JP2001330721A - カラーフィルター用透明保護膜、カラーフィルター、および、液晶表示装置 - Google Patents

カラーフィルター用透明保護膜、カラーフィルター、および、液晶表示装置

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JP2001330721A
JP2001330721A JP2000152891A JP2000152891A JP2001330721A JP 2001330721 A JP2001330721 A JP 2001330721A JP 2000152891 A JP2000152891 A JP 2000152891A JP 2000152891 A JP2000152891 A JP 2000152891A JP 2001330721 A JP2001330721 A JP 2001330721A
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color filter
protective film
transparent protective
liquid crystal
film
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Kunihiko Nakada
邦彦 中田
Masahiro Yoshioka
正裕 吉岡
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Toray Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】本発明は、製造工程を削減できる上に、透明導
電膜および液晶配向膜のシワやクラック、スペーサーの
剥がれ、スペーサーのめり込み欠点がなく、表示不良の
ない高品位な表示効果をもつカラーフィルターおよび液
晶表示装置を提供せんとするものである。 【解決手段】本発明のカラーフィルター用透明保護膜5
は、導電性金属酸化物を含有し、脂肪族ポリイミドおよ
び脂環式ポリイミドから選ばれた少なくとも一種の樹脂
を成分として含有することを特徴とするものである。ま
た、本発明のカラーフィルターは、かかるカラーフィル
ター用透明保護膜を使用したことを特徴とするものであ
り、本発明の液晶表示装置は、かかるカラーフィルター
を使用したことを特徴とするものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表示不良のないカ
ラーフィルター用透明保護膜、カラーフィルターおよび
液晶表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】カラーフィルターとは、まず基板上にブ
ラックマトリクス、次いで赤(R)、緑(G)、青
(B)の画素を形成せしめ、この上に必要に応じてカラ
ーフィルター用透明保護膜組成物を塗布、加熱硬化せし
めてカラーフィルター用透明保護膜を形成させるもので
ある。カラーフィルター用透明保護膜形成後、必要に応
じて液晶を電界で駆動させるために必要な透明導電膜が
形成され、液晶を配向させるために液晶配向膜が形成さ
れる。
【0003】しかしながら、かかるカラーフィルター用
透明保護膜上に透明導電膜を形成したものでは、透明保
護膜上の透明導電膜にシワまたはクラックが起こること
があった。特に、該カラーフィルターに液晶配向膜を塗
布し、加熱処理する際に透明導電膜にシワやクラックが
生じやすかった。透明導電膜にシワやクラックが起きた
場合、発生箇所の局所的な抵抗率が高くなり、残像等の
問題が生じたり、また、透明導電膜のシワやクラックに
追随して、液晶配向膜にシワやクラックが発生し、液晶
の配向が乱れることで、表示時のコントラストの低下等
の問題が生じ、液晶表示装置の表示品位が大きく低下す
る場合があった。また、透明導電膜のシワやクラックに
追随して、透明保護膜にシワまたはクラックが生じ、上
記透明保護膜の目的、すなわち平坦化、表面平滑化、画
素から液晶への不純物拡散防止等が達成されず、表示品
位の低下が生じる場合があった。スペーサー形成後透明
導電膜を形成したカラーフィルターにおいては、スペー
サー付近の透明保護膜上の透明導電膜がクラックにより
剥がれ、液晶駆動不良が発生し、表示不良の原因となる
場合があった。また、透明導電膜を形成した後にスペー
サーを形成したカラーフィルターにおいては、スペーサ
ーが透明導電膜に発生したシワやクラックによって剥が
れ落ち、セルギャップ不良が発生し、表示不良となる場
合があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる従来
技術の問題点に鑑み、製造工程を削減できる上に、透明
導電膜および液晶配向膜のシワやクラック、スペーサー
の剥がれ、スペーサーのめり込み欠点がなく、高品位な
表示効果をもつカラーフィルター用透明保護膜、カラー
フィルターおよび液晶表示装置を提供せんとするもので
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、かかる課題を
解決するために、次のような手段を採用するものであ
る。すなわち、本発明のカラーフィルター用透明保護膜
は、導電性金属酸化物を含有し、脂肪族ポリイミドおよ
び脂環式ポリイミドから選ばれた少なくとも一種の樹脂
を成分として含有することを特徴とするものである。
【0006】また、本発明のカラーフィルターは、かか
るカラーフィルター用透明保護膜を使用したことを特徴
とするものであり、本発明の液晶表示装置は、かかるカ
ラーフィルターを使用したことを特徴とするものであ
る。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明は、前記課題、つまり製造
工程を削減できる上に、透明導電膜および液晶配向膜に
シワやクラック、スペーサーの剥がれ、スペーサーのめ
り込み欠点がなく、表示不良のない高品位な表示効果を
もつカラーフィルターについて、鋭意検討し、導電性金
属酸化物を含有するカラーフィルター用透明保護膜にお
いて、特定なポリイミドを樹脂成分として含有させてみ
たところ、かかる課題を一挙に解決することを究明した
ものである。特定なポリイミドとは、脂肪族あるいは脂
環式ポリイミドである。
【0008】カラーフィルター用透明保護膜の平坦化特
性を向上させるために、カラーフィルター用透明保護膜
形成組成物溶液の粘度をできるだけ小さくすること、お
よび、硬化反応での硬化収縮を小さくすることが重要で
あることに着目した。ポリイミドは、ポリアミック酸を
加熱することなどにより得ることができる。その際に、
脱水閉環反応により、硬化収縮する。硬化収縮をできる
だけ小さくするには、ポリアミック酸の分子量を大きく
するのが好ましい。また、ポリアミック酸中に嵩高い基
を導入するのも効果的である。脂肪族ポリアミック酸
は、分子量が大きくても粘度が低く、脂環式ポリアミッ
ク酸は嵩高い基を有し、かつ透過性が高い。検討を重ね
た結果、塗膜の透明性、低収縮性からは脂肪族あるいは
脂環式ポリイミドが好適であることを見出した。
【0009】従ってカラーフィルター用透明保護膜形成
組成物においては、ポリマーとしてポリアミック酸を使
用することが好ましい。
【0010】ポリアミック酸は、テトラカルボン酸二無
水物とジアミンを反応させることにより得ることができ
る。
【0011】このとき用いられるテトラカルボン酸二無
水物として、脂肪族系または脂環式系のものを用いるこ
とができ、その具体的な例として、エチレンテトラカル
ボン酸二無水物、ブタンテトラカルボン酸二無水物、シ
クロペンタンテトラカルボン酸二無水物、1,2,3,4
−シクロヘキサンテトラカルボン酸二無水物、1,2,
3,4−シクロブタンテトラカルボン酸二無水物、1,
2,3,4−シクロペンタンテトラカルボン酸二無水
物、1,2,3,5−シクロペンタンテトラカルボン酸
二無水物、1,2,4,5−ビシクロヘキセンテトラカ
ルボン酸二無水物、1,2,4,5−シクロヘキサンテ
トラカルボン酸二無水物、1,3,3a,4,5,9b
−ヘキサヒドロ−5−(テトラヒドロ−2,5−ジオキ
ソ−3−フラニル)−ナフト[1,2−C]フラン−
1,3−ジオンなどが挙げられる。なお、本発明におい
ては、これらに限定されず、テトラカルボン酸二無水物
を1種または2種以上混合して用いることができる。
【0012】また、ジアミンとして、脂肪族系または脂
環式系のものを用いることができ、その具体的な例とし
て、1,3−ジアミノシクロヘキサン、4,4’−ジア
ミノ−3,3’−ジメチルジシクロヘキシルメタン、1,
4 -ジアミノブタン、2, 3 -ジアミノブタン、4, 5 -ジ
アミノオクタン、1, 3 -ジアミノノナン、1, 4 -ジアミ
ノノナン、1, 5 -ジアミノノナン、1, 6 -ジアミノノナ
ン、1, 7 -ジアミノノナン、2, 2 -ジアミノデカン、1,
2 -ジアミノウンデカン、1, 3-ジアミノウンデカン、
3, 7-ジアミノドデカン、3, 8 -ジアミノドデカン、3,
1-ジアミノドデカン、4, 6 -ジアミノドデカン、4, 7 -
ジアミノドデカン、4, 8 -ジアミノドデカン、4, 9-ジ
アミノドデカン、などが挙げられる。
【0013】また、ジアミンの一部として、シロキサン
ジアミンを用いると、無機基板との接着性を良好にする
ことができる。シロキサンジアミンは、通常、全ジアミ
ン中の1〜20モル%量用いる。シロキサンジアミンの
量が少なすぎれば接着性向上効果が発揮されず、多すぎ
れば耐熱性が低下する。シロキサンジアミンの具体例と
しては、ビス−3−(アミノプロピル)テトラメチルシ
ロキサンなどが挙げられる。
【0014】本発明においては、これらに限定されず、
ジアミンを1種または2種以上用いることができる。
【0015】ポリアミック酸の合成は、極性有機溶媒中
でテトラカルボン酸二無水物とジアミンを混合して反応
させることにより行うのが一般的である。この時、ジア
ミンとテトラカルボン酸二無水物の混合比により、得ら
れるポリアミック酸の重合度を調節することができる。
【0016】このほか、テトラカルボン酸ジクロライド
とジアミンを極性有機溶媒中で反応させて、その後、塩
酸と溶媒を除去することによってポリアミック酸を得る
など、ポリアミック酸を得るには種々の方法がある。
【0017】添加する導電性金属酸化物は超微粒子であ
る必要があり、超微粒子とは、可視光の波長よりも小さ
な粒径を持つ金属酸化物粒子のことであり、カラーフィ
ルター用透明保護膜の透明性を損なわないため、平均粒
径としては、5〜20nmであることが好ましく、5〜
10nmであればより好ましい。ここでの平均粒径と
は、光散乱を利用する方法やSEMやTEM等の各種顕
微鏡で直接粒子を測定したものとする。酸化物超微粒子
の粒径がこれより、小さいと導電性付与に効果がなく、
大きすぎると、透明保護膜の透明性を損なわれるおそれ
がある。ここで、酸化物超微粒子は、粉体をそのまま樹
脂溶液に添加することが可能であるが、酸化物超微粒子
の微分散化、分散安定化の点で、酸化物超微粒子を溶剤
に分散した酸化物超微粒子ゾルを使用することが好まし
い。
【0018】カラーフィルター用透明保護膜に添加する
導電性金属酸化物として、酸化インジウム、酸化錫、酸
化亜鉛、酸化カドニウム、酸化インジウム錫、アンチモ
ンドープ酸化錫、フッ素ドープ酸化錫、アルミニウムド
ープ酸化亜鉛、ガリウムドープ酸化亜鉛、カドニウムド
ープ酸化錫および亜鉛ドープカドニウム等が挙げられる
が、とくにこれに限定されたものではなく、導電性を有
する金属酸化物で、カラーフィルター用透明保護膜の樹
脂成分より高い屈折率を有する金属酸化物であれば使用
することができる。導電性において、少量の五酸化アン
チモンをドープした酸化錫(NESA)及び少量の酸化
錫を固溶させた酸化インジウム(ITO)が高い導電性
を示し、好ましい。汎用性、経済性、入手性の観点か
ら、ITOがより好ましい。
【0019】本発明のカラーフィルター用透明保護膜形
成組成物のマトリクス樹脂成分に導電性樹脂成分が含有
されていると、キャリアが消滅しにくくなり、キャリア
移動度が向上する。また、導電性樹脂自体、キャリアを
多く保有しているのでキャリア濃度も増加する。従っ
て、低抵抗化には、カラーフィルター用透明保護膜の樹
脂成分に導電性樹脂成分を含有することが好ましい。
【0020】導電性樹脂成分として、金属アルコキシド
の添加によるマトリクス樹脂の有機無機複合化が有効な
手段である。シリコン系アルコキシド以外の金属アルコ
キシドは、水やアルコールと酸性触媒との存在下で、加
水分解物を生成し、縮合反応により重合していくことが
知られている。そのため、水や酸性触媒の存在する系で
は、塗液の保存安定性が悪化する場合がある。しかしな
がら、β−ジケトンやβ−ケト酸エステル類と金属アル
コキシド類の反応で生成する金属錯体は、加水分解およ
び縮合反応を抑制することができるため、保存安定性が
向上することが可能となる。したがって、金属アルコキ
シドを添加する場合は、使用する樹脂や溶剤により、金
属アルコキシドを直接添加する方法、あるいは、金属ア
ルコキシドを金属錯体に変換してから添加する方法のど
ちらかを選択して使用することが必要である。β−ジケ
トン、β−ケト酸エステル類の具体例としては、アセチ
ルアセトン、ベンゾイルアセトン、ジベンゾイルメタ
ン、メチルアセトアセテート、エチルアセトアセテー
ト、ベンゾイルアセトアセテート、エチルベンゾイルア
セテート、メチルベンゾイルアセテートなどが好ましく
使用される。
【0021】金属アルコキシドの具体例としては、In
(OCH(CH323、Sn(OCH(CH324
Zn(OCH(CH322、Cd(OCH(C
322、In(OCH2CH2CH2CH33、Sn
(OCH2CH2CH2CH34、Zn(OCH2CH2
2CH32、Cd(OCH2CH2CH2CH32、In
(OC 253、Sn(OC254、Zn(OC25
2、Cd(OC252、などが好ましく使用される。高
導電性、汎用性、入手性の点から、少量の五酸化アンチ
モンをドープした酸化錫(NESA)及び少量の酸化錫
を固溶させた酸化インジウム(ITO)とカドニウムド
ープ酸化錫のような複酸化物の作製方法は、2種類の金
属アルコキシドを所定の当量比になるように添加する方
法で作製することができる。
【0022】本発明で用いられる、β−ジケトンやβ−
ケト酸エステル類と金属アルコキシド類の反応で生成す
る金属錯体の具体例として、インジウムアセチルアセト
ネート、インジウムベンゾイルアセトネート、インジウ
ムアセチルアセテート、錫アセチルアセトネート、錫ベ
ンゾイルアセトネート、錫アセチルアセテート、亜鉛ア
セチルアセトネート、亜鉛ベンゾイルアセトネート、亜
鉛アセチルアセテート、カドニウムアセチルアセトネー
ト、カドニウムベンゾイルアセトネート、カドニウムア
セチルアセテートなどが好ましく使用される。保存安定
性などの問題が生じない場合には、金属アルコキシドの
みを直接添加しても構わない。
【0023】本発明のカラーフィルター用透明保護膜に
おいて、前記の導電性金属酸化物及び導電性樹脂成分の
含有率は、該マトリクス樹脂100重量部に対し、好ま
しくは100〜400重量部、さらに好ましくは200
〜400重量部、特に好ましくは300〜400重量部
である。含有率がこれより少ないと、面抵抗の低減効果
が十分でなく、また、これより多いとクラック等を生じ
るおそれがある。
【0024】また、本発明のカラーフィルター用透明保
護膜の膜厚は、2〜5μmが好ましく、より好ましくは
2〜4μm、特に好ましくは2〜3μmである。膜厚が
これより薄いと、面抵抗の低減効果が十分でなく、ま
た、厚すぎるとカラーフィルター用透明保護膜の要求特
性である透明性を損なわれるおそれがある。
【0025】導電性金属酸化物及び導電性樹脂成分の含
有率および膜厚を最適化した該カラーフィルター用透明
保護膜の導電性について、面抵抗が10〜102Ω/□
であることが好ましく、さらに低ければ低い方がより好
ましい。
【0026】また、液晶セルを製造する際の基板貼り合
わせ工程において、カラーフィルター用透明保護膜層や
カラーフィルターにスペーサーがめり込むことによっ
て、セルギャップが不均一となるのは、カラーフィルタ
ー用透明保護膜の硬度が低いためであり、カラーフィル
ター用透明保護膜の硬度を高くする必要がある。
【0027】本発明のカラーフィルター用透明保護膜形
成物において、導電性付与のために添加している導電性
金属酸化物超微粒子や導電性金属アルコキシドは、該カ
ラーフィルター用透明保護膜の押し込み硬度を大幅に向
上させることにも寄与している。
【0028】本発明の押し込み硬度は、下記の数式
(1)によって定義される。
【0029】押し込み硬度:kP/gh2 (1) (ただし、P:硬さ評価時の押し込み荷重(mN)、
h:PmNにおける押し込み深さ(μm)、g:重力加
速度(=9.807m/s2)、k:圧子の形状によって
決まる定数。) kは、圧子形状によって決まる定数だが、本発明の押し
込み硬度測定に用いるダイヤモンド圧子の形状は三角錐
であり、その稜間角には、65°、100°、115°
がある。本発明では、稜間角115°の圧子を用いてお
り、この場合では、k=37.838である。
【0030】押し込み硬度測定に使用するカラーフィル
ター用透明保護膜の膜厚には特に制限はないが、膜厚が
薄い場合、測定値に保護膜の下地の影響が現れる。した
がって、保護膜本来の硬度を測定するための膜厚の好適
な範囲としては、3μm以上、好ましくは5μm以上が
よい。また、保護膜本来の押し込み硬度測定のために
は、圧子の押し込み深さの好適な範囲は保護膜の膜厚の
1/8以下、好ましくは1/10以下である。
【0031】また、圧子の先端形状が加工精度の限界か
ら丸みを持っていることなどにより、押し込み初期の抵
抗が大きくなるため、試料最表面層では見かけ上、測定
値が大きくなることが知られている。したがって、測定
値の信頼性の点から、圧子の押し込み深さは、保護膜の
膜厚に対する好適な範囲を超えない範囲で、好ましくは
0.3μm以上、より好ましくは0.5μm以上、特に
好ましくは0.6μm以上がよく、押し込み深さが上記
の好適範囲に含まれるように、押し込み荷重等の測定条
件を設定する必要がある。
【0032】カラーフィルター用透明保護膜がカラーフ
ィルター等の基板上に形成されており、かつ上記の膜厚
以下の場合では、押し込み硬度の測定値は基板等の下地
の影響も含む値となり得る。下地がガラス基板等の場
合、下地の影響を含んだ押し込み硬度の測定値は、一般
的に膜本来の押し込み硬度よりも大きくなる傾向にあ
る。したがって、上記の膜厚以下のカラーフィルター用
透明保護膜層を有するカラーフィルターでは、数式
(1)から求められる本発明の押し込み硬度の測定値の
好適な範囲は、好ましくは40以上、より好ましくは5
0以上である。
【0033】そこで、本発明のカラーフィルター用透明
保護膜組成物を使用したカラーフィルター用透明保護膜
は、面抵抗を好ましくは10〜102Ω/□、押し込み
硬度を40以上とすることができる。
【0034】カラーフィルター用透明保護膜形成組成物
の塗布性、および、表面の平坦性を良好にする目的で、
本発明のカラーフィルター用透明保護膜形成物には、界
面活性剤を添加することができる。界面活性剤の添加量
は、好ましくは樹脂100重量部に対して、0.01〜
10重量部、さらに好ましくは0.03〜1重量部とす
るのがよい。添加量が少なすぎると、塗布性、膜表面の
平滑性の改良、あるいは酸化物超微粒子ゾルの分散性の
改良の効果がなく、多すぎると逆に塗布性が不良となっ
たり、塗膜の強靱性が低下したり、酸化物超微粒子ゾル
の凝集が起こる。
【0035】界面活性剤の具体例としては、ジメチルシ
リコーンオイル、メチルフェニルシリコーンオイルなど
のシリコーンオイル類、アルキル、フッ素変性シリコー
ンオイル、ポリエーテル、アルコール変性シリコーンオ
イル、アミノ変性シリコーンオイル、エポキシ変性シリ
コーンオイル、フェノール、カルボキシ、メルカプト変
性シリコーンオイルなどの変性シリコーンオイル類、ラ
ウリル硫酸アンモニウム、ポリオキシエチレンアルキル
エーテル硫酸トリエタノールアミンなどの陰イオン界面
活性剤、ラウリルトリメチルアンモニウムクロライドな
どの陽イオン界面活性剤、ラウリルジメチルアミンオキ
サイド、ラウリルカルボキシメチルヒドロキシエチルイ
ミダゾリウムベタインなどの両性界面活性剤、ポリオキ
シエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンステ
アリルエーテル、ソルビタンモノステアレートなどの非
イオン界面活性剤などが好ましく使用される。本発明で
は、これらに限定されずに、上記のような界面活性剤を
1種、または、2種以上組み合わせて用いることができ
る。界面活性剤の添加は、金属酸化物超微粒子、あるい
は、金属アルコキシドの添加前後の、どの時点でも行う
ことができる。しかし添加の時点で、金属酸化物超微粒
子の分散性が変わる場合があるので、注意を要する。
【0036】また、金属酸化物の導入により、カラーフ
ィルター用透明保護膜と、ガラス基板との熱膨張率の相
違が小さくなるため、カラーフィルター用透明保護膜と
ガラス基板との接着力が向上する。
【0037】カラーフィルター用透明保護膜形成組成物
の塗液に使用される溶剤としては水、エタノール、メタ
ノール、イソブタノール、3−メチル−3−メトキシブ
タノールなどのアルコール類、メチルエチルケトン、メ
チルイソブチルケトン、シクロヘキサノンなどのケトン
類、ジエチルエーテル、イソプロピルエーテル、テトラ
ヒドロフラン、ジオキサン、エチレングリコールジメチ
ルエーテル、エチレングリコールジエチルエーテル、ジ
エチレングリコールジエチルエーテルなどのエーテル
類、酢酸エチル、酢酸n−ブチル、3−メトキシ−3−
メチルブチルアセテート、エチレングリコールモノメチ
ルエーテルアセテート、エチレングリコールモノエチル
エーテルアセテート、エチレングリコールモノブチルエ
ーテルアセテート、ジエチレングリコールモノメチルエ
ーテルアセテート、ジエチレングリコールモノエチルエ
ーテルアセテート、プロピレングリコールモノメチルエ
ーテルアセテート、プロピレングリコールモノエチルエ
ーテルアセテート、γ−ブチロラクトンなどのエステル
類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチル
アセトアミドなどのアミド類、2−ピロリドン、N−メ
チルピロリドンなどのピロリドン類などが好ましく使用
される。これらの中で、エステル系高沸点溶剤がカラー
フィルター用透明保護膜の平滑性の点から好ましく、単
独で、または、2種類以上を混合して使用することがで
きる。特に、プロピレングリコールモノメチルエーテル
アセテート、ジエチレングリコールモノエチルエーテ
ル、ジエチレングリコールモノメチルエーテルアセテー
トなどの溶剤が高沸点かつ保存安定性の観点から好まし
い。また、本発明のカラーフィルター用透明保護膜形成
組成物の固形分濃度については、塗布方法や溶解性の観
点から、好ましくは10〜70%、より好ましくは15
〜60%、特に好ましくは20〜50%とする。
【0038】本発明のカラーフィルター用透明保護膜は
カラーフィルターに使用される。
【0039】次に本発明のカラーフィルターの各構成要
素について詳しく述べる。
【0040】本発明のカラーフィルターは、少なくとも
遮光部となるブラックマトリクスと、開口部に画素を形
成する3原色の着色層とから構成されるカラーフィルタ
ーの画素の長軸方向の中心部において、着色層がブラッ
クマトリクスと重なった部分と、開口部のもっとも低い
部分との高低差(以下、高低差と略する)が0.15μ
m以下で、かつ、着色層がブラックマトリクスと重なっ
た部分から、開口部へ向かう傾斜の最大角度(以下、最
大傾斜角と略する)が2゜以下であることを特徴とする
ものである。これを図1にしたがって説明する。
【0041】図1は、本発明のカラーフィルターの平面
図であり、図2は、図1のA−A’での断面図を示す。
本発明のカラーフィルターは、ガラス(4)上に形成さ
れたブラックマトリクス(1)と着色層(2)とカラー
フィルター用透明保護膜(5)から構成されており、ブ
ラックマトリクスには、開口部(3)が存在する。
【0042】図2において、開口部に形成された画素の
長軸方向の中心部の断面において、高低差(6)が0.
20μm以下で、かつ、最大傾斜角(7)が2゜以下で
あれば、液晶表示装置において、カラーフィルターの表
面の凹凸に元づく表示不良は観察されない。高低差が
0.20μmより大きくなれば、液晶表示装置の2枚の
基板の間隔(セルギャップ)を制御するビーズスペーサ
ーの支持が不安定となり、ビーズスペーサーの移動など
により、表示不良が引き起こされる。一方、最大傾斜角
が2゜より大きくなれば、液晶のプレチルト角が乱れ、
表示不良が発生する。
【0043】このようなカラーフィルター表面の平坦性
は、カラーフィルターの構成に関係なく必要とされるも
のであり、以下の手段により達成することが可能であ
る。
【0044】まず、ブラックマトリクス、3原色からな
る着色層から構成されるカラーフィルターや、ブラック
マトリクス、3原色からなる着色層、および、ブラック
マトリクス上の一部に3原色からなる着色層の積層によ
り形成された複数個のドット状スペーサーから構成され
ているカラーフィルターなどの透明保護膜を設けないカ
ラーフィルターにおいては、ブラックマトリクスの膜厚
を薄くすることや、着色層の膜厚を厚くすることによ
り、目的とする平坦性を確保することができるここで、
カラーフィルターは、通常、ガラス基板上に形成される
もので、ガラス基板の厚さは、一般的に、0.5mmか
ら1.5mmの範囲にあるものを使用する。
【0045】なお、ドット状スペーサーは、液晶表示装
置製造工程上のスペーサー散布を不要にするものであ
り、歩留まり向上に大きく寄与する。
【0046】また、カラーフィルター用透明保護膜を有
するカラーフィルターについては、本発明のカラーフィ
ルター用透明保護膜を使用することにより、目的の平坦
性を達成することができる。
【0047】ここで、ブラックマトリクスは画素間の遮
光領域であり、液晶表示装置のコントラスト向上などの
役割を果たすものであるが、微細なパターンからなる金
属薄膜より形成されることが多い。金属としては、C
r、Ni、Alなどが使用される。金属薄膜の形成方法
としては、スパッタ法や真空蒸着法などが広く用いられ
ている。また、微細なパターンについては、金属薄膜上
に、フォトリソグラフィ法によりフォトレジストのパタ
ーンを形成した後、このレジストパターンをエッチング
マスクとして金属薄膜のエッチングを行うことにより得
られる。
【0048】ところが、金属薄膜により形成されたブラ
ックマトリクスは、製造コストが高く、カラーフィルタ
ーそのものの価格を引き上げる原因となっている。さら
に、ブラックマトリクス用金属薄膜として一般的に用い
られているCrは、反射率が高いため、外光の強い場所
ではCrの反射光により表示品位が著しく低下するとい
う問題をもつ。また、ブラックマトリクスの反射率を低
減するために、Crと光透過性基板の間に酸化クロムの
層を設ける方法が提案されているが、製造コストの面か
らみて、好ましくない。
【0049】そのため、ブラックマトリクスとしては、
遮光剤を樹脂中に分散した樹脂ブラックマトリクスを使
用することが好ましい。
【0050】樹脂ブラックマトリクスに使用される遮光
剤としては、カーボンブラックや、酸化チタン、四酸化
鉄などの金属酸化物粉や、金属硫化物粉や、金属粉の他
に、赤、青、緑色の顔料混合物などを用いることができ
る。この中でも、とくにカーボンブラックは、遮光性に
優れており、好ましい。
【0051】樹脂ブラックマトリクスに使用される樹脂
としては、アクリル系、エポキシ系などの透明樹脂を使
用することができるが、塗膜の耐熱性、耐光性、耐溶剤
性からみて、ポリマーとしては、ポリアミック酸を使用
することが好ましい。
【0052】このようにして得られる樹脂ブラックマト
リクスは、遮光性を確保するために、1μm程度の膜厚
が必要である。したがって、樹脂ブラックマトリクスを
使用したカラーフィルターにおいては、樹脂ブラックマ
トリクスの膜厚に基づくカラーフィルター表面段差を低
減し、平坦性を向上させるため、カラーフィルター用透
明保護膜が必要となる場合がある。カラーフィルター用
透明保護膜として、本発明のカラーフィルター用透明保
護膜形成組成物から得られる塗膜を使用すれば、本発明
の目的とするカラーフィルター表面の平坦性を達成する
ことが可能となる。
【0053】一方、3原色の着色層については、色素を
樹脂中に分散したものを用いることができる。顔料は3
原色を表すために適当なものを組み合わせて使用するこ
とができる。使用できる色素としては、赤、橙、黄、
緑、青、紫などの顔料や染料が挙げられるが、これらに
限定されない。また、樹脂としては、アクリル系、エポ
キシ系などの透明樹脂を使用することができるが、塗膜
の耐熱性、耐光性、耐溶剤性からみて、ポリマーとして
は、ポリアミック酸を使用することが好ましい。
【0054】本発明のカラーフィルターは、本発明のカ
ラーフィルター用透明保護膜を使用することにより、透
明導電膜、配向膜作製工程を省くことができる。透明導
電膜および液晶配向膜を設ける工程を削減することによ
り、透明導電膜及び液晶配向膜形成に起因する上記のシ
ワやクラック等による表示不良等の問題を防ぐことがで
きる。また、カラーフィルター製造工程は非常に長く、
スペース、かつ、製造コストを必要とするが、透明導電
膜及び液晶配向膜製造工程を必要としないので、省スペ
ース、かつ、製造工程を大幅に減らすことができる。従
って、大幅なコストを削減することもできる。
【0055】本発明の液晶表示装置は、本発明のカラー
フィルターを使用したことを特徴とするものであり、か
かるカラーフィルターを使用することにより、液晶表示
装置において、透明保護膜、透明導電膜および液晶配向
膜のシワまたはクラックが発生しにくくスペーサーの剥
がれのない、また、スペーサーがめり込むこともなくな
るものである。また、本発明のカラーフィルターは、カ
ラー液晶表示装置に用いられることから、本発明の液晶
表示装置の駆動には、薄膜トランジスタ(TFT)を使
用することが好ましい。
【0056】
【実施例】以下、実施例によって本発明を具体的に説明
するが、本発明はこれらに限定されるものではない。 実施例1 温度計、乾燥窒素導入口、温水、冷却水による加熱・冷
却装置、および、攪拌装置を付した反応釜を用いて、合
成を行った。
【0057】1, 4 -ジアミノペンタン95.9g(0.95
mol)、ビス−3−(アミノプロピル)テトラメチルシロ
キサン12.4g(0.05mol)をγ−ブチロラクトン13
00gと共に仕込み、1,2,3,4−シクロヘキサン
テトラカルボン酸二無水物221.8g(0.99mol)を添
加し、70℃で3時間反応させた。無水マレイン酸1.
95g(0.02mol)を添加し、さらに70℃で2時間反応
させた後、γ−ブチロラクトン582gを添加して希釈
し、粘度40センチポアズ(25℃)の15%ポリアミ
ック酸溶液(PA−1)を得た。
【0058】得られた溶液(PA−1)50gに固形分
濃度30%、平均粒径10nmのIn23、γ−ブチロ
ラクトンゾル溶液50g、錫アセチルアセトネート5
5.61g、塩化アンチモン(III)6.05g、酢酸
1.02gをイソプロパノール10gに溶解したものを
添加し、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセ
テートで濃度を調製し、全固形分濃度が20%となるよ
うに調整し、透明保護膜形成物とした。(PA−2)孔
径0.2μmのメンブレンフィルターで濾過した後、ス
ピンコーターを用いてガラス基板上に塗布し、150℃
の恒温槽にて10分間、260℃の恒温槽にて30分間
加熱処理し、塗膜を硬化させた。得られた塗膜の表面は
極めて平滑であり、ピンホールなどは全く見られなかっ
た。東京精密(製)サーフコム1500Aによって測定
した膜厚は、3μmであった。また、表面抵抗は21Ω
/□であった 該表面抵抗の測定は、ガラス基板の上に形成されたカラ
ーフィルター用透明保護膜の表面抵抗を、定電流4端子
法抵抗率計(MCP−TESTER FP、三菱化学
製)を使用して測定した。表面抵抗値は、表示値に4.
53倍(機器の補正係数)をかけた値である。 比較例1 温度計、乾燥窒素導入口、温水・冷却水による加熱・冷
却装置、および、攪拌装置を付した20Lの反応釜に、
γ−ブチロラクトン 16644.1g、4,4’−ジ
アミノジフェニルエーテル 600.7g、3,3’−
ジアミノジフェニルスルホン 670.2g、ビス−3
−(アミノプロピル)テトラメチルシロキサン 74.
6gを投入し、釜を30℃に加熱した。30分後、3,
3’,4,4’−ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無
水物 920.2g、ピロメリット酸二無水物 43
6.1g、3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカル
ボン酸二無水物 294.2gを投入し、釜を58℃に
加熱した。3時間後、無水マレイン酸 11.8gを添
加し、58℃でさらに1時間加熱することにより、ポリ
アミック酸のNMP溶液(PA−3)を得た。
【0059】PA−3、50gに固形分濃度30%、平
均粒径30nmのSb25メタノールゾル溶液50gを
添加し、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセ
テートで濃度を調製し、全固形分濃度が20%となるよ
うに調整し、透明保護膜形成物とした。(B1)実施例
1と同様にしてカラーフィルター用透明保護膜を得た。
得られた塗膜の表面は極めて平滑であり、ピンホールな
どは全く見られなかった。東京精密(製)サーフコム1
500Aによって測定した膜厚は、3μmであった。作
製した塗膜について、表面抵抗は2.0×1012Ω/□
であった。 実施例2 次に、得られたカラーフィルター用透明保護膜を着色層
と液晶配向膜の間に有するカラーフィルターを作成し
た。
【0060】なお、カラーフィルターは以下の手順によ
り作成した。 (樹脂ブラックマトリクス層の作成)温度計、乾燥窒素
導入口、温水・冷却水による加熱・冷却装置、および、
攪拌装置を付した20Lの反応釜に、γ−ブチロラクト
ン 16644.1g、4,4’−ジアミノジフェニル
エーテル 600.7g、3,3’−ジアミノジフェニ
ルスルホン 670.2g、ビス−3−(アミノプロピ
ル)テトラメチルシロキサン 74.6gを投入し、釜
を30℃に加熱した。30分後、3,3’,4,4’−
ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物 644.4
g、ピロメリット酸二無水物 641.3g、3,
3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物
294.2gを投入し、釜を58℃に加熱した。3時
間後、無水マレイン酸 11.8gを添加し、58℃で
さらに1時間加熱することにより、ポリアミック酸のN
MP溶液(P1)を得た。
【0061】カーボンブラック 4.6g、ポリアミッ
ク酸溶液(P1) 24.0g、N−メチルピロリドン
61.4gをガラスビーズ 90gとともにホモジナ
イザーを用い、7000rpmで30分間分散処理後、
ガラスビーズを濾過により除去し、カーボンブラックミ
ルベースを得た。
【0062】また、ピグメントブルー15:6 2.2
g、ポリアミック酸溶液(P1)24.0g、N−メチ
ルピロリドン 63.8gをガラスビーズ 90gとと
もにホモジナイザーを用い、7000rpmで30分間
分散処理後、ガラスビーズを濾過により除去し、青顔料
ミルベースを得た。
【0063】得られた両ミルベースを全量混合すること
により、樹脂ブラックマトリクス用ペーストを得た。
【0064】樹脂ブラックマトリクス用ぺーストを無ア
ルカリガラス基板(厚さ0.7mm)上にスピンコート
し、50℃で10分間、90℃で10分間、110℃で
20分間オーブンを用いて空気中で加熱乾燥して、膜厚
1.1μmのポリイミド前駆体着色膜を得た。この膜上
にポジ型フォトレジスト(東京応化社製OFPR−80
0)を塗布し、80℃で20分間加熱乾燥して膜厚1μ
mのレジスト膜を得た。キャノン社製紫外線露光機PL
A−501Fを用い、クロム製のフォトマスクを介し
て、波長365nmでの強度が50mJ/cm2 の紫外
線を照射した。露光後、テトラメチルアンモニウムハイ
ドロオキサイドの2.38wt%の水溶液からなる現像
液に浸漬し、フォトレジストおよびポリイミド前駆体着
色被膜の現像を同時に行った。エッチング後、不要とな
ったフォトレジスト層をメチルセロソルブアセテートで
剥離した。さらにこのようにして得られたポリイミド前
駆体着色被膜を窒素雰囲気中で300℃で30分間熱処
理し、格子状の画素部とそれらを囲む額縁部からなる膜
厚0.9μmのポリイミド着色パターン被膜を得た。
【0065】(着色層の作成)次に、赤、緑、青の顔料
として、それぞれ、ピグメントレッド177、ピグメン
トグリーン36、ピグメントブルー15:6を用意し、
ポリアミック酸溶液(P1)と混合分散し、赤、青、緑
の3種類の着色ペーストを得た。
【0066】得られた赤ペーストを樹脂ブラックマトリ
クス基板上にスピンコートし、50℃で10分間、90
℃で10分間、110℃で20分間オーブンを用いて空
気中で加熱乾燥して、膜厚1.2μmのポリイミド前駆
体着色膜を得た。この膜上にポジ型フォトレジスト(東
京応化社製OFPR−800)を塗布し、80℃で20
分間加熱乾燥して膜厚1.1μmのレジスト膜を得た。
キャノン社製紫外線露光機PLA−501Fを用い、ク
ロム製のフォトマスクを介して、波長365nmでの強
度が50mJ/cm2の紫外線を照射した。露光後、テ
トラメチルアンモニウムハイドロオキサイドの2.38
wt%の水溶液からなる現像液に浸漬し、フォトレジス
トおよびポリイミド前駆体着色被膜の現像を同時に行っ
た。エッチング後、不要となったフォトレジスト層をメ
チルセロソルブアセテートで剥離した。さらに、このよ
うにして得られたポリイミド前駆体着色被膜を窒素雰囲
気中で300℃で30分間熱処理し、膜厚1.0μmの
ポリイミド赤色パターン被膜を得た。
【0067】その後、同様にして、緑ペースト、青ペー
ストのパターンを形成し、赤、緑、青の3原色を有する
カラーフィルターを得た。
【0068】(カラーフィルター用透明保護膜の作成)
得られたカラーフィルターにカラーフィルター用透明保
護膜形成組成物(PA−2)をスピンコートし、100
℃で5分、280℃で30分加熱することにより、厚さ
3.0μmのカラーフィルター用透明保護膜とした。ま
た、押し込み硬度測定用として、無アルカリガラス基板
に厚さ8μmのカラーフィルター用透明保護膜も作成し
た。
【0069】押し込み硬度測定は、島津製作所製ダイナ
ミック超微小硬度計DUH−50を用いて、押し込み荷
重0.1gf、荷重速度2.6×10-2gf/s、荷重
時間5秒で測定する。
【0070】得られたカラーフィルター用透明保護膜層
の押し込み硬度を、上記条件で測定した結果、56.8
であった。
【0071】東京精密(製)サーフコム1500Aを用
いて、得られたカラーフィルターの表面形状を観察した
結果、高低差は0.16μm、最大傾斜角は1.7゜で
あった。 (液晶表示装置の作成)さらに、得られたカラーフィル
ター基板を中性洗剤で洗浄した後、ラビング処理し、シ
ール剤をディスペンス法により塗布、ホットプレートで
90℃、10分間加熱した。
【0072】一方、ガラス上にTFTアレイを形成した
基板も同様に洗浄した後、配向膜を塗布、加熱する。そ
の後、直径5.5μmの球状スペーサーを散布し、前記
カラーフィルター基板と重ね合わせ、オーブン中で加圧
しながら160℃で90分間加熱して、シール剤を硬化
させる。このセルを120℃、13.3Paで4時間、
続いて、窒素中で0.5時間放置した後に、再度真空下
において液晶注入を行った。液晶注入は、セルをチャン
バーに入れて、室温で13.3Paまで減圧した後、液
晶注入口を液晶に漬けて、窒素を用いて常圧に戻すこと
により行った。液晶注入後、紫外線硬化樹脂により、液
晶注入口を封口した。次に、偏光板をセルの2枚のガラ
ス基板の外側に貼り付け、セルを完成させた。さらに、
得られたセルをモジュール化して、縦電界駆動の液晶表
示装置を完成させた。得られた液晶表示装置を観察した
結果、カラーフィルター用透明保護膜にシワ、またはク
ラックの発生、カラーフィルター用透明保護膜の透明性
が低い、平坦化特性が悪い、押し込み硬度が小さい、抵
抗値が高いことに起因する表示不良はないことがわかっ
た。 比較例2 比較例1のB1を用いて、得られたカラーフィルター用
透明保護膜層の押し込み硬度を、実施例2と同様に測定
した結果、54.3であった。
【0073】実施例2と同様にカラーフィルターを作成
し、同様に得られたカラーフィルターの表面形状を観察
した結果、高低差は0.28μm、最大傾斜角は3.7
゜であった。
【0074】さらに、得られたカラーフィルターを用い
て実施例2と同様に縦電界駆動のカラー液晶表示装置を
製造すると押し込み硬度が小さい、シワ、またはクラッ
クの発生に起因する表示不良は観察されなかったが、カ
ラーフィルター用透明保護膜の透明性が低い、平坦化特
性が悪い、抵抗値が高いことに起因する液晶の配向の乱
れに基づく表示不良が観察された。 実施例3 実施例1と同様にしてカラーフィルターを作成する際
に、着色層の膜厚をすべて1.8μmとし、さらに、各
着色層の形成と同時に樹脂ブラックマトリクス上にスペ
ーサーを形成したカラーフィルターを作成した。なお、
形成したスペーサーは3原色が積層された形態をとって
いる。
【0075】実施例2と同様に得られたカラーフィルタ
ーの表面形状を観察した結果、高低差は0.16μm、
最大傾斜角は1.7゜であった。
【0076】さらに、得られたカラーフィルターを用い
て実施例2と同様に縦電界駆動のカラー液晶表示装置を
製造し、観察した結果、カラーフィルター用透明保護膜
にシワ、またはクラックの発生、カラーフィルター用透
明保護膜の透明性が低い、平坦化特性が悪い、押し込み
硬度が小さい、抵抗値が高いことに起因する表示不良は
ないことがわかった。 実施例4 固形分濃度30%、平均粒径10nmのIn2O3γ−ブ
チロラクトンゾル溶液50gの代わりに固形分濃度30
%、平均粒径10nmのITOγ−ブチロラクトンゾル
溶液50g用いた以外、実施例1と同様に行った。得ら
れた塗膜の表面は極めて平滑であり、ピンホールなどは
全く見られなかった。東京精密(製)サーフコム150
0Aによって測定した膜厚は、3μmであった。このよ
うにして作製した塗膜について、表面抵抗は19Ω/□
であった 得られたカラーフィルター用透明保護膜層の押し込み硬
度を、実施例2と同様に測定した結果、57.8であっ
た。
【0077】実施例2と同様にカラーフィルターを作成
し、同様に得られたカラーフィルターの表面形状を観察
した結果、高低差は0.16μm、最大傾斜角は1.6
゜であった。
【0078】さらに、得られたカラーフィルターを用い
て実施例2と同様に縦電界駆動のカラー液晶表示装置を
製造し、観察した結果、カラーフィルター用透明保護膜
にシワ、またはクラックの発生、カラーフィルター用透
明保護膜の透明性が低い、平坦化特性が悪い、押し込み
硬度が小さい、抵抗値が高いことに起因する表示不良は
ないことがわかった。 実施例5 固形分濃度30%、平均粒径10nmのIn2O3γ−ブ
チロラクトンゾル溶液50gの代わりに固形分濃度30
%のアルミニウムドープ酸化亜鉛γ−ブチロラクトンゾ
ル溶液50g用いた以外、実施例1と同様に行った。得
られた塗膜の表面は極めて平滑であり、ピンホールなど
は全く見られなかった。東京精密(製)サーフコム15
00Aによって測定した膜厚は、1μmであった。この
ようにして作製した塗膜について屈折率を測定すると、
400nmの波長において1.73となった。また、表
面抵抗は74Ω/□であった 得られたカラーフィルター用透明保護膜層の押し込み硬
度を、実施例2と同様に測定した結果、60.2であっ
た。
【0079】実施例2と同様にカラーフィルターを作成
し、同様に得られたカラーフィルターの表面形状を観察
した結果、高低差は0.17μm、最大傾斜角は1.7
゜であった。さらに、得られたカラーフィルターを用い
て実施例2と同様に縦電界駆動のカラー液晶表示装置を
製造し、観察した結果、カラーフィルター用透明保護膜
にシワ、またはクラックの発生、カラーフィルター用透
明保護膜の透明性が低い、平坦化特性が悪い、押し込み
硬度が小さい、抵抗値が高いことに起因する表示不良は
ないことがわかった。 実施例6 固形分濃度30%、平均粒径10nmのIn2O3メタノ
ールゾル溶液50gの代わりに固形分濃度30%、平均
粒径10nmのアンチモンドープ酸化錫メタノールゾル
溶液50g用いた以外、実施例1と同様に行った。得ら
れた塗膜の表面は極めて平滑であり、ピンホールなどは
全く見られなかった。東京精密(製)サーフコム150
0Aによって測定した膜厚は、1μmであった。このよ
うにして作製した塗膜について、表面抵抗は76Ω/□
であった 得られたカラーフィルター用透明保護膜層の押し込み硬
度を、実施例2と同様に測定した結果、58.5であっ
た。
【0080】実施例2と同様にカラーフィルターを作成
し、同様に得られたカラーフィルターの表面形状を観察
した結果、高低差は0.15μm、最大傾斜角は1.5
゜であった。
【0081】さらに得られたカラーフィルターを用いて
実施例2と同様に縦電界駆動のカラー液晶表示装置を製
造し、観察した結果、カラーフィルター用透明保護膜に
シワ、またはクラックの発生、カラーフィルター用透明
保護膜の透明性が低い、平坦化特性が悪い、押し込み硬
度が小さい、抵抗値が高いことに起因する表示不良はな
いことがわかった。 比較例3 実施例1の固形分濃度30%、平均粒径10nmのIn
2O3γ−ブチロラクトンゾル溶液50gの代わりに固形
分濃度30%、平均粒径60nmのAl2O3γ−ブチロ
ラクトンゾル溶液を加えた。(B2)実施例1と同様に
してカラーフィルター用透明保護膜を得た。得られた塗
膜の表面は極めて平滑であり、ピンホールなどは全く見
られなかった。東京精密(製)サーフコム1500Aに
よって測定した膜厚は、3μmであった。作製した塗膜
について、表面抵抗は2.0×107Ω/□であった。
【0082】得られたカラーフィルター用透明保護膜層
の押し込み硬度を、実施例2と同様に測定した結果、5
8.3であった。
【0083】実施例2と同様にカラーフィルターを作成
し、同様に得られたカラーフィルターの表面形状を観察
した結果、高低差は0.16μm、最大傾斜角は1.7
゜であった。
【0084】さらに、得られたカラーフィルターを用い
て実施例2と同様に縦電界駆動のカラー液晶表示装置を
製造すると押し込み硬度が小さい、平坦化特性が悪い、
シワ、またはクラックの発生に起因する表示不良は観察
されなかったが、カラーフィルター用透明保護膜の透明
性が低い、抵抗値が高いことに起因する液晶の配向の乱
れに基づく表示不良が観察された。
【0085】
【発明の効果】本発明によれば、シワやクラックの発生
を防ぎ、スペーサーのはがれやめり込みのないカラーフ
ィルター表面の平坦性が向上された、透明で押し込み硬
度の高いカラーフィルター用透明保護膜を提供すること
ができるので、透明導電膜と液晶配向膜の工程を省略す
ることができる上に、高品位な表示効果をもつカラーフ
ィルターおよび液晶表示装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカラーフィルターの平面図である。
【図2】図1のA−A’での断面図である。
【符号の説明】
1:ブラックマトリクス 2:着色層 3:開口部 4:ガラス 5:カラーフィルター用透明保護膜 6:高低差 7:最大傾斜角
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H048 BA45 BA48 BB01 BB02 BB03 BB37 BB44 2H091 FA02Y FA34Y FA50Y FB02 FD06 GA08 GA11 GA13 GA16 LA12 LA30 4J002 CM041 DE096 DE106 FA086 FD116

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】導電性金属酸化物を含有し、脂肪族ポリイ
    ミドおよび脂環式ポリイミドから選ばれた少なくとも一
    種の樹脂を成分として含有することを特徴とするカラー
    フィルター用透明保護膜。
  2. 【請求項2】該導電性金属酸化物が、5〜20nmの平
    均粒径を有する超微粒子であることを特徴とする請求項
    1記載のカラーフィルター用透明保護膜。
  3. 【請求項3】該導電性金属酸化物が、酸化インジウム、
    酸化錫、酸化亜鉛、酸化カドニウム、酸化インジウム
    錫、五酸化アンチモンドープ酸化錫、フッ素ドープ酸化
    錫、アルミニウムドープ酸化亜鉛、ガリウムドープ酸化
    亜鉛、カドニウムドープ酸化錫、亜鉛ドープカドニウム
    および酸化錫ドープ酸化インジウムから選ばれた少なく
    とも一種であることを特徴とする請求項1または2記載
    のカラーフィルター用透明保護膜。
  4. 【請求項4】該カラーフィルター用透明保護膜が、導電
    性樹脂成分を含有することを特徴とする請求項1〜3の
    いずれかに記載のカラーフィルター用透明保護膜。
  5. 【請求項5】該カラーフィルター用透明保護膜が、2μ
    m以上の膜厚を有することを特徴とする請求項1〜4の
    いずれかに記載のカラーフィルター用透明保護膜。
  6. 【請求項6】該カラーフィルター用透明保護膜が、10
    〜102Ω/□の面抵抗と、40以上の押し込み硬度を
    有するものであることを特徴とする請求項1〜5のいず
    れかに記載のカラーフィルター用透明保護膜。
  7. 【請求項7】請求項1〜6のいずれかに記載のカラーフ
    ィルター用透明保護膜が使用されていることを特徴とす
    るカラーフィルター。
  8. 【請求項8】該カラーフィルターが、少なくとも遮光部
    となるブラックマトリクスと、開口部に画素を形成する
    3原色の着色層、および、透明保護膜から構成されてい
    ることを特徴とする請求項7記載のカラーフィルター。
  9. 【請求項9】該ブラックマトリクス上の一部に、3原色
    からなる着色層の積層により形成された複数個のドット
    状スペーサーを有することを特徴とする請求項8記載の
    カラーフィルター。
  10. 【請求項10】該ブラックマトリクスが、遮光剤を樹脂
    中に分散したものであることを特徴とする請求項8また
    は9記載のカラーフィルター。
  11. 【請求項11】請求項7〜10のいずれかに記載のカラ
    ーフィルターを使用したことを特徴とする液晶表示装
    置。
  12. 【請求項12】該液晶表示装置が、薄膜トランジスタに
    より液晶を駆動するものであることを特徴とする請求項
    11記載の液晶表示装置。
JP2000152891A 2000-05-24 2000-05-24 カラーフィルター用透明保護膜、カラーフィルター、および、液晶表示装置 Pending JP2001330721A (ja)

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