JP2001328825A - 粗型及び仕上型 - Google Patents
粗型及び仕上型Info
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- JP2001328825A JP2001328825A JP2000146019A JP2000146019A JP2001328825A JP 2001328825 A JP2001328825 A JP 2001328825A JP 2000146019 A JP2000146019 A JP 2000146019A JP 2000146019 A JP2000146019 A JP 2000146019A JP 2001328825 A JP2001328825 A JP 2001328825A
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-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03B—MANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
- C03B9/00—Blowing glass; Production of hollow glass articles
- C03B9/30—Details of blowing glass; Use of materials for the moulds
- C03B9/34—Glass-blowing moulds not otherwise provided for
- C03B9/342—Neck moulds
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)
Abstract
する。 【解決手段】 粗型又は仕上型の本体の成形面の首部を
成形する部分に半ドーナツ板状の切欠部を形成すると共
に、この切欠部に、内周面が首部成形面となっている半
ドーナツ状の首部成形板を微動可能に取り付ける。首部
成形板を本体と別体とし、かつ、首部成形板が本体に対
して水平方向に微動可能であるので、型開きの際にガラ
スに加わる衝撃が緩和され、首びりが発生しにくくな
る。また、首部成形板が本体とは別体であるので、首部
成形板から本体側に熱が移動しにくく、ガラスびんの首
部の温度低下が少なくなり、一層首びりの発生が抑制さ
れる。
Description
設備の一部であって、パリソンの首部ないし胴部を成形
する粗型、及び、ガラスびんの首部ないし胴部を成形す
る仕上型に関する。
ンドブロー方式によりガラスびんを成形する工程の概略
を説明する。図14(a)〜(c)では、粗型1を用い
て溶融ガラスの塊(ゴブ)Gから半製品としてのパリソ
ンPを製造する。図14(a)では、粗型1内にゴブG
が投入され、図14(b)ではバッフル1を通じて上か
ら圧搾空気で加圧され(セッツルブロー)、粗型1の下
にある口型40にガラスが入って口部が作られる。この
ときプランジャー44は所定の位置にセットされてい
る。図14(c)では、プランジャー44が下降し、空
洞部に空気を吹き込み(カウンターブロー)、粗型1と
上部のバッフル45でパリソンPが成形される。図15
は、図14(b)と(c)の中間の状態の装置をやや詳
細に示したものである。同図において、プランジャー4
4は所定の位置にセットされ、バッフル45は粗型1の
上部にセットされている。この後プランジャー44が下
降し、カウンタブローが行われる。図14(d)では、
パリソンPを反転装置(メカニズム)47を用いて仕上
型20に移す。この場合、粗型1を2つ割りの状態に開
いてパリソンPを反転させ、メカニズム21の先端に設
けられた口型1を2つ割りの状態に開いて、口型1とガ
イドリング2とに保持されたパリソンPを仕上型10内
に解放する。図14(e)〜(f)ではこの仕上型20
内で最終製品としてのガラスびんBを成形し(最終吹き
込み)、図14(g)ではこの仕上型20からガラスび
んBを取り出す。この場合仕上型20を底型46の上で
2つ割りの状態に開き、この底型46上のガラスびんB
を取り出す。
の合わせ面にパリソンの首部ないし胴部を成形する成形
面を有するものであるが、その各割型において、本体の
成形面の下端の首部を成形する部分は粗型本体に一体に
形成されていた。
その合わせ面にガラスびんの首部ないし胴部を成形する
成形面を有するものであるが、その各割型において、本
体の成形面の上端の首部を成形する部分は仕上型本体に
一体に形成されていた。
ターブローでパリソンPを成形した後に片開きするが、
その際、ガラスの粘着力によってガラス面を引っ張るこ
ととなる。このため、特にパリソンPの首部に衝撃が加
わり、パリソンPの首部に「首びり(クラック)」の欠
点が生じやすい。
を成形した後に片開きするが、その際、ガラスの粘着力
によってガラス面を引っ張ることとなる。このため、特
にガラスびんBの首部に衝撃が加わり、ガラスびんBの
首部に「首びり」の欠点が生じやすい。
粗型及び仕上型とすることを課題としてなされたもので
ある。
状をなし、その合わせ面にパリソンの首部ないし胴部を
成形する成形面を有する粗型の各割型において、本体の
成形面下端の首部を成形する部分に半ドーナツ板状の切
欠部を形成すると共に、この切欠部に、内周面が首部成
形面となっている半ドーナツ状の首部成形板を取り付け
た粗型であって、その切欠部の内径が首部成形板の外径
よりもやや大きくなっており、首部成形板が本体に対し
て水平方向に微動可能であることを特徴とする粗型であ
る。
体と別体とし、かつ、首部成形板が本体に対して水平方
向に微動可能であるので、粗型が開き始めるときに、首
部成形板が本体に対して水平方向(内側方向及び回転方
向)に僅かに移動し、一瞬遅れて動き出すので、パリソ
ンPの首部に対する衝撃が緩和され、「首びり」が発生
しにくくなる。また、首部成形板が本体とは別体である
ので、首部成形板から本体側に熱が移動しにくく、首部
成形板の首部成形面の温度が高くなる。このため、パリ
ソンPの首部の温度低下が少なくなり、ガラスの粘性が
低くなることで、一層「首びり」の発生が抑制される。
その合わせ面にガラスびんの首部ないし胴部を成形する
成形面を有する粗型の各割型において、本体の成形面上
端の首部を成形する部分に半ドーナツ板状の切欠部を形
成すると共に、この切欠部に、内周面が首部成形面とな
っている半ドーナツ状の首部成形板を取り付けた仕上型
であって、切欠部の内径が首部成形板の外径よりもやや
大きくなっており、首部成形板が本体に対して水平方向
に微動可能であることを特徴とする仕上型である。
本体と別体とし、かつ、首部成形板が本体に対して水平
方向に微動可能であるので、仕上型が開き始めるとき
に、首部成形板が本体に対して水平方向(内側方向及び
回転方向)に僅かに移動し、一瞬遅れて動き出すので、
ガラスびんBの首部に対する衝撃が緩和され、「首び
り」が発生しにくくなる。また、首部成形板が本体とは
別体であるので、首部成形板から本体側に熱が移動しに
くく、首部成形板の首部成形面の温度が高くなる。この
ため、ガラスびんBの首部の温度低下が少なくなり、ガ
ラスの粘性が低くなることで、一層「首びり」の発生が
抑制される。
いて本発明を詳細に説明する。図1は実施例の粗型1の
下面図、図2は粗型1の要部正面図、図3は図2の中央
縦断面図、図4は首部成形板3の下面図、図5は図4の
AA線断面図、図6は実施例の仕上型20の上面図、図
7は仕上型20の要部正面図、図8は図7の中央縦断面
図、図9は首部成形板22の上面図、図10は図9のB
B線断面図、図11は他の実施例の仕上型20の上面
図、図12は口型40の合わせ面でガイドリング41を
縦断して示す正面図、図13は口型40の下面図であ
る。
で、合わせ面15にガラスびんの首部ないし胴部を成形
する成形面4が形成されており、本体2と首部成形板3
とからなる。本体2は、概略半円筒形をなし、成形面4
の下端の首部を成形する部分に半ドーナツ板状の切欠部
5が形成されている。切欠部5には、その外周部に沿っ
て半円形の溝11が設けられている。溝11の底面には
螺条を有するボルト孔14が1カ所設けられている。ま
た、溝11の合わせ面15に面した部分に半円形の位置
決め孔13が2カ所設けられている。
面がパリソンの首部を成形する首部成形面6となってい
る。首部成形板3の上面には外周部に沿って肉厚部10
が形成されている。肉厚部10にはボルト孔7が1カ所
形成されている。肉厚部10の合わせ面に面した部分に
は半円形の位置決め部12が2カ所凹設されている。
けられ、押えブッシュ8を介してボルト9で押さえられ
る。このとき、肉厚部10は溝11に入り込む。肉厚部
10の内径は溝11の内側の径よりも0.5mm大きくな
っており、ボルト孔7の内径は押えブッシュ8の外径よ
り1.0mm大きくなっているので、首部成形板3は本体
2に対して水平方向に微動することができる。すなわ
ち、図1において、矢印X方向(内側方向)に0.5m
m、矢印Y方向(回転方向)に左右各0.5mm動くこと
ができる。なお、符号16は他方の割型に形成されてい
るインロー凹部と嵌合して位置決めするためのインロー
凸部である。
12、13に示すような口型40から突出するロッド4
3によって位置決めされる。ロッド43はガイドリング
41に固定されており、口型の合わせ面42から突出し
ている。粗型1が閉じたときに、ロッド43は首部成形
板3の位置決め部12、及び、本体2の位置決め孔13
に嵌合し、首部成形板3が正規の位置に位置決めされ
る。
部10は、首部成形板3を本体2に押さえるためのボル
ト9を用いることができるように形成したもので、必ず
しも必要なものではない。
いるが、他方の割型についても、全く同様の構成で首部
成形板が設けられる。
体とし、かつ、首部成形板3が本体2に対して水平方向
に微動可能であるので、粗型1が開き始めるときに、首
部成形板3が本体2に対して水平方向(内側方向及び回
転方向)に僅かに移動し、一瞬遅れて動き出すので、パ
リソンPの首部に対する衝撃が緩和され、「首びり」が
発生しにくくなる。また、首部成形板3が本体2とは別
体であるので、首部成形板3から本体2側に熱が移動し
にくく、首部成形板3の首部成形面6の温度が高くな
る。このため、パリソンPの首部の温度低下が少なくな
り、ガラスの粘性が低くなることで、一層「首びり」の
発生が抑制される。
割型で、合わせ面34にガラスびんの首部ないし胴部を
成形する成形面23が形成されており、本体21と首部
成形板22とからなる。本体21は、概略半円筒形をな
し、成形面23下端の首部を成形する部分に半ドーナツ
板状の切欠部24が形成されている。切欠部24には、
その外周部に沿って半円形の溝30が設けられている。
溝30の底面には螺条を有するボルト孔33が1カ所設
けられている。また、溝30の合わせ面34に面した部
分に半円形の位置決め孔32が2カ所設けられている。
周面がパリソンの首部を成形する首部成形面25となっ
ている。首部成形板22の上面には外周部に沿って肉厚
部29が形成されている。肉厚部29にはボルト孔26
が1カ所形成されている。肉厚部29の合わせ面に面し
た部分には半円形の位置決め部31が2カ所凹設されて
いる。
取り付けられ、押えブッシュ27を介してボルト28で
押さえられる。このとき、肉厚部29は溝30に入り込
む。肉厚部29の内径は溝30の内側の径よりも0.5
mm大きくなっており、ボルト孔26の内径は押えブッシ
ュ27の外径より1.0mm大きくなっているので、首部
成形板22は本体21に対して水平方向に微動すること
ができる。すなわち、図6において、矢印X方向(内側
方向)に0.5mm、矢印Y方向(回転方向)に左右各
0.5mm動くことができる。なお、符号35は他方の割
型に形成されているインロー凹部と嵌合して位置決めす
るためのインロー凸部である。
きに、図12、13に示すような口型40から突出する
ロッド43によって位置決めされる。ロッド43はガイ
ドリング41に固定されており、口型の合わせ面42か
ら外側に突出している。仕上型20が閉じたときに、ロ
ッド43は首部成形板22の位置決め部31、及び、本
体21の位置決め孔32に嵌合し、首部成形板22が正
規の位置に位置決めされる。
厚部29は、首部成形板22を本体21に押さえるため
のボルト28を用いることができるように形成したもの
で、必ずしも必要なものではない。
ているが、他方の割型についても、全く同様の構成で首
部成形板が設けられる。
ルト孔26の形状が上記の実施例と異なっている。ボル
ト孔26は弧状の長穴となっているので、この実施例の
首部成形板22は矢印Y方向(回転方向)に左右各3.
1mm動くことができる。矢印X方向(内側方向)に0.
5mm動くことができるのは同じである。
2を本体21と別体とし、かつ、首部成形板22が本体
21に対して水平方向に微動可能であるので、仕上型2
0が開き始めるときに、首部成形板22が本体21に対
して水平方向(内側方向及び回転方向)に僅かに移動
し、一瞬遅れて動き出すので、ガラスびんBの首部に対
する衝撃が緩和され、「首びり」が発生しにくくなる。
また、首部成形板22が本体21とは別体であるので、
首部成形板22から本体21側に熱が移動しにくく、首
部成形板22の首部成形面25の温度が高くなる。この
ため、ガラスびんBの首部の温度低下が少なくなり、ガ
ラスの粘性が低くなることで、一層「首びり」の発生が
抑制される。
ロー方式によるガラスびんの成形について説明したが、
本発明は、プレスアンドブロー方式においても全く同様
に用いることができる。また、実施例における粗型、仕
上型、本体、首部成形板などのの形状は例示にすぎない
ことはもちろんである。
リソン又はガラスびんに「首びり」が発生しにくいの
で、不良品の発生が減少し、ガラスびんを効率よく製造
することができる。
断して示す正面図である。
形の説明図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 2つ割りの概略筒状をなし、その合わせ
面15にパリソンPの首部ないし胴部を成形する成形面
4を有する粗型の各割型において、本体2の成形面4下
端の首部を成形する部分に半ドーナツ板状の切欠部5を
形成すると共に、この切欠部5に、内周面が首部成形面
6となっている半ドーナツ状の首部成形板3を取り付け
た粗型であって、首部成形板3が本体2に対して水平方
向に微動可能であることを特徴とする粗型 - 【請求項2】 2つ割りの筒状をなし、その合わせ面3
4にガラスびんBの首部ないし胴部を成形する成形面2
3を有する粗型の各割型において、本体21の成形面2
3上端の首部を成形する部分に半ドーナツ板状の切欠部
24を形成すると共に、この切欠部24に、内周面が首
部成形面25となっている半ドーナツ状の首部成形板2
2を取り付けた仕上型であって、首部成形板22が本体
21に対して水平方向に微動可能であることを特徴とす
る仕上型
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000146019A JP4026699B2 (ja) | 2000-05-18 | 2000-05-18 | 粗型及び仕上型 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000146019A JP4026699B2 (ja) | 2000-05-18 | 2000-05-18 | 粗型及び仕上型 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001328825A true JP2001328825A (ja) | 2001-11-27 |
JP4026699B2 JP4026699B2 (ja) | 2007-12-26 |
Family
ID=18652440
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000146019A Expired - Fee Related JP4026699B2 (ja) | 2000-05-18 | 2000-05-18 | 粗型及び仕上型 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4026699B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012046459A1 (ja) * | 2010-10-06 | 2012-04-12 | 東洋ガラス株式会社 | ガラスびんの製造方法 |
-
2000
- 2000-05-18 JP JP2000146019A patent/JP4026699B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012046459A1 (ja) * | 2010-10-06 | 2012-04-12 | 東洋ガラス株式会社 | ガラスびんの製造方法 |
CN103052601A (zh) * | 2010-10-06 | 2013-04-17 | 东洋玻璃株式会社 | 玻璃瓶的制造方法 |
KR101405335B1 (ko) | 2010-10-06 | 2014-06-10 | 도요 가라스 가부시키가이샤 | 유리병의 제조방법 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4026699B2 (ja) | 2007-12-26 |
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