JPH0611230Y2 - 可倒式シート - Google Patents

可倒式シート

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JPH0611230Y2
JPH0611230Y2 JP10111189U JP10111189U JPH0611230Y2 JP H0611230 Y2 JPH0611230 Y2 JP H0611230Y2 JP 10111189 U JP10111189 U JP 10111189U JP 10111189 U JP10111189 U JP 10111189U JP H0611230 Y2 JPH0611230 Y2 JP H0611230Y2
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JP
Japan
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seat
leg
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seat back
seat leg
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JP10111189U
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JPH0340232U (ja
Inventor
喜一郎 石丸
Original Assignee
池田物産株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本考案は自動車の助手席等に使用される可倒式シートに
係り、着座用シートの位置決めが容易であるとともに、
多目的利用が可能な可倒式シートに関する。
《従来の技術》 従来の可倒式シートは第7図に示されるようにシート5
0に傾倒可能なシートバック51が取り付けられ、シー
ト50は床面に回動自在に装着されたフロントシートレ
ッグ52と、シート50の下部に回動自在に装着された
リアシートレッグ53によって支持されている。このシ
ート50をダッシュボード54の下部空間に収容するに
はシート50にシートバック51を傾倒させるととも
に、リアシートレッグ53を折りたたみ、フロントシー
トレッグ52を前方へ回動することによってなされる。
又、同様のものが実開昭58-129239号公報に開示されて
いる。
《考案が解決しようとする課題》 しかしながら、上述した従来技術においてはフロントシ
ートレッグ52の一端が床面に回動可能に取付られる一
方、他端がシート50の下面に固定されているので、フ
ロントシートレッグ52を前方へ約90度回動するとシ
ート50も同じく90度回動した状態になる。すなわ
ち、シート50を単に収納するという目的だけは達成で
きるものの、それ以外には何も利用できないという問題
点がある。
そこで、本考案の目的は上述した従来技術の問題点を解
消し、シートを多目的に利用することが可能な可倒式シ
ートを提供することにある。
《課題を解決するための手段》 上記目的を達成するために本考案は、フロントシートレ
ッグを前方回動して、重畳したシートおよびシートバッ
クをダッシュボードの下部空間に収納するようにした自
動車用の可倒式シートにおいて、前記フロントシートレ
ッグを床面側先端部、中間部、接続部およびシート側端
部とから構成し、前記シート側端部をシート下部に回動
自在に装着するとともに、床面側端部を床面に形成した
ヒンジブラケットに揺動自在に枢支し、フロントシート
レッグの中間部と当接して前記シートおよびシートバッ
クを該シートバックの背面を上向きにした重畳状態を保
持する第1の当接部と、フロントシートレッグの床面側
先端部と当接して前記重畳状態のシートバックの背面を
前記第1の当接部よりも前方且つ床面側に低くして前記
シートおよびシートバックの重畳状態を保持する第2の
当接部を床面に形成し、且つ前記シートバックの背面に
トレイを設けた構成にしてある。
《作用》 フロントシートレッグの中間部と当接する第1の当接部
を床面に形成して、フロントシートレッグを前方に回動
すると、フロントシートレッグは第1の当接部により係
止される。すると、シートの位置を通常の着座位置に比
較して、前方かつ低い位置である中間位置にセットする
ことができる。
また、フロントシートレッグの床面側先端部と当接する
第2の当接部を床面に形成して、フロントシートレッグ
を後方に回動すると、フロントシートレッグは第2の当
接部により係止される。すると、シートの位置を通常の
着座位置にセットすることができる。
《実施例》 以下、本考案の実施例について第1図乃至第6図に基づ
いて説明する。第1図に示されるように可倒式シート1
はシート2と、シートバック3より概略構成され、シー
トバック3は接続金具4、接続ピン5を介して揺動自在
にシート2に装着されており、揺動レバー6によりシー
トバック3の傾斜角度を自在に調節できるようにされて
いる。シート2の下部の両側にはフロントシートレッグ
7とリアシートレッグ8がそれぞれ備えられている。こ
のフロントシートレッグ7は、そのシート側端部がシー
ト2にピン9を介して回動自在に装着される一方、床面
側端部が床面に設けられたヒンジブラケット10にヒン
ジピン11を介して揺動自在に取付られている。
また、リアシートレッグ8はピン12によりシート2の
後部に回動自在に取付けられる一方、ストッパ13によ
り固定することができるようにされている。このストッ
パ13は、その中央部に中間支点13aを有し、第1図
に示す矢印方向にのみ折曲げられるものである。第2図
はシート2の下部に設けられるシートフレーム14と、
このシートフレーム14に連結されるフロントシートレ
ッグ7を示したものである。シートフレーム14はシー
ト2の下部形状に適合した形状のフレームであり、シー
トフレーム14の両側には一対の接続金具15,16が
取付けられている。一方、フロントシートレッグ7は例
えば側面がほぼ弓状であって、床面側先端部7a,中間
部7b,接続部7c,シート側端部7dとから構成さ
れ、シート側端部7dにはシート2に接続される接続金
具7eが取付けられている。そして、シート2の接続金
具15,16はフロントシートレック7の接続金具7
e,7eとピン9,9を介して接続され、シート2とフ
ロントシートレッグ7とが相互に回動自在となるように
に構成されている。そして、このフロントシートレッグ
7が回動自在に枢支される床面形状は第3図に示されて
いるように前方床面17aと後方床面17bとの間に数
種の湾曲部を有する床面18が嵌合されボルト19a,
19bにより車体又は床面に固定されている。
前記床面18は前方および後方床面17a,17bより
低い位置に第1の当接部18aが形成されているととも
に、ヒンジブラケット10の後方には第2の当接部18
bが形成されている。
また、第4図に示されるようにシートバック3の背面に
はテーブルとして利用可能なトレイ23が設けられてい
る。
以上の構成に基づいて次に作用について説明する。
第1図は通常の着座位置を示すものであり、フロントシ
ートレッグ7の位置は第3図の二点鎖線20で表わされ
る状態である。この状態はフロントシートレッグ7を後
方に回動することにより、フロントシートレッグ7の床
面先端部7aを凹状に形成された第2の当接部18bに
当接させて容易にセットすることができる。
第4図はシート2にシートバック3を傾倒して折りたた
んだ状態を示しており、シートバック3の背面にトレイ
23が設けられておるので、テーブルとして使用するこ
とができる。
次にフロントシートレッグ7を前方へ回動すると、フロ
ントシートレッグ7の位置は第3図の二点鎖線21で示
されるように、フロントシートレッグ7の中間部7bが
床面18に形成された第1の当接部18aに当接する。
すると、第5図に示されるように第4図と比較してシー
ト2の位置は前方かつ床面側に低い位置である中間位置
にセットされる。この中間位置は比較的低い位置にする
ことも可能なので、シートバック3の背面に設けられた
トレイ23上に種々のものを置くことができ、従来にな
い多目的利用ができる。
さらに、第5図におけるシート2を前方へ回動するとと
もに、リアシートレッグ8をストッパ13を中間支点1
3aを中心に折曲げて折りたたむと、第6図に示す収納
状態が得られる。
《考案の効果》 以上の説明から明らかなように本考案によれば、フロン
トシートレッグを前方回動して、重畳したシートおよび
シートバックをダッシュボードの下部空間に収納するよ
うにした自動車用の可倒式シートにおいて、前記フロン
トシートレッグを床面側先端部、中間部、接続部および
シート側端部とから構成し、前記シート側端部をシート
下部に回動自在に装着するとともに、床面側端部を床面
に形成したヒンジブラケットに揺動自在に枢支し、フロ
ントシートレッグの中間部と当接して前記シートおよび
シートバックを該シートバックの背面を上向きにした重
畳状態を保持する第2の当接部と、フロントシートレッ
グの床面側先端部と当接して前記重畳状態のシートバッ
クの背面を前記第2の当接部よりも前方且つ床面側に低
くして前記シートおよびシートバックの重畳状態を保持
する第1の当接部を床面に形成し、且つ前記シートバッ
クの背面にトレイを設けた構成にした。したがって、重
畳されたシートおよびシートバックは、ダッシュボード
の下部空間に収納される収納状態の他に、フロントシー
トレッグが床面に設けた第1の当接部および第2の当接
部に当接して、シートバックの背面が上向きになった中
間位置状態で保持されることとなる。
この結果、重畳されたシートおよびシートバックは、フ
ロントシートレッグが第1の当接部および第2の当接部
に当接した状態で保持されることとなり、この保持状態
が確実で、乗員がシートおよびシートバックの上に乗っ
かったりしても、確実に受け止めることができ、安全性
に富んでいる。また、シートバックの背面に荷物等を乗
せたとしても、確実に載置できる。
また、本考案は、シートバックの背面にトレイを設けた
結果、背面をテーブルとしても使用でき、更に、フロン
トシートレッグを第2の当接部から第1の当接部に当接
すると、シートバックの背面が更に低く床面に近付くこ
ととなり、前記トレイに種々のものを置くことが可能と
なり、多目的利用が可能となり、使い勝手が良くなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示した斜視図、第2図はフロ
ントシートレッグの組立図、第3図は床面形状の断面
図、第4図はシートバックを折りたたんだ状態を示した
斜視図、第5図は中間位置を示した斜視図、第6図は収
納状態を示した斜視図、第7図は従来例を示した断面図
である。 7……フロントシートレッグ,7a……フロントシート
レッグの床面側先端部,7b……フロントシートレッグ
の中間部,7d……フロントシートレッグのシート側端
部,10……ヒンジブラケット,18……床面,18a
……第1の当接部,18b……第2の当接部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】フロントシートレッグを前方回動して、重
    畳したシートおよびシートバックをダッシュボードの下
    部空間に収納するようにした自動車用の可倒式シートに
    おいて、前記フロントシートレッグを床面側先端部、中
    間部、接続部およびシート側端部とから構成し、前記シ
    ート側端部をシート下部に回動自在に装着するととも
    に、床面側端部を床面に形成したヒンジブラケットに揺
    動自在に枢支し、フロントシートレッグの中間部と当接
    して前記シートおよびシートバックを該シートバックの
    背面を上向きにした重畳状態を保持する第2の当接部
    と、フロントシートレッグの床面側先端部と当接して前
    記重畳状態のシートバックの背面を前記第2の当接部よ
    りも前方且つ床面側に低くして前記シートおよびシート
    バックの重畳状態を保持する第1の当接部を床面に形成
    し、且つ前記シートバックの背面にトレイを設けたこと
    を特徴とする可倒式シート。
JP10111189U 1989-08-31 1989-08-31 可倒式シート Expired - Lifetime JPH0611230Y2 (ja)

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JP10111189U JPH0611230Y2 (ja) 1989-08-31 1989-08-31 可倒式シート

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JP10111189U JPH0611230Y2 (ja) 1989-08-31 1989-08-31 可倒式シート

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Publication Number Publication Date
JPH0340232U JPH0340232U (ja) 1991-04-18
JPH0611230Y2 true JPH0611230Y2 (ja) 1994-03-23

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ID=31650078

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JP10111189U Expired - Lifetime JPH0611230Y2 (ja) 1989-08-31 1989-08-31 可倒式シート

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