JPH0812348A - 内底部が 1箇所に向って窪んでゆく硝子容器の製造方法 - Google Patents

内底部が 1箇所に向って窪んでゆく硝子容器の製造方法

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JPH0812348A
JPH0812348A JP17608994A JP17608994A JPH0812348A JP H0812348 A JPH0812348 A JP H0812348A JP 17608994 A JP17608994 A JP 17608994A JP 17608994 A JP17608994 A JP 17608994A JP H0812348 A JPH0812348 A JP H0812348A
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Kazuo Hasunuma
一雄 蓮沼
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Abstract

(57)【要約】 【目的】硝子容器の内容物を最後の一滴まで使用できる
ように内底部が 1箇所に向って窪んでゆく硝子容器を簡
単に製造できるようにすること。 【構成】吹製を行う硝子容器の製造工程にあって、パリ
ソンを仕上型1内に反転移送し、その後、吹製成形時
に、硝子容器の口部14から容器内底部12近傍まで空
気噴出パイプ4を挿入し、その容器内底部12の 1箇所
に向って空気を吹付けながら吹製成形し、その空気が吹
付けられた部分が空気圧で凹んでゆき、その状態で吹製
成形してゆくことで、内底部12が 1箇所に向って窪ん
でゆく硝子容器を成形する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、硝子容器の自動製造工
程にあって、硝子容器の内容物を最後の一滴まで使用で
きるように内底部が 1箇所に向って窪んでゆく硝子容器
を製造できるようにした硝子容器の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、ブロー・アンド・ブロ
ー、或いはプレス・アンド・ブローの自動製瓶工程にあ
っては、硝子瓶の外面は仕上型内にパリソンを反転移送
して吹製することで成形され、硝子瓶の内面は、その外
面の成形にならって成形されるのが一般的である。
【0003】従って、自動製瓶工程で硝子瓶の内面を特
別な形状に成形することはほとんどなく、その自動製瓶
工程にあって、強いて硝子瓶内面に影響を与える製瓶方
法とすれば、例えば、図3に示すように、内面冷却吹製
による製瓶方法がある。
【0004】この方法は、仕上型21内にパリソンを反
転移送した後吹製成形する際に、瓶口部32のところに
空気噴出パイプ24を挿入して硝子瓶31内面全体にわ
たって空気を送込み、瓶31内表面を早めに硬化させる
ことで瓶31内面のダレ等をなくして良好な硝子瓶を成
形するようにしたものである。
【0005】一方、硝子瓶、例えば、化粧品を入れる一
般的な硝子瓶の場合、その瓶内底面は、中央が若干盛り
上がっていて、周囲に向うにしたがってなだらかに低く
なってゆく形状となっている。そのため、例えば、スポ
イトや刷毛等を用いて内容物である化粧品を最後の一滴
まで使おうとしても瓶内底面の内周隅部分全体に化粧品
が残ってしまうので取出しにくい欠点があった。そこ
で、内底部が 1箇所に向って窪んでゆく硝子容器が考え
られてはいるが、その形状は、硝子瓶の外底面を、すわ
りが良好となるように平面、或いは、若干窪ませた面に
するとなると、内底面もそれにならってどうしても中央
が若干盛り上がっていて、周囲に向うにしたがってなだ
らかに低くなってゆく形状となってしまうので、自動製
瓶工程で行おうとしても不可能である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記内面冷
却吹製による製瓶方法は、あくまでも、瓶内表面を早め
に硬化させることで瓶内面のダレ等をなくす目的のもの
であって、硝子瓶の内面そのものを特殊形状に成形する
ためのものではなかった。
【0007】又、従来の場合、自動製瓶工程によって内
底部が 1箇所に向って窪んでゆく硝子容器を製造するこ
とは不可能であったので、作業能率が極端に悪くなって
しまう問題点があり、自動製瓶工程で、上述したような
内底部が 1箇所に向って窪んでゆく硝子容器の製造の実
現が望まれていた。
【0008】そこで、この発明は、上述した問題点等に
鑑み、硝子容器の自動製造工程にあって、例えば、スポ
イトや刷毛等を用いて硝子容器の内容物を最後の一滴ま
で使用できるように内底部が 1箇所に向って窪んでゆく
硝子容器を極めて簡単に製造できるようにした製造方法
の提供を課題として創出されたものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、吹製を行う
製瓶工程にあって、パリソンを仕上型内に反転移送し、
その後、吹製成形時に瓶口部から瓶内底部近傍まで空気
噴出パイプを挿入し、その瓶内底部の 1箇所に向って空
気を吹付けながら吹製成形することにより、上述した課
題を解決するものである。
【0010】
【作用】この発明に係る内底部が 1箇所に向って窪んで
ゆく硝子容器の製造方法は、吹製を行う硝子容器の製造
工程にあって、パリソンを仕上型内に反転移送し、その
後、吹製成形時に、硝子容器の口部から容器内底部近傍
まで空気噴出パイプを挿入し、その容器内底部の 1箇所
に向って空気を吹付けながら吹製成形する。
【0011】そうすると、容器内底部は、その空気が吹
付けられた部分が空気圧で凹んでゆき、その状態で吹製
成形してゆくと、内底部が 1箇所に向って窪んでゆく硝
子容器が成形されるものである。
【0012】
【実施例】以下、図1及び図2を参照してこの発明の一
実施例を説明すると次の通りである。
【0013】すなわち、図1に示す符号1は仕上型であ
り、例えば、ブロー・アンド・ブロー、或いは、プレス
・アンド・ブローの製瓶工程で使用するもので、粗型
(図示せず)にて成形されたパリソンを反転移送して吹
製成形するように形成されている。
【0014】この仕上型1は、従来のものと同様に、成
形された硝子容器としての硝子瓶11の外底面を、すわ
りが良好となるように若干窪ませた面にするように形成
された底型3を有し、上方には、成形された硝子瓶11
の口部14を保持する口型2が配されている。
【0015】そして、この口型2部分からは、吹製成形
時に硝子瓶11の口部2から硝子瓶11の内底部12近
傍まで空気噴出パイプ4を挿入して配してある。
【0016】この挿入度合は、内底部12近傍までとす
るが、空気噴出パイプ4からの空気噴出圧力によって若
干距離が左右されるものの、例えば、図1に示すよう
に、他の部分にはその空気噴出力によって影響されず内
底部12に空気噴出力で凹み部分13ができ得る距離に
空気噴出パイプ4を位置させるものである。
【0017】そして、パリソンを仕上型1内に反転移送
し、その後、硝子瓶11の口部14から空気噴出パイプ
4を挿入し、その硝子瓶11の内底部12の 1箇所、図
示の場合には、中央に向って空気を吹付けながら吹製成
形することで、その空気が吹付けられた部分が空気圧で
凹んでゆき、その状態で吹製成形してゆくと、内底部1
2が中央に向って窪んでゆく硝子瓶11が成形されるも
のである。
【0018】この場合に、硝子瓶11は、底部分の肉厚
を厚くして、内底部12が中央に向って窪んでゆく形状
にしても十分な肉厚を確保する構造をとれるようにす
る。
【0019】ここで、硝子容器として前述した実施例
は、硝子瓶11を一例として説明したが、その他の硝子
容器であっても良く、又、空気を吹付ける場所は、中央
でなくともよく、必要な部分に空気を吹付けてそこを窪
んで行くようにしても良い。
【0020】このようにして形成された硝子瓶11は、
図2に示すように、内底部12が 1箇所に向って窪んで
ゆく形状となっているので、その硝子瓶11に収容して
ある内容物が少なくなってきても、その窪んだ凹み部分
13に集中して集ってくるので、例えば、スポイトや刷
毛(図示せず)等を用いて最後の一滴まで使用すること
が可能となるものである。
【0021】
【発明の効果】上述の如く構成してこの発明は、吹製を
行う硝子容器の製造工程にあって、パリソンを仕上型1
内に反転移送し、その後、吹製成形時に、硝子容器の口
部から容器内底部12近傍まで空気噴出パイプ4を挿入
し、その容器内底部12の 1箇所に向って空気を吹付け
ながら吹製成形することで、容器内底部12は、その空
気が吹付けられた部分が空気圧で凹んでゆき、その状態
で吹製成形してゆくと、内底部12が 1箇所に向って窪
んでゆく硝子容器が成形されるものである。
【0022】従って、その工程は、硝子容器の自動成形
工程で自動的に成形し得るので、従来のようなコストア
ップに繋がることもなく、安価にて成形することが可能
であり、それによって得られた硝子容器は、スポイトや
刷毛等を用いることでその内容物を最後の一滴まで使用
することができる使い勝手の優れた硝子容器となるもの
で、非常に優れた硝子容器の製造方法となるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の成形状態を示す断面図で
ある。
【図2】この発明の一実施例によって成形された硝子瓶
の正面図である。
【図3】従来例の内部冷却吹製成形状態を示す断面図で
ある。
【符号の説明】
1 仕上型 2 口型 3 底型 4 空気噴出パイ
プ 11 硝子瓶 12 内底部 13 凹み部分 14 口部 21 仕上型 24 空気噴出パ
イプ 31 硝子瓶 32 口部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吹製を行う硝子容器自動製造工程にあっ
    て、パリソンを仕上型内に反転移送し、その後、吹製成
    形時に硝子容器口部から硝子容器内底部近傍まで空気噴
    出パイプを挿入し、その硝子容器内底部の 1箇所に向っ
    て空気を吹付けながら吹製成形することを特徴とする内
    底部が 1箇所に向って窪んでゆく硝子容器の製造方法。
JP17608994A 1994-07-05 1994-07-05 内底部が1箇所に向って窪んでゆく硝子容器の製造方法 Expired - Lifetime JP3627110B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115231806A (zh) * 2022-08-05 2022-10-25 广东华兴玻璃股份有限公司 一种玻璃冷却成型底模以及玻璃成型设备

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115231806A (zh) * 2022-08-05 2022-10-25 广东华兴玻璃股份有限公司 一种玻璃冷却成型底模以及玻璃成型设备
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