JP2001331535A - 部品表データ統合装置、部品表データ統合方法及びプログラムを記録したコンピュータ読みとり可能な記録媒体 - Google Patents
部品表データ統合装置、部品表データ統合方法及びプログラムを記録したコンピュータ読みとり可能な記録媒体Info
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Abstract
ータ(以下、BOMともいう。)と2次元CADシステ
ムで作成された部品表データを、製品構成として一つに
統合した統合部品表データを作成する。作成した統合部
品表データに基づいて、生産管理システムに対して、手
配指示をする。 【解決手段】 3次元CADシステムより部品表データ
を入力し、編集する3D部品表データ編集部12と2次
元CADシステムより部品表データを入力し、編集する
2D部品表データ編集部13を設ける。そして、それぞ
れから部品表データを入力し、統合する部品表データ統
合部14を設ける。この部品表データ統合部14で統合
された統合部品表データに基づいて、部品手配の指示を
する手配指示部15を設ける。
Description
おいて、計算機を利用して作成される様々な3次元モデ
ルや図面に関わる部品表データ(以下BOM(BILL
OF MATERIAL)ともいう。)を一元的に編
集・管理・共有することにより、この部品表データを下
流の手配工程に受け渡すことのできる部品表データ統合
装置に関するものである。
表データ(品目欄データ)は、部品表データ管理システ
ムにより一元的に管理され、専用GUI(Graphi
calUser Interface)より入力するだ
けで、図面に自動的に貼付け、生産管理システムへのリ
ンクなどが実現されている。
の製品の一部(サブアセンブリ)は3次元CAD(Co
mputer Aided Design)を利用した
3次元設計を実施し、それ以外の部分は従来からの2次
元CADによる2次元設計と図面作成が実施されてい
る。
混在の環境の中で、2次元CADによる設計部分のみが
従来の部品表データ管理システムにより管理されてい
た。他方で3次元CADによる設計部分は、自動出力さ
れる部品表データ(BOM)を参照し、机上で品目の過
不足を考慮していた。そして、生産管理システムなどへ
の手配指示は、人手により帳票へ転記入力で実施されて
いた。あるいは、3次元CADの2次元図面化機能を利
用して従来通り、2次元図面を作成し、その図面上に部
品表データを同様に人手で作成していた。そして、自動
的にその部品表データから手配情報として自動抽出する
機能を利用し運用されていた。
毎に部品表管理とその手配指示も別々に実施し、人手に
よる作業効率の悪さ、重複手配や手配漏れ、品質の劣化
(転記ミス・漏れ)などの問題があった。
示されている装置は、2次元図面にも3次元モデル中に
も共通に存在する部品は一つに整理し、どちらか片方に
しかない部品についてはそのまま一つとする処理を実現
している。
対して編集することができないという問題があった。
ず、あるいは機械系のCADや電気系のCADを問わ
ず、複数CADから出力された部品表データ(BOMデ
ータ)を外部から入力して編集できないという問題があ
った。
来技術の問題点を解決するためになされたものであっ
て、その目的は、3次元CADで作成された部品表デー
タと2次元CADで作成された部品表データ入力し編集
できる部品表データ統合装置を提供することにある。
部品の親子関係の示す階層ツリー構造をしている場合、
この階層ツリー構造を直接編集することにより、製品単
位でひとつの統合された階層ツリー構造を有する部品表
データを作成できる部品表データ統合装置を提供するこ
とにある。
テムへつなぎ、下流工程へ手配指示できるとともに、納
期などの手配事情に合わせて先行的に手配するタイミン
グを部品毎に設定できることにある。さらには、手配指
示済みの部品毎に、その手配状況を管理・把握すること
ができる部品表データ統合装置を提供することにある。
成に表示される部品の3次元画像データあるいは2次元
画像データを表示できる部品表データ統合装置を提供す
ることにある。
の部品に対する単価(コスト)を具体的数値として得
て、部品表データに示される部品全体(又は一部)のコ
スト積算を可能とする部品表データ統合装置を提供する
ことにある。
データの流用や、現在編集中の部品表データと過去に編
集した部品表データの構成比較ができる部品表データ統
合装置を提供することにある。
タ統合装置は、3次元CAD(Computer Ai
ded Design)で作成した部品表データを編集
する3D部品表データ編集部と、2次元CADで作成し
た部品表データを編集する2D部品表データ編集部と、
上記3D部品表データ編集部で編集された部品表データ
と上記2D部品表データ編集部で編集された部品表デー
タを統合して統合部品表データにする部品表データ統合
部とを備えることを特徴とする。
表データ編集部で編集された部品表データと上記2D部
品表データ編集部で編集された部品表データを、製品単
位の部品構成を示した統合部品表データに統合すること
を特徴とする。
部品表データは、部品の親子関係を示す階層ツリー構造
をしていることを特徴とする。
部品表データは、部品の親子関係を示す階層ツリー構造
をしており、上記3D部品表データ編集部は、入力した
部品表データの階層ツリー構造に含まれる部品データで
あって、手配する部品としては不要な部品データを削除
することと、入力した部品表データの階層ツリー構造に
含まれない部品データであって、手配する必要がある部
品データを追加することのいずれか一方をすることを特
徴とする。
部品表データは、部品の親子関係を示す階層ツリー構造
をしており、上記2D部品表データ編集部は、入力した
部品表データの階層ツリー構造に含まれる部品データで
あって、手配する部品としては不要な部品データを削除
することと、入力した部品表データの階層ツリー構造に
含まれない部品データであって、手配する必要がある部
品データを追加することのいずれか一方をすることを特
徴とする。
を管理する生産管理システムにつながれており、上記部
品表データ統合装置は、さらに、上記部品表データ統合
部で統合された統合部品表データに基づいて、上記生産
管理システムへ部品手配の指示を出す手配指示部を備え
ることを特徴とする。
品データ毎に設定できることを特徴とする。
産管理システムより実際の手配状況を取得し、上記手配
指示部による部品手配の進捗状況を管理する手配進捗管
理部と、上記手配進捗管理部によって管理される進捗状
況を表示する手配進捗状況表示部を備えることを特徴と
する。
合部品表データの階層ツリー構造の一部を構成する部品
表データであって、送信元であるCADから入力した部
品表データを上記送信元であるCADに出力する統合部
品表データ出力部を備えることを特徴とする。
データに含まれる部品の画像データを記憶するビューデ
ータ・データベースと接続されており、上記部品表デー
タ統合装置は、さらに、ビューデータ・データベースに
記憶されている部品の画像データを呼び出す3D/2D
ビュー呼出部と、上記3D/2Dビュー呼出部により呼
び出された画像データを表示する3D/2Dビュー表示
部とを備えることを特徴とする。
品表データに含まれる部品毎の単価を記憶する部品単価
記憶データベースと接続されており、上記部品表データ
統合装置は、さらに、上記部品単価記憶データベースに
記憶されている部品の単価よりコストを積算するコスト
積算部と、上記コスト積算部で積算した結果を表示する
コスト積算結果表示部とを備えることを特徴とする。
タは、部品毎の重量を示すマスプロパティを含み、上記
部品表データ統合装置は、さらに、上記統合部品表デー
タ内の部品表データであって、上記3次元CADで作成
された部品表データに、含まれる部品毎のマスプロパテ
ィより、重量計算するマスプロパティ計算部と、上記マ
スプロパティ計算部で計算した結果を表示するマスプロ
パティ計算結果表示部とを備えることを特徴とする。
去に統合した統合部品表データを記憶する統合部品表デ
ータ履歴記憶部と、上記統合部品表データ履歴記憶部に
記憶されている過去に統合した統合部品表データを検索
する統合部品表データ履歴検索部とを備えることを特徴
とする。
した上記過去に統合した統合部品表データと現在編集中
の統合部品表データとを比較する統合部品表データ比較
部を備え、上記部品表データ統合装置は、さらに、上記
統合部品表データ比較部における比較結果を表示する統
合部品表データ比較結果表示部を備えることを特徴とす
る。
次元CADより入力した部品表データを編集する3D部
品表データ編集ステップと、2次元CADより入力した
部品表データを編集する2D部品表データ編集ステップ
と、上記3D部品表データ編集ステップで編集された部
品表データと上記2D部品表編集ステップで編集された
部品表データを統合して統合部品表データにする部品表
データ統合ステップとを備えることを特徴とする。
り可能な記録媒体は、部品表データ統合装置であるコン
ピュータに、3次元CADより入力した部品表データを
編集する3D部品表データ編集処理と、2次元CADよ
り入力した部品表データを編集する2D部品表データ編
集処理と、上記3D部品表データ編集処理で編集された
部品表データと上記2D部品表データ編集処理で編集さ
れた部品表データを統合して統合部品表データにする部
品表データ統合処理とを実行させることを特徴とする。
表データ統合装置の一実施例を図面を用いて説明する。
図1は、部品表データ統合装置の構成を示した図であ
る。図において、部品表データ統合装置1は、2次元C
ADシステム4、3次元CADシステム5(3次元モデ
ルデータ管理システム含む)、生産管理システム26、
ビューデータベース27、資材データベース28、経理
データベース29とネットワークを介して接続されてい
る。3次元CADシステム5は、3次元モデルを2次元
の図面にする2次元図面化機能を有する。
編集部2とユーザインターフェイス部3より構成されて
いる。
タ編集部12、2D部品表データ編集部13、部品表デ
ータ統合部14、手配指示部15、手配進捗管理部1
6、3D/2Dビュー呼出部17、コスト積算部18、
マスプロパティ計算部19、統合部品表データ履歴検索
部20、統合部品表データ比較部30、3D部品表デー
タ・データベース21、2D部品表データ・データベー
ス22、統合部品表データ・データベース23、手配状
況管理データベース24、統合部品表データ履歴データ
ベース25より構成されている。
Dは、3次元CADで作成されたことを意味し、2D部
品表データ編集部13の2Dは、2次元CADで作成さ
れたことを意味する。3D部品表データ・データベース
21、2D部品表データ・データベース22も同様であ
る。なお、3D/2Dビュー呼出部17、後述する3D
/2Dビュー表示部8の3D、2Dはそれぞれ、3次
元、2次元を意味する。
ータツリー表示部6、手配進捗状況表示部7、3D/2
Dビュー表示部8、コスト積算結果表示部9、マスプロ
パティ計算結果表示部10、統合部品表データ比較結果
表示部11より構成されている。
ADシステム5で作成された部品表データを入力し、部
品表データを表示する部品表データツリー表示部6によ
るユーザインターフェイスを介して、ユーザの指示通り
に部品表データを編集するように構成されている。ユー
ザインターフェイス部3内の部品表データツリー表示部
6は、部品表データを階層ツリー表示にて編集するため
のブラウザ表示を実現するように構成されている。な
お、3次元CADシステム5で作成された部品表データ
には、各構成部品の重量を示すマスプロパティ属性が付
属している。
データは、3次元CADシステム内でモデル設計された
アセンブリのツリー構造(階層ツリー構造)を元に作成
されている。図2に、3次元CADシステムでモデル設
計されたアセンブリの階層ツリー構造の一例を示す。図
2において、例えば、最上層の「ASM000.AS
M」部は、ひとつ下層の「ASM10.ASM」部と
「ASM20.ASM」部より構成されていることを示
している。そして、「ASM10.ASM」部は、部品
「APITEST01.PRT」、「ASM01.AS
M」部、「ASM02.ASM」部より構成されている
ことを示している。
計されたアセンブリの階層ツリー構造を元に、3次元C
ADシステムで作成された部品表データの一例を示す。
3次元CADで作成された部品表データは、3次元CA
D設計に依存した面があり、手配データとしてそのまま
利用することはできない。このため、3D部品表データ
編集部は、ユーザがアセンブリを構成する一部の仮想部
品で手配する部品としては不要な部品を削除したり、あ
るいはアセンブリを構成していないが手配する部品とし
て必要な部品を追加したりすることができるように構成
されている。
いて、3次元CADシステムで作成された部品表データ
を編集するイメージを示す。例えば、トップダウンに3
次元設計をする場合に仮レイアウトや仮親決めなどの目
的でよく利用される仮想部品を手配不要との理由から削
除することや、大規模アセンブリになればなるほど省略
される場合の多いネジやボルト・ナットなどの子部品を
手配指示のために部品表データに追加する編集を行うこ
とができる。
3D部品表データ編集部13において編集中の部品表デ
ータを記憶するものである。
ADシステム4で作成された部品表データを入力し、部
品表データを表示する部品表データツリー表示部6によ
るユーザインターフェイスを介して、ユーザの指示通り
に部品表データを編集できるように構成されている。2
次元CADシステム4で作成された部品表データを編集
する以外、3D部品表データ編集部12と同様の構成を
している。
2D部品表データ編集部13において編集中の部品表デ
ータを記憶するものである。
ータ編集部12で編集した部品表データと2D部品表デ
ータ編集部13で編集した部品表データを、部品表デー
タツリー表示部6によるユーザインターフェイスを介し
て、ユーザの指示通りに製品単位で統合し、統合部品表
データを作成できるように構成されている。
品表データを出力する統合部品表データ出力部を含むよ
うに構成されている。
統合部品表データを、各々のCADシステム(図1で
は、2次元CADシステム4、3次元CADシステム
5)に対して、それぞれのCADシステムで設計したサ
ブアセンブリのみ(統合部品表データのうち、それぞれ
のCADシステムより入力した部品表データに相当する
部分のみ)をフィードバックするように構成されてい
る。そして、CADシステムの品目欄への自動的に張付
けるためのフィルタリング機能を有するように構成され
ている。
て、3D部品表データ編集部12で編集した部品表デー
タと2D部品表データ編集部13で編集した部品表デー
タとを統合編集するイメージを示す。図5は、3D部品
表データ編集部で編集した部品表データのひとつ下の階
層に2D部品表データ編集部で編集した部品表データを
リンクさせ統合部品表データを作成した例を示したもの
である。
部品表データ統合部14において編集中の統合部品表デ
ータを記憶するものである。
合部14において製品単位で統合した統合部品表データ
を生産管理システム26へ出力し、下流工程へ部品手配
の指示ができるように構成されている。さらに、納期な
どの手配事情に合わせて手配のタイミングを部品毎に設
定することができるように構成されている。このように
製品単位で統合された統合部品表データに基づいて手配
するので、過不足なく手配することができる。
示部15によって手配指示された内容、例えば、手配指
示日、予定納期などを記憶する。また、手配状況管理デ
ータベース24は、生産管理システム26から入力した
実際の手配状況を示す実際の納入日を記憶する。
データベースに記憶されている予定納期と実際の納入日
を比較して、手配指示時点での納品計画と手配遅れなど
の納品実績を突き合わせることができるように構成され
ている。
状況表示部7は、手配進捗状況管理部16で、手配指示
時点での納品計画と手配遅れなどの納品実績を突き合わ
せた結果を視覚的に表示するように構成されている。手
配進捗状況表示部7は、例えば、バーチャートや色付け
することにより目に見える形で表示するように構成され
ている。また、手配遅れに対しては、メールシステムを
利用することにより手配担当部門へ問い合わせを表示す
るように構成されている。
進捗管理部16による管理、手配進捗状況表示部7によ
る表示の一連の流れを示す。図6において、階層ツリー
表示により統合された統合部品表データ601は、手配
指示部15によって、生産管理システムへ出力される。
より、手配した部品毎に実際の納入日をフィードバック
し、例えば、手配進捗管理表602により、部品毎の納
入予定日と実際の納入日とを突き合わせ管理する。そし
て、管理の結果、納入予定日を過ぎても納入されない場
合には、手配担当部門に対し、問い合わせを行うように
構成されている。
おいて、部品「X101」の納入予定日は、「99/1
2/04」であり、実際に納入された納入日は、「99
/12/04」である。このため、評価は、「OK」で
あり、予定通りに納入されていることを示している。一
方、部品「X103」の納入予定日は、「99/12/
25」であり、実際に納入された納入日の欄には、「未
納」となっている。このため、予定通りに納入されてお
らず、評価は、「NG」となっている。手配進捗状況表
示部7は、例えば、手配進捗管理表自体を表示したり、
期限内に納入されていない部品「X103」について、
担当部署にフォローメールを表示したりする。
は、統合部品表データに含まれる部品の3次元画像デー
タや2次元画像データを記憶するように構成されてい
る。
ー呼出部17は、部品表データツリー表示部6に表示さ
れる階層ツリー上で、参照したい部品のノードを指示
(クリック)することにより、ビューデータ・データベ
ース27に保存されている3次元画像データ(3次元ビ
ュー)あるいは2次元画像データの中から、参照したい
部品の3次元画像データ(2次元画像データ)を自動呼
出するように構成されている。そして、3次元画像デー
タ(2次元画像データ)のデータフォーマットに合わせ
たビューワ(参照用ソフトウエア)を自動起動し、参照
可能とするように構成されている。このように構成する
ことにより、統合部品表データに含まれる部品の外観を
容易に見ることができる。
ビュー呼出部17で呼び出した3次元画像データや2次
元画像データを表示するように構成されている。図7に
示すように、部品表データツリー表示部6に表示された
統合部品表データの階層ツリー上で参照したい部品をク
リックすることにより、その部品の3次元画像(2次元
画像)が表示される。
た統合部品表データに含まれる個別の部品に対する単価
(コスト)を、外部の資材データベース28や経理デー
タベース29より、具体的数値として得て、統合部品表
データを元に積み上げることにより、コスト積算するよ
うに構成されている。このように構成することにより、
製品のコストがどのくらいかかるのを容易に知ることが
できる。
18でコスト積算した結果を表示するように構成されて
いる。
合部品表データの中で、3次元CADシステム5より取
得した部品表データ部分に対し、個別の部品毎の重量を
示すマスプロパティの計算するように構成されている。
このように構成することにより、重量合計などのマスプ
ロパティ属性の計算が、3次元CADシステムのユーザ
でなくても容易に把握・活用することができる。
プロパティ計算部19で計算した計算結果を表示するよ
うに構成されている。
ト積算した結果及び重量計算した結果801を示す。図
8を見てわかるように、部品「X101」、部品「X1
02」、などの合計したコストが「10250」であ
り、また総重量が「46.5」であることを示してい
る。
25は、上述したコスト積算部18によるコスト積算結
果や、マスプロパティ計算部19による重量計算結果を
記憶するとともに、過去に統合した統合部品表データを
記憶する。
部品表データ履歴データベース25に記憶されている過
去に統合した統合部品表データを検索するように構成さ
れている。このように構成することにより、過去に統合
した統合部品表データを流用することができるので、過
去の統合部品表データとほぼ同様の統合部品表データを
作成する場合、作業の軽減を図ることができる。
の統合部品表データ比較部30は、現在統合中の統合部
品表データと過去に統合した統合部品表データの構成比
較をすることができるように構成されており、さらに
は、コスト積算結果、重量計算結果比較をすることがで
きるように構成されている。このように構成することに
より、相違点の明確化やコスト、重量の比較を行うこと
ができる。
統合部品表データ比較部30により比較した結果を、ツ
リー表示や色分け表示など目に見える形で表示するよう
に構成されている。
による検索と統合部品表データ比較部30による比較の
一例を示す。
品表データ流用する場合、例えば検索条件「オーダ:Y
D001232、機種:RET型、副番:B」によって
検索する。そして、検索した結果が表示され、この検索
された統合部品表データを流用し、編集することができ
る。
統合部品表データと現在統合中の統合部品表データとの
構成比較を行い、例えば、相違点の表示901を行うこ
とができる。相違点の表示901では、検索した過去の
統合部品表データには、部品番号「XA125467」
の部品が存在するが、現在統合中の統合部品表データに
は、この部品は存在しないことがわかる。
1は上記にように構成されており、以下に動作について
説明する。
ADシステム5より入力した2D部品表データと3次元
部品表データを編集して、統合部品表データを作成する
動作について、図10を用いて説明する。
ADシステム5より部品表データを入力し(S10
1)、ユーザの指示通りに入力した部品表データを編集
する(S102)(3D部品表データ編集ステップ)。
次元CADシステム4より部品表データを入力し(S1
01)、ユーザの指示通りに入力した部品表データを編
集する(S102)(3D部品表データ編集ステッ
プ)。
を流用する場合(S105)、統合部品表データ履歴デ
ータベース25に記憶されている過去の統合部品表デー
タを検索し(S106)、検索した過去の部品表データ
を流用する(S107)。そして、流用した過去の統合
部品表データに基づいて、3D部品表データ編集部12
で編集された部品表データと、2D部品表データ編集部
13で編集された部品表データを統合し、統合部品表デ
ータを作成する(S108)(部品表データ統合ステッ
プ)。
流用しない場合(S105)、流用せずに、3D部品表
データ編集部12で編集された部品表データと、2D部
品表データ編集部13で編集された部品表データを統合
し、統合部品表データを作成する(S108)(部品表
データ統合ステップ)。
統合部品表データとの構成を比較する場合(S109)
は、統合部品表データ履歴データベース25に記憶され
ている過去の統合部品表データを検索し(S110)、
作成した統合部品表データと検索した過去の統合部品表
データとの構成比較を行う(S111)。
て、過去の統合部品表データと構成比較しない場合(S
109)は、構成比較を行わない。
ADを問わず複数にCADより部品表データを入力し、
統合した統合部品表データを作成することができる。し
たがって、ひとつの製品に含まれる部品設計が複数のC
ADで行われた場合、製品単位で統合された統合部品表
データを作成することができる。
合部品表データに基づき、部品の手配指示が行われ(S
112)、手配指示済みの部品に対して、手配の進捗管
理がなされる(S116)。
れる部品の3次元画像データ(3Dビュー)や2次元画
像データ(2Dビュー)を参照できる(S113)。
て、コストの積算(S114)や重量計算(S115)
をすることができる。
る動作を主に説明した。以下には、実施の形態1に係る
部品表データ統合装置1において、作成された統合部品
表データが、主にその後利用される動作について、図1
を参照しながら、説明する。なお、統合部品表データを
作成する動作も簡単に説明する。
る部品表データは、3D部品表データ編集部12が入力
し、部品表データツリー表示部6によるユーザインター
フェースを介し、3D部品表データ編集部12において
編集される。そして、編集が終わると編集済みの部品表
データが3D部品表データ・データベース(ワーク領
域)21に記憶される。
力される部品表データは、2D部品表データ編集部13
が入力し、部品表データツリー表示部6によるユーザイ
ンターフェースを介し、2D部品表データ編集部13に
おいて編集される。そして、編集が終わると編集済みの
部品表データが2D部品表データ・データベース(ワー
ク領域)22に記憶される。
力及び編集が完了すると、各部品表データは統合部品表
データ・データベース(ワーク領域)23へ出力され
る。
力された各部品表データは、部品表データ統合部14に
おいて、部品表データツリー表示部6によるユーザイン
ターフェースを介し、製品単位の部品構成を示した統合
部品表データに統合される。そして、完成した統合部品
表データは、統合部品表データ履歴データベースに記憶
されるとともに、後ほど述べる手配指示部15へ出力さ
れる。
元CADシステム及び2次元CADシステムへ出力する
動作を以下に説明する。
表データ統合部14内の統合部品表データ出力部は、各
CADシステムの品目欄用データを出力する。これは、
統合部品表データのうち、各CADシステムより入力し
た部品表データに対応するサブアセンブリ(統合部品表
データの一部)を自動抽出した上で出力される。
機能があり、この機能の中で自動的に統合部品表データ
出力部より入力した部品表データをもとに、所定の品目
欄フォーマットに従って、品目欄を自動作成する。ま
た、2次元CADシステム4においても、自動的に統合
部品表データ出力部より入力した部品表データをもと
に、所定の品目欄フォーマットに従って、品目欄を自動
作成する。
タに基づき、部品の手配指示及び手配の進捗管理する動
作について説明する。
部15により、生産管理システム(あるいは既存の手配
システム)へ出力される。また、手配指示部15は、そ
の手配指示内容(指示日、予定納期など)を手配状況管
理データベース24に記憶させる。
等)は、生産管理システム26により手配状況管理デー
タベース24へフィードバックされ、記憶される。
部15によって手配状況管理データベース24に記憶さ
れた手配指示内容(指示日、予定納期など)と生産管理
システム26によってフィードバックされた実際の手配
状況を突き合わせ管理する。そして、例えば、予定納期
を過ぎているにも関わらず納品されていない部品がある
場合、手配進捗状況表示部7により、部品毎に警告表示
する。さらには、その部品について手配担当部門への問
合わせ・フォロー事項を発信するためメールシステムと
連動し、問合わせメール・フォローメールを発信する。
れる部品の3次元画像データ(2次元画像データ)を表
示する動作について説明する。
タツリー表示部6により階層ツリー表示している画面に
おいて、ユーザが参照したい部品のノードを指示(クリ
ック)する。
ビューデータ・データベース27より、指示(クリッ
ク)された部品のビューデータ(3次元画像データ又は
2次元画像データ)を取得する。このとき、指示された
部品が3次元データであるか、2次元データであるか
は、3D/2Dビュー呼出部17において自動的に判断
する。
ワが立ち上がり、3D/2Dビュー表示部8により立体
モデルが表示され、立体モデルを参照することができ
る。一方、2次元データである場合は、2次元ビューワ
が立ち上がり、3D/2Dビュー表示部8により図面が
表示され、図面を参照することができる。
は統合部品表データの一部(サブアセンブリ)に含まれ
る部品に対して、コスト積算、重量計算する動作につい
てついて説明する。
表データ(又は、統合部品表データの一部)に含まれる
各部品の単価(コスト)を、資材データベース28や経
理データベース29より、最新状況を反映した単価(コ
スト)を取得する。
層構造に従い、積み上げ計算する。コスト計算の結果
は、コスト計算結果表示部9により表示される。あるい
は、コスト計算の結果を印刷することも可能である。
した統合部品表データのうち、3次元CADより入力し
た部品表データに含まれる部品全体(又は一部)に対
し、各部品のマスプロパティに基づいて、重量積算す
る。
計算された結果は、マスプロパティ計算結果表示部10
により表示される。このようにして、3次元CADシス
テムを利用しない部門(人)もマスプロパティを有効活
用することができる。
や、マスプロパティ計算部19で計算した重量は、作成
された統合部品表データとともに、統合部品表データ履
歴データベースに記憶される。
oduct Data Management)システ
ムにおける部品表データ統合装置の位置付けの一例を図
11に示す。図11において、1101は、PPDMシ
ステムを示しており、このPPDMシステム1101
は、3次元CADシステムに関する部分である3DPP
DM1102と2次元CADシステムに関する部分より
構成されている。
ステムやモデルデータを管理する3次元モデル管理ツー
ル1103及びその環境MDM(Model Data
Management)などより構成されている。
DPPDMにおいて、3次元CADシステムで作成され
た部品表データが部品表データ統合装置1104に送ら
れる。また、PPDMシステムのうち2次元CADシス
テムに関する部分より2次元CADの部品表データが部
品表データ統合装置1104に送られる。
それぞれより入力した部品表データの統合が行われ、そ
の統合した統合部品表データを、既存の手配システムに
送ることによって手配が行われる。
手配進捗管理部16、手配進捗状況表示部7を設けたが
なくてもよい。
/2Dビュー表示部8を設けたがなくてもよく、コスト
積算部18、コスト積算結果表示部9もなくてもよい。
部品表データ比較部30、統合部品表データ比較結果表
示部11もなくてもよい。
れた部品表データと2次元CADで作成された部品表デ
ータを統合して、統合部品表データを作成することがで
き、部品表データを一元的に管理することができる効果
が得られる。
係の示す階層ツリー構造をしている場合、この階層ツリ
ー構造を直接編集することにより、製品単位でひとつの
統合された階層ツリー構造を有する統合部品表データを
作成できる効果が得られる。
管理システムへ部品手配の指示を出す手配指示部を備え
たので、過不足なく手配できる効果が得られ、納期など
の手配事情に合わせて先行的に手配するタイミングを部
品毎に設定できる。
指示済みの部品毎に、その手配状況を管理・把握するこ
とができる。
で、統合部品表データを作成するにあたって編集した内
容を3次元CADシステムや2次元CADシステムへフ
ィードバックすることができる。
Dビュー表示部とを設けたので、統合部品表データの階
層ツリーに表示される部品の3次元画像データあるいは
2次元画像データを表示できる。
品表データに示される個別の部品に対する単価(コス
ト)を具体的数値として得て、部品表データに示される
部品全体(又は一部)のコスト積算をすることができ
る。
で、統合部品表データのうち、3次元CADシステムよ
り入力した部品表データの部分に含まれる部品全体(又
は一部)に対し、各部品のマスプロパティに基づいて、
重量積算することができる。このため、3次元CADユ
ーザでなくとも重量計算した計算結果を把握、活用する
ことができる。
表データ比較部を設けたので、過去に編集した部品表デ
ータの流用や、現在編集中の部品表データと過去に編集
した部品表データの構成比較をすることができる。
の付帯作業の大幅削減と手配専門チームなどの作業の大
幅縮小を図ることができる。また、3次元CADシステ
ムの普及に加速が付くことで、設計の更なる高品質化・
最適化も期待できる。
構成を示した構成図である。
センブリの階層ツリー構造の一例を示した図である。
ータの一例を示した図である。
ータを編集するイメージを示した図である。
ータと2D部品表データ編集部で編集した部品表データ
とを統合するイメージを示した図である。
16による管理、手配進捗状況表示部7による表示の一
連の流れを示した図である。
る。
示した図である。
部品表データ比較部による構成比較の一例を示した図で
ある。
2次元CADより入力した部品表データを統合して統合
部品表データにする流れを示したフローチャートであ
る。
t Data Management)システムにおけ
る部品表データ統合装置の位置付けを示した図である。
3 ユーザインターフェイス部、4 2次元CADシス
テム、5 3次元CADシステム、6 部品表データツ
リー表示部、7 手配進捗状況表示部、8 3D/2D
ビュー表示部、9 コスト積算結果表示部、10 マス
プロパティ計算結果表示部、11 統合部品表データ比
較結果表示部、12 3D部品表データ編集部、13
2D部品表データ編集部、14 部品表データ統合部、
15 手配指示部、16 手配進捗管理部、17 3D
/2Dビュー呼出部、18 コスト積算部、19 マス
プロパティ計算部、20 統合部品表データ検索部、2
1 3D部品表データ・データベース、22 2D部品
表データ・データベース、23 統合部品表データ・デ
ータベース、24 手配状況管理データベース、25
統合部品表データ履歴データベース、26 生産管理シ
ステム、27 ビューデータ・データベース、28 資
材データベース、29 経理データベース、30 統合
部品表データ比較部。
Claims (16)
- 【請求項1】 3次元CAD(Computer Ai
ded Design)で作成した部品表データを編集
する3D部品表データ編集部と、2次元CADで作成し
た部品表データを編集する2D部品表データ編集部と、 上記3D部品表データ編集部で編集された部品表データ
と上記2D部品表データ編集部で編集された部品表デー
タを統合して統合部品表データにする部品表データ統合
部とを備えることを特徴とする部品表データ統合装置。 - 【請求項2】 上記部品表データ統合部は、上記3D部
品表データ編集部で編集された部品表データと上記2D
部品表データ編集部で編集された部品表データを、製品
単位の部品構成を示した統合部品表データに統合するこ
とを特徴とする請求項1に記載の部品表データ統合装
置。 - 【請求項3】 上記部品表データ統合部で統合される統
合部品表データは、部品の親子関係を示す階層ツリー構
造をしていることを特徴とする請求項1又は2に記載の
部品表データ統合装置。 - 【請求項4】 上記3D部品表データ編集部に入力され
る部品表データは、部品の親子関係を示す階層ツリー構
造をしており、 上記3D部品表データ編集部は、入力した部品表データ
の階層ツリー構造に含まれる部品データであって、手配
する部品としては不要な部品データを削除することと、
入力した部品表データの階層ツリー構造に含まれない部
品データであって、手配する必要がある部品データを追
加することのいずれか一方をすることを特徴とする請求
項1〜3のいずれかに記載の部品表データ統合装置。 - 【請求項5】 上記2D部品表データ編集部に入力され
る部品表データは、部品の親子関係を示す階層ツリー構
造をしており、 上記2D部品表データ編集部は、入力した部品表データ
の階層ツリー構造に含まれる部品データであって、手配
する部品としては不要な部品データを削除することと、 入力した部品表データの階層ツリー構造に含まれない部
品データであって、手配する必要がある部品データを追
加することのいずれか一方をすることを特徴とする請求
項1〜4のいずれかに記載の部品表データ統合装置。 - 【請求項6】 上記部品表データ統合装置は、製品の生
産を管理する生産管理システムにつながれており、 上記部品表データ統合装置は、さらに、上記部品表デー
タ統合部で統合された統合部品表データに基づいて、上
記生産管理システムへ部品手配の指示を出す手配指示部
を備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記
載の部品表データ統合装置。 - 【請求項7】 上記手配指示部は、手配のタイミングを
部品データ毎に設定できることを特徴とする請求項6に
記載の部品表データ統合装置。 - 【請求項8】 上記部品表データ統合装置は、さらに、
生産管理システムより実際の手配状況を取得し、上記手
配指示部による部品手配の進捗状況を管理する手配進捗
管理部と、 上記手配進捗管理部によって管理される進捗状況を表示
する手配進捗状況表示部を備えることを特徴とする請求
項6に記載の部品表データ統合装置。 - 【請求項9】 上記部品表データ統合装置は、さらに、
統合部品表データの階層ツリー構造の一部を構成する部
品表データであって、送信元であるCADから入力した
部品表データを上記送信元であるCADに出力する統合
部品表データ出力部を備えることを特徴とする請求項4
又は5に記載の部品表データ統合装置。 - 【請求項10】 上記部品表データ統合装置は、統合部
品表データに含まれる部品の画像データを記憶するビュ
ーデータ・データベースと接続されており、 上記部品表データ統合装置は、さらに、ビューデータ・
データベースに記憶されている部品の画像データを呼び
出す3D/2Dビュー呼出部と、 上記3D/2Dビュー呼出部により呼び出された画像デ
ータを表示する3D/2Dビュー表示部とを備えること
を特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の部品表デ
ータ統合装置。 - 【請求項11】 上記部品表データ統合装置は、上記統
合部品表データに含まれる部品毎の単価を記憶する部品
単価記憶データベースと接続されており、 上記部品表データ統合装置は、さらに、上記部品単価記
憶データベースに記憶されている部品の単価よりコスト
を積算するコスト積算部と、 上記コスト積算部で積算した結果を表示するコスト積算
結果表示部とを備えることを特徴とする請求項1〜5の
いずれかに記載の部品表データ統合装置。 - 【請求項12】 上記3次元CADで作成された部品表
データは、部品毎の重量を示すマスプロパティを含み、 上記部品表データ統合装置は、さらに、上記統合部品表
データ内の部品表データであって、上記3次元CADで
作成された部品表データに含まれる部品毎のマスプロパ
ティより、重量計算するマスプロパティ計算部と、 上記マスプロパティ計算部で計算した結果を表示するマ
スプロパティ計算結果表示部とを備えることを特徴とす
る請求項1〜5のいずれかに記載の部品表データ統合装
置。 - 【請求項13】 上記部品表データ統合装置は、さら
に、過去に統合した統合部品表データを記憶する統合部
品表データ履歴記憶部と、 上記統合部品表データ履歴記憶部に記憶されている過去
に統合した統合部品表データを検索する統合部品表デー
タ履歴検索部とを備えることを特徴とする請求項1〜5
のいずれかに記載の部品表データ統合装置。 - 【請求項14】 上記統合部品表データ履歴検索部は、
検索した上記過去に統合した統合部品表データと現在編
集中の統合部品表データとを比較する統合部品表データ
比較部を備え、 上記部品表データ統合装置は、さらに、上記統合部品表
データ比較部における比較結果を表示する統合部品表デ
ータ比較結果表示部を備えることを特徴とする請求項1
3に記載の部品表データ統合装置。 - 【請求項15】 3次元CADより入力した部品表デー
タを編集する3D部品表データ編集ステップと、 2次元CADより入力した部品表データを編集する2D
部品表データ編集ステップと、 上記3D部品表データ編集ステップで編集された部品表
データと上記2D部品表編集ステップで編集された部品
表データを統合して統合部品表データにする部品表デー
タ統合ステップとを備えることを特徴とする部品表デー
タ統合方法。 - 【請求項16】 部品表データ統合装置であるコンピュ
ータに、 3次元CADより入力した部品表データを編集する3D
部品表データ編集処理と、 2次元CADより入力した部品表データを編集する2D
部品表データ編集処理と、 上記3D部品表データ編集処理で編集された部品表デー
タと上記2D部品表データ編集処理で編集された部品表
データを統合して統合部品表データにする部品表データ
統合処理とを実行させるためのプログラムを記録したコ
ンピュータ読みとり可能な記録媒体。
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