JP6966012B1 - セメント組成物及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
例えば、特許文献1では、7日強度や28日強度を共に増大させる効果を奏する土木建築構造物やコンクリート二次製品に使用されるモルタル又はコンクリート用の混和剤やセメント組成物を提供するために、トリアルカノールアミンとジエチレングリコールとを含有してなる混和剤であり、セメントと該混和剤とを含有してなるセメント組成物を開示している。
また、例えば、特許文献2では、建築物や土木構造物やコンクリート二次製品を製造するにあたり、フライアッシュの低初期強度という欠点を克服して、使用するセメントにフライアッシュを積極的に配合できるように改良されたセメント混和材及びセメント組成物を提供するために、フライアッシュ、トリアルカノールアミン及びフライアッシュ100重量部に対して0.05〜0.5重量部のジエチレングリコールを含有してなるセメント混和材或いはセメントとジエチレングリコールとトリアルカノールアミンを含有するセメント混和材であり、更にセメント、フライアッシュ、トリアルカノールアミン及びジエチレングリコールを含有してなるセメント組成物を開示している。
本発明は、高い強度を有し、流動性に優れるセメント組成物及びその製造方法を提供することを目的とする。
<1> ボーグ式で算出されるC3Sが51〜62質量%、C4AFが7〜10質量%である普通ポルトランドセメントクリンカと、石膏と、石灰石と、アルカノールアミンを含む助剤とを含み、前記普通ポルトランドセメントクリンカ、前記石膏、及び前記助剤の合計量中の前記アルカノールアミンの含有量が10〜210mg/kgであり、前記普通ポルトランドセメントクリンカ、前記石膏、前記助剤、及び前記石灰石の合計量中の前記石灰石の含有量が3〜10質量%であり、前記C4AFの格子体積が0.4290nm3を超え、ブレーン比表面積が2800〜3500cm2/gであるセメント組成物。
<3> 前記助剤が脂肪族多価アルコールを含む<1>または<2>に記載のセメント組成物。
<4> 前記普通ポルトランドセメントクリンカ、前記石膏、及び前記助剤の合計量中の前記石膏の含有量がSO3換算で0.7〜2.8質量%である<1>〜<3>のいずれか1つに記載のセメント組成物。
<5> 前記アルカノールアミンが、ジエタノールイソプロパノールアミン、トリイソプロパノールアミン、エタノールジイソプロパノールアミン、N−メチルジエタノールアミン、及びNn−ブチルジエタノールアミンからなる群より選択される少なくとも1つである<1>〜<4>のいずれか1つに記載のセメント組成物。
<6> 前記脂肪族多価アルコールが、グリセリン及びジエチレングリコールからなる群より選択される少なくとも1つである<3>〜<5>のいずれか1つに記載のセメント組成物。
本発明のセメント組成物は、ボーグ式で算出されるC3Sが51〜62質量%、C4AFが7〜10質量%である普通ポルトランドセメントクリンカと、石膏と、石灰石と、アルカノールアミンを含む助剤とを含み、普通ポルトランドセメントクリンカ、石膏、及び助剤の合計量中のアルカノールアミンの含有量が10〜210mg/kgであり、普通ポルトランドセメントクリンカ、石膏、助剤、及び石灰石の合計量中の石灰石の含有量が3〜10質量%であり、C4AFの格子体積が0.4290nm3を超え、ブレーン比表面積が2800〜3500cm2/gである。
仕上げミルによるセメントの粉砕には、被粉砕物に対してジエチレングリコール等の分散剤を添加することで、粒子同士の凝集によって生じる粉砕効率の低下防止策がとられるのが一般的である。普通ポルトランドセメントの主要な物性である強度発現性のコントロールは、一般に原料調合とセメントの粉末度(ブレーン比表面積)の調整で実施される。セメント組成物のブレーン比表面積は仕上ミルによる粉砕工程で調整され、各材齢の強度レベルをコントロールする因子となることから、品質管理項目とされている。
また、風化によってセメント粒子表面に生成した水酸化カルシウムは二酸化炭素との反応によって炭酸カルシウムとなり、セメント粒子同士の凝集を助長する。そのため、サイロ内で塊状物が生じ、いわゆる固結の発生原因ともなる。
このように、クリンカ原料中の石灰石量を相対的に増やし、生成するセメント鉱物中のエーライト量を増加させて強度を増進することができるが、エーライト量が増加すると、セメント原料が難焼成性となるため、焼成にかかる燃料が増大する。石灰石の原料原単位の増加と主燃料となっている石炭の増大は、二酸化炭素の排出増大の側面もある。
以下、本発明のセメント組成物について詳細に説明する。
本発明のセメント組成物は、ブレーン比表面積が2800〜3500cm2/gである。
ブレーン比表面積が2800cm2/g未満であると、アルカノールアミンによる水和促進効果は得られるものの、モルタル強さが低下する。ブレーン比表面積が3500cm2/gを超えると、流動性が低下し、また、アルカノールアミンによるC4AFの溶解が限定的となり、強度増進効果が得られない。
強度をより増進する観点から、セメント組成物のブレーン比表面積は、3000〜3400cm2/gであることが好ましく、3150〜3350cm2/gであることがより好ましい。
セメント組成物のブレーン比表面積は、JIS R 5201:2015「セメントの物理試験方法」に準じて測定すればよい。
本発明のセメント組成物に使用されるクリンカは、ボーグ式で算出されるC3Sが51〜62質量%、C4AFが7〜10質量%である普通ポルトランドセメントクリンカである。
クリンカ中のC3S(3CaO・SiO2)とC2S(2CaO・SiO2)との合計量はほぼ88質量%で一定であり、C3Sが51〜62質量%のとき、C2Sの含有量は16〜27質量%である。また、クリンカ中のC3A(3CaO・Al2O3)とC4AF(4CaO・Al2O3・FeO3)との合計量はほぼ18.5質量%で一定であり、C4AFが7〜10質量%のとき、C3Aの含有量は8.5〜12.5質量%である。
クリンカ中のC3Sの含有量が51質量%未満であると、モルタル強さに優れず、モルタル強さを大きくすることができても、流動性に優れない。また、アルカノールアミンの添加による強度増進効果も以下の理由から期待できない。
強度と流動性を増進し、燃料消費量を抑制する観点から、クリンカ中のC3Sの含有量は、53〜61質量%であることが好ましく、55〜59質量%であることがより好ましい。
クリンカ中のC4AFの含有量が7質量%未満であると、C4AFの含有量が少なすぎるため、アルカノールアミンを添加してもC4AFの溶解促進によるC3Sの反応促進は限定的であり、顕著な強度増進効果を発揮できない。また、クリンカの効率的な製造において、液相量(C3A+C4AF)を一定とする必要があるためにC4AFの減少は相対的にC3Aが増加することを意味し、C3A量が増加すると初期水和時にC3Aと石膏との反応によって針状結晶のエトリンガイトを多量に生成することによって流動性が悪化する。
強度と流動性を増進し、燃料消費量を抑制する観点から、クリンカ中のC4AFの含有量は、7〜9質量%であることが好ましく、8〜9質量%であることがより好ましい。
C4AFの格子体積は、0.4290nm3を超える。
C4AFの格子体積が0.4290nm3以下であると、アルカノールアミンによるC4AFの溶解性が低くなるため、C3Sの水和促進の効果が得られず、モルタル強さが低下する。
C4AFの格子体積は、0.4295nm3以上であることが好ましく、0.4300nm3以上であることがより好ましい。C4AFの格子体積の上限は特に制限されないが、通常、0.4320nm3以下である。
C4AFの格子体積は、粉末X線回折を利用したリートベルト解析方法を用いて測定したC4AFの格子定数から、WPF(Whole Pattern Fitting)解析法により算出することができる。
本発明のセメント組成物は、アルカノールアミンを含む助剤を含み、普通ポルトランドセメントクリンカ、石膏、及び助剤の合計量中のアルカノールアミンの含有量が10〜210mg/kgである。
助剤とは、具体的には粉砕助剤を意味し、アルカノールアミンは、また、強度増進剤として作用する。助剤は、アルカノールアミン以外の成分を含んでいてもよく、例えば、脂肪族多価アルコールが挙げられる。
本発明のセメント組成物中のアルカノールアミンの含有量が10mg/kg未満であると、C4AFの溶解によってエーライトの水和を促進させるためには濃度が低すぎることから強度増進効果が得られない。本発明のセメント組成物中のアルカノールアミンの含有量が210mg/kgを超えると、初期強度の増進効果は顕著であるが、28日材齢では、初期の水和活性が活発であったことに起因して水和組織が粗となり強度増進効果が得られなくなる。
アルカノールアミンとしては、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、モノイソプロパノールアミン、ジイソプロパノールアミン、トリイソプロパノールアミン、メチルエタノールアミン、メチルイソプロパノールアミン、Nn−ブチルエタノールアミン、N−メチルジエタノールアミン、Nn−ブチルジエタノールアミン、N−メチルジイソプロパノールアミン、ジエタノールイソプロパノールアミン、ジイソプロパノールエタノールアミン、テトラヒドロキシエチルエチレンジアミン、N,N,N’,N’−テトラキス(2−ヒドロキシプロピル)エチレンジアミン、トリス(2−ヒドロキシブチル)アミン等が例示できる。
アルカノールアミンは1種のみを用いてもよいし、2種以上を用いてもよい。
助剤は、脂肪族多価アルコールを含むことが好ましい。
脂肪族多価アルコールは、炭素数が3〜20であることが好ましく、3〜10であることがより好ましい。
脂肪族多価アルコールは、水酸基数が2〜8であることが好ましく、2〜4であることがより好ましい。
脂肪族多価アルコールは、分子量が70〜420であることが好ましく、70〜210であることがより好ましい。
脂肪族多価アルコールは、グリセリン及びジエチレングリコールからなる群より選択される少なくとも1つであることが好ましく、ジエチレングリコールを含むことがより好ましい。
以下、「助剤合計」とは、「普通ポルトランドセメントクリンカ、石膏、及び助剤の合計量中の助剤の含有量」を意味する。
助剤合計が80mg/kg以上であることで、セメント組成物の被粉砕性に優れる。すなわち、クリンカと石膏と石灰石を加えてボールミルにて粉砕する場合に、被粉砕物が媒体に付着しにくく、粉砕の阻害が抑制される。助剤合計が350mg/kg以下であることで、噴流性に優れる。すなわち、混錬物の空気連行性が抑えられ、強度低下を防止し、粉体の流動性が必要以上に大きくなりにくいため、ベルトコンベアでの輸送時に滑りにくく、上り勾配を搬送し易く、また、下り勾配では自重で滑り落ちることが抑制され、効率的にセメント組成物を輸送することができる。
助剤合計は、被粉砕性及び噴流性をより向上する観点から、100〜350mg/kgであることがより好ましく、150〜300mg/kgであることが更に好ましい。
本発明のセメント組成物は、石灰石を含む。
石灰石は、普通ポルトランドセメントクリンカ、石膏、助剤、及び石灰石の合計量中の含有量が3〜10質量%である。
以下、「石灰石含有量」は「普通ポルトランドセメントクリンカ、石膏、助剤、及び石灰石の合計量中の石灰石の含有量」を意味する。
石灰石含有量が3質量%未満であると、強度増進効果が得られない。
通常、初期水和時に生成するエトリンガイトは、セメントの水和が進行するとモノサルフェートへ転化する反応を起こすが、石灰石とアルカノールアミンが共存すると、モノカーボネートまたはヘミハイドレートへの添加を促進することによって強度増進に寄与する。しかし、石灰石含有量が3質量%未満であると、その反応が顕著に起きないため、強度増進に繋がらない。
石灰石含有量が10質量%を超えると、セメント中の単位クリンカ量が減少することによりモルタル強さが低下する。
石灰石含有量は、強度をより増進する観点から、3〜9質量%であることが好ましく、4〜8質量%であることがより好ましい。
本発明のセメント組成物は、石膏を含む。
石膏は、普通ポルトランドセメントクリンカ、石膏、及びアルカノールアミンの合計量中の含有量がSO3換算で0.7〜2.8質量%であることが好ましい。
以下、「石膏含有量」とは「普通ポルトランドセメントクリンカ、石膏、及びアルカノールアミンの合計量中の石膏の含有量」を意味する。
石膏含有量が上記範囲であることにより、セメント組成物の凝結時間および注水後の流動性とその経時変化を適切に保ち,硬化後の性状として強度発現性と乾燥収縮を適切にすることができる。
石膏含有量は、上記の観点から、SO3換算で、0.8〜2.5質量%であることがより好ましく、0.9〜2.0質量%であることが更に好ましい。
石膏含有量は、JIS R 5202:2010「ポルトランドセメントの化学分析方法」に準じて測定することができる。セメント組成物中の石膏のSO3に換算した質量の割合は、石膏の配合量と石膏に含まれるSO3の割合から求めることができる。
石膏としては、無水石膏、半水石膏、二水石膏のいずれも使用することができる。
本発明のセメント組成物には、流動性、水和速度、強度発現性等の調節用として、フライアッシュ、高炉スラグあるいはシリカフュームなどをさらに添加することができる。
本発明のセメント組成物の製造方法は、ボーグ式で算出されるC3Sが51〜62質量%、C4AFが7〜10質量%であり、C4AFの格子体積が0.4290nm3を超える普通ポルトランドセメントクリンカと、石膏と、石灰石と、アルカノールアミンを含む助剤とを、普通ポルトランドセメントクリンカ、石膏、及び助剤の合計量中のアルカノールアミンの配合量を10〜210mg/kg、かつ普通ポルトランドセメントクリンカ、石膏、助剤、及び石灰石の合計量中の石灰石の配合量を3〜10質量%として混合し、本発明のセメント組成物を製造する方法である。
アルカノールアミンの配合量は、本発明のセメント組成物におけるアルカノールアミンの含有量と同様であり、好ましい範囲も同様である。また、石灰石の配合量は、既述の石灰石含有量と同義であり、好ましい範囲も同様である。
本発明では、JIS R 5210:2009「ポルトランドセメント」に規定される高炉スラグ及びシリカ質混合材を使用することができる。フライアッシュに関しては、JIS R 5210:2009「ポルトランドセメント」に規定されるフライアッシュI種及びフライアッシュII種の他、フライアッシュIII種及びフライアッシュIV種も使用することができる。
セメント組成物の製造に下記の材料を使用した。
1.クリンカ
A〜Gの7種の普通ポルトランドセメントクリンカ〔住友大阪セメント(株)製〕を用いた。化学組成及び鉱物組成を表1に示す。クリンカの化学組成は、JIS R 5204:2019「セメントの蛍光X線分析方法」に準じて蛍光X線測定装置(PRIMUS IV、株式会社リガク製)を用いて、ガラスビード法にて成分分析を行った。鉱物組成は、得られたCaO、SiO2、Al2O3及びFe2O3の質量割合から、下記のボーグ式を用いて算出した。なお、表1中、HMは水硬率、SMは珪酸率、IMは鉄率を意味する。
C3S=(4.07×CaO)−(7.60×SiO2)−(6.72×Al2O3)−(1.43×Fe2O3)
C2S=(2.87×SiO2)−(0.754×C3S)
C3A=(2.65×Al2O3)−(1.69×Fe2O3)
C4AF=3.04×Fe2O3
(測定条件)
・粉末X線回折装置:パナリティカル社製、X7Pert PRO
・リートベルト解析ソフト: パナリティカル社製、High Score Plus
・X線管球:Cu(管電圧;45kV、管電流;40mA )
・スリット: divergence slit−可変(照射幅− 12mm、Antiscatter slit− 2°)
・測定範囲:10〜70°(ステップ幅:0.0167°)
・スキャン速度:0.1013°/s
(1)アルカノールアミン
・DEIPA:ジエタノールイソプロパノールアミン〔東京化成工業(株)製〕
・TIPA:トリイソプロパノールアミン〔東京化成工業(株)製〕
・EDIPA:エタノールジイソプロパノールアミン
〔シグマ アルドリッチ ジャパン合同会社製〕
・MDEA:N−メチルジエタノールアミン〔東京化成工業(株)製〕
・BDEA:Nn−ブチルジエタノールアミン〔東京化成工業(株)製〕
(2)脂肪族多価アルコール
・DEG:ジエチレングリコール〔関東化学(株)製〕
関東化学(株)製、炭酸カルシウム 特級、CaCO3:99.5%
4.石膏
半水石膏を用いた。具体的には、富士フィルム和光純薬(株)製、硫酸カルシウム二水和物 1級、CaSO4:98.0+%、乾燥機内で120℃、12時間保持したものを使用した。石膏中のSO3換算量は、JIS R 5202:2015「セメントの化学分析法」に従って測定した。
クリンカ種類Aのクリンカ92.8質量%(*)に対し、半水石膏2.7質量%(半水石膏SO3換算で1.5質量%)及び石灰石4.5質量%を添加して、ミキサーで混合した。次いで、表2に示すように、助剤として、ジエタノールイソプロパノールアミン(DEIPA)及びジエチレングリコール(DEG)を、クリンカと、石膏と、助剤との合計量に対して、それぞれ、10mg/kg及び190mg/kg配合した。次いで、ブレーン比表面積値が3200±50cm2/gの範囲となるようにボールミルで混合粉砕し、実施例1のセメント組成物を得た。
なお、(*)に示す量に関し、クリンカと助剤との合計が92.8質量%であるが、助剤の量は、クリンカと助剤との合計の中の割合で考えると、ほとんどクリンカの量に影響を与えないほど、微量なものであり、クリンカ量は92.8質量%といえる。実施例1以外の実施例、及び比較例においても同様である。
クリンカとして、表2〜3に示す種類のクリンカを用い、石灰石を表2〜3に示す量配合し、助剤として表2〜3の「助剤」欄に示す種類及び量の助剤〔アルカノールアミン及び、必要に応じて、脂肪族多価アルコール(DEG)〕を配合し、ブレーン比表面積値が表2〜3に示す値±50cm2/gの範囲となるようにボールミルで混合粉砕した他は、実施例1と同様にしてセメント組成物を得た。
なお、比較例1と比較例2においては、アルカノールアミンを配合しなかった。また、「DEG」欄の数値が0である比較例2等においては、ジエチレングリコールを配合しなかった。
クリンカ種類Aのクリンカ96.2質量%に対し、半水石膏2.8質量%(半水石膏SO3換算で1.5質量%)及び石灰石1.0質量%を添加して、ミキサーで混合した。次いで、表2に示すように、助剤として、ジエタノールイソプロパノールアミン(DEIPA)及びジエチレングリコール(DEG)を、クリンカと、石膏と、助剤との合計量に対して、それぞれ、50mg/kg及び150mg/kg配合した。次いで、ブレーン比表面積値が3200±50cm2/gの範囲となるようにボールミルで混合粉砕し、比較例5のセメント組成物を得た。
クリンカ種類Aのクリンカ94.1質量%に対し、半水石膏2.7質量%(半水石膏SO3換算で1.5質量%)及び石灰石3.2質量%を添加して、ミキサーで混合した。次いで、表2に示すように、助剤として、ジエタノールイソプロパノールアミン(DEIPA)及びジエチレングリコール(DEG)を、クリンカと、石膏と、助剤との合計量に対して、それぞれ、50mg/kg及び150mg/kg配合した。次いで、ブレーン比表面積値が3200±50cm2/gの範囲となるようにボールミルで混合粉砕し、実施例20のセメント組成物を得た。
クリンカ種類Aのクリンカ90.9質量%に対し、半水石膏2.6質量%(半水石膏SO3換算で1.5質量%)及び石灰石6.5質量%を添加して、ミキサーで混合した。次いで、表2に示すように、助剤として、ジエタノールイソプロパノールアミン(DEIPA)及びジエチレングリコール(DEG)を、クリンカと、石膏と、助剤との合計量に対して、それぞれ、50mg/kg及び150mg/kg配合した。次いで、ブレーン比表面積値が3200±50cm2/gの範囲となるようにボールミルで混合粉砕し、実施例21のセメント組成物を得た。
クリンカ種類Aのクリンカ88.0質量%に対し、半水石膏2.5質量%(半水石膏SO3換算で1.5質量%)及び石灰石9.5質量%を添加して、ミキサーで混合した。次いで、表2に示すように、助剤として、ジエタノールイソプロパノールアミン(DEIPA)及びジエチレングリコール(DEG)を、クリンカと、石膏と、助剤との合計量に対して、それぞれ、50mg/kg及び150mg/kg配合した。次いで、ブレーン比表面積値が3200±50cm2/gの範囲となるようにボールミルで混合粉砕し、実施例22のセメント組成物を得た。
クリンカ種類Aのクリンカ86.5質量%に対し、半水石膏2.5質量%(半水石膏SO3換算で1.5質量%)及び石灰石11.0質量%を添加して、ミキサーで混合した。次いで、表2に示すように、助剤として、ジエタノールイソプロパノールアミン(DEIPA)及びジエチレングリコール(DEG)を、クリンカと、石膏と、助剤との合計量に対して、それぞれ、50mg/kg及び150mg/kg配合した。次いで、ブレーン比表面積値が3200±50cm2/gの範囲となるようにボールミルで混合粉砕し、比較例6のセメント組成物を得た。
1.被粉砕性
φ0.4m×0.72m(容積約90L)のボールミルに粉砕媒体としてφ9.5mmの高クロム球10kgを投入し、被粉砕物として、実施例及び比較例のセメント組成物を添加した。ミル回転数を60回/分とし、ブレーン比表面積が3200cm2/gとなるまでの粉砕時間を測定した。
粉砕時間が短いほどセメント組成物は被粉砕性に優れる。粉砕時間は68分未満であることが好ましい。結果を表2〜3の「粉砕効果」欄に示した。
ホソカワミクロン株式会社製のパウダーテスター(TP−X)を使用し、実施例及び比較例のセメント組成物の安息角、崩壊角、及び分散度を測定し、同装置の噴流性指数表に当てはめて噴流性指数を求めた。
噴流性指数が小さいほど、セメント組成物は噴流性に優れる。指数は75未満であることが好ましい。結果を表2〜3の「噴流性指数」欄に示した。
JIS R 5201 「セメントの物理試験方法」に準拠して、実施例及び比較例のセメントを用いて得られたモルタルの強度を評価した。
数値が大きいほど、セメント組成物を用いて得られるモルタルは強度が高く、許容範囲は60N/mm2超である。結果を表2〜3の「モルタル強さ」欄に示した。
JIS R 5201 「セメントの物理試験方法」に準拠してセメント組成物から得られるモルタルの流動性を評価した。
具体的には、実施例及び比較例のセメント組成物に対して、高性能減水剤〔花王(株)製、商品名「マイティー150」)を外割で1.0%添加して、モルタルを調製し、得られたモルタルについて、15回の落下運動は実施せず、コーンを引き抜いた後にモルタルの広がりが停止した時点のフロー値を測定した。
フロー値が大きいほど、セメント組成物から得られるモルタルは流動性に優れる。許容範囲は160mm超である。結果を表2〜3の「0打フロー」欄に示した。
Claims (7)
- ボーグ式で算出されるC3Sが51〜62質量%、C4AFが7〜10質量%である普通ポルトランドセメントクリンカと、
石膏と、
石灰石と、
アルカノールアミンを含む助剤
とを含み、
前記普通ポルトランドセメントクリンカ、前記石膏、及び前記助剤の合計量中の前記アルカノールアミンの含有量が10〜210mg/kgであり、
前記普通ポルトランドセメントクリンカ、前記石膏、前記助剤、及び前記石灰石の合計量中の前記石灰石の含有量が3〜10質量%であり、
前記C4AFの格子体積が0.4290nm3を超え、
ブレーン比表面積が2800〜3500cm2/gであるセメント組成物。 - 前記普通ポルトランドセメントクリンカ、前記石膏、及び前記助剤の合計量中の前記助剤の含有量が80〜350mg/kgである請求項1に記載のセメント組成物。
- 前記助剤が脂肪族多価アルコールを含む請求項1又は2に記載のセメント組成物。
- 前記普通ポルトランドセメントクリンカ、前記石膏、及び前記助剤の合計量中の前記石膏の含有量がSO3換算で0.7〜2.8質量%である請求項1〜3のいずれか1項に記載のセメント組成物。
- 前記アルカノールアミンが、ジエタノールイソプロパノールアミン、トリイソプロパノールアミン、エタノールジイソプロパノールアミン、N−メチルジエタノールアミン、及びNn−ブチルジエタノールアミンからなる群より選択される少なくとも1つである請求項1〜4のいずれか1項に記載のセメント組成物。
- 前記脂肪族多価アルコールが、グリセリン及びジエチレングリコールからなる群より選択される少なくとも1つである請求項3に記載のセメント組成物。
- ボーグ式で算出されるC3Sが51〜62質量%、C4AFが7〜10質量%であり、前記C4AFの格子体積が0.4290nm3を超える普通ポルトランドセメントクリンカと、
石膏と、
石灰石と、
アルカノールアミンを含む助剤
とを、
前記普通ポルトランドセメントクリンカ、前記石膏、及び前記助剤の合計量中の前記アルカノールアミンの配合量を10〜210mg/kg、かつ
前記普通ポルトランドセメントクリンカ、前記石膏、前記助剤、及び前記石灰石の合計量中の前記石灰石の配合量を3〜10質量%として混合し、請求項1〜6のいずれか1項に記載のセメント組成物を製造するセメント組成物の製造方法。
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