JP2003016652A - 光ディスク記録方法及び装置 - Google Patents

光ディスク記録方法及び装置

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JP2003016652A JP2001201217A JP2001201217A JP2003016652A JP 2003016652 A JP2003016652 A JP 2003016652A JP 2001201217 A JP2001201217 A JP 2001201217A JP 2001201217 A JP2001201217 A JP 2001201217A JP 2003016652 A JP2003016652 A JP 2003016652A
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    • G11B7/12Heads, e.g. forming of the optical beam spot or modulation of the optical beam
    • G11B7/125Optical beam sources therefor, e.g. laser control circuitry specially adapted for optical storage devices; Modulators, e.g. means for controlling the size or intensity of optical spots or optical traces
    • G11B7/126Circuits, methods or arrangements for laser control or stabilisation
    • G11B7/1267Power calibration
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B19/00Driving, starting, stopping record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor; Control thereof; Control of operating function ; Driving both disc and head
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 環境変化等によって光ディスクの最適記録速
度が変化した場合でも、記録速度を適応的に変化させて
常に最適な記録速度で途切れのない記録を行う。 【解決手段】 光ディスク1に対して複数の記録速度に
てOPC記録を行って最大記録速度Vlmaxを求める。光
ディスク1の半径方向の記録位置を検出し、その位置に
おいて光ディスク1の線速度が最大記録速度Vlmaxとな
る光ディスク1の回転数を算出しこれを設定回転数とす
る。光ディスク1の実際の回転数を検出し検出された実
際の回転数が算出された設定回転数となるように光ディ
スク1を回転制御しつつ光ディスク1にデータを記録す
る。最大記録速度Vlmaxでの光ディスク1への記録動作
が正常に行われるかどうかを監視し、記録動作が正常に
行われないことを検出したら最大記録速度を所定値Δv
lだけ低下させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、CD−R、CD
−RW、CD−WO、MD、DVD等の光ディスクに対
して情報を記録する光ディスク記録方法及び装置に関
し、特に光ディスクに対してドライブの環境等に応じて
適切な記録を行うことを可能にした光ディスク記録方法
及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】CD−R,CD−RW等のデータの記録
が可能な光ディスクに対してデータを記録する光ディス
ク記録装置では、媒体の特性、レーザダイオード(L
D)の特性、光パワーの変動等を補正して、最適な光パ
ワーで記録を行うため、OPC(Optimum Power Contro
l)を実行し、予めその媒体の最適パワーを求めるよう
にしている。OPCは、光ディスクの最内周にあるPC
A(Power Calibration Area)を使用して、所定の記録
速度(線速度)でLDの記録パワーを段階的に変化させ
てテストデータの試し書きを行い、そのテストデータを
再生したときの再生信号のβ(アシンメトリ)を評価
し、最良のβが得られた記録パワーをその記録速度にお
ける最適記録パワーとして決定する記録パワー制御方式
である。また、特開平10−105972号及び特開平
11−273073号には、光ディスクの周方向の複数
の領域に記録を行って、それぞれの領域で求められた最
適記録パワーを平均化することにより、感度ムラによる
影響を抑制するようにした光ディスク記録方法が開示さ
れている。
【0003】光ディスクに線速度一定のデータを記録す
る光ディスク記録装置では、再生速度(標準速度)に対
して2倍速、4倍速、8倍速、…のように高速記録を可
能にすることにより記録時間を短縮することができる。
そこで、記録速度及び記録パワーを変えてOPCを実行
し、OPCで記録された部分を再生し、再生信号品質を
測定し、所定の許容範囲内の再生信号品質が得られる記
録パワーが存在する最高の記録速度を推奨速度として表
示し、ユーザが本記録の記録速度として設定できるよう
にした光ディスクの適正記録速度判定方法も提案されて
いる(特開2001−67672)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の上述し
た光ディスク記録方法では、記録開始時にOPCにより
最適(最高)記録速度を決定するので、記録動作中にホ
ストコンピュータの負荷が重くなり転送レートの減少が
生じた場合や周囲環境の変化によって記録レーザパワー
が最大値に近づいた場合等、記録データが途切れるとい
う問題がある。
【0005】この発明は、このような点に鑑みなされた
もので、環境変化等によって光ディスクの最適記録速度
が変化した場合でも、記録速度を適応的に変化させて常
に最適な記録速度で途切れのない記録を行うことができ
る光ディスク記録方法及び装置を提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る光ディス
ク記録方法は、データを記録すべき光ディスクに対して
複数の記録速度にてテスト記録を行って正常な記録動作
が可能な最大記録速度を求めるステップと、前記光ディ
スクの半径方向の記録位置を検出してその位置において
前記光ディスクの線速度が前記最大記録速度となる光デ
ィスクの回転数を算出しこれを設定回転数とするステッ
プと、前記光ディスクの実際の回転数を検出し検出され
た実際の回転数が前記算出された設定回転数となるよう
に前記光ディスクを回転制御しつつ前記光ディスクにデ
ータを記録するステップと、前記最大記録速度での光デ
ィスクへの記録動作が正常に行われるかどうかを監視す
るステップと、このステップで記録動作が正常に行われ
ないことを検出したら前記最大記録速度を所定値だけ低
下させるステップとを備えたことを特徴とする。
【0007】また、この発明に係る光ディスク記録装置
は、データを記録すべき光ディスクを回転駆動する回転
駆動手段と、前記光ディスクにデータを記録する際の目
標となる線速度を設定すると共に、前記光ディスクの半
径方向のアクセス位置を検出してその位置で前記光ディ
スクの線速度が前記設定された線速度となる前記光ディ
スクの回転数を設定回転数として算出する演算手段と、
前記光ディスクの実際の回転数を検出する回転数検出手
段と、前記回転数検出手段で検出された実際の回転数が
前記演算手段で算出された回転数となるように前記回転
駆動手段を駆動制御するサーボ手段とを備え、前記演算
手段が、データの記録に先立ってデータを記録すべき光
ディスクに対して複数の記録速度にてテスト記録を行っ
て正常な記録動作が可能な最大記録速度を求めると共
に、前記最大記録速度での光ディスクへの記録動作が正
常に行われるかどうかを監視して、記録動作が正常に行
われないことを検出したら前記最大記録速度を所定値だ
け低下させるものであることを特徴とする。
【0008】この発明によれば、光ディスクへの記録動
作に先立ち、光ディスクに対して複数の記録速度にてテ
スト記録を行って最大記録速度を求めると共に、実際の
記録動作時には、前記最大記録速度での光ディスクへの
記録動作が正常に行われるかどうかを監視して、記録動
作が正常に行われないことを検出したら前記最大記録速
度を所定値だけ低下させるようにしているので、環境変
化等によって光ディスクの最適記録速度が変化した場合
でも、記録速度を適応的に変化させて常に最適な記録速
度で途切れのない記録を行うことができる。
【0009】なお、ここで記録動作時の監視対象は、例
えばホスト装置から転送される記録すべきデータを格納
するバッファのデータ残量、記録レーザパワーが最大値
に近づいたかどうか、記録レーザの前記光ディスクから
の反射光の強度が所定値に達したかどうか等が挙げられ
る。また、記録動作が正常に行われないことを検出した
ときの最大記録速度の低下幅(所定値)としては、記録
品位に影響を及ぼさない程度の幅を設定するのが望まし
い。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の好ましい実施の形態について説明する。図1は、この
発明の一実施形態に係る光ディスク記録装置の要部の構
成を示すブロック図である。
【0011】光ディスク1は、CD−R、CD−RW等
の記録再生が可能なもので、記録領域の最内周から最外
周まで一筆書きの螺旋状のトラックを有し、そのトラッ
クに沿って一定の線密度(CLV)でデータを記録する
ための記録線密度制御信号が重畳されている。この記録
線密度制御信号は、この例では絶対時間情報であるAT
IP(Absolute Time In Pregroove)タイムコードを含
むウォブル(Wobble)である。光ディスク1は、スピン
ドルモータ(SPM)2によって回転駆動される。その
回転軸にはホール素子等からなる周波数発生器(FG)
3が接続されており、この周波数発生器3から出力され
るFGパルスがスピンドルサーボ回路4に入力されてい
る。
【0012】スピンドルサーボ回路4は、コントローラ
5から回転数を決定するための分周比Nの情報を入力
し、水晶発振器18からの水晶発振クロックXCKをN
分周した信号とFGパルスとを比較して両者の周波数が
一致するようにスピンドルモータ2を回転制御する。こ
れにより光ディスク1は回転速度一定(CAV)で回転
制御される。
【0013】一方、光ディスク1にはデータを記録・再
生するための光ピックアップ6が対向配置されている。
コントローラ5は、フィードサーボ回路7を介してフィ
ードモータ8を制御して光ピックアップ6の光ディスク
半径方向への位置を決定する。光ピックアップ6で読み
出されたウォブル信号は、RFアンプ9を介してウォブ
ル検出回路10に供給され、ここで、ATIPタイムコ
ードとATIPクロックとが抽出されて、光ディスク1
のアドレスが検出される。検出されたアドレスは、光デ
ィスク1の半径方向の位置を示す情報であり、コントロ
ーラ5に供給されている。コントローラ5では、このア
ドレスに基づいて分周比Nを決定する。またウォブル検
出回路10で抽出されたATIPクロックは、PLL回
路11に入力され、ここでATIPクロックに同期した
記録クロックが生成される。生成された記録クロック
は、バッファ付きエンコーダ12に供給されている。
【0014】ホストPC(ホストコンピュータ)13か
ら供給される記録すべきデータは、エンコーダ12でC
IRC(Cross Interleaved Reed-Solomon Code)符号
化処理、サブコードデータ付加、EFM(Eight to Fou
rteen Modulation)変調などの処理を経て、記録データ
となる。エンコーダ12のバッファの格納量を示すバッ
ファポインタは、コントローラ5で監視されている。記
録データは、記録ドライバ14を介して光ピックアップ
6に供給される。光ピックアップ6は、レーザの書込み
パワーによって光ディスク1に記録ピットを形成する。
記録の際には、光ディスク1からの反射光をALPC
(Automatic Laser Power Control)回路15がモニタ
してレーザパワーをコントロールする。ALPC回路1
5は、レーザパワーが限界パワーである最大値に近づい
たとき、レーザリミット信号をコントローラ5に出力す
る。OPCデータ記憶部16は、記録動作に先立つテス
ト書込み時に求めた最高記録速度Vlmaxを記憶する。こ
のVlmaxはコントローラ5に与えられている。ROPC
(ランニングOPC)回路17は、記録中に戻り光のレ
ベルをモニタし、その変化量から記録パワーを制御す
る。ROPC回路17から出力されるROPCリミット
信号はコントローラ5に供給されている。
【0015】次に、このように構成された光ディスク記
録装置の記録動作について説明する。図2は、記録動作
を実現するコントローラ5の処理を示すフローチャート
である。まず、OPCテスト書込みにより目標レーザパ
ワーを測定する。その際、複数の速度でOPCテスト書
込みを行い、最大記録速度Vlmaxを求める(S1)。即
ち、テスト書込みのOPCは、通常、レーザパワーを段
階的に変化させて、各レーザパワーにおけるC1エラ
ー、CUエラー、PLL同期状態、EFMジッタ、書込
みβ(アシンメトリ)等を測定し、これを評価して最適
パワーを算出する。これを複数の記録速度について実行
し、例えば横軸にβ、縦軸にC1エラーをとって図示す
ると、図3のようになる。通常、CD−Rでは、1サブ
コードを単位として測定されることが多いので、1測定
単位の最大値は98フレームとなる。ここでは、書込み
品位を評価したいので、最大98でリミットされたC1
を98で引き、エラーの起こっていないフレーム数をN
ERとし、これを縦軸にとり、βを横軸にとると、図4
(a)のように山形のグラフとなる。このグラフの面積
で書込み品位を評価すれば良い。実際にはレーザパワー
は階段状に変化させるので、測定されたβも不連続とな
り、図4(b)のような階段状のグラフとなる。従っ
て、下記数1のように、レーザパワーがpower#nのとき
のΔβnとNERnとを乗じ、総和を取ることで面積が求
まり、これを書込品位SQとして評価することができ
る。
【0016】
【数1】SQ=ΣΔβn*NERn
【0017】そして、図5に示すように、求めたSQと
記録速度との関係を示す近似式を最小二乗法により求
め、許容品位Vsqから最大記録速度Vlmaxを算出する。
なお、以上の例は、C1エラーを用いた最大記録速度V
lmaxの算出例であるが、ジッタ、CUエラー等、他の再
生品位を示すパラメータを使用することもでき、所望す
る精度と信号処理との関係で適宜任意のパラメータを選
択すればよい。また、精度がとれない場合はOPCリー
ドを複数回読み込むか、OPCライト時の階段数を減ら
して書込みフレーム数を増やすなどの措置を講ずれば精
度が向上する。この他にレーザの最大値やパワー対β感
度の最小値等により最大記録速度を算出し、これらの最
小値を選択すれば、より信頼できる数値となる。求めら
れた最大記録速度Vlmaxは、OPCデータ記憶部16に
保持される。
【0018】最大記録速度Vlmaxが求まったら、コント
ローラ5は、光ディスク1の半径方向の各記録位置にお
いて、最大記録速度Vlmaxとなるスピンドルモータ2の
回転数を設定回転数として求め、記録動作を開始する
(S2)。図6は、この実施例における光ディスク1の
半径方向のアクセス(記録)位置と回転数及び線速度の
関係を示す図である。この実施形態における光ディスク
の回転制御は、PartialCAV制御であり、記録が開始
される光ディスク1の内周側では、スピンドルモータ2
の回転数が、制御可能な最大回転数Vamaxに設定される
CAV制御が行われる。線速度が最高記録速度Vlmaxに
達するアクセス位置rmよりも外周の位置では、擬似C
LV制御となる。
【0019】コントローラ5は、まず、スピンドルモー
タ2の回転数を回転開始時の回転数Vamaxに設定すべ
く、その回転数Vamaxに相当する分周比Nをスピンドル
サーボ回路4に設定する。スピンドルモータ2に設けら
れた周波数発生器3に検出器として内蔵されているホー
ル素子はスピンドルモータ2の回転周波数に対応する幅
のFGパルス信号を発生する。スピンドルサーボ回路4
は、水晶発振器18からの水晶発振クロックXCKを分
周比Nで分周し、FGパルス信号が分周後のクロック信
号と同期するようにスピンドルモータ2の回転数を制御
する。スピンドルモータ2が所望の回転数Vamaxになる
とスピンドルサーボ4のCAV制御ループが閉成する。
【0020】CLVの光ディスク1をCAV制御する
と、図6(b)に示すように線速度は内周側から外周側
に移動するにつれて増加する。線速度の増加は高速記録
になることに相当し、高速記録になればなるほど記録レ
ーザパワーが必要になる。しかし、レーザダイオード
(LD)の出力には限界があり、限界を超えた場合、L
D破壊につながるため、超えることは望ましくない。ま
た、この他にもディスク品質やデータ転送速度などのシ
ステム環境などによっても、最高記録速度は制限され
る。記録当初に想定する最高記録速度が、OPCデータ
記憶部16に記憶された最高記録速度Vlmaxである。
【0021】光ピックアップ3は、記録しながら光ディ
スク1上のATIPタイムコードを読み取っている。こ
のタイムコードは、ウォブル検出部10によって復号さ
れる。このタイムコードとしては、ウォブル信号の他
に、プリピット(Land Pri Pit)、ファインクロックマ
ーク等が利用できる。これらのタイムコードは、フレー
ム単位で定義されており、フレームを読み取ったときに
タイムコードデコーダ11でATIPタイムコードがデ
コードされる。ATIPタイムコードは、光ディスク1
上の半径位置に対応しており、このタイムコードからそ
のコード位置に対応する光ディスク回転数を演算するこ
とができる。従って、コントローラ5は、ATIPタイ
ムコードを監視し、光ピックアップ3が限界位置に達し
たことを検出すると、それまでCAV制御のために設定
されたパルス数を変更し、最高記録速度Vlmaxを限界値
とする擬似CLV制御に移行する。
【0022】この擬似CLV制御においては、コントロ
ーラ5は、読み取られたATIPタイムコードからその
半径位置での限界速度CLV制御を行った場合の回転数
を算出し、その回転数に相当する分周比Nをスピンドル
サーボ回路4に設定する。1フレーム過ぎると次のAT
IPタイムコードが読み取られる。コントローラ5は、
同様にそのATIPタイムコードに相当する光ディスク
1の半径位置での限界速度CLV制御を行った場合の回
転数を算出し、その回転数に相当する分周比Nをスピン
ドルサーボ回路4に設定する。以後、ATIPタイムコ
ードが1フレーム進む毎に、コントローラ5は回転数に
対応する分周比Nをスピンドルサーボ回路4に設定し、
その回転数になるようにスピンドルモータ2を制御して
いく。これにより、非常に細かいCAV記録動作を連続
的につないで擬似的なCLV制御記録を行うことができ
る。
【0023】記録開始時の最高記録速度Vlmaxは、OP
Cにより決定された値であるが、記録動作の過程で、バ
ッファ付きエンコーダ12のバッファポインタをモニタ
すると共に(S3)、ALPC、ROPC及びサーボの
状態をモニタし(S4)、ホストPC13からのデータ
転送スピードが間に合わなくなった場合、記録レーザパ
ワーが最大値に近づいた場合、ROPCやサーボ等の異
常を検出した場合には、コントローラ5は、記録品位に
影響がでないように記録線速度をΔvlずつ減速してい
く(S5)。これをデータの記録が終了するまで連続的
に実行する(S6)。以下、この動作を更に詳しく説明
する。
【0024】図7は、記録経過時間とバッファポインタ
(バッファ残量)及び記録線速度との関係を示すグラフ
である。記録動作は、バッファ付きエンコーダ12にあ
る程度(BVだけ)データが貯まってから開始される。
最初は、OPCで求めた最高記録線速度Vlmaxに相当す
る水晶発振クロックXCKの分周比Nminで記録を開始
し、線速度がVlmaxに達したら、分周比NをΔNだけ増
加させる。これを繰り返すことにより、記録線速度は、
Δvlの変動幅を持つ鋸型になる。ここで、ホストPC
13の負荷が、他のアプリケーションの処理等によって
増加し、データ転送速度が低下してバッファ残量が減少
すると、コントローラ5は、バッファポインタからこれ
を検知し、記録線速度を無条件にΔvlだけ減少させる
べく、分周比Nを増加させる。この場合、バッファ残量
が所定値BVまで回復してから記録速度を元の記録速度
に戻しても良いが、再びバッファ残量が減少する可能性
も高いので、適度な記録線速度を保持するホールドモー
ドを設けるようにしても良い。
【0025】また、記録線速度が上がると、光ディスク
1の反応が鈍くなる他、ゴミや面振れ、偏心等の影響で
記録エラーが生じ易くなる。例えばROPCは記録中の
反射光でALPCの目標レーザパワーを可変させるが、
記録線速度が増加するにつれ、光ディスク1の反応が鈍
くなり、反射光の変化が少なくなる。これでALPCを
際限なく制御すると、レーザパワーが大きくなりすぎ、
過大なパワーを与えてししまうおそれがある。これを防
ぐために、反射光が規定値以上となった場合やALPC
が最大パワーに達する前に、記録速度を減少させる制御
を加える。同様に面振れ、偏心等で、トラッキング・フ
ォーカスサーボが異常に振れる場合には、サーボ信号の
低域成分が揺れるのでこれを検出する。この信号で記録
速度を減少させる制御を行うことで、不良と思われる光
ディスク1に対しても安定した書込みが実現できる。
【0026】なお、この一連の記録速度可変シーケンス
は、記録品位に影響を与えない時間で、即ち、各種サー
ボが乱れない一定時間で一巡するように実行される。
【0027】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば、
光ディスクへの記録動作に先立ち、光ディスクに対して
複数の記録速度にてテスト記録を行って正常な記録動作
が可能な最大記録速度を求めると共に、実際の記録動作
時には、前記最大記録速度での光ディスクへの記録動作
が正常に行われるかどうかを監視して、記録動作が正常
に行われないことを検出したら前記最大記録速度を所定
値だけ低下させるようにしているので、環境変化等によ
って光ディスクの最適記録速度が変化した場合でも、記
録速度を適応的に変化させて常に最適な記録速度で途切
れのない記録を行うことができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施形態に係る光ディスク記録
装置の構成を示すブロック図である。
【図2】 同装置による光ディスク記録方法を示すフロ
ーチャートである。
【図3】 OPC実行時の各記録線速度におけるβとC
1エラーとの関係を示すグラフである。
【図4】 OPC実行時の各記録線速度におけるβとエ
ラー未発生フレーム数との関係を示すグラフである。
【図5】 記録線速度と記録品位との関係を示すグラフ
である。
【図6】 光ディスクの半径方向位置とスピンドル回転
数及び記録線速度との関係を示すグラフである。
【図7】 記録時間とバッファ残量及び記録線速度との
関係を示すグラフである。
【符号の説明】
1…光ディスク、2…スピンドルモータ、3…周波数発
生器、4…スピンドルサーボ回路、5…コントローラ、
6…光ピックアップ、7…フィードサーボ回路、8…フ
ィードモータ、9…RFアンプ、10…ウォブル検出回
路、11…PLL回路、12…バッファ付きエンコー
ダ、13…ホストPC、14…記録ドライバ、15…A
LPC回路、16…OPCデータ記憶部、17…ROP
C回路、18…水晶発振器。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年7月3日(2001.7.3)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項7
【補正方法】変更
【補正内容】

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データを記録すべき光ディスクに対して
    複数の記録速度にてテスト記録を行って正常な記録動作
    が可能な最大記録速度を求めるステップと、 前記光ディスクの半径方向の記録位置を検出してその位
    置において前記光ディスクの線速度が前記最大記録速度
    となる光ディスクの回転数を算出しこれを設定回転数と
    するステップと、 前記光ディスクの実際の回転数を検出し検出された実際
    の回転数が前記算出された設定回転数となるように前記
    光ディスクを回転制御しつつ前記光ディスクにデータを
    記録するステップと、 前記最大記録速度での光ディスクへの記録動作が正常に
    行われるかどうかを監視するステップと、 このステップで記録動作が正常に行われないことを検出
    したら前記最大記録速度を所定値だけ低下させるステッ
    プとを備えたことを特徴とする光ディスク記録方法。
  2. 【請求項2】 前記光ディスクの記録動作が正常に行わ
    れるかどうかを監視するステップは、ホスト装置から転
    送される記録すべきデータを格納するバッファのデータ
    残量を監視するステップであることを特徴とする請求項
    1記載の光ディスク記録方法。
  3. 【請求項3】 前記光ディスクの記録動作が正常に行わ
    れるかどうかを監視するステップは、記録レーザパワー
    が最大値に近づいたかどうかを監視するステップである
    ことを特徴とする請求項1記載の光ディスク記録方法。
  4. 【請求項4】 前記光ディスクの記録動作が正常に行わ
    れるかどうかを監視するステップは、記録レーザの前記
    光ディスクからの反射光の強度が所定値に達したかどう
    かを監視するステップであることを特徴とする請求項1
    記載の光ディスク記録方法。
  5. 【請求項5】 前記光ディスクの記録動作が正常に行わ
    れるかどうかを監視するステップは、トラッキング及び
    /又はフォーカスサーボの異常な振れを監視するステッ
    プであることを特徴とする請求項1記載の光ディスク記
    録方法。
  6. 【請求項6】 データを記録すべき光ディスクを回転駆
    動する回転駆動手段と、 前記光ディスクにデータを記録する際の目標となる線速
    度を設定すると共に、前記光ディスクの半径方向のアク
    セス位置を検出してその位置で前記光ディスクの線速度
    が前記設定された線速度となる前記光ディスクの回転数
    を設定回転数として算出する演算手段と、 前記光ディスクの実際の回転数を検出する回転数検出手
    段と、 前記回転数検出手段で検出された実際の回転数が前記演
    算手段で算出された回転数となるように前記回転駆動手
    段を駆動制御するサーボ手段とを備え、 前記演算手段は、データの記録に先立ってデータを記録
    すべき光ディスクに対して複数の記録速度にてテスト記
    録を行って正常な記録動作が可能な最大記録速度を求め
    ると共に、前記最大記録速度での光ディスクへの記録動
    作が正常に行われるかどうかを監視して、記録動作が正
    常に行われないことを検出したら前記最大記録速度を所
    定値だけ低下させるものであることを特徴とする光ディ
    スク記録装置。
  7. 【請求項7】 前記演算手段は、ホスト装置から転送さ
    れる記録すべきデータを格納するバッファのデータ残
    量、記録レーザパワーが最大値に近づいたかどうか、及
    び記録レーザの前記光ディスクからの反射光の強度が所
    定値に達したかどうかの少なくとも1つを監視して最大
    記録速度を決定するものであることを特徴とする光ディ
    スク記録装置。
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