JP2014185040A - セメント組成物 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】2CaO・SiO2を50質量%以上70質量%以下と、3CaO・Al2O3及び4CaO・Al2O3・Fe2O3を合計で11質量%以上15質量%以下と、石膏成分をSO3換算で1.3質量%以上2.2質量%以下とを含み、β−2CaO・SiO2(β−C2S)の格子体積が、0.3470nm3以上0.3475nm3以下であるセメント組成物である。
【選択図】なし
Description
ダムなどのマスコンクリートにおける水和熱抑制の観点から、高ビーライト(C2S:2CaO・SiO2)系セメントの低熱ポルトランドセメントが開発されている。この低発熱ポルトランドセメントは、水和熱の小さなビーライトの比率を多くし、エーライト(C3S:3CaO・SiO2)や間隙質(C3A:3CaO・Al2O3、C4AF:4CaO・Al2O3・Fe2O3)を減じることで水和熱の低減を図っている。
また、高性能減水剤、高性能AE減水剤の成分である、ポリカルボン酸やリグニンスルホン酸は、間隙質から生成する水和物に多く吸収され、シリケート相(C3S、C2S)への減水剤吸着量が少なくなることから、コンクリートの流動性を低下することが指摘されている。
また、C3A含有量が5重量%以下のクリンカ組成物と半水石膏及び二水石膏からなる石膏の半水石膏を調整した、セメント、分散剤、水から構成される、流動性が良好で経時変化が小さい高流動性水硬性組成物が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
さらに、半水石膏または可溶性無水石膏(III型無水石膏)と、場合により不溶性無水石膏(II型無水石膏)を含有させ、スランプロスを低減させたセメント組成物も提案されている(例えば、特許文献3参照)。
また、低熱セメントなどのC3Aが極端に少ないセメントにおいては、半水化率が十分に低くても、C3Aに対する半水石膏量が過多となる可能性が大きく、半水化率の低減を行っても、こわばりが抑制できない場合が想定される。さらに、この対策として石膏量そのものを低減することも考えられるが、強度低下、乾燥収縮増大など、物性への影響が問題となってしまう場合があった。したがって、従来技術においては、具体的な解決の方法が提案されていない。
〔1〕 2CaO・SiO2を50質量%以上70質量%以下と、3CaO・Al2O3及び4CaO・Al2O3・Fe2O3を合計で11質量%以上15質量%以下と、石膏成分をSO3換算で1.3質量%以上2.2質量%以下とを含み、
β−2CaO・SiO2(β−C2S)の格子体積が、0.3470nm3以上0.3475nm3以下であるセメント組成物、
〔2〕 前記石膏成分中の無水石膏含有量が、70質量%以上97質量%以下である〔1〕に記載のセメント組成物、
〔3〕 粉末度が3500cm2/g以上4500cm2/g以下である〔1〕または〔2〕に記載のセメント組成物、
〔4〕 3CaO・Al2O3の配合量が1.3質量%以上5.0質量%以下である〔1〕〜〔3〕のいずれかに記載のセメント組成物、
〔5〕 水/セメント比(W/C)が30質量%以下のコンクリート材料に用いられる〔1〕〜〔4〕のいずれかに記載のセメント組成物、及び
〔6〕 材齢28日における水和熱が、290J/g以下である〔1〕〜〔5〕のいずれかに記載のセメント組成物、
を提供するものである。
本発明のセメント組成物は、2CaO・SiO2を50質量%以上70質量%以下と、3CaO・Al2O3及び4CaO・Al2O3・Fe2O3を合計で11質量%以上15質量%以下と、石膏成分をSO3換算で1.3質量%以上2.2質量%以下とを含み、 β−2CaO・SiO2(以下、「β−C2S」と称する)の格子体積が、0.3470nm3以上0.3475nm3以下であることを特徴とする。
すなわち本発明は、高ビーライト系セメントクリンカ中におけるβ−C2Sの格子体積を一定の範囲とすることにより、水和初期(混練直後〜15分)の流動性低下の抑制、流動性の経時変化を抑制したセメント組成物に関するものである。
この問題に対しては、例えば無水石膏を一部置換することで、セメント中のSO3量を変えることなく、石膏の半水化率を低減し、混練初期のこわばりを防止し、経時変化の小さい高流動性コンクリートを提供することが可能であるが、高強度配合(W(水)/C(セメント)が30質量%以下)では、スランプフロー値が小さくなり、さらにスランプフロー値の経時変化が大となるなどの課題があった。
セメントクリンカは、エーライト(C3S)とビーライト(C2S)を主要鉱物とし、アルミネート相(C3A)とフェライト相(C4AF)を間隙相として構成される。この中でも、ビーライトは、α型、α’型、β型、γ型(各々α−C2S、α’−C2S、β−C2S、γ−C2S)の多形が存在し、α型とα’型は高温安定型、β型とγ型は低温安定型となっている。セメントクリンカを得る際、原料を混合した混合物を1450℃〜1600℃の範囲で焼成すると、焼成後の冷却過程において、セメントクリンカ中のビーライトは、α型からα'型やβ型を経てγ型に転移し、安定なγ型となる。
これらのうち、ポルトランドセメントに含まれるものは、主としてβ−C2Sであり、これは低熱ポルトランドセメントの主要な組成化合物であり、一般にコンクリートの材齢28日以降の強度発現に大きく寄与する。
本発明における2CaO・SiO2(ビーライト、C2Sと略す)、3CaO・Al2O3(アルミネート相、C3Aと略す)及び4CaO・Al2O3・Fe2O3(フェライト相、C4AFと略す)等の各含有量は、JIS R 5202:1999「ポルトランドセメントの化学分析方法」により測定した分析値より、セメント化学の分野でボーグ式と呼ばれる計算式により求められる(例えば、大門正機編訳「セメントの化学」、内田老鶴圃(1989)、p.11)。
間隙質量は11質量%以上14質量%以下であることが好ましく、12質量%以上13質量%以下であることがより好ましい。
C3A含有量は1.3質量%以上3.5質量%以下であることがより好ましく、1.8質量%以上3.0質量%以下であることがさらに好ましい。
クリンカ原料としては、Ca、Si、Al、Fe等を含むものであれば、元素単体物、酸化物、炭酸化物などの形態を問わず用いることができ、また、それらの混合物を用いることができる。例えば天然原料の例として、石灰石、粘土、珪石、酸化鉄原料が挙げられ、工業的な原料の例として、上記元素を含む廃棄物原料、高炉スラグ、フライアッシュ等が挙げられる。また、かかるクリンカ原料の混合割合に関しては、特に限定されるものではなく、目的とする鉱物組成に対応した成分組成となるように原料配合を定めることができる。
焼成は、通常、電気炉やロータリーキルン等を用いて行われる。焼成方法としては、例えば、クリンカ原料を、所定の第1焼成温度及び第1焼成時間で加熱して焼成を行う第1焼成工程と、該第1焼成工程後、第1焼成温度から所定の第2焼成温度まで所定の昇温時間をかけて昇温させる昇温工程と、該昇温工程後、第2焼成温度及び所定の第2焼成時間で加熱して焼成を行う第2焼成工程と、を含む方法が挙げられる。
例えば、電気炉を用いた場合、クリンカ原料を、1000℃の焼成温度(第1焼成温度)で30分間(第1焼成時間)加熱して焼成を行った後(第1焼成工程)、1450℃(第2焼成温度)まで30分間(昇温時間)かけて昇温させ(昇温工程)、さらに1450℃で15分間(第2焼成時間)加熱して焼成を行った後(第2焼成工程)、焼成物を急冷することにより、セメントクリンカを製造することができる。
上記β−C2Sの格子体積は、0.3473nm3以上0.3475nm3以下とすることが好ましく、0.3474nm3以上0.3475nm3以下とすることがより好ましい。なお格子体積は、後述する粉末X線回折測定の結果をWPF解析法で解析することによって求めることができる。
また、セメントクリンカ中のSO3の含有量に対してMgOの含有量が多く存在する場合、結晶生成よりも核生成が促進され格子定数は小さくなる。さらに、SO3の含有量に対してR2O(セメント中の全アルカリ量:Na2O+0.658K2O)の含有量が多く存在するとSO3はアルカリ硫酸塩となるため、結晶生成に影響するSO3は少なくなり、格子体積は小さくなる傾向にある。なおMgO量の調整としては、MgOが多く含まれるスラグの原料原単位の調整により行える。またスラグに限定されず、MgOを多く含んだものであれば良い。
このため、実際上は、特定の条件で製造したセメント組成物に含まれるβ−C2Sの格子体積を前記WPF解析法によって求め、その結果に基づいて、セメントクリンカの原料原単位及び/又はセメントクリンカの冷却速度を上述の好適な範囲内において微調整することが簡便である。
本発明における石膏としては、無水石膏(II型無水石膏、以下「不溶性無水石膏」と称する場合がある)と二水石膏あるいは半水石膏を用いる。不溶性無水石膏、二水石膏、半水石膏は一般にセメント用に使用されているものであればその起源は問わない。石膏としては、天然石膏、排脱石膏、フッ酸石膏および燐酸石膏等を使用することができる。
本発明では、不溶性無水石膏含有量が70質量%以上97質量%以下である石膏を用いることが好ましい。不溶性無水石膏が全石膏量中の70質量に満たないと、セメントの粉末度を3700cm2/g以上とした場合、練り直後のスランプフローが小さくなり、かつ時間経過とともにスランプフローが増大することが問題となる場合がある。一方、無水石膏の含有率の上限は97質量%とすることが好ましく、これ以上となると、C3Aの水和抑制が不十分となり、C3Aの急激な水和反応により流動性が大きく低下する場合がある。
上記石膏中の不溶性無水石膏含有量は、70質量%以上90質量%以下であることがより好ましく、70質量%以上85質量%以下であることがさらに好ましい。
半水石膏/C3Aは0.09以上1.3以下であることがより好ましく、0.09以上1.0以下であることがさらに好ましい。
クリンカ及び石膏の配合量は、クリンカに添加される石膏に含まれるSO3の含有量が、セメント組生物全体を100質量%として1.3質量%以上2.2質量%以下となるように設定する。このようにセメント組成物中のSO3の含有量が1.3質量%以上2.2質量%以下となるように石膏含有量を設定することにより、セメント組成物を水と混合する際にエトリンガイトの生成量を適切に制御することができるため、セメント組成物の収縮低減性能を発揮させつつ、強度発現性の低下を抑制することができる。
上記石膏の配合量(SO3換算)は、1.4質量%以上2.0質量%以下とすることが好ましく、1.5質量%以上1.8質量%以下とすることがより好ましい。
上記粉末度が3500cm2/gに満たないと、十分な初期強度及び長期強度を発現させることができない場合があり、4500cm2/gを超えると、流動性が大きく低下してしまう場合がある。本発明のセメント組成物の粉末度は、3900cm2/g以上4300cm2/g以下とすることが好ましく、4000cm2/g以上4200cm2/g以下とすることがより好ましい。
また、JIS R 5203に規定されるセメントの水和熱は、低発熱の観点から材齢28日において290J/g以下であることが好ましく、285J/g以下であることがより好ましい。
まず、後述の実施例及び比較例の酸化ジルコニウム粒子材料等の評価方法を示す。
(1)石膏配合量(SO3値)
SO3値については、全体質量に対する含有割合(質量%)を測定した。これらの含有割合は、JIS R 5202:1998「ポルトランドセメントの化学分析方法」に準じて測定した。
(2)石膏中の無水石膏含有率
示差走査熱量計を使用し、100℃から200℃までの脱水吸熱ピーク面積からセメント中の二水石膏量および半水石膏量を求め、上記セメント中のSO3分析値から二水石膏および半水石膏に起因するSO3量および石膏に由来しないセメント中に含まれると想定されるSO3(0.4%)を差し引いた残差SO3量を無水石膏由来のSO3とした。
(3)β−C2Sの格子体積
β−C2Sの格子体積は、粉末X線回折を利用したリートベルト解析方法を用いて測定したβ−C2Sの格子定数から、WPF解析法により計算した。
(測定条件)
・粉末X線回折装置:パナリティカル社製、X’Pert PRO
・リートベルト解析ソフト:パナリティカル社製、HighScorePlus
・X線管球:Cu(管電圧;45kV、管電流;40mA)
・スリット:divergence slit−可変(照射幅−12mm)、Anti scatter slit−2°
・測定範囲:10〜70°(ステップ幅:0.0167°)
・スキャン速度:0.1013°/s
(4)粉末度(ブレーン値)
セメント組成物の粉末度(ブレーン比表面積)については、JIS R 5201:1997「セメントの物理試験方法」に準じて測定した。
後述するコンクリート材料のスランプフロー値を、「高流動コンクリート施工指針の試験方法(土木学会基準)スランプフロー試験」に準拠して測定した。スランプフローの測定は、コンクリート組成物混練り直後、5分後、30分経過後に実施した。
(6)長さ変化試験
長さ変化試験は、まず、JIS A 1129「モルタル及びコンクリートの長さ変化試験方法−第3部:ダイヤルゲージ法」及びJIS R 5201「セメントの物理試験方法:10.4供試体の作り方」に準拠して、試料のセメント組成物をそれぞれ、40×40×160mmの金属型枠3個に打設し、24時間後に脱型してモルタル供試体を3個ずつ作製した。次に、JIS A 1129「モルタル及びコンクリートの長さ変化試験方法−第3部:ダイヤルゲージ法」に準拠して、作製されたモルタル供試体を20℃で7日間水中養生した後、20℃、65%RHの雰囲気下に28日間保存し、かかる雰囲気下での保存開始時と28日保存後(28日材齢)のモルタル供試体の長さを測定した。そして、各モルタル供試体について保存開始時の長さ(基長)に対する28日保存後の長さの差を算出し、試料ごとに得られた3つの長さ変化を平均することによって、各試料のセメント組成物の長さ変化を得た。
(7)圧縮強さ
長さ変化試験と同様に、JIS R 5201「セメントの物理試験方法:10.4供試体の作り方」に準拠して、試料のセメント組成物をそれぞれ、40×40×160mmの金属型枠3個に打設し、24時間後に脱型してモルタル供試体を3個ずつ作製した。20℃水中で材齢28日まで養生し、JIS R 5201「セメントの物理試験方法:10.5測定」に準拠して、試料の圧縮強さを測定した。
また、水和熱はJIS R 5203「セメントの水和熱測定方法(溶解熱法)」に準拠して測定した。試験温度は20℃である。
(セメントクリンカの作製)
クリンカ原料として、二酸化珪素(キシダ化学製、試薬1級、SiO2)、酸化鉄(III)(関東化学製、試薬特級、Fe2O3)、炭酸カルシウム(キシダ化学製、試薬1級、CaCO3)、酸化アルミニウム(関東化学製、試薬1級、Al2O3)、塩基性炭酸マグネシウム(キシダ化学製、試薬特級、約4MgCO3・Mg(OH)2・5H2O)、炭酸ナトリウム(キシダ化学製、無水・特級、Na2CO3)、リン酸三カルシウム(キシダ化学製、試薬1級、Ca3(PO4)2)、硫酸カルシウム2水和物(キシダ化学製、試薬1級、CaSO4・2H2O)を用いた。
上記の通り配合したクリンカ原料を、電気炉に投入して1000℃で30分間の焼成を行った後、1000℃から1450℃まで30分間かけて昇温させ、さらに1450℃で15分間の焼成を行った後、クリンカ液相の凝固点となる1200℃までの温度降下速度を温度プログラムによって、10〜25℃/minに制御して冷却速度を変化させた場合と、最も冷却速度が高い条件として、1450℃で15分焼成を行った後に、ただちに炉外に取り出し空冷することにより焼成物の急冷条件を変化させて、各実施例、比較例に用いたセメントクリンカを作製した。
上記作製したセメントクリンカと石膏とを、セメントクリンカに添加される石膏に含まれるSO3の含有量がセメント組成物全体を100質量%として1.3〜2.2質量%の範囲となるように調合し、粉末度が3700〜4550cm2/gの範囲となるようにボールミルで粉砕して、各実施例、比較例のセメント組成物を作製した。なおこの時、石膏中の無水石膏含有率は、粉砕する前に添加する石膏形態の割合を変えることにより変化させた。
各実施例、比較例の配合の詳細と、粉末度を合わせて第1表に示す。
上記第1表に示す各材料を使用して、前記の方法によりモルタル供試体を作製するとともに、下記の第2表に示す配合割合で、セメント、細骨材(揖斐川産川砂)、粗骨材(西島産砕石)、高性能AE減水剤(商品名:レオビルドSP8SB、BASFポゾリス(株)製)及び水を、パン型強制ミキサ(型番ダマカットミキサー、岡三機工(株))を用いて均質に混合して、各コンクリート材料を調製した。
これらのモルタル供試体、コンクリート材料を用いて、前記スランプフロー値の測定等の各評価を行った。結果をまとめて第1表に示す。
一方、比較例1及び7は、β−C2Sの格子体積が0.3470nm3に満たないため、直後のスランプフローが特に小さい結果となった。また、比較例2、4〜6はβ−C2Sの格子体積が上記範囲にあるものの、C2S量や(C3A+C4AF)量、石膏成分量が本発明の規定範囲を外れているため、材齢28日のモルタル強さの低下、28日後の水和熱の増加、長さ変化率の増大の少なくともいずれかで問題が生じたと思われる。なお、比較例3は、石膏によるSO3量が2.2質量%を上回ったため、石膏過多によって半水石膏が二水化する量が多くなり、練り上がり直後のスランプフローが低下したと思われる。
Claims (6)
- 2CaO・SiO2を50質量%以上70質量%以下と、3CaO・Al2O3及び4CaO・Al2O3・Fe2O3を合計で11質量%以上15質量%以下と、石膏成分をSO3換算で1.3質量%以上2.2質量%以下とを含み、
β−2CaO・SiO2(β−C2S)の格子体積が、0.3470nm3以上0.3475nm3以下であるセメント組成物。 - 前記石膏成分中の無水石膏含有量が、70質量%以上97質量%以下である請求項1に記載のセメント組成物。
- 粉末度が3500cm2/g以上4500cm2/g以下である請求項1または2に記載のセメント組成物。
- 3CaO・Al2O3の配合量が1.3質量%以上5.0質量%以下である請求項1〜3のいずれかに記載のセメント組成物。
- (水/セメント)比(W/C)が30質量%以下のコンクリート材料に用いられる請求項1〜4のいずれかに記載のセメント組成物。
- 材齢28日における水和熱が、290J/g以下である請求項1〜5のいずれかに記載のセメント組成物。
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