JP2001328476A - 自動車用シートの収納構造 - Google Patents

自動車用シートの収納構造

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シート不使用時において該シートを車体に形
成した収納凹部に簡単に収納することができる自動車用
シートの収納構造を提供すること。 【解決手段】 シートクッション1aとシートバック1
bからなるシート1をシートクッション1aの座面に向
けシートバック1bを伏倒させた重ね合わせた状態とし
て、これをシートクッション1aの後部と車体フロア2
0間に介在させた前後2組のリンク部材10、11を介
してシート後方の車体フロア20にある収納凹部2に収
納できるようにした自動車用シートの収納構造であっ
て、前後のリンク部材10、11はその一端をシートク
ッション1aの後部に連結し、前側のリンク部材10は
その他端を収納凹部2の前壁2aに連結し、後側のリン
ク部材11はその他端を収納凹部2の底部前方位置に連
結しておく。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シート不使用時に
おいて該シートを車体に形成した収納凹部に簡単に収納
することができる自動車用シートの収納構造に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来から、この種のシート収納構造とし
て、例えば特開平11−48840号公報や実開平5−
40029号公報等に開示されるように、シートクッシ
ョンとシートバックからなるシートをその後方の車体フ
ロアに形成した収納凹部に収納できるようにしたものが
知られている。
【0003】しかしながら、これらのシートはシートク
ッションとリンク部材との連結部がフリーに回転する構
造であるので、シートを収納状態から使用状態へ移動さ
せようとして引き上げる際に、図5に示されるように、
シートクッションの座面に向け伏倒させたシートバック
30の後端部が収納凹部31の後部縦壁31aに干渉
(斜線部分)してしまい、このため、シートの移動作業
が非常にやりにくいという問題点があった。また、この
ような不都合を解消するには前記後部縦壁31aの干渉
部分をなくすような収納凹部とすればよいが、この場合
にはシート外形に比べて収納凹部31を大きくしなけれ
ばならず、シートとの間に隙間が生じて見栄えが悪化す
るという問題点があった。
【0004】さらに、前後2組の平行なリンク部材を用
い、回転軌道を安定した状態を確保しつつシートを収納
凹部へ揺動させるものも知られているが、シートの使用
状態において収納凹部を荷室空間として利用しようとす
ると、前記リンク部材が邪魔になり荷室として十分なス
ペースを確保することができないという問題点があり、
更には、回転半径が大きくてコンパクトな設計をするこ
とができないという問題点もあった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記のような
従来の問題点を解決して、シート不使用時において該シ
ートを車体に形成した収納凹部に安定した回転軌道によ
り簡単に収納することができ、また収納時においてシー
トと収納凹部との間に隙間を生じることもなく優れた見
栄えを呈することができ、更にはリンク部材の回転半径
が小さくて十分な荷室スペースを確保することができる
とともに、シート全体をコンパクトな設計とすることが
できる自動車用シートの収納構造を提供することを目的
として完成されたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めになされた本発明の自動車用シートの収納構造は、シ
ートクッションとシートバックからなるシートを、シー
トクッションの座面に向けシートバックを伏倒させて重
ね合わせた状態として、この重ね合わせシートをシート
クッションの後部と車体フロアとを連繋する前後2組の
リンク部材を介してシート後方の車体フロアに形成した
収納凹部に収納できるようにした自動車用シートの収納
構造であって、シートクッションの後部に一端を回転自
在に連結した前後のリンク部材のうち、前側のリンク部
材はその他端が収納凹部の前壁に回転自在に連結され、
後側のリンク部材の他端は収納凹部の底部前方位置に回
転自在に連結されていることを特徴とするものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の好ましい実施の
形態として、シートクッションの前側支持をサイド支持
方式とした図面に示したベンチタイプの場合について詳
細に説明する。図面は、本発明を3列目に設けた自動車
用シートに適用した場合を示すものであって、シートク
ッション1aとシートバック1bからなるシート1をシ
ートクッション1aの座面に向けシートバック1bを伏
倒させて重ね合わせ状態とし、この重ね合わせシート1
を、シートクッション1aの後部と車体フロア20とを
連繋する前後2組の平行なリンク部材10、11を介し
て、シート後方の車体フロア20に形成した収納凹部2
に収納するようにしたものであるが、前記した前後の平
行なリンク部材10、11は、いずれもその一端をシー
トバック1bの後方部に回転自在に連結させたものとす
るが、前側のリンク部材10は収納凹部2の前壁2aに
沿うように僅かに逆く字状に屈曲させたものとしてその
他端を前記収納凹部2の前壁2aの中間よりやや下方に
回転自在に連結してあるのに対して、後側のリンク部材
11は略水平のものとしてその他端を前記収納凹部2の
底部2bの前方位置に回転自在に連結してあり、このよ
うな構造とすることで、後述するように、シート1を収
納凹部20に出し入れする際に、平行なリンク部材1
0、11によって安定した回転軌道を確保し、グラツキ
等を生じることなく確実かつ簡単に操作を行えるととも
に、前記リンク部材10、11の回転半径が小さくて十
分な荷室スペースを確保できるのである。
【0008】前記したリンク部材10、11は、いずれ
もシートバック1bの左右にそれぞれ一対ずつ設けられ
ているものであるが、前側のリンク部材10はその一端
をシートバック1bの後方部にあるブラケット3にヒン
ジ部材10aを介して回転自在に連結し、他端を収納凹
部2の前壁2aの中間よりやや下方に設けられたヒンジ
部材10bに回転自在に連結してあるのに対し、後側の
リンク部材11はその一端を前記したブラケット3の前
記したヒンジ部材10aより僅か後方に設けたヒンジ部
材11aに回転自在に連結し、他端を収納凹部2の底部
2bの前方に設けたヒンジ部材11bに回転自在に連結
してある。そして、このような平行な前後のリンク部材
10、11を用いることにより、何等グラツキ等を生じ
ることなく安定した回転軌道を確保できるため、従来の
ようにシートバック1bが収納凹部2と干渉することも
なく、シート1を収納凹部2へ収納する作業およびシー
ト1を収納凹部2から引き出す作業を確実かつ簡単に行
えることとなる。
【0009】また、前記した前後のリンク部材10、1
1は、全体を平面視した場合にコ字状枠の一体に形成さ
れたものとなっており、この結果、従来のようにリンク
部材が棒状体からなり単にシートクッション1aの下面
後部と収納凹部2の底面部とを連結したものでないた
め、シート1の移動時において回転やグラツキを生じる
ことがなく、安定した状態でシートの収納・引出し作業
等を行うことができる。
【0010】更に、前記した前後のリンク部材10、1
1は、シートクッション1aの座面に向けシートバック
1bを伏倒させて重ね合わせ状態とした重ね合わせシー
トが収納凹部2の内部に収納された状態においては、シ
ートバック1bの裏面が車体フロア20とほぼ同一高さ
となる位置に形成されており、車体フロア20上にフラ
ットで広大な荷物スペースを形成することができる。ま
た、前後のリンク部材10、11は収納凹部2での連結
位置を前壁2aと底部2bの前方としてあるため、シー
ト1の使用時に収納凹部2に広大なスペースを確保する
ことができ、荷物入れとして有効に利用することが可能
である。
【0011】なお、4はシートクッション1aの側面前
部に設けられたサイドロックであり、シートとして使用
する際にボディ部設けられたストライカ(図示せず)に
サイドロック4を係合させてシートを固定するよう構成
されている。
【0012】このように構成されたものは、一端をシー
トクッション1aの後部に回転自在に連結した前後の平
行なリンク部材10、11のうち、前側のリンク部材1
0はその他端が前記収納凹部2の前壁2aに回転自在に
連結され、後側のリンク部材11はその他端が前記収納
凹部2の底部2bの前方に回転自在に連結されているも
のであるから、シート1の収納凹部2への出し入れに際
し、何等グラツキ等を生じることなく安定した回転軌道
を描いてシートの収納・引出し作業等を行うことができ
ることとなる。即ち、シートクッション1aの座面に向
けシートバック1bを伏倒させて重ね合わせ状態とした
重ね合わせシート1の収納時は、シートバック1bをシ
ートクッション1a側に折り畳むとともにサイドロック
4を解除し、この状態のままリンク部材10、11を後
側へ回転(図中の破線参照)して収納凹部2内へ移動し
て収納する。逆に、シート1を取り出す場合は、シート
バック1bをシートクッション1a側に折り畳んだ状態
のままリンク部材10、11を前側へ回転(図中の破線
参照)し、所定の位置まできたらサイドロック4で固定
して着座用のシート1を組み立てる。この場合、前記シ
ート1の収納・引き上げ操作は、前後の平行なリンク部
材10、11の回転で行われるため、何等グラツキ等を
生じることなく安定した回転軌道を確保することがで
き、確実かつ簡単に操作を行えることとなる。しかも、
従来のようにシートバック1bの後部が収納凹部2の後
部縦壁に干渉することもないので極めて優れた操作性を
発揮することとなる。
【0013】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明はシート不使用時において該シートを車体に形成した
収納凹部に安定した回転軌道により簡単に収納すること
ができ、また収納時においてシートと収納凹部との間に
隙間を生じることもなく優れた見栄えを呈することがで
き、更にはリンク部材の回転半径が小さくて十分な荷室
スペースを確保することができるとともに、シート全体
をコンパクトな設計とすることができるものである。よ
って本発明は従来の問題点を一掃した自動車用シートの
収納構造として、産業の発展に寄与するところは極めて
大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す側面図である。
【図2】従来例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 シート 1a シートクッション 1b シートバック 2 収納凹部2 2a 前壁 2b 底部 10 リンク部材 11 リンク部材 20 車体フロア

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートクッション(1a)とシートバック(1
    b)からなるシート(1) をシートクッション(1a)の座面に
    向けシートバック(1b)を伏倒させて重ね合わせた状態と
    し、この重ね合わせシートをシートクッション(1a)の後
    部と車体フロア(20)とを連繋している前後2組のリンク
    部材(10)、(11)を介してシート後方の車体フロア(20)に
    形成した収納凹部(2) に収納できるようにした自動車用
    シートの収納構造であって、シートクッション(1a)の後
    部に一端を回転自在に連結した前後のリンク部材(10)、
    (11)のうち、前側のリンク部材(10)はその他端が収納凹
    部(2) の前壁(2a)に回転自在に連結され、後側のリンク
    部材(11)の他端は収納凹部(2) の底部前方位置に回転自
    在に連結されていることを特徴とする自動車用シートの
    収納構造。
  2. 【請求項2】 前後のリンク部材(10)、(11)のうち、前
    側のリンク部材(10)は僅かに逆く字状に屈曲されてお
    り、後側のリンク部材(11)は略水平である請求項1に記
    載の自動車用シートの収納構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6974174B2 (en) 2003-02-28 2005-12-13 Araco Kabushiki Kaisha Retractable seats
JP2006008012A (ja) * 2004-06-28 2006-01-12 Aisin Seiki Co Ltd 格納シート装置

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US6974174B2 (en) 2003-02-28 2005-12-13 Araco Kabushiki Kaisha Retractable seats
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