JP2003256323A - サービス統合システム、サービス統合装置、およびサービス統合プログラム - Google Patents

サービス統合システム、サービス統合装置、およびサービス統合プログラム

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JP2003256323A
JP2003256323A JP2002051533A JP2002051533A JP2003256323A JP 2003256323 A JP2003256323 A JP 2003256323A JP 2002051533 A JP2002051533 A JP 2002051533A JP 2002051533 A JP2002051533 A JP 2002051533A JP 2003256323 A JP2003256323 A JP 2003256323A
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Satoru Yamamoto
哲 山本
Takao Mori
隆夫 毛利
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、コミュニケーションツールやリソー
スのうちの1つ以上のサービスを共有する場のサービス
の情報を複数の場にわたって統合するサービス統合シス
テム等に関し、ユーザに対して効率的な情報の提示や通
知を行なう。 【解決手段】複数の場を、これら複数の場のうちの統合
側の場そに対応する、統合の対象となる複数の場の統合
の対象となる複数のサービスを定義した対象サービス定
義を含んで定義した場の情報データベースを管理してお
き、対象サービス定義により定義された複数の場の複数
のサービスの情報を、その対象サービス定義に対応する
1つの統合側の場に表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コミュニケーショ
ンツールやリソースのうちの1つ以上のサービスを共有
する場のサービスの情報を複数の場にわたって統合する
サービス統合システム、サービス統合装置、および1台
もしくは複数台のコンピュータからなるコンピュータシ
ステムあるいは1台のコンピュータをサービス統合シス
テムあるいはサービス統合装置として動作させるサービ
ス統合プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】複数の人間がグループを形成して共同作
業を行なう場合、グループメンバの間での情報交換の手
段として、メーリングリストや電子掲示板といったコミ
ュニケーションツールを利用する方法がある。また、グ
ループの中では、文書ファイルやプログラムソースファ
イルといったリソースを共有し、これらを共同で編集す
るといった作業が行なわれる。
【0003】ここでは、こうしたグループ内での共同作
業に必要なコミュニケーションツールやリソースを、共
通の目的や条件を持ったユーザのグループごとに集めた
ものを「場」と呼ぶ。
【0004】従来から利用されてきたメーリングリスト
や電子掲示板などのコミュニケーションツールは、ツー
ルごとにグループ情報を管理しているため、同一グルー
プに関連する情報がツールごとに蓄積・管理され、この
ため、情報の発見や検索、アクセスが不便であった。そ
こで、「場」によってこれらのサービスを共通のテーマ
を持つグループごとにまとめることにより、テーマごと
に情報やサービスを閲覧・編集することが可能となり、
より高度な共同作業環境が提供される。
【0005】「場」を構成する基本的な要素は、以下の
ものである。 (1)参加ユーザのリスト (2)利用可能サービス(メーリングリスト、電子掲示
板など)のリスト ユーザは、場の情報表示画面を通して、これらの情報の
閲覧や編集の作業を行なうことで共同作業をすすめてい
く。
【0006】このような場の機能については、すでにい
くつか既存のシステムが存在しており、共通の属性情報
や目的をもつ人のグループの中での共同作業を効率化す
るために利用されている。
【0007】グループ内の共同作業環境としての場は、
現実世界でのプロジェクトや部署などと同様の単位で作
成・管理されることが多く、各ユーザは、自分の属性情
報(所属、業務内容、興味、関心、など)に応じて、こ
れらの場に参加し、共同作業に参加することになる。こ
うした場の生成方法については、場への参加ユーザが満
たすべき条件を指定することにより、場の生成や再構築
を行なう方式が既に提案されている。
【0008】現実世界でのプロジェクトや部署などの単
位で複数の場が生成されるようになると、それらは互い
に関連を持ったり、似た性質を持つ場合(参加者リスト
が似ている、など)が多くなる。たとえば、社内の部署
を場として考えると、社内全体の場、部の場、課の場、
グループの場などが挙げられるが、これらの場は、概念
的には階層的な関係を持つことになり、また、参加者の
リストについても、共通する部分を持つことになる。あ
るいは、製品開発プロジェクトの場を考えてみると、そ
の中にはコンポーネントごとの各開発グループの場が生
成され、全体的な議論は開発プロジェクト全体の場で、
技術的な議論はコンポーネントごとの場で行なう、とい
った利用場面が想定される。
【0009】このように、場の間では、概念的な階層構
造を持つ場合が多く、それぞれの場は、階層構造の中で
近くにある場(親または子の場)に関する情報を持つこ
とになる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】場を実現するための現
状の方式では、場の間の関係は扱われず、個々の場は独
立して存在する。一方、場の利用が広がってゆくにつれ
て、ユーザは多数の場に参加するようになることが予想
される。このような状況のもとでは、ユーザへの情報の
提示や通知について、以下のような問題が起こる。 (1)ユーザが複数の場へ参加している場合、それぞれ
の場の情報が独立しているため、各場の情報の閲覧や編
集には、参加している場ごとに個別に作業する必要があ
る。 (2)ユーザが複数の場に参加する場合、場からの情報
(メーリングリストからのメールなど)が増え、情報の
整理が難しくなる。また、似たような性質の場へ複数参
加している場合には、重複した情報を閲覧することにな
る場合がある。 (3)ユーザは自分の参加している場の情報しか閲覧す
ることができない。複数の場が存在していても、他の場
の存在を知らない限り、関連情報のある場の情報を閲覧
することができない。
【0011】これらの現状の問題点を、場のサービスの
一例として、電子掲示板サービスについて考える。電子
掲示板は、通常は部署やプロジェクトなど、共通のテー
マを持つグループごとに用意される。ユーザは、自分の
所属部署や関連プロジェクトに応じて、それぞれの電子
掲示板を利用して他のユーザと情報交換をすることにな
る。
【0012】ここで、複数の電子掲示板が存在するよう
な環境では、以下のような問題が起こる。 (1)複数の電子掲示板を利用しているユーザが、同一
の内容の記事を関連のある複数の電子掲示板に投稿する
場合、それぞれの電子掲示板について個別に投稿作業を
行なう必要がある。 (2)所属している部の電子掲示板と、課の電子掲示板
に参加しているような場合、同一内容の事務連絡記事が
両方の掲示板に投稿されると、ユーザは同じ記事を重複
して閲覧することになる。 (3)自分が利用していない電子掲示板の情報を閲覧す
ることができない。ユーザの属性情報からは参加者とし
てみなされないような電子掲示板(例えば他部署の電子
掲示板)で、自分の業務と関連のある話題がやりとりさ
れていても、知ることができない。
【0013】本発明は、上記の事情に鑑み、ユーザに対
して効率的な情報の提示や通知を行なうことが可能なサ
ービス統合システム、サービス統合装置、およびサービ
ス統合プログラムを提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明のサービス統合システムは、コミュニケーションツー
ル及び/又はリソースのうちの1つ以上のサービスを共
有する場のサービスの情報を複数の場にわたって統合す
るサービス統合システムであって、複数の場を、これら
複数の場のうちの統合側の場に対応する、統合の対象と
なる複数の場の統合の対象となる複数のサービスを定義
した対象サービス定義を含んで定義した場の情報データ
ベースを管理する場の情報管理部と、前記各対象サービ
ス定義により定義された複数の場の複数のサービスの情
報を、該対象サービス定義に対応する1つの統合側の場
に表示するサービス表示部とを有することを特徴とす
る。
【0015】本発明のサービス統合システムは、統合側
の場に対応して上記の対象サービス定義をあらかじめ決
めておき、その対象サービス定義に従って複数の場の複
数のサービスの情報をその対象サービス定義に対応する
1つの統合側の場に表示するものであるため、複数の場
で管理されている様々な情報が一括して表示され、個々
の場の画面を1つずつ立ち上げる必要がなく、情報の統
一的な把握が容易となる。
【0016】ここで、上記本発明のサービス統合システ
ムは、上記対象サービス定義により定義された複数の場
の複数のサービスの情報を1つのサービス対1つの関係
で参照する複数のサービス参照部を有し、上記サービス
表示部は、上記複数のサービス参照部によりそれぞれ参
照された複数のサービスの情報を、その対象サービス定
義に対応する1つの統合側の場に表示するものであって
もよく、あるいは、上記対象サービス定義により定義さ
れた複数の場の複数のサービスの情報を複数のサービス
対1つの関係で参照する少なくとも1つのサービス参照
部を有し、上記サービス表示部は、サービス参照部によ
り参照された複数のサービスの情報を、その対象サービ
ス定義に対応する1つの統合側の場に表示するものであ
ってもよく、あるいはそれらのサービス参照部が混在し
ていてもよい。
【0017】ここで、上記のサービス参照部は、そのサ
ービス参照部が参照したサービスの情報の中から所定の
情報を抽出するフィルタを含むものであることが好まし
い。
【0018】このフィルタとして、例えば、上記サービ
ス参照部により参照された複数のサービスの情報の中に
重複した情報が存在する場合に、これら重複した情報の
うちの1つの情報のみを抽出するフィルタが用意されて
いることが好ましく、また、上記フィルタとして、上記
サービス参照部により参照されたサービスの情報を、そ
のサービスにおける情報形式とは異なる形式の情報に加
工するフィルタが用意されていることも好ましい態様で
ある。
【0019】また、上記本発明のサービス統合システム
において、上記対象サービス定義は、情報配信の対象と
なる複数の場の情報配信の対象となる複数のサービスの
定義を含むものであって、その対象サービス定義により
定義された情報配信の対象となる複数の場の情報配信の
対象となる複数のサービスに向けて同一の情報を配信す
る情報配信部を有することが好ましい。
【0020】こうすることにより、複数の場に一括して
投稿することができ、複数の場に別々に投稿する手間が
不要となる。
【0021】ここで、上記情報配信部は、配信する情報
の形式を配信先のサービスの情報形式に変換するフィル
タを含むものであることが好ましい。
【0022】この場合、情報形式の異なるサービスにも
配信が可能となる。
【0023】さらに上記本発明のサービス統合システム
において、上記対象サービス定義を含む場の定義を操作
に応じて作成する定義作成部を有することが好ましい。
【0024】この定義作成部を備えることにより、統合
側の場を含め、場を自由に定義して、使い勝手の良いシ
ステムが構築される。
【0025】ここで、ユーザとそのユーザが属する場と
の対応関係を定義したユーザ情報データベースを管理す
るユーザ情報管理部を有し、上記定義作成部は、ユーザ
情報管理部に依頼し所望のユーザが属する場の一覧を取
得して表示する機能を含むものであることが好ましく、
また、上記場の情報管理部は、場を、場どうしの親子関
係の定義を含んで定義した場の情報データベースを管理
するものであって、上記定義作成部は、場の情報管理部
に依頼し、所望の場に対する、階層的に親となる場の一
覧を取得して表示する機能を含むものであることも好ま
しい形態であり、さらに、上記場の情報管理部は、場
を、場どうしの親子関係の定義を含んで定義した場の情
報データベースを管理するものであって、上記定義作成
部は、場の情報管理部に依頼し、所望の場に対する、階
層的に子となる場の一覧を取得して表示する機能を含む
ものであることも好ましい形態であり、さらには、上記
場の情報管理部は、指定された内容に関連する場を検索
する機能を有し、上記定義作成部は、場の情報管理部に
依頼し、所望の内容に関連する場の一覧を取得して表示
する機能を含むものであることも好ましい形態である。
【0026】また、上記目的を達成する本発明のサービ
ス統合装置は、コミュニケーションツール及び/又はリ
ソースのうちの1つ以上のサービスを共有する場のサー
ビスの情報を複数の場にわたって統合するサービス統合
装置であって、複数の場のうちの統合側の場に対応す
る、統合の対象となる複数の場の統合の対象となる複数
のサービスを定義した対象サービス定義により定義され
た複数の場の複数のサービスの情報を、その対象サービ
ス定義に対応する1つの統合側の場に表示するサービス
表示部を有することを特徴とする。
【0027】前述の、本発明のサービス統合システム
は、1台の装置で構成されていてもよく、あるいは通信
回線で接続された複数台の装置で構成されていてもよ
い。複数の装置で構成される場合の1つの形態として、
場の情報データベースおよびそれを管理する場の情報管
理部と、ユーザ情報データベースおよびそれを管理する
ユーザ情報管理部とを除く、それ以外の要素を1台の装
置(これをここでは第1の装置と称する)上に構築し、
場の情報データベース、それを管理する場の情報管理
部、ユーザ情報データベース、およびそれを管理するユ
ーザ情報管理部は、その1台の装置との間で通信回線で
結ばれた他の1台もしくは複数台の装置上に構築するこ
とが考えられる。
【0028】本発明のサービス統合装置は、本発明のサ
ービス統合システムを上記のような分散システムとして
構築したときの、上記の第1の装置に相当するものであ
る。
【0029】したがって、本発明のサービス統合装置に
は、本発明のシステム統合システムを上記の形態の分散
システムとして構築したときの上記の第1の装置の全て
の態様に相当する態様全てが含まれる。
【0030】また、上記目的を達成する本発明のサービ
ス統合プログラムのうちの第1のサービス統合プログラ
ムは、1台もしくは通信回線を介して相互に接続された
複数台のコンピュータからなるコンピュータシステム内
で実行され、そのコンピュータシステムを、コミュニケ
ーションツール及び/又はリソースのうちの1つ以上の
サービスを共有する場のサービスの情報を複数の場にわ
たって統合するサービス統合システムとして動作させる
サービス統合プログラムであって、複数の場を、これら
複数の場のうちの統合側の場に対応する、統合の対象と
なる複数の場の統合の対象となる複数のサービスを定義
した各対象サービス定義を含んで定義した場の情報デー
タベースを管理する場の情報管理部と、上記対象サービ
ス定義により定義された複数の場の複数のサービスの情
報を、その対象サービス定義に対応する1つの統合側の
場に表示するサービス表示部とを有することを特徴とす
る。
【0031】本発明の第1のサービス統合プログラム
は、1台もしくは通信回線で結ばれた複数台のコンピュ
ータからなるコンピュータシステムを、本発明のサービ
ス統合システムとして動作させるサービス統合プログラ
ムであり、したがって、本発明の第1のサービス統合プ
ログラムには、前述の本発明のサービス統合システムの
全ての態様に相当する態様のプログラム全てが含まれ
る。
【0032】さらに、上記目的を達成する本発明のサー
ビス統合プログラムのうちの第2のサービス統合プログ
ラムは、コンピュータ内で実行され、そのコンピュータ
を、コミュニケーションツール及び/又はリソースのう
ちの1つ以上のサービスを共有する場のサービスの情報
を複数の場にわたって統合するサービス統合装置として
動作させるサービス統合プログラムであって、複数の場
のうちの統合側の場に対応する、統合の対象となる複数
の場の統合の対象となる複数のサービスを定義した対象
サービス定義により定義された複数の場の複数のサービ
スの情報を、その対象サービス定義に対応する1つの統
合側の場に表示するサービス表示部とを有することを特
徴とする。
【0033】本発明の第2のサービス統合プログラム
は、コンピュータを本発明のサービス統合装置として動
作させるサービス統合プログラムであり、したがって、
本発明の第2のサービス統合プログラムには、前述の本
発明のサービス統合装置の全ての態様に相当する態様の
プログラム全てが含まれる。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する。
【0035】図1は、本発明のサービス統合装置の一実
施形態を含む本発明のサービス統合システムの一例を示
す概要図である。
【0036】この図1には、代表的に、4台のコンピュ
ータ100,300,400,500が示されてあり、
それらのコンピュータ100,300,400,500
は、通信回線600を介して接続されている。これらの
コンピュータ100,300,400,500として
は、一般にワークステーションまたはパーソナルコンピ
ュータと呼ばれるコンピュータを用いることができる。
尚、通信回線600は、インターネット、LAN(Lo
cal Area Network)等のどのような通
信回線であってもよいが、ここではその通信回線600
はインターネットであるとして説明する。
【0037】これら4台のコンピュータ100,30
0,400,500のうちの1台のコンピュータ100
は、このサービス統合システムにおけるホストコンピュ
ータとしての役割りを担っており、そこには、後述する
ユーザ情報データベースや場の情報データベースが構築
されており、またそれらを管理するユーザ情報管理部や
場の情報管理部が構築されている。
【0038】一方、そのホストコンピュータとしての役
割を担っているコンピュータ100を除く残りの3台の
コンピュータ300,400,500は、そのホストコ
ンピュータに対するクライアントコンピュータとしての
役割りを担っている。
【0039】それらのコンピュータ300,400,5
00では、そのコンピュータを操作するユーザの操作に
応じて、場の画面を表示してそこに表示されている情報
を認識したり、同じ場を共有する他のユーザに向けて情
報を送る、という処理が行なわれる。また、それらのコ
ンピュータ300,400,500では、後述する統合
側の場を表示することにより、その1つの統合側の場上
に複数の場の複数のサービスを表示したり、同一の電子
メール等を複数の場の複数のサービスに配信することも
行なわれる。
【0040】以下、先ずこれらのコンピュータのハード
ウェア構成について説明する。
【0041】これらの各コンピュータ100,300,
400,500は、CPU(中央処理装置)、RAM
(ランダムアクセスメモリ)、ハードディスク、通信用
ボード等が内蔵された本体部101,301,401,
501、本体部101,301,401,501からの
指示により表示画面102a,302a,402a,5
02a上に画像や文字列を表示する表示部102,30
2,402,502、各コンピュータ100,300,
400,500に利用者の指示を入力するためのキーボ
ード103,303,403,503、表示画面102
a,302a,402a,502a上の任意の位置を指
定することにより、その指定時にその位置に表示されて
いたアイコン等に応じた指示を入力するマウス104,
304,404,504を備えている。
【0042】本体部101,301,401,501
は、さらに外観上、フレキシブルディスク(図示せ
ず)、CD−ROM700が装填されるフレキシブルデ
ィスク装填口101a,301a,401a,501
a、CD−ROM装填口101b,301b,401
b,501bを有しており、それらの内部には、それら
の装填口101a,301a,401a,501a,1
01b,301b,401b,501bから装填された
フレキシブルディスクやCD−ROM700をドライブ
してアクセスするフレキシブルディスクドライブやCD
−ROMドライブも内蔵されている。
【0043】図2は、図1に示した外観を有するコンピ
ュータのハードウェア構成図である。ここでは代表的に
コンピュータ100を取り上げて説明するが、コンピュ
ータ300,400,500も同様の構成を有する。
【0044】図2のハードウェア構成図には、CPU1
11、RAM112、ハードディスクコントローラ11
3、フレキシブルディスクドライブ114、CD−RO
Mドライブ315、マウスコントローラ116、キーボ
ードコントローラ117、ディスプレイコントローラ1
18、および通信用ボード119が示されており、それ
らはバス110で相互に接続されている。
【0045】フレキシブルディスクドライブ114、C
D−ROMドライブ115は、図1を参照して説明した
ように、それぞれフレキシブルディスク装填口101a
およびCD−ROM装填口101bから装填されたフレ
キシブルディスク710、CD−ROM700をアクセ
スするものである。通信用ボード119は通信回線60
0に接続される。
【0046】また、図2には、ハードディスクコントロ
ーラ113によりアクセスされるハードディスク12
0、マウスコントローラ116により制御されるマウス
104、キーボードコントローラ117により制御され
るキーボード103、およびディスクプレイコントロー
ラ118により制御されるCRTディスプレイ102も
示されている。
【0047】図3は、本発明のサービス統合プログラム
の一実施形態の概念的な構成図である。
【0048】この図3に示すサービス統合プログラム2
00は、ユーザ情報管理部210、場の情報管理部22
0、サービス参照部230、情報配信部240、定義作
成部250、およびサービス表示部260から構成され
ており、このサービス統合プログラム200は、図1、
図2にも示すCD−ROM700に格納されている。こ
こで、サービス参照部230および情報配信部240に
は、それぞれフィルタ231およびフィルタ241が含
まれている。
【0049】この図3に示すサービス統合プログラム2
00は、CD−ROM700から、先ずは、図1に示す
ホストコンピュータ100にインストールされて、その
ホストコンピュータ100のハードディスク120(図
2参照)に格納される。その後、そのサービス統合プロ
グラム200のうちのサービス参照部230、情報配信
部240、定義作成部250、サービス表示部260
は、各クライアントコンピュータ300,400,50
0に配信される。一方、そのサービス統合プログラム2
00のユーザ情報管理部210と場の情報管理部220
は、ホストコンピュータ100内にとどまり、ホストコ
ンピュータ100内に、それぞれ、ユーザ情報データベ
ースおよび場の情報データベースを構築して、それらを
それぞれ管理する。
【0050】この図3のサービス統合プログラム200
の各部210〜260の作用については、図5のサービ
ス統合システムの説明と合わせて説明する。
【0051】図4は、本発明のサービス統合プログラム
のもう1つの実施形態の概念的な構成図である。
【0052】この図4に示すサービス統合プログラム2
00′は、サービス参照部230、情報配信部240、
定義作成部250、およびサービス表示部260から構
成されている。サービス参照部230および情報配信部
240には、各フィルタ231,241が含まれてい
る。この図4のサービス統合プログラム200′はCD
−ROM700に格納されている。この図4のサービス
統合プログラム200′は、図3のサービス統合プログ
ラム200と比べると、図4のサービス統合プログラム
200′には、図3のサービス統合プログラム200に
は含まれていたユーザ情報管理部210および場の情報
管理部220が含まれていない点が異なる。この図4の
サービス統合プログラム200′は、図1に示すコンピ
ュータシステムのうちのクライアントコンピュータ(コ
ンピュータ300、400、500)向けのものであ
り、このシステムに新たに参加したコンピュータ(例え
ば今回、コンピュータ500がこのシステムに新たに参
加したものとする)に、前述のようにホストコンピュー
タ100からダウンロードしてもよいが、それに代わ
り、ここでは、図4のCD−ROMからのコンピュータ
500にサービス統合プログラム200′がアップロー
ドされる。この図4のサービス統合プログラム200′
の各部230〜260についても、図5のサービス統合
システムの説明と合わせて説明する。
【0053】尚、本発明のサービス統合プログラムが記
憶される記憶媒体は、ここで説明しているCD−ROM
だけに限定されるものではなく、コンピュータによって
その記憶内容の読み取りが可能なものであれば、例えば
DVD、コンパクトフラッシュ(登録商標)メモリやス
マートメディア、メモリスティックなど、他のあらゆる
記憶媒体を用いたものであってもよい。
【0054】あるいは、本発明のサービス統合プログラ
ムは、インターネット経由で配信されてコンピュータに
ダウンロードされてもよい。
【0055】あるいは、そのサービス統合プログラム
は、コンピュータに内蔵された記憶媒体(例えばハード
ディスク)に予め格納されたものであってもよい。
【0056】図5は、本発明のサービス統合装置の一実
施形態を含む本発明のサービス統合システムの一実施形
態の機能ブロック図である。
【0057】この図5に示すサービス統合システム80
0は、図3に示すサービス統合プログラム200のうち
の少なくともユーザ情報管理部210と場の情報管理部
220がホストコンピュータ100にインストールされ
るとともに、図3に示すサービス統合プログラム200
のうちの残りの各部230〜260、あるいは図4に示
すサービス統合プログラム200′が図1の各クライア
ントコンピュータタ300、400、500にインスト
ールされて実行されることにより構築されるものであ
る。
【0058】図5のサービス統合システム800を構成
するユーザ情報管理部810および場の情報管理部82
0は、図1のホストコンピュータ100内に構築され、
そのホストコンピュータ100内に、それぞれユーザ情
報データベース811および場の情報データベース82
1を構築して管理する役割りを担っている。
【0059】また、図5のサービス統合システム800
を構成するサービス統合装置900は、図1の各クライ
アントコンピュータ300,400,500のそれぞれ
の中に構築される。ただし、この図5では、図示の繁雑
さを避けるため、サービス統合装置900は1台分のみ
示されている。このサービス統合装置900は、サービ
ス参照部930、情報配信部940、定義作成部95
0、およびサービス表示部960から構成されており、
サービス参照部930および情報配信部940には、そ
れぞれ各フィルタ931、941が含まれている。
【0060】また、図5には、複数の「場」610,6
20,…630が示されている。各「場」610,62
0,…630は、それぞれがいくつかの「サービス」6
11,…,612,621,…622;631,…,6
32で構成されている。
【0061】ここで、「場」は、その「場」に属してい
る複数のユーザに共通のコミュニーケーションツール
(例えば電子掲示板やメーリングリストなど)やリソー
ス(文書ファイルやプログラムソースファイル)を共有
して相互のコミュニケーションを図ったり共同で作業を
行なったりするソフトウェア上の概念をいう。また、
「場」を構成する「サービス」は、その「場」で共有さ
れるコミュニケーションツールやリソースをいう。
【0062】図5に示す複数の「場」610,620,
…,630は、図5ではサービス統合システム800か
らは外れた位置に示されているが、これは図示の便宜上
のものであり、これらの「場」610,620,…,6
30に関し、ユーザ情報データベース811に各「場」
のユーザが定義され、場の情報データベース821に各
「場」自体(例えばそこで使われるコミュニケーション
ツールやリソースの種別、表示画面のレイアウト等)が
定義されている。
【0063】図5のサービス統合装置900は、複数の
「場」のサービスが統合された場(ここでは、これを
「統合側の場」と称する)の処理を行なうものであり、
図5にサービス統合システム800の外に示されている
複数の場610,620,…,630は、サービス統合
装置900で処理される統合側の場での統合の対象とな
る複数の場である。尚、統合側の場での統合の対象とな
る場以外の、それぞれが単独の場も、図5のユーザ情報
データベース811および場の情報データベース821
で定義されるが、ここでは、単独の場は本発明の主題で
はなく、図5での図示は省略されている。
【0064】図5のサービス統合システム800の、ユ
ーザ情報管理部810および場の情報管理部820は、
図3に示すサービス統合プログラム200の、ユーザ情
報管理部210および場の情報管理部220にそれぞれ
対応し、図5のサービス統合システム800を構成する
サービス統合装置900の、サービス参照部930、情
報配信部940、定義作成部950、およびサービス表
示部960は、それぞれ、図3に示すサービス統合プロ
グラム200の、サービス参照部230、情報配信部2
40、定義作成部250、およびサービス表示部260
に対応するとともに、さらに、それぞれ、図4に示すサ
ービス統合プログラム200′の、サービス参照部23
0、情報配信部240、定義作成部250、およびサー
ビス表示部260に対応するが、図5のサービス統合シ
ステム800ないしサービス統合装置900を構成する
各部810〜820、930〜960は、図1に示すコ
ンピュータシステムのハードウエアとソフトウエアとの
組合せであるのに対し、図3ないし図4のサービス統合
プログラム200,200′の各部210〜260は、
それらハードウエアとソフトウエアとのうちのアプリケ
ーションプログラムのみから構成されている。このよう
に、図5のサービス統合システム800ないしサービス
統合装置900の各部810〜820、930〜960
は、図3のサービス統合プログラム200の各部210
〜260ないし図4のサービス統合プログラム200′
の各部230〜260とそれぞれ対応しているため、こ
こでは、図5のサービス統合システム800ないしサー
ビス統合装置900の各部810〜820、930〜9
60の各作用を説明することで、図3のサービス統合プ
ログラム200の各部210〜260および図4のサー
ビス統合プログラム200′の各部230〜260の各
作用の説明を兼ねるものとする。
【0065】図5のサービス統合システム800ないし
サービス統合装置900は、上述の定義における「場」
の「サービス」の情報を複数の場にわたって統合するも
のである。
【0066】そのサービス統合システム800を構成す
るユーザ情報管理部810は、ユーザとそのユーザが属
する場との対応関係を定義したユーザ情報データベース
811を構築して管理するものである。このユーザ情報
データベース811の構築や更新は、サービス統合装置
900の定義作成部950の指示を受けたユーザ情報管
理部810により行なわれる。
【0067】また、このユーザ情報管理部810は、定
義作成部950の依頼を受けてユーザ情報データベース
811を検索し、所望のユーザが属する場の一覧を定義
作成部950に渡す。
【0068】また、そのサービス統合システム800を
構成する場の情報管理部820は、複数の「場」を定義
した場の情報データベース821を構築して管理するも
のである。この場の情報データベース821の構築や更
新は、サービス統合装置900の定義作成部950の指
示を受けた場の情報管理部820により行なわれる。こ
の場の情報データベース821内には、定義作成部95
0の指示を受けた場の情報管理部820により、統合の
対象となる複数の場の統合の対象となる複数のサービス
(例えば図5に示す例では、場610のサービス611
と、場620のサービス622と、場610のサービス
631およびサービス632)を定義した対象サービス
定義8211が、サービスの統合を行なう場(統合側の
場)に対応づけられて定義されている。また、場の情報
データベース821内には、定義作成部950の指示を
受けた場の情報管理部820により、複数の場どうしの
間の親子関係8212(例えば「部」の場とその部内の
「課」の場など)が定義されている。
【0069】この、場の情報管理部820は、定義作成
部950の依頼を受けて、場の情報データベース821
を検索し、その定義作成部950の依頼に応じて、所望
の場に対する、階層的に親となる場の一覧や、所望の場
に対する、階層的に子となる場の一覧や、所望の内容に
関連する場の一覧を定義作成部950に渡す。
【0070】また、図5のサービス統合システム800
内のサービス統合装置900を構成するサービス参照部
930は、場の情報データベース821内の対象サービ
ス定義8211を場の情報管理部820を介して入手
し、その対象サービス定義8211により定義された複
数の場610,620,…,630の複数のサービス6
11,622,631,632の情報を参照し、サービ
ス表示部960に渡す。サービス表示部960は、対象
サービス定義8211により定義された複数の場の複数
のサービスの情報を、その対象サービス定義に対応する
1つの統合側の場に表示する。具体例は後述する。
【0071】ここで、サービス参照部930は、図5に
は代表的に1つのみ示されているが、このサービス参照
部930として、対象サービス定義8211により定義
された複数の場の複数のサービスの情報を「1つのサー
ビス対1つのサービス参照部」の関係で参照する複数の
サービス参照部が用意されていてもよく、あるいは、対
象サービス定義8211により定義された複数の場の複
数のサービスの情報を「複数のサービス対1つのサービ
ス参照部」の関係で参照するサービス参照部が用意され
ていてもよく、それらのサービス参照部が混在していて
もよい。
【0072】サービス参照部930として、対象サービ
ス定義8211により定義された複数の場の複数のサー
ビスの情報を1つのサービス対1つのサービス参照部の
関係で参照する複数のサービス参照部を有するときは、
サービス表示部960は、それら複数のサービス参照部
によりそれぞれ参照された複数のサービスの情報をその
対象サービス定義8211に対応する1つの統合側の場
に表示し、サービス参照部930として対象サービス定
義8211により定義された複数の場の複数のサービス
の情報を複数のサービス対1つのサービス参照部の関係
で参照するサービス参照部を有するときは、サービス表
示部960は、そのサービス参照部により参照された複
数のサービスの情報をその対象サービス定義に対応する
1つの統合側の場に表示する。
【0073】ここで、上記のサービス参照部930に
は、そのサービス参照部930が参照したサービスの情
報の中からそのフィルタに応じた所定の情報を抽出する
フィルタ931が含まれている。
【0074】このフィルタ931としては、ここでは、
サービス参照部930により参照された複数のサービス
の情報の中に重複した情報が存在する場合に、それら重
複した情報のうちの1つの情報のみを抽出するフィルタ
や、サービス参照部930により参照されたサービスの
情報を、そのサービスにおける情報形式とは異なる形式
の情報に加工するフィルタなどが利用される。
【0075】また、図5のサービス統合装置900を構
成する情報配信部940は、情報配信の対象となる複数
の場の情報の配信の対象となる複数のサービス(図5に
示す例では、場610のサービス611と、場620の
サービス622と、場630のサービス631)に向け
て同一の情報を配信する役割りを担っている。
【0076】ここで、場の情報データベース821内の
対象サービス定義8211には、その対象サービス定義
8211に対応する統合側の場を定義する際に、情報配
信部940により情報が配信される対象となる複数の場
の情報配信の対象となる複数のサービスが定義されてお
り、情報配信部940は、情報の配信にあたっては、場
の情報データベース821内の対象サービス定義821
1を場の情報管理部820を介して入手し、その対象サ
ービス定義8211により情報の配信先を認識する。
【0077】ここで、この情報配信部940には、配信
する情報の形式を配信先のサービスの情報形式に変換す
るフィルタが含まれており、情報配信部940は、情報
の配信にあたり、その情報を、配信先の場のサービスに
応じた情報形式に変換して配信する。
【0078】また、図5のサービス統合装置900を構
成する定義作成部950は、ユーザによる操作に応じて
場を定義する役割りを成す。ここで定義された場に参加
するユーザの情報はユーザ情報管理部810に送られて
ユーザ情報データベース811に格納され、場自体の定
義は、場の情報管理部820に送られて場の情報データ
ベース821に格納される。この定義作成部950で
は、統合側の場に関する対象サービス定義8211や、
複数の場どうしの親子関係8212も定義される。
【0079】また、定義作成部950は、ユーザ情報管
理部810から所望のユーザが属する場の一覧を受け取
って表示したり、場の情報管理部820から、所望の場
に対する、階層的に親となる場の一覧を受け取って得し
て表示したり、場の情報管理部820から、所望の場に
対する、階層的に子となる場の一覧を受け取って表示し
たり、さらに場の情報管理部820から所望の内容に関
連する場の一覧を受け取って表示したりなど、場の定義
に役立つ情報を収集してユーザに提供する。
【0080】以下では、これまで説明してきた実施形態
を踏まえて、さらに具体的な実施形態について説明す
る。
【0081】図6は、場の情報表示画面を示す図であ
る。
【0082】この図5に示す情報表示画面では、場の一
覧、参加ユーザの一覧、関連情報一覧、および利用可能
なサービスごとの情報表示部分(ここに示す例では「共
有ファイル」および「電子掲示板」)が表示されてい
る。この図5の情報表示画面は、「統合側の場」の情報
表示画面の一例であり、この図6中の「関連情報一覧」
部分のような形で複数の他の場で管理されている様々な
情報を、一括して表示・編集することができるように構
成されている。
【0083】ここで、まず場の機能を実現するために必
要となるモジュールのうち、場の情報を管理するための
モジュールの構成を、図7に示す。この図7において、
統合サービス作成機能の部分が、従来存在しなかった、
本実施形態に特有の機能である。この統合サービス作成
機能は、図5における定義作成部950の一例に相当す
る。またこの図7におけるユーザ情報管理機能および場
の情報管理機能は、図5における、それぞれ、ユーザ情
報管理部810および場の情報管理部820の各一例に
相当する。
【0084】また、ユーザが場の情報を閲覧・編集する
際に、ここで提案される複数サービスの統合方式を利用
する場合のモジュールの構成を図8に示す。ユーザは、
ひとつの場の中で提供されている統合サービスを利用す
ることによって、関連のある複数の場の情報を一度に閲
覧・編集することができる。この図8では、統合側の場
におけるサービスの統合・分配の機能が従来見られなか
った本実施形態に特有のものである。
【0085】以下では、本実施形態を実現するために必
要となる各モジュールの機能について述べる。図7,図
8については、各モジュールの機能の説明の際に参照す
ることで合わせて説明する。
【0086】(場の機能) (場の設定情報)場とは、前述したように、共通のテー
マを持つユーザのグループごとにサービスをまとめたも
のである。基本構成要素として、以下の情報をもつ。 (1)場を識別するためのID (2)参加ユーザリスト (3)利用可能サービスリスト (4)複数の場の階層構造における親の場の情報 (5)複数の場の階層構造における子の場の情報 (6)その他の属性情報 これらの情報の管理については、たとえば図9のような
XMLファイルによって表現し、場の情報データベース
に保存しておく方法が考えられる。
【0087】この図9に示す場の情報には、場のID=
「001」の場について、その場の名前が「第1開発
課」であること、参加者がユーザID=「001」の山
田とユーザID=「002」の鈴木であること、この場
でのサービスが、そこに示されたURLに存在する掲示
板と、やはりそこに示されるURLに存在する共有ファ
イルであること、場のID=「002」の場が親の場で
あること、場のID=「003」の場が子の場であるこ
と、さらに検索のためのキーワードとして「ソフトウェ
ア開発」と「コミュニケーションツール」が定義されて
いる。
【0088】(場の情報管理機能)図7に示す場の情報
管理機能では、場の管理ユーザから、場の生成・編集・
削除の要求を受け、図9の例で示されるような場の設定
情報の書き換えを行なう。また、ユーザ情報管理機能
や、統合サービス作成機能などによって、ユーザ情報や
サービス情報に更新があった場合にも、それぞれのモジ
ュールからの更新要求を受け、場の設定情報の更新を行
なう。
【0089】場の情報管理機能では、以下の機能を提供
する。 (1)場の情報の編集 指定された場について、設定情報の編集を行なう。 (2)場の検索 指定された条件を満たす場を検索し、結果を回答する。
図9の例では、「コミュニケーションツール」をキーワ
ードに持つ場の検索要求(たとえばsearch ke
yword=“コミュニケーションツール”のようなコ
マンド)に対し、条件を満たす場の識別子であるID=
「001」を回答する。この機能により、ユーザが他の
場の存在を知らなくても、関連のありそうな場を検索し
て、その場で扱われているサービスを登録し、情報を統
合することが可能となる。
【0090】図10は、場の情報管理機能での処理の流
れを示すフローチャートである。
【0091】ここでは、要求待ちを行ない、要求がある
とその要求が場の情報の照会要求であるか、場の情報の
編集要求であるか、あるいは場の検索要求であるかが判
定され、場の情報の照会要求があったときは、指定され
た場の属性情報を回答し、場の情報の編集要求があった
ときは、指定された場の属性情報を更新し、場の検索要
求があったときは、指定されたキーワードを場の情報と
して含んでいる場のIDのリストを回答する。
【0092】(ユーザ情報管理機能)場の利用者である
ユーザは、ユーザ情報管理機能によってその属性情報
や、利用可能な場の情報を管理されている。ユーザ情報
管理機能によって管理される情報としては、図11のよ
うなものが一例として挙げられる。
【0093】図11に示すユーザ情報には、ユーザID
=「001」のユーザとユーザID=「002」のユー
ザが定義されている。ユーザID=「001」のユーザ
に関しては名前が「山田太郎」であり、所属が「第1開
発部」であり、電話番号が「012−345−678
9」であり、参加している場が場のID=「001」の
場と、場のID=「003」の場であることが定義され
ており、ユーザID=「002」のユーザに関しては、
名前が「鈴木次郎」であり、所属が「第二営業課」であ
り、電話番号が「098−765−4321」であり、
参加している場が場のID=「002」の場と場のID
=「003」の場であることが定義されている。
【0094】ユーザ情報管理機能は、以下の機能を提供
する。 (1)指定されたユーザが参加している場の情報を回答
する。図11の例では、<参加している場>タグの部分
の情報を回答する。 (2)指定されたユーザが持つその他の属性情報を回答
する。図11の例では、あるユーザついて、その名前や
所属、電話番号などの情報を回答する。
【0095】図12は、ユーザ情報管理機能での処理の
流れを示すフローチャートである。
【0096】ここでは、ユーザの参加している場の照合
を受けているか否か、およびその他のユーザ情報の照会
を受けているか否かが判定され、それぞれ、ユーザの参
加している場の照会を受けているときは参加している場
の一覧を回答し、その他のユーザ情報の照会を受けてい
るときは該当するユーザ情報を回答する。
【0097】(場の情報閲覧・編集機能)場に登録され
ているユーザは、図8に示す場の情報閲覧・編集機能を
利用することで、自分が参加している場に登録されたサ
ービスを利用する。この場の情報閲覧・編集機能は、図
5に示す実施形態では、その性質に応じ、サービス参照
部930、情報配信部940、あるいは定義作成部95
0に含まれる。この場の情報閲覧・編集機能のモジュー
ルは、以下の機能を提供する。 (1)ユーザが参加している場の一覧の表示 ユーザからの場の一覧表示要求に対し、そのユーザが参
加している場の情報を、ユーザ情報から検索し、結果の
一覧を表示する(図6の「場の一覧」に相当)。 (2)場に登録されたサービスが扱う情報の表示 ユーザが、場の一覧から利用したい場を選択すると、そ
の場に登録されているサービスの一覧を、場の情報から
取得する。結果として得られた複数のサービスに対して
呼び出しを実行し、得られた情報を画面に表示する。図
6の例では、ユーザが場の一覧から「製品開発プロジェ
クト」の場を選択することで、「参加者一覧」「関連情
報」「共有ファイル」「電子掲示板」などの各サービス
を呼び出し、その結果を画面に表示する。各サービスの
呼び出しは、たとえば「参加者一覧」の場合は場の情報
管理機能への問い合わせ、「電子掲示板」の場合はUR
Lで指定されたWebサーバからの情報の取得といった
方法によって実現される。 (3)場に登録されたサービスが扱う情報の編集 図6のような場の表示画面において、各サービスの扱う
情報の編集を、それぞれのサービスの表示部分から行な
う。たとえば、場に登録されている「電子掲示板」サー
ビスに記事の投稿を行なう場合、図6の「電子掲示板」
部分に記事を投稿するための画面を表示する。ユーザに
よって記事が入力されると、その内容をURLで指定さ
れた電子掲示板のWebサーバに送信し、記事の投稿を
行なう。
【0098】図13は、場の閲覧・編集機能での処理の
流れを示すフローチャートである。
【0099】ここでは、ユーザからの場の表示要求待ち
の後、ユーザからの表示要求を受けて、ユーザ情報管理
機能から、ユーザの参加している場を取得して、場の一
覧を表示する。さらに、ユーザからの要求待ちの後、ユ
ーザが場の一覧の中からいずれかの場を指定すると、そ
の指定された場の情報の閲覧要求か、その指定された場
の情報の編集要求かが判定され、場の情報の閲覧要求の
ときは、場の情報管理機能から、選択された場に登録さ
れたサービスの一覧を取得し、登録された各サービスを
呼び出し、結果を表示する。また、場の情報の編集要求
のときは、ユーザからの入力情報を、対象となるサービ
スヘ送信する。
【0100】(統合サービス機能)ここでは、複数の場
の間で情報を処理するために、図8に示す、複数サービ
スを統合してみせるような統合サービス機能を導入す
る。この統合サービスは、場から利用可能なサービスの
ひとつとして場に登録されることで利用可能になる。つ
まり、図6の例では、「関連情報」の部分に相当し、場
の中の他の単独サービスと同じように、場の表示画面に
一サービスとしてユーザに提示される。この統合サービ
ス機能は、以下の機能を提供する。 (1)複数情報の統合機能:複数の場に登録されている
サービスから情報を取得し、それらをひとつにまとめて
ユーザへ提示する。この機能は、たとえば複数の電子掲
示板の記事を統合するサービスの場合、指定された複数
の電子掲示板のWebページからの情報を取得し、その
結果を統合して出力するプログラムなどによって実現す
ることができる。この複数情報の統合機能は、図5に示
す実施形態におけるサービス参照部930の一例に相当
する。 (2)情報の分配機能:登録されている複数の場のサー
ビスに対して、一斉に情報を配信する。この機能は、た
とえば複数の電子掲示板に一度に投稿を行なう場合、ユ
ーザからの入力内容を、指定された複数のWebページ
へ送信するようなプログラムによって実現することがで
きる。この情報の分配機能は、図5に示す実施形態にお
ける情報配信部940の一例に相当する。
【0101】統合サービス機能の例として、複数の電子
掲示板の記事を統合するサービスの動作を、図14に示
す。統合電子掲示板サービスでは、統合対象としてあら
かじめ設定されている複数の電子掲示板から記事を取得
し、ひとつにまとめたものを回答する。
【0102】図15は統合サービスの処理の流れを示す
フローチャートである。ただし、この処理中のフィルタ
の詳細については後述する。
【0103】要求待ちの後要求を受け付けると、その要
求が、ユーザからの情報表示要求であるか否か、および
ユーザからの情報編集要求であるか否かが判定される。
その要求がユーザからの情報表示要求であったときは、
指定された複数サービスからの情報を取得し、各サービ
スからの回答をフィルタし、複数の回答を統合し、その
統合結果をフィルタして表示情報を更新する。一方、そ
の要求がユーザからの情報編集要求であったときは、ユ
ーザからの入力情報をフィルタし、フィルタされた結果
を、指定された複数サービスごとにそのフィルタし、フ
ィルタの結果を、複数サービスヘ送信する。 (フィルタ機能)複数サービスの情報を統合する際、情
報の伝達経路の途中に、サービスからの情報の整理や加
工を行なうためのフィルタ機能を導入する。ここでは以
下のような機能を持つフィルタ機能について説明する。 (1)情報加工フィルタ 場の間で伝達される情報について、指定された条件や設
定情報に応じて、情報の加工を行なう機能。この機能の
一例として、通過する情報を適切なものだけに制限する
情報選択フィルタがある。情報選択フィルタでは、通過
できる情報の条件や遮断すべき情報の条件などを指定す
る。たとえば、入力として電子掲示板の記事を与えられ
ると、設定されたキーワードが本文中に含まれている場
合には入力された記事をそのまま出力し、そうでない場
合には何も出力しないようなプログラムによってこの機
能を実現する方法がある。
【0104】この情報選択フィルタの特殊な形態とし
て、同一情報が何度も伝達されるのを防ぐような、重複
情報削除フィルタがある。配信する情報には、送信時に
この情報を識別するためのIDを割り振っておき、フィ
ルタは入力として受け取った情報に含まれているIDを
保存しておく。このフィルタに入力として与えられた情
報のIDが、保存されている配信済み情報IDの中にあ
れば、何も出力せず、そうでなければ入力された情報を
そのまま出力することで、重複情報を削除するフィルタ
プログラムを実現することができる。一般の電子メール
の場合では、各メールについて、メッセージを識別する
ためのMessage−IDが割り振られており、この
情報はメールのヘッダ部分に含まれている。複数のメー
リングリストからのメッセージを統合するサービスの場
合、フィルタでこのIDを記憶しておくことで、メール
記事の重複送信を防ぐことができる。
【0105】一方、情報加工フィルタの別の形態とし
て、形式変換フィルタがある。形式変換フィルタでは、
入力として与えられた情報について、指定された別の形
式への変換を行なう。例として、電子掲示板とメーリン
グリストからの情報を、形式変換フィルタによって統合
する場合について、図16に示す。電子掲示板の記事は
HTML形式のドキュメント、メーリングリストの記事
は通常のテキスト形式のドキュメントであるようなケー
スが考えられる。この場合、メーリングリストからの情
報のうち、日時、送信者、内容のみを抽出し、これらを
HTML形式へと変換するプログラムによって、電子掲
示板の記事の形式へ変換し、電子掲示板の記事と統合す
る、といった処理を行なう。
【0106】この形式変換フィルタによって、元のサー
ビスが提供している情報と別の形態の統合サービスを提
供するのに利用することもできる。例えば、電子掲示板
やメーリングリストの記事の属性情報のうち、送信日の
情報をチェックし、指定された日時以降の記事のみを通
過するようなフィルタによって、複数サービスの更新情
報を通知するような統合サービスを作成することができ
る。
【0107】図17は、情報加工フィルタを示すフロー
チャートである。
【0108】ここでは、フィルタ条件の設定要求である
か、あるいはデータのフィルタ要求であるかが判定さ
れ、フィルタ条件の設定の場合は、指定されたフィルタ
条件を記憶する。データのフィルタ要求の場合は、フィ
ルタ条件や履歴によりデータの選択、加工などを行な
い、フィルタ後のデータを回答し、履歴(データやフィ
ルタ処理の結果)を記憶する。
【0109】図18は、重複情報の削除フィルタの処理
を示すフローチャートである。
【0110】ここでは、データのフィルタ要求を受け
て、データのメッセージIDを抽出し、過去に同じメッ
セージIDのデータを受け取ったことがあるか否かに応
じて、過去に同じメッセージIDのデータを受け取った
ことがないときはデータをそのまま回答し、過去に同じ
メッセージIDのデータを受け取ったことがあるときは
空のデータを回答して、データのメッセージ1Dを記録
する。
【0111】(統合サービス作成機能)前述の統合サー
ビスを場から利用するには、あらかじめこの統合サービ
スを作成しておく必要がある。統合サービス作成機能
(図7参照)は、以下のような処理を行なって、統合サ
ービスを作成する。この統合サービス作成機能は、図5
に示す実施形態における定義作成部950の一例に相当
する。
【0112】(1)関連のある場を選択する。
【0113】選択方法としては、次のようなものが考え
られる。 (a)場の情報管理機能に対し、あるユーザが参加して
いる全ての場を問い合わせる。 (b)場の情報管理機能に対し、ある場について親子関
係にある場を問い合わせる。 (c)場の情報管理機能に対し、指定されたキーワード
が場の属性情報に含まれるような場を問い合わせる。 (d)全ての場のリストから、手動で指定する。
【0114】(2)選択された場の中から、統合の対象
とするサービスを選択し、統合機能の設定情報とする。
たとえば、ある場に登録された電子掲示板を選択する場
合、その電子掲示板のURLを取得し、複数電子掲示板
の統合プログラムのパラメータとして設定する。
【0115】(3)選択された複数サービスに、互いに
異なる形式のものがある場合(例えばメーリングリスト
と電子掲示板が選択された場合)、あるいはサービスか
らの情報を加工して表示したい場合には、情報の形式を
変換するためのフィルタ機能を呼び出すように設定す
る。また、フィルタ機能には、変換形式などの情報を設
定する。
【0116】(4)統合側の場に、作成した統合サービ
スを登録するよう、場の管理機能に対して、情報の更新
を行なう。
【0117】このような方式によって場に統合サービス
を登録しておくことで、場の利用者は他の場の存在につ
いて知らなくても、自分の参加している場と関連のある
場で扱われている情報を一括して閲覧・編集することが
可能となる。
【0118】この機能の実行例を、図19に示す。ここ
では、「開発」に関連のある場から電子掲示板とメーリ
ングリストサービスを統合対象とし、「関連情報」サー
ビスを作成する。
【0119】まず、場の管理者は統合サービス作成機
能を利用し、キーワードを指定して、場の情報管理機能
に対して場の検索を行なう。結果として得られた場の
情報のうち、サービスリストの中から、統合対象とす
るサービス(ここでは電子掲示板とメーリングリスト)
を選択し、統合サービスを実現しているプログラムの設
定ファイルに追加する。また、情報の統合時に使用す
るフィルタについても、設定ファイルに形式変換の定義
を設定する。こうして設定された統合サービスを、場
のサービスとして利用できるよう、場の設定ファイルの
中のサービスリストに追加する。
【0120】図20は、統合サービス作成処理の流れ
(全体)を示すフローチャートである。
【0121】ここでは、先ず場とサービスの決定処理
(図21を参照して詳述する)を行ない、フィルタの条
件を設定し、フィルタと結合・分配モジュールを設定し
て統合サービスを作成し、場の管理機能から、統合側の
場の情報に、作成された統合サービスを登録する。
【0122】図21は、図20の統合サービス作成機能
(場とサービスの決定処理)を示すフローチャートであ
る。
【0123】ここでは、手動で選択するか否か、ユーザ
の参加している場を選択するか否か、統合側の場の階層
的に子供の場を選択するか否か、統合側の場の階層的に
親の場を選択するか否か、およびユーザの指定したキー
ワードを属性情報に含む場を選択するか否かに応じて、
それぞれ、手動で選択する場合は統合対象となる場のI
Dを手動で指定し、ユーザの参加している場を選択する
場合はユーザ情報管理機能から参加している場ID一覧
を取得し、統合側の場の階層的に子供の場を選択する場
合は場の管理機能から子供の場の一覧を取得し、統合側
の場の階層的に親の場を選択する場合は場の管理機能か
ら親の場の一覧を取得し、ユーザの指定したキーワード
を属性情報に含む場を選択する場合は、場の管理機能か
ら、指定されたキーワードを属性情報に含む場のID一
覧を取得し、いずれの場合も、その後、統合対象とする
サービスの指定を受けて、統合対象とする場のIDとサ
ービスを回答する。
【0124】(適用例)ここでは、前述の機能を利用し
て複数の場の間での情報伝達を行なう方式を、場の利用
に適用した例について述べる。なお、以下に示す例で
は、図8のアーキテクチャで示したモジュールの全てを
用意するのではなく、適用場面に応じて必要なモジュー
ルのみを用意することになる。
【0125】(関連する場の情報の監視)ユーザが参加
している場の中から、その場と関連のある複数の場で扱
われている情報を監視する機能の実現方法について、図
22に示す。
【0126】ここでは、図8のアーキテクチャのうち、
統合サービス機能で扱うサービスが、ひとつのサービス
に限定されていて、このような統合サービスが、場に複
数登録されている、という構成になる。このように、複
数の場の情報を一箇所の場へ表示させることで、複数の
場の様子を個別に閲覧する必要がなくなり、参加してい
るひとつの場を通して一度に監視することが簡単にな
る。
【0127】また、必要に応じて、他の場からの情報を
取得する部分にフィルタ機能を導入し、監視する情報を
整理することもできる。たとえば、他の場での電子掲示
板の記事を監視する場合、指定したキーワードを含むよ
うな記事のみを通過させるようなフィルタ機能を導入す
る。このようなフィルタ機能の導入によって、監視する
情報が多くなりすぎるのを防ぎ、本来必要とされている
情報のみを表示させることが可能となる。
【0128】(関連する場の情報の一括表示機能)ユー
ザが参加している場の中に、関連のある場で扱われてい
る情報を一括して表示させる機能の実現方法について、
図23に示す。
【0129】関連情報を閲覧するための場には、他の場
で扱われているサービスを統合するための統合サービス
を登録する。統合サービスは、登録された他の場のサー
ビスが扱う情報をひとつにまとめ、表示する機能をも
つ。ここでは、重複情報を削除する機能を持ったフィル
タを、必要に応じて追加する。場は、現実世界での部署
や、プロジェクトの単位で作成されることが多く、これ
ら複数の場の中には、概念的に関連を持ち、似たような
情報を扱っている場合がある。例えば、自分の所属して
いる部の場と、課の場の両方に参加しているような場
合、それぞれの場に同一内容の事務連絡情報が送信され
るといったことがしばしば起こる。ここで、統合サービ
スの対象として、あるユーザが参加している部の場と課
の場が登録されているとすると、統合サービス機能によ
り、それぞれの場で同一内容の情報があった場合、結果
として重複情報を閲覧することになってしまう。この問
題は、同じ情報を2回以上通過させないような、重複情
報削除フィルタ機能を導入することで解決できる。
【0130】ここで述べた適用例は、図22を参照して
説明した例のような統合サービスを複数用意する方式に
比べ、関連する場ごとに情報表示部分を用意する必要が
なく、全ての関連する場からの情報を一箇所で閲覧する
ことができるため、関連する場の数が非常に多くなった
場合には、この方式のほうが情報を閲覧しやすくなる。
【0131】(形式の異なる複数情報の統合機能)統合
対象となる複数のサービスからの情報の形式がそれぞれ
異なる場合に、情報を統合する場合の例について、図2
4に示す。図23を参照して説明した例では、統合対象
サービスはすべて電子掲示板であり、同種サービスの統
合となっているが、ここでは、電子掲示板、共有ファイ
ル、メーリングリストといった、それぞれ形式の異なる
サービスを統合する場合について示す。
【0132】様々な形式の情報を統合するサービスとし
て、関連する場での電子掲示板や共有ファイル、参加ユ
ーザ一覧などの情報のうち、更新情報を一覧できるよう
なものを考える。これを実現するためには、複数の場の
サービスからの情報から、更新のあったものを選択し、
その概要を抽出して更新情報として通過させるような情
報加工フィルタを、情報統合機能に追加する。たとえ
ば、電子掲示板の更新情報フィルタの場合、入力された
記事の投稿日が過去1週間以内のものであれば、その記
事のタイトルを出力するようなプログラムになる。
【0133】この情報加工フィルタ機能により、異なる
形式の情報を統合するとともに、更新情報閲覧統合サー
ビスという、もとのサービスの形式とは全く異なる別の
統合サービスを提供することが可能となる。
【0134】また、統合サービスの対象としては、場の
単位ではなく、サービスの単位で情報の統合をおこなう
ため、図24の例のように、一つの場の複数のサービス
(「電子掲示板」と「共有ファイル」)を統合対象とす
ることが可能である。
【0135】(関連する場への情報の一斉配信)ユーザ
が参加している場から、関連のある場へ一斉に情報を配
信する機能の実現方法について、図25に示す。
【0136】情報の一斉配信を行なうために、場の中へ
情報配信のための統合サービスを登録する。統合サービ
スでは、情報送信要求を受けると、登録されている複数
の他の場への情報の分配を行なう機能をもつ。図25の
例では、複数の場の電子掲示板サービスへ情報を配信す
るような、統合電子掲示板サービスを導入している。
【0137】また、必要に応じて、情報の配信機能部分
に、情報の形式を変化するフィルタ機能を導入すること
も可能である。例えば、統合サービスとしては電子掲示
板の形式を利用して情報の配信を行ないたいが、一部の
場にはその情報をメーリングリストに配信したい、とい
った場合には、電子掲示板の投稿記事を内容とするメー
ルを、別のメーリングリストへ投稿するプログラムをフ
ィルタ機能として起動することで、電子掲示板に投稿さ
れた情報をメール形式の記事として配信することができ
る。
【0138】この機能の導入により、ユーザが参加して
いる場と関連のある複数の場へ同じ情報を一度に配信し
たい場合、それぞれ個別の場に対して情報送信作業を行
なう必要がなくなり、一度の送信作業でひとつの場から
関連する複数の場へ情報を配信することが可能となる。
【0139】(具体例)これまでに説明した本発明方式
を導入した場面の例を示す。
【0140】ユーザAは第一開発部第二開発課に所属
し、業務としては、新製品開発プロジェクトに参加して
いるとする。また、社内では部署やプロジェクトごとに
場が存在しているとする。従って、ユーザAは第一開発
部の場、第二開発課の場、新製品開発プロジェクトの場
に参加することになる。それぞれの場では、利用可能サ
ービスとして、電子掲示板サービスやメーリングリスト
サービスが用意され、その他にも業務内容に応じたサー
ビスが利用可能であるとする。
【0141】(例1)第一開発部の場の参加者が、部内
の複数の課(第一、第二、第三開発課)の情報を一度に
閲覧・編集できるような機能を追加する場面を、図26
に示す。
【0142】第一開発部の場の管理者は、部内の課の場
が管理している電子掲示板サービスを統合して、部内の
全ての課の電子掲示板の記事を閲覧できるような統合電
子掲示板サービスを、部の場のサービスの一つとして追
加する。第一開発部の場は、概念的な場の階層構造にお
いて、子供にあたる場として、部内の全ての課の場の一
覧情報をもっており、その情報を利用して統合サービス
機能が作成される。ただし、部内の課のうち、第三開発
課については、電子掲示板よりもメーリングリストが使
われる場合が多いことがわかっているため、統合サービ
スの対象をメーリングリストとし、統合機能の中に、掲
示板の記事とメールの形式の相互変換を行なうフィルタ
を導入する。
【0143】この統合電子掲示板サービスを閲覧するこ
とで、部内の課の電子掲示板やメーリングリストでやり
とりされている情報を一度に閲覧できる。また、この統
合電子掲示板サービスへ投稿することで、部内の全ての
課へ情報を配信することができる。
【0144】ここで、同じビルにある第一開発課と第二
開発課の場に、ビルの停電に関する連絡情報がユーザB
によってそれぞれの電子掲示板へ投稿されたとする。こ
れら二つの課の情報は、第一開発部の場で統合されてい
るため、同一情報が第一開発部の場に伝達されるが、重
複情報の削除フィルタの導入により、実際には一つの記
事しか表示されないことになる。
【0145】(例2)ユーザAの参加している新製品開
発プロジェクトの場では、新製品に関する問い合わせ情
報と、その問い合わせを受け付ける営業部と、開発を担
当する開発部のメンバの在席情報を表示させることとす
る(図27)。
【0146】まず、この新製品開発プロジェクトで開発
された新製品の販売を担当する営業部の場と、開発を担
当する開発部を、場の情報管理機能を利用して検索す
る。この検索の結果を利用し、担当営業部の場での問い
合わせ情報データベースと、開発担当部の場での障害対
応情報データベースを対象とするような、問い合わせ情
報統合サービスを、新製品開発プロジェクトの場に登録
する。ここで、営業部と開発部がそれぞれ別の製品につ
いても取り扱っている場合には、関連のある製品につい
ての問い合わせ情報のみを表示するように、情報選択フ
ィルタを導入する。フィルタに指定する条件として、特
定の製品名を本文中に含む情報のみを通過させるように
指定する。また、営業部と開発部のそれぞれのメンバ在
席情報管理サービスについても、プロジェクト参加メン
バ全員の在席情報を表示する統合サービスを作成し、新
製品開発プロジェクトの場に登録する。
【0147】これによって、開発プロジェクトに直接送
信されることのない問い合わせ情報を、開発プロジェク
トの場から閲覧できる。また、さらに詳しい情報を確認
するために、担当者連絡をとろうとする場合に、営業部
と開発部の両方のメンバの在席状況を一度に確認してか
ら問い合わせをするといったことができるようになる。
【0148】以上説明した実施形態によれば、複数の場
のサービスを利用する際に、以下のような効果が得られ
る。 (1)複数の場の情報を個別に閲覧する必要がなくな
り、参加しているひとつの場から一覧できるようにな
る。 (2)複数の場へ同じ情報を配信する場合、それぞれ個
別の場に対して情報送信作業を行なう必要がなくなり、
一度の送信作業でひとつの場から複数の場へ情報を配信
することが可能となる。 (3)指定した条件を満たす情報のみを通過させるフィ
ルタ機能の導入によって、本来必要とされている情報の
みを伝達させることで、情報が多くなりすぎるのを防ぐ
ことができる。 (4)複数の場の情報を閲覧する場合、重複情報を削除
するフィルタ機能により、同じ情報を何度も閲覧するこ
とがなくなる。 (5)扱う情報の形式が異なる複数サービスについて、
情報の形式を変換することで、ひとつのサービスとして
情報を一括して閲覧・編集することが可能となる。 (6)ユーザが他の場の存在を知らなくても、関連のあ
る場を検索し、その場で扱われている情報を閲覧・編集
することが可能となる。
【0149】以下に、本発明の各種態様について付記す
る。
【0150】(付記1) コミュニケーションツール及
び/又はリソースのうちの1つ以上のサービスを共有す
る場のサービスの情報を複数の場にわたって統合するサ
ービス統合システムであって、複数の場を、これら複数
の場のうちの統合側の場に対応する、統合の対象となる
複数の場の統合の対象となる複数のサービスを定義した
対象サービス定義を含んで定義した場の情報データベー
スを管理する場の情報管理部と、前記対象サービス定義
により定義された複数の場の複数のサービスの情報を、
該対象サービス定義に対応する1つの統合側の場に表示
するサービス表示部とを有することを特徴とするサービ
ス統合システム。
【0151】(付記2) 前記対象サービス定義により
定義された複数の場の複数のサービスの情報を1つのサ
ービス対1つの関係で参照する複数のサービス参照部を
有し、前記サービス表示部は、前記複数のサービス参照
部によりそれぞれ参照された複数のサービスの情報を、
該対象サービス定義に対応する1つの統合側の場に表示
するものであることを特徴とする付記1記載のサービス
統合システム。
【0152】(付記3) 前記サービス参照部は、該サ
ービス参照部が参照したサービスの情報の中から所定の
情報を抽出するフィルタを含むものであることを特徴と
する付記2記載のサービス統合システム。
【0153】(付記4) 前記対象サービス定義により
定義された複数の場の複数のサービスの情報を複数のサ
ービス対1つの関係で参照する少なくとも1つのサービ
ス参照部を有し、前記サービス表示部は、前記サービス
参照部により参照された複数のサービスの情報を、該対
象サービス定義に対応する1つの統合側の場に表示する
ものであることを特徴とする付記1記載のサービス統合
システム。
【0154】(付記5) 前記サービス参照部は、該サ
ービス参照部が参照したサービスの情報の中から所定の
情報を抽出するフィルタを含むものであることを特徴と
する付記4記載のサービス統合システム。
【0155】(付記6) 前記フィルタは、前記サービ
ス参照部により参照された複数のサービスの情報の中に
重複した情報が存在する場合に、これら重複した情報の
うちの1つの情報のみを抽出するものであることを特徴
とする付記5記載のサービス統合システム。
【0156】(付記7) 前記フィルタは、前記サービ
ス参照部により参照されたサービスの情報を、該サービ
スにおける情報形式とは異なる形式の情報に加工するも
のであることを特徴とする付記5記載のサービス統合シ
ステム。
【0157】(付記8) 前記対象サービス定義は、情
報配信の対象となる複数の場の情報配信の対象となる複
数のサービスの定義を含むものであって、該対象サービ
ス定義により定義された情報配信の対象となる複数の場
の情報配信の対象となる複数のサービスに向けて同一の
情報を配信する情報配信部を有することを特徴とする付
記1記載のサービス統合システム。
【0158】(付記9) 前記情報配信部は、配信する
情報の形式を配信先のサービスの情報形式に変換するフ
ィルタを含むものであることを特徴とする付記8記載の
サービス統合システム。
【0159】(付記10) 前記対象サービス定義を含
む場の定義を操作に応じて作成する定義作成部を有する
ことを特徴とする付記1記載のサービス統合システム。
【0160】(付記11) ユーザと該ユーザが属する
場との対応関係を定義したユーザ情報データベースを管
理するユーザ情報管理部を有し、前記定義作成部は、前
記ユーザ情報管理部に依頼し所望のユーザが属する場の
一覧を取得して表示する機能を含むものであることを特
徴とする付記10記載のサービス統合システム。
【0161】(付記12) 前記場の情報管理部は、場
を、場どうしの親子関係の定義を含んで定義した場の情
報データベースを管理するものであって、前記定義作成
部は、前記場の情報管理部に依頼し、所望の場に対す
る、階層的に親となる場の一覧を取得して表示する機能
を含むものであることを特徴とする付記10記載のサー
ビス統合システム。
【0162】(付記13) 前記場の情報管理部は、場
を、場どうしの親子関係の定義を含んで定義した場の情
報データベースを管理するものであって、前記定義作成
部は、前記場の情報管理部に依頼し、所望の場に対す
る、階層的に子となる場の一覧を取得して表示する機能
を含むものであることを特徴とする付記10記載のサー
ビス統合システム。
【0163】(付記14) 前記場の情報管理部は、指
定された内容に関連する場を検索する機能を有し、前記
定義作成部は、前記場の情報管理部に依頼し、所望の内
容に関連する場の一覧を取得して表示する機能を含むも
のであることを特徴とする付記10記載のサービス統合
システム。
【0164】(付記15) コミュニケーションツール
及び/又はリソースのうちの1つ以上のサービスを共有
する場のサービスの情報を複数の場にわたって統合する
サービス統合装置であって、複数の場のうちの統合側の
場に対応する、統合の対象となる複数の場の統合の対象
となる複数のサービスを定義した対象サービス定義によ
り定義された複数の場の複数のサービスの情報を、該対
象サービス定義に対応する1つの統合側の場に表示する
サービス表示部を有することを特徴とするサービス統合
装置。
【0165】(付記16) 前記対象サービス定義によ
り定義された複数の場の複数のサービスの情報を1つの
サービス対1つの関係で参照する複数のサービス参照部
を有し、前記サービス表示部は、前記複数のサービス参
照部によりそれぞれ参照された複数のサービスの情報
を、該対象サービス定義に対応する1つの統合側の場に
表示するものであることを特徴とする付記15記載のサ
ービス統合装置。
【0166】(付記17) 前記サービス参照部は、該
サービス参照部が参照したサービスの情報の中から所定
の情報を抽出するフィルタを含むものであることを特徴
とする付記16記載のサービス統合装置。
【0167】(付記18) 前記対象サービス定義によ
り定義された複数の場の複数のサービスの情報を複数の
サービス対1つの関係で参照する少なくとも1つのサー
ビス参照部を有し、前記サービス表示部は、前記サービ
ス参照部により参照された複数のサービスの情報を、該
対象サービス定義に対応する1つの統合側の場に表示す
るものであることを特徴とする付記15記載のサービス
統合装置。
【0168】(付記19) 前記サービス参照部は、該
サービス参照部が参照したサービスの情報の中から所定
の情報を抽出するフィルタを含むものであることを特徴
とする付記18記載のサービス統合装置。
【0169】(付記20) 前記フィルタは、前記サー
ビス参照部により参照された複数のサービスの情報の中
に重複した情報が存在する場合に、これら重複した情報
のうちの1つの情報のみを抽出するものであることを特
徴とする付記19記載のサービス統合装置。
【0170】(付記21) 前記フィルタは、前記サー
ビス参照部により参照されたサービスの情報を、該サー
ビスにおける情報形式とは異なる形式の情報に加工する
ものであることを特徴とする付記19記載のサービス統
合装置。
【0171】(付記22) 前記対象サービス定義は、
情報配信の対象となる複数の場の情報配信の対象となる
複数のサービスの定義を含むものであって、該対象サー
ビス定義により定義された情報配信の対象となる複数の
場の情報配信の対象となる複数のサービスに向けて同一
の情報を配信する情報配信部を有することを特徴とする
付記15記載のサービス統合装置。
【0172】(付記23) 前記情報配信部は、配信す
る情報の形式を配信先のサービスの情報形式に変換する
フィルタを含むものであることを特徴とする付記22記
載のサービス統合装置。
【0173】(付記24) 前記対象サービス定義を含
む場の定義を操作に応じて作成する定義作成部を有する
ことを特徴とする付記15記載のサービス統合装置。
【0174】(付記25) 前記定義作成部は、所望の
ユーザが属する場の一覧を取得して表示する機能を含む
ものであることを特徴とする付記24記載のサービス統
合装置。
【0175】(付記26) 前記定義作成部は、所望の
場に対する、階層的に親となる場の一覧を取得して表示
する機能を含むものであることを特徴とする付記24記
載のサービス統合装置。
【0176】(付記27) 前記定義作成部は、所望の
場に対する、階層的に子となる場の一覧を取得して表示
する機能を含むものであることを特徴とする付記24記
載のサービス統合装置。
【0177】(付記28) 前記定義作成部は、所望の
内容に関連する場の一覧を取得して表示する機能を含む
ものであることを特徴とする付記24記載のサービス統
合装置。
【0178】(付記29) 1台もしくは通信回線を介
して相互に接続された複数台のコンピュータからなるコ
ンピュータシステム内で実行され、該コンピュータシス
テムを、コミュニケーションツール及び/又はリソース
のうちの1つ以上のサービスを共有する場のサービスの
情報を複数の場にわたって統合するサービス統合システ
ムとして動作させるサービス統合プログラムであって、
複数の場を、これら複数の場のうちの統合側の場に対応
する、統合の対象となる複数の場の統合の対象となる複
数のサービスを定義した対象サービス定義を含んで定義
した場の情報データベースを管理する場の情報管理部
と、前記対象サービス定義により定義された複数の場の
複数のサービスの情報を、該対象サービス定義に対応す
る1つの統合側の場に表示するサービス表示部とを有す
ることを特徴とするサービス統合プログラム。
【0179】(付記30) 前記対象サービス定義によ
り定義された複数の場の複数のサービスの情報を1つの
サービス対1つの関係で参照する複数のサービス参照部
を有し、前記サービス表示部は、前記複数のサービス参
照部によりそれぞれ参照された複数のサービスの情報
を、該対象サービス定義に対応する1つの統合側の場に
表示するものであることを特徴とする付記29記載のサ
ービス統合プログラム。
【0180】(付記31) 前記サービス参照部は、該
サービス参照部が参照したサービスの情報の中から所定
の情報を抽出するフィルタを含むものであることを特徴
とする付記30記載のサービス統合プログラム。
【0181】(付記32) 前記対象サービス定義によ
り定義された複数の場の複数のサービスの情報を複数の
サービス対1つの関係で参照する少なくとも1つのサー
ビス参照部を有し、前記サービス表示部は、前記サービ
ス参照部により参照された複数のサービスの情報を、該
対象サービス定義に対応する1つの統合側の場に表示す
るものであることを特徴とする付記29記載のサービス
統合プログラム。
【0182】(付記33) 前記サービス参照部は、該
サービス参照部が参照したサービスの情報の中から所定
の情報を抽出するフィルタを含むものであることを特徴
とする付記32記載のサービス統合プログラム。
【0183】(付記34) 前記フィルタは、前記サー
ビス参照部により参照された複数のサービスの情報の中
に重複した情報が存在する場合に、これら重複した情報
のうちの1つの情報のみを抽出するものであることを特
徴とする付記33記載のサービス統合プログラム。
【0184】(付記35) 前記フィルタは、前記サー
ビス参照部により参照されたサービスの情報を、該サー
ビスにおける情報形式とは異なる形式の情報に加工する
ものであることを特徴とする付記33記載のサービス統
合プログラム。
【0185】(付記36) 前記対象サービス定義は、
情報配信の対象となる複数の場の情報配信の対象となる
複数のサービスの定義を含むものであって、該対象サー
ビス定義により定義された情報配信の対象となる複数の
場の情報配信の対象となる複数のサービスに向けて同一
の情報を配信する情報配信部を有することを特徴とする
付記29記載のサービス統合プログラム。
【0186】(付記37) 前記情報配信部は、配信す
る情報の形式を配信先のサービスの情報形式に変換する
フィルタを含むものであることを特徴とする付記36記
載のサービス統合プログラム。
【0187】(付記38) 前記対象サービス定義を含
む場の定義を操作に応じて作成する定義作成部を有する
ことを特徴とする付記29記載のサービス統合プログラ
ム。
【0188】(付記39) ユーザと該ユーザが属する
場との対応関係を定義したユーザ情報データベースを管
理するユーザ情報管理部を有し、前記定義作成部は、前
記ユーザ情報管理部に依頼し所望のユーザが属する場の
一覧を取得して表示する機能を含むものであることを特
徴とする付記38記載のサービス統合プログラム。
【0189】(付記40) 前記場の情報管理部は、場
を、場どうしの親子関係の定義を含んで定義した場の情
報データベースを管理するものであって、前記定義作成
部は、前記場の情報管理部に依頼し、所望の場に対す
る、階層的に親となる場の一覧を取得して表示する機能
を含むものであることを特徴とする付記38記載のサー
ビス統合プログラム。
【0190】(付記41) 前記場の情報管理部は、場
を、場どうしの親子関係の定義を含んで定義した場の情
報データベースを管理する場の情報管理部を有し、前記
定義作成部は、前記場の情報管理部に依頼し、所望の場
に対する、階層的に子となる場の一覧を取得して表示す
る機能を含むものであることを特徴とする付記38記載
のサービス統合プログラム。
【0191】(付記42) 前記場の情報管理部は、指
定された内容に関連する場を検索する機能を有し、前記
定義作成部は、前記場の情報管理部に依頼し、所望の内
容に関連する場の一覧を取得して表示する機能を含むも
のであることを特徴とする付記38記載のサービス統合
プログラム。
【0192】(付記43) コンピュータ内で実行さ
れ、該コンピュータを、コミュニケーションツール及び
/又はリソースのうちの1つ以上のサービスを共有する
場のサービスの情報を複数の場にわたって統合するサー
ビス統合装置として動作させるサービス統合プログラム
であって、複数の場のうちの統合側の場に対応する、統
合の対象となる複数の場の統合の対象となる複数のサー
ビスを定義した対象サービス定義により定義された複数
の場の複数のサービスの情報を、該対象サービス定義に
対応する1つの統合側の場に表示するサービス表示部と
を有することを特徴とするサービス統合プログラム。
【0193】(付記44) 前記対象サービス定義によ
り定義された複数の場の複数のサービスの情報を1つの
サービス対1つの関係で参照する複数のサービス参照部
を有し、前記サービス表示部は、前記複数のサービス参
照部によりそれぞれ参照された複数のサービスの情報
を、該対象サービス定義に対応する1つの統合側の場に
表示するものであることを特徴とする付記43記載のサ
ービス統合プログラム。
【0194】(付記45) 前記サービス参照部は、該
サービス参照部が参照したサービスの情報の中から所定
の情報を抽出するフィルタを含むものであることを特徴
とする付記44記載のサービス統合プログラム。
【0195】(付記46) 前記対象サービス定義によ
り定義された複数の場の複数のサービスの情報を複数の
サービス対1つの関係で参照する少なくとも1つのサー
ビス参照部を有し、前記サービス表示部は、前記サービ
ス参照部により参照された複数のサービスの情報を、該
対象サービス定義に対応する1つの統合側の場に表示す
るものであることを特徴とする付記43記載のサービス
統合プログラム。
【0196】(付記47) 前記サービス参照部は、該
サービス参照部が参照したサービスの情報の中から所定
の情報を抽出するフィルタを含むものであることを特徴
とする付記46記載のサービス統合プログラム。
【0197】(付記48) 前記フィルタは、前記サー
ビス参照部により参照された複数のサービスの情報の中
に重複した情報が存在する場合に、これら重複した情報
のうちの1つの情報のみを抽出するものであることを特
徴とする付記47記載のサービス統合プログラム。
【0198】(付記49) 前記フィルタは、前記サー
ビス参照部により参照されたサービスの情報を、該サー
ビスにおける情報形式とは異なる形式の情報に加工する
ものであることを特徴とする付記47記載のサービス統
合プログラム。
【0199】(付記50) 前記対象サービス定義は、
情報配信の対象となる複数の場の情報配信の対象となる
複数のサービスの定義を含むものであって、該対象サー
ビス定義により定義された情報配信の対象となる複数の
場の情報配信の対象となる複数のサービスに向けて同一
の情報を配信する情報配信部を有することを特徴とする
付記43記載のサービス統合プログラム。
【0200】(付記51) 前記情報配信部は、配信す
る情報の形式を配信先のサービスの情報形式に変換する
フィルタを含むものであることを特徴とする付記50記
載のサービス統合プログラム。
【0201】(付記52) 前記対象サービス定義を含
む場の定義を操作に応じて作成する定義作成部を有する
ことを特徴とする付記43記載のサービス統合プログラ
ム。
【0202】(付記53) 前記定義作成部は、所望の
ユーザが属する場の一覧を取得して表示する機能を含む
ものであることを特徴とする付記52記載のサービス統
合プログラム。
【0203】(付記54) 前記定義作成部は、所望の
場に対する、階層的に親となる場の一覧を取得して表示
する機能を含むものであることを特徴とする付記52記
載のサービス統合プログラム。
【0204】(付記55) 前記定義作成部は、所望の
場に対する、階層的に子となる場の一覧を取得して表示
する機能を含むものであることを特徴とする付記52記
載のサービス統合プログラム。
【0205】(付記56) 前記定義作成部は、所望の
内容に関連する場の一覧を取得して表示する機能を含む
ものであることを特徴とする付記52記載のサービス統
合プログラム。
【0206】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれ
ば、概念的に関連をもつ場の間に情報伝達のための連携
機能が導入され、この機能により、ユーザに対して効率
的な情報の提示や通知をすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のサービス統合装置の一実施形態を含む
本発明のサービス統合システムの一例を示す概要図であ
る。
【図2】図1に示した外観を有するコンピュータのハー
ドウェア構成図である。
【図3】本発明のサービス統合プログラムの一実施形態
の概念的な構成図である。
【図4】本発明のサービス統合プログラムのもう1つの
実施形態の概念的な構成図である。
【図5】本発明のサービス統合装置の一実施形態を含む
本発明のサービス統合システムの一実施形態の機能ブロ
ック図である。
【図6】場の情報表示画面を示す図である。
【図7】場の管理モジュールの構成示す図である。
【図8】複数サービス統合方式のアーキテクチャを示す
図である。
【図9】場の設定情報の例を示す図である。
【図10】場の情報管理機能での処理の流れを示すフロ
ーチャートである。
【図11】ユーザ情報の例を示す図である。
【図12】ユーザ情報管理機能での処理の流れを示すフ
ローチャートである
【図13】場の閲覧・編集機能での処理の流れを示すフ
ローチャートである。
【図14】統合サービスの例を示す図である。
【図15】統合サービスの処理の流れを示すフローチャ
ートである。
【図16】形式変換フィルタの例を示す図である。
【図17】情報加工フィルタを示すフローチャートであ
る。
【図18】重複情報の削除フィルタの処理を示すフロー
チャートである。
【図19】統合サービス作成機能の例を示す図である。
【図20】統合サービス作成処理の流れ(全体)を示す
フローチャートである。
【図21】統合サービス作成機能(場とサービスの決定
処理)を示すフローチャートである。
【図22】関連する場の情報の閲覧機能を示す図であ
る。
【図23】関連する場の情報の一括表示機能を示す図で
ある。
【図24】関連する場の情報の別形式へ変換機能を示す
図である。
【図25】関連する場への情報の一斉配信機能を示す図
である。
【図26】第一開発部の場の参加者が、部内の複数の課
(第一、第二、第三開発課)の情報を一度に閲覧・編集
できるような機能を追加する場面を示す図である。
【図27】ユーザAの参加している新製品開発プロジェ
クトの場における、新製品に関する問い合わせ情報と、
その問い合わせを受け付ける営業部と、開発を担当する
開発部のメンバの在席情報を表示させる例を示す図であ
る。
【符号の説明】
100,300,400,500 コンピュータ 101,301,401,501 本体部 102,302,402,502 表示部 103,303,403,503 キーボード 104,304,404,504 マウス 200,200′ サービス統合プログラム 210 ユーザ情報管理部 220 場の情報管理部 230 サービス参照部 231,241 フィルタ 240 情報配信部 250 定義作成部 260 サービス表示部 600 通信回線 610,620,630 場 611,612,621,622,631,632 サ
ービス 700 CD−ROM 800 サービス統合システム 810 ユーザ情報管理部 811 ユーザ情報データベース 820 場の情報管理部 821 場の情報データベース 900 サービス統合装置 930 サービス参照部 931 抽出するフィルタ 940 情報配信部 941 フィルタ 950 定義作成部 960 サービス表示部 8211 対象サービス定義 8212 親子関係
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B075 KK07 UU40 5B085 AA08 BA06 BG02 BG07

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コミュニケーションツール及び/又はリ
    ソースのうちの1つ以上のサービスを共有する場のサー
    ビスの情報を複数の場にわたって統合するサービス統合
    システムであって、 複数の場を、これら複数の場のうちの統合側の場に対応
    する、統合の対象となる複数の場の統合の対象となる複
    数のサービスを定義した対象サービス定義を含んで定義
    した場の情報データベースを管理する場の情報管理部
    と、 前記対象サービス定義により定義された複数の場の複数
    のサービスの情報を、該対象サービス定義に対応する1
    つの統合側の場に表示するサービス表示部とを有するこ
    とを特徴とするサービス統合システム。
  2. 【請求項2】 前記対象サービス定義は、情報配信の対
    象となる複数の場の情報配信の対象となる複数のサービ
    スの定義を含むものであって、該対象サービス定義によ
    り定義された情報配信の対象となる複数の場の情報配信
    の対象となる複数のサービスに向けて同一の情報を配信
    する情報配信部を有することを特徴とする請求項1記載
    のサービス統合システム。
  3. 【請求項3】 コミュニケーションツール及び/又はリ
    ソースのうちの1つ以上のサービスを共有する場のサー
    ビスの情報を複数の場にわたって統合するサービス統合
    装置であって、 複数の場のうちの統合側の場に対応する、統合の対象と
    なる複数の場の統合の対象となる複数のサービスを定義
    した対象サービス定義により定義された複数の場の複数
    のサービスの情報を、該対象サービス定義に対応する1
    つの統合側の場に表示するサービス表示部を有すること
    を特徴とするサービス統合装置。
  4. 【請求項4】 1台もしくは通信回線を介して相互に接
    続された複数台のコンピュータからなるコンピュータシ
    ステム内で実行され、該コンピュータシステムを、コミ
    ュニケーションツール及び/又はリソースのうちの1つ
    以上のサービスを共有する場のサービスの情報を複数の
    場にわたって統合するサービス統合システムとして動作
    させるサービス統合プログラムであって、 複数の場を、これら複数の場のうちの統合側の場に対応
    する、統合の対象となる複数の場の統合の対象となる複
    数のサービスを定義した各対象サービス定義を含んで定
    義した場の情報データベースを管理する場の情報管理部
    と、 前記対象サービス定義により定義された複数の場の複数
    のサービスの情報を、該対象サービス定義に対応する1
    つの統合側の場に表示するサービス表示部とを有するこ
    とを特徴とするサービス統合プログラム。
  5. 【請求項5】 コンピュータ内で実行され、該コンピュ
    ータを、コミュニケーションツール及び/又はリソース
    のうちの1つ以上のサービスを共有する場のサービスの
    情報を複数の場にわたって統合するサービス統合装置と
    して動作させるサービス統合プログラムであって、 複数の場のうちの統合側の場に対応する、統合の対象と
    なる複数の場の統合の対象となる複数のサービスを定義
    した対象サービス定義により定義された複数の場の複数
    のサービスの情報を、該対象サービス定義に対応する1
    つの統合側の場に表示するサービス表示部とを有するこ
    とを特徴とするサービス統合プログラム。
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