JP2001329263A - グラウト用セメント混和材及びセメント組成物 - Google Patents
グラウト用セメント混和材及びセメント組成物Info
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Abstract
グや沈下現象の防止効果、さらに良好な寸法安定性と水
和熱抑制効果を付与するセメント混和材、及びそれを用
いたセメント組成物を提供すること。 【解決手段】 CaO原料、Fe2O3原料及びCaSO
4原料を熱処理して得られる物質であって、遊離石灰、
カルシウムフェライト及び無水セッコウを主成分とする
膨張物質と、減水剤とを含有してなるグラウト用セメン
ト混和材であり、膨張物質の粒度がブレーン比表面積で
4000cm2/g以上であることを特徴とする該グラ
ウト用セメント混和材であり、さらに、デキストリン及
び/又はガス発泡物質を含有してなる該グラウト用セメ
ント混和材であり、セメントと、該グラウト用セメント
混和材とを含有してなるセメント組成物を構成とする。
Description
分野において使用されるグラウト用セメント混和材及び
セメント組成物に関する。
は、膨張材と減水剤を主成分とするものが提案されてい
る(特開昭53-13650号公報や特開昭53-31170号公報
等)。これらを混和したセメントペースト、モルタル及
びコンクリート(以下、グラウト材料という)は、何れも
作業性や充填性に優れ、グラウト工事を円滑に完了させ
る材料として活用されている。グラウト材料に要求され
る性能は、(1)無収縮であること、(2)流動性が良
好でその保持性が優れること、(3)ブリーディングや
沈下現象(材料分離)が無いこと等の他、最近では、大
容量・大量打設の施工が増える傾向にあり、(4)水和熱
による温度ひび割れの防止等があり、これら全てを満足
することが求められている。特に、無収縮性を得るため
の膨張材としては、例えば、3CaO・3Al2O3・C
aSO4(アウイン)を主成分とするカルシウムサルホ
アルミネート系や、CaOを主成分とする生石灰系のも
のが使用されていた。
グラウト材料は、良好な流動性を確保できる時間が短
く、特に、夏場の施工においては著しい流動性の低下を
起こしたり、大容量・大量打設時に温度ひび割れが発生
する場合があった。また、経済的負担を小さくするため
に、低混和率でも無収縮性が得られるグラウト用セメン
ト混和材の開発が待たれている。さらに、カルシウムサ
ルホアルミネート系の膨張物質は、焼成時にSOxの揮
散を生じ、所定の鉱物組成にすることが難しく、揮散す
るSOxを公害対策上捕集するので設備費用がかさむ等
の問題点があった。また、石灰系の膨張物質は、高い膨
張量が得られる反面、養生条件によっては膨張量が不安
定であったり、異常膨張による破壊を生じたりする等の
問題点があった。本発明者らは、これらの課題を解決す
べく種々の検討を重ねた結果、特定のグラウト用セメン
ト混和材により、前記課題が解決できるとの知見を得て
本発明を完成するに至った。
原料、Fe2O3原料及びCaSO4原料を熱処理して得
られる物質であって、遊離石灰、カルシウムフェライト
及び無水セッコウを主成分とする膨張物質と、減水剤と
を含有してなるグラウト用セメント混和材であり、膨張
物質の粒度がブレーン比表面積で4000cm2/g以
上であることを特徴とする該グラウト用セメント混和材
であり、さらに、デキストリン及び/又はガス発泡物質
を含有してなる該グラウト用セメント混和材であり、セ
メントと、該グラウト用セメント混和材とを含有してな
るセメント組成物である。
る。
ウムフェライト及び無水セッコウを主成分として含有し
てなるものであり、その割合については特に限定される
ものではないが、膨張物質100部中、遊離石灰は30
〜60部が好ましく、40〜50部がより好ましい。ま
た、カルシウムフェライトは10〜40部が好ましく、
15〜35部がより好ましい。さらに、無水セッコウは
10〜40部が好ましく、20〜35部がより好まし
い。膨張物質中の各化合物の組成割合が前記の範囲にな
いと、グラウト材料の十分な寸法安定性(硬化体の収縮
や破壊を生じるような過度の膨張がないこと)が得られ
ない場合がある。なお、本発明で使用する部、%(初期
膨張率を除く)は質量単位を表す。
O−Fe2O3系化合物を総称するものであり、特に限定
されるものではないが、一般に、CaOをC、Fe2O3
をFとすると、C2FやCFの化合物等が挙げられる。
本発明では、中でも膨張性能が良好なC2Fを使用する
ことが好ましい。
ッコウを別々に合成し混合して製造する場合と、CaO
原料及びFe2O3原料を熱処理して、遊離石灰及びC2
Fからなるクリンカーを合成し、これに無水セッコウを
混合して製造する場合と、CaO原料、Fe2O3原料及
びCaSO4原料を熱処理して、遊離石灰、C2F及び無
水セッコウからなるクリンカーを合成して製造する場合
があるが、本発明では、膨張性能が優れている点等か
ら、CaO原料、Fe2O3原料及びCaSO4原料を熱
処理して、遊離石灰、C2F及び無水セッコウからなる
クリンカーを合成して製造するものである。
ではないが、電気炉やキルン等を用いて、1100〜1
600℃の温度範囲で焼成することが好ましく、120
0〜1500℃がより好ましい。1100℃未満では、
得られた膨張物質の膨張性能が十分でなく、1600℃
を超えると無水セッコウが分解し好ましく無い場合があ
る。
挙げられ、Fe2O3原料としては、銅カラミ、鉄粉、市
販の酸化鉄等が挙げられ、CaSO4原料としては、二
水セッコウ、半水セッコウ及び無水セッコウ等が挙げら
れる。これら原料中には不純物が存在し、その具体例と
しては、Al2O3、SiO2、MgO、TiO2、P
2O5、Na2O、K2O等が挙げられ、本発明の目的を実
質的に阻害しない範囲では特に問題とはならないが、こ
れらのうち、特にSiO2は、珪酸率で0.5未満であ
ることが好ましい。珪酸率が0.5以上では、優れた膨
張性能が得られない場合がある。本発明でいう珪酸率と
は、膨張物質中のSiO2量、Al2O3量及びFe2O3
量より、次式から算出される。 珪酸率=SiO2/(Al2O3+Fe2O3) また、本発明の膨張物質のSiO2量は、5.0%以下
が好ましく、3.0%以下がより好ましい。5.0%を
超えると優れた膨張性能が得られない場合がある。
るものではないが、ブレーン比表面積で4000cm2
/g以上が好ましく、4000〜9000cm2/gが
より好ましく、4000〜6000cm2/gがさらに
好ましい。膨張物質の粒度が4000cm2/g未満で
は、グラウト材料の長期耐久性が悪くなる場合があり、
9000cm2/gを超えると十分な寸法安定性が得ら
れない場合がある。
ではなく、セメントに対する分散作用や空気連行作用を
有し、流動性改善や強度増進するものの総称であり、通
常、減水剤、AE減水剤、高性能減水剤、高性能AE減
水剤、流動化剤等と呼ばれているものが挙げられる。中
でも高い減水性と優れた流動保持性を有する高性能AE
減水剤が好ましい。具体的には、ポリアルキルアリルス
ルホン酸塩の縮合物系、メラミンスルホン酸塩の縮合物
系、リグニンスルホン酸塩系、ポリカルボン酸塩系、オ
キシカルボン酸塩系及びアミノスルホン酸系等のうちの
一種又は二種以上を使用することができる。また使用形
態は粉末でも液体でも構わない。
と共に加熱分解して得られる可溶性デンプンを総称する
ものであり、別名ばい焼デンプンとも呼ばれている。グ
ラウト材料を大量に打設する際に発生する水和熱を抑制
する目的で使用されるものである。デキストリンの冷水
可溶分は、特に限定されるものではないが、冷水可溶分
が5〜55%のものが好ましく、冷水可溶分が10〜5
0%のものがより好ましい。冷水可溶分が5%未満では
十分な水和熱抑制効果が得られない場合があり、55%
を超えると強度発現が悪くなる場合がある。なお、本発
明で言う冷水可溶分とは、デキストリンが温度21℃の
蒸留水に溶解した量を意味するものであり、具体的に
は、デキストリン10gを200mlのフラスコに入
れ、温度21℃の蒸留水150mlを加えて1時間後に
ろ別し、そのろ液を蒸留乾固して得られたデキストリン
を供試デキストリンに対する質量割合で示したものであ
る。
るものではなく、水と混練した際に気体を発生する物質
を総称するものであり、この発泡作用によりグラウト材
料の沈下現象を防止し、構造物との一体化を図る目的で
使用される。その具体例としては、アルミ粉等の金属粉
末や過酸化物質等が挙げられる。アルミ粉の表面は酸化
され易く、酸化皮膜で覆われると反応性が低下するた
め、植物油、鉱物油あるいはステアリン酸等で表面処理
したものがある。
分の使用割合は、特に限定されるものではないが、グラ
ウト用セメント混和材が膨張物質と減水剤からなる場
合、グラウト用セメント混和材100部中、膨張物質は
75〜95部が好ましく、80〜90部がより好まし
い。75部未満ではグラウト材料が材料分離を起こした
り、良好な寸法安定性が得られない場合があり、95部
を超えると優れた流動性が得られない場合がある。減水
剤は、5〜25部が好ましく、10〜20部がより好ま
しい。5部未満では優れた流動性が得られない場合があ
り、25部を超えると、材料分離を起こしたり、良好な
寸法安定性が得られない場合がある。
物質、減水剤及びデキストリンよりなる場合、グラウト
用セメント混和材100部中、膨張物質は70〜90部
が好ましく、75〜85部がより好ましい。70部未満
ではグラウト材料が材料分離を起こしたり、良好な寸法
安定性が得られない場合があり、90部を超えると優れ
た流動性が得られない場合がある。減水剤は5〜20部
が好ましく、10〜15部がより好ましい。5部未満で
は優れた流動性が得られない場合があり、20部を超え
ると、材料分離を起こしたり、良好な寸法安定性が得ら
れない場合がある。デキストリンは、1〜15部が好ま
しく、3〜10部がより好ましい。1部未満では、十分
な水和熱抑制効果が得られない場合があり、15部を超
えて使用すると強度発現が悪くなる場合がある。
るものではないが、グラウト用セメント混和材が膨張物
質、減水剤とガス発泡物質からなる場合や、膨張物質、
減水剤、デキストリン及びガス発泡物質からなる場合、
ガス発泡物質を除く成分の合計100部に対して、通
常、0.005〜0.5部が好ましく、0.01〜0.
05部がより好ましい。0.005部未満ではグラウト
材料の十分な初期膨張が得られない場合があり、0.5
部を超えて使用すると過膨張を起こす場合がある。
量は、特に限定されるものではないが、通常、セメント
と、グラウト用セメント混和材からなるセメント組成物
100部中、3〜12部が好ましく、5〜9部がより好
ましい。3部未満では、グラウト材料の良好な寸法安定
性が得られない場合があり、12部を超えて使用すると
長期耐久性が悪くなる場合がある。
超早強、低熱及び中庸熱等各種ポルトランドセメント
と、これらセメントに、高炉スラグ、フライアッシュ及
びシリカを混合した各種混合セメント、並びに石灰石粉
末等を混合したフィラーセメント等が挙げられる。
メント組成物は、砂、砂利等の骨材の他に、消泡剤、増
粘剤、防錆剤、防凍剤、収縮低減剤、高分子エマルジョ
ン及び凝結調整剤、並びにセメント急硬材、ベントナイ
ト等の粘土鉱物及びハイドロタルサイト等のアニオン交
換体等のうちの一種又は二種以上を、本発明の目的を実
質的に阻害しない範囲で使用することが可能である。
されるものではなく、それぞれの材料を施工時に混合し
ても良いし、予めその一部、或いは全部を混合しておい
ても差し支えない。混合装置としては、既存の如何なる
装置も使用可能であり、例えば、傾胴ミキサ、オムニミ
キサ、ヘンシェルミキサ、V型ミキサ及びナウタミキサ
等が挙げられる。
る。
し、混合粉砕した後、電気炉で1350℃、3時間の熱
処理を行い、表1に示すような組成の膨張物質を合成
し、ボールミルを用いて、ブレーン比表面積5000c
m2/gに粉砕した。この膨張物質を粉末X線回折法で
同定したところ、遊離石灰、C2F及び無水セッコウを
含有していた。膨張物質の化合物組成は、化学組成を基
に計算により算出した。化学組成はJIS R 5202に準じて
求めた。
剤イ15部とを配合してグラウト用セメント混和材を調
製した。セメントと、セメント混和材からなるセメント
組成物100部中、セメント混和材を7部使用し、水/
セメント組成物比=34%、セメント組成物/砂比=1
/2のモルタルを調製し、コンシステンシーの経時変化
及び長さ変化率の測定を行った。なお、比較のために、
遊離石灰、C2F及び無水セッコウを別々に合成して粉
砕し、実験No.1-4の膨張物質Dと化合物組成が同じとな
るように配合したセメント混和材についても同様の実験
を行った。結果を表1に併記する。
合成。 C2F:CaO原料2モル及びFe2O3原料1モルの割
合で配合した原料を混合粉砕した後、1350℃で3時
間熱処理して合成。 無水セッコウ:試薬1級の二水セッコウを1350℃で
3時間焼成して得た無水セッコウ。 市販膨張材A:カルシウムサルホアルミネート系 市販膨張材B:生石灰系 セメント:市販普通ポルトランドセメント 砂:新潟県姫川産、比重2.62
J漏斗(J14漏斗)によるコンシステンシーの測定に準
じて流下値を測定。 長さ変化率:JIS A 6202に準じて測定。
和材を使用したモルタルは、比較例のモルタルに比べ、
J漏斗流下値が小さくその経時変化が少ない優れた流動
性と、長さ変化率が膨張側で大きく良好な寸法安定性を
示していることが判る。
え、ブリーディングの測定を行ったこと以外は、実施例
1と同様に行った。結果を表2に併記する。
じて測定。
000cm2/g以上の膨張物質を使用することによりブリ
ーディングが発生し無くなることがわかる。また、J漏
斗流下値が小さくその経時変化が少ない優れた流動性
と、長さ変化率が膨張側で良好な寸法安定性を示してい
る。
うに変えたこと以外は、実施例1と同様に行った。結果
を表3に併記する。
ルホン酸塩系の等量混合物
和材を使用することにより、J漏斗流下値が小さくその
経時変化が少ない優れた流動性と、長さ変化率が膨張側
で良好な寸法安定性を示していることがわかる。
し、ガス発泡物質の種類と量を表4に示すように変えて
グラウト用セメント混和材を調製し、初期膨張の測定を
行ったこと以外は、実施例1と同様に行った。結果を表
4に併記する。
針」、付録2.「膨張材を用いた充填モルタルの施工要
領」を示す付属書「膨張材を用いた充填モルタルの膨張
率測定方法」に準じ測定した初期膨張率。+は膨張側、
−は収縮側を示す。
ることにより、モルタルの初期膨張率が膨張側を示し沈
下現象の防止効果があることがわかる。また、J漏斗流
下値が小さくその経時変化が少ない優れた流動性と、長
さ変化率が膨張側で良好な寸法安定性を示している。
0.02部からなるグラウト用セメント混和材を調製
し、セメントとグラウト用セメント混和材からなるセメ
ント組成物100部中のグラウト用セメント混和材の使
用量を表5に示すように変えたこと以外は、実施例4と
同様に行った。結果を表5に併記する。
和材を使用することにより、モルタルのJ漏斗流下値が
小さくその経時変化が少ない優れた流動性と、長さ変化
率が膨張側で良好な寸法安定性と、初期膨張率が向上す
ることによる沈下現象の防止効果を示していることがわ
かる。
中のデキストリンの種類と量を表6のように変えてグラ
ウト用セメント混和材を調整した。ただし、減水剤ニの
使用量は15部に固定し、デキストリンの使用量を変え
る際には膨張物質の使用量を増減して調整した。セメン
トとグラウト用セメント混和材からなるセメント組成物
100部中、グラウト用セメント混和材を7部使用し、
水/セメント組成物比=34%、セメント組成物/砂比
=1/2のモルタルを調製し、コンシステンシーの経時
変化、長さ変化率及び断熱温度上昇量の測定を行った。
結果を表6に併記する。
小型の変温室に入れ、モルタルの温度と変温室の温度が
同じになるように制御する東京理工社製の断熱温度上昇
量測定装置を用いて、打設温度20℃の条件で測定し
た。
ることにより、モルタルの断熱温度上昇量が減少し、水
和熱を抑制していることがわかる。また、J漏斗流下値
が小さくその経時変化が少ない優れた流動性と、長さ変
化率が膨張側で良好な寸法安定性を示している。
部及びガス発泡物質a0.02部からなるグラウト用セ
メント混和材を調製した。セメントとグラウト用セメン
ト混和材からなるセメント組成物100部中のグラウト
用セメント混和材の使用量を表7に示すように変え初期
膨張率を測定したこと以外は、実施例6と同様に行っ
た。その結果を表7に示す。
和材を使用することにより、モルタルの断熱温度上昇量
が減少し、水和熱を抑制していることがわかる。また、
J漏斗流下値が小さくその経時変化が少ない優れた流動
性と、長さ変化率が膨張側で良好な寸法安定性と、初期
膨張率が向上することによる沈下現象の防止効果を示し
ている。
セメント組成物を使用することにより、優れた流動性と
ブリーディングや沈下現象の防止効果、さらに良好な寸
法安定性と水和熱抑制効果を有するグラウト材料が得ら
れる。
Claims (4)
- 【請求項1】 CaO原料、Fe2O3原料及びCaSO
4原料を熱処理して得られる物質であって、遊離石灰、
カルシウムフェライト及び無水セッコウを主成分とする
膨張物質と、減水剤とを含有してなるグラウト用セメン
ト混和材。 - 【請求項2】 膨張物質の粒度がブレーン比表面積で4
000cm2/g以上であることを特徴とする請求項1
に記載のグラウト用セメント混和材。 - 【請求項3】 デキストリン及び/又はガス発泡物質を
含有してなる請求項1又は2に記載のグラウト用セメン
ト混和材。 - 【請求項4】 セメントと、請求項1乃至3の何れかに
記載のグラウト用セメント混和材とを含有してなるセメ
ント組成物。
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JP2000148003A JP4606546B2 (ja) | 2000-05-19 | 2000-05-19 | グラウト用セメント混和材及びセメント組成物 |
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