲が順次周方向にずれ
ていくので、4回の測定で毎回同じ傷や指紋の影響を受
けるのが防止される。1.2m/秒の光ディスクや1.
4m/秒の光ディスクでも同様である。
して、β検出回路34で各回ごとに各記録パワーにおけ
るアシンメトリ値βを算出する。そして、4回のテスト
記録ごとに、最適とされるアシンメトリ値に最も近いア
シンメトリ値が得られる記録パワーを選択して求め(ま
たは、各段階の記録パワーにおけるアシンメトリ値か
ら、最適とされるアシンメトリ値における記録パワーを
補間して求め)、これら4回のテスト記録ごとに求めら
れた記録パワー値に基づき、傷や指紋等の影響を排除し
て、線速度倍率最終値における最適記録パワー値P
16xを求める(S7)。その方法としては、例えばこ
れら4つの記録パワー値のうち異常値(例えば期待値を
大きく外れる値)を除外し残りを平均した値を最適記録
パワー値P16 xとしたり、あるいは4つの記録パワー
値のうち異常値を除外したうちの最小値を最適記録パワ
ー値P16xとすることができる。最適記録パワー値P
16xが求まったら、カウント領域22bの指定のアド
レスに、EFM信号を該パワー値P16xで4サブコー
ドフレーム分16倍速記録して、テスト領域22aを4
回分使用したことをマーキングする。これで、OPCの
全工程は終了し(S8)、本番の記録が可能となる。
れた線速度倍率初期値における最適記録パワー値P
12xと、線速度倍率最終値における最適記録パワー値
P16xに基づき、CAV記録領域における適宜の最適
記録パワー特性として、図5(b)の両最適記録パワー
値P12x、P16x間を内挿する特性 P(r)=a・r+b (ここでは一次関数を用いたが、これに限るものではな
い。)が予め求められ、該特性に基づき記録パワーが制
御され、またディスク回転が制御される。すなわち、記
録位置がCAV記録領域内にある時は、ディスク回転を
固定の回転数(プログラム領域18の最内周位置での線
速度倍率が12倍速に相当する回転数)にCAV制御
し、記録パワーを各時点の半径位置rに応じて上記最適
記録パワー特性P(r)から求めて制御して、記録を行
う。また、記録位置がCLV記録領域内にある時は、デ
ィスク回転を16倍速にCLV制御し、記録パワーを線
速度倍率最終値における最適記録パワー値P16xに固
定して記録を行う。
期値および線速度最終値の設定方法としては、例えばユ
ーザが、該ドライブが接続されているコンピュータの画
面上で、これら線速度初期値および線速度最終値を線速
度倍率で入力する(例えば線速度初期値を「12倍速」
に設定し、線速度最終値を「16倍速」に設定する等)
方法がある。あるいは、ドライブ側に最大回転数(例え
ば6000rpm等)を予め設定しておき、ユーザが、
該ドライブが接続されているコンピュータの画面上で記
録速度倍率(例えば「16倍速」等)を入力すると、コ
ンピュータあるいはドライブが、該設定された記録速度
倍率で記録した場合に丁度設定された最大回転数となる
径方向位置を演算で求め、該求められた径方向位置を境
に、その内周側では該設定された最大回転数でCAV記
録し、外周側では該設定された線速度倍率でCLV記録
するように制御する場合には、コンピュータあるいはド
ライブが自動で該CAV記録による最内周位置での線速
度を線速度初期値として設定し、該CAV記録による最
外周位置での線速度を線速度最終値として設定すること
ができる。
域でのテスト記録の繰り返し回数を4回としたが、これ
に限るものではなく、2回以上であれば何回に設定して
もよい。また、上記実施の形態ではインフォメーション
領域のうちプログラム領域の記録にこの発明の記録方法
を適用した場合について説明したが、リードイン領域、
プログラム領域、リードアウト領域の全体の記録{さら
に、リードイン領域と内周側PCA領域との間のPMA
領域(Program Memory Area)の記録を含ませることも
できる。}にこの発明の記録方法を適用することができ
る。この場合、線速度初期値をリードイン領域の開始位
置(または、PMA領域の開始位置)での線速度とする
ことができる。また、この発明はCD−R(RW)ディ
スクの記録に限らず、DVD−Rその他の規格の光ディ
スクの記録にも適用することができる。また、信号品位
に関するパラメータは、アシンメトリβに限るものでな
く、エラーレート、ジッタその他のパラメータを用いる
こともできる。また、この発明の方法は、CAV記録と
CLV記録を切り換える場合のみならず、CAV記録の
みあるいはCLV記録のみ行う場合にも適用することが
できる。
で、図5のように本番の記録を行う場合の、図4のシス
テム制御回路50によるOPCの制御フローの一例を示
す図である。
外周側はCLVで行う方法における線速度および回転数
の特性図である。
の領域分割例を示すディスク径方向の断面図である。
を示すブロック図である。
際の線速度(倍率)の変化を示す特性図、(b)はその
時の記録パワーの変化を示す特性図である。
階的変化を示す図である。
ついてテスト記録したときの各回のテスト記録の光ディ
スク周方向の記録範囲を示した図である。
インフォメーション領域、18…プログラム領域、22
a…外周側テスト領域、28…光ピックアップ、34…
β検出回路(信号品位検出部)、44…光パワー制御回
路(光パワー制御部)、50…システム制御回路(シス
テム制御部)。
Claims (17)
- 【請求項1】光ディスクの本番の記録に先立ち、該光デ
ィスクのプログラム領域よりも外周側の外周側テスト領
域で、所定の線速度に制御して記録パワーを順次変化さ
せて行うテスト記録を複数回繰り返し行い、 該外周側テスト領域での複数回のテスト記録の再生信号
に基づき、該線速度における適正な記録パワー値を求
め、 前記光ディスクの本番の記録時に、前記所定の線速度で
前記適正な記録パワー値に制御し、または別の線速度で
前記適正な記録パワー値に基づき求められる適正な記録
パワー値に制御して記録を行う光ディスク記録方法。 - 【請求項2】前記外周側テスト領域での複数回のテスト
記録の再生信号に基づき、再生信号品位に関する所定の
パラメータが適正値となる記録パワー値を各回のテスト
記録ごとに求め、該各回のテスト記録ごとに求められた
記録パワー値に基づき前記所定の線速度における適正な
記録パワー値を求める請求項1記載の光ディスク記録方
法。 - 【請求項3】前記外周側テスト領域での複数回のテスト
記録ごとに求められた記録パワー値のうち異常値を除外
して残りの平均値を求めて、該値を前記所定の線速度に
おける適正な記録パワー値として求める請求項2記載の
光ディスク記録方法。 - 【請求項4】前記外周側テスト領域での複数回のテスト
記録ごとに求められた記録パワー値のうち最小値を求め
て、該値を前記所定の線速度における適正な記録パワー
値として求める請求項2記載の光ディスク記録方法。 - 【請求項5】前記外周側テスト領域での複数回のテスト
記録を、前記光ディスクの周方向に順次ずらした領域で
行う請求項1から4のいずれかに記載の光ディスク記録
方法。 - 【請求項6】前記外周側テスト領域を、インフォメーシ
ョン領域の外周側の部分のうち、プログラム領域の最大
可能外周位置から所定のリードアウト領域分を確保した
残りの領域に設定してなる請求項1から5のいずれかに
記載の光ディスク記録方法。 - 【請求項7】光ディスクを、適宜の径方向位置を境に、
その内周側で回転速度一定に制御し、外周側で該回転速
度一定制御における線速度最終値で線速度一定に制御し
て本番の記録を行う光ディスク記録方法において、 前記光ディスクの本番の記録に先立ち、該光ディスクの
プログラム領域よりも内周側の内周側テスト領域で、前
記回転速度一定制御記録における線速度初期値で線速度
一定に制御し記録パワーを順次変化させてテスト記録を
1回行い、かつ該光ディスクの前記プログラム領域より
も外周側の外周側テスト領域で、前記回転速度一定制御
記録における線速度最終値で線速度一定に制御し記録パ
ワーを順次変化させてテスト記録を複数回繰り返し行
い、 前記内周側テスト領域での1回のテスト記録の再生信号
に基づき、再生信号品位に関する所定のパラメータが適
正値となる記録パワー値を求めて、該値を前記回転速度
一定制御記録の線速度初期値における記録パワー値とし
て設定し、 前記外周側テスト領域での複数回のテスト記録の再生信
号に基づき、前記パラメータが適正値となる記録パワー
値を各回のテスト記録ごとに求め、該各回のテスト記録
ごとに求められた記録パワー値に基づき適正な記録パワ
ー値を求めて、該値を前記回転速度一定制御記録の線速
度最終値および前記線速度一定制御記録における記録パ
ワー値として設定し、 前記光ディスクの本番の記録時に、前記回転速度一定制
御記録を行う領域では、記録パワー値を、各位置の線速
度に応じて、前記線速度初期値における記録パワー値と
して設定された値と前記線速度最終値における記録パワ
ー値として設定された値を内挿して求めてその値に制御
し、前記線速度一定制御記録を行う領域では、記録パワ
ー値を前記線速度一定制御記録における記録パワー値と
して設定された値に制御して記録を行う光ディスク記録
方法。 - 【請求項8】前記外周側テスト領域での複数回のテスト
記録ごとに求められた記録パワー値のうち異常値を除外
して残りの平均値を求めて、該値を前記回転速度一定制
御記録の線速度最終値および前記線速度一定制御記録に
おける記録パワー値として設定する請求項7記載の光デ
ィスク記録方法。 - 【請求項9】前記外周側テスト領域での複数回のテスト
記録ごとに求められた記録パワー値のうち最小値を求め
て、該値を前記回転速度一定制御記録の線速度最終値お
よび前記線速度一定制御記録における記録パワー値とし
て設定する請求項7記載の光ディスク記録方法。 - 【請求項10】前記外周側テスト領域での複数回のテス
ト記録を、前記光ディスクの周方向に順次ずらした領域
で行う請求項7から9のいずれかに記載の光ディスク記
録方法。 - 【請求項11】前記外周側テスト領域を、インフォメー
ション領域の外周側の部分のうち、プログラム領域の最
大可能外周位置から所定のリードアウト領域分を確保し
た残りの領域に設定してなる請求項7から10のいずれ
かに記載の光ディスク記録方法。 - 【請求項12】光ディスクを、適宜の径方向位置を境
に、その内周側で回転速度一定に制御し、外周側で該回
転速度一定制御における線速度最終値で線速度一定に制
御して本番の記録を行う光ディスク記録装置であって、 前記光ディスクを回転駆動するディスクサーボと、 該光ディスクに光ビームを照射して記録および再生を行
う光ピックアップと、 該光ピックアップから出射する光ビームのパワーを制御
する光パワー制御部と、 該光ピックアップで検出される再生信号に基づき、再生
信号品位に関する所定のパラメータ値を求める信号品位
検出部と、 システム制御部とを具備し、 該システム制御部は、前記光ディスクの本番の記録に先
立ち、該光ディスクのプログラム領域よりも内周側の内
周側テスト領域で、前記回転速度一定制御記録における
線速度初期値で線速度一定に制御し記録パワーを順次変
化させてテスト記録を1回行い、かつ該光ディスクの前
記プログラム領域よりも外周側の外周側テスト領域で、
前記回転速度一定制御記録における線速度最終値で線速
度一定に制御し記録パワーを順次変化させてテスト記録
を複数回繰り返し行い、前記内周側テスト領域での1回
のテスト記録の再生信号に基づき、再生信号品位に関す
る所定のパラメータが適正値となる記録パワー値を求め
て、該値を前記回転速度一定制御記録の線速度初期値に
おける記録パワー値として設定し、前記外周側テスト領
域での複数回のテスト記録の再生信号に基づき、前記パ
ラメータが適正値となる記録パワー値を各回のテスト記
録ごとに求め、該各回のテスト記録ごとに求められた記
録パワー値に基づき適正な記録パワー値を求めて、該値
を前記回転速度一定制御記録の線速度最終値および前記
線速度一定制御記録における記録パワー値として設定
し、前記光ディスクの本番の記録時に、前記回転速度一
定制御記録を行う領域では、記録パワー値を、各位置の
線速度に応じて、前記線速度初期値における記録パワー
値として設定された値と前記線速度最終値における記録
パワー値として設定された値を内挿して求めてその値に
制御し、前記線速度一定制御記録を行う領域では、記録
パワー値を前記線速度一定制御記録における記録パワー
値として設定された値に制御する光ディスク記録装置。 - 【請求項13】前記システム制御部が、前記外周側テス
ト領域での複数回のテスト記録ごとに求められた記録パ
ワー値のうち異常値を除外して残りの平均値を求めて、
該値を前記回転速度一定制御記録の線速度最終値および
前記線速度一定制御記録における記録パワー値として設
定する請求項12記載の光ディスク記録装置。 - 【請求項14】前記システム制御部が、前記外周側テス
ト領域での複数回のテスト記録ごとに求められた記録パ
ワー値のうち最小値を求めて、該値を前記回転速度一定
制御記録の線速度最終値および前記線速度一定制御記録
における記録パワー値として設定する請求項12記載の
光ディスク記録装置。 - 【請求項15】前記システム制御部が、前記外周側テス
ト領域での複数回のテスト記録を、前記光ディスクの周
方向に順次ずらした領域で行う請求項12から14のい
ずれかに記載の光ディスク記録装置。 - 【請求項16】前記システム制御部が、前記外周側テス
ト領域を、インフォメーション領域の外周側の部分のう
ち、プログラム領域の最大可能外周位置から所定のリー
ドアウト領域分を確保した残りの領域に設定してなる請
求項12から15のいずれかに記載の光ディスク記録装
置。 - 【請求項17】プログラム領域よりも内周側に内周側テ
スト領域を形成し、該プログラム領域よりも外周側に前
記内周側テスト領域よりも広い領域の外周側テスト領域
を形成してなる光ディスク。
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